JPH0798065A - 機関の補助空気制御弁 - Google Patents
機関の補助空気制御弁Info
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- JPH0798065A JPH0798065A JP5230147A JP23014793A JPH0798065A JP H0798065 A JPH0798065 A JP H0798065A JP 5230147 A JP5230147 A JP 5230147A JP 23014793 A JP23014793 A JP 23014793A JP H0798065 A JPH0798065 A JP H0798065A
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- Japan
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- valve
- valve body
- engine
- passage area
- cylindrical portion
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 機関のバイパス通路を確実に遮断できるとと
もに、小形軽量で耐震性や流量制御性のよい機関の補助
空気制御弁を得ること。 【構成】 弁座9の一部分に弁体11が移動して円筒部
22と弁口21とで最低通路面積を成した以降の所定の
位置で、円筒部22の全周にわたって密接するシール部
材26を設けた。
もに、小形軽量で耐震性や流量制御性のよい機関の補助
空気制御弁を得ること。 【構成】 弁座9の一部分に弁体11が移動して円筒部
22と弁口21とで最低通路面積を成した以降の所定の
位置で、円筒部22の全周にわたって密接するシール部
材26を設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車用内燃機関の
暖機運転時などにスロットル弁をバイパスして空気を供
給する機関の補助空気制御弁に関する。
暖機運転時などにスロットル弁をバイパスして空気を供
給する機関の補助空気制御弁に関する。
【0002】
【従来の技術】図16は例えば特公昭63−19695
号公報に示された従来の補助空気制御弁の構造を示す断
面図である。図において、1は機関であり、この機関1
には吸気通路2を通じて吸入空気の供給が行われる。3
はスロットル弁である。吸気通路2にはバイパス通路4
a、4bが設けられている。このバイパス通路は前記ス
ロットル弁3をバイパスするように配置されている。5
は弁ハウジングであり、この弁ハウジング5は前記バイ
パス通路4a、4bに接続されるエア入口6とエア出口
7とを有し、かつこれらエア出入口6、7とを結ぶ内部
エア通路に形成された弁座9を有する。この弁座9は所
定内径の弁口10を有する。11は上記弁座9に対向し
て配設されて通路面積を制御する弁体である。弁体11
は金属製であり、その先端に円錐部12を有する。13
は前記弁体11を開弁方向に付勢する付勢手段たるスプ
リングである。14は前記弁体11を前記スプリング1
3に抗して移動させるアクチュエータである。これはエ
ンジン1からの冷却水15の温度を感知してそれにより
膨張収縮するサーモワックスを内蔵したタイプのもので
ある。そしてこのアクチュエータ14はサーモワックス
の膨張収縮により出入せしめられる出力ロッド16とこ
れを案内するシリンダ17とを備えている。29は弁ハ
ウジング5の内部と外部とを気密に隔絶するためのキャ
ップ部である。
号公報に示された従来の補助空気制御弁の構造を示す断
面図である。図において、1は機関であり、この機関1
には吸気通路2を通じて吸入空気の供給が行われる。3
はスロットル弁である。吸気通路2にはバイパス通路4
a、4bが設けられている。このバイパス通路は前記ス
ロットル弁3をバイパスするように配置されている。5
は弁ハウジングであり、この弁ハウジング5は前記バイ
パス通路4a、4bに接続されるエア入口6とエア出口
7とを有し、かつこれらエア出入口6、7とを結ぶ内部
エア通路に形成された弁座9を有する。この弁座9は所
定内径の弁口10を有する。11は上記弁座9に対向し
て配設されて通路面積を制御する弁体である。弁体11
は金属製であり、その先端に円錐部12を有する。13
は前記弁体11を開弁方向に付勢する付勢手段たるスプ
リングである。14は前記弁体11を前記スプリング1
3に抗して移動させるアクチュエータである。これはエ
ンジン1からの冷却水15の温度を感知してそれにより
膨張収縮するサーモワックスを内蔵したタイプのもので
ある。そしてこのアクチュエータ14はサーモワックス
の膨張収縮により出入せしめられる出力ロッド16とこ
れを案内するシリンダ17とを備えている。29は弁ハ
ウジング5の内部と外部とを気密に隔絶するためのキャ
ップ部である。
【0003】かくして、暖機運転等の際に、機関1の冷
却水15の温度が上昇するにつれてアクチュエータ14
がそれを感知して、弁体11を弁座9に接近させ、内部
エア通路の通路面積を小さくし、補助空気の供給量を減
少させ、所定温度に達すると、補助空気の供給量をゼロ
とすべく円錐部12は弁口10に対接し通路面積をゼロ
とする。
却水15の温度が上昇するにつれてアクチュエータ14
がそれを感知して、弁体11を弁座9に接近させ、内部
エア通路の通路面積を小さくし、補助空気の供給量を減
少させ、所定温度に達すると、補助空気の供給量をゼロ
とすべく円錐部12は弁口10に対接し通路面積をゼロ
とする。
【0004】更に冷却水15の温度が上昇すると、アク
チュエータ14内のサーモワックスは更に膨張し出力ロ
ッド16を突出させる。かくして、この出力ロッド16
と弁体11とを弾力的に係合させておき、弁体11が弁
座9に対接してそれ以上前進できなくなっても出力ロッ
ド16に円筒部材18を取付け、この円筒部材18を前
記シリンダ17に摺動可能にかぶせる。この円筒部材1
8と弁体11との間に第二のスプリング19を配置して
閉弁方向に弁体11をバイアスしている。そしてこの第
二のスプリング19により出力ロッド16から弁体11
が逸脱しないようにこれらの間に係合片20を設けてい
るのである。
チュエータ14内のサーモワックスは更に膨張し出力ロ
ッド16を突出させる。かくして、この出力ロッド16
と弁体11とを弾力的に係合させておき、弁体11が弁
座9に対接してそれ以上前進できなくなっても出力ロッ
ド16に円筒部材18を取付け、この円筒部材18を前
記シリンダ17に摺動可能にかぶせる。この円筒部材1
8と弁体11との間に第二のスプリング19を配置して
閉弁方向に弁体11をバイアスしている。そしてこの第
二のスプリング19により出力ロッド16から弁体11
が逸脱しないようにこれらの間に係合片20を設けてい
るのである。
【0005】従来の補助空気制御弁は以上のように構成
されていて、所定温度に達した以降も更にアクチュエー
タ14が出力ロッド16を伸ばして弁体11を介して弁
座9に好ましくない応力を与えるようになるのを防止し
ているのであるが、かかる構造は複雑であり多数の部品
が必要とされ、生産コストが高くなるという問題点があ
った。
されていて、所定温度に達した以降も更にアクチュエー
タ14が出力ロッド16を伸ばして弁体11を介して弁
座9に好ましくない応力を与えるようになるのを防止し
ているのであるが、かかる構造は複雑であり多数の部品
が必要とされ、生産コストが高くなるという問題点があ
った。
【0006】そこで、これらの問題点を解決する手段と
して例えば実開昭63−105741号公報に示された
機関の補助空気制御弁があり、その構成を図17、18
に示す。図中前記従来例と同じ部材には同一符号を付し
て説明を省略する。図において、21は円形の弁口であ
り、22は弁口21に摺動して通過可能である弁体11
の円筒部である。そしてこの円筒部22はシリンダ17
にかぶさっている(但し、摺動ガイドにはなっていな
い)。出力ロッド16の先端は弁体11の内部の小径孔
23に挿入されている。これにより弁体11は案内保持
されている。空気通路面積は、弁口21の片側端部であ
る通路面積制御部21aと円錐部12とで形成される。
して例えば実開昭63−105741号公報に示された
機関の補助空気制御弁があり、その構成を図17、18
に示す。図中前記従来例と同じ部材には同一符号を付し
て説明を省略する。図において、21は円形の弁口であ
り、22は弁口21に摺動して通過可能である弁体11
の円筒部である。そしてこの円筒部22はシリンダ17
にかぶさっている(但し、摺動ガイドにはなっていな
い)。出力ロッド16の先端は弁体11の内部の小径孔
23に挿入されている。これにより弁体11は案内保持
されている。空気通路面積は、弁口21の片側端部であ
る通路面積制御部21aと円錐部12とで形成される。
【0007】ここでは、前記従来例のごとき弁の閉止時
では弁体は弁座に押圧対接されるという常識を打破した
ものであり、通路面積を最低(実質的に零)となした後
でも弁体はその状態を維持して弁座中を更に前進しうる
ようにしているのである。即ち、冷却水15の温度上昇
によりアクチュエータ14が弁体11を右方向に前進さ
せて、弁体11の円錐部12が弁座9の弁口21中へ前
進して通路面積を狭め、所定値の温度で円錐部12の最
大径の部分(円筒部22)が弁口21に位置し、通路面
積を最低(実質的に零)とする。更に温度が上昇する
と、出力ロッド16は更に弁体11を右方へ押す。この
とき、弁体11の円筒部22の外周面が弁座9の弁口2
1の内周面に摺動して弁体11の前進を許容し、しかし
て出力ロッド16の伸長を許容する。
では弁体は弁座に押圧対接されるという常識を打破した
ものであり、通路面積を最低(実質的に零)となした後
でも弁体はその状態を維持して弁座中を更に前進しうる
ようにしているのである。即ち、冷却水15の温度上昇
によりアクチュエータ14が弁体11を右方向に前進さ
せて、弁体11の円錐部12が弁座9の弁口21中へ前
進して通路面積を狭め、所定値の温度で円錐部12の最
大径の部分(円筒部22)が弁口21に位置し、通路面
積を最低(実質的に零)とする。更に温度が上昇する
と、出力ロッド16は更に弁体11を右方へ押す。この
とき、弁体11の円筒部22の外周面が弁座9の弁口2
1の内周面に摺動して弁体11の前進を許容し、しかし
て出力ロッド16の伸長を許容する。
【0008】なお、アクチュエータ14をハウジング5
内へ装着するときの許容誤差等による弁口21に対する
シリンダ17あるいは出力ロッド16の配向ずれ等で、
弁口21内を滑らかに弁体11が前進後退できなくなる
という問題を、図18に示すごとくシリンダ17の外周
面と円筒部22の内周面の間および出力ロッド16の外
周面と弁体内部の小径孔23との間に適当な隙間を設け
て解消している。
内へ装着するときの許容誤差等による弁口21に対する
シリンダ17あるいは出力ロッド16の配向ずれ等で、
弁口21内を滑らかに弁体11が前進後退できなくなる
という問題を、図18に示すごとくシリンダ17の外周
面と円筒部22の内周面の間および出力ロッド16の外
周面と弁体内部の小径孔23との間に適当な隙間を設け
て解消している。
【0009】このように弁体先端の円錐部の最大径を所
定の温度で弁口に位置するようにし、その最大径部に続
いて円筒部を前記円錐部の後部に有せしめたので、所定
の温度以上になったとき弁体は最低通路面積を与えたま
まで弁口内を前進できる故に、弁体とこれを作動させる
出力ロッドとの間の連結を簡潔になしうるという効果が
ある。
定の温度で弁口に位置するようにし、その最大径部に続
いて円筒部を前記円錐部の後部に有せしめたので、所定
の温度以上になったとき弁体は最低通路面積を与えたま
まで弁口内を前進できる故に、弁体とこれを作動させる
出力ロッドとの間の連結を簡潔になしうるという効果が
ある。
【0010】しかしながら、最低通路面積からの微少な
空気漏れ流量は遮断できないので、アイドル時の機関回
転数を低くしたい場合、特に排気量の小さい車種におい
てはアイドル運転そのものに必要な空気流量の絶対値が
小さいため、スロットルバルブの方からの漏れ流量だけ
でも機関のアイドル回転が確保できる場合があり、その
ような場合には上記のようなバイパス通路からの漏れ流
量をゼロにし、不必要に機関のアイドル回転数が上昇し
ないようにして燃料消費率を改善することが車のグレー
ドと燃料消費率との関係からしても強く望まれるところ
である。
空気漏れ流量は遮断できないので、アイドル時の機関回
転数を低くしたい場合、特に排気量の小さい車種におい
てはアイドル運転そのものに必要な空気流量の絶対値が
小さいため、スロットルバルブの方からの漏れ流量だけ
でも機関のアイドル回転が確保できる場合があり、その
ような場合には上記のようなバイパス通路からの漏れ流
量をゼロにし、不必要に機関のアイドル回転数が上昇し
ないようにして燃料消費率を改善することが車のグレー
ドと燃料消費率との関係からしても強く望まれるところ
である。
【0011】以上のような状況に鑑み、本願出願人は、
特開平4−47163号にて図19に示す、弁座9の弁
口に弾性材からなり弁体11の外周面に全周にわたって
密接する円環状シール部材を設けたものを提案した。こ
の補助空気制御弁において、24はシール部たるシール
部材を示す。このシール部材24は全体がゴム材等の弾
性材料によって円環状に形成されている。そして、この
シール部材24は、弁座9の弁口部分に形成された凹陥
部9aに嵌入されて固定されている。また、このシール
部材24の内周部分には弁体11の円筒部22に密接さ
れるリップ25が設けられている。このリップ25は先
端が角張って形成されており、この先端部分でのシール
部材24の内径は弁体11の円筒部22の外径より小さ
くなるように設定されている。
特開平4−47163号にて図19に示す、弁座9の弁
口に弾性材からなり弁体11の外周面に全周にわたって
密接する円環状シール部材を設けたものを提案した。こ
の補助空気制御弁において、24はシール部たるシール
部材を示す。このシール部材24は全体がゴム材等の弾
性材料によって円環状に形成されている。そして、この
シール部材24は、弁座9の弁口部分に形成された凹陥
部9aに嵌入されて固定されている。また、このシール
部材24の内周部分には弁体11の円筒部22に密接さ
れるリップ25が設けられている。このリップ25は先
端が角張って形成されており、この先端部分でのシール
部材24の内径は弁体11の円筒部22の外径より小さ
くなるように設定されている。
【0012】したがって、全閉時には弁体11がシール
部材24に密接されて空気の流れを遮断することができ
る。全閉状態でさらに弁体11を前進させると、弁体1
1はシール部材24を弾性変形させてその内側に嵌入さ
れることになり、リップ25が自らの弾発力によって円
筒部22に圧接される。すなわち、この状態では弁体1
1の外周側が全周にわたってシールされると共に、弁体
11がシール部材24によって弾性支持されることにな
る。
部材24に密接されて空気の流れを遮断することができ
る。全閉状態でさらに弁体11を前進させると、弁体1
1はシール部材24を弾性変形させてその内側に嵌入さ
れることになり、リップ25が自らの弾発力によって円
筒部22に圧接される。すなわち、この状態では弁体1
1の外周側が全周にわたってシールされると共に、弁体
11がシール部材24によって弾性支持されることにな
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】図19に示す従来の構
