JPH07506400A - 多層フェルト布 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 多層フェル）へ布 発明の背型 本発明は製紙抄造用織布に関し、特に、製紙抄造機のプレス部に使用する製紙抄 造用フェルト布（ｐａｐｅｒｍａｋｉｎｇ　ｆｅｌｔｓ　）に関するものである 。

従来のフォドリニエール式製紙工程においては、走行中のフォーミングベルトの −に流部で、ベーパーストックとして知られるセルロース繊維の水スラリーある いはサスペンションが、前記フォーミングベルト」二に供給される。このフォー ミングベルトは製紙抄造面を提供するとともに、水性媒体（ａｑｕｅｏｕｓ　ｍ ｅｄｉｕｍ）がらセルロース繊維を分離して湿潤ペーパーウェブを形成するフィ ルターの役目を果たす。ベーパーウェブを形成するにあたり、フォーミングベル トは、織布の排水側に端えられた吸引手段又はこれに類する手段によって、メツ シュ穴（排水穴として知られている）を介して水分を通過させ、これによりセル ロース繊維から水性媒体を分離するフィルター要素としての作用を提供する。

フォーミング媒体を離れた後に、ある程度の形状保持力を有したベーパーウェブ は、製紙抄造機のプレス部に搬送されてプレスフェルト布上に載せられ、そこで 協調的に回転する複数のプレスロールによって提供される一連の圧力ニツブ部（ ｐｒｅｓｓｕｒｅ　ｎ１ｐｓ）を介して、さらにその水分が排出される。これら のプレスロールはベーパーウェブの圧縮作用をも同時に提供する。

次いで、ベーパーウェブは製紙抄造機の乾燥部に搬送され、そこでは、一連の一 般的に円筒状加熱ロールの周りに保持されて通過し、さらにその含イｊ水分が脱 水される。

一般的に、プレス部のプレスフェルト布が、形成されたばかりの湿潤ベーパーウ ェブが様々なロールと遭遇して脱水処理されるとき、これを支持するために製紙 抄造機に組み込まれる。プレスフェルト布布は、湿潤したベーパーウェブを支持 する役Ｖ」以外、ペーパーシートから排除された水分の受け皿としての役割をも 果たす。好適には、プレスフェルトイ０は織布であり、吸引ボックスあるいは他 の排水装置を通過する際にフェルトイ］１から水分がＩＡ除されるまで、水分の 運搬機能を果たす、比較的大きな適当な穿孔部あるいは空隙部を有する。プレス フェルト布は、通常、コンベアベルト様の形状を有しており、そして、前述した 様々な工程でプレスフェルト布中に蓄積された多量の水は、訝通はペーパーウェ ブとプレスフェルト布が直接接触しなくなった後に、吸引装置あるいは種々な他 の排水装置によって排除される。

ペーパーシートの脱水性、表面の円滑性、ピックアツプ性、及び搬送性は、ベー パーシートの他の多くの特性と同様に、フェルト布の構成デザインに鋭敏に関与 する。さらに、フェルト布の物理的特性は、その有効使用寿命中にも変化するこ とが確認されている。一般的に、当初は丸みを帯び又は不規則な形状を有してい た表面繊維は、使用中に平坦化する傾向がある。表面繊維が平坦化するにつれ、 フェルト布とベーパーシートとの間の接触面積は増加し、結果としてそれらの接 着性が増加し、シートのピックアツプ性と搬送性が増加する。さらに、増ｈ１ル だシート／フェルト布接触面積はプレス部におけるさらに有効なシート保持力を 提供し、さらに効率的なシート排水性を提Ｕ（する。

製紙抄造機のプレス部において、ペーパーウェブにクラッシュ等の損傷を御坊ｉ ｊえることなく、ペーパーウェブから可能な限り大量の水分を枯山させることが 有益である。クラッシュ現象はペーパーウェブから過剰な水分が１８除されたと きに発生し、その過剰な水分はニップ部の入口側に蓄積され、ニップ部を通過す ることなく、移動するペーパーウェブの移動方向とは反対の方向に移動する。従 って、（製紙抄造用織布あるいはプレスロールのいずれかにおいて）プレスニッ プ部の周辺部に充分な空隙容積が存在し、ペーパーウェブが圧縮処理されている ときに排出された水分のすべてがニップ部を通過して移動するようにすることが 必要である。

