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JPH08190818A - 金属被覆多芯超電導線材及びその製造方法 - Google Patents

金属被覆多芯超電導線材及びその製造方法

Info

Publication number
JPH08190818A
JPH08190818A JP7002062A JP206295A JPH08190818A JP H08190818 A JPH08190818 A JP H08190818A JP 7002062 A JP7002062 A JP 7002062A JP 206295 A JP206295 A JP 206295A JP H08190818 A JPH08190818 A JP H08190818A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
superconducting
core
metal
conductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7002062A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Fukushima
敬二 福島
Michiya Okada
道哉 岡田
Naomi Inoue
直美 井上
Kazuhide Tanaka
和英 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP7002062A priority Critical patent/JPH08190818A/ja
Publication of JPH08190818A publication Critical patent/JPH08190818A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/60Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属被覆高温超電導線材の多芯化により超電
導コアの径を細くしつつ、単芯線材の場合と同等のコア
の緻密化を図るための導体構造と多芯化導体の製造方法
を提供すること。 【構成】 超電導性コアが導体長手方向に垂直な断面に
おいて、導体幅方向にm行、導体厚み方向にn列の行列
(m及びnは1以上の整数であって、m+n≧3)を成
して配列するように配置されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プレス、圧延等の機械
的加工による超電導性コアの緻密化を必要とする金属被
覆多芯超電導線材及びその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】酸化物超電導体(La/Ba)2 CuO4
-δ(ここで2及び4−δは下付きの添字)の発見以来、
従来の液体ヘリウム温度作動の金属系超電導体に比べて
著しく臨界温度の高いセラミック系超電導体が数多く発
見されてきた。とりわけ、その臨界温度が液体窒素温度
を越えるY系、Bi系、Tl系等の酸化物超電導体に関
しては、主として液体窒素作動の超電導応用機器の実現
に向けて、活発な研究開発が進められつつある。
【0003】これらの高温超電導材料の応用技術は、超
電導ケーブルやコイルとして用いるための線材化技術と
各種超電導デバイスとして用いるための薄膜化技術に大
別されるが、特にエネルギー関連分野における応用に
は、前者の線材化技術の進歩が不可欠となる。セラミッ
ク系超電導材料の線材化の形態として、既に多くの提案
がなされているが、そのうちの代表的なものとしては、
金属に超電導体コアが被覆された金属被覆超電導線材、
金属シート上に超電導材料を塗布、もしくは張り合わせ
たものをロール状に巻き取って伸線するジェリーロール
法による線材、金属テープあるいはテープ状セラミック
基板上に超電導材料が塗布されたテープ状線材等が挙げ
られる。これらの線材化法における被覆材もしくは基板
となる金属としては、その高温超電導材料との化学的不
活性、加工の容易性などの特性から主として銀もしくは
銀合金が用いられている。
【0004】またテープ状多芯セラミックス超電導導体
に関する従来文献として特開平4−277410号公報
が挙げられる。この導体は、扁平な形状の金属体の中に
扁平形状の超電導導体が配列されているが、扁平形状の
超電導導体の面と前記金属体の面とが平行ではなく直交
する構造のテープ状多芯セラミックス超電導導体であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の線材化法のう
ち、金属被覆法はその加工及び取り扱いの容易性から、
最も一般的に用いられている方法であるが、この金属被
覆超電導線材の電流輸送特性、即ち臨界電流(Ic)や
臨界電流密度(Jc)を高めるにあたって、多結晶体で
ある超電導コアの粒界接合性、結晶配向性等を向上させ