造では、シール部材24(例えばそのリップ25)と弁
体11の円錐部12との間で決まる通路面積によって流
量をコントロールするので、シール部材24の寸法のバ
ラツキや、使用を繰り返すことによる形状寸法変化や空
気流の流体力の影響による部材全体の変形が大きく、流
量制御精度が悪いという問題があった。
造では、シール部材24(例えばそのリップ25)と弁
体11の円錐部12との間で決まる通路面積によって流
量をコントロールするので、シール部材24の寸法のバ
ラツキや、使用を繰り返すことによる形状寸法変化や空
気流の流体力の影響による部材全体の変形が大きく、流
量制御精度が悪いという問題があった。
【0014】しかも図19に示す従来構造では弁口の通
路面積制御部21aからある程度離れた位置にシール作
用をなすリップ25が設けられているのであるが、機関
の暖機は通常、冷却水が80℃程度で完了するので、リ
ップ25と弁体11の円筒部22が最初に接する位置を
その温度に対応させ、且つ通常の流量制御時(暖機中)
にはリップ25による影響が出ないように弁体10の円
錐部12と通路面積制御部21aとの位置を決定する必
要があり、このため円錐部12やシール部材24の形状
の設計に高い精度が要求されたり、そのような形状を形
成するのに相当高い加工精度が要求されるという問題が
あった。
路面積制御部21aからある程度離れた位置にシール作
用をなすリップ25が設けられているのであるが、機関
の暖機は通常、冷却水が80℃程度で完了するので、リ
ップ25と弁体11の円筒部22が最初に接する位置を
その温度に対応させ、且つ通常の流量制御時(暖機中)
にはリップ25による影響が出ないように弁体10の円
錐部12と通路面積制御部21aとの位置を決定する必
要があり、このため円錐部12やシール部材24の形状
の設計に高い精度が要求されたり、そのような形状を形
成するのに相当高い加工精度が要求されるという問題が
あった。
【0015】また、弁座9の凹陥部9aの加工やシール
部材24の固定も複雑であった。更に、弁体11が金属
製で重いため、耐震性向上のためにシール部材24にあ
る程度の厚みをもたせて弁体11を弾性支持する必要が
あった。一方、上記従来例では付勢手段であるスプリン
グ13が弁座9の内側と弁体11の円筒部の後端部との
間に装着されているので、スプリング13を収容するス
ペースがかなり大きくなり、装置全体がそれだけ大きく
なってしまうという問題があった。
部材24の固定も複雑であった。更に、弁体11が金属
製で重いため、耐震性向上のためにシール部材24にあ
る程度の厚みをもたせて弁体11を弾性支持する必要が
あった。一方、上記従来例では付勢手段であるスプリン
グ13が弁座9の内側と弁体11の円筒部の後端部との
間に装着されているので、スプリング13を収容するス
ペースがかなり大きくなり、装置全体がそれだけ大きく
なってしまうという問題があった。
【0016】この発明では上記従来の問題に鑑み、シー
ル部材の寸法のバラツキが生じにくく、使用による変形
をできるだけなくした補助空気制御弁の提供を目的とす
る。また、弁体が移動する際に弁体円錐部と弁口のシー
ル部による適正な通路面積の制御をなすための前記円錐
部やシール部の形状の設計や加工を容易に行えるように
した補助空気制御弁の提供を目的とする。さらに、弁体
の付勢手段の収容空間を小さくできる補助空気制御弁の
提供を目的とする。
ル部材の寸法のバラツキが生じにくく、使用による変形
をできるだけなくした補助空気制御弁の提供を目的とす
る。また、弁体が移動する際に弁体円錐部と弁口のシー
ル部による適正な通路面積の制御をなすための前記円錐
部やシール部の形状の設計や加工を容易に行えるように
した補助空気制御弁の提供を目的とする。さらに、弁体
の付勢手段の収容空間を小さくできる補助空気制御弁の
提供を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明に係る機関の補
助空気制御弁は、基本的には次に述べる特徴を有してい
る。すなわち、請求項1に記載の発明では、弁座に、弁
体が移動して円筒部と弁口とで通路面積が最低とされた
以降の所定の位置で前記円筒部のほぼ全周にわたって密
接する部分を有するシール部を設けたものである。ま
た、請求項2に記載の発明では、弁体の円錐部と対向し
て通路面積を決定する部分と前記弁体が移動して円筒部
と密接する部分とが同一箇所とされたシール部が設けら
れたものである。また、請求項3に記載の発明では、弁
体の円筒部に弾性を有するシール部を設け、このシール
部を含んだ円筒部の外径が弁口の内径より大きくされた
ものである。さらに、請求項4に記載の発明では、弁座
と、弁ハウジング内を外部から気密にするキャップとを
一体に構成するとともに、このキャップの内側と弁体先
端部との間に付勢手段を配したものである。
助空気制御弁は、基本的には次に述べる特徴を有してい
る。すなわち、請求項1に記載の発明では、弁座に、弁
体が移動して円筒部と弁口とで通路面積が最低とされた
以降の所定の位置で前記円筒部のほぼ全周にわたって密
接する部分を有するシール部を設けたものである。ま
た、請求項2に記載の発明では、弁体の円錐部と対向し
て通路面積を決定する部分と前記弁体が移動して円筒部
と密接する部分とが同一箇所とされたシール部が設けら
れたものである。また、請求項3に記載の発明では、弁
体の円筒部に弾性を有するシール部を設け、このシール
部を含んだ円筒部の外径が弁口の内径より大きくされた
ものである。さらに、請求項4に記載の発明では、弁座
と、弁ハウジング内を外部から気密にするキャップとを
一体に構成するとともに、このキャップの内側と弁体先
端部との間に付勢手段を配したものである。
【0018】
【作用】請求項1または5に記載の発明では、弁体がア
クチュエータによって移動され、まず弁体の円錐部が弁
座の弁口内を通る際に円錐部と弁口との間で通路面積が
絞られる。さらに弁体が移動すると弁体の円筒部が弁口
内を通り、この円筒部と弁口との間で通路面積が最低と
される。さらに弁体が弁口内を移動すると前記円筒部が
シール部に密接して空気の流通が確実に遮断される。こ
のように最低通路面積は基本的には弁口と円筒部によっ
て与えられるので、シール部として最低通路面積を与え
るための形状の精密さは要求されずにすむ。請求項2に
記載の発明では、弁体が移動して弁口を通る際に、まず
弁体の円錐部とシール部の所定箇所とによって通路面積
制御がなされ、さらに弁体が弁口内を進めば弁体の円筒
部が前記シール部の前記所定箇所に密接して流通空気の
遮断がなされるので、流量制御および遮断のための前記
円錐部とシール部との位置関係設定の困難さが減少す
る。
クチュエータによって移動され、まず弁体の円錐部が弁
座の弁口内を通る際に円錐部と弁口との間で通路面積が
絞られる。さらに弁体が移動すると弁体の円筒部が弁口
内を通り、この円筒部と弁口との間で通路面積が最低と
される。さらに弁体が弁口内を移動すると前記円筒部が
シール部に密接して空気の流通が確実に遮断される。こ
のように最低通路面積は基本的には弁口と円筒部によっ
て与えられるので、シール部として最低通路面積を与え
るための形状の精密さは要求されずにすむ。請求項2に
記載の発明では、弁体が移動して弁口を通る際に、まず
弁体の円錐部とシール部の所定箇所とによって通路面積
制御がなされ、さらに弁体が弁口内を進めば弁体の円筒
部が前記シール部の前記所定箇所に密接して流通空気の
遮断がなされるので、流量制御および遮断のための前記
円錐部とシール部との位置関係設定の困難さが減少す
る。
【0019】請求項3に記載の発明では、弁体が移動し
て弁口内を通る際にまず弁体の円錐部と弁口との間で通
路面積制御がなされ、さらに弁体が移動して弁体の円筒
部が弁口内を通る際に円筒部外周に設けられた弾性シー
ル部が弾性変形した状態で弁口に密接して空気の流通が
遮断される。よって、前記請求項2の場合と同じく流量
制御および遮断のための円錐部とシール部との位置関係
設定の困難さが減少する。請求項4に記載の発明では、
弁ハウジングのキャップと弁座とを一体にしていると共
に、弁体を開弁方向へ付勢する付勢手段を、弁ハウジン
グのキャップと弁体先端との間に設けているので、付勢
手段のためのスペースが小さくてすむ。請求項6に記載
の発明では、請求項4の発明の作用に加えて、ガイド部
が付勢手段の位置ずれ防止に寄与する。請求項7に記載
の発明では、シール部がシールリップ状の形状とされる
ことにより、空気流通の遮断を小型で取付容易なシール
部によってなし得る。
て弁口内を通る際にまず弁体の円錐部と弁口との間で通
路面積制御がなされ、さらに弁体が移動して弁体の円筒
部が弁口内を通る際に円筒部外周に設けられた弾性シー
ル部が弾性変形した状態で弁口に密接して空気の流通が
遮断される。よって、前記請求項2の場合と同じく流量
制御および遮断のための円錐部とシール部との位置関係
設定の困難さが減少する。請求項4に記載の発明では、
弁ハウジングのキャップと弁座とを一体にしていると共
に、弁体を開弁方向へ付勢する付勢手段を、弁ハウジン
グのキャップと弁体先端との間に設けているので、付勢
手段のためのスペースが小さくてすむ。請求項6に記載
の発明では、請求項4の発明の作用に加えて、ガイド部
が付勢手段の位置ずれ防止に寄与する。請求項7に記載
の発明では、シール部がシールリップ状の形状とされる
ことにより、空気流通の遮断を小型で取付容易なシール
部によってなし得る。
【0020】請求項8に記載の発明では、シール部を弁
口のほぼ全体に固着したので、シール部に弁体円筒部と
の接触部分を製作することが容易になり、またシール部
の脱落防止も図ることができる。請求項9に記載の発明
では、シール部あるいは弁体に低摩擦係数の樹脂コーテ
ィングが施されているのでオイル等による弁体とシール
部との粘着などが防がれる。請求項10、11に記載の
発明では、弁体や弁座が樹脂製なので、弁体の振動によ
る慣性力を軽減でき、弁体の弁口内での移動が円滑化さ
れる。請求項12に記載の発明では、シール部がその被
取付箇所に一体的に、とりわけ同一工程で一体的に取付
けられるので、シール部を設ける際の製造工程が簡略化
される。請求項13に記載の発明では、弁口の内径側が
断面鋭角状とされているので、シール部を設け易く、且
つその形状寸法精度も向上できる。請求項14に記載の
発明では、請求項4に記載の構成に加えて、マイクロカ
プセル化した接着剤を塗布したオネジをキャップに設
け、これを弁ハウジングのメネジに螺合させるように
し、螺合の際にマイクロカプセルが破壊されて接着剤が
キャップと弁ハウジングとの接合面に拡がるので、組み
付け易く、しかも組み付け強度も確保される。請求項1
5に記載の発明では、請求項4の記載の構成に加えて、
弁座とキャップとを連結するための円筒状部と板状部が
設けられたことによって、弁座とキャップを一体とした
場合の連結強度が確保でき、弁ハウジングに螺着する際
の締め込みトルクが大きくなってもそれに充分耐えるこ
とができる。
口のほぼ全体に固着したので、シール部に弁体円筒部と
の接触部分を製作することが容易になり、またシール部
の脱落防止も図ることができる。請求項9に記載の発明
では、シール部あるいは弁体に低摩擦係数の樹脂コーテ
ィングが施されているのでオイル等による弁体とシール
部との粘着などが防がれる。請求項10、11に記載の
発明では、弁体や弁座が樹脂製なので、弁体の振動によ
る慣性力を軽減でき、弁体の弁口内での移動が円滑化さ
れる。請求項12に記載の発明では、シール部がその被
取付箇所に一体的に、とりわけ同一工程で一体的に取付
けられるので、シール部を設ける際の製造工程が簡略化
される。請求項13に記載の発明では、弁口の内径側が
断面鋭角状とされているので、シール部を設け易く、且
つその形状寸法精度も向上できる。請求項14に記載の
発明では、請求項4に記載の構成に加えて、マイクロカ
プセル化した接着剤を塗布したオネジをキャップに設
け、これを弁ハウジングのメネジに螺合させるように
し、螺合の際にマイクロカプセルが破壊されて接着剤が
キャップと弁ハウジングとの接合面に拡がるので、組み
付け易く、しかも組み付け強度も確保される。請求項1
5に記載の発明では、請求項4の記載の構成に加えて、
弁座とキャップとを連結するための円筒状部と板状部が
設けられたことによって、弁座とキャップを一体とした
場合の連結強度が確保でき、弁ハウジングに螺着する際
の締め込みトルクが大きくなってもそれに充分耐えるこ
とができる。
【0021】
【実施例】以下、この発明の実施例を図に基づいて説明
する。 実施例1 実施例1を図1に基づいて説明する。図中従来のものと
同一または相当部分には同一符号を付して説明を省略す
る。図において、26は弁口21に接着または焼き付け
等によって固定されたシール部となるシール部材で、こ
の例では断面逆三角形状であり、他の物に例えればオイ
ルシールのシールリップ状の形状とされている。そし
て、このシール部材26は弁口21の通路面積制御部2
1aより反弁体寄りに設けられている。次に動作を説明
する。弁体11の動作は前述した従来例と同様である。
空気の通路面積(つまり空気流量)の制御は、図1
(イ)に示すように従来例と同様に通路面積制御部21
aと円錐部12とで行われる。次に、最低通路面積を形
成した状態を図1(ロ)に示す。この時点では、弁体1
1の円筒部22とシール部材26とはまだ接していな
い。更に、弁体11が伸長して所定の位置を行き過ぎた
状態を図1(ハ)に示す。この時点では、シール部材2
6が弁体11の円筒部22の外周に密接しているので空
気通路面積は零となっている。オイルシールのようなリ
ップ状となっているシール部材26は、弁体11の動き
に対してその円筒部22の表面にスムーズに馴染むこと
ができ、確実に空気通路を遮断できる。
する。 実施例1 実施例1を図1に基づいて説明する。図中従来のものと
同一または相当部分には同一符号を付して説明を省略す
る。図において、26は弁口21に接着または焼き付け
等によって固定されたシール部となるシール部材で、こ
の例では断面逆三角形状であり、他の物に例えればオイ
ルシールのシールリップ状の形状とされている。そし
て、このシール部材26は弁口21の通路面積制御部2
1aより反弁体寄りに設けられている。次に動作を説明
する。弁体11の動作は前述した従来例と同様である。
空気の通路面積(つまり空気流量)の制御は、図1
(イ)に示すように従来例と同様に通路面積制御部21
aと円錐部12とで行われる。次に、最低通路面積を形
成した状態を図1(ロ)に示す。この時点では、弁体1
1の円筒部22とシール部材26とはまだ接していな
い。更に、弁体11が伸長して所定の位置を行き過ぎた
状態を図1(ハ)に示す。この時点では、シール部材2
6が弁体11の円筒部22の外周に密接しているので空
気通路面積は零となっている。オイルシールのようなリ
ップ状となっているシール部材26は、弁体11の動き
に対してその円筒部22の表面にスムーズに馴染むこと
ができ、確実に空気通路を遮断できる。
【0022】また、機関の暖機は、通常、冷却水温度が
80℃で完了するので、シール部材26と弁体1の円筒
部22が最初に接する位置を、冷却水温度が80℃ない
しは100℃に達するまでの温度と対応させれば、暖機
後に空気通路を確実に遮断して機関への余計な空気の供
給をなくすことができる。通常の流量制御時にシール部
材26による影響が出ないようにするために、シール部
材26と通路面積制御21aとはある程度離す必要があ
るが、この発明では最低通路面積になってから所定距離
隔たった位置にシール部材26があるのでシール部材2
6自体が通常の流量制御時の流量を決める要素となるこ
