JPH07303950A - 連続鋳造用タンディッシュ - Google Patents
連続鋳造用タンディッシュInfo
- Publication number
- JPH07303950A JPH07303950A JP9767494A JP9767494A JPH07303950A JP H07303950 A JPH07303950 A JP H07303950A JP 9767494 A JP9767494 A JP 9767494A JP 9767494 A JP9767494 A JP 9767494A JP H07303950 A JPH07303950 A JP H07303950A
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- JP
- Japan
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- molten steel
- residual
- steel
- slag
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- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明はタンディッシュ(TD)の熱間連続
使用において、排滓時又は加熱時に溶融した残鋼・残鋼
滓によるTDノズル詰まりを防止する。 【構成】 TD4は残溶鋼・残溶鋼滓を排出する排出口
5と、溶鋼を鋳型に注入するためのスライディングノズ
ル7を有する溶鋼注入口6を備えて、溶鋼注入口6の周
りには溝8を設けている。TD4は傾転装置11によ
り、傾転され残溶鋼・残溶鋼滓を排出する。排出後に復
転して、水平な状態にする。この時タンディシュの側壁
部、底部に付着している残溶鋼・残溶鋼滓を自然に溝8
に流し集める。加熱時にも溶解した残鋼・残鋼滓を溝8
に流し集める。
使用において、排滓時又は加熱時に溶融した残鋼・残鋼
滓によるTDノズル詰まりを防止する。 【構成】 TD4は残溶鋼・残溶鋼滓を排出する排出口
5と、溶鋼を鋳型に注入するためのスライディングノズ
ル7を有する溶鋼注入口6を備えて、溶鋼注入口6の周
りには溝8を設けている。TD4は傾転装置11によ
り、傾転され残溶鋼・残溶鋼滓を排出する。排出後に復
転して、水平な状態にする。この時タンディシュの側壁
部、底部に付着している残溶鋼・残溶鋼滓を自然に溝8
に流し集める。加熱時にも溶解した残鋼・残鋼滓を溝8
に流し集める。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は排出口を設けて、鋳造
後にその排出口から残溶鋼及び残溶鋼滓を排出して熱間
で連続使用する連続鋳造用タンディッシュに関する。
後にその排出口から残溶鋼及び残溶鋼滓を排出して熱間
で連続使用する連続鋳造用タンディッシュに関する。
【0002】
【従来の技術】鋼の連続鋳造用タンディッシュは、近
年、その内張り耐火物の寿命が伸びてきたため、一回の
鋳込み毎に耐火物を取替えることをせず、スライディン
グノズルを整備するだけで、連続して数回の鋳造を行
う、所謂タンディッシュの熱間連続使用法が採用されて
いる。
年、その内張り耐火物の寿命が伸びてきたため、一回の
鋳込み毎に耐火物を取替えることをせず、スライディン
グノズルを整備するだけで、連続して数回の鋳造を行
う、所謂タンディッシュの熱間連続使用法が採用されて
いる。
【0003】上記のようなタンディッシュの熱間連続使
用法においては、スライディングノズルの整備が終わる
と、次の鋳造時の溶鋼受注時に、溶鋼が冷却されないよ
うに、タンディッシュの上方に加熱源を配置してタンデ
ィッシュの耐火物を加熱することが行われている。
用法においては、スライディングノズルの整備が終わる
と、次の鋳造時の溶鋼受注時に、溶鋼が冷却されないよ
うに、タンディッシュの上方に加熱源を配置してタンデ
ィッシュの耐火物を加熱することが行われている。
【0004】上記方法として、例えば特開平1−107
949号公報には、鋳造終了後にタンディッシュを傾転
して、タンディッシュの上部とタンディッシュの蓋との
間に設けられた排出口よりタンディッシュ内に残存する
