JPH0755491A - 方位検出装置 - Google Patents
方位検出装置Info
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- JPH0755491A JPH0755491A JP20803693A JP20803693A JPH0755491A JP H0755491 A JPH0755491 A JP H0755491A JP 20803693 A JP20803693 A JP 20803693A JP 20803693 A JP20803693 A JP 20803693A JP H0755491 A JPH0755491 A JP H0755491A
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- 238000012937 correction Methods 0.000 claims description 19
- 238000001914 filtration Methods 0.000 claims description 9
- 238000010276 construction Methods 0.000 abstract 1
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- 239000008186 active pharmaceutical agent Substances 0.000 description 2
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- 239000013307 optical fiber Substances 0.000 description 2
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- 230000007704 transition Effects 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】
【構成】センサ方位検出部26で車両の方位であるセン
サ方位が検出されると、方位差演算部27で誤差成分を
含む絶対方位とセンサ方位との方位差が演算され、その
方位差に含まれる誤差成分がLPF29で除去される。
その後、LPF29の出力に基づき、単位時間当たりの
ドリフト推定値がオフセット変化分推定値演算部30で
演算され、これに基づき、オフセット更新部31でオフ
セット推定値が演算されて、オフセットメモリ5に記憶
されているオフセット値がこのオフセット推定値に書替
えられる。 【効果】山路等を走行しているときのように、車両の方
位が頻繁に変化して絶対方位に誤差成分が含まれる場合
であっても、オフセットを頻繁に、かつ、正確に更新す
ることができるので、車両の方位を高精度に検出でき
る。
サ方位が検出されると、方位差演算部27で誤差成分を
含む絶対方位とセンサ方位との方位差が演算され、その
方位差に含まれる誤差成分がLPF29で除去される。
その後、LPF29の出力に基づき、単位時間当たりの
ドリフト推定値がオフセット変化分推定値演算部30で
演算され、これに基づき、オフセット更新部31でオフ
セット推定値が演算されて、オフセットメモリ5に記憶
されているオフセット値がこのオフセット推定値に書替
えられる。 【効果】山路等を走行しているときのように、車両の方
位が頻繁に変化して絶対方位に誤差成分が含まれる場合
であっても、オフセットを頻繁に、かつ、正確に更新す
ることができるので、車両の方位を高精度に検出でき
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば光ファイバジ
ャイロ、機械式ジャイロ、振動ジャイロ、ガスレートジ
ャイロ等の旋回角速度センサにより車両等の移動体の方
位を検出するための方位検出装置に関するものである。
ャイロ、機械式ジャイロ、振動ジャイロ、ガスレートジ
ャイロ等の旋回角速度センサにより車両等の移動体の方
位を検出するための方位検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、車両、航空機および船舶等の
移動体において、その進行方向などの所定の方位を検出
するために、旋回角速度センサが広く適用されている。
この旋回角速度センサの出力信号には適当な処理が施さ
れ、車両等の移動に伴って生じる方位変化量が累積され
ることによって車両等の方位が検出される。
移動体において、その進行方向などの所定の方位を検出
するために、旋回角速度センサが広く適用されている。
この旋回角速度センサの出力信号には適当な処理が施さ
れ、車両等の移動に伴って生じる方位変化量が累積され
ることによって車両等の方位が検出される。
【0003】この旋回角速度センサには、停止中や直線
走行中のようにセンサ出力が零であるべきときでも、温
度や湿度の影響のために幾らかのオフセット出力が発生
するという傾向がある。そこで、方位の検出を正確に行
うために、センサ出力からオフセット成分を差し引くこ
とにより、センサ出力を補正する技術が従来から提案さ
れている(たとえば特公昭58−39360号公報、特
開昭63−182519号公報等参照。)。旋回角速度
センサのオフセットは、たとえば車両等の停止中や直線
走行中における旋回角速度センサの出力を検出すること
によって求められる。
走行中のようにセンサ出力が零であるべきときでも、温
度や湿度の影響のために幾らかのオフセット出力が発生
するという傾向がある。そこで、方位の検出を正確に行
うために、センサ出力からオフセット成分を差し引くこ
とにより、センサ出力を補正する技術が従来から提案さ
れている(たとえば特公昭58−39360号公報、特
開昭63−182519号公報等参照。)。旋回角速度
センサのオフセットは、たとえば車両等の停止中や直線
走行中における旋回角速度センサの出力を検出すること
によって求められる。
【0004】ところが、旋回角速度センサのオフセット
は、温度や湿度の変動によってドリフトするという性質
を有している。このため、停止中や直線走行中に求めた
一定のオフセット値を用いて走行中における旋回角速度
センサ出力の補正を行っても、上記のドリフトのために
オフセット補正後の値には誤差が含まれることになる。
特に、車両等が発進してから停止するまでの時間が長い
場合には、ドリフトが時間経過とともに累積されてい
き、結果として大きな方位検出誤差を生じさせる。
は、温度や湿度の変動によってドリフトするという性質
を有している。このため、停止中や直線走行中に求めた
一定のオフセット値を用いて走行中における旋回角速度
