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JPH07308930A - 発泡成形品並びに異種発泡性ビーズの分離成形方法及び該成形装置 - Google Patents

発泡成形品並びに異種発泡性ビーズの分離成形方法及び該成形装置

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Publication number
JPH07308930A
JPH07308930A JP6127020A JP12702094A JPH07308930A JP H07308930 A JPH07308930 A JP H07308930A JP 6127020 A JP6127020 A JP 6127020A JP 12702094 A JP12702094 A JP 12702094A JP H07308930 A JPH07308930 A JP H07308930A
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JP
Japan
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expandable beads
expandable
molding
suction
beads
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JP6127020A
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English (en)
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Yuichi Nakamura
裕一 中村
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Original Assignee
Individual
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Publication date
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Publication of JP3541965B2 publication Critical patent/JP3541965B2/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 発泡成形品における所望の部位を異種の発泡
体で形成し、表面に骨格あるいは文字や図形を有する発
泡成形品を得るとともに、その成形方法及び成形装置を
提供することにある。 【構成】 発泡性ビーズを成形金型内で加熱発泡させて
成形された発泡成形品において、発泡成形品10の所望
の部位の表皮部を、該発泡成形品10の主要部を構成す
る発泡体12とは異なる1種又は2種以上の発泡体14
にて形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は発泡成形品並びに異種発
泡性ビーズの分離成形方法及び該成形装置に関し、より
詳しくは主として2種以上の発泡性ビーズを個別に注入
充填し、加熱発泡させた発泡成形品と、それを成形する
成形方法及び成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】発泡性ビーズによる発泡成形品の成形方
法及び成形装置は、固定型と移動型とから構成される成
形金型内に発泡性ビーズを充填した後、その発泡性ビー
ズを蒸気によって加熱発泡させて、一体的に融着成形す
るものである。かかる成形方法においては、原料ビーズ
である発泡性ビーズをエアーにて成形金型内に押し込む
方法を用いているため、充填量の不足による角部の欠け
を防止することなどを目的に、成形金型を数mm開けてエ
アーの抜けを良くして発泡性ビーズを充填した後、型締
めを行うクラッキングを行っている。このため、従来よ
り同時に充填することができるのは、単一種類の発泡性
ビーズのみであった。
【0003】ところが近年、製品コストの削減などを目
的に、たとえば梱包用のクッション材料を例にすれば、
荷重の掛かる箇所にのみ低発泡倍率の発泡性ビーズを用
い、荷重の掛からない他の箇所は高発泡倍率の発泡性ビ
ーズを用いて、一体成形することが求められている。こ
のため、種々研究がなされ、たとえば特開昭54−60
366号、特公昭58−41736号、特公昭59−1
