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JPH072689A - 難吸収性物質を含有するマイクロエマルション製剤 - Google Patents

難吸収性物質を含有するマイクロエマルション製剤

Info

Publication number
JPH072689A
JPH072689A JP6080598A JP8059894A JPH072689A JP H072689 A JPH072689 A JP H072689A JP 6080598 A JP6080598 A JP 6080598A JP 8059894 A JP8059894 A JP 8059894A JP H072689 A JPH072689 A JP H072689A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fatty acid
surfactant
microemulsion
mole number
added
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP6080598A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Takahashi
正雄 高橋
Koji Matsushita
浩司 松下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ADVANCED SUKIN RES KENKYUSHO KK
Original Assignee
ADVANCED SUKIN RES KENKYUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ADVANCED SUKIN RES KENKYUSHO KK filed Critical ADVANCED SUKIN RES KENKYUSHO KK
Priority to JP6080598A priority Critical patent/JPH072689A/ja
Publication of JPH072689A publication Critical patent/JPH072689A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

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  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 特定の複数の界面活性剤を組合せることによ
り、吸収性の低い生理活性物質を含有し0.4−100
nmの平均粒径をもつ水相液滴を油相分散媒中に分散さ
せたマイクロエマルション製剤。経皮/経粘膜吸収性の
低い生理活性物質の吸収性を改善する為に、W/O型の
マイクロエマルションの水相液滴中に該物質を溶解状態
で存在せしめる。 【効果】 このマイクロエマルションは不快臭を与える
高級アルコール等を使用せず、しかも従来の吸収促進剤
を使用せず、局所刺激性の低いマイクロエマルション製
剤を提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は経皮/経粘膜吸収されに
くい生理活性物質、例えば高分子量のペプチド等の経皮
/経粘膜吸収を改善したマイクロエマルション製剤に関
する。
【0002】
【従来の技術】これまで、生理活性物質の経皮/経粘膜
吸収性を改善するためにマイクロエマルションを調製す
る試みが行われてきた。
【0003】オクタノール、ブタノール等のアルコール
を用いるマイクロエマルションが提案されている。但
し、これらのアルコールは悪臭を伴うため、特に経口投
与用には適していない。一方、多量のイオン系界面活性
剤を使用してマイクロエマルションが調製されている場
合、マイクロエマルションは粘膜、皮膚に対して刺激性
を持つという欠点があった。
【0004】また、経粘膜吸収性の低いペプチドであ
る、インスリン、カルシトニン等の経粘膜吸収性を改善
するために、胆汁酸塩のような吸収促進剤を併用するこ
とが試みられたが、粘膜上皮細胞の損傷、破壊を生じる
ことが判った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、悪臭を伴う
高級アルコール、例えばブタノール、オクタノール等を
用いることなく、しかも、上皮細胞に損傷を与えるよう
