JPH0797465A - プリプレグ及び積層構造体 - Google Patents
プリプレグ及び積層構造体Info
- Publication number
- JPH0797465A JPH0797465A JP6165613A JP16561394A JPH0797465A JP H0797465 A JPH0797465 A JP H0797465A JP 6165613 A JP6165613 A JP 6165613A JP 16561394 A JP16561394 A JP 16561394A JP H0797465 A JPH0797465 A JP H0797465A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- prepreg
- laminated structure
- fiber
- reinforcing sheet
- sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Reinforced Plastic Materials (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 強度のばらつきがなく、三次元形状に成形し
ても強度を損なわず、単位面積当たりの重量を軽くし、
表面処理なしに他材料と接着接合できるプリプレグ及び
積層構造体を提供する。 【構成】 一平面上に一方向に引き揃えて配列した連続
繊維に熱可塑性樹脂を含侵して成る繊維強化シートと、
多孔性の柔軟な補強シートとを積層して成るプリプレグ
及びそれを用いて成る積層構造体。 【効果】 強度のばらつきがなく、三次元形状に成形し
ても強度を損なわず、単位面積当たりの重量を軽くし、
表面処理なしに他材料と接着接合できる。
ても強度を損なわず、単位面積当たりの重量を軽くし、
表面処理なしに他材料と接着接合できるプリプレグ及び
積層構造体を提供する。 【構成】 一平面上に一方向に引き揃えて配列した連続
繊維に熱可塑性樹脂を含侵して成る繊維強化シートと、
多孔性の柔軟な補強シートとを積層して成るプリプレグ
及びそれを用いて成る積層構造体。 【効果】 強度のばらつきがなく、三次元形状に成形し
ても強度を損なわず、単位面積当たりの重量を軽くし、
表面処理なしに他材料と接着接合できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は軽量で、機械的強度に優
れ、かつ成形加工性に優れた、バンパーバックアップビ
ーム、ドアービーム、シートシェル、内装天井材、ドア
トリム等の自動車部品、コンクリート型枠、足場板等の
建築資材、機構部品、カバー等の機械部品等の分野で利
用可能な繊維強化熱可塑性樹脂のプリプレグ、それを用
いて成る積層構造体に関する。
れ、かつ成形加工性に優れた、バンパーバックアップビ
ーム、ドアービーム、シートシェル、内装天井材、ドア
トリム等の自動車部品、コンクリート型枠、足場板等の
建築資材、機構部品、カバー等の機械部品等の分野で利
用可能な繊維強化熱可塑性樹脂のプリプレグ、それを用
いて成る積層構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、このような大型の樹脂製の成形品
は、主に繊維強化された熱硬化性脂を成形して製造され
てきた。然しながら、熱硬化性樹脂は低分子量であるた
め、製造作業時に、その樹脂が不飽和ポリエステル樹脂
の場合にはスチレンモノマー臭、エポキシ樹脂の場合に
はアミン臭といった臭気が発生し、人体に悪影響を及ぼ
すという問題がある。
は、主に繊維強化された熱硬化性脂を成形して製造され
てきた。然しながら、熱硬化性樹脂は低分子量であるた
め、製造作業時に、その樹脂が不飽和ポリエステル樹脂
の場合にはスチレンモノマー臭、エポキシ樹脂の場合に
はアミン臭といった臭気が発生し、人体に悪影響を及ぼ
すという問題がある。
【0003】また、積層に際しても樹脂層と繊維層とが
完全に一体化されていないため、成形の途中でこれらの
層がずれ易く、皺が寄りやすい。そのため、成形にはか
なりの技術を要し、また、成形品の硬化にもかなりの時
間を要するため、この成形方法は熟練と高度の環境対策
を必要とし、そのため、生産コストも高くなるという問
題がある。そこで、取扱いが比較的容易な熱可塑性樹脂
を使用した成形品の製造が試みられている。
完全に一体化されていないため、成形の途中でこれらの
層がずれ易く、皺が寄りやすい。そのため、成形にはか
なりの技術を要し、また、成形品の硬化にもかなりの時
間を要するため、この成形方法は熟練と高度の環境対策
を必要とし、そのため、生産コストも高くなるという問
題がある。そこで、取扱いが比較的容易な熱可塑性樹脂
を使用した成形品の製造が試みられている。
【0004】一般的に、熱可塑性樹脂を用いた成形品
は、一平面上に一方向に引き揃えた連続繊維に熱可塑性
樹脂を含浸させて得た繊維強化樹脂シートを複数、その
繊維配向方向を順次変えて積層し、加熱圧着して成る積
層構造体をその熱可塑性樹脂の流動可能温度以上に加熱
し、プレス金型でスタンピング成形して製造される。
は、一平面上に一方向に引き揃えた連続繊維に熱可塑性
樹脂を含浸させて得た繊維強化樹脂シートを複数、その
繊維配向方向を順次変えて積層し、加熱圧着して成る積
層構造体をその熱可塑性樹脂の流動可能温度以上に加熱
し、プレス金型でスタンピング成形して製造される。
【0005】しかし、この従来の繊維強化熱可塑性樹脂
製の成形品は、その製造過程において、強化に用いる連
続繊維が溶融した熱可塑性樹脂中で乱れ易いため、成形
品が概ね平板状である場合でも強度に部分的なばらつき
が生じ、さらに、これが三次元形状に成形されたときに
は、補強繊維が連続繊維であるため、曲げ加工に追従で
きず、繊維が乱れて均一性が損なわれる現象が発現す
る。この場合、繊維が乱れた部分の強度は低下するので
三次元形状の成形品に繊維強化熱可塑性樹脂複合材を利
用することができなくなるという問題点がある。そのた
めに、低下した強度を補う手段として、繊維が乱れる箇
所の強度を補強するために、その部分のプリプレグ積層
数を増加することが必要に応じて行われているが、この
ような対策は軽量化に逆行するものであり、好ましくな
い。
製の成形品は、その製造過程において、強化に用いる連
続繊維が溶融した熱可塑性樹脂中で乱れ易いため、成形
品が概ね平板状である場合でも強度に部分的なばらつき
が生じ、さらに、これが三次元形状に成形されたときに
は、補強繊維が連続繊維であるため、曲げ加工に追従で
きず、繊維が乱れて均一性が損なわれる現象が発現す
る。この場合、繊維が乱れた部分の強度は低下するので
三次元形状の成形品に繊維強化熱可塑性樹脂複合材を利
用することができなくなるという問題点がある。そのた
めに、低下した強度を補う手段として、繊維が乱れる箇
所の強度を補強するために、その部分のプリプレグ積層
数を増加することが必要に応じて行われているが、この
ような対策は軽量化に逆行するものであり、好ましくな
い。
【0006】また、成形品の重量を軽くするため、プリ
プレグの連続繊維を減らし、その間隔を粗くすると、連
続繊維に沿って縦割れが多数発生し使用できなくなると
いう問題が生じ、また、製造条件の変動によりプリプレ
グの連続繊維に沿って縦割れが発生するので、プリプレ
グの収率が低下する等の問題が生じる。
プレグの連続繊維を減らし、その間隔を粗くすると、連
続繊維に沿って縦割れが多数発生し使用できなくなると
いう問題が生じ、また、製造条件の変動によりプリプレ
グの連続繊維に沿って縦割れが発生するので、プリプレ
グの収率が低下する等の問題が生じる。
【0007】さらに、この成形品に他の材料を接着剤を
用いて接合するとき、これらの表面は平滑であるので、
そのまま接着剤を塗布しても接着剤が成形品の表面に馴
染まないため、それらの表面にサンディングや、エッチ
ング等の表面処理を施して接着剤との密着性を向上させ
る必要があり、コストがかかるという問題がある。
用いて接合するとき、これらの表面は平滑であるので、
そのまま接着剤を塗布しても接着剤が成形品の表面に馴
染まないため、それらの表面にサンディングや、エッチ
ング等の表面処理を施して接着剤との密着性を向上させ
る必要があり、コストがかかるという問題がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述した問題
を解決するためになされたものであり、その目的とする
ところは、部分的な強度のばらつきがなく、三次元形状
に成形しても強度を損わなず、必要に応じて単位面積当
たりの重量を軽くし、特別な表面処理を施さなくても他
材料と容易に接着接合できるプリプレグ及びそれを用い
て成る積層構造体を提供することにある。
を解決するためになされたものであり、その目的とする
ところは、部分的な強度のばらつきがなく、三次元形状
に成形しても強度を損わなず、必要に応じて単位面積当
たりの重量を軽くし、特別な表面処理を施さなくても他
材料と容易に接着接合できるプリプレグ及びそれを用い
て成る積層構造体を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、一方向に
引き揃えて配列した連続繊維に熱可塑性樹脂を含侵して
成る少なくとも一層の繊維強化シートと、少なくとも一
層の多孔性の柔軟な補強シートとを積層して成るプリプ
レグと、それを適宜組み合わせて積層し、加熱圧着して
成る積層構造体により達成される。
引き揃えて配列した連続繊維に熱可塑性樹脂を含侵して
成る少なくとも一層の繊維強化シートと、少なくとも一
層の多孔性の柔軟な補強シートとを積層して成るプリプ
レグと、それを適宜組み合わせて積層し、加熱圧着して
成る積層構造体により達成される。
【0010】
【作用】上記の如き構成であると、整列した連続繊維は
補強シートに挟まれているので、相対的な配列が乱れな
いよう保持されることになり、三次元形状に成形しても
繊維はその配列が乱れることなくその形状に追従するも
のである。従って、立体的な成形を強度を損なわずに行
うことができ、かつ、部分的な強度のばらつきを防ぐこ
とができる。また、連続繊維の間隔をあけても、補強シ
ートにより連続繊維が拘束されているので、プリプレグ
としての特性を損なうことがないので単位面積当たりの
重量を軽くすることができ、さらに、補強シートが多孔
性であるために、その補強シートが露出した面には、何
ら特別な表面処理を施さずとも他材料を容易に接着接合
することができる。
補強シートに挟まれているので、相対的な配列が乱れな
いよう保持されることになり、三次元形状に成形しても
繊維はその配列が乱れることなくその形状に追従するも
のである。従って、立体的な成形を強度を損なわずに行
うことができ、かつ、部分的な強度のばらつきを防ぐこ
とができる。また、連続繊維の間隔をあけても、補強シ
ートにより連続繊維が拘束されているので、プリプレグ
としての特性を損なうことがないので単位面積当たりの
重量を軽くすることができ、さらに、補強シートが多孔
性であるために、その補強シートが露出した面には、何
ら特別な表面処理を施さずとも他材料を容易に接着接合
することができる。
【0011】
【発明を実施するための最良の態様】本発明に用いられ
るプリプレグは、一平面上に一方向に引き揃えて配列し
た連続繊維に熱可塑性樹脂を含侵させて繊維強化樹脂シ
ートを製造し、その繊維強化樹脂シートの少なくとも一
方の面に補強シートを圧着させたものである。
るプリプレグは、一平面上に一方向に引き揃えて配列し
た連続繊維に熱可塑性樹脂を含侵させて繊維強化樹脂シ
ートを製造し、その繊維強化樹脂シートの少なくとも一
方の面に補強シートを圧着させたものである。
【0012】本発明に用いられる熱可塑性樹脂として
は、例えばポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン、AS樹脂、ABS樹脂、ASA樹脂(ポリアクリロ
ニトリル、ポリスチレン・ポリアクリル酸エステル)、
ポリメチルメタクリレート、ナイロン、ポリアセター
ル、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、
ポリフェニレンオキシド、ポリエーテルケトン、ポリエ
ーテルエーテルケトン、ポリイミド、ポリアリレート等
がある。
は、例えばポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン、AS樹脂、ABS樹脂、ASA樹脂(ポリアクリロ
ニトリル、ポリスチレン・ポリアクリル酸エステル)、
ポリメチルメタクリレート、ナイロン、ポリアセター
ル、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、
ポリフェニレンオキシド、ポリエーテルケトン、ポリエ
ーテルエーテルケトン、ポリイミド、ポリアリレート等
がある。
【0013】連続繊維は単繊維を集束剤により集束した
もので、本発明の連続繊維は、太さ3〜25μm単繊維
を100〜20000本集束して使用される。集束剤
は、熱可塑性樹脂に応じて選択する必要があり、一般的
にはその熱可塑性樹脂の溶融温度で軟化すると共に、連
続繊維中に含浸し易いものにする。そのため、集束剤に
は、その熱可塑性樹脂と同種の樹脂を主成分とするもの
