JPH0751304A - 人工尿道括約筋 - Google Patents
人工尿道括約筋Info
- Publication number
- JPH0751304A JPH0751304A JP19828893A JP19828893A JPH0751304A JP H0751304 A JPH0751304 A JP H0751304A JP 19828893 A JP19828893 A JP 19828893A JP 19828893 A JP19828893 A JP 19828893A JP H0751304 A JPH0751304 A JP H0751304A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- urethra
- shape
- shape memory
- heating
- memory alloy
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 210000003708 urethra Anatomy 0.000 title claims abstract description 105
- 229910001285 shape-memory alloy Inorganic materials 0.000 claims abstract description 99
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims abstract description 57
- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 37
- 230000015654 memory Effects 0.000 claims abstract description 19
- 210000005070 sphincter Anatomy 0.000 claims description 69
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 claims description 35
- 238000000576 coating method Methods 0.000 claims description 35
- 230000006835 compression Effects 0.000 claims description 12
- 238000007906 compression Methods 0.000 claims description 12
- 238000003825 pressing Methods 0.000 claims description 5
- 230000017074 necrotic cell death Effects 0.000 abstract description 9
- 206010046543 Urinary incontinence Diseases 0.000 abstract description 7
- 210000003205 muscle Anatomy 0.000 description 28
- XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N Silicon Chemical compound [Si] XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 21
- 229910052710 silicon Inorganic materials 0.000 description 21
- 239000010703 silicon Substances 0.000 description 21
- 230000027939 micturition Effects 0.000 description 13
- 210000001519 tissue Anatomy 0.000 description 13
- 206010021639 Incontinence Diseases 0.000 description 8
- 206010028851 Necrosis Diseases 0.000 description 8
- 229920001296 polysiloxane Polymers 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 4
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000000956 alloy Substances 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 241001313288 Labia Species 0.000 description 2
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 210000002700 urine Anatomy 0.000 description 2
- 230000017531 blood circulation Effects 0.000 description 1
- 230000036760 body temperature Effects 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000006870 function Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 229910001120 nichrome Inorganic materials 0.000 description 1
- 210000003899 penis Anatomy 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 210000002307 prostate Anatomy 0.000 description 1
- 210000004706 scrotum Anatomy 0.000 description 1
- 238000005728 strengthening Methods 0.000 description 1
- 239000013589 supplement Substances 0.000 description 1
- 230000002485 urinary effect Effects 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Prostheses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 昼間の生活活動中の失禁を完全に防止し、多
少の失禁が許される夜間時に尿道の圧迫を緩めて組織が
壊死することを回避し得るという発想に基づき、尿道に
対する圧迫が可変できる人工尿道括約筋を提供する。 【構成】 第1及び第2の被覆材料21a,21bで
被覆された記憶形状の異なる第1及び第2の形状記憶合
金11a,11bを加熱手段により選択的に加熱する。
第1の被覆材料が尿道海綿体40をとり囲み固定されそ
の弾性で尿道を圧迫して閉じるような形に成形され、第
2の被覆材料が尿道海綿体をとり囲み固定されその弾性
で尿道を緩く圧迫して半ば閉じるような形に成形され
る。第1及び第2の形状記憶合金が、加熱により第1及
び第2の被覆材料の弾性に抗して復元し尿道の圧迫を解
除してこれを開くような形状を記憶している。
