JPH07196817A - 摩擦材 - Google Patents
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- JPH07196817A JPH07196817A JP42394A JP42394A JPH07196817A JP H07196817 A JPH07196817 A JP H07196817A JP 42394 A JP42394 A JP 42394A JP 42394 A JP42394 A JP 42394A JP H07196817 A JPH07196817 A JP H07196817A
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- friction material
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 自動車等のブレーキ装置を構成する摩擦材の
摩擦摩耗特性(摩擦係数,耐摩耗性)の改良。 【構成】 樹脂を結合剤とし基材繊維を配合した混合物
を結着成形してなる摩擦材における基材繊維として、六
チタン酸ナトリウム〔K2 Ti6 O13〕の多結晶繊維を
使用する。配合量:3〜50重量%。繊維サイズは、直
径約10〜60μm,長さ約80〜400μm,アスペ
クト比約3〜70である。公知の他種繊維を複合配合し
てよい。所望により摩擦調整剤(硫酸バリウム等)、そ
の他の添加剤(潤滑剤等)が適量配合される。基材繊維
の有する耐熱性・補強性により、低温から高温まで広い
温度域に亘り摺動面の高摩擦係数が安定に維持され、摩
耗抵抗性も高い。使用時の摺動面から生じる粉塵中に健
康上有害とされる極微細繊維片は含まれない。
摩擦摩耗特性(摩擦係数,耐摩耗性)の改良。 【構成】 樹脂を結合剤とし基材繊維を配合した混合物
を結着成形してなる摩擦材における基材繊維として、六
チタン酸ナトリウム〔K2 Ti6 O13〕の多結晶繊維を
使用する。配合量:3〜50重量%。繊維サイズは、直
径約10〜60μm,長さ約80〜400μm,アスペ
クト比約3〜70である。公知の他種繊維を複合配合し
てよい。所望により摩擦調整剤(硫酸バリウム等)、そ
の他の添加剤(潤滑剤等)が適量配合される。基材繊維
の有する耐熱性・補強性により、低温から高温まで広い
温度域に亘り摺動面の高摩擦係数が安定に維持され、摩
耗抵抗性も高い。使用時の摺動面から生じる粉塵中に健
康上有害とされる極微細繊維片は含まれない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車,鉄道車両,航
空機,産業機械類等の制動装置におけるブレーキライニ
ング,ディスクパッド,クラッチフェーシング等の摺動
面を構成する摩擦材に関する。
空機,産業機械類等の制動装置におけるブレーキライニ
ング,ディスクパッド,クラッチフェーシング等の摺動
面を構成する摩擦材に関する。
【0002】
【従来の技術】上記制動装置の摩擦材として、従来より
アスベスト繊維を基材繊維として樹脂結合剤(フェノー
ル樹脂,エポキシ樹脂等)に分散させ、必要に応じて摩
擦・摩耗調整剤(硫酸バリウム等)を添加した混合物を
加熱・加圧下に結着成形した摩擦材が使用されてきた。
アスベスト繊維を基材繊維とする摩擦材は、低温域で
は、良好な摩擦・摩耗特性を示すが、摩擦面の高温化に
伴つて繊維の補強効果を減じ、摩耗損傷が著しく増大
し、かつ約300℃を越えると摩擦係数が急激に低下す
るフェード現象を生じる等、高温域における性能劣化が
大きい。また、アスベスト繊維は発がん性の問題も指摘
され、環境衛生の見地からもその代替品の開発が要請さ
れている。かかる見地から、アスベスト繊維に代え、六
チタン酸カリウム繊維〔K2 Ti 6 O13〕に代表される
チタン酸カリウム繊維を基材繊維とする摩擦材が提案さ
れ、その実用化の試みがなされている(例えば、特開昭
61−191599号公報,特開平1−294553号
公報等)。六チタン酸カリウム繊維は、耐熱性にすぐ
れ、かつ吸湿性がなく水と反応しない等、ブレーキ等の