センサ出力の補正を行っても、上記のドリフトのために
オフセット補正後の値には誤差が含まれることになる。
特に、車両等が発進してから停止するまでの時間が長い
場合には、ドリフトが時間経過とともに累積されてい
き、結果として大きな方位検出誤差を生じさせる。
【0005】そこで、この不具合を解消するため、オフ
セットのドリフトを走行中に検出し、従前のオフセット
値を正しいオフセット値に更新する技術が、たとえば特
開平4−346024号公報、特開平4−346023
号公報において提案されている。これらの公開公報に開
示された先行技術では、基準となる絶対方位が検出さ
れ、これに基いて、オフセットのドリフトが検出され、
オフセット値の更新が行われる。
セットのドリフトを走行中に検出し、従前のオフセット
値を正しいオフセット値に更新する技術が、たとえば特
開平4−346024号公報、特開平4−346023
号公報において提案されている。これらの公開公報に開
示された先行技術では、基準となる絶対方位が検出さ
れ、これに基いて、オフセットのドリフトが検出され、
オフセット値の更新が行われる。
【0006】上記絶対方位には、地磁気方位、GPS
(Global Positioning System )方位、リンク方位等が
ある。地磁気方位とは、地磁気センサが地球磁界を検出
することにより得られる方位のことである。また、GP
S方位とは、地球の周回軌道を航行しているGPS衛星
から送信される電波を車両に搭載されたGPS受信機で
受信させることにより求まる方位のことである。さら
に、リンク方位とは、車両が走行可能な経路に対応する
リンク(道路を折れ線で近似したときの各線分)を車両
が移動するときの方位のことである。このリンク方位
は、車両用ナビゲーションシステムに備えられた道路地
図メモリ内に記憶されている。
(Global Positioning System )方位、リンク方位等が
ある。地磁気方位とは、地磁気センサが地球磁界を検出
することにより得られる方位のことである。また、GP
S方位とは、地球の周回軌道を航行しているGPS衛星
から送信される電波を車両に搭載されたGPS受信機で
受信させることにより求まる方位のことである。さら
に、リンク方位とは、車両が走行可能な経路に対応する
リンク(道路を折れ線で近似したときの各線分)を車両
が移動するときの方位のことである。このリンク方位
は、車両用ナビゲーションシステムに備えられた道路地
図メモリ内に記憶されている。
【0007】上記先行技術では、絶対方位を基準として
オフセット値の更新を行っているので、あまり誤差を含
まない安定な絶対方位が必要である。そのため、上記先
行技術では、長時間直進可能な道路を車両が走行してい
るときに絶対方位を検出する必要がある。なぜなら、た
とえば山路等のように長時間直進することができない道
路で検出される絶対方位には、比較的大きな誤差が含ま
れるからである。その理由は以下に示すとおりである。
オフセット値の更新を行っているので、あまり誤差を含
まない安定な絶対方位が必要である。そのため、上記先
行技術では、長時間直進可能な道路を車両が走行してい
るときに絶対方位を検出する必要がある。なぜなら、た
とえば山路等のように長時間直進することができない道
路で検出される絶対方位には、比較的大きな誤差が含ま
れるからである。その理由は以下に示すとおりである。
【0008】絶対方位の検出には、一定の処理時間が必
要である。したがって、検出された絶対方位は、実際
は、処理に必要な一定時間前の時点における車両の方位
である。そのため、カーブを走行中には、車両の実際の
方位が変化するタイミングと検出された絶対方位が変化
するタイミングとにずれが生じる。このようなタイミン
グのずれは直線走行中には問題ないが、カーブの多い山
路等を走行しているときには、方位検出誤差を生じさせ
やすい。
要である。したがって、検出された絶対方位は、実際
は、処理に必要な一定時間前の時点における車両の方位
である。そのため、カーブを走行中には、車両の実際の
方位が変化するタイミングと検出された絶対方位が変化
するタイミングとにずれが生じる。このようなタイミン
グのずれは直線走行中には問題ないが、カーブの多い山
路等を走行しているときには、方位検出誤差を生じさせ
やすい。
【0009】また、上記GPS方位の精度は、車両の速
度等により決定される。すなわち、車両の速度が速いと
きは精度は高いが、車両の速度が遅いときは精度は低
い。これは、GPS方位はGPS衛星からの電波のドッ
プラーシフトを利用して検出されているためである。し
かしながら、山路等では、カーブが連続するので、車両
は高速で走行することが困難である。そのため、誤差を
含む精度の悪いGPS方位が検出されることになる。
度等により決定される。すなわち、車両の速度が速いと
きは精度は高いが、車両の速度が遅いときは精度は低
い。これは、GPS方位はGPS衛星からの電波のドッ
プラーシフトを利用して検出されているためである。し
かしながら、山路等では、カーブが連続するので、車両
は高速で走行することが困難である。そのため、誤差を
含む精度の悪いGPS方位が検出されることになる。
【0010】さらに、崖に面した道路を走行する場合な
どには、GPS衛星が山に隠れるときがある。このと
き、GPS受信機はGPS衛星から送信される電波を受
信できず、GPS方位を検出できない。さらにまた、上
記リンク方位についても、カーブを走行中には誤差が生
じる。これは、カーブは、一般に、複数のリンクで折れ
線近似されているからである。つまり、車両がカーブを
走行している途中でリンク方位が検出されると、このリ
ンク方位には、近似誤差が含まれることになる。
どには、GPS衛星が山に隠れるときがある。このと
き、GPS受信機はGPS衛星から送信される電波を受
信できず、GPS方位を検出できない。さらにまた、上
記リンク方位についても、カーブを走行中には誤差が生
じる。これは、カーブは、一般に、複数のリンクで折れ
線近似されているからである。つまり、車両がカーブを
走行している途中でリンク方位が検出されると、このリ
ンク方位には、近似誤差が含まれることになる。
【0011】上述のような各理由により絶対方位に含ま
れることになる誤差は、検出出力中に、比較的高い周波
数の成分として含まれる。このように、山路等で検出さ
れる絶対方位には誤差が含まれることになる。したがっ
て、この誤差を含む絶対方位に基づいてオフセット値を
求めても、正確なオフセット値を得ることはできない。
そのため、上述の先行技術では、長時間直進可能な道路
を車両が走行しているときに安定な絶対方位を検出する
必要があるのである。
