JPH07127051A - 連続地中壁施工用鉄筋篭の構造及びその建込み方法 - Google Patents
連続地中壁施工用鉄筋篭の構造及びその建込み方法Info
- Publication number
- JPH07127051A JPH07127051A JP30235693A JP30235693A JPH07127051A JP H07127051 A JPH07127051 A JP H07127051A JP 30235693 A JP30235693 A JP 30235693A JP 30235693 A JP30235693 A JP 30235693A JP H07127051 A JPH07127051 A JP H07127051A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- underground wall
- continuous underground
- reinforcing bar
- joint
- constructing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Bulkheads Adapted To Foundation Construction (AREA)
- On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、壁体内に排水処分のための設備を
設けることなく、地下水の漏水や鉄筋コンクリ−ト躯体
の劣化を抑止することができる、連続地中壁施工用鉄筋
篭の構造及びその建込み方法を提供することを目的とす
る。 【構成】 本発明は、連続地中壁を施工する際に掘削溝
内に建込む鉄筋篭において、前記鉄筋篭の連続地中壁の
長さ方向の両端部側に、隣接する鉄筋篭同士を連結する
継手を設け、これらの継手は連続地中壁の外面近傍まで
幅方向に突出させ、かつ両端部側の継手間には連続地中
壁の外面に沿って位置する防水シ−トを張設して構成し
たことを特徴とする、連続地中壁施工用鉄筋篭の構造で
ある。また、上記連続地中壁施工用鉄筋篭の建込み方法
であって、先に掘削溝内に建込んだ先行エレメント用鉄
筋篭に装備した継手に、後行エレメント用鉄筋篭に装備
した継手を連結し、先行エレメント用鉄筋篭側の継手を
ガイドとして、後行エレメント用鉄筋篭を建込むことを
特徴とした、連続地中壁施工用鉄筋篭の建込み方法であ
る。
設けることなく、地下水の漏水や鉄筋コンクリ−ト躯体
の劣化を抑止することができる、連続地中壁施工用鉄筋
篭の構造及びその建込み方法を提供することを目的とす
る。 【構成】 本発明は、連続地中壁を施工する際に掘削溝
内に建込む鉄筋篭において、前記鉄筋篭の連続地中壁の
長さ方向の両端部側に、隣接する鉄筋篭同士を連結する
継手を設け、これらの継手は連続地中壁の外面近傍まで
幅方向に突出させ、かつ両端部側の継手間には連続地中
壁の外面に沿って位置する防水シ−トを張設して構成し
たことを特徴とする、連続地中壁施工用鉄筋篭の構造で
ある。また、上記連続地中壁施工用鉄筋篭の建込み方法
であって、先に掘削溝内に建込んだ先行エレメント用鉄
筋篭に装備した継手に、後行エレメント用鉄筋篭に装備
した継手を連結し、先行エレメント用鉄筋篭側の継手を
ガイドとして、後行エレメント用鉄筋篭を建込むことを
特徴とした、連続地中壁施工用鉄筋篭の建込み方法であ
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、連続地中壁施工用鉄筋
篭の構造及びその建込み方法に関するものである。
篭の構造及びその建込み方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】連続地中壁の躯体本体の利用を行う場
合、壁外面における防水シ−トの取付けは、通常の方法
では不可能であることから、壁体の防水は無視あるいは
軽んじられているのが現状である。
合、壁外面における防水シ−トの取付けは、通常の方法
では不可能であることから、壁体の防水は無視あるいは
軽んじられているのが現状である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来は
連続地中壁の防水は無視あるいは軽んじられているた
め、下記のような欠点が生じる。
連続地中壁の防水は無視あるいは軽んじられているた
め、下記のような欠点が生じる。
