[go: up one dir, main page]

JPH0711138A - ポリ(アリーレンスルフィド)ポリマー組成物 - Google Patents

ポリ(アリーレンスルフィド)ポリマー組成物

Info

Publication number
JPH0711138A
JPH0711138A JP5293674A JP29367493A JPH0711138A JP H0711138 A JPH0711138 A JP H0711138A JP 5293674 A JP5293674 A JP 5293674A JP 29367493 A JP29367493 A JP 29367493A JP H0711138 A JPH0711138 A JP H0711138A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
benzotriazole
hydroxyphenyl
tert
butyl
sulfur
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5293674A
Other languages
English (en)
Inventor
Paul J Deslauriers
ジョセフ デスロゥリアーズ ポール
Darryl R Fahey
リチャード ファヘイ ダリル
Paritosh K Das
デュマー ダス パリトシュ
James Cornforth Frederick
ジェームズ コーンフォース フレデリック
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Phillips Petroleum Co
Original Assignee
Phillips Petroleum Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from US07/980,396 external-priority patent/US5274015A/en
Priority claimed from US07/981,024 external-priority patent/US5319091A/en
Priority claimed from US07/980,881 external-priority patent/US5268450A/en
Application filed by Phillips Petroleum Co filed Critical Phillips Petroleum Co
Publication of JPH0711138A publication Critical patent/JPH0711138A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D249/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings having three nitrogen atoms as the only ring hetero atoms
    • C07D249/16Heterocyclic compounds containing five-membered rings having three nitrogen atoms as the only ring hetero atoms condensed with carbocyclic rings or ring systems
    • C07D249/18Benzotriazoles
    • C07D249/20Benzotriazoles with aryl radicals directly attached in position 2
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L81/00Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing sulfur with or without nitrogen, oxygen or carbon only; Compositions of polysulfones; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L81/04Polysulfides
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G75/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing sulfur with or without nitrogen, oxygen, or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G75/02Polythioethers
    • C08G75/0204Polyarylenethioethers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G85/00General processes for preparing compounds provided for in this subclass
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/36Sulfur-, selenium-, or tellurium-containing compounds
    • C08K5/37Thiols
    • C08K5/378Thiols containing heterocyclic rings

