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JPH0730475B2 - 1―アミノアントラキノン類の製造方法 - Google Patents

1―アミノアントラキノン類の製造方法

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Publication number
JPH0730475B2
JPH0730475B2 JP13701890A JP13701890A JPH0730475B2 JP H0730475 B2 JPH0730475 B2 JP H0730475B2 JP 13701890 A JP13701890 A JP 13701890A JP 13701890 A JP13701890 A JP 13701890A JP H0730475 B2 JPH0730475 B2 JP H0730475B2
Authority
JP
Japan
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electrolytic reduction
group
aminoanthraquinone
electrolytic
basic compound
Prior art date
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Application number
JP13701890A
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昇 杉島
憲明 池田
靖士 藤井
明 井上
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Nippon Shokubai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shokubai Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Shokubai Co Ltd filed Critical Nippon Shokubai Co Ltd
Publication of JPH0394085A publication Critical patent/JPH0394085A/ja
Publication of JPH0730475B2 publication Critical patent/JPH0730475B2/ja
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は1−アミノアントラキノン類の製造方法に関す
るものである。更に詳しく述べると、下記一般式(A)
で示される1−ニトロアントラキノン類を水性溶媒中、
塩基性化合物の存在下に電解還元し、1−ニトロアント
ラキノン類の少なくとも一部を一般式(C)で示される
1−アミノアントラキノン類のハイドロキノン体にまで
電解還元せしめ、次いで該1−アミノアントラキノン類
のハイドロキノン体を酸化せしめる下記一般式(B)で
示される1−アミノアントラキノン類の (上記式(A),(B)および(C)において、R1およ
びR2は互いに独立して水素原子、炭素数1〜4個のアル
キル基およびハロゲン原子の中から選ばれる1種を表わ
す。) 製造方法に関するものである。
1−アミノアントラキノン類は、染料や顔料の中間体と
して広い用途を有する化合物であり、特にその中でも1
−アミノアントラキノンは工業的にも重要な中間体化合
物として知られている。
[従来の技術] 1−ニトロアントラキノン類を還元して1−アミノアン
トラキノンを製造する方法において、従来の還元方法と
して、水素化触媒を用いて水素化還元する方法(特公昭
55−17023号公報)、あるいは硫化アルカリや水硫化ア
ルカリを用いて還元する方法(特開昭53−44550号公
報)などが知られている。しかし、水素化触媒を用いて
水素化還元する方法では種々の副反応を伴い、収率が低
く、また触媒と生成物との分離も容易でなく問題であ
る。一方、硫化アルカリや水硫化アルカリを用いて還元
する方法では硫化アルカリあるいは水硫化アルカリの使
用量が多く、廃液中のCODが高くなり、その処理が大き
な問題となる。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、従来の方法では解決できなかった前述
の欠点を解消し、緩和な反応条件で選択性よく反応で
き、生成物の分離や廃水処理等が容易で、作業環境およ
び公害の面においても工業的に有利に1−ニトロアント
ラキノン類から1−アミノアントラキノン類を得る方法
