JPH0781615A - 自動車ピラーの下部構造 - Google Patents
自動車ピラーの下部構造Info
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- JPH0781615A JPH0781615A JP5230096A JP23009693A JPH0781615A JP H0781615 A JPH0781615 A JP H0781615A JP 5230096 A JP5230096 A JP 5230096A JP 23009693 A JP23009693 A JP 23009693A JP H0781615 A JPH0781615 A JP H0781615A
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- door
- center pillar
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 障害物が当たっても、センタピラーが特定の
回転方向へ捩じれず且つドア下部の車室内側への移動を
抑制する自動車ピラーの下部構造を提供する。 【構成】 センタピラー12下部の外側面の断面中心S
よりも前側へ変位した位置に、ヒンジ14の取付点14
aと略同じ程度外側へ突起した高剛性の突起部15を設
けたため、障害物Gの衝突エネルギーが突起部15から
センタピラー12の前側へも加わるため、センタピラー
12が特定の回転方向へ捩れない。従って、センタピラ
ー12に局部的な座屈や破断が起きない。また、障害物
Gに押されたフロントドア22がすぐに突起部15に当
たり、フロントドア22の車室内R側への移動が抑制さ
れる。従って、フロントドア22の下部が車室内R側へ
移動して、車室内装備品(シート等)を破損させるおそ
れはない。
回転方向へ捩じれず且つドア下部の車室内側への移動を
抑制する自動車ピラーの下部構造を提供する。 【構成】 センタピラー12下部の外側面の断面中心S
よりも前側へ変位した位置に、ヒンジ14の取付点14
aと略同じ程度外側へ突起した高剛性の突起部15を設
けたため、障害物Gの衝突エネルギーが突起部15から
センタピラー12の前側へも加わるため、センタピラー
12が特定の回転方向へ捩れない。従って、センタピラ
ー12に局部的な座屈や破断が起きない。また、障害物
Gに押されたフロントドア22がすぐに突起部15に当
たり、フロントドア22の車室内R側への移動が抑制さ
れる。従って、フロントドア22の下部が車室内R側へ
移動して、車室内装備品(シート等)を破損させるおそ
れはない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動車ピラーの下部構
造に関する。
造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車ピラーの下部構造として
は、例えば図5〜図8に示すようなものが知られている
(類似技術として、特開昭58−8425号公報参
照)。尚、図中Aが前側で、Bが後側を示す。
は、例えば図5〜図8に示すようなものが知られている
(類似技術として、特開昭58−8425号公報参
照)。尚、図中Aが前側で、Bが後側を示す。
【0003】まず、図5により、全体構造を説明する。
1は自動車のフロントドアで、2はリヤドアを示してい
る。フロントドア1は上下一対のヒンジ3を介してフロ
ントピラー4に取付けられている。リヤドア2は上下一
対のヒンジ5を介してセンタピラー6に取付けられてい
る。
1は自動車のフロントドアで、2はリヤドアを示してい
る。フロントドア1は上下一対のヒンジ3を介してフロ
ントピラー4に取付けられている。リヤドア2は上下一
対のヒンジ5を介してセンタピラー6に取付けられてい
る。
【0004】フロントドア1とリヤドア2の取付構造は
略同じであり、また上部と下部の取付構造もまた略同じ
なので、以下図6〜図8により、センタピラー6の下部
構造を代表して説明する。センタピラー6はピラーアウ
タ6aとピラーインナ6bとを接合した閉断面構造をし
ている。Sは断面中心で、センタピラー6の中心位置を
示している。そして、センタピラー6の外側面の前記断
面中心Sよりも後側に変位した位置には、2つのボルト
・ナット手段Tにより下側のヒンジ5が固定されてい