れることになる誤差は、検出出力中に、比較的高い周波
数の成分として含まれる。このように、山路等で検出さ
れる絶対方位には誤差が含まれることになる。したがっ
て、この誤差を含む絶対方位に基づいてオフセット値を
求めても、正確なオフセット値を得ることはできない。
そのため、上述の先行技術では、長時間直進可能な道路
を車両が走行しているときに安定な絶対方位を検出する
必要があるのである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記先行技術
においては、山路等を長時間走行する場合には、オフセ
ットを補正することができない。すると、その間にオフ
セットはドリフトし、そのドリフト量は累積されてい
く。そのため、大きな方位検出誤差を生じさせるおそれ
がある。
においては、山路等を長時間走行する場合には、オフセ
ットを補正することができない。すると、その間にオフ
セットはドリフトし、そのドリフト量は累積されてい
く。そのため、大きな方位検出誤差を生じさせるおそれ
がある。
【0013】そこで、本発明の目的は、上述の技術的課
題を解決し、長時間直進できない場合でも、旋回角速度
センサのオフセット補正を良好に行えるようにすること
により、移動体の方位を良好に検出できるようにした方
位検出装置を提供することである。
題を解決し、長時間直進できない場合でも、旋回角速度
センサのオフセット補正を良好に行えるようにすること
により、移動体の方位を良好に検出できるようにした方
位検出装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1記載の方位検出装置は、移動体に搭載されて
用いられ、移動体の方位を検出するための方位検出装置
であって、移動体の絶対方位を検出する絶対方位検出手
段と、上記移動体の旋回角速度を検出する旋回角速度セ
ンサと、この旋回角速度センサの出力に含まれているオ
フセットを補正する補正手段と、上記補正手段の出力を
所定の初期方位に積算することにより、移動体の方位を
検出してセンサ方位とするセンサ方位検出手段と、上記
センサ方位検出手段により検出されたセンサ方位と、上
記絶対方位検出手段により検出された絶対方位との方位
差を演算する方位差演算手段と、上記方位差演算手段に
より演算された方位差をフィルタリングして、上記絶対
方位検出手段により検出された絶対方位に含まれている
誤差成分を除去するフィルタ手段と、上記フィルタ手段
によってフィルタリングされた上記方位差に基づき、上
記補正手段におけるオフセット補正のために用いられる
オフセット値を更新するオフセット更新手段とを含むこ
とを特徴とする。
の請求項1記載の方位検出装置は、移動体に搭載されて
用いられ、移動体の方位を検出するための方位検出装置
であって、移動体の絶対方位を検出する絶対方位検出手
段と、上記移動体の旋回角速度を検出する旋回角速度セ
ンサと、この旋回角速度センサの出力に含まれているオ
フセットを補正する補正手段と、上記補正手段の出力を
所定の初期方位に積算することにより、移動体の方位を
検出してセンサ方位とするセンサ方位検出手段と、上記
センサ方位検出手段により検出されたセンサ方位と、上
記絶対方位検出手段により検出された絶対方位との方位
差を演算する方位差演算手段と、上記方位差演算手段に
より演算された方位差をフィルタリングして、上記絶対
方位検出手段により検出された絶対方位に含まれている
誤差成分を除去するフィルタ手段と、上記フィルタ手段
によってフィルタリングされた上記方位差に基づき、上
記補正手段におけるオフセット補正のために用いられる
オフセット値を更新するオフセット更新手段とを含むこ
とを特徴とする。
【0015】また、請求項2記載の方位検出装置は、上
記フィルタ手段は、所定周波数以上の変化成分を抑圧す
る低域通過フィルタであることを特徴とする。
記フィルタ手段は、所定周波数以上の変化成分を抑圧す
る低域通過フィルタであることを特徴とする。
【0016】
【作用】上記請求項1記載の構成では、旋回角速度セン
サの出力に含まれるオフセットが補正手段により補正さ
れ、この補正されたセンサ出力が所定の初期方位に積算
されて移動体の方位がセンサ方位として検出される。旋
回角速度センサ出力に含まれるオフセットは、温度や湿
度その他の影響により時間経過に従ってドリフトする。
そのため、上記センサ方位には、オフセットのドリフト
量が時間的に累積されることになる。
サの出力に含まれるオフセットが補正手段により補正さ
れ、この補正されたセンサ出力が所定の初期方位に積算
されて移動体の方位がセンサ方位として検出される。旋
回角速度センサ出力に含まれるオフセットは、温度や湿
度その他の影響により時間経過に従ってドリフトする。
そのため、上記センサ方位には、オフセットのドリフト
量が時間的に累積されることになる。
【0017】この累積されたドリフト量を含んだセンサ
方位と、絶対方位検出手段で検出された絶対方位との間
の方位差が、方位差演算手段により演算される。この絶
対方位が正確な値であれば、上記演算された方位差は累
積されたドリフト量だけを含むものとなる。しかしなが
ら、上記絶対方位に誤差成分が含まれている場合には、
上記方位差は、ドリフト量および誤差成分の両方を含む
ことになる。
方位と、絶対方位検出手段で検出された絶対方位との間
の方位差が、方位差演算手段により演算される。この絶
対方位が正確な値であれば、上記演算された方位差は累
積されたドリフト量だけを含むものとなる。しかしなが
ら、上記絶対方位に誤差成分が含まれている場合には、
上記方位差は、ドリフト量および誤差成分の両方を含む
ことになる。
【0018】そこで、方位差演算手段で演算された方位
差はフィルタ手段によってフィルタリングされ、これに
より検出された絶対方位に含まれている誤差成分が除去
される。その結果、フィルタリング後の方位差には、絶
対方位中に含まれていた誤差成分は含まれておらず、累
積されたドリフト量だけが含まれていることになる。本
発明では、このフィルタリング後の方位差に基づいて、
オフセット値の更新が行われる。上記方位差には、上述
のとおり、絶対方位の誤差成分は含まれていないので、
オフセット値の更新を正確に行うことができる。したが
って、頻繁に移動体の方位が変化して絶対方位検出手段
により検出される絶対方位に誤差が含まれるおそれがあ
る場合でも、オフセット値を頻繁に、かつ、正確に更新
できるから、移動体の方位を高精度に検出できる。
差はフィルタ手段によってフィルタリングされ、これに
より検出された絶対方位に含まれている誤差成分が除去
される。その結果、フィルタリング後の方位差には、絶
対方位中に含まれていた誤差成分は含まれておらず、累
