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JPH07211818A - 半導体装置および該装置用ヒートスプレッダー - Google Patents

半導体装置および該装置用ヒートスプレッダー

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JPH07211818A
JPH07211818A JP6119358A JP11935894A JPH07211818A JP H07211818 A JPH07211818 A JP H07211818A JP 6119358 A JP6119358 A JP 6119358A JP 11935894 A JP11935894 A JP 11935894A JP H07211818 A JPH07211818 A JP H07211818A
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JP
Japan
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heat spreader
based metal
semiconductor device
resin
semiconductor chip
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Application number
JP6119358A
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Susumu Okikawa
進 沖川
Saburo Kitaguchi
三郎 北口
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Publication of JPH07211818A publication Critical patent/JPH07211818A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00

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  • Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱放散性に優れ、かつリフロー処理時などに
おける樹脂の剥離やクラック発生の問題を解決した高速
大容量の半導体装置、およびそれに使用されるヒートス
プレッダーを提供する。 【構成】 リード端子を有する樹脂封止型半導体装置に
おいて、ヒートスプレッダーがFe系金属とCu系金属
の複合体からなり、該Cu系金属が上下に貫通して埋設
されている。ヒートスプレッダーは、複数のFe系金属
と複数のCu系金属とが混合して埋設され、該Cu系金
属が上下に貫通してなるコアを有しているのが好まし
く、またSi溶射皮膜を有しているのが好ましく、さら
に半導体チップの反対側にて、放熱フィンが露出して装
着されているのが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放熱性の優れた半導体
装置および該半導体装置に使用されるヒートスプレッダ
ーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の高集積化かつ大容量化に伴
い、半導体チップの発熱量が増加してきており、図12
に示すように、半導体チップ1をヒートスプレッダー2
に搭載した樹脂封止型半導体装置が使用されている。ヒ
ートスプレッダー2は、半導体チップ1の放熱効果を発
揮するために、熱伝導性のよいCuや42%Ni−Fe
合金(42Ni合金)などの金属材料で構成されてい
る。図12の半導体装置において、半導体チップ1は、
Agペースト等の接合材19でヒートスプレッダー2に
接合され、またインナリード16とボンディングワイヤ
17で接続されている。そして、ヒートスプレッダー2
は絶縁性材料からなる接合材20でインナリード16に
接続されており、これらが樹脂18で封止されている。
また、ヒートスプレッダー2の底面が樹脂18から露出
しているものもある。インナリード16の他端は樹脂1
8から出てアウタリード24を構成し、半田25を付着
している。このような樹脂封止型半導体装置を回路基板
26に実装する際は、熱照射や加熱によって半田25を
融解する、いわゆるリフロー処理に付される。なお、ヒ
ートスプレッダー2は、ヒートシンク、ヘッダーなどと
