[go: up one dir, main page]

JPH07507440A - 結合親和性を高めた抗体構築物 - Google Patents

結合親和性を高めた抗体構築物

Info

Publication number
JPH07507440A
JPH07507440A JP3505551A JP50555191A JPH07507440A JP H07507440 A JPH07507440 A JP H07507440A JP 3505551 A JP3505551 A JP 3505551A JP 50555191 A JP50555191 A JP 50555191A JP H07507440 A JPH07507440 A JP H07507440A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
construct
antibody
region
binding
tumor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3505551A
Other languages
English (en)
Inventor
ジリーズ,スティーヴン・ディー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Repligen Corp
Original Assignee
Repligen Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Repligen Corp filed Critical Repligen Corp
Publication of JPH07507440A publication Critical patent/JPH07507440A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K16/00Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 結合親和性を高めた抗体構築物 従来(QiiJ 本発明は癌の画像診断試薬および癌の治療薬、より具体的には、画像診断試薬お よび/まLは癌の治療薬として存用な抗体構築物の調製に関するものである。特 に、本発明は抗原結合親和性が高められ、上旦 vivoで短い半減期を持つ生 合成による抗体構築物に関するものである。
全身の薬剤療法は普遍的に使用される治療様式である。 Ilr&または器官の 画像診断のためのラジオアイソトープなど、45識試薬の投与も同様である。し かしながら゛ 、このような薬剤や放射性ラベルの投与は、それ自身では、薬剤 が標的選択1゛シか無いのが普通であるということから危険をはらんでいる。癌 の治療において使用される化学的治療薬やラジオアイソトープの効果を制限する ことは特に困難である。なぜならこれらの化学薬品は大抵の細胞、特に増殖期に ある細胞の代謝過程に干渉する能力を持っているからである。それ故、本分野は しばしば、このような薬物を特定の組織または癌細胞タイプにターゲツティング できる試薬に結合させることを示唆している。
抗体分子は種々の薬剤、酵素、毒素、およびラジオアイソトープにつなげられて いる(ボーズ(Ghose)とプレア(Blair)(197B)J、Natl 。
Cancer In5L、G上:657−676のレビューを参照)0例えば、 抗体は、磁気共鳴面像分析、X線解析、およびコンピューターを用いた断層撮影 法などの従来の検出法では検出されない隠れた腫瘍をi!!i像診断するのにう まく利用されている(ゴールデンハーグ(Go ldenberg (198B )Δrch、PaLho1.Lab、Med、112+580−587参照)。
しかしながら、ターゲツティング試薬としての抗体分子の利用には多くの問題が つきまとう、腫jHb’LI京に対する特異性を持つ放射性ラベルした抗体は標 的とされた腫瘍において0.01%から0.001%の付着率しか示さないこと もある(ゴールデンバーグ、上記)、加えて、特定の&lIw&に関連した抗原 に対して特異性があるにも拘らず、1°ンタクトな抗体シこよる高レベルの非特 異的な結合が生じることもある。この非特異的な結合のいくらかは、その結合ド メインというよりは、むしろそのFc部による抗体の接着に起因している。さら に、インタクトな抗体は、抗体分子の断片などのより小さな分子に比べ、除去速 度が遅い。
こうした問題を軽減しようとして、以前の研究から、特異性および抗原結合能を 保持した抗体断片の利用が示唆されている。抗体断片はインタクトな抗体よりも 迅速な特異的ターゲツティング能を示す(ツール(Wahl)ら、(1983) J。
Nuclear Med、24:3L7−325)、現在では、酵素により産生 されたF(ab“)2フラグメントがこのような応用に最も広く利用されている 。こうした断片はインタクトな抗体分子の中で潜在的な問題を抱えたFc部分を 欠いているため、インタクトな抗体に比べ、肝臓や1lIpW&における非特異 的蓄積が低く除去速度も速いことが示されている1例えば、放射性標識したイン タクトな抗体1gGを投与して数日後では、循環している放射活性および非特異 的に結合した放射活性のレベルは高く、除去は4日もしくはそれ以上かかって徐 々に起こる(ゴールデンバーグ、上記)、これに対し、Fcドメインを欠いた抗 体断片の利用は腫瘍画像診断を24−48時間以内に可能にし、従って1ffi 3 1や”” Tcなどの半減期の短いラジオアイソトープの使用が可能となる (ゴールデンバーグ、上記)。
しかしながら、F(ab’)tフラグメントの利用に問題がないわけではない。
酵素学的に生産することが困難なことに加え、これらの断片は結合特性が低下す ることもある(例、ワールら、上記参照)、それ故、特異性を持ち、結合活性が 高められ、非特異的結合能が最小限に抑えられた、そして1旦 ヱ土ヱ且でより 短い半6Ji期を持つターゲツティング分子こそが必要とされる。
この目的に対し、定常部に突然変異を持ち、抗原結合活性の増大したモノクロー ナル抗体が同定されている(例、ポロ7り(PolLock)ら、(19BB) Proc、 NaLl、 Acad、 Sci、 USA 85:2298−2 302)、さらに、遺伝子工学により抗体に手を加え、それをトランスフェクト した細胞内で再び発現させることができることにより、免疫グロブリン分子の様 りな部分を融合タンパク質として組み合わせることが可能になっているにューベ ルゲール(Neuberger)ら、(1984)Nature 3上ス:61 4;モリソン(M。
rrison)ら、(1987)八nn、 N、 Y、へcad、Sci、50 ユニ187;およびモリソンら、 (1988)CI in、Chern、34  :166B)。
またFab(ホルビッッCI(orwiLz)ら、(198B)Proc、Na t 1.八cad、 Sc t、 U、 S、Δ、85−1687)またはF( ab’)*様7−7グメントなどの免疫グロブリン欠失変異を遺伝的にコードさ せることも可能である、ある研究では、免疫グロブリン重鎮のトランケート型で ある、Fd’ フラグメントを大腸菌内で発現させた(カビリー(Cabill y)ら、(1984)Pr。
c、NaLl、へcad、Sci、USへ 81 :3273−3277)、別 の研究では、ヒ)Cr3H鎖の特異的な定常部を、抗体合成および組み立てに対 する影響を評価するために、欠失させたり付加したりした(モリリンら、(19 87)Ann、N、Y、Acad、Sc i、−507:1873)。
