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JPH075711A - 電子写真用感光体 - Google Patents

電子写真用感光体

Info

Publication number
JPH075711A
JPH075711A JP16856393A JP16856393A JPH075711A JP H075711 A JPH075711 A JP H075711A JP 16856393 A JP16856393 A JP 16856393A JP 16856393 A JP16856393 A JP 16856393A JP H075711 A JPH075711 A JP H075711A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
copper phthalocyanine
phthalocyanine
type
type copper
octachlorocopper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16856393A
Other languages
English (en)
Inventor
Mizue Fujimori
瑞▲恵▼ 藤森
Yorinobu Yamada
▲頼▼信 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Citizen Watch Co Ltd filed Critical Citizen Watch Co Ltd
Priority to JP16856393A priority Critical patent/JPH075711A/ja
Publication of JPH075711A publication Critical patent/JPH075711A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 化1で示されるオクタクロロ銅フタロシアニ
ンと銅フタロシアニンとを同時に処理して結晶形をα型
に変化させたα型銅フタロシアニン組成物を光導電性物
質として使用する。このときα型銅フタロシアニン組成
物に対するオクタクロロ銅フタロシアニンの割合が2重
量%以上40重量%以下である。 【化1】 【効果】 高感度で化学的にも安定なため、繰り返し特
性にも優れている。また、可視光域から赤外光域にかけ
て広い吸収を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は特定構造を有するオクタ
クロロ銅フタロシアニンと銅フタロシアニンとからなる
α型銅フタロシアニン組成物を光導電性物質とし、可視
光域から赤外光域にかけて高い光感度を有する電子写真
用感光体に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、電子写真用感光体として、光源の
波長に光感度を有する電荷発生物質と、電荷移動速度の
速い電荷輸送物質とを含有する機能分離型の感光体が多
く用いられている。この場合、電荷発生物質としては光
導電性物質であるアゾ顔料、ペリレン顔料、フタロシア
ニン顔料等が、電荷輸送物質としてはヒドラゾン化合
物、スチリル化合物、ピラゾリン化合物、トリフェニル
アミン化合物等が使用されている。
【0003】一方、光源波長に光感度を有する顔料をバ
インダー樹脂に分散させた単層型の感光体もあり、これ
には光導電性物質としてアゾ顔料、キナクリドン顔料、
ペリレン顔料、アンスラキノン顔料、フタロシアニン顔
料等が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来このような感光体
において、光導電性物質に銅フタロシアニンを用いた場
合、光感度が低い、繰り返し使用による感度シフト、帯
電能の低下などに課題があった。
【0005】一方、情報の多様化により、複写機、およ
びプリンタにおいても黒一色ではなく、多色あるいはフ
ルカラー化の要求が高まっている。フルカラー電子写真
用感光体には幾つかの方法があるが、フィルターあるい
はトナーをフィルターとして用いる場合、感光体として
は可視光全域に光感度を示すパンクロマチックなものが
要求される。しかし、現在のところ分光感度、光減衰速