とによるシール部材26の形状寸法設定の困難さが回避
されている。尚、図1(ロ)の状態は過渡的なものであ
るのでこの状態にある時間は短く、アイドル状態にある
時間に対して無視できる。また、弁体11の円錐部12
は図1に示すように表面を連続した一様な面として形成
してもよいが、図2に示すように円錐部12の軸方向の
ほぼ中間位置に段部12aを形成してもよく、これによ
って弁口21の通路面積制御部21aとの間できめ細か
い流量制御ができる。
80℃で完了するので、シール部材26と弁体1の円筒
部22が最初に接する位置を、冷却水温度が80℃ない
しは100℃に達するまでの温度と対応させれば、暖機
後に空気通路を確実に遮断して機関への余計な空気の供
給をなくすことができる。通常の流量制御時にシール部
材26による影響が出ないようにするために、シール部
材26と通路面積制御21aとはある程度離す必要があ
るが、この発明では最低通路面積になってから所定距離
隔たった位置にシール部材26があるのでシール部材2
6自体が通常の流量制御時の流量を決める要素となるこ
とによるシール部材26の形状寸法設定の困難さが回避
されている。尚、図1(ロ)の状態は過渡的なものであ
るのでこの状態にある時間は短く、アイドル状態にある
時間に対して無視できる。また、弁体11の円錐部12
は図1に示すように表面を連続した一様な面として形成
してもよいが、図2に示すように円錐部12の軸方向の
ほぼ中間位置に段部12aを形成してもよく、これによ
って弁口21の通路面積制御部21aとの間できめ細か
い流量制御ができる。
【0023】実施例2 上記実施例におけるシール部材26は図3〜図5に示す
形状にすることもできる。即ち、図3に示すようにシー
ル部材26Aを弁口21の全体を含んだ範囲まで延長し
かつ弁座9を貫通する穴9bを設けてシール部材26A
の脱落防止を図ったり、図4に示すようにシール部材2
6Bを単に弁口21の全体を含んだ範囲まで延長した
り、図5に示すように弁口21の幅を狭くしてシール部
材26Cのリップ25の成形性を良くしたりして弁座9
の薄肉化を図ることができる。
形状にすることもできる。即ち、図3に示すようにシー
ル部材26Aを弁口21の全体を含んだ範囲まで延長し
かつ弁座9を貫通する穴9bを設けてシール部材26A
の脱落防止を図ったり、図4に示すようにシール部材2
6Bを単に弁口21の全体を含んだ範囲まで延長した
り、図5に示すように弁口21の幅を狭くしてシール部
材26Cのリップ25の成形性を良くしたりして弁座9
の薄肉化を図ることができる。
【0024】なお、各シール部材26の形状は、アクチ
ュエータの力やスプリング13の設定力に応じて種々設
定可能である。つまり、これらの力が小さい場合には小
さなリップ25(先端部が鋭角状)として弁体11の動
作を阻害しないようにし、また力が大きい場合にはなだ
らかな山状の突起(図4に示すような)とすることによ
りシール部材26の成形をより一層容易にできる。
ュエータの力やスプリング13の設定力に応じて種々設
定可能である。つまり、これらの力が小さい場合には小
さなリップ25(先端部が鋭角状)として弁体11の動
作を阻害しないようにし、また力が大きい場合にはなだ
らかな山状の突起(図4に示すような)とすることによ
りシール部材26の成形をより一層容易にできる。
【0025】実施例3 実施例3を図6に示す。この実施例で26Dは樹脂製の
弁体8と同一工程で一体的に成形加工され、弁口21に
設けられたゴム製の弾性のあるシール部材で、このシー
ル部材26Dは弁口21の全体に固着され、その弁体寄
りの端部にリップ25が形成されている。このリップ2
5は断面逆三角形状でオイルシールのシールリップ状の
形状とされている。ここでは、リップ25の先端が通路
面積制御部21aとされており、したがって弁体11の
円錐部12と弁口21とで通路面積の制御がなされる部
分と弁体11がさらに進んでその円筒部22と弁口21
とで通路の遮断がなされる部分が同一箇所とされてい
る。これにより、通路面積制御のための形状と通路遮断
のための形状を別々に製作する必要がなくなり、通路面
積制御と通路遮断のための形状寸法の設定が容易にな
る。
弁体8と同一工程で一体的に成形加工され、弁口21に
設けられたゴム製の弾性のあるシール部材で、このシー
ル部材26Dは弁口21の全体に固着され、その弁体寄
りの端部にリップ25が形成されている。このリップ2
5は断面逆三角形状でオイルシールのシールリップ状の
形状とされている。ここでは、リップ25の先端が通路
面積制御部21aとされており、したがって弁体11の
円錐部12と弁口21とで通路面積の制御がなされる部
分と弁体11がさらに進んでその円筒部22と弁口21
とで通路の遮断がなされる部分が同一箇所とされてい
る。これにより、通路面積制御のための形状と通路遮断
のための形状を別々に製作する必要がなくなり、通路面
積制御と通路遮断のための形状寸法の設定が容易にな
る。
【0026】次に動作について説明する。弁体11の動
作は既述のものと同様である。空気の通路面積(つまり
空気流量)の制御は図6(イ)に示すように通路面積制
御部21aと円錐部12とで行われる。そして、所定温
度に達すると円錐部12の最大径の部分(円筒部22の
先端部)が通路面積制御部21aと接して全閉状態とな
り。補助空気の供給を遮断する。この時の状態を図6
(ロ)に示す。更に温度が上昇して弁体11を前進させ
ると、図1(ハ)に示すように弁体11はシール部材2
6Dの通路面積制御部21aを弾性変形させて、その内
側に嵌入されることになり、通路面積を零に保ったまま
でスムーズに移動することができる。
作は既述のものと同様である。空気の通路面積(つまり
空気流量)の制御は図6(イ)に示すように通路面積制
御部21aと円錐部12とで行われる。そして、所定温
度に達すると円錐部12の最大径の部分(円筒部22の
先端部)が通路面積制御部21aと接して全閉状態とな
り。補助空気の供給を遮断する。この時の状態を図6
(ロ)に示す。更に温度が上昇して弁体11を前進させ
ると、図1(ハ)に示すように弁体11はシール部材2
6Dの通路面積制御部21aを弾性変形させて、その内
側に嵌入されることになり、通路面積を零に保ったまま
でスムーズに移動することができる。
【0027】この実施例3の他の例を図7、8に示す。
この例では弁座9の弁口21をくさび形、つまり断面の
内径側を鋭角状とし、その断面形状に合わせて、シール
部材26Eをくさび形に形成したものであり、これによ
ればシール部材Eの成形性を良くして、通路面積制御部
21aの形状寸法精度を向上させている。しかも空気流
の流体力の影響による通路面積制御部21aの変形を抑
制し、流量調整をより高精度に行うことができる。
この例では弁座9の弁口21をくさび形、つまり断面の
内径側を鋭角状とし、その断面形状に合わせて、シール
部材26Eをくさび形に形成したものであり、これによ
ればシール部材Eの成形性を良くして、通路面積制御部
21aの形状寸法精度を向上させている。しかも空気流
の流体力の影響による通路面積制御部21aの変形を抑
制し、流量調整をより高精度に行うことができる。
【0028】実施例4 実施例4を図9に基づいて説明する。既述の例と同様の
構成についてはその説明を省略する。図において27は
弁体11の円筒部22に設けられた弾性シール部材であ
る。この弾性シール部材27は円筒部22に接着または
焼き付けによって固着されてもよいが、この実施例では
円筒部22の製造と同一工程で一体的に固着されてお
り、製造工程の簡略化が図られている。この弾性シール
部材27の外径は弁口21の内径より大きくなるように
設定されている。次に動作を説明する。弁体11の動き
は前述の実施例と同様であり、全閉時には弁体11の弾
性シール部材27が弁口21に密接して補助空気の供給
を遮断する。更に弁体11が前進すると弾性シール部材
27を弾性変形させて弁口21に嵌入され通路面積を零
に保ったままで弁体11は移動することができる。この
実施例では弁体11に弾性シール部材27を設けること
によって、弁口21における、弁体11の円錐部12と
で通路面積制御する部分と円筒部22とで通路遮断をす
る部分とを同一箇所とすることができる。
構成についてはその説明を省略する。図において27は
弁体11の円筒部22に設けられた弾性シール部材であ
る。この弾性シール部材27は円筒部22に接着または
焼き付けによって固着されてもよいが、この実施例では
円筒部22の製造と同一工程で一体的に固着されてお
り、製造工程の簡略化が図られている。この弾性シール
部材27の外径は弁口21の内径より大きくなるように
設定されている。次に動作を説明する。弁体11の動き
は前述の実施例と同様であり、全閉時には弁体11の弾
性シール部材27が弁口21に密接して補助空気の供給
を遮断する。更に弁体11が前進すると弾性シール部材
27を弾性変形させて弁口21に嵌入され通路面積を零
に保ったままで弁体11は移動することができる。この
実施例では弁体11に弾性シール部材27を設けること
によって、弁口21における、弁体11の円錐部12と
で通路面積制御する部分と円筒部22とで通路遮断をす
る部分とを同一箇所とすることができる。
【0029】上記実施例4の他の例を図10に示す。こ
の例では弁口21をくさび形、つまり弁口21の断面の
内径側を鋭角状として弾性シール部材27との接触面積
を小さくすることにより弁体11の移動をよりスムーズ
にすることができる。
の例では弁口21をくさび形、つまり弁口21の断面の
内径側を鋭角状として弾性シール部材27との接触面積
を小さくすることにより弁体11の移動をよりスムーズ
にすることができる。
【0030】実施例5 実施例5を図11に基づいて説明する。図中既述のもの
と同一または相当部分には同一符号を付して説明を省略
する。図において、28は弁座部9Aとキャップ部29
とを4本の板状部30により連結してなる一体部品で、
例えば樹脂成形品からなっている。この一体部品28は
外周のオネジ28aにマイクロカプセル化接着剤を塗布
しており、弁ハウジング5のメネジ5aに螺合装着さ
れ、シール性を保って固着される。組み付け手段として
は、出力ロッド16に弁体11を装着し、次に付勢手段
であるスプリング13を弁体11とキャップ部29の内
面との間に挿入した状態で、一体部品28を弁ハウジン
グ5に装着する。
と同一または相当部分には同一符号を付して説明を省略
する。図において、28は弁座部9Aとキャップ部29
とを4本の板状部30により連結してなる一体部品で、
例えば樹脂成形品からなっている。この一体部品28は
外周のオネジ28aにマイクロカプセル化接着剤を塗布
しており、弁ハウジング5のメネジ5aに螺合装着さ
れ、シール性を保って固着される。組み付け手段として
は、出力ロッド16に弁体11を装着し、次に付勢手段
であるスプリング13を弁体11とキャップ部29の内
面との間に挿入した状態で、一体部品28を弁ハウジン
グ5に装着する。
【0031】この時、スプリング13の脱落や位置ずれ
を防止するために、図12に示すように板状部30の内
側にスプリングのガイド部31を設けて、スプリング1
3を予め組み込んでおくこともできる。また、弁体11
のスプリング受け部11aを工夫して、スプリング13
の端部を保持させることもできる(例えば圧入、スナッ
プフィットにより)。一体部品28を組み付けて所定位
置に調整した後は、一体部品28にはスプリング13の
力が加わるので、マイクロカプセルは確実に破壊され、
シール性を保つことができる。
を防止するために、図12に示すように板状部30の内
側にスプリングのガイド部31を設けて、スプリング1
3を予め組み込んでおくこともできる。また、弁体11
のスプリング受け部11aを工夫して、スプリング13
の端部を保持させることもできる(例えば圧入、スナッ
プフィットにより)。一体部品28を組み付けて所定位
置に調整した後は、一体部品28にはスプリング13の
力が加わるので、マイクロカプセルは確実に破壊され、
シール性を保つことができる。
【0032】実施例6 上記実施例5において、所定温度到達後に流量の漏れを
確実に遮断したい場合には、図13に示すように弁座部
9Aの内径の一部分に弁体11が移動して円筒部22と
弁口21とで最低通路面積を成した以降の所定の位置
(言い替えれば所定の冷却水温度)で円筒部22の全周
にわたって密接するシール部材26を設ければよい。こ
のシール部材26は前記実施例1のシール部材6と同様
のシールリップ状の形状とされている。
確実に遮断したい場合には、図13に示すように弁座部
9Aの内径の一部分に弁体11が移動して円筒部22と
弁口21とで最低通路面積を成した以降の所定の位置
(言い替えれば所定の冷却水温度)で円筒部22の全周
にわたって密接するシール部材26を設ければよい。こ
のシール部材26は前記実施例1のシール部材6と同様
のシールリップ状の形状とされている。
【0033】実施例7 この実施例は上記実施例5の一体部品28を図14に示
すように構成したものであり、この一体部品28Aは図
14に示すようにオネジ28aより小さい外径の円筒状
部32とこれに設けたエア流通孔33とを有しており、
前記円筒状部32から放射状に板状部30が設けられて
いる。この一体部品28Aは弁座部9Aとキャップ部2
9とを樹脂や金属粉末の射出成形によって一体的に形成
し、かつシール剤とロック剤とを兼ねた特殊加工のマイ
クロカプセル化接着剤をオネジ28aに塗布して弁ハウ
ジング5のメネジ5aと固着している。
すように構成したものであり、この一体部品28Aは図
14に示すようにオネジ28aより小さい外径の円筒状
部32とこれに設けたエア流通孔33とを有しており、
前記円筒状部32から放射状に板状部30が設けられて
いる。この一体部品28Aは弁座部9Aとキャップ部2
9とを樹脂や金属粉末の射出成形によって一体的に形成
し、かつシール剤とロック剤とを兼ねた特殊加工のマイ
クロカプセル化接着剤をオネジ28aに塗布して弁ハウ
ジング5のメネジ5aと固着している。
【0034】上気したように弁座部9Aとキャップ部2
9とを円筒状部32と板状部30とで連結してなる一体
部品28Aとしておくと板状部30のみで連結してなる
上記実施例5の一体部品28に比べて連結強度が大きく
なるので、マイクロカプセル化接着剤の塗布量のバラツ
キや、オネジやメネジの形状寸法のバラツキによって締
め込みトルクが大きくなっても充分に対応でき、弁ハウ
ジング5に一体的に締め込んでいくことができる。この
ように一体部品28Aにオネジ28aより小さい内径の
円筒状部32を設けて、この円筒状部32の円周方向に
複数のエア流通孔33を設けることによってエア出入口
6、7を連通している。エア流通孔33は補助空気制御
弁が最大流量を確保できるように圧損を考慮して決めれ
ばよく、形状も円形でなくてもよいのは当然である。ま
た、板状部30による円周方向の分割も4箇所でなくて
もよく、型割りや締め込みトルクに対する強度の余裕を
考慮して決めればよい。
9とを円筒状部32と板状部30とで連結してなる一体
部品28Aとしておくと板状部30のみで連結してなる
上記実施例5の一体部品28に比べて連結強度が大きく
なるので、マイクロカプセル化接着剤の塗布量のバラツ
キや、オネジやメネジの形状寸法のバラツキによって締
め込みトルクが大きくなっても充分に対応でき、弁ハウ
ジング5に一体的に締め込んでいくことができる。この
ように一体部品28Aにオネジ28aより小さい内径の
円筒状部32を設けて、この円筒状部32の円周方向に
複数のエア流通孔33を設けることによってエア出入口
6、7を連通している。エア流通孔33は補助空気制御
弁が最大流量を確保できるように圧損を考慮して決めれ