0296号、特公昭60−40372号、特公昭61−
9136号、特公昭61−58292号、特公平2−5
8095号などが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の発明はいずれも一定量の発泡性ビーズを注入した後、
残りの空洞部に他の種類の発泡性ビーズを充填したり、
あるいは1種の発泡性ビーズを充填するとき、その発泡
性ビーズによって成形金型内が埋まらないように何らか
の方法で空洞部を形成しておき、その後他の種類の発泡
性ビーズをその空洞部に充填するものである。したがっ
て、得られた発泡成形品は異種の発泡体によって部分的
に2分された構成となるため、製品コストを充分に下げ
ることはできなかった。しかも、これらの成形方法の中
には、発泡成形品の所望の部位を所定の形状又は構造に
異種の発泡体で安定して形成することはほとんどできな
いものがあった。
【0005】そこで、本発明者は発泡成形品における所
望の部位を異種の発泡体で形成する成形方法を鋭意研究
を重ねた結果、本発明方法を想到するとともに、かかる
発明方法により表面に骨格あるいは文字や図形を有する
発泡成形品を得ることを想到するに至った。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る発泡成形品
の要旨とするところは、発泡性ビーズを成形金型内で加
熱発泡させて成形された発泡成形品において、前記発泡
成形品の所望の部位の表皮部が、該発泡成形品の主要部
を構成する発泡体とは異なる1種又は2種以上の発泡体
にて形成されたことにある。
【0007】また、本発明に係る異種発泡性ビーズの分
離成形方法の要旨とするところは、発泡性ビーズを成形
金型内に充填した後、該発泡性ビーズを加熱発泡させ
て、発泡成形品を成形する方法において、前記成形金型
の所望の部位に発泡性ビーズを付着させるように構成
し、1種の発泡性ビーズを該成形金型内に注入して該所
望の部位に付着させた後、該成形金型の残部に異種の発
泡性ビーズを充填し、加熱発泡させて一体的に成形する
ことにある。
【0008】かかる異種発泡性ビーズの分離成形方法に
おいて、前記1種の発泡性ビーズを該成形金型内に注入
して該所望の部位に付着させた後、次いで他の1種の発
泡性ビーズを該成形金型内に注入して該所望の部位に付
着させる工程を少なくとも1回繰り返し、その後、該成
形金型の残部に異種の発泡性ビーズを充填することにあ
る。
【0009】また、かかる異種発泡性ビーズの分離成形
方法において、前記成形金型の所望の部位に発泡性ビー
ズを吸引力により吸引付着させるように構成し、該吸引
力を適宜調整して、吸引付着させられる発泡性ビーズの
付着量を調整し得るようにしたことにある。
【0010】次に、本発明に係る異種発泡性ビーズの分
離成形装置の要旨とするところは、発泡性ビーズを成形
金型内に充填した後、該発泡性ビーズを加熱発泡させ
て、発泡成形品を成形する装置において、少なくとも前
記成形金型の所望の部位に発泡性ビーズを吸引付着させ
る1又は複数の吸引付着部と、該吸引付着部を介して発
泡性ビーズを吸引する吸引手段と、2種の発泡性ビーズ
を順次成形金型内に注入充填させる手段を設けたことに
ある。
【0011】かかる異種発泡性ビーズの分離成形装置に
おいて、発泡性ビーズを成形金型内に充填した後、該発
泡性ビーズを加熱発泡させて、発泡成形品を成形する装
置において、少なくとも前記成形金型の所望の部位に発
泡性ビーズを吸引付着させる複数の吸引付着部と、該複
数の吸引付着部を適宜分割して、該分割された吸引付着
部を単位に選択的に順次吸引作動させる吸引手段と、2
種以上の発泡性ビーズを順次成形金型内に注入充填させ
る手段を設けたことにある。
【0012】
【作用】本発明に係る発泡成形品は、所望の部位の表皮
部がその発泡成形品の主要部を構成する発泡体とは異な
る1種又は2種以上の発泡体によって形成されて構成さ
れている。すなわち、所望の部位の表皮部として、たと
えば容器の外周輪郭部や側壁の一部などを、主要部を構
成する発泡体の発泡倍率よりも低発泡倍率の発泡体にて
形成することにより、高強度の発泡体により構造化され
た表皮部を有する発泡成形品を得ることができる。ま
た、所望の部位の表皮部として、たとえば側壁部に色彩
の異なる発泡体を用いて所望の形状に形成することによ
り、文字や図形を描くことができ、これら文字などは磨
耗などによって消えることはない。
【0013】次に、本発明に係る異種発泡性ビーズの分
離成形方法は、成形金型の所望の1又は複数の部位に発
泡性ビーズを付着させ得るように構成しておき、まず、