度ともに満足するものは得られていない。
【0006】そこで本発明の目的は光導電性物質に銅フ
タロシアニンを用い、可視光域から赤外光域にかけて高
い光感度を有し、かつ耐久性に優れた電子写真用感光体
を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の電子写真感光体
は、1,4,8,11,15,18,22,25−オク
タクロロ銅フタロシアニンと銅フタロシアニンとを同時
に処理して結晶形をα型に変化させたα型銅フタロシア
ニン組成物を含有し、α型銅フタロシアニン組成物に対
する1,4,8,11,15,18,22,25−オク
タクロロ銅フタロシアニンの割合が2重量%以上40重
量%以下であることを特徴とするものである。
【0008】本発明に用いるα型銅フタロシアニン組成
物としては、1,4,8,11,15,18,22,2
5−オクタクロロ銅フタロシアニンと銅フタロシアニン
とを同時にアシッドペースト法により処理して結晶形を
α型に変化させたものが好ましい。
【0009】
【作用】本発明に用いられる銅フタロシアニン、および
1,4,8,11,15,18,22,25−オクタク
ロロ銅フタロシアニン(以下単にオクタクロロ銅フタロ
シアニンと称する)は通常の銅フタロシアニン合成法に
より得ることができる。なお、オクタクロロ銅フタロシ
アニンを化1に示す。
【0010】
【化1】
【0011】本発明の電子写真用感光体は、α型銅フタ
ロシアニン組成物に対するオクタクロロ銅フタロシアニ
ンの割合を変化させることにより光感度を変化させるこ
とが可能である。オクタクロロ銅フタロシアニンの含有
量が上述の範囲より少ない場合には感光体としての光感
度が低くなり、多い場合には帯電能が極端に低下してし
まい、どちらの場合にも実用に適さない。
【0012】本発明において結晶形をα型に変化させる
方法としては、アシッドペースト法、アシッドスラリー
法、低温昇華法などが挙げられる。本発明では得られた
α型銅フタロシアニン組成物中で、オクタクロロ銅フタ
ロシアニンがα型銅フタロシアニンの結晶中に均一に分
布して存在することが重要であり、この点でアシッドペ
ースト法が最も好ましい方法である。なお、オクタクロ
ロ銅フタロシアニンを単にα型銅フタロシアニンと混合
しても目的とする感光体特性を得ることはできない。
【0013】本発明で使用するα型銅フタロシアニン組
成物のX線回折図を図1に示す。それぞれのピークの位
置は通常のα型銅フタロシアニンのそれと一致する。
【0014】本発明の電子写真用感光体の形態の一例を
図2ないし図5に示す。図2ないし図5はいずれも本発
明の電子写真用感光体の断面図である。
【0015】図2の電子写真用感光体は導電支持体1上
に、α型銅フタロシアニン組成物を含有する感光層2を
形成して作製したものである。
【0016】図3の電子写真用感光体は導電支持体1上
に、顔料を含有する第一の感光層3を形成し、その上に
α型銅フタロシアニン組成物を含有する第二の感光層4
を形成して作製したものである。
【0017】図4の電子写真用感光体は導電支持体1上
に、α型銅フタロシアニン組成物を含有する電荷発生層
5を形成し、その上に電荷輸送層6を積層したものであ
る。なお、電荷輸送物質を電荷発生層5に少量添加して
も良い。
【0018】図5の電子写真用感光体は導電支持体1上
に、電荷輸送層6を形成し、その上に電荷発生層5を積
層したものである。
【0019】本発明の電子写真用感光体においてα型銅
フタロシアニン組成物を含有する感光層2、第二の感光
層4、または電荷発生層5は、α型銅フタロシアニン組
成物をバインダー樹脂に分散させ、これを導電支持体
1、第一の感光層3、または電荷輸送層6上に塗布して
作製してもよいし、α型銅フタロシアニン組成物を蒸着
して作製してもよい。バインダー樹脂としては、ポリエ
ステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリビニルブチラ
ール樹脂等の熱可塑性の樹脂のほかに、ポリウレタン樹
脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、ホルマリン樹脂、フ
ェノール樹脂等の熱硬化性樹脂等で体積固有抵抗の高い
樹脂も用いることができる。
【0020】本発明の電子写真用感光体において第一の
