JPH0757619A - 電子放出素子 - Google Patents
電子放出素子Info
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- JPH0757619A JPH0757619A JP19575493A JP19575493A JPH0757619A JP H0757619 A JPH0757619 A JP H0757619A JP 19575493 A JP19575493 A JP 19575493A JP 19575493 A JP19575493 A JP 19575493A JP H0757619 A JPH0757619 A JP H0757619A
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- electron
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- electron emission
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 良好な結晶性を有する絶縁体層および電子放
出電極層を具備し、高い電子放出効率および大放出電流
密度を得ることが可能な電子放出素子の提供。 【構成】 IV族半導体およびIII-V族化合物半導体か
ら選ばれた素材から成る支持基板8と、前記支持基板8
の少くとも電子放出領域面に一体的に配置されたアルカ
リ土類フッ化物絶縁層11と、前記アルカリ土類フッ化物
絶縁層11上に一体的に配置され、電子放出領域を形成す
る IV族半導体およびIII-V族化合物半導体から選ばれ
た素材から成る電子放出電極層12とを具備して成ること
を特徴とする。
出電極層を具備し、高い電子放出効率および大放出電流
密度を得ることが可能な電子放出素子の提供。 【構成】 IV族半導体およびIII-V族化合物半導体か
ら選ばれた素材から成る支持基板8と、前記支持基板8
の少くとも電子放出領域面に一体的に配置されたアルカ
リ土類フッ化物絶縁層11と、前記アルカリ土類フッ化物
絶縁層11上に一体的に配置され、電子放出領域を形成す
る IV族半導体およびIII-V族化合物半導体から選ばれ
た素材から成る電子放出電極層12とを具備して成ること
を特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子放出素子に関する。
【0002】
【従来の技術】電子の波長程度の薄い絶縁体膜(層)を
電子が透過する現象は、量子力学的トンネル効果として
知られている。そして、このトンネル効果を利用した装
置(もしくは素子)の一つとして、トンネル陰極があ
り、高輝度,低分散,低雑音の平面型陰極として注目さ
れている。なお、このトンネル陰極としては、MOS構
造を利用したMOSトンネル陰極がよく知られている
(日本電子工業振興会編,“真空マイクロエレクトロニ
クス調査報告”P.67〜76)。
電子が透過する現象は、量子力学的トンネル効果として
知られている。そして、このトンネル効果を利用した装
置(もしくは素子)の一つとして、トンネル陰極があ
り、高輝度,低分散,低雑音の平面型陰極として注目さ
れている。なお、このトンネル陰極としては、MOS構
造を利用したMOSトンネル陰極がよく知られている
(日本電子工業振興会編,“真空マイクロエレクトロニ
クス調査報告”P.67〜76)。
【0003】ところで、前記MOS構造トンネル陰極
は、一般に次のような手段で製造されている。図3 (a)
〜 (e)は、MOS構造トンネル陰極の製造プロセスを模
式的に示したもので、先ず、たとえばn型Siウェハな
どの支持基板1面上に、たとえば熱酸化などにより、厚
さ 500〜1000nm程度の絶縁体層(酸化物層)2を形成す
る(図3(a))。次いで、前記形成した絶縁体層2を、た
とえばフォトリソグラフィーなどにより、電子放出部と
なる開口部3のパターニングを行ってから(図3(b))、
前記開口により露出した面を熱酸化させて厚さ10nm程度
の絶縁体層(酸化物層)4を形成する(図3(c))。
は、一般に次のような手段で製造されている。図3 (a)
〜 (e)は、MOS構造トンネル陰極の製造プロセスを模
式的に示したもので、先ず、たとえばn型Siウェハな
どの支持基板1面上に、たとえば熱酸化などにより、厚
さ 500〜1000nm程度の絶縁体層(酸化物層)2を形成す
る(図3(a))。次いで、前記形成した絶縁体層2を、た
とえばフォトリソグラフィーなどにより、電子放出部と
なる開口部3のパターニングを行ってから(図3(b))、
前記開口により露出した面を熱酸化させて厚さ10nm程度
の絶縁体層(酸化物層)4を形成する(図3(c))。
【0004】その後、たとえば真空蒸着法もしくはスパ
ッタ法などを用いて、前記絶縁体層4を含む開口部3領
域の面上に、厚さ 6〜15nm程度の電子放出電極層5を形
成し(図3(d))、さらに引き出し電極層6および裏面電
極層7を形成することにより、MOS構造トンネル陰極
が完成する(図3(e))。なお、上記製造プロセスにおい
て、電子放出電極層5の材質としては、たとえばAl,
Au,Ptなどが一般的に用いられ、また電子放出電極
層5および引き出し電極層6のパターニングは、シャド