呼ばれることもある。
【0003】半導体装置をリフロー処理すると、ヒート
スプレッダー2と樹脂18の熱膨張差に起因して、両者
の境界が剥離したり、境界の樹脂にクラックが発生する
こともあり、さらに、その剥離部の水分が膨張して樹脂
のクラックが拡大することもある。また一般に、半導体
装置の封止樹脂には、エポキシ樹脂など吸湿性を有する
ものが使用されるため、経時的に水分を吸収する傾向が
ある。そして樹脂18とヒートスプレッダー2との境界
に水分が溜まりやすい。これをリフロー処理すると、加
熱によって水分が急激に膨張し、図12に示すように、
主にヒートスプレッダー2のコーナー部にクラック27
が生じる。
【0004】従来、このような問題の解決手段が各種提
案されている。まず、樹脂とヒートスプレッダーとの熱
膨張差による問題点の解決策として、特開平4−293
60号公報には、Si半導体素子と熱膨張係数の近い4
2Ni合金をリードフレームに使用し、熱伝導性がよ
く、かつ熱膨張係数が42Ni合金に近いMo,W,A
lNをヒートスプレッダーに使用することが提案されて
いる。また、樹脂の剥離やクラック発生の防止策とし
て、特開平1−5043号公報には、ヒートスプレッダ
ーに、ポリイミド系樹脂、エポキシ系樹脂などの有機皮
膜、あるいは該皮膜中にアルミナ、シリカを例とする金
属酸化物を混入した皮膜を形成することが記載され、特
開平4−25052号公報には、ポリイミド系の絶縁性
有機高分子化合物および低融点ガラスを例とする絶縁性
無機高分子化合物の皮膜を形成することが、それぞれ記
載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術におい
て、樹脂とヒートスプレッダーの熱膨張差による問題の
解決策を提案している特開平4−29360号公報の技
術については、ヒートスプレッダーに使用されるMo,
W,AlNの熱伝導度がAlやCuに比べて低いため、
高速かつ大容量の半導体装置としては問題が残る。また
ヒートスプレッダーの皮膜については、特開平1−50
43号公報のような有機皮膜は、皮膜自体が吸湿性を有
しており、特開平4−25052号公報のようなガラス
皮膜は皮膜の強度に問題がある。本発明は、熱放散性に
優れ、かつリフロー処理時などにおける樹脂の剥離やク
ラック発生の問題を解決した高速大容量の半導体装置、
および該半導体装置に使用されるヒートスプレッダーを
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明半導体装置は、半導体チップ、半導体チップを
搭載するヒートスプレッダー、および半導体チップと接
続されたインナリードが樹脂で封止された樹脂封止型半
導体装置において、ヒートスプレッダーがFe系金属と
Cu系金属の複合体からなり、該Cu系金属が上下に貫
通して埋設されていることを特徴とする。そしてヒート
スプレッダーがSi溶射皮膜を有しているのが好まし
い。さらに、半導体チップの反対側にて、ヒートスプレ
ッダーに放熱フィンが露出して装着されているのが好ま
しい。また、ヒートスプレッダーが樹脂に封入され、該
ヒートスプレッダーを構成するCu系金属が左右に展開
する複数の帯状体であるのが好ましい。
【0007】本発明のヒートスプレッダーは、Fe系金
属とCu系金属の複合体からなり、該Cu系金属が上下
に貫通して埋設されていることを特徴とする。そして複
数のFe系金属と複数のCu系金属とが混合して埋設さ
れ、該Cu系金属が上下に貫通してなるコアを有してい
るのが好ましく、またSi溶射皮膜を有しているのが好
ましく、さらに半導体チップ搭載面の反対側にて放熱フ
ィンが装着されているのが好ましい。
【0008】
【作用】以下、本発明を図面により説明する。本発明の
半導体装置は、図1の例に示すように、半導体チップ
1、半導体チップ1を搭載するヒートスプレッダー2、
および半導体チップ1とボンディングワイヤ17で接続
されたインナリード16が樹脂18で封止された樹脂封
止型半導体装置において、ヒートスプレッダー2がFe
系金属3とCu系金属4の複合体からなり、Cu系金属
4が上下に貫通して埋設されている。図1の例は、Cu
系金属4の複数本の柱体(図の断面では3本見える)が
半導体チップ1の搭載位置にて上下に貫通して埋設され
ている。半導体チップ1はAgペーストなどの接合材1
9でヒートスプレッダー2に、また絶縁性の接合材20
でインナリード16に接合されている。接合材20は絶
縁性テープの両面に接着剤のついた両面テープなどが使