1種の発泡性ビーズを成形金型内に所定量注入して、そ
の所望の部位に付着させる。次いで、他の種類の発泡性
ビーズをその成形金型内に注入し、所望の部位に付着さ
せられた1種の発泡性ビーズ以外の残部に充填させる。
その際、1種の発泡性ビーズの内、所望の部位に付着さ
せられなかった発泡性ビーズは、他の種類の発泡性ビー
ズを充填したときに、該他の種類の発泡性ビーズと混ざ
り合い、散在させられることになる。その後、成形金型
内の2種の発泡性ビーズは、成形金型内に吹き込まれた
高温蒸気などの熱媒体によって加熱発泡させられて融着
し、発泡成形品が一体的に成形される。
【0014】また、本発明に係る異種発泡性ビーズの他
の分離成形方法は、成形金型の所望の複数の部位に発泡
性ビーズを順次選択的に付着させ得るように構成してお
き、まず、1種の発泡性ビーズを成形金型内に所定量注
入して、その所望の部位に付着させ、その付着を維持す
る。次に、他の1種の発泡性ビーズを成形金型内に所定
量注入して、上述とは異なる所望の部位に付着させ、そ
の付着を維持する。かかる工程を繰り返した後、これら
注入した発泡性ビーズとは異なる他の種類の発泡性ビー
ズをその成形金型内に注入し、残部に充填させる。その
後、前述と同様に充填された複数種類の発泡性ビーズを
加熱発泡させて、一体的に発泡成形品を成形する。
【0015】更に、これら異種発泡性ビーズの分離成形
方法において、成形金型の所望の部位に発泡性ビーズを
吸引力により吸引付着させるように構成し、その吸引力
を適宜調整することにより、吸引付着させられる発泡性
ビーズの付着量を任意に調整することができる。したが
って、得られた構造化された発泡成形品の強度を任意に
調整することができる。また、吸引力を段階的に強く調
整するのに当たり、吸引付着させられる発泡性ビーズの
種類を変更することによって、種類の異なる発泡性ビー
ズを層を成して付着させることができる。したがって、
所望の箇所の表皮部が異なる種類の発泡体が層を成す発
泡成形品が得られる。
【0016】次に、本発明に係る異種発泡性ビーズの分
離成形装置は、吸引付着部と、吸引手段と、2種以上の
発泡性ビーズを順次注入充填させる手段とを備えて構成
されていて、まず吸引手段により吸引付着部を介して成
形金型内の空気を吸引しつつ注入充填手段によって1種
の発泡性ビーズを所定量注入し、吸引付着部にその発泡
性ビーズを付着させる。次いで、吸引付着部に発泡性ビ
ーズを付着させつつ、成形金型内の残部である空間に他
の発泡性ビーズを注入し充填する。その後、常法により
成形金型内に充填された2種の発泡性ビーズを加熱発泡
させて融着し、一体的に成形された発泡成形品を得るの
である。
【0017】更に、本発明に係る異種発泡性ビーズの分
離成形装置は、同様に複数の吸引付着部と、その複数の
吸引付着部を分割して順次吸引する吸引手段と、2種以
上の発泡性ビーズを順次注入充填させる手段とを備えて
構成されていて、まず吸引手段により分割された第1の
吸引付着部を介して成形金型内の空気を吸引しつつ注入
充填手段によって1種の発泡性ビーズを所定量注入し、
第1の吸引付着部にその発泡性ビーズを付着させる。次
いで、第1の吸引付着部に発泡性ビーズを付着させつ
つ、吸引手段により第2の吸引付着部を介して成形金型
内の空気を吸引しつつ注入充填手段によって他の1種の
発泡性ビーズを所定量注入し、第2の吸引付着部にその
発泡性ビーズを付着させる。かかる工程を必要とするだ
け繰り返した後、これら吸引付着部に発泡性ビーズを付
着させつつ、成形金型内の残部である空間に他の発泡性
ビーズを注入し充填する。その後、常法により成形金型
内に充填された2種以上の発泡性ビーズを加熱発泡させ
て融着し、一体的に成形された発泡成形品を得るのであ
る。
【0018】
【実施例】次に、本発明に係る発泡成形品並びに異種発
泡性ビーズの分離成形方法及び該成形装置の実施例を図
面に基づいて詳しく説明する。
【0019】魚や野菜類などをほぼ一定温度、一定湿度
に保ちながら輸送するために用いられる魚箱や野菜箱は
断熱性、気密性などの特性に優れた発泡成形品が主とし
て用いられている。かかる魚箱などの発泡成形品は側壁
と底から成る容器を成し、その一例を図1に示すよう
に、発泡成形品10は発泡性ビーズを成形金型内で加熱
発泡させて成形したものであり、この発泡成形品10は
主要部を形成する発泡体12と、所定の部位の表皮部を
形成する発泡体14とから構成されている。
【0020】本実施例においては、主要部を形成する発
泡体12は柔軟性、断熱性などに優れ且つ安価な高発泡