残溶鋼や残溶鋼滓(以後特に区別しない限り残留物とい
う)を排出し、その後に、タンディッシュ蓋に設けた予
熱ガスバーナーと、浸漬ノズルから挿入した酸素ガスパ
イプとから、予熱用ガス及び酸素ガスを噴射させて、タ
ンディッシュ内に付着した残鋼や残鋼滓(以後特に区別
しない限り付着物という)を溶解して、排出口より再排
出し、その後タンディッシュ内を予熱しながら待機し、
正常の状態に復転後、このタンディッシュを次回の鋳造
に供する方法が開示されている。
949号公報には、鋳造終了後にタンディッシュを傾転
して、タンディッシュの上部とタンディッシュの蓋との
間に設けられた排出口よりタンディッシュ内に残存する
残溶鋼や残溶鋼滓(以後特に区別しない限り残留物とい
う)を排出し、その後に、タンディッシュ蓋に設けた予
熱ガスバーナーと、浸漬ノズルから挿入した酸素ガスパ
イプとから、予熱用ガス及び酸素ガスを噴射させて、タ
ンディッシュ内に付着した残鋼や残鋼滓(以後特に区別
しない限り付着物という)を溶解して、排出口より再排
出し、その後タンディッシュ内を予熱しながら待機し、
正常の状態に復転後、このタンディッシュを次回の鋳造
に供する方法が開示されている。
【0005】また、特開平1−228654号公報には
「連続鋳造におけるタンディッシュの再使用方法」とし
て、タンディッシュは溶鋼冷却防止用カバーを備え、取
鍋からの溶鋼の注入部となる底部と、堰設置部の溶鋼難
排出部の底部に、凹部を設けることが開示されている。
この方法においては、溶鋼を鋳型に鋳造した後に、タン
ディッシュを鋳込み位置から排出位置に移し、そこでタ
ンディッシュのスライディングノズルの近傍に付着した
付着物を、洗浄パイプからの酸素ガス、可燃性ガスによ
り溶解して、開状態のスライディングノズルから系外に
排出する。一方、溶鋼難排出部の側壁部や底部の付着物
はタンディッシュ上方から挿入された洗浄パイプからの
酸素ガス又は可燃性ガスにより溶解され、凹部に集中し
て流れ込む。ここで凹部には予め吊り金物を入れて置
く。その後、溶鋼冷却防止用カバーを外してタンディッ
シュを冷却した後に、前記吊り金物を吊り上げ、付着物
を系外に除去する。最後にガスバーナーを利用して、タ
ンディッシュ内を加熱昇温し、次回の受湯に待機させ
る。
「連続鋳造におけるタンディッシュの再使用方法」とし
て、タンディッシュは溶鋼冷却防止用カバーを備え、取
鍋からの溶鋼の注入部となる底部と、堰設置部の溶鋼難
排出部の底部に、凹部を設けることが開示されている。
この方法においては、溶鋼を鋳型に鋳造した後に、タン
ディッシュを鋳込み位置から排出位置に移し、そこでタ
ンディッシュのスライディングノズルの近傍に付着した
付着物を、洗浄パイプからの酸素ガス、可燃性ガスによ
り溶解して、開状態のスライディングノズルから系外に
排出する。一方、溶鋼難排出部の側壁部や底部の付着物
はタンディッシュ上方から挿入された洗浄パイプからの
酸素ガス又は可燃性ガスにより溶解され、凹部に集中し
て流れ込む。ここで凹部には予め吊り金物を入れて置
く。その後、溶鋼冷却防止用カバーを外してタンディッ
シュを冷却した後に、前記吊り金物を吊り上げ、付着物
を系外に除去する。最後にガスバーナーを利用して、タ
ンディッシュ内を加熱昇温し、次回の受湯に待機させ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た特開平1−107949号公報、特開平1−2286
54号公報で開示された技術は、次に示すような問題が
ある。
た特開平1−107949号公報、特開平1−2286
54号公報で開示された技術は、次に示すような問題が
ある。
【0007】特開昭1−107949号公報で開示され
た技術は酸素ガスを送入して、タンディッシュ内に付着
した残鋼を酸化燃焼させ、その際の発熱により、付着物
を溶解するものである。この場合、残鋼の燃焼発熱量は
周囲の付着物がそれらの融点にまで達成させるに十分な
発熱量でなければならない。しかし、十分な発熱量であ
るかどうかの判断が困難であり、不足の場合はこれら付
着物は溶解せずタンディッシュ内に残存したままとな
る。又、付着物が溶解しても、それらが排出口から完全