従って、腫瘍抗原を第2識し、それ故腫瘍の画像診断および/または破壊に有用 と考えられる抗体を招共することが、本発明の一つの目的である。またFc受容 体への結合性が減少しそのため*mや人体のその他の部分における非特異的蓄積 が減少した、腫瘍画像診断および/または癌治療に有用な抗体構築物を提供する ことも本発明の目的である。さらに別の目的としては、腫瘍抗原にすばやく結合 できる抗体構築物の提供およびインタクトな抗体全分子よりも半減期の短い抗体 構築物の提供が含まれる。
発朋Φ概要 CHl、i;よびCH3ドメインは保持しているが、CH2ドメインを欠く抗体 構築物が驚くべきことに、インタクトな抗体分子と比較して、短い半減期を持つ とバに結合親和性が高められており、同じ特異性を持ちながら非特異的な結合が 予想外に低レベルであることが発見された。この発見は、様々な腫瘍抗原上にあ るエピトープに対して特異性を持つ抗体構築物に関する本発明の開発に利用され ている。
+[GおよびIgDクラスのネイティブな抗体分子は2本の重(H)鎖と2木の 軽(Cuffからなり、これらは共有(ジスルフィド)結合および非共有相互作 用によって互いに結ばれている。2本の鎖のアミノ末端にある可変(v)ドメイ ンは一緒になって抗原結合8U域を形成する。H鎖の第1定常(C)ドメイン( CHI)は疎水性相互作用およびジスルフィド結合によっても、し鎖のC領域と 相互作用している。H鎖の次なるドメインはヒンジ部の隣でCH2と呼ばれる。
このドメインはある報告によれば、補体固定およびFc受容体の媒介する抗体依 存性細胞障害(anLibody−dependerlc celllar c ytoLoxicity;ADCC)を担う配列を含んだ、抗体のエフェクター 機能の多くを含んでおり、ヒ)(、rl鎖においては唯一のN結合型グリコジル 化部位である。H鎖のカルボキシ末端のCH3ドメインはHfflの組み立てに 重要な役割を果たしていると考えられている。
本発明の抗体構築物は、予め決定された特異性の免疫グロブリン結合領域をもつ 第1の部分を含んでいる。この結合領域は、同じエピトープに対して特異性を持 つネイティブな抗体の超可表部に相同な超可表部を複数持つ0本杭体構築物はさ らに、本質的にCHIドメインとヒンジ部(羊のC端はCH3ドメインのN端に 繋がっている)からなる第2の部分、即ちネイティブな抗体では通常存在するC H2ドメインが除かれたハイブリッド定常ドメインを含んでいる。CH2ドメイ ンの欠失した抗体構築物を本明細書中では以陣ΔCH2tl築物と呼ぶ、ΔCH 2l1築物は、同じ特異性だがインタクトな定常ドメインを持つ抗体構築物の結 合活性と比べて、少なくとも2倍は高い結合活性を示すことが特徴である。
一つの好適な1!様においては、ΔCH2抗体構築物の結合領域はネズミ免疫グ ロブリンなどの非ヒト免疫グロブリンの結合領域を含んでいる0本発明のある様 相では、本免疫グロブリン結合領域は、モノクローナル抗体872.3の結合領 域のようにムチンに対して予め決定された特異性を持つ、あるいはモノクローナ ル抗体14.18の結合領域のようにGetガングリオシドに対して予め決定さ れた特異性を持つものである0本発明の別の態様においては、本免疫グロブリン 結合領域はメラノーマに特異的なプロテオグリカンに対して予め決定された特異 性を持つ、改変された好適な定常領域はヒト免疫グロブリン定常ドメインを含ん でいる。
本抗体構築物は典型的には免疫グロブリン軽鎖にジスルフィド結合した免疫グロ ブリン重鎮を含んでいる。
本抗体構築物はさらに、腫瘍を破壊するタンパク質を含み第2の部分のカルボキ シ末端に緊かった第3の部分を含むこともできる。この第3蛋白の部分はリンホ トキシン、インターロイキン2、表皮成長因子(EGF) 、その類憤活性物質 、またはその活性断片であることが望ましい0本発明の好適な態様においては、 第3の部分はリジンなど、エンドペプチダーゼで切断可能なアミノ酸残基を通じ て第2の部分のCH3ドメインのカルボキシ末端に繋げられたペプチドである。
また、第3の部分は例えば、化学的架橋によって第2の部分に連結されていても よい。
さらに別の態様においては、画像診断試薬として使用するために、ΔCH2抗体 構築物はそれに付けられた放射活性ラベルを含んでいる。
凹面史直艶久説朋 本発明の前述および他の目的、その種々の特徴は、その発明物と同様、下に説明 する付属の図面とともに読めば以下の解説から十分に理解されることができる。
図1は、ヒ)CT1遺伝子のΔC112欠失変異型の構築物を示す概略図である :(A)はCylゲノム遺伝子セグメントと制限部位を含むHind l I  I−PvuII断片のマツプ; (B)は制限酵素および連結処理後のAf l  l l I−Ava 11断片(CH2エクソン)を欠いたΔCH2欠失遺伝 子;(C)はCH3遺伝子内に導入されたSma 1部位を示ず; (D)はI L2ijl伝子を含むPvull−Xho1断片(E)を連結させるために使わ れるSma [−F”tu I Iリンカ−のマツプである;そして(F)はX ho1部位とポリASII域を含むベクターの残りの部分である。
図2は種々のへCH2キメラ椹築物の抗原結合活性のグラフである= (A)Δ Ct(2ch14.1部位体ms物; (B)ΔCH2キメラB72. 3 ( chB、72.3)抗体構築物。
図3は、(A)37”C12時間インキュベーション後、および(B)4°C1 18時間インキュヘーション後の、インタクトなch14.12抗体とΔCH2 ch14.18抗体構築物の競合的抗原結合解析のグラフである。
図4はインタクトな抗体とΔCH2CH2抗体構築物依存性細胞障害性(A D  CC)のグラフである。
図5はインタクトな抗体とΔCH2抗体構築物の補体依存性細胞障害性(CDC )のグラフである。
図6はM21異種移植片腫瘍を持っ胸腺のないヌードマウス内でのある時間にゎ たっての(A)インタクトなch14.1部位体と(B)ch14.18 ΔC H2抗体構築物の組織分布を表すグラフである。
図7はM21異種移植片腫瘍を持つヌードマウス内でのF(ab’)!フラグメ ントとΔCH2抗体構築物の組織分布を表すグラフである。
図8はM21異種移植片腫瘍を持つ胸腺のないヌードマウスの直液循環からのΔ CH2抗体構築物、インタクトな抗体、およびF(ab’)tフラグメントの除 去を表すグラフである。
元型9説朋 本発明は、[11m1.に関連した抗原または他の抗原に対する特異性を持ち、 高められた結合活性、比較的短い半減期、そして比較的低いレベルの非特異的結 合という1旦 ヱ1ヱ旦における特性を表す、トランケートした抗体構築物を主 に取り扱う。
これらのΔCH21l築物は腫瘍画像診断や全身薬剤療法による治療のためのタ ーゲツティング試薬として適したものである。
本発明はヒトの腫瘍抗原上のエピトープに対する結合特異性を持つ抗体構築物を 提供する0本杭体の特異性;よ当の腫瘍の選択的ターゲツティングを可能にする IIrgI抗原に対するものが好適である、即ち、本構築物は腫瘍に独特なマー カーに結合する。残念ながら、ヒトの癌に対してはわずかな抗原特異的マーカー しか同定されていない、しかしながら、ヒト腫瘍細胞は胚細胞などの正常な細胞 にも少量存在する腫瘍関連抗原も持っている。そのような抗原にはアルファフェ トプロティン(AFP)や癌胚抗原(CEA)が含まれる。これらの抗原やムチ ン(872,3抗体)やジルアロガングリオシドG、、(14,18抗体)など の腫瘍に関連した抗原を認識する抗体構築物は本発明に含まれている。
本発明のΔCH2構築物は、抗体の様りなドメインをコードするDNAを遺伝子 旦作することにより調製できる(例、ニューベルゲールら、(1984)Nat ure312:604;モリリンら、(1987)Ann、N、Y、Acad、 Sci、50ユニ187;モリリンら、(198B)CI in、Chem、3 4 : 1668;ホルビッツら、(1988)Proc、Nat 1.Aca d、Sci、 ■: 8687を参照)。
