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JPH0733711A - 光反応性多官能ビニルエーテル及びその製造方法並びに該ビニルエーテルを含有する光硬化性組成物 - Google Patents

光反応性多官能ビニルエーテル及びその製造方法並びに該ビニルエーテルを含有する光硬化性組成物

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Publication number
JPH0733711A
JPH0733711A JP19880693A JP19880693A JPH0733711A JP H0733711 A JPH0733711 A JP H0733711A JP 19880693 A JP19880693 A JP 19880693A JP 19880693 A JP19880693 A JP 19880693A JP H0733711 A JPH0733711 A JP H0733711A
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JP
Japan
Prior art keywords
vinyl ether
group
polyfunctional vinyl
cationic polymerization
reaction
Prior art date
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Application number
JP19880693A
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English (en)
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JP3573472B2 (ja
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Tatatomi Nishikubo
忠臣 西久保
Hideyuki Ito
秀之 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Holdings Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Ink Mfg Co Ltd
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Publication date
Application filed by Taiyo Ink Mfg Co Ltd filed Critical Taiyo Ink Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ビニルエーテル基を有する新規な光反応性多
官能ビニルエーテル、その製造方法、及びそれを含有し
広範な用途に適用可能な光硬化性組成物を提供する。 【構成】 例えば反応式Iのように、グリシジルビニル
エーテルと多価カルボン酸クロリドを有機溶媒中、相間
移動触媒の存在下に反応させると、ビニルエーテル基と
クロロメチル基を有する光反応性多官能ビニルエーテル
が高収率で生成する。好適には反応は70〜120℃、
8〜24時間の条件で行われる。得られた光反応性多官
能ビニルエーテルに活性エネルギー線カチオン重合開始
剤を混合した光硬化性組成物は活性エネルギー線の照射
により速やかに反応して硬化物を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規な光反応性多官能
ビニルエーテル及びその製造方法並びに該光反応性多官
能ビニルエーテルを含有する光硬化性組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ビニルエーテル化合物はカチオン重合開
始剤により重合して対応するポリビニルエーテルを生成
するので、塗料、接着剤、シーリング剤、レジスト剤な
どとして広範な用途を有する。従来、側鎖又は末端にビ
ニルエーテル基を有するポリビニルエーテルとしては、
例えば、特開平4−170486号公報にアクリル系重
合体やフルオロオレフィン系重合体にエポキシ基及び/
又はビニルエーテル基を導入して得られるビニル系重合
体が記載され、さらに、これにカチオン重合を開始させ
る触媒を併用することによって加熱又は活性エネルギー
線の照射によって硬化する硬化性樹脂組成物が開示され
ている。また、上記特開平4−170486号公報に
は、ビニルエーテル基を導入する反応として、カルボキ
シル基を含有する重合体に、グリシジルビニルエーテル
などのエポキシ基とビニルエーテル基の両方を有する化
合物を反応させる方法も教示されている。同様に、グリ
シジルビニルエーテルと無水フタル酸を反応させて側鎖
にビニルエーテル基を有するポリマーを合成できること
が、高分子論文集、Vol.48、No.8(1991
年8月)第478頁に記載されている。しかしながら、
これらの合成反応はカルボキシル基とエポキシ基との反
応であるため、収率が低いという問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の主た
る目的は、ビニルエーテル基を有する光反応性多官能ビ
ニルエーテルを収率よく製造し、もって生産性よくかつ
比較的に低コストで光反応性多官能ビニルエーテルを提
供することにある。本発明の他の目的は、光反応性多官
能ビニルエーテルを含有し、広範な用途に適用可能な光
硬化性組成物を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明によれば、グリシジルビニルエーテルと多価
カルボン酸クロリドとの反応物であって、多官能性のビ
ニルエーテル基を有することを特徴とする光反応性多官
能ビニルエーテルが提供される。好適な態様において
は、光反応性多官能ビニルエーテルは、下記化5で表わ
される一般式(1)、(2)又は(3)を有する。
【化5】 (式中、K及びLはそれぞれ2〜4の整数、M及びNは
それぞれ1〜3の整数(但し、M+N=2〜4)、Rは
下記化6の(1)〜(18)の基からなる群より選ばれ