感光層3に含有される顔料は、光照射により第二の感光
層4中で生成したキャリアを効率よく注入し、輸送する
ものであればどのような顔料を用いても良い。使用可能
な顔料としては、たとえばフタロシアニン顔料、ペリレ
ン顔料、アンスラキノン顔料、スクエアリウム顔料、ア
ゾ顔料、キナクリドン顔料等が挙げられる。また、顔料
を含有する第一の感光層中に低分子電荷輸送物質、ある
いは第二の感光層に使用するα型銅フタロシアニン組成
物を添加しても良い。添加する低分子電荷輸送物質とし
ては、ヒドラゾン化合物、スチリル化合物、ピラゾリン
化合物、トリフェニルアミン化合物等が挙げられる。
【0021】第一の感光層3は、顔料をバインダー樹脂
に分散させ、これを導電支持体1上に塗布して作製す
る。バインダー樹脂としては、ポリエステル樹脂、ポリ
カーボネート樹脂、ポリビニルブチラール樹脂等の熱可
塑性の樹脂のほかに、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹
脂、メラミン樹脂、ホルマリン樹脂、フェノール樹脂等
の熱硬化性樹脂等で体積固有抵抗の高い樹脂も用いるこ
とができる。
【0022】電荷輸送層6に用いる電荷輸送物質、およ
びバインダー樹脂は通常の電子写真用感光体に用いられ
ているものを使用することができる。電荷輸送物質とし
ては、ポリビニルカルバゾール、ヒドラゾン化合物、ス
チリル化合物、ピラゾリン化合物、トリフェニルアミン
化合物、キノン化合物、チオキサントン化合物等が挙げ
られる。バインダー樹脂は接着性に優れ絶縁性のもので
あれば使用できる。
【0023】電荷輸送層6は電荷輸送物質を分散させた
バインダー樹脂を、導電支持体1または電荷発生層5上
に塗布して作製する。
【0024】感光層2、第一の感光層3、第二の感光層
4、電荷発生層5、および電荷輸送層6には、感光体特
性を損なわない範囲で可とう性、接着性、機械的強度を
向上させるための可塑剤、あるいは化学的強度向上のた
めの酸化防止剤等を用いても良い。また必要に応じて導
電支持体1との密着性向上、導電支持体1からのキャリ
ア注入の阻止等を目的とした中間層、あるいは機械的特
性向上のための表面保護層を設けても良い。
【0025】感光層2、第一の感光層3、第二の感光層
4、電荷発生層5、電荷輸送層6、中間層、表面保護層
の塗布は、通常ドクターブレード、ワイヤーバー、ロー
ルコーター等が用いられる。
【0026】図2の電子写真用感光体の場合、感光層2
の膜厚は5〜50μm、好ましくは10〜20μmであ
る。さらに中間層あるいは表面保護層を設ける場合、そ
の膜厚は1μm以下が好ましい。
【0027】図3の電子写真用感光体の場合、第一の感
光層3の膜厚は5〜50μm、好ましくは10〜20μ
mである。第二の感光層4の膜厚は0.2〜5μm、好
ましくは0.5〜2μmである。さらに中間層あるいは
表面保護層を設ける場合、その膜厚は1μm以下が好ま
しい。
【0028】図4または図5の電子写真用感光体の場
合、電荷発生層5の膜厚は5μm以下、好ましくは0.
1〜1μmであり、電荷輸送層6の膜厚は5〜50μ
m、好ましくは10〜20μmである。さらに中間層あ
るいは表面保護層を設ける場合、その膜厚は1μm以下
が好ましい。
【0029】導電支持体1としては従来使用されている
ものを用いることができる。具体的には、アルミニウ
ム、ステンレス、銅、黄銅等の金属支持体、あるいは絶
縁性支持体にアルミニウム、酸化インジウム等を蒸着し
たものなどが挙げられる。
【0030】
【実施例】以下、本発明を実施例に従って説明する。
【0031】(実施例1)銅フタロシアニン8.5gと
オクタクロロ銅フタロシアニン1.5g(15重量%)
とを硫酸100gに溶解し、この溶液を2lの氷水中に
あけα型銅フタロシアニン組成物を得た。このα型銅フ
タロシアニン組成物5gとポリエステル樹脂20gをシ
クロヘキサノン180gに溶解したポリマー溶液を混合
し、振とう式分散機で3時間分散した。得られた溶液を
Al蒸着ポリエステルフィルム上にワイヤーバーで塗布
し、乾燥後の膜厚が17μmの感光層を形成した。
【0032】このようにして作製した電子写真用感光体
を、まず暗所にて+6kVでコロナ帯電し、次いで照度
2.5μW/cm2 、780nmの単色光で20秒間露
光し感光体特性を調べた。感光体特性としては、帯電後