ヒトにおけるΔCH2構築物の免疫原性を減らすために、本ΔCH2構築物は非 ヒトタンパク質を最小限し力峙たないように設計された。これは、定常部は少な くともヒトのものであり哺乳動物(例、マウス)の可変部を持っキメラ抗体分子 を作り出すことによっても達成できる。
予め決定された特異性を持つ組み換えキメラ抗体の産生は、クローン化されたゲ ノムDNA断片を利用するのが典型であった0例えば、HおよびLiiをコード するゲノムDNA配列を再編成した形で(即ち、B細胞の成熟の際の組み換え現 象から生じるDNA配列の形で)クローン化することが可能である。これらのゲ ノム配列はそれ自体で発現に必要な情報(即ち、5°非翻訳配列、プロモーター 、エンハンサ−、タンパク質コード領域、およびドナースプライス部位)を含ん でいる。■遺伝子セグメントの3°端にあるドナースプライスシグナルは、他の 種の1gl域の5°瑞にあるスプライスアクセプターシグナルと適合性である。
即ち、二者からのスプライス産物は正しい読み枠を維持している0例えば、マウ ス■とヒトC,セグメントをつなげ適当な宿主細胞タイプにトランスフェクトす れば、1次転写産物は正しくスプライシングさね、■およびC領域の両方にわた るオーブンリーディングフレームを持つ成熟メツセンジャーRNA (mRNA )を生じる。
キメラムCH21!築物を産生する好適な方法には、免疫グロブリン定常部をコ ードするカセットのjJimが含まれる。このカセットは、本免疫グロブリン定 常部をコードするセグメントの免疫グロブリン可変部(適合性のスプライス配列 を持つ)をコードするDNAセグメントへのスプライシングを可能にするDNA 配列を含んでおり、従って免疫グロブリン重鎮または軽鎖の次の転写および翻訳 を可能にしている。この方法は、同時係属中の米国特許出願409,889号( 発明の名称”融合タンパク質産生の方法”、1989年9月20日出願、本明細 書中に参考文献として取り入れられている)に記載されている。
簡単に述べると、DNAカセ−/ トはスプライスドナ一部位の3°端を再構築 し、可変CV)14域をコードするDNA配列もしくはエクソンの3°端にそれ を付けることによって調製される。そのカセットを、5′端に適合性のスプライ スアクセプター昭立を持つ定常(C)Si域遺伝子に対する発現可能なりNA  (構造遺伝子)とともにトランスフェクトする。
トランスフェクトされた細胞における融合タンパク質の発現を導く一連の現象の 中で、2つのDNA配列由来のmRNAはスプライシングを受けて、完全な■、 または■、をコードする5′端およびヒトC,またはcLドメインをコードする 3゜端を持つ成pmRNAを生み出す、その結果生じる単鎖ポリペプチドは、本 構造遺伝子のエクソンにコードされる■領域と定常ドメインとの融合物である。
さらに、腫瘍破壊因子をコードするカセットをスプライシングによりIgC8l 域につなげてもよい、そのIgcsJt域は免疫グロブリンのVSi域にスプラ イスされるのでごマジックプリント(magic bullet)”型の治療薬 ができあがる。
本cDNAはII瘍抗原に特異的なHまたはL鎖VM域(非ヒトである場合が多 い、例、マウス)をコードし、一方、本cl域エクソンは別の(ヒトである場合 が多い)18種(7)HtたはL鎮C6I域(CHI、CH2およびCH3ドメ イン)をコードする。有用なり領域は、多くの神経芽細胞腫、メラノーマ、グリ オーマ、および肺小癌の細胞系列や組織の表面上にあるジシアロガングリオシド G1を認識するネズミモノクローナル抗体14.18 仏ジz−(Mujoo) ら(19B?)Cancer Res、土ユニ 1098−11071)のV、 およびvL ドメインを含んでいる。他の有用なVSI域は、多くの乳ガンや結 腸癌上のムチン様構造を認識するネズミモノクローナル抗体872.3(ジッン ソン(Johnson)ら(1986)Cancer Res、46:850) のV@6よびvLドメインを含んでいる。これらの■領域は、1gヒトガンマ( H)鎖および力7バ(L)鎖のCfil域などの種々のCHI域と組み合わせる ことが可能である。また、本VSI域はヒトオリジンのものでもよい、単一のコ ンピテント宿主細胞におけるHおよびL構築物の発現は請求める特異性を持つイ ンタクトなキメラ免疫グロブリンおよび例えば、インタクトなヒト定常部の産生 をもたらす。
ΔCH2構築物を生産するために、一つのVSI域カ上カセツト築し、C領域を コードするDNA配列とともにそれを適当なベクターに導入する。このCSI域 はCH2ドメインを特異的に欠いており図1に示すように設計されている0図I AはヒトゲノムCγl遺伝子セグメントを含むHindlll−Pvull断片 のマツプを示している0図IBは、制限酵素処理し合成リンカ−(へfll11 端とAvalI端を接続する)で2つの断片を連結した後のΔCH21l築物の C89域をコードするDNAを示している。
この変異Ce1l域をコードするベクターを、本ベクターを発現させる能力を持 つ適当な宿主にトランスフェクトする。2つのDNAの共発現の際に、組積の核 内酵素は正常なスプライシング現象を実行することによりmRNAを生産し、融 合タンパク質をコードするmRNAが生しる。キメラ結合タンパク質の場合にお いては、本mRNAは(5°から3゛の方向に)voまたはvLドメインをコー ドすることもでき、それはVCジャンクソヨンまでネイティブな配列と同一で、 少なくとも一つのCs、if域ドメインの少なくとも一部のように他のポリペプ チドに直接つながっていてもよく、そのC6i域は例えばヒトの配列であっても よい、ドナースプライス部位の3′側半分(および下流のヌクレオチド)とアク セプタースプライス部位の5゜側半分(および上流のヌクレオチド)はイントロ ンとして取り除かれ、適切な融合タンパク質をコードするmRNAを生ずる。
通常、2つのエクソンはともに単一の調節配列の制御下に、同じベクター上に置 かれる。また、宿主細胞がインタクトな融合タンパク質を分泌するよう、Lti とH鎮の両方の構築物を共発現させることも好適である0本手法はDNAスプラ イスシグナルを認識し適切なスプライシングを実行する酵素を持つ宿主細胞の利 用を要する。
特定のヘクターfM築、宿主細胞選択、形質転換、および発現方法は、本来、本 発明の一つの様相を構成するわけではないが、各人の好みゃ都合により本分野に たずされる者によって選択、実施されうるちのである0本発明で利用可能な技術 は、例えば、Current ProLocols in Mo1ecular  Bi。
L9JLL(Green Publishing As5ociates、43 0Fourth 5LreeL、Brooklyn、N、Y、、1989)に開 示されている。有用なベクターとしては、対象となる遺伝子の転写および翻訳の ための正しいソゲナルを含む既知の多くのプラスミドが含まれる。エンハンサ− エレメントが存在していてもよく、ポリアデニル化やスプライシングのための付 加的なシグナルは、その遺伝子自身がら提供されない場合は存在していなければ ならない0例えば、機能的に再編成されたIgifl伝子の発現のためのシグナ ルのすべては一連のDNAストレンチ上に存在しており、転写プロモーター、イ ントロン配列の排除やポリアデニル化のためのスプライシングシグナルおよび終 結部位を含んでいる。さらにベクターにより提供されなければならない情報は選 択マーカー遺伝子である。
この遺伝子は選択的表現型(通常、例えばメソトレキセートなどの毒性薬剤の致 死効果に対する耐性)の発現のためのシグナルも含んでいなければならない、そ れ故、ベクターが第1および第2ポリペプチドの両方をコードしていれば、ベク ターは限られた量のスペースに3つの独立した転写単位に対する配列情報を提供 しなければならない。