る。このヒンジ5の後端部は外側に向けて曲折形成して
あり、その先端に取付点5aが設定されている。従っ
て、この取付点6aはセンタピラー6の外側面からd1
だけ外側へ突起した状態となっている。
略同じであり、また上部と下部の取付構造もまた略同じ
なので、以下図6〜図8により、センタピラー6の下部
構造を代表して説明する。センタピラー6はピラーアウ
タ6aとピラーインナ6bとを接合した閉断面構造をし
ている。Sは断面中心で、センタピラー6の中心位置を
示している。そして、センタピラー6の外側面の前記断
面中心Sよりも後側に変位した位置には、2つのボルト
・ナット手段Tにより下側のヒンジ5が固定されてい
る。このヒンジ5の後端部は外側に向けて曲折形成して
あり、その先端に取付点5aが設定されている。従っ
て、この取付点6aはセンタピラー6の外側面からd1
だけ外側へ突起した状態となっている。
【0005】一方、リヤドア2は、ドアアウタパネル2
aとドアインナパネル2bとから成っており、ドアイン
ナパネル2bにはドアトリム2cが設けられている。ド
アインナパネル2bには前面部7が形成されており、ま
たドアアウタパネル2aの前端とドアインナパネル2b
の前端とを接合した前端部8は、前記前面部7よりも前
側に突出した位置にある。そして、リヤドア2の前面部
7にはブラケット9が固定されており、このブラケット
9は前記ヒンジ5の取付点5aへ回転自在に取付けられ
ている。尚、このブラケット9を取付けた状態におい
て、ヒンジ5の取付点5aとフロントドア1及びリヤド
ア2の表面との間隔はd2 となっている。
aとドアインナパネル2bとから成っており、ドアイン
ナパネル2bにはドアトリム2cが設けられている。ド
アインナパネル2bには前面部7が形成されており、ま
たドアアウタパネル2aの前端とドアインナパネル2b
の前端とを接合した前端部8は、前記前面部7よりも前
側に突出した位置にある。そして、リヤドア2の前面部
7にはブラケット9が固定されており、このブラケット
9は前記ヒンジ5の取付点5aへ回転自在に取付けられ
ている。尚、このブラケット9を取付けた状態におい
て、ヒンジ5の取付点5aとフロントドア1及びリヤド
ア2の表面との間隔はd2 となっている。
【0006】また、フロントドア1もドアアウタパネル
1aとドアインナパネル1bとから成っており、ドアイ
ンナパネル1にはドアトリム1cが設けられている。そ
して、このフロントドア1には、その後面部10よりも
後方に位置する後端部11が形成されている。この後端
部11は、センタピラー6の断面中心Sよりも前側の外
側面に対応している。
1aとドアインナパネル1bとから成っており、ドアイ
ンナパネル1にはドアトリム1cが設けられている。そ
して、このフロントドア1には、その後面部10よりも
後方に位置する後端部11が形成されている。この後端
部11は、センタピラー6の断面中心Sよりも前側の外
側面に対応している。
【0007】そして、このようなセンタピラー6の下部
構造に、高さの低い障害物Gが衝突した場合、まず障害
物Gはフロントドア1の下端部をd2 に相当する部分だ
け一気に車室内R側へ押し出すと共に、リヤドア2の外
側部分(d2 に相当する部分)を押し潰す。障害物G
は、このようにフロントドア1の下端部を押し出し、リ
ヤドア2を押し潰した後に、ヒンジ5の取付点5aに当
たる。この時、ヒンジ5がセンタピラー6の断面中心S
よりも後側に変位していることから、障害物Gの衝突エ
ネルギーはセンタピラー6を図中α方向へ回転させるよ
うに加わる。従って、この衝突エネルギーにより、セン
タピラー6は後側部分が前記回転方向αへ捩れつつ、ヒ
ンジ5の取付点5aの突起量(間隔d1 にほぼ相当する
量)だけ車室内R側へ移動する。そして、最終的にはセ
ンタピラー6の前側部分も障害物Gに当たり、センタピ
ラー6の回転方向αへの変形は止まる。その後、センタ
ピラー6は障害物Gの衝突エネルギーを受けて、その上
部が車室内側へ倒れ込むこととなる。センタピラー6の
上部の倒れ込みに伴い、フロントドア1及びリヤドア2
の上部も車室内R側へ倒れ込む。
構造に、高さの低い障害物Gが衝突した場合、まず障害
物Gはフロントドア1の下端部をd2 に相当する部分だ
け一気に車室内R側へ押し出すと共に、リヤドア2の外
