JPH076867A - 溶融型三重制御i線式絶縁電熱線 - Google Patents
溶融型三重制御i線式絶縁電熱線Info
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- JPH076867A JPH076867A JP34311193A JP34311193A JPH076867A JP H076867 A JPH076867 A JP H076867A JP 34311193 A JP34311193 A JP 34311193A JP 34311193 A JP34311193 A JP 34311193A JP H076867 A JPH076867 A JP H076867A
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- Resistance Heating (AREA)
- Thermistors And Varistors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 発熱体の異常発熱による製品破壊の発生の低
減を図ることのできる溶融型三重制御I線式絶縁電熱線
を提供する。 【構成】 耐熱強靱繊維からなる補強用芯体10と、芯体
10に巻回される異常発熱温度検知用のP抵抗導体1と、
P抵抗導体1を被覆すると共に異常発熱温度よりも高温
の異常発熱温度で溶融する内部絶縁体2と、内部絶縁体
2に巻回される発熱用内部導体3と、内部導体3を被覆
する設定発熱温度検知用NTC半導体4と、NTC半導
体4に巻回される外部導体5と、外部導体5を被覆する
セパレータ6と、セパレータ6を被覆する外装絶縁体7
と、を備える。
減を図ることのできる溶融型三重制御I線式絶縁電熱線
を提供する。 【構成】 耐熱強靱繊維からなる補強用芯体10と、芯体
10に巻回される異常発熱温度検知用のP抵抗導体1と、
P抵抗導体1を被覆すると共に異常発熱温度よりも高温
の異常発熱温度で溶融する内部絶縁体2と、内部絶縁体
2に巻回される発熱用内部導体3と、内部導体3を被覆
する設定発熱温度検知用NTC半導体4と、NTC半導
体4に巻回される外部導体5と、外部導体5を被覆する
セパレータ6と、セパレータ6を被覆する外装絶縁体7
と、を備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気毛布や電気カーペ
ット等に用いられる溶融型三重制御I線式絶縁電熱線に
関する。
ット等に用いられる溶融型三重制御I線式絶縁電熱線に
関する。
【0002】
【従来の技術】主として、電気毛布、電気カーペットや
電気布団などに配線される絶縁電熱線は、従来、発熱線
(ヒータ)と、温度検知線(センサー)との2本を密着
して配線するように構成されたいわゆる「II線式」のも
のと、1本の絶縁電熱線で、発熱機能と温度検知機能を
具備したいわゆる「I線式」のものがあった。
電気布団などに配線される絶縁電熱線は、従来、発熱線
(ヒータ)と、温度検知線(センサー)との2本を密着
して配線するように構成されたいわゆる「II線式」のも
のと、1本の絶縁電熱線で、発熱機能と温度検知機能を
具備したいわゆる「I線式」のものがあった。
【0003】そして、II線式絶縁電熱線に於て、温度検
知線は、内側電極と外側電極の中間に、温度上昇に同調
して電気抵抗(インピーダンス)が小さくなるNTC半
導体を設けてなり、また、発熱線には、電極間に挟まれ
た溶融可能な絶縁体が内蔵されていた。
知線は、内側電極と外側電極の中間に、温度上昇に同調
して電気抵抗(インピーダンス)が小さくなるNTC半
導体を設けてなり、また、発熱線には、電極間に挟まれ
た溶融可能な絶縁体が内蔵されていた。
【0004】この発熱線に通電すれば発熱し、温度検知
線に熱伝導する。通常は、その温度をNTC半導体の温
度センサー機能で検知し、所定温度となるように温度調
節を行う。
線に熱伝導する。通常は、その温度をNTC半導体の温
度センサー機能で検知し、所定温度となるように温度調
節を行う。
【0005】例えば、NTC半導体の60℃における電気
抵抗が50KΩであったとき、制御器(コントローラ)を
その条件に設定しておけば、温度が60℃に上昇したとこ
ろで、NTC半導体の電気抵抗は50KΩに低下し、それ
に相当するサーミスタ電流が流れるので、これよりも電
流値が増減すればリレースイッチまたはサイリスタにて
発熱体の電源を切・入して、温度を60℃に制御できるよ
うになっている。
抵抗が50KΩであったとき、制御器(コントローラ)を
その条件に設定しておけば、温度が60℃に上昇したとこ
ろで、NTC半導体の電気抵抗は50KΩに低下し、それ
に相当するサーミスタ電流が流れるので、これよりも電
流値が増減すればリレースイッチまたはサイリスタにて
発熱体の電源を切・入して、温度を60℃に制御できるよ
うになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このII線式絶縁電熱線
を用いた電気カーペット等の上に、例えば、座布団など
分厚いものを長時間おくと、熱発散が妨げられて、その
箇所が局部的に異常発熱を起こして、上述の温度制御能
力は限界に至り、温度センサー機能は喪失するので、温
度は異常上昇して危険な状態となる。
を用いた電気カーペット等の上に、例えば、座布団など
分厚いものを長時間おくと、熱発散が妨げられて、その
箇所が局部的に異常発熱を起こして、上述の温度制御能
力は限界に至り、温度センサー機能は喪失するので、温
度は異常上昇して危険な状態となる。