組み換えカセットを含むベクターを適当な布種細胞にトランスフェクトする。宿 主細胞選択の選択は、先に注意した基準に加え、増殖培地における増殖能にも基 づき、形質転換後の選択の容易性と同様に商業的に入手可能で血清を含まないも のが好適である。キメラ抗体の産生にあたって、有用な宿主細胞には例えば、ネ ズミ■g非生産5p210 Ag 14ハイブリド一マ細胞系列などのミエロー マやハイプリイドーマ、酵母、細菌、および植物細胞が含まれる。有用な布種細 胞はさまざまな倉庫においてそして商業ソースから広く入手可能で、本分野に熟 達したものにより天然ソースから容易に分離することもできる。
組み換えD N Aを細胞に導入する一つの方法としてはエレクトロポレーシヨ ン(例、ボッター(PoLLer)ら、(1984)Proc、NaL l、A cad。
Sci、USA 旦1ニア161−7165を参照)がある、これは特殊な装置 と高度の精製されたDNAを入手しなければならない、しかしながら、特定の細 胞タイプに条件を最適に設定すれば、この方法を用いて異なる多くの細胞系列を 形質転換することが可能である。
別のトランスフェクション法はプロトプラスト(スフェロプラスト)融合法(例 、サンドリーゴルジン(Sandr 1−Go ld in)ら、(1981) Molec、Ce1l、Biol、1ニア43−752を参照)である、対象と なる&11み換えプラスミドを持つ細菌を化学試薬(一般的には45−50%ポ リエチレングリコールの等張性緩衝溶液)でリンパ細胞と融合させる。この方法 は簡単でプラスミドDNAの徹底的な精製を要しない、加えて、非常に高い形質 転換効率を得ることができ、そしてこのトランスフェクション法は多コピーのプ ラスミドを含むトランスフェクトントを与える可能性が高いので生産性の高いト ランスフェクト細胞クウーンを得るまでの時間が軽減される。
本ベクターで首尾よく形質転換された細胞は次に、そうでないものから分離され なければならない、トランスフェクトされた細胞の選択には多くの方法力侑”効 である0例えば、グアニンホスホリボシルトランスフェラーゼ(gpc)やネオ マイシン(neo)耐性マーカーをリンパ細胞の選択目的に利用することができ る。マーカーをコードする遺伝子はv領域をコードするベクターに含まれること であろう。
ジヒドロ葉酸還元酵素(DHFR)の耐性型も、ハイブリドーマ細胞形質転換体 の選択のため、さらにマーカーとそれに隣接する産物遺伝子の増幅のために利用 することができる。
次にトランスフェクトされた細胞を培養しカセットにコードされたポリペプチド を発現させる。培養は1旦 vitroで行なってもよいし、あるいは組み換え 抗体の場合には腹水液中での上ユ viv+)培養などの他のストラテジーをと ることによって達成することもできる。
インタクトな抗体分子から欠失されたヒトCr1重鎮のCH2ドメインは以下の 配列を含んでいる:長い半減期をもたらす配列;エフェクター細胞上のFc受容 体への結合を担う配列;単一のN結合型糖鎖が付(配列;および第4捕体成分、 C1qが結合する配列。
これらの配列が様々な抗体機能にどの程度必要とされるかを決定するために、Δ CH2CH2構築物く試験しfこ、インタクトな抗体を発現させた細胞の上積と ΔCH2抗体を発現させた細胞の上清をまず、結合したヒトに鎖を測定すること により定量しそのデータを抗原結合ドメイン数(抗体分子は抗原結合部位あたり 1つのに軽鎖を含んでいる)にたいして15学化し、次に直接的な抗原結合アッ セイで比較したところ、図2に示すように、へCH2構築物の方がずっと高い活 性を示した。Ch14.18 ΔCH241!染物はCIIKでコートしたプレ ート上で、一方chB72.3 ΔCH2fX構築物ムチンでコートしたプレー ト上でアッセイした。
ELISAプレートに関する非特異的相互作用の可能性を排除するため、ΔCH 2CH2構築物結合活性をさらに競合的結合型において検定した0図3に見られ るように、ch14.18 ΔCH2椹築物は、正常な抗体が自身と競合するよ りもずっと効果的に、ラベルした1ンタクトなch14.1B構築物と競合した 。結合アッセイの長さを2時間(図3A)から18時間(図3B)に伸ばすと、 結合における相違はそれほど劇的ではない、ごれはCH2ドメインの除去によっ て全体的親和性ではないが抗原結合速度が増加することを示唆するものである。
ΔCH2抗体構築物の抗原結合の増加は抗体分子におけるコンフォメーシッン変 化を反映していると仮定される。C112ドメインの除去によって、FabjJ 域(V領域、CLおよびCHI配列を含む)はもはやCH2ドメインとの相互作 用によって11iIlll!!されることがない、こうしたドメイン間相互作用 を取り除くことにより抗体との会合速度が増加するように見える。さらにCL( 2ドメインの炭水化物部分の除去は、(九体と12との空間的相互作用を減らず こともあるであろう。
C82M域によるエフェクター機能がΔCH2抗体ではもはや保有されないこと を確かめるためには、インタクトなch14.18抗体を比較対照として用いた ADCCアッセイによることができる。ADCCアフセイにおいては未分画の末 梢血管系白血球(PBLS)のメラノーマを標的とした溶解能を、加えた抗体l に対して測定する。その典型的な結果を図4に示す0図において、ch14.1 B抗体およびΔCH2構築物をある濃度で与えた条件下におけるM21ヒトメラ ノーマの特データのポイントについては3回行った実験の平均値をとった。イン タクトなch14.1B抗体はlng/mlといった低濃度においても高いAD CC活性を持っている。覧りべきことにΔCH2構築物はきわめて低いΔDCC 活性しか示さなかったADCC活性の失活はFc受容体への結合能の消失を反映 している。高親和性受容体(FCR)への結合部位がヒンジ領域に隣接したCH 261域に限定されているので、ΔCH2変異により結合活性が消失することは 驚(にあたらない、腫瘍の放射性画像診断において重要なのは、Fc受容体への 結合を低減してやることによりFc受容体をもつ細胞が局在している[への非特 異的な石積を抑えることである、ここで記載したΔCH2CH2構築物点におい ても有用である。
さらに予想されていたことであるが、ΔCH2Iji築物においては補体による メラノーマ標的wil胞の溶解の誘導能が低下していることが観察された0図5 においては、ΔCH2変異を用いた場合ヒト補体の存在下でhi217の溶解能 を検出できる程急好色 農には示さないのに対し、ch14.1B抗体はきわめて高い溶解能を持つこと が示されている。
坑腫瘍へCH2抗体は腫瘍細胞に特異的かつ迅速に局在しうるちのであるため治 療薬の生体内の配送に際して理想的な運搬体となりうる。たとえば図1 (C)  −(E)に示したように、ヒトインターロイキン−2(lL2)をコードする DNA配列をIaftiΔC142構築物のカルボキシル末端につなぎ、ΔCH 2/I L22重蛋白質を発現させることにより、tL2を1m部位に配送する ことができる0局所的なII、2のT;積は腫瘍部におけるT細胞を活性化し、 If!瘍の破壊を促進する。ΔC1(2抗体の半減期は全抗体よりは短いが、Δ CH2/IL、2融合蛋白質の半減期はlL2より長いはずである。
もう一つの例として抗117Bサイトカインであるリンホトキシンもしくは腫瘍 壊死因子β(TNFβ)を、ΔC112抗体のカルボキシル末端に融合したもの が考えられる。この融合蛋白質もまた、こうした細胞傷害性の蛋白質を腫瘍に特 異的に局在させ潜在的な全身的副作用を低域するのに有効である。同様に他の毒 性蛋白質をΔCH2抗体に融合することがかのうである。こうした蛋白質として かんがえられるのはりンン(r i c in)、ジフテリア機素、シュードモ ナス(Pseudorn。