【０００４】＜イ＞壁体のコンクリ−トのひび割れ箇所
より地下水の漏水が発生する。
より地下水の漏水が発生する。
【０００５】＜ロ＞壁体内に、漏水をポンプアップ等に
より排水処分するための設備が必要となる。
より排水処分するための設備が必要となる。
【０００６】＜ハ＞壁体の鉄筋コンクリ−トひび割れ部
に、常に地下水が供給されることとなり、鉄筋の錆の進
行による鉄筋コンクリ−ト躯体の劣化が問題となる。
に、常に地下水が供給されることとなり、鉄筋の錆の進
行による鉄筋コンクリ−ト躯体の劣化が問題となる。
【０００７】
【本発明の目的】本発明は、上記のような問題点を解決
するためになされたもので、壁体内に排水処分のための
設備を設けることなく、地下水の漏水や鉄筋コンクリ−
ト躯体の劣化を抑止することができる、連続地中壁施工
用鉄筋篭の構造及びその建込み方法を提供することを目
的とする。
するためになされたもので、壁体内に排水処分のための
設備を設けることなく、地下水の漏水や鉄筋コンクリ−
ト躯体の劣化を抑止することができる、連続地中壁施工
用鉄筋篭の構造及びその建込み方法を提供することを目
的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、連続地
中壁を施工する際に掘削溝内に建込む鉄筋篭において、
前記鉄筋篭の連続地中壁の長さ方向の両端部側に、隣接
する鉄筋篭同士を連結する継手を設け、これらの継手は
連続地中壁の外面近傍まで幅方向に突出させ、かつ両端
部側の継手間には連続地中壁の外面に沿って位置する防
水シ−トを張設して構成したことを特徴とする、連続地
中壁施工用鉄筋篭の構造である。また、上記継手を、連
続地中壁の深さ方向にスリットを開設した管体状のメス
継手と、前記スリットを介してメス継手内に挿嵌される
オス継手とよりなり、これらの両継手を連続地中壁の長
さ方向には引き抜け不能に構成した、連続地中壁施工用
鉄筋篭の構造である。さらに、上記メス継手内には、オ
ス継手を挿嵌した状態でグラウトの充填を行う連続地中
壁施工用鉄筋篭の構造である。次に、上記連続地中壁施
工用鉄筋篭の建込み方法であって、オス継手あるいはメ
ス継手の一方を装備した先行エレメント用鉄筋篭を掘削
溝内に建込んだ後、オス継手あるいはメス継手の他方を
装備した後行エレメント用鉄筋篭を建込む際に、スリッ
トを介してメス継手内にオス継手を挿嵌し、先行して建
込んだ継手をガイトとして後行エレメント用鉄筋篭を建
込むことを特徴とする、連続地中壁施工用鉄筋篭の建込
み方法である。また、先行して建込んだ継手をガイトと
して後行エレメント用鉄筋篭を建込んだ後に、メス継手
内にグラウトを充填する連続地中壁施工用鉄筋篭の建込
み方法である。
中壁を施工する際に掘削溝内に建込む鉄筋篭において、
前記鉄筋篭の連続地中壁の長さ方向の両端部側に、隣接
する鉄筋篭同士を連結する継手を設け、これらの継手は
連続地中壁の外面近傍まで幅方向に突出させ、かつ両端
部側の継手間には連続地中壁の外面に沿って位置する防
水シ−トを張設して構成したことを特徴とする、連続地
中壁施工用鉄筋篭の構造である。また、上記継手を、連
続地中壁の深さ方向にスリットを開設した管体状のメス
継手と、前記スリットを介してメス継手内に挿嵌される
オス継手とよりなり、これらの両継手を連続地中壁の長
さ方向には引き抜け不能に構成した、連続地中壁施工用
鉄筋篭の構造である。さらに、上記メス継手内には、オ
ス継手を挿嵌した状態でグラウトの充填を行う連続地中
壁施工用鉄筋篭の構造である。次に、上記連続地中壁施
工用鉄筋篭の建込み方法であって、オス継手あるいはメ
ス継手の一方を装備した先行エレメント用鉄筋篭を掘削
溝内に建込んだ後、オス継手あるいはメス継手の他方を
装備した後行エレメント用鉄筋篭を建込む際に、スリッ
トを介してメス継手内にオス継手を挿嵌し、先行して建
込んだ継手をガイトとして後行エレメント用鉄筋篭を建
込むことを特徴とする、連続地中壁施工用鉄筋篭の建込
み方法である。また、先行して建込んだ継手をガイトと
して後行エレメント用鉄筋篭を建込んだ後に、メス継手
内にグラウトを充填する連続地中壁施工用鉄筋篭の建込
み方法である。
【０００９】
【実施例】＜イ＞鉄筋篭の構造 以下、鉄筋篭の構造の一実施例について説明する。
【００１０】（１）鉄筋篭本体 鉄筋篭本体は縦筋と横筋等を接合して箱型等に作製した
公知のものであり、図１に示すように、先行エレメント