少の失禁が許される夜間時に尿道の圧迫を緩めて組織が
壊死することを回避し得るという発想に基づき、尿道に
対する圧迫が可変できる人工尿道括約筋を提供する。 【構成】 第1及び第2の被覆材料21a,21bで
被覆された記憶形状の異なる第1及び第2の形状記憶合
金11a,11bを加熱手段により選択的に加熱する。
第1の被覆材料が尿道海綿体40をとり囲み固定されそ
の弾性で尿道を圧迫して閉じるような形に成形され、第
2の被覆材料が尿道海綿体をとり囲み固定されその弾性
で尿道を緩く圧迫して半ば閉じるような形に成形され
る。第1及び第2の形状記憶合金が、加熱により第1及
び第2の被覆材料の弾性に抗して復元し尿道の圧迫を解
除してこれを開くような形状を記憶している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は人工尿道括約筋に係り、
特に、形状記憶合金の性質を利用した人工尿道括約筋に
関するものである。
特に、形状記憶合金の性質を利用した人工尿道括約筋に
関するものである。
【0002】従来、尿道括約筋の損傷などの原因によ
り、意志に反して尿が流出する尿失禁を防止する手段と
して、外科手術により尿道の周囲に人工の尿道括約筋を
埋め込む方法がある。図10は、この種の体内埋込み可
能な形状記憶合金を利用した埋込形人工尿道括約筋(以
下人工括約筋と略記する)の一例を示し、同図について
その構成を説明する。
り、意志に反して尿が流出する尿失禁を防止する手段と
して、外科手術により尿道の周囲に人工の尿道括約筋を
埋め込む方法がある。図10は、この種の体内埋込み可
能な形状記憶合金を利用した埋込形人工尿道括約筋(以
下人工括約筋と略記する)の一例を示し、同図について
その構成を説明する。
【0003】板状の形状記憶合金10はシリコンカバー
20で被覆され、シリコンカバー20の一端は延長され
てシリコンバネ20aが形成される。シリコンカバー2
0は人体組織に対する適合性が良好で柔軟なシリコンで
製作されるが、柔軟なシリコンは引っ張りに対して復元
性を有するので同時にバネとしての作用をする。
20で被覆され、シリコンカバー20の一端は延長され
てシリコンバネ20aが形成される。シリコンカバー2
0は人体組織に対する適合性が良好で柔軟なシリコンで
製作されるが、柔軟なシリコンは引っ張りに対して復元
性を有するので同時にバネとしての作用をする。
【0004】人工括約筋は製作段階においては直線帯状
に形成されるが、使用状態においては図10に示すよう
に尿道の周囲に巻きつけられるのであって、シリコンカ
バー20の外側面に形成された係止フック20bとシリ
コンバネ20aに形成された穴20cとを係合させるこ
とによって固定される。シリコンカバー20には尿道の
圧迫を強化するシリコン突出部20dが設けられ、上記
尿道への固定に伴い、シリコンバネ20aの弾性により
尿道は圧迫され閉鎖される。
に形成されるが、使用状態においては図10に示すよう
に尿道の周囲に巻きつけられるのであって、シリコンカ
バー20の外側面に形成された係止フック20bとシリ
コンバネ20aに形成された穴20cとを係合させるこ
とによって固定される。シリコンカバー20には尿道の
圧迫を強化するシリコン突出部20dが設けられ、上記
尿道への固定に伴い、シリコンバネ20aの弾性により
尿道は圧迫され閉鎖される。
【0005】一般に形状記憶合金は、これに熱処理を加
えるとそのときの形状を金属組織内部に記憶し、その後
低温でどのような形状に変形を受けていても、再度加熱
されて一定の形状回復温度に達すると、上記記憶された
形状に復元し、かつ合金の硬度が増加して外力に対抗し
てその形状を維持するという性質があり、この性質を人
工括約筋の動作に利用する。
えるとそのときの形状を金属組織内部に記憶し、その後
低温でどのような形状に変形を受けていても、再度加熱
されて一定の形状回復温度に達すると、上記記憶された
形状に復元し、かつ合金の硬度が増加して外力に対抗し
てその形状を維持するという性質があり、この性質を人
工括約筋の動作に利用する。
【0006】上記従来例における形状記憶合金10の作
用を具体的に説明すると、先ず低温から温度が上昇する
時は、通常の陰茎の温度である35〜36℃まではなに
も形状の変化は生じないが、42〜43℃に達すると記
憶した形状に復元し、かつ合金の硬度が増加して外力に
抗して復元した記憶形状を保とうとする。次に冷却され
て温度が降下すると形状記憶合金の硬度が低下して可塑
変形性を持つようになり、外力で自由に形状が変えられ
る。
用を具体的に説明すると、先ず低温から温度が上昇する
時は、通常の陰茎の温度である35〜36℃まではなに
も形状の変化は生じないが、42〜43℃に達すると記
憶した形状に復元し、かつ合金の硬度が増加して外力に
抗して復元した記憶形状を保とうとする。次に冷却され
て温度が降下すると形状記憶合金の硬度が低下して可塑
変形性を持つようになり、外力で自由に形状が変えられ
る。
【0007】上記従来例の人工括約筋は、このような形
状記憶合金の特性を利用して尿道を圧迫してこれを閉じ
または圧迫を解除してこれを開くという動作を行う。す
なわち、形状記憶合金10には、図10(b)に示すよ
うに、リング状の一部が開いてその一端が直線に伸びた
形状を記憶させてある。しかし、通常の体温では上述の
ように形状記憶合金は硬度が低く可撓変形性を持つか
ら、人工括約筋はシリコンバネ20aの弾性に支配され
て図10(a)に示す内径が減少した状態を保ち尿道は
圧迫され閉鎖される。従ってこの状態において尿失禁が
防止される。
状記憶合金の特性を利用して尿道を圧迫してこれを閉じ
または圧迫を解除してこれを開くという動作を行う。す
なわち、形状記憶合金10には、図10(b)に示すよ
うに、リング状の一部が開いてその一端が直線に伸びた
形状を記憶させてある。しかし、通常の体温では上述の
ように形状記憶合金は硬度が低く可撓変形性を持つか
ら、人工括約筋はシリコンバネ20aの弾性に支配され
て図10(a)に示す内径が減少した状態を保ち尿道は
圧迫され閉鎖される。従ってこの状態において尿失禁が
防止される。
【0008】排尿時には、例えば温水、電熱器、カイロ
等で外部から人工括約筋を温めると、形状記憶合金10
は記憶された形状を復元しようとするので、図10
(b)に示すようにシリコンバネ20aを引っ張って伸
ばし、人工括約筋は内径を増し尿道の圧迫を解除し排尿
が行われる状態になる。排尿が終わった後は、加温を解
いて冷却すると、形状記憶合金10は硬度が低下して可
撓変形性となるから、シリコンバネ20aの弾性により
もとの図10(a)に示す状態となり尿失禁が防止され
る。
等で外部から人工括約筋を温めると、形状記憶合金10
は記憶された形状を復元しようとするので、図10
(b)に示すようにシリコンバネ20aを引っ張って伸
ばし、人工括約筋は内径を増し尿道の圧迫を解除し排尿
が行われる状態になる。排尿が終わった後は、加温を解
いて冷却すると、形状記憶合金10は硬度が低下して可
撓変形性となるから、シリコンバネ20aの弾性により
もとの図10(a)に示す状態となり尿失禁が防止され
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来の人
工括約筋は常時尿道を圧迫してこれを閉鎖し、排尿時の
み尿道の圧迫を解除することにより尿失禁を防止するも
のである。しかし長時間連続して尿道を圧迫すると、血
流が悪化して組織が壊死する危険がある。
工括約筋は常時尿道を圧迫してこれを閉鎖し、排尿時の
み尿道の圧迫を解除することにより尿失禁を防止するも
のである。しかし長時間連続して尿道を圧迫すると、血
流が悪化して組織が壊死する危険がある。