摩擦材を構成する基材繊維としてアスベスト繊維にまさ
る好ましい特性を有している。
アスベスト繊維を基材繊維として樹脂結合剤(フェノー
ル樹脂,エポキシ樹脂等)に分散させ、必要に応じて摩
擦・摩耗調整剤(硫酸バリウム等)を添加した混合物を
加熱・加圧下に結着成形した摩擦材が使用されてきた。
アスベスト繊維を基材繊維とする摩擦材は、低温域で
は、良好な摩擦・摩耗特性を示すが、摩擦面の高温化に
伴つて繊維の補強効果を減じ、摩耗損傷が著しく増大
し、かつ約300℃を越えると摩擦係数が急激に低下す
るフェード現象を生じる等、高温域における性能劣化が
大きい。また、アスベスト繊維は発がん性の問題も指摘
され、環境衛生の見地からもその代替品の開発が要請さ
れている。かかる見地から、アスベスト繊維に代え、六
チタン酸カリウム繊維〔K2 Ti 6 O13〕に代表される
チタン酸カリウム繊維を基材繊維とする摩擦材が提案さ
れ、その実用化の試みがなされている(例えば、特開昭
61−191599号公報,特開平1−294553号
公報等)。六チタン酸カリウム繊維は、耐熱性にすぐ
れ、かつ吸湿性がなく水と反応しない等、ブレーキ等の
摩擦材を構成する基材繊維としてアスベスト繊維にまさ
る好ましい特性を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】六チタン酸カリウム繊
維を基材繊維として製造される摩擦材は、アスベスト繊
維を使用した従来のものに比し、摩耗抵抗性が飛躍的に
向上し、かつ300℃を越える高温度域においても摩擦
係数の急激な低下を生じない改良された摩擦・摩耗特性
を有している。しかし、低温度域における摩擦係数は、
アスベスト繊維を使用したものよりも却って低い。自動
車等の高速度化や、制動装置の小型化・軽量化等に対処
するには、摩耗抵抗性に優れると共に、より高い摩擦係
数を有し、その高摩擦係数が低温域から高温域に亘る広
い温度範囲において安定に維持し得るものであることを
要する。本発明はかかる要求を充足し得る改良された摩
擦・摩耗特性を備えた摩擦材を提供することを目的とし
ている。
維を基材繊維として製造される摩擦材は、アスベスト繊
維を使用した従来のものに比し、摩耗抵抗性が飛躍的に
向上し、かつ300℃を越える高温度域においても摩擦
係数の急激な低下を生じない改良された摩擦・摩耗特性
を有している。しかし、低温度域における摩擦係数は、
アスベスト繊維を使用したものよりも却って低い。自動
車等の高速度化や、制動装置の小型化・軽量化等に対処
するには、摩耗抵抗性に優れると共に、より高い摩擦係
数を有し、その高摩擦係数が低温域から高温域に亘る広
い温度範囲において安定に維持し得るものであることを
要する。本発明はかかる要求を充足し得る改良された摩
擦・摩耗特性を備えた摩擦材を提供することを目的とし
ている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の摩擦材は、樹脂
を結合剤とし基材繊維を含む混練物を結着成形してなる
摩擦材において、基材繊維として、六チタン酸ナトリウ
ム多結晶繊維が3〜50重量%配合されていることを特
徴としている。
を結合剤とし基材繊維を含む混練物を結着成形してなる
摩擦材において、基材繊維として、六チタン酸ナトリウ
ム多結晶繊維が3〜50重量%配合されていることを特
徴としている。
【0005】
【作用】六チタン酸ナトリウム〔K2 Ti6 O13〕繊維
を基材繊維とする本発明の摩擦材は、六チタン酸カリウ
ム繊維を使用した摩擦材と同じように基材繊維の有する
良好な耐熱性・補強性の効果として、アスベスト繊維を
使用した従来の摩擦材を大きく凌ぐ卓抜した摩耗抵抗性
を示し、しかも六チタン酸カリウム繊維の摩擦材では得
られない高度の摩擦係数を有し、その高摩擦係数は低温
度から高温度の広い温度範囲に亘つて安定に保持され
る。本発明摩擦材のこの改良された摩擦特性は、実使用
過程における基材繊維の樹脂(結合剤)に対する「アル
カリアタック」傾向の大小の相違による。すなわち、六
チタン酸カリウム結晶と六チタン酸ナトリウム結晶は同
じ結晶構造(TiO 6 八面体の連鎖により形成されたト