【0007】即ち、NTC半導体の上記電気抵抗は、N
TC半導体の全長におけるトータルの電気抵抗であるた
めに、絶縁電熱線に局部的に異常高温が発生して、その
部分の電気抵抗が低下しても、他の部分の温度が低けれ
ば、トータルの電気抵抗は低下しないので、温度制御さ
れず、局部的な温度上昇を止めることができなくなる。
周囲温度が極端に低い環境においては特にこの現象が起
こる。
TC半導体の全長におけるトータルの電気抵抗であるた
めに、絶縁電熱線に局部的に異常高温が発生して、その
部分の電気抵抗が低下しても、他の部分の温度が低けれ
ば、トータルの電気抵抗は低下しないので、温度制御さ
れず、局部的な温度上昇を止めることができなくなる。
周囲温度が極端に低い環境においては特にこの現象が起
こる。
【0008】そこで、このように、NTC半導体の温度
センサー機能の低下又は制御器の故障などで温度制御不
能となって、温度上昇を止めることができなくなったと
きは、最終的には、異常高温により発熱線の電極間の絶
縁体が溶融して、そこに発生する短絡電流で電源ヒュー
ズが切れるようになっている。
センサー機能の低下又は制御器の故障などで温度制御不
能となって、温度上昇を止めることができなくなったと
きは、最終的には、異常高温により発熱線の電極間の絶
縁体が溶融して、そこに発生する短絡電流で電源ヒュー
ズが切れるようになっている。
【0009】しかし、最終的安全装置である上記絶縁体
が溶融することは、絶縁電熱線が破壊することであり、
その製品は使用不能となってしまうことになる。しか
も、上記絶縁体は、熱硬化して溶融機能が喪失する場合
が多く、熱硬化は炭化を促進して最終的安全装置が機能
しない極めて危険な状態となる場合もある。
が溶融することは、絶縁電熱線が破壊することであり、
その製品は使用不能となってしまうことになる。しか
も、上記絶縁体は、熱硬化して溶融機能が喪失する場合
が多く、熱硬化は炭化を促進して最終的安全装置が機能
しない極めて危険な状態となる場合もある。
【0010】一方、従来のI線式絶縁電熱線は、II線式
絶縁電熱線を単に一本に簡素化したものであって、内側
に発熱導体、外側に信号導体、その中間にNTC半導体
を設けてなり、通常の温度調節は、II線式絶縁電熱線の
場合と同様である。
絶縁電熱線を単に一本に簡素化したものであって、内側
に発熱導体、外側に信号導体、その中間にNTC半導体
を設けてなり、通常の温度調節は、II線式絶縁電熱線の
場合と同様である。
【0011】従って、I線式絶縁電熱線では、II線式絶
縁電熱線と同じに、局部的異常発熱が起これば、それを
防止することができず、しかも、最終的安全装置である
べき溶融可能な絶縁体がないので、制御器の故障などの
トラブルが発生した場合は、異常発熱を止めることがで
きず、安全性でII線式絶縁電熱線よりも劣る。
縁電熱線と同じに、局部的異常発熱が起これば、それを
防止することができず、しかも、最終的安全装置である
べき溶融可能な絶縁体がないので、制御器の故障などの
トラブルが発生した場合は、異常発熱を止めることがで
きず、安全性でII線式絶縁電熱線よりも劣る。
【0012】そこで本発明は、通常の温度調節のための
温度センサー機能に加えて、最終的安全装置である温度
センサー機能(自己温度制御機能)と、製品破壊の前に
局部的異常発熱を防止するための温度センサー機能とを
有して、三段階の温度制御を可能とし、これにより製品
破壊の発生の低減を図ることのできる溶融型三重制御I
線式絶縁電熱線を提供することを目的とする。
温度センサー機能に加えて、最終的安全装置である温度
センサー機能(自己温度制御機能)と、製品破壊の前に
局部的異常発熱を防止するための温度センサー機能とを
有して、三段階の温度制御を可能とし、これにより製品
破壊の発生の低減を図ることのできる溶融型三重制御I
線式絶縁電熱線を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、耐熱強靱繊維からなる補強用芯体と、該
芯体に巻回される異常発熱温度検知用のP抵抗導体と、
該P抵抗導体を被覆すると共に該異常発熱温度よりも高
温の異常発熱温度で溶融する内部絶縁体と、該内部絶縁
体に巻回される発熱用内部導体と、該内部導体を被覆す
る設定発熱温度検知用NTC半導体と、該NTC半導体
に巻回される外部導体と、該外部導体を被覆するセパレ
ータと、該セパレータを被覆する外装絶縁体と、を備え
たものである。
成するために、耐熱強靱繊維からなる補強用芯体と、該
芯体に巻回される異常発熱温度検知用のP抵抗導体と、
該P抵抗導体を被覆すると共に該異常発熱温度よりも高
温の異常発熱温度で溶融する内部絶縁体と、該内部絶縁
体に巻回される発熱用内部導体と、該内部導体を被覆す
る設定発熱温度検知用NTC半導体と、該NTC半導体
に巻回される外部導体と、該外部導体を被覆するセパレ
ータと、該セパレータを被覆する外装絶縁体と、を備え
たものである。
【0014】また、異常発熱温度検知用のP抵抗導体
と、該P抵抗導体を被覆すると共に該異常発熱温度より
も高温の異常発熱温度で溶融する内部絶縁体と、該内部
絶縁体に巻回される発熱用内部導体と、該内部導体を被
覆する設定発熱温度検知用NTC半導体と、該NTC半
導体に巻回される外部導体と、該外部導体を被覆するセ
パレータと、該セパレータを被覆する外装絶縁体と、を
備えたものである。
と、該P抵抗導体を被覆すると共に該異常発熱温度より
も高温の異常発熱温度で溶融する内部絶縁体と、該内部
絶縁体に巻回される発熱用内部導体と、該内部導体を被
覆する設定発熱温度検知用NTC半導体と、該NTC半