な従来の胆汁酸塩のような吸収促進剤を用いることな
く、粘膜や皮膚に対して刺激性の低いマイクロエマルシ
ョン剤の調製を目的とする。しかも、このようなマイク
ロエマルションの調製により、経皮/経粘膜難吸収性の
生理活性物質の吸収性を改善することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、特定の界面活
性剤を2種以上組合せることにより、従来の課題を解決
したマイクロエマルション製剤を提供することに成功し
た。
【0007】本発明で使用する界面活性剤は下記の
(a),(b),(c)各群の界面活性剤のうち、
(c)群を必須成分とし、これに(a)又は(b)のい
ずれか1つの群の界面活性剤を組み合わせる。各群の界
面活性剤は次の通りである。
【0008】(a)イオン系界面活性剤 ジー2−エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム;ア
ルキル硫酸ナトリウム(アルキル部分がC8−C20、好
ましくはC10−C14) (b)HLBが10−20の非イオン系界面活性剤:ポ
リオキシエチレン硬化または非硬化ヒマシ油(オキシエ
チレン平均付加モル数が30−80、好ましくは、40
−60のもの);ポリエチレングリコール高級脂肪酸エ
ステル(脂肪酸が飽和又は不飽和のC16−C20、好まし
くはC18の脂肪酸であり、エチレングリコールの平均付
加モル数が10−40のもの);ポリオキシエチレンア
ルキルエーテル(アルキル部分がC8−C14、好ましく
はC12であり、オキシエチレン平均付加モル数が4−2
5) (c)HLBが3−7の非イオン系界面活性剤:モノー
又はポリグリセリン脂肪酸エステル(脂肪酸が飽和又は
不飽和のC16−C20脂肪酸、好ましくはC18脂肪酸であ
り、グリセリン1モル当たりの脂肪酸付加モル数が1−
2であり、さらにグリセリンの付加モル数が0−4のも
の);ソルビタン脂肪酸エステル(脂肪酸が飽和又は不
飽和のC16−C20、好ましくはC16−C18であり、その
付加モル数が1−3);ポリオキシエチレン硬化又は非
硬化ヒマシ油(オキシエチレン平均付加モル数が3−2
0、好ましくは8−12、更に好ましくは10のも
の)、である。
【0009】本発明で使用できる分散媒は皮膚、粘膜に
刺激のない油脂であり、常温で液体であるかまたは体温
で溶解し、液状になるものである。具体的には、大豆
油、胡麻油、オリーブ油のような植物性又は動物性食用
油(脂肪酸グリセリンエステル類);飽和又は不飽和脂
肪酸;中鎖脂肪酸(C6−C18)のモノー、ジー又はト
リグリセリンエステル類が使用できる。
【0010】本発明のマイクロエマルションは従来から
知られている方法で製造できる。
【0011】分散媒である油成分に適宜組合せた界面活
性剤を添加し、十分に撹拌、混合して均一な油性混合物
を調製する。油成分が常温で固体の場合には、加熱して
融解させたのち、界面活性剤を添加、混合する。一方、
有効成分である生理活性物質、例えばカルシトニン、エ
リスロポエチン等のペプチドを水に溶解する。
【0012】このようにして調製した水混合物を予め調
製した油性混合物を撹拌下に添加する。更に撹拌を行
い、マイクロエマルションとなった透明な液を得る。次
いで、必要に応じて油成分を追加添加し、有効成分の含
有量を調節する。
【0013】得られるマイクロエマルションは分散液滴
の粒径が0.4−100ナノメーター(nm)、好まし
くは1−100nmであり、非常に安定である。
【0014】ここで、アルブミン、グリセリン、グリコ
ールその他の安定化剤を水相に入れることもできる。
【0015】本発明に適用できる経皮/経粘膜吸収性が
低い生理活性物質は、バソプレシン、カルシトニン、エ
リスロポエチン、コロニー刺激因子、インターロイキン
類、インターフェロン類、インスリン、及び副甲状腺ホ
ルモン等のペプチド薬物;及び分子量1000以下の難
吸収性低分子薬物である。低分子薬物としては、たとえ
ば下記の薬物が本発明に応用できる。
【0016】抗生物質:塩酸アクラルビシン、塩酸オ
キシテトラサイクリン、塩酸セフォチアム、カルベニシ
リンナトリウム、セフメタゾールナトリウムなど。
【0017】不整脈剤:塩酸プロカインアミド、リン
酸ジソピラミド、塩酸リドカインなど。
【0018】強心剤:塩酸エチレフリン、塩酸ドパミ
ンなど。
【0019】血管拡張剤:トラピジルなど。
【0020】局所麻酔剤:塩酸オキシブプロカイン、
塩酸ジブカイン、塩酸プロカイン、など。