側部分(d2 に相当する部分)を押し潰す。障害物G
は、このようにフロントドア1の下端部を押し出し、リ
ヤドア2を押し潰した後に、ヒンジ5の取付点5aに当
たる。この時、ヒンジ5がセンタピラー6の断面中心S
よりも後側に変位していることから、障害物Gの衝突エ
ネルギーはセンタピラー6を図中α方向へ回転させるよ
うに加わる。従って、この衝突エネルギーにより、セン
タピラー6は後側部分が前記回転方向αへ捩れつつ、ヒ
ンジ5の取付点5aの突起量(間隔d1 にほぼ相当する
量)だけ車室内R側へ移動する。そして、最終的にはセ
ンタピラー6の前側部分も障害物Gに当たり、センタピ
ラー6の回転方向αへの変形は止まる。その後、センタ
ピラー6は障害物Gの衝突エネルギーを受けて、その上
部が車室内側へ倒れ込むこととなる。センタピラー6の
上部の倒れ込みに伴い、フロントドア1及びリヤドア2
の上部も車室内R側へ倒れ込む。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、センタピラー6の下部に障
害物Gが当たった際に、ヒンジ5がセンタピラー6の断
面中心Sよりも後側に変位しているため、センタピラー
6の後側が回転方向αへ捩じれて、該センタピラー6の
後面部に局部的な座屈Zや破断が生じ易い。
うな従来の技術にあっては、センタピラー6の下部に障
害物Gが当たった際に、ヒンジ5がセンタピラー6の断
面中心Sよりも後側に変位しているため、センタピラー
6の後側が回転方向αへ捩じれて、該センタピラー6の
後面部に局部的な座屈Zや破断が生じ易い。
【0009】また、特にフロントドア1の場合、障害物
Gが当たった際に、フロントドア1の下部が上部よりも
先に前記間隔d2 分だけ一気に車室内R側へ移動してし
まう。
Gが当たった際に、フロントドア1の下部が上部よりも
先に前記間隔d2 分だけ一気に車室内R側へ移動してし
まう。
【0010】この発明はこのような従来の技術に着目し
てなされたものであり、障害物が当たっても、センタピ
ラーが特定の回転方向へ捩じれず且つドア下部の車室内
側への移動を抑制することができる自動車ピラーの下部
構造を提供するものである。
てなされたものであり、障害物が当たっても、センタピ
ラーが特定の回転方向へ捩じれず且つドア下部の車室内
側への移動を抑制することができる自動車ピラーの下部
構造を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の自動車ピ
ラーの下部構造は、閉断面構造をしたピラー下部の外側
面で且つ該ピラーの断面中心よりも後側へ変位した位置
に、取付点が外側へ突起した状態のヒンジを固定し、該
ヒンジの取付点にドアの前面部を回転自在に連結した自
動車ピラーの下部構造において、前記ピラー下部の外側
面の断面中心よりも前側へ変位した位置に、ヒンジの取
付点と略同じ程度外側へ突起した状態の高剛性突起部を
設けたものである。
ラーの下部構造は、閉断面構造をしたピラー下部の外側
面で且つ該ピラーの断面中心よりも後側へ変位した位置
に、取付点が外側へ突起した状態のヒンジを固定し、該
ヒンジの取付点にドアの前面部を回転自在に連結した自
動車ピラーの下部構造において、前記ピラー下部の外側
面の断面中心よりも前側へ変位した位置に、ヒンジの取
付点と略同じ程度外側へ突起した状態の高剛性突起部を
設けたものである。
【0012】ここで、「変位した位置」とは、ヒンジに
衝突エネルギーが加わった場合に、センタピラーに特定
回転方向へのモーメントを発生させるような位置にある
ことを意味しており、必ずしもヒンジの全ての部位が断
面中心よりも後側又は前側に位置している必要はない。
衝突エネルギーが加わった場合に、センタピラーに特定
回転方向へのモーメントを発生させるような位置にある
ことを意味しており、必ずしもヒンジの全ての部位が断
面中心よりも後側又は前側に位置している必要はない。
【0013】請求項2記載の自動車ピラーの下部構造
は、ピラーがセンタピラーで、高剛性突起部の外側位置
に、フロントドアの後端部が存在するものである。
は、ピラーがセンタピラーで、高剛性突起部の外側位置
に、フロントドアの後端部が存在するものである。
【0014】
【作用】請求項1記載の自動車ピラーの下部構造によれ
ば、ピラー下部の外側面の断面中心よりも前側へ変位し
た位置に、ヒンジの取付点と略同じ程度外側へ突起した