倍率の発泡性ビーズが用いられ、また、所定の部位の表
皮部を形成する発泡体14は強度が強く、硬度が高いな
どの特性を有する低発泡倍率の発泡性ビーズが用いられ
て構成されている。ここで、所定の部位の表皮部(1
4)は同図1に示すように、容器の側壁あるいは底の強
度を向上させるために、これらの外面又は内面のいずれ
か一方又は双方が格子状に又は線状に構成され、あるい
は蓋と嵌合させられる容器側壁の端部や、容器と容器と
が重ね合わされる底部、更に側壁と底との角部などが補
強のために低発泡倍率の発泡体14にて構成されてい
る。かかる構成により、容器などの発泡成形品10が強
度などを必要とする所定の箇所の表皮部のみを補強し、
且つ構造化することができ、安価な発泡成形品10を得
ることができる。
【0021】このような構成の発泡成形品(10)はた
とえば図2に示すような成形装置16及び成形方法によ
り成形される。すなわち、成形装置16は固定側18と
可動側20とから構成され、固定側18は固定型22、
第1の原料充填機24,第2の原料充填機26、蒸気供
給口28、冷却水配管30及び図示しないエジェクトピ
ンなどを備え、他方、可動側20は可動型32、蒸気供
給口34及び冷却水配管36などを備えて構成されてい
る。そして、固定型22及び可動型32には図示しない
コアベントが多数設けられていて、更に固定型22には
予め設定された位置に吸引付着部38が設けられてい
る。
【0022】ここで、従来の成形装置と異なる点につい
て説明する。まず、第1の原料充填機24と第2の原料
充填機26とはそれぞれ異なる種類の発泡性ビーズを固
定型22と可動型32とによって形成されたキャビティ
40内に注入充填するためのものであり、たとえば第1
の原料充填機24によっての第1の発泡性ビーズをキャ
ビティ40内に一定量注入した後、第2の原料充填機2
6によって第2の発泡性ビーズをキャビティ40内の残
りに充填するように構成されている。したがって、第1
の原料充填機24と第1の発泡性ビーズを貯留するホッ
パーとの間に、注入すべき第1の発泡性ビーズを重量又
は容量、あるいは流量などに基づいて計量する計量装置
が配設されているのが好ましい。なお、第1の発泡性ビ
ーズとしてたとえば低発泡倍率の発泡性ビーズが、第2
の発泡性ビーズとしてたとえば高発泡倍率の発泡性ビー
ズがそれぞれ用いられるのが好ましいが、その他、これ
ら第1及び第2の発泡性ビーズとして粒径、色、材質な
どが異なるものが用いられる。
【0023】次に、固定型22の予め設定された位置に
設けられた吸引付着部38は、図3に拡大して示すよう
に、多数の細孔あるいはスリットが形成されたコアベン
ト42が所定の位置及び範囲にわたって多数配設されて
構成されている。一方、かかる吸引付着部38を構成す
るコアベント42の裏面側には室44が形成されてい
て、この室44は電磁弁46を介して真空ポンプなどの
吸引手段48と、加熱蒸気などの熱媒体を供給する加熱
手段50とに接続されている。
【0024】以上の構成に係る成形装置16は次のよう
にして作動させられる。まず、固定型22と可動型32
とが型合わせされて発泡成形品(10)を形成するキャ
ビティ40を形成し、次に、吸引手段48によって室4
4を介して吸引付着部38を構成するコアベント42か
らキャビティ40内の空気を吸引しつつ、第1の原料充
填機24から第1の発泡性ビーズ52をほぼ一定量だけ
注入する。キャビティ40内に注入された第1の発泡性
ビーズ52はコアベント42からの吸引力によって吸引
付着させられ、吸引付着部38は第1の発泡性ビーズ5
2によって埋められる。その際、吸引付着部38に付着
し得ない第1の発泡性ビーズ52はキャビティ40内の
底部に落下することになる。
【0025】次いで、第1の発泡性ビーズ52の吸引付
着を維持しつつ、固定型22及び可動型32に設けられ
た図示しないコアベントからキャビティ40内の空気を
排出しながら、第2の原料充填機26から第2の発泡性
ビーズを注入してキャビティ40内に充填する。第2の
発泡性ビーズは吸引付着部38に付着させられている第
1の発泡性ビーズ52を除く箇所に充填され、その際、
吸引付着部38に付着し得ずにキャビティ40内の底部
に落下した第1の発泡性ビーズ52の一部は第2の発泡
性ビーズと混ざり合うことになる。
【0026】その後、電磁弁46を切り換えて加熱手段
50により室44を介して加熱蒸気をコアベント42か
らキャビティ40内に供給するとともに、固定側18及
び可動側20に配設された蒸気供給口28,34から加
熱蒸気を供給して固定型22及び可動型32を加熱する