ンネル構造のトンネルの枠内にアルカリ金属イオンが配
位する)を有しているが、そのトンネル枠内に配位する
Naイオンは、Kイオンの配位に比し安定である。この
ため高面圧の作用する摩擦材の実使用過程において、六
チタン酸カリウム繊維を使用した摩擦材では、摩擦面の
極薄い表皮層(約100〜200μmの領域)にKイオ
ンのアルカリアタックによる結合剤樹脂の劣化(軟化,
変質)を生じ易いのに対し、六チタン酸ナトリウム繊維
を基材繊維とした本発明の摩擦材では、アルカリアタッ
クとそれに因る樹脂の劣化傾向が軽微に抑えられる。こ
のことが、本発明の摩擦材の広い温度域に亘る高摩擦係
数の安定な維持を可能にしているものと考えられる。
を基材繊維とする本発明の摩擦材は、六チタン酸カリウ
ム繊維を使用した摩擦材と同じように基材繊維の有する
良好な耐熱性・補強性の効果として、アスベスト繊維を
使用した従来の摩擦材を大きく凌ぐ卓抜した摩耗抵抗性
を示し、しかも六チタン酸カリウム繊維の摩擦材では得
られない高度の摩擦係数を有し、その高摩擦係数は低温
度から高温度の広い温度範囲に亘つて安定に保持され
る。本発明摩擦材のこの改良された摩擦特性は、実使用
過程における基材繊維の樹脂(結合剤)に対する「アル
カリアタック」傾向の大小の相違による。すなわち、六
チタン酸カリウム結晶と六チタン酸ナトリウム結晶は同
じ結晶構造(TiO 6 八面体の連鎖により形成されたト
ンネル構造のトンネルの枠内にアルカリ金属イオンが配
位する)を有しているが、そのトンネル枠内に配位する
Naイオンは、Kイオンの配位に比し安定である。この
ため高面圧の作用する摩擦材の実使用過程において、六
チタン酸カリウム繊維を使用した摩擦材では、摩擦面の
極薄い表皮層(約100〜200μmの領域)にKイオ
ンのアルカリアタックによる結合剤樹脂の劣化(軟化,
変質)を生じ易いのに対し、六チタン酸ナトリウム繊維
を基材繊維とした本発明の摩擦材では、アルカリアタッ
クとそれに因る樹脂の劣化傾向が軽微に抑えられる。こ
のことが、本発明の摩擦材の広い温度域に亘る高摩擦係
数の安定な維持を可能にしているものと考えられる。
【0006】以下、本発明について詳しく説明する。本
発明の摩擦材の基材繊維である六チタン酸ナトリウム多
結晶繊維の配合割合を3〜50重量%の範囲に限定した
のは、3重量%より少ないと、その配合効果が不足する
からであり、50重量%を上限としたのは、それを越え
ると摩擦・摩耗特性の改善効果は飽和し、それ以上に増
量する利益がないからである。六チタン酸ナトリウム繊
維を多結晶繊維に限定したのは、ウィスカのごとき極微
細な単結晶繊維の使用を排除する趣旨である。多結晶繊
維の使用により、ウィスカを使用する場合の原料組成物
の混合および摩擦材の実使用上の困難や不具合が回避さ
れる。六チタン酸ナトリウム多結晶繊維のサイズは、樹
脂中への混合分散の均一性、補強作用の点から、繊維長
約80〜400μm、繊維径約10〜60μm,アスペ
クト比(長さ/径)約3〜7のものが好適に使用され
る。
発明の摩擦材の基材繊維である六チタン酸ナトリウム多
結晶繊維の配合割合を3〜50重量%の範囲に限定した
のは、3重量%より少ないと、その配合効果が不足する
からであり、50重量%を上限としたのは、それを越え
ると摩擦・摩耗特性の改善効果は飽和し、それ以上に増
量する利益がないからである。六チタン酸ナトリウム繊
維を多結晶繊維に限定したのは、ウィスカのごとき極微
細な単結晶繊維の使用を排除する趣旨である。多結晶繊
維の使用により、ウィスカを使用する場合の原料組成物
の混合および摩擦材の実使用上の困難や不具合が回避さ
れる。六チタン酸ナトリウム多結晶繊維のサイズは、樹
脂中への混合分散の均一性、補強作用の点から、繊維長
約80〜400μm、繊維径約10〜60μm,アスペ
クト比(長さ/径)約3〜7のものが好適に使用され
る。
【0007】本発明の摩擦材は、基材繊維として、上記
六チタン酸ナトリウム多結晶繊維と共に、公知の他種繊
維、例えばポリアミド(ナイロン)繊維,アラミド繊
維,スチール繊維,ステンレス繊維,銅繊維,黄銅繊
維,炭素繊維,ガラス繊維,セラミックス繊維,ロック