た基である。)
【0005】
【化6】
【0006】また本発明によれば、上記光反応性多官能
ビニルエーテルの製造方法も提供され、その方法は、グ
リシジルビニルエーテルと多価カルボン酸クロリドを、
有機溶媒中あるいは無溶媒下で、触媒の存在下に反応さ
せることを特徴とするものである。好適な態様において
は、反応は50〜150℃、3〜48時間、好ましくは
70〜120℃、8〜24時間の条件で行われ、上記多
価カルボン酸クロリドとして、下記化7の(1′)〜
(18′)の化合物からなる群より選ばれた多価カルボ
ン酸クロリドが用いられる。
【化7】
【0007】さらに本発明によれば、前記光反応性多官
能ビニルエーテルと活性エネルギー線によりカチオン重
合を開始させるカチオン重合開始剤とを含有することを
特徴とする光硬化性組成物も提供される。好適には、カ
チオン重合開始剤として、下記化8の(A)〜(G)の
塩からなる群より選ばれたカチオン重合開始剤が用いら
れる。
【化8】 (式中、R1 及びR2 は水素又はt−ブチル基、R3
水素、メチル基又はメトキシル基、X- はBF4 -、PF
6 -、SbF6 -、AsF6 -、CF3 SO3 -、SbCl6 -
はClO4 -である。)
【0008】
【発明の作用及び態様】本発明者らは、グリシジルビニ
ルエーテルと多価カルボン酸クロリドを、有機溶媒中、
触媒の存在下に反応させることによって、多官能ビニル
エーテル基を有する光反応性多官能ビニルエーテルを収
率よく製造でき、また、該多官能ビニルエーテルを活性
エネルギー線によりカチオン重合を開始させるカチオン
重合開始剤と共存させることにより良好な光硬化性を示
すことを見い出し、本発明を完成するに至ったものであ
る。
【0009】グリシジルビニルエーテルと多価カルボン
酸クロリド、例えばジカルボン酸クロリドを有機溶媒
中、触媒の存在下に反応させると、下記化9で示される
反応式(I)のように反応し、主としてグリシジルビニ
ルエーテルのエポキシ基のβ開裂が生じて、クロロメチ
ル基(−CH2 Cl)が側基として主鎖に結合している
主生成物(一般式(1′)で示される多官能ビニルエー
テル)を生成する。
【化9】 この際、僅かながらエポキシ基のα開裂も生じて、クロ
ロメチル基が主鎖に取り込まれた一般式(2′)で示さ
れる多官能ビニルエーテル、及び/又は主鎖に取り込ま
れたクロロメチル基と主鎖に側基として結合しているク
ロロメチル基を共に有する一般式(3′)で示される多
官能ビニルエーテルも副生成物として同時に生成する
が、その割合は約10%以下である。得られる生成物
は、エポキシ基のα開裂により生じた副生成物を分離す
ることなく、主生成物に少量の副生成物が混合している
形で用いることができる。すなわち、主生成物及び副生
成物も共に末端にビニルエーテル基を有する光反応性の
多官能ビニルエーテルであるため、これにカチオン重合
開始剤を混合して光硬化性組成物を調製でき、各種用途
に用いることができる。
【0010】グリシジルビニルエーテルと反応させる多
価カルボン酸クロリドとしては、−COCl基を2個以
上有するカルボン酸クロリドであれば全て使用可能であ
るが、それらの中でも前記(1′)〜(18′)の脂肪
族炭化水素系(炭素数1〜8)、ベンゼン系、ベンゾフ
ェノン系、ビスフェノール系、ビフェニル系、テトラヒ
ドロフタル酸系、シクロヘキサン系、マレイン酸系、ナ
フタレン系、フルオレン系等の多価カルボン酸クロリド
が好ましい。グリシジルビニルエーテルと多価カルボン
酸クロリドは、有機溶媒中、相間移動触媒の存在下に反
応させる。反応条件としては、反応温度は、後述する実
施例から明らかなように、約80%以上の反応収率を得
るためには50〜150℃の範囲が適当であり、より好
ましくは70〜120℃である。また、反応時間は3〜
48時間、好ましくは8〜24時間が適当である。反応
時間が3時間未満では目的物の生成が不充分で反応収率
が満足し得るものではなく、一方、高い反応温度では2
4時間を超えると反応収率がほぼ飽和に達しており、生
産性、経済性の点で好ましくない。
【0011】反応は無溶媒下でもよく進行するが、生成
物の洗浄や反応系のコントロールの観点からは、反応溶
媒の使用が適当である。有機溶媒としては、アルコー
ル、アセトン等の親水性の溶媒以外の疎水性の有機溶媒
であれば全て使用できるが、それらの中でもトルエン、
ジメチルホルムアミド、ジメチルアセテート、N−メチ
ルピロリドン、ジエチレングリコールジメチルエーテル
(商品名:ジグライム)、アニソール、ジクロロベンゼ
ン、スルホラン等が好ましく、特に最も好ましいのはト
ルエンである。反応系に水が混入すると収率が低下する
ので好ましくない。さらに本反応の反応溶媒としては、
(メタ)アクリル酸エステルや多官能性(メタ)アクリ
ル酸エステル等の光ラジカル重合性化合物を使用するこ
とも可能であり、この反応生成物はそのまま多機能型の
光硬化性オリゴマーとしての活用も可能となる。
【0012】触媒としては、テトラ−n−ブチルアンモ
ニウムクロリド、テトラ−n−ブチルアンモニウムブロ
ミド、テトラ−n−ブチルアンモニウムヨージド、テト
ラ−n−ブチルアンモニウムフルオリド、テトラ−n−
ブチルアンモニウムヒドロキシド、テトラ−n−ブチル
アンモニウムアジド、テトラ−n−ブチルアンモニウム
ホスフェート、ジメチルベンジルフェニルアンモニウム
クロリド、テトラメチルアンモニウムクロリド、テトラ
エチルアンモニウムクロリド、トリメチルベンジルアン
モニウムクロリド、トリオクチルメチルアンモニウムク
ロリド、ベンジルトリ−n−ブチルアンモニウムブロミ
ド、セチルジメチルエチルアンモニウムブロミド、ジラ
ウリルジメチルアンモニウムブロミド、(フェロセニル
メチル)トリメチルアンモニウムブロミド、N,N−ジ
メチルメチレンアンモニウムヨージド、フェニルトリエ
チルアンモニウムヨージド、テトラエチルアンモニウム
ヒドロキシド、ジメチルアミノピリジン、4−ブロモピ
リジンヒドロクロリド、N−n−ブチルピリジニウムク
ロリド、トリブチルアミン、テトラ−n−ブチルホスホ
ニウムブロミド、アリルトリフェニルホスホニウムブロ
ミド、ジフェニルヨードニウムパークロレート、(2−
カルボキシエチル)ジメチルスルホニウムブロミド等、