なければならず、そのためには何れにしても超電導コア
の緻密化が必要となる。特に、超電導線材の応用を考え
る場合に重要な磁場中でのIc,Jcの値に与える超電
導体の緻密化の効果は、外部磁場なしの場合に比べてよ
り大きくなる。緻密化の一手法としては超電導コアを被
覆材中で溶融、再結晶化することにより緻密化する溶融
凝固法があるが、化学平衡からいって全ての化合物系で
この手法を適用することは不可能であり、その場合、プ
レス、圧延と言った機械的手法による超電導コアの緻密
化が必要不可欠となる。特にTl系においては、超電導
コアの緻密度がその超電導特性を大きく左右するが、T
l系に比べて固相反応法による結晶の配向化、緻密化が
比較的容易であるBi系においても、固相反応法を用い
る以上、機械的緻密化工程なしで高い超電導特性を得る
ことは困難である。
【0006】一方、エネルギー関連分野でのセラミック
ス系超電導導体の応用を考えた場合、電流、電圧、磁場
の時間変化に伴うロス、即ち、交流損失の問題やフラッ
クスジャンプ等の磁気的安定性の問題を無視することは
できず、従ってこれらの高温超電導導体についても多芯
化による超電導コアの細線化の要求が生じてくる。また
同時に、機械的歪による電流輸送特性劣化が顕著なセラ
ミックス系超伝導体にとって多芯導体化は好ましいと推
察される。従来、金属被覆高温超電導線材を多芯化する
場合、単芯の金属被覆線材を複数本金属パイプに充填
し、さらに伸線加工により多芯線材とする手法がとられ
てきたが、その場合、多芯化された導体断面組織を破壊
することなく、単芯線材と同等の超電導コア比を保った
ままで、最も良く緻密化された単芯線材と同等のコアの
緻密化を圧延もしくはプレス加工により行うことは非常
に困難であった。
【0007】さらに、超電導性結晶粒子間の粒界弱接合
の問題を克服し、磁場中での高い電流輸送特性を実現す
る上で必要な、超電導体の高い結晶配向度を得るために
は、超電導コアと金属被覆材との界面の平滑性が高いほ
ど有利であるが、円筒型の金属パイプに金属被覆線材を
充填し伸線加工したものを圧延する従来の超電導多芯テ
ープ状線材の作製法では、テープ状線材の厚み方向に積
層される超電導コアの数と超電導コアに挟まれる金属被
覆材の厚みが不均一となることから、金属被覆材/超電
導コア界面の平滑性が、単芯テープ線材の場合に比べて
劣るという問題があった。特開平4−277410号公
報に記載されたテープ状多芯セラミックス超電導導体は
この平滑性に関しては全く考慮されていないものであ
る。
【0008】以上のように、超電導コアと金属被覆材の
界面の平滑性を保ちつつ金属被覆高温超電導線材の超電
導コアを多芯化し、かつ機械的手法によりその超電導コ
アを単芯線材と同等に緻密化する技術はなかった。
【0009】本発明の目的は、超電導コアと金属被覆材
の界面の平滑性を維持しつつ金属被覆高温超電導線材の
超電導コアを多芯化し、単芯線材の場合と同等のコアの
緻密化を図るための導体構造の金属被覆多芯超電導線材
及びその製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本願第1発明は、断面扁平形状の複数の超電導性コア
と、この超電導性コアを取り巻くと共に互いの面が平行
である断面扁平形状の被覆材とを備えたテープ状の金属
被覆多芯超電導線材であって、前記超電導性コアが該超
電導線材の長手方向に垂直な断面において、超電導線材
の幅方向にm行、超電導線材の厚み方向にn列の行列
(ここで、m及びnは1以上の整数であって、m+n≧
3)を成して配列されていることを特徴とするものであ
る。
【0011】第2発明は、断面扁平形状の複数の超電導
性コアと、この超電導性コアを取り巻くと共に互いの面
が平行である断面扁平形状の被覆材とを備えたテープ状
の金属被覆多芯超電導線材であって、前記超電導性コア
が該超電導線材の長手方向に垂直な断面において、超電
導線材の幅方向にm行、超電導線材の厚み方向にn列の
行列(ここで、mは1以上の整数、nは2以上の整数で
あって、m+n≧3)を成して配列されていることを特
徴とするものである。
【0012】第3発明は、第1発明又は第2発明におい
て、被覆材が超電導性コアと化学反応に関して不活性で
ある金属あるいは合金であることを特徴とするものであ
る。
【0013】第4発明は、第1発明、第2発明又は第3
発明において、超電導性コアが酸化物超電導体から成る
ことを特徴とするものである。
【0014】第5発明は、第1発明、第2発明又は第3
発明において、超電導性コアが酸化物超電導体から成
り、該金属被覆多芯超電導線材の断面積に対する超電導
コア断面積の比が0.3以上0.9以下であることを特
徴とするものである。
【0015】第6発明は、第1発明又は第3発明におい
て、超電導性コアが酸化物超電導体から成り、この超電
導性コアが、テープ状の該金属被覆多芯超電導線材の線
材長手方向に垂直な断面において、線材幅方向に一列に
4本以上配列されており(m≧4、n=1)、かつ、該