【0021】抗腫瘍剤:塩酸プレオマイシン、シタラ
ビン、塩酸プロカルバジン、シスプラチン、塩酸ビンプ
ラスチン、ネオカルチノスタチン、塩酸ドキソルビシン
など。
【0022】自律神経用剤:臭化ジスチグミン、塩化
ベタネコール、臭化プロパンテリンなど。
【0023】解熱鎮痛消炎剤:アンチピリン、塩酸チ
アラミド、ジクロフェナックナトリウムなど。
【0024】精神神経用剤:塩酸イミプラミン、塩酸
クロミプラミン、塩酸チオダリン、塩酸フルラゼパム、
塩酸クロルプロマジン、塩酸レポマプロマジンなど。
【0025】10麻薬性鎮痛・鎮咳剤:塩酸オキシコド
ン、など。
【0026】11鎮けい剤:塩酸シクロペントラート、な
ど。
【0027】12抗パーキンソン病薬:塩酸アマンタジ
ン、塩酸プロメタジン、塩酸メチキセンなど。
【0028】13他の循環器用剤:塩酸ジルチアゼム、塩
酸トリメタジジンなど。
【0029】14血圧降下剤:メシル酸ジヒドロエルゴト
キシン、塩酸クロニジンなど。
【0030】15酵素製剤:ウロキナーゼ、ヒアルロニダ
ーゼなど。
【0031】16他に塩酸ナファゾリン、塩酸メクロフェ
ノキサート、塩酸メチルエフェドリン、臭化水素酸ホマ
トロピンなど。
【0032】本発明のマイクロエマルションの各成分に
対する水の容量を基準にした配合比率は、次の通りであ
る。
【0033】水と界面活性剤との比率は1:2〜1:2
00、好ましくは1:3〜1:20である。
【0034】水と油成分との比率は1:3〜1:500
0、好ましくは1:6〜1:5000である。
【0035】得られた薬物含有マイクロエマルションは
以下に説明するように常用の方法により、経皮吸収製
剤、経粘膜吸収製剤、または経口製剤に製剤化される。
【0036】経皮吸収製剤:リント布を粘着テープに貼
付し、マイクロエマルション薬液を含浸させ、皮膚に貼
付する。また、リント布に代えて、リザーバー型貼付剤
とすることもできる。
【0037】経粘膜吸収剤: a)経鼻投与剤:マイクロエマルション薬液を経鼻投与
用のスプレー容器に充填し、鼻粘膜に噴霧塗布する。
【0038】b)直腸坐剤:非油溶性のポリエチレング
リコールのような適当な熱熔融性材料を加熱熔融し、坐
剤用成形金型にて中空坐剤外殻を成形し、この中空部に
マイクロエマルション薬液を注入、充填し、開口部を熔
融させた坐剤外殻材料で密封し、薬液を封入する。これ
を直腸に挿入して使用する。
【0039】また、直腸内で溶融する油脂性基剤を油成
分として、基剤を溶融下、水成分を添加撹拌し、マイク
ロエマルションを形成し、これを冷却固化して坐剤を成
形する。この坐剤を直腸内に挿入して使用する。
【0040】経口製剤: ゼラチンハードカプセルにマイ
クロエマルション薬液を充填し、カプセルのボディーと
キャップとの嵌合部に薬液漏出防止のため、ゼラチン液
を塗布し、乾燥後、ヒドロキシプロピルメチルセルロー
スフタレート(HPMC)等の腸溶性物質を塗布して、
腸溶製剤とし、乾燥後、経口的に投与する。
【0041】ハードカプセルに代えて、ゼラチンソフト
カプセルを使用することもできる。
【0042】以下に実施例及び実験例により、本発明を
更に詳細に説明する。
【0043】
【実施例】実施例1 ジー2−エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム (界面活性剤1) 7g モノオレイン酸ジグリセリル(HLB=5.5) (界面活性剤2) 5g 等張化リン酸緩衝液(水成分) 2g カルシトニン(薬物) 5mg トリ脂肪酸(C8−C10)グリセリンエステル(油成
分) 全量100gとする。
【0044】油成分の約90%をとり、界面活性剤1
(a群)及び界面活性剤2(c群)を加え、充分に撹拌
した。一方、カルシトニンを水成分に溶解した。油成分
と界面活性剤との混合液を撹拌しながらカルシトニン水
溶液を添加し、更に撹拌を続け、透明な液が得られた
ら、撹拌を続けながら残部の油成分を添加し全量とし
た。
【0045】この液をレーザー光散乱型粒度分布測定装
置(大塚電子製、DLS700型Arレーザー出力15
mW)で測定すると、平均粒径14nmの粒度分布をも
つW/O型マイクロエマルションが得られた。
【0046】実施例2 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(EO=40,HLB=12.5) (界面活性剤1) 8g モノオレイン酸ジグリセリル(HLB=5.5) (界面活性剤2) 8g 牛血清アルブミン含有等張化リン酸緩衝液(水成分) 1g エリスロポエチン(薬物) 1.25mg トリ脂肪酸(C8−C10)グリセリンエステル(油成