従来公知の種々の第四オニウム塩や第三アミン、第三ホ
スフィン、クラウンエーテル錯体などの触媒が挙げられ
る。
【0013】本発明によればさらに、前記のようにして
得られた光反応性の多官能ビニルエーテルに活性エネル
ギー線によりカチオン重合を開始させるカチオン重合開
始剤を混合することにより、光硬化性組成物が得られ
る。活性エネルギー線カチオン重合開始剤としては、ジ
アリールヨードニウム塩類、トリアリールスルホニウム
塩類、チオビストリアリールスルホニウム塩類、セレノ
ニウム塩類、ホスホニウム塩類など従来公知の種々のカ
チオン重合開始剤を用いることができるが、特に前記し
た(A)〜(E)の塩類が好ましい。これらのカチオン
重合開始剤は、単独で用いてもよく、あるいは2種以上
を併用してもよい。光硬化性組成物中におけるカチオン
重合開始剤の配合割合は、多官能ビニルエーテルのビニ
ル基に対して0.05モル%以上、好ましくは0.1モ
ル%以上が適当であり、最も好ましくは0.5〜10モ
ル%である。後述する実施例から明らかなように、カチ
オン重合開始剤の配合割合が0.05モル%未満である
と充分な光硬化性が得られ難いので好ましくない。
【0014】本発明に係る光硬化性組成物には、さら
に、その光硬化性を損なわない範囲で、一分子中に少な
くとも1個のエポキシ基及び/又はビニルエーテル基を
有する重合体、例えばエポキシ樹脂類、又はエポキシ基
もしくはビニルエーテル基を導入したポリエーテル樹
脂、ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、ウレタン樹脂あ
るいはシリコーン樹脂などを、硬化物の特性を改善する
ために混合することができる。エポキシ樹脂としては、
ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型
エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂、フェ
ノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラッ
ク型エポキシ樹脂、N−グリシジル型エポキシ樹脂また
は脂環式エポキシ樹脂などがあり、あるいはさらにこれ
に反応促進のためのアミン化合物類、イミダゾール化合
物類、カルボン酸類、フェノール類、第四級アンモニウ
ム塩類またはメチロール基含有化合物類などの公知のエ
ポキシ硬化促進剤を少量併用することができ、これら熱
硬化性成分の添加により、塗膜を加熱することにより熱
硬化させることが可能になると共に、硬度、耐薬品性、
耐熱性等の諸特性を改善することもできる。
【0015】また、本発明の光硬化性組成物には、一分
子中に少なくとも1個のエポキシ基及び/又はビニルエ
ーテル基を有する化合物、例えば3,4−エポキシシク
ロヘキシルビニルエーテル、エチレングリコールモノグ
リシジルモノビニルエーテル、トリエチレングリコール
モノグリシジルモノビニルエーテル、ジプロピレングリ
コールモノグリシジルモノビニルエーテル、シクロヘキ
シルビニルエーテル、ベンジルビニルエーテル、2−エ
チルヘキシルビニルエーテル、トリエチレングリコール
ジビニルエーテル、ジプロピレングリコールジビニルエ
ーテル、1,4−ビスジビニルオキシメチルシクロヘキ
サン、イソホロンジイソシアネートと4−ヒドロキシブ
チルビニルエーテルのモル比1:2付加物または水添キ
シリレンジイソシアネートと4−ヒドロキシブチルビニ
ルエーテルのモル比1:2付加物などを混合することも
できる。
【0016】本発明の光硬化性組成物には、さらに必要
に応じて硫酸バリウム、酸化珪素、タルク、クレー、炭
酸カルシウムなどの公知慣用の充填剤、フタロシアニン
・ブルー、フタロシアニン・グリーン、酸化チタン、カ
ーボンブラックなどの公知慣用の着色用顔料、消泡剤、
密着性付与剤またはレベリング剤などの各種添加剤類を
加えてもよい。
【0017】本発明の光硬化性組成物を光硬化させるた
めの照射光源としては、低圧水銀灯、中圧水銀灯、高圧
水銀灯、超高圧水銀灯、キセノンランプ又はメタルハラ
イドランプなどが適当である。また、レーザー光線など
も露光用活性光線として利用できる。その他、電子線、
α線、β線、γ線、X線、中性子線なども利用可能であ
る。
【0018】
【実施例】以下、実施例を示して本発明についてさらに
具体的に説明するが、本発明が下記実施例に限定される
ものでないことはもとよりである。
【0019】実施例1 グリシジルビニルエーテル(セイケミカル(株)製、商
品名GVE)を10ミリモル、テレフタル酸ジクロリド
(TPC)を5ミリモル、及びテトラ−n−ブチルアン
モニウムブロミド(TBAB)をGVEに対して5モル
%の割合でトルエン5ミリリットル中に溶解し、オイル
バス中で90℃で24時間攪拌下に反応させた。24時
間後、氷冷して反応を停止させた。反応物を水洗してT
BABを除き、次いで有機相中の水分をMgSO4 で除
いた。その後、減圧乾燥してトルエンを除き、テレフタ
ル酸ジクロリドから誘導したクロロメチル基を有する液
状の多官能ビニルエーテル(以下、TCVEと略記す
る)を収率90%で得た。
【0020】得られた生成物(TCVE)の 1H−NM
Rスペクトル(200MHz、CDCl3 、内部標準T
MS(テトラメチルシラン))のデータをまとめると以
下のとおりである。なお、各符号A,a〜fは下記化1
0に示すTCVEの炭素に結合している各水素に対応し
ている。
【化10】 δ(ppm)=3.8〜3.9(dd、3.8H、f:
−CH2 Cl、Jfe=5.2Hz) 4.0〜4.1(dd、3.8H、d:−CH2 −O
−、Jde=5.2Hz) 4.0〜4.2(dd、2.0H、b:−CHc =CH
b trans、Jbc=7.0Hz、Jba=2.6Hz) 4.2〜4.3(dd、2.0H、a:−CHc =CH
a cis、Jac=14.2Hz、Jab=2.6Hz) 5.4〜5.5(m、2.0H、e:−0−CH−) 6.3〜6.6(q、2.0H、c:−CHc =C) 8.1〜8.2(s、4.0H、A:−C64 −) なお、上記においてddはダブレット、mはマルチレッ
ト、qはカルテット、sはシングレット、H(例:3.