よって、本発明のＩＬｊ的は、製紙抄造機のプレス部に使用する改良製紙抄造用 織布を提供することである。

本発明の別目的は、増加した空隙容積と、良好な耐久性と、増強された抗圧縮性 とを協えた、改良製紙抄造用織布を提供することである。

本発明の別目的は、クラッシュ現象を発生させず、あるいは表面に損傷を与えず に、比較的多量な水分を脱水することが可能な、製紙抄造機のプレス部における 改良された排水機構を提供することである。

本発明の別目的は、製紙抄造機のプレス部においてペーパーウェブから排水され る水量を増加させる排水手段を提供することである。

本発明のさらに別目的は、通過水量を増加し、抗圧縮性を改良した製紙プレスフ ェルト布を提供することである。

発明の概要 本発明はプレスフェルト布用の基布と、３層あるいはそれ以上の別々に織られた 織布層の積層体を含む基布を組み込んだプレスフェルト布とに関するものである 。基布積層体を構成する各織布層は単層織布あるいは複層織布であり、これらの 織布層は同一あるいは異なる織り構造のもので構わない。これらの３層あるいは それ以上の織布層は、相互に重ね合わされ、フェルト布の製紙面上の少なくとも １層のバット（ｂａｔｔ）層と共に縫合される。好適には、上側織布の上面の糸 は、織布の織り方によって、０１＋４方向及び／又はクロス機械方向に長い浮糸 を有しており、良好なペーパーウェブ支持力を提供している。下側織布層と中間 織布層もそれぞれの上面にクロス機械方向の長い浮糸を有して、それぞれの上方 に存在する織布層を良好に支持することが可能である。１好適実施例によれば、 上側織布層を構成している糸は中間層を構成している糸よりも相対的に細く、同 様に、中間層を構成している糸は下側織布層を構成している糸よりも相対的に細 い。

本発明のこれら以外の目的及び利点は、その理解を容易にすることと共に、添付 された図面を利用して以下の詳細な説明において提供されている。

図面の簡単な説明 図１は、本発明による基布の１実施例であり、上側織布の上面と下面とを図示し ている。

図２は、図１に示した基ｒｌｉの実施例の構成要素のクロス機械方向の分解断面 図である。

図３は、本発明のコンセブトに従って作成し、た基布の別の実施例であり、織４ ｉの最上部層の−Ｌ面と下面とを図示している。

図４は、図３に示された（、ｔ、布のクロス機械方向の分解断面図である。

図５は、本発明のコンセプトに従ってｒ１成した別の実施例の基イ１１のクロス 機械方向の分解断面図である。

図６は本発明にｔｉｔって作成された更に別の実施例の基布のクロス機械方向の 分解断面図である。

図７は、図１と図２に示された基ｒＩｉを組み込んだプレスフェルト布のクロス 機械方向の分解断面図である。

発明の詳細な説明 以下において本発明をさらに詳細に説明する。ここでは、プレスフェルト作用の 基布と、製紙抄造機のプレス部で使用するため、前記基１ｆｉが組み込まれたプ レスフェルト布と、を解説する。この基布は少なくとも３層の織布層を含む。本 発明のプレスフェルト布用基布は、３層あるいはそれ以上の別々に織られた織布 層を含み、各々の織布層には上面と下面とが存在する。これら全ての織布層は単 層織布であっても構わず、あるいは場合によって、下側織布層のみが多層織布で あってもよい。

本発明の基４Ｊをイ１成するには、それらの織布層は相互に重ね合わせて配置さ れる。好適には、上側織布層は機械方向あるいはクロス機械方向に長い浮糸を有 し、ペーパーウェブを支持する。プレスフェルト１１１を作成するには、少なく とも１バット層が積層ｗＬｒｒｒ層のペーパーシート接触面」二に配置される。