に除去されないと、タンディッシュを復転した後に、溶
解した付着物がスライディングノズルを接続している溶
鋼注入口に流込む。又、次鋳造のための予熱時にも付着
物が溶解し、スライディングノズルを接続している溶鋼
注入口に流込む。そのために、スライディングノズルの
目詰まり、更には溶損等の操業トラブルを生じるととも
に、次の受湯の鋳造の場合に、溶鋼にそれらが混入し
て、鋳造初期の鋳片の介在物が高くなる。
た技術は酸素ガスを送入して、タンディッシュ内に付着
した残鋼を酸化燃焼させ、その際の発熱により、付着物
を溶解するものである。この場合、残鋼の燃焼発熱量は
周囲の付着物がそれらの融点にまで達成させるに十分な
発熱量でなければならない。しかし、十分な発熱量であ
るかどうかの判断が困難であり、不足の場合はこれら付
着物は溶解せずタンディッシュ内に残存したままとな
る。又、付着物が溶解しても、それらが排出口から完全
に除去されないと、タンディッシュを復転した後に、溶
解した付着物がスライディングノズルを接続している溶
鋼注入口に流込む。又、次鋳造のための予熱時にも付着
物が溶解し、スライディングノズルを接続している溶鋼
注入口に流込む。そのために、スライディングノズルの
目詰まり、更には溶損等の操業トラブルを生じるととも
に、次の受湯の鋳造の場合に、溶鋼にそれらが混入し
て、鋳造初期の鋳片の介在物が高くなる。
【0008】特開平1−228654号公報で開示され
た技術では、タンディッシュは冷却されているので、再
使用の場合にタンディッシュ内を加熱昇温する必要があ
り、燃料等の費用が高くなるという問題と、タンディッ
シュのスライディングノズル付近の底部や壁部の付着物
の除去が十分でない場合、次鋳造のための予熱時に、溶
解した付着物がスライディングノズルを接続している溶
鋼注入口に流込むという問題が生ずる。又、スライディ
ングノズルから溶解した付着物を流出させるため、スラ
イディングノズルの溶損は避けられない。
た技術では、タンディッシュは冷却されているので、再
使用の場合にタンディッシュ内を加熱昇温する必要があ
り、燃料等の費用が高くなるという問題と、タンディッ
シュのスライディングノズル付近の底部や壁部の付着物
の除去が十分でない場合、次鋳造のための予熱時に、溶
解した付着物がスライディングノズルを接続している溶
鋼注入口に流込むという問題が生ずる。又、スライディ
ングノズルから溶解した付着物を流出させるため、スラ
イディングノズルの溶損は避けられない。
【0009】本発明は上記のような問題点の解決を図っ
たものであり、連続鋳造用タンディッシュを熱間連続使
用するにあたり、そのタンディッシュを次の新たな溶鋼
の鋳造に使用しても、残鋼・残鋼滓に起因した操業トラ
ブルの回避と鋳片介在物の増加を防止出来る連続鋳造用
タンディッシュを提供することを目的とする。
たものであり、連続鋳造用タンディッシュを熱間連続使
用するにあたり、そのタンディッシュを次の新たな溶鋼
の鋳造に使用しても、残鋼・残鋼滓に起因した操業トラ
ブルの回避と鋳片介在物の増加を防止出来る連続鋳造用
タンディッシュを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる連続鋳造
用テンデッシュは、傾転して内部の残留物を排出口から
排出し、熱間で繰り返し連続使用される連続鋳造用タン
ディッシュであって、タンディッシュの底部に設けた溶
鋼注入口の全周囲に溝を有することを特徴とするもので
ある。
用テンデッシュは、傾転して内部の残留物を排出口から
排出し、熱間で繰り返し連続使用される連続鋳造用タン
ディッシュであって、タンディッシュの底部に設けた溶
鋼注入口の全周囲に溝を有することを特徴とするもので
ある。
【0011】
【作用】タンディッシュ底部の溶鋼注入口の周りに溝を
設けているので、タンディッシュを傾転させて、残留物
を排出した後に復転した場合、タンディッシュ内の側壁
部、底部に残存する残留物が溝に流れて、溶鋼注入口に
流入しない。又、復転後の予熱中に付着物が溶解して
も、溶解した付着物は溝に流れるので、溶鋼注入口に流
入しない。
設けているので、タンディッシュを傾転させて、残留物
を排出した後に復転した場合、タンディッシュ内の側壁
部、底部に残存する残留物が溝に流れて、溶鋼注入口に
