JPH07279003A - 耐熱性繊維織物の製造方法 - Google Patents
耐熱性繊維織物の製造方法Info
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- JPH07279003A JPH07279003A JP6101782A JP10178294A JPH07279003A JP H07279003 A JPH07279003 A JP H07279003A JP 6101782 A JP6101782 A JP 6101782A JP 10178294 A JP10178294 A JP 10178294A JP H07279003 A JPH07279003 A JP H07279003A
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Landscapes
- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
- Woven Fabrics (AREA)
- Looms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】房耳を形成する製織方法において、織物の耳部
がほつれにより外れてしまうことのない耐熱性繊維織物
の製造方法を提供する。 【構成】ホットメルト接着剤を付着した繊維13を、耳
部の最端部を構成する経糸に使用して製織する。製織し
た耳部を加熱し、次いで冷却ローラーで加圧しながら冷
却し、耳部の経糸12と緯糸14とを固定化する。
がほつれにより外れてしまうことのない耐熱性繊維織物
の製造方法を提供する。 【構成】ホットメルト接着剤を付着した繊維13を、耳
部の最端部を構成する経糸に使用して製織する。製織し
た耳部を加熱し、次いで冷却ローラーで加圧しながら冷
却し、耳部の経糸12と緯糸14とを固定化する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、織物の製造方法に係
り、更に詳しくは耐熱性繊維からなる織物の耳部の処理
方法に関するものである。
り、更に詳しくは耐熱性繊維からなる織物の耳部の処理
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガラス繊維,炭素繊維,アラミド繊維な
どの高耐熱性且つ高弾性率の繊維を製織する場合、以前
はシャトル織機を用いて行うのが一般的であった。シャ
トル織機では、緯糸は経糸の間に織り込まれた後、連続
してシャトルが戻るため、耳部最端部の経糸は緯糸の折
り返し部に引っ掛かり、反物として巻き取られた後、耳
部の経糸がほつれるという現象は見られなかった。
どの高耐熱性且つ高弾性率の繊維を製織する場合、以前
はシャトル織機を用いて行うのが一般的であった。シャ
トル織機では、緯糸は経糸の間に織り込まれた後、連続
してシャトルが戻るため、耳部最端部の経糸は緯糸の折
り返し部に引っ掛かり、反物として巻き取られた後、耳
部の経糸がほつれるという現象は見られなかった。
【0003】一方近年になり、生産性の向上と織品位の
向上とを目的として、上記繊維を製織する場合には、レ
ピア織機やエアージェット織機を用いることが多くなっ
てきた。しかしながら、これらの織機で製織すると、緯
糸が打ち込まれる度に該緯糸の端部が切断され、所謂房
耳が形成される。これらの房耳は緯糸の折り返しがない
ため、最端部の経糸は容易にほつれて外れ易く、織物を
取り扱う上で様々なトラブルを発生する原因となった。
向上とを目的として、上記繊維を製織する場合には、レ
ピア織機やエアージェット織機を用いることが多くなっ
てきた。しかしながら、これらの織機で製織すると、緯
糸が打ち込まれる度に該緯糸の端部が切断され、所謂房
耳が形成される。これらの房耳は緯糸の折り返しがない
ため、最端部の経糸は容易にほつれて外れ易く、織物を
取り扱う上で様々なトラブルを発生する原因となった。
【0004】このような耳部でのほつれを未然に防止す
るため、従来様々な工夫がなされてきた。例えば、耳部
の経糸を2本の緯糸ではさむ所謂搦(からみ)織とする
方法や、耳部の経糸に摩擦係数の高い紡績糸を使用する
方法、あるいは製織後の耳部に帯状に熱可塑性樹脂を含