このバット層は積層織布層に縫合される。この縫合処理によって、バット層は基 布積層体に固定され、同時に積層体自体も縫合結合される。１好適実施例によれ ば、下側織布層を構成している糸は中間織布層の糸よりも太く、同様に、中間織 布層を構成している糸は上側織布層の糸よりも太い。

個々の織布層の織り構造は同一であっても、あるいは異なるものであってもよい 。３層あるいはそれ以上の別々に織られた織布層は重ね合わされて配置される。

一般的に、ペーパーウェブと接触する側のプレスフェルト布の織布層は好条件の 製紙抄造面を有する。さらに、製紙抄造機と接触する側のプレスフェルト布の織 布層は優れた耐久）Ｊと摩擦抵抗ツノを有する。その使用条件によるプレスフェ ルト布の好適特性を付与するための個々の織布層の織り構造の選択は、当分野の 技術者の裁量範囲である。

本発明のプレスフェルト布の各織布層に使用される糸は、完成複合プレスフェル ト布に望まれる特性によって選択されるものである。例えば、使用糸は、多フラ メント糸、単フィラメント糸、多フィラメント捻糸及び／又は単フイラメント捻 糸、スパン糸、あるいはそれらのどのような組合せの糸でもよい。本発明におい て利用する、望まれる特性を有したプレスフェルト布を作成するために糸のタイ プを選択することは当業者の裁量範囲である。

本発明のプレスフェルト布に採用する基布の各織布層に使用するために選択され る糸は、プレスフェルト布の基布層に一般的に使用するものでよい。例えば、綿 、ウール、ポリプロピレン、ポリエステル、アラミドあるいはポリアミドの糸が ある。当業者であれば、完成複合プレスフェルト布の特定な使用条件に合わせて 糸材を選択するであろう。

本発明のプレスフェルト布の１実施例において、基布を構成している中間織布と 下側織布は、それらの上面にクロス機械方向の長い浮糸を有している。これらの クロス機械方向の長い浮糸はいくつかの目的を達成する。中でも最も重要なこと は、繊維浮糸がその上方の織布層を支え、クロス機械方向の長い浮糸を採用して いる下方の織布層内に落ち込むことを防止するテーブルの役目を果たすことであ る。これら２層の織布層を分離しておくことで、各層独自の特色が保たれる。

さらに、上側織布層は、機械方向あるいはクロス機械方向の長い浮糸がその上面 すなわち製紙抄造面に存在するように織成されることが好適である。このように することによって、上側織布層はフォーミングペーパーウェブに対する良好な支 持力を提供する。さらに、上面すなわち製紙抄造面の長い浮糸は、織布とフォー ミングペーパーウェブとの間により均一な圧力伝達を提供し、除水能力を高め１ 好適実施例によれば、上側織布層を構成している糸は、中間織布層を構成してい る糸よりも細く、すなわち径が小さく、同様に、中間織布層を構成している糸は 下側織布層を構成している糸よりも細い。従って、基布が合体されると、いわゆ るピラミッド効果が達成される。その太い糸で、下側織布層は、良好な圧縮抵抗 力と、抗圧縮性と、水分透過性と、増量した空隙容積とを提供する。その下面は 製紙抄造機と対面するので、糸は良好な耐久性を持つ。上側織布層は、非常に均 一な圧力配分と、バット層を支持するための良好な製紙抄造面とを提供するため に非常に細い糸を採用する。中間織布層は上側織布層と下側織布層とを分離し、 それら２層の中間的特性を有する。中間層と下側層のクロス機械方向の長い浮糸 は上側織布層と中間層をそれぞれ支持し、各織布層の特徴をそれぞれに保持する 。好適には、上側織布層の糸の直径は０．１ｍｍから０．４ｍｍであり、中間織 布層の糸は０．２ｍｍから０．５ｍｍであり、下側織布層の糸は０．４ｍｍから １．０ｍｍである。