を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、1−アミノアントラキノン類を工業的に
有利に製造する方法を開発すべく鋭意研究を重ねた結
果、ついに本発明を完成するに至った。すなわち本発明
によれば、前記一般式(A)で示される1−ニトロアン
トラキノン類を水性溶媒中、塩基性化合物の存在下に電
解還元し、1−ニトロアントラキノン類の少なくとも一
部を一般式(C)で示される1−アミノアントラキノン
類のハイドロキノン体にまで電解還元せしめ、次いで該
1−アミノアントラキノン類のハイドロキノン体を酸化
せしめることを要旨とする前記一般式(B)で示される
1−アミノアントラキノン類の製造方法が提供される。
本発明の方法によれば、簡便な操作かつ緩和な反応条件
下で目的とする1−アミノアントラキノン類を高収率、
高純度でしかも生成物の分離の問題や環境破壊を起こす
事なく低いコストで得る事ができる。以下に詳しく説明
する。
出発原料として用いられる1−ニトロアントラキノン類
は、例えばアントラキノン類を硝酸もしくは硝酸と硫酸
の混酸などでニトロ化して得られる。
本発明においては、1−ニトロアントラキノン類を水性
溶媒中、塩基性化合物の存在下に電解還元する。かかる
方法により、1−アミノアントラキノン類に至る途中で
生成する1−ヒドロキシルアミノアントラキノン類等の
中間体や一般式(C)のハイドロキノン体が水性溶媒中
によく溶解するので、未反応の原料1−ニトロアントラ
キノン類との分離が容易であり、塩基性化合物も水性溶
媒中によく溶解するので、電導度が高くなり、電解電圧
が低減し、電流効率も向上する、など電解特性が向上す
る。
該水性溶媒としては、水、またはメタノール、エタノー
ル、イソプロパノール、エチレングリコール等のアルコ
ール類、エーテル類、特にメチルセロソルブ等のセロソ
ルブ類、アセトン等のケトン類等の親水性有機溶媒の水
溶液が好ましく、単独あるいは混合して使用でき、電導
度を高めるために溶媒に電解質を添加してもよい。ま
た、水性溶媒とともに非水性溶媒を共存させて用いる
と、未反応原料は非水性溶媒相に、電解還元後の生成物
は水性溶媒相に溶解し、分離が容易になる。
本発明の電解還元に際して存在させる塩基性化合物とし
ては通常の無機あるいは有機の塩基性化合物を用いるこ
とができ、具体的には例えば下記のものが挙げられる。
1)周期律表第Ia族、第Ib族、第IIa族および第IIb族金
属の酸化物、水酸化物および弱酸との塩(たとえば、酸
化マグネシウム、酸化カルシウム、水酸化ナトリウム、
水酸化カリルム、重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、
酢酸ナトリウム、ほう酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウ
ム、リン酸−水素ナトリウム、リン酸カリウム、過マン
ガン酸カリウム、クロム酸ナトリウム、硫化ナトリウ
ム、ナトリウムメチラート、ナトリウムフェノラート、
エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム、多硫化ナトリウ
ム、水硫化ナトリウムなど) 2)アンモニア、炭酸アンモニウムおよびアンモニア錯
塩 3)第1級アミン、第2級アミン、第3級アミン、水酸
化第4級アミンおよびその他の含窒素塩基性化合物 これらの中でも特に、周期表第Ia族、第Ib族、第IIa族
および第IIb族金属の水酸化物、炭酸塩、重炭酸塩は上
述した利点が顕著であり、好適に用いられる。電解還元
する際に存在させる塩基性化合物の量としては塩基性に
維持できる量以上であればよいが、特に塩基性化合物と
して周期表第Ia族、第IIa族、第Ib族、第Ib族金属の塩
基性化合物を1−ニトロアントラキノン類に対して2等
量倍以上用いると還元条件により電解還元終了後1−ア
ミノアントラキノン類のハイドロキノン体の塩となって
溶解するため取扱いが容易であり好ましい。また塩基性
化合物の量が多すぎると電解還元における選択率が低下
するため、1−アミノアントラキノン類に対して1000等
量倍以下であることが好ましい。
電解還元は1−ニトロアントラキノン類を完全に溶解さ
せた電解液の状態で実施してもよいが、エマルジョンや
スラリー状態でも実施でき、原料の濃度を上げて生産性
を高める目的からはスラリー状態であることが好まし
い。電解液の界面張力が大きい場合には泡立ちを生じる
ことがあるがこれを抑制するために、例えばシリコン系
の消泡剤を電解液に添加することも有効である。
電解還元の際の陰極液中の1−ニトロアントラキノン類