ばよく、形状も円形でなくてもよいのは当然である。ま
た、板状部30による円周方向の分割も4箇所でなくて
もよく、型割りや締め込みトルクに対する強度の余裕を
考慮して決めればよい。
【0035】実施例8 上記実施例7の一体部品28Aは、図15に示すように
二つのスプリング13、19を用いたタイプ(図16に
示す従来のものに相当する)にも適用できる。
二つのスプリング13、19を用いたタイプ(図16に
示す従来のものに相当する)にも適用できる。
【0036】実施例9 以上述べた実施例(特に実施例1乃至4、6)におい
て、弁体11を樹脂製、とりわけ二硫化モリブデン等の
固体潤滑剤を含有する樹脂で成形することにより、振動
による弁体11の慣性力と弁体11が通路面積制御部2
1aを弾性変形させて弁口21内を移動するときの摺動
抵抗を軽減することができる。即ち、通路面積制御部2
1aの内径と弁体11の円筒部22の外径の差(締め
代)を小さくでき、通路面積制御部21aに加わる圧縮
応力が軽減される。そして弁体11との摺動摩擦が軽減
されるので、長期使用においても形状寸法の変化を抑制
して安定した流量調整精度を維持でき、補助空気制御弁
としての信頼性が高まる。
て、弁体11を樹脂製、とりわけ二硫化モリブデン等の
固体潤滑剤を含有する樹脂で成形することにより、振動
による弁体11の慣性力と弁体11が通路面積制御部2
1aを弾性変形させて弁口21内を移動するときの摺動
抵抗を軽減することができる。即ち、通路面積制御部2
1aの内径と弁体11の円筒部22の外径の差(締め
代)を小さくでき、通路面積制御部21aに加わる圧縮
応力が軽減される。そして弁体11との摺動摩擦が軽減
されるので、長期使用においても形状寸法の変化を抑制
して安定した流量調整精度を維持でき、補助空気制御弁
としての信頼性が高まる。
【0037】これにより弁体の円錐部12の製作も容易
になり、また弁座側のシール部材の厚さや幅も小さくで
きる。このことは弁座9を二硫化モリブデン等の固体潤
滑剤を含有する樹脂製としても達成できる(特に実施例
4において)。また実施例1乃至3において弁座9を樹
脂製とした場合は、各シール部材を固定する際の固着性
向上、脱落防止のための溝や穴の製造の容易化が図られ
る。
になり、また弁座側のシール部材の厚さや幅も小さくで
きる。このことは弁座9を二硫化モリブデン等の固体潤
滑剤を含有する樹脂製としても達成できる(特に実施例
4において)。また実施例1乃至3において弁座9を樹
脂製とした場合は、各シール部材を固定する際の固着性
向上、脱落防止のための溝や穴の製造の容易化が図られ
る。
【0038】実施例10 以上述べた実施例(特に実施例1乃至4、6)におい
て、シール部材を低粘着性のフッ素ゴムで成形し、弁体
11の円筒部22(実施例4では円筒部22に設けられ
たシール部材27)に低摩擦係数の樹脂コーティングを
施すことによって、弁体11の弁口21内での移動をス
ムーズにし、空気通路を通過するカーボンデポジットや
オイル等による粘着を防止できる。このことは、弁口2
1やシール部材に低摩擦係数の樹脂コーティングを施す
ことによってもなし得る。
て、シール部材を低粘着性のフッ素ゴムで成形し、弁体
11の円筒部22(実施例4では円筒部22に設けられ
たシール部材27)に低摩擦係数の樹脂コーティングを
施すことによって、弁体11の弁口21内での移動をス
ムーズにし、空気通路を通過するカーボンデポジットや
オイル等による粘着を防止できる。このことは、弁口2
1やシール部材に低摩擦係数の樹脂コーティングを施す
ことによってもなし得る。
【0039】
【発明の効果】請求項1または5に記載の発明によれ
ば、弁体の円筒部と弁口とで通路面積が最低とされた以
降の所定の位置で円筒部のほぼ全周にわたって密接する
シール部を設けたので、弁体の円錐部と弁口とによる通
路面積制御のための形状寸法設定が容易となり、且つ空
気流量の制御、遮断が確実に行える。請求項2に記載の
発明によれば、弁体の円錐部と対向して通路面積を決定
する部分と弁体が移動して円筒部と密接する部分とを同
一箇所にしたシール部を設けたので、これら部分を別々
の箇所とするのに比し弁体の円筒部がシール部に密接す
るまでの流量制御のための寸法等の設定が容易になり、
且つ空気流量の制御、遮断が確実に行える。請求項3に
記載の発明によれば、弁体の円筒部に弾性を有するシー
ル部材を設けたので、弁体と弁口とで通路面積制御を行
うに際し、弁口内の形状を綿密に設計する煩が回避で
き、且つ流量制御、遮断が確実に行える。請求項4に記
載の発明によれば、キャップと弁座を一体としてキャッ
プと弁体との間に付勢手段を配したので、付勢手段用の
スペースが小さくて済み、装置全体を小型化できる。
ば、弁体の円筒部と弁口とで通路面積が最低とされた以
降の所定の位置で円筒部のほぼ全周にわたって密接する
シール部を設けたので、弁体の円錐部と弁口とによる通
路面積制御のための形状寸法設定が容易となり、且つ空
気流量の制御、遮断が確実に行える。請求項2に記載の
発明によれば、弁体の円錐部と対向して通路面積を決定
する部分と弁体が移動して円筒部と密接する部分とを同
一箇所にしたシール部を設けたので、これら部分を別々
の箇所とするのに比し弁体の円筒部がシール部に密接す
るまでの流量制御のための寸法等の設定が容易になり、
且つ空気流量の制御、遮断が確実に行える。請求項3に
記載の発明によれば、弁体の円筒部に弾性を有するシー
ル部材を設けたので、弁体と弁口とで通路面積制御を行
うに際し、弁口内の形状を綿密に設計する煩が回避で
き、且つ流量制御、遮断が確実に行える。請求項4に記
載の発明によれば、キャップと弁座を一体としてキャッ
プと弁体との間に付勢手段を配したので、付勢手段用の
スペースが小さくて済み、装置全体を小型化できる。
【0040】請求項6に記載の発明によれば、一体部品
の内径に付勢手段のガイド部が設けられているので、付
勢手段の位置が使用中に動いたり、或は脱落することが
防がれる。請求項7に記載の発明によれば、シール部が
シールリップ状の形状とされているので、シール部を小
型化でき、且つ空気流通の遮断も確実に行える。請求項
8に記載の発明によれば、シール部が弁口のほぼ全体に
固着されるので、シール部の固定性や成形性が向上す
る。請求項9に記載の発明によれば、樹脂コーティング
をシール部や弁体に施したのでカーボンデポジットやオ
イル等によって弁体とシール部が粘着してしまうなどの
不具合が防止できる。で、弁体の動きをスムーズにする
ことができる。
の内径に付勢手段のガイド部が設けられているので、付
勢手段の位置が使用中に動いたり、或は脱落することが
防がれる。請求項7に記載の発明によれば、シール部が
シールリップ状の形状とされているので、シール部を小
型化でき、且つ空気流通の遮断も確実に行える。請求項
8に記載の発明によれば、シール部が弁口のほぼ全体に
固着されるので、シール部の固定性や成形性が向上す
る。請求項9に記載の発明によれば、樹脂コーティング
をシール部や弁体に施したのでカーボンデポジットやオ
イル等によって弁体とシール部が粘着してしまうなどの
不具合が防止できる。で、弁体の動きをスムーズにする
ことができる。
【0041】請求項12に記載の発明によれば、シール
部が一体的に設けられるので、製造工程が簡略化でき
る。請求項13に記載の発明によれば、弁口の断面の内
径側が鋭角状とされているので、弁体との摺動抵抗を軽
減でき、またシール部の形状寸法精度が向上する。請求
項14に記載の発明によれば、キャップのオネジにマイ
クロカプセル化した接着剤を塗布しているので、キャッ
プを弁ハウジングに取り付ける際に作業がしやすく、ま
たシール性も確保できる。請求項15に記載の発明によ
れば、円筒状部と板状部によってキャップと弁座が連結
されるので、連結強度を大きくすることができ、一体部
品を弁ハウジングに取り付ける際に締め付けトルクが大
きくなっても支障なく取り付けることができる。
部が一体的に設けられるので、製造工程が簡略化でき
る。請求項13に記載の発明によれば、弁口の断面の内
径側が鋭角状とされているので、弁体との摺動抵抗を軽
減でき、またシール部の形状寸法精度が向上する。請求
項14に記載の発明によれば、キャップのオネジにマイ
クロカプセル化した接着剤を塗布しているので、キャッ
プを弁ハウジングに取り付ける際に作業がしやすく、ま
たシール性も確保できる。請求項15に記載の発明によ
れば、円筒状部と板状部によってキャップと弁座が連結
されるので、連結強度を大きくすることができ、一体部
品を弁ハウジングに取り付ける際に締め付けトルクが大
きくなっても支障なく取り付けることができる。
【図1】この発明の実施例1を示す図で、(イ)〜
(ハ)は各動作状態を示す要部断面図である。
(ハ)は各動作状態を示す要部断面図である。
【図2】この発明の実施例1の変形例を示す要部断面図
である。
である。
【図3】この発明の実施例2を示す要部断面図である。
【図4】この発明の実施例2を示す要部断面図である。
【図5】この発明の実施例2を示す要部断面図である。
【図6】この発明の実施例3を示す図で、(イ)〜
(ハ)は各動作状態を示す要部断面図である。
(ハ)は各動作状態を示す要部断面図である。
【図7】実施例3の変形例を示す要部断面図である。
【図8】実施例3の変形例を示す要部断面図である。
【図9】この発明の実施例4を示す要部断面図である。
【図10】実施例4の変形例を示す要部断面図である。
【図11】この発明の実施例5を示す図で、(イ)は断
面図、(ロ)は一体部品の斜視図である。
面図、(ロ)は一体部品の斜視図である。
【図12】図11の一体部品の改良を示す図である。
【図13】この発明の実施例6を示す部分断面図であ
る。
る。
【図14】この発明の実施例7を示す一体部品の斜視図
である。
である。
【図15】この発明の実施例8を示す要部断面図であ
る。
る。
【図16】従来の補助空気制御弁を示す断面図である。
【図17】従来の補助空気制御弁を他の例を示す断面図
である。
である。
【図18】図17の補助空気制御弁の部分拡大図であ
る。
る。
【図19】従来の補助空気制御弁をさらに他の例を示す
部分拡大断面図である。
部分拡大断面図である。
1 機関 2 吸気通路 3 スロットル弁 4a、4b バイパス通路 5 弁ハウジング 6 エア入口 7 エア出口 9 弁座 9A 弁座部 11 弁体 12 円錐部 13 スプリング(付勢手段) 14 アクチュエータ 15 冷却水 21 弁口 22 円筒部 26、26A、26B、26C、26D、26E シー
ル部材(シール部) 27 弾性シール部材 28、28A 一体部品 29 キャップ部 30 板状部 31 ガイド部 32 円筒状部 33 エア流通孔
ル部材(シール部) 27 弾性シール部材 28、28A 一体部品 29 キャップ部 30 板状部 31 ガイド部 32 円筒状部 33 エア流通孔
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年12月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 機関の補助空気制御弁
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車用内燃機関の
暖機運転時などにスロットル弁をバイパスして空気を供
給する機関の補助空気制御弁に関する。
暖機運転時などにスロットル弁をバイパスして空気を供
給する機関の補助空気制御弁に関する。
【0002】
【従来の技術】図16は例えば特公昭63−19695
号公報に示された従来の補助空気制御弁の構造を示す断
面図である。図において、1は機関であり、この機関1
には吸気通路2を通じて吸入空気の供給が行われる。3
はスロットル弁である。吸気通路2にはバイパス通路4
a、4bが設けられている。このバイパス通路は前記ス
ロットル弁3をバイパスするように配置されている。5
は弁ハウジングであり、この弁ハウジング5は前記バイ
パス通路4a、4bに接続されるエア入口6とエア出口
7とを有し、かつこれらエア出入口6、7とを結ぶ内部
エア通路に形成された弁座9を有する。この弁座9は所
定内径の弁口10を有する。11は上記弁座9に対向し
て配設されて通路面積を制御する弁体である。弁体11
は金属製であり、その先端に円錐部12を有する。13
は前記弁体11を開弁方向に付勢する付勢手段たるスプ
リングである。14は前記弁体11を前記スプリング1
3に抗して移動させるアクチュエータである。これは機
関1からの冷却水15の温度を感知してそれにより膨張
収縮するサーモワックスを内蔵したタイプのものであ
る。そしてこのアクチュエータ14はサーモワックスの
膨張収縮により出入せしめられる出力ロッド16とこれ
を案内するシリンダ17とを備えている。29は弁ハウ
ジング5の内部と外部とを気密に隔絶するためのキャッ
プ部である。
号公報に示された従来の補助空気制御弁の構造を示す断
面図である。図において、1は機関であり、この機関1
には吸気通路2を通じて吸入空気の供給が行われる。3
はスロットル弁である。吸気通路2にはバイパス通路4
a、4bが設けられている。このバイパス通路は前記ス
ロットル弁3をバイパスするように配置されている。5
は弁ハウジングであり、この弁ハウジング5は前記バイ
パス通路4a、4bに接続されるエア入口6とエア出口
7とを有し、かつこれらエア出入口6、7とを結ぶ内部
エア通路に形成された弁座9を有する。この弁座9は所
定内径の弁口10を有する。11は上記弁座9に対向し
て配設されて通路面積を制御する弁体である。弁体11
は金属製であり、その先端に円錐部12を有する。13
は前記弁体11を開弁方向に付勢する付勢手段たるスプ
リングである。14は前記弁体11を前記スプリング1
3に抗して移動させるアクチュエータである。これは機
関1からの冷却水15の温度を感知してそれにより膨張
収縮するサーモワックスを内蔵したタイプのものであ
る。そしてこのアクチュエータ14はサーモワックスの
膨張収縮により出入せしめられる出力ロッド16とこれ
を案内するシリンダ17とを備えている。29は弁ハウ
ジング5の内部と外部とを気密に隔絶するためのキャッ
プ部である。
【0003】かくして、暖機運転等の際に、機関1の冷
却水15の温度が上昇するにつれてアクチュエータ14
がそれを感知して、弁体11を弁座9に接近させ、内部
エア通路の通路面積を小さくし、補助空気の供給量を減
少させ、所定温度に達すると、補助空気の供給量をゼロ
とすべく円錐部12は弁口10に対接し通路面積をゼロ
とする。
却水15の温度が上昇するにつれてアクチュエータ14
がそれを感知して、弁体11を弁座9に接近させ、内部
エア通路の通路面積を小さくし、補助空気の供給量を減
少させ、所定温度に達すると、補助空気の供給量をゼロ
とすべく円錐部12は弁口10に対接し通路面積をゼロ
とする。
【0004】更に冷却水15の温度が上昇すると、アク
チュエータ14内のサーモワックスは更に膨張し出力ロ
ッド16を突出させる。かくして、この出力ロッド16
と弁体11とを弾力的に係合させておき、弁体11が弁
座9に対接してそれ以上前進できなくなっても出力ロッ
ド16の前進を許容するように構成している。即ち、出
力ロッド16に円筒部材18を取付け、この円筒部材1
8を前記シリンダ17に摺動可能にかぶせる。この円筒
部材18と弁体11との間に第二のスプリング19を配
置して閉弁方向に弁体11をバイアスしている。そして
この第二のスプリング19により出力ロッド16から弁
体11が逸脱しないようにこれらの間に係合片20を設
けているのである。
チュエータ14内のサーモワックスは更に膨張し出力ロ