初期帯電電位V0 、表面電位が620Vから600Vま
で暗減衰するのに要する時間tD 、600Vから300
Vに光減衰するのに必要な露光量E1/2 、20秒光照射
後の残留電位Vrを測定した。更に、この電子写真用感
光体に同様な操作を繰り返し1000回後のV0 (10
00)、tD (1000)、E1/2 (1000)、Vr
(1000)を測定し、耐久性を調べた。結果を表1に
示す。また、帯電後時刻t0 で光照射した際の光減衰曲
線を図6に示す。図6から本発明の電子写真用感光体は
高感度であり、また顔料をバインダー樹脂に分散させた
感光体特有のインダクション現象を非常に微弱な光量域
において示すことがわかる。分光感度特性については可
視光域から赤外光域にかけて照度2.5μW/cm2
単色光を用い評価した。その結果を図7の曲線aに示
す。曲線aから本発明の電子写真用感光体は可視光域か
ら赤外光域にかけて高感度であることが分かる。
【0033】
【表1】
【0034】(実施例2)バインダー樹脂として熱硬化
性メラミン樹脂を用いたほかは実施例1と同様の条件で
電子写真用感光体を作製した。感光体特性を表1に示
す。光減衰曲線は図6と同様の結果であった。また、分
光感度特性は図7の曲線aと同様であった。
【0035】(比較例1)光導電性物質としてアシッド
ペースト法により得られた通常のα型銅フタロシアニン
のみを用いたほかは実施例1と同様の条件で電子写真用
感光体を作製した。感光体特性を表2に示す。この感光
体は初期の光感度が非常に低く、繰り返し使用により帯
電能が急激に低下してしまい実用に適さないものであっ
た。
【0036】
【表2】
【0037】(比較例2)光導電性物質としてアシッド
ペースト法により得られた通常のα型銅フタロシアニン
に、オクタクロロ銅フタロシアニンを実施例1と同じ添
加量になるように混合したものを用いたほかは実施例1
と同様の条件で電子写真用感光体を作製した。感光体特
性を表2に示す。この感光体は帯電能が低く、光感度も
ほとんどなく実用に適さないものであった。
【0038】(比較例3)次にオクタクロロ銅フタロシ
アニンを1重量%含有するα型銅フタロシアニン組成物
を用いたほかは実施例1と同様の方法で電子写真用感光
体を作製し、その感光体特性を評価した。その結果を表
2に示す。
【0039】(比較例4)次にオクタクロロ銅フタロシ
アニンを50重量%含有するα型銅フタロシアニン組成
物を用いたほかは実施例1と同様の方法で電子写真用感
光体を作製し、その感光体特性を評価した。その結果を
表2に示す。
【0040】比較例3、4の結果よりα型銅フタロシア
ニン組成物に対するオクタクロロ銅フタロシアニンの含
有量が本発明の範囲より少ない場合には感光体としての
光感度が低く、多い場合には帯電能が極端に低下する結
果となりどちらも実用に適さないことが分かる。
【0041】(実施例3)顔料として銅フタロシアニン
10gを用い、アシッドペースト法でα型銅フタロシア
ニンとした。このα型銅フタロシアニン5gとポリエス
テル樹脂20gをシクロヘキサノン180gに溶解した
ポリマー溶液を混合し、振とう式分散機で3時間分散し
た。得られた溶液をAl蒸着ポリエステルフィルム上に
ワイヤーバーで塗布し、乾燥後の膜厚が16μmの第一
の感光層を形成した。
【0042】次に銅フタロシアニン8.5gとオクタク
ロロ銅フタロシアニン1.5g(15重量%)とを硫酸
100gに溶解し、この溶液を2lの氷水中にあけα型
銅フタロシアニン組成物を得た。このα型銅フタロシア
ニン組成物1gとポリエステル樹脂4g、シクロヘキサ
ノン36gからなる分散液を同様に調製し、第一の感光
層上に塗布し、第一および第二の感光層の膜厚の和が乾
燥後に17μmになるようにして電子写真用感光体を作
製した。
【0043】このようにして作製した電子写真用感光体
について実施例1と同様にして感光体特性を測定した。
その結果を表3に示す。また、帯電後時刻t0 で光照射
した際の光減衰曲線は実施例1と同様に図6のような結
果が得られた。また分光感度特性は図7の曲線aと同様
であり、可視光域から赤外光域にかけて高感度であるこ
とがわかる。
【0044】
【表3】
【0045】(実施例4)顔料として化2で示されるペ
リレン顔料を用いたほかは実施例3と同様の条件で電子
写真用感光体を作製した。感光体特性を表3に示す。光