7H)は積分比、Jはカップリング定数、例えばJbc
cの水素の影響でbの水素のピークが割れる割れ幅を意
味している。グリシジルビニルエーテルのエポキシ基が
全てβ開裂を生じてTCVEが生じたと仮定して計算し
た−CH2 Cl基の水素によるピークの積分比に比べ
て、実際の積分比は若干小さくなっていた。これは、エ
ポキシ基のα開裂が生じた結果であると考えられる。こ
の積分比の差異に基づき、主生成物と副生成物の割合を
計算すると、前記一般式(1)で表わされるような主生
成物のTCVEは93%、前記一般式(2)又は(3)
で表わされるような副生成物のTCVEは7%であっ
た。また、得られた生成物のIRスペクトルによれば、
TCVEのカルボニル基(−C=O)の伸縮運動による
ピークが波数1724cm-1のところに、ビニル基(−
CH=CH2 )によるそれが波数1619及び1200
cm-1のところに現われていた。 IR(KBr、cm-1):1724(νc=0 )、161
9(νC=C ビニル)、1200(νC=C ビニル) 以上の結果より、前記反応式(I)において一般式
(1′)のRがベンゼン環であるTCVE(一般式
(2′)及び(3′)のRがベンゼン環の副生成物が約
7%混在)が得られたことが確認された。
【0021】実施例2 実施例1において、テレフタル酸ジクロリド(TPC)
に代えてイソフタル酸ジクロリド(IPC)を用いる以
外は実施例1と同様にして、イソフタル酸ジクロリドか
ら誘導したクロロメチル基を有する液状の多官能ビニル
エーテル(以下、ICVEと略記する)を収率82%で
得た。得られたICVEの 1H−NMRスペクトル及び
IRスペクトルのデータは下記のとおりである。なお、
ICVEのベンゼン環に結合している水素の符号を下記
化11に示す。
【化11】 δ(ppm)=3.8〜3.9(dd、3.8H、f:
−CH2 Cl、Jfe=5.2Hz) 4.0〜4.1(dd、3.8H、d:−CH2 −O
−、Jde=5.2Hz) 4.0〜4.2(dd、2.0H、b:−CHc =CH
b trans、Jbc=6.8Hz、Jba=2.4Hz) 4.2〜4.4(dd、2.0H、a:−CHc =CH
a cis、Jac=14.2Hz、Jab=2.6Hz) 5.3〜5.6(m、2.0H、e:−0−CH−) 6.4〜6.6(q、2.0H、c:−CHc =C) 7.5〜7.7(t、1.0H、k) 8.2〜8.3(d、2.0H、j) 9.7〜9.8(s、1.0H、l) IR(KBr、cm-1):1724(νc=0 )、161
9(νC=C )、1200(νC=C
【0022】実施例3 実施例1において、テレフタル酸ジクロリドに代えてC
lOC(CH2 )4COClを用いる以外は実施例1と同
様にして、クロロメチル基を有する液状の多官能ビニル
エーテル(以下、APVEと略記する)を収率78%で
得た。得られたAPVEの 1H−NMRスペクトル及び
IRスペクトルのデータは下記のとおりである。なお、
APVEのアルキレン基に結合している水素の符号を下
記化12に示す。
【化12】 δ(ppm)=1.6〜1.8(m、4.4H、m:−
CH2 −) 2.2〜2.4(t、4.2H、n:−CH2 −) 3.6〜3.8(dd、3.8H、f:−CH2 Cl、
fe=4.8Hz) 3.8〜3.9(d、3.8H、d:−CH2 −O−、
de=4.8Hz) 4.0〜4.1(dd、2.0H、b:−CHc =CH
b trans、Jbc=6.4Hz、Jba=2.4Hz) 4.1〜4.3(dd、2.0H、a:−CHc =CH
a cis、Jac=14.2Hz、Jab=2.4Hz) 5.1〜5.3(m、2.0H、e:−0−CH−) 6.4〜6.5(q、2.0H、c:−CHc =C) IR(KBr、cm-1):1724(νc=0 )、161
9(νC=C )、1200(νC=C
【0023】実施例4 実施例1において、テレフタル酸ジクロリドに代えてC
lOC(CH2 )8COClを用いる以外は実施例1と同
様にして、クロロメチル基を有する液状の多官能ビニル
エーテル(以下、SCVEと略記する)を収率84%で
得た。得られたSCVEの 1H−NMRスペクトル及び
IRスペクトルのデータは下記のとおりである。なお、
SCVEのアルキレン基に結合している水素の符号を下
記化13に示す。
【化13】 δ(ppm)=1.3(s、8.6H、q、r:−CH
2 −) 1.5〜1.7(t、4.3H、p:−CH2 −) 2.2〜2.5(t、4.4H、o:−CH2 −) 3.6〜3.8(t、3.8H、f:−CH2 Cl) 3.8〜3.9(d、3.8H、d:−CH2 −O−、
de=4.8Hz) 4.0〜4.1(dd、2.0H、b:−CHc =CH
b trans、Jbc=6.8Hz、Jba=2.4Hz) 4.1〜4.3(dd、2.0H、a:−CHc =CH
a cis、Jac=14.2Hz、Jab=2.4Hz) 5.1〜5.3(m、2.0H、e:−0−CH−) 6.4〜6.5(q、2.0H、c:−CHc =C) IR(KBr、cm-1):1724(νc=0 )、161
9(νC=C )、1200(νC=C
【0024】応用実施例1 前記実施例1で得られたTCVEに、このビニル基に対
して0.05〜1モル%の割合のビス[4−ジフェニル
スルホニオ)−フェニル]サルフィド−ビスヘキサフル
オロホスフェート(ドイツ、デグサAG社製、商品名8
5B、前記式(C)で示される化合物)を光カチオン重
合開始剤として加え、KBr板に塗布し、高圧水銀灯
(250W)によりUV光を全波長照射した。なお、照
度は5×10-4W/cm2 (310nm)であった。得
られた硬化膜についてフーリエ変換赤外分光光度計FT
−IR(吸光度ABS、1619cm-1)を用いて反応
率を調べた。約2分の照射時間で光重合反応がほぼ飽和
状態に達し、また、特に、85Bが0.5モル%以上で
より短い照射時間でより高い反応率が得られた。なお、
比較のために、上記TCVEに代えて、商品化されてい
る二官能ビニルエーテル(1,4−シクロヘキサンジメ
タノールジビニルエーテル及びトリエチレングリコール
ジビニルエーテル)を用いて同様に反応率を調べたが、
光カチオン重合開始剤85Bとうまく混合できず、反応
できなかった。
【0025】
【発明の効果】以上のように、本発明の方法によれば、
グリシジルビニルエーテルと多価カルボン酸クロリドと
の反応により高収率で光反応性多官能ビニルエーテルを
製造できる。また、若干の副生成物を生成するが、主生
成物及び副生成物も共に末端にビニルエーテル基を有す
る光反応性の多官能ビニルエーテルであるため、副生成
物の分離・精製が不要である。従って、生産性よくかつ
比較的低コストで光反応性多官能ビニルエーテルを製造
できるという利点が得られる。また、本発明の光硬化性
組成物は、上記光反応性に富む多官能ビニルエーテルと
活性エネルギー線によりカチオン重合を開始させるカチ
オン重合開始剤を基本成分として含むものであるため、
比較的に短時間の活性エネルギー線の照射により速やか
に反応して硬化物を生成するので、各種保護膜、塗料、
接着剤、シーリング剤等広範な用途に有利に用いること
ができる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年10月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規な光反応性多官能
ビニルエーテル及びその製造方法並びに該光反応性多官