ッド16を突出させる。かくして、この出力ロッド16
と弁体11とを弾力的に係合させておき、弁体11が弁
座9に対接してそれ以上前進できなくなっても出力ロッ
ド16の前進を許容するように構成している。即ち、出
力ロッド16に円筒部材18を取付け、この円筒部材1
8を前記シリンダ17に摺動可能にかぶせる。この円筒
部材18と弁体11との間に第二のスプリング19を配
置して閉弁方向に弁体11をバイアスしている。そして
この第二のスプリング19により出力ロッド16から弁
体11が逸脱しないようにこれらの間に係合片20を設
けているのである。
【0005】従来の補助空気制御弁は以上のように構成
されていて、所定温度に達した以降も更にアクチュエー
タ14が出力ロッド16を伸ばして弁体11を介して弁
座9に好ましくない応力を与えるようになるのを防止し
ているのであるが、かかる構造は複雑であり多数の部品
が必要とされ、生産コストが高くなるばかりか、装置全
体が大型化するという問題点があった。
されていて、所定温度に達した以降も更にアクチュエー
タ14が出力ロッド16を伸ばして弁体11を介して弁
座9に好ましくない応力を与えるようになるのを防止し
ているのであるが、かかる構造は複雑であり多数の部品
が必要とされ、生産コストが高くなるばかりか、装置全
体が大型化するという問題点があった。
【0006】そこで、これらの問題点を解決する手段と
して例えば実開昭63−105741号公報に示された
機関の補助空気制御弁があり、その構成を図17、18
に示す。図中前記従来例と同じ部材には同一符号を付し
て説明を省略する。図において、21は円形の弁口であ
り、22は弁口21に摺動して通過可能である弁体11
の円筒部である。そしてこの円筒部22はシリンダ17
にかぶさっている(但し、摺動ガイドにはなっていな
い)。出力ロッド16の先端は弁体11の内部の小径孔
23に挿入されている。これにより弁体11は案内保持
されている。空気通路面積は、弁口21の片側端部であ
る通路面積制御部21aと円錐部12とで形成される。
して例えば実開昭63−105741号公報に示された
機関の補助空気制御弁があり、その構成を図17、18
に示す。図中前記従来例と同じ部材には同一符号を付し
て説明を省略する。図において、21は円形の弁口であ
り、22は弁口21に摺動して通過可能である弁体11
の円筒部である。そしてこの円筒部22はシリンダ17
にかぶさっている(但し、摺動ガイドにはなっていな
い)。出力ロッド16の先端は弁体11の内部の小径孔
23に挿入されている。これにより弁体11は案内保持
されている。空気通路面積は、弁口21の片側端部であ
る通路面積制御部21aと円錐部12とで形成される。
【0007】ここでは、前記従来例のごとき弁の閉止時
では弁体は弁座に押圧対接されるという常識を打破した
ものであり、通路面積を最低(実質的に零)となした後
でも弁体はその状態を維持して弁座中を更に前進しうる
ようにしているのである。即ち、冷却水15の温度上昇
によりアクチュエータ14が弁体11を右方向に前進さ
せて、弁体11の円錐部12が弁座9の弁口21中へ前
進して通路面積を狭め、所定値の温度で円錐部12の最
大径の部分(円筒部22)が弁口21に位置し、通路面
積を最低(実質的に零)とする。更に温度が上昇する
と、出力ロッド16は更に弁体11を右方へ押す。この
とき、弁体11の円筒部22の外周面が弁座9の弁口2
1の内周面に摺動して弁体11の前進を許容し、しかし
て出力ロッド16の伸長を許容する。
では弁体は弁座に押圧対接されるという常識を打破した
ものであり、通路面積を最低(実質的に零)となした後
でも弁体はその状態を維持して弁座中を更に前進しうる
ようにしているのである。即ち、冷却水15の温度上昇
によりアクチュエータ14が弁体11を右方向に前進さ
せて、弁体11の円錐部12が弁座9の弁口21中へ前
進して通路面積を狭め、所定値の温度で円錐部12の最
大径の部分(円筒部22)が弁口21に位置し、通路面
積を最低(実質的に零)とする。更に温度が上昇する
と、出力ロッド16は更に弁体11を右方へ押す。この
とき、弁体11の円筒部22の外周面が弁座9の弁口2
1の内周面に摺動して弁体11の前進を許容し、しかし
て出力ロッド16の伸長を許容する。
【0008】なお、アクチュエータ14をハウジング5
内へ装着するときの許容誤差等による弁口21に対する
シリンダ17あるいは出力ロッド16の配向ずれ等で、
弁口21内を滑らかに弁体11が前進後退できなくなる
という問題を、図18に示すごとくシリンダ17の外周
面と円筒部22の内周面との間および出力ロッド16の
外周面と弁体内部の小径孔23との間に適当な隙間を設
けて解消している。
内へ装着するときの許容誤差等による弁口21に対する
シリンダ17あるいは出力ロッド16の配向ずれ等で、
弁口21内を滑らかに弁体11が前進後退できなくなる
という問題を、図18に示すごとくシリンダ17の外周
面と円筒部22の内周面との間および出力ロッド16の
外周面と弁体内部の小径孔23との間に適当な隙間を設
けて解消している。
【0009】このように弁体先端の円錐部の最大径を所
定の温度で弁口に位置するようにし、その最大径部に続
いて円筒部を前記円錐部の後部に有せしめたので、所定
の温度以上になったとき弁体は最低通路面積を与えたま
まで弁口内を前進できる故に、弁体とこれを作動させる
出力ロッドとの間の連結を簡潔になしうるという効果が
ある。
定の温度で弁口に位置するようにし、その最大径部に続
いて円筒部を前記円錐部の後部に有せしめたので、所定
の温度以上になったとき弁体は最低通路面積を与えたま
まで弁口内を前進できる故に、弁体とこれを作動させる
出力ロッドとの間の連結を簡潔になしうるという効果が
ある。
【0010】しかしながら、最低通路面積からの微少な
空気漏れ流量は遮断できないので、アイドル時の機関回
転数を低くしたい場合、特に排気量の小さい車種におい
てはアイドル運転そのものに必要な空気流量の絶対値が
小さいため、スロットルバルブの方からの漏れ流量だけ
でも機関のアイドル回転が確保できる場合があり、その
ような場合には上記のようなバイパス通路からの漏れ流
量をゼロにし、不必要に機関のアイドル回転数が上昇し
ないようにして燃料消費率を改善することが車のグレー
ドと燃料消費率との関係からしても強く望まれるところ
である。
空気漏れ流量は遮断できないので、アイドル時の機関回
転数を低くしたい場合、特に排気量の小さい車種におい
てはアイドル運転そのものに必要な空気流量の絶対値が
小さいため、スロットルバルブの方からの漏れ流量だけ
でも機関のアイドル回転が確保できる場合があり、その
ような場合には上記のようなバイパス通路からの漏れ流
量をゼロにし、不必要に機関のアイドル回転数が上昇し
ないようにして燃料消費率を改善することが車のグレー
ドと燃料消費率との関係からしても強く望まれるところ
である。
【0011】以上のような状況に鑑み、本願出願人は、
特開平4−47163号にて図19に示す、弁座9の弁
口に弾性材からなり弁体11の外周面に全周にわたって
密接する円環状シール部材を設けたものを提案した。こ
の補助空気制御弁において、24はシール部たるシール
部材を示す。このシール部材24は全体がゴム材等の弾
性材料によって円環状に形成されている。そして、この
シール部材24は、弁座9の弁口部分に形成された凹陥
部9aに嵌入されて固定されている。また、このシール
部材24の内周部分には弁体11の円筒部22に密接さ
れるリップ25が設けられている。このリップ25は先
端が角張って形成されており、この先端部分でのシール
部材24の内径は弁体11の円筒部22の外径より小さ
くなるように設定されている。
特開平4−47163号にて図19に示す、弁座9の弁
口に弾性材からなり弁体11の外周面に全周にわたって
密接する円環状シール部材を設けたものを提案した。こ
の補助空気制御弁において、24はシール部たるシール
部材を示す。このシール部材24は全体がゴム材等の弾
性材料によって円環状に形成されている。そして、この
シール部材24は、弁座9の弁口部分に形成された凹陥
部9aに嵌入されて固定されている。また、このシール
部材24の内周部分には弁体11の円筒部22に密接さ
れるリップ25が設けられている。このリップ25は先
端が角張って形成されており、この先端部分でのシール
部材24の内径は弁体11の円筒部22の外径より小さ
くなるように設定されている。
【0012】したがって、全閉時には弁体11がシール
部材24に密接されて空気の流れを遮断することができ
る。全閉状態でさらに弁体11を前進させると、弁体1
1はシール部材24を弾性変形させてその内側に嵌入さ
れることになり、リップ25が自らの弾発力によって円
筒部22に圧接される。すなわち、この状態では弁体1
1の外周側が全周にわたってシールされると共に、弁体
11がシール部材24によって弾性支持されることにな
る。
部材24に密接されて空気の流れを遮断することができ
る。全閉状態でさらに弁体11を前進させると、弁体1
1はシール部材24を弾性変形させてその内側に嵌入さ
れることになり、リップ25が自らの弾発力によって円
筒部22に圧接される。すなわち、この状態では弁体1
1の外周側が全周にわたってシールされると共に、弁体
11がシール部材24によって弾性支持されることにな
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】図19に示す従来の構
造では、シール部材24(例えばそのリップ25)と弁
体11の円錐部12との間で決まる通路面積によって流
量をコントロールするので、シール部材24の寸法のバ
ラツキや、使用を繰り返すことによる形状寸法変化や空
気流の流体力の影響による部材全体の変形により、流量
制御精度が悪化するという問題があった。
造では、シール部材24(例えばそのリップ25)と弁
体11の円錐部12との間で決まる通路面積によって流
量をコントロールするので、シール部材24の寸法のバ
ラツキや、使用を繰り返すことによる形状寸法変化や空
気流の流体力の影響による部材全体の変形により、流量
制御精度が悪化するという問題があった。
【0014】また、弁座9の凹陥部9aの加工やシール
部材24の固定も複雑であった。更に、弁体11が金属
製で重いため、耐震性向上のためにシール部材24にあ
る程度の厚みをもたせて弁体11を弾性支持する必要が
あった。一方、上記従来例では付勢手段であるスプリン
グ13が弁座9の内側と弁体11の円筒部の後端部との
間に装着されているので、スプリング13を収容するス
ペースがかなり大きくなり、装置全体がそれだけ大きく
なってしまうという問題があった。
部材24の固定も複雑であった。更に、弁体11が金属
製で重いため、耐震性向上のためにシール部材24にあ
る程度の厚みをもたせて弁体11を弾性支持する必要が
あった。一方、上記従来例では付勢手段であるスプリン
グ13が弁座9の内側と弁体11の円筒部の後端部との
間に装着されているので、スプリング13を収容するス
ペースがかなり大きくなり、装置全体がそれだけ大きく
なってしまうという問題があった。
【0015】この発明では上記従来の問題に鑑み、簡潔
な構造で機関のバイパス通路を確実に遮断できると共
に、小形軽量で耐震性や流量制御性のよい補助空気制御
弁の提供を目的とする。さらに、弁体の付勢手段の収容
空間を小さくできる補助空気制御弁の提供を目的とす
る。
な構造で機関のバイパス通路を確実に遮断できると共
に、小形軽量で耐震性や流量制御性のよい補助空気制御
弁の提供を目的とする。さらに、弁体の付勢手段の収容
空間を小さくできる補助空気制御弁の提供を目的とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明に係る機関の補
助空気制御弁は、基本的には次に述べる特徴を有してい
る。すなわち、請求項1に記載の発明では、弁座に、弁
体が移動して円筒部と弁口とで通路面積が最低とされた
以降の所定の位置で前記円筒部の全周にわたって密接す
る部分を有するシール部を設けたものである。また、請
求項2に記載の発明では、弁体の円錐部と対向して通路
面積を決定する部分と前記弁体が移動して円筒部と密接
する部分とが同一箇所とされたシール部が設けられたも
のである。また、請求項3に記載の発明では、弁体の円
筒部に弾性を有するシール部を設け、このシール部を含
んだ円筒部の外径が弁口の内径より大きくされたもので
ある。さらに、請求項4に記載の発明では、弁座と、弁
ハウジング内を外部から気密にするキャップとを一体に
構成するとともに、このキャップの内側と弁体先端部と
の間に付勢手段を配したものである。
助空気制御弁は、基本的には次に述べる特徴を有してい
る。すなわち、請求項1に記載の発明では、弁座に、弁
体が移動して円筒部と弁口とで通路面積が最低とされた
以降の所定の位置で前記円筒部の全周にわたって密接す
る部分を有するシール部を設けたものである。また、請
求項2に記載の発明では、弁体の円錐部と対向して通路
面積を決定する部分と前記弁体が移動して円筒部と密接
する部分とが同一箇所とされたシール部が設けられたも
のである。また、請求項3に記載の発明では、弁体の円
筒部に弾性を有するシール部を設け、このシール部を含
んだ円筒部の外径が弁口の内径より大きくされたもので
ある。さらに、請求項4に記載の発明では、弁座と、弁
ハウジング内を外部から気密にするキャップとを一体に
構成するとともに、このキャップの内側と弁体先端部と
の間に付勢手段を配したものである。
【0017】
【作用】請求項1、5、16のいずれかに記載の発明で
は、弁体がアクチュエータによって移動され、まず弁体
の円錐部が弁座の弁口内を通る際に円錐部と弁口との間
で通路面積が絞られる。さらに弁体が移動すると弁体の
円筒部が弁口内を通り、この円筒部と弁口との間で通路
面積が最低とされる。さらに弁体が弁口内を移動すると
前記円筒部がシール部に密接して空気の流通が確実に遮
断される。請求項2に記載の発明では、弁体が移動して
弁口を通る際に、まず弁体の円錐部とシール部の所定箇
所とによって通路面積制御がなされ、さらに弁体が弁口
内を進めば弁体の円筒部が前記シール部の前記所定箇所
に密接して流通空気の遮断がなされるので、流量制御お
よび遮断のための前記円錐部とシール部との位置関係設
定の困難さが減少する。
は、弁体がアクチュエータによって移動され、まず弁体
の円錐部が弁座の弁口内を通る際に円錐部と弁口との間
で通路面積が絞られる。さらに弁体が移動すると弁体の
円筒部が弁口内を通り、この円筒部と弁口との間で通路
面積が最低とされる。さらに弁体が弁口内を移動すると
前記円筒部がシール部に密接して空気の流通が確実に遮
断される。請求項2に記載の発明では、弁体が移動して
弁口を通る際に、まず弁体の円錐部とシール部の所定箇
所とによって通路面積制御がなされ、さらに弁体が弁口
内を進めば弁体の円筒部が前記シール部の前記所定箇所
に密接して流通空気の遮断がなされるので、流量制御お
よび遮断のための前記円錐部とシール部との位置関係設
定の困難さが減少する。
【0018】請求項3に記載の発明では、弁体が移動し
て弁口内を通る際にまず弁体の円錐部と弁口との間で通
路面積制御がなされ、さらに弁体が移動して弁体の円筒
部が弁口内を通る際に円筒部外周に設けられた弾性シー
ル部が弾性変形した状態で弁口に密接して空気の流通が
遮断される。よって、前記請求項2の場合と同じく流量
制御および遮断のための円錐部とシール部との位置関係
設定の困難さが減少する。請求項4に記載の発明では、
弁ハウジングのキャップと弁座とを一体にしていると共
に、弁体を開弁方向へ付勢する付勢手段を、弁ハウジン
グのキャップと弁体先端との間に設けているので、付勢
