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JPH0781983A - 合わせガラス用中間膜 - Google Patents

合わせガラス用中間膜

Info

Publication number
JPH0781983A
JPH0781983A JP22721493A JP22721493A JPH0781983A JP H0781983 A JPH0781983 A JP H0781983A JP 22721493 A JP22721493 A JP 22721493A JP 22721493 A JP22721493 A JP 22721493A JP H0781983 A JPH0781983 A JP H0781983A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laminated glass
mol
glass
polyester
acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22721493A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Niki
章博 仁木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP22721493A priority Critical patent/JPH0781983A/ja
Publication of JPH0781983A publication Critical patent/JPH0781983A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Joining Of Glass To Other Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 優れた遮音性を具備し、且つ、可塑剤添加を
必要としない樹脂系の合わせガラス用中間膜を提供す
る。 【構成】 合わせガラス用中間膜の主原料を多価カルボ
ン酸と脂肪族二価アルコールからなる非晶性ポリエステ
ル樹脂とする。該非晶性ポリエステル樹脂のガラス転移
温度は−20℃〜+40℃、溶融開始温度は100℃以
下である。特に、前記非晶性ポリエステル樹脂の全構成
モノマーの0.1〜3mol%は下式〔I〕で表される
芳香族二価アルコールまたは下式〔II〕で表される芳
香族二価カルボン酸の少なくともいずれか一方である。 (式中、nは3または4、R1及びR2はそれぞれ独立的
にアルキレン基、l及びmはそれぞれ独立的に0または
1以上の整数を表す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、広い温度領域において
優れた遮音性能を長期にわたって発揮する合わせガラス
用中間膜に関し、且つ、両側から貼り合わせられるガラ
スが無機ガラス、有機ガラス等、広く使用できる合わせ
ガラス用中間膜に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、可塑剤を添加することにより可塑
化したポリビニルブチラール膜に代表される中間膜がガ
ラス板の間に積層された合わせガラスはよく知られてい
る。この合わせガラスは飛散防止性に優れているため、
例えば、自動車等の交通車両の窓ガラス、建築物の窓ガ
ラス等の用途に広く用いられている。
【0003】単板ガラスに対する合わせガラスの意義
は、中間膜が持つ性質に存する。即ち、ポリビニルブチ
ラール膜は、そのガラスに対する優れた接着性及び安全
ガラスとして必須の高い透明性を兼ね備える中間膜とし
て、長年自動車用のフロントガラスに使用されてきた。
しかし、近年、建築物の窓ガラスとしては、破損時に飛
散しないような安全なものが要望されるばかりでなく、
優れた遮音性や装飾性が要求されるようになってきてい
る。
【0004】ガラス板は、2kHz〜4kHzを中心と
する周波数領域ではコインシデンス効果により遮音性が
低下する。このコインシデンス効果とは、ガラスに音波
が入射したとき、ガラスと入射音とが共鳴し、その結果
として音の透過が起こる現象である。等ラウドネス曲線
から人間の聴覚では1000Hz〜6000Hzで他の
周波数領域と比較して感度が非常に高いことが知られて
おり、コインシデンス効果による遮音性能の落ち込みを
解消することは、窓ガラス、壁等の遮音にとって非常に
重要であると言える。
【0005】即ち、コインシデンス効果による遮音性能
の低下が問題となるのは、このコインシデンス効果によ
って生ずる透過損失の極小部(以下、この極小部の透過
損失のdb値を「TL値」という。)であり、遮音性能
を向上させるためにはこのコインシデンス効果を緩和さ
せる必要があり、具体的にはTL値の低下を防ぐ必要が
ある。
【0006】従来のポリビニルブチラールを用いた合わ
せガラスは、飛散防止面では優れているものの、コイン
シデンス効果による遮音性の低下は避けられず、且つ、
温度変化にともない遮音性能は大きく変化するため、遮
音性能は十分なものとはいえなかった。