積されたドリフト量だけが含まれていることになる。本
発明では、このフィルタリング後の方位差に基づいて、
オフセット値の更新が行われる。上記方位差には、上述
のとおり、絶対方位の誤差成分は含まれていないので、
オフセット値の更新を正確に行うことができる。したが
って、頻繁に移動体の方位が変化して絶対方位検出手段
により検出される絶対方位に誤差が含まれるおそれがあ
る場合でも、オフセット値を頻繁に、かつ、正確に更新
できるから、移動体の方位を高精度に検出できる。
【0019】なお、上記絶対方位に含まれる誤差成分
は、一般に、高周波成分であるので、上記フィルタ手段
を、請求項2記載のように、低域通過フィルタとするこ
とができる。
は、一般に、高周波成分であるので、上記フィルタ手段
を、請求項2記載のように、低域通過フィルタとするこ
とができる。
【0020】
【実施例】以下では、本発明の実施例を、添付図面を参
照して詳細に説明する。図2は、本発明の方位検出装置
を適用したナビゲーション装置の構成を示すブロック図
である。このナビゲーション装置は移動体である車両に
搭載されて用いられるもので、車両の旋回角速度を検出
する旋回角速度センサであるジャイロ1と、車輪の回転
速度などの検出により車両の速度を検出する車速センサ
2と、これらの出力が与えられる位置検出部3とを有し
ている。位置検出部3では、いわゆる推測航法などによ
って車両の現在位置が推定される。位置検出部3は、図
示しないCPU(中央処理装置)等から構成されてお
り、ジャイロ1の出力からオフセット値を差し引いて補
正した値に基づいて車両の進行方位(以下「車両の方
位」という)を検出するための方位検出装置4を内部に
有している。位置検出部3には、ジャイロ1の出力中に
含まれるオフセット値を記憶するオフセットメモリ5が
接続されており、現在位置の推定には、上記方位検出装
置4で検出される車両の方位が用いられる。ジャイロ1
には、光ファイバジャイロ、機械式ジャイロ、振動ジャ
イロおよびガスレートジャイロ等の各種のものを用いる
ことができる。
照して詳細に説明する。図2は、本発明の方位検出装置
を適用したナビゲーション装置の構成を示すブロック図
である。このナビゲーション装置は移動体である車両に
搭載されて用いられるもので、車両の旋回角速度を検出
する旋回角速度センサであるジャイロ1と、車輪の回転
速度などの検出により車両の速度を検出する車速センサ
2と、これらの出力が与えられる位置検出部3とを有し
ている。位置検出部3では、いわゆる推測航法などによ
って車両の現在位置が推定される。位置検出部3は、図
示しないCPU(中央処理装置)等から構成されてお
り、ジャイロ1の出力からオフセット値を差し引いて補
正した値に基づいて車両の進行方位(以下「車両の方
位」という)を検出するための方位検出装置4を内部に
有している。位置検出部3には、ジャイロ1の出力中に
含まれるオフセット値を記憶するオフセットメモリ5が
接続されており、現在位置の推定には、上記方位検出装
置4で検出される車両の方位が用いられる。ジャイロ1
には、光ファイバジャイロ、機械式ジャイロ、振動ジャ
イロおよびガスレートジャイロ等の各種のものを用いる
ことができる。
【0021】位置検出部3で検出された現在位置を表す
推定位置データは、CPUを備えた制御部6に与えられ
る。制御部6では、CD−ROM等で構成された道路地
図メモリ7から上記推定位置データに対応する地域の道
路地図がメモリドライブ8を介して読出され、この道路
地図とともに上記推定位置がCRT等の表示部9で表示
される。また、この表示部9に関連してキー入力部を備
えたコンソール10が設けられており、各種の指示入力
操作を行うことができる。位置検出部3からは、推定位
置データとともに、車両の方位を表す方位データも制御
部6に与えられ、表示部9では車両の方位も同時に表示
される。
推定位置データは、CPUを備えた制御部6に与えられ
る。制御部6では、CD−ROM等で構成された道路地
図メモリ7から上記推定位置データに対応する地域の道
路地図がメモリドライブ8を介して読出され、この道路
地図とともに上記推定位置がCRT等の表示部9で表示
される。また、この表示部9に関連してキー入力部を備
えたコンソール10が設けられており、各種の指示入力
操作を行うことができる。位置検出部3からは、推定位
置データとともに、車両の方位を表す方位データも制御
部6に与えられ、表示部9では車両の方位も同時に表示
される。
【0022】位置検出部3における位置検出は、上記推
測航法と、この推測航法により検出された推定位置とメ
モリドライブ8を介して道路地図メモリ7から読出され
た道路地図とのマッチングをとる地図マッチング法とを
併用して行われる。この地図マッチング法は、車両の現
在位置は必ず道路上の一点であることを利用して、推定
位置を道路地図上の位置に補正する技術である。
測航法と、この推測航法により検出された推定位置とメ
モリドライブ8を介して道路地図メモリ7から読出され
た道路地図とのマッチングをとる地図マッチング法とを
併用して行われる。この地図マッチング法は、車両の現
在位置は必ず道路上の一点であることを利用して、推定
位置を道路地図上の位置に補正する技術である。
【0023】図1は、上記方位検出装置4の構成を示す
ブロック図である。この方位検出装置4は、ジャイロ1
の出力からオフセットメモリ5に記憶されたオフセット
値を差引くためのオフセット補正部20を備えている。
このオフセット補正部20には、オフセット補正部20
の出力を積算することにより車両の方位変化量を求める
積算部21および推定方位を検出するための推定方位検
出部22が接続されている。推定方位検出部22では、
オフセット補正部20の出力を適宜積算して車両の方位
変化量を求め、従前の推定方位にこの方位変化量を加算
することにより推定方位を検出している。
ブロック図である。この方位検出装置4は、ジャイロ1
の出力からオフセットメモリ5に記憶されたオフセット
値を差引くためのオフセット補正部20を備えている。
このオフセット補正部20には、オフセット補正部20
の出力を積算することにより車両の方位変化量を求める
積算部21および推定方位を検出するための推定方位検
出部22が接続されている。推定方位検出部22では、
オフセット補正部20の出力を適宜積算して車両の方位
変化量を求め、従前の推定方位にこの方位変化量を加算
することにより推定方位を検出している。
【0024】推定方位検出部22の出力は、スイッチS
W1を介してレジスタ部23に与えられている。レジス
タ部23は、推定方位検出部22の出力である推定方位
データを一時的に記憶する機能を有する。なお、このレ