用される。ヒートスプレッダー2は、図1のように底面
が露出しているほか、図2のように樹脂18内に封入さ
れていてもよい。また、図3のように半導体チップ1の
上側に接合されていてもよい。図2の例では、ヒートス
プレッダー2はSi溶射皮膜5を有している。なおイン
ナリード16は低熱膨張係数を有するFe−Ni合金と
するのが望ましい。
【0009】さらに、ヒートスプレッダー2は各種形状
のものを採用することができ、その主なものを図4に示
す。図4(a)はインナリード16を支持する受台22
を設けたもの、図4(b)は半導体チップ1を凹部23
で接合させることにより薄型化したもの、図4(c)は
さらにヒートスプレッダー2の露出している下面にもS
i溶射被膜7を形成したものである。図4(d)はTC
P(Tape Carrior Package)の半導体装置を示し、ボン
ディングワイヤを使用せず、半導体チップ1とインナリ
ード16をTAB(Tape Au-tomated Bonding)で接続し
たものに本発明のヒートスプレッダー2を採用したもの
である。図4(e)は複数個の半導体チップ1を搭載し
たマルチタイプのものであり、各チップ1の搭載位置の
ヒートスプレッダー2にCu系金属4が埋設されてい
る。同図において15は、プリント配線されたFPC
(Flexible PrintedCurcuit)テープであり、これにボ
ンディングワイヤ17が接続される。なお、FPCに替
えて、TABテープなどを用いることもできる。
【0010】このように本発明の半導体装置は、ヒート
スプレッダー2が、Fe系金属3とCu系金属4の複合
体で構成されているので、両金属の組成および複合の割
合を調整することにより、ヒートスプレッダー2の熱膨
張係数を樹脂18の熱膨張係数に近似させることができ
る。すなわち樹脂18はエポキシ樹脂などからなり、そ
の熱膨張係数が12〜15×10-6/℃であるのに対
し、Feは熱膨張係数が11.75×10-6/℃、Cu
は17×10-6/℃であるから、両金属あるいは両金属
を主とする合金の複合体により、熱膨張係数を樹脂18
に近似させたヒートスプレッダー2を構成することがで
きる。このため、ヒートスプレッダー2と樹脂18の熱
膨張差による接着劣化が防止されるとともに、リフロー
処理時および実用時において、樹脂との境界の剥離やク
ラック発生が防止される。さらにヒートスプレッダー2
は熱伝導率の高いCu系金属4を、上下に貫通して複合
しているので、半導体チップ1の熱を効果的に放熱する
ことができる。
【0011】ヒートスプレッダー2を構成するFe系金
属3としては、Fe(純鉄、軟鋼等の炭素鋼等を総称
し、以下Feと記す)、アンバーと呼ばれるFe−35
〜37%Ni合金、リードフレーム用として一般に採用
されているFe−42%Ni合金(42Ni合金)等の
Fe−Ni合金等を採用することができる。Cu系金属
4としては、CuおよびCuの熱伝導率393W/mK
±10%程度の良好な熱伝導性を有するCu合金とする
のが好ましい。Fe系金属3としてFe−Ni合金を採
用した場合、Fe−Ni合金製のインナリード16との
接着後の変形も見られず良好である。またFe−Ni合
金製のインナリードは、強度に優れ、多ピン構造に適し
ている。
【0012】本発明の半導体装置において、ヒートスプ
レッダー2がSi溶射皮膜5を有していると、樹脂18
との密着性が優れ、リフロー処理および実用時における
樹脂18のクラック発生を防止することができる。これ
は、Siあるいはその表面に形成されている可能性のあ
る酸化珪素と、樹脂18とのなじみが良いこと、および
Si溶射皮膜5が、溶射皮膜特有の表面あらさを有して
いることに起因すると考えられる。また、Si溶射皮膜
5は、Agペースト等との接着性もよく、半導体チップ
1と接合する場合にも問題ない。なお、図示した本発明
半導体装置において、Si溶射皮膜を示してないものが
あるが、それらについてもSi溶射皮膜を施すことによ
り同様の効果が得られる。
【0013】さらに、本発明の半導体装置において、図
5あるいは図6に示すように、ヒートスプレッダー2の
Cu系金属4に、半導体チップ1の反対側にて、放熱フ
ィン6が露出して装着されているのが好ましい。このよ
うな放熱フィンにより、半導体チップ1の熱をより効果
的に放熱することができる。また、本発明の半導体装置
において、図2のようにヒートスプレッダー2が樹脂1
8に封入されているものは、Cu系金属4が左右に展開
する複数の帯状体であるのが好ましい。具体例を示す
と、図11のようなゼブラ構造のもので、図2のヒート