高剛性の突起部を設けたため、障害物の衝突エネルギー
が突起部からセンタピラーの前側へも加わることにな
り、センタピラーが特定の回転方向へ捩れない。従っ
て、センタピラーに局部的な座屈や破断が起きない。
ば、ピラー下部の外側面の断面中心よりも前側へ変位し
た位置に、ヒンジの取付点と略同じ程度外側へ突起した
高剛性の突起部を設けたため、障害物の衝突エネルギー
が突起部からセンタピラーの前側へも加わることにな
り、センタピラーが特定の回転方向へ捩れない。従っ
て、センタピラーに局部的な座屈や破断が起きない。
【0015】請求項2記載の自動車ピラーの下部構造に
よれば、ピラーがセンタピラーで、高剛性突起部の外側
位置に、フロントドアの後端部が存在しているので、障
害物に押されたフロントドアがすぐに高剛性突起部に当
たり、この高剛性突起部の反力により、フロントドアの
車室内側への移動が抑制される。
よれば、ピラーがセンタピラーで、高剛性突起部の外側
位置に、フロントドアの後端部が存在しているので、障
害物に押されたフロントドアがすぐに高剛性突起部に当
たり、この高剛性突起部の反力により、フロントドアの
車室内側への移動が抑制される。
【0016】
【実施例】以下、この発明の好適な実施例を図面に基づ
いて説明する。尚、従来と重複する説明は省略する。
いて説明する。尚、従来と重複する説明は省略する。
【0017】図1及び図2はこの発明の第1実施例を示
す図である。センタピラー12はピラーアウタ12aと
ピラーインナ12bとを接合した閉断面構造で、内部に
ピラーアウタ12aの内面に沿うブレース13が挟み込
まれている。そして、センタピラー12の外側面には、
断面中心Sよりも後側(図中B側)へ変位した位置に断
面コ字形のヒンジ14が固定されている。このヒンジ1
4は2つのボルト・ナット手段Tにより固定されてお
り、後端部にはd1 だけ外側へ突起した取付点14aが
形成されている。また、センタピラー12の外側面の断
面中心Sより前側位置(図中A側)には、上下2つのボ
ルト・ナット手段Tにより固定された突起部15が設け
られている。この突起部15は断面コ字形の高剛性体
で、一端に2つの取付孔16aを有する底部16が形成
されており、この底部16をセンタピラー12の外側面
に当接させた状態で固定されている。この突起部15は
前記ヒンジ14の取付点14aと略同じ程度(前記d1
程度)だけ、外側へ突起した状態となっている。
す図である。センタピラー12はピラーアウタ12aと
ピラーインナ12bとを接合した閉断面構造で、内部に
ピラーアウタ12aの内面に沿うブレース13が挟み込
まれている。そして、センタピラー12の外側面には、
断面中心Sよりも後側(図中B側)へ変位した位置に断
面コ字形のヒンジ14が固定されている。このヒンジ1
4は2つのボルト・ナット手段Tにより固定されてお
り、後端部にはd1 だけ外側へ突起した取付点14aが
形成されている。また、センタピラー12の外側面の断
面中心Sより前側位置(図中A側)には、上下2つのボ
ルト・ナット手段Tにより固定された突起部15が設け
られている。この突起部15は断面コ字形の高剛性体
で、一端に2つの取付孔16aを有する底部16が形成
されており、この底部16をセンタピラー12の外側面
に当接させた状態で固定されている。この突起部15は
前記ヒンジ14の取付点14aと略同じ程度(前記d1
程度)だけ、外側へ突起した状態となっている。
【0018】一方、リヤドア17は、ドアアウタパネル
17aとドアインナパネル17bとから成っており、ド
アインナパネル17aの内部にはブレース18が設けら
れている。ドアアウタパネル17aの前端とドアインナ
パネル17bの前端とを接合した前端部19は、ドアイ
ンナパネル17bの前面部20よりも前側に位置してい
る。また、前面部20のブレース18が接合された部分
にはブラケット21が固定されており、このブラケット
21が前記ヒンジ14の取付点14aに連結されてい
る。また、フロントドア22もドアアウタパネル22a
とドアインナパネル22bとから成っており、その後側
には、ドアインナパネル22bの後面部23よりも後方
で、且つ前記突起部15の外側に位置する後端部24が
形成されている。この後端部24は突起部15の先端に
接近した位置にあり、両者の間にはわずかな間隔d3 し