【0007】特公昭46−5830号公報をはじめとし
て、普通、車両用合わせガラスにはポリビニルブチラー
ルが遮音効果を付与できると提案している。しかしなが
ら、遮音性については、広い温度領域において高い遮音
性能を発揮できず、実用上は遮音性ガラスとして使用出
来ないものであった。
【0008】さらに、従来、可塑化ブチラール系では、
その可塑剤がブリードするため、有機ガラスを使用する
場合に有機ガラス表面を侵すため、不透明になるという
欠点があった。これについては、リシノール酸エステル
系可塑剤種の選定により改善することができるという提
案が特開昭53−139684号でなされているが、長
期の透明性の安定性に耐えないという問題があった。さ
らに、中間膜を他の機能フィルムを貼り合わせるために
用いる場合があるが、この場合でも、装飾用のPETフ
ィルムに印刷された染料がマイグレーションを起し、印
刷が滲む等の問題を引き起こしている。
【0009】また、特開昭60−226436号公報で
は、中間膜間に有機樹脂からなるフィルム(ポリエステ
ルフィルム)を間挿して得られる合わせガラスを提案し
ているが、遮音性能は好ましくなかった。
【0010】このような問題を解決するために、特開昭
60−27630号公報では、塩化ビニル/エチレン/
グリシジルメタクリレート系の提案もなされているが、
遮音性において改善はなされているものの、可塑剤によ
って改善しようとする観点では同様の問題がある。
【0011】その他の素材として、特公昭47−210
3号公報では、エチレン−酢酸ビニル共重合体系樹脂も
中間膜として提案されている。これについては、可塑剤
無しで合わせガラス用中間膜としての必要な柔軟性や強
靭性を具備しているが、遮音性が低いことが欠点であ
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は、従
来より優れた遮音性を具備し、且つ、可塑剤添加を必要
としない樹脂系の合わせガラス用中間膜を提供せんとす
るものである。本発明の他の目的は、合わせガラスとし
て必要な機能である、初期及び経時での優れた透明性、
優れた衝撃エネルギー吸収性等を保持した合わせガラス
用中間膜を提供するところに存する。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を達成するために種々の樹脂の検討を行った。その結
果、多価カルボン酸と脂肪族二価アルコールからなる非
晶性ポリエステル樹脂で、かつ該樹脂のガラス転移温度
が−20℃〜+40℃、溶融開始温度が100℃以下で
あるものを主原料とする遮音性の合わせガラス用中間膜
を完成するに至った。
【0014】中間膜の遮音性を合わせガラスが使用され
る実用的な温度領域に適合させるためには、非晶性ポリ
エステル樹脂のガラス転移温度は−20℃〜+40℃で
ある。また、合わせガラスとした場合に、より高い遮音
性を有するためには、ガラス転移温度は−10℃〜+3
0℃であるのが好ましい。これらのガラス転移温度の限
定は、いずれも常温域で高い遮音性能を得るための限定
である。
【0015】本発明の非晶性ポリエステル樹脂がこのよ
うに高い遮音性を有する理由は、未だ完全に解明はなさ
れていないが、ポリエステルの分子構造のうち、多価カ
ルボン酸が二価アルコールによってエステル化された部
分とカルボン酸の骨格部分とが、それぞれソフトセグメ
ント部分とハードセグメント部分を成し、音エネルギー
による振動の際に疑似的な内部摩擦効果をもたらし、音
エネルギーを熱エネルギーへ効率よく変換する効果をも
たらしていると思われる。
【0016】また、本発明のポリエステルは、合わせガ
ラスを作成した際の透明性を維持するために非晶性のも
のを使用する。該ポリエステルが結晶性を有すると、透
明性(ヘイズ)が損なわれ、合わせガラスとして使用出
来ない。ここで、非晶性とは、示差走査熱量計(以下
「DSC」と省略する。)で樹脂を測定した際、結晶の
融解を示す吸熱ピークを全く有しないものを意味する。
【0017】さらに、本発明のポリエステルは、中間膜
として無機または有機ガラスとの合わせ加工が出来るた
めには、その溶融開始温度が100℃以下であることが
必要である。溶融開始温度がそれ以上では、合わせ加工
時に接着及び透明性に不良を生じるため、本発明の目的
には供し得ない。
【0018】本発明のポリエステルの主たる構成成分と
しては、芳香族および/または脂肪族多価カルボン酸、
及び脂肪族二価アルコールが挙げられる。
【0019】上記芳香族二価カルボン酸としては、例え
ばテレフタル酸、イソフタル酸、5−スルホイソフタル
酸の金属塩、4,4’−ジカルボキシビフェニル、4,
4’−ジカルボキシジフェニルエーテル、4,4’−ジ
カルボキシジフェニルサルファイド、4,4’−ジカル
ボキシジフェニルスルホン、3,3’−ジカルボキシベ
ンゾフェノン、4,4’−ジカルボキシベンゾフェノ
ン、1,2−ビス(4−カルボキシフェノキシ)エタ
ン、1,4−ジカルボキシナフタリン、2,6−ジカル
ボキシナフタリンなどが好適に用いれる。
【0020】上記脂肪族二価カルボン酸としては、例え
ばシュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピ
ン酸、スベリン酸、セバシン酸などが好適に用いられ
る。
【0021】上記三価以上のカルボン酸としては、例
え、ヘマメリット酸、トリメリット酸、トリメシン酸、
ピロメリット酸、1,1,2,2−エタンテトラカルボ
ン酸、1,1,2−エタントリカルボン酸、1,3,5
−ペンタントリカルボン酸、1,2,3,4−シクロペ
ンタンテトラカルボン酸等が挙げられる。
【0022】これらは単独で使用されてもよく、二種以
上併用されても良い。
【0023】上記脂肪族二価アルコールとしては、グリ
コール、およびポリアルキレンオキシドからなる群から
選ばれた一種以上のジオールが好ましい。
【0024】上記グリコールとしては、炭素数が2〜1
0のものが好ましく、例えばエチレングリコール、ジエ
チレングリコール、トリエチレングリコール、ネオペン
チルグリコール、プロピレングリコール、トリメチレン
グリコール、1,4−ブタンジオール、1,3−ブタン
ジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサ
ンジオール、1,7−ヘプタンジオール、1,8−オク
タンジオール、1,9−ノナンジオール、1,10−デ
カンジオール、シクロペンタン−1,2−ジオール、シ
クロヘキサン−1,2−ジオール、シクロヘキサン−
1,3−ジオール、シクロヘキサン−1,4−ジオール
及びシクロヘキサン−1,4−ジメタノール等が挙げら
れ、これらは単独で使用されてもよく、二種以上が併用
されてもよい。
【0025】上記ポリアルキレンオキシドとしては、例
えばポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシド、
ポリテトラメチレンオキシド、ポリヘキサメチレンオキ
シド等が挙げられ、これらは単独で使用されてもよく、
二種以上が併用されてもよい。これらポリアルキレンオ
キシドの数平均分子量は、小さくなりすぎると生成する
ポリエステルに柔軟性を付与する能力が低下し、大きく
なりすぎると得られたポリエステルの熱安定性等の物性
が低下するので、100〜20,000が好ましく、よ
り好ましくは500〜5,000である。
【0026】上記多価カルボン酸と脂肪族二価アルコー
ルを縮合反応させることによりポリエステルが得られる
が、非晶性、−20〜+40℃のガラス転移温度、及び
100℃以下の溶融開始温度の全ての条件を満足するた
めには、数種の多価カルボン酸および/または数種の二
価アルコールを用いて合成することが望ましい。
【0027】また、本発明のポリエステルに、上記以外
の芳香族二価アルコールや芳香族ヒドロキシカルボン酸
やラクトンを構成成分として含有させてもよい。
【0028】上記芳香族二価アルコールとしては、例え
ばヒドロキノン、レゾルシン、クロロヒドロキノン、ブ
ロモヒドロキノン、メチルヒドロキノン、フェニルヒド
ロキノン、メトキシヒドロキノン、フェノキシヒドロキ
ノン、4,4’−ジヒドロキシビフェニル、4,4’−
ジヒドロキシジフェニルエーテル、4,4’−ジヒドロ
キシジフェニルサルファイド、4,4’−ジヒドロキシ
ジフェニルスルホン、4,4’−ジヒドロキシベンゾフ
ェノン、4,4’−ジヒドロキシジフェニルメタン、ビ
スフェノールA、1,1−ジ(4−ヒドロキシフェニ
ル)シクロヘキサン、1,2−ビス(4−ヒドロキシフ
ェノキシ)エタン、1,4−ジヒドロキシナフタリン、
2,6−ジヒドロキシナフタリン、4,4’’−ジヒド
ロキシ−p−ターフェニル、4,4’’’−ジヒドロキ
シ−p−クォーターフェニル等が挙げられる。
【0029】上記芳香族ヒドロキシカルボン酸として
は、パラヒドロキシ安息香酸、2−ヒドロキシ−6−ナ
フトエ酸及び4−ヒドロキシ−4’−カルボキシビフェ
ニル等が挙げられる。
【0030】上記ラクトンとしては、ε−カプロラクト
ン、δ−バレロラクトン及びγ−ブチロラクトン等が挙
げられる。
【0031】本発明の2は、遮音性に適したガラス転移
点を保持し、かつ室温付近でのフィルム形成性を良好に
維持することを可能とするために、非晶性ポリエステル
の全構成モノマーの0.1〜3mol%が、下式〔I〕
で表される剛直なジオールまたは下式〔II〕で表される
剛直なジカルボン酸の少なくともいずれか一方で構成さ
れる。
【0032】前述したように、常温域で高い遮音性能を
得るためには、非晶性ポリエステルのガラス転移温度が
−20〜40℃である。また、冬場においても高い遮音
性能を得るためには、ガラス転移温度が10℃以下であ
ることが好ましく、さらに低温下の使用で高い遮音性能
を得るためには、ガラス転移温度が0℃以下であること
が好ましい。
【0033】ところで非晶性ポリエステルのガラス転移
温度が室温よりも低くなればなるほど、非晶性ポリエス
テルは常温域では粘調になる傾向がある。すなわち、ガ
ラス転移温度が10℃以下で0℃よりも高い非晶ポリエ
ステルから中間膜を作製した場合、常温域で表面がべた
つき、取扱性が劣る。また、ガラス転移温度が0℃以下
の非晶性ポリエステルから中間膜を作製した場合、常温
域で中間膜の強度が不十分なため、フィルムへの加工が