を使用することが多い。
もので、本発明の連続繊維は、太さ3〜25μm単繊維
を100〜20000本集束して使用される。集束剤
は、熱可塑性樹脂に応じて選択する必要があり、一般的
にはその熱可塑性樹脂の溶融温度で軟化すると共に、連
続繊維中に含浸し易いものにする。そのため、集束剤に
は、その熱可塑性樹脂と同種の樹脂を主成分とするもの
を使用することが多い。
【0014】単繊維の材料としては、例えばガラス、カ
ーボン、アラミド、炭化ケイ素等が代表的なものであ
る。連続繊維中の単繊維にガラス繊維を用いる場合は、
繊維の表面に対し、各種の表面処理を行い、熱可塑性樹
脂との密着性を向上させる。表面処理には、集束剤とカ
ップリング剤とを組み合わせて用いる。
ーボン、アラミド、炭化ケイ素等が代表的なものであ
る。連続繊維中の単繊維にガラス繊維を用いる場合は、
繊維の表面に対し、各種の表面処理を行い、熱可塑性樹
脂との密着性を向上させる。表面処理には、集束剤とカ
ップリング剤とを組み合わせて用いる。
【0015】このカップリング剤には、シラン系、チタ
ネート系、ジルコニウム系のものがあり、熱可塑性樹脂
の種類に応じ、最適のものを選ぶ必要がある。熱可塑性
樹脂がナイロン樹脂又はポリカーボネート樹脂であれ
ば、カップリング剤にはγ−アミノプロピル−トリメト
キシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプ
ロピル−トリメトキシシラン等が使用できる。
ネート系、ジルコニウム系のものがあり、熱可塑性樹脂
の種類に応じ、最適のものを選ぶ必要がある。熱可塑性
樹脂がナイロン樹脂又はポリカーボネート樹脂であれ
ば、カップリング剤にはγ−アミノプロピル−トリメト
キシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプ
ロピル−トリメトキシシラン等が使用できる。
【0016】また、熱可塑性樹脂がポリエチレンテレフ
タレートまたは、ポリブチレンテレフタレートであれ
ば、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチル−
トリメトキシシラン、γ−グリシドキシ−プロピルトリ
メトキシシラン、γ−アミノプロピル−トリメトキシシ
ラン等が使用できる。
タレートまたは、ポリブチレンテレフタレートであれ
ば、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチル−
トリメトキシシラン、γ−グリシドキシ−プロピルトリ
メトキシシラン、γ−アミノプロピル−トリメトキシシ
ラン等が使用できる。
【0017】また、熱可塑性樹脂がポリスチレンまたは
ポリプロピレンであれば、N−(β−アミノエチル)−
γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、ビニルト
リメトキシシラン、ビニル−トリス−(2−メトキシエ
トキシ)シラン、γ−メタクリロキシ−プロピルトリメ
トキシシラン等が使用できる。
ポリプロピレンであれば、N−(β−アミノエチル)−
γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、ビニルト
リメトキシシラン、ビニル−トリス−(2−メトキシエ
トキシ)シラン、γ−メタクリロキシ−プロピルトリメ
トキシシラン等が使用できる。
【0018】さらに、熱可塑性樹脂がポリフェニレンオ
キシド、ポリフェニレンスルフィド、ポリスルフォン、
ポリエーテルサルフォン、ポリエーテルケトン、ポリエ
ーテルエーテルケトン、ポリイミド、ポリアリレート、
フッ素樹脂であれば、上述したカップリング剤を使用す
ることができるが、その外に、N−(β−アミノエチ
ル)−γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ
−シクロロプロピルメチルジメトキシシラン、γ−メル
カプトプロピルトリメトキシシラン、P−アミノフェニ
ルトリエトキシシラン等を使用することもできる。
キシド、ポリフェニレンスルフィド、ポリスルフォン、
ポリエーテルサルフォン、ポリエーテルケトン、ポリエ
ーテルエーテルケトン、ポリイミド、ポリアリレート、
フッ素樹脂であれば、上述したカップリング剤を使用す
ることができるが、その外に、N−(β−アミノエチ
ル)−γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ
−シクロロプロピルメチルジメトキシシラン、γ−メル
カプトプロピルトリメトキシシラン、P−アミノフェニ
ルトリエトキシシラン等を使用することもできる。
【0019】連続繊維中の単繊維にガラス繊維以外のも
のが用いられる場合は、カップリング剤に、アミン硬化
型のエポキシ樹脂が用いられる場合が多く、その具体例
としてはビスフェノール−A−エピクロルヒドリン樹
脂、エポキシノボラック樹脂、脂環式エポキシ樹脂、脂
肪族エポキシ樹脂、グリシジルエステル型樹脂等があ
る。
のが用いられる場合は、カップリング剤に、アミン硬化
型のエポキシ樹脂が用いられる場合が多く、その具体例
としてはビスフェノール−A−エピクロルヒドリン樹
脂、エポキシノボラック樹脂、脂環式エポキシ樹脂、脂
肪族エポキシ樹脂、グリシジルエステル型樹脂等があ
る。
【0020】しかし、溶融温度の高い熱可塑性樹脂を用
いる場合は、カップリング剤が熱分解する場合もあるの
で、連続繊維中の単繊維に表面処理を施さないこともあ
る。カップリング剤を単繊維の表面に施す方法には次の
方法がある。
いる場合は、カップリング剤が熱分解する場合もあるの
で、連続繊維中の単繊維に表面処理を施さないこともあ
る。カップリング剤を単繊維の表面に施す方法には次の
方法がある。
【0021】1つは、繊維の材料を溶融し、モノフィラ
メントを引き出す際に、集束剤とカップリング剤に界面
活性剤が添加された水溶液を、引き出されるモノフィラ
メントに噴霧した後、100℃程度の温度で乾燥させる
という方法である。もう1つの方法としては、集束剤及
びカップリング剤を0.1〜3重量%溶解した液を、単
繊維に浸漬、噴霧塗布するなどして完全に含侵させた
後、それを60〜120℃で、溶媒が揮散するのに充分
な時間、具体的には15〜20分間程度乾燥させ、カッ
プリング剤を単繊維表面に反応させる。
メントを引き出す際に、集束剤とカップリング剤に界面
活性剤が添加された水溶液を、引き出されるモノフィラ
メントに噴霧した後、100℃程度の温度で乾燥させる
という方法である。もう1つの方法としては、集束剤及
びカップリング剤を0.1〜3重量%溶解した液を、単
繊維に浸漬、噴霧塗布するなどして完全に含侵させた
後、それを60〜120℃で、溶媒が揮散するのに充分
な時間、具体的には15〜20分間程度乾燥させ、カッ
プリング剤を単繊維表面に反応させる。
【0022】カップリング剤を溶解する溶媒には、カッ
プリング剤の種類に応じて、pH2.0〜12.0位に
調整された水、及び、エタノール、トルエンアセトン、
キシレン等の有機溶媒が単独又は混合して使用される。
熱可塑性樹脂を連続繊維に効率良く含浸させるために
は、連続繊維が重ならないように配置して、溶融した熱
可塑性樹脂が浸透していく距離を短くする必要がある。
そのためには、連続繊維を一平面上に引き揃えて、連続
繊維同士が、互いに重ならないように、整列させること
が好ましい。
プリング剤の種類に応じて、pH2.0〜12.0位に
調整された水、及び、エタノール、トルエンアセトン、
キシレン等の有機溶媒が単独又は混合して使用される。
熱可塑性樹脂を連続繊維に効率良く含浸させるために
は、連続繊維が重ならないように配置して、溶融した熱
可塑性樹脂が浸透していく距離を短くする必要がある。
そのためには、連続繊維を一平面上に引き揃えて、連続
繊維同士が、互いに重ならないように、整列させること
が好ましい。
【0023】熱可塑性樹脂を加熱溶融し、連続繊維に含
侵させた後、脱泡して冷却させる場合、樹脂溶融時の樹
脂の粘度が高いとライン速度を遅くしないと十分な含浸
が達成できず、極端に樹脂溶融時の粘度が高いと含浸し
ない。また、溶融時の樹脂の粘度が低いと高速で含浸が
可能となるが、樹脂流動性に富むために繊維が樹脂を保
持できずに繊維含有率が高いプリプレグの製造が困難と
なり高強度プリプレグが得にくくなり、また、分子量が
低く樹脂単体の性能が劣りプリプレグ積層体としての物
性が悪くなるという問題点を有する。従って、溶融時の
樹脂粘度が、剪断速度が1/秒以上100/秒以下の範
囲で1000ポイズ以上5000ポイズ以下であること
が好ましい。
侵させた後、脱泡して冷却させる場合、樹脂溶融時の樹
脂の粘度が高いとライン速度を遅くしないと十分な含浸
が達成できず、極端に樹脂溶融時の粘度が高いと含浸し
ない。また、溶融時の樹脂の粘度が低いと高速で含浸が
可能となるが、樹脂流動性に富むために繊維が樹脂を保
持できずに繊維含有率が高いプリプレグの製造が困難と
なり高強度プリプレグが得にくくなり、また、分子量が
低く樹脂単体の性能が劣りプリプレグ積層体としての物
性が悪くなるという問題点を有する。従って、溶融時の
樹脂粘度が、剪断速度が1/秒以上100/秒以下の範
囲で1000ポイズ以上5000ポイズ以下であること
が好ましい。
【0024】また、熱可塑性樹脂が溶媒に可溶なもので
あれば、その樹脂を溶媒に溶かして溶液化し、それを連
続繊維に含侵させ、その後脱泡しながら溶媒を除去する
こともできるが、この方法は溶剤に可溶な樹脂だけにし
か使用できないので、全ての樹脂に対応できない。繊維
強化シート中の連続繊維の繊維含有率が低いと繊維強化
シート強度が低くなる。また、繊維含有率が高いと、熱
可塑性樹脂と連続繊維との密着性が低下し、やはり繊維
強化シート強度が低くなってしまうので、繊維強化シー
ト中の連続繊維の繊維含有率は、40〜80容量%が好
ましい。
あれば、その樹脂を溶媒に溶かして溶液化し、それを連
続繊維に含侵させ、その後脱泡しながら溶媒を除去する
こともできるが、この方法は溶剤に可溶な樹脂だけにし
か使用できないので、全ての樹脂に対応できない。繊維
強化シート中の連続繊維の繊維含有率が低いと繊維強化
シート強度が低くなる。また、繊維含有率が高いと、熱
可塑性樹脂と連続繊維との密着性が低下し、やはり繊維
強化シート強度が低くなってしまうので、繊維強化シー
ト中の連続繊維の繊維含有率は、40〜80容量%が好
ましい。
【0025】このようにして製造された繊維強化シート
は、連続繊維と熱可塑性樹脂との密着性に優れ、繊維含
有率も40〜80容量%の範囲内で必要に応じて変化さ
せることができ、厚さも0.1mm〜0.6mmと薄く
製造することができる。連続繊維を一方向に整列して熱
可塑性樹脂を含浸させた繊維強化シートは、複数の連続
繊維を平行に並べて溶融した熱可塑性樹脂を含浸させる
ことにより製造される。
は、連続繊維と熱可塑性樹脂との密着性に優れ、繊維含
有率も40〜80容量%の範囲内で必要に応じて変化さ
せることができ、厚さも0.1mm〜0.6mmと薄く
製造することができる。連続繊維を一方向に整列して熱
可塑性樹脂を含浸させた繊維強化シートは、複数の連続
繊維を平行に並べて溶融した熱可塑性樹脂を含浸させる
ことにより製造される。
【0026】この時に、製造条件が変動すると整列した
連続繊維の一部の間隔が広がってしまい、その部分に連
続繊維に沿った縦割れが発生することがある。このよう
な縦割れが生じると、製品収率が悪化するという問題が
ある。その対策として、多孔性の補強シートで繊維補強
シート中の連続繊維を拘束することが有効であり、部分
的な縦割れはこれにより補修することが可能となり製品
収率の低下を防ぐ。
連続繊維の一部の間隔が広がってしまい、その部分に連
続繊維に沿った縦割れが発生することがある。このよう
な縦割れが生じると、製品収率が悪化するという問題が
ある。その対策として、多孔性の補強シートで繊維補強
シート中の連続繊維を拘束することが有効であり、部分
的な縦割れはこれにより補修することが可能となり製品
収率の低下を防ぐ。
【0027】また、軽量な繊維補強シートを製造する場
合、連続繊維の本数を減らすか、連続繊維中の単繊維の
集束本数を減らすことで対応することができる。しかし
ながら、繊維の本数が減ると連続繊維に沿った縦割れが
発生し易くなり、収率の低下につながる。この対策とし
ても、多孔性の補強シートで繊維補強シートの連続繊維
を拘束することにより、縦割れによる製品収率の低下を
防ぐことができる。さらに、繊維補強シートは連続繊維
が一方向に配列されているので、その方向に対する強度
は強く、所定本数の連続繊維が成形品の強度を負担する
方向に存在すれば、高強度の成形品を得ることができ
る。
合、連続繊維の本数を減らすか、連続繊維中の単繊維の
集束本数を減らすことで対応することができる。しかし
ながら、繊維の本数が減ると連続繊維に沿った縦割れが
発生し易くなり、収率の低下につながる。この対策とし
ても、多孔性の補強シートで繊維補強シートの連続繊維
を拘束することにより、縦割れによる製品収率の低下を
防ぐことができる。さらに、繊維補強シートは連続繊維
が一方向に配列されているので、その方向に対する強度
は強く、所定本数の連続繊維が成形品の強度を負担する
方向に存在すれば、高強度の成形品を得ることができ
る。
