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JPH07316806A - スパッタリング装置 - Google Patents

スパッタリング装置

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Publication number
JPH07316806A
JPH07316806A JP13640694A JP13640694A JPH07316806A JP H07316806 A JPH07316806 A JP H07316806A JP 13640694 A JP13640694 A JP 13640694A JP 13640694 A JP13640694 A JP 13640694A JP H07316806 A JPH07316806 A JP H07316806A
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JP
Japan
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target
processed
collimator
film
sputtering apparatus
Prior art date
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Application number
JP13640694A
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English (en)
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JP3336421B2 (ja
Inventor
Koji Koizumi
浩治 小泉
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Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP13640694A priority Critical patent/JP3336421B2/ja
Publication of JPH07316806A publication Critical patent/JPH07316806A/ja
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  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Physical Deposition Of Substances That Are Components Of Semiconductor Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 [目的]投入電力の利用効率を向上させ、被処理体上に
面内ほぼ均一な膜厚で、さらには良好な膜質で所望の膜
を形成する。 [構成]真空容器10内の上部に主ターゲット12およ
び補助ターゲット18が配置され、容器10内の下部に
ウエハ載置台14が配置される。補助ターゲット18
は、主ターゲット12の直ぐ下で、かつ主ターゲット1
2よりも外側で環状に延在する。主ターゲット12およ
び補助ターゲット18にはそれぞれ直流電源13,15
よりバイアス電圧−V0 ,−V1 が印加される。ターゲ
ット12,18とウエハ載置台14との間には第1およ
び第2のコリメータ22,24が配置される。第1コリ
メータ22はアース電位VF に接続され、第2コリメー
タ24には直流電源17よりバイアス電圧−V2 が印加
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば半導体デバイ
ス製造における薄膜形成に利用可能なスパッタリング装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、スパッタリング装置は、真空容
器内にターゲットを固定配置または取付けするとともに
それと相対向して被処理体を着脱可能に配置し、ターゲ
ットが陽極、被処理体が陰極となるよう両者の間に直流
または高周波の電圧を印加してターゲット表面付近にプ