ジスタ部23に保持される推定方位データは、スイッチ
SW1が導通する度に書替えられる。スイッチSW1に
は、オフセット補正制御部24からデータ収集開始信号
が与えられる。スイッチSW1は、このデータ収集開始
信号が与えられると、所定の一定時間の間だけ導通す
る。オフセット補正制御部24は、タイマ25を内蔵し
ている。オフセット補正制御部24は、任意のタイミン
グでデータ収集開始信号をスイッチSW1に出力した
後、タイマ25の出力を参照して所定のデータ収集時間
Tが経過したことを確認したときにデータ収集終了信号
を後述するスイッチSW2に出力する。
W1を介してレジスタ部23に与えられている。レジス
タ部23は、推定方位検出部22の出力である推定方位
データを一時的に記憶する機能を有する。なお、このレ
ジスタ部23に保持される推定方位データは、スイッチ
SW1が導通する度に書替えられる。スイッチSW1に
は、オフセット補正制御部24からデータ収集開始信号
が与えられる。スイッチSW1は、このデータ収集開始
信号が与えられると、所定の一定時間の間だけ導通す
る。オフセット補正制御部24は、タイマ25を内蔵し
ている。オフセット補正制御部24は、任意のタイミン
グでデータ収集開始信号をスイッチSW1に出力した
後、タイマ25の出力を参照して所定のデータ収集時間
Tが経過したことを確認したときにデータ収集終了信号
を後述するスイッチSW2に出力する。
【0025】レジスタ部23の出力はセンサ方位検出部
26に与えられている。センサ方位検出部26は、レジ
スタ部23から与えられた推定方位データを初期方位デ
ータとし、この初期方位データに積算部21から与えら
れる車両の方位変化量を加算することによって車両の方
位を検出し、この検出結果をセンサ方位として出力す
る。このセンサ方位には、時間的に累積されたオフセッ
トのドリフト量が含まれている。ドリフト量とは、ジャ
イロ1の出力に含まれるオフセットの変動量であり、こ
のようなドリフトは温度や湿度等の影響によって生じる
ものである。
26に与えられている。センサ方位検出部26は、レジ
スタ部23から与えられた推定方位データを初期方位デ
ータとし、この初期方位データに積算部21から与えら
れる車両の方位変化量を加算することによって車両の方
位を検出し、この検出結果をセンサ方位として出力す
る。このセンサ方位には、時間的に累積されたオフセッ
トのドリフト量が含まれている。ドリフト量とは、ジャ
イロ1の出力に含まれるオフセットの変動量であり、こ
のようなドリフトは温度や湿度等の影響によって生じる
ものである。
【0026】センサ方位検出部26の出力は、方位差演
算部27に与えられている。また、方位差演算部27に
は、さらに絶対方位検出部28の出力も与えられてい
る。方位差演算部27では、各検出部26,28から出
力されるセンサ方位および絶対方位の方位差が検出され
る。この検出される方位差は、絶対方位検出部28で検
出される絶対方位が正確であれば、センサ方位に含まれ
る累積ドリフト量を含む。
算部27に与えられている。また、方位差演算部27に
は、さらに絶対方位検出部28の出力も与えられてい
る。方位差演算部27では、各検出部26,28から出
力されるセンサ方位および絶対方位の方位差が検出され
る。この検出される方位差は、絶対方位検出部28で検
出される絶対方位が正確であれば、センサ方位に含まれ
る累積ドリフト量を含む。
【0027】絶対方位検出部28は、リンク方位を絶対
方位として検出する。このリンク方位の検出は、道路地
図メモリ7の記憶内容に基づいて行われる。具体的に
は、道路地図メモリ7には、車両が走行可能な経路に対
応するリンクと、このリンクを車両が走行するときの方
位であるリンク方位とが記憶されている。絶対方位検出
部28は、車両の現在位置が検出されると、その検出さ
れた車両の現在位置に対応したリンクのリンク方位を道
路地図メモリ7から読出すことによって、リンク方位を
検出する。
方位として検出する。このリンク方位の検出は、道路地
図メモリ7の記憶内容に基づいて行われる。具体的に
は、道路地図メモリ7には、車両が走行可能な経路に対
応するリンクと、このリンクを車両が走行するときの方
位であるリンク方位とが記憶されている。絶対方位検出
部28は、車両の現在位置が検出されると、その検出さ
れた車両の現在位置に対応したリンクのリンク方位を道
路地図メモリ7から読出すことによって、リンク方位を
検出する。
【0028】なお、上記絶対方位検出部27としては、
リンク方位を検出するものの他にも、地磁気センサの出
力やGPS受信機の出力を利用して、地磁気方位やGP
S方位を検出する構成が適用されてもよい。方位差演算
部27の出力は、低域通過フィルタ(LPF:Low Pass
Filter )29に与えられている。上記リンク方位に
は、上記「従来の技術」の欄で説明したように、車両の
方位が頻繁に変化することにより発生する誤差成分が含
まれることがある。この誤差成分は絶対方位検出部28
の出力中に高周波成分として含まれるものであり、上記
LPF29はこの高周波成分である誤差成分を取除くた
めに設けられたものである。そのため、LPF29の出
力は、絶対方位検出部28が出力するリンク方位に誤差
成分が含まれているか否かにかかわらず、累積ドリフト
量だけとなる。
リンク方位を検出するものの他にも、地磁気センサの出
力やGPS受信機の出力を利用して、地磁気方位やGP
S方位を検出する構成が適用されてもよい。方位差演算
部27の出力は、低域通過フィルタ(LPF:Low Pass
Filter )29に与えられている。上記リンク方位に
は、上記「従来の技術」の欄で説明したように、車両の
方位が頻繁に変化することにより発生する誤差成分が含
まれることがある。この誤差成分は絶対方位検出部28
の出力中に高周波成分として含まれるものであり、上記
LPF29はこの高周波成分である誤差成分を取除くた
めに設けられたものである。そのため、LPF29の出
力は、絶対方位検出部28が出力するリンク方位に誤差
成分が含まれているか否かにかかわらず、累積ドリフト
量だけとなる。
【0029】LPF29の出力は、スイッチSW2を介
してオフセット変化分推定値演算部30に与えられてい
る。スイッチSW2には、オフセット補正制御部24か
らデータ収集終了信号が与えられる。スイッチSW2
は、このデータ収集終了信号が与えられると、所定の一
定時間の間だけ導通する。したがって、LPF29の出
力は、このスイッチSW2が導通している間だけオフセ
ット変化分推定値演算部30に与えられる。
してオフセット変化分推定値演算部30に与えられてい
る。スイッチSW2には、オフセット補正制御部24か