能ビニルエーテルを含有する光硬化性組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ビニルエーテル化合物はカチオン重合開
始剤により重合して対応するポリビニルエーテルを生成
するので、塗料、接着剤、シーリング剤、レジスト剤な
どとして広範な用途を有する。従来、側鎖又は末端にビ
ニルエーテル基を有するポリビニルエーテルとしては、
例えば、特開平4−170486号公報にアクリル系重
合体やフルオロオレフィン系重合体にエポキシ基及び/
又はビニルエーテル基を導入して得られるビニル系重合
体が記載され、さらに、これにカチオン重合を開始させ
る触媒を併用することによって加熱又は活性エネルギー
線の照射によって硬化する硬化性樹脂組成物が開示され
ている。また、上記特開平4−170486号公報に
は、ビニルエーテル基を導入する反応として、カルボキ
シル基を含有する重合体に、グリシジルビニルエーテル
などのエポキシ基とビニルエーテル基の両方を有する化
合物を反応させる方法も教示されている。同様に、グリ
シジルビニルエーテルと無水フタル酸を反応させて側鎖
にビニルエーテル基を有するポリマーを合成できること
が、高分子論文集、Vol.48、No.8(1991
年8月)第478頁に記載されている。しかしながら、
これらの合成反応はカルボキシル基とエポキシ基との反
応であるため、収率が低いという問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の主た
る目的は、ビニルエーテル基を有する光反応性多官能ビ
ニルエーテルを収率よく製造し、もって生産性よくかつ
比較的に低コストで光反応性多官能ビニルエーテルを提
供することにある。本発明の他の目的は、光反応性多官
能ビニルエーテルを含有し、広範な用途に適用可能な光
硬化性組成物を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明によれば、グリシジルビニルエーテルと多価
カルボン酸クロリドとの反応物であって、多官能性のビ
ニルエーテル基を有することを特徴とする光反応性多官
能ビニルエーテルが提供される。好適な態様において
は、光反応性多官能ビニルエーテルは、下記化5で表わ
される一般式(1)、(2)又は(3)を有する。
【化5】 (式中、K及びLはそれぞれ2〜4の整数、M及びNは
それぞれ1〜3の整数(但し、M+N=2〜4)、Rは
下記化6の(1)〜(18)の基からなる群より選ばれ
た基である。)
【0005】
【化6】
【0006】また本発明によれば、上記光反応性多官能
ビニルエーテルの製造方法も提供され、その方法は、グ
リシジルビニルエーテルと多価カルボン酸クロリドを、
有機溶媒中あるいは無溶媒下で、触媒の存在下に反応さ
せることを特徴とするものである。好適な態様において
は、反応は50〜150℃、3〜48時間、好ましくは
70〜120℃、8〜24時間の条件で行われ、上記多
価カルボン酸クロリドとして、下記化7の(1′)〜
(18′)の化合物からなる群より選ばれた多価カルボ
ン酸クロリドが用いられる。
【化7】
【0007】さらに本発明によれば、前記光反応性多官
能ビニルエーテルと活性エネルギー線によりカチオン重
合を開始させるカチオン重合開始剤とを含有することを
特徴とする光硬化性組成物も提供される。好適には、カ
チオン重合開始剤として、下記化8の(A)〜(G)の
塩からなる群より選ばれたカチオン重合開始剤が用いら
れる。
【化8】 (式中、R1 及びR2 は水素又はt−ブチル基、R3
水素、メチル基又はメトキシル基、X- はBF4 -、PF
6 -、SbF6 -、AsF6 -、CF3 SO3 -、SbCl6 -
はClO4 -である。)
【0008】
【発明の作用及び態様】本発明者らは、グリシジルビニ
ルエーテルと多価カルボン酸クロリドを、有機溶媒中、
触媒の存在下に反応させることによって、多官能ビニル
エーテル基を有する光反応性多官能ビニルエーテルを収
率よく製造でき、また、該多官能ビニルエーテルを活性
エネルギー線によりカチオン重合を開始させるカチオン
重合開始剤と共存させることにより良好な光硬化性を示
すことを見い出し、本発明を完成するに至ったものであ
る。
【0009】グリシジルビニルエーテルと多価カルボン
酸クロリド、例えばジカルボン酸クロリドを有機溶媒
中、触媒の存在下に反応させると、下記化9で示される
反応式(I)のように反応し、主としてグリシジルビニ
ルエーテルのエポキシ基のβ開裂が生じて、クロロメチ
ル基(−CH2 Cl)が側基として主鎖に結合している
主生成物(一般式(1′)で示される多官能ビニルエー
テル)を生成する。
【化9】 この際、僅かながらエポキシ基のα開裂も生じて、クロ
ロメチル基が主鎖に取り込まれた一般式(2′)で示さ
れる多官能ビニルエーテル、及び/又は主鎖に取り込ま
れたクロロメチル基と主鎖に側基として結合しているク
ロロメチル基を共に有する一般式(3′)で示される多
官能ビニルエーテルも副生成物として同時に生成する
が、その割合は約10%以下である。得られる生成物
は、エポキシ基のα開裂により生じた副生成物を分離す
ることなく、主生成物に少量の副生成物が混合している
形で用いることができる。すなわち、主生成物及び副生
成物も共に末端にビニルエーテル基を有する光反応性の
多官能ビニルエーテルであるため、これにカチオン重合
開始剤を混合して光硬化性組成物を調製でき、各種用途
に用いることができる。
【0010】グリシジルビニルエーテルと反応させる多
価カルボン酸クロリドとしては、−COCl基を2個以
上有するカルボン酸クロリドであれば全て使用可能であ
るが、それらの中でも前記(1′)〜(18′)の脂肪
族炭化水素系(炭素数1〜8)、ベンゼン系、ベンゾフ
ェノン系、ビスフェノール系、ビフェニル系、テトラヒ
ドロフタル酸系、シクロヘキサン系、マレイン酸系、ナ
フタレン系、フルオレン系等の多価カルボン酸クロリド
が好ましい。グリシジルビニルエーテルと多価カルボン
酸クロリドは、有機溶媒中、相間移動触媒の存在下に反
応させる。反応条件としては、反応温度は、後述する実
施例から明らかなように、約80%以上の反応収率を得
るためには50〜150℃の範囲が適当であり、より好
ましくは70〜120℃である。また、反応時間は3〜
48時間、好ましくは8〜24時間が適当である。反応
時間が3時間未満では目的物の生成が不充分で反応収率
が満足し得るものではなく、一方、高い反応温度では2
4時間を超えると反応収率がほぼ飽和に達しており、生
産性、経済性の点で好ましくない。
【0011】反応は無溶媒下でもよく進行するが、生成
物の洗浄や反応系のコントロールの観点からは、反応溶
媒の使用が適当である。有機溶媒としては、アルコー
ル、アセトン等の親水性の溶媒以外の疎水性の有機溶媒
であれば全て使用できるが、それらの中でもトルエン、
ジメチルホルムアミド、ジメチルアセテート、N−メチ
ルピロリドン、ジエチレングリコールジメチルエーテル
(商品名:ジグライム)、アニソール、ジクロロベンゼ
ン、スルホラン等が好ましく、特に最も好ましいのはト
ルエンである。反応系に水が混入すると収率が低下する
ので好ましくない。さらに本反応の反応溶媒としては、
(メタ)アクリル酸エステルや多官能性(メタ)アクリ
ル酸エステル等の光ラジカル重合性化合物を使用するこ
とも可能であり、この反応生成物はそのまま多機能型の
光硬化性オリゴマーとしての活用も可能となる。