スプレッダー2は、図11(b)に相当し、その詳細は
後述のとおりである。図2のような構造においては、半
導体チップ1の熱が、ヒートスプレッダー2の主として
帯状のCu系金属4を通って横方向に伝導され、インナ
リード16を経て外部に放熱されるので、放熱効果が優
れている。さらに、本発明の半導体装置は、以下に述べ
る本発明のヒートスプレッダーを採用したものとするこ
とができる。
【0014】つぎに、本発明のヒートスプレッダーにつ
いて説明する。図7は、Fe系金属3からなる板状ブロ
ックに、複数本のCu系金属4が上下に貫通して埋設さ
れているもので、インナリードを支持する受台22が設
けてあり、Si溶射皮膜5が施されている。図8(a)
はコア10が枠体11に埋設されたもので、図7と同様
に受台22が設けてあり、Si溶射皮膜5が施されてい
る。コア10は、半導体チップ搭載位置では図8(b)
のように上下に貫通して埋設されており、図8(c)の
ように複数本のFe系金属3と複数本のCu系金属4を
混合し、Zn合金29やSn合金などの低融点金属で互
いに接合されている。このヒートスプレッダーは、コア
10を枠体11に嵌め込んで製造することができ、ま
た、Fe系金属製ビレットの孔に、両金属3、4の線を
混合して挿入し、低融点金属を鋳込んだものを輪切りに
して製造することもできる。図8(b)に示すヒートス
プレッダーは、側面に多条の溝12が設けてある。側面
に多条の溝12を設けると樹脂18との密着性がより向
上する。溝12は四角柱状のヒートスプレッダーの4面
全てに設けてもよく、一部の面に設けてもよい。このよ
うな溝付きのヒートスプレッダーは、図9(a)あるい
は図9(b)に示すように、棒材13の側面にあらかじ
め切削加工などにより溝12を設けておき、切断線14
で輪切りにして製造することができる。
【0015】図10は、本発明ヒートスプレッダーの他
の例の平面図および中央部断面図を示している。図10
(a)は、円柱状のCu30を平板状のFe31の中央
部に上下貫通して埋設したもの、図10(b)は円柱状
のCu30を複数本、同様に埋設したものである。図1
0(c)はCu30をFe−Ni合金32のパイプに嵌
入したものを、平板状のFe31に上下貫通して埋設し
たものである。図10(d)は多数の円柱状のCu30
およびFe−Ni合金32を、低融点のZn合金29で
互いに接合したコア10を平板状のFe31の枠体11
に上下貫通して埋設したものである。図10(e)はC
u30をFe−Ni合金32のパイプに嵌入したもの多
数を、Zn合金29で互いに接合したコア10を同様に
して埋設したものである。図11は、本発明ヒートスプ
レッダーの他の例の斜視図を示し、Cu30が左右に展
開する複数の帯状体であり、Fe31と交互に平面的に
層状になったゼブラ構造をなしている。図11(a)は
1枚のゼブラ構造であり、図11(b)は2枚のゼブラ
構造を各層が直交するように重ねて圧着したものであ
る。図11(a)のものは熱膨張および熱伝導の異方性
があるが、図11(b)のものはそれが改良されてい
る。
【0016】図10(b)〜(e)および図11におい
ては、半導体チップと接合する面にコーティング層33
を設けている。コーティング層33は、Cu等の熱伝導
性の良い金属をメッキや蒸着により施したものであり、
半導体チップの熱を複数のCu系金属に伝導して放熱を
効果的に行うことができる。コーティング層33は、図
7および図8(a)のヒートスプレッダーのSi溶射皮
膜5の内側に設けてもよい。また図10および図11の
ヒートスプレッダーにおいても、図8(b)のように側
面に溝12を設けることができ、図7のように受台22
を設けることもできる。なお図10および図11の例に
おいて、FeはFe−Ni合金と、Fe−Ni合金はF
eと、それぞれ置換えることができる。Cuは、前記の
ような、熱伝導率が393W/mK±10%程度の良好
な熱伝導性を有するCu合金と置換えることができる。
また、図10(d)および(e)において、Zn合金2
9はSn合金などの低融点合金に置換えることができ
る。
【0017】本発明のヒートスプレッダーは、Fe系金
属3とCu系金属4の複合体で構成されているので、前
述のように、両金属の組成および複合の割合を調整する
ことで、熱膨張係数を樹脂の熱膨張係数に近似させるこ
とができ、樹脂との熱膨張差による接着劣化が防止され
るとともに、リフロー処理時および実用時において、樹
脂との境界の剥離やクラック発生が防止される。その
上、熱伝導率の高いCu系金属4を上下に貫通して複合