na s)の外毒素である。またl\DPリボシル化酵素活性の部分だけで哺乳 類細胞の延長因子2を失活させることができるように、毒素分子全体のなかで毒 性に重要な部分だけでも有効である。
種々の抗体構築物のin vi〜・0における組織特異性および半減期は生体内 の分布を調べることで決定することができる。外来性のM211111をもつ動 物に、インタクトな抗体、ΔCH2またはF(ab’)、を注射し、種りの体内 器官および組織における各構築物の蟹を一定のM間中または一定の時間に測定す る0図6と表1は(A)インタクトなch14.1B抗体および(B)ΔCH2 411i築物の生体内分布を時間に対して示したものであるが、後者が迅速に( 4時間以内に)腫瘍に特異的に標的作用していることが実証されている。
表1 キ間□ 抗体 試料組w8 4時間 24時間 96時間(^) ch14.1B Mll、/血液 0.18 0.56 1.08肝N/血液 0.79 2.0 2 4.55<8) ΔClI2 腫瘍/血fi O,862,201,19肝臓/血液 2.98 7.37 2 .28図7はヒトTgF (ab’ )tM片石よびch14.18ΔCH2横 築物の注射後24時間における生体内分布を示したものであり、ΔCH2tll l築物の標的作用の特異性が実証されている。
ΔCH2抗体構築物の血流中での半減期の決定は、II瘍をもった動物の血流中 にこれらの構築物をaJIルで、血液中での存在量を時間とともに測定すること により可能である1図8は、外来性のM21腫瘍をもつヌードマウスの血流中で 、ΔCH2CH2構築物i期がF(ab’)□断片およびインタクトな抗体に比 べて短いことを示している。
ΔCH2抗体は迅速にLt度エピトープに結合し、他の組織への非特異的な結合 も比較的僅かであるので、種々の治療薬を腫瘍に標的作用させるのに利用するこ とができる。特に有効な治療薬としてはインターロイキン−2、リンホトキシン 、上皮性生長因子などの直接または間1妾的な腫瘍殺傷活性をもつ薬剤が挙げら れる。例えば細胞傷害性T細胞と結合しこれを活性化する抗体と、EGFを融合 させれば、T細胞とEGF受容体をもつ細胞とが作用しうるようになる。またこ のようなm殺傷活性をもつ蛋白質の部分断片や生合成類縁体も有用である。これ らの蛋白質はこの分野で知られている種々の架橋剤によりCHJ SI域に化学 的に結合することが可能であり、またこれまでに記したようにCH35I域のカ ルボキシ末端にペプチド結合することもできる0例えばΔCH2構築物をコード するように構築したベクターには、さらにtt瘍殺傷性の蛋白質を挿入すること が可能である。
ΔCH2fJll築物の結合活性の増大は、in vivoにおける半減期の短 縮、および非特異的結合のレベルの低下とあいまって、腫瘍の放射性面像診断お よび放射性治療に際してもこの分子を飛躍的に有用なものとする0例えば低エネ ルギー核種である沃素−123、インジウム−Ill 、テクネチウム−99m 、また構築物に取り込まれても結合活性を変えない沃素−125などの放射性同 位元素によりラベルすれば、放射線を外部から検出することにより、ΔCH2抗 体の構築物を用いて腫を用いることも可能である。またΔCH2抗体の構築物を ガドリニウムなどの強磁性体物質でラベルし、腫瘍の周辺に局在する抗体の濃度 差を核磁気共鳴画像法により画像化することも考えられる。
腫瘍殺傷性の物質と融合させた、および/または放射性核種を取り込ませた横築 物の標的作用に際しては、構築物は高濃度で画像処理に要するよりも長い半減期 を持つことが必要である。また画像診断に要する放射活性のレベルの決定要因と しては、抗体構築物が周囲の&lIw&に比べて腫瘍を選択的にラベルする能力 、腫瘍の大きさ、注射した部分から腫瘍までの距離なども挙げられる。
、ΔCH2抗体構築物の3“または5′末端のいずれかに、例えば2〜20残基 よりなるリジン(Iysin)に富んだポリペプチド配列を化学的に結合させて 、上で述べたように遠隔的に検出可能な成分の取込み部位としてやることである 。ガンマ線または陽電子放射性のイオンは、リシン残基上のti離のアミノ基と の電気的相互作用またはキレート反応によりこうしたリンカ−に取り込ませるの が好ましい。
例えばノエチレントリアミンペンタ酢酸(DTPA)をTc−99またはIn− 111によるラベルに用いることができる。Inおよび■の同位元素はオキシン 塩(8−ヒドロキシキノリン)を用いて取り込ませることができる。ヨードゲン (1,3,4,6テトラクロロー3α、6αジフ工ニルグルコルリルーPier ceChcm、Co、、Roskville、III)は、+zslによるラベ ルに用いることが可能である(例えばThakur et at、 Throm b、Res。
9:345 (1976)、McFarlane、J、CI in、Inves t、42:346 (1963)、Knight eL al、Radioph armaceuLicals、N、Y、Soc、of Nuclear Med icene。
1975、pp、149およびHarwig eL al、、InL、J、Ap pl、Radiat、l5oL、27:5.1976を参照)、その他いくつか の方法が当業者に知られている。
前述の考え方にたてば、通常の手段により既知の他の11類の試薬もΔCH2構 築物に結合できることは明らかであろう、ここで例として挙げられるのは治癒促 進効果をもつ薬剤であり、カルシトニン、表皮生長因子、腫瘍生長因子αおよび β、血小板由来生長因子、インシュリン様生長因子■ (ソマトメジン−C)、 結合組織活性化ペプチド、ヒトコラゲナーゼインヒビターなどが代表的である。
本発明にしたがって生産されたΔCH2構築物群の投与濃度および方法は、薬剤 のもつ性質、結合物にしたとき万一生理活性の低下があればその度合い、個々の 患者の免疫寛容、治療の対象としている病気の症状内容により決定される必要が ある、ポリペプチドが画像診断のための薬剤に結合している場合には、シンチレ ーシツンスキャニング、またはオートラジオグラフィーなどの腫瘍に局在する放 射線を外部から検出出来るような放射線検出法を用いて検出するために十分な量 が投与されなければならない、一般に5〜20マイクロキユリーを投与する必要 がある。もっとも好ましくは、約10マイクロキユリーである。実際の投与量が 腫瘍に関連する抗原の局在により決定されることは、本分野において周知のこと である。必要であれば、−C的に安全基準とされる範囲内の量の放射性ペプチド をさらに注射できる腫瘍の画像診断および治療は、静脈注射によるΔCH2CH 2構築物投与で行うことができる。この場合の好ましい用量は約0.01〜10 mg/kg体重の範囲である。
以下に記載する非限定的実施例により、本発明の理解をより深めることができよ 実施例 (1989)J、Immuno、MCth、125:191−202をpBR3 22にサブクローニングしたものを11鎖変異株の作成に用いた。CH2Si域 を欠いた欠失変異体(ΔCH2)は、Hi ndlll −At llllFr 片(C1(2とヒンジのエクソンを含む)をAvalI−Pvul+断片(CH 3エクソンを含む)に合成二本鎖オリゴヌクレオチド断片によりつなげることで 作成した。へCH2構築物はDNA塩基配ダ1%析により確認した。その後マウ スモノクローナル抗体14.18のVeIMCMujoo eL al、(19 87)Cancer Res、47:190B)を含むpdHL2−VC71C z(Gillies et al、同上)をキメルポキシ末端の近傍に変異改変 によりSma1部位を導入した(図1 (c) ) 、この変異により2373 番目の塩基(Huck eL al、、(1986)Nucl、ΔcidS、R cs、14:1779−1789の番号付けによる)は、TからCに置換される が、これはセリンコドンのゆらぎ位置に相当するのでアミノ酸配列には変化はな い0合成りNA@片を用いて成り+ L2蛋白質の配列をこのSma1部位につ ないだ(図ID−巳)、この配列は5°から3゛に向けて、Sma[部位列の単 一のPvul[部位までを含んでいる。残りの[L2配列をさらにpvu[1部 位につなぎ、翻訳終了シグナルの3′側に位置する単一のXho1部位までのコ ード配列がこれに含まれる。つないだDNAのXhor末端をヘクターにライゲ ーションすることにより、マウスχ定常領域の3”非翻訳領域とpolyA付加 部位を付は加えた(図IF)、作成した構築物は、ΔCH2ヒトガンマ1鎖にカ ルボキン末端でIL2が結合した形となる。