手段のためのスペースが小さくてすむ。請求項6に記載
の発明では、請求項4の発明の作用に加えて、ガイド部
が付勢手段の位置ずれ防止に寄与する。請求項7に記載
の発明では、シール部がシールリップ状の形状とされる
ことにより、空気流通の遮断を小型なシール部によって
なし得る。
て弁口内を通る際にまず弁体の円錐部と弁口との間で通
路面積制御がなされ、さらに弁体が移動して弁体の円筒
部が弁口内を通る際に円筒部外周に設けられた弾性シー
ル部が弾性変形した状態で弁口に密接して空気の流通が
遮断される。よって、前記請求項2の場合と同じく流量
制御および遮断のための円錐部とシール部との位置関係
設定の困難さが減少する。請求項4に記載の発明では、
弁ハウジングのキャップと弁座とを一体にしていると共
に、弁体を開弁方向へ付勢する付勢手段を、弁ハウジン
グのキャップと弁体先端との間に設けているので、付勢
手段のためのスペースが小さくてすむ。請求項6に記載
の発明では、請求項4の発明の作用に加えて、ガイド部
が付勢手段の位置ずれ防止に寄与する。請求項7に記載
の発明では、シール部がシールリップ状の形状とされる
ことにより、空気流通の遮断を小型なシール部によって
なし得る。
【0019】請求項8に記載の発明では、シール部を弁
口のほぼ全体に固着したので、シール部に弁体円筒部と
の接触部分を製作することが容易になり、またシール部
の脱落防止も図ることができる。請求項9に記載の発明
では、シール部に低摩擦係数の樹脂コーティングが施さ
れているのでカーボンデポジットやオイルによる弁体と
シール部との粘着などが防がれる。請求項10に記載の
発明では、弁体や弁座が樹脂製なので、弁体の振動によ
る慣性力を軽減でき、弁体の弁口内での移動が円滑化さ
れる。請求項11に記載の発明では、弁座が樹脂製なの
でシール部を固定する際の固着性向上、脱落防止のため
の溝や穴を容易に構成することができる。請求項12に
記載の発明では、シール部がその被取付箇所に一体的
に、とりわけ同一工程で一体的に取付けられるので、シ
ール部を設ける際の製造工程が簡略化される。請求項1
3に記載の発明では、弁口の内径側が断面鋭角状とされ
ているので、シール部を設け易く、且つその形状寸法精
度も向上できる。請求項14に記載の発明では、請求項
4に記載の構成に加えて、マイクロカプセル化した接着
剤を塗布したオネジをキャップに設け、これを弁ハウジ
ングのメネジに螺合させるようにし、螺合の際にマイク
ロカプセルが破壊されて接着剤がキャップと弁ハウジン
グとの接合面に拡がるので、組み付け易く、しかも組み
付け強度も確保される。請求項15に記載の発明では、
請求項4の記載の構成に加えて、弁座とキャップとを連
結するための円筒状部と板状部が設けられたことによっ
て、弁座とキャップを一体とした場合の連結強度が確保
でき、弁ハウジングに螺着する際の締め込みトルクが大
きくなってもそれに充分耐えることができる。請求項1
7、18、19、20に記載の発明では、シール部が低
粘着性のフッ素ゴム製で、且つ弁体の円筒部や弁座の弁
口に低摩擦係数の樹脂コーティングが施されたり、或は
弁体や弁座が固体潤滑剤を含有する樹脂製なので請求項
9に記載の発明と同様に、弁体の弁口内の移動がよりス
ムーズになりカーボンデポジットやオイル等による粘着
が防がれる。
口のほぼ全体に固着したので、シール部に弁体円筒部と
の接触部分を製作することが容易になり、またシール部
の脱落防止も図ることができる。請求項9に記載の発明
では、シール部に低摩擦係数の樹脂コーティングが施さ
れているのでカーボンデポジットやオイルによる弁体と
シール部との粘着などが防がれる。請求項10に記載の
発明では、弁体や弁座が樹脂製なので、弁体の振動によ
る慣性力を軽減でき、弁体の弁口内での移動が円滑化さ
れる。請求項11に記載の発明では、弁座が樹脂製なの
でシール部を固定する際の固着性向上、脱落防止のため
の溝や穴を容易に構成することができる。請求項12に
記載の発明では、シール部がその被取付箇所に一体的
に、とりわけ同一工程で一体的に取付けられるので、シ
ール部を設ける際の製造工程が簡略化される。請求項1
3に記載の発明では、弁口の内径側が断面鋭角状とされ
ているので、シール部を設け易く、且つその形状寸法精
度も向上できる。請求項14に記載の発明では、請求項
4に記載の構成に加えて、マイクロカプセル化した接着
剤を塗布したオネジをキャップに設け、これを弁ハウジ
ングのメネジに螺合させるようにし、螺合の際にマイク
ロカプセルが破壊されて接着剤がキャップと弁ハウジン
グとの接合面に拡がるので、組み付け易く、しかも組み
付け強度も確保される。請求項15に記載の発明では、
請求項4の記載の構成に加えて、弁座とキャップとを連
結するための円筒状部と板状部が設けられたことによっ
て、弁座とキャップを一体とした場合の連結強度が確保
でき、弁ハウジングに螺着する際の締め込みトルクが大
きくなってもそれに充分耐えることができる。請求項1
7、18、19、20に記載の発明では、シール部が低
粘着性のフッ素ゴム製で、且つ弁体の円筒部や弁座の弁
口に低摩擦係数の樹脂コーティングが施されたり、或は
弁体や弁座が固体潤滑剤を含有する樹脂製なので請求項
9に記載の発明と同様に、弁体の弁口内の移動がよりス
ムーズになりカーボンデポジットやオイル等による粘着
が防がれる。
【0020】
【実施例】以下、この発明の実施例を図に基づいて説明
する。 実施例1 実施例1を図1に基づいて説明する。図中従来のものと
同一または相当部分には同一符号を付して説明を省略す
る。図において、26は弁口21に接着または焼き付け
等によって固定されたシール部となるシール部材で、こ
の例では断面逆三角形状であり、他の物に例えればオイ
ルシールのシールリップ状の形状とされている。そし
て、このシール部材26は弁口21の通路面積制御部2
1aより反弁体寄りに設けられている。次に動作を説明
する。弁体11の動作は前述した従来例と同様である。
空気の通路面積(つまり空気流量)の制御は、図1
(イ)に示すように従来例と同様に通路面積制御部21
aと円錐部12とで行われる。次に、最低通路面積を形
成した状態を図1(ロ)に示す。この時点では、弁体1
1の円筒部22とシール部材26とはまだ接していな
い。更に、弁体11が伸長して所定の位置を行き過ぎた
状態を図1(ハ)に示す。この時点では、シール部材2
6が弁体11の円筒部22の外周に密接しているので空
気通路面積は零となっている。オイルシールのようなリ
ップ状となっているシール部材26は、弁体11の動き
に対してその円筒部22の表面にスムーズに馴染むこと
ができ、確実に空気通路を遮断できる。
する。 実施例1 実施例1を図1に基づいて説明する。図中従来のものと
同一または相当部分には同一符号を付して説明を省略す
る。図において、26は弁口21に接着または焼き付け
等によって固定されたシール部となるシール部材で、こ
の例では断面逆三角形状であり、他の物に例えればオイ
ルシールのシールリップ状の形状とされている。そし
て、このシール部材26は弁口21の通路面積制御部2
1aより反弁体寄りに設けられている。次に動作を説明
する。弁体11の動作は前述した従来例と同様である。
空気の通路面積(つまり空気流量)の制御は、図1
(イ)に示すように従来例と同様に通路面積制御部21
aと円錐部12とで行われる。次に、最低通路面積を形
成した状態を図1(ロ)に示す。この時点では、弁体1
1の円筒部22とシール部材26とはまだ接していな
い。更に、弁体11が伸長して所定の位置を行き過ぎた
状態を図1(ハ)に示す。この時点では、シール部材2
6が弁体11の円筒部22の外周に密接しているので空
気通路面積は零となっている。オイルシールのようなリ
ップ状となっているシール部材26は、弁体11の動き
に対してその円筒部22の表面にスムーズに馴染むこと
ができ、確実に空気通路を遮断できる。
【0021】また、機関の暖機は、通常、冷却水温度が
80℃程度で完了するので、シール部材26と弁体11
の円筒部22が最初に接する位置を、冷却水温度が80
℃ないしは100℃に達するまでの温度と対応させれ
ば、暖機後に空気通路を確実に遮断して機関への余計な
空気の供給をなくすことができる。通常の流量制御時に
シール部材26による影響が出ないようにするために、
シール部材26と通路面積制御21aとはある程度離す
必要があるが、この発明では最低通路面積になってから
所定距離隔たった位置にシール部材26があるのでシー
ル部材26自体が通常の流量制御時の流量を決める要素
となることによるシール部材26の形状寸法設定の困難
さが回避されている。尚、図1(ロ)の状態は過渡的な
ものであるのでこの状態にある時間は短く、アイドル状
態にある時間に対して無視できる。また、弁体11の円
錐部12は図1に示すように表面を連続した一様な面と
して形成してもよいが、図2に示すように円錐部12の
形状を2段以上に形成してもよく、これによって弁口2
1の通路面積制御部21aとの間できめ細かい流量制御
ができる。
80℃程度で完了するので、シール部材26と弁体11
の円筒部22が最初に接する位置を、冷却水温度が80
℃ないしは100℃に達するまでの温度と対応させれ
ば、暖機後に空気通路を確実に遮断して機関への余計な
空気の供給をなくすことができる。通常の流量制御時に
シール部材26による影響が出ないようにするために、
シール部材26と通路面積制御21aとはある程度離す
必要があるが、この発明では最低通路面積になってから
所定距離隔たった位置にシール部材26があるのでシー
ル部材26自体が通常の流量制御時の流量を決める要素
となることによるシール部材26の形状寸法設定の困難
さが回避されている。尚、図1(ロ)の状態は過渡的な
ものであるのでこの状態にある時間は短く、アイドル状
態にある時間に対して無視できる。また、弁体11の円
錐部12は図1に示すように表面を連続した一様な面と
して形成してもよいが、図2に示すように円錐部12の
形状を2段以上に形成してもよく、これによって弁口2
1の通路面積制御部21aとの間できめ細かい流量制御
ができる。
【0022】実施例2 上記実施例1におけるシール部材26は図3〜図5に示
す形状にすることもできる。即ち、図3に示すようにシ
ール部材26Aを弁口21の全体を含んだ範囲まで延長
しかつ弁座9を貫通する穴9bを設けてシール部材26
Aの脱落防止を図ったり、図4に示すようにシール部材
26Bを単に弁口21の全体を含んだ範囲まで延長した
り、図5に示すように弁口21の幅を狭くしてシール部
材26Cのリップ25の成形性を良くしたりして弁座9
の薄肉化を図ることができる。
す形状にすることもできる。即ち、図3に示すようにシ
ール部材26Aを弁口21の全体を含んだ範囲まで延長
しかつ弁座9を貫通する穴9bを設けてシール部材26
Aの脱落防止を図ったり、図4に示すようにシール部材
26Bを単に弁口21の全体を含んだ範囲まで延長した
り、図5に示すように弁口21の幅を狭くしてシール部
材26Cのリップ25の成形性を良くしたりして弁座9
の薄肉化を図ることができる。
【0023】なお、各シール部材26の形状は、アクチ
ュエータ14の力やスプリング13の設定力に応じて種
々設定可能である。つまり、これらの力が小さい場合に
は小さなリップ25(先端部が鋭角状)として弁体11
の動作を阻害しないようにし、また力が大きい場合には
なだらかな山状の突起(図4に示すような)とすること
によりシール部材26の成形をより一層容易にできる。
ュエータ14の力やスプリング13の設定力に応じて種
々設定可能である。つまり、これらの力が小さい場合に
は小さなリップ25(先端部が鋭角状)として弁体11
の動作を阻害しないようにし、また力が大きい場合には
なだらかな山状の突起(図4に示すような)とすること
によりシール部材26の成形をより一層容易にできる。
【0024】実施例3 実施例3を図6に示す。この実施例で26Dは樹脂製の
弁座9と同一工程で一体的に成形加工され、弁口21に
設けられた弾性のあるシール部材で、このシール部材2
6Dは弁口21の全体に固着され、その弁体寄りの端部
にリップ25が形成されている。このリップ25は断面
逆三角形状でオイルシールのシールリップ状の形状とさ
れている。ここでは、リップ25の先端が通路面積制御
部21aとされており、したがって弁体11の円錐部1
2と弁口21とで通路面積の制御がなされる部分と弁体
11がさらに進んでその円筒部22と弁口21とで通路
の遮断がなされる部分が同一箇所とされている。これに
より、通路面積制御のための形状と通路遮断のための形
状を別々に製作する必要がなくなり、通路面積制御と通
路遮断のための形状寸法の設定が容易になる。
弁座9と同一工程で一体的に成形加工され、弁口21に
設けられた弾性のあるシール部材で、このシール部材2
6Dは弁口21の全体に固着され、その弁体寄りの端部
にリップ25が形成されている。このリップ25は断面
逆三角形状でオイルシールのシールリップ状の形状とさ
れている。ここでは、リップ25の先端が通路面積制御
部21aとされており、したがって弁体11の円錐部1
2と弁口21とで通路面積の制御がなされる部分と弁体
11がさらに進んでその円筒部22と弁口21とで通路
の遮断がなされる部分が同一箇所とされている。これに
より、通路面積制御のための形状と通路遮断のための形
状を別々に製作する必要がなくなり、通路面積制御と通
路遮断のための形状寸法の設定が容易になる。
【0025】次に動作について説明する。弁体11の動
作は既述のものと同様である。空気の通路面積(つまり
空気流量)の制御は図6(イ)に示すように通路面積制
御部21aと円錐部12とで行われる。そして、所定温
度に達すると円錐部12の最大径の部分(円筒部22の
先端部)が通路面積制御部21aと接して全閉状態とな
り。補助空気の供給を遮断する。この時の状態を図6
(ロ)に示す。更に温度が上昇して弁体11を前進させ
ると、図1(ハ)に示すように弁体11はシール部材2
6Dの通路面積制御部21aを弾性変形させて、その内
側に嵌入されることになり、通路面積を零に保ったまま
でスムーズに移動することができる。
作は既述のものと同様である。空気の通路面積(つまり
空気流量)の制御は図6(イ)に示すように通路面積制
御部21aと円錐部12とで行われる。そして、所定温
度に達すると円錐部12の最大径の部分(円筒部22の
先端部)が通路面積制御部21aと接して全閉状態とな
り。補助空気の供給を遮断する。この時の状態を図6
(ロ)に示す。更に温度が上昇して弁体11を前進させ
ると、図1(ハ)に示すように弁体11はシール部材2
6Dの通路面積制御部21aを弾性変形させて、その内
側に嵌入されることになり、通路面積を零に保ったまま
でスムーズに移動することができる。
【0026】この実施例3の他の例を図7、8に示す。
この例では弁座9の弁口21をくさび形、つまり断面の
内径側を鋭角状とし、その断面形状に合わせて、シール
部材26Eをくさび形に形成したものであり、これによ
ればシール部材26Eの成形性を良くして、通路面積制
御部21aの形状寸法精度を向上させている。しかも空
気流の流体力の影響による通路面積制御部21aの変形
を抑制し、流量調整をより高精度に行うことができる。
この例では弁座9の弁口21をくさび形、つまり断面の
内径側を鋭角状とし、その断面形状に合わせて、シール
部材26Eをくさび形に形成したものであり、これによ
ればシール部材26Eの成形性を良くして、通路面積制
御部21aの形状寸法精度を向上させている。しかも空
気流の流体力の影響による通路面積制御部21aの変形
を抑制し、流量調整をより高精度に行うことができる。