しているので、半導体チップ1の熱を効果的に放熱する
ことができる。
【0018】以上述べた本発明の各種ヒートスプレッダ
ーは、図7および図8(a)の例に示すように、Si溶
射皮膜5を施していると、樹脂との密着性がより向上す
る。Si溶射皮膜5はヒートスプレッダーの両面にあっ
てもよく、また半導体チップ側の面あるいは反対側の面
のみにあってもよい。皮膜の厚さは1〜30μmとする
のが好ましい。1μm未満では十分な密着性が得られな
い場合が生じ、30μmを越えても効果が飽和する。S
i溶射皮膜5を形成するには、通常の溶射法により大気
中で行うことができる。部分的に溶射する場合は、溶射
不要部をマスクで遮蔽して行えばよい。溶射によれば、
ヒートスプレッダーの端面にも回りこんで溶射皮膜が形
成される。また、溶射前にヒートスプレッダーを、20
0〜300℃程度の酸化されない温度に予熱するとSi
溶射皮膜が形成されやすい。さらに、Si溶射皮膜を形
成する前のヒートスプレッダーの表面は、サンドブラス
ト処理等により粗面にしておくのがよく、平均あらさで
1〜4μm程度が好ましい。
【0019】また本発明の各種ヒートスプレッダーは、
図5および図6に示したように放熱フィン6を有してい
るのが好ましい。放熱フィン6は、図5では、基板7か
ら縦方向に複数のフィン8が伸びており、図6では支柱
9から横方向に伸びている。いずれも接合材21でヒー
トスプレッダー2のCu系金属4に接合されている。放
熱フィン6の材料としては、熱伝導率の高いCu,Al
などを採用することができる。なお本発明のヒートスプ
レッダーにおいて、図7あるいは図8(a)のような受
台22を設けた場合、受台22の部分の皮膜をAl2
3 などの絶縁体皮膜にすると、接着剤のみでインナリー
ド16と接合することができる。またインナリード16
との接合をカシメにより行うこともできる。
【0020】図7および図10(a)〜(c)のよう
に、板状ブロックに円柱状のCu系金属を埋設したヒー
トスプレッダーは、所要の形状に成形したFe系金属に
穿孔し、該孔にCu系金属を焼きばめ等により装着して
製造することができる。また、Fe系金属製のビレット
に縦方向に穿孔し、該孔にCu系金属の棒を挿入し圧延
等の加工を行って小断面化したものを輪切りにし、所要
の形状に加工して製造することもできる。またCu系金
属の円柱に替えて、角柱など各種形状のものを採用する
ことができる。また、コアを有するヒートスプレッダー
の製造法について、図8のものは前記のとおりであり、
図10(d)および(e)も、前記図8のものと同様、
複数本の各種線状金属を低融点金属で互いに接合したコ
ア10を枠体11に嵌め込んで製造することができ、ま
た、Fe系金属製ビレットの孔に、各種線状金属を混合
して挿入し、低融点金属を鋳込んだものを輪切りにして
製造することもできる。この他、棒状のCu系金属およ
びFe系金属、あるいはFe−Ni合金の細径パイプ内
にCu系金属を充填した棒材を、比較的厚肉のFe製パ
イプに嵌入し、これを熱間押出し加工したのち、輪切り
にして製造することもできる。この場合はZn合金など
の低融点合金で接合する必要がない。図11のようなゼ
ブラ構造のヒートスプレッダーは、Cu系金属およびF
e系金属の薄板(円盤、角盤等)を交互に積み重ねたも
のを熱間静水圧プレス等により圧着してディスク状に
し、これを圧延して得た板を、打抜き加工等により切り
出して製造することができる。
【0021】
【実施例】図1および図6のような半導体装置につい
て、ヒートスプレッダー2およびインナリード16の材
料を表1のようにしたものを製造した。表1のNo.3
は図6の装置、その他は図1の装置である。本発明例に
おけるヒートスプレッダーは、いずれも複合体の割合を
調整して、熱膨張係数を樹脂の熱膨張係数に近似させ
た。リフロー処理後の状況を観察した結果、本発明例の
No.1、No.2およびNo.4は全てにわたって良
好であった。また図6のように放熱フィンを設けたN
o.3は放熱性が非常に優れていた。さらに本発明のN
o.1,2,3および4について、ヒートスプレッダー
2にSi溶射皮膜を施したものは、樹脂との密着性が非
常に優れていた。なお、表1において絶縁材接着性は、
ヒートスプレッダー2とインナリード16とを絶縁材両
面接着テープで接合した後の変形状況、ダイボンディン
グ歪みはヒートスプレッダー2と半導体チップ1を接合
した後の歪み発生状況、リード強度はインナリード16
およびアウタリード24の強度であり、Gは良好、VG
は非常に良好、NGは不良を示す。
【0022】
【表1】