浸し、織組織を固めたのち該帯状部分の中央を切断し、
耳部の外側部分を除去して耳部を樹脂で固定化する方法
などが知られている。
るため、従来様々な工夫がなされてきた。例えば、耳部
の経糸を2本の緯糸ではさむ所謂搦(からみ)織とする
方法や、耳部の経糸に摩擦係数の高い紡績糸を使用する
方法、あるいは製織後の耳部に帯状に熱可塑性樹脂を含
浸し、織組織を固めたのち該帯状部分の中央を切断し、
耳部の外側部分を除去して耳部を樹脂で固定化する方法
などが知られている。
【0005】しかしながら、搦織とする方法や紡績糸を
用いる方法は、簡便な方法ではあるが、耳部のほつれを
防止する効果はさほど大きいものではない。また、樹脂
で固定化する方法は、ほつれ防止効果は大きいが、工程
が煩雑で且つ耳部の糸の原料ロスが極めて大きいという
問題点がある。
用いる方法は、簡便な方法ではあるが、耳部のほつれを
防止する効果はさほど大きいものではない。また、樹脂
で固定化する方法は、ほつれ防止効果は大きいが、工程
が煩雑で且つ耳部の糸の原料ロスが極めて大きいという
問題点がある。
【0006】一方、特開昭63−315638号公報に
は、少なくとも一部の経糸に熱可塑性ポリマーを連続ま
たは不連続な線状に付着せしめ、製織後加熱して該熱可
塑性ポリマーを溶融し経糸と緯糸とを融着せしめる方法
が開示されている。上記公報の発明は、織物全面を対象
にしたものであるが、この方法を耳部の固定化に応用す
ることも考えられる。しかしながら、この方法では線状
の熱可塑性ポリマーを加熱融着させた後冷却するため、
線状の熱可塑性ポリマーが加熱時に熱収縮しようとする
のを無理に冷却固定化しており、冷却後に残留収縮力が
残ることがある。そのため、織り上がった反物は所々ひ
きつれることがあり、品位の良い織物を安定して得るの
は困難である。
は、少なくとも一部の経糸に熱可塑性ポリマーを連続ま
たは不連続な線状に付着せしめ、製織後加熱して該熱可
塑性ポリマーを溶融し経糸と緯糸とを融着せしめる方法
が開示されている。上記公報の発明は、織物全面を対象
にしたものであるが、この方法を耳部の固定化に応用す
ることも考えられる。しかしながら、この方法では線状
の熱可塑性ポリマーを加熱融着させた後冷却するため、
線状の熱可塑性ポリマーが加熱時に熱収縮しようとする
のを無理に冷却固定化しており、冷却後に残留収縮力が
残ることがある。そのため、織り上がった反物は所々ひ
きつれることがあり、品位の良い織物を安定して得るの
は困難である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の事情に
鑑みなされたものであって、房耳を形成して製織する方
法における上述の問題点を解消し、簡便な方法により耳
部のほつれを確実に防止し、耳部において経糸がほつれ
て外れることのない耐熱性繊維織物の製造方法を提供す
るにある。
鑑みなされたものであって、房耳を形成して製織する方
法における上述の問題点を解消し、簡便な方法により耳
部のほつれを確実に防止し、耳部において経糸がほつれ
て外れることのない耐熱性繊維織物の製造方法を提供す
るにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、耐熱性
繊維からなる織物を製織するに際し、織物の耳部の最端
部を構成する経糸にホットメルト接着剤を付着した繊維
を使用し、製織後の耳部を加熱した後、冷却ローラーで
加圧冷却し、耳部の経糸と緯糸とを固定化することを特
徴とする耐熱性繊維織物の製造方法によって達成され
る。
繊維からなる織物を製織するに際し、織物の耳部の最端
部を構成する経糸にホットメルト接着剤を付着した繊維
を使用し、製織後の耳部を加熱した後、冷却ローラーで
加圧冷却し、耳部の経糸と緯糸とを固定化することを特
徴とする耐熱性繊維織物の製造方法によって達成され
る。
【0009】本発明に用いられる耐熱性繊維とは、本発
明に用いられるホットメルト接着剤の融着温度において
熱膨張や熱収縮等の熱変形を実質的にすることのない繊
維であれば特に限定されるものではないが、このような
繊維としては例えば、ガラス繊維,炭素繊維等の一般的
な有機繊維に比べ高弾性率,高強度である無機繊維、あ
るいはアラミド繊維,ポリイミド繊維のような有機繊維