ウマスクを用いて行われる。
ッタ法などを用いて、前記絶縁体層4を含む開口部3領
域の面上に、厚さ 6〜15nm程度の電子放出電極層5を形
成し(図3(d))、さらに引き出し電極層6および裏面電
極層7を形成することにより、MOS構造トンネル陰極
が完成する(図3(e))。なお、上記製造プロセスにおい
て、電子放出電極層5の材質としては、たとえばAl,
Au,Ptなどが一般的に用いられ、また電子放出電極
層5および引き出し電極層6のパターニングは、シャド
ウマスクを用いて行われる。
【0005】そして、このMOS構造トンネル陰極は、
引き出し電極層6と裏面電極層7との間に、少くとも電
子放出領域の絶縁体層4が絶縁破壊を起こさないように
電圧を印加すると、電子放出電極層5表面から所望の電
子を放出する。たとえば、絶縁体層4の厚さ11nm,電子
放出電極層5の厚さ 6nm,開口部3平面積 2.5×10-3cm
2 の素子の場合、最大印加電圧(素子が破壊しない限界
の電圧)は10 Vで、そのときの放電電流密度は 6.8×10
-7/cm2 、放出効率(ダイオード電流に対する放出電流
比)は 0.7%であり、また放出電子のエネルギー分布は
半値幅 1.5eV程度の広がりをもっている。
引き出し電極層6と裏面電極層7との間に、少くとも電
子放出領域の絶縁体層4が絶縁破壊を起こさないように
電圧を印加すると、電子放出電極層5表面から所望の電
子を放出する。たとえば、絶縁体層4の厚さ11nm,電子
放出電極層5の厚さ 6nm,開口部3平面積 2.5×10-3cm
2 の素子の場合、最大印加電圧(素子が破壊しない限界
の電圧)は10 Vで、そのときの放電電流密度は 6.8×10
-7/cm2 、放出効率(ダイオード電流に対する放出電流
比)は 0.7%であり、また放出電子のエネルギー分布は
半値幅 1.5eV程度の広がりをもっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
MOSトンネル陰極には、実用上次のような不都合な問
題が認められる。
MOSトンネル陰極には、実用上次のような不都合な問
題が認められる。
【0007】先ず、前記構成のMOSトンネル陰極の構
成においては、電子放出部(領域)を成す開口部3の絶
縁体層4、たとえば熱酸化法で形成されたSiO2 層の
結晶性が非常に劣り、また、この絶縁体層4面上に形成
される電子放出電極層5も特性的に問題がある。つま
り、前記絶縁体層4は、たとえば熱酸化法やCVD法な
どによって形成し得るが、現状ではいずれの場合もアモ
ルファス状の酸化物層(絶縁体層)で、結晶性の良好な
酸化物層の形成は至難に等しい。したがって、前記アモ
ルファス状の酸化物層4面に(下地層)、積層・形成さ
れる電子放出電極層5も必然的に結晶性が劣っており、
微結晶ないしアモルファスに過ぎない。ところで、MO
Sトンネル陰極の放出電流密度を大きくするためには、
電子放出電極層5の下地層を成す絶縁体層4の厚みを薄
くし、印加電圧を大きく設定する必要がある。しかしな
がら、前記絶縁体層4は、アモルファス状の酸化物層で
絶縁耐圧が低いため、少くとも10nm程度の厚さを要求さ
れる一方、印加電圧も高く設定し得ない。したがって、
放出電流密度は一般的に低く、またトンネル電子が比較
的厚い絶縁体層4中や電子放出電極層5中での、トンネ
ル電子の拡散が多くなるため電子放出効率が低く、かつ
電子のエネルギー分布も広がったものとなる。こうし
た、不都合な問題は、高輝度,低分散,低雑音などの特
長が注目されながら、この種MOSトンネル陰極の実用
性に影響を及ぼしているといえる。
成においては、電子放出部(領域)を成す開口部3の絶
縁体層4、たとえば熱酸化法で形成されたSiO2 層の
結晶性が非常に劣り、また、この絶縁体層4面上に形成
される電子放出電極層5も特性的に問題がある。つま
り、前記絶縁体層4は、たとえば熱酸化法やCVD法な
どによって形成し得るが、現状ではいずれの場合もアモ
ルファス状の酸化物層(絶縁体層)で、結晶性の良好な
酸化物層の形成は至難に等しい。したがって、前記アモ
ルファス状の酸化物層4面に(下地層)、積層・形成さ
れる電子放出電極層5も必然的に結晶性が劣っており、
微結晶ないしアモルファスに過ぎない。ところで、MO
Sトンネル陰極の放出電流密度を大きくするためには、
電子放出電極層5の下地層を成す絶縁体層4の厚みを薄
くし、印加電圧を大きく設定する必要がある。しかしな
がら、前記絶縁体層4は、アモルファス状の酸化物層で
絶縁耐圧が低いため、少くとも10nm程度の厚さを要求さ
れる一方、印加電圧も高く設定し得ない。したがって、
放出電流密度は一般的に低く、またトンネル電子が比較
的厚い絶縁体層4中や電子放出電極層5中での、トンネ
ル電子の拡散が多くなるため電子放出効率が低く、かつ
電子のエネルギー分布も広がったものとなる。こうし
た、不都合な問題は、高輝度,低分散,低雑音などの特
長が注目されながら、この種MOSトンネル陰極の実用
性に影響を及ぼしているといえる。
【0008】本発明は上記事情に対処してなされたもの
で、良好な結晶性を有する絶縁体層および電子放出電極
層を具備し、高い電子放出効率および大放出電流密度を
得ることが可能な電子放出素子の提供を目的とする。
で、良好な結晶性を有する絶縁体層および電子放出電極