導体に巻回される外部導体と、該外部導体を被覆するセ
パレータと、該セパレータを被覆する外装絶縁体と、を
備えたものである。
【0015】また、異常発熱温度検知用のP抵抗導体
と、該P抵抗導体を被覆する内部絶縁体と、該内部絶縁
体に巻回される発熱用内部導体と、該内部導体を被覆す
ると共に上記異常発熱温度よりも高温の異常発熱温度で
溶融する設定発熱温度検知用NTC半導体と、該NTC
半導体に巻回される外部導体と、該外部導体を被覆する
セパレータと、該セパレータを被覆する外装絶縁体と、
を備えたものである。
と、該P抵抗導体を被覆する内部絶縁体と、該内部絶縁
体に巻回される発熱用内部導体と、該内部導体を被覆す
ると共に上記異常発熱温度よりも高温の異常発熱温度で
溶融する設定発熱温度検知用NTC半導体と、該NTC
半導体に巻回される外部導体と、該外部導体を被覆する
セパレータと、該セパレータを被覆する外装絶縁体と、
を備えたものである。
【0016】
【作用】請求項1と請求項2の絶縁電熱線によれば、電
源との通電による内部導体の発熱に対しての通常の温度
調節は、第1の温度センサー機能を有するNTC半導体
の温度検知により行なわれる。
源との通電による内部導体の発熱に対しての通常の温度
調節は、第1の温度センサー機能を有するNTC半導体
の温度検知により行なわれる。
【0017】絶縁電熱線に局部的な異常高温が発生し、
トラブル等によりNTC半導体の温度検知能力で制御で
きないときは、第2の温度センサー機能を有するP抵抗
導体の温度検知によって制御し、異常昇温を食い止める
ことができる。異常昇温が治まって、NTC半導体の機
能が回復すれば、通常の温度調節に復帰する。
トラブル等によりNTC半導体の温度検知能力で制御で
きないときは、第2の温度センサー機能を有するP抵抗
導体の温度検知によって制御し、異常昇温を食い止める
ことができる。異常昇温が治まって、NTC半導体の機
能が回復すれば、通常の温度調節に復帰する。
【0018】NTC半導体、P抵抗導体とも故障などの
トラブルが発生して、上記第1・第2温度センサー機能
が喪失して、温度制御が不能となり、異常高温が発生し
たときは、第3の温度センサーとして機能すべく内部絶
縁体が溶融して、P抵抗導体と内部導体が短絡し、そこ
に発生する短絡電流で、電源ヒューズが切れ、最終的な
安全が確保される。
トラブルが発生して、上記第1・第2温度センサー機能
が喪失して、温度制御が不能となり、異常高温が発生し
たときは、第3の温度センサーとして機能すべく内部絶
縁体が溶融して、P抵抗導体と内部導体が短絡し、そこ
に発生する短絡電流で、電源ヒューズが切れ、最終的な
安全が確保される。
【0019】請求項1の絶縁電熱線によれば、絶縁電熱
線に引張り力が作用しても、強靱な芯体により伸びが規
制されて芯体の外周部にあるP抵抗導体等の断線が防止
される。しかも、芯体にP抵抗導体を巻回してあるの
で、仮に芯体が断線するような強い引張り力が作用して
も、コイルスプリングの如くP抵抗導体が伸びてその引
張り力を吸収でき、容易には断線しない。
線に引張り力が作用しても、強靱な芯体により伸びが規
制されて芯体の外周部にあるP抵抗導体等の断線が防止
される。しかも、芯体にP抵抗導体を巻回してあるの
で、仮に芯体が断線するような強い引張り力が作用して
も、コイルスプリングの如くP抵抗導体が伸びてその引
張り力を吸収でき、容易には断線しない。
【0020】また、請求項3の絶縁電熱線によれば、電
源との通電による内部導体の発熱に対しての通常の温度
調節は、第1の温度センサー機能を有するNTC半導体
の温度検知により行なわれる。
源との通電による内部導体の発熱に対しての通常の温度
調節は、第1の温度センサー機能を有するNTC半導体
の温度検知により行なわれる。
【0021】絶縁電熱線に局部的な異常高温が発生し、
トラブル等によりNTC半導体の温度検知能力で制御で
きないときは、第2の温度センサー機能を有するP抵抗
導体の温度検知によって制御し、異常昇温を食い止める
ことができる。異常昇温が治まって、NTC半導体の機
能が回復すれば、通常の温度調節に復帰する。
トラブル等によりNTC半導体の温度検知能力で制御で
きないときは、第2の温度センサー機能を有するP抵抗
導体の温度検知によって制御し、異常昇温を食い止める
ことができる。異常昇温が治まって、NTC半導体の機
能が回復すれば、通常の温度調節に復帰する。
【0022】NTC半導体、P抵抗導体とも故障などの
トラブルが発生して、上記第1・第2温度センサー機能
が喪失して、温度制御が不能となり、異常高温が発生し
たときは、第3の温度センサーとして機能すべくNTC
半導体が溶融して、内部導体と外部導体が短絡し、そこ
に発生する短絡電流で、電源ヒューズが切れ、最終的な
安全が確保される。
トラブルが発生して、上記第1・第2温度センサー機能
が喪失して、温度制御が不能となり、異常高温が発生し
たときは、第3の温度センサーとして機能すべくNTC
半導体が溶融して、内部導体と外部導体が短絡し、そこ
に発生する短絡電流で、電源ヒューズが切れ、最終的な
安全が確保される。
【0023】
【実施例】以下実施例を示す図面に基づいて本発明を詳
説する。
説する。
【0024】図1は、本発明に係る溶融型三重制御I線
式絶縁電熱線の一実施例であり、各種の温度制御器(コ
ントローラ)等を備えた電気毛布や電気カーペット等に
用いられる。なお、温度制御器としては、サイリスタや
ダイオード等の電子素子を用いた公知の電子制御方式の
ものを用いるのが好ましい。
式絶縁電熱線の一実施例であり、各種の温度制御器(コ
ントローラ)等を備えた電気毛布や電気カーペット等に