ではあるが熱軟化し難い高強度,高耐熱性繊維等を挙げ
ることができる。一般にこれらの繊維は、各種複合材料
の補強材として用いられるものである。
明に用いられるホットメルト接着剤の融着温度において
熱膨張や熱収縮等の熱変形を実質的にすることのない繊
維であれば特に限定されるものではないが、このような
繊維としては例えば、ガラス繊維,炭素繊維等の一般的
な有機繊維に比べ高弾性率,高強度である無機繊維、あ
るいはアラミド繊維,ポリイミド繊維のような有機繊維
ではあるが熱軟化し難い高強度,高耐熱性繊維等を挙げ
ることができる。一般にこれらの繊維は、各種複合材料
の補強材として用いられるものである。
【0010】本発明の織物の織組織は、平織,綾織,朱
子織,搦織等、特に限定されないが、耳部の織組織は搦
織とした方が、緯糸を保持し易い点で好ましい。
子織,搦織等、特に限定されないが、耳部の織組織は搦
織とした方が、緯糸を保持し易い点で好ましい。
【0011】本発明に用いるホットメルト接着剤として
は、例えばEVA系,ポリエステル系,ポリアミド系等
のものを挙げることができるが、熱溶融し冷却した際に
経糸と緯糸とが実質的に接着固定化するものであれば特
にその種類は限定されるものではない。本発明の方法に
おいては、ホットメルト接着剤が付着した繊維が綜絖の
孔を通過するため、ホットメルト接着剤が付着した繊維
は滑りの円滑なものが好ましく、付着するホットメルト
接着剤は室温において硬めの方が望ましい。
は、例えばEVA系,ポリエステル系,ポリアミド系等
のものを挙げることができるが、熱溶融し冷却した際に
経糸と緯糸とが実質的に接着固定化するものであれば特
にその種類は限定されるものではない。本発明の方法に
おいては、ホットメルト接着剤が付着した繊維が綜絖の
孔を通過するため、ホットメルト接着剤が付着した繊維
は滑りの円滑なものが好ましく、付着するホットメルト
接着剤は室温において硬めの方が望ましい。
【0012】上記ホットメルト接着剤(以下、単に「接
着剤」と言うことがある)の上記耐熱性繊維に対する付
着量は、経糸としてフィラメント数の少ない繊維を使用
する場合には体積比で接着剤/繊維が100容量%程度
でよいが、フィラメント数の多い繊維を使用する場合に
はフィラメント内部への接着剤の浸透量が多くなり、経
糸と緯糸との接着に作用する接着剤量が少なくなるた
め、接着剤の量を多めにすることが好ましい。尚、フィ
ラメント内部に浸透した接着剤は、浸透固定化すること
により経糸の曲げ硬さを向上させ、経糸と緯糸とが部分
的に接着しているだけでも経糸は耳部から外れ難くなる
という効果を奏することになる。耳部の経糸を構成する
ホットメルト接着剤が付着した繊維は本数が多いほどそ
の効果が大きくなるが、接着剤の種類やその他の条件を
適宜選定することにより1本であっても本発明の目的を
達成することは可能である。
着剤」と言うことがある)の上記耐熱性繊維に対する付
着量は、経糸としてフィラメント数の少ない繊維を使用
する場合には体積比で接着剤/繊維が100容量%程度
でよいが、フィラメント数の多い繊維を使用する場合に
はフィラメント内部への接着剤の浸透量が多くなり、経
糸と緯糸との接着に作用する接着剤量が少なくなるた
め、接着剤の量を多めにすることが好ましい。尚、フィ
ラメント内部に浸透した接着剤は、浸透固定化すること
により経糸の曲げ硬さを向上させ、経糸と緯糸とが部分
的に接着しているだけでも経糸は耳部から外れ難くなる
という効果を奏することになる。耳部の経糸を構成する
ホットメルト接着剤が付着した繊維は本数が多いほどそ
の効果が大きくなるが、接着剤の種類やその他の条件を
適宜選定することにより1本であっても本発明の目的を
達成することは可能である。
【0013】織口と巻き取り部との間における加熱方法
は、例えば熱風を当てる、遠赤外線を照射する、ホット
ローラーに接触させる等の方法を挙げることができる
が、ホットローラーのような接触型の加熱方法による場
合は表面離型処理等、接着剤が脱落堆積しないような工
夫を施すことが望ましい。加熱温度はホットメルト接着
剤が粘着性を発現する程度以上の温度で行えばよく、必
ずしも一般的な概念での融点まで昇温する必要はない。
なお、加熱温度が高過ぎると接着剤の粘度が下がり過ぎ