【0012】触媒としては、テトラ−n−ブチルアンモ
ニウムクロリド、テトラ−n−ブチルアンモニウムブロ
ミド、テトラ−n−ブチルアンモニウムヨージド、テト
ラ−n−ブチルアンモニウムフルオリド、テトラ−n−
ブチルアンモニウムヒドロキシド、テトラ−n−ブチル
アンモニウムアジド、テトラ−n−ブチルアンモニウム
ホスフェート、ジメチルベンジルフェニルアンモニウム
クロリド、テトラメチルアンモニウムクロリド、テトラ
エチルアンモニウムクロリド、トリメチルベンジルアン
モニウムクロリド、トリオクチルメチルアンモニウムク
ロリド、ベンジルトリ−n−ブチルアンモニウムブロミ
ド、セチルジメチルエチルアンモニウムブロミド、ジラ
ウリルジメチルアンモニウムブロミド、(フェロセニル
メチル)トリメチルアンモニウムブロミド、N,N−ジ
メチルメチレンアンモニウムヨージド、フェニルトリエ
チルアンモニウムヨージド、テトラエチルアンモニウム
ヒドロキシド、ジメチルアミノピリジン、4−ブロモピ
リジンヒドロクロリド、N−n−ブチルピリジニウムク
ロリド、トリブチルアミン、テトラ−n−ブチルホスホ
ニウムブロミド、アリルトリフェニルホスホニウムブロ
ミド、ジフェニルヨードニウムパークロレート、(2−
カルボキシエチル)ジメチルスルホニウムブロミド等、
従来公知の種々の第四オニウム塩や第三アミン、第三ホ
スフィン、クラウンエーテル錯体などの触媒が挙げられ
る。
【0013】本発明によればさらに、前記のようにして
得られた光反応性の多官能ビニルエーテルに活性エネル
ギー線によりカチオン重合を開始させるカチオン重合開
始剤を混合することにより、光硬化性組成物が得られ
る。活性エネルギー線カチオン重合開始剤としては、ジ
アリールヨードニウム塩類、トリアリールスルホニウム
塩類、チオビストリアリールスルホニウム塩類、セレノ
ニウム塩類、ホスホニウム塩類など従来公知の種々のカ
チオン重合開始剤を用いることができるが、特に前記し
た(A)〜(E)の塩類が好ましい。これらのカチオン
重合開始剤は、単独で用いてもよく、あるいは2種以上
を併用してもよい。光硬化性組成物中におけるカチオン
重合開始剤の配合割合は、多官能ビニルエーテルのビニ
ル基に対して0.05モル%以上、好ましくは0.1モ
ル%以上が適当であり、最も好ましくは0.5〜10モ
ル%である。後述する実施例から明らかなように、カチ
オン重合開始剤の配合割合が0.05モル%未満である
と充分な光硬化性が得られ難いので好ましくない。
【0014】本発明に係る光硬化性組成物には、さら
に、その光硬化性を損なわない範囲で、一分子中に少な
くとも1個のエポキシ基及び/又はビニルエーテル基を
有する重合体、例えばエポキシ樹脂類、又はエポキシ基
もしくはビニルエーテル基を導入したポリエーテル樹
脂、ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、ウレタン樹脂あ
るいはシリコーン樹脂などを、硬化物の特性を改善する
ために混合することができる。エポキシ樹脂としては、
ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型
エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂、フェ
ノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラッ
ク型エポキシ樹脂、N−グリシジル型エポキシ樹脂また
は脂環式エポキシ樹脂などがあり、あるいはさらにこれ
に反応促進のためのアミン化合物類、イミダゾール化合
物類、カルボン酸類、フェノール類、第四級アンモニウ
ム塩類またはメチロール基含有化合物類などの公知のエ
ポキシ硬化促進剤を少量併用することができ、これら熱
硬化性成分の添加により、塗膜を加熱することにより熱
硬化させることが可能になると共に、硬度、耐薬品性、
耐熱性等の諸特性を改善することもできる。
【0015】また、本発明の光硬化性組成物には、一分
子中に少なくとも1個のエポキシ基及び/又はビニルエ
ーテル基を有する化合物、例えば3,4−エポキシシク
ロヘキシルビニルエーテル、エチレングリコールモノグ
リシジルモノビニルエーテル、トリエチレングリコール
モノグリシジルモノビニルエーテル、ジプロピレングリ
コールモノグリシジルモノビニルエーテル、シクロヘキ
シルビニルエーテル、ベンジルビニルエーテル、2−エ
チルヘキシルビニルエーテル、トリエチレングリコール
ジビニルエーテル、ジプロピレングリコールジビニルエ
ーテル、1,4−ビスジビニルオキシメチルシクロヘキ
サン、イソホロンジイソシアネートと4−ヒドロキシブ
チルビニルエーテルのモル比1:2付加物または水添キ
シリレンジイソシアネートと4−ヒドロキシブチルビニ
ルエーテルのモル比1:2付加物などを混合することも
できる。
【0016】本発明の光硬化性組成物には、さらに必要
に応じて硫酸バリウム、酸化珪素、タルク、クレー、炭
酸カルシウムなどの公知慣用の充填剤、フタロシアニン
・ブルー、フタロシアニン・グリーン、酸化チタン、カ
ーボンブラックなどの公知慣用の着色用顔料、消泡剤、
密着性付与剤またはレベリング剤などの各種添加剤類を
加えてもよい。
【0017】本発明の光硬化性組成物を光硬化させるた
めの照射光源としては、低圧水銀灯、中圧水銀灯、高圧
水銀灯、超高圧水銀灯、キセノンランプ又はメタルハラ
イドランプなどが適当である。また、レーザー光線など
も露光用活性光線として利用できる。その他、電子線、
α線、β線、γ線、X線、中性子線なども利用可能であ
る。
【0018】
【実施例】以下、実施例を示して本発明についてさらに
具体的に説明するが、本発明が下記実施例に限定される
ものでないことはもとよりである。
【0019】実施例1 グリシジルビニルエーテル(セイケミカル(株)製、商
品名GVE)を10ミリモル、テレフタル酸ジクロリド
(TPC)を5ミリモル、及びテトラ−n−ブチルアン
モニウムブロミド(TBAB)をGVEに対して5モル
%の割合でトルエン5ミリリットル中に溶解し、オイル
バス中で90℃で24時間攪拌下に反応させた。24時
間後、氷冷して反応を停止させた。反応物を水洗してT
BABを除き、次いで有機相中の水分をMgSO4 で除
いた。その後、減圧乾燥してトルエンを除き、テレフタ
ル酸ジクロリドから誘導したクロロメチル基を有する液
状の多官能ビニルエーテル(以下、TCVEと略記す
る)を収率90%で得た。
【0020】得られた生成物(TCVE)の 1H−NM
Rスペクトル(200MHz、CDCl3 、内部標準T
MS(テトラメチルシラン))のデータをまとめると以
下のとおりである。なお、各符号A,a〜fは下記化1
0に示すTCVEの炭素に結合している各水素に対応し
ている。
【化10】 δ(ppm)=3.8〜3.9(dd、3.8H、f:
−CH2 Cl、Jfe=5.2Hz) 4.0〜4.1(dd、3.8H、d:−CH2 −O
−、Jde=5.2Hz) 4.0〜4.2(dd、2.0H、b:−CHc =CH
b trans、Jbc=7.0Hz、Jba=2.6Hz) 4.2〜4.3(dd、2.0H、a:−CHc =CH
a cis、Jac=14.2Hz、Jab=2.6Hz) 5.4〜5.5(m、2.0H、e:−0−CH−) 6.3〜6.6(q、2.0H、c:−CHc =C) 8.1〜8.2(s、4.0H、A:−C64 −) なお、上記においてddはダブレット、mはマルチレッ
ト、qはカルテット、sはシングレット、H(例:3.