金属被覆多芯超電導線材の断面積に対する超電導コア断
面積の比が0.3以上0.9以下であることを特徴とす
るものである。
【0016】第7発明は、第1発明又は第3発明におい
て、超電導性コアが酸化物超電導体から成り、この超電
導性コアが、テープ状の該金属被覆多芯超電導線材の線
材長手方向に垂直な断面において、線材厚み方向に一列
に3本以上配列されており(m=1、n≧3)、かつ、
該金属被覆多芯超電導線材の断面積に対する超電導コア
断面積の比が0.3以上0.9以下であることを特徴と
するものである。
【0017】第8発明は、超電導性物質又はその原料物
質をそれらと化学反応に関して不活性な金属シースに充
填する充填工程と、 該シースの伸線工程と、 該伸線
工程で得られた金属シース線材を圧延する第一次緻密化
工程と、 該超電導性物質又は該原料物質から成る導体
コアが線材長手方向に垂直な断面において、導体幅方向
にm行、導体厚み方向にn列の行列(ここで、m及びn
は1以上の整数であって、m+n≧3)を成して配列さ
れるように複数本の該シース線材を集合化用金属シート
で被覆又は集合化用金属線で結束する集合化工程と、
該シース線材間又は該シース線材と該集合化用金属シー
トの間の拡散接合を行う拡散接合熱処理工程と、 該拡
散接合熱処理工程で得られた多芯線材を圧延して断面扁
平形状のm行、n列の導体コアと、この導体コアを取り
巻くと共に互いの面が平行である断面扁平形状の被覆材
とを備えたテープ状の金属被覆多芯線材にする第二次緻
密化工程と、 該導体コアの焼成、焼結のための焼成熱
処理工程と、 該第二次緻密化工程および該焼成熱処理
工程の繰り返し工程とを含み、 導体長手方向に垂直な
断面において、超電導性コアが導体幅方向にm行、導体
厚み方向にn列の行列を成して配列させることを特徴と
する金属被覆多芯超電導線材の製造方法である。
【0018】第9発明は、超電導性物質又はその原料物
質をそれらと化学反応に関して不活性な金属シースに充
填する充填工程と、 該シースの伸線工程と、 該伸線
工程で得られた金属シース線材を圧延する第一次緻密化
工程と、 該超電導性物質又は該原料物質から成る導体
コアが線材長手方向に垂直な断面において、導体幅方向
にm行、導体厚み方向にn列の行列(mは1以上、nは
2以上の整数)を成して配列されるように、m本の該シ
ース線材の行間に集合化用金属シートを挟み込みつつn
段積層し、集合化する集合化工程と、 該シース線材間
又は該シース線材と該集合化用金属シートの間の拡散接
合を行う拡散接合熱処理工程と、 該拡散接合熱処理工
程で得られた多芯線材を圧延して断面扁平形状のm行、
n列の導体コアと、この導体コアを取り巻くと共に互い
の面が平行である断面扁平形状の被覆材とを備えたテー
プ状の金属被覆多芯線材にする第二次緻密化工程と、
該導体コアの焼成、焼結のための焼成熱処理工程と、
該第二次緻密化工程および該焼成熱処理工程の繰り返し
工程とを含み、 導体長手方向に垂直な断面において、
超電導性コアが導体幅方向にm行、導体厚み方向にn列
の行列を成して配列させることを特徴とする金属被覆多
芯超電導線材の製造方法である。
【0019】第10発明は、超電導性物質又はその原料
物質をそれらと化学反応に関して不活性な一次金属シー
スに充填する充填工程と、 該一次金属シースを伸線す
る第一次伸線工程と、 該伸線工程で得られた金属シー
ス線材を圧延する第一次緻密化工程と、 該超電導性物
質又は該原料物質から成る導体コアが線材長手方向に垂
直な断面において、導体幅方向にm行、導体厚み方向に
n列の行列(m及びnは1以上の整数であって、m+n
≧3)を成して配列されるように複数本の該シース線材
を集合化用金属シースに充填、結束する集合化工程と、
該集合化工程で得られた多芯線材を伸線する第二次伸
線工程と、 シース材間の拡散接合を行う拡散接合熱処
理工程と、 該拡散接合熱処理工程で得られた多芯線材
を圧延して断面扁平形状のm行、n列の導体コアと、こ
の導体コアを取り巻くと共に互いの面が平行である断面
扁平形状の被覆材とを備えたテープ状の金属被覆多芯線
材にする第二次緻密化工程と、 該導体コアの焼成、焼
結のための焼成熱処理工程と、 該第二次緻密化工程お
よび該焼成熱処理工程の繰り返し工程とを含み、導体長
手方向に垂直な断面において、超電導性コアが導体幅方
向にm行、導体厚み方向にn列の行列を成して配列させ
ることを特徴とする金属被覆多芯超電導線材の製造方法
である。
【0020】第11発明は、超電導性物質又はその原料
物質をそれら化学反応に関して不活性な金属シースに充
填する充填工程と、 該シースの第一次伸線工程と、
該超電導性物質又は該原料物質から成る導体コアが線材
長手方向に垂直な断面において、導体幅方向にm行、導
体厚み方向にn列の行列(m及びnは1以上の整数であ
って、m+n≧3)を成して配列されるように、複数本
の該シース線材を集合化用金属シースに充填、結束する
集合化工程と、 該集合化工程で得られた多芯線材を伸