ウール,木質パルプ等から選ばれる1種〜2種以上の繊
維を複合的に(例えば、上記六チタン酸ナトリウム多結
晶繊維との合計量で約10〜65重量%)使用してよ
い。これらの基材繊維は、必要に応じ、分散性、結合剤
樹脂との結着性の向上等を目的として、シラン系カップ
リング剤(アミノシラン,ビニルシラン,エポキシシラ
ン,メタアクリロキシラン,メルカプトキシラン等)、
またはチタネート系カップリング剤(イソプロピルトリ
イソステアロイルチタネート,ジ(ジオクチルパイロホ
スフェート)エチレンチタネート等)による表面処理
(カップリング処理)が常法に従って施されて使用され
る。
六チタン酸ナトリウム多結晶繊維と共に、公知の他種繊
維、例えばポリアミド(ナイロン)繊維,アラミド繊
維,スチール繊維,ステンレス繊維,銅繊維,黄銅繊
維,炭素繊維,ガラス繊維,セラミックス繊維,ロック
ウール,木質パルプ等から選ばれる1種〜2種以上の繊
維を複合的に(例えば、上記六チタン酸ナトリウム多結
晶繊維との合計量で約10〜65重量%)使用してよ
い。これらの基材繊維は、必要に応じ、分散性、結合剤
樹脂との結着性の向上等を目的として、シラン系カップ
リング剤(アミノシラン,ビニルシラン,エポキシシラ
ン,メタアクリロキシラン,メルカプトキシラン等)、
またはチタネート系カップリング剤(イソプロピルトリ
イソステアロイルチタネート,ジ(ジオクチルパイロホ
スフェート)エチレンチタネート等)による表面処理
(カップリング処理)が常法に従って施されて使用され
る。
【0008】本発明の摩擦材は、所望により、公知の摩
擦摩耗調整剤、例えば、加硫もしくは未加硫の天然・合
成ゴム粉末,カシュー樹脂粉粒体,レジンダスト,ゴム
ダスト等の有機物粉末、天然・人造黒鉛,二硫化モリブ
デン,三硫化アンチモン,硫酸バリウム,炭酸カルシウ
ム等の無機質粉末、銅,アルミニウム,亜鉛,鉄等の金
属粉末、アルミナ,シリカ,酸化クロム,酸化銅,三酸
化アンチモン,酸化チタン,酸化鉄等の酸化物粉末等か
ら選ばれる1種ないし2種以上の成分が、摩擦摩耗特性
(摩擦係数,摩耗抵抗性,振動特性,ナキ等)の改善を
目的として適量(例えば20〜70重量%)配合され
る。また、各種添加剤、例えば防錆剤、潤滑剤、研削剤
等が、その用途・使用態様等に応じて適量配合(例えば
50重量%以下)されることも通常の摩擦材と異ならな
い。
擦摩耗調整剤、例えば、加硫もしくは未加硫の天然・合
成ゴム粉末,カシュー樹脂粉粒体,レジンダスト,ゴム
ダスト等の有機物粉末、天然・人造黒鉛,二硫化モリブ
デン,三硫化アンチモン,硫酸バリウム,炭酸カルシウ
ム等の無機質粉末、銅,アルミニウム,亜鉛,鉄等の金
属粉末、アルミナ,シリカ,酸化クロム,酸化銅,三酸
化アンチモン,酸化チタン,酸化鉄等の酸化物粉末等か
ら選ばれる1種ないし2種以上の成分が、摩擦摩耗特性
(摩擦係数,摩耗抵抗性,振動特性,ナキ等)の改善を
目的として適量(例えば20〜70重量%)配合され
る。また、各種添加剤、例えば防錆剤、潤滑剤、研削剤
等が、その用途・使用態様等に応じて適量配合(例えば
50重量%以下)されることも通常の摩擦材と異ならな
い。
【0009】結合剤である樹脂成分は、通常使用される
材種、例えばフェノール樹脂,ホルムアルデヒド樹脂,
エポキシ樹脂,シリコーン樹脂等の熱硬化性樹脂、また
はこれらの変性(カシュー油変性,乾性変性等)熱硬化
性樹脂、天然ゴム、スチレンブタジエンゴム,ニトリル
ゴム等のゴム系樹脂等が挙げられる。
材種、例えばフェノール樹脂,ホルムアルデヒド樹脂,
エポキシ樹脂,シリコーン樹脂等の熱硬化性樹脂、また
はこれらの変性(カシュー油変性,乾性変性等)熱硬化
性樹脂、天然ゴム、スチレンブタジエンゴム,ニトリル
ゴム等のゴム系樹脂等が挙げられる。
【0010】本発明の摩擦材を製造するための原料混合
物の調製は、基材繊維として六チタン酸ナトリウム多結
晶繊維が使用される点を除いて、従来一般の摩擦材と異
ならず、またその製造工程にも特別の条件の付加ないし
制限は課せられない。すなわち、基材繊維を結合剤樹脂
中に分散し、必要に応じて配合される摩擦摩耗調整剤、