て、緯糸の内部へ接着剤が浸透し、かえって経糸と緯糸
との交点の接着力が低下することがある。
は、例えば熱風を当てる、遠赤外線を照射する、ホット
ローラーに接触させる等の方法を挙げることができる
が、ホットローラーのような接触型の加熱方法による場
合は表面離型処理等、接着剤が脱落堆積しないような工
夫を施すことが望ましい。加熱温度はホットメルト接着
剤が粘着性を発現する程度以上の温度で行えばよく、必
ずしも一般的な概念での融点まで昇温する必要はない。
なお、加熱温度が高過ぎると接着剤の粘度が下がり過ぎ
て、緯糸の内部へ接着剤が浸透し、かえって経糸と緯糸
との交点の接着力が低下することがある。
【0014】上記加熱の後、耳部は冷却ローラーにより
加圧冷却される。ここで用いられる冷却ローラーは、該
冷却ローラーに接着剤が融着するのを防ぐため、表面離
型処理を施したものが好ましい。もし、加熱されたホッ
トメルト接着剤の温度がかなり高い場合には、冷却ロー
ラーの直前で一旦冷風を吹きかけ冷却するのが効果的で
ある。冷却ローラーで耳部を加圧する目的は、経糸と緯
糸との接着を確実にすることにあるが、ホットメルト接
着剤層が厚いままであると、後工程の織物を巻き上げた
際、両側端部(耳部)が高くなった反物となるため、こ
れを防ぐことも目的としている。
加圧冷却される。ここで用いられる冷却ローラーは、該
冷却ローラーに接着剤が融着するのを防ぐため、表面離
型処理を施したものが好ましい。もし、加熱されたホッ
トメルト接着剤の温度がかなり高い場合には、冷却ロー
ラーの直前で一旦冷風を吹きかけ冷却するのが効果的で
ある。冷却ローラーで耳部を加圧する目的は、経糸と緯
糸との接着を確実にすることにあるが、ホットメルト接
着剤層が厚いままであると、後工程の織物を巻き上げた
際、両側端部(耳部)が高くなった反物となるため、こ
れを防ぐことも目的としている。
【0015】
【作用】織機の織口と巻き取り部との間で加熱された耳
部の経糸に付着するホットメルト接着剤が軟化乃至溶融
して接着力を発現し、次工程の冷却ローラーで加圧冷却
された際、経糸と緯糸とが粘着固定化される。また、経
糸は(特にマルチフィラメントの場合は)冷却ローラー
で加圧することにより、偏平化したのち硬化するため、
織物の平面方向に対する剛性が増す。従って、経糸と緯
糸との交点接着が部分的であったとしても、耳部最端部
の経糸がほつれて外れるのを未然に防止することができ
る。
部の経糸に付着するホットメルト接着剤が軟化乃至溶融
して接着力を発現し、次工程の冷却ローラーで加圧冷却
された際、経糸と緯糸とが粘着固定化される。また、経
糸は(特にマルチフィラメントの場合は)冷却ローラー
で加圧することにより、偏平化したのち硬化するため、
織物の平面方向に対する剛性が増す。従って、経糸と緯
糸との交点接着が部分的であったとしても、耳部最端部
の経糸がほつれて外れるのを未然に防止することができ
る。
【0016】また、交点における接着は、本来接着性の
あるホットメルト接着剤を使用しているため、従来行わ
れていた熱溶融性繊維を用いた場合よりもはるかに接着
力が強い。また、ホットメルト接着剤を付着した経糸
は、加熱による熱収縮の少ない繊維から構成することに
より、巻き上がった後の織物にひきつれが発生しない。
あるホットメルト接着剤を使用しているため、従来行わ
れていた熱溶融性繊維を用いた場合よりもはるかに接着
力が強い。また、ホットメルト接着剤を付着した経糸
は、加熱による熱収縮の少ない繊維から構成することに
より、巻き上がった後の織物にひきつれが発生しない。
【0017】
実施例1 経糸及び緯糸として67.5texのガラス繊維を用い
目付け215g/m2のガラス繊維織物を平織に製織す
るに際し、耳部最端部を構成する経糸として11tex
の双糸を2本用いて搦織組織とした。搦織にした双糸の
うち1本には、EVA系ホットメルト接着剤(商品名:
インスタントロック234−2928K、カネボウエヌ
エスシー社製)を糸に対する体積比で129容量%付着
したガラス繊維を用いた。織機の織口と巻き取り部との
間には遠赤外線ランプを配設し、両側耳部に遠赤外線を
照射した。遠赤外線によりホットメルト接着剤は加熱さ
れて十分に軟化した。ホットメルト接着剤が軟化したガ