流入しない。又、復転後の予熱中に付着物が溶解して
も、溶解した付着物は溝に流れるので、溶鋼注入口に流
入しない。
【0012】溶鋼注入口に残留物、及び溶解した付着物
が流入しないので、溶鋼注入口に接続されるスライディ
ングノズルの操業トラブルが回避される。又、新たな溶
鋼をタンディッシュに受注して、溶鋼注入口から鋳型に
溶鋼を注入しても、得られた鋳片は酸化された残留物、
又付着物に起因した介在物の混入が少ない。
が流入しないので、溶鋼注入口に接続されるスライディ
ングノズルの操業トラブルが回避される。又、新たな溶
鋼をタンディッシュに受注して、溶鋼注入口から鋳型に
溶鋼を注入しても、得られた鋳片は酸化された残留物、
又付着物に起因した介在物の混入が少ない。
【0013】ここで、溝を溶鋼注入口の周りに設けたの
は、タンディッシュは溶鋼の鋳造の末期に、溶鋼が溶鋼
注入口の方向に流れるように一般に傾斜を設けている。
そのため、タンディッシュに残留した残留物、又溶解し
た付着物が溶鋼注入口に集まってくるからである。
は、タンディッシュは溶鋼の鋳造の末期に、溶鋼が溶鋼
注入口の方向に流れるように一般に傾斜を設けている。
そのため、タンディッシュに残留した残留物、又溶解し
た付着物が溶鋼注入口に集まってくるからである。
【0014】溝の大きさはタンディッシュに残留した残
留物、及び付着物の全てが溝に流れ込んでも、そこから
溢れることがない程度の大きさに経験的に決められる。
留物、及び付着物の全てが溝に流れ込んでも、そこから
溢れることがない程度の大きさに経験的に決められる。
【0015】溝の形状は、特に限定しないが、V字型が
好ましい。溝に流れ込んだ酸化された鋼と鋼滓の混合物
は次の鋳造の際に溶鋼の受注によって溶解されて、タン
ディッシュ内で溶鋼滓として溶鋼の上に浮上させる必要
があり、V字型の溝は酸化された鋼と鋼滓の混合物の溶
解、浮上が容易であり、又、溝の損失が少ない。
好ましい。溝に流れ込んだ酸化された鋼と鋼滓の混合物
は次の鋳造の際に溶鋼の受注によって溶解されて、タン
ディッシュ内で溶鋼滓として溶鋼の上に浮上させる必要
があり、V字型の溝は酸化された鋼と鋼滓の混合物の溶
解、浮上が容易であり、又、溝の損失が少ない。
【0016】
【実施例】以下に本発明の実施例を図によって説明す
る。図1は本発明におけるタンディッシュにおいて鋳造
終了後、残留物の排出位置にタンディッシュが移動した
状態を示す図である。図2は図1のタンディッシュの要
部の拡大した図であり、タンディッシュは水平な状態に
なっている。
る。図1は本発明におけるタンディッシュにおいて鋳造
終了後、残留物の排出位置にタンディッシュが移動した
状態を示す図である。図2は図1のタンディッシュの要
部の拡大した図であり、タンディッシュは水平な状態に
なっている。
【0017】図において、4はタンディッシュで残溶鋼
1、残溶鋼滓2を排出する排出口5と、溶鋼を鋳型に注
入するためのスライディングノズル7を有する溶鋼注入
口6を備えている。18は上蓋で取鍋からの溶鋼受注口
9と測温・サンプリング口10とを備えている。溶鋼注
入口6の周りにはV字型溝8を設けている。タンディッ
シュ4は傾転装置11を設けており、作用点としての機
能を有する支持点12と、それを上下動させるための油
圧シリンダー13からなっている。17は油圧シリンダ
ー13の作動機構である。傾転装置11はこれに限定さ
れるものではなく、ワイヤーロープ、トラニオン等の既
知の装置を用いることが出来る。又、タンディッシュ4
には排出口側の両側面に傾転の際の傾転軸としての機能
を有する軸15を設けて、タンディッシュ・カーの軸受
16と係合させている。
1、残溶鋼滓2を排出する排出口5と、溶鋼を鋳型に注
入するためのスライディングノズル7を有する溶鋼注入
口6を備えている。18は上蓋で取鍋からの溶鋼受注口
9と測温・サンプリング口10とを備えている。溶鋼注
入口6の周りにはV字型溝8を設けている。タンディッ
シュ4は傾転装置11を設けており、作用点としての機
能を有する支持点12と、それを上下動させるための油
圧シリンダー13からなっている。17は油圧シリンダ
ー13の作動機構である。傾転装置11はこれに限定さ