7H)は積分比、Jはカップリング定数、例えばJbc
cの水素の影響でbの水素のピークが割れる割れ幅を意
味している。グリシジルビニルエーテルのエポキシ基が
全てβ開裂を生じてTCVEが生じたと仮定して計算し
た−CH2 Cl基の水素によるピークの積分比に比べ
て、実際の積分比は若干小さくなっていた。これは、エ
ポキシ基のα開裂が生じた結果であると考えられる。こ
の積分比の差異に基づき、主生成物と副生成物の割合を
計算すると、前記一般式(1)で表わされるような主生
成物のTCVEは93%、前記一般式(2)又は(3)
で表わされるような副生成物のTCVEは7%であっ
た。また、得られた生成物のIRスペクトルによれば、
TCVEのカルボニル基(−C=O)の伸縮運動による
ピークが波数1724cm-1のところに、ビニル基(−
CH=CH2 )によるそれが波数1619及び1200
cm-1のところに現われていた。 IR(KBr、cm-1):1724(νc=0 )、161
9(νC=C ビニル)、1200(νC=C ビニル) 以上の結果より、前記反応式(I)において一般式
(1′)のRがベンゼン環であるTCVE(一般式
(2′)及び(3′)のRがベンゼン環の副生成物が約
7%混在)が得られたことが確認された。
【0021】実施例2 実施例1において、テレフタル酸ジクロリド(TPC)
に代えてイソフタル酸ジクロリド(IPC)を用いる以
外は実施例1と同様にして、イソフタル酸ジクロリドか
ら誘導したクロロメチル基を有する液状の多官能ビニル
エーテル(以下、ICVEと略記する)を収率82%で
得た。得られたICVEの 1H−NMRスペクトル及び
IRスペクトルのデータは下記のとおりである。なお、
ICVEのベンゼン環に結合している水素の符号を下記
化11に示す。
【化11】 δ(ppm)=3.8〜3.9(dd、3.8H、f:
−CH2 Cl、Jfe=5.2Hz) 4.0〜4.1(dd、3.8H、d:−CH2 −O
−、Jde=5.2Hz) 4.0〜4.2(dd、2.0H、b:−CHc =CH
b trans、Jbc=6.8Hz、Jba=2.4Hz) 4.2〜4.4(dd、2.0H、a:−CHc =CH
a cis、Jac=14.2Hz、Jab=2.6Hz) 5.3〜5.6(m、2.0H、e:−0−CH−) 6.4〜6.6(q、2.0H、c:−CHc =C) 7.5〜7.7(t、1.0H、k) 8.2〜8.3(d、2.0H、j) 9.7〜9.8(s、1.0H、l) IR(KBr、cm-1):1724(νc=0 )、161
9(νC=C )、1200(νC=C
【0022】実施例3 実施例1において、テレフタル酸ジクロリドに代えてC
lOC(CH2 )4COClを用いる以外は実施例1と同
様にして、クロロメチル基を有する液状の多官能ビニル
エーテル(以下、APVEと略記する)を収率78%で
得た。得られたAPVEの 1H−NMRスペクトル及び
IRスペクトルのデータは下記のとおりである。なお、
APVEのアルキレン基に結合している水素の符号を下
記化12に示す。
【化12】 δ(ppm)=1.6〜1.8(m、4.4H、m:−
CH2 −) 2.2〜2.4(t、4.2H、n:−CH2 −) 3.6〜3.8(dd、3.8H、f:−CH2 Cl、
fe=4.8Hz) 3.8〜3.9(d、3.8H、d:−CH2 −O−、
de=4.8Hz) 4.0〜4.1(dd、2.0H、b:−CHc =CH
b trans、Jbc=6.4Hz、Jba=2.4Hz) 4.1〜4.3(dd、2.0H、a:−CHc =CH
a cis、Jac=14.2Hz、Jab=2.4Hz) 5.1〜5.3(m、2.0H、e:−0−CH−) 6.4〜6.5(q、2.0H、c:−CHc =C) IR(KBr、cm-1):1724(νc=0 )、161
9(νC=C )、1200(νC=C
【0023】実施例4 実施例1において、テレフタル酸ジクロリドに代えてC
lOC(CH2 )8COClを用いる以外は実施例1と同
様にして、クロロメチル基を有する液状の多官能ビニル
エーテル(以下、SCVEと略記する)を収率84%で
得た。得られたSCVEの 1H−NMRスペクトル及び
IRスペクトルのデータは下記のとおりである。なお、
SCVEのアルキレン基に結合している水素の符号を下
記化13に示す。
【化13】 δ(ppm)=1.3(s、8.6H、q、r:−CH
2 −) 1.5〜1.7(t、4.3H、p:−CH2 −) 2.2〜2.5(t、4.4H、o:−CH2 −) 3.6〜3.8(t、3.8H、f:−CH2 Cl) 3.8〜3.9(d、3.8H、d:−CH2 −O−、
de=4.8Hz) 4.0〜4.1(dd、2.0H、b:−CHc =CH
b trans、Jbc=6.8Hz、Jba=2.4Hz) 4.1〜4.3(dd、2.0H、a:−CHc =CH
a cis、Jac=14.2Hz、Jab=2.4Hz) 5.1〜5.3(m、2.0H、e:−0−CH−) 6.4〜6.5(q、2.0H、c:−CHc =C) IR(KBr、cm-1):1724(νc=0 )、161
9(νC=C )、1200(νC=C
【0024】応用実施例1 前記実施例1で得られたTCVEに、このビニル基に対
して0.05〜1モル%の割合のビス[4−ジフェニル
スルホニオ)−フェニル]サルフィド−ビスヘキサフル
オロホスフェート(ドイツ、デグサAG社製、商品名8
5B、前記式(C)で示される化合物)を光カチオン重