【0028】これらのことから、必ずしも繊維補強シー
ト中の隣合う連続繊維が相互に離れずに接して一枚のシ
ート状になっている必要はなく、たとえ隣合う連続繊維
相互が離れていても所定束数の連続繊維が成形品中にあ
れば、高強度化が達成されるので、縦割れのある繊維補
強シートや相互に拘束された連続繊維ごとにバラバラに
なった繊維補強シートでも、取扱い上問題がなければ使
用することが可能となる。
ト中の隣合う連続繊維が相互に離れずに接して一枚のシ
ート状になっている必要はなく、たとえ隣合う連続繊維
相互が離れていても所定束数の連続繊維が成形品中にあ
れば、高強度化が達成されるので、縦割れのある繊維補
強シートや相互に拘束された連続繊維ごとにバラバラに
なった繊維補強シートでも、取扱い上問題がなければ使
用することが可能となる。
【0029】従って、連続繊維の相互の間隔がないも
の、すなわち、相互に接して一枚のシート状になってい
るものでも、連続繊維の相互間隔がある程度離れている
もの、すなわち、隣合う連続繊維が接触していないもの
でも、整列された状態で束相互の間隔が変動しないよう
に、繊維補強シートを多孔性の補強シートで拘束したプ
リプレグであれば、シート状の形態を保持でき、取扱い
上問題なく通常の繊維補強シートと同等の作業性で成形
が可能であり、成形品の性能に合わせた本数の連続繊維
を含むプリプレグを容易に使用することが可能になる。
の、すなわち、相互に接して一枚のシート状になってい
るものでも、連続繊維の相互間隔がある程度離れている
もの、すなわち、隣合う連続繊維が接触していないもの
でも、整列された状態で束相互の間隔が変動しないよう
に、繊維補強シートを多孔性の補強シートで拘束したプ
リプレグであれば、シート状の形態を保持でき、取扱い
上問題なく通常の繊維補強シートと同等の作業性で成形
が可能であり、成形品の性能に合わせた本数の連続繊維
を含むプリプレグを容易に使用することが可能になる。
【0030】よって、多孔性の補強シートを使用するこ
とにより、プリプレグの縦割れによる製品収率の低下の
防止、性能要求に応じたプリプレグの製造が容易になる
等の利点がある。従って、連続繊維相互の間隔は、互い
に接している0mmから、100mmまで離れていても
よく、好ましい間隔は0〜70mmであり、より好まし
い範囲は0〜50mmであり、更に好ましい範囲は0〜
30mmである。
とにより、プリプレグの縦割れによる製品収率の低下の
防止、性能要求に応じたプリプレグの製造が容易になる
等の利点がある。従って、連続繊維相互の間隔は、互い
に接している0mmから、100mmまで離れていても
よく、好ましい間隔は0〜70mmであり、より好まし
い範囲は0〜50mmであり、更に好ましい範囲は0〜
30mmである。
【0031】また、連続繊維相互の間隔を100mm以
下で整列させるときに、連続繊維一つ一つを間隔をあけ
て整列させる場合も考えられるが、複数の連続繊維を隙
間なく引き揃えたものを一単位としてこの単位相互の間
隔を100mm以下になる様に整列させる場合もあり、
また、各単位を構成する連続繊維の本数が異なるものを
間隔をあけて整列させることもできる。また、目的に応
じて、連続繊維の構成、間隔を変えることが可能であ
る。
下で整列させるときに、連続繊維一つ一つを間隔をあけ
て整列させる場合も考えられるが、複数の連続繊維を隙
間なく引き揃えたものを一単位としてこの単位相互の間
隔を100mm以下になる様に整列させる場合もあり、
また、各単位を構成する連続繊維の本数が異なるものを
間隔をあけて整列させることもできる。また、目的に応
じて、連続繊維の構成、間隔を変えることが可能であ
る。
【0032】繊維強化樹脂シートの表面に配置される多
孔性の補強シートには、溶融したプリプレグの樹脂が浸
透し得るもの、例えば不織布、織布、マット、ネット、
パンチングフィルム、パンチングメタル等の形態のもの
が挙げられる。この補強シートの材料としては、合成樹
脂繊維、チタン、ボロン、ステンレス、鉄などの金属繊
維、ガラス、炭素、炭化ケイ素などの無機質繊維、紙、
パルプなどの天然物繊維などが挙げられるが、必ずしも
これらに限定されるものではなく、多孔性かつ柔軟で、
十分な強度を有し、安価で大量に入手できるものであれ
ば構わず、補強シートに使用すべき材料は、製品の用途
に応じて選択される。補強シートは、溶融したプリプレ
グの樹脂が浸透し得る厚さであることが望ましく、通常
0.01mm〜1mmである。
孔性の補強シートには、溶融したプリプレグの樹脂が浸
透し得るもの、例えば不織布、織布、マット、ネット、
パンチングフィルム、パンチングメタル等の形態のもの
が挙げられる。この補強シートの材料としては、合成樹
脂繊維、チタン、ボロン、ステンレス、鉄などの金属繊
維、ガラス、炭素、炭化ケイ素などの無機質繊維、紙、
パルプなどの天然物繊維などが挙げられるが、必ずしも
これらに限定されるものではなく、多孔性かつ柔軟で、
十分な強度を有し、安価で大量に入手できるものであれ
ば構わず、補強シートに使用すべき材料は、製品の用途
に応じて選択される。補強シートは、溶融したプリプレ
グの樹脂が浸透し得る厚さであることが望ましく、通常
0.01mm〜1mmである。
【0033】而して、樹脂が溶融している繊維強化樹脂
シートと補強シートとを積層し圧着すると、溶融した樹
脂が補強シートに浸透し、補強シートは繊維強化樹脂シ
ートと一体化し、本発明に係るプリプレグとなる。この
とき、補強シートが、繊維強化樹脂シートの樹脂の溶融
温度で溶融するものであれば、補強シートの一部も溶融
し、樹脂と混ざり合い、より強固に一体化する。
シートと補強シートとを積層し圧着すると、溶融した樹
脂が補強シートに浸透し、補強シートは繊維強化樹脂シ
ートと一体化し、本発明に係るプリプレグとなる。この
とき、補強シートが、繊維強化樹脂シートの樹脂の溶融
温度で溶融するものであれば、補強シートの一部も溶融
し、樹脂と混ざり合い、より強固に一体化する。
【0034】而して、本発明に係る積層構造体を製造す
るときは、本発明に係わる補強シートを密着させたプリ
プレグを連続繊維の繊維配向方向を順次変えて複数枚積
層し、加熱圧着するが、必要に応じて、本発明のプリプ
レグと、従来のプリプレグ、すなわち、一平面上で一方
向に引き揃えられた連続繊維に熱可塑性樹脂を含浸して
成る繊維強化樹脂シート、ここでは以後プリプレグ1と
呼称するが、とを組み合わせて積層し、本発明の効果を
損なわない範囲内で加熱圧着して積層体としてもよい。
るときは、本発明に係わる補強シートを密着させたプリ
プレグを連続繊維の繊維配向方向を順次変えて複数枚積
層し、加熱圧着するが、必要に応じて、本発明のプリプ
レグと、従来のプリプレグ、すなわち、一平面上で一方
向に引き揃えられた連続繊維に熱可塑性樹脂を含浸して
成る繊維強化樹脂シート、ここでは以後プリプレグ1と
呼称するが、とを組み合わせて積層し、本発明の効果を
損なわない範囲内で加熱圧着して積層体としてもよい。
【0035】また、さらに、一方の面に、溶融した樹脂
と接合一体化し得る素材から成る表面加飾材等の他の材
料を配置して積層し、加熱圧着してもよい。この様な表
面加飾材としては、ポリプロピレン、ポリスチレン等の
樹脂フィルム、樹脂シート又は発泡体、皮革模様を表面
に付加したポリ塩化ビニールのシート又は該ポリ塩化ビ
ニールのシートに発泡軟質ポリウレタンが裏打ちされた
シート、布や不織布、フエルト等表面に繊維が出ている
ものが挙げられるがこれらに限定されるものではない。
と接合一体化し得る素材から成る表面加飾材等の他の材
料を配置して積層し、加熱圧着してもよい。この様な表
面加飾材としては、ポリプロピレン、ポリスチレン等の
樹脂フィルム、樹脂シート又は発泡体、皮革模様を表面
に付加したポリ塩化ビニールのシート又は該ポリ塩化ビ
ニールのシートに発泡軟質ポリウレタンが裏打ちされた
シート、布や不織布、フエルト等表面に繊維が出ている
ものが挙げられるがこれらに限定されるものではない。
【0036】本発明に係わるプリプレグは、その繊維方
向を各層ごとに変えて積層して加熱し樹脂を溶融状態に
した後、3kg/cm2 以下の低圧で冷却しながら賦形
成形する。積層板の表面に樹脂層を浮き上がらせて光沢
を出したい場合は、補強シートが表面に出ないように積
層する。また、積層体の表面に他の材料を接着する場合
には、接着剤を保持する層を付与する目的で補強層が積
層体の表面になるように積層する。
向を各層ごとに変えて積層して加熱し樹脂を溶融状態に
した後、3kg/cm2 以下の低圧で冷却しながら賦形
成形する。積層板の表面に樹脂層を浮き上がらせて光沢
を出したい場合は、補強シートが表面に出ないように積
層する。また、積層体の表面に他の材料を接着する場合
には、接着剤を保持する層を付与する目的で補強層が積
層体の表面になるように積層する。
【0037】また、従来プリプレグ1と本発明のプリプ
レグの組み合せによる積層もあり、この場合も、補強層
を積層体の表面に出す場合と、出さない場合を目的に応
じて選択することができる。また、従来の一方向に引き
揃えられた連続繊維に熱可塑性樹脂を含浸してなるプリ
プレグ1と本発明で使用した補強シートを交互に積層し
て、本発明に係わる補強シートが密着されているプリプ
レグの積層体と同様な効果を得ることもできる。
レグの組み合せによる積層もあり、この場合も、補強層
を積層体の表面に出す場合と、出さない場合を目的に応
じて選択することができる。また、従来の一方向に引き
揃えられた連続繊維に熱可塑性樹脂を含浸してなるプリ
プレグ1と本発明で使用した補強シートを交互に積層し
て、本発明に係わる補強シートが密着されているプリプ
レグの積層体と同様な効果を得ることもできる。
【0038】上記した方法で積層し成形した積層板は、
一方向に配列された繊維が、補強シートの間に配置され
る場合が多く、この場合、繊維が補強シートで押えられ
るので、繊維の配列が樹脂の流動により乱れにくくなっ
ており、強度むらが少ない積層板を得ることができる。
また、三次元形状の積層体に成形する場合も、一方向に
配列された繊維が補強シートにより、各層に分離されて
いるので、各層ごとに、三次元形状に沿うように繊維が
追従するので、しわ、繊維の部分的な重なり等が発生し
ない。
一方向に配列された繊維が、補強シートの間に配置され
る場合が多く、この場合、繊維が補強シートで押えられ
るので、繊維の配列が樹脂の流動により乱れにくくなっ
ており、強度むらが少ない積層板を得ることができる。
また、三次元形状の積層体に成形する場合も、一方向に
配列された繊維が補強シートにより、各層に分離されて
いるので、各層ごとに、三次元形状に沿うように繊維が
追従するので、しわ、繊維の部分的な重なり等が発生し
ない。
【0039】以下、成形方法について説明する。積層構
造体を所望の形状に成形するには、プリプレグ積層体を
オーブン又は熱板中でその樹脂の流動可能温度以上に加
熱した後、その積層体の樹脂のガラス転移温度が30℃
以上であれば、少なくともそのガラス転移温度以下に加
熱された、また、30℃未満であれば常温のプレス金型
中に投入し、金型を短時間で圧締し、賦形、脱泡及び冷
却を同時に行うスタンピング成形を行えばよい。
造体を所望の形状に成形するには、プリプレグ積層体を
オーブン又は熱板中でその樹脂の流動可能温度以上に加
熱した後、その積層体の樹脂のガラス転移温度が30℃
以上であれば、少なくともそのガラス転移温度以下に加
熱された、また、30℃未満であれば常温のプレス金型
中に投入し、金型を短時間で圧締し、賦形、脱泡及び冷
却を同時に行うスタンピング成形を行えばよい。
【0040】また、積層体を成形する他の方法には、積
層体をプレス金型中に投入し、金型内を樹脂の流動可能
温度以上に加熱しながら、成形品の表面積1cm2 当た
り1〜300kg/cm2 の圧力で、10秒〜60分間
加圧した後、金型を冷却し、金型内の温度を樹脂のガラ
ス転移温度以下に下げてから脱型するプレス成形法や、
積層体を金型内に投入し、それを真空下で樹脂流動可能
温度以上に加熱し、20kg/cm2 以下の圧力で賦
形、脱泡した後、金型内の温度を室温まで下げ、脱型す
るオートクレーブ成形法などを採用してもよい。なお、
これらの成形過程で積層体に、必要に応じて一緒に従来
のプリプレグ1や表面加飾材等を密着させ、一体化させ
てもよい。
層体をプレス金型中に投入し、金型内を樹脂の流動可能
温度以上に加熱しながら、成形品の表面積1cm2 当た
り1〜300kg/cm2 の圧力で、10秒〜60分間
加圧した後、金型を冷却し、金型内の温度を樹脂のガラ
ス転移温度以下に下げてから脱型するプレス成形法や、
積層体を金型内に投入し、それを真空下で樹脂流動可能
温度以上に加熱し、20kg/cm2 以下の圧力で賦
形、脱泡した後、金型内の温度を室温まで下げ、脱型す
るオートクレーブ成形法などを採用してもよい。なお、
これらの成形過程で積層体に、必要に応じて一緒に従来
のプリプレグ1や表面加飾材等を密着させ、一体化させ
てもよい。
【0041】また、樹脂の流動可能温度は、例えばポリ
スチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン、AS樹脂、
ABS樹脂、ASA樹脂(ポリアクリロニトリル・ポリ
スチレン・ポリアクリル酸エステル)、ポリメチルメタ
クリレートナイロン、ポリアセタールであれば、210