用いられる。なお、温度制御器としては、サイリスタや
ダイオード等の電子素子を用いた公知の電子制御方式の
ものを用いるのが好ましい。
【0025】この絶縁電熱線は、補強用芯体10と、芯体
10の周囲にスパイラルに巻回される異常発熱温度検知用
P抵抗導体1と、P抵抗導体1を被覆する内部絶縁体2
と、内部絶縁体2の周囲にスパイラルに巻回される発熱
用内部導体3と、内部導体3を被覆して導通する設定発
熱温度検知用NTC半導体4と、NTC半導体4の周囲
にスパイラルに巻回されて導通する外部導体5と、外部
導体5を被覆するセパレータ6と、セパレータ6の周囲
を被覆する外装絶縁体7と、を備えている。
10の周囲にスパイラルに巻回される異常発熱温度検知用
P抵抗導体1と、P抵抗導体1を被覆する内部絶縁体2
と、内部絶縁体2の周囲にスパイラルに巻回される発熱
用内部導体3と、内部導体3を被覆して導通する設定発
熱温度検知用NTC半導体4と、NTC半導体4の周囲
にスパイラルに巻回されて導通する外部導体5と、外部
導体5を被覆するセパレータ6と、セパレータ6の周囲
を被覆する外装絶縁体7と、を備えている。
【0026】芯体10は、絶縁電熱線の引張り強度を向上
させるための補強ベースであり、強靱で耐熱性に優れた
ポリエチレンテレフタレート繊維やアラミド繊維、ポリ
アリレート繊維等からなる。
させるための補強ベースであり、強靱で耐熱性に優れた
ポリエチレンテレフタレート繊維やアラミド繊維、ポリ
アリレート繊維等からなる。
【0027】次に、図2に示すようにP抵抗導体1は、
温度上昇に同調して電気抵抗が上昇するポジティブ特性
を有する抵抗体であり、図7に示すように長さの両端に
電極を有する。
温度上昇に同調して電気抵抗が上昇するポジティブ特性
を有する抵抗体であり、図7に示すように長さの両端に
電極を有する。
【0028】このP抵抗導体1の材質としては、ポジテ
ィブ抵抗変化に優れたニッケル線又はニッケル合金線等
の金属を用い、特に、温度変化に対して導体抵抗値の変
化の大きいものを用いるのが好ましい。
ィブ抵抗変化に優れたニッケル線又はニッケル合金線等
の金属を用い、特に、温度変化に対して導体抵抗値の変
化の大きいものを用いるのが好ましい。
【0029】また、図1の内部絶縁体2は、通常はP抵
抗導体1と内部導体3を絶縁しており、内部導体3が異
常発熱して、P抵抗導体1で検知される異常発熱温度よ
りも高温の異常発熱温度(例えば 160℃〜 170℃)とな
ると、(第3の温度センサーとして機能すべく)その熱
で内部絶縁体2は溶融して、P抵抗導体1と内部導体3
を短絡させることができる。
抗導体1と内部導体3を絶縁しており、内部導体3が異
常発熱して、P抵抗導体1で検知される異常発熱温度よ
りも高温の異常発熱温度(例えば 160℃〜 170℃)とな
ると、(第3の温度センサーとして機能すべく)その熱
で内部絶縁体2は溶融して、P抵抗導体1と内部導体3
を短絡させることができる。
【0030】この内部絶縁体2は合成樹脂等からなり、
その材質としては、上記温度(例えば 160℃〜 170℃)
で熱硬化を起こさずに容易に溶融する性質を有するポリ
アミド、ポリブチレンテレフタレート、又は、ポリアミ
ドとポリエチレンとのアロイ等を用いるのが好ましい。
その材質としては、上記温度(例えば 160℃〜 170℃)
で熱硬化を起こさずに容易に溶融する性質を有するポリ
アミド、ポリブチレンテレフタレート、又は、ポリアミ
ドとポリエチレンとのアロイ等を用いるのが好ましい。
【0031】次に、内部導体3は、耐酸化性を有し、電
源との通電により発熱体(ヒータ)として機能すると共
に、NTC半導体4のサーミスタ電極としても機能す
る。なお、短絡内部絶縁体2が溶融して、P抵抗導体1
と短絡したときは、そこに発生する短絡電流を、温度制
御器に送る信号導体として、内部導体3は機能する。
源との通電により発熱体(ヒータ)として機能すると共
に、NTC半導体4のサーミスタ電極としても機能す
る。なお、短絡内部絶縁体2が溶融して、P抵抗導体1
と短絡したときは、そこに発生する短絡電流を、温度制
御器に送る信号導体として、内部導体3は機能する。
【0032】この内部導体3の材質としては、JIS C 31
01の規定に該当する電気硬銅線の丸線又は箔線に錫めっ
きしたものを用いるのが好ましい。
01の規定に該当する電気硬銅線の丸線又は箔線に錫めっ
きしたものを用いるのが好ましい。
【0033】また、NTC半導体4は、図3と図4に示
すように、常温(標準20℃)では絶縁体として機能し、
温度上昇に同調して電気抵抗(インピーダンス)が小さ
くなって、予め設定した温度に達すれば導体として機能
するようなNTC(NegativeTemperature Coefficient
Thermistor −負特性温度係数サーミスタ)特性を有し
ており、内部導体3の設定発熱温度を検知する第1の温
度センサー(サーミスタ)として機能する。
すように、常温(標準20℃)では絶縁体として機能し、
温度上昇に同調して電気抵抗(インピーダンス)が小さ
くなって、予め設定した温度に達すれば導体として機能
するようなNTC(NegativeTemperature Coefficient
Thermistor −負特性温度係数サーミスタ)特性を有し
ており、内部導体3の設定発熱温度を検知する第1の温
度センサー(サーミスタ)として機能する。
【0034】なお、NTC半導体4は、一対の電極間に
多数の抵抗体8…が並んでいて、その抵抗体8…をサー
ミスタ電流が流れるような構成とされ、温度が上昇すれ
ば、NTC半導体4の電気抵抗が小さくなるので、サー