か設けられていない。
17aとドアインナパネル17bとから成っており、ド
アインナパネル17aの内部にはブレース18が設けら
れている。ドアアウタパネル17aの前端とドアインナ
パネル17bの前端とを接合した前端部19は、ドアイ
ンナパネル17bの前面部20よりも前側に位置してい
る。また、前面部20のブレース18が接合された部分
にはブラケット21が固定されており、このブラケット
21が前記ヒンジ14の取付点14aに連結されてい
る。また、フロントドア22もドアアウタパネル22a
とドアインナパネル22bとから成っており、その後側
には、ドアインナパネル22bの後面部23よりも後方
で、且つ前記突起部15の外側に位置する後端部24が
形成されている。この後端部24は突起部15の先端に
接近した位置にあり、両者の間にはわずかな間隔d3 し
か設けられていない。
【0019】そして、このような構造のセンタピラー1
2の下部構造に、障害物Gが衝突すると、リヤドア17
の前端部19とフロントドア22の後端部24は車室内
R側へ押されるが、リヤドア17はヒンジ14に連結さ
れているためリヤドア17の間隔d2 に相当する部分は
一気に押し潰され、またフロントドア22の後端部24
は突起部15に接近した状態となっているため、わずか
な間隔d3 だけ車室内R側へ移動した後に突起部15に
当たる。フロントドア22の後端部24が突起部15に
当たると、センタピラー12の反力により、それ以上の
車室内R側への移動が規制されるため、フロントドア2
2の後端部24は突起部15と障害物Gとの間で押し潰
される。このように、この実施例では、フロントドア2
2の後端部24がすぐに突起部15に当たり、それ以上
の車室内R側への移動が抑制されるため、フロントドア
22の下部が車室内R側へ突入してしまうようなことは
ない。
2の下部構造に、障害物Gが衝突すると、リヤドア17
の前端部19とフロントドア22の後端部24は車室内
R側へ押されるが、リヤドア17はヒンジ14に連結さ
れているためリヤドア17の間隔d2 に相当する部分は
一気に押し潰され、またフロントドア22の後端部24
は突起部15に接近した状態となっているため、わずか
な間隔d3 だけ車室内R側へ移動した後に突起部15に
当たる。フロントドア22の後端部24が突起部15に
当たると、センタピラー12の反力により、それ以上の
車室内R側への移動が規制されるため、フロントドア2
2の後端部24は突起部15と障害物Gとの間で押し潰
される。このように、この実施例では、フロントドア2
2の後端部24がすぐに突起部15に当たり、それ以上
の車室内R側への移動が抑制されるため、フロントドア
22の下部が車室内R側へ突入してしまうようなことは
ない。
【0020】また、障害物Gは以上のようにリヤドア1
7及びフロントドア22の一部を押し潰した後、ヒンジ
14の取付点14a及び突起部15の先端に当たり、障
害物Gの衝突エネルギーが該ヒンジ14及び突起部15
に加わる。ヒンジ14と突起部15とが略同様の突起量
d1 であり、且つヒンジ14が断面中心Sの後側で、突
起部15が断面中心Sの前側にあるため、障害物Gの衝
突エネルギーはセンタピラー12の後側と前側へ同じタ
イミングで加わることとなり、センタピラー12は左右
いずれの方向へも回転せずそのままの状態で衝突エネル
ギーを受け止める。従って、衝突エネルギーが大きいと
そのままセンタピラー12の上部を車室内R側へ押し倒
すことになるが、センタピラー12が特定の回転方向へ
捩じたりしないので、センタピラー12に局部的な座屈
や破断が生じるおそれはない。しかも、障害物Gがすぐ
に高剛性のヒンジ14や突起部15に当たり、障害物G
に対するセンタピラー12の反力が早期に発生するた
め、障害物Gが車体へ突っ込む量を小さくでき、障害物
Gより破壊される車体部分を少なく抑えることができ
る。
7及びフロントドア22の一部を押し潰した後、ヒンジ
14の取付点14a及び突起部15の先端に当たり、障
害物Gの衝突エネルギーが該ヒンジ14及び突起部15
に加わる。ヒンジ14と突起部15とが略同様の突起量
d1 であり、且つヒンジ14が断面中心Sの後側で、突
起部15が断面中心Sの前側にあるため、障害物Gの衝
突エネルギーはセンタピラー12の後側と前側へ同じタ
イミングで加わることとなり、センタピラー12は左右