℃、ポリエチレンテレフタレート、フッ素樹脂であれば
230℃、ポリフェニレンオキシドであれば250℃、
ポリカーボネートであれば270℃、ポリフェニレンス
ルフィド、ポリスルフォンであれば230℃、ポリエー
テルサルフォンであれば360℃、ポリエーテルエーテ
ルケトンであれば370℃、ポリエーテルケトンであれ
ば390℃、ポリイミド、ポリアリレートであれば39
0℃である。
スチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン、AS樹脂、
ABS樹脂、ASA樹脂(ポリアクリロニトリル・ポリ
スチレン・ポリアクリル酸エステル)、ポリメチルメタ
クリレートナイロン、ポリアセタールであれば、210
℃、ポリエチレンテレフタレート、フッ素樹脂であれば
230℃、ポリフェニレンオキシドであれば250℃、
ポリカーボネートであれば270℃、ポリフェニレンス
ルフィド、ポリスルフォンであれば230℃、ポリエー
テルサルフォンであれば360℃、ポリエーテルエーテ
ルケトンであれば370℃、ポリエーテルケトンであれ
ば390℃、ポリイミド、ポリアリレートであれば39
0℃である。
【0042】
【実施例】以下、本発明を実施例及び比較例により更に
詳細に説明する。図1は本発明に係るプリプレグの製造
方法の実施例を示す説明図、図2は本発明に係る積層構
造体の成形品の実施例を示す斜視図である。
詳細に説明する。図1は本発明に係るプリプレグの製造
方法の実施例を示す説明図、図2は本発明に係る積層構
造体の成形品の実施例を示す斜視図である。
【0043】また、図中、1は特開昭61−22953
5号に記載されているプリプレグ製造装置で、相対する
3組の熱ロールの間に上下一対の連続ベルトを通し、ベ
ルト間で溶融状態にある熱可塑性樹脂を、一平面上で一
方向に引き揃えられて整列された連続繊維に含浸させる
ものである。2はロールから引き出される補強シート、
3は補強シート2を繊維強化樹脂シートに近接させるガ
イドロール、4は補強シート2を溶融状態にある繊維強
化樹脂シートに圧着させて冷却させる圧着ロール、5は
補強シートが密着されたプリプレグである。図2中の6
は平行な側壁部61とそれらを連絡する連絡部60とか
ら成る断面コの字型に成形された、本発明に係わるプリ
プレグを使用して成形された積層構造体の成形品で、6
2は強度測定用の試験片の切り出し方を示した切断線で
ある。
5号に記載されているプリプレグ製造装置で、相対する
3組の熱ロールの間に上下一対の連続ベルトを通し、ベ
ルト間で溶融状態にある熱可塑性樹脂を、一平面上で一
方向に引き揃えられて整列された連続繊維に含浸させる
ものである。2はロールから引き出される補強シート、
3は補強シート2を繊維強化樹脂シートに近接させるガ
イドロール、4は補強シート2を溶融状態にある繊維強
化樹脂シートに圧着させて冷却させる圧着ロール、5は
補強シートが密着されたプリプレグである。図2中の6
は平行な側壁部61とそれらを連絡する連絡部60とか
ら成る断面コの字型に成形された、本発明に係わるプリ
プレグを使用して成形された積層構造体の成形品で、6
2は強度測定用の試験片の切り出し方を示した切断線で
ある。
【0044】また、図1に示された装置は、繊維強化樹
脂シートに補強シート2を一体化させる装置であり、図
1中、プリプレグ製造装置1は、前記したように、数組
みの一対の熱ロールの間を通した上下一対の連続ベルト
の中で含浸させる方法の外に、加熱された上下一対の熱
ロールの間で、溶融状態にある熱可塑性樹脂を、一平面
上で一方向に引き揃えられて整列された連続繊維に含浸
させながら、余分な樹脂をしごき取る方法等が知られて
いる。
脂シートに補強シート2を一体化させる装置であり、図
1中、プリプレグ製造装置1は、前記したように、数組
みの一対の熱ロールの間を通した上下一対の連続ベルト
の中で含浸させる方法の外に、加熱された上下一対の熱
ロールの間で、溶融状態にある熱可塑性樹脂を、一平面
上で一方向に引き揃えられて整列された連続繊維に含浸
させながら、余分な樹脂をしごき取る方法等が知られて
いる。
【0045】この装置は、プリプレグの連続繊維の材料
が、例えばガラスである場合はそのガラスを太さ13μ
のモノフィラメントの表面をγ−メタクリロキシ−プロ
ピルトリメトキシシランで表面処理し、それを1600
本集束してヤーンにし、プリプレグ幅2mm当り1本の
ヤーンを均一な張力で引っ張りながら一方向に引き揃え
て熱溶融した熱可塑性樹脂に接触させて樹脂をヤーンに
絡ませ、その樹脂を対になった熱ロールでしごきながら
ヤーンに含侵させて繊維強化樹脂シートを製造し、その
繊維強化樹脂シートに、その樹脂が溶融している間にガ
イドロール3を介して補強シート2をその両面に張りつ
け得るよう供給し、補強シート2を繊維強化樹脂シート
に圧着ロール4で圧着して冷却し、プリプレグを製造す
る。
が、例えばガラスである場合はそのガラスを太さ13μ
のモノフィラメントの表面をγ−メタクリロキシ−プロ
ピルトリメトキシシランで表面処理し、それを1600
本集束してヤーンにし、プリプレグ幅2mm当り1本の
ヤーンを均一な張力で引っ張りながら一方向に引き揃え
て熱溶融した熱可塑性樹脂に接触させて樹脂をヤーンに
絡ませ、その樹脂を対になった熱ロールでしごきながら
ヤーンに含侵させて繊維強化樹脂シートを製造し、その
繊維強化樹脂シートに、その樹脂が溶融している間にガ
イドロール3を介して補強シート2をその両面に張りつ
け得るよう供給し、補強シート2を繊維強化樹脂シート
に圧着ロール4で圧着して冷却し、プリプレグを製造す
る。
【0046】なお、図1では、補強シートは一方向に整
列された連続繊維の両面に圧着させるようになっている
が、必要に応じて片側だけに圧着させるようにしてもよ
い。また、単繊維が炭素繊維である場合は、太さ7μm
の炭素繊維単繊維が12000本集束されたものを使用
して製造したプリプレグに、上述した方法で補強シート
2を一体化させて製造した。
列された連続繊維の両面に圧着させるようになっている
が、必要に応じて片側だけに圧着させるようにしてもよ
い。また、単繊維が炭素繊維である場合は、太さ7μm
の炭素繊維単繊維が12000本集束されたものを使用
して製造したプリプレグに、上述した方法で補強シート
2を一体化させて製造した。
【0047】以下、先ず、本発明に係るプリプレグ及び
該プリプレグを用いて成形された積層成形品の性能につ
いて実施例及び比較例に基づいて具体的に説明する。な
お、以下の比較例で使用される一方向に引き揃えられた
連続繊維に熱可塑性樹脂を含浸した繊維強化樹脂シート
は、補強シート2の有無を除けば、実施例のものと同様
のものである。
該プリプレグを用いて成形された積層成形品の性能につ
いて実施例及び比較例に基づいて具体的に説明する。な
お、以下の比較例で使用される一方向に引き揃えられた
連続繊維に熱可塑性樹脂を含浸した繊維強化樹脂シート
は、補強シート2の有無を除けば、実施例のものと同様
のものである。
【0048】〔実施例1〕太さ13μのガラス単繊維の
表面をγ−メタクリロキシ−プロピルトリメトキシシラ
ンで表面処理し、該単繊維が1600本集束されたヤー
ンを所定本数、均一な張力で引っ張りながら、隣同志の
ヤーンが重なり合わずに、互いに接する様に一方向に引
き揃えて240℃で溶融したポリプロピレン樹脂(P
P)を含浸し、プリプレグとし、該プリプレグが溶融状
態にある内に重さ10g/m2のポリエチレンテレフタレ
ート(PET)の不織布を補強シートとして、該プリプ
レグの片側表面に図1に示した装置で密着させ容積繊維
含有率50%で重さ350g/m2のプリプレグAを製造
した。
表面をγ−メタクリロキシ−プロピルトリメトキシシラ
ンで表面処理し、該単繊維が1600本集束されたヤー
ンを所定本数、均一な張力で引っ張りながら、隣同志の
ヤーンが重なり合わずに、互いに接する様に一方向に引
き揃えて240℃で溶融したポリプロピレン樹脂(P
P)を含浸し、プリプレグとし、該プリプレグが溶融状
態にある内に重さ10g/m2のポリエチレンテレフタレ
ート(PET)の不織布を補強シートとして、該プリプ
レグの片側表面に図1に示した装置で密着させ容積繊維
含有率50%で重さ350g/m2のプリプレグAを製造
した。
【0049】このプリプレグAを長さ10mに切出し、
繊維に沿った縦割れの有無を検査した。プリプレグAの
構成及び上記検査結果を表1に示したが、このプリプレ
グAには縦割れは認められなかった。
繊維に沿った縦割れの有無を検査した。プリプレグAの
構成及び上記検査結果を表1に示したが、このプリプレ
グAには縦割れは認められなかった。
【0050】〔実施例2〕実施例1と同じ処理をした、
ガラスヤーンを使用して実施例1と同様な方法で容積繊
維含有率50%の重さ250g/m2のプリプレグBを製
造した。このプリプレグBを、実施例1と同様に繊維に
沿った縦割れの有無を検査した。プリプレグBの構成及
び上記検査結果を表1に示したが、このプリプレグBに
は縦割れは認められなかった。
ガラスヤーンを使用して実施例1と同様な方法で容積繊
維含有率50%の重さ250g/m2のプリプレグBを製
造した。このプリプレグBを、実施例1と同様に繊維に
沿った縦割れの有無を検査した。プリプレグBの構成及
び上記検査結果を表1に示したが、このプリプレグBに
は縦割れは認められなかった。
【0051】〔実施例3〕実施例1と同じ処理をした、
ガラスヤーンを使用して実施例1と同様な方法で容積繊
維含有率50%の重さ200g/m2のプリプレグCを製
造した。このプリプレグCを、実施例1と同様に繊維に
沿った縦割れの有無を検査した。プリプレグCの構成及
び上記検査結果を表1に示したが、このプリプレグCに
は縦割れは認められなかった。
ガラスヤーンを使用して実施例1と同様な方法で容積繊
維含有率50%の重さ200g/m2のプリプレグCを製
造した。このプリプレグCを、実施例1と同様に繊維に
沿った縦割れの有無を検査した。プリプレグCの構成及
び上記検査結果を表1に示したが、このプリプレグCに
は縦割れは認められなかった。
【0052】〔実施例4〕実施例1と同じ処理をした、
ガラスヤーンを使用して実施例1と同様な方法で容積繊
維含有率50%の重さ200g/m2のプリプレグDを製
造した。このプリプレグDを、実施例1と同様に繊維に
沿った縦割れの有無を検査した。プリプレグDの構成及
び上記検査結果を表1に示したが、このプリプレグDに
は縦割れは認められなかった。
ガラスヤーンを使用して実施例1と同様な方法で容積繊
維含有率50%の重さ200g/m2のプリプレグDを製
造した。このプリプレグDを、実施例1と同様に繊維に
沿った縦割れの有無を検査した。プリプレグDの構成及
び上記検査結果を表1に示したが、このプリプレグDに
は縦割れは認められなかった。
【0053】〔実施例5〕隣合うヤーンを5mmの間隔
を空けて引き揃えて整列させた以外は実施例1と同様に
して、重さ10g/m2のポリエチレンテレフタレート
(PET)の不織布を補強シートとして、該プリプレグ
の片側表面に図1に示した装置で密着させ容積繊維含有
率50%で重さ50g/m2のプリプレグEを製造し、そ
れを長さ10mに切出し、繊維に沿った縦割れの有無を
検査した。プリプレグEの構成及び上記検査結果を表1
に示したが、このプリプレグEには縦割れは認められな
かった。
を空けて引き揃えて整列させた以外は実施例1と同様に
して、重さ10g/m2のポリエチレンテレフタレート
(PET)の不織布を補強シートとして、該プリプレグ
の片側表面に図1に示した装置で密着させ容積繊維含有
率50%で重さ50g/m2のプリプレグEを製造し、そ
れを長さ10mに切出し、繊維に沿った縦割れの有無を
検査した。プリプレグEの構成及び上記検査結果を表1
に示したが、このプリプレグEには縦割れは認められな
かった。
【0054】〔実施例6〕補強シートを有しない以外
は、実施例1と同様にして容積繊維含有率80%、重さ
250g/m2のプリプレグFを製造し、それを長さ10
mに切出し、繊維に沿った縦割れの有無を検査した。こ
の検査に用いられたプリプレグFの構成及び上記検査結
果を表1に示したが、これによると、このプリプレグF
には縦割れは認められなかった。
は、実施例1と同様にして容積繊維含有率80%、重さ
250g/m2のプリプレグFを製造し、それを長さ10
mに切出し、繊維に沿った縦割れの有無を検査した。こ
の検査に用いられたプリプレグFの構成及び上記検査結
果を表1に示したが、これによると、このプリプレグF
には縦割れは認められなかった。
【0055】〔実施例7〕補強シートを有しない以外
は、実施例1のプリプレグと同じ要領で容積繊維含有率
40%、重さ250g/m2のプリプレグGを製造し、そ
れを長さ10mに切出し、繊維に沿った縦割れの有無を
検査した。この検査に用いられたプリプレグGの構成及
び上記検査結果を表1に示したが、これによると、この
プリプレグGには縦割れは認められなかった。
は、実施例1のプリプレグと同じ要領で容積繊維含有率
40%、重さ250g/m2のプリプレグGを製造し、そ
れを長さ10mに切出し、繊維に沿った縦割れの有無を
検査した。この検査に用いられたプリプレグGの構成及
び上記検査結果を表1に示したが、これによると、この
プリプレグGには縦割れは認められなかった。