用鉄筋篭１ａと、後行エレメント用鉄筋篭１ｂとを用意
する。先行エレメント用鉄筋篭１ａの妻側には仕切り鉄
板１１を組み付け、後行エレメント用鉄筋篭１ｂの妻側
には幅留め筋１２を組み付けて、鉄筋篭のフレ−ムを作
製する。さらに、連続地中壁の内面Ｂ側の仕切り鉄板１
１間には、公知のキャンバスシ−ト１３を張設する。
公知のものであり、図１に示すように、先行エレメント
用鉄筋篭１ａと、後行エレメント用鉄筋篭１ｂとを用意
する。先行エレメント用鉄筋篭１ａの妻側には仕切り鉄
板１１を組み付け、後行エレメント用鉄筋篭１ｂの妻側
には幅留め筋１２を組み付けて、鉄筋篭のフレ−ムを作
製する。さらに、連続地中壁の内面Ｂ側の仕切り鉄板１
１間には、公知のキャンバスシ−ト１３を張設する。
【００１１】（２）メス継手 先行エレメント用鉄筋篭１ａの仕切り鉄板１１等のフレ
−ム部分には、その連続地中壁の外面Ａ側の端部にメス
継手２を装備する。メス継手２には、角形、円形等の管
体状のものを使用し、仕切り鉄板１１等の端部に沿って
連続地中壁の深さ方向に、一体に形成するか、別体に形
成したものを接合する。メス継手２の一部外面は、連続
地中壁の外面Ａ近傍まで幅方向に突出させる。例えば、
図１に示すような角形管体の場合は、その一側面を連続
地中壁の外面Ａに沿って位置させる。
−ム部分には、その連続地中壁の外面Ａ側の端部にメス
継手２を装備する。メス継手２には、角形、円形等の管
体状のものを使用し、仕切り鉄板１１等の端部に沿って
連続地中壁の深さ方向に、一体に形成するか、別体に形
成したものを接合する。メス継手２の一部外面は、連続
地中壁の外面Ａ近傍まで幅方向に突出させる。例えば、
図１に示すような角形管体の場合は、その一側面を連続
地中壁の外面Ａに沿って位置させる。
【００１２】また、メス継手２の妻側には、管体の上端
より防水範囲まで連続するスリット２１を開設する。ま
た、スリット２１の外面両側には、硬質ゴム板製等の弁
２２を装着し、メス継手２内にコンクリ−トノロが流入
しないように構成する。なお、先行及び後行エレメント
用鉄筋篭の建込み精度を考慮して、メス継手２は、オス
継手を挿嵌したときに連続地中壁の長さ方向に移動でき
るように、連続地中壁の長さ方向にある程度の長さを確
保しておくとよい。
より防水範囲まで連続するスリット２１を開設する。ま
た、スリット２１の外面両側には、硬質ゴム板製等の弁
２２を装着し、メス継手２内にコンクリ−トノロが流入
しないように構成する。なお、先行及び後行エレメント
用鉄筋篭の建込み精度を考慮して、メス継手２は、オス
継手を挿嵌したときに連続地中壁の長さ方向に移動でき
るように、連続地中壁の長さ方向にある程度の長さを確
保しておくとよい。
【００１３】（３）オス継手 後行エレメント用鉄筋篭１ｂの幅留め筋１２等のフレ−
ム部分には、その連続地中壁の外面Ａ側の端部に、オス
継手３を先行エレメント側に突出させて装備する。オス
継手３は、幅留め筋１２等の端部に沿って鉄筋篭上端よ
り防水範囲まで連続して一体に形成するか、別体に形成
したものを接合する。オス継手３の形状は、例えば図２
に示すように、メス継手２のスリット２１内に挿入可能
な鋼板等の挿入部３１と、その挿入部３１の先端に形成
したスリット２１から抜けでない鋼板等の係止部３２に
より、略Ｔ字状に構成したものなどが考えられる。な
お、先行エレメント用鉄筋篭にオス継手を装備し、後行
エレメント用鉄筋篭にメス継手を装備することも考えら
れる。
ム部分には、その連続地中壁の外面Ａ側の端部に、オス
継手３を先行エレメント側に突出させて装備する。オス
継手３は、幅留め筋１２等の端部に沿って鉄筋篭上端よ
り防水範囲まで連続して一体に形成するか、別体に形成
したものを接合する。オス継手３の形状は、例えば図２
に示すように、メス継手２のスリット２１内に挿入可能
な鋼板等の挿入部３１と、その挿入部３１の先端に形成
したスリット２１から抜けでない鋼板等の係止部３２に
より、略Ｔ字状に構成したものなどが考えられる。な
お、先行エレメント用鉄筋篭にオス継手を装備し、後行
エレメント用鉄筋篭にメス継手を装備することも考えら
れる。
【００１４】（４）グラウトの充填 メス継手２内には、両継手を嵌合させた状態でグラウト
４を充填し、止水性及び接合強度の向上を図る。グラウ
ト４には、無収縮性のものを用いるとよい。
４を充填し、止水性及び接合強度の向上を図る。グラウ
ト４には、無収縮性のものを用いるとよい。