非常に困難であり、さらに表面のべたつきが増大するた
めに中間膜同士が合着し、取扱性や合わせガラスへの加
工性が著しく劣る。
【0034】〔I〕化合物および〔II〕化合物はポリパ
ラフェニレン骨格を有する化合物であり、ポリパラフェ
ニレン骨格は液晶性分子のメソゲンとして有効であるこ
とが知られている。特開平2−276817に記載され
ているように、〔I〕化合物をポリマー鎖中またはポリ
マー末端に組み込んだ場合、〔I〕化合物の液晶性に基
づく強い凝集力によって、〔I〕化合物に基づくセグメ
ントが物理的架橋として有効に作用することが分かって
いる。
【0035】本発明をなすにあたって鋭意検討した結
果、非晶性ポリエステルの全構成モノマーの0.1〜3
mol%が〔I〕化合物または〔II〕化合物のいずれか
一方であることによって、非晶性ポリエステルのガラス
転移温度が10℃以下の場合はもちろん、0℃以下の低
い場合においても、〔I〕化合物に基づくセグメントが
物理的架橋として有効に作用するため、常温域で丈夫で
表面のべたつかないフィルムを形成できることが明らか
になった。
【0036】
【化3】 (式中、nは3または4、R1及びR2はそれぞれ独立的
にアルキレン基、l及びmはそれぞれ独立的に0または
1以上の整数を表す。)
【0037】
【化4】 (式中、pは3または4を表す。)
【0038】〔I〕化合物としては、4,4’’−ジヒ
ドロキシ−p−ターフェニル、4,4’’−ジヒドロキ
シエトキシ−p−ターフェニル、4,4’’’−ジヒド
ロキシ−p−クォーターフェニル、4,4’’’−ジヒ
ドロキシエトキシ−p−クォーターフェニルが好適に用
いられる。
【0039】〔II〕化合物としては、4,4’’−p−
ターフェニルジカルボン酸、4,4’’’−p−クォー
ターフェニルジカルボン酸が好適に用いられる。
【0040】非晶性ポリエステル樹脂の全構成モノマー
中における〔I〕化合物または〔II〕化合物のいずれか
一方の含有量が3mol%より多い場合は、物理的架橋
の密度が増え、遮音性が低下する、あるいは溶融開始温
度が上昇するといった問題がある。また、〔I〕化合物
または〔II〕化合物のいずれか一方の含有量が0.1m
ol%よりも少ない場合は、フィルム表面のべたつきを
抑制することができない。
【0041】次に、本発明のポリエステルの製造方法を
説明する。本発明のポリエステルの製造方法は、一般に
知られている任意の重縮合方法を採用することができ
る。例えば、以下の方法が挙げられる。
【0042】多価カルボン酸と二価アルコール成分と
を直接反応させる方法。 多価カルボン酸の低級エステルと二価アルコール成分
とをエステル交換を利用して反応させる方法。 多価カルボン酸のハロゲン化物と二価アルコールをピ
リジンなどの適当な溶媒中で反応させる方法。 二価アルコール成分の金属アルコラートを多価カルボ
ン酸のハロゲン化物と反応させる方法。 二価アルコール成分のアセチル化物と多価カルボン酸
とをエステル交換を利用して反応させる方法。
【0043】縮合反応形態としては、通常はバルク反応
法が採用されるが、溶液反応法その他も採用可能であ
る。その反応温度は、通常150〜350℃の範囲で適
宜設定される。反応圧力は通常は常圧であるが、減圧や
加圧にすることも可能である。反応時間は1分〜7日、
好ましくは30分〜24時間である。
【0044】また、重縮合する際には、一般にポリエス
テルを製造する際に使用されている触媒が使用されてよ
い。この触媒としては、リチウム、ナトリウム、カリウ
ム、セシウム、マグネシウム、カルシウム、バリウム、
ストロンチウム、亜鉛、アルミニウム、チタン、コバル
ト、ゲルマニウム、錫、鉛、アンチモン、ヒ素、セリウ
ム、ホウ素、カドミウム、マンガンなどの金属、その有
機金属化合物、有機酸塩、金属アルコキシド、金属酸化
物等が挙げられる。
【0045】特に好ましい触媒は、酢酸カルシウム、ジ
アシル第一錫、テトラアシル第二錫、ジブチル錫オキサ
イド、ジブチル錫ジラウレート、ジメチル錫マレート、
錫ジオクタノエート、錫テトラアセテート、リトイソブ
チルアルミニウム、テトラブチルチタネート、二酸化ゲ
ルマニウム、及び三酸化アンチモンである。これらの触
媒は二種以上併用してもよい。また、重合とともに副生
する水や、アルコール、グリコールなどを効率よく留出
させ、高分子量ポリマーを得るためには、反応系を重合
後期には1mmHg以下に減圧することが好ましい。
【0046】本発明のポリエステルの製造時または製造
後に、実用性を損なわない範囲で以下のような添加剤が
添加されてもよい。すなわち、トリフェニルホスファイ
ト、トリラウリルホスファイト、トリスノニルフェニル
ホスファイト、2−tert−ブチル−α−(3−te
rt−ブチル−4−ヒドロキシフェノール)−p−クメ
ニルビス(p−ノニルフェニル)ホスファイト等の熱安
定剤、トリス−(2,3−ジクロロプロピル)ホスフェ
ート、ペンタブロモフェニルアリルエーテル等の難燃
剤、p−tert−ブチルフェニルサリシレート、2−
ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロ
キシ−4−メトキシ−2’−カルボキシベンゾフェノ