本発明の基布と一体化させたプレスフェルト布を作成するには、１層あるいは複 層のバット層が結合繊布層上に配置されて縫合される。もちろん、１層のバット 素材はペーパーウェブと接触する側のプレスフェルト布上に配置される。さらに 、１層あるいは複層のバット素材をプレスフェルト布の機械接触面上に挿入する ことが可能である。使用可能なバット素材は、この目的で普通に採用されている いかなる周知な天然繊維あるいは化繊であり、例えば、ウール等の動物性繊維と 、オルロン（Ｏｒｌｏｎ）のようなポリアクリル繊維類、ダクロン（Ｄａｃｒｏ ｎ）のようなポリエステル繊維類、ナイロンのようなポリアミド繊維類のごとき 合成繊維とを含んでいる。それらは通常手段で結合繊布層に縫合される。この縫 合過程で、結合繊布層も縫合結合される。

本発明のコンセプトは図面に示されている。図１と図２は、本発明により作成さ れたｇ１６の１実施例を図示している。図１は、織込まれた機械方向糸１１とク ロス機械方向糸１２とを含む上側織布層の上面１ｏと下面２ｏとを示している。

機械方向糸１１に対する長いシフ糸は図中にて容易に確認される。図２はクロス 機械方向の分解した断面図であり、中間織布層２０及びそれに織込まれた機械方 向糸２１とクロス機械方向糸２２と、下側織布層３ｏ及びそれに織込まれた機械 方向糸３１とクロス機械方向糸３２と、を含む個々の織布層の織り構造を図示し ている。

図３と図４は、本発明により作成された基布の別の実施例を図示している。図３ は、上側織布層３１０の上面と、上側織布層３２０の下面とを図示している。

上側織布層３１０の上面は、織込まれた機械方向糸３１１どクロス機械方向糸３ １２と共に、湿潤ペーパーウェブを支持するため、機械方向糸３１１によって構 成された長い浮糸を有している。中間織布層３２０は、織込まれた機械方向糸３ ２１とクロス機械方向糸３２２とを有した単層織布である。下側織布層３３０は 織込まれた機械方向糸３３１とクロス機械方向糸３３２とを有した単層織布であ る。

図５は本発明の基布の１実施例を図示しており、その下側織布層は多層織布であ る。上側織布層５１０の上面は、その織込まれた機械方向糸５１１とクロス機械 方向糸５１２と共に、湿潤ペーパーウェブを支持するため、クロス機械方向糸に よって構成された長い浮糸を有している。中間織布層５２０は、織込まれた機械 方向糸５２１とクロス機械方向糸５２２とを有した単層織布である。下側織布層 ５３０は、織込まれた機械方向糸５３１．５３２と、クロス機械方向糸５３３． ５３４．５３５とを織込んだ多層織布である。

図６は本発明の基布の別実施例を図示しており、その下側織布層は多層織布であ ることと、中間織布層や下側織布層よりも目が細かい上側織布層とを図解してい る。上側織布層６１０は、直径の小さい機械方向糸６１１とクロス機械方向糸６ １２とを織込んでいる。中間織布層６２０は、織込まれた細い機械方向糸６２１ とクロス機械方向糸６２２との単層織布である。下側織布層６３０は、上側織布 層６１０や中間織布層６２０に使用した糸よりも太い糸で織成された多層織布で あり、機（成力白糸６３１，６３２とクロス機械方向糸６３３．６３４．６３５ とを有している。

織布の全組合せが、必ずしも、その表面上に長い浮糸を備えた基布の織布層を有 する必要はない。しかし、好適な実施例によれば、基布は、その下側層から上側 層にかけて、個々の織布層に段々に長くなった浮糸を有する。上側織布層の長い イア糸は、湿潤ペーパーウェブをさらに効率よく支持し、さらに均一な圧力伝達 によって脱水性を改善し、下側織布層上の長い浮糸が水分の透過性を制御する。

