JPH07311577A - 電子打楽器 - Google Patents
電子打楽器Info
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- JPH07311577A JPH07311577A JP6102472A JP10247294A JPH07311577A JP H07311577 A JPH07311577 A JP H07311577A JP 6102472 A JP6102472 A JP 6102472A JP 10247294 A JP10247294 A JP 10247294A JP H07311577 A JPH07311577 A JP H07311577A
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- 238000009527 percussion Methods 0.000 title claims abstract description 22
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims abstract description 35
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims abstract 2
- 238000003825 pressing Methods 0.000 claims description 3
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 10
- 239000011295 pitch Substances 0.000 description 7
- 235000011312 Silene vulgaris Nutrition 0.000 description 3
- 240000000022 Silene vulgaris Species 0.000 description 3
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 3
- 230000010363 phase shift Effects 0.000 description 2
- 238000003491 array Methods 0.000 description 1
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 1
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Electrophonic Musical Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 金属打楽器の音を忠実に再現する電子打楽器
を提供する。 【構成】 金属部材に振動ピックアップ２Ａ，２Ｂ，２
Ｃと、圧力センサ３Ａ，３Ｂ，３Ｃを装着し、この振動
ピックアップの検出信号を電子共振回路１０に入力し、
更に圧力センサの制御信号により電子共振回路の状態を
制御し、打楽器の音のピッチ、音色、減衰時間等を制御
できる構造とした。
を提供する。 【構成】 金属部材に振動ピックアップ２Ａ，２Ｂ，２
Ｃと、圧力センサ３Ａ，３Ｂ，３Ｃを装着し、この振動
ピックアップの検出信号を電子共振回路１０に入力し、
更に圧力センサの制御信号により電子共振回路の状態を
制御し、打楽器の音のピッチ、音色、減衰時間等を制御
できる構造とした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は各種の楽曲を演奏する
ことに用いる電子打楽器に関する。
ことに用いる電子打楽器に関する。
【０００２】
【従来の技術】本出願人は既に「特願平５−６０３３２
号」により電子楽器を提案している。この先に提案した
電子楽器は主に打撃振動を振動ピックアップによって衝
撃波信号として電気信号に変換し、この衝撃波信号を電
子共振回路に入力し、電子共振回路の共鳴周波数を各種
に設定することにより太鼓の音、或はピアノの音等を生
成することができる構造としたことを特徴としている。
号」により電子楽器を提案している。この先に提案した
電子楽器は主に打撃振動を振動ピックアップによって衝
撃波信号として電気信号に変換し、この衝撃波信号を電