【0027】実施例4 実施例4を図9に基づいて説明する。既述の例と同様の
構成についてはその説明を省略する。図において27は
弁体11の円筒部22に設けられた弾性シール部材であ
る。この弾性シール部材27は円筒部22に接着または
焼き付けによって固着されてもよいが、この実施例では
弁体11の製造と同一工程で一体的に固着されており、
製造工程の簡略化が図られている。この弾性シール部材
27の外径は弁口21の内径より大きくなるように設定
されている。次に動作を説明する。弁体11の動きは前
述の実施例と同様であり、全閉時には弁体11の弾性シ
ール部材27が弁口21に密接して補助空気の供給を遮
断する。更に弁体11が前進すると弾性シール部材27
を弾性変形させて弁口21に嵌入され通路面積を零に保
ったままで弁体11は移動することができる。この実施
例では弁体11に弾性シール部材27を設けることによ
って、弁口21における、弁体11の円錐部12とで通
路面積制御する部分と円筒部22とで通路遮断をする部
分とを同一箇所とすることができる。
構成についてはその説明を省略する。図において27は
弁体11の円筒部22に設けられた弾性シール部材であ
る。この弾性シール部材27は円筒部22に接着または
焼き付けによって固着されてもよいが、この実施例では
弁体11の製造と同一工程で一体的に固着されており、
製造工程の簡略化が図られている。この弾性シール部材
27の外径は弁口21の内径より大きくなるように設定
されている。次に動作を説明する。弁体11の動きは前
述の実施例と同様であり、全閉時には弁体11の弾性シ
ール部材27が弁口21に密接して補助空気の供給を遮
断する。更に弁体11が前進すると弾性シール部材27
を弾性変形させて弁口21に嵌入され通路面積を零に保
ったままで弁体11は移動することができる。この実施
例では弁体11に弾性シール部材27を設けることによ
って、弁口21における、弁体11の円錐部12とで通
路面積制御する部分と円筒部22とで通路遮断をする部
分とを同一箇所とすることができる。
【0028】上記実施例4の他の例を図10に示す。こ
の例では弁口21をくさび形、つまり弁口21の断面の
内径側を鋭角状として弾性シール部材27との接触面積
を小さくすることにより弁体11の移動をよりスムーズ
にすることができる。
の例では弁口21をくさび形、つまり弁口21の断面の
内径側を鋭角状として弾性シール部材27との接触面積
を小さくすることにより弁体11の移動をよりスムーズ
にすることができる。
【0029】実施例5 実施例5を図11に基づいて説明する。図中既述のもの
と同一または相当部分には同一符号を付して説明を省略
する。図において、28は弁座部9Aとキャップ部29
とを4本の板状部30により連結してなる一体部品で、
例えば樹脂成形品からなっている。この一体部品28は
外周のオネジ28aにシール剤とロック剤とを兼ねた特
殊加工のマイクロカプセル化接着剤を塗布しており、弁
ハウジング5のメネジ5aに螺合装着され、シール性を
保って固着される。組み付け手段としては、出力ロッド
16に弁体11を装着し、次に付勢手段であるスプリン
グ13を弁体11とキャップ部29の内面との間に挿入
した状態で、一体部品28を弁ハウジング5に装着す
る。
と同一または相当部分には同一符号を付して説明を省略
する。図において、28は弁座部9Aとキャップ部29
とを4本の板状部30により連結してなる一体部品で、
例えば樹脂成形品からなっている。この一体部品28は
外周のオネジ28aにシール剤とロック剤とを兼ねた特
殊加工のマイクロカプセル化接着剤を塗布しており、弁
ハウジング5のメネジ5aに螺合装着され、シール性を
保って固着される。組み付け手段としては、出力ロッド
16に弁体11を装着し、次に付勢手段であるスプリン
グ13を弁体11とキャップ部29の内面との間に挿入
した状態で、一体部品28を弁ハウジング5に装着す
る。
【0030】この時、スプリング13の脱落や位置ずれ
を防止するために、図12に示すように板状部30の内
側にスプリングのガイド部31を設けて、スプリング1
3を予め組み込んでおくこともできる。また、弁体11
のスプリング受け部11aを工夫して、スプリング13
の端部を保持させることもできる(例えば圧入、スナッ
プフィットにより)。一体部品28を組み付けて所定位
置に調整した後は、一体部品28にはスプリング13の
力が加わるので、マイクロカプセルは確実に破壊され、
シール性を保つことができる。
を防止するために、図12に示すように板状部30の内
側にスプリングのガイド部31を設けて、スプリング1
3を予め組み込んでおくこともできる。また、弁体11
のスプリング受け部11aを工夫して、スプリング13
の端部を保持させることもできる(例えば圧入、スナッ
プフィットにより)。一体部品28を組み付けて所定位
置に調整した後は、一体部品28にはスプリング13の
力が加わるので、マイクロカプセルは確実に破壊され、
シール性を保つことができる。
【0031】実施例6 上記実施例5において、所定温度到達後に流量の漏れを
確実に遮断したい場合には、図13に示すように弁座部
9Aの内径の一部分に弁体11が移動して円筒部22と
弁口21とで最低通路面積を成した以降の所定の位置
(言い替えれば所定の冷却水温度)で円筒部22の全周
にわたって密接するシール部材26を設ければよい。こ
のシール部材26は前記実施例1のシール部材26と同
様のシールリップ状の形状とされている。また、前記弁
座部9Aの弁口21に前記実施例3と同様の弁体11の
円錐部12と対向して通路面積を決定する部分と、前記
弁体11が移動して円筒部22と密接する部分とが同一
箇所とされたシール部材を設けてもよく、或はまた前記
実施例4の様に前記弁体11の円筒部22に弾性シール
部材を設けることにより、全閉時の流量の漏れを確実に
遮断することができる。
確実に遮断したい場合には、図13に示すように弁座部
9Aの内径の一部分に弁体11が移動して円筒部22と
弁口21とで最低通路面積を成した以降の所定の位置
(言い替えれば所定の冷却水温度)で円筒部22の全周
にわたって密接するシール部材26を設ければよい。こ
のシール部材26は前記実施例1のシール部材26と同
様のシールリップ状の形状とされている。また、前記弁
座部9Aの弁口21に前記実施例3と同様の弁体11の
円錐部12と対向して通路面積を決定する部分と、前記
弁体11が移動して円筒部22と密接する部分とが同一
箇所とされたシール部材を設けてもよく、或はまた前記
実施例4の様に前記弁体11の円筒部22に弾性シール
部材を設けることにより、全閉時の流量の漏れを確実に
遮断することができる。
【0032】実施例7 この実施例は上記実施例5の一体部品28を図14に示
すように構成したものであり、この一体部品28Aは図
14に示すようにオネジ28aより小さい外径の円筒状
部32とこれに設けたエア流通孔33とを有しており、
前記円筒状部32から放射状に板状部30が設けられて
いる。この一体部品28Aは弁座部9Aとキャップ部2
9とを樹脂や金属粉末の射出成形によって一体的に形成
し、かつシール剤とロック剤とを兼ねた特殊加工のマイ
クロカプセル化接着剤をオネジ28aに塗布して弁ハウ
ジング5のメネジ5aと固着している。
すように構成したものであり、この一体部品28Aは図
14に示すようにオネジ28aより小さい外径の円筒状
部32とこれに設けたエア流通孔33とを有しており、
前記円筒状部32から放射状に板状部30が設けられて
いる。この一体部品28Aは弁座部9Aとキャップ部2
9とを樹脂や金属粉末の射出成形によって一体的に形成
し、かつシール剤とロック剤とを兼ねた特殊加工のマイ
クロカプセル化接着剤をオネジ28aに塗布して弁ハウ
ジング5のメネジ5aと固着している。
【0033】上記したように弁座部9Aとキャップ部2
9とを円筒状部32と板状部30とで連結してなる一体
部品28Aとしておくと板状部30のみで連結してなる
上記実施例5の一体部品28に比べて連結強度が大きく
なるので、マイクロカプセル化接着剤の塗布量のバラツ
キや、オネジやメネジの形状寸法のバラツキによって締
め込みトルクが大きくなっても充分に対応でき、弁ハウ
ジング5に一体的に締め込んでいくことができる。この
ように一体部品28Aにオネジ28aより小さい内径の
円筒状部32を設けて、この円筒状部32の円周方向に
複数のエア流通孔33を設けることによってエア出入口
6、7を連通している。エア流通孔33は補助空気制御
弁が最大流量を確保できるように圧損を考慮して決めれ
ばよく、形状も円形でなくてもよいのは当然である。ま
た、板状部30による円周方向の分割も4箇所でなくて
もよく、型割りや締め込みトルクに対する強度の余裕を
考慮して決めればよい。
9とを円筒状部32と板状部30とで連結してなる一体
部品28Aとしておくと板状部30のみで連結してなる
上記実施例5の一体部品28に比べて連結強度が大きく
なるので、マイクロカプセル化接着剤の塗布量のバラツ
キや、オネジやメネジの形状寸法のバラツキによって締
め込みトルクが大きくなっても充分に対応でき、弁ハウ
ジング5に一体的に締め込んでいくことができる。この
ように一体部品28Aにオネジ28aより小さい内径の
円筒状部32を設けて、この円筒状部32の円周方向に
複数のエア流通孔33を設けることによってエア出入口
6、7を連通している。エア流通孔33は補助空気制御
弁が最大流量を確保できるように圧損を考慮して決めれ
ばよく、形状も円形でなくてもよいのは当然である。ま
た、板状部30による円周方向の分割も4箇所でなくて
もよく、型割りや締め込みトルクに対する強度の余裕を
考慮して決めればよい。
【0034】実施例8 上記実施例7の一体部品28Aは、図15に示すように
二つのスプリング13、19を用いたタイプ(図16に
示す従来のものに相当する)にも適用できる。
二つのスプリング13、19を用いたタイプ(図16に
示す従来のものに相当する)にも適用できる。
【0035】実施例9 以上述べた実施例(特に実施例1乃至4、6)におい
て、弁体11を樹脂製、とりわけ二硫化モリブデン等の
固体潤滑剤を含有する樹脂で成形することにより、振動
による弁体11の慣性力と弁体11が通路面積制御部2
1aを弾性変形させて弁口21内を移動するときの摺動
抵抗を軽減することができる。即ち、通路面積制御部2
1aの内径と弁体11の円筒部22の外径の差(締め
代)を小さくでき、通路面積制御部21aに加わる圧縮
応力が軽減される。そして弁体11との摺動摩擦が軽減
されるので、長期使用においても形状寸法の変化を抑制
して安定した流量調整精度を維持でき、補助空気制御弁
としての信頼性が高まる。
て、弁体11を樹脂製、とりわけ二硫化モリブデン等の
固体潤滑剤を含有する樹脂で成形することにより、振動
による弁体11の慣性力と弁体11が通路面積制御部2
1aを弾性変形させて弁口21内を移動するときの摺動
抵抗を軽減することができる。即ち、通路面積制御部2
1aの内径と弁体11の円筒部22の外径の差(締め
代)を小さくでき、通路面積制御部21aに加わる圧縮
応力が軽減される。そして弁体11との摺動摩擦が軽減
されるので、長期使用においても形状寸法の変化を抑制
して安定した流量調整精度を維持でき、補助空気制御弁
としての信頼性が高まる。
【0036】これにより弁体の円錐部12(特に2段以
上に形成する場合)の製作も容易になり、また弁座側の
シール部材の厚さや幅も小さくできる。このことは弁座
9を二硫化モリブデン等の固体潤滑剤を含有する樹脂製
としても達成できる(特に実施例4において)。また実
施例1〜3、6において弁座9や一体部品28を樹脂製
とした場合は、各シール部材を固定する際の固着性向
上、脱落防止のための溝や穴の製造の容易化が図られ
る。
上に形成する場合)の製作も容易になり、また弁座側の
シール部材の厚さや幅も小さくできる。このことは弁座
9を二硫化モリブデン等の固体潤滑剤を含有する樹脂製
としても達成できる(特に実施例4において)。また実
施例1〜3、6において弁座9や一体部品28を樹脂製
とした場合は、各シール部材を固定する際の固着性向
上、脱落防止のための溝や穴の製造の容易化が図られ
る。
【0037】実施例10 以上述べた実施例(特に実施例1乃至4、6)におい
て、シール部材を低粘着性のフッ素ゴムで成形し、弁体
11の円筒部22(実施例4では弁口21)に低摩擦係
数の樹脂コーティングを施すことによって、弁体11の
弁口21内での移動をスムーズにし、空気通路を通過す
るカーボンデポジットやオイル等による粘着を防止でき
る。このことは、シール部材に低摩擦係数の樹脂コーテ
ィングを施すことによってもなし得る。
て、シール部材を低粘着性のフッ素ゴムで成形し、弁体
11の円筒部22(実施例4では弁口21)に低摩擦係
数の樹脂コーティングを施すことによって、弁体11の
弁口21内での移動をスムーズにし、空気通路を通過す
るカーボンデポジットやオイル等による粘着を防止でき
る。このことは、シール部材に低摩擦係数の樹脂コーテ
ィングを施すことによってもなし得る。
【0038】
【発明の効果】請求項1、5、16のいずれかに記載の
発明によれば、弁体の円筒部と弁口とで通路面積が最低
とされた以降の所定の位置で円筒部の全周にわたって密
接するシール部を設けたので、弁体の円錐部と弁口とに
よる通路面積制御のための形状寸法設定が容易となり、
且つ空気流量の制御、遮断が確実に行える。請求項2に
記載の発明によれば、弁体の円錐部と対向して通路面積
を決定する部分と弁体が移動して円筒部と密接する部分
とを同一箇所にしたシール部を設けたので、これら部分
を別々の箇所とするのに比し弁体の円筒部がシール部に
密接するまでの流量制御のための寸法等の設定が容易に
なり、且つ空気流量の制御、遮断が確実に行える。請求
項3に記載の発明によれば、弁体の円筒部に弾性を有す
るシール部材を設けたので、弁体と弁口とで通路面積制
御を行うに際し、弁口内の形状を綿密に設計する煩が回
避でき、且つ流量制御、遮断が確実に行える。請求項4
に記載の発明によれば、キャップと弁座を一体としてキ
ャップと弁体との間に付勢手段を配したので、付勢手段
用のスペースが小さくて済み、装置全体を小型化でき
る。
発明によれば、弁体の円筒部と弁口とで通路面積が最低
とされた以降の所定の位置で円筒部の全周にわたって密
接するシール部を設けたので、弁体の円錐部と弁口とに
よる通路面積制御のための形状寸法設定が容易となり、
且つ空気流量の制御、遮断が確実に行える。請求項2に
記載の発明によれば、弁体の円錐部と対向して通路面積
を決定する部分と弁体が移動して円筒部と密接する部分
とを同一箇所にしたシール部を設けたので、これら部分
を別々の箇所とするのに比し弁体の円筒部がシール部に
密接するまでの流量制御のための寸法等の設定が容易に
なり、且つ空気流量の制御、遮断が確実に行える。請求
項3に記載の発明によれば、弁体の円筒部に弾性を有す
るシール部材を設けたので、弁体と弁口とで通路面積制
御を行うに際し、弁口内の形状を綿密に設計する煩が回
避でき、且つ流量制御、遮断が確実に行える。請求項4
に記載の発明によれば、キャップと弁座を一体としてキ
ャップと弁体との間に付勢手段を配したので、付勢手段
用のスペースが小さくて済み、装置全体を小型化でき
る。
【0039】請求項6に記載の発明によれば、一体部品
の内径に付勢手段のガイド部が設けられているので、付
勢手段の位置が使用中に動いたり、或は脱落することが
防がれる。請求項7に記載の発明によれば、シール部が
シールリップ状の形状とされているので、シール部を小
型化でき、且つ空気流通の遮断も確実に行える。請求項
8に記載の発明によれば、シール部が弁口のほぼ全体に
固着されるので、シール部の固定性や成形性が向上す