【0010】よって本発明は、上述した問題点に鑑み、
昼間の生活活動中の失禁を完全に防止し、多少の失禁が
許される夜間時に尿道の圧迫を緩めて組織が壊死するこ
とを回避し得るという発想に基づき、尿道に対する圧迫
が可変できる人工尿道括約筋を提供することを目的とす
る。
昼間の生活活動中の失禁を完全に防止し、多少の失禁が
許される夜間時に尿道の圧迫を緩めて組織が壊死するこ
とを回避し得るという発想に基づき、尿道に対する圧迫
が可変できる人工尿道括約筋を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明により成された人工尿道括約筋は、人体組織に対
する適合性を有する柔軟な被覆材料でそれぞれ被覆され
た記憶形状の異なる第1及び第2の形状記憶合金と、該
第1及び第2の形状記憶合金を選択的に加熱する加熱制
御手段とを備え、前記被覆材料が尿道海綿体をとり囲み
固定されその弾性で尿道を圧迫して閉じるような形に成
形された第1の被覆材料と、尿道海綿体をとり囲み固定
されその弾性で尿道を緩く圧迫して半ば閉じるような形
に成形された第2の被覆材料とからなり、前記第1及び
第2の形状記憶合金が、前記加熱制御手段による選択的
な加熱により前記第1及び第2の被覆材料の弾性に抗し
て復元し前記第1及び第2の被覆材料による尿道の圧迫
を解除してこれを開くような形状を記憶していることを
特徴としている。
本発明により成された人工尿道括約筋は、人体組織に対
する適合性を有する柔軟な被覆材料でそれぞれ被覆され
た記憶形状の異なる第1及び第2の形状記憶合金と、該
第1及び第2の形状記憶合金を選択的に加熱する加熱制
御手段とを備え、前記被覆材料が尿道海綿体をとり囲み
固定されその弾性で尿道を圧迫して閉じるような形に成
形された第1の被覆材料と、尿道海綿体をとり囲み固定
されその弾性で尿道を緩く圧迫して半ば閉じるような形
に成形された第2の被覆材料とからなり、前記第1及び
第2の形状記憶合金が、前記加熱制御手段による選択的
な加熱により前記第1及び第2の被覆材料の弾性に抗し
て復元し前記第1及び第2の被覆材料による尿道の圧迫
を解除してこれを開くような形状を記憶していることを
特徴としている。
【0012】上記目的を達成するため本発明により成さ
れた他の人工尿道括約筋は、人体組織に対する適合性を
有する柔軟な被覆材料でそれぞれ被覆された記憶形状の
異なる第1及び第2の形状記憶合金と、該第1及び第2
の形状記憶合金を選択的に加熱する加熱制御手段とを備
え、前記被覆材料が尿道海綿体をとり囲み固定されその
弾性で尿道を圧迫して閉じるような形に成形された第1
の部分と、尿道海綿体をとり囲み固定されその弾性で尿
道を緩く圧迫して半ば閉じるような形に成形された第2
の部分とを有する単一の部材からなり、前記第1及び第
2の形状記憶合金が、前記加熱制御手段による選択的な
加熱により前記第1及び第2の部分の弾性に抗して復元
し前記被覆材料の各部分による尿道の圧迫を解除してこ
れを開くような形状を記憶していることを特徴としてい
る。
れた他の人工尿道括約筋は、人体組織に対する適合性を
有する柔軟な被覆材料でそれぞれ被覆された記憶形状の
異なる第1及び第2の形状記憶合金と、該第1及び第2
の形状記憶合金を選択的に加熱する加熱制御手段とを備
え、前記被覆材料が尿道海綿体をとり囲み固定されその
弾性で尿道を圧迫して閉じるような形に成形された第1
の部分と、尿道海綿体をとり囲み固定されその弾性で尿
道を緩く圧迫して半ば閉じるような形に成形された第2
の部分とを有する単一の部材からなり、前記第1及び第
2の形状記憶合金が、前記加熱制御手段による選択的な
加熱により前記第1及び第2の部分の弾性に抗して復元
し前記被覆材料の各部分による尿道の圧迫を解除してこ
れを開くような形状を記憶していることを特徴としてい
る。
【0013】上記目的を達成するため本発明により成さ
れた更に他の人工尿道括約筋は、人体組織に対する適合
性を有する柔軟な被覆材料でそれぞれ被覆された記憶形
状の異なる第1〜第3の形状記憶合金と、該第1〜第3
の形状記憶合金を選択的に加熱する加熱制御手段とを備
え、前記第1の形状記憶合金が前記加熱制御手段による
加熱により復元し前記被覆材料を介して尿道を圧迫して
閉鎖するような形状を、前記第2の形状記憶合金が前記
加熱制御手段による加熱により復元し前記被覆材料を介
して尿道を緩く圧迫して半ば閉じるような形状を、そし
て前記第3の形状記憶合金が前記加熱制御手段による加
熱により復元し前記第1及び第2の形状記憶合金による
尿道の圧迫を解除してこれを開くような形状をそれぞれ
記憶していることを特徴としている。
れた更に他の人工尿道括約筋は、人体組織に対する適合
性を有する柔軟な被覆材料でそれぞれ被覆された記憶形
状の異なる第1〜第3の形状記憶合金と、該第1〜第3
の形状記憶合金を選択的に加熱する加熱制御手段とを備
え、前記第1の形状記憶合金が前記加熱制御手段による
加熱により復元し前記被覆材料を介して尿道を圧迫して
閉鎖するような形状を、前記第2の形状記憶合金が前記
加熱制御手段による加熱により復元し前記被覆材料を介
して尿道を緩く圧迫して半ば閉じるような形状を、そし
て前記第3の形状記憶合金が前記加熱制御手段による加
熱により復元し前記第1及び第2の形状記憶合金による
尿道の圧迫を解除してこれを開くような形状をそれぞれ
記憶していることを特徴としている。
【0014】
【作用】上記構成により、記憶形状の異なる第1及び第
2の形状記憶合金をそれぞれ被覆している被覆材料によ
る尿道の圧迫を2段階にし、排尿時と就寝時とで加熱制
御手段による第1及び第2の形状記憶合金の加熱の仕方
を変えるようにしている。排尿時には、両方の形状記憶
合金を加熱することにより両形状記憶合金がこれを被覆
している被覆材料の弾性に抗して形状回復し、これらに
よる尿道の圧迫を解除してこれを開くので排尿を行うこ
とができる。就寝時には、一方の第1の形状記憶合金の
みを加熱して第1の形状記憶合金を被覆している第1の
被覆材料の弾性による尿道の圧迫を解除し、第2の形状
記憶合金の加熱を行わないことにより、第2の形状記憶
合金を被覆している第2の被覆材料の弾性による尿道の
緩やかな圧迫のみを残し、尿道を半ば閉じた状態にす
る。このことにより、昼間には尿道を圧迫して失禁を完
全に防止し、夜間には尿道の圧迫を緩めて組織が壊死す
ることを避けられる。
2の形状記憶合金をそれぞれ被覆している被覆材料によ
る尿道の圧迫を2段階にし、排尿時と就寝時とで加熱制
御手段による第1及び第2の形状記憶合金の加熱の仕方
を変えるようにしている。排尿時には、両方の形状記憶
合金を加熱することにより両形状記憶合金がこれを被覆
している被覆材料の弾性に抗して形状回復し、これらに
よる尿道の圧迫を解除してこれを開くので排尿を行うこ
とができる。就寝時には、一方の第1の形状記憶合金の
みを加熱して第1の形状記憶合金を被覆している第1の
被覆材料の弾性による尿道の圧迫を解除し、第2の形状
記憶合金の加熱を行わないことにより、第2の形状記憶
合金を被覆している第2の被覆材料の弾性による尿道の
緩やかな圧迫のみを残し、尿道を半ば閉じた状態にす
る。このことにより、昼間には尿道を圧迫して失禁を完
全に防止し、夜間には尿道の圧迫を緩めて組織が壊死す
ることを避けられる。
【0015】他の構成により、被覆材料が第1の部分と
第2の部分を有する単一の部材材からなり、第1の部分
が尿道海綿体をとり囲み固定されその弾性で尿道を圧迫
して閉じるような形に成形され、第2の部分が尿道海綿
体をとり囲み固定されその弾性で尿道を緩く圧迫して半
ば閉じるような形に成形されているので、排尿時には、
両方の形状記憶合金を加熱することにより尿道の圧迫を