子共振回路に入力し、電子共振回路の共鳴周波数を各種
に設定することにより太鼓の音、或はピアノの音等を生
成することができる構造としたことを特徴としている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】先に提案した電子楽器
は電子共振回路に衝撃信号を入力するための信号源とし
て太鼓の構造のものと、ピアノのような鍵盤楽器の構造
のものを提案した。電子共振回路の共鳴周波数を各種に
設定することにより、あらゆる楽器の音を生成すること
ができるはずであるが、現実には皮張の太鼓に振動ピッ
クアップを装着した構造の信号源から金属系の打楽器の
音を生成しようとしても、金属打楽器に似た音を生成す
ることはむずかしい。その理由は太鼓の構造により発生
する打撃信号には金属打楽器系の周波数成分を含まない
からである。
は電子共振回路に衝撃信号を入力するための信号源とし
て太鼓の構造のものと、ピアノのような鍵盤楽器の構造
のものを提案した。電子共振回路の共鳴周波数を各種に
設定することにより、あらゆる楽器の音を生成すること
ができるはずであるが、現実には皮張の太鼓に振動ピッ
クアップを装着した構造の信号源から金属系の打楽器の
音を生成しようとしても、金属打楽器に似た音を生成す
ることはむずかしい。その理由は太鼓の構造により発生
する打撃信号には金属打楽器系の周波数成分を含まない
からである。
【０００４】この発明の目的は金属打楽器の音をリアル
にシュミレーションすることができる電子打楽器を提供
しようとするものである。
にシュミレーションすることができる電子打楽器を提供
しようとするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明では金属部材に
振動ピックアップを装着し、金属部材に与えられる衝撃
を電気信号に変換し、この電気信号を電子共振回路に入
力する構造とするものである。金属部材には振動ピック
アップの他に、感圧センサを装着し、この感圧センサに
押圧力を与えることにより制御信号を生成し、この制御
信号により電子共振回路の状態を制御して音響出力に変
化を与えることができる電子打楽器をも提案する。
振動ピックアップを装着し、金属部材に与えられる衝撃
を電気信号に変換し、この電気信号を電子共振回路に入
力する構造とするものである。金属部材には振動ピック
アップの他に、感圧センサを装着し、この感圧センサに
押圧力を与えることにより制御信号を生成し、この制御
信号により電子共振回路の状態を制御して音響出力に変
化を与えることができる電子打楽器をも提案する。
【０００６】この発明では更に、金属部材に所定ピッチ
で配列した凹凸を形成し、この凹凸を擦ることにより、
擦鳴楽器、例えばギロのような音を発生させることがで
きる電子打楽器を提案する。この発明の構成によれば、
金属部材に発生する衝撃波信号を電子共振回路に入力す
る構造としたから、その衝撃波信号には金属体が発生す
る周波数成分を多量に含むため、例えばシンバル、トラ
イアングル、カウベル、アゴーゴー等の金属打楽器の音
をリアルにシュミレーションすることができる。
で配列した凹凸を形成し、この凹凸を擦ることにより、
擦鳴楽器、例えばギロのような音を発生させることがで
きる電子打楽器を提案する。この発明の構成によれば、
金属部材に発生する衝撃波信号を電子共振回路に入力す
る構造としたから、その衝撃波信号には金属体が発生す
る周波数成分を多量に含むため、例えばシンバル、トラ
イアングル、カウベル、アゴーゴー等の金属打楽器の音
をリアルにシュミレーションすることができる。
【０００７】
【実施例】図１及び図２にこの発明の一実施例を示す。
この実施例ではシンバル形の電子打楽器とした場合を示
す。シンバルを構成する円盤状の金属部材１の裏側に例
えばピエゾ素子等で構成される振動ピックアップ２Ａ，
２Ｂ，２Ｃを装着し、この振動ピックアップ２Ａ，２
Ｂ，２Ｃによって金属部材１の振動を電気信号に変換す
る。振動ピックアップ２Ａ，２Ｂ，２Ｃは任意の個数設
ける。図の例では３個設けた場合を示す。振動ピックア
ップ２Ａ，２Ｂ，２Ｃの外にシート状の感圧ゴム等で作
られた圧力センサ３Ａ，３Ｂ，３Ｃを取付ける。圧力セ
ンサ３Ａ，３Ｂ，３Ｃもこの例では３個所に分散して設
けた場合を示す。これら振動ピックアップ２Ａ，２Ｂ，
２Ｃ及び圧力センサ３Ａ，３Ｂ，３Ｃの被着面の全体に