形質転換と選択は、基本的には参照により含まれるG11lies et at 、CBio/Techno1. (19B9)7:799−804)の方法によ り行った。簡単に述べると、非1g生産性のマウスハイブリドーマ系5p210  Ag14を10%ウシ胎児血清を含むダルベンコの修飾イーグル培地(DME M)で培養した。G11lies l!L al−((1983)Cell、3 3ニア17−728)の方法に実質的にしたがってプラスミドをプロトプラスト 融合法により細胞内に導入した。形質転換体は初濃度が0.1μHのメトトレキ セート(MTX)を含む増殖培地中で選択した。MTX耐性のクローンについて ELISAアッセイによりヒト抗体の分泌を調べた。マイクロクイタープレート をヤギの抗ヒト[gG(HおよびL特異的−Jackson Laborato ries)でコートした後、形質転換体による馴化培地を加えてインキュベート した。ヤギ抗ヒトIgG(Fc特異的−Jackson Laboratori es)を西洋ワサビペルオキシダーゼに結合したものを用いてヒト抗体を検出し た。最大量の抗体を生産しているクローンをさらにMTXの濃度を次第に高めた (061μHから1μh、順化後さらに5#Mから終濃度10μMMTX)培地 中で培養した。10μ)IMTX下で数世(慣代したのち、限界希釈法によりモ ノクローナルな細胞系を得た。
3、蛋白質の精製 インククトなch14.1B抗体はプロティンAセファロース(Replige n)への結合および溶出により精製した。ΔCH2変異抗体は抗ヒトにモノクロ ーナル抗体−セファロースカラムへの免疫親和性クロマトグラフィーにより精製 した。5DS−PAGEまたはHPLCで解析した結果、両蛋白質はともに90 %以上純粋であった。
4、抗原結合アッセイ 抗原への直接的結合アッセイおよび競合結合アッセイは、ジシアロガングリオシ ドG、!抗原(14,18抗体)または顎下腺ムチン(Sigma)(872, 3抗体)でコートしたマイクロタイタープレートを用いてG11lies et  al、(1990同上)の方法により行った0両者の場合ともに二次(検出) 抗体としてヤギ抗ヒ)IgG、Fc特異的ポリクローナル抗血清(Jackso n 1mmunoResearch)を西洋ワサビペルオキシダーゼ(HRP) でラベルして用い1こ、簡単に述べるとGotでコートしたプレートをまず5% ウシ直情アルブミン(BSA)と5%ヤギ血清を含む[’BSで37℃、2時間 ブロックした。ラベルプレートをカバーし、4°Cで一晩インキュベートした後 、PBSで6回洗浄し、〇−フェニレンジアミン(OPD)を基質として発色さ せた。
5.11胞障害!1ア7セイ ADCCアフセイは、標的細胞として”CrでラベルしたM21ヒトメラノーマ ナーからの末梢血管系白臼球)を50μlとしたものとを、希釈したキメラ抗体 10μmとメ匡のマイクロタイタープレート中で混合した。37°C4時間のイ ンキュベートの後、プレートを遠心分離して1ootI+を採取し、LKBモデ ル1272ガンマカウンターでカウントを計測した。
ラベルしたM21メラノーマの補体による溶解は、50ulの細胞(2XlOS 細胞/m l )と等量の希釈した各抗体を混合することにより行った。37° C15分間のインキュベートの後、100μlのヒト補体(新鮮ヒト血清で4倍 希釈したもの)を各ウェルに加えた。プレートをさらに37°Cで1時間インキ ュベートした後、遠心分離して上清1OOK!■を用いて放出された”Crのカ ウントを計測した。KJ胞傷害性の百分率は。
により決定した。
6、生体内分布と血液中からの消失の検討8〜lOs令のメス?!!胸腺マウス (nu/nu)(Lhe NaLionalCancer In5LiLuLe 、ヘセスダ、NイD)に2X10’のh4zt!1lffl細胞を皮下注射した 。腫瘍は10日以内に50−150mgの大きさに生長した。この時点でマウス の尾静脈に25μg、3〜4μC1の+21−ラベルした抗体を静脈性!1した 。注射後指定された時点で3匹ずつのグループとしたマウスにハロセンで麻酔し 、血液試料を後U1窩出血法により採取した。放射性ラベルした抗体の生体内分 布を調べるため、3匹ずつのグループをt主側後のい(っがの時点で殺害した。
腫瘍および主要な器官(心臓、皮膚、筋肉、骨、肺、肝臓、牌臓、甲状腺、腎臓 、1Lii)を取り出し、重量を測った。すべての組織試料について1!$1活 性をガンマカウンターによりアッセイした。結果は組織1gあたりの注射された 濃度に対する%および局在比率(cpm/g腫瘍:cpm/g組織)として算出 した。
7、放射性ラベリング ヒ目gGのch14.1B、ch14.1B−ΔCH2、F(ab’)、断片を USrでラベルした。簡単に述べると、l OOtlgの1odo−Gen試薬 (Pierce Chemical Co、、Oyクフォード、IL)でコート したポリスチレンチューブ中で、500 uzの抗体を0.5mC1の”ST  (100mciまたは3.75GBq/m1.Amersham Corp、、 アーリントンハイツ、 IL)とともに氷上25分間インキュベートした。取り 込まれなかった11S■はPDIOカラム(Pharmacia Fine C hemical、 ピスヵタウェイ。
NJ)を用いたゲル濾過により除いた。比活性はnIJに体あたり1. 5〜0 .5nCiが典型的な値であった。
本発明は、その主旨もしくは本質から離れることなく、他の特定の態様で実施す ることも可能である。したがってここに記載した態様は全ての面において、限定 的例ではなく例示的なものと理解されるべきであり、よって、本発明の範囲は明 細書の記載ではなく請求の範囲により定まり、また請求の範囲の記載と均等範囲 内で生じ得る全ての変化は本発明の範囲に含まれる。
h’l/11 nが1 1ρ 91イちζl「ノノン、5外% ” !Jlllt/ G ’ 1 % 3猜1昏/ ’G ’+ % il FjlΦIf/1’:′XY’:!! %補i[書の翻訳文提出書 (特5′[法第184条の8) 平成 4年 9112日 特r「庁長官 麻 生 渡 殿 p匍 1、特許出願の表示 PCT/US91100633 2、発明の名称 結合親to性を高めた抗体構築物 3、特許出願人 住 所 アメリカ合衆国マサチューセッツ州02139.ケンブリッジ。
ワン・ケントール・スクエア、ビルディング 700名 称 レブリケン・コー ポレーション4、代理人 住 所 東京都千代IJJ区大手町二丁目2番1号新大手町ビル 206区 電話 3270−6641〜6646 氏名(2770)弁理士湯浅恭三「ヲ ”二′・二 5、補IL書の提出口 請求の範囲全文の差替え 請求の範囲 1、抗原上のエピトープに対して特異的な抗体構築物であって、<a)上記エピ トープに特異的な天然抗体の超可変6■域とホモロガスな超可表領域からなり、 予め決定された特異性をもフ免疫グロブリン結合領域;及び<b)実質的にCI (1ドメイン、ヒンジ及びCH3ドメインからなり、天然抗体に通常存在するC H2ドメインを欠失した免疫グロブリンの定常領域を含んでなり、 上記定1g領域が上記抗体構築物の結合能)Jを上記天然抗体の抗原結合能力と 比較して少なくとも2倍増大させることを特徴とする、上記抗体構築物。