いずれの方向へも回転せずそのままの状態で衝突エネル
ギーを受け止める。従って、衝突エネルギーが大きいと
そのままセンタピラー12の上部を車室内R側へ押し倒
すことになるが、センタピラー12が特定の回転方向へ
捩じたりしないので、センタピラー12に局部的な座屈
や破断が生じるおそれはない。しかも、障害物Gがすぐ
に高剛性のヒンジ14や突起部15に当たり、障害物G
に対するセンタピラー12の反力が早期に発生するた
め、障害物Gが車体へ突っ込む量を小さくでき、障害物
Gより破壊される車体部分を少なく抑えることができ
る。
【0021】図3及び図4はこの発明の第2実施例を示
す図である。この実施例に係るヒンジ25は、その前端
部に先の実施例で説明したような突起部26を一体的に
形成したものである。この実施例によれば、突起部26
がヒンジ25と一体であるため部品点数の低減が図れ
る。しかも、このヒンジ25には本来の取付孔27が形
成されているだけで、この取付孔27部分を2つボルト
・ナット手段Tによりセンタピラー12へ固定するだけ
で、突起部26の固定も同時の行えるので、先の実施例
に比べて、作業工数の低減を図ることもできる。そし
て、このヒンジ25をセンタピラー12に固定すること
により、その取付点25aと突起部26とが、センタピ
ラー12の断面中心Sをはさんだ前後位置において、同
じd1 だけ外側へ突起した状態となるため、先の実施例
と同等の作用効果が得られる。その他の構成は先の実施
例と同様につき、重複説明を省略する。
す図である。この実施例に係るヒンジ25は、その前端
部に先の実施例で説明したような突起部26を一体的に
形成したものである。この実施例によれば、突起部26
がヒンジ25と一体であるため部品点数の低減が図れ
る。しかも、このヒンジ25には本来の取付孔27が形
成されているだけで、この取付孔27部分を2つボルト
・ナット手段Tによりセンタピラー12へ固定するだけ
で、突起部26の固定も同時の行えるので、先の実施例
に比べて、作業工数の低減を図ることもできる。そし
て、このヒンジ25をセンタピラー12に固定すること
により、その取付点25aと突起部26とが、センタピ
ラー12の断面中心Sをはさんだ前後位置において、同
じd1 だけ外側へ突起した状態となるため、先の実施例
と同等の作用効果が得られる。その他の構成は先の実施
例と同様につき、重複説明を省略する。
【0022】尚、以上の各実施例では、センタピラー
6、12を代表して説明したが、本発明はフロントピラ
ーにも適用することができ、フロンピラーに適用した場
合はピラーの回転防止効果と、障害物の突っ込み量抑制
効果が得られる。
6、12を代表して説明したが、本発明はフロントピラ
ーにも適用することができ、フロンピラーに適用した場
合はピラーの回転防止効果と、障害物の突っ込み量抑制
効果が得られる。
【0023】
【発明の効果】請求項1記載の自動車ピラーの下部構造
によれば、ピラー下部の外側面の断面中心よりも前側へ
変位した位置に、ヒンジの取付点と略同じ程度外側へ突
起した高剛性の突起部を設けたため、障害物の衝突エネ
ルギーが突起部からセンタピラーの前側へも加わるた
め、センタピラーが特定の回転方向へ捩れない。従っ
て、センタピラーに局部的な座屈や破断が起きない。
によれば、ピラー下部の外側面の断面中心よりも前側へ
変位した位置に、ヒンジの取付点と略同じ程度外側へ突
起した高剛性の突起部を設けたため、障害物の衝突エネ
ルギーが突起部からセンタピラーの前側へも加わるた
め、センタピラーが特定の回転方向へ捩れない。従っ
て、センタピラーに局部的な座屈や破断が起きない。
【0024】請求項2記載の自動車ピラーの下部構造に
よれば、ピラーがセンタピラーで、高剛性突起部の外側
位置に、フロントドアの後端部が存在するので、障害物
に押されたフロントドアがすぐに高剛性突起部に当た
り、この高剛性突起部の反力により、フロントドアの車
室内側への移動が抑制される。
よれば、ピラーがセンタピラーで、高剛性突起部の外側
位置に、フロントドアの後端部が存在するので、障害物
に押されたフロントドアがすぐに高剛性突起部に当た
り、この高剛性突起部の反力により、フロントドアの車
室内側への移動が抑制される。
【図1】この発明の第1実施例に係る自動車ピラーの下
部構造を示す断面図である。
部構造を示す断面図である。