解除してこれを開いて排尿を可能にし、就寝時には、一
方の第1の形状記憶合金のみを加熱して尿道の圧迫を解
除し、第2の形状記憶合金の加熱を行わないことにより
尿道の緩やかな圧迫のみを残し、尿道を半ば閉じた状態
にして尿道の圧迫を緩めて組織が壊死することを避け
る。
第2の部分を有する単一の部材材からなり、第1の部分
が尿道海綿体をとり囲み固定されその弾性で尿道を圧迫
して閉じるような形に成形され、第2の部分が尿道海綿
体をとり囲み固定されその弾性で尿道を緩く圧迫して半
ば閉じるような形に成形されているので、排尿時には、
両方の形状記憶合金を加熱することにより尿道の圧迫を
解除してこれを開いて排尿を可能にし、就寝時には、一
方の第1の形状記憶合金のみを加熱して尿道の圧迫を解
除し、第2の形状記憶合金の加熱を行わないことにより
尿道の緩やかな圧迫のみを残し、尿道を半ば閉じた状態
にして尿道の圧迫を緩めて組織が壊死することを避け
る。
【0016】更に他の構成により、第1の形状記憶合金
が加熱制御手段による加熱により被覆材料を介して尿道
を圧迫して閉鎖するような形状を、第2の形状記憶合金
が加熱制御手段による加熱により復元し被覆材料を介し
て尿道を緩く圧迫して半ば閉じるような形状を、そして
第3の形状記憶合金が加熱制御手段による加熱により復
元し第1及び第2の形状記憶合金による尿道の圧迫を解
除してこれを開くような形状をそれぞれ記憶している。
よって、第1〜第3の形状記憶合金を加熱制御手段によ
り選択的に加熱することにより、通常時、排尿時、就寝
時の3状態を形成するようにし、昼間には尿道を圧迫し
て失禁を完全に防止し、夜間には尿道の圧迫を緩めて組
織が壊死することを避けられる。
が加熱制御手段による加熱により被覆材料を介して尿道
を圧迫して閉鎖するような形状を、第2の形状記憶合金
が加熱制御手段による加熱により復元し被覆材料を介し
て尿道を緩く圧迫して半ば閉じるような形状を、そして
第3の形状記憶合金が加熱制御手段による加熱により復
元し第1及び第2の形状記憶合金による尿道の圧迫を解
除してこれを開くような形状をそれぞれ記憶している。
よって、第1〜第3の形状記憶合金を加熱制御手段によ
り選択的に加熱することにより、通常時、排尿時、就寝
時の3状態を形成するようにし、昼間には尿道を圧迫し
て失禁を完全に防止し、夜間には尿道の圧迫を緩めて組
織が壊死することを避けられる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明による人工括約筋の第1の実施例を
示し、同図において、人工括約筋は昼用人工括約筋31
aと夜用人工括約筋31bとに別れていて、それぞれ尿
道海綿体40をとり囲んで固定される。
する。図1は本発明による人工括約筋の第1の実施例を
示し、同図において、人工括約筋は昼用人工括約筋31
aと夜用人工括約筋31bとに別れていて、それぞれ尿
道海綿体40をとり囲んで固定される。
【0018】両人工括約筋31a,31bは、図2,3
に示すように、形状記憶合金11a,11bを弾性のあ
る被覆材料としてのシリコンチューブ21a,21bで
それぞれ被覆して形成されている。昼用人工括約筋31
aのシリコンチューブ21aはその弾性で尿道40を圧
迫して閉じるような円弧形状に成形され、夜用人工括約
筋31bのシリコンチューブ21bはその弾性で尿道4
0を緩く圧迫して半ば閉じるような円弧形状に成形され
ている。いずれの人工括約筋31a,31bも尿道海綿
体40への装着は、圧迫による尿道の閉鎖を効率的に行
うように、断面楕円形の尿道孔の短径方向から圧迫する
ように行われる。形状記憶合金11a,11bは昼用と
夜用の何れもU字状に開いた形状が記憶させてあり、こ
の形状は人工括約筋31a,31bをいずれも排尿時の
状態に開くときの形になっている。
に示すように、形状記憶合金11a,11bを弾性のあ
る被覆材料としてのシリコンチューブ21a,21bで
それぞれ被覆して形成されている。昼用人工括約筋31
aのシリコンチューブ21aはその弾性で尿道40を圧
迫して閉じるような円弧形状に成形され、夜用人工括約
筋31bのシリコンチューブ21bはその弾性で尿道4
0を緩く圧迫して半ば閉じるような円弧形状に成形され
ている。いずれの人工括約筋31a,31bも尿道海綿
体40への装着は、圧迫による尿道の閉鎖を効率的に行
うように、断面楕円形の尿道孔の短径方向から圧迫する
ように行われる。形状記憶合金11a,11bは昼用と
夜用の何れもU字状に開いた形状が記憶させてあり、こ
の形状は人工括約筋31a,31bをいずれも排尿時の
状態に開くときの形になっている。
【0019】図2は昼用人工括約筋31aの動作を説明
するための模式図で、常時は(a)に示すようにシリコ
ンチューブ21aの弾性で尿道を圧迫してこれを閉じる
形状となる。図3は夜用人工括約筋31bの動作を説明
するための模式図で、常時は(a)に示すようにシリコ
ンチューブ21bの弾性で尿道を緩く圧迫してこれを半
ば閉じる形状となる。図2(a),図3(a)いずれの
状態においても、形状記憶合金11a,11bは形状回
復温度以下にあって可撓変形性があるからシリコンチュ
ーブ21a,21bの弾性に支配されて容易に変形させ
られる。
するための模式図で、常時は(a)に示すようにシリコ
ンチューブ21aの弾性で尿道を圧迫してこれを閉じる
形状となる。図3は夜用人工括約筋31bの動作を説明
するための模式図で、常時は(a)に示すようにシリコ
ンチューブ21bの弾性で尿道を緩く圧迫してこれを半
ば閉じる形状となる。図2(a),図3(a)いずれの
状態においても、形状記憶合金11a,11bは形状回
復温度以下にあって可撓変形性があるからシリコンチュ
ーブ21a,21bの弾性に支配されて容易に変形させ
られる。
【0020】排尿しようとする場合は、形状記憶合金1
1a及び11bを通じて電流を流すことにより形状回復
温度になる迄加熱すると、形状記憶合金11a及び11
bは上記U字状に開いた記憶形状を回復しかつ硬化する
から、シリコンチューブ21a,21bの弾性に抗して
図2(b)及び図3(b)に示すように人工括約筋31
a,31bをいずれもU字状に開いて尿道の圧迫を解除
して排尿を可能にする。排尿時以外では昼用及び夜用の
形状記憶合金11a,11bへの通電を停止すれば、主
にシリコンチューブ21aがその弾性で尿道を圧迫して
失禁を防止する。
1a及び11bを通じて電流を流すことにより形状回復
温度になる迄加熱すると、形状記憶合金11a及び11
bは上記U字状に開いた記憶形状を回復しかつ硬化する
から、シリコンチューブ21a,21bの弾性に抗して
図2(b)及び図3(b)に示すように人工括約筋31
a,31bをいずれもU字状に開いて尿道の圧迫を解除
して排尿を可能にする。排尿時以外では昼用及び夜用の
形状記憶合金11a,11bへの通電を停止すれば、主
にシリコンチューブ21aがその弾性で尿道を圧迫して
失禁を防止する。
【0021】長時間連続して尿道を圧迫することによる
組織壊死の危険防止の手段として、本実施例において
は、夜間は昼用形状記憶合金11aを通じて電流を流し
昼用人工括約筋31aの尿道圧迫を解除し、夜用人工括
約筋31bの緩い圧迫のみを存置する。
組織壊死の危険防止の手段として、本実施例において
は、夜間は昼用形状記憶合金11aを通じて電流を流し
昼用人工括約筋31aの尿道圧迫を解除し、夜用人工括
約筋31bの緩い圧迫のみを存置する。
【0022】図4は本発明による人工括約筋の男性に対
する設置状態、図5は同じく女性に対する設置状態を示
す。図において30は人工括約筋が設置される位置を概
念的に表し、上述した形状記憶合金を選択的に加熱する