分) 全量100gとする。
【0047】油成分の約90%をとり、界面活性剤1
(b群)及び界面活性剤2(c群)を加え、充分に撹拌
した。界面活性剤1は常温では半固形状態であるので、
加温しながら撹拌を行った。一方、エリスロポエチンを
水成分に溶解した。油成分と界面活性剤との混合液を常
温に戻し、撹拌しながらエリスロポエチン水溶液を添加
し、更に撹拌を続け、透明な液が得られたら、撹拌を続
けながら残部の油成分を添加し全量とした。
【0048】この液をレーザー光散乱型粒度分布測定装
置(ナイコンプ(NICOMP)社製、370型Arレ
ーザー出力70mW)で測定すると、平均粒径30nm
の粒度分布をもつW/O型マイクロエマルションが得ら
れた。
【0049】実施例3 ポリオキシエチレン(20モル)硬化ヒマシ油(HLB=10.5) (界面活性剤1) 4g ポリオキシエチレン(10モル)硬化ヒマシ油(HLB=6.5) (界面活性剤2) 10g 等張化リン酸緩衝液(水成分) 1g アルファインターフェロン(薬物) 500μg 大豆油(油成分) 全量100gとする。
【0050】油成分の約90%をとり、界面活性剤1
(b群)及び界面活性剤2(c群)を加え、充分に撹拌
した。一方、インターフェロンを水成分に溶解した。油
成分と界面活性剤との混合液を撹拌しながらインターフ
ェロン水溶液を添加し、更に撹拌を続け、透明な液が得
られたら、撹拌を続けながら残部の油成分を添加し全量
とした。
【0051】この液をレーザー光散乱型粒度分布測定装
置(前掲のナイコンプ社製370型)で測定すると、平
均粒径約30nmの粒度分布をもつW/O型マイクロエ
マルションが得られた。
【0052】実施例4 カルシトニン (薬物) 2.0mg 等張リン酸緩衝液 (水成分) 1ml モノオレイン酸POE(20)ソルビタン (HLB=15.0) (界面活性剤1) 2.0g モノオレイン酸ジグリセリル(HLB=5.5) (界面活性剤2) 10.0g 中鎖脂肪酸トリグリセライド (油成分) 計 100ml 水成分にカルシトニンを溶解する。80%量の油成分に
界面活性剤1(b群)と界面活性剤2(c群)を加え撹
拌、溶解する。活性剤を溶解した油成分に、カルシトニ
ン溶解液を添加し撹拌する。撹拌を継続すると、澄明な
マイクロエマルション液が得られ、ここに油成分を加え
全量とした。この粒度分布をレーザー光散乱粒度分布測
定装置(大塚電子製DLS−7000型、Arレーザー
出力75mW)で測定したところ、平均粒子径が2.4
nmという、極めて微細なマイクロエマルションが得ら
れた。
【0053】この溶液に水を添加し、超高速遠心を行
い、得られた水相中のカルシトニンを定量したところ、
添加量の92%のカルシトニンを回収できた(1gを添
加し、回収量は計0.92g)。
【0054】実施例5 G−CSF (薬物) 500μg 等張リン酸緩衝液 (水成分) 1ml ジ−2−エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム(界面活性剤1) 7.0g モノオレイン酸ジグリセリル(HLB=5.5) (界面活性剤2) 5.0g 中鎖脂肪酸トリグリセライド (油成分) 100ml 水成分にG−CSFを溶解する。80%量の油成分に界
面活性剤1(a群)と界面活性剤2(c群)を加え撹
拌、溶解する。活性剤を溶解した油成分に、G−CSF
溶解液を添加し撹拌する。撹拌を継続すると、澄明なマ
イクロエマルション液が得られ、ここに油成分を加え全
量とした。この粒度分布をレーザー光散乱粒度分布測定
装置(前掲の大塚電子製DLS−7000型)で測定し
たところ、平均粒子径が6.5nmという、極めて微細
なマイクロエマルションが得られた。
【0055】この溶液に水を添加し、超高速遠心を行
い、得られた水相中のG−CSFを定量したところ、添
加量の89%のG−CSFを回収できた。
【0056】実施例6 G−CSF (薬物) 500μg 等張リン酸緩衝液 (水成分) 1ml ポリオキシエチレン(9)ラウリルエーテル(HLB=14.5) (界面活性剤1) 10.0g セスキオレイン酸ソルビタン(HLB=3.7) (界面活性剤2) 2.0g 中鎖脂肪酸トリグリセライド (油成分) 計100ml 水成分にG−CSFを溶解する。80%量の油成分に界
面活性剤1(b群)と界面活性剤2(c群)を撹拌、溶