と同時に、これらの型22,32に配設された図示しな
いコアベントからキャビティ40内に加熱蒸気を供給し
て、第1の発泡性ビーズ52と第2の発泡性ビーズを同
時に加熱発泡させ、一体的に融着成形する。そして、常
法により、加熱蒸気の供給を停止した後、一定時間の経
過後に冷却水配管30,36から冷却水を固定型22及
び可動型32にかける一方、型開きを行い、図示しない
エジェクトピンにより成形された発泡成形品(10)を
取り出すのである。
【0027】得られた発泡成形品(10)は固定型22
及び可動型32の形状と、吸引付着部38の位置形状に
対応して、任意の形状と構造のものとなる。特に、吸引
付着部38における吸引力が弱い場合には、その吸引付
着部38に付着させられる第1の発泡性ビーズ52の量
が少なくなるため、それによって形成される表皮部の発
泡体14の厚みは薄くなる。また逆に、吸引付着部38
における吸引力が強い場合には、その吸引付着部38に
付着させられる第1の発泡性ビーズ52の量が多くなる
ため、それによって形成される表皮部の発泡体14の厚
みは厚くなる。このように、吸引手段48の吸引力を適
宜調整することにより、吸引付着部38に付着させる第
1の発泡性ビーズ52の付着量を調整し、もって異種の
発泡体14から成る表皮部の厚みを変えることができ
る。すなわち、これによって、形成される発泡成形品の
強度を適宜設定することが可能となる。
【0028】以上、本発明に係る成形方法とその成形装
置の実施例を説明したが、本発明は上述の実施例に限定
されるものではない。
【0029】たとえば、上述の実施例では発泡性ビーズ
を充填した後、電磁弁46を切り換えて吸引付着部38
から加熱蒸気を供給するように構成していたが、必ずし
もその必要はなく、吸引付着部38ではキャビティ40
内の空気を吸引するだけで、他の図示しないコアベント
から供給された加熱蒸気を導いて、それによって第1の
発泡性ビーズ52を加熱発泡させるように構成しても良
い。かかる場合、電磁弁46は必要としないのは言うま
でもない。
【0030】また、図1に示す発泡成形品10におい
て、容器である発泡成形品10の側壁端部に形成される
容器の蓋との嵌合部54や、底の外周部に形成される容
器と容器とを重ね合わせて気密性を保つための嵌合部5
6は、成形型に発泡性ビーズが充填され難いため、欠け
が生じ易く、しかも発泡成形品10の使用時に変形した
り、破損したりし易い。そこで、同図1に示すように、
それら嵌合部54,56を強度の強いたとえば低発泡倍
率の発泡性ビーズ52を用いて成形するのが好ましい。
【0031】このような構造の発泡成形品を成形するに
は、図4に示すように、低発泡倍率の第1の発泡性ビー
ズ52を吸引付着させる吸引付着部58を配設するのが
好ましい。吸引付着部58はコアベント42によって構
成するだけでなく、同図に示すように、細孔60あるい
はスリットを適宜配設することによって構成しても良
い。また、複数のコアベント42から空気を吸引するた
めに、前述のように室44を設けて一括して吸引するよ
うに構成しても良いが、同図4に示すように、個々のコ
アベント42にパイプ62を設けて、個別に空気を吸引
するように構成しても良い。
【0032】更に、本発明に係る発泡成形品は容器に限
らず、あらゆる発泡成形品に対して適用し得るものであ
るが、たとえば図5に示すように、自動車用のバンパー
64に適用することも可能である。バンパー64の場
合、最も衝撃の加わり易い箇所66や破損のし易い箇所
(66)などを、たとえば強度の強い低発泡倍率の発泡
体や、粘性(伸び)の大きい材質で構成するのが好まし
い。
【0033】以上、本発明に係る発泡成形品はその発泡
成形品の主要部を構成する発泡体とは異なる1種又は2
種以上の発泡体によって所望の部位の表皮部が形成され
ることにあり、所望の部位の表皮部の形状がたとえば線
状、格子状、あるいは面状などを成すことによって、発
泡成形品の骨格と成し、強度を飛躍的に向上させること
が可能となる。その一方、所望の部位の表皮部を補強な
どの目的以外に、たとえば発泡成形品の側面に表す文字
や記号、図形などとして構成することが可能である。
【0034】たとえば図6に示すように、発泡容器68
の側面に色彩の異なる発泡体70にて文字72を描くこ
とができ、同様に記号やその他の図形、あるいは模様を
描くことができる。このような文字72や記号などにつ
いても、前述の実施例と同様にコアベント42を配列し
て吸引付着部38を文字72などの形状にすることによ
って形成することができる。ただし、かかる構成で文字