【００１５】（５）防水シ−ト 図１に示すように、メス継手２間及びオス継手３間に
は、連続地中壁の外面Ａに沿って、その防水範囲全面に
わたって防水シ−ト５を張設する。防水シ−ト５は、コ
ンクリ−トの打設圧に耐え得るよう補強し、かつ防水材
を塗布したシ−トである。例えば、繊維補強アスファル
ト防水シ−ト、繊維補強ベントナイト含浸防水シ−ト等
を用いる。
は、連続地中壁の外面Ａに沿って、その防水範囲全面に
わたって防水シ−ト５を張設する。防水シ−ト５は、コ
ンクリ−トの打設圧に耐え得るよう補強し、かつ防水材
を塗布したシ−トである。例えば、繊維補強アスファル
ト防水シ−ト、繊維補強ベントナイト含浸防水シ−ト等
を用いる。
【００１６】メス継手２側の防水シ−ト５の取り付け方
法としては、例えば図２に示すように、メス継手２の壁
体外面Ａ側に板状の防水シ−ト取付部２３を設け、防水
シ−ト５の縁部を挟持板２４とで挟み、ボルト２５で締
結する方法等が考えられる。また、オス継手３側に防水
シ−ト５を取り付ける場合は、挿入部３１の基端外面と
挟持板３３とで防水シ−ト５を挟み、ボルト３４で締結
する方法等が考えらえる。なお、防水シ−ト５の取り付
けに関しては、その他にも種々の方法が考えられ、当
然、上記方法に限定されるものではない。
法としては、例えば図２に示すように、メス継手２の壁
体外面Ａ側に板状の防水シ−ト取付部２３を設け、防水
シ−ト５の縁部を挟持板２４とで挟み、ボルト２５で締
結する方法等が考えられる。また、オス継手３側に防水
シ−ト５を取り付ける場合は、挿入部３１の基端外面と
挟持板３３とで防水シ−ト５を挟み、ボルト３４で締結
する方法等が考えらえる。なお、防水シ−ト５の取り付
けに関しては、その他にも種々の方法が考えられ、当
然、上記方法に限定されるものではない。
【００１７】＜ロ＞鉄筋篭の建込み方法 次に、上記のように構成した鉄筋篭の建込み方法につい
て説明する。
て説明する。
【００１８】（１）先行エレメントの建込み、コンクリ
−トの打設 メス継手２及び防水シ−ト５を装備した先行エレメント
用鉄筋篭１ａを、間隔をおいて掘削した先行エレメント
用の掘削溝内に建込み、溝内にコンクリ−トを打設す
る。防水シ−ト５は連続地中壁の外面Ａ側に位置させ
る。
−トの打設 メス継手２及び防水シ−ト５を装備した先行エレメント
用鉄筋篭１ａを、間隔をおいて掘削した先行エレメント
用の掘削溝内に建込み、溝内にコンクリ−トを打設す
る。防水シ−ト５は連続地中壁の外面Ａ側に位置させ
る。
【００１９】（２）後行エレメントの建込み、コンクリ
−トの打設 オス継手３及び防水シ−ト５を装備した後行エレメント
用鉄筋篭１ｂを、間隔をおいて掘削した先行エレメント
用の掘削溝内に、防水シ−ト５を連続地中壁の外面Ａ側
に位置させて建込み、溝内にコンクリ−トを打設する。
このとき、オス継手３を先に建込んだメス継手２のスリ
ット２１上端より挿嵌し、メス継手２をガイトとして後
行エレメント用鉄筋篭１ｂを建込む。
−トの打設 オス継手３及び防水シ−ト５を装備した後行エレメント
用鉄筋篭１ｂを、間隔をおいて掘削した先行エレメント
用の掘削溝内に、防水シ−ト５を連続地中壁の外面Ａ側
に位置させて建込み、溝内にコンクリ−トを打設する。
このとき、オス継手３を先に建込んだメス継手２のスリ
ット２１上端より挿嵌し、メス継手２をガイトとして後
行エレメント用鉄筋篭１ｂを建込む。
【００２０】（３）グラウトの充填 メス継手２とオス継手３は連続地中壁の長さ方向に移動
できるよう構成されているため、後行エレメント用鉄筋
篭１ｂは建込んだ後に、必要に応じて移動させて位置調
整を行う。最後に、メス継手２内にグラウト４を充填
し、施工を終了する。なお、先行エレメント用鉄筋篭に
オス継手を装備し、これをガイドとして、メス継手を装
備した後行エレメント用鉄筋篭を建込むことも考えらえ
る。
できるよう構成されているため、後行エレメント用鉄筋
篭１ｂは建込んだ後に、必要に応じて移動させて位置調
整を行う。最後に、メス継手２内にグラウト４を充填
し、施工を終了する。なお、先行エレメント用鉄筋篭に
オス継手を装備し、これをガイドとして、メス継手を装
備した後行エレメント用鉄筋篭を建込むことも考えらえ
る。
【００２１】
【本発明の効果】本発明は以上説明したようになるた
め、次のような効果を得ることができる。 ＜イ＞連続地中壁外面の全面に防水シ−トを敷設でき、
しかも継手間の止水性も高いため、連続地中壁の躯体本