ラス繊維織物は、次に巻き取り部の直前に配置された冷
却ローラーに送られ、該ローラーにより織物の両側耳部
が押圧冷却され、巻き取り部で巻き上げられた。
目付け215g/m2のガラス繊維織物を平織に製織す
るに際し、耳部最端部を構成する経糸として11tex
の双糸を2本用いて搦織組織とした。搦織にした双糸の
うち1本には、EVA系ホットメルト接着剤(商品名:
インスタントロック234−2928K、カネボウエヌ
エスシー社製)を糸に対する体積比で129容量%付着
したガラス繊維を用いた。織機の織口と巻き取り部との
間には遠赤外線ランプを配設し、両側耳部に遠赤外線を
照射した。遠赤外線によりホットメルト接着剤は加熱さ
れて十分に軟化した。ホットメルト接着剤が軟化したガ
ラス繊維織物は、次に巻き取り部の直前に配置された冷
却ローラーに送られ、該ローラーにより織物の両側耳部
が押圧冷却され、巻き取り部で巻き上げられた。
【0018】巻き上げられた織物の両側耳部の最端部は
経糸と緯糸とがしっかりと固定化され、容易に外れるも
のではなかった。また、ひきつれ現象も見られず、織物
としての品位も良好であった。
経糸と緯糸とがしっかりと固定化され、容易に外れるも
のではなかった。また、ひきつれ現象も見られず、織物
としての品位も良好であった。
【0019】実施例2 67.5texの緯糸に33.7texの経糸を2本一
組で搦織にしてメッシュ状のガラス繊維織物を製織し
た。ここで、経糸の搦織のうち耳部最端部を構成する双
糸のうち1本には、EVA系ホットメルト接着剤(商品
名:インスタントロック234−2923、カネボウエ
ヌエスシー社製)を繊維に対する体積比で130容量%
付着したガラス繊維を用いた。以下、実施例1と同様に
してガラス繊維織物を製織し巻き取り部に巻き上げた。
組で搦織にしてメッシュ状のガラス繊維織物を製織し
た。ここで、経糸の搦織のうち耳部最端部を構成する双
糸のうち1本には、EVA系ホットメルト接着剤(商品
名:インスタントロック234−2923、カネボウエ
ヌエスシー社製)を繊維に対する体積比で130容量%
付着したガラス繊維を用いた。以下、実施例1と同様に
してガラス繊維織物を製織し巻き取り部に巻き上げた。
【0020】得られたガラス繊維織物の両側耳部の最端
部は、経糸と緯糸とがしっかりと固定化され、ひきつれ
現象も見られず、織物としての品位も良好であった。
部は、経糸と緯糸とがしっかりと固定化され、ひきつれ
現象も見られず、織物としての品位も良好であった。
【0021】比較例 実施例1において用いたEVA系ホットメルト接着剤を
付着したガラス繊維に代えて、融点160℃,30デニ
ールの低融点ポリエステル系繊維をゆるく巻き付けたガ
ラス繊維を用い、それ以外は実施例1と同様にしてガラ
ス繊維織物を製織した。
付着したガラス繊維に代えて、融点160℃,30デニ
ールの低融点ポリエステル系繊維をゆるく巻き付けたガ
ラス繊維を用い、それ以外は実施例1と同様にしてガラ
ス繊維織物を製織した。
【0022】得られたガラス繊維織物の両側耳部の最端
部は、目留め効果はあるものの、その接着力は弱くまた
若干のひきつれ現象も見られた。
部は、目留め効果はあるものの、その接着力は弱くまた
若干のひきつれ現象も見られた。
【0023】
【発明の効果】本発明の方法では、耳部の最端部の経糸
にホットメルト接着剤を付着した繊維を使用して製織し
た後加圧冷却したため、耳部最端部の経糸と緯糸とが固
着固定化され、耳部がほつれ難く且つひきつれ等の欠点
も見られない品位の良好な耐熱性繊維織物を得ることが
できる。
にホットメルト接着剤を付着した繊維を使用して製織し
た後加圧冷却したため、耳部最端部の経糸と緯糸とが固
着固定化され、耳部がほつれ難く且つひきつれ等の欠点
も見られない品位の良好な耐熱性繊維織物を得ることが
できる。
【図1】本発明方法の工程の一例を説明する工程説明図
である。
である。
【図2】本発明の方法で得られる織物の一例を説明する
要部拡大平面図である。
要部拡大平面図である。
1 ワープビーム 2 経糸 3 綜絖 4 筬 5 緯糸 6 打ち込まれた経糸 7 遠赤外線ヒーター 8 冷却ローラー 9 クロスビーム(巻き取り部) 11 経糸 12 搦織の経糸 13 ホットメルト接着剤が付着した繊維 14 緯糸
Claims (1)