本発明による基布は、製紙抄造機のプレス部用のプレスフェルト布として組み込 むことが可能である。図７は、図１と図２とに図示された基布で作成されている 、本発明に従ったプレスフェルト布の分解断面図である。少なくとも１層のバッ ト素材（ｂａｔｔ　ｍａｔｅｒｉａｌ）１５は、一体化された織布層の上側織布 層１０の上面（すなわち、完成プレスフェルト布のペーパーシートに接触する側 ）に隣接して配置され、バット素材層１５は一体化された織布層に縫合される。

さらに、バット素材の１層又はそれ以上の層が、下側織布層３０の下面（すなわ ち、完成プレスフェルト布の機械に接触する側）に隣接して配置され、縫合され る。前述のように配置された後、バット素材の単層又はそれ以上の層は、通常の 方法で縫合される。バット素材の縫合過程において、一体化された織布層も同時 に縫合され、図７のようなプレスフェルト布が完成する。

本発明のコンセプトに係るプレスフェルト布に含ませる織布層の数と織り構造の 選択は、当業界の技術者の知識と裁量の範囲内である。本発明に係るプレスフェ ルト布の利点は、相互に対面する異なった糸織り構造が、プレスヒップ部におい てさらに均一な圧ノコの支持を提供することである。さらに、本発明に係る織布 は圧力伝達と透過性により容易に適応するので、水流と抗圧縮力のより優れたバ ランスが達成される。多層基布層の概念の適用は、作成されるフェルト布に要求 される異なる要請に対する性能特性を最良化できるよう、使用織布の選択機会を 提供する。均一な圧力伝達と、優れた水分透過性と、良好な抗圧縮力とを獲得す るため、例えば、機械方向の長い浮糸を有した高密度の機械方向指向上側織布層 が選択される。又、より尻目のクロス機械方向指向下側織布層（ｄｅｎｓｅ　ｍ ａｃｈｉｎｅｄｉｒｅｃｔｉｏｎ　ｏｒｉｅｎｔｅｄ　ｔｏｐ　ｆａｂｒｊｃ　 １ａｙｅｒ）は、フェルト布の良好な摩耗抵抗力及び耐久性を提供する。さらに 、少なくとも３層の織布層が存在するという事実は、良好な抗圧縮力を与え、フ ェルト布の水分透過性を増す。中間層と下側層の上面に機械方向の長い浮糸とク ロス機械方向の長い浮糸とを使用することは、支持力を提供すると共に、別々に 分かれた織布層の個々の望ましい特性を維持する。

本発明の好適実施例を図面を基にして解説してきたが、本発明の精神と目的をＦ ＩＧ、　Ｉ ＦＩＧ、２ ＦＩＧ、３ ＦＩＧ、４ ＦＩＧ、５ ＦＩＧ、６

Claims (18)