および防錆剤,潤滑剤,研削剤等を添加し、均一に混合
して原料組成物を調製し、予備成形についで金型成形等
により、加熱・加圧下(加圧力約10〜40MPa,温
度約150〜200℃)に結着成形を行い、型から取り
出した後、所望により加熱炉内で熱処理(温度約150
〜200℃,保持時間約1〜12Hr)を施し、しかる
後その成形体に機械加工、研磨加工を加えて所定の形状
を有する摩擦材に仕上げる。別法として、原料組成物
を、水等に分散懸濁させ、抄き網で抄きあげ、搾水して
シートを抄造し、その適当枚数を重ね、加熱・加圧下に
結着成形する工程を経由し、その成形体を機械加工,研
磨加工して所定の摩擦材を得ることもできる。
物の調製は、基材繊維として六チタン酸ナトリウム多結
晶繊維が使用される点を除いて、従来一般の摩擦材と異
ならず、またその製造工程にも特別の条件の付加ないし
制限は課せられない。すなわち、基材繊維を結合剤樹脂
中に分散し、必要に応じて配合される摩擦摩耗調整剤、
および防錆剤,潤滑剤,研削剤等を添加し、均一に混合
して原料組成物を調製し、予備成形についで金型成形等
により、加熱・加圧下(加圧力約10〜40MPa,温
度約150〜200℃)に結着成形を行い、型から取り
出した後、所望により加熱炉内で熱処理(温度約150
〜200℃,保持時間約1〜12Hr)を施し、しかる
後その成形体に機械加工、研磨加工を加えて所定の形状
を有する摩擦材に仕上げる。別法として、原料組成物
を、水等に分散懸濁させ、抄き網で抄きあげ、搾水して
シートを抄造し、その適当枚数を重ね、加熱・加圧下に
結着成形する工程を経由し、その成形体を機械加工,研
磨加工して所定の摩擦材を得ることもできる。
【0011】
〔供試摩擦材の製作〕基材繊維として六チタン酸ナトリ
ウム多結晶繊維(後記参考例による)を使用し、下記の
原料組成物を調製して予備成形(加圧力:14.7MPa=
150Kg /cm 2,温度:常温,時間:1 分間)の後、金型
による結着成形(加圧力:14.7MPa=150Kg/cm 2,温
度:170 ℃, 加圧保持時間:5 分間)を行い、成形後、
離型して乾燥炉で熱処理(180 ℃に3 時間保持) を施
す。その後、所定寸法に切断し、研磨加工を加えて供試
摩擦材( ディスクパッド) を得た。この摩擦材をAとす
る。 基材繊維(六チタン酸ナトリウム多結晶繊維) …30重量% 結合剤樹脂(フェノール樹脂) …20重量% 摩擦調整剤(硫酸バリウム) …50重量%
ウム多結晶繊維(後記参考例による)を使用し、下記の
原料組成物を調製して予備成形(加圧力:14.7MPa=
150Kg /cm 2,温度:常温,時間:1 分間)の後、金型
による結着成形(加圧力:14.7MPa=150Kg/cm 2,温
度:170 ℃, 加圧保持時間:5 分間)を行い、成形後、
離型して乾燥炉で熱処理(180 ℃に3 時間保持) を施
す。その後、所定寸法に切断し、研磨加工を加えて供試
摩擦材( ディスクパッド) を得た。この摩擦材をAとす
る。 基材繊維(六チタン酸ナトリウム多結晶繊維) …30重量% 結合剤樹脂(フェノール樹脂) …20重量% 摩擦調整剤(硫酸バリウム) …50重量%
【0012】
【比較例1】基材繊維として、六チタン酸カリウム多結
晶繊維(繊維サイズは実施例における六チタン酸ナトリ
ウム多結晶繊維のそれと同じ)を使用し、下記の原料混
合物を調製し、前記実施例と同一の成形条件により供試
摩擦材を得た。この摩擦材をBとする。 基材繊維(六チタン酸カリウム多結晶繊維) …30重量% 結合剤樹脂(フェノール樹脂) …20重量% 摩擦調整剤(硫酸バリウム) …50重量%
晶繊維(繊維サイズは実施例における六チタン酸ナトリ
ウム多結晶繊維のそれと同じ)を使用し、下記の原料混
合物を調製し、前記実施例と同一の成形条件により供試
摩擦材を得た。この摩擦材をBとする。 基材繊維(六チタン酸カリウム多結晶繊維) …30重量% 結合剤樹脂(フェノール樹脂) …20重量% 摩擦調整剤(硫酸バリウム) …50重量%
【0013】
【比較例2】基材繊維として、アスベスト繊維(6クラ
ス)を使用し、下記の原料混合物を調製し、前記実施例