ラズマを生成し、プラズマ中のイオンをターゲット表面
に衝突させ、そこからはじき飛ばされたスパッタ粒子を
被処理体上に堆積させて膜を形成するようにしている。
放電ガスすなわちプラズマ生成用のガスには不活性で質
量の大きなもの、たとえばArガスを用いている。ま
た、スパッタ効率を上げるために、ターゲット表面付近
に磁界を形成して、そこに高密度のプラズマを閉じ込め
るようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、スパッタリ
ングにおいて、ターゲットの表面からはじき出されるス
パッタ粒子の飛翔方向はほぼ余弦則にしたがった分布を
有する。このため、被処理体側では、ターゲットの中心
部と対向する部分が相対的に多くのスパッタ粒子を浴び
やすく、被処理体が半導体ウエハの場合は相対的にウエ
ハ中心部の膜厚がウエハ周縁部の膜厚よりも厚くなりや
すい。
【0004】このようなスパッタリングにおける膜厚の
不均一性を改善するため、被処理体に対するスパッタ粒
子の飛翔方向に垂直指向性をもたせる工夫が行われてい
る。たとえば、ターゲットと被処理体との間の距離を大
きくしたり、ターゲットと被処理体との間にコリメータ
を配置する構成が採られている。また、ターゲットの温
度およびイオン入射エネルギを制御することによっても
スパッタ粒子の飛翔方向を制御することができる。しか
し、そのようにしても、被処理体(ウエハ)の大口径化
に伴ってターゲットが被処理体に対して十分大きな面積
を有していない場合は、被処理体上に面内均一に成膜す
るのは難しく、どうしても周縁部の膜厚が薄くなりやす
い。
【0005】さらには、ターゲットと被処理体との間の
距離が大きくなり、あるいはターゲットと被処理体との
間にコリメータが配置されることによって、ターゲット
表面付近の電界が弱くなり、またプラズマ生成効率が低
下し、ひいてはスパッタ効率が低下するという不具合が
ある。ターゲットと被処理体との間の印加電圧を高くし
ても、消費電力が増大する割には、プラズマ生成効率な
いしスパッタ効率はそれほど改善されない。
【0006】また、スパッタリングにおいては、プラズ
マイオン(たとえばArイオン)の一部が被処理体に入
射することがある。そのようなプラズマイオンの入射
は、被処理体上に形成される膜に隙間が多いときは膜を
緻密化する利点もあるが、通常は膜にダメージを与えた
り不純物を混入させるおそれがあり、膜質には望ましく
ないものとされている。従来は、このような被処理体に
対するプラズマイオンの入射量を他のプロセスパラメー
タとは独立に制御または調整する手立てがなかった。
【0007】本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので、投入電力の利用効率を向上させ、被処理
体上の面内にほぼ均一な膜厚で、さらには良好な膜質で
所望の膜を形成できるようにしたスパッタリング装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の第1のスパッタリング装置は、真空容器
内でターゲットにプラズマのイオンを衝突させ、そこか
らはじき飛ばされた粒子を被処理体の上に堆積させて膜
を形成するスパッタリング装置において、前記被処理体
と対向する位置に第1のターゲットを配置するととも
に、前記第1のターゲットよりも前記被処理体に近い位
置に前記第1のターゲットよりも外側で環状に延在する
第2のターゲットを配置し、前記第1および第2のター
ゲットにそれぞれ第1および第2のバイアス電圧を印加
する構成とした。
【0009】本発明の第2のスパッタリング装置は、真
空容器内でターゲットにプラズマのイオンを衝突させ、
そこからはじき飛ばされた粒子を被処理体の上に堆積さ
せて膜を形成するスパッタリング装置において、前記タ
ーゲットと前記被処理体との間に、前記ターゲットから
のスパッタ粒子を通す網状の電極を配置する構成とし
た。
【0010】本発明の第3のスパッタリング装置は、真
空容器内でターゲットにプラズマのイオンを衝突させ、
そこからはじき飛ばされた粒子を被処理体の上に堆積さ
せて膜を形成するスパッタリング装置において、前記タ
ーゲットと前記被処理体との間に、前記ターゲットから
のスパッタ粒子のうち前記被処理体の膜形成面に対して
ほぼ垂直な方向を有するもののみを通すコリメータを配