72などを形成した場合、文字72などの輪郭が明確で
なくなったり、文字72などの線幅がほぼ一定でなくな
ったりすることがある。このような場合には、成形金型
を次のように構成することによって解決することができ
る。
【0035】すなわち、図7に示すように、固定型74
の側面に所定の文字などの形状にコアベント42を配列
するとともに、その外周部を凸状76によって囲んで吸
引付着部78を構成するのが好ましい。かかる構成によ
って、凸状76により囲まれた吸引付着部78の内側は
ほぼ均一な吸引力が得られ、しかも凸状76から外には
み出して発泡性ビーズが吸引付着させられることはほと
んどなくなるため、同図(b) 及び図6に示すように、輪
郭の明確な文字72などが得られる。
【0036】また、複数の文字や記号などのうち一部の
文字などを更に別の色で形成する場合や、色分け模様を
形成する場合、あるいはたとえば補強などのために骨格
構造を形成するとともに他の箇所に緩衝性の高い表皮層
を形成する場合などにおいては、少なくとも2種以上の
発泡性ビーズを所定の吸引付着部に付着させる必要があ
る。このような発泡成形品を成形するには、たとえば図
8に示すように、成形金型80に第1の吸引付着部82
と第2の吸引付着部84を設け、それぞれ順番に且つ継
続的に作動させるように構成し、更に原料充填機86か
ら第1の発泡性ビーズ88、第2の発泡性ビーズ90及
び第3の発泡性ビーズ92をそれぞれ電磁弁94を切り
換えることによって順次所定量ずつキャビティ40内に
注入し得るように構成した成形装置96によって達成す
ることができる。なお、図中符号98は計量装置であ
る。
【0037】この成形装置96によれば、まず第1の吸
引付着部82からキャビティ40内の空気を吸引しつつ
原料充填機86から第1の発泡性ビーズ88をほぼ一定
量注入して、その第1の吸引付着部82に吸引付着させ
る。その後、そのビーズ88の付着を維持しつつ、第2
の吸引付着部84からキャビティ40内の空気を吸引し
つつ、電磁弁94を切り換えて原料充填機86から第2
の発泡性ビーズ90をほぼ一定量注入して、その第2の
吸引付着部84に吸引付着させる。次いで、成形金型8
0の全体からキャビティ40内の空気を排出しながら、
電磁弁94を切り換えて原料充填機86から第3の発泡
性ビーズ92を注入し充填する。なお、第3の発泡性ビ
ーズ92を注入する際、クラッキングを行っても良い。
そして、常法によりこれらビーズ88,90,92を加
熱発泡させて、発泡成形品を一体的に融着成形するので
ある。
【0038】また、上述の成形装置96において、更に
第3、第4…の吸引付着部を設け、それぞれに異なる種
類の発泡性ビーズを吸引付着させるように構成すること
が可能である。以上の成形装置及び成形方法によって、
表面が色分け模様の施された発泡成形品を成形すること
ができるだけでなく、部分的に特性の異なる発泡体が一
体的に形成された発泡成形品などを製造することができ
る。
【0039】たとえば図9に示すように、発泡容器10
0の内面を高発泡倍率の発泡体102あるいは柔軟性に
富んだ材質から成る発泡体にて形成する一方、底面の一
部を低発泡倍率の発泡体104あるいは剛性に富んだ材
質から成る発泡体にて形成することができる。このよう
な発泡容器100は振動などによって破壊され易い電子
機器や微細且つ精巧なガラス製品などの運送に適するこ
とになる。
【0040】また、図10に示すように、重量物106
を運送するための緩衝部材108については、重量物1
06が接触して変形などし易い部位には低発泡倍率の発
泡体110などで形成するとともに、床面などに接触し
てその床面などを傷つけ易い部位には高発泡倍率の発泡
体112などで形成することができる。
【0041】次に、発泡成形品の表皮部だけでなく、た
とえば図11に示すように、成形金型114のキャビテ
ィ40内に突出させて所定の形状をしたフィルター11
6を配設し、かかるフィルター116の表面に第1の発
泡性ビーズ118を吸引付着させた後、第2の発泡性ビ
ーズを注入充填して成形することも可能である。なお、
発泡成形品の成形後に、フィルター116を成形型11
4から切り離して発泡成形品の内部に埋設する場合に
は、発泡成形品の内部に空洞を形成することができる。
【0042】更に、吸引付着部における吸引力をたとえ
ば2段階に変更することによって、3層構造の発泡成形
品を形成することができる。すなわち吸引付着部の吸引
力を弱く設定して、まず第1の発泡性ビーズを吸引付着
させた後、その吸引付着部の吸引力を強く変更して、第
2の発泡性ビーズを吸引付着させ、その後、常法により