ゴムシート４を被せ、振動ピックアップ２Ａ，２Ｂ，２
Ｃと圧力センサ３Ａ，３Ｂ，３Ｃを保護すると共に金属
部材１の振動を急速減衰させる構造としている。
この実施例ではシンバル形の電子打楽器とした場合を示
す。シンバルを構成する円盤状の金属部材１の裏側に例
えばピエゾ素子等で構成される振動ピックアップ２Ａ，
２Ｂ，２Ｃを装着し、この振動ピックアップ２Ａ，２
Ｂ，２Ｃによって金属部材１の振動を電気信号に変換す
る。振動ピックアップ２Ａ，２Ｂ，２Ｃは任意の個数設
ける。図の例では３個設けた場合を示す。振動ピックア
ップ２Ａ，２Ｂ，２Ｃの外にシート状の感圧ゴム等で作
られた圧力センサ３Ａ，３Ｂ，３Ｃを取付ける。圧力セ
ンサ３Ａ，３Ｂ，３Ｃもこの例では３個所に分散して設
けた場合を示す。これら振動ピックアップ２Ａ，２Ｂ，
２Ｃ及び圧力センサ３Ａ，３Ｂ，３Ｃの被着面の全体に
ゴムシート４を被せ、振動ピックアップ２Ａ，２Ｂ，２
Ｃと圧力センサ３Ａ，３Ｂ，３Ｃを保護すると共に金属
部材１の振動を急速減衰させる構造としている。
【０００８】金属部材１は円盤状とされ、中央に、例え
ばスタンドへの取付用孔１Ａを有し、円盤の表面に凹凸
面５Ａ，５Ｂ，５Ｃ，５Ｄを形成する。各凹凸面５Ａ，
５Ｂ，５Ｃ，５Ｄは凹凸の配列を異なるピッチで形成
し、例えばステック等で擦った場合に、カタカタ鳴る音
の周期を異ならせる構造としている。図３に電子共振回
路の一例を示す。図中１０は電子共振回路を総称して示
す。この電子共振回路１０はこの実施例では可変遅延回
路１１と、この可変遅延回路１１で遅延した信号の位相
を変化させる移相器１２と、可変利得増幅器１３と、こ
の可変利得増幅器１３で増幅した信号を元の信号系路の
信号に加える加算回路１４と、によって構成した場合を
示す。図ではアナログ回路で表現しているが現実には例
えばＤＳＰと呼ばれるデイジタル信号処理装置によって
構成することができる。また電子共振回路１０は１個に
限らず、複数の共振回路を並列乃至直列に接続して複合
共振回路によって構成される。
ばスタンドへの取付用孔１Ａを有し、円盤の表面に凹凸
面５Ａ，５Ｂ，５Ｃ，５Ｄを形成する。各凹凸面５Ａ，
５Ｂ，５Ｃ，５Ｄは凹凸の配列を異なるピッチで形成
し、例えばステック等で擦った場合に、カタカタ鳴る音
の周期を異ならせる構造としている。図３に電子共振回
路の一例を示す。図中１０は電子共振回路を総称して示
す。この電子共振回路１０はこの実施例では可変遅延回
路１１と、この可変遅延回路１１で遅延した信号の位相
を変化させる移相器１２と、可変利得増幅器１３と、こ
の可変利得増幅器１３で増幅した信号を元の信号系路の
信号に加える加算回路１４と、によって構成した場合を
示す。図ではアナログ回路で表現しているが現実には例
えばＤＳＰと呼ばれるデイジタル信号処理装置によって
構成することができる。また電子共振回路１０は１個に
限らず、複数の共振回路を並列乃至直列に接続して複合
共振回路によって構成される。
【０００９】この回路の電気的な特性は図５Ａに示すよ
うに櫛形フィルタとして良く知られた回路である。イン
パルス応答は図３に示すように可変遅延回路１１の遅延
時間をＴとしたとき、Ｔの周期と、可変利得増幅器１３
の利得ｇによって定まる対数のエンベロープＧＬを持
つ。従ってこの電子共振回路１０に振動ピックアップ２
Ａ，２Ｂ，２Ｃから衝撃波信号を与えることにより、衝
撃波信号の持っている周波数成分内の共鳴回路の共振周
波数に合致する周波数成分がＴの周期で定まる音程と、
利得ｇによって定まる減衰特性ＧＬとで楽音として取出
される。この減衰特性ＧＬは自然打楽器の減衰特性によ
く近似しており、入力される衝撃波信号の振幅の大小と
周波数成分によって変化する。ここで可変遅延回路１１
の遅延時間Ｔを例えば圧力センサ３Ａの制御信号によっ
て変更すると、共振周波数の基本周波数ｆ0 が図５Ｂに
示すようにｆ0 がｆ01に変化し、以下同様に２ｆ01，３
ｆ01，４ｆ01……のように変化し、共振周波数を任意の
周波数に設定することができる。
うに櫛形フィルタとして良く知られた回路である。イン
パルス応答は図３に示すように可変遅延回路１１の遅延
時間をＴとしたとき、Ｔの周期と、可変利得増幅器１３
の利得ｇによって定まる対数のエンベロープＧＬを持
つ。従ってこの電子共振回路１０に振動ピックアップ２
Ａ，２Ｂ，２Ｃから衝撃波信号を与えることにより、衝