置し、前記コリメータに所定のバイアス電圧を印加する
構成とした。
【0011】本発明の第4のスパッタリング装置は、真
空容器内でターゲットにプラズマのイオンを衝突させ、
そこからはじき飛ばされた粒子を被処理体の上に堆積さ
せて膜を形成するスパッタリング装置において、前記被
処理体と対向する位置に第1のターゲットを配置すると
ともに、前記第1のターゲットよりも前記被処理体に近
い位置に前記第1のターゲットよりも外側で環状に延在
する第2のターゲットを配置し、前記第1および第2の
ターゲットにそれぞれ第1および第2のバイアス電圧を
印加し、前記ターゲットと前記被処理体との間に、前記
ターゲットからのスパッタ粒子のうち前記被処理体の膜
形成面に対してほぼ垂直な方向を有するもののみを通す
コリメータを配置し、前記コリメータに第3のバイアス
電圧を印加する構成とした。
【0012】本発明の第5のスパッタリング装置は、真
空容器内でターゲットにプラズマのイオンを衝突させ、
そこからはじき飛ばされた粒子を被処理体の上に堆積さ
せて膜を形成するスパッタリング装置において、前記タ
ーゲットと前記被処理体との間に、前記ターゲットから
のスパッタ粒子のうち前記被処理体の膜形成面に対して
ほぼ垂直な方向を有するもののみを通す第1および第2
のコリメータを所定の間隔を置いて配置し、前記第1お
よび第2のコリメータにそれぞれ第1および第2のバイ
アス電圧を印加する構成とした。
【0013】本発明の第6のスパッタリング装置は、真
空容器内でターゲットにプラズマのイオンを衝突させ、
そこからはじき飛ばされた粒子を被処理体の上に堆積さ
せて膜を形成するスパッタリング装置において、前記タ
ーゲットと前記被処理体との間に前記ターゲットからの
スパッタ粒子を通す網状電極を配置し、前記網状電極の
少なくとも表面部分を前記ターゲットと実質的に同じ材
質の材料で形成してなる構成とした。
【0014】
【作用】本発明の第1のスパッタリング装置では、第1
のターゲットからのスパッタ粒子が被処理体の中心部付
近に相対的に多く堆積する一方、第2のターゲットから
のスパッタ粒子は被処理体の周縁部付近に相対的に多く
堆積する。両ターゲットに印加する第1および第2のバ
イアス電圧を適当な値に選ぶことで、両ターゲットより
被処理体に供給されるスパッタ粒子の密度または量の均
一性を向上させることができる。
【0015】本発明の第2のスパッタリング装置では、
ターゲットと網状電極との間の電界の下でプラズマが生
成されるので、ターゲットと被処理体との間の距離間隔
を大きくしても、プラズマ生成に投入する電力を有効利
用し、良好なプラズマ生成率ないしスパッタ効率を確保
することができる。
【0016】本発明の第3のスパッタリング装置では、
上記第2のスパッタリング装置における網状電極をコリ
メータとすることにより、プラズマ生成率ないしスパッ
タ効率の確保と同時に被処理体上の膜厚の均一性を向上
させることができる。
【0017】本発明の第4のスパッタリング装置では、
上記第1のスパッタリング装置の構成と上記第3のスパ
ッタリング装置の構成とを合わせることで、両者の作用
効果を相乗的に加算し、とりわけ膜厚の均一性を一層向
上させることができる。
【0018】本発明の第5のスパッタリング装置では、
第1のコリメータに加えて第2のコリメータを設け、こ
の第2のコリメータに印加するバイアス電圧を調整する
ことで、被処理体に入射するプラズマイオンの量を制御
することができる。これにより、該バイアス電圧を適当
な値に選ぶことで、良好または所望の膜質を得ることが
できる。
【0019】本発明の第6のスパッタリング装置では、
ターゲットと被処理体との間に配置される網状電極の少
なくとも表面部分をターゲットつまり成膜材料と実質的
に同じ材質の材料で形成することにより、被処理体上に
堆積する膜の膜質劣化を防止することができる。
【0020】
【実施例】以下、添付図を参照して本発明の一実施例を
説明する。
【0021】図1は、この実施例によるスパッタリング
装置の主要な構成を示す略断面図である。
【0022】このスパッタリング装置の容器10は、た
とえばアルミニウムからなり、真空可能な円筒形のチャ
ンバとして構成されている。容器10内の上部には、円
盤状の主ターゲット12が下向きまたは内向きで支持部