の濃度は特に限定されないが、低すぎると電流効率等の
電解特性が低下し、一方高すぎると液の粘度が上昇す
る。従って、陰極液中の1−ニトロアントラキノン類の
濃度は0.01〜50重量%、更に好ましくは0.1〜20重量%
の範囲にあることが望ましい。
電解還元は、好ましくは中央に隔膜を設けた陽極室及び
陰極室よりなる電解槽中にて実施される。隔膜を用いな
い場合には電解槽構造が簡単になり、電解槽関係にかか
るコスト低減やメンテナンスが容易になったり、陽極に
おいて酸化反応が起こるため電解後に酸化する必要がな
くなるなどの利点がある。しかしながら隔膜を用いない
場合には、陽極液と陰極液の混合が起きるほか、陰極反
応で還元されて生成したものや原料が陽極側に移動して
酸化されて副生成物を生じたりして、電流効率、選択率
あるいは収率の低下をもたらす。隔膜としては両極液の
混合を防ぐ役割を有するものであればよく、イオン交換
膜や多孔性のセラミックや樹脂等が使用できる。イオン
交換膜としては、アニオン交換膜またはカチオン交換膜
が用いられ、耐久性を考慮するとフッ素系イオン交換膜
が好ましい。
電解還元に際し、陰極材質としては通常既知の電極が用
いられるが、陰極液として水性溶媒を用いる場合には水
素ガス発生による電流効率低下を避けるために水素過電
圧の大きな材質を用いるのが好ましい。また水素化反応
に対して触媒活性を有する成分の使用も有効である。具
体的にはパラジウム、白金、ルテニウム、ロジウム、ニ
ッケル、コバルト、銅、鉛、鉄、ジルコニウム、カドミ
ウム、銀、スズ、亜鉛、水銀、チタン、ステンレス、黒
鉛などが単独または2種類以上の組合せで用いられる。
それらはまた、合金、化合物、メッキ、焼結などの形で
基体に担持させることもできる。一方、陽極には公知の
電極材質が用いられ、例えば、イリジウム酸化物被覆チ
タン、白金−イリジウム酸化物被覆チタンなどの酸化物
被覆電極や白金メッキチタン、グラファイトおよびグラ
ッシーカーボン等が使用される。
電解還元は定電圧法及び定電流法のいずれでも可能であ
るが定電流法が好ましい。電解電流密度は通常1〜250m
A/cm2、好ましくは10〜150mA/cm2である。電解温度は特
に限定されないが、低いと電解電圧が上昇し電解液粘度
も上がるため5℃以上が好ましく、また温度が高すぎる
と材料の腐食や選択率や収率の低下を招くため180℃以
下が好ましい。より好ましくは30〜120℃の範囲内であ
る。
電解還元は隔膜を用いた場合でも陽極においては酸素発
生等が起こって酸化性雰囲気になりやすいため、非酸化
性雰囲気で行なうことが好ましい。陽極液は電解質液で
あれば特に限定されないが、隔膜を有する電解槽を用い
て電解する場合、陽極液として酸などのプロトン供与性
溶液を用いると結晶粒径が大きい1−アミノアントラキ
ノン類が得られて濾過等により容易に1−アミノアント
ラキノン類を分離でき、また濾液中の塩基性化合物の濃
度が上昇せず、濾液の循環使用が可能となるなどの利点
があって好ましい。プロトン供与性の溶液としては、酢
酸、トリフロロ酢酸等のカルボン酸類;フェノール類;
ブタノール、プロパノール、エタノール、メタノール等
のアルコール類;エチレングリコールなどのグリコール
類;メタンスルホン酸やトリフロロメタンスルホン酸等
のスルホン酸類;燐酸、塩酸、硝酸、硫酸等の無機酸;
水等があり、それらの混合物であっても良い。特に酸又
は酸水溶液であれば好ましく、燐酸、メタンスルホン
酸、塩酸、硝酸、硫酸の中から選ばれるものの水溶液で
あればより好ましい。
電解還元は、電解液を外部循環させながら行なう方法も
あるが、電解槽内に電解液を仕込んでバッチ式に電解還
元を行なった後、電解液を抜き出す方法、あるいは電解
槽内に電解液を1パスで連続的に流通させて電解還元を
行なう方法が好ましい。これらの方法の場合には、転化
率が向上し、純度が高く、粒度が大きい製品が得られ
る。また、電解還元中に陰極液が発泡するために電解槽
容積を大きくしたり、反応によって陰極液の粘度が上昇
して作業性が悪くなったり、これらを防ぐために陰極液
中の原料濃度を低くしなければならない、などの不都合
を余儀なくされることがあるが、後者の方法を行なう場
合には、電解還元中における陰極液の粘度上昇および発
泡の問題が起こらず、陰極液中の原料濃度を高めること
も可能となり、更に生産性も向上される。
電解還元に際して、陽極において酸素発生反応や他の有
効な陽極反応を併せて実施する事も可能である。例え
ば、塩酸を陽極液に用いると陽極反応によって塩素ガス
を得る事ができ陽極反応の有効利用が可能である。電解
還元に用いられる電解槽としてはチューブ型、タンク
形、フィルタープレス形等の公知の電解槽が使用され