【0056】〔実施例8〕PPの代わりに、熱可塑性樹
脂に6−ナイロン(PA6)を使用する以外は、実施例
3と同じ要領で、プリプレグHを製造し、それを長さ1
0mに切出し、繊維に沿った縦割れの有無を検査した。
この検査に用いられたプリプレグHの構成及び上記検査
結果を表1に示したが、これによると、このプリプレグ
Hには縦割れは認められなかった。
脂に6−ナイロン(PA6)を使用する以外は、実施例
3と同じ要領で、プリプレグHを製造し、それを長さ1
0mに切出し、繊維に沿った縦割れの有無を検査した。
この検査に用いられたプリプレグHの構成及び上記検査
結果を表1に示したが、これによると、このプリプレグ
Hには縦割れは認められなかった。
【0057】〔実施例9〕PETの不織布の代わりに補
強シートとしてPA6のネットを使用する以外は、実施
例3と同様にしてプリプレグIを製造し、それを長さ1
0mに切出し、繊維に沿った縦割れの有無を検査した。
この検査に用いられたプリプレグIの構成及び上記検査
結果を表1に示したが、これによると、このプリプレグ
Iには縦割れは認められなかった。
強シートとしてPA6のネットを使用する以外は、実施
例3と同様にしてプリプレグIを製造し、それを長さ1
0mに切出し、繊維に沿った縦割れの有無を検査した。
この検査に用いられたプリプレグIの構成及び上記検査
結果を表1に示したが、これによると、このプリプレグ
Iには縦割れは認められなかった。
【0058】〔実施例10〕PETの不織布の代わりに
補強シートとして20g/m2 パルプ紙を使用する以外
は、実施例3と同様にしてプリプレグJを製造し、それ
を長さ10mに切出し、繊維に沿った縦割れの有無を検
査した。この検査に用いられたプリプレグJの構成及び
上記検査結果を表1に示したが、これによると、このプ
リプレグJには縦割れは認められなかった
補強シートとして20g/m2 パルプ紙を使用する以外
は、実施例3と同様にしてプリプレグJを製造し、それ
を長さ10mに切出し、繊維に沿った縦割れの有無を検
査した。この検査に用いられたプリプレグJの構成及び
上記検査結果を表1に示したが、これによると、このプ
リプレグJには縦割れは認められなかった
【0059】〔実施例11〕PETの不織布の代わりに
補強シートとして360g/m2 のステンレス製金網を
使用する以外は、実施例3と同様にしてプリプレグKを
製造し、それを長さ10mに切出し、繊維に沿った縦割
れの有無を検査した。この検査に用いられたプリプレグ
Kの構成及び上記検査結果を表1に示したが、これによ
ると、このプリプレグKには縦割れは認められなかっ
た。
補強シートとして360g/m2 のステンレス製金網を
使用する以外は、実施例3と同様にしてプリプレグKを
製造し、それを長さ10mに切出し、繊維に沿った縦割
れの有無を検査した。この検査に用いられたプリプレグ
Kの構成及び上記検査結果を表1に示したが、これによ
ると、このプリプレグKには縦割れは認められなかっ
た。
【0060】〔実施例12〕樹脂溶融温度を400℃、
単繊維に炭素繊維、樹脂にポリエーテルエーテルケトン
(PEEK)、補強シートに重さ30g/m2の炭素繊維
マットを使用する以外は、実施例3と同様にしてプリプ
レグLを製造し、それを長さ10mに切出し、繊維に沿
った縦割れの有無を検査した。この検査に用いられたプ
リプレグLの構成及び上記検査結果を表1に示したが、
これによると、このプリプレグLには縦割れは認められ
なかった。
単繊維に炭素繊維、樹脂にポリエーテルエーテルケトン
(PEEK)、補強シートに重さ30g/m2の炭素繊維
マットを使用する以外は、実施例3と同様にしてプリプ
レグLを製造し、それを長さ10mに切出し、繊維に沿
った縦割れの有無を検査した。この検査に用いられたプ
リプレグLの構成及び上記検査結果を表1に示したが、
これによると、このプリプレグLには縦割れは認められ
なかった。
【0061】〔実施例13〕実施例1のプリプレグAの
一方の面に発泡ポリウレタンシートの片面に表面加飾材
が張り合わされた表面材を、さらに密着させたプリプレ
グMを製造し、それを長さ10mに切出し、繊維に沿っ
た縦割れの有無を検査した。この検査に用いられたプリ
プレグMの構成及び上記検査結果を表1に示したが、こ
れによると、このプリプレグMには縦割れは認められな
かった。
一方の面に発泡ポリウレタンシートの片面に表面加飾材
が張り合わされた表面材を、さらに密着させたプリプレ
グMを製造し、それを長さ10mに切出し、繊維に沿っ
た縦割れの有無を検査した。この検査に用いられたプリ
プレグMの構成及び上記検査結果を表1に示したが、こ
れによると、このプリプレグMには縦割れは認められな
かった。
【0062】〔実施例14〕同一の補強シートをプリプ
レグの両面に密着させること以外は実施例1と同じ要領
でプリプレグNを製造した。プリプレグNはその一方の
面に重さ10g/m2のPETの、他方の面に20g/m2
のPA6の不織布の補強シートを密着させた。このプリ
プレグを長さ10mに切出し、繊維に沿った縦割れの有
無を検査した。この検査に用いられたプリプレグNの構
成及び上記検査結果を表1に示したが、これによると、
このプリプレグNには縦割れは認められなかった。
レグの両面に密着させること以外は実施例1と同じ要領
でプリプレグNを製造した。プリプレグNはその一方の
面に重さ10g/m2のPETの、他方の面に20g/m2
のPA6の不織布の補強シートを密着させた。このプリ
プレグを長さ10mに切出し、繊維に沿った縦割れの有
無を検査した。この検査に用いられたプリプレグNの構
成及び上記検査結果を表1に示したが、これによると、
このプリプレグNには縦割れは認められなかった。
【0063】〔比較例1〕補強シートを有しない以外は
実施例1と同じ要領で重さ350g/m2のプリプレグO
を製造し、それを長さ10mに切出し、その表面に発生
する縦割れの有無を検査した。この検査に用いられたプ
リプレグOの構成及び検査結果を表1に示したが、これ
によると、このプリプレグOには縦割れは認められなか
った。
実施例1と同じ要領で重さ350g/m2のプリプレグO
を製造し、それを長さ10mに切出し、その表面に発生
する縦割れの有無を検査した。この検査に用いられたプ
リプレグOの構成及び検査結果を表1に示したが、これ
によると、このプリプレグOには縦割れは認められなか
った。
【0064】〔比較例2〕補強シートを有しない以外
は、実施例3と同じ要領で重さ200g/m2のプリプレ
グPを製造し、それを長さ10mに切出し、その表面に
発生する縦割れの有無を検査した。この検査に用いられ
たプリプレグPの構成及び検査結果を表1に示したが、
これによると、このプリプレグPには縦割れは認められ
なかった。
は、実施例3と同じ要領で重さ200g/m2のプリプレ
グPを製造し、それを長さ10mに切出し、その表面に
発生する縦割れの有無を検査した。この検査に用いられ
たプリプレグPの構成及び検査結果を表1に示したが、
これによると、このプリプレグPには縦割れは認められ
なかった。
【0065】〔比較例3〕補強シートを有しない以外
は、実施例5と同じ要領で重さ50g/m2のプリプレグ
Qを製造し、それを長さ10mに切出し、その表面に発
生する縦割れの有無を検査した。この検査に用いられた
プリプレグQの構成及び検査結果を表1に示したが、こ
れによると、このプリプレグQには多数の縦割れが発生
した。
は、実施例5と同じ要領で重さ50g/m2のプリプレグ
Qを製造し、それを長さ10mに切出し、その表面に発
生する縦割れの有無を検査した。この検査に用いられた
プリプレグQの構成及び検査結果を表1に示したが、こ
れによると、このプリプレグQには多数の縦割れが発生
した。
【0066】〔比較例4〕補強シートを有しない以外、
実施例12と同じ要領で容積繊維含有率50%、重さ1
50g/m2のプリプレグQを製造し、それを長さ10m
に切出し、その表面に発生する縦割れの有無を検査し
た。この検査に用いられたプリプレグQの構成及び検査
結果を表1に示したが、これによると、このプリプレグ
Qには縦割れは認められなかった。
実施例12と同じ要領で容積繊維含有率50%、重さ1
50g/m2のプリプレグQを製造し、それを長さ10m
に切出し、その表面に発生する縦割れの有無を検査し
た。この検査に用いられたプリプレグQの構成及び検査
結果を表1に示したが、これによると、このプリプレグ
Qには縦割れは認められなかった。
【0067】
【表1】
【0068】而して、プリプレグは、隣接する連続繊維
の間隔が粗くなると縦割れが発生するが、本発明に係る
プリプレグは、隣接する連続繊維の間隔が粗くても縦割
れが生じることはないため、プリプレグとしての特性を
損なうことなく、単位面積当たりの重量の軽いプリプレ
グを製造することができる。
の間隔が粗くなると縦割れが発生するが、本発明に係る
プリプレグは、隣接する連続繊維の間隔が粗くても縦割
れが生じることはないため、プリプレグとしての特性を
損なうことなく、単位面積当たりの重量の軽いプリプレ
グを製造することができる。
【0069】次に、本発明に係るプリプレグを用いた積
層構造体の強度について実施例及び比較例に基づいて具
体的に説明する。
層構造体の強度について実施例及び比較例に基づいて具
体的に説明する。
【0070】〔実施例15〕実施例1で製造したプリプ
レグAを長さ200mmに切断したものを16枚用意
し、それらを上下に隣接するプリプレグA同士の繊維方
向が直交するよう積層し、これを二枚のポリイミドフィ
ルムで挟み、240℃に加熱された二枚の熱板の間に投
入し、 0.5kg/cm2 の圧力で5分間予熱した後、圧力を
開放し、これを60℃に加熱された二枚の熱板の間に投
入し、5kg/cm2 の圧力で5分間加圧冷却して積層構造
体を製造し、その周囲をトリミングして180mm角の
正方形に切出した後、25mmの巾で切断し、巾25m
m、長さ180mmの短冊状の試験片を作成し、それら
に端から1から6までの番号を付け、これらについてJ
IS K−7203に準じて曲げ試験を行った。なお、
試験片板厚みと支持間隔の比は1:32とした。
レグAを長さ200mmに切断したものを16枚用意
し、それらを上下に隣接するプリプレグA同士の繊維方
向が直交するよう積層し、これを二枚のポリイミドフィ
ルムで挟み、240℃に加熱された二枚の熱板の間に投
入し、 0.5kg/cm2 の圧力で5分間予熱した後、圧力を
開放し、これを60℃に加熱された二枚の熱板の間に投
入し、5kg/cm2 の圧力で5分間加圧冷却して積層構造
体を製造し、その周囲をトリミングして180mm角の
正方形に切出した後、25mmの巾で切断し、巾25m
m、長さ180mmの短冊状の試験片を作成し、それら
に端から1から6までの番号を付け、これらについてJ
IS K−7203に準じて曲げ試験を行った。なお、
試験片板厚みと支持間隔の比は1:32とした。
【0071】この試験結果を表2に示したが、これによ
ると、標準偏差が小さく、どの試験片も略等しい強度を
有しており、この積層構造体には強度むらがないことが
分かった。
ると、標準偏差が小さく、どの試験片も略等しい強度を
有しており、この積層構造体には強度むらがないことが
分かった。
【0072】〔実施例16〕実施例1で製造した16枚
のプリプレグAを8枚ずつ2組に分け、上下に隣接する
層の繊維方向が直交し、かつ、表面材が接しないよう積
層し加熱溶着させたものを2組作り、それらの表面に露
出している表面材を有するガラス繊維の方向が一致し、
かつ、それらのうち、一方の補強シートが露出している
面が他方の露出していない面と接するよう積層し、それ
らを実施例15と同様に溶着させ、短冊を作成して、こ
れらについて実施例15と同様の曲げ試験を行った。
のプリプレグAを8枚ずつ2組に分け、上下に隣接する
層の繊維方向が直交し、かつ、表面材が接しないよう積
層し加熱溶着させたものを2組作り、それらの表面に露
出している表面材を有するガラス繊維の方向が一致し、
かつ、それらのうち、一方の補強シートが露出している
面が他方の露出していない面と接するよう積層し、それ
らを実施例15と同様に溶着させ、短冊を作成して、こ
れらについて実施例15と同様の曲げ試験を行った。
【0073】この試験結果を表2に示したが、これによ
ると、標準偏差が小さく、どの試験片も略等しい強度を
有しており、この積層構造体には強度むらがないことが
分かった。
ると、標準偏差が小さく、どの試験片も略等しい強度を
有しており、この積層構造体には強度むらがないことが
分かった。
【0074】〔実施例17〕プリプレグCを使用して、
実施例16と同様に積層構造体を製造し、短冊状の試験
片を作成し、実施例15と同様の曲げ試験を行った。こ
の試験結果を表2に示したが、これによると、標準偏差
が小さく、どの試験片も略等しい強度を有しており、こ
の積層構造体には強度むらがないことが分かった。
実施例16と同様に積層構造体を製造し、短冊状の試験
片を作成し、実施例15と同様の曲げ試験を行った。こ
の試験結果を表2に示したが、これによると、標準偏差
が小さく、どの試験片も略等しい強度を有しており、こ
の積層構造体には強度むらがないことが分かった。
【0075】〔実施例18〕プリプレグHを使用して、
実施例16と同様に積層構造体を製造し、短冊状の試験