2、結合領域が非ヒト免疫グロブリン分子の結合領域を含む、請求項1記載の構 築物。
3、該結合領域がネズミ免疫グロブリン分子の結合領域を含む、請求項2記載の 構築物。
4、該結合領域がムチンに対する特異性をもつ、請求項1記載の構築物。
5、該結合領域がGD2ガングリオシドに対する特異性をもつ、請求項1記載の 構築物。
6、該結合領域がメラノーマー特異的プロテオグリカンに対する特異性をもつ、 請求項1記載の構築物。
7、該定常領域がヒト免疫グロブリンの定常領域を含む、請求項1記載の構築物 。
8、免疫グロブリン軽鎖にジスルフィド結合した免疫グロブリン重鎮を含む、請 求項1記載の構築物。
9、該定常領域のカルボキシ末端に共有結合した、腫瘍殺傷活性をもつ蛋白質を さらに含む、請求項1記載の構築物。
10、i蛋白質が、エンドペプチダーゼで開裂可能なアミノ酸配列を介して、3 iCI+3ドメインのカルボキシ末端にペプチド結合している、請求項9記載の 構築物。
i+、i蛋白質がリジン残基を介して1cH3ドメインのカルボキシ末端にペプ チド結合している、請求項10記載の抗体構築物。
12、該蛋白質が、リンホトキシン及びその活性なmu体からなる群から選択さ れるI蜂殺傷蛋白質を含む、請求項9記載の構築物。
13、該蛋白質が、インターロイキン−2及びその活性な類縁体からなる群から 選択されるII瘍殺傷蛋白質を含む、請求項9記載の構築物。
+4.該蛋白質が、上皮生長因子、lf!瘍壊欠壊死因子シン、ジフテリア毒素 、シュウトモナス外毒素及びそれらの活性な類縁体からなる群から選択される腫 瘍殺傷蛋白質を含む、請求項9記載の構築物。
15、放射活性標識も含む、請求項1記載の構築物。
16、 該W白質が、リンホトキシンまたはリンホトキシン類縁体の活性フラグ メントであるII瘍殺滅蛋白質を含む、請求項9記載の構築物。
17、該蛋白質が、インターロイキン−2またはインターライキン−2類縁体の 活性フラグメントである腫瘍殺滅蛋白質を含む、請求項9記載の構築物。
18、該蛋白質が、上皮生長因子、腫瘍壊死因子、リシン、ジフテリア毒素、ツ ユウドモナス外毒素及びそれらの活性な類縁体からなる群から選択される蛋白質 の活性フラグメントであるl[I瘍殺傷蛋白質を含む、請求項9記載の構築物。
国際調査報告 フロントページの続き (51) Int、 C1,’ 識別記号 庁内整理番号A61K 39/39 5 V 9284−4CY 9284−4C CO7K 14152 16/46 8318−4H // C12N 15109 (C12P 21108 C12R1:91) 8314−4C 9051−4C 9281−4B I A61K 37/24 // C12N 15100 A

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.ある抗原上のエピトープに特異的な抗体構築物:即ち、(a)あるエピトー プに特異的なネイティブな抗体の超可変部と相同な超可変部を含み、予め快定さ れた特異性を持つ免疫グロブリン結合領域;および(b)木質的にCH1ドメイ ン、ヒンジ部およびCH3ドメインからなり、ネイティブな抗体においては通常 存在するCH2ドメインが除かれた免疫グロブリン定常部 (該定常部は上記の抗体構築物の結合活性を、上記のネイティブな抗体の結合活 性と比較して少なくとも2倍は高める)からなる該構築物。
  2. 2.上記結合領域が非ヒト免疫グロブリン分子の結合領域を含んでいる請求項1 の構築物。
  3. 3.上記結合領域がマウス免疫グロブリン分子の結合領域を含んでいる請求項2 の構築物。
  4. 4.上記結合領域がムチンに対する特異性を持つ請求項1の構築物。
  5. 5.上記結合領域がGD2ガングリオシドに対する特異性を持つ請求項1の構築 物。
  6. 6.上記結合領域がメラノーマ特異的プロテオグリカンに対する特異性を持つ請 求項1の構築物。
  7. 7.上記定常部がヒト免疫グロブリン定常ドメインを含んでいる請求項1の構築 物。
  8. 8.免疫グロブリン軽鎖にジスルフィド結合により架橋された免疫グロブリン重 鎖を含んでいる請求項1の構築物。
  9. 9.上記定常部のカルボキシ未端に付加された形で、腫瘍を破壊する活性を持つ タンパク質をさらに含んでいる請求項1の構築物。
  10. 10.上記タンパク質がエンドペプチダーゼにより切断可能なアミノ酸配列を通 じて、上記CH3ドメインのカルボキシ未端に緊げられたペプチドである、請求 項9の構築物。
  11. 11.上記タンパク質がリジン残基を通じて上記CH3ドメインのカルボキシ末 端に緊げられたペプチドである、請求項10の抗体構築物。
  12. 12.上記タンパク質が、リンホトキシン、その類似活性物質およびその活性断 片からなるグループから選択される、腫瘍を破壊するタンパク質を含んでいる請 求項9の構築物。
  13. 13.上記タンパク質が、インターロイキン2、その類似活性物質およびその活 性断片からなるグループから選択される、腫瘍を破壊するタンパク質を含んでい る請求項9の構築物。
  14. 14.上記タンパク質が、表皮成長因子、腫瘍壊死因子、リシン、ジフテリア毒 素Pseudomona外毒素、その類似活性物質およびその活性断片からなる グループから選択される、腫瘍を破壊するタンパク質を含んでいる請求項9の抗 体構築物。
  15. 15.さらに放射性ラベルを含んでいる請求項1の構築物。
JP3505551A 1990-03-02 1991-01-30 結合親和性を高めた抗体構築物 Pending JPH07507440A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US488,297 1983-04-25
US48829790A 1990-03-02 1990-03-02
PCT/US1991/000633 WO1991013166A1 (en) 1990-03-02 1991-01-30 Antibody constructs with enhanced binding affinity

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07507440A true JPH07507440A (ja) 1995-08-24

Family

ID=23939159

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3505551A Pending JPH07507440A (ja) 1990-03-02 1991-01-30 結合親和性を高めた抗体構築物

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP0517754A1 (ja)
JP (1) JPH07507440A (ja)
CA (1) CA2077348A1 (ja)
WO (1) WO1991013166A1 (ja)

Families Citing this family (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5650150A (en) * 1990-11-09 1997-07-22 Gillies; Stephen D. Recombinant antibody cytokine fusion proteins
ES2178635T3 (es) * 1990-11-09 2003-01-01 Stephen D Gillies Inmunoconjugados de citoquinas.