減衰曲線は図6と同様の結果であった。また分光感度特
性は図7の曲線aと同様であった。
【0046】
【化2】
【0047】(実施例5)顔料として化3で示される顔
料を用いたほかは実施例3と同様の条件で電子写真用感
光体を作製した。感光体特性を表3に示す。光減衰曲線
は図6と同様の結果であった。また分光感度特性は図7
の曲線aと同様であった。
【0048】
【化3】
【0049】(実施例6)顔料として化2に示されるペ
リレン顔料、低分子電荷輸送物質として化4に示される
ヒドラゾン化合物(ペリレン顔料に対して5重量%)を
第一の感光層に用いたほかは実施例3と同様の条件で電
子写真用感光体を作製した。感光体特性を表3に示す。
光減衰曲線は図6と同様の結果であった。また分光感度
特性は図7の曲線aと同様であった。
【0050】
【化4】
【0051】(実施例7)ポリカーボネート樹脂10g
をシクロヘキサノン90gに溶解させたポリマ溶液に、
電荷輸送物質として化4に示されるヒドラゾン化合物を
10g溶解させた。得られた溶液をAl蒸着ポリエステ
ルフィルム上にワイヤーバーで塗布し、乾燥後の膜厚が
17μmの電荷輸送層を形成した。
【0052】銅フタロシアニン8.5gとオクタクロロ
銅フタロシアニン1.5g(15重量%)とを硫酸10
0gに溶解し、この溶液を2lの氷水中にあけα型銅フ
タロシアニン組成物を得た。このα型銅フタロシアニン
組成物5g、固形分50重量%のフッ素樹脂32g、不
揮発成分80重量%のメラミン樹脂10g、およびシク
ロヘキサノン140gを混合し、振とう式分散機で3時
間分散した。得られた溶液を電荷輸送層上にワイヤーバ
ーで塗布し、電荷輸送層と電荷発生層の和が硬化後に1
8μmの電子写真用感光体を作製した。
【0053】このようにして作製した電子写真用感光体
について照度2.5μW/cm2 、550nmの単色光
を用いた他は実施例1と同様にして感光体特性および分
光感度特性を測定した。結果を表4に示す。分光感度特
性については図7の曲線aと同様の結果が得られ、本発
明の電子写真用感光体は可視光域から赤外光域にかけて
高感度であることがわかる。さらに、この感光体をドラ
ム上に巻き付け、実機テストを試みた。1000枚印刷
後も感光体表面に傷などはなく印字品質にも変化はみら
れなかった。
【0054】
【表4】
【0055】(実施例8)電荷発生層に用いるバインダ
ー樹脂をエポキシ樹脂としたほかは、実施例7と同様の
条件で電子写真用感光体を作製し、感光体特性を測定し
た。感光体特性を表4に示す。分光感度特性、および実
機テストの結果は実施例7と同様であった。
【0056】(実施例9)銅フタロシアニン8.5gと
オクタクロロ銅フタロシアニン1.5g(15重量%)
とを硫酸100gに溶解し、この溶液を2lの氷水中に
あけα型銅フタロシアニン組成物を得た。このα型銅フ
タロシアニン組成物5gとポリエステル樹脂20gをシ
クロヘキサノン180gに溶解したポリマー溶液を混合
し、振とう式分散機で3時間分散した。得られた溶液を
Al蒸着ポリエステルフィルム上にワイヤーバーで塗布
し、乾燥後の膜厚が0.5μmの電荷発生層を形成し
た。
【0057】次に、ポリカーボネート樹脂10gをシク
ロヘキサノン90gに溶解させたポリマ溶液に、電荷輸
送物質として化5に示すチオキサントン化合物を10g
溶解させた。得られた溶液を電荷発生層の上にワイヤー
バーで塗布し、膜厚が17μmの電荷輸送層を形成して
電子写真用感光体を作製した。
【0058】
【化5】
【0059】このようにして作製した電子写真用感光体
について実施例1と同様にして感光体特性を調べた。結
果を表4に示す。
【0060】
【発明の効果】本発明に用いられるα型銅フタロシアニ
ン組成物は、通常のα型銅フタロシアニンに比べ高感度
で化学的にも安定であり、耐久性にも優れている。バイ
ンダー樹脂の選択等により高感度、かつ耐久性に優れた
高耐刷性の電子写真用感光体を提供することができる。
さらに、本発明の電子写真用感光体に用いるα型銅フタ
ロシアニン組成物が可視光域から赤外光域にかけて広い
吸収をもつことから、レーザープリンタ、液晶シャッタ
ープリンタ、LEDプリンタ、複写機、電子写真製版シ
ステムなどにも応用できる。
【0061】正帯電型で使用する場合には帯電によるオ
ゾン発生量も少ない。また、図2もしくは図3に示され