材またはスパッタガン(図示せず)に取付けられてい
る。主ターゲット12は、成膜材料たとえばアルミニウ
ム、チタニウム、窒化チタン等から構成されている。容
器10内の下部には、主ターゲット12とほぼ真向かい
の位置で載置台14が固定配置され、この載置台14上
に被処理体たとえば半導体ウエハWが着脱可能に配置
(載置)される。載置台14には加熱機構(図示せず)
が内蔵されている。半導体ウエハWは、容器10の側壁
に設けられているゲートバルブ(図示せず)を通って容
器内に出し入れされるようになっている。
【0023】ウエハ載置台14は容器10を介してアー
ス電位(0ボルト)に接続される。主ターゲット12は
直流電源13より負の直流電圧−V0 (たとえば−50
0〜1000ボルト)を印加される。これにより、ウエ
ハ載置台14上の半導体ウエハWは陽極で、主ターゲッ
ト12は陰極となる。
【0024】主ターゲット12の背後で真空容器10の
外側には、主ターゲット12の表面(下面)12a付近
に高密度のプラズマを閉じ込めるための磁界を発生する
マグネット・アッセンブリ16が設けられている。この
実施例では、複数個のマグネット・アッセンブリ16が
主ターゲット12の(仮想の)中心軸の回りに放射状に
配置され、駆動モータおよび回転支持部材等(図示せ
ず)によってターゲット中心軸の回りで回転運動するよ
うに構成されている。
【0025】主ターゲット12に近接してその直ぐ下側
には、主ターゲット12の直径よりも大きな内径を有す
るリング状の補助ターゲット18が配置されている。こ
の補助ターゲット18は、主ターゲット12と同一の成
膜材料から構成され、支持部材(図示せず)を介して容
器10に取付けられている。補助ターゲット18には直
流電源15より負の直流電圧−V1 (たとえば−100
〜−500ボルト)が印加され、これにより補助ターゲ
ット18も陰極になっている。
【0026】主ターゲット12と補助ターゲット18と
の間には隙間が設けられ、この隙間にガス供給管20の
先端(ガス吐出口)が臨んでいる。容器10の外の放電
ガス供給部(図示せず)よりガス供給管20を介して放
電ガスたとえばArガスが主ターゲット12の表面(下
面)12aおよび補助ターゲット18の表面(内側面)
18aに供給されるようになっている。容器10の側壁
の下部に排気口10aが設けられ、この排気口10aは
排気管21を介して外部の真空排気装置(図示せず)に
接続されている。この真空排気装置によって容器10内
が所定の真空度に減圧されるようになっている。
【0027】ターゲット12,18と載置台14との間
には、半導体ウエハWよりも大きな直径を有する円盤状
の第1および第2のコリメータ22,24が同軸に配置
されている。これらのコリメータ22,24は、たとえ
ば図2に示すように多数の管または筒部Pを平行に(軸
を揃えて)密に配列してなる構成を有しており、ターゲ
ット12,18からのスパッタ粒子のうちほぼ軸方向
(垂直方向)の粒子のみを通すフィルタとして機能す
る。つまり、筒部Pの上部開口に垂直方向またはそれに
近い小さな入射角で入射するスパッタ粒子Saはそのま
ま筒の中を通って下部開口から外(下方)へ抜け出られ
るが、大きな入射角で入射するスパッタ粒子Sbは筒の
内壁面に当たってそこに付着し、筒部Pの外(下方)へ
抜け出られないようになっている。筒部Pを通り抜けで
きるスパッタ粒子Sの臨界入射角は、筒部Pのアスペク
ト比(W/H)によって決まる。
【0028】このように、コリメータ22,24は、斜
めの角度で入射するスパッタ粒子を筒部Pの内壁面に付
着させて吸収する作用がある。この付着率ないし吸収率
を高めるには、コリメータ22,24の材質を成膜材料
と同じものに選ぶのがよい。また、プラズマイオンがコ
リメータ22,24に当たることにより、コリメータ表
面から二次スパッタ粒子がはじき出され、これが半導体
ウエハWに入射することがある。この点からしても、両
コリメータ、とりわけ半導体ウエハWに近い第2のコリ
メータ24の少なくとも表面部分は、成膜材料と同じ材
質から構成されるのが好ましい。
【0029】ターゲット12,18側に近接する第1の
コリメータ22は容器10を介してアース電位VE (0
ボルト)に接続される。ウエハ載置台14に近接する第
2のコリメータ24は直流電源17より正の電圧+V2