と同一の成形条件により供試摩擦材を得た。た。この摩
擦材をCとする。 基材繊維(アスベスト繊維,6クラス) …30重量% 結合剤樹脂(フェノール樹脂) …20重量% 摩擦調整剤(硫酸バリウム) …50重量%
ス)を使用し、下記の原料混合物を調製し、前記実施例
と同一の成形条件により供試摩擦材を得た。た。この摩
擦材をCとする。 基材繊維(アスベスト繊維,6クラス) …30重量% 結合剤樹脂(フェノール樹脂) …20重量% 摩擦調整剤(硫酸バリウム) …50重量%
【0014】〔摩擦摩耗試験〕上記の各供試摩擦材、す
なわち、摩擦材A〔基材繊維:六チタン酸ナトリウム多
結晶繊維〕(発明例)、摩擦材B〔基材繊維:六チタン
酸カリウム多結晶繊維〕 (比較例1)、摩擦材C〔基
材繊維:アスベスト繊維〕 (比較例
2)、について、JIS D4411 「自動車用ブレーキライニ
ング」に規定の定速度摩擦摩耗試験により、摩擦係数お
よび摩耗率(cm3 /N・m)を測定し、図1および図
2に示す結果を得た〔図1:摩擦係数,図2:摩耗
率〕。ディスク摩擦面:FC25ねずみ鋳鉄、面圧:10Kg
/cm 2 、摩擦速度:7m/s。
なわち、摩擦材A〔基材繊維:六チタン酸ナトリウム多
結晶繊維〕(発明例)、摩擦材B〔基材繊維:六チタン
酸カリウム多結晶繊維〕 (比較例1)、摩擦材C〔基
材繊維:アスベスト繊維〕 (比較例
2)、について、JIS D4411 「自動車用ブレーキライニ
ング」に規定の定速度摩擦摩耗試験により、摩擦係数お
よび摩耗率(cm3 /N・m)を測定し、図1および図
2に示す結果を得た〔図1:摩擦係数,図2:摩耗
率〕。ディスク摩擦面:FC25ねずみ鋳鉄、面圧:10Kg
/cm 2 、摩擦速度:7m/s。
【0015】図1(摩擦係数)および図2(摩耗率)に
示したように、摩擦材C(基材繊維:アスベスト繊維)
は、低温域および高温域での摩擦係数が低く、特に30
0℃を越える高温域での低下が顕著であり、耐摩耗性
も、高温化に伴なって急激に低下している。この摩擦材
Cに比べ、摩擦材B(基材繊維:六チタン酸カリウム多
結晶繊維)は、高温度域においても摩耗損傷が軽微で、
高温化に伴う摩擦係数の低下も少ないが、低温域での摩
擦係数は摩擦材Cよりも低い。これに対し、発明例の摩
擦材Aは、摩擦係数の温度依存性が極めて小さく、低温
から高温に亘る広い温度域において高い摩擦係数が安定
に維持され、また耐摩耗性も、低温域はむろんのこと、
300℃を越える高温域でも極めて軽微であり、摩擦・
摩耗特性の改善効果は歴然である。
示したように、摩擦材C(基材繊維:アスベスト繊維)
は、低温域および高温域での摩擦係数が低く、特に30
0℃を越える高温域での低下が顕著であり、耐摩耗性
も、高温化に伴なって急激に低下している。この摩擦材
Cに比べ、摩擦材B(基材繊維:六チタン酸カリウム多
結晶繊維)は、高温度域においても摩耗損傷が軽微で、
高温化に伴う摩擦係数の低下も少ないが、低温域での摩
擦係数は摩擦材Cよりも低い。これに対し、発明例の摩
擦材Aは、摩擦係数の温度依存性が極めて小さく、低温
から高温に亘る広い温度域において高い摩擦係数が安定
に維持され、また耐摩耗性も、低温域はむろんのこと、
300℃を越える高温域でも極めて軽微であり、摩擦・
摩耗特性の改善効果は歴然である。
【0016】
【参考例】〔六チタン酸ナトリウム多結晶繊維の製造〕 〔1〕原料の調製および加熱溶融処理 精製アナターゼ粉末(純度99.0%)と、炭酸ナトリウム
粉末(純度99.2%)とを、TiO 2 / Na2 O のモル比2と
なる割合に配合し均一に混合して出発原料とする。これ
を白金ルツボに入れ、加熱炉内で、温度1050℃に1
時間加熱保持することにより、溶融反応を行わせる。
粉末(純度99.2%)とを、TiO 2 / Na2 O のモル比2と
なる割合に配合し均一に混合して出発原料とする。これ
を白金ルツボに入れ、加熱炉内で、温度1050℃に1
時間加熱保持することにより、溶融反応を行わせる。
【0017】〔3〕溶融生成物の冷却 溶融生成物を銅皿に流し込み、そのまま冷却・凝固す
る。得られた塊状物は三チタン酸ナトリウム結晶(Na