ン、2,4,5−トリヒドロキシブチロフェノン等の紫
外線吸収剤、ブチルヒドロキシアニソール、ブチルヒド
ロキシトルエン、ジステアリルチオジプロピオネート、
ジラウリルチオジプロピオネート等、ヒンダードフェノ
ール系等の酸化防止剤等が添加されてもよい。
【0047】なお、膜厚が0.4mmの中間膜を3mm
のフロートガラスに挟んだ際の合わせガラスのヘイズは
2以下であることが好ましい。ヘイズが2以上では透明
性が著しく損なわれるため、実用上好ましくない。但
し、ヘイズが2以上でも、使用上差し支え無い用途であ
れば、ヘイズが2以上の中間膜を用いても良い。
【0048】膜厚が0.4mmの中間膜を3mmのフロ
ートガラスに挟んだ際の合わせガラスの全光線透過率
は、80%以上であることが好ましい。より好ましくは
83%以上である。
【0049】合わせガラスの構成としては次の通りのよ
うな態様が適宜選択される。 ガラス板/中間膜/ガラス板、のガラス ガラス板/中間膜/ガラス/中間膜/ガラス板 ガラス板/中間膜/PETフィルム又はPETフィル
ムに装飾を施した膜等/中間膜/ガラス板
【0050】合わせガラス用中間膜として必要な耐貫通
性と遮音性能を得るために、中間膜の厚みは0.1mm
から1.6mmが好ましい。特に、0.2mmから1.
0mmの中間膜が好ましく用いられる。
【0051】ガラス板間に積層して合わせガラスを製造
するには、通常の合わせガラスの製造に用いられる方法
が採用される。例えば、中間膜をその両側から挟み込
み、熱圧プレスにより合わせガラスを製造する方法であ
る。
【0052】本発明では、ガラスとしてはアルカリガラ
スのような無機ガラスだけでなく、ポリカーボネートや
PMMA樹脂等の有機ガラスと称されるガラスを使用し
た合わせガラスの態様も含む。なお、従来使用されるポ
リビニルブチラール樹脂系が可塑剤によって可塑化され
た系では、可塑剤が有機ガラスを侵すことによって白化
現象を引き起こすが、本発明ではその問題もない。
【0053】
【実施例】以下、この発明の遮音性の合わせガラス用中
間膜及びそれを用いた合わせガラスの実施例を説明す
る。なお、実施例及び比較例で「部」とあるのは重量部
を意味する。
【0054】(結晶性)DSCにより結晶性を確認し
た。結晶ピークが現れない場合を非晶性とした。DSC
測定はセイコー電子工業社製「DSC220C」を用
い、昇温速度10℃/minにて行った。
【0055】(ガラス転移温度)ガラス転移温度は粘弾
性スペクトロメーター(岩本製作所製「VES−F−II
I」)を用い、昇温速度3℃/min、温度範囲−50
〜100℃、測定周波数100Hzの条件で測定した。
【0056】(溶融開始温度)溶融開始温度はフローテ
スター(島津製作所製「CFT−500C」)を用い、
昇温速度6℃/min、荷重100kg/cm2、ダイ
寸法1mmφ×10mm、予熱温度150秒で測定し
た。
【0057】(遮音性能の測定方法)遮音性は合わせガ
ラスをダンピング試験用の振動発生器(振研社製「G2
1−005D」)にて加振し、そこから得られる振動特
性を機械インピーダンスアンプ(リオン社製「XG−8
11」)にて増幅し、振動スペクトルをFFTアナライ
ザー(横河ヒューレットパッカード製FFTスペクトラ
ムアナライザー「HP−3582A」)にて解析した。
こうして得られた損失係数とガラスとの共振周波数の比
とから、透過損失を算出した(測定温度:10〜40
℃)。この結果に基づき、周波数2000Hz近辺にお
ける極小の透過損失量をもってTL値とした。
【0058】(透明性の測定)JISK6714「航空
機用メタクリル樹脂板」の平行線透過率と曇価の項に準
拠して、0.4mm厚の試料を東京電色社製の「積分式
濁度計」を用いて全光線透過率と曇価を評価した。
【0059】(耐衝撃試験)耐衝撃試験は、JISR3
205に準拠して実施した。即ち、温度23℃、湿度5
0%で4時間保持した合わせガラスを支持枠にて垂直に
保持し、重量45kg、最大径75mmの加撃体を30
cmの高さから振り子式に合わせガラスの中心に落下さ
せた。破壊部分に直径75mmの球が自由に通過出来る
開口を生じた場合を×、生じなかった場合を○とした。
なお、n=4で行った。
【0060】(プラスチック合わせ特性)有機ガラスで
ある3mm厚のポリメチルメタクリレート板2枚に中間
膜を間挿し、合わせガラスを作製した後、1週間、40
℃で放置してヘイズを測定した。
【0061】(装飾合わせ特性)3mm厚のフロートガ
ラス2枚に中間膜2枚とその中にPETフィルムを間挿
し、合わせガラスを作製した後、1週間、40℃で放置
してヘイズを測定した。
【0062】(a)ポリエステルの合成 実施例1〜11について、それぞれ以下に示すようにポ
リエステルを合成した。
【0063】[実施例1]撹拌機、温度計、ガス吹き込
み口及び蒸留口を備えた内容積11のガラス製フラスコ
に、テレフタル酸ジメチル63.3g(0.4mo
l)、イソフタル酸ジメチル63.3g(0.4mo
l)、アジピン酸ジメチル209g(1.2mol)、
エチレングリコール273g(4.4mol)、4,
4’’’−ジヒドロキシ−p−クォーターフェニル3.