らデータ収集終了信号が与えられる。スイッチSW2
は、このデータ収集終了信号が与えられると、所定の一
定時間の間だけ導通する。したがって、LPF29の出
力は、このスイッチSW2が導通している間だけオフセ
ット変化分推定値演算部30に与えられる。
【0030】オフセット変化分推定値演算部30では、
スイッチSW2が導通しているときにLPF29の出力
および上述のデータ収集時間Tに基づき、単位時間当た
りのドリフト推定値が演算される。オフセット変化分推
定値演算部30の出力は、オフセット更新部31に与え
られている。オフセット更新部31は、オフセット変化
分推定値演算部30で演算された単位時間当たりのドリ
フト推定値をオフセットメモリ5に記憶されているオフ
セット値に加算することによってオフセット推定値を求
め、オフセットメモリ5に記憶されているオフセット値
をこのオフセット推定値に書替える。
スイッチSW2が導通しているときにLPF29の出力
および上述のデータ収集時間Tに基づき、単位時間当た
りのドリフト推定値が演算される。オフセット変化分推
定値演算部30の出力は、オフセット更新部31に与え
られている。オフセット更新部31は、オフセット変化
分推定値演算部30で演算された単位時間当たりのドリ
フト推定値をオフセットメモリ5に記憶されているオフ
セット値に加算することによってオフセット推定値を求
め、オフセットメモリ5に記憶されているオフセット値
をこのオフセット推定値に書替える。
【0031】図3は、上記方位検出装置4におけるオフ
セット更新動作を説明するためのフローチャートであ
る。オフセット補正制御部24からデータ収集開始信号
が出力されると(ステップS1)、スイッチSW1は一
定時間だけ閉成され(ステップS2)、推定方位検出部
22からの推定方位データがレジスタ部23に書込まれ
る(ステップS3)。
セット更新動作を説明するためのフローチャートであ
る。オフセット補正制御部24からデータ収集開始信号
が出力されると(ステップS1)、スイッチSW1は一
定時間だけ閉成され(ステップS2)、推定方位検出部
22からの推定方位データがレジスタ部23に書込まれ
る(ステップS3)。
【0032】レジスタ部23の出力は、センサ方位検出
部26に与えられて、積算部21の出力に加算され、こ
れにより、センサ方位が検出される(ステップS5)。
さらに、方位差演算部27では、絶対方位検出部28が
出力する絶対方位に基づいて方位差が演算される(ステ
ップS6)。この方位差はLPF29に与えられてその
絶対方位中に含まれている誤差成分が除去される(ステ
ップS7)。このような動作がデータ収集時間Tの間行
われる。
部26に与えられて、積算部21の出力に加算され、こ
れにより、センサ方位が検出される(ステップS5)。
さらに、方位差演算部27では、絶対方位検出部28が
出力する絶対方位に基づいて方位差が演算される(ステ
ップS6)。この方位差はLPF29に与えられてその
絶対方位中に含まれている誤差成分が除去される(ステ
ップS7)。このような動作がデータ収集時間Tの間行
われる。
【0033】データ収集の開始後、データ収集時間Tが
経過すると(ステップS4)、オフセット補正制御部2
4からデータ収集終了信号がスイッチSW2に与えら
れ、スイッチSW2は一定時間だけ閉成される(ステッ
プS8)。スイッチSW2を介してLPF29の出力か
ら与えられたオフセット変化分推定値演算部30では、
LPF29の出力をデータ収集時間Tで割ることによ
り、単位時間当たりのドリフト推定値DSが演算される
(ステップS9)。このときのLPF29の出力は、上
述のように、データ収集時間Tにおけるドリフト量の累
積値である。
経過すると(ステップS4)、オフセット補正制御部2
4からデータ収集終了信号がスイッチSW2に与えら
れ、スイッチSW2は一定時間だけ閉成される(ステッ
プS8)。スイッチSW2を介してLPF29の出力か
ら与えられたオフセット変化分推定値演算部30では、
LPF29の出力をデータ収集時間Tで割ることによ
り、単位時間当たりのドリフト推定値DSが演算される
(ステップS9)。このときのLPF29の出力は、上
述のように、データ収集時間Tにおけるドリフト量の累
積値である。
【0034】上記オフセット変化分推定値演算部30で
のドリフト推定値DSの演算は、累積ドリフト量(LP
F29の出力)をRDとし、データ収集時間をTとする
と、下記(1) に従って行われる。 DR=SD/T ‥‥(1) オフセット更新部31では、演算された単位時間当たり
のドリフト推定値およびオフセットメモリ5に記憶され
ているオフセット値に基づいて、オフセット推定値が演
算される(ステップS10)。このオフセット推定値が
演算されると、オフセット更新部31は、オフセットメ
モリ5に記憶されているオフセット値をその演算された
オフセット推定値に書替える(ステップS11)。
のドリフト推定値DSの演算は、累積ドリフト量(LP
F29の出力)をRDとし、データ収集時間をTとする
と、下記(1) に従って行われる。 DR=SD/T ‥‥(1) オフセット更新部31では、演算された単位時間当たり
のドリフト推定値およびオフセットメモリ5に記憶され
ているオフセット値に基づいて、オフセット推定値が演
算される(ステップS10)。このオフセット推定値が
演算されると、オフセット更新部31は、オフセットメ
モリ5に記憶されているオフセット値をその演算された
オフセット推定値に書替える(ステップS11)。
【0035】次に、上記LPF29でのフィルタリング
処理について説明する。LPF29では、たとえば下記
(2) 式に従ってフィルタリングが行われる。 θn =(1−C)θn-1 +Cin ‥‥(2) ここで、θn は時刻Tn におけるフィルタリング後の方
位差、θn-1 は時刻T n-1 におけるフィルタリング後の
方位差、in は時刻Tn におけるフィルタリング前の方
位差を表し、Cは定数である。
処理について説明する。LPF29では、たとえば下記
(2) 式に従ってフィルタリングが行われる。 θn =(1−C)θn-1 +Cin ‥‥(2) ここで、θn は時刻Tn におけるフィルタリング後の方
位差、θn-1 は時刻T n-1 におけるフィルタリング後の
方位差、in は時刻Tn におけるフィルタリング前の方
位差を表し、Cは定数である。
【0036】この(2) 式に基づくフィルタリングによっ
て、高周波成分が除去される理由について以下に説明す
る。上記(2) 式を離散フーリエ変換すると、下記(3) 式
のようになる。 Θ(ωk ) =(1−C)・{exp(iωk )}・Θ(ωk ) +C・I(ωk ) ただし、ωk =2πk/N ‥‥(3) ここで、kは周波数、Nは離散フーリエ変換時のサンプ