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ポリ(アリーレンスルフィド)ポリマーのU
V劣化を改善する、組成物及びその製法。 【構成】 ポリ(アリーレンスルフィド)ポリマー、及
び式(I)に示す (式中Xは水素、ハロゲン、アルキル、フェニル基、な
どの置換基;nは1から5までの整数;n’は0から4
の整数;n”は1から2の整数;qは1から10の整
数;Yは−S(O)(O)−,−S(O)−,−S−;
Rは水素、アルキル基、アルケニル基など少なくとも一
つのOH基はトリアジン環に対する炭素結合に対しオル
ト位置にある)ヒドロキシフェニルベンゾトリアゾール
の硫黄含有誘導体とを含有する組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヒドロキシフェニルベン
ゾトリアゾールの硫黄含有誘導体を含有する組成物、そ
の誘導体の合成方法、その誘導体に化学的に結合したポ
リマー、及びその誘導体に化学的に結合したポリマーを
合成する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリ(アリーレンスルフィド)樹脂のよ
うなエンジニアリングプラスチックは、良好な熱安定
性、化学的な耐性、火炎耐性、及び電気絶縁性を有する
優れたポリマーである。これらの物理特性はこの樹脂
を、例えばパイプ、タンク、又はポンプのコーティング
に、押し出し製品、フィルム、シート、又は繊維の製造
に、そして電子、又は電気製品のインジェクション成型
製品に有用なものとしている。
【0003】一般に、これらのポリマーは、新しく作ら
れたとき、極めて低い着色の為に良好なそして魅力的な
外観を有している。しかしながら、この樹脂は紫外(以
後UVとして引用する)の範囲で非常に高い光の吸収を
持つことが知られている。太陽光又はUV光に曝された
とき、これらのポリマーは暗く着色する。更に、UV光
の吸収はポリマーのいくつかの機械的な性質の低下をも
たらす。
【0004】光に対するポリマーの安定化の普通の方法
は、保護剤をそれに混合することによって為される。安
定剤を塗布処理した製品(フィルム及びファイバー)、
又はポリマーに光安定化の官能性を組み込むことに比較
して、保護剤のバルク添加を基本とする方法は、通常率
直な方法であり、そして技術的に簡単である。しかしな
がら、与えられたポリマーの望ましい性質に重大な影響
を与えることなく最適の作用を与える為には、保護剤と
して有用な適合する添加剤のタイプと量を選択すること
に、非常に大きな注意が要求されている。
【0005】ある金属、金属化合物(酸化物、炭酸塩、
硫化物を含む)、遷移金属錯体、有機錫アゾライド(az
olides )、ピレン誘導体、硫黄を含まないヒドロキシフ
ェニルベンゾトリアゾール誘導体、及び特殊のアニリン
−ニトロベンゼン染料(ニグロシン)が、ポリマーのU
V安定性を改良するために、そして/又はポリマー中の
ラジカルの生成を減少させる為に主張されてきた。例え
ば、硫黄を含まないヒドロキシフェニルベンゾトリアゾ
ール誘導体は、ポリ(アリーレンスルフィド)ポリマー
に添加されたとき、ポリマー上への紫外光の暴露の有害
な影響を減少するための安定剤として良く働いている。
しかしあいにく、ポリマーの高温メルト処理温度が、結
局蒸発を通してこれらの安定剤の損失をもたらしてしま
う。これらの知られた硫黄を含まないヒドロキシフェニ
ルベンゾトリアゾール誘導体によりポリマーに与えられ
たUV光の安定化の程度は、これによりかなり限定され
てしまう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】それ故に、もしポリマ
ーを処理するために用いられる温度での蒸発が少なく、
そしてUV光に対しより高い程度の保護を与える新しい
ヒドロキシフェニルベンゾトリアゾール誘導体が開発さ
れるならば、当技術分野に著しい貢献を与えるであろ
う。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の局面に従
えば、ポリ(アリーレンスルフィド)ポリマー、及び前
記ポリマーによるUV光吸収の有害な影響を減ずる化合
物を含有する組成物を提供するものであって、前記の化
合物はヒドロキシフェニルベンゾトリアゾールの硫黄含
有誘導体であり、式:
【化6】 (各Xは水素、塩素、臭素、ヨウ素、フッ素、シアノ、
アルキル、フェニル基、ビフェニル基、アリールチオ、
アミン、ケトン、アルデヒド、アルコキシ、ヒドロキ
シ、カルボン酸基、及びこれらの組み合わせからなる群
から選択される置換基;もし他に示されなければ、各X
は、もしそれが炭素含有置換基であるなら、約1から約
20の炭素原子を持つことが出来;nは1から5までの
整数;n’は0から4までの整数;n”は1から2の整
数であり各n”は同一或いは異なることが出来;qは1
から10の整数;Yは−S(O)(O)−,−S(O)
−,及び−S−から成るグループから選択され;各々の
Rは同一或いは異なることが出来、そして各々は水素、
アルキル基、アルケニル基、アラルキル基、アルカリー
ル基、及びこれらの組み合わせから成るグループから選
択することが出来;Rが2以上の炭素原子を持つとき、
それは線状、枝分かれ、又は環状であることが出来;各
Rは、もし他に示されなければ、0から約10の炭素原
子を持ち;各OH基は2’−、又は6’−のいずれかの
位置、又は両者であることが出来;そしてX,Y,及び
Rはアリーレン環の任意の有効な位置にあることが出来
る)を有している。
【0008】ヒドロキシフェニルベンゾトリアゾールの