撃波信号の持っている周波数成分内の共鳴回路の共振周
波数に合致する周波数成分がＴの周期で定まる音程と、
利得ｇによって定まる減衰特性ＧＬとで楽音として取出
される。この減衰特性ＧＬは自然打楽器の減衰特性によ
く近似しており、入力される衝撃波信号の振幅の大小と
周波数成分によって変化する。ここで可変遅延回路１１
の遅延時間Ｔを例えば圧力センサ３Ａの制御信号によっ
て変更すると、共振周波数の基本周波数ｆ0 が図５Ｂに
示すようにｆ0 がｆ01に変化し、以下同様に２ｆ01，３
ｆ01，４ｆ01……のように変化し、共振周波数を任意の
周波数に設定することができる。
【００１０】また可変利得増幅器１３の利得ｇを例えば
圧力センサ３ｃの制御信号によって変化させると、図４
に示した減衰特性ＧＬが変化し、減衰時間を変化させる
ことができる。また、移相器１２の移相量を圧力センサ
３Ｂの制御信号によって調整することにより音色を調整
することができる。つまり、移相器１２の移相量を変化
させることにより、図５Ａ及び図５Ｂに示した共振周波
数ｆ0 ，２ｆ0 ，３ｆ 0 …及びｆ01，２ｆ01，３ｆ01…
を非整数倍の関係に変化させることができ、倍音構造を
変化させることができる。この結果、音色を変化させる
ことができる。
圧力センサ３ｃの制御信号によって変化させると、図４
に示した減衰特性ＧＬが変化し、減衰時間を変化させる
ことができる。また、移相器１２の移相量を圧力センサ
３Ｂの制御信号によって調整することにより音色を調整
することができる。つまり、移相器１２の移相量を変化
させることにより、図５Ａ及び図５Ｂに示した共振周波
数ｆ0 ，２ｆ0 ，３ｆ 0 …及びｆ01，２ｆ01，３ｆ01…
を非整数倍の関係に変化させることができ、倍音構造を
変化させることができる。この結果、音色を変化させる
ことができる。
【００１１】電子共振回路１０を構成するループ内の任
意の位置に拡声装置１５を接続することにより、拡声装
置１５から、電子共振回路１０で共鳴する信号の音を再
現することができる。この例では加算回路１４と可変遅
延回路１１との間から信号を取出し、拡声装置１５から
ループを還流する信号の音を放音させるように構成した
場合を示す。尚、出力端子１６に拡声装置１５を接続し
た例は一例であり、出力端子１６に例えばワイヤレス発
振器を接続することにより、電子共振回路１０で生成し
た信号を電波で拡声装置１５に供給する構成とすること
もできる。
意の位置に拡声装置１５を接続することにより、拡声装
置１５から、電子共振回路１０で共鳴する信号の音を再
現することができる。この例では加算回路１４と可変遅
延回路１１との間から信号を取出し、拡声装置１５から
ループを還流する信号の音を放音させるように構成した
場合を示す。尚、出力端子１６に拡声装置１５を接続し
た例は一例であり、出力端子１６に例えばワイヤレス発
振器を接続することにより、電子共振回路１０で生成し
た信号を電波で拡声装置１５に供給する構成とすること
もできる。
【００１２】上述したように圧力センサ３Ａ，３Ｂ，３
Ｃの制御信号によって電子共振回路１０の状態を制御す
ることにより、打楽器の音のピッチ、音色、減衰時間等
を変化させることができる。圧力センサ３Ａ，３Ｂ，３
Ｃの制御信号を変化させるには、圧力センサ３Ａ，３
Ｂ，３Ｃの位置を手で掴み目的とする圧力センサ３Ａ，
３Ｂ，３Ｃに圧力を与え、その圧力を変化させることに
より、リアルタイムで音のピッチ、音色、減衰時間を変
化させることができる。従って演奏中に任意に音のピッ
チ、音色、減衰時間等を変化させることができるため、
奏者の意図する音を作り出すことができる。
Ｃの制御信号によって電子共振回路１０の状態を制御す
ることにより、打楽器の音のピッチ、音色、減衰時間等
を変化させることができる。圧力センサ３Ａ，３Ｂ，３
Ｃの制御信号を変化させるには、圧力センサ３Ａ，３
Ｂ，３Ｃの位置を手で掴み目的とする圧力センサ３Ａ，
３Ｂ，３Ｃに圧力を与え、その圧力を変化させることに
より、リアルタイムで音のピッチ、音色、減衰時間を変
化させることができる。従って演奏中に任意に音のピッ
チ、音色、減衰時間等を変化させることができるため、
奏者の意図する音を作り出すことができる。
【００１３】図６以下に金属部材１の形状を変えた各種
の実施例を示す。図６は一般にカウベルと呼ばれる金属
打楽器にこの発明を適用した場合を示す。カウベルを構