層を具備し、高い電子放出効率および大放出電流密度を
得ることが可能な電子放出素子の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電子放出素
子は、 IV族半導体およびIII-V族化合物半導体から選
ばれた素材から成る支持基板と、前記支持基板の少くと
も電子放出領域面に一体的に配置されたアルカリ土類フ
ッ化物絶縁層と、前記アルカリ土類フッ化物絶縁層上に
一体的に配置され、電子放出領域を形成する IV族半導
体およびIII-V族化合物半導体から選ばれた素材から成
る電子放出電極層とを具備して成ることを特徴とする。
子は、 IV族半導体およびIII-V族化合物半導体から選
ばれた素材から成る支持基板と、前記支持基板の少くと
も電子放出領域面に一体的に配置されたアルカリ土類フ
ッ化物絶縁層と、前記アルカリ土類フッ化物絶縁層上に
一体的に配置され、電子放出領域を形成する IV族半導
体およびIII-V族化合物半導体から選ばれた素材から成
る電子放出電極層とを具備して成ることを特徴とする。
【0010】すなわち、本発明に係る電子放出素子は、
支持基板および電子放出電極層の構成材料として、 IV
族半導体およびIII-V族化合物半導体を選択し、SIS
構造化する一方、電子放出に関与する領域の絶縁体層を
アルカリ土類フッ化物層とし、かつこの構成において始
めて、前記絶縁体層および電子放出電極層を、たとえば
MBE法などによるエピタキシャル成長で形成し得るこ
とに着目して完成されたものである。
支持基板および電子放出電極層の構成材料として、 IV
族半導体およびIII-V族化合物半導体を選択し、SIS
構造化する一方、電子放出に関与する領域の絶縁体層を
アルカリ土類フッ化物層とし、かつこの構成において始
めて、前記絶縁体層および電子放出電極層を、たとえば
MBE法などによるエピタキシャル成長で形成し得るこ
とに着目して完成されたものである。
【0011】そして、前記の IV族半導体としては、た
とえばSi,Ge,Si−Ge化合物半導体などが挙げ
られ、またIII-V族化合物半導体としては、たとえばG
aAs,GaAlAs,InPなどが挙げられる。ここ
で、Siなど IV族半導体の場合はP,Asなどを、ま
たIII-V族化合物半導体の場合はC,Sなどをドーピン
グして電気伝導度を適宜変えてもよい。
とえばSi,Ge,Si−Ge化合物半導体などが挙げ
られ、またIII-V族化合物半導体としては、たとえばG
aAs,GaAlAs,InPなどが挙げられる。ここ
で、Siなど IV族半導体の場合はP,Asなどを、ま
たIII-V族化合物半導体の場合はC,Sなどをドーピン
グして電気伝導度を適宜変えてもよい。
【0012】さらに、絶縁層を成すアルカリ土類フッ化
物としては、たとえばCaF2 ,BaF2 ,SrF2 ,
Ca0.5 Ba0.5 F2 もしくはこれらの2種以上の混晶
などが挙げられる。
物としては、たとえばCaF2 ,BaF2 ,SrF2 ,
Ca0.5 Ba0.5 F2 もしくはこれらの2種以上の混晶
などが挙げられる。
【0013】
【作用】本発明に係る電子放出素子は、エピタキシャル
構造を有するSISトンネル陰極であり、従来のMOS
トンネル陰極の場合に較べて、電子放出電極層および電
子放出領域のトンネル層(下地層)を成すアルカリ土類
フッ化物絶縁層の結晶性がそれぞれ大幅に向上して、す
ぐれた耐電圧性を呈する。したがって、トンネル層を成
すアルカリ土類フッ化物絶縁層を薄くしても、高いバイ
アス電圧を印加し得ることになり、トンネル放出電流密
度を大幅に向上し得る。また前記良好な結晶性に伴なっ
て、電子散乱も軽減され、電子放出効率が向上するとと
もに、放出電子のエネルギー分散も小さく制御し得る。
構造を有するSISトンネル陰極であり、従来のMOS
トンネル陰極の場合に較べて、電子放出電極層および電
子放出領域のトンネル層(下地層)を成すアルカリ土類
フッ化物絶縁層の結晶性がそれぞれ大幅に向上して、す
ぐれた耐電圧性を呈する。したがって、トンネル層を成
すアルカリ土類フッ化物絶縁層を薄くしても、高いバイ
アス電圧を印加し得ることになり、トンネル放出電流密
度を大幅に向上し得る。また前記良好な結晶性に伴なっ
て、電子散乱も軽減され、電子放出効率が向上するとと
もに、放出電子のエネルギー分散も小さく制御し得る。
【0014】
【実施例】以下図1および図2 (a)〜 (d)を参照して本
発明の実施例を説明する。
発明の実施例を説明する。
【0015】実施例1 図1は、本発明に係る電子放出素子の要部構成例を断面
的に示したもので、8は半導体系の支持基板、たとえば
n型Si単結晶基板、9は前記n型Si単結晶基板面に
設けられた絶縁体層、たとえば熱酸化法で形成されたS
iO2 層で開口部10を有している。また、11は前記Si
O2 層9の開口によって露出したn型Si単結晶基板8
面およびSiO2 層9面にエピタキシャル成長で形成さ
れたアルカリ土類フッ化物絶縁層、たとえばCaF
2 層、12は前記開口部10領域およびその周辺部のCaF
2 層11面にエピタキシャル成長で形成された半導体系の
電子放出電極層、たとえばSiから成る電子放出電極
層、13は前記電子放出電極層層12の引き出し電極、14は