るような形態の電子写真用感光体の場合、高感度である
とともに顔料分散型感光体に特有のインダクション現象
を非常に低い光量域で示すことから、光源である液晶シ
ャッターの光漏れ、照射光スポットのエッジ部の光分布
に影響されない高解像度の電子写真用感光体として用い
ることもできる。
【0062】さらに顔料を含有する感光層上に、α型銅
フタロシアニン組成物を光導電性物質とする感光層を積
層する電子写真用感光体の場合、感光体の光感度を飛躍
的に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いるα型銅フタロシアニン組成物の
X線回折の図である。
【図2】本発明の電子写真用感光体の断面図である。
【図3】本発明の電子写真用感光体の断面図である。
【図4】本発明の電子写真用感光体の断面図である。
【図5】本発明の電子写真用感光体の断面図である。
【図6】本発明の電子写真用感光体の光減衰曲線を表す
図である。
【図7】本発明の電子写真用感光体の分光感度特性を表
す図である。
【符号の説明】
1 導電支持体 2 感光層 3 第一の感光層 4 第二の感光層 5 電荷発生層 6 電荷輸送層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1,4,8,11,15,18,22,
    25−オクタクロロ銅フタロシアニンと銅フタロシアニ
    ンとを同時に処理して結晶形をα型に変化させたα型銅
    フタロシアニン組成物を含有し、前記α型銅フタロシア
    ニン組成物に対する前記1,4,8,11,15,1
    8,22,25−オクタクロロ銅フタロシアニンの割合
    が2重量%以上40重量%以下であることを特徴とする
    電子写真用感光体。
  2. 【請求項2】 前記α型銅フタロシアニン組成物がアシ
    ッドペースト法で処理することにより結晶形をα型に変
    化させたものであることを特徴とする請求項1記載の電
    子写真用感光体。
JP16856393A 1993-06-15 1993-06-15 電子写真用感光体 Pending JPH075711A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16856393A JPH075711A (ja) 1993-06-15 1993-06-15 電子写真用感光体

Applications Claiming Priority (1)

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JP16856393A JPH075711A (ja) 1993-06-15 1993-06-15 電子写真用感光体

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JPH075711A true JPH075711A (ja) 1995-01-10

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ID=15870358

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JP16856393A Pending JPH075711A (ja) 1993-06-15 1993-06-15 電子写真用感光体

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010189528A (ja) * 2009-02-18 2010-09-02 Toyo Ink Mfg Co Ltd β型フタロシアニン顔料およびそれを用いた着色組成物
JP2010189527A (ja) * 2009-02-18 2010-09-02 Toyo Ink Mfg Co Ltd ε型フタロシアニン顔料およびそれを用いた着色組成物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010189528A (ja) * 2009-02-18 2010-09-02 Toyo Ink Mfg Co Ltd β型フタロシアニン顔料およびそれを用いた着色組成物
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