ための電源バッテリーを有する加熱制御手段としてのコ
ントローラ50が、人工括約筋30の設置位置に近い適
切な位置に外科的に埋め込まれ、これにより通電制御が
行われる。なお、図4において、60は尿道、61海綿
体、62は陰嚢、63は括約筋、64は前立腺、65は
膀胱である。また、図5において、66は小陰唇であ
り、コントローラ50は例えば20×30×5mmの大
きさに形成され、小陰唇66の裏側に埋め込まれる。
する設置状態、図5は同じく女性に対する設置状態を示
す。図において30は人工括約筋が設置される位置を概
念的に表し、上述した形状記憶合金を選択的に加熱する
ための電源バッテリーを有する加熱制御手段としてのコ
ントローラ50が、人工括約筋30の設置位置に近い適
切な位置に外科的に埋め込まれ、これにより通電制御が
行われる。なお、図4において、60は尿道、61海綿
体、62は陰嚢、63は括約筋、64は前立腺、65は
膀胱である。また、図5において、66は小陰唇であ
り、コントローラ50は例えば20×30×5mmの大
きさに形成され、小陰唇66の裏側に埋め込まれる。
【0023】なお、コントローラ50には体外からの信
号を非経皮的に受信する受信部50a、受信部50aで
受信した指令信号に応じて人工括約筋30を制御する制
御部50b、動作電源を供給する電源バッテリー50c
の各手段が備えられ、例えばベルトに取り付けた発信機
52に設けた操作スイッチを用いて、排尿のための開指
令、就寝のための制御指令が体外から与えられることが
出来る。
号を非経皮的に受信する受信部50a、受信部50aで
受信した指令信号に応じて人工括約筋30を制御する制
御部50b、動作電源を供給する電源バッテリー50c
の各手段が備えられ、例えばベルトに取り付けた発信機
52に設けた操作スイッチを用いて、排尿のための開指
令、就寝のための制御指令が体外から与えられることが
出来る。
【0024】排尿のための開指令があった場合、制御部
50bは例えば一定時間15秒間両人工括約筋31a,
31bの形状記憶合金11a,11bに通電した後通電
を遮断する制御を行う。すると、両形状記憶合金11
a,11bが加熱されて形状回復し、この状態は通電を
遮断した後も排尿に必要な時間例えば180秒の間保持
される。また、就寝のための加熱用電流供給を指令した
場合、制御部50bは例えば一定時間15秒間通電昼用
人工括約筋31aの形状記憶合金11aに通電した後1
80秒通電を遮断する動作を指令を解除するまで繰り返
す。
50bは例えば一定時間15秒間両人工括約筋31a,
31bの形状記憶合金11a,11bに通電した後通電
を遮断する制御を行う。すると、両形状記憶合金11
a,11bが加熱されて形状回復し、この状態は通電を
遮断した後も排尿に必要な時間例えば180秒の間保持
される。また、就寝のための加熱用電流供給を指令した
場合、制御部50bは例えば一定時間15秒間通電昼用
人工括約筋31aの形状記憶合金11aに通電した後1
80秒通電を遮断する動作を指令を解除するまで繰り返
す。
【0025】これにより、昼用人工括約筋31aによる
尿道圧迫のみを解除し、夜用人工括約筋31bの緩い圧
迫が存置するようになる。就寝時には、排尿を妨げる姿
勢となるので、緩い圧迫でも失禁をある程度防ぐことが
でき、必要なときには紙尿器をつけるなどすることで対
処できるので、尿道圧迫による不都合をなくするように
する。
尿道圧迫のみを解除し、夜用人工括約筋31bの緩い圧
迫が存置するようになる。就寝時には、排尿を妨げる姿
勢となるので、緩い圧迫でも失禁をある程度防ぐことが
でき、必要なときには紙尿器をつけるなどすることで対
処できるので、尿道圧迫による不都合をなくするように
する。
【0026】また、就寝時の繰り返し通電による電源バ
ッテリー50cの消費電力を補うため、埋め込み型電極
端子51と電源バッテリー50cを接続しておき、就寝
時に埋め込み型電極端子51を介して動作電源を供給す
ると共に、電源バッテリー50cの充電を行う。
ッテリー50cの消費電力を補うため、埋め込み型電極
端子51と電源バッテリー50cを接続しておき、就寝
時に埋め込み型電極端子51を介して動作電源を供給す
ると共に、電源バッテリー50cの充電を行う。
【0027】図6は本発明による人工括約筋の第2の実
施例を示し、同図において、人工括約筋32は1本の柔
軟なら旋形状のシリコンチューブ22に昼用形状記憶合
金12aと夜用形状記憶合金12bとがその長手方向に
並べて埋込まれて構成され、人工括約筋32は図7に示
すように尿道海綿体40に巻きつけて固定される。本実
施例は、昼用形状記憶合金12aと夜用形状記憶合金1
2bとが埋込まれる部分の形状が異なる単一のシリコン
チューブ22を使用している点を除き、第1実施例と昼
用形状記憶合金12aと夜用形状記憶合金12bの記憶
形状及び動作原理は同じである。
施例を示し、同図において、人工括約筋32は1本の柔
軟なら旋形状のシリコンチューブ22に昼用形状記憶合
金12aと夜用形状記憶合金12bとがその長手方向に
並べて埋込まれて構成され、人工括約筋32は図7に示
すように尿道海綿体40に巻きつけて固定される。本実
施例は、昼用形状記憶合金12aと夜用形状記憶合金1
2bとが埋込まれる部分の形状が異なる単一のシリコン
チューブ22を使用している点を除き、第1実施例と昼
用形状記憶合金12aと夜用形状記憶合金12bの記憶
形状及び動作原理は同じである。
【0028】すなわち、昼用形状記憶合金12a及び夜
用形状記憶合金12bには、共に一端が開いたU字状の
形状が記憶させてあり、尿道を圧迫している昼用形状記
憶合金12aが加熱により記憶形状に復元したときは尿
道の圧迫を解除してこれを開くように作用し、尿道を緩
く圧迫している夜用形状記憶合金12bも加熱により記
憶形状に復元したときは尿道の圧迫を解除してこれを開
くように作用する。
用形状記憶合金12bには、共に一端が開いたU字状の
形状が記憶させてあり、尿道を圧迫している昼用形状記
憶合金12aが加熱により記憶形状に復元したときは尿
道の圧迫を解除してこれを開くように作用し、尿道を緩
く圧迫している夜用形状記憶合金12bも加熱により記
憶形状に復元したときは尿道の圧迫を解除してこれを開
くように作用する。
【0029】排尿しようとする場合は、形状記憶合金1
2a及び12b双方に電流を流して形状回復温度になる
迄加熱する。夜間は昼用形状記憶合金12bのみを形状
回復させ、夜用形状記憶合金12bはそのまま放置して
おく。なお、本例の場合も、夜間の昼用形状記憶合金1
2bへの通電は断続的に行う。
2a及び12b双方に電流を流して形状回復温度になる
迄加熱する。夜間は昼用形状記憶合金12bのみを形状
回復させ、夜用形状記憶合金12bはそのまま放置して
おく。なお、本例の場合も、夜間の昼用形状記憶合金1
2bへの通電は断続的に行う。
【0030】図8は本発明による人工括約筋の第3の実
施例を示し、同図において、人工括約筋33は互いに平
行に配置された帯状の開放用形状記憶合金13a、閉鎖
用形状記憶合金13b、半閉鎖用形状記憶合金13cの
3種類の形状記憶合金を有し、人体組織に対する適合性
を有する柔軟なシリコンのカバー23でこれら形状記憶
合金を被覆してリボン状に形成してなり、外科的方法に
よりこのリボン状人工括約筋33を尿道海綿体40の周
囲に巻きつけた状態で体内に埋め込み固定する。
施例を示し、同図において、人工括約筋33は互いに平
行に配置された帯状の開放用形状記憶合金13a、閉鎖
用形状記憶合金13b、半閉鎖用形状記憶合金13cの
3種類の形状記憶合金を有し、人体組織に対する適合性
を有する柔軟なシリコンのカバー23でこれら形状記憶