線する第二次伸線工程と、 シース材間の拡散接合を行
う拡散接合熱処理工程と、 該拡散接合熱処理工程で得
られた多芯線材を圧延して断面扁平形状のm行、n列の
導体コアと、この導体コアを取り巻くと共に互いの面が
平行である断面扁平形状の被覆材とを備えたテープ状の
金属被覆多芯線材にする緻密化工程と、 該導体コアの
焼成、焼結のための焼成熱処理工程と、 該第二次緻密
化工程および該焼成熱処理工程の繰り返し工程とを含
み、 導体長手方向に垂直な断面において、超電導性コ
アが導体幅方向にm行、導体厚み方向にn列の行列を成
して配列させることを特徴とする金属被覆多芯超電導線
材の製造方法である。
【0021】尚、テープ状の金属被覆多芯超電導素線材
を少なくとも一つ以上複合してなる金属被覆多芯超電導
二次線材を円筒状又は丸線状のフォーマーの外周又は内
周にスパイラル状に配置した構成の金属被覆多芯超電導
線材であって、該テープ状金属被覆多芯超電導素線材が
複数の超電導性コアと該超電導性コアを取り巻く被覆材
とから成り、該超電導性コアが該テープ状金属被覆多芯
超電導素線材長手方向に垂直な断面において、導体幅方
向にm行、導体厚み方向にn列の行列(m及びnは1以
上の整数であって、m+n≧3)を成して配列されてい
る金属被覆多芯超電導線材もよい。
【0022】
【作用】本発明によれば、多芯金属被覆超電導線材の中
で金属被覆材により隔てられた超電導コアが、プレス、
圧延等による緻密化工程において、互いに接触すること
はなく、それぞれの超電導コアは一様の圧力を受けるた
め、単芯線の場合と同等の緻密化が実現され、超伝導コ
アの厚みが薄くなった上で被覆金属−超伝導コア互いに
平行な界面の平滑性が保たれるため結晶の配向性が改善
され、同時に多芯化により電流輸送特性の耐曲げ歪性お
よび電磁気的安定性が向上する。
【0023】
【実施例】図1は、本発明によりテープ状の金属被覆多
芯超電導線材を作製した場合の導体構造を示す断面図で
ある。この超電導線材は、断面扁平形状の25個の超電
導性コア1と、この超電導性コア1を取り巻くと共に互
いの面が平行である断面扁平形状の被覆材2とを備えた
テープ状の金属被覆多芯超電導線材であって、前記超電
導性コア1が超電導線材の長手方向に垂直な断面におい
て、超電導線材の幅方向に5行、超電導線材の厚み方向
に5列の行列を成して配列されている。ここで超電導性
コア1間の間隔は等しく、また被覆材2の平坦な上下の
各面と最も外側に位置する超電導性コア1との間隔もそ
れぞれ外市区形成されている。この構成により、多芯金
属被覆超電導線材の中で金属被覆材により隔てられた超
電導コアが、プレス、圧延等による緻密化工程におい
て、互いに接触することはなく、それぞれの超電導コア
は一様の圧力を受けるため、単芯線の場合と同等の緻密
化が実現され、超伝導コアの厚みが薄くなった上で被覆
金属−超伝導コア互いに平行な界面の平滑性が保たれ
る。
【0024】実施例1 モル比でBa:Sr:Ca:Cu=1.6:0.4:
2.0:3.0となるように秤量された構成元素の酸化
物、即ちBaO、SrO、CaO、CuOをライカイ機
で30分間粉砕、混合したものをアルミナるつぼに入
れ、空気中、900℃で15時間焼成した。得られた粉
末をライカイ機で30分間粉砕した後、再びアルミナる
つぼに入れ、空気中、900℃で15時間焼成した。こ
うして得られた前駆体粉末にTl2O3をTl:Ba:
Sr:Ca:Cu=2.0:1.6:0.4:2.0:
3.0となるように加え、さらにライカイ機で30分間
混合した。得られた超電導体原料粉末をペレットに成型
し、蓋付きのアルミナるつぼに入れ、空気中、870℃
で10時間焼成したものをライカイ機で30分間粉砕
し、超電導体粉末を得た。粉砕前のペレットの超電導臨
界温度Tcは113Kであり、粉末X線回折測定による
と得られた超電導体粉末の結晶相はTl2Ba2Ca2
3xの単相であった。
【0025】つづいて一端を封じた外径6mm、内径5
mmの銀パイプにこの超電導体粉末を充填して、もう一
端を封じ、ドローベンチを用いた引き抜き加工により減
面加工を行い、外径0.7mm及び1.0mmの銀被覆
単芯線材を得た。外径1.0mmの銀被覆単芯線材の一
部を切り出してロール圧延加工を施し、幅2.5mm、
厚さ0.2mmのテープ状銀被覆単芯線材を得た(図
2)。
【0026】残りの外径1.0mmの銀被覆単芯線材よ
り長さの等しい19本を切り出して束ね、外径6mm、
内径5mmの銀パイプに挿入して両端を密封し、同様の
引き抜き加工により外径1.3mmの19芯線材とした
後、ロール圧延加工により幅3.5mm、厚さ0.2m
mのテープ状銀被覆19芯線材を得た(図3)。
【0027】また、外径0.7mmの銀被覆単芯線材を
ロール圧延により幅0.8mm、厚さ0.4mmのテー
プ状線材とし、これを6本重ねるように平行に並べて、
厚さ50μmの銀テープで被覆、結束しながら表面にア
ルミナ粉末を塗布したアルミナの筒に巻きとり、酸素気