片を作成し、実施例15と同様の曲げ試験を行った。こ
の試験結果を表2に示したが、これによると、標準偏差
が小さく、どの試験片も略等しい強度を有しており、こ
の積層構造体には強度むらがないことが分かった。
実施例16と同様に積層構造体を製造し、短冊状の試験
片を作成し、実施例15と同様の曲げ試験を行った。こ
の試験結果を表2に示したが、これによると、標準偏差
が小さく、どの試験片も略等しい強度を有しており、こ
の積層構造体には強度むらがないことが分かった。
【0076】〔実施例19〕プリプレグIを使用して、
実施例16と同様に積層構造体を製造し、短冊状の試験
片を作成し、実施例15と同様の曲げ試験を行った。こ
の試験結果を表2に示したが、これによると、標準偏差
が小さく、どの試験片も略等しい強度を有しており、こ
の積層構造体には強度むらがないことが分かった。
実施例16と同様に積層構造体を製造し、短冊状の試験
片を作成し、実施例15と同様の曲げ試験を行った。こ
の試験結果を表2に示したが、これによると、標準偏差
が小さく、どの試験片も略等しい強度を有しており、こ
の積層構造体には強度むらがないことが分かった。
【0077】〔実施例20〕プリプレグLを使用して、
実施例16と同様に積層構造体を製造し、短冊状の試験
片を作成し、実施例15と同様の曲げ試験を行った。こ
の試験結果を表2に示したが、これによると、標準偏差
が小さく、どの試験片も略等しい強度を有しており、こ
の積層構造体には強度むらがないことが分かった。
実施例16と同様に積層構造体を製造し、短冊状の試験
片を作成し、実施例15と同様の曲げ試験を行った。こ
の試験結果を表2に示したが、これによると、標準偏差
が小さく、どの試験片も略等しい強度を有しており、こ
の積層構造体には強度むらがないことが分かった。
【0078】〔比較例5〕プリプレグOを使用して、実
施例15と同様に積層構造体を製造し、短冊状の試験片
を作成し、実施例15と同様の曲げ試験を行った。この
試験結果を表2に示したが、これによると、試験片ごと
に測定値がばらついているため標準偏差が大きく、強度
むらがあることが分かった。
施例15と同様に積層構造体を製造し、短冊状の試験片
を作成し、実施例15と同様の曲げ試験を行った。この
試験結果を表2に示したが、これによると、試験片ごと
に測定値がばらついているため標準偏差が大きく、強度
むらがあることが分かった。
【0079】〔比較例6〕プリプレグPを使用して、実
施例15と同様に積層構造体を製造し、短冊状の試験片
を作成し、実施例15と同様の曲げ試験を行った。この
試験結果を表2に示したが、これによると、試験片ごと
に測定値がばらついているため標準偏差が大きく、強度
むらがあることが分かった。
施例15と同様に積層構造体を製造し、短冊状の試験片
を作成し、実施例15と同様の曲げ試験を行った。この
試験結果を表2に示したが、これによると、試験片ごと
に測定値がばらついているため標準偏差が大きく、強度
むらがあることが分かった。
【0080】〔比較例7〕プリプレグRを使用して、実
施例15と同様に積層構造体を製造し、短冊状の試験片
を作成し、実施例15と同様の曲げ試験を行った。この
試験結果を表2に示したが、これによると、試験片ごと
に測定値がばらついているため標準偏差が大きく、強度
むらがあることが分かった。
施例15と同様に積層構造体を製造し、短冊状の試験片
を作成し、実施例15と同様の曲げ試験を行った。この
試験結果を表2に示したが、これによると、試験片ごと
に測定値がばらついているため標準偏差が大きく、強度
むらがあることが分かった。
【0081】
【表2】
【0082】而して、従来のプリプレグを積層して加熱
圧着した積層構造体においては、その製造過程で連続繊
維が乱れるため、積層構造体の強度にむらが生じるが、
本発明に係る積層構造体においては、補強シートが連続
繊維を挟むようにして保持しているため、繊維が乱れ
ず、強度にむらが生じることがない。
圧着した積層構造体においては、その製造過程で連続繊
維が乱れるため、積層構造体の強度にむらが生じるが、
本発明に係る積層構造体においては、補強シートが連続
繊維を挟むようにして保持しているため、繊維が乱れ
ず、強度にむらが生じることがない。
【0083】次に、立体的に成形された本発明に係る積
層構造体の成形品の強度について説明する。
層構造体の成形品の強度について説明する。
【0084】〔実施例21〕実施例2で製造したプリプ
レグBを長さ200mmに切断したものを16枚用意
し、それらを隣接するプリプレグB同士の繊維方向が直
交するよう積層し、これを二枚のポリイミドフィルムで
挟み、240℃に加熱された二枚の熱板の間に投入し、
0.5kg/cm2 の圧力で5分間予熱した後、圧力を開放
し、これを60℃に加熱され、図2に示されるような断
面コの字型に成形し得る金型中に投入し、5kg/cm2 の
圧力で5分間加圧した後冷却して図2に示されるような
積層構造体の成形品6を得た。
レグBを長さ200mmに切断したものを16枚用意
し、それらを隣接するプリプレグB同士の繊維方向が直
交するよう積層し、これを二枚のポリイミドフィルムで
挟み、240℃に加熱された二枚の熱板の間に投入し、
0.5kg/cm2 の圧力で5分間予熱した後、圧力を開放
し、これを60℃に加熱され、図2に示されるような断
面コの字型に成形し得る金型中に投入し、5kg/cm2 の
圧力で5分間加圧した後冷却して図2に示されるような
積層構造体の成形品6を得た。
【0085】この成形品6を切断線62で切断し、連絡
部60と側壁部61とから巾15mm長さ100mmの
試験片を、それぞれ6本ずつ切出し、実施例15と同様
の曲げ試験を行い、部位別にその平均と標準偏差を求め
た。この試験に用いられた成形品6の上記試験結果を表
3に示したが、これによると、標準偏差が小さく、この
成形品6には、連絡部60と側壁部61の強度差が測定
誤差と認められる程度しかなく、この成形品6には強度
むらがないことが分かった。
部60と側壁部61とから巾15mm長さ100mmの
試験片を、それぞれ6本ずつ切出し、実施例15と同様
の曲げ試験を行い、部位別にその平均と標準偏差を求め
た。この試験に用いられた成形品6の上記試験結果を表
3に示したが、これによると、標準偏差が小さく、この
成形品6には、連絡部60と側壁部61の強度差が測定
誤差と認められる程度しかなく、この成形品6には強度
むらがないことが分かった。
【0086】〔実施例22〕実施例2で製造した16枚
のプリプレグBを8枚ずつ2組に分け、隣接する層の繊
維方向が直交し、かつ、補強シートが接しないよう積層
し加熱溶着させたものを2組作り、それらの表面に露出
している補強シートを有するガラス繊維の方向が一致
し、かつ、それらのうち、一方の補強シートが露出して
いる面が他方の露出していない面と接するよう積層し、
それを実施例21の成形品と同様に成形し、これについ
て実施例21と同様の曲げ試験を行った。
のプリプレグBを8枚ずつ2組に分け、隣接する層の繊
維方向が直交し、かつ、補強シートが接しないよう積層
し加熱溶着させたものを2組作り、それらの表面に露出
している補強シートを有するガラス繊維の方向が一致
し、かつ、それらのうち、一方の補強シートが露出して
いる面が他方の露出していない面と接するよう積層し、
それを実施例21の成形品と同様に成形し、これについ
て実施例21と同様の曲げ試験を行った。
【0087】この試験に用いられた成形品の上記試験結
果を表3に示したが、これによると、標準偏差が小さ
く、この成形品には、連絡部と側壁部の強度差が測定誤
差と認められる程度しかなく、この成形品には強度むら
がないことが分かった。
果を表3に示したが、これによると、標準偏差が小さ
く、この成形品には、連絡部と側壁部の強度差が測定誤
差と認められる程度しかなく、この成形品には強度むら
がないことが分かった。
【0088】〔実施例23〕実施例6で製造したプリプ
レグFを実施例22の成形品と同様に積層成形し、これ
について実施例21と同様の曲げ試験を行った。この試
験に用いられた成形品の上記試験結果を表3に示した
が、これによると、標準偏差が小さく、この成形品に
は、連絡部と側壁部の強度差が測定誤差と認められる程
度しかなく、この成形品には強度むらがないことが分か
った。
レグFを実施例22の成形品と同様に積層成形し、これ
について実施例21と同様の曲げ試験を行った。この試
験に用いられた成形品の上記試験結果を表3に示した
が、これによると、標準偏差が小さく、この成形品に
は、連絡部と側壁部の強度差が測定誤差と認められる程
度しかなく、この成形品には強度むらがないことが分か
った。
【0089】〔実施例24〕実施例7で製造したプリプ
レグGを実施例22の成形品と同様に積層成形し、これ
について実施例21と同様の曲げ試験を行った。この試
験に用いられた成形品の上記試験結果を表3に示した
が、これによると、標準偏差が小さく、この成形品に
は、連絡部と側壁部の強度差が測定誤差と認められる程
度しかなく、この成形品には強度むらがないことが分か
った。
レグGを実施例22の成形品と同様に積層成形し、これ
について実施例21と同様の曲げ試験を行った。この試
験に用いられた成形品の上記試験結果を表3に示した
が、これによると、標準偏差が小さく、この成形品に
は、連絡部と側壁部の強度差が測定誤差と認められる程
度しかなく、この成形品には強度むらがないことが分か
った。
【0090】〔実施例25〕実施例8で製造したプリプ
レグHを実施例22の成形品と同様に積層成形し、これ
について実施例21と同様の曲げ試験を行った。この試
験に用いられた成形品の上記試験結果を表3に示した
が、これによると、標準偏差が小さく、この成形品に
は、連絡部と側壁部の強度差が測定誤差と認められる程
度しかなく、この成形品には強度むらがないことが分か
った。
レグHを実施例22の成形品と同様に積層成形し、これ
について実施例21と同様の曲げ試験を行った。この試
験に用いられた成形品の上記試験結果を表3に示した
が、これによると、標準偏差が小さく、この成形品に
は、連絡部と側壁部の強度差が測定誤差と認められる程
度しかなく、この成形品には強度むらがないことが分か
った。
【0091】〔実施例26〕実施例9で製造したプリプ
レグIを実施例22の成形品造体と同様に積層成形し、
これについて実施例21と同様の曲げ試験を行った。こ
の試験に用いられた成形品の上記試験結果を表3に示し
たが、これによると、標準偏差が小さく、この成形品に
は、連絡部と側壁部の強度差が測定誤差と認められる程
度しかなく、この成形品には強度むらがないことが分か
った。
レグIを実施例22の成形品造体と同様に積層成形し、
これについて実施例21と同様の曲げ試験を行った。こ
の試験に用いられた成形品の上記試験結果を表3に示し
たが、これによると、標準偏差が小さく、この成形品に
は、連絡部と側壁部の強度差が測定誤差と認められる程
度しかなく、この成形品には強度むらがないことが分か
った。
【0092】〔実施例27〕実施例12で製造したプリ
プレグLを実施例22の成形品と同様に積層成形し、こ
れについて実施例21と同様の曲げ試験を行った。この
試験に用いられた成形品の上記試験結果を表3に示した
が、これによると、標準偏差が小さく、この成形品に
は、連絡部と側壁部の強度差が測定誤差と認められる程
度しかなく、この成形品には強度むらがないことが分か
った。
プレグLを実施例22の成形品と同様に積層成形し、こ
れについて実施例21と同様の曲げ試験を行った。この
試験に用いられた成形品の上記試験結果を表3に示した
が、これによると、標準偏差が小さく、この成形品に
は、連絡部と側壁部の強度差が測定誤差と認められる程
度しかなく、この成形品には強度むらがないことが分か
った。
【0093】〔実施例28〕単繊維にガラス繊維、熱可
塑性樹脂にPPを使用して、巾200mm、容積繊維含
有率50%、重さ240g/m2の従来型のプリプレグで
ある、プリプレグXを製造し、それを長さ200mmに
切断したものを17枚と、200mm角の正方形の10
g/m2のPET製の不織布の補強シートを16枚用意
し、プリプレグXと不織布とを交互に、不織布を挟んで
隣接するプリプレグXの繊維方向が互いに直交するよう
に積層して配置し、これを実施例22の成形品と同じ要
領で積層成形し、これについて実施例21と同様の曲げ
試験を行った。
塑性樹脂にPPを使用して、巾200mm、容積繊維含
有率50%、重さ240g/m2の従来型のプリプレグで
ある、プリプレグXを製造し、それを長さ200mmに
切断したものを17枚と、200mm角の正方形の10
g/m2のPET製の不織布の補強シートを16枚用意
し、プリプレグXと不織布とを交互に、不織布を挟んで
隣接するプリプレグXの繊維方向が互いに直交するよう
に積層して配置し、これを実施例22の成形品と同じ要
領で積層成形し、これについて実施例21と同様の曲げ
試験を行った。
【0094】この試験に用いられたプリプレグXの構成
を表4に、また、成形品の上記試験結果を表3に示した
が、これによると、標準偏差が小さく、この成形品に
は、連絡部と側壁部の強度差が測定誤差と認められる程
度しかなく、この成形品には強度むらがないことが分か
った。
を表4に、また、成形品の上記試験結果を表3に示した
が、これによると、標準偏差が小さく、この成形品に