【特許請求の範囲】
1. １．製紙抄造機に使用するブレスフェルト布に採用する（ｉｎｃｏｒｐｏｒａｔ ｉｏｎ　ｉｎｔｏ）基布であって、少なくとも３層の織布層を含んでおり、該少 なくとも３層の織布層は相互に略平行に重ねられ、シート形成側と機械接触側と を有した積層構造を形成していることを特徴とする基布。
2. ２．前記少なくとも３層の織布層は、上側織布層と、中間織布層と、下側織布層 とを含んでおり、前記上側織布層と、中間織布層と、下側織布層とは、織込まれ た機械方向糸とクロス機械方向糸とで構成された単層織布であることを特徴とす る請求項１記載の基布。
3. ３．前記上側織布層の機械方向糸とクロス機械方向糸は、前記中間織布層の機械 方向糸とクロス機械方向糸よりも直径が小さく、そして、該中間織布層の機械方 向糸とクロス機械方向糸は、前記下側織布層の機械方向糸とクロス機械方向糸よ りも直径が小さいことを特徴とする請求項２記載の基布。
4. ４．前記上側織布層は、その上面に機械方向の長い浮糸又はクロス機械方向の長 い浮糸を有していることを特徴とする請求項２記載の基布。
5. ５．前記中間織布層と下側織布層は、それらの上面に機械方向の長い浮糸又はク ロス機械方向の長い浮糸を有していることを特徴とする請求項４記載の基布。
6. ６．前記少なくとも３層の織布層は、単層織り構造の上側織布層と、単層織り構 造の中間織布層と、少なくとも２組のクロス機械方向糸と、該クロス機械方向糸 と織り合わされた機械方向糸とを含む多層織り構造の下側織布層と、を含んでい ることを特徴とする請求項１記載の基布。
7. ７．前記上側織布層の機械方向糸とクロス機械方向糸は、前記中間織布層の機械 方向糸とクロス機械方向糸よりも直径が小さく、該中間織布層の機械方向糸とク ロス機械方向糸は、前記下側織布の機械方向糸と少なくとも２組のクロス機械方 向糸よりも直径が小さいことを特徴とする請求項６記載の基布。
8. ８．前記上側織布層は、その上面に機械方向の長い浮糸と、クロス機械方向の長 い浮糸とを有していることを特徴とする請求項６記載の基布。
9. ９．前記中間織布層と下側織布層は、それらの上面に機械方向の長い浮糸と、ク ロス機械方向の長い浮糸とを有していることを特徴とする請求項８記載の基布。
10. １０．製紙機械用のブレスフェルト布であって、少なくとも３層の織布層を含ん でいる基布を含んでおり、該少なくとも３層の織布層は相互に略平行に重ねられ 、シート形成側と機械接触側とを有した積層構造を形成しており、さらに、 前記積層構造のシート形成側に配置された少なくとも１層のバット素材を含んで おり、前記少なくとも３層の織布層と前記少なくとも１層のバット素材は縫合に よって縫合結合されている ことを特徴とするブレスフェルト布。
11. １１．前記基布の少なくとも３層の織布層は、上側織布層と、中間織布層と、下 側織布層とを含んでおり、該上側織布層と、該中間織布層と、該下側織布層は織 込まれた機械方向糸とクロス機械方向糸とで構成された単層織布であることを特 徴とする請求項１０記載のブレスフェルト布。
12. １２．前記上側織布層の機械方向糸とクロス機械方向糸は、前記中間織布層の機 械方向糸とクロス機械方向糸よりも直径が小さく、該中間織布層の機械方向糸と クロス機械方向糸は、前記下側織布層の機械方向糸とクロス機械方向糸よりも直 径が小さいことを特徴とする請求項１１記載のブレスフェルト布。
13. １３．前記基布の上側織布層は、その上面に機械方向の長い浮糸又はクロス機械 方向の長い浮糸を有していることを特徴とする請求項１１記載のブレスフェルト 布。
14. １４．前記基布の中間織布層と下側織布層は、それらの上面に機械方向の長い浮 糸又はクロス機械方向の長い浮糸を有していることを特徴とする請求項１３記載 のブレスフェルト布。
15. １５．前記基布の少なくとも３層の織布層は、単層織り構造の上側織布層と、単 層織り構造の中間織布層と、少なくとも２組のクロス機械方向糸と、該クロス機 械方向糸と織り合わされた機械方向糸とを含む多層織り構造の下側織布層とを含 んでいることを特徴とする請求項１０記載のブレスフェルト布。
16. １６．前記上側織布層の機械方向糸とクロス機械方向糸は、前記中間織布層の機 械方向糸とクロス機械方向糸よりも直径が小さく、該中間織御層の機械方向糸と クロス機械方向糸は、前記下側織布層の機械方向糸とクロス機械方向糸よりも直 径が小さいことを特徴とする請求項１５記載のブレスフェルト布。
17. １７．前記基布の上側織布層は、その上面に機械方向の長浮糸あるいはクロス機 械方向の長い浮糸を有していることを特徴とする請求項１５記載のブレスフェル ト布。
18. １８．前記基布の中間織布層と下側織布層は、それらの上面に機械方向の長い浮 糸あるいはクロス機械方向の長い浮糸を有していることを特徴とする請求項１７ 記載のブレスフェルト布。