流中800℃で30分間熱処理して銀の拡散接合を行っ
た。得られた幅約2.5mm、厚さ約1.0mmの集合
線材を幅拘束のロール圧延加工により厚さ0.2mmま
で圧延した後、再び酸素気流中800℃での拡散接合熱
処理を30分間行った。その後さらに、断面減少率約2
0%の加工毎に300℃、20分間の焼きなましを挟み
ながら、幅拘束のロール圧延加工を施し、幅3.0m
m、厚さ0.1mmの6芯テープ状線材を得、これより
長さ300mmの試験片を切り出した。これを銀ペース
トを用いて貼り合わせて3本積層し、酸素気流中600
℃で30分間熱処理したものに再びロール圧延加工を施
し、幅3.5mm、厚さ0.2mmのテープ状銀被覆1
8芯線材を得た(図4)。
【0028】以上で得られた単芯、19芯および18芯
のテープ状線材の線材長手方向に垂直な断面の構造を模
式的に図2、図3及び図4に示した。これらのテープ状
線材から切り出した試験片を10t/cm2の圧力でプ
レスし、酸素気流中840℃で2時間熱処理した後、さ
らに12t/cm2のプレスと同様の熱処理を施して得
たサンプルについて、77Kにおける臨界電流密度Jc
を測定した。その結果、単芯、19芯および18芯のテ
ープ状線材のコア断面積当たりの臨界電流密度、コアJ
cは、外部磁場無しの時それぞれ9000A/cm2
6000A/cm2および8500A/cm2であった。
また各テープ状線材に0.5%の曲げ歪をかけたときの
77K、外部磁場ゼロにおけるコアJcの低下率はそれ
ぞれ0.3、0.8および0.8で、それぞれ2700
A/cm2、4800A/cm2および6800A/cm
2であった。
【0029】実施例2 実施例1と同様のプロセスで合成された超電導体粉末を
一端を封じた外径6mm、内径5mmの銀パイプに充填
して、もう一端を封じ、ドローベンチを用いた引き抜き
加工により、外径0.7mmまで減面加工して得た金属
被覆単芯線材を7等分し、外径3.6mm、内径3.4
mmの銀パイプを平たく潰した偏平な銀パイプに横一列
に挿入して両端を封じた。この時点での線材の断面組織
を模式的に図5に示す。つづいて、これを幅拘束のロー
ル圧延加工により幅5mm、厚さ0.4mmまで圧延し
た後、さらに通常のロール圧延により、7本の超電導体
コアが幅方向に横一列に配列した幅6mm、厚さ0.2
mmのテープ状7芯線材を作製し、これを切断して長さ
30mmの試験片(a)を数本得た(図示せず)。
【0030】一方、比較のため以下の手順にて、最終的
なコア比(すなわち線材長手方向に垂直な断面の断面積
に対する超電導体コアの断面積の比)がほぼ等しくなる
ような比較用多芯線材を通常用いられる円筒型パイプに
組み込む方法を用いて作製した。すなわち、やはり実施
例1と同様の超電導体粉末を外径6mm、内径5.5m
mの銀パイプに充填して、もう一端を封じ、ドローベン
チを用いた引き抜き加工により、外径1.65mmまで
減面加工して得た金属被覆単芯線材を7等分し、これら
を束ねて外径6mm、内径5mmの銀パイプに挿入して
両端を封じた。同様の引き抜き加工により外径2.5m
mの7芯線材を作製した。この時点での線材の断面組織
を模式的に図6に示す。これをロール圧延により幅6m
m、厚さ0.2mmのテープ状7芯線材とし、これより
長さ30mmの比較用試験片(b)を数本切り出した。
【0031】ここで、テープ状7芯線材の試験片(a)
及び(b)のコア比は、各々46%及び48%であっ
た。さらに得られた試験片(a)、(b)を酸素気流中
845℃で2時間熱処理し、試験片(a’)及び比較用
試験片(b’)を得た。試験片(a’)及び(b’)の
77KにおけるコアJcはそれぞれ330及び315A
/cm2であった。また、試験片(a)及び(b)につ
いて、5、10、15t/cm2と一回毎にプレスの圧
力を上げつつ、冷間プレスと酸素雰囲気での熱処理を3
回繰り返し、試験片(a’’)、(b’’)を得た。こ
こでの熱処理条件はすべて845℃、2時間とした。試
験片(a’’)及び(b’’)の77KにおけるコアJ
cはそれぞれ19000A/cm2及び15000A/
cm2であった。ここで両者の断面組織を観察したとこ
ろ、試験片(a’’)においては各超電導体コアが独立
していたが、試験片(b’’)では、超電導体コアがテ
ープ厚み方向に重なった部分で接触している箇所が多く
見られた。このような比較用試験片(b’’)の断面組
織の破壊を避けるためには、最終的な冷間プレス圧力を
10t/cm2以下まで下げなければならず、この場
合、77KにおけるコアJcは、6000A/cm2
下に留まった。
【0032】実施例3 モル比でSr:Ca:Cu=2:2:3となるように秤
量された構成元素の酸化物、即ちSrO、CaO、Cu
Oをライカイ機で30分間粉砕、混合したものをアルミ
ナるつぼに入れ、空気中、900℃で15時間焼成し
た。得られた粉末をライカイ機で30分間粉砕した後、
再びアルミナるつぼに入れ、空気中、900℃で15時
間焼成した。こうして得られた前駆体粉末にBi23