合開始剤として加え、KBr板に塗布し、高圧水銀灯
(250W)によりUV光を全波長照射した。なお、照
度は5×10-4W/cm2 (310nm)であった。得
られた硬化膜についてフーリエ変換赤外分光光度計FT
−IR(吸光度ABS、1619cm-1)を用いて反応
率を調べた。約2分の照射時間で光重合反応がほぼ飽和
状態に達し、また、特に、85Bが0.5モル%以上で
より短い照射時間でより高い反応率が得られた。なお、
比較のために、上記TCVEに代えて、商品化されてい
る二官能ビニルエーテル(1,4−シクロヘキサンジメ
タノールジビニルエーテル及びトリエチレングリコール
ジビニルエーテル)を用いて同様に反応率を調べたが、
光カチオン重合開始剤85Bとうまく混合できず、反応
できなかった。
0025】実施例5 グリシジルビニルエーテル(セイケミカル(株)製、商
品名GVE)を15ミリモル、多価カルボン酸クロリド
として三官能のトリメソイルクロリドを5ミリモル用い
る以外は実施例1と同様にして、下記化14で示される
化学構造を有する白色粉末状の多官能ビニルエーテルを
収率94%で得た。なお、グリシジルビニルエーテルの
β開裂とα開裂による主生成物(化14で示される化合
物)と副生成物の割合は、主生成物(β開裂):副生成
物(α開裂)=93:7であった。
【化14】
0026】実施例6 グリシジルビニルエーテル(セイケミカル(株)製、商
品名GVE)を10ミリモル、多価カルボン酸クロリド
としてビスAF型の2,2−ビス(4−ベンゾイルクロ
リド)ヘキサフロロプロパンを5ミリモル用いる以外は
実施例1と同様にして、下記化15で示される化学構造
を有する高粘度液状の多官能ビニルエーテルを収率71
%で得た。なお、グリシジルビニルエーテルのβ開裂と
α開裂による主生成物(化15で示される化合物)と副
生成物の割合は、主生成物(β開裂):副生成物(α開
裂)=93:7であった。
【化15】
0027
【発明の効果】以上のように、本発明の方法によれば、
グリシジルビニルエーテルと多価カルボン酸クロリドと
の反応により高収率で光反応性多官能ビニルエーテルを
製造できる。また、若干の副生成物を生成するが、主生
成物及び副生成物も共に末端にビニルエーテル基を有す
る光反応性の多官能ビニルエーテルであるため、副生成
物の分離・精製が不要である。従って、生産性よくかつ
比較的低コストで光反応性多官能ビニルエーテルを製造
できるという利点が得られる。また、本発明の光硬化性
組成物は、上記光反応性に富む多官能ビニルエーテルと
活性エネルギー線によりカチオン重合を開始させるカチ
オン重合開始剤を基本成分として含むものであるため、
比較的に短時間の活性エネルギー線の照射により速やか
に反応して硬化物を生成するので、各種保護膜、塗料、
接着剤、シーリング剤等広範な用途に有利に用いること
ができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 69/94 9279−4H C08F 4/00 MFJ G03F 7/027 7/028 // C08F 16/36 MLA C09D 129/10 PFP C09J 129/10 JCR

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グリシジルビニルエーテルと多価カルボ
    ン酸クロリドとの反応物であって、分子内に多官能性の
    ビニルエーテル基を有することを特徴とする光反応性多
    官能ビニルエーテル。
  2. 【請求項2】 下記化1の一般式(1)、(2)、又は
    (3) 【化1】 (式中、K及びLはそれぞれ2〜4の整数、M及びNは
    それぞれ1〜3の整数(但し、M+N=2〜4)、Rは
    下記化2の(1)〜(18)の基からなる群より選ばれ
    た基である。) 【化2】 で表わされる請求項1に記載の光反応性多官能ビニルエ
    ーテル。
  3. 【請求項3】 グリシジルビニルエーテルと多価カルボ
    ン酸クロリドを、有機溶媒中あるいは無溶媒下で、有効
    な触媒の存在下に反応させることを特徴とする光反応性
    多官能ビニルエーテルの製造方法。
  4. 【請求項4】 多価カルボン酸クロリドが下記化3 【化3】 の(1′)〜(18′)の化合物からなる群より選ばれ
    た多価カルボン酸クロリドである請求項3に記載の製造
    方法。
  5. 【請求項5】 反応を50〜150℃、3〜48時間、
    より好ましくは70〜120℃、8〜24時間の条件で
    行う請求項3又は4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 請求項1又は2に記載の光反応性多官能
    ビニルエーテルと活性エネルギー線によりカチオン重合
    を開始させるカチオン重合開始剤とを含有することを特
    徴とする光硬化性組成物。
  7. 【請求項7】 カチオン重合開始剤が下記化4 【化4】 (式中、R1 及びR2 は水素又はt−ブチル基、R3
    水素、メチル基又はメトキシル基、X- はBF4 -、PF
    6 -、SbF6 -、AsF6 -、CF3 SO3 -、SbCl6 -
    はClO4 -である。)の(A)〜(G)の塩からなる群
    より選ばれたカチオン重合開始剤である請求項6に記載
    の光硬化性組成物。
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