n型Si単結晶基板8の裏面に形成された裏面電極層で
ある。
的に示したもので、8は半導体系の支持基板、たとえば
n型Si単結晶基板、9は前記n型Si単結晶基板面に
設けられた絶縁体層、たとえば熱酸化法で形成されたS
iO2 層で開口部10を有している。また、11は前記Si
O2 層9の開口によって露出したn型Si単結晶基板8
面およびSiO2 層9面にエピタキシャル成長で形成さ
れたアルカリ土類フッ化物絶縁層、たとえばCaF
2 層、12は前記開口部10領域およびその周辺部のCaF
2 層11面にエピタキシャル成長で形成された半導体系の
電子放出電極層、たとえばSiから成る電子放出電極
層、13は前記電子放出電極層層12の引き出し電極、14は
n型Si単結晶基板8の裏面に形成された裏面電極層で
ある。
【0016】次に、前記構成の電子放出素子の製造例に
ついて説明する。図2 (a)〜 (d)は、製造プロセスの態
様を模式的に示したもので、先ずn型Si単結晶基板8
を用意し、常套的な熱酸化法によって所定の面に、図2
(a)に断面的に示すごとく、厚さ 500nm程度のSiO2
層9を形成する。次いで、図2 (b)に断面的に示すよう
に、前記形成したSiO2 層9をフォトリソグラフィー
によって一部切除し、たとえば一辺が 500nmの正方形の
電子放出部を成す開口部10を設ける。その後、前記電子
放出部を成す開口部10を設けたn型Si単結晶基板8に
対して、10-9Torr程度の真空中、n型Si単結晶基板8
を約 600℃に加熱した状態で、MBE法によって、図2
(c)に断面的に示すごとく、厚さ約 8nmのCaF2 層11
をエピタキシャル成長させる。
ついて説明する。図2 (a)〜 (d)は、製造プロセスの態
様を模式的に示したもので、先ずn型Si単結晶基板8
を用意し、常套的な熱酸化法によって所定の面に、図2
(a)に断面的に示すごとく、厚さ 500nm程度のSiO2
層9を形成する。次いで、図2 (b)に断面的に示すよう
に、前記形成したSiO2 層9をフォトリソグラフィー
によって一部切除し、たとえば一辺が 500nmの正方形の
電子放出部を成す開口部10を設ける。その後、前記電子
放出部を成す開口部10を設けたn型Si単結晶基板8に
対して、10-9Torr程度の真空中、n型Si単結晶基板8
を約 600℃に加熱した状態で、MBE法によって、図2
(c)に断面的に示すごとく、厚さ約 8nmのCaF2 層11
をエピタキシャル成長させる。
【0017】次いで、上記なCaF2 層11を形成したn
型Si単結晶基板8を約 700℃に加熱した状態下、MB
E法により図2 (d)に断面的に示すごとく、前記開口部
10を被覆するように、CaF2 層11面上に電子放出電極
層12を形成するSi層を、約6nm程度の厚さに選択的に
成長させる。その後、たとえばシャドウマスクを用い
て、前記開口部10以外の領域面に引き出し電極13を形成
するAl層を、約 1μm程度厚に蒸着法で選択的に形成
する一方、さらにn型Si単結晶基板8の裏面にも、裏
面電極層14を成すAl層を約 1μm 程度厚に蒸着法で形
成することにより、前記図1に示す構造の電子放出素子
が得られる。
型Si単結晶基板8を約 700℃に加熱した状態下、MB
E法により図2 (d)に断面的に示すごとく、前記開口部
10を被覆するように、CaF2 層11面上に電子放出電極
層12を形成するSi層を、約6nm程度の厚さに選択的に
成長させる。その後、たとえばシャドウマスクを用い
て、前記開口部10以外の領域面に引き出し電極13を形成
するAl層を、約 1μm程度厚に蒸着法で選択的に形成
する一方、さらにn型Si単結晶基板8の裏面にも、裏
面電極層14を成すAl層を約 1μm 程度厚に蒸着法で形
成することにより、前記図1に示す構造の電子放出素子
が得られる。
【0018】この製造工程において、SiO2 層9面上
に形成されるCaF2 層11および電子放出電極層12を形
成するSi層は多結晶であったが、前記開口部10の形成
で露出したn型Si単結晶基板8面(電子放出領域面)
に成長されるCaF2 層11および電子放出電極層12を形
成するSi層は、高速反射電子線回折による観察から、
ともにエピタキシャル構造てることが確認された。
に形成されるCaF2 層11および電子放出電極層12を形
成するSi層は多結晶であったが、前記開口部10の形成
で露出したn型Si単結晶基板8面(電子放出領域面)
に成長されるCaF2 層11および電子放出電極層12を形
成するSi層は、高速反射電子線回折による観察から、
ともにエピタキシャル構造てることが確認された。
【0019】上記構成された電子放出素子を、 1×10-6
Torrの真空下に設置する一方、この電子放出素子の電子
放出領域に対向させて陽極を配置した。この配置・構成
において、陽極電圧を電子放出素子に対し+100Vとし、
電子放出素子の引き出し電極13と裏面電極14との間に電
圧を印加したところ、最大印加電圧は 10.5Vで、このと
きの放出電流密度は 6.0×10-6A/cm2 、電子放出効率は
0.8%であった。また、放出電子のエネルギー分布を電
子分光器で測定した結果は、半値幅 1.1eV程度の分布で
あった。
Torrの真空下に設置する一方、この電子放出素子の電子
放出領域に対向させて陽極を配置した。この配置・構成