解する。活性剤を溶解した油成分に、G−CSF溶解液
を添加し撹拌する。撹拌を継続すると、澄明なマイクロ
エマルション液が得られ、ここに油成分を加え全量とし
た。この粒度分布をレーザー光散乱粒度分布測定装置
(前掲の大塚電子製DLS−7000型)で測定したと
ころ、平均粒子径が44nmという、マイクロエマルシ
ョンが得られた。
【0057】この溶液に水を添加し、超高速遠心を行
い、得られた水相中のG−CSFを定量したところ、添
加量の86%のG−CSFを回収できた。
【0058】実施例7 カルベニシリンナトリウム (薬物) 400mg 蒸留水 (水成分) 1.0ml モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン(HLB=15.0) (界面活性剤1) 2.0g セスキオレイン酸ソルビタン(HLB=3.7) (界面活性剤2) 10.0g 中鎖脂肪酸トリグリセライド (油成分) 計100ml 水成分にカルベニシリンナトリウムを溶解する。80%
量の油成分に界面活性剤1(b群)と界面活性剤2(c
群)を加え撹拌、溶解する。活性剤を溶解した油成分
に、カルベニシリンナトリウム溶解液を添加し撹拌す
る。撹拌を継続すると、澄明なマイクロエマルション液
が得られ、ここに油成分を加え全量とした。この粒度分
布をレーザー光散乱粒度分布測定装置(前掲の大塚電子
製DLS−7000型)で測定したところ、平均粒子径
が9.2nmという、マイクロエマルションが得られ
た。
【0059】実施例8 アンチピリン (薬物) 200mg 蒸留水 (水成分) 1ml ジ−2−エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム 7.0g (界面活性剤1) モノオレイン酸ジグリセリル(HLB=5.5) (界面活性剤2) 5.0g 中鎖脂肪酸トリグリセライド (油成分) 計100ml 水成分にアンチピリンを溶解する。80%量の油成分に
界面活性剤1(a群)と界面活性剤2(c群)を加え撹
拌、溶解する。活性剤を溶解した油成分に、アンチピリ
ン溶解液を添加し撹拌する。撹拌を継続すると、澄明な
マイクロエマルション液が得られ、ここに油成分を加え
全量とした。
【0060】実施例9 臭化プロパンテリン (薬物) 100mg 蒸留水 (水成分) 1ml ジ−2−エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム (界面活性剤1) 7.0g モノオレイン酸ジグリセリル(HLB=5.5) (界面活性剤2) 5.0g 中鎖脂肪酸トリグリセライド (油成分) 計100ml 水成分に臭化プロパンテリンを溶解する。80%量の油
成分に界面活性剤1(a群)と界面活性剤2(c群)を
加え撹拌、溶解する。活性剤を溶解した油相に、臭化プ
ロパンテリン溶解液を添加し撹拌する。撹拌を継続する
と、澄明なマイクロエマルション液が得られ、ここに油
成分を加え全量とした。
【0061】実施例10 塩酸プロカインアミド (薬物) 400mg 蒸留水 (水成分) 1.0ml ポリオキシエチレン(9)ラウリルエーテル(HLB=14.5) (界面活性剤1) 10.0g セスキオレイン酸ソルビタン(HLB=3.7) (界面活性剤2) 2.0g 中鎖脂肪酸トリグリセライド (油成分) 計100ml 水成分に塩酸プロカインアミドを溶解する。80%量の
油成分に界面活性剤1(b群)と界面活性剤2(c群)
を加え撹拌、溶解する。活性剤を溶解した油成分に、塩
酸プロカインアミド溶解液を添加し撹拌する。撹拌を継
続すると、澄明なマイクロエマルション液が得られ、こ
こに中鎖脂肪酸トリグリセライドを加え全量とした。
【0062】実施例11 リン酸リボフラビンナトリウム (薬物) 10mg 蒸留水 (水成分) 1ml ジ−2−エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム (界面活性剤1) 7.0g モノオレイン酸ジグリセリル(HLB=5.5) (界面活性剤2) 5.0g 中鎖脂肪酸トリグリセライド (油成分) 計100ml リン酸リボフラビンナトリウムを水成分に撹拌、溶解す
る。油成分に界面活性剤1(a群)と界面活性剤2(c
群)を加え撹拌、溶解し、ここにリン酸リボフラビンナ
トリウムの溶解液を添加し、撹拌する。撹拌を継続する
と淡黄色澄明のマイクロエマルション液が得られる。