- 【請求項1】 耐熱性繊維からなる織物を製織するに際
し、織物耳部の最端部を構成する経糸としてホットメル
ト接着剤を付着した繊維を使用し、製織後の耳部を加熱
した後、冷却ローラーで加圧冷却し、耳部の経糸と緯糸
とを固定化することを特徴とする耐熱性繊維織物の製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6101782A JPH07279003A (ja) | 1994-04-14 | 1994-04-14 | 耐熱性繊維織物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6101782A JPH07279003A (ja) | 1994-04-14 | 1994-04-14 | 耐熱性繊維織物の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07279003A true JPH07279003A (ja) | 1995-10-24 |
Family
ID=14309768
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6101782A Pending JPH07279003A (ja) | 1994-04-14 | 1994-04-14 | 耐熱性繊維織物の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07279003A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004029353A1 (ja) * | 2002-09-25 | 2004-04-08 | Mitsubishi Chemical Corporation | 炭素質繊維織布、炭素質繊維織布の捲回物、固体高分子型燃料電池用ガス拡散層材料、炭素質繊維織布の製造方法、および固体高分子型燃料電池用ガス拡散層材料の製造方法 |
| JP2005058940A (ja) * | 2003-08-18 | 2005-03-10 | Unitica Fibers Ltd | 濾過布 |
| JP2010111980A (ja) * | 2008-11-10 | 2010-05-20 | Abedesignpro Co Ltd | 織物製品及びその製造方法 |
| CN103510236A (zh) * | 2013-09-16 | 2014-01-15 | 稳健实业(深圳)有限公司 | 一种机织布、多幅机织布织造机及织造方法 |
| JP2014132067A (ja) * | 2012-12-07 | 2014-07-17 | Gunze Ltd | 複合メッシュシートの製造方法 |
-
1994
- 1994-04-14 JP JP6101782A patent/JPH07279003A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004029353A1 (ja) * | 2002-09-25 | 2004-04-08 | Mitsubishi Chemical Corporation | 炭素質繊維織布、炭素質繊維織布の捲回物、固体高分子型燃料電池用ガス拡散層材料、炭素質繊維織布の製造方法、および固体高分子型燃料電池用ガス拡散層材料の製造方法 |
| JP2005058940A (ja) * | 2003-08-18 | 2005-03-10 | Unitica Fibers Ltd | 濾過布 |
| JP2010111980A (ja) * | 2008-11-10 | 2010-05-20 | Abedesignpro Co Ltd | 織物製品及びその製造方法 |
| JP2014132067A (ja) * | 2012-12-07 | 2014-07-17 | Gunze Ltd | 複合メッシュシートの製造方法 |
| CN103510236A (zh) * | 2013-09-16 | 2014-01-15 | 稳健实业(深圳)有限公司 | 一种机织布、多幅机织布织造机及织造方法 |
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