PbOをびBi:Pb:Sr:Ca:Cu=1.8:
0.25:2:2:3となるように加え、さらにライカ
イ機で30分間混合した。得られた超電導体原料粉末を
アルミナるつぼに入れ、空気中、800℃で10時間焼
成したものをライカイ機で30分間粉砕し、超電導体粉
末を得た。つづいて一端を封じた外径6mm、内径5m
mの銀パイプにこの超電導体粉末を充填して、もう一端
を封じ、ドローベンチを用いた引き抜き加工により減面
加工を行い、外径1.5mmの銀被覆単芯線材を得た。
これより長さの等しい7本を切り出して束ね外径6m
m、内径5mmの銀パイプに挿入して両端を封じ、同様
の引き抜き加工により外径1.5mmの7芯線材とした
後、ロール圧延加工により幅3.0mm、厚さ0.2m
mのテープ状銀被覆7芯線材を得た(図7)。
【0033】また、残りの外径1.5mmの銀被覆単芯
線材をさらに引き抜き加工により外径1.0mmまで細
線化した後にロール圧延加工を施し、幅3.0mm、厚
さ0.1mmのテープ状銀被覆単芯線材を得た。これよ
り長さ300mmの試験片を切り出した。これを銀ペー
ストを用いて貼り合わせて5本積層し、酸素気流中60
0℃で30分間熱処理したものにロール圧延加工を施
し、幅3.5mm、厚さ0.2mmのテープ状銀被覆5
芯線材を得た(図8)。このように一層で薄くするので
フラットになりやすく、それを5本積層して圧延するの
で最終的にもフラットになりやすい。
【0034】以上で得られた5芯および7芯のテープ状
線材の線材長手方向に垂直な断面の構造を模式的に図7
及び図8に示したが、これらのテープ状線材に冷間にロ
ール圧延を挟んで空気中840℃、48時間の熱処理を
3回繰り返し施し、テープ状超電導線材とし、77Kに
おける臨界電流密度Jcを測定した。7芯および5芯の
テープ状線材のコア断面積当たりの臨界電流密度、コア
Jcは、外部磁場無しの時それぞれ9000A/c
2、8000A/cm2であり、テープ面に対して平行
な磁場0.1Tを印加した時はそれぞれ1200A/c
2および2500A/cm2であった。
【0035】実施例4 実施例3と同様のプロセスで合成された超電導体粉末を
一端を封じた外径6mm、内径5mmの銀パイプに充填
して、もう一端を封じ、引き抜き加工により、外径0.
4mmまで細線化したものに圧延加工を施し、幅1.2
mm、厚さ0.10mmの金属被覆単芯テープ線材を得
た。表面にアルミナシートを巻いた外径300mmのス
テンレス製ボビンに、このテープ線材を横に4本なら
べ、かつ最上層、最下層および層間に厚さ0.03mm
の金テープを挟みつつ、4層積層しながら巻き取り、空
気中、835℃で10時間熱処理した。熱処理前の線材
の断面の構造を図9に模式的に示す。図において、4は
金テープを示す。このように金テープを用いると銀テー
プより層間の密着強度を高くできる。更に最初から金−
銀合金だと硬いので加工に限界があるが、本実施例のよ
うに最初は銀被覆で十分に細くしてから金テープを介し
て金−銀合金被覆するので加工を十分に行え且つ金−銀
合金の高強度という利点が得られる。そして熱処理後、
集合化された16芯線材を圧延した後、再びボビンに巻
き取り、同様の熱処理を50時間行った。以上のような
冷間圧延と熱処理をさらに2回繰り返し、最終的に幅5
mm、厚さ0.2mmの多芯テープ線材を得た。
【0036】上記の如く得た多芯テープ線材10本を外
径30mmのステンレス製パイプの表面に並べて200
mmのピッチでスパイラル状に巻き付け、両端を銅電極
に半田づけして、集合導体を作製した。これを図10に
示す。図において、10は巻芯材(ステンレス製パイ
プ)、11は銀電極、12はハンダを示す。この導体に
は、液体窒素中において超電導状態で200A以上の直
流電流を流すことができた。
【0037】実施例5 実施例4と同様のプロセスで作製した多芯テープ線材の
最終熱処理前のものを、外径30mm、幅5mmの銀リ
ングを巻き芯として、マグネシアテープとともに重ねて
パンケーキ状に巻くことにより、パンケーキコイルを作
製した。コイルの最内周及び最外周には銀テープを用い
た電流端子を、また両電流端子間のテープ線材上の数カ
所に銀ワイヤーを用いた電圧計測用端子をそれぞれ設け
た。すなわち図において、5は銀リング、6は金属被覆
超電導多芯テープ線材、7はマグネシアシート、8は電
流端子(銀テープ)、9は電圧計測用端子(銀ワイヤ
ー)を示す。
【0038】このコイルを空気中、835℃で50時間
熱処理した。コイルの外観を図11に模式的に示す。こ
のコイルには、液体窒素中において超電導状態で15A
以上の直流電流を流すことができ、このIc値は、最終
熱処理前に線材から切り出して同様の最終熱処理を施し
た長さ30mm以下の短尺試料と同等の値であった。こ
れに対し、短尺試料においてはこの多芯線材と同等のI
cを示す、超電導コアが同一組成の厚さ0.2mmの単
芯テープ線材を用いて同様のパンケーキコイルを作製す
ると、Icは短尺試料の場合の半分以下に低下した。こ