において、陽極電圧を電子放出素子に対し+100Vとし、
電子放出素子の引き出し電極13と裏面電極14との間に電
圧を印加したところ、最大印加電圧は 10.5Vで、このと
きの放出電流密度は 6.0×10-6A/cm2 、電子放出効率は
0.8%であった。また、放出電子のエネルギー分布を電
子分光器で測定した結果は、半値幅 1.1eV程度の分布で
あった。
【0020】この実施例の場合は、電子放出領域部の絶
縁体層(トンネル絶縁体層)の厚さを、従来の電子放出
素子の場合に較べて薄く設定しても、同等程度の電圧を
印加することができ、その結果、放出電流密度を 6.8×
10-7A/cm2 (従来例)から、6.0×10-6A/cm2 と約 9倍
と大幅向上が達成されている。また、電子放出効率も0.
7%(従来例)から 0.8%に向上し、さらにエネルギー
の分散も半値幅 1.5eV(従来例)から 1.1eVと向上して
いる。
縁体層(トンネル絶縁体層)の厚さを、従来の電子放出
素子の場合に較べて薄く設定しても、同等程度の電圧を
印加することができ、その結果、放出電流密度を 6.8×
10-7A/cm2 (従来例)から、6.0×10-6A/cm2 と約 9倍
と大幅向上が達成されている。また、電子放出効率も0.
7%(従来例)から 0.8%に向上し、さらにエネルギー
の分散も半値幅 1.5eV(従来例)から 1.1eVと向上して
いる。
【0021】実施例2 この実施例は、本発明に係る電子放出素子の他の構造例
を示すもので、基本的には実施例1の場合と同様であ
り、図1において8はn型GaAs単結晶基板、9は前
記n型GaAs単結晶基板面に設けられた絶縁体層とし
てのSi3 N4 層で開口部10を有している。また、11は
前記Si3 N4 層9の開口によって露出したn型GaA
s単結晶基板8面やSi3 N4 層9面にエピタキシャル
成長で形成されたアルカリ土類フッ化物絶縁層、たとえ
ばCa0.5 Ba0.5 F2 層、12は前記開口部10領域およ
びその周辺部のCa0.5 Ba0.5 F2 層11面にエピタキ
シャル成長で形成された半導体系の電子放出電極層、た
とえばGaAsから成る電子放出電極層、13は前記電子
放出電極層層12の引き出し電極、14はn型GaAs単結
晶基板8の裏面に形成された裏面電極層である。
を示すもので、基本的には実施例1の場合と同様であ
り、図1において8はn型GaAs単結晶基板、9は前
記n型GaAs単結晶基板面に設けられた絶縁体層とし
てのSi3 N4 層で開口部10を有している。また、11は
前記Si3 N4 層9の開口によって露出したn型GaA
s単結晶基板8面やSi3 N4 層9面にエピタキシャル
成長で形成されたアルカリ土類フッ化物絶縁層、たとえ
ばCa0.5 Ba0.5 F2 層、12は前記開口部10領域およ
びその周辺部のCa0.5 Ba0.5 F2 層11面にエピタキ
シャル成長で形成された半導体系の電子放出電極層、た
とえばGaAsから成る電子放出電極層、13は前記電子
放出電極層層12の引き出し電極、14はn型GaAs単結
晶基板8の裏面に形成された裏面電極層である。
【0022】そして、前記構成の電子放出素子は次のよ
うにして製造例できる。すなわち、前記実施例1の場合
に準じた製造プロセスで製造し得る。先ずn型GaAs
単結晶基板8を用意し、約60℃に加熱保持されたH2 S
O4 :H2 O2 :H2 O= 8: 1: 1の混合溶液中に、
1分間浸漬してエッチング処理してから、真空中 570℃
にて加熱し表面清浄化した。この清浄化面にCVD法
で、図2 (a)に断面的に示すごとく、厚さ 500nm程度の
Si3 N4 層9を形成する。次いで、図2 (b)に断面的
に示すように、前記形成したSi3 N4 層9をフォトリ
ソグラフィーによって一部切除し、たとえば一辺が 500
nmの正方形の電子放出部を成す開口部10を設ける。その
後、前記電子放出部を成す開口部10を設けたn型GaA
s単結晶基板8に対して、10-9Torr程度の真空中、n型
GaAs単結晶基板8を約 600℃に加熱した状態で、M
BE法によって、図2 (c)に断面的に示すごとく、厚さ
約10nmのCa0.5 Ba0.5 F2 層11をエピタキシャル成
長させる。このCa0.5 Ba0.5 F2 層11のエピタキシ
ャル成長は、CaF2 の分子ビームとBaF2 の分子ビ
ームとのビーム圧が 1: 1となるように制御しして同時
に照射することによりなし得る。
うにして製造例できる。すなわち、前記実施例1の場合
に準じた製造プロセスで製造し得る。先ずn型GaAs
単結晶基板8を用意し、約60℃に加熱保持されたH2 S
O4 :H2 O2 :H2 O= 8: 1: 1の混合溶液中に、
1分間浸漬してエッチング処理してから、真空中 570℃
にて加熱し表面清浄化した。この清浄化面にCVD法
で、図2 (a)に断面的に示すごとく、厚さ 500nm程度の
Si3 N4 層9を形成する。次いで、図2 (b)に断面的
に示すように、前記形成したSi3 N4 層9をフォトリ
ソグラフィーによって一部切除し、たとえば一辺が 500
nmの正方形の電子放出部を成す開口部10を設ける。その
後、前記電子放出部を成す開口部10を設けたn型GaA