れるものではなく、ワイヤーロープ、トラニオン等の既
知の装置を用いることが出来る。又、タンディッシュ4
には排出口側の両側面に傾転の際の傾転軸としての機能
を有する軸15を設けて、タンディッシュ・カーの軸受
16と係合させている。
【0018】V字型溝8の大きさは次のようにして決め
ることが出来る。図2に示すようにV字型溝8の断面の
頂点を示す8a、8b、8cを結ぶ線の三角形おいて、
8bと8cとの長さをLとし、8bと8cを結ぶ辺か
ら、8aまでの長さ(三角形の高さに相当する)をHと
し、L、Hの単位は[m]で表す。このV字型溝8の断
面積はL×H/2で示される。この場合、L、Hを
(1)式の範囲にすることが好ましい。
ることが出来る。図2に示すようにV字型溝8の断面の
頂点を示す8a、8b、8cを結ぶ線の三角形おいて、
8bと8cとの長さをLとし、8bと8cを結ぶ辺か
ら、8aまでの長さ(三角形の高さに相当する)をHと
し、L、Hの単位は[m]で表す。このV字型溝8の断
面積はL×H/2で示される。この場合、L、Hを
(1)式の範囲にすることが好ましい。
【0019】0.01≦L×H≦0.1 ─ (1) 0.01≧L×Hでは溶鋼注入口まわりのV字型溝8の
容量が十分でないために、タンディッシュの復転で正常
な状態にした後に、残留物3がV字型溝から溢れて溶鋼
注入口に流れてしまう。逆に、L×H≧0.1では溶鋼
注入口まわりのV字型溝8の容量が大き過ぎるために、
タンディッシュ底部の耐火物厚みを大きくとらなければ
ならず、耐火物のコスト上不経済となる。
容量が十分でないために、タンディッシュの復転で正常
な状態にした後に、残留物3がV字型溝から溢れて溶鋼
注入口に流れてしまう。逆に、L×H≧0.1では溶鋼
注入口まわりのV字型溝8の容量が大き過ぎるために、
タンディッシュ底部の耐火物厚みを大きくとらなければ
ならず、耐火物のコスト上不経済となる。
【0020】この断面積の容量はV字型溝にのみ適用す
るものでなく、U字型溝等他の形状の溝においても考え
方は同一である。
るものでなく、U字型溝等他の形状の溝においても考え
方は同一である。
【0021】本発明について、具体的に説明する。タン
ディッシュ4には溶鋼注入口6から5cmの外周から、
L=0.5m、H=0.1mのV字型溝を設けた。V字
型溝の形成方法は、タンディッシュ耐火物19を予め加
工して、タンディッシュ4底にタンディッシュ耐火物1
9をセットするとV字型溝が溶鋼注入口6周囲に形成さ
れる方式である。
ディッシュ4には溶鋼注入口6から5cmの外周から、
L=0.5m、H=0.1mのV字型溝を設けた。V字
型溝の形成方法は、タンディッシュ耐火物19を予め加
工して、タンディッシュ4底にタンディッシュ耐火物1
9をセットするとV字型溝が溶鋼注入口6周囲に形成さ
れる方式である。
【0022】スライディングノズルを閉として鋳型への
鋳造を終了した後に、タンディッシュカー(図示せず)
でタンディッシュ4を残留物排出位置に移動させた。こ
の時タンディッシュ内には1.2トンの溶鋼滓と3トン
の残溶鋼が残っていた。その後、傾転装置11によりタ
ンディッシュ4を傾転して、残留物を排出口5から排出
した。残留物の排出完了を目視で確認後、傾転装置11
によりタンディッシュ4を復転し、水平に戻した。タン
ディッシュ4を復転し、水平に戻した際に、タンディッ
シュの側壁部、底部に残留した残留物が自然にV字型溝
8に流れて、鋼と鋼滓の混合物3として集められ、溶鋼
注入口6には流入しなかった。
鋳造を終了した後に、タンディッシュカー(図示せず)
でタンディッシュ4を残留物排出位置に移動させた。こ
の時タンディッシュ内には1.2トンの溶鋼滓と3トン
の残溶鋼が残っていた。その後、傾転装置11によりタ
ンディッシュ4を傾転して、残留物を排出口5から排出
した。残留物の排出完了を目視で確認後、傾転装置11
によりタンディッシュ4を復転し、水平に戻した。タン
ディッシュ4を復転し、水平に戻した際に、タンディッ
シュの側壁部、底部に残留した残留物が自然にV字型溝
8に流れて、鋼と鋼滓の混合物3として集められ、溶鋼
注入口6には流入しなかった。
【0023】その後図3に示すように、測温・サンプリ
ング口10から加熱バーナ−14をタンディッシュ4内