第3の発泡性ビーズを注入充填し、発泡成形するのであ
る。かかる方法によって、たとえば図12に示すよう
に、低発泡倍率の発泡体120と、高発泡倍率の発泡体
122と、その中間程度の発泡倍率の発泡体124が一
体的に形成された発泡成形品126が得られる。この発
泡成形品126は発泡体120が受ける振動、あるいは
発泡体124が受ける振動を高発泡倍率の発泡体122
が吸収するように構成することができる。
【0043】このように、所望の部位の表皮部を主要部
を構成する発泡体とは分離してそれと異なる1種又は2
種以上の発泡体で形成した発泡成形品を1回の成形工程
で一体的に成形することができ、しかも種々の形態をし
た付加価値の高い発泡成形品を安価に製造することが可
能となる。特に、発泡成形品の用途に対応して、所望の
部位の表皮部を構成する発泡体の材質、粒径、硬度、強
度、色彩などを、主要部を構成する発泡体に変えて設定
することができ、従来にない発泡成形品を提供すること
ができるものである。
【0044】以上、本発明の実施例を図面に基づいて種
々説明したが、本発明はこれらの図示した実施例に限定
されるものではないのはいうまでもない。たとえば、上
述の実施例では所望の部位の表皮部を形成する発泡性ビ
ーズを注入するのに当たり、その発泡性ビーズの注入量
をほぼ一定量になるように計量していたが、計量せずに
発泡性ビーズを注入した後、吸引付着部に付着しなかっ
た余分な発泡性ビーズをキャビティ内から吸引除去する
ように構成しても良い。余分な発泡性ビーズを除去する
ことにより、他の種類の発泡性ビーズと混ざり合うのを
防ぐことが可能となる。
【0045】その他、本発明に用いられる発泡性ビーズ
の材質は特に限定されるものではなく、いわゆるビーズ
融着成形に使用し得るものであれば、全て使用し得るも
のである。また、発泡性ビーズとともに静電気除去剤な
どを混ぜて注入するのを妨げるものではないなど、本発
明に係る発泡成形品並びに異種発泡性ビーズの分離成形
方法及び該成形装置はその趣旨を逸脱しない範囲内で、
当業者の知識に基づき種々なる改良、修正、変形を加え
た態様で実施し得るものである。
【0046】
【発明の効果】本発明に係る発泡成形品は所望の部位の
表皮部がその発泡成形品の主要部を構成する発泡体とは
分離してそれと異なる1種又は2種以上の発泡体によっ
て形成されて構成されているため、所望の部位の表皮部
として、たとえば容器の外周輪郭部や側壁の一部など
を、主要部を構成する発泡体の発泡倍率よりも低発泡倍
率の発泡体にて形成することにより、高強度の発泡体に
より構造化された表皮部を有する発泡成形品を得ること
ができる。また、所望の部位の表皮部として、たとえば
側壁部に色彩の異なる発泡体を用いて所望の形状に形成
することにより、文字や図形を描くことができ、これら
文字などは磨耗などによって消えることはない。
【0047】次に、本発明に係る異種発泡性ビーズの分
離成形方法及び装置は、成形金型の所望の1又は複数の
部位に発泡性ビーズを付着させ得るように構成してお
き、順次、発泡性ビーズを成形金型内に注入して、その
所望の部位に付着させるようにしているため、付着させ
られている発泡性ビーズと他の発泡性ビーズとが混ざり
合うことはなく、それぞれが分離した状態で加熱発泡さ
せられて、発泡成形品が一体的に成形される。また、成
形金型の所望の複数の部位に発泡性ビーズを順次選択的
に付着させ得るように構成することにより、2種以上の
発泡性ビーズを成形金型内の所望の部位に分離して付着
させることができる。したがって、得られた発泡成形品
は所望の部位に必要とする特性・性質を有する発泡体か
ら成る表皮部を備えて、一体的に成形される。
【0048】更に、成形金型の所望の部位に発泡性ビー
ズを吸引力により吸引付着させるように構成するととも
に、その吸引力を適宜調整することにより、吸引付着さ
せられる発泡性ビーズの付着量を任意に調整し、構造化
された発泡成形品の強度を任意に調整することができ
る。あるいは、吸引力を順次調整するとともに、2種以
上の発泡性ビーズを分離して注入することによって、表
皮部から内部に特性などの異なる発泡体が層を成して形
成された発泡成形品が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る発泡成形品の一実施例を示す要部
破断斜視図である。
【図2】本発明に係る異種発泡性ビーズの分離成形装置
の一実施例を示す要部断面説明図である。
【図3】図2に示す分離成形装置の作動を説明するため
の要部断面説明図である。
【図4】本発明に係る異種発泡性ビーズの分離成形装置