る。また、電解還元を0.1〜25kg/cm2Gの圧力下で行なう
場合には、もし陰極で水素が発生しても陰極液中に溶解
して還元剤として有効に作用し電流効率が向上する。ま
た、電解途中における陰極液の発泡に対しても有効であ
り、陰極液中における原料濃度を高めることも可能であ
り、有利に電解還元を行なうことができる。
電解還元において、1−ニトロアントラキノン類を2電
子還元水素化して直接1−アミノアントラキノン類を得
る場合には原料の転化率を高めるのが困難である。一
方、1−ニトロアントラキノン類を4電子還元水素化す
る場合には1−アミノアントラキノン類のハイドロキノ
ン体が得られ、ついでこれを酸化することによって容易
に1−アミノアントラキノン類を得ることができる。特
に1−アミノアントラキノンのハイドロキノン体のよう
に塩基性下でハイドロキノン基が塩を形成して溶解する
場合には、溶液状態で電解還元を行なうことができ操作
が容易になるので好ましい。1−アミノアントラキノン
類のハイドロキノン体から1−アミノアントラキノン類
を得るには特別な酸化剤を用いる必要はなく、空気を通
じて酸化したり過酸化水素を用いる等など簡単な操作で
容易に得られる。
電解還元によって、あるいはハイドロキノン体の酸化に
よって生成した1−アミノアントラキノン類は濾過や遠
心分離などにより分離し、適宜洗浄、乾燥等の簡単な処
理をするだけで充分高品質の製品とすることができる。
塩基性化合物は濾液ごと回収し、電解還元に循環再使用
することが可能である。この場合、濾液中に含まれる不
要な有機化合物を除去して余計な反応や製品純度の低下
を防ぐのが好ましい。これは例えば該濾液を活性炭など
の吸着材を充填した吸着塔に通すことにより実施され
る。濾液を回収,循環再使用しない場合には、水性溶媒
及び塩基性化合物の使用量が多くなるばかりか、これら
は廃液となるためその処理が必要となり、工業的規模で
の実施が困難となる。
[実施例] 次に本発明を実施例により詳細に説明するが、本発明は
これに限定されるものではない。
実施例1 1−ニトロアントラキノン12部をメチルセロソルブ50部
に添加し、更に5%の水酸化カリウム溶液200部を加え
て攪拌して得られたスラリー液体を多孔質セラミック隔
膜で隔てられた電解槽の陰極室にいれ、陽極室には5%
の硫酸水溶液200部を入れた。陽極としては白金メッキ
チタン電極を用い、陰極としてはニッケル板を用いた。
電解中陰極液を攪拌しながら電流密度15mA/cm2で85℃で
定電流電解を行ない、用いた1−ニトロアントラキノン
1モルに対し12ファラデーの割合の電気量を通電したと
ころで電解を終了した。
陰極液を取り出し1時間空気を通じた後沈澱物を粒子保
持能8ミクロンの濾紙を用いて濾過した。濾過性は良好
であった。得られた沈澱物を水洗、乾燥後、純度換算し
た1−アミノアントラキノンの収率は99.2%であった。
実施例2 実施例1で得られた濾液を活性炭吸着処理して得られた
溶液95に1−ニトロアントラキノン11.4部を添加したも
のを陰極液とし、実施例1と同様に電解還元を実施し
た。電解終了後、実施例1と同様の操作を行ない、純度
換算した1−アミノアントラキノン収率99.0%で1−ア
ミノアントラキノンを得た。
実施例3 純度98.2%の1−ニトロアントラキノン10部をメタノー
ル50部に添加し、5%の水酸化ナトリウム溶液100部を
加えて陰極液とした。陽極液には10%硫酸水溶液を用
い、フッ素系イオン交換膜を隔膜として40℃で30mA/cm2
の電流密度で16F/molの電気量を通電した。電極は、陽
極にはステンレス板を用い、陰極としてはパラジウム担
持炭素電極を使用した。電解終了後、実施例1と同様の
操作を行ない純度換算収率98.5%で1−アミノアントラ
キノン(純度99.4%)を得た。濾過性は良好であった。
実施例4 実施例3で得られた濾液を活性炭吸着処理して得られた
溶液95部に1−ニトロアントラキノン11.4部を添加した
ものを陰極液とし、実施例3と同様に電解還元を実施し
た。電解終了後、実施例1と同様の操作を行ない、純度
換算した1−アミノアントラキノン収率99.0%で1−ア
ミノアントラキノンを得た。
実施例5 陰極としては白金メッキチタン電極を用い、電流密度50
mA/cm2で実施例1と同様に電解を実施した。16F/molの
電気量を通電した時点でポンプを用いて陰極液の一部抜
き出し及び電解前陰極液の供給を開始した。電解槽内電
解液量を一定とするため供給速度と抜き出し速度を一定
とした。陰極液の供給及び抜き出し速度は、供給液中の
1−ニトロアントラキノンに対し16F/molの割合の電気
量が通電される様、電解槽内滞留時間を考慮して設定し
た。得られた抜き出し液は空気酸化の後、濾過した。濾