合金を被覆してリボン状に形成してなり、外科的方法に
よりこのリボン状人工括約筋33を尿道海綿体40の周
囲に巻きつけた状態で体内に埋め込み固定する。
【0031】上記3種の形状記憶合金が選択的に通電加
熱されて形状回復温度に達すると、選択された形状記憶
合金の記憶形状に従って人工括約筋33の形状が変わ
り、尿道の圧迫状態を変える作用をする。このとき選択
されない形状記憶合金は可撓変形性があり、選択された
形状記憶合金の記憶形状に追随する。
熱されて形状回復温度に達すると、選択された形状記憶
合金の記憶形状に従って人工括約筋33の形状が変わ
り、尿道の圧迫状態を変える作用をする。このとき選択
されない形状記憶合金は可撓変形性があり、選択された
形状記憶合金の記憶形状に追随する。
【0032】なお、一旦通電加熱して変化した人工括約
筋33の形状は通電が止まって形状記憶合金の温度が低
温になってもその形状を保持しているから、尿道の開閉
状態を変えるためには他の形状記憶合金を選択して間欠
的に通電加熱するのであって、一つの状態を保持するた
めに常時通電を続ける必要はない。
筋33の形状は通電が止まって形状記憶合金の温度が低
温になってもその形状を保持しているから、尿道の開閉
状態を変えるためには他の形状記憶合金を選択して間欠
的に通電加熱するのであって、一つの状態を保持するた
めに常時通電を続ける必要はない。
【0033】図9において開放用形状記憶合金13aの
記憶形状は(a)に示すように先端が開いたU字状であ
り、これが選択加熱されると人工括約筋33は尿道の圧
迫を解除してこれを開き排尿を可能にする。閉鎖用形状
記憶合金13bの記憶形状は(b)に示すように一個所
に隙間のあるリング状であり、これが選択加熱されると
人工括約筋33は尿道を強く圧迫して閉鎖する。この動
作は昼間の尿失禁を防止するものであり、特に失禁防止
効果を高めるために図示のように閉鎖用形状記憶合金1
3bを2本設けて同時に通電加熱している。
記憶形状は(a)に示すように先端が開いたU字状であ
り、これが選択加熱されると人工括約筋33は尿道の圧
迫を解除してこれを開き排尿を可能にする。閉鎖用形状
記憶合金13bの記憶形状は(b)に示すように一個所
に隙間のあるリング状であり、これが選択加熱されると
人工括約筋33は尿道を強く圧迫して閉鎖する。この動
作は昼間の尿失禁を防止するものであり、特に失禁防止
効果を高めるために図示のように閉鎖用形状記憶合金1
3bを2本設けて同時に通電加熱している。
【0034】半閉鎖用形状記憶合金13cの記憶形状は
(c)に示すように閉鎖用形状記憶合金13bに比して
広い隙間のあるリング状であり、これが選択加熱される
と人工括約筋33は尿道を緩く圧迫して半ば閉鎖する作
用をする。この作用により夜間の尿失禁を抑制し、かつ
長時間連続して尿道を圧迫することによる組織の壊死の
危険を防ぐ。
(c)に示すように閉鎖用形状記憶合金13bに比して
広い隙間のあるリング状であり、これが選択加熱される
と人工括約筋33は尿道を緩く圧迫して半ば閉鎖する作
用をする。この作用により夜間の尿失禁を抑制し、かつ
長時間連続して尿道を圧迫することによる組織の壊死の
危険を防ぐ。
【0035】なお、上述した実施例では、形状記憶合金
の加熱を行うために形状記憶合金を通じて電流を流すよ
うにしているが、回りにニクロム細線のような加熱線を
巻回した線条の形状記憶合金を被覆材料により被覆した
人工尿道括約筋を形成し、加熱線に通電して発熱させて
形状記憶合金を加熱するようにしてもよい。
の加熱を行うために形状記憶合金を通じて電流を流すよ
うにしているが、回りにニクロム細線のような加熱線を
巻回した線条の形状記憶合金を被覆材料により被覆した
人工尿道括約筋を形成し、加熱線に通電して発熱させて
形状記憶合金を加熱するようにしてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、昼
間と夜間とにおける尿道に対する圧迫が可変できるか
ら、昼間には尿道を圧迫して失禁を完全に防止し、夜間
には尿道の圧迫を緩めて組織の壊死を避けることを両立
することができる。
間と夜間とにおける尿道に対する圧迫が可変できるか
ら、昼間には尿道を圧迫して失禁を完全に防止し、夜間
には尿道の圧迫を緩めて組織の壊死を避けることを両立
することができる。
【図1】本発明による人工尿道括約筋の第1の実施例の
使用状態を示す斜視図である。
使用状態を示す斜視図である。
【図2】本発明による人工尿道括約筋の第1の実施例の
昼間における動作状態の説明図であり、(a)は尿道が
閉鎖された状態、(b)は尿道が開放された状態をそれ
ぞれ示す。
昼間における動作状態の説明図であり、(a)は尿道が
閉鎖された状態、(b)は尿道が開放された状態をそれ
ぞれ示す。
【図3】本発明による人工尿道括約筋の第1の実施例の
夜間における動作状態の説明図であり、(a)は尿道が
半ば閉鎖された状態、(b)は尿道が開放された状態を
それぞれ示す。
夜間における動作状態の説明図であり、(a)は尿道が
半ば閉鎖された状態、(b)は尿道が開放された状態を
それぞれ示す。
【図4】本発明による人工尿道括約筋の男性に対する設
置状態の説明図である。
置状態の説明図である。
【図5】本発明による人工尿道括約筋の女性に対する設
置状態の説明図である。
置状態の説明図である。
【図6】本発明による人工尿道括約筋の第2の実施例の
構成を示す正面図である。
構成を示す正面図である。
【図7】本発明による人工尿道括約筋の第2の実施例の
使用状態を示す斜視図である。
使用状態を示す斜視図である。
【図8】本発明による人工尿道括約筋の第3の実施例の
構成を示す斜視図である。
構成を示す斜視図である。
【図9】本発明による人工尿道括約筋の第3の実施例の
動作原理の説明図であり、(a)は尿道が開放された状
態、(b)は尿道が閉鎖された状態、(c)は尿道が半
ば閉鎖された状態をそれぞれ示す。
動作原理の説明図であり、(a)は尿道が開放された状
態、(b)は尿道が閉鎖された状態、(c)は尿道が半
ば閉鎖された状態をそれぞれ示す。
【図10】従来の人工尿道括約筋の例につき使用状態の
説明図であり、(a)は尿道が閉鎖された状態、(b)
は尿道が開放された状態をそれぞれ示す。
説明図であり、(a)は尿道が閉鎖された状態、(b)
は尿道が開放された状態をそれぞれ示す。
11a,11b,12a,12b,13a,13b,1
3c 形状記憶合金 21a,21b,22,23 シリコンチューブ(被覆
材料) 31a,31b,32,33 人工括約筋 40 尿道海綿体 50 コントローラ(加熱制御手段)
3c 形状記憶合金 21a,21b,22,23 シリコンチューブ(被覆
材料) 31a,31b,32,33 人工括約筋 40 尿道海綿体 50 コントローラ(加熱制御手段)
Claims (3)
- 【請求項1】 人体組織に対する適合性を有する柔軟な
被覆材料でそれぞれ被覆された記憶形状の異なる第1及
び第2の形状記憶合金と、 該第1及び第2の形状記憶合金を選択的に加熱する加熱
制御手段とを備え、 前記被覆材料が尿道海綿体をとり囲み固定されその弾性
で尿道を圧迫して閉じるような形に成形された第1の被
覆材料と、尿道海綿体をとり囲み固定されその弾性で尿
道を緩く圧迫して半ば閉じるような形に成形された第2
の被覆材料とからなり、 前記第1及び第2の形状記憶合金が、前記加熱制御手段
による選択的な加熱により前記第1及び第2の被覆材料
の弾性に抗して復元し前記第1及び第2の被覆材料によ
る尿道の圧迫を解除してこれを開くような形状を記憶し
ていることを特徴とする人工尿道括約筋。 - 【請求項2】 人体組織に対する適合性を有する柔軟な
被覆材料でそれぞれ被覆された記憶形状の異なる第1及