のような違いは、多芯化による耐曲げ歪性の向上の効果
によるものと思われる。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、単芯の金属被覆線材を
複数本金属パイプに充填し、さらに伸線加工により多芯
線材とする従来の多芯化法を用いる場合よりも高いコア
Jcが得られ、また、単に単芯線を束ねる場合に比べ
て、輸送電流特性の耐曲げ歪性および電磁気的安定性が
向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により得られるテープ状線材の導体構造
を示す断面図である。
【図2】実施例1における比較用単芯テープ状線材の断
面図である。
【図3】実施例1における比較用19芯テープ状線材の
断面図である。
【図4】本発明に係る18芯テープ状線材の線材長手方
向に垂直な断面構造式図である。
【図5】実施例2における本発明によるテープ状7芯線
材の圧延加工前の導体断面構造(線材長手方向に垂直な
断面の構造)の模式図である。
【図6】実施例2における比較用テープ状7芯線材の圧
延加工前の導体断面組織(線材長手方向に垂直な断面の
構造)の模式図である。
【図7】比較用7芯テープ状線材の線材長手方向に垂直
な断面の構造の模式図である。
【図8】実施例3における5芯テープ状線材の線材長手
方向に垂直な断面の構造の模式図である。
【図9】実施例4における多芯テープ状線材の線材長手
方向に垂直な断面の構造の模式図である。
【図10】実施例4の多芯テープ状線材をステンレスパ
イプに巻いた集合導体の斜視図である。
【図11】実施例5におけるパンケーキコイルの斜視図
である。
【符号の説明】
1 超電導性コア 2 金属被覆材 3 銀被覆材 4 金テープ 5 銀リング 6 金属被覆超電導多芯テープ線材 7 マグネシアシート 8 電流端子(銀テープ) 9 電圧計測用端子(銀ワイヤー) 10 巻芯材 11 銀電極 12 ハンダ
フロントページの続き (72)発明者 田中 和英 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面扁平形状の複数の超電導性コアと、
    この超電導性コアを取り巻くと共に互いの面が平行であ
    る断面扁平形状の被覆材とを備えたテープ状の金属被覆
    多芯超電導線材であって、前記超電導性コアが該超電導
    線材の長手方向に垂直な断面において、超電導線材の幅
    方向にm行、超電導線材の厚み方向にn列の行列(ここ
    で、m及びnは1以上の整数であって、m+n≧3)を
    成して配列されていることを特徴とする金属被覆多芯超
    電導線材。
  2. 【請求項2】 断面扁平形状の複数の超電導性コアと、
    この超電導性コアを取り巻くと共に互いの面が平行であ
    る断面扁平形状の被覆材とを備えたテープ状の金属被覆
    多芯超電導線材であって、前記超電導性コアが該超電導
    線材の長手方向に垂直な断面において、超電導線材の幅
    方向にm行、超電導線材の厚み方向にn列の行列(ここ
    で、mは1以上の整数、nは2以上の整数であって、m
    +n≧3)を成して配列されていることを特徴とする金
    属被覆多芯超電導線材。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、被覆材が超電
    導性コアと化学反応に関して不活性である金属あるいは
    合金であることを特徴とする金属被覆多芯超電導線材。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3において、超電導性
    コアが酸化物超電導体から成ることを特徴とする金属被
    覆多芯超電導線材。
  5. 【請求項5】 請求項1、2又は3において、超電導性
    コアが酸化物超電導体から成り、該金属被覆多芯超電導
    線材の断面積に対する超電導コア断面積の比が0.3以
    上0.9以下であることを特徴とする金属被覆多芯超電
    導線材。
  6. 【請求項6】 請求項1又は3において、超電導性コア
    が酸化物超電導体から成り、この超電導性コアが、テー
    プ状の該金属被覆多芯超電導線材の線材長手方向に垂直
    な断面において、線材幅方向に一列に4本以上配列され
    ており(m≧4、n=1)、かつ、該金属被覆多芯超電
    導線材の断面積に対する超電導コア断面積の比が0.3
    以上0.9以下であることを特徴とする金属被覆多芯超
    電導線材。
  7. 【請求項7】 請求項1又は3において、超電導性コア
    が酸化物超電導体から成り、この超電導性コアが、テー
    プ状の該金属被覆多芯超電導線材の線材長手方向に垂直
    な断面において、線材厚み方向に一列に3本以上配列さ
    れており(m=1、n≧3)、かつ、該金属被覆多芯超
    電導線材の断面積に対する超電導コア断面積の比が0.