は、連絡部と側壁部の強度差が測定誤差と認められる程
度しかなく、この成形品には強度むらがないことが分か
った。
【0095】〔実施例29〕実施例28と同じ要領で重
さ250g/m2の従来型のプリプレグであるプリプレグ
Yを製造し、そのプリプレグYと、実施例2で製造され
たプリプレグBとを長さ200mmで8枚ずつ切り出
し、プリプレグBとプリプレグYとを交互に、隣接する
プリプレグ同士の繊維方向が互いに直交し、かつ、補強
シートが露出しないよう積層し、これを実施例22の成
形品と同じ要領で積層成形し、これについて実施例1と
同様の曲げ試験を行った。
さ250g/m2の従来型のプリプレグであるプリプレグ
Yを製造し、そのプリプレグYと、実施例2で製造され
たプリプレグBとを長さ200mmで8枚ずつ切り出
し、プリプレグBとプリプレグYとを交互に、隣接する
プリプレグ同士の繊維方向が互いに直交し、かつ、補強
シートが露出しないよう積層し、これを実施例22の成
形品と同じ要領で積層成形し、これについて実施例1と
同様の曲げ試験を行った。
【0096】この試験に用いられたプリプレグYの構成
を表4に、また、成形品の上記試験結果を表3に示した
が、これによると、標準偏差が小さく、この成形品に
は、連絡部と側壁部の強度差が測定誤差と認められる程
度しかなく、この成形品には強度むらがないことが分か
った。
を表4に、また、成形品の上記試験結果を表3に示した
が、これによると、標準偏差が小さく、この成形品に
は、連絡部と側壁部の強度差が測定誤差と認められる程
度しかなく、この成形品には強度むらがないことが分か
った。
【0097】〔比較例8〕実施例29で製造したプリプ
レグYを、実施例22の成形品と同様に積層成形し、こ
れについて実施例1の成形品と同様の曲げ試験を行っ
た。この試験に用いられた成形品の試験結果を表3に示
したが、これによると、試験片ごとに測定値にばらつき
があるため標準偏差が大きく、この成形品には、連絡部
と側壁部との間で強度差が生じることが分かった。
レグYを、実施例22の成形品と同様に積層成形し、こ
れについて実施例1の成形品と同様の曲げ試験を行っ
た。この試験に用いられた成形品の試験結果を表3に示
したが、これによると、試験片ごとに測定値にばらつき
があるため標準偏差が大きく、この成形品には、連絡部
と側壁部との間で強度差が生じることが分かった。
【0098】
【表3】
【0099】而して、従来のプリプレグから成る成形品
においては、それを変形させると、連続繊維の配列が乱
れるため、強度が損なわれて強度にむらが生じるが、本
発明に係る成形品においては、連続繊維は補強シートに
挟まれて保持されているため、積層構造体自体を立体的
に変形させることにより、連続繊維が折り曲げられて
も、その配列が乱れることがないので、強度が損なわれ
ることがない。
においては、それを変形させると、連続繊維の配列が乱
れるため、強度が損なわれて強度にむらが生じるが、本
発明に係る成形品においては、連続繊維は補強シートに
挟まれて保持されているため、積層構造体自体を立体的
に変形させることにより、連続繊維が折り曲げられて
も、その配列が乱れることがないので、強度が損なわれ
ることがない。
【0100】次に、本発明に係る積層構造体に他の材料
を接着剤を用いて接着する場合の接着性について説明す
る。
を接着剤を用いて接着する場合の接着性について説明す
る。
【0101】〔実施例30〕実施例15のプリプレグB
を積層して成る積層構造体の補強シートが露出している
面に接着剤(ストラクトボンドXA−7175三井東圧
化学株式会社製)を塗布し、そこに発泡ポリウレタンシ
ートの片面に表面加飾材が張り合わされた発泡ウレタン
シートの、発泡ウレタンシート側を貼り付けた。
を積層して成る積層構造体の補強シートが露出している
面に接着剤(ストラクトボンドXA−7175三井東圧
化学株式会社製)を塗布し、そこに発泡ポリウレタンシ
ートの片面に表面加飾材が張り合わされた発泡ウレタン
シートの、発泡ウレタンシート側を貼り付けた。
【0102】この積層構造体と化粧材との接着面を剥離
破壊させようと試みたが、発泡ポリウレタンシートと表
面加飾材とが界面剥離してしまい、積層構造体と発泡ウ
レタンシートとの間は剥離することはできず、その接着
力は強固であることが分かった。
破壊させようと試みたが、発泡ポリウレタンシートと表
面加飾材とが界面剥離してしまい、積層構造体と発泡ウ
レタンシートとの間は剥離することはできず、その接着
力は強固であることが分かった。
【0103】〔比較例9〕比較例1のプリプレグYを使
用し、実施例30と同様に積層して成形して成る積層構
造体の表面に実施例30と同様に、接着剤を塗布し、そ
こに化粧板の発泡ウレタンシート側を貼り付けた。この
積層構造体と化粧材との接着面を剥離破壊させたとこ
ろ、その界面は容易に剥離してしまい、接着力が弱かっ
たことが分かった。
用し、実施例30と同様に積層して成形して成る積層構
造体の表面に実施例30と同様に、接着剤を塗布し、そ
こに化粧板の発泡ウレタンシート側を貼り付けた。この
積層構造体と化粧材との接着面を剥離破壊させたとこ
ろ、その界面は容易に剥離してしまい、接着力が弱かっ
たことが分かった。
【0104】
【表4】
【0105】而して、接着剤で他の材料を接着すると
き、従来の補強シートを有しない積層構造体において
は、積層構造体側の接着面が平滑な樹脂層であるため、
接着剤がその表面に馴染まず、強固に接着することはで
きなかったが、本発明に係る積層構造体においては、接
着面に設けられた補強シートの表面に細かい凹凸がある
ので、その積層構造体の接着面に接着剤を塗布すると、
その表面の凹凸に接着剤が入り込んで馴染み、密着性を
向上させるため、他の材料を強固に接着接合させること
ができる。
き、従来の補強シートを有しない積層構造体において
は、積層構造体側の接着面が平滑な樹脂層であるため、
接着剤がその表面に馴染まず、強固に接着することはで
きなかったが、本発明に係る積層構造体においては、接
着面に設けられた補強シートの表面に細かい凹凸がある
ので、その積層構造体の接着面に接着剤を塗布すると、
その表面の凹凸に接着剤が入り込んで馴染み、密着性を
向上させるため、他の材料を強固に接着接合させること
ができる。
【0106】
【発明の効果】本発明に係るプレプリグ、それを用いて
成る積層構造体は叙上の如く構成されるので、本発明に
よるときは、プレプリグ中の連続繊維が乱れることがな
いため、部分的な強度のばらつき防止することができ、
強度を損なうことなく立体的に成形することができ、ま
た、必要に応じて性能を損なわずに単位当たりの重量を
軽くすることができ、さらに、何ら特別な表面処理を施
さずとも他材料と容易に接着接合できるものである。
成る積層構造体は叙上の如く構成されるので、本発明に
よるときは、プレプリグ中の連続繊維が乱れることがな
いため、部分的な強度のばらつき防止することができ、
強度を損なうことなく立体的に成形することができ、ま
た、必要に応じて性能を損なわずに単位当たりの重量を
軽くすることができ、さらに、何ら特別な表面処理を施
さずとも他材料と容易に接着接合できるものである。
【図1】本発明に係る、プリプレグの製造方法の実施例
を示す説明図。
を示す説明図。
【図2】本発明に係る積層構造体の成形品の実施例を示
す斜視図。
す斜視図。
1 プリプレグ製造装置 2 補強シート 3 ガイドロール 4 圧着ロール 5 プリプレグ 6 成形品 60 連絡部 61 側壁部 62 切断線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 5/28 A 7421−4F 27/00 E 8413−4F // B29K 101:12 105:06 B29L 9:00
Claims (18)
- 【請求項1】一平面上に一方向に引き揃えて配列した連
続繊維に熱可塑性樹脂を含浸して成る少なくとも一層の
繊維強化シートと、少なくとも一層の多孔性の柔軟な補
強シートとを積層して成るプリプレグ。 - 【請求項2】繊維強化シート中の連続繊維の容積含有率
が40%以上80%以下である請求項1記載のプリプレ
グ。 - 【請求項3】連続繊維が、太さ3〜25μmの単繊維を
100〜20000本集束し、一方向に引き揃えてなる
請求項1または2記載のプリプレグ。 - 【請求項4】連続繊維の相互の間隔が0〜100mmに
なるよう整列配置された状態で、束相互の間隔が変動し
ないように、補強シートに拘束される請求項1ないし3
のいずれか一に記載のプリプレグ。 - 【請求項5】溶融状態にある熱可塑性樹脂の溶融粘度
が、剪断速度が1/秒以上100/秒以下の範囲で10
00ポイズ以上5000ポイズ以下である請求項1ない
し4のいずれか一に記載のプリプレグ。 - 【請求項6】請求項1ないし5のいずれかに記載のプリ
プレグをその繊維配向方向を順次変えて適宜の枚数積層
し、加熱圧着して成る積層構造体。 - 【請求項7】少なくとも一方の面に補強シートを露出さ
せたことを特徴とする請求項6記載の積層構造体。 - 【請求項8】一平面上に一方向に引き揃えられた連続繊
維に熱可塑性樹脂を含浸してなる繊維強化樹脂シートを
繊維配向方向を順次変えて多孔性の柔軟な補強シートと
交互に、適宜の数枚積層し、加熱圧着して成る積層構造
体。 - 【請求項9】少なくとも一方の面に補強シートが露出す
るよう積層し、加熱圧着して成る請求項8記載の積層構
造体。 - 【請求項10】請求項1ないし5のいずれかに記載のプ
リプレグと、一平面上に一方向に引き揃えられた連続繊
維に熱可塑性樹脂を含浸して成る繊維強化樹脂シートと
を繊維配向方向を順次変えて適宜の枚数及び順序で積層
し、加熱圧着して成る積層構造体。 - 【請求項11】少なくとも一方の面に補強シートが露出
するよう積層し、加熱圧着して成る請求項10記載の積
層構造体。 - 【請求項12】請求項1ないし5のいずれかに記載のプ
リプレグ、一平面上に一方向に引き揃えられた連続繊維
に熱可塑性樹脂を含浸して成る繊維強化樹脂シート、及
び多孔性の柔軟な補強シートを繊維配向を順次変えて適
宜の枚数及び順序で積層し、加熱圧着して成る積層構造
体。 - 【請求項13】少なくとも一方の面に補強シートが露出
するよう積層し、加熱圧着して成る請求項12記載の積
層構造体。 - 【請求項14】少なくとも一方の面に表面加飾材を積層
して成る請求項1ないし13のいずれか一に記載のプリ
プレグまたは積層構造体。 - 【請求項15】補強シートが不織布、織布、もしくはネ
ットであり、その材質が合成樹脂繊維、天然繊維、無機
質繊維、金属繊維もしくはこれらの繊維の混合物である
請求項1ないし14のいずれか一に記載のプリプレグま
たは積層構造体。 - 【請求項16】補強シートが合成樹脂シート又は金属箔
であり、パンチング加工されている請求項1ないし15
のいずれか一に記載のプリプレグまたは積層構造体。 - 【請求項17】熱可塑性樹脂の流動可能温度以上に加熱
された請求項7から16いずれか一に記載の積層構造体
をプレス金型によりスタンピング成形してなる積層構造
体成形品。 - 【請求項18】請求項7から16いずれか一に記載の積
層構造体を熱可塑性樹脂の流動可能温度以上に加熱し、
プレス金型によりスタンピング成形することを特徴とす
る積層構造体の成形方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6165613A JPH0797465A (ja) | 1993-08-05 | 1994-07-18 | プリプレグ及び積層構造体 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19473493 | 1993-08-05 | ||
| JP5-194734 | 1993-08-05 | ||
| JP6165613A JPH0797465A (ja) | 1993-08-05 | 1994-07-18 | プリプレグ及び積層構造体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0797465A true JPH0797465A (ja) | 1995-04-11 |
Family
ID=26490281
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6165613A Pending JPH0797465A (ja) | 1993-08-05 | 1994-07-18 | プリプレグ及び積層構造体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0797465A (ja) |
Cited By (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007020910A1 (ja) * | 2005-08-18 | 2007-02-22 | Teijin Techno Products Limited | 等方性の繊維強化熱可塑性樹脂シートとその製造方法並びに成形板 |
| KR100814860B1 (ko) * | 2004-04-30 | 2008-03-20 | (주)삼박 | 열가소성 복합 판재 및 그 제조 방법 |