び第2の形状記憶合金と、 該第1及び第2の形状記憶合金を選択的に加熱する加熱
制御手段とを備え、 前記被覆材料が尿道海綿体をとり囲み固定されその弾性
で尿道を圧迫して閉じるような形に成形された第1の部
分と、尿道海綿体をとり囲み固定されその弾性で尿道を
緩く圧迫して半ば閉じるような形に成形された第2の部
分とを有する単一の部材からなり、 前記第1及び第2の形状記憶合金が、前記加熱制御手段
による選択的な加熱により前記第1及び第2の部分の弾
性に抗して復元し前記被覆材料の各部分による尿道の圧
迫を解除してこれを開くような形状を記憶していること
を特徴とする人工尿道括約筋。 - 【請求項3】 人体組織に対する適合性を有する柔軟な
被覆材料でそれぞれ被覆された記憶形状の異なる第1〜
第3の形状記憶合金と、 該第1〜第3の形状記憶合金を選択的に加熱する加熱制
御手段とを備え、 前記第1の形状記憶合金が前記加熱制御手段による加熱
により復元し前記被覆材料を介して尿道を圧迫して閉鎖
するような形状を、前記第2の形状記憶合金が前記加熱
制御手段による加熱により復元し前記被覆材料を介して
尿道を緩く圧迫して半ば閉じるような形状を、そして前
記第3の形状記憶合金が前記加熱制御手段による加熱に
より復元し前記第1及び第2の形状記憶合金による尿道
の圧迫を解除してこれを開くような形状をそれぞれ記憶
していることを特徴とする人工尿道括約筋。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19828893A JPH0751304A (ja) | 1993-08-10 | 1993-08-10 | 人工尿道括約筋 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19828893A JPH0751304A (ja) | 1993-08-10 | 1993-08-10 | 人工尿道括約筋 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0751304A true JPH0751304A (ja) | 1995-02-28 |
Family
ID=16388636
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19828893A Withdrawn JPH0751304A (ja) | 1993-08-10 | 1993-08-10 | 人工尿道括約筋 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0751304A (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009004092A1 (en) * | 2007-07-04 | 2009-01-08 | Nanopowers S.A. | Artificial contractile structure and apparatus comprising such structure |
| EP2092912A1 (en) | 2008-02-19 | 2009-08-26 | Nanopowers S.A. | Artificial contractile structure |
| EP2401984A1 (en) | 2010-07-02 | 2012-01-04 | MyoPowers Medical Technologies SA | Medical device comprising an artificial contractile structure |
| EP2401985A1 (en) | 2010-07-02 | 2012-01-04 | MyoPowers Medical Technologies SA | Medical device comprising an artificial contractile structure |
| EP2572672A1 (en) * | 2011-09-23 | 2013-03-27 | Coloplast A/S | Synthetic urethra with closure device |
| WO2013093074A1 (en) | 2011-12-23 | 2013-06-27 | Myopowers Medical Technologies Sa | Medical device comprising an artificial contractile structure |
| US9901433B2 (en) | 2010-07-02 | 2018-02-27 | Myopowers Medical Technologies France | Medical device comprising an artificial contractile structure |
| US10441399B2 (en) | 2012-12-21 | 2019-10-15 | MyoPowers Medical Technologies France SAS | Medical device comprising an artificial contractile structure |
| CN112932728A (zh) * | 2019-11-26 | 2021-06-11 | 上海康路联医疗科技有限公司 | 植入式控尿结构 |
| US11246695B2 (en) | 2011-12-23 | 2022-02-15 | MyoPowers Medical Technologies France SAS | Medical device comprising an artificial contractile structure |
| WO2024030673A1 (en) * | 2022-08-05 | 2024-02-08 | The Johns Hopkins University | Shape memory alloy urethral continence device |
-
1993
- 1993-08-10 JP JP19828893A patent/JPH0751304A/ja not_active Withdrawn
Cited By (19)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009004092A1 (en) * | 2007-07-04 | 2009-01-08 | Nanopowers S.A. | Artificial contractile structure and apparatus comprising such structure |
| EP2269540A1 (en) | 2007-07-04 | 2011-01-05 | Nanopowers S.A. | Artificial contractile sphincter |
| US8439979B2 (en) | 2007-07-04 | 2013-05-14 | Myopowers Medical Technologies Sa | Artificial contractile structure and apparatus comprising such structure |
| EP2092912A1 (en) | 2008-02-19 | 2009-08-26 | Nanopowers S.A. | Artificial contractile structure |