体を利用する地下室等の側壁のコンクリ−トのひび割れ
箇所より、地下水の漏水が画期的に減少する。
め、次のような効果を得ることができる。 ＜イ＞連続地中壁外面の全面に防水シ−トを敷設でき、
しかも継手間の止水性も高いため、連続地中壁の躯体本
体を利用する地下室等の側壁のコンクリ−トのひび割れ
箇所より、地下水の漏水が画期的に減少する。
【００２２】＜ロ＞上記より、壁体内に、漏水を排水処
分するための設備が不要である。
分するための設備が不要である。
【００２３】＜ハ＞壁体の鉄筋コンクリ−トひび割れ部
への地下水の供給がなくなり、鉄筋の錆の進行が抑えら
れることから、鉄筋コンクリ−ト躯体の長期的な健全性
の確保に貢献できる。
への地下水の供給がなくなり、鉄筋の錆の進行が抑えら
れることから、鉄筋コンクリ−ト躯体の長期的な健全性
の確保に貢献できる。
【００２４】＜ニ＞本発明によれば連続地中壁の止水性
が顕著に向上するため、地下ダム等に用いられる遮水壁
としても用いることができる。
が顕著に向上するため、地下ダム等に用いられる遮水壁
としても用いることができる。
【図１】 本発明の鉄筋篭の説明図
【図２】 継手部の拡大説明図
Claims (5)
- 【請求項１】 連続地中壁を施工する際に掘削溝内に建
込む鉄筋篭において、 前記鉄筋篭の連続地中壁の長さ
方向の両端部側に、隣接する鉄筋篭同士を連結する継手
を設け、 これらの継手は連続地中壁の外面近傍まで幅方向に突出
させ、 かつ両端部側の継手間には連続地中壁の外面に沿って位
置する防水シ−トを張設して構成したことを特徴とす
る、 連続地中壁施工用鉄筋篭の構造。 - 【請求項２】 継手は、連続地中壁の深さ方向にスリッ
トを開設した管体状のメス継手と、前記スリットを介し
てメス継手内に挿嵌されるオス継手とよりなり、前記両
継手は連続地中壁の長さ方向には引き抜け不能に構成し
たことを特徴とする、請求項１記載の連続地中壁施工用
鉄筋篭の構造。 - 【請求項３】 メス継手内には、オス継手を挿嵌した状
態でグラウトを充填して構成したことを特徴とする、請
求項２記載の連続地中壁施工用鉄筋篭の構造。 - 【請求項４】 請求項２記載の連続地中壁施工用鉄筋篭
の建込み方法であって、オス継手あるいはメス継手の一
方を装備した先行エレメント用鉄筋篭を掘削溝内に建込
んだ後、オス継手あるいはメス継手の他方を装備した後
行エレメント用鉄筋篭を建込む際に、スリットを介して
メス継手内にオス継手を挿嵌し、先行して建込んだ継手
をガイトとして後行エレメント用鉄筋篭を建込むことを
特徴とする、連続地中壁施工用鉄筋篭の建込み方法。 - 【請求項５】 先行して建込んだ継手をガイトとして後
行エレメント用鉄筋篭を建込んだ後に、メス継手内にグ
ラウトを充填することを特徴とする、請求項４記載の連
続地中壁施工用鉄筋篭の建込み方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30235693A JPH07127051A (ja) | 1993-11-08 | 1993-11-08 | 連続地中壁施工用鉄筋篭の構造及びその建込み方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30235693A JPH07127051A (ja) | 1993-11-08 | 1993-11-08 | 連続地中壁施工用鉄筋篭の構造及びその建込み方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07127051A true JPH07127051A (ja) | 1995-05-16 |
Family
ID=17907927
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30235693A Pending JPH07127051A (ja) | 1993-11-08 | 1993-11-08 | 連続地中壁施工用鉄筋篭の構造及びその建込み方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07127051A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006348522A (ja) * | 2005-06-14 | 2006-12-28 | Ohbayashi Corp | 壁パネル接合構造、地中連続壁の構築方法、及び地中連続壁 |