| JP2008529849A (ja) * | 2005-02-21 | 2008-08-07 | エアバス・ドイチュラント・ゲーエムベーハー | 繊維複合材料構造要素および繊維複合材料構造要素を製造する方法 |
| JP2014004797A (ja) * | 2012-06-27 | 2014-01-16 | Fukui Prefecture | 成形用複合材及びその製造方法 |
| JP2014529536A (ja) * | 2011-08-29 | 2014-11-13 | サイテク・テクノロジー・コーポレーシヨン | 熱可塑性樹脂の層間補強 |
| WO2015083820A1 (ja) * | 2013-12-06 | 2015-06-11 | 三菱レイヨン株式会社 | 繊維強化熱可塑性プラスチックを用いた積層基材とこれを用いた成形品の製造方法 |
| JP2015217626A (ja) * | 2014-05-19 | 2015-12-07 | 王子ホールディングス株式会社 | 多層成形品 |
| CN105415436A (zh) * | 2015-12-11 | 2016-03-23 | 苏州米达思精密电子有限公司 | 一种胶内缩补强片的生产工艺 |
| JP2017500501A (ja) * | 2013-12-16 | 2017-01-05 | ボーグワーナー インコーポレーテッド | タイミング駆動機用複合テンショナアーム又はガイド |
| WO2017122797A1 (ja) * | 2016-01-14 | 2017-07-20 | 日東電工株式会社 | 表面改質熱可塑性樹脂の製造方法、接合構造体の製造方法、接合構造体、熱転写表面改質シート、熱転写表面改質シート付熱可塑性樹脂、および、表面改質熱可塑性樹脂 |
| WO2017209300A1 (ja) * | 2016-06-03 | 2017-12-07 | 積水化学工業株式会社 | シート及び棒状部材 |
| KR20180044258A (ko) * | 2015-06-16 | 2018-05-02 | 레오나르트 쿠르츠 스티프퉁 운트 코. 카게 | 플라스틱 성형품을 제조하기 위한 방법, 플라스틱 성형품 및 몰드 |
| JP2020090103A (ja) * | 2014-10-24 | 2020-06-11 | ポルシェ アンデュストリ | 静電的方法により駆動されるストランド |
| JP2020175511A (ja) * | 2019-04-15 | 2020-10-29 | フクビ化学工業株式会社 | 金属箔‐cfrp積層シート |
| WO2024204015A1 (ja) * | 2023-03-27 | 2024-10-03 | 興和株式会社 | 複合繊維強化樹脂及び衝撃吸収材 |
-
1994
- 1994-07-18 JP JP6165613A patent/JPH0797465A/ja active Pending
Cited By (26)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100814860B1 (ko) * | 2004-04-30 | 2008-03-20 | (주)삼박 | 열가소성 복합 판재 및 그 제조 방법 |
| KR100814861B1 (ko) * | 2004-04-30 | 2008-03-20 | (주)삼박 | 열가소성 복합 판재를 이용하여 제조된 물품 |
| JP2008529849A (ja) * | 2005-02-21 | 2008-08-07 | エアバス・ドイチュラント・ゲーエムベーハー | 繊維複合材料構造要素および繊維複合材料構造要素を製造する方法 |
| US8551381B2 (en) | 2005-02-21 | 2013-10-08 | Airbus Deutschland Gmbh | Fiber composite component and method for the production of a fiber composite component |
| WO2007020910A1 (ja) * | 2005-08-18 | 2007-02-22 | Teijin Techno Products Limited | 等方性の繊維強化熱可塑性樹脂シートとその製造方法並びに成形板 |
| US9545760B2 (en) | 2005-08-18 | 2017-01-17 | Teijin Limited | Isotropic fiber-reinforced thermoplastic resin sheet, and process for production and molded plate thereof |
| JP2014529536A (ja) * | 2011-08-29 | 2014-11-13 | サイテク・テクノロジー・コーポレーシヨン | 熱可塑性樹脂の層間補強 |
| JP2014004797A (ja) * | 2012-06-27 | 2014-01-16 | Fukui Prefecture | 成形用複合材及びその製造方法 |
| JPWO2015083820A1 (ja) * | 2013-12-06 | 2017-03-16 | 三菱レイヨン株式会社 | 繊維強化熱可塑性プラスチックを用いた積層基材 |
| EP3078485A4 (en) * | 2013-12-06 | 2016-11-02 | Mitsubishi Rayon Co | LAMINATED SUBSTRATE WITH FIBER-REINFORCED THERMOPLASTIC PLASTIC AND FORM PRODUCTION PROCESSES THEREWITH |
| US11752728B2 (en) | 2013-12-06 | 2023-09-12 | Mitsubishi Chemical Corporation | Laminated substrate using fiber-reinforced thermoplastic plastic, and molded product manufacturing method using same |
| WO2015083820A1 (ja) * | 2013-12-06 | 2015-06-11 | 三菱レイヨン株式会社 | 繊維強化熱可塑性プラスチックを用いた積層基材とこれを用いた成形品の製造方法 |
| US10919259B2 (en) | 2013-12-06 | 2021-02-16 | Mitsubishi Chemical Corporation | Laminated substrate using fiber-reinforced thermoplastic plastic, and molded product manufacturing method using same |
| JP2017500501A (ja) * | 2013-12-16 | 2017-01-05 | ボーグワーナー インコーポレーテッド | タイミング駆動機用複合テンショナアーム又はガイド |
| JP2015217626A (ja) * | 2014-05-19 | 2015-12-07 | 王子ホールディングス株式会社 | 多層成形品 |
| JP2020090103A (ja) * | 2014-10-24 | 2020-06-11 | ポルシェ アンデュストリ | 静電的方法により駆動されるストランド |
| US11260567B2 (en) | 2015-06-16 | 2022-03-01 | Leonhard Kurz Stiftung & Co. Kg | Method for producing a plastic molded article, plastic molded article and mold |
| KR20180044258A (ko) * | 2015-06-16 | 2018-05-02 | 레오나르트 쿠르츠 스티프퉁 운트 코. 카게 | 플라스틱 성형품을 제조하기 위한 방법, 플라스틱 성형품 및 몰드 |
| JP2018518403A (ja) * | 2015-06-16 | 2018-07-12 | レオンハード クルツ シュティフトゥング ウント コー. カーゲー | プラスチック成形品の製造方法、プラスチック成形品、及び、金型 |
| CN105415436A (zh) * | 2015-12-11 | 2016-03-23 | 苏州米达思精密电子有限公司 | 一种胶内缩补强片的生产工艺 |
| JP2017128722A (ja) * | 2016-01-14 | 2017-07-27 | 日東電工株式会社 | 表面改質熱可塑性樹脂の製造方法、接合構造体の製造方法、接合構造体、熱転写表面改質シート、熱転写表面改質シート付熱可塑性樹脂、および、表面改質熱可塑性樹脂 |
| WO2017122797A1 (ja) * | 2016-01-14 | 2017-07-20 | 日東電工株式会社 | 表面改質熱可塑性樹脂の製造方法、接合構造体の製造方法、接合構造体、熱転写表面改質シート、熱転写表面改質シート付熱可塑性樹脂、および、表面改質熱可塑性樹脂 |
| JPWO2017209300A1 (ja) * | 2016-06-03 | 2019-05-09 | 積水化学工業株式会社 | シート及び棒状部材 |
| WO2017209300A1 (ja) * | 2016-06-03 | 2017-12-07 | 積水化学工業株式会社 | シート及び棒状部材 |
| JP2020175511A (ja) * | 2019-04-15 | 2020-10-29 | フクビ化学工業株式会社 | 金属箔‐cfrp積層シート |
| WO2024204015A1 (ja) * | 2023-03-27 | 2024-10-03 | 興和株式会社 | 複合繊維強化樹脂及び衝撃吸収材 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0595607B1 (en) | Composite molded article and method for making same | |
| EP0266224B1 (en) | Process for the manufacture of laminated elements | |
| JP3821467B2 (ja) | 複合材用強化繊維基材 | |
| JPH0797465A (ja) | プリプレグ及び積層構造体 | |
| WO2003046057A1 (en) | Fiber-reinforced thermoplastic resin sheet, structural material comprising the same, and process for producing fiber-reinforced thermoplastic resin sheet | |
| EP0146520A1 (en) | Thermoformable laminate structure | |
| JP3631994B2 (ja) | 長繊維強化熱可塑性樹脂シートおよび該シートにより補強された複合成形体 | |
| EP0637510A1 (en) | Prepreg and laminate structure | |
| US20210316479A1 (en) | Method for manufacturing preform, method for manufacturing composite material molded article, and mold | |
| JP3272519B2 (ja) | 積層体及びその製造方法 | |
| JP2002105223A (ja) | ペーパーフリープリプレグ及びその製造方法 | |
| JP2002046545A (ja) | 車両用成形天井材及びその製造方法 | |
| JP3972874B2 (ja) | Frpコンクリート防食パネル及びその製造方法 | |
| JPH06344477A (ja) | 積層成形品及びその製造方法 | |
| JPH04339635A (ja) | 繊維強化合成樹脂複合体及びその成形方法 | |
| JPH05269909A (ja) | 繊維強化樹脂成形品 | |
| CN109715371B (zh) | 纤维增强的泡沫材料 | |
| US5585455A (en) | Reinforcement composites for thermosetting polymer systems | |
| JP3067513B2 (ja) | フェノール樹脂積層体、及びこの積層体を用いたフェノール樹脂成形品の製造方法 | |
| JPH03222734A (ja) | 一方向配列強化繊維シート及びその製造方法 | |
| JPH0899366A (ja) | 繊維強化樹脂成形体の製造方法 | |
| JPH0825563A (ja) | 積層成形品及びその製造方法 | |
| JP3193590B2 (ja) | 繊維強化プラスチック製のハニカムコアの製造方法 | |
| JPH09314713A (ja) | 複合成形品 | |
| JP2002120315A (ja) | 三層構造を有する繊維強化プラスチック成形品及びその製造方法 |