成する金属部材１の表面に凹凸面５Ａ，５Ｂ，５Ｃを形
成し、金属部材１の裏側に振動ピックアップ及び圧力セ
ンサを複数被着すると共に、金属部材１の振動を減衰さ
せるゴムシート４を貼り付ける構造は図１及び図２で説
明した構造と同じである。この場合にはカウベルを構成
する金属部材１の中空部分に指を挿入し、指で圧力セン
サに圧力を加えて音の制御を行なう。
の実施例を示す。図６は一般にカウベルと呼ばれる金属
打楽器にこの発明を適用した場合を示す。カウベルを構
成する金属部材１の表面に凹凸面５Ａ，５Ｂ，５Ｃを形
成し、金属部材１の裏側に振動ピックアップ及び圧力セ
ンサを複数被着すると共に、金属部材１の振動を減衰さ
せるゴムシート４を貼り付ける構造は図１及び図２で説
明した構造と同じである。この場合にはカウベルを構成
する金属部材１の中空部分に指を挿入し、指で圧力セン
サに圧力を加えて音の制御を行なう。
【００１４】図７の例では金属部材１を金属パイプとし
た場合を示す。金属パイプの外周面に凹凸面５Ａ，……
を形成し、内周面に振動ピックアップ及び圧力センサを
貼り付け、更にその上にゴムシートを貼り付ける構造は
前述と同じである。以下単に金属部材１の形状について
だけ説明する。図８は金属部材１を角パイプとした場合
を示す。図９は多角形状の平板状とした場合を示す。図
１０はリング状にした場合を示す。
た場合を示す。金属パイプの外周面に凹凸面５Ａ，……
を形成し、内周面に振動ピックアップ及び圧力センサを
貼り付け、更にその上にゴムシートを貼り付ける構造は
前述と同じである。以下単に金属部材１の形状について
だけ説明する。図８は金属部材１を角パイプとした場合
を示す。図９は多角形状の平板状とした場合を示す。図
１０はリング状にした場合を示す。
【００１５】このように金属部材１の形状及び大きさ等
を種々異なるものを用意することにより、金属部材１の
形状及び大きさ等による独特の音を得ることができる。
を種々異なるものを用意することにより、金属部材１の
形状及び大きさ等による独特の音を得ることができる。
【００１６】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
金属部材１に発生する衝撃振動を電子共振回路１０に入
力し、振動ピックアップ２Ａ，２Ｂ，２Ｃが発生する衝
撃波信号によって電子共振回路１０を共振させる構成と
したから、金属体独特の周波数成分を持つ打楽器音を容
易に得ることができる。この結果、金属打楽器の音に近
い音を容易に得ることができる利点が得られる。また圧
力センサを設けたから、この圧力センサから出力される
制御信号によって電子共振回路１０の状態を制御するこ
とができるから、音のピッチ、音色、減衰時間等を変化
させることができ、演奏中にリアルタイムでこれらを変
化させることができる。よって奏者の意図する音を作り
出すことができる利点が得られる。
金属部材１に発生する衝撃振動を電子共振回路１０に入
力し、振動ピックアップ２Ａ，２Ｂ，２Ｃが発生する衝
撃波信号によって電子共振回路１０を共振させる構成と
したから、金属体独特の周波数成分を持つ打楽器音を容
易に得ることができる。この結果、金属打楽器の音に近
い音を容易に得ることができる利点が得られる。また圧
力センサを設けたから、この圧力センサから出力される
制御信号によって電子共振回路１０の状態を制御するこ
とができるから、音のピッチ、音色、減衰時間等を変化
させることができ、演奏中にリアルタイムでこれらを変
化させることができる。よって奏者の意図する音を作り
出すことができる利点が得られる。
【図１】この発明の一実施例を示す平面図。
【図２】図１に示した実施例の断面図。
【図３】この発明に用いる電子共振回路の一例を示すブ
ロック図。
ロック図。
【図４】図３に示した電子共振回路の動作を説明するた
めのグラフ。
めのグラフ。
【図５】図４と同様のグラフ。
【図６】この発明の変形実施例を示す斜視図。
【図７】この発明の更に他の実施例を示す斜視図。
【図８】この発明の更に他の実施例を示す斜視図。
【図９】この発明の更に他の実施例を示す平面図。
【図１０】この発明の更に他の実施例を示す平面図。
１ 金属部材 ２Ａ，２Ｂ，２Ｃ 振動ピックアップ ３Ａ，３Ｂ，３Ｃ 圧力センサ ４ ゴムシート ５Ａ，５Ｂ，５Ｃ 凹凸面 １０ 電子共振回路 １１ 可変遅延回路 １２ 移相器 １３ 可変利得増幅器 １４ 加算回路 １５ 拡声装置