s単結晶基板8に対して、10-9Torr程度の真空中、n型
GaAs単結晶基板8を約 600℃に加熱した状態で、M
BE法によって、図2 (c)に断面的に示すごとく、厚さ
約10nmのCa0.5 Ba0.5 F2 層11をエピタキシャル成
長させる。このCa0.5 Ba0.5 F2 層11のエピタキシ
ャル成長は、CaF2 の分子ビームとBaF2 の分子ビ
ームとのビーム圧が 1: 1となるように制御しして同時
に照射することによりなし得る。
【0023】次いで、上記なCa0.5 Ba0.5 F2 層11
を形成したn型GaAs単結晶基板8を約 700℃に加熱
した状態下、 3kVの電子線を開口部10に照射しながら、
Asのビームを約10分間、n型GaAs単結晶基板8に
照射した。その後、MBE法により、電子放出電極層12
を成すGaAs層を約 6nm程度の厚さに、前記開口部10
を被覆するように、Ca0.5 Ba0.5 F2 層11面上に選
択的に成長させる。その後、シャドウマスクを用いて、
前記開口部10以外の領域面に引き出し電極13を形成する
Al層を、約 1μm 程度厚に蒸着法で選択的に形成する
一方、さらにn型GaAs単結晶基板8の裏面にも、裏
面電極層14を成すAl層を約 1μm 程度厚に蒸着法で形
成することにより、前記図1に示す構造の電子放出素子
が得られる。
を形成したn型GaAs単結晶基板8を約 700℃に加熱
した状態下、 3kVの電子線を開口部10に照射しながら、
Asのビームを約10分間、n型GaAs単結晶基板8に
照射した。その後、MBE法により、電子放出電極層12
を成すGaAs層を約 6nm程度の厚さに、前記開口部10
を被覆するように、Ca0.5 Ba0.5 F2 層11面上に選
択的に成長させる。その後、シャドウマスクを用いて、
前記開口部10以外の領域面に引き出し電極13を形成する
Al層を、約 1μm 程度厚に蒸着法で選択的に形成する
一方、さらにn型GaAs単結晶基板8の裏面にも、裏
面電極層14を成すAl層を約 1μm 程度厚に蒸着法で形
成することにより、前記図1に示す構造の電子放出素子
が得られる。
【0024】この製造工程において、Si3 N4 層9面
上に形成されるCa0.5 Ba0.5 F2 層11および電子放
出電極層12を形成するGaAs層は多結晶であったが、
前記開口部10の形成で露出したn型GaAs単結晶基板
8面(電子放出領域面)に成長されるCa0.5 Ba0.5
F2 層11および電子放出電極層12を形成するGaAs層
は、高速反射電子線回折による観察から、ともにエピタ
キシャル構造であることが確認された。
上に形成されるCa0.5 Ba0.5 F2 層11および電子放
出電極層12を形成するGaAs層は多結晶であったが、
前記開口部10の形成で露出したn型GaAs単結晶基板
8面(電子放出領域面)に成長されるCa0.5 Ba0.5
F2 層11および電子放出電極層12を形成するGaAs層
は、高速反射電子線回折による観察から、ともにエピタ
キシャル構造であることが確認された。
【0025】また、上記構成された電子放出素子を 1×
10-6Torrの真空下に設置する一方、この電子放出素子の
電子放出領域に対向させて陽極を配置した。この配置・
構成において、陽極電圧を電子放出素子に対し+100Vと
し、電子放出素子の引き出し電極13と裏面電極14との間
に電圧を印加したところ、最大印加電圧は 16Vで、この
ときの放出電流密度は 4.8×10-6A/cm2 、電子放出効率
は 0.7%であった。また、放出電子のエネルギー分布を
電子分光器で測定した結果は、半値幅 1.0eV程度の分布
であった。
10-6Torrの真空下に設置する一方、この電子放出素子の
電子放出領域に対向させて陽極を配置した。この配置・
構成において、陽極電圧を電子放出素子に対し+100Vと
し、電子放出素子の引き出し電極13と裏面電極14との間
に電圧を印加したところ、最大印加電圧は 16Vで、この
ときの放出電流密度は 4.8×10-6A/cm2 、電子放出効率
は 0.7%であった。また、放出電子のエネルギー分布を
電子分光器で測定した結果は、半値幅 1.0eV程度の分布
であった。
【0026】この実施例の場合は、電子放出領域部の絶
縁体層(トンネル絶縁体層)の厚さを、従来の電子放出
素子の場合と同じく10nmに設定しても、 1.6倍程度の電
圧を印加することができ、その結果、放出電流密度を
6.8×10-7A/cm2 (従来例)から、 4.8×10-6A/cm2 と
約 7倍と大幅向上が達成されている。また、電子放出効
率も同等程度であり、さらにエネルギーの分散も半値幅
1.5eV(従来例)から 1.0eVと向上している。
縁体層(トンネル絶縁体層)の厚さを、従来の電子放出
素子の場合と同じく10nmに設定しても、 1.6倍程度の電
圧を印加することができ、その結果、放出電流密度を
6.8×10-7A/cm2 (従来例)から、 4.8×10-6A/cm2 と
約 7倍と大幅向上が達成されている。また、電子放出効
率も同等程度であり、さらにエネルギーの分散も半値幅
1.5eV(従来例)から 1.0eVと向上している。
【0027】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のでなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲でいろいろ変
形して実施し得る。たとえば、前記実施例では、前記の
IV族系半導体としてSi単結晶を用いたが,Ge,S
i−Ge系などを用いてもよいし、また、III-V族化合
物半導体としてGaAs単結晶を用いたが,,GaAl
As,InPなどを用いることも可能である。ここで、
Siなど IV族系半導体の場合はP,Asなどを、また
III-V族化合物半導体の場合はC,Sなどをドーピング
して電気伝導度を適宜変えてもよい。さらに、アルカリ
土類フッ化物としては、上記ではCaF2 ,Ca0.5 B
a0.5 F2 の使用例を示したが、その他BaF2 ,Sr
F2 などを用いてもよく,さらにこれらアルカリ土類フ
ッ化物は2種以上の混晶などの形でも使用し得る。
のでなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲でいろいろ変
形して実施し得る。たとえば、前記実施例では、前記の
IV族系半導体としてSi単結晶を用いたが,Ge,S
i−Ge系などを用いてもよいし、また、III-V族化合
物半導体としてGaAs単結晶を用いたが,,GaAl
As,InPなどを用いることも可能である。ここで、
Siなど IV族系半導体の場合はP,Asなどを、また
III-V族化合物半導体の場合はC,Sなどをドーピング
して電気伝導度を適宜変えてもよい。さらに、アルカリ
土類フッ化物としては、上記ではCaF2 ,Ca0.5 B
a0.5 F2 の使用例を示したが、その他BaF2 ,Sr
F2 などを用いてもよく,さらにこれらアルカリ土類フ
ッ化物は2種以上の混晶などの形でも使用し得る。
【0028】
【発明の効果】本発明に係る電子放出素子は、電子放出
基材として IV族系半導体やIII-V族化合物半導体を用
い、また電子放出領域の絶縁体層をアルカリ土類フッ化
物で、さらに電子放出電極層を IV族系半導体やIII-V
族化合物半導体で、かつ電子放出領域の絶縁体層および
電極層をエピタキシャル成長で形成した構成を特に採っ
ている。そして、このような構成の選択により、従来の
場合と同等の印加電圧でも放出電流密度の大幅な増加
(向上)を図り得るし、また電子放出領域の絶縁体層お
よび電極層は、ともに良好な結晶性を有するので、電子
の散乱が軽減され、放出効率が向上するばかりでなく、
さらに放出電子エネルギーの分散も低減される。つま
り、本発明に係る電子放出素子は、従来この種の電子放
出素子において実用上問題視されていた事項を、大幅に
解消ないし改善し、その実用化の推進に大きく寄与する
ものといえる。
基材として IV族系半導体やIII-V族化合物半導体を用
い、また電子放出領域の絶縁体層をアルカリ土類フッ化
物で、さらに電子放出電極層を IV族系半導体やIII-V
族化合物半導体で、かつ電子放出領域の絶縁体層および
電極層をエピタキシャル成長で形成した構成を特に採っ
ている。そして、このような構成の選択により、従来の
場合と同等の印加電圧でも放出電流密度の大幅な増加
(向上)を図り得るし、また電子放出領域の絶縁体層お
よび電極層は、ともに良好な結晶性を有するので、電子
の散乱が軽減され、放出効率が向上するばかりでなく、
さらに放出電子エネルギーの分散も低減される。つま
り、本発明に係る電子放出素子は、従来この種の電子放
出素子において実用上問題視されていた事項を、大幅に
解消ないし改善し、その実用化の推進に大きく寄与する
ものといえる。
【図1】本発明に係る電子放出素子の構成例の要部を示
す断面図。
す断面図。
【図2】本発明に係る電子放出素子の製造例における実
施態様を模式的に示すもので、(a)は支持基板面に絶縁
体層を形成した状態を示す断面図、 (b)は絶縁体層の所
定領域を選択的に除去し開口した状態を示す断面図、
(c)は開口により露出した支持基板の電子放出領域面を
含む領域に絶縁層としてエピタキシャルなアルカリ土類
フッ化物層を設けた状態を示す断面図、 (d)は電子放出
領域の絶縁層面に電子放出電極層を形成した状態を示す
断面図。
施態様を模式的に示すもので、(a)は支持基板面に絶縁
体層を形成した状態を示す断面図、 (b)は絶縁体層の所
定領域を選択的に除去し開口した状態を示す断面図、
(c)は開口により露出した支持基板の電子放出領域面を
含む領域に絶縁層としてエピタキシャルなアルカリ土類
フッ化物層を設けた状態を示す断面図、 (d)は電子放出
領域の絶縁層面に電子放出電極層を形成した状態を示す
断面図。
【図3】従来の電子放出素子の製造例における実施態様
を模式的に示すもので、 (a)は支持基板面に絶縁体層を
形成した状態を示す断面図、 (b)は絶縁体層の所定領域
を選択的に除去し開口した状態を示す断面図、 (c)は開
口により露出した支持基板の電子放出領域面に熱酸化に
より酸化物層を設けた状態を示す断面図、 (d)は電子放
出領域の絶縁層面に電子放出電極層を形成した状態を示
す断面図、 (e)は電子放出電極層の引き出し電極層およ
び裏面電極層をそれぞれ形成した状態を示す断面図。
を模式的に示すもので、 (a)は支持基板面に絶縁体層を
形成した状態を示す断面図、 (b)は絶縁体層の所定領域
を選択的に除去し開口した状態を示す断面図、 (c)は開