ミスタ電流が流れやすくなる。
多数の抵抗体8…が並んでいて、その抵抗体8…をサー
ミスタ電流が流れるような構成とされ、温度が上昇すれ
ば、NTC半導体4の電気抵抗が小さくなるので、サー
ミスタ電流が流れやすくなる。
【0035】このNTC半導体4には、経年耐久性に優
れた高分子半導体を用い、その材質は、ポリビニルクロ
ライドをベースとした化合物を用いるのが好ましい。
れた高分子半導体を用い、その材質は、ポリビニルクロ
ライドをベースとした化合物を用いるのが好ましい。
【0036】次に、図1の外部導体5は、(内部導体3
と共に)NTC半導体4のサーミスタ電極として機能す
る。この外部導体5の材質としては、JIS C 3101の規定
に該当する電気硬銅線の丸線又は箔線に錫めっきしたも
のを用いるのが好ましい。
と共に)NTC半導体4のサーミスタ電極として機能す
る。この外部導体5の材質としては、JIS C 3101の規定
に該当する電気硬銅線の丸線又は箔線に錫めっきしたも
のを用いるのが好ましい。
【0037】内部導体3が設定発熱温度を越えるとNT
C半導体4をサーミスタ電流が流れるので、この電流を
温度制御器に送る信号導体として、外部導体5は機能す
る。
C半導体4をサーミスタ電流が流れるので、この電流を
温度制御器に送る信号導体として、外部導体5は機能す
る。
【0038】また、セパレータ6は、NTC半導体4と
外装絶縁体7が作用し合うのを防ぎ、NTC半導体4を
保護すべく設けられたものであり、外装絶縁体7が及ぼ
す化学的・物理的影響から守るための分離層である。
外装絶縁体7が作用し合うのを防ぎ、NTC半導体4を
保護すべく設けられたものであり、外装絶縁体7が及ぼ
す化学的・物理的影響から守るための分離層である。
【0039】このセパレータ6は合成樹脂等からなり、
その材質としては、ポリエチレンテレフタレート等を用
いるのが好ましい。
その材質としては、ポリエチレンテレフタレート等を用
いるのが好ましい。
【0040】次に、外装絶縁体7は、外部導体5を絶縁
すると共に、絶縁電熱線の全体を保護するためのもので
ある。
すると共に、絶縁電熱線の全体を保護するためのもので
ある。
【0041】この外装絶縁体7は合成樹脂等からなり、
その材質としては、ポリビニルクロライドをベースとし
た耐熱性配合の高分子化合物を用いるのが好ましい。
その材質としては、ポリビニルクロライドをベースとし
た耐熱性配合の高分子化合物を用いるのが好ましい。
【0042】しかして、上述の如く構成された溶融型三
重制御I線式絶縁電熱線に於て、電源との通電による内
部導体3の発熱に対しての通常の温度調節は、第1の温
度センサーであるNTC半導体4による温度検知で行な
われる。
重制御I線式絶縁電熱線に於て、電源との通電による内
部導体3の発熱に対しての通常の温度調節は、第1の温
度センサーであるNTC半導体4による温度検知で行な
われる。
【0043】即ち、NTC半導体4は、内部導体3の温
度に敏感に作用してサーミスタ電流を流し、その電流の
量に基づいて内部導体3の電源を温度制御器によりON
・OFFさせ一定の温度を保持する。
度に敏感に作用してサーミスタ電流を流し、その電流の
量に基づいて内部導体3の電源を温度制御器によりON
・OFFさせ一定の温度を保持する。
【0044】例えば、温度を60℃に調節する場合に於
て、NTC半導体4の60℃における電気抵抗が50KΩで
あったとき、制御器をその条件に設定しておけば、温度
が60℃に上昇したところで、NTC半導体4の電気抵抗
は50KΩに低下するので、それに相当するサーミスタ電
流が流れる。
て、NTC半導体4の60℃における電気抵抗が50KΩで
あったとき、制御器をその条件に設定しておけば、温度
が60℃に上昇したところで、NTC半導体4の電気抵抗
は50KΩに低下するので、それに相当するサーミスタ電
流が流れる。
【0045】このサーミスタ電流に対応させて、リレー
スイッチまたはサイリスタ等を作動させて内部導体3の
電源を切り(OFF)、温度が60℃よりも下がれば、サ
ーミスタ電流が減少するので、それに対応させて、リレ
ースイッチまたはサイリスタ等を作動させて内部導体3
の電源を入れて(ON)、温度を60℃まで上昇させる。
スイッチまたはサイリスタ等を作動させて内部導体3の
電源を切り(OFF)、温度が60℃よりも下がれば、サ
ーミスタ電流が減少するので、それに対応させて、リレ
ースイッチまたはサイリスタ等を作動させて内部導体3
の電源を入れて(ON)、温度を60℃まで上昇させる。
【0046】この電源のON・OFFの繰り返しによっ
て温度制御し、所定温度(60℃)を保持できるようにな
っている。
て温度制御し、所定温度(60℃)を保持できるようにな
っている。
【0047】ところで、電気カーペット等に配線される
絶縁電熱線の長さが、例えば30mであれば、NTC半導
体4の長さも30mであり、上述の「NTC半導体4の60
℃における電気抵抗が50KΩ」ということは、この30m
の長さにおける(図3の複数の抵抗体8…の)電気抵抗
のトータル値が50KΩということであるために、何らか
の理由で、絶縁電熱線に局部的に異常高温(例えば 100
℃)が発生して、その部分のNTC半導体4の電気抵抗
が低下しても、他の部分の温度が低ければ、トータル値
が50KΩとならないので、上述の温度制御がされず、局
部的な温度上昇を止めることができなくなる。
絶縁電熱線の長さが、例えば30mであれば、NTC半導
体4の長さも30mであり、上述の「NTC半導体4の60
℃における電気抵抗が50KΩ」ということは、この30m