ル数を表す。一方、この(3) 式を用いると、伝達関数H
(ωk )は、下記(4) 式のようになる。
て、高周波成分が除去される理由について以下に説明す
る。上記(2) 式を離散フーリエ変換すると、下記(3) 式
のようになる。 Θ(ωk ) =(1−C)・{exp(iωk )}・Θ(ωk ) +C・I(ωk ) ただし、ωk =2πk/N ‥‥(3) ここで、kは周波数、Nは離散フーリエ変換時のサンプ
ル数を表す。一方、この(3) 式を用いると、伝達関数H
(ωk )は、下記(4) 式のようになる。
【0037】
【数1】
【0038】そのため、ゲインは、下記(5) 式のように
なる。
なる。
【0039】
【数2】
【0040】この(5) 式によれば、定数Cが零に近い正
の値の場合に、周波数kが大きくなると、分母が大きく
なるため、ゲインは低下する。そのため、上記(2) 式の
処理を行うフィルタは低域通過フィルタとなる。なお、
図4に、C=0.001とした場合のLPF29のゲイ
ン特性を示す。図5は、上記データ収集時間Tを決定方
法を説明するための図である。図5には、オフセットの
時間変化例が示されている。データ収集開始時刻T0 に
スイッチSW1が閉成されて導通すると、オフセット値
を補正するためのデータ収集が開始される。そして、デ
ータ収集時間Tが経過した後のデータ収集終了時刻T1
にスイッチSW2が閉成されて導通すると、データ収集
が終了する。このとき、オフセットのドリフトがなけれ
ば、a点からa′点に推移する。しかし、ジャイロ1の
出力は温度や湿度等によりドリフトするため、データ収
集終了時刻T1 におけるオフセットは、a′点ではな
く、a点から±mTの誤差範囲内のいずれかの点、すな
わちb点〜c点の間の点に推移する。mはジャイロオフ
セットドリフト率であり、このジャイロオフセットドリ
フト率mは単位時間当たりのオフセット値の変化を表
す。一方、オフセット変化分推定値演算部30で演算さ
れる単位時間当たりのドリフト推定値の精度は、σ/T
と表すことができる。σは絶対方位検出部28で検出さ
れる絶対方位の標準偏差を表す。
の値の場合に、周波数kが大きくなると、分母が大きく
なるため、ゲインは低下する。そのため、上記(2) 式の
処理を行うフィルタは低域通過フィルタとなる。なお、
図4に、C=0.001とした場合のLPF29のゲイ
ン特性を示す。図5は、上記データ収集時間Tを決定方
法を説明するための図である。図5には、オフセットの
時間変化例が示されている。データ収集開始時刻T0 に
スイッチSW1が閉成されて導通すると、オフセット値
を補正するためのデータ収集が開始される。そして、デ
ータ収集時間Tが経過した後のデータ収集終了時刻T1
にスイッチSW2が閉成されて導通すると、データ収集
が終了する。このとき、オフセットのドリフトがなけれ
ば、a点からa′点に推移する。しかし、ジャイロ1の
出力は温度や湿度等によりドリフトするため、データ収
集終了時刻T1 におけるオフセットは、a′点ではな
く、a点から±mTの誤差範囲内のいずれかの点、すな
わちb点〜c点の間の点に推移する。mはジャイロオフ
セットドリフト率であり、このジャイロオフセットドリ
フト率mは単位時間当たりのオフセット値の変化を表
す。一方、オフセット変化分推定値演算部30で演算さ
れる単位時間当たりのドリフト推定値の精度は、σ/T
と表すことができる。σは絶対方位検出部28で検出さ
れる絶対方位の標準偏差を表す。
【0041】上記誤差mTと精度σ/Tとは、ともに単
位時間当たりの角度誤差を表す。そのため、これらの2
乗和Sを最小にするようにTを選べば、誤差を最小にで
きる。上記2乗和Sは、下記(6) 式で表される。 S=(mT)2 +(σ/T)2 ‥‥(6) この2乗和Sは、mT=σ/Tが成立するときに最小と
なる。したがって、T=√(σ/m)となるように、デ
ータ収集時間Tを定めればよい。
位時間当たりの角度誤差を表す。そのため、これらの2
乗和Sを最小にするようにTを選べば、誤差を最小にで
きる。上記2乗和Sは、下記(6) 式で表される。 S=(mT)2 +(σ/T)2 ‥‥(6) この2乗和Sは、mT=σ/Tが成立するときに最小と
なる。したがって、T=√(σ/m)となるように、デ
ータ収集時間Tを定めればよい。
【0042】以上のように本実施例の方位検出装置によ
れば、LPF29により絶対方位に含まれている誤差成
分を除去できる。したがって、山路等を走行していると
きのように車両の方位が頻繁に変化して絶対方位検出部
28により検出される絶対方位に誤差が含まれるおそれ
がある場合でも、オフセットを頻繁に、かつ、正確に更
新することができる。そのため、車両の方位を良好に検
出することができる。
れば、LPF29により絶対方位に含まれている誤差成
分を除去できる。したがって、山路等を走行していると
きのように車両の方位が頻繁に変化して絶対方位検出部
28により検出される絶対方位に誤差が含まれるおそれ
がある場合でも、オフセットを頻繁に、かつ、正確に更
新することができる。そのため、車両の方位を良好に検
出することができる。
【0043】実施例の説明は以上のとおりであるが、本
発明は上述の実施例に限定されるものではない。たとえ
ば上述の実施例では、車両の方位を検出するナビゲーシ
ョン装置に適用された例を説明したが、本発明は船舶や
航空機等の他の移動体における方位の検出のためにも広
く用いることができるものである。また、上述の実施例
では、スイッチSW2をLPF29とオフセット変化分
推定値演算部30との間に配置している構成例について
説明したが、たとえばスイッチSW2をオフセット変化
分推定値演算部30とオフセット更新部31との間に配
置するような構成としてもよい。このようにすれば、オ
フセット変化分推定値演算部30でデータ収集中は常に
単位時間当たりのドリフト推定値が演算されており、デ
ータ収集終了時刻になった時点でオフセット更新部31
においてオフセット推定値が演算され、オフセットメモ
リ5に記憶されているオフセット値がこのオフセット推
定値に書替えられることになる。
発明は上述の実施例に限定されるものではない。たとえ
ば上述の実施例では、車両の方位を検出するナビゲーシ
ョン装置に適用された例を説明したが、本発明は船舶や
航空機等の他の移動体における方位の検出のためにも広
く用いることができるものである。また、上述の実施例
では、スイッチSW2をLPF29とオフセット変化分
推定値演算部30との間に配置している構成例について
説明したが、たとえばスイッチSW2をオフセット変化