(たとえば+100〜+500ボルト)を印加される。
【0030】半導体ウエハW(厳密にはウエハ載置台1
4)の位置を基準とし、この基準位置からの主ターゲッ
ト12、補助ターゲット18、第1および第2のコリメ
ータ22,24の距離をそれぞれD(12),D(18),D(2
2),D(24)とすると、各部間の電位分布は図3の,
,,のようになる。曲線は主ターゲット12と
第1のコリメータ22間の電位分布を示し、曲線は補
助ターゲット18と第1のコリメータ22間の電位分布
を示し、曲線は第1のコリメータ22と第2のコリメ
ータ24間の電位分布を示し、曲線は第2のコリメー
タ22と半導体ウエハ(厳密にはウエハ載置台14)間
の電位分布を示している。なお、図解を模式化するため
に、各区間内で電位勾配(電界)は一定とし、各曲線
,,,を1本の直線として表している。
【0031】図3の電位分布図より、第1のコリメータ
12は半導体ウエハWとほぼ等しい電位に置かれるた
め、陰極側のターゲット12,18に対して実質的に陽
極として機能することがわかる。第1のコリメータ12
とターゲット12,18とは互いに接近した位置関係に
あるため、両者の間には曲線,の急峻な傾きに対応
した強い電界が得られる。これによって、直流電源1
3,15からのバイアス電圧−V1,+V2 が比較的低い
値に選ばれても、ターゲット12,18の表面12a,
18a付近には高密度のプラズマが生成されるようにな
っている。
【0032】次に、本実施例のスパッタリング装置にお
ける作用を説明する。
【0033】ターゲット12,14およびコリメータ2
2,24に電力が投入され、ターゲット12,18の背
後でマグネット・アッセンブリ16が回転駆動され、載
置台14上に半導体ウエハWが置かれ、容器10の圧力
が所定の真空度たとえば1.0ミリTorrまで減圧さ
れた状態の下で、ガス供給管20より放電ガス(Ar)
が供給される。
【0034】これにより、主ターゲット12の表面12
aをなぞるように回転する高密度のプラズマが生成し、
このプラズマ中のArイオンが主ターゲット12の表面
12aに衝突し、そこからスパッタ粒子がはじき出され
る。主ターゲット12の表面12aからはじき出される
スパッタ粒子の飛翔方向は下向きにほぼ余弦則にしたが
った分布を有している。また、プラズマからの一部のA
rイオンが補助ターゲット18の表面18aに斜め下向
きに入射または衝突し、そこからもスパッタ粒子が斜め
下向きにはじき出される。
【0035】両ターゲット12,18からのスパッタ粒
子は先ず第1コリメータ22に入射し、ほぼ垂直方向の
スパッタ粒子だけが第1コリメータ22から垂直下方へ
通り抜ける。主ターゲット12からのスパッタ粒子のう
ち第1コリメータ22を通り抜けるものは、相対的に第
1コリメータ22の中心部側の方が周縁部側よりも多
い。しかし、補助ターゲット12からのスパッタ粒子の
うち第1のコリメータ22を通り抜けるものは、相対的
に第1コリメータ22の周縁部側の方が中心部側よりも
多い。両ターゲット12,18に印加する互いに独立し
たバイアス電圧−V0 ,−V1 を適当な値に選ぶこと
で、第1コリメータ22を通り抜けるスパッタ粒子の密
度をコリメータ22の面内でほぼ均一にすることができ
る。
【0036】第1コリメータ22はアース電位(陽極電
位)に接続されているため、プラズマから飛んできた電
子のほとんどがこのコリメータ22で捕捉される。ま
た、第1コリメータ22は、プラズマからのArイオン
に対しては逆向きの(押し返す方向の)電界を与え、半
体ウエハW側へ飛ぶArイオンの量を抑制する。
【0037】第1コリメータ22を通り抜けたスパッタ
粒子は、そのまま第2コリメータ24を通り抜けて直進
し、半導体ウエハWの表面(膜形成面)に入射し、そこ
に堆積する。第2コリメータ24を通り抜けるスパッタ
粒子の密度もコリメータ24の面内でほぼ均一になって
いるため、半導体ウエハW上にはウエハ面内でほぼ均一
な膜厚に膜が形成される。
【0038】第2コリメータ24は、正のバイアス電圧
+V2 を印加されているときは、図3の曲線で示すよ
うに第1コリメータ22よりも電位が高く、プラズマイ
オン(Ar)に対してポテンシャル障壁を形成する。こ
の場合、半導体ウエハWに入射するプラズマイオンは第
2コリメータ24でさらに抑制されることになる。