【0063】実施例12 アマランス (モデル化合物) 1mg 蒸留水 (水成分) 1ml ドデシル硫酸ナトリウム (界面活性剤1) 4.0g モノオレイン酸ジグリセリル(HLB=5.5)(界面活性剤2) 6.0g 中鎖脂肪酸トリグリセライド (油成分) 計100ml 薬物の代用としてモデル化合物として赤色色素アマラン
ス(*)を水に溶解する。油成分の80%を取り、ここ
に活性剤1および2を加え60分撹拌し、活性剤の分散
液を得た。この油成分中に活性剤の分散した液に、アマ
ランスを溶解した水成分を加え80分撹拌した。放置
後、上清を採取し7000rpm40分の遠心分離を行
い、澄明な液が得られた。この液中の粒度分布をレーザ
ー光散乱粒度分布測定装置(前掲の大塚電子製DLS−
7000型)で測定したところ、平均粒子径が52nm
という結果が得られた。更にこの液に水を加え倍量と
し、55000rpmで1.5時間の超高速遠心分離を
行ったところ、微赤色の水相が得られた。
【0064】*;Amaranth 3-Hydroxy-4-[(4-sulfo-1-naphthalenyl)azo]-2,7-naph
thalenedisulfonicacid trisodium salt実験例:マイクロエマルション薬液の吸収性 (実験方法) 経皮吸収実験:4x5cmのポリエチレンシートを裏
打ちした3x4cmのリント布に、上記の実施例で製造
した薬液0.4〜0.7mlを均一に塗布する。ラット
背部を刈毛し、ここに薬液を含浸させたリント布を貼付
し、その上から伸縮性包帯にて包みこむ。ラットの血液
を経時的に採取し、血中の薬物の濃度を定量する。
【0065】消化管吸収実験:ラット腹部を切開し、
シリコンゴムチューブを胃壁から十二指腸まで通し、チ
ューブ貫通部の胃壁及び腹膜、皮膚を縫合する。ラット
が手術による侵襲から回復したのち、シリコンゴムチュ
ーブを通して、上記実施例で製造した薬液を投与し、チ
ューブを封じる。同様に経時的に血液を採取し、血中薬
物濃度を定量する。
【0066】直腸(粘膜)吸収実験:ラットを前日か
ら絶食させ、糞が腹部に殆ど無くなった状態で、ラット
肛門部にゴムバンドをあてがい、肛門部よりチューブを
挿入し、上記実施例で製造した薬液を必要量注入する。
注入完了後直ちに薬液が漏れないようにゴムバンドで肛
門部を絞める。経時的に血液を採取し、血中薬物濃度を
定量する。
【0067】鼻腔内投与方法 鼻腔内投与は平井らの方法(INTERNATIONAL JOURNAL OF
PHARMACEUTICS,7(1981)317-325)に準じた閉鎖法により
行った。すなわち、ラットを麻酔し頸部を正中線に沿っ
て切開し、気管・食道を露出させる。気管の一部を切開
し、気道確保のためポリエチレンチューブを気管に挿入
し結紮する。外鼻孔、口腔側切歯管開口部を接着剤で封
じる。食道の一部を切開し、ここから栄養カテーテルを
挿入し、先端を鼻腔内に導入し、食道の栄養カテーテル
挿入部を結紮する。栄養カテーテルを通して薬物を入れ
たマイクロエマルションを注入する。時間経過に従い血
液を採取し、薬物の血中濃度の時間変化を定量する。
【0068】(実験結果)本発明のマイクロエマルショ
ン製剤の経皮、経口(消化管)及び経粘膜(直腸)吸収
データを下記の表に示す。
【0069】尚、各製剤とも皮膚、粘膜などにおける局
所刺激性は全く認められなかった。
【表1】 利用率:皮下注射による利用率(血中濃度の経時的積分
値)を100%とする。
【0070】(*1): 実施例1でカルシトニンの替わり
にエリスロポエチンを使用。
【0071】(実験データの評価)エリスロポエチンの
ような大分子量ペプチドについて、利用率が2〜3%と
いう値は画期的なものである。また、カルシトニンの直腸
吸収による利用率の22〜23%、及び鼻腔吸収による
利用率50%という値は充分実用可能な値である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 9/107 U E S 38/22 38/28 38/23 38/11 38/21 8314−4C A61K 37/26 8314−4C 37/30 8314−4C 37/34 8314−4C 37/66 H

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 難吸収性生理活性物質を水相に含有する
    油中水型(W/O型)マイクロエマルションであって、
    下記の界面活性剤(c)1種以上と界面活性剤(a)の
    1種以上又は(b)の1種以上とを組み合わせて使用す