過性はきわめて良好であり回収された濾液は電解槽に供
給する陰極液の調整に再使用した。電解槽が定常状態に
なってからの抜き出し液から得られた1−アミノアント
ラキノンは供給1−ニトロアントラキノンに対し純度換
算収率で99.1%であった。
実施例6 アントラキノンのニトロ化によって得られた純度85%の
1−ニトロアントラキノンを原料に用いた以外は実施例
3と同様の操作を行ない、純度95.4%の1−アミノアン
トラキノンを得た。
[本発明の効果] 以上述べてきた如く、本発明の方法は従来の方法に比べ
て廃棄物が少なく、公害の面においても製造コストの面
においても工業的に有利に1−アミノアントラキノン類
を製造することができる。また、驚くべきことに、本発
明の方法によれば、アントラキノンのニトロ化によって
得られた粗製1−ニトロアントラキノンを原料として実
施した場合でも高純度の1−アミノアントラキノンが得
られた。その理由は明かではないが、おそらく本発明の
方法においては、1−アミノアントラキノンとその他の
不純物や副生物との性状、例えば溶解度などが異なり、
精製の効果も現われているためと思われる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 明 兵庫県姫路市網干区興浜字西沖992番地の 1 日本触媒化学工業株式会社触媒研究所 内 審査官 小川 進 (56)参考文献 特開 平2−262543(JP,A) 特開 平2−311445(JP,A)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(A) (上記式において、R1およびR2は互いに独立して水素原
    子、炭素数1〜4個のアルキル基およびハロゲン原子の
    中から選ばれる1種を表わす。) で示される1−ニトロアントラキノン類を水性溶媒中、
    塩基性化合物の存在下に電解還元する一般式(B) (上記式において、R1およびR2は前記と同じである。) で示される1−アミノアントラキノン類の製造方法にお
    いて、式(A)の1−ニトロアントラキノン類の少なく
    とも一部を一般式(C) (上記式において、R1およびR2は請求項(1)において
    定義したと同じである。) で示される1−アミノアントラキノン類のハイドロキノ
    ン体にまで電解還元せしめ、次いで該1−アミノアント
    ラキノン類のハイドロキノン体を酸化せしめることを特
    徴とする式(B)で示される1−アミノアントラキノン
    類の製造方法。
  2. 【請求項2】塩基性化合物が、周期表第Ia族、第Ib族、
    第IIa族および第IIb族金属元素の塩基性化合物である請
    求項(1)に記載の方法。
  3. 【請求項3】電解還元温度が30〜120℃の範囲である請
    求項(1)または(2)に記載の方法。
  4. 【請求項4】電解還元を、隔膜を有する電解槽を用いて
    行なう請求項(1)〜(3)のいずれかに記載の方法。
  5. 【請求項5】電解還元を、陽極液としてプロトン供与性
    の溶液を用いて行なう請求項(4)に記載の方法。
  6. 【請求項6】請求項(1)〜(5)のいずれかに記載の
    方法により得られた1−アミノアントラキノン類を分離
    した後の塩基性化合物を含む溶液を電解還元に循環使用
    する請求項(1)〜(5)のいずれかに記載の方法。
  7. 【請求項7】1−アミノアントラキノン類を分離した後
    の塩基性化合物を含む溶液を、該溶液に含まれる有機化
    合物を除去した後、電解還元に循環使用する請求項
    (6)に記載の方法。
  8. 【請求項8】1−アミノアントラキノン類を分離した後
    の塩基性化合物を含む溶液を吸着材と接触させて該溶液
    に含まれる有機化合物を除去する請求項(7)に記載の
    方法。
  9. 【請求項9】消泡剤の存在下に電解還元を行なう請求項
    (1)〜(8)のいずれかに記載の方法。
JP13701890A 1989-06-12 1990-05-29 1―アミノアントラキノン類の製造方法 Expired - Lifetime JPH0730475B2 (ja)

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JP1-146641 1989-06-12

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JPH0394085A (ja) 1991-04-18

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