2 Ti3 O7 )と五チタン酸八ナトリウム結晶(Na8
Ti5 O14)との混相物(X線回折による)であり、三
チタン酸ナトリウム結晶は繊維形状を有し、五チタン酸
八ナトリウム結晶は微細粒子(走査型電子顕微鏡によ
る)である。 〔4〕湿式解繊処理 上記塊状物を水中に浸漬し、一昼夜放置した後、スター
ラで攪拌(約10分間)する。微細粒状の五チタン酸ナ
トリウム結晶は浮遊し、繊維形状の三チタン酸ナトリウ
ム結晶は液中を沈降する。この重力分離により、三チタ
ン酸ナトリウム繊維を回収する。三チタン酸ナトリウム
繊維は多結晶体である(走査型電子顕微鏡観察)。
る。得られた塊状物は三チタン酸ナトリウム結晶(Na
2 Ti3 O7 )と五チタン酸八ナトリウム結晶(Na8
Ti5 O14)との混相物(X線回折による)であり、三
チタン酸ナトリウム結晶は繊維形状を有し、五チタン酸
八ナトリウム結晶は微細粒子(走査型電子顕微鏡によ
る)である。 〔4〕湿式解繊処理 上記塊状物を水中に浸漬し、一昼夜放置した後、スター
ラで攪拌(約10分間)する。微細粒状の五チタン酸ナ
トリウム結晶は浮遊し、繊維形状の三チタン酸ナトリウ
ム結晶は液中を沈降する。この重力分離により、三チタ
ン酸ナトリウム繊維を回収する。三チタン酸ナトリウム
繊維は多結晶体である(走査型電子顕微鏡観察)。
【0018】〔5〕ナトリウム溶出処理 上記三チタン酸ナトリウム多結晶繊維を脱水・乾燥後、
水(50倍量)に投入し、硫酸0.5重量%を添加して
1時間攪拌した後、処理液中から回収する。 〔6〕焼成処理 回収された繊維を脱水・乾燥し、温度700℃×2時間
の熱処理を行う。得られた繊維は次のとおりである。 化学組成:Na2 Ti6 O13( X線回折による) 繊維形態:平均繊維径 50 μm,平均繊維長 300μm,
アスペクト比 5〜7 (走査型電子顕微鏡による)。
水(50倍量)に投入し、硫酸0.5重量%を添加して
1時間攪拌した後、処理液中から回収する。 〔6〕焼成処理 回収された繊維を脱水・乾燥し、温度700℃×2時間
の熱処理を行う。得られた繊維は次のとおりである。 化学組成:Na2 Ti6 O13( X線回折による) 繊維形態:平均繊維径 50 μm,平均繊維長 300μm,
アスペクト比 5〜7 (走査型電子顕微鏡による)。
【0019】
【発明の効果】本発明の摩擦材は、低温から高温の広い
温度域に亘つて、高い摩擦係数と耐摩耗性とを有する。
従って、自動車,車両,航空機,各種産業機械類の制動
装置を構成するブレーキライニング,ディスクパッド,
クラッチフェーシング等として有用であり、制動装置の
小型化・軽量化等への対応を可能とし、制動機能の向上
・安定化、耐久性の改善に奏効するものである。
温度域に亘つて、高い摩擦係数と耐摩耗性とを有する。
従って、自動車,車両,航空機,各種産業機械類の制動
装置を構成するブレーキライニング,ディスクパッド,
クラッチフェーシング等として有用であり、制動装置の
小型化・軽量化等への対応を可能とし、制動機能の向上
・安定化、耐久性の改善に奏効するものである。
【図1】摩擦摩耗試験による摩擦係数の測定結果を示す
グラフである。
グラフである。
【図2】摩擦摩耗試験による摩耗率の測定結果を示すグ
ラフである。
ラフである。
A:発明例(基材繊維:六チタン酸ナトリウム多結晶繊
維)、 B:比較例(基材繊維:六チタン酸カリウム多結晶繊
維)、 C:比較例(基材繊維:アスベスト繊維,6クラス)。
維)、 B:比較例(基材繊維:六チタン酸カリウム多結晶繊
維)、 C:比較例(基材繊維:アスベスト繊維,6クラス)。
Claims (2)
- 【請求項1】 樹脂を結合剤とし基材繊維を含む混練物
を結着成形してなる摩擦材において、基材繊維として、
六チタン酸ナトリウム多結晶繊維が3〜50重量%配合
されていることを特徴とする摩擦材。 - 【請求項2】 六チタン酸ナトリウム多結晶繊維の繊維
サイズが、直径10〜60μm,長さ80〜400μ
m,アスペクト比3〜7であることを特徴とする請求項