4g(0.01mol)、触媒として酢酸カルシウム
0.2g及び二酸化ゲルマニウム0.2gを加えた。フ
ラスコ内を窒素で置換した後にフラスコ内を昇温して1
90℃で2時間反応させた。反応とともに、フラスコか
らメタノールが留出した。フラスコを更に250℃まで
昇温し、この状態で1時間反応させた。次に、蒸留口を
真空器につなぎ、フラスコ内を1mmHg以下に減圧し
た状態で1時間反応させた。反応とともに過剰のエチレ
ングリコールが留去し、放冷後、生成したポリエステル
を取り出した。DSCにより非晶性であることを確認し
た。表1に物性を示した。
【0064】[実施例2]実施例1と同様のフラスコ
に、テレフタル酸ジメチル97g(0.5mol)、イ
ソフタル酸ジメチル97g(0.5mol)、アジピン
酸ジメチル174g(1.0mol)、トリメリット酸
トリメチル2.5g(10mmol)、エチレングリコ
ール273g(4.4mol)、4,4’’’−ジヒド
ロキシ−p−クォーターフェニル6.8g(0.02m
ol;0.5mol%)、触媒として酢酸カルシウム
0.2g及び二酸化ゲルマニウム0.2gを加えた。実
施例1と同様の重合操作にてポリエステルを得た。DS
Cにより非晶性であることを確認した。表1に物性を示
した。
【0065】[実施例3]実施例1と同様のフラスコ
に、テレフタル酸ジメチル63.3g(0.4mo
l)、イソフタル酸ジメチル63.3g(0.4mo
l)、アジピン酸ジメチル209g(1.2mol)、
トリメリット酸トリメチル2.5g(10mmol)、
エチレングリコール273g(4.4mol)、4,
4’’’−ジヒドロキシ−p−クォーターフェニル6.
8g(0.02mol;1mol%)、触媒として酢酸
カルシウム0.2g及び二酸化ゲルマニウム0.2gを
加えた。実施例1と同様の重合操作にてポリエステルを
得た。DSCにより非晶性であることを確認した。表1
に物性を示した。
【0066】[実施例4]実施例1と同様のフラスコ
に、テレフタル酸ジメチル63.3g(0.4mo
l)、イソフタル酸ジメチル63.3g(0.4mo
l)、アジピン酸ジメチル209g(1.2mol)、
トリメリット酸トリメチル2.5g(10mmol)、
エチレングリコール87g(1.4mol)、ブチレン
グリコール126g(1.4mol)、4,4’’’−
ジヒドロキシエトキシ−p−クォーターフェニル17g
(0.04mol;2mol%)、触媒としてテトラブ
チルチタネート小量を加えた。実施例1と同様の重合操
作にてポリエステルを得た。DSCにより非晶性である
ことを確認した。表1に物性を示した。
【0067】[実施例5]実施例1と同様のフラスコ
に、テレフタル酸ジメチル97g(0.5mol)、イ
ソフタル酸ジメチル29.6g(0.3mol)、セバ
シン酸ジメチル276g(1.2mol)、エチレング
リコール87g(1.4mol)、ネオペンチルグリコ
ール146g(1.4mol)、4,4’’−ジヒドロ
キシ−p−ターフェニル15.7g(0.06mol;
3mol%)、触媒として酢酸カルシウム及び三酸化ア
ンチモン小量を加えた。実施例1と同様の重合操作にて
ポリエステルを得た。DSCにより非晶性であることを
確認した。表1に物性を示した。
【0068】[実施例6]実施例1と同様のフラスコ
に、テレフタル酸ジメチル47.4g(0.3mo
l)、イソフタル酸ジメチル47.4g(0.3mo
l)、アジピン酸ジメチル244g(1.4mol)、
トリメリット酸トリメチル2.5g(10mmol)、
エチレングリコール273g(4.4mol)、4,
4’’’−p−クォーターフェニルジカルボン酸イソブ
チルエステル30.4g(0.06mol;3mol
%)、触媒として酢酸カルシウム0.2g及び二酸化ゲ
ルマニウム0.2gを加えた。実施例1と同様の重合操
作にてポリエステルを得た。DSCにより非晶性である
ことを確認した。表1に物性を示した。
【0069】[実施例7]実施例1と同様のフラスコ
に、テレフタル酸ジメチル63.3g(0.4mo
l)、イソフタル酸ジメチル63.3g(0.4mo
l)、アジピン酸ジメチル209g(1.2mol)、
トリメリット酸トリメチル2.5g(10mmol)、
エチレングリコール273g(4.4mol)、4,
4’’’−ジヒドロキシ−p−クォーターフェニル34
g(0.1mol;5mol%)、触媒として酢酸カル
シウム0.2g及び二酸化ゲルマニウム0.2gを加え
た。実施例1と同様の重合操作にてポリエステルを得