の長さにおける(図3の複数の抵抗体8…の)電気抵抗
のトータル値が50KΩということであるために、何らか
の理由で、絶縁電熱線に局部的に異常高温(例えば 100
℃)が発生して、その部分のNTC半導体4の電気抵抗
が低下しても、他の部分の温度が低ければ、トータル値
が50KΩとならないので、上述の温度制御がされず、局
部的な温度上昇を止めることができなくなる。
【0048】そこで、このような局部的な異常高温が発
生したり、トラブル等によりNTC半導体4で温度制御
できないときは、第2の温度センサーであるP抵抗導体
1によって温度制御される。
生したり、トラブル等によりNTC半導体4で温度制御
できないときは、第2の温度センサーであるP抵抗導体
1によって温度制御される。
【0049】このP抵抗導体1の電極は、絶縁電熱線の
長さ(例えば30m)の両端にあるため、その間に異常高
温が発生して、P抵抗導体1が所定温度以上となれば、
急激に抵抗が増加するので、迅速かつ確実に、異常発熱
温度を検知することができる。
長さ(例えば30m)の両端にあるため、その間に異常高
温が発生して、P抵抗導体1が所定温度以上となれば、
急激に抵抗が増加するので、迅速かつ確実に、異常発熱
温度を検知することができる。
【0050】よって、異常高温が発生しようとしても、
上昇中の温度を、上記制御器等にて例えば80℃以下に抑
えることができ、異常高温発生を未然に防ぐことが可能
となる。なお、第2の温度センサーであるP抵抗導体1
の働きによって、異常高温が治まって、NTC半導体4
の機能が回復すれば、第1の温度センサーによる通常の
温度調節に復帰する。
上昇中の温度を、上記制御器等にて例えば80℃以下に抑
えることができ、異常高温発生を未然に防ぐことが可能
となる。なお、第2の温度センサーであるP抵抗導体1
の働きによって、異常高温が治まって、NTC半導体4
の機能が回復すれば、第1の温度センサーによる通常の
温度調節に復帰する。
【0051】また、第1の温度センサーであるNTC半
導体4、第2の温度センサーであるP抵抗導体1ともト
ラブルが発生し、又は制御器の故障等で、温度制御機能
が喪失して、内部導体3の発熱による温度上昇を止める
ことができなくなれば、第3の温度センサーである内部
絶縁体2にて最終的な安全が確保される。
導体4、第2の温度センサーであるP抵抗導体1ともト
ラブルが発生し、又は制御器の故障等で、温度制御機能
が喪失して、内部導体3の発熱による温度上昇を止める
ことができなくなれば、第3の温度センサーである内部
絶縁体2にて最終的な安全が確保される。
【0052】即ち、P抵抗導体1にて検知される異常発
熱温度よりも高温の異常発熱温度(例えば 160℃〜 170
℃)となったとき、内部絶縁体2が溶融して、P抵抗導
体1と内部導体3が短絡する。
熱温度よりも高温の異常発熱温度(例えば 160℃〜 170
℃)となったとき、内部絶縁体2が溶融して、P抵抗導
体1と内部導体3が短絡する。
【0053】これにより、P抵抗導体1と内部導体3の
間に短絡電流が発生し、電源ヒューズが切れて、内部導
体3の発熱を止めることができる。このようにして電源
ヒューズを切る仕掛けの付いたものを溶融型という。こ
の第3の温度センサーは、最終的安全装置であり、自己
温度制御機能ともいう。
間に短絡電流が発生し、電源ヒューズが切れて、内部導
体3の発熱を止めることができる。このようにして電源
ヒューズを切る仕掛けの付いたものを溶融型という。こ
の第3の温度センサーは、最終的安全装置であり、自己
温度制御機能ともいう。
【0054】以上の温度制御を三重制御といい、第1・
第2・第3の温度センサーは、それぞれ設定した順序に
従い、自己判断によって自動的に入れ替わって機能す
る。
第2・第3の温度センサーは、それぞれ設定した順序に
従い、自己判断によって自動的に入れ替わって機能す
る。
【0055】なお、使用する温度制御器の都合によっ
て、P抵抗導体1を第1の温度センサーとし、NTC半
導体4を第2の温度センサーとして機能させるように構
成することも可能である。
て、P抵抗導体1を第1の温度センサーとし、NTC半
導体4を第2の温度センサーとして機能させるように構
成することも可能である。
【0056】図1の実施例は、特に引張り強度が要求さ
れる場合に好適で、絶縁電熱線に引張り力が作用して
も、強靱な芯体10により伸びが規制されて芯体10の外周
部にあるP抵抗導体1等の断線が防止される。しかも、
芯体10にP抵抗導体1をスパイラルに巻回してあるの
で、仮に芯体10が断線するような強い引張り力が作用し
ても、コイルスプリングの如くP抵抗導体1が伸びてそ
の引張り力を吸収できて、容易には断線しない。
れる場合に好適で、絶縁電熱線に引張り力が作用して
も、強靱な芯体10により伸びが規制されて芯体10の外周
部にあるP抵抗導体1等の断線が防止される。しかも、
芯体10にP抵抗導体1をスパイラルに巻回してあるの
で、仮に芯体10が断線するような強い引張り力が作用し
ても、コイルスプリングの如くP抵抗導体1が伸びてそ
の引張り力を吸収できて、容易には断線しない。
【0057】次に、図5は他の実施例で、図1における
芯体10を省略して、P抵抗導体1を適度な可撓性及び剛
性を備えた真直な線に構成した場合を示しており、これ
以外の構成は図1の実施例と同じである。
芯体10を省略して、P抵抗導体1を適度な可撓性及び剛
性を備えた真直な線に構成した場合を示しており、これ
以外の構成は図1の実施例と同じである。
【0058】この場合、P抵抗導体1を巻回する必要が
なく、部品点数も少なくなるので、製作が容易となる利