Claims (3)
- 【請求項１】 金属部材に振動ピックアップを装着し、
この振動ピックアップの検出信号を電子共振回路に入力
する構造としたことを特徴とする電子打楽器。 - 【請求項２】 請求項１記載の金属部材に圧力センサを
装着し、この圧力センサに押圧力を与えることにより圧
力センサから制御信号を出力させ、この制御信号により
上記電子共振回路の状態を制御する構造としたことを特
徴とする電子打楽器。 - 【請求項３】 請求項１記載の金属部材に所望のピッチ
で配列した凹凸面を設けたことを特徴とする電子打楽
器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6102472A JPH07311577A (ja) | 1994-05-17 | 1994-05-17 | 電子打楽器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6102472A JPH07311577A (ja) | 1994-05-17 | 1994-05-17 | 電子打楽器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07311577A true JPH07311577A (ja) | 1995-11-28 |
Family
ID=14328399
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6102472A Pending JPH07311577A (ja) | 1994-05-17 | 1994-05-17 | 電子打楽器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07311577A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002021503A1 (en) * | 2000-09-07 | 2002-03-14 | Shingo Tomoda | Analog electronic drum set, part for analog electronic drum set, and foot pedal unit |
| WO2002021504A1 (en) * | 2000-09-07 | 2002-03-14 | Shingo Tomoda | Analog electronic drum set, parts for drum stick, analog electronic drum set and foot-pedal unit |
| JP2009128803A (ja) * | 2007-11-27 | 2009-06-11 | Yamaha Corp | ハイハット形電子パッド |
| JP2009251071A (ja) * | 2008-04-02 | 2009-10-29 | Korg Inc | 電子ドラム |
| JP2009251477A (ja) * | 2008-04-10 | 2009-10-29 | Korg Inc | 電子ドラム |
| JP2013546026A (ja) * | 2010-12-13 | 2013-12-26 | アヴェディス・ジルジャン・カンパニー | シンバルの振動の電子処理のためのシステムおよび方法 |
| CN105321511A (zh) * | 2014-07-16 | 2016-02-10 | 罗兰株式会社 | 电子垫 |
| EP3571692A4 (en) * | 2017-01-17 | 2020-09-02 | GEWA Music GmbH | ELECTRONIC CYMBAL ASSEMBLY AND ITS COMPONENTS |
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| JPH0695673A (ja) * | 1992-09-17 | 1994-04-08 | Korugu:Kk | 電子打楽器 |
-
1994
- 1994-05-17 JP JP6102472A patent/JPH07311577A/ja active Pending
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