WO1999029732A2 (en) 1997-12-08 1999-06-17 Lexigen Pharmaceuticals Corporation Heterodimeric fusion proteins useful for targeted immune therapy and general immune stimulation
EP1042459A4 (en) * 1997-12-24 2003-07-23 Diatech Pty Ltd BIFUNCTIONAL MOLECULES
US7067110B1 (en) 1999-07-21 2006-06-27 Emd Lexigen Research Center Corp. Fc fusion proteins for enhancing the immunogenicity of protein and peptide antigens
US6617135B1 (en) 1999-08-09 2003-09-09 Emd Lexigen Research Center Corp. Multiple cytokine protein complexes
CA2391080A1 (en) 1999-11-12 2001-05-25 Merck Patent Gesellschaft Mit Beschraenkter Haftung Erythropoietin forms with improved properties
WO2001058957A2 (en) 2000-02-11 2001-08-16 Lexigen Pharmaceuticals Corp. Enhancing the circulating half-life of antibody-based fusion proteins
KR20030064275A (ko) 2000-06-29 2003-07-31 메르크 파텐트 게엠베하 면역싸이토카인 흡수 증강제와의 조합 치료에 의한항체-싸이토카인 융합 단백질 매개 면역 반응 증강
US7754208B2 (en) 2001-01-17 2010-07-13 Trubion Pharmaceuticals, Inc. Binding domain-immunoglobulin fusion proteins
US20030133939A1 (en) 2001-01-17 2003-07-17 Genecraft, Inc. Binding domain-immunoglobulin fusion proteins
PT1366067E (pt) * 2001-03-07 2012-11-29 Merck Patent Gmbh Tecnologia de expressão para proteínas contendo uma unidade de anticorpo de isotipo híbrido
WO2002079415A2 (en) 2001-03-30 2002-10-10 Lexigen Pharmaceuticals Corp. Reducing the immunogenicity of fusion proteins
JP4309662B2 (ja) 2001-05-03 2009-08-05 メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 腫瘍特異的組換え抗体およびその使用
CN100390282C (zh) 2001-12-04 2008-05-28 默克专利有限公司 具有调节的选择性的il-2融合蛋白
EP1572748B1 (en) 2002-12-17 2010-06-23 MERCK PATENT GmbH Humanized antibody (h14.18) of the mouse 14.18 antibody binding to gd2 and its fusion with il-2
WO2005027966A2 (en) * 2003-09-05 2005-03-31 Genentech, Inc. Antibodies with altered effector functions
AU2004309050B2 (en) 2003-12-30 2010-10-14 Merck Patent Gmbh IL-7 fusion proteins
DK1699821T3 (da) 2003-12-31 2012-07-16 Merck Patent Gmbh Fc-ERYTHROPOIETIN-FUSIONSPROTEIN MED FORBEDREDE FARMAKOKINETIKKER
JP4987484B2 (ja) 2004-01-22 2012-07-25 メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 補体結合が低下した抗癌抗体
WO2006061219A2 (en) 2004-12-09 2006-06-15 Merck Patent Gmbh Il-7 variants with reduced immunogenicity
CA2616395C (en) 2005-07-25 2016-10-04 Trubion Pharmaceuticals B-cell reduction using cd37-specific and cd20-specific binding molecules
DK1966238T3 (da) 2005-12-30 2012-07-16 Merck Patent Gmbh INTERLEUKIN-12P40-varianter med forbedret stabilitet
EA016429B1 (ru) 2005-12-30 2012-04-30 Мерк Патент Гмбх Антитела против cd19 с пониженной иммуногенностью
NZ612319A (en) 2006-06-12 2015-04-24 Emergent Product Dev Seattle Single-chain multivalent binding proteins with effector function
NZ588671A (en) 2008-04-11 2012-11-30 Emergent Product Dev Seattle Cd37 immunotherapeutic and combination with bifunctional chemotherapeutic thereof
BRPI1016204A2 (pt) 2009-04-22 2016-04-19 Merck Patent Gmbh proteínas de fusão de anticorpos com sítios de ligação fcrn modificados
GB201403775D0 (en) 2014-03-04 2014-04-16 Kymab Ltd Antibodies, uses & methods
MY197562A (en) 2015-09-21 2023-06-23 Aptevo Res & Development Llc Cd3 binding polypeptides
US9567399B1 (en) 2016-06-20 2017-02-14 Kymab Limited Antibodies and immunocytokines
CN116903741A (zh) 2016-06-20 2023-10-20 科马布有限公司 特异性结合于pd-l1的抗体或其抗原结合片段及其用途
US11779604B2 (en) 2016-11-03 2023-10-10 Kymab Limited Antibodies, combinations comprising antibodies, biomarkers, uses and methods

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0256654B1 (en) * 1986-07-07 1996-09-18 Centocor, Inc. Chimeric murine/human immunoglobulin specific for tumour-associated 17-1A Antigen

Also Published As

Publication number Publication date
CA2077348A1 (en) 1991-09-03
EP0517754A1 (en) 1992-12-16
WO1991013166A1 (en) 1991-09-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07507440A (ja) 結合親和性を高めた抗体構築物
US6174691B1 (en) Minimum recognition unit of a PEM mucin tandem repeat specific monoclonal antibody
Brown et al. Tumor-specific genetically engineered murine/human chimeric monoclonal antibody
US6071515A (en) Dimer and multimer forms of single chain polypeptides
Adams et al. Highly specific in vivo tumor targeting by monovalent and divalent forms of 741F8 anti-c-erb B-2 single-chain Fv
Olafsen et al. Optimizing radiolabeled engineered anti-p185HER2 antibody fragments for in vivo imaging
US5534254A (en) Biosynthetic binding proteins for immuno-targeting
Mueller et al. Serum half-life and tumor localization of a chimeric antibody deleted of the CH2 domain and directed against the disialoganglioside GD2.
Xu et al. Targeting and therapy of carcinoembryonic antigen-expressing tumors in transgenic mice with an antibody-interleukin 2 fusion protein
JP3492373B2 (ja) モノクローナル抗体
US20030147808A1 (en) Single Chain Fv constructs of anti-ganglioside GD2 antibodies
EP3682907B1 (en) Use of radiolabeled nanobody in prognosis and diagnosis of cancer
JPH09500381A (ja) トランスフェリン受容体特異的リガンド−神経作用剤融合タンパク質
US20190023785A1 (en) MONOCLONAL ANTIBODY FnAb8 AND APPLICATION THEREOF
US6737064B2 (en) Method for the diagnosis of neoplastic tissue comprising administering a vasopermeability enhancing peptide of human interleukin-2
US6534479B1 (en) Recombinant alpha-fetoprotein hybrid cytotoxins for treating and diagnosing cancers
US20070042447A1 (en) Use of anti-ferritin monoclonal antibodies in the treatment of some cancers (divisional)
TWI602577B (zh) 雙重標靶融合蛋白
Li et al. Development and characterization of the recombinant human VEGF-EGF dual-targeting fusion protein as a drug delivery system
JP2004507205A (ja) Ca19−9抗原陽性細胞の検出および除去のためのポリペプチド
CN118660909A (zh) 亲和力增强的抗ecm纳米抗体-细胞因子融合体及其应用
US6440386B1 (en) Stabilized radiophosphate-labeled proteins
AU644413B2 (en) Antibody constructs with enhanced binding affinity
ES2218717T3 (es) Peptido portenciador de la vasopermeabilidad de la interleuquina-2 humana e inmunoconjugados del mismo.
US20040156824A1 (en) Vasopermeability enhancing peptide of human interleukin-2 and immunoconjugates thereof