【0023】
【発明の効果】本発明の樹脂封止型半導体装置は、Fe
系金属とCu系金属の複合体からなるヒートスプレッダ
ーを有しており、該ヒートスプレッダーの熱膨張係数を
樹脂と近似した値に調整できる。このため、ヒートスプ
レッダーと樹脂との密着性が優れ、リフロー処理および
実用時における樹脂のクラック発生が防止され、また半
導体チップおよびリードフレームとの接合性にも優れて
いる。さらに、Cu系金属による熱放散性が優れてお
り、高速かつ大容量の半導体装置が達成できる。また本
発明のヒートスプレッダーを採用することにより、上記
のような優れた半導体装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明半導体装置の例を示す断面図である。
【図2】本発明半導体装置の他の例を示す断面図であ
る。
【図3】本発明半導体装置の他の例を示す断面図であ
る。
【図4】本発明半導体装置の他の例を示す断面図であ
る。
【図5】本発明半導体装置の放熱フィン付きの例を示す
断面図である。
【図6】(a)は本発明半導体装置の放熱フィン付きの
他の例を示す断面図である。(b)は同上の平面図であ
る。
【図7】本発明ヒートスプレッダーの例を示す断面図で
ある。
【図8】(a)は本発明ヒートスプレッダーの他の例を
示す断面図である。(b)は本発明ヒートスプレッダー
の他の例を示す斜視図である。(c)は本発明ヒートス
プレッダーのコアを示す斜視図である。
【図9】本発明ヒートスプレッダーの素材を示す斜視図
である。
【図10】本発明ヒートスプレッダーの他の例を示す平
面図および断面図である。
【図11】本発明ヒートスプレッダーの他の例を示す斜
視図である。
【図12】従来の半導体装置の例を示す断面図である。
【符号の説明】
1:半導体チップ 2:ヒートスプレッダー 3:Fe系金属 4:Cu系金属 5:Si溶射皮膜 6:放熱フィン 7:基板 8:フィン 9:支柱 10:コア 11:枠体 12:溝 13:棒材 14:切断線 15:FPC 16:インナリード 17:ボンディングワイヤ 18:樹脂 19,20,21:接合材 22:受台 23:凹部 24:アウタリード 25:半田 26:回路基板 27:クラック 28:TAB 29:Zn合金 30:Cu 31:Fe 32:Fe−Ni合金 33:コーティング層

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体チップ、半導体チップを搭載する
    ヒートスプレッダー、および半導体チップと接続された
    インナリードが樹脂で封止された樹脂封止型半導体装置
    において、ヒートスプレッダーがFe系金属とCu系金
    属の複合体からなり、該Cu系金属が上下に貫通して埋
    設されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 ヒートスプレッダーがSi溶射皮膜を有
    していることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 半導体チップの反対側にて、ヒートスプ
    レッダーに放熱フィンが露出して装着されていることを
    特徴とする請求項1または2記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 ヒートスプレッダーが樹脂に封入され、
    該ヒートスプレッダーを構成するCu系金属が左右に展
    開する複数の帯状体であることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 Fe系金属とCu系金属の複合体からな
    り、該Cu系金属が上下に貫通して埋設されていること
    を特徴とする半導体装置用ヒートスプレッダー。
  6. 【請求項6】 複数のFe系金属と複数のCu系金属と
    が混合して埋設され、該Cu系金属が上下に貫通してな
    るコアを有していることを特徴とする請求項4記載の半
    導体装置用ヒートスプレッダー。
  7. 【請求項7】 Si溶射皮膜を有していることを特徴と
    する請求項5または6記載の半導体装置用ヒートスプレ
    ッダー。
  8. 【請求項8】 半導体チップ搭載面の反対側にて、放熱
    フィンが装着されていることを特徴とする請求項5、6
    または7記載の半導体装置用ヒートスプレッダー。
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