点がある。温度制御は、図1の実施例と同じ三重制御に
て行われる。
なく、部品点数も少なくなるので、製作が容易となる利
点がある。温度制御は、図1の実施例と同じ三重制御に
て行われる。
【0059】このようなP抵抗導体1を用いた場合に於
て、特に引張り強度が要求されるときは、図6に示すよ
うに、内部絶縁体2の周囲に、セパレータの役目をなす
補強体9を被覆し、補強体9の周囲に内部導体3をスパ
イラルに巻回する。
て、特に引張り強度が要求されるときは、図6に示すよ
うに、内部絶縁体2の周囲に、セパレータの役目をなす
補強体9を被覆し、補強体9の周囲に内部導体3をスパ
イラルに巻回する。
【0060】この補強体9は、合成樹脂製の繊維又はテ
ープからなり、その材質としては、アラミド又はポリエ
チレンテレフタレート等を用いるのが好ましい。
ープからなり、その材質としては、アラミド又はポリエ
チレンテレフタレート等を用いるのが好ましい。
【0061】また、この場合のNTC半導体4は、通常
では内部導体3の発熱温度を検知する第1の温度センサ
ー(サーミスタ)として機能すると共に、異常発熱温度
(例えば 160℃〜 170℃)となると、その熱で溶融し
て、内部導体3と外部導体5とを短絡させ、そこに短絡
電流を発生させて電源ヒューズを切ることができるよう
になっている。
では内部導体3の発熱温度を検知する第1の温度センサ
ー(サーミスタ)として機能すると共に、異常発熱温度
(例えば 160℃〜 170℃)となると、その熱で溶融し
て、内部導体3と外部導体5とを短絡させ、そこに短絡
電流を発生させて電源ヒューズを切ることができるよう
になっている。
【0062】即ち、この実施例では、NTC半導体4
が、前実施例における第1・第3の温度センサーと機能
する。
が、前実施例における第1・第3の温度センサーと機能
する。
【0063】このように、NTC半導体4に溶融機能を
持たせるときは、上記温度(例えば160℃〜 170℃)で
容易に溶融する性質を有するポリアミド、ポリブチレン
テレフタレート、又は、ポリアミドとポリエチレンとの
アロイ等をベースとした化合物を用いる。
持たせるときは、上記温度(例えば160℃〜 170℃)で
容易に溶融する性質を有するポリアミド、ポリブチレン
テレフタレート、又は、ポリアミドとポリエチレンとの
アロイ等をベースとした化合物を用いる。
【0064】上記以外の構成は、前実施例と同様である
ので説明を省略する。
ので説明を省略する。
【0065】しかして、上記図5と図6に示す溶融型三
重制御I線式絶縁電熱線は、II線式絶縁電熱線における
温度検知線としても使用することができ、その場合、内
部導体3はサーミスタ電極としてのみ機能し、発熱体と
しては機能しない。また、図6の実施例の補強体9は、
セパレータの役目をなす。
重制御I線式絶縁電熱線は、II線式絶縁電熱線における
温度検知線としても使用することができ、その場合、内
部導体3はサーミスタ電極としてのみ機能し、発熱体と
しては機能しない。また、図6の実施例の補強体9は、
セパレータの役目をなす。
【0066】なお、本発明は上述の実施例に限定され
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更自由であ
る。例えば、図6の実施例の溶融機能を有するNTC半
導体4を、図5の実施例のNTC半導体4に用いて、第
1・第3の温度センサーとして機能させるようにするも
自由である。
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更自由であ
る。例えば、図6の実施例の溶融機能を有するNTC半
導体4を、図5の実施例のNTC半導体4に用いて、第
1・第3の温度センサーとして機能させるようにするも
自由である。
【0067】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されているの
で、次に記載するような著大な効果を奏する。
で、次に記載するような著大な効果を奏する。
【0068】請求項1〜請求項3の溶融型三重制御I線
式絶縁電熱線は、1本のみで、通常の温度調節のための
第1の温度センサー機能に加えて、最終的安全装置であ
る第3の温度センサー機能(自己温度制御機能)と、絶
縁電熱線破壊の前に異常発熱を防止するための第2の温
度センサー機能とを有しており、自動的に三段階で温度
制御することができる。
式絶縁電熱線は、1本のみで、通常の温度調節のための
第1の温度センサー機能に加えて、最終的安全装置であ
る第3の温度センサー機能(自己温度制御機能)と、絶
縁電熱線破壊の前に異常発熱を防止するための第2の温
度センサー機能とを有しており、自動的に三段階で温度
制御することができる。
【0069】これにより、従来の絶縁電熱線を用いた製
品に多発していた絶縁体溶融に起因する不良廃棄処分の
発生率を、本発明の絶縁電熱線では、大幅に減少させる
ことができ、該製品の寿命を延ばす効果は甚大である。
品に多発していた絶縁体溶融に起因する不良廃棄処分の
発生率を、本発明の絶縁電熱線では、大幅に減少させる
ことができ、該製品の寿命を延ばす効果は甚大である。
【0070】請求項1の溶融型三重制御I線式絶縁電熱
線は、特に引張り強度が要求される場合に好適で、絶縁
電熱線に引張り力が作用しても、確実にP抵抗導体1等
の断線を防止することができ、信頼性が向上する。
線は、特に引張り強度が要求される場合に好適で、絶縁
電熱線に引張り力が作用しても、確実にP抵抗導体1等
の断線を防止することができ、信頼性が向上する。
【図1】本発明の一実施例を示す側面図である。