の他の実施例を示す要部断面説明図である。
【図5】本発明に係る発泡成形品の他の実施例を示す要
部破断斜視図である。
【図6】本発明に係る発泡成形品の他の実施例を示す要
部破断斜視図である。
【図7】同図(a) は本発明に係る異種発泡性ビーズの分
離成形装置の他の実施例を示す要部断面説明図であり、
同図(b) は図(a) に示す分離成形装置によって成形され
た発泡成形品の要部を示す断面説明図である。
【図8】本発明に係る異種発泡性ビーズの分離成形装置
の他の実施例を示す要部断面説明図である。
【図9】本発明に係る発泡成形品の他の実施例を示す要
部断面説明図である。
【図10】本発明に係る発泡成形品の他の実施例を示す
要部破断断面説明図である。
【図11】本発明に係る異種発泡性ビーズの分離成形装
置の他の実施例を示す要部断面説明図である。
【図12】本発明に係る発泡成形品の他の実施例を示す
要部破断断面説明図である。
【符号の説明】
10,126;発泡成形品 12;発泡体 14,70,102,104,110,112,12
0,122,124;表皮部を形成する発泡体 16,96;成形装置 22,74;固定型 24,26,86;原料充填機 32;可動型 38,58,78,82,84;吸引付着部 40;キャビティ 42;コアベント 48;吸引手段 50;加熱手段 52,88,90,92,118;発泡性ビーズ 60;細孔(吸引付着部) 64;バンパー(発泡成形品) 68,100;発泡容器(発泡成形品) 80,114;成形金型 98;計量装置 108;緩衝部材(発泡成形品) 116;フィルター

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発泡性ビーズを成形金型内で加熱発泡さ
    せて成形された発泡成形品において、前記発泡成形品の
    所望の部位の表皮部が、該発泡成形品の主要部を構成す
    る発泡体とは異なる1種又は2種以上の発泡体にて形成
    されたことを特徴とする発泡成形品。
  2. 【請求項2】 発泡性ビーズを成形金型内に充填した
    後、該発泡性ビーズを加熱発泡させて、発泡成形品を成
    形する方法において、前記成形金型の所望の部位に発泡
    性ビーズを付着させるように構成し、1種の発泡性ビー
    ズを該成形金型内に注入して該所望の部位に付着させた
    後、該成形金型の残部に異種の発泡性ビーズを充填し、
    加熱発泡させて一体的に成形することを特徴とする異種
    発泡性ビーズの分離成形方法。
  3. 【請求項3】 前記1種の発泡性ビーズを該成形金型内
    に注入して該所望の部位に付着させた後、次いで他の1
    種の発泡性ビーズを該成形金型内に注入して該所望の部
    位に付着させる工程を少なくとも1回繰り返し、その
    後、該成形金型の残部に異種の発泡性ビーズを充填する
    ことを特徴とする請求項2に記載する異種発泡性ビーズ
    の分離成形方法。
  4. 【請求項4】 前記成形金型の所望の部位に発泡性ビー
    ズを吸引力により吸引付着させるように構成し、該吸引
    力を適宜調整して、吸引付着させられる発泡性ビーズの
    付着量を調整し得るようにしたことを特徴とする請求項
    2又は請求項3に記載する異種発泡性ビーズの分離成形
    方法。
  5. 【請求項5】 発泡性ビーズを成形金型内に充填した
    後、該発泡性ビーズを加熱発泡させて、発泡成形品を成
    形する装置において、少なくとも前記成形金型の所望の
    部位に発泡性ビーズを吸引付着させる1又は複数の吸引
    付着部と、該吸引付着部を介して発泡性ビーズを吸引す
    る吸引手段と、2種の発泡性ビーズを順次成形金型内に
    注入充填させる手段を設けたことを特徴とする異種発泡
    性ビーズの分離成形装置。
  6. 【請求項6】 発泡性ビーズを成形金型内に充填した
    後、該発泡性ビーズを加熱発泡させて、発泡成形品を成
    形する装置において、少なくとも前記成形金型の所望の
    部位に発泡性ビーズを吸引付着させる複数の吸引付着部
    と、該複数の吸引付着部を適宜分割して、該分割された
    吸引付着部を単位に選択的に順次吸引作動させる吸引手
    段と、2種以上の発泡性ビーズを順次成形金型内に注入
    充填させる手段を設けたことを特徴とする異種発泡性ビ
    ーズの分離成形装置。
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