分推定値演算部30とオフセット更新部31との間に配
置するような構成としてもよい。このようにすれば、オ
フセット変化分推定値演算部30でデータ収集中は常に
単位時間当たりのドリフト推定値が演算されており、デ
ータ収集終了時刻になった時点でオフセット更新部31
においてオフセット推定値が演算され、オフセットメモ
リ5に記憶されているオフセット値がこのオフセット推
定値に書替えられることになる。
【0044】さらに、上述の実施例では、オフセットの
更新をハードウエア処理により実現しているが、たとえ
ばソフトウエア処理により実現してもよい。その他、本
発明の要旨を変更しない範囲で種々の設計変更を施すこ
とは可能である。
更新をハードウエア処理により実現しているが、たとえ
ばソフトウエア処理により実現してもよい。その他、本
発明の要旨を変更しない範囲で種々の設計変更を施すこ
とは可能である。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明の方位検出装置によ
れば、絶対方位に含まれている誤差成分を除去できる。
したがって、移動体の方位が頻繁に変化して絶対方位検
出手段により検出される絶対方位に誤差が含まれるおそ
れがある場合でも、オフセットを頻繁に、かつ、正確に
更新できるので、オフセットのドリフトの影響を低減で
きる。そのため、移動体の方位を高精度に検出すること
ができる。したがって、たとえば本発明の方位検出装置
をナビゲーションシステムに組込めば、移動体の現在位
置を正確に検出することができるので、移動体の移動を
良好に支援できる。
れば、絶対方位に含まれている誤差成分を除去できる。
したがって、移動体の方位が頻繁に変化して絶対方位検
出手段により検出される絶対方位に誤差が含まれるおそ
れがある場合でも、オフセットを頻繁に、かつ、正確に
更新できるので、オフセットのドリフトの影響を低減で
きる。そのため、移動体の方位を高精度に検出すること
ができる。したがって、たとえば本発明の方位検出装置
をナビゲーションシステムに組込めば、移動体の現在位
置を正確に検出することができるので、移動体の移動を
良好に支援できる。
【図1】本発明の一実施例の方位検出装置の構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図2】上記方位検出装置を適用したナビゲーション装
置の構成を示すブロック図である。
置の構成を示すブロック図である。
【図3】上記方位検出装置におけるオフセット更新動作
を説明するためのフローチャートである。
を説明するためのフローチャートである。
【図4】LPFのゲイン特性を示す図である。
【図5】データ収集時間の決定方法を説明するための図
である。
である。
1 ジャイロ 4 方位検出装置 5 オフセットメモリ 20 オフセット補正部 22 推定方位検出部 23 レジスタ部 26 センサ方位検出部 27 方位差演算部 28 絶対方位検出部 29 LPF 30 オフセット変化分推定値演算部 31 オフセット更新部 SW1,SW2 スイッチ
Claims (2)
- 【請求項1】移動体に搭載されて用いられ、移動体の方
位を検出するための方位検出装置であって、 移動体の絶対方位を検出する絶対方位検出手段と、 上記移動体の旋回角速度を検出する旋回角速度センサ
と、 この旋回角速度センサの出力に含まれているオフセット
を補正する補正手段と、 上記補正手段の出力を所定の初期方位に積算することに
より、移動体の方位を検出してセンサ方位とするセンサ
方位検出手段と、 上記センサ方位検出手段により検出されたセンサ方位
と、上記絶対方位検出手段により検出された絶対方位と
の方位差を演算する方位差演算手段と、 上記方位差演算手段により演算された方位差をフィルタ
リングして、上記絶対方位検出手段により検出された絶
対方位に含まれている誤差成分を除去するフィルタ手段
と、 上記フィルタ手段によってフィルタリングされた上記方
位差に基づき、上記補正手段におけるオフセット補正の
ために用いられるオフセット値を更新するオフセット更
新手段とを含むことを特徴とする方位検出装置。 - 【請求項2】上記フィルタ手段は、所定周波数以上の変
化成分を抑圧する低域通過フィルタであることを特徴と
する請求項1記載の方位検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20803693A JPH0755491A (ja) | 1993-08-23 | 1993-08-23 | 方位検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20803693A JPH0755491A (ja) | 1993-08-23 | 1993-08-23 | 方位検出装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0755491A true JPH0755491A (ja) | 1995-03-03 |
Family
ID=16549598
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20803693A Pending JPH0755491A (ja) | 1993-08-23 | 1993-08-23 | 方位検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0755491A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6128572A (en) * | 1997-09-04 | 2000-10-03 | Clarion Co., Ltd. | Vehicle direction correcting apparatus |
-
1993
- 1993-08-23 JP JP20803693A patent/JPH0755491A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6128572A (en) * | 1997-09-04 | 2000-10-03 | Clarion Co., Ltd. | Vehicle direction correcting apparatus |
| DE19837905B4 (de) * | 1997-09-04 | 2006-09-28 | Clarion Co., Ltd. | Vorrichtung zum Korrigieren der Fahrzeugrichtung |
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