【図2】ポジティブ特性を示すグラフである。
【図3】NTC半導体の説明図である。
【図4】NTC特性を示すグラフである。
【図5】他の実施例を示す側面図である。
【図6】別の実施例を示す側面図である。
【図7】P抵抗導体の説明図である。
1 P抵抗導体 2 内部絶縁体 3 内部導体 4 NTC半導体 5 外部導体 6 セパレータ 7 外装絶縁体 10 芯体
Claims (3)
- 【請求項1】 耐熱強靱繊維からなる補強用芯体10と、
該芯体10に巻回される異常発熱温度検知用のP抵抗導体
1と、該P抵抗導体1を被覆すると共に該異常発熱温度
よりも高温の異常発熱温度で溶融する内部絶縁体2と、
該内部絶縁体2に巻回される発熱用内部導体3と、該内
部導体3を被覆する設定発熱温度検知用NTC半導体4
と、該NTC半導体4に巻回される外部導体5と、該外
部導体5を被覆するセパレータ6と、該セパレータ6を
被覆する外装絶縁体7と、を備えたことを特徴とする溶
融型三重制御I線式絶縁電熱線。 - 【請求項2】 異常発熱温度検知用のP抵抗導体1と、
該P抵抗導体1を被覆すると共に該異常発熱温度よりも
高温の異常発熱温度で溶融する内部絶縁体2と、該内部
絶縁体2に巻回される発熱用内部導体3と、該内部導体
3を被覆する設定発熱温度検知用NTC半導体4と、該
NTC半導体4に巻回される外部導体5と、該外部導体
5を被覆するセパレータ6と、該セパレータ6を被覆す
る外装絶縁体7と、を備えたことを特徴とする溶融型三
重制御I線式絶縁電熱線。 - 【請求項3】 異常発熱温度検知用のP抵抗導体1と、
該P抵抗導体1を被覆する内部絶縁体2と、該内部絶縁
体2に巻回される発熱用内部導体3と、該内部導体3を
被覆すると共に上記異常発熱温度よりも高温の異常発熱
温度で溶融する設定発熱温度検知用NTC半導体4と、
該NTC半導体4に巻回される外部導体5と、該外部導
体5を被覆するセパレータ6と、該セパレータ6を被覆
する外装絶縁体7と、を備えたことを特徴とする溶融型
三重制御I線式絶縁電熱線。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34311193A JPH076867A (ja) | 1993-03-17 | 1993-12-14 | 溶融型三重制御i線式絶縁電熱線 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8411593 | 1993-03-17 | ||
| JP5-84115 | 1993-03-17 | ||
| JP34311193A JPH076867A (ja) | 1993-03-17 | 1993-12-14 | 溶融型三重制御i線式絶縁電熱線 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH076867A true JPH076867A (ja) | 1995-01-10 |
Family
ID=26425192
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34311193A Pending JPH076867A (ja) | 1993-03-17 | 1993-12-14 | 溶融型三重制御i線式絶縁電熱線 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH076867A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999030535A1 (en) * | 1997-12-05 | 1999-06-17 | Winterwarm Ltd. | Improvements relating to heating blankets and the like |
| US6713733B2 (en) | 1999-05-11 | 2004-03-30 | Thermosoft International Corporation | Textile heater with continuous temperature sensing and hot spot detection |
| US6958463B1 (en) | 2004-04-23 | 2005-10-25 | Thermosoft International Corporation | Heater with simultaneous hot spot and mechanical intrusion protection |
| US8698045B2 (en) | 2003-07-15 | 2014-04-15 | Thermocable (Flexible Elements) Limited | Heating blanket |
| CN104882206A (zh) * | 2015-05-05 | 2015-09-02 | 江苏兴缘高温线缆有限公司 | 铠装防水碳纤维电缆 |
-
1993
- 1993-12-14 JP JP34311193A patent/JPH076867A/ja active Pending
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| US6310332B1 (en) | 1997-12-05 | 2001-10-30 | Winterwarm Limited | Heating blankets and the like |
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