1に記載の摩擦材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP42394A JPH07196817A (ja) | 1994-01-07 | 1994-01-07 | 摩擦材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP42394A JPH07196817A (ja) | 1994-01-07 | 1994-01-07 | 摩擦材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07196817A true JPH07196817A (ja) | 1995-08-01 |
Family
ID=11473402
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP42394A Pending JPH07196817A (ja) | 1994-01-07 | 1994-01-07 | 摩擦材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07196817A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100771054B1 (ko) * | 2005-10-06 | 2007-10-29 | 주식회사 만도 | 마찰재용 조성물 및 이를 이용한 제동장치 |
| WO2008149845A1 (ja) | 2007-06-08 | 2008-12-11 | Otsuka Chemical Co., Ltd. | 六チタン酸ナトリウム及びその製造方法 |
| CN102516942A (zh) * | 2011-11-23 | 2012-06-27 | 常熟钰泰隆摩擦新材料科技有限公司 | 一种稀土氧化物改性的环保型摩擦材料及其制备方法 |
| CN103409106A (zh) * | 2013-07-26 | 2013-11-27 | 安徽昕宏通用设备制造有限公司 | 一种制动器刹车片摩擦材料及其制备工艺 |
| CN110614360A (zh) * | 2019-09-30 | 2019-12-27 | 安阳工学院 | 一种多层结构TiNiAlZrNb基自润滑轴瓦材料设计及其制备方法 |
-
1994
- 1994-01-07 JP JP42394A patent/JPH07196817A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100771054B1 (ko) * | 2005-10-06 | 2007-10-29 | 주식회사 만도 | 마찰재용 조성물 및 이를 이용한 제동장치 |
| WO2008149845A1 (ja) | 2007-06-08 | 2008-12-11 | Otsuka Chemical Co., Ltd. | 六チタン酸ナトリウム及びその製造方法 |
| US8877339B2 (en) | 2007-06-08 | 2014-11-04 | Otsuka Chemical Co., Ltd. | Sodium hexatitanate and method for production thereof |
| CN102516942A (zh) * | 2011-11-23 | 2012-06-27 | 常熟钰泰隆摩擦新材料科技有限公司 | 一种稀土氧化物改性的环保型摩擦材料及其制备方法 |
| CN103409106A (zh) * | 2013-07-26 | 2013-11-27 | 安徽昕宏通用设备制造有限公司 | 一种制动器刹车片摩擦材料及其制备工艺 |
| CN103409106B (zh) * | 2013-07-26 | 2016-06-08 | 安徽昕宏通用设备制造有限公司 | 一种制动器刹车片摩擦材料及其制备工艺 |
| CN110614360A (zh) * | 2019-09-30 | 2019-12-27 | 安阳工学院 | 一种多层结构TiNiAlZrNb基自润滑轴瓦材料设计及其制备方法 |
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