| CN103526784A (zh) * | 2013-10-24 | 2014-01-22 | 江苏城市职业学院 | 一种超深地下连续墙柔性接头检测加固方法 |
| JP2016108785A (ja) * | 2014-12-04 | 2016-06-20 | 大成建設株式会社 | 止水板取付部材、止水板、鉄筋架台および連続地中壁の施工方法 |
-
1993
- 1993-11-08 JP JP30235693A patent/JPH07127051A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006348522A (ja) * | 2005-06-14 | 2006-12-28 | Ohbayashi Corp | 壁パネル接合構造、地中連続壁の構築方法、及び地中連続壁 |
| CN103526784A (zh) * | 2013-10-24 | 2014-01-22 | 江苏城市职业学院 | 一种超深地下连续墙柔性接头检测加固方法 |
| JP2016108785A (ja) * | 2014-12-04 | 2016-06-20 | 大成建設株式会社 | 止水板取付部材、止水板、鉄筋架台および連続地中壁の施工方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US3431736A (en) | Method of constructing underground concrete walls | |
| JP3281376B2 (ja) | シートパイル | |
| EP1985764A1 (en) | Method for constructing an immersed tunnel and tunnel obtained by said method | |
| KR20210090101A (ko) | 타설 막음장치 및 연장 철근을 이용한 연속구조형 슬러리월 시공구조와 방법, 및 그 시공 장치 | |
| KR102229586B1 (ko) | 강재지수판을 이용한 지중벽체용 pc벽체 | |
| JP3645773B2 (ja) | 地下壁の排水処理方法および、この方法で構築した地下壁 | |
| KR101469603B1 (ko) | 다목적 결속관을 구비한 루프용 강관의 구조 및 이를 적용하여 지하구조물을 시공하는 방법 | |
| KR101567742B1 (ko) | Phc파일 및 이를 이용한 지하 구조물 시공방법 | |
| KR102571807B1 (ko) | 관매설용 토류 프레임 | |
| CN111119908A (zh) | 一种半明挖半暗挖的连拱隧道结构及其施工方法 | |
| US20060179730A1 (en) | Wall structural member and method for constructing a wall structure | |
| JPH07127051A (ja) | 連続地中壁施工用鉄筋篭の構造及びその建込み方法 | |
| JP2002220991A (ja) | 本坑シ−ルドトンネル内に設ける隔壁とその構築方法 | |
| JP2548634B2 (ja) | 水底地盤打込み部材を用いた水域構造物 | |
| CN108149673B (zh) | 混凝土桩及采用该混凝土桩拼接的连续防渗止水墙 | |
| CN211598668U (zh) | 一种半明挖半暗挖的连拱隧道结构 | |
| JPH084033A (ja) | 建物地下外周耐圧壁の構築方法 | |
| JPH09242089A (ja) | 山留め壁を利用した地下外壁 | |
| JP2018040146A (ja) | トンネル補強構造およびトンネル補強構造の構築方法 | |
| JP3002697B2 (ja) | 連続地中壁における外防水シート敷設工法 | |
| JP3082054B2 (ja) | 大規模、大深度の鋼製連続地下壁及びその構築方法 | |
| KR102777905B1 (ko) | 수중 공사 영역의 차수 시공 방법 | |
| JP4275296B2 (ja) | 開口形成部構造を有する沈設体 | |
| KR102310265B1 (ko) | 연직차수벽기초의 시공 방법 | |
| CN212612059U (zh) | 一种带防渗结构的拱形涵洞 |