た。DSCにより非晶性であることを確認した。表1に
物性を示した。
【0070】[実施例8]実施例1と同様のフラスコ
に、テレフタル酸ジメチル63.3g(0.4mo
l)、イソフタル酸ジメチル63.3g(0.4mo
l)、アジピン酸ジメチル209g(1.2mol)、
トリメリット酸トリメチル2.5g(10mmol)、
エチレングリコール273g(4.4mol)、4,
4’’’−ジヒドロキシ−p−クォーターフェニル0.
34g(0.001mol;0.05mol%)、触媒
として酢酸カルシウム0.2g及び二酸化ゲルマニウム
0.2gを加えた。実施例1と同様の重合操作にてポリ
エステルを得た。DSCにより非晶性であることを確認
した。表1に物性を示した。
【0071】
【表1】
【0072】[実施例9]実施例1と同様のフラスコ
に、テレフタル酸ジメチル63.3g(0.4mo
l)、イソフタル酸ジメチル63.3g(0.4mo
l)、アジピン酸ジメチル209g(1.2mol)、
触媒として酢酸カルシウム0.2g及び二酸化ゲルマニ
ウム0.2gを加えた。フラスコ内を窒素で置換した後
にフラスコ内を昇温して180℃で2時間反応させた。
反応とともに、フラスコからメタノールが留出した。フ
ラスコを更に240℃まで昇温し、この状態で2時間反
応させた。次に、蒸留口を真空器につなぎ、フラスコ内
を1mmHg以下に減圧した状態で1時間反応させた。
反応とともに過剰のエチレングリコールが留去し、放冷
後、生成したポリエステルを取り出した。DSCにより
非晶性であることを確認した。表2に物性を示した。
【0073】[実施例10]実施例1と同様のフラスコ
に、テレフタル酸ジメチル63.3g(0.4mo
l)、イソフタル酸ジメチル95g(0.6mol)、
アジピン酸ジメチル174g(1.0mol)、トリメ
リット酸トリメチル2.5g(10mmol)、エチレ
ングリコール273g(4.4mol)、触媒として酢
酸カルシウム0.2g及び二酸化ゲルマニウム0.2g
を加えた。実施例1と同様の重合操作にてポリエステル
を得た。DSCにより非晶性であることを確認した。表
2に物性を示した。
【0074】[実施例11]実施例1と同様のフラスコ
に、テレフタル酸ジメチル95g(0.6mol)、イ
ソフタル酸ジメチル95g(0.6mol)、アジピン
酸ジメチル139g(0.8mol)、トリメリット酸
トリメチル2.5g(10mmol)、エチレングリコ
ール273g(4.4mol)、触媒として酢酸カルシ
ウム0.2g及び二酸化ゲルマニウム0.2gを加え
た。実施例1と同様の重合操作にてポリエステルを得
た。DSCにより非晶性であることを確認した。表2に
物性を示した。
【0075】
【表2】
【0076】(b)合わせガラスの調製 上記のようにして得られた実施例1〜11のポリエステ
ルを用いて、以下のような方法で合わせガラスを調製し
た。
【0077】まず、プレス成形機で150℃で2分間保
持することによって、厚さ0.40mmの中間膜を得
た。実施例1〜7及び実施例11では、いずれの組成の
中間膜も丈夫で表面がべとつかず、取扱性の良好なもの
であった。一方実施例8、9の組成の中間膜は室温で粘
調で表面がべとついて取扱が困難であり、実施例10の
組成の中間膜は室温でやや表面がべとつくため、一旦冷
凍した後に次工程を行った。
【0078】中間膜を、両側から30cm角、厚さ3m
mのフロートガラス2枚で挟み、これをゴムバッグへ入
れ、20torrの真空に20分間脱気した後、90℃
のオーブンに脱気したまま移し、さらに30分間、90
℃を保持しつつ、真空プレスした。バッグから仮接着さ
れた合わせガラス体を、圧力12kg/cm2、温度1
00℃のオートクレーブにて、透明な合わせガラスを調
製した。
【0079】[比較例1] (a)中間膜の調製 純水2890gに、重合度1700のポリビニルアルコ
ール190gを加えて加温溶解した。反応系を温度調節
し、35%塩酸200gとブチルアルデヒド170gを
加えてポリビニルアセタールを析出させた後、45℃で
6時間保って反応を完了させてポリビニルアセタールの
白色粉末を得た。アセタール化度62.3モル%、アセ
チル基量12.3モル%、粘度は590cpsであっ
た。
【0080】このポリビニルアセタールを50g採取
し、この樹脂100部に対して45部に相当する量の可
塑剤(トリエチレングリコール−ジ−2−エチルブチレ
ート)と紫外線吸収剤として2−(2’−ヒドロキシ−