【0039】もっとも、第2コリメータ24に負のバイ
アス電圧−V2'を印加してもよく、そのようなバイアス
にすると第2コリメータ22と半導体ウエハWとの間に
は図3の曲線’,’で示すような電位分布が得られ
る。この場合、第2コリメータ24は第1コリメータ2
2側からのプラズマイオンを引き込むように作用するた
め、半導体ウエハWに入射するプラズマイオンの量を増
大させることも可能である。
【0040】このように、第2コリメータ24に印加す
るバイアス電圧の極性または絶対値を変えることで、半
導体ウエハWに入射するプラズマイオンの量を制御また
は加減することができ、これによって半導体ウエハW上
に所望の膜質で成膜することが可能である。
【0041】また、プラズマイオンによって第1および
第2コリメータ22,24の表面または壁面が叩かれ、
そこから二次スパッタ粒子がはじき出されてそれが半導
体ウエハWに入射することもあり得る。しかし、本実施
例では、これらのコリメータ22,24の少なくとも表
面部の材質をターゲット12,18の材質つまり成膜材
料と同じ材質(たとえばアルミニウム)で形成するよう
にしたので、これらコリメータからの二次スパッタ粒子
が半導体ウエハWに入射したとしても、ウエハW上に形
成される膜が劣化するおそれはない。なお、ウエハW上
の膜を劣化させないようなものであれば、成膜材料と違
う材質でターゲット12,18を構成してもよい。
【0042】上記したように、本実施例のスパッタリン
グ装置では、主ターゲット12よりも半導体ウエハWに
近い位置に主ターゲット12よりも外側で環状に延在す
る補助ターゲット18を配置し、これら第1および第2
のターゲットに印加するバイアス電圧−V0 ,−V1 を
適当な値に選ぶことで、さらにはターゲット12,18
と半導体ウエハWとの間に第1および第2のコリメータ
22,24を配置し、これらのコリメータ22,24に
印加するバイアス電圧VE ,V2 を適当な値に選ぶこと
で、半導体ウエハW上にウエハ面内でほぼ均一な膜厚
で、かつ良好な膜質で膜を形成することができる。
【0043】なお、主ターゲット12の表面形状は平板
型のものに限らず、任意の形状が可能であり、たとえば
凹面または凸面形状でも可能である。必要に応じて、主
ターゲットまたは補助ターゲットを複数個の部分ターゲ
ットで構成することも可能である。
【0044】コリメータ22,24においては、図2の
構成は一例であって、他の筒部形状ないし配列パターン
にしてもよく、たとえば筒部のアスペクト比(W/H)
がコリメータの半径方向で変わるような構成にすること
も可能である。また、第2コリメータの径を第1コリメ
ータの径より小さめにとることによっても良好な膜厚均
一性の達成が可能である。両コリメータ22,24の構
造または材質が異なっていてもよい。両コリメータ2
2,24の一方、たとえば第2コリメータ24に換え
て、任意の方向を有するスパッタ粒子を通すような網状
電極(グリッド)を設けてもよい。また、必要に応じて
第3のコリメータまたはグリッドを設けてもよい。
【0045】ターゲット12,18およびコリメータ2
2,24に印加するバイアス電圧は任意の値に選ぶこと
が可能である。したがって、図3に示すような電位分布
は一例であり、任意の電位分布に設定することができ
る。
【0046】コリメータまたはグリッドを設けずに本発
明による補助ターゲットを設けた構成でも、ある程度ま
で膜厚の均一性を向上させることは可能である。また、
補助ターゲットを設けずに本発明によるコリメータ、グ
リッドまたは他の網状電極を設けた構成でも、ある程度
まで膜厚の均一性を向上できるだけでなく、膜質を向上
させることが可能である。
【0047】被処理体は、半導体ウエハWに限るもので
はなく、たとえば磁気ディスクやLCD基板等でも可能
である。本発明のスパッタリング装置は、半導体デバイ
ス製造における成膜工程の外にも、様々な成膜処理で使
用可能なものである。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のスパッタ
リング装置によれば、投入電力の利用効率を向上させ、
被処理体上の面内にほぼ均一な膜厚で、さらには良好な
膜質で所望の膜を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるスパッタリング装置の