る。請求項9に記載の発明によれば、低摩擦係数の樹脂
コーティングをシール部に施したのでカーボンデポジッ
トやオイル等によって弁体とシール部が粘着してしまう
などの不具合が防止できる。請求項10に記載の発明に
よれば、弁座を樹脂製にしたことによって振動による弁
体の慣性力が軽減するので、弁体の動きをスムーズにす
ることができる。請求項11に記載の発明によれば、弁
座を樹脂製にしたことによってシール部の固着性向上、
脱落防止のための溝や穴の構成を容易にできる。
の内径に付勢手段のガイド部が設けられているので、付
勢手段の位置が使用中に動いたり、或は脱落することが
防がれる。請求項7に記載の発明によれば、シール部が
シールリップ状の形状とされているので、シール部を小
型化でき、且つ空気流通の遮断も確実に行える。請求項
8に記載の発明によれば、シール部が弁口のほぼ全体に
固着されるので、シール部の固定性や成形性が向上す
る。請求項9に記載の発明によれば、低摩擦係数の樹脂
コーティングをシール部に施したのでカーボンデポジッ
トやオイル等によって弁体とシール部が粘着してしまう
などの不具合が防止できる。請求項10に記載の発明に
よれば、弁座を樹脂製にしたことによって振動による弁
体の慣性力が軽減するので、弁体の動きをスムーズにす
ることができる。請求項11に記載の発明によれば、弁
座を樹脂製にしたことによってシール部の固着性向上、
脱落防止のための溝や穴の構成を容易にできる。
【0040】請求項12に記載の発明によれば、シール
部が一体的に設けられるので、製造工程が簡略化でき
る。請求項13に記載の発明によれば、弁口の断面の内
径側が鋭角状とされているので、弁体との摺動抵抗を軽
減でき、またシール部の形状寸法精度が向上する。請求
項14に記載の発明によれば、キャップのオネジにマイ
クロカプセル化した接着剤を塗布しているので、キャッ
プを弁ハウジングに取り付ける際に作業がしやすく、ま
た組み付け強度やシール性も確保できる。請求項15に
記載の発明によれば、円筒状部と板状部によってキャッ
プと弁座が連結されるので、連結強度を大きくすること
ができ、一体部品を弁ハウジングに取り付ける際に締め
付けトルクが大きくなっても支障なく取り付けることが
できる。請求項17または18の発明によれば、シール
部を低粘着性のフッ素ゴム製とし、弁体の円筒部や弁座
の弁口に低摩擦係数の樹脂コーティングを施したので、
弁体の弁口内の移動がよりスムーズになりカーボンデポ
ジットやオイル等による粘着を皆無にできる。請求項1
9または20の発明によれば、弁体や弁座を固体潤滑剤
を含有する樹脂製にしたので、軽量化と弁体の粘着防止
を同時に達成できる。
部が一体的に設けられるので、製造工程が簡略化でき
る。請求項13に記載の発明によれば、弁口の断面の内
径側が鋭角状とされているので、弁体との摺動抵抗を軽
減でき、またシール部の形状寸法精度が向上する。請求
項14に記載の発明によれば、キャップのオネジにマイ
クロカプセル化した接着剤を塗布しているので、キャッ
プを弁ハウジングに取り付ける際に作業がしやすく、ま
た組み付け強度やシール性も確保できる。請求項15に
記載の発明によれば、円筒状部と板状部によってキャッ
プと弁座が連結されるので、連結強度を大きくすること
ができ、一体部品を弁ハウジングに取り付ける際に締め
付けトルクが大きくなっても支障なく取り付けることが
できる。請求項17または18の発明によれば、シール
部を低粘着性のフッ素ゴム製とし、弁体の円筒部や弁座
の弁口に低摩擦係数の樹脂コーティングを施したので、
弁体の弁口内の移動がよりスムーズになりカーボンデポ
ジットやオイル等による粘着を皆無にできる。請求項1
9または20の発明によれば、弁体や弁座を固体潤滑剤
を含有する樹脂製にしたので、軽量化と弁体の粘着防止
を同時に達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す図で、(イ)〜
(ハ)は各動作状態を示す要部断面図である。
(ハ)は各動作状態を示す要部断面図である。
【図2】この発明の実施例1の変形例を示す要部断面図
である。
である。
【図3】この発明の実施例2を示す要部断面図である。
【図4】この発明の実施例2を示す要部断面図である。
【図5】この発明の実施例2を示す要部断面図である。
【図6】この発明の実施例3を示す図で、(イ)〜
(ハ)は各動作状態を示す要部断面図である。
(ハ)は各動作状態を示す要部断面図である。
【図7】実施例3の変形例を示す要部断面図である。
【図8】実施例3の変形例を示す要部断面図である。
【図9】この発明の実施例4を示す要部断面図である。
【図10】実施例4の変形例を示す要部断面図である。
【図11】この発明の実施例5を示す図で、(イ)は断
面図、(ロ)は一体部品の斜視図である。
面図、(ロ)は一体部品の斜視図である。
【図12】図11の一体部品の改良を示す図である。
【図13】この発明の実施例6を示す部分断面図であ
る。
る。
【図14】この発明の実施例7を示す一体部品の斜視図
である。
である。
【図15】この発明の実施例8を示す要部断面図であ
る。
る。
【図16】従来の補助空気制御弁を示す断面図である。
【図17】従来の補助空気制御弁を他の例を示す断面図
である。
である。
【図18】図17の補助空気制御弁の部分拡大図であ
る。
る。
【図19】従来の補助空気制御弁をさらに他の例を示す
部分拡大断面図である。
部分拡大断面図である。
【符号の説明】 1 機関 2 吸気通路 3 スロットル弁 4a、4b バイパス通路 5 弁ハウジング 6 エア入口 7 エア出口 9 弁座 9A 弁座部 11 弁体 12 円錐部 13 スプリング(付勢手段) 14 アクチュエータ 15 冷却水 21 弁口 22 円筒部 26、26A、26B、26C、26D、26E シー
ル部材(シール部) 27 弾性シール部材 28、28A 一体部品 29 キャップ部 30 板状部 31 ガイド部 32 円筒状部 33 エア流通孔
ル部材(シール部) 27 弾性シール部材 28、28A 一体部品 29 キャップ部 30 板状部 31 ガイド部 32 円筒状部 33 エア流通孔
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
Claims (15)
- 【請求項1】 機関のスロットル弁を迂回するバイパス
通路に接続されるエア入口とエア出口とこれらエア入口
とエア出口とを結ぶ内部エア通路に形成された弁座とを
有する弁ハウジング、前記弁座に対向して配設されて通
路面積を制御する弁体、この弁体を開弁方向に付勢する
付勢手段、及び前記弁体を機関の少なくとも一つの作動
パラメータに応じて前記付勢手段に抗して移動制御する
アクチュエータを備え、前記弁座は所定内径の弁口を有
し、前記弁体は前記弁口内を移動可能とされ、前記弁口
との対向位置に応じて通路面積を制御する円錐部とこの
円錐部の大径側に形成され前記弁口内を通過可能とされ
た円筒部とを有して構成された機関の補助空気制御弁に
おいて、 前記弁座に、前記弁体が移動して円筒部と弁口とで通路
面積が最低とされた以降の所定の位置で前記円筒部のほ
ぼ全周にわたって密接する部分を有するシール部を設け
たことを特徴とする機関の補助空気制御弁。 - 【請求項2】 機関のスロットル弁を迂回するバイパス
通路に接続されるエア入口とエア出口とこれらエア入口
とエア出口とを結ぶ内部エア通路に形成された弁座とを
有する弁ハウジング、前記弁座に対向して配設されて通
路面積を制御する弁体、この弁体を開弁方向に付勢する
付勢手段、及び前記弁体を機関の少なくとも一つの作動
パラメータに応じて前記付勢手段に抗して移動制御する
アクチュエータを備え、前記弁座は所定内径の弁口を有
し、前記弁体は前記弁口内を移動可能とされ、前記弁口
との対向位置に応じて通路面積を制御する円錐部とこの
円錐部の大径側に形成され前記弁口内を通過可能とされ
た円筒部とを有して構成された機関の補助空気制御弁に
おいて、 前記弁座には、弁体の円錐部と対向して通路面積を決定
する部分と前記弁体が移動して円筒部と密接する部分と
が同一箇所とされたシール部が設けられたことを特徴と
する機関の補助空気制御弁。 - 【請求項3】 機関のスロットル弁を迂回するバイパス
通路に接続されるエア入口とエア出口とこれらエア入口
とエア出口とを結ぶ内部エア通路に形成された弁座とを
有する弁ハウジング、前記弁座に対向して配設されて通
路面積を制御する弁体、この弁体を開弁方向に付勢する
付勢手段、及び前記弁体を機関の少なくとも一つの作動
パラメータに応じて前記付勢手段に抗して移動制御する
アクチュエータを備え、前記弁座は所定内径の弁口を有
し、前記弁体は前記弁口内を移動可能とされ、前記弁口
との対向位置に応じて通路面積を制御する円錐部とこの
円錐部の大径側に形成され前記弁口内を通過可能とされ
た円筒部とを有して構成された機関の補助空気制御弁に
おいて、 前記弁体の円筒部に弾性を有するシール部を設け、この
シール部を含んだ円筒部の外径は前記弁口の内径より大
きくされてなることを特徴とする機関の補助空気制御
弁。 - 【請求項4】 機関のスロットル弁を迂回するバイパス
通路に接続されるエア入口とエア出口とこれらエア入口
とエア出口とを結ぶ内部エア通路に形成された弁座とを
有する弁ハウジング、前記弁座に対向して配設されて通
路面積を制御する弁体、この弁体を開弁方向に付勢する
付勢手段、及び前記弁体を機関の少なくとも一つの作動
パラメータに応じて前記付勢手段に抗して移動制御する
アクチュエータを備え、前記弁座は所定内径の弁口を有
し、前記弁体は前記弁口内を移動可能とされ、前記弁口
との対向位置に応じて通路面積を制御する円錐部とこの
円錐部の大径側に形成され前記弁口内を通過可能とされ
た円筒部とを有して構成され、前記弁ハウジングには前
記内部エア通路を外部から気密に隔絶するキャップが取
付けられてなる機関の補助空気制御弁において、 前記弁座とキャップとを一体に構成するとともに、この
キャップの内側と弁体先端部との間に前記付勢手段を配
したことを特徴とする機関の補助空気制御弁。 - 【請求項5】 請求項4に記載の補助空気制御弁の弁座
に、前記弁体が移動して円筒部と弁口とで通路面積が最
低とされた以降の所定の位置で前記円筒部のほぼ全周に
わたって密接するシール部が設けられた機関の補助空気
制御弁。 - 【請求項6】 弁座とキャップとの一体部品の内径の少
なくとも一部分が付勢手段の位置ずれ防止のためのガイ
ド部とされている請求項4に記載の機関の補助空気制御
弁。 - 【請求項7】 シール部はシールリップ状の形状とされ
てなる請求項1、2、5のいずれかに記載の機関の補助
空気制御弁。 - 【請求項8】 シール部は弁口のほぼ全体に固着され、
このシール部には前記弁体の円筒部が弁口内を通過する
際に前記円筒部に接触する部分が突設されている請求項
1、2、5のいずれかに記載の機関の補助空気制御弁。 - 【請求項9】 シール部をゴム製とし、このシール部あ
るいは弁体には低摩擦係数の樹脂コーティングが施され
ている請求項1、2、3、5、のいずれかに記載の機関
の補助空気制御弁。 - 【請求項10】 弁体は樹脂製である請求項1、2、
3、5のいずれかに記載の機関の補助空気制御弁。 - 【請求項11】 弁座は樹脂製である請求項1、2、
3、5のいずれかに記載の機関の補助空気制御弁。 - 【請求項12】 シール部はその設けられる箇所に一体
的に固着されている請求項1、2、3、5のいずれかに
記載の機関の補助空気制御弁。 - 【請求項13】 弁座の弁口はその断面の内径側が鋭角
状とされてなる請求項1、2、3、5のいずれかに記載
の機関の補助空気制御弁。 - 【請求項14】 キャップの外周にはオネジが形成され
弁ハウジングにはこのオネジに螺合するメネジが形成さ
れ、前記オネジにはマイクロカプセル化した接着剤が塗
布されてなる請求項4に記載の機関の補助空気制御弁。 - 【請求項15】 弁座とキャップの一体部品には、これ
ら弁座とキャップとを連結するための円筒状部とこの円
筒状部から放射状に連設された板状部が設けられ、前記
円筒状部にはエア流通孔が形成されてなる請求項4に記
載の機関の補助空気制御弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5230147A JPH0798065A (ja) | 1992-09-16 | 1993-09-16 | 機関の補助空気制御弁 |
Applications Claiming Priority (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24632192 | 1992-09-16 | ||
| JP4-246321 | 1993-07-05 | ||
| JP5-165432 | 1993-07-05 | ||
| JP16543293 | 1993-07-05 | ||
| JP5230147A JPH0798065A (ja) | 1992-09-16 | 1993-09-16 | 機関の補助空気制御弁 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0798065A true JPH0798065A (ja) | 1995-04-11 |
Family
ID=27322502
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5230147A Pending JPH0798065A (ja) | 1992-09-16 | 1993-09-16 | 機関の補助空気制御弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0798065A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002107197A (ja) * | 2000-09-28 | 2002-04-10 | Aichi Tokei Denki Co Ltd | ガスメータの弁座 |
| JP2014001789A (ja) * | 2012-06-18 | 2014-01-09 | Toto Ltd | 調圧機能付き止水栓装置、及び、それを備えた水栓装置及び湯水混合水栓装置 |
| JP2015062015A (ja) * | 2013-09-02 | 2015-04-02 | ジョンソン エレクトリック ソシエテ アノニム | ガス遮断バルブ |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4837302U (ja) * | 1971-09-07 | 1973-05-07 | ||
| JPS5491820A (en) * | 1977-12-28 | 1979-07-20 | Kayaba Industry Co Ltd | Valve gear |
| JPH0350672A (ja) * | 1989-07-18 | 1991-03-05 | Hokkaido Nippon Denki Software Kk | 対話型テキストエディタ |
-
1993
- 1993-09-16 JP JP5230147A patent/JPH0798065A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2015062015A (ja) * | 2013-09-02 | 2015-04-02 | ジョンソン エレクトリック ソシエテ アノニム | ガス遮断バルブ |
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