【図2】第1実施例の突起部を示す斜視図である。
【図3】この発明の第2実施例に係る自動車ピラーの下
部構造を示す断面図である。
部構造を示す断面図である。
【図4】第2実施例の突起部(ヒンジ)を示す斜視図で
ある。
ある。
【図5】従来例を示す自動車の側面図である。
【図6】図5中矢示SA−SA線に沿う断面図である。
【図7】障害物が当たった初期状態を示す図6相当の断
面図である。
面図である。
【図8】センタピラーが回転方向へ捩じれた状態を示す
図6相当の断面図である。
図6相当の断面図である。
12 センタピラー 14、25 取付点 14a、25a ヒンジ 15、26 高剛性突起部 17 リヤドア 20 リヤドアの前面部 22 フロントドア 24 フロントドアの後端部 S 断面中心
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B60J 5/04 8711−3D B60J 5/04 U
Claims (2)
- 【請求項1】 閉断面構造をしたピラー下部の外側面で
且つ該ピラーの断面中心よりも後側へ変位した位置に、
取付点が外側へ突起した状態のヒンジを固定し、該ヒン
ジの取付点にドアの前面部を回転自在に連結した自動車
ピラーの下部構造において、 前記ピラー下部の外側面の断面中心よりも前側へ変位し
た位置に、ヒンジの取付点と略同じ程度外側へ突起した
状態の高剛性突起部を設けたことを特徴とする自動車ピ
ラーの下部構造。 - 【請求項2】 ピラーがセンタピラーで、高剛性突起部
の外側位置に、フロントドアの後端部が存在する請求項
1記載の自動車ピラーの下部構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5230096A JPH0781615A (ja) | 1993-09-16 | 1993-09-16 | 自動車ピラーの下部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5230096A JPH0781615A (ja) | 1993-09-16 | 1993-09-16 | 自動車ピラーの下部構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0781615A true JPH0781615A (ja) | 1995-03-28 |
Family
ID=16902493
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5230096A Pending JPH0781615A (ja) | 1993-09-16 | 1993-09-16 | 自動車ピラーの下部構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0781615A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9868470B2 (en) | 2014-03-25 | 2018-01-16 | Honda Motor Co., Ltd | Vehicle body side structure |
| US10059375B2 (en) | 2014-03-25 | 2018-08-28 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle body side structure |
-
1993
- 1993-09-16 JP JP5230096A patent/JPH0781615A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9868470B2 (en) | 2014-03-25 | 2018-01-16 | Honda Motor Co., Ltd | Vehicle body side structure |
| US10059375B2 (en) | 2014-03-25 | 2018-08-28 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle body side structure |
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