    る、ことを特徴とするマイクロエマルション製剤: (a)イオン系界面活性剤 ジー2−エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム;ア
    ルキル硫酸ナトリウム(アルキル部分がC8−C20) (b)HLBが10−20の非イオン系界面活性剤:ポ
    リオキシエチレン硬化または非硬化ヒマシ油(オキシエ
    チレン平均付加モル数が30−80);ポリエチレング
    リコール高級脂肪酸エステル(脂肪酸が飽和又は不飽和
    のC16−C20の脂肪酸であり、エチレングリコールの平
    均付加モル数が10−40);ポリオキシエチレンアル
    キルエーテル(アルキル部分がC8−C14であり、オキ
    シエチレン平均付加モル数が4−25) (c)HLBが3−7の非イオン系界面活性剤:モノー
    又はポリグリセリン脂肪酸エステル(脂肪酸が飽和又は
    不飽和のC16−C20脂肪酸であり、グリセリン1モル当
    たりの脂肪酸付加モル数が1−2であり、さらにグリセ
    リンの付加モル数が0−4);ソルビタン脂肪酸エステ
    ル(脂肪酸が飽和又は不飽和のC16−C20であり、その
    付加モル数が1−3);ポリオキシエチレン硬化又は非
    硬化ヒマシ油(オキシエチレン平均付加モル数が3−2
    0)。
  2. 【請求項2】 界面活性剤が下記の(a),(c)又は
    (b),(c)の組合せであることを特徴とする請求項
    1記載のマイクロエマルション製剤。 (a)イオン系界面活性剤 ジー2−エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム;ア
    ルキル硫酸ナトリウム(アルキル部分がC10−C14) (b)HLBが10−20の非イオン系界面活性剤:ポ
    リオキシエチレン硬化または非硬化ヒマシ油(オキシエ
    チレン平均付加モル数が40−60);ポリエチレング
    リコール高級脂肪酸エステル(脂肪酸が飽和又は不飽和
    のC18の脂肪酸であり、エチレングリコールの平均付加
    モル数が10−40);ポリオキシエチレンアルキルエ
    ーテル(アルキル部分がC12であり、オキシエチレン平
    均付加モル数が4−25) (c)HLBが3−7の非イオン系界面活性剤:モノー
    又はポリグリセリン脂肪酸エステル(脂肪酸が飽和又は
    不飽和のC18脂肪酸であり、グリセリン1モル当たりの
    脂肪酸付加モル数が1−2であり、さらにグリセリンの
    付加モル数が0−4);ソルビタン脂肪酸エステル(脂
    肪酸が飽和又は不飽和のC16−C18であり、その付加モ
    ル数が1−3);ポリオキシエチレン硬化又は非硬化ヒ
    マシ油(オキシエチレン平均付加モル数が8−12)。
  3. 【請求項3】 前記マイクロエマルションの粒径が0.
    4−100ナノメーターであることを特徴とする請求項
    1又は2記載のマイクロエマルション製剤。
  4. 【請求項4】 難吸収性生理活性物質がバソプレシン、
    カルシトニン、エリスロポエチン、コロニー刺激因子、
    インターロイキン類、インターフェロン類、インスリ
    ン、及び副甲状腺ホルモンから選択される、請求項1、
    2又は3記載のマイクロエマルション製剤。
  5. 【請求項5】 経皮投与剤、経口投与剤又は経粘膜投与
    剤の剤形である請求項1、2、3又は4記載のマイクロ
    エマルション製剤。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011502952A (ja) * 2006-12-01 2011-01-27 アンテリオス, インコーポレイテッド ペプチドナノ粒子およびその使用
US8293274B2 (en) 2005-04-06 2012-10-23 Kabushiki Kaisha Sangi Intestinal absorptive anti-tumor agent
JP2015535281A (ja) * 2012-11-06 2015-12-10 ロチャル インダストリーズ,エルエルシー 揮発性、疎水性溶媒を用いた生物学的に活性な薬剤の送達
TWI713548B (zh) * 2015-07-23 2020-12-21 日商日本歐愛特農業科技股份有限公司 展著劑組成物

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