    3以上0.9以下であることを特徴とする金属被覆多芯
    超電導線材。
  8. 【請求項8】 超電導性物質又はその原料物質をそれら
    と化学反応に関して不活性な金属シースに充填する充填
    工程と、 該シースの伸線工程と、 該伸線工程で得られた金属シース線材を圧延する第一次
    緻密化工程と、 該超電導性物質又は該原料物質から成る導体コアが線材
    長手方向に垂直な断面において、導体幅方向にm行、導
    体厚み方向にn列の行列(ここで、m及びnは1以上の
    整数であって、m+n≧3)を成して配列されるように
    複数本の該シース線材を集合化用金属シートで被覆又は
    集合化用金属線で結束する集合化工程と、 該シース線材間又は該シース線材と該集合化用金属シー
    トの間の拡散接合を行う拡散接合熱処理工程と、 該拡散接合熱処理工程で得られた多芯線材を圧延して断
    面扁平形状のm行、n列の導体コアと、この導体コアを
    取り巻くと共に互いの面が平行である断面扁平形状の被
    覆材とを備えたテープ状の金属被覆多芯線材にする第二
    次緻密化工程と、 該導体コアの焼成、焼結のための焼成熱処理工程と、 該第二次緻密化工程および該焼成熱処理工程の繰り返し
    工程とを含み、 導体長手方向に垂直な断面において、超電導性コアが導
    体幅方向にm行、導体厚み方向にn列の行列を成して配
    列させることを特徴とする金属被覆多芯超電導線材の製
    造方法。
  9. 【請求項9】 超電導性物質又はその原料物質をそれら
    と化学反応に関して不活性な金属シースに充填する充填
    工程と、 該シースの伸線工程と、 該伸線工程で得られた金属シース線材を圧延する第一次
    緻密化工程と、 該超電導性物質又は該原料物質から成る導体コアが線材
    長手方向に垂直な断面において、導体幅方向にm行、導
    体厚み方向にn列の行列(mは1以上、nは2以上の整
    数)を成して配列されるように、m本の該シース線材の
    行間に集合化用金属シートを挟み込みつつn段積層し、
    集合化する集合化工程と、 該シース線材間又は該シース線材と該集合化用金属シー
    トの間の拡散接合を行う拡散接合熱処理工程と、 該拡散接合熱処理工程で得られた多芯線材を圧延して断
    面扁平形状のm行、n列の導体コアと、この導体コアを
    取り巻くと共に互いの面が平行である断面扁平形状の被
    覆材とを備えたテープ状の金属被覆多芯線材にする第二
    次緻密化工程と、 該導体コアの焼成、焼結のための焼成熱処理工程と、 該第二次緻密化工程および該焼成熱処理工程の繰り返し
    工程とを含み、 導体長手方向に垂直な断面において、超電導性コアが導
    体幅方向にm行、導体厚み方向にn列の行列を成して配
    列させることを特徴とする金属被覆多芯超電導線材の製
    造方法。
  10. 【請求項10】 超電導性物質又はその原料物質をそれ
    らと化学反応に関して不活性な一次金属シースに充填す
    る充填工程と、 該一次金属シースを伸線する第一次伸線工程と、 該伸線工程で得られた金属シース線材を圧延する第一次
    緻密化工程と、 該超電導性物質又は該原料物質から成る導体コアが線材
    長手方向に垂直な断面において、導体幅方向にm行、導
    体厚み方向にn列の行列(m及びnは1以上の整数であ
    って、m+n≧3)を成して配列されるように複数本の
    該シース線材を集合化用金属シースに充填、結束する集
    合化工程と、 該集合化工程で得られた多芯線材を伸線する第二次伸線
    工程と、 シース材間の拡散接合を行う拡散接合熱処理工程と、 該拡散接合熱処理工程で得られた多芯線材を圧延して断
    面扁平形状のm行、n列の導体コアと、この導体コアを
    取り巻くと共に互いの面が平行である断面扁平形状の被
    覆材とを備えたテープ状の金属被覆多芯線材にする第二
    次緻密化工程と、 該導体コアの焼成、焼結のための焼成熱処理工程と、 該第二次緻密化工程および該焼成熱処理工程の繰り返し
    工程とを含み、 導体長手方向に垂直な断面において、超電導性コアが導
    体幅方向にm行、導体厚み方向にn列の行列を成して配
    列させることを特徴とする金属被覆多芯超電導線材の製
    造方法。
  11. 【請求項11】 超電導性物質又はその原料物質をそれ
    ら化学反応に関して不活性な金属シースに充填する充填
    工程と、 該シースの第一次伸線工程と、 該超電導性物質又は該原料物質から成る導体コアが線材
    長手方向に垂直な断面において、導体幅方向にm行、導
    体厚み方向にn列の行列(m及びnは1以上の整数であ
    って、m+n≧3)を成して配列されるように、複数本
    の該シース線材を集合化用金属シースに充填、結束する
    集合化工程と、 該集合化工程で得られた多芯線材を伸線する第二次伸線
    工程と、 シース材間の拡散接合を行う拡散接合熱処理工程と、 該拡散接合熱処理工程で得られた多芯線材を圧延して断
    面扁平形状のm行、n列の導体コアと、この導体コアを
    取り巻くと共に互いの面が平行である断面扁平形状の被
    覆材とを備えたテープ状の金属被覆多芯線材にする緻密
    化工程と、 該導体コアの焼成、焼結のための焼成熱処理工程と、 該第二次緻密化工程および該焼成熱処理工程の繰り返し
    工程とを含み、 導体長手方向に垂直な断面において、超電導性コアが導
    体幅方向にm行、導体厚み方向にn列の行列を成して配
    列させることを特徴とする金属被覆多芯超電導線材の製
    造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011043376A1 (ja) * 2009-10-07 2011-04-14 国立大学法人九州工業大学 超伝導ケーブル、及び交流送電ケーブル
JP2023525706A (ja) * 2020-05-01 2023-06-19 ブイディーエル イネーブリング テクノロジーズ グループ アイントホーフェン ビー.ブイ. 電磁コイルアセンブリ

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