に挿入し、加熱を開始した。ここではタンディッシュ4
の側壁部、底部に付着したままになっている付着物を完
全に溶解して、それらを溶鋼注入口6に入れることな
く、V字型溝8に流し込むことが出来た。
ング口10から加熱バーナ−14をタンディッシュ4内
に挿入し、加熱を開始した。ここではタンディッシュ4
の側壁部、底部に付着したままになっている付着物を完
全に溶解して、それらを溶鋼注入口6に入れることな
く、V字型溝8に流し込むことが出来た。
【0024】以上の方法で本発明によるタンディッシュ
4で30回の操業を実施した結果、残鋼・残鋼滓がスラ
イディングノズルに流入して起こる操業トラブルは皆無
であった。
4で30回の操業を実施した結果、残鋼・残鋼滓がスラ
イディングノズルに流入して起こる操業トラブルは皆無
であった。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、連続鋳造
用タンディッシュを熱間連続使用するにあたり、そのタ
ンディッシュを次の新たな溶鋼の鋳型への鋳造に使用し
ても、残鋼及び残鋼滓に起因した操業トラブルを防止出
来る。
用タンディッシュを熱間連続使用するにあたり、そのタ
ンディッシュを次の新たな溶鋼の鋳型への鋳造に使用し
ても、残鋼及び残鋼滓に起因した操業トラブルを防止出
来る。
【図1】本発明の1実施例のタンディッシュで、残溶鋼
及び残溶鋼滓の排出前の状態を示す図である。
及び残溶鋼滓の排出前の状態を示す図である。
【図2】図1のタンディッシュの要部を示す図である。
【図3】本発明の1実施例のタンディッシュを加熱して
いる状態を示す図である。
いる状態を示す図である。
1 残溶鋼 2 残溶鋼滓 3 鋼と鋼滓の混合物 4 タンディッシュ 5 排出口 6 溶鋼注入口 8 V字型溝 9 タンディッシュ耐火物
Claims (1)
- 【請求項1】 傾転してタンディッシュ内の残溶鋼及び
残溶鋼滓を排出口から排出して、熱間で連続使用される
連続鋳造用タンディッシュにおいて、タンディッシュ底
部の溶鋼注入口の全周囲に溝を有することを特徴とする
連続鋳造用タンディッシュ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9767494A JPH07303950A (ja) | 1994-05-11 | 1994-05-11 | 連続鋳造用タンディッシュ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9767494A JPH07303950A (ja) | 1994-05-11 | 1994-05-11 | 連続鋳造用タンディッシュ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07303950A true JPH07303950A (ja) | 1995-11-21 |
Family
ID=14198568
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9767494A Withdrawn JPH07303950A (ja) | 1994-05-11 | 1994-05-11 | 連続鋳造用タンディッシュ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07303950A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101379141B1 (ko) * | 2012-06-19 | 2014-03-28 | 주식회사 포스코 | 고 청정 용강 정련 장치 |
-
1994
- 1994-05-11 JP JP9767494A patent/JPH07303950A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101379141B1 (ko) * | 2012-06-19 | 2014-03-28 | 주식회사 포스코 | 고 청정 용강 정련 장치 |
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