5’−メチルフェニル)−ベンゾトリアゾールを0.1
部に相当する量を、また、酸化防止剤としてBHTを
0.1部に相当する量を加えてミキシングロールで十分
に混練し、その所定量をプレス成形機で150℃、30
分間保持することによって、厚さ0.40mmの中間膜
を得た。表3に物性を示した。
【0081】(b)合わせガラスの調製 上記で得た中間膜を、両側から30cm角、厚さ3mm
のフロートガラス2枚で挟み、これをゴムバッグへ入
れ、20torrの真空に20分間脱気した後、90℃
のオーブンに脱気したまま移し、さらに30分間、90
℃を保持しつつ真空プレスした。バッグから仮接着され
た合わせガラス体を、圧力12kg/cm 2、温度13
0℃のオートクレーブにて、透明な合わせガラスを調製
した。
【0082】(a)ポリエステルの合成 比較例2及び3のポリエステルを以下に示すようにして
合成した。
【0083】[比較例2]実施例1と同様のフラスコ
に、テレフタル酸ジメチル388g(2.0mol)、
エチレングリコール174g(2.8mol)、触媒と
して酢酸カルシウム0.2g及び二酸化ゲルマニウム
0.2gを加えた。実施例1と同様の重合操作にてポリ
エステルを得た。DSCにより253℃に結晶性を示す
融点の吸収を確認した。表3に物性を示した。
【0084】[比較例3]実施例1と同様のフラスコ
に、テレフタル酸ジメチル194g(1.0mol)、
セバシン酸ジメチル230g(1.0mol)、ネオベ
ンチルグリコール146(1.4mol)、エチレング
リコール50g(0.8mol)、ヒドロキノン66g
(0.6mol)、触媒として酢酸カルシウム0.2g
及び二酸化ゲルマニウム0.2gを加えた。実施例1と
同様の重合操作にてポリエステルを得た。DSCにより
非晶性であることを確認した。表3に物性を示した。
【0085】
【表3】
【0086】(b)合わせガラスの調製 上記のようにして得られた比較例2及び3のポリエステ
ルを用いて、実施例1〜11と同様の操作で合わせガラ
スを調製した。
【0087】上記のようにして得られた各実施例の合わ
せガラスは、各比較例の合わせガラスと比べて、遮音
性、透明性に優れ、且つ優れた衝撃エネルギー吸収性を
有している。
【0088】
【発明の効果】本発明の遮音性の合わせガラス用中間膜
を用いた合わせガラスでは、合わせガラスの基本特性で
ある透明性、安全性を保有する上に、音のエネルギーを
熱のエネルギーに有効に変換させるために、コインシデ
ンス効果が緩和され、常温付近で遮音性が優れている。
さらに、本発明の合わせガラス用中間膜は可塑剤を含有
しないので、可塑剤がブリードすることなく、プラスチ
ック合わせや装飾合わせ時の長時間透明性が安定して良
好である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス転移温度が−20℃〜+40℃で
    溶融開始温度が100℃以下である樹脂で、多価カルボ
    ン酸と脂肪族二価アルコールからなる非晶性ポリエステ
    ル樹脂を主原料とすることを特徴とする合わせガラス用
    中間膜。
  2. 【請求項2】 前記非晶性ポリエステル樹脂の全構成モ
    ノマーの0.1〜3mol%が、下式〔I〕で表される
    芳香族二価アルコールまたは下式〔II〕で表される芳香
    族二価カルボン酸の少なくともいずれか一方であること
    を特徴とする請求項1記載の合わせガラス用中間膜。 【化1】 (式中、nは3または4、R1及びR2はそれぞれ独立的
    にアルキレン基、l及びmはそれぞれ独立的に0または
    1以上の整数を表す。) 【化2】 (式中、pは3または4を表す。)
JP22721493A 1993-09-13 1993-09-13 合わせガラス用中間膜 Pending JPH0781983A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015000821A (ja) * 2013-06-13 2015-01-05 日本ゼオン株式会社 合わせガラス板

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015000821A (ja) * 2013-06-13 2015-01-05 日本ゼオン株式会社 合わせガラス板

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