主要な構成を示す略断面図である。
【図2】実施例におけるコリメータの構造を示す部分斜
視図である。
【図3】実施例のスパッタリング装置の真空容器内にお
ける電位分布を模式的に示す図である。
【符号の説明】
10 真空容器 12 主ターゲット 14 ウエハ載置台 16 マグネット・アッセンブリ 18 補助ターゲット 22 第1コリメータ 24 第2コリメータ 13,15,17 直流電源

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空容器内でターゲットにプラズマのイ
    オンを衝突させ、そこからはじき飛ばされた粒子を被処
    理体の上に堆積させて膜を形成するスパッタリング装置
    において、 前記被処理体と対向する位置に第1のターゲットを配置
    するとともに、前記第1のターゲットよりも前記被処理
    体に近い位置に前記第1のターゲットよりも外側で環状
    に延在する第2のターゲットを配置し、前記第1および
    第2のターゲットにそれぞれ第1および第2のバイアス
    電圧を印加することを特徴とするスパッタリング装置。
  2. 【請求項2】 真空容器内でターゲットにプラズマのイ
    オンを衝突させ、そこからはじき飛ばされた粒子を被処
    理体の上に堆積させて膜を形成するスパッタリング装置
    において、 前記ターゲットと前記被処理体との間に、前記ターゲッ
    トからのスパッタ粒子を通す網状の電極を配置したこと
    を特徴とするスパッタリング装置。
  3. 【請求項3】 真空容器内でターゲットにプラズマのイ
    オンを衝突させ、そこからはじき飛ばされた粒子を被処
    理体の上に堆積させて膜を形成するスパッタリング装置
    において、 前記ターゲットと前記被処理体との間に、前記ターゲッ
    トからのスパッタ粒子のうち前記被処理体の膜形成面に
    対してほぼ垂直な方向を有するもののみを通すコリメー
    タを配置し、前記コリメータに所定のバイアス電圧を印
    加することを特徴とするスパッタリング装置。
  4. 【請求項4】 真空容器内でターゲットにプラズマのイ
    オンを衝突させ、そこからはじき飛ばされた粒子を被処
    理体の上に堆積させて膜を形成するスパッタリング装置
    において、 前記被処理体と対向する位置に第1のターゲットを配置
    するとともに、前記第1のターゲットよりも前記被処理
    体に近い位置に前記第1のターゲットよりも外側で環状
    に延在する第2のターゲットを配置し、前記第1および
    第2のターゲットにそれぞれ第1および第2のバイアス
    電圧を印加し、 前記ターゲットと前記被処理体との間に、前記ターゲッ
    トからのスパッタ粒子のうち前記被処理体の膜形成面に
    対してほぼ垂直な方向を有するもののみを通すコリメー
    タを配置し、前記コリメータに第3のバイアス電圧を印
    加することを特徴とするスパッタリング装置。
  5. 【請求項5】 真空容器内でターゲットにプラズマのイ
    オンを衝突させ、そこからはじき飛ばされた粒子を被処
    理体の上に堆積させて膜を形成するスパッタリング装置
    において、 前記ターゲットと前記被処理体との間に、前記ターゲッ
    トからのスパッタ粒子のうち前記被処理体の膜形成面に
    対してほぼ垂直な方向を有するもののみを通す第1およ
    び第2のコリメータを所定の間隔を置いて配置し、前記
    第1および第2のコリメータにそれぞれ第1および第2
    のバイアス電圧を印加することを特徴とするスパッタリ
    ング装置。
  6. 【請求項6】 真空容器内でターゲットにプラズマのイ
    オンを衝突させ、そこからはじき飛ばされた粒子を被処
    理体の上に堆積させて膜を形成するスパッタリング装置
    において、 前記ターゲットと前記被処理体との間に前記ターゲット
    からのスパッタ粒子を通す網状電極を配置し、前記網状
    電極の少なくとも表面部分を前記ターゲットと実質的に
    同じ材質の材料で形成してなることを特徴とするスパッ
    タリング装置。
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