| EP2401985A1 (en) | 2010-07-02 | 2012-01-04 | MyoPowers Medical Technologies SA | Medical device comprising an artificial contractile structure |
| US9095341B2 (en) | 2010-07-02 | 2015-08-04 | Myopowers Medical Technologies Sa | Medical device comprising an artificial contractile structure |
| WO2012000680A1 (en) | 2010-07-02 | 2012-01-05 | Myopowers Medical Technologies Sa | Medical device comprising an artificial contractile structure |
| US9901433B2 (en) | 2010-07-02 | 2018-02-27 | Myopowers Medical Technologies France | Medical device comprising an artificial contractile structure |
| EP2401984A1 (en) | 2010-07-02 | 2012-01-04 | MyoPowers Medical Technologies SA | Medical device comprising an artificial contractile structure |
| WO2012000681A2 (en) | 2010-07-02 | 2012-01-05 | Myopowers Medical Technologies Sa | Medical device comprising an artificial contractile structure |
| US8979733B2 (en) | 2011-09-23 | 2015-03-17 | Coloplast A/S | Synthetic urethra with closure device |
| EP3103413A1 (en) * | 2011-09-23 | 2016-12-14 | Coloplast A/S | Synthetic urethra with closure device |
| EP2572672A1 (en) * | 2011-09-23 | 2013-03-27 | Coloplast A/S | Synthetic urethra with closure device |
| WO2013093074A1 (en) | 2011-12-23 | 2013-06-27 | Myopowers Medical Technologies Sa | Medical device comprising an artificial contractile structure |
| US9717579B2 (en) | 2011-12-23 | 2017-08-01 | Myopowers Medical Technologies France | Medical device comprising an artificial contractile structure |
| US11246695B2 (en) | 2011-12-23 | 2022-02-15 | MyoPowers Medical Technologies France SAS | Medical device comprising an artificial contractile structure |
| US10441399B2 (en) | 2012-12-21 | 2019-10-15 | MyoPowers Medical Technologies France SAS | Medical device comprising an artificial contractile structure |
| CN112932728A (zh) * | 2019-11-26 | 2021-06-11 | 上海康路联医疗科技有限公司 | 植入式控尿结构 |
| WO2024030673A1 (en) * | 2022-08-05 | 2024-02-08 | The Johns Hopkins University | Shape memory alloy urethral continence device |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP1238638B1 (en) | Artificial sphincter | |
| EP1587463B1 (en) | Electrically operable incontinence treatment apparatus | |
| US4552128A (en) | Elastomechanical sphincter | |
| CN101677851B (zh) | 导管闭合装置和闭合导管的方法 | |
| US4556050A (en) | Artificial sphincter including a shape memory member | |
| JPH0751304A (ja) | 人工尿道括約筋 | |
| US6162238A (en) | Apparatus and methods for control of body lumens | |
| US3903894A (en) | Implantable clamp | |
| CA2802242C (en) | Medical device comprising an artificial contractile structure | |
| JPH0638808B2 (ja) | 人工括約筋装置 | |
| US20090173351A1 (en) | Control system for a tongue stabilization device | |
| WO2003018107A2 (en) | Circumneural electrode assembly | |
| US10729525B2 (en) | Devices, systems, and methods for deforming a body channel | |
| US20140378746A1 (en) | Artificial sphincter | |
| CN211243902U (zh) | 植入式控尿结构 | |
| JPH0751305A (ja) | 人工尿道括約筋 | |
| EP2409668B1 (en) | A shape-memory type artificial sphincter | |
| JP4225722B2 (ja) | 直腸開閉に使用する人工肛門括約筋 | |
| EP2092912A1 (en) | Artificial contractile structure | |
| CN112932728A (zh) | 植入式控尿结构 | |
| WO2024030673A1 (en) | Shape memory alloy urethral continence device | |
| JP2006025824A (ja) | 人工括約筋 | |
| JPH0313899B2 (ja) | ||
| JPS628179B2 (ja) | ||
| JPH04319349A (ja) | 人工肛門 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20001031 |