口により露出した支持基板の電子放出領域面に熱酸化に
より酸化物層を設けた状態を示す断面図、 (d)は電子放
出領域の絶縁層面に電子放出電極層を形成した状態を示
す断面図、 (e)は電子放出電極層の引き出し電極層およ
び裏面電極層をそれぞれ形成した状態を示す断面図。
1,8…支持基板 2,9…絶縁体層 3,10…開
口部 4…電子放出領域の絶縁体層 5…電子放出
電極層 6,13…引き出し電極層 7,14…裏面電
極層 11…アルカリ土類フッ化物絶縁層 12…エピ
タキシャルな半導体系の電子放出電極層
口部 4…電子放出領域の絶縁体層 5…電子放出
電極層 6,13…引き出し電極層 7,14…裏面電
極層 11…アルカリ土類フッ化物絶縁層 12…エピ
タキシャルな半導体系の電子放出電極層
Claims (1)
- 【請求項1】 IV族半導体およびIII-V族化合物半導
体から選ばれた素材から成る支持基板と、 前記支持基板の少くとも電子放出領域面に一体的に配置
されたアルカリ土類フッ化物絶縁層と、 前記アルカリ土類フッ化物絶縁層上に一体的に配置さ
れ、電子放出領域を形成する IV族半導体およびIII-V
族化合物半導体から選ばれた素材から成る電子放出電極
とを具備して成ることを特徴とする電子放出素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19575493A JP3260502B2 (ja) | 1993-08-06 | 1993-08-06 | 電子放出素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19575493A JP3260502B2 (ja) | 1993-08-06 | 1993-08-06 | 電子放出素子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0757619A true JPH0757619A (ja) | 1995-03-03 |
| JP3260502B2 JP3260502B2 (ja) | 2002-02-25 |
Family
ID=16346412
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19575493A Expired - Fee Related JP3260502B2 (ja) | 1993-08-06 | 1993-08-06 | 電子放出素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3260502B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000074098A1 (en) * | 1999-05-28 | 2000-12-07 | Hitachi, Ltd. | Thin-film electron source, display and device |
| JP2008123743A (ja) * | 2006-11-09 | 2008-05-29 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 電子放出素子 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006064634A1 (ja) * | 2004-12-17 | 2006-06-22 | Pioneer Corporation | 電子放出素子及びその製造方法 |
-
1993
- 1993-08-06 JP JP19575493A patent/JP3260502B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000074098A1 (en) * | 1999-05-28 | 2000-12-07 | Hitachi, Ltd. | Thin-film electron source, display and device |
| US6818941B1 (en) | 1999-05-28 | 2004-11-16 | Hitachi, Ltd. | Thin film electron emitter, display device using the same and applied machine |
| KR100689919B1 (ko) * | 1999-05-28 | 2007-03-09 | 가부시키가이샤 히타치세이사쿠쇼 | 박막형 전자 소스, 그것을 이용한 표시 장치 및 응용 기기 |
| JP2008123743A (ja) * | 2006-11-09 | 2008-05-29 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 電子放出素子 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3260502B2 (ja) | 2002-02-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20011127 |
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