硫黄含有誘導体の必要とされる量は、一般にポリマーの
タイプと紫外光に対する望ましい保護の程度によって決
まる。適当な量は最終の組成物の総重量を基礎にして、
約0.01から約50重量%の範囲、好ましくは約0.
1から約20重量%、最も好ましくは0.5から15重
量%の範囲である。
【0009】本発明の適当なヒドロキシフェニルベンゾ
トリアゾールの硫黄含有誘導体としては次のものを含む
が、これに限定されない。2−(3’,5’−ジ−tert
−ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)−5−(フェニ
ルチオ)ベンゾトリアゾール、2−(3’,5’−ジ−
tert−ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)−5−(フ
ェニルスルフィニル)ベンゾトリアゾール、2−
(3’,5’−ジ−tert−ブチル−2’−ヒドロキシフ
ェニル)−5−(フェニルスルフォニル)ベンゾトリア
ゾール、2−(2’−ヒドロキシフェニル)−5−(フ
ェニルチオ)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロ
キシフェニル)−5−(フェニルスルフィニル)ベンゾ
トリアゾール、2−(2’−ヒドロキシフェニル)−5
−(フェニルスルフォニル)ベンゾトリアゾール、2−
(3’,5’−ジ−tert−ブチル−2’−ヒドロキシフ
ェニル)−5−(4”−アミノフェニルチオ)ベンゾト
リアゾール、2−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−
2’−ヒドロキシフェニル)−5−(4”−アミノフェ
ニルスルフィニル)ベンゾトリアゾール、2−(3’,
5’−ジ−tert−ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)
−5−(4”−アミノフェニルスルフォニル)ベンゾト
リアゾール、2−(3’,5’−ジ−tert−クミル−
2’−ヒドロキシフェニル)−5−(フェニルチオ)ベ
ンゾトリアゾール、2−(3’,5’−ジ−tert−クミ
ル−2’−ヒドロキシフェニル)−5−(フェニルスル
フィニル)ベンゾトリアゾール、2−(3’,5’−ジ
−tert−クミル−2’−ヒドロキシフェニル)−5−
(フェニルスルフォニル)ベンゾトリアゾール、2−
(3’,5’−ジ−tert−ブチル−2’−ヒドロキシフ
ェニル)−5−(4”−ブロモフェニルチオ)ベンゾト
リアゾール、2−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−
2’−ヒドロキシフェニル)−5−(4”−ブロモフェ
ニルスルフィニル)ベンゾトリアゾール、2−(3’,
5’−ジ−tert−ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)
−5−(4”−ブロモフェニルスルフォニル)ベンゾト
リアゾール、及びこれらの混合物である。
【0010】ここに用いられている”ポリ(アリーレン
スルフィド)ポリマー”なる術語は、ホモポリマー、コ
ーポリマー、ターポリマー、及びテトラポリマーに関す
るものである。更に、これは高分子量の有機化合物であ
って、その構造は一般に簡単な分子の約10以上の繰り
返しモノマー単位によって表すことの出来る化合物に関
するものである。ポリマーは当業界において良く知られ
た方法によって合成することが出来る。一般に、ここに
記載のオリゴマーのモノマー単位は、安定化されるべき
ポリマーを含有するそれと同一のものである。
【0011】本発明に適当なポリマーはUV光に敏感な
任意のポリマーである。ポリマーの任意の物理的な形態
は、本発明のヒドロキシフェニルベンゾトリアゾールの
硫黄含有誘導体によって安定化されることが出来る。物
理的な形態はこれに限定されないが、ペレット、粉末、
ファイバー、フィルム、シート、成型製品、及びこれら
の混合物を包含するものである。適当なポリ(アリーレ
ンスルフィド)ポリマーの例としては、ポリ(フェニレ
ンスルフィド)、ポリ(フェニレンスルフォン)、ポリ
(フェニレンエーテル)、ポリ(フェニレンケトン)、
ポリ(フェニレンエーテルケトン)、ポリ(フェニレン
ジスルフィド)、ポリ(フェニレンスルフィドスルフォ
ン)、ポリ(フェニレンスルフィドケトン)、ポリ(フ
ェニレンスルフィドジスルフィド)、及びこれらのコー
ポリマーを含むが、限定されるものではない。現在好ま
しいポリマーは、Phillips Petroleum Company, Bartle
sville, Oklahomaより市販で手にはいる、ポリ(フェニ
レンスルフィド)である。
【0012】本発明の更なる局面に従えば、
【化7】 (各Xは水素、塩素、臭素、ヨウ素、フッ素、シアノ、
アルキル、フェニル基、ビフェニル基、アリールチオ、
アミン、ケトン、アルデヒド、アルコキシ、ヒドロキ
シ、カルボン酸基、オリゴマー、及びこれらの組み合わ
せから成る群から選択される置換基;もし他に示されな
ければ、各Xは、もしそれが炭素含有成分であるなら、
約1から約20の炭素原子を持つことが出来;nは1か
ら5までの整数;n’は0から4までの整数;n”は1
から2の整数であり各n”は同一或いは異なることが出
来;qは1から10の整数;各々のRは同一或いは異な
ることが出来、そして各々は水素、アルキル基、アルケ
ニル基、アラルキル基、アルカリール基、及びこれらの
組み合わせから成るグループから選択することが出来;
Rが2以上の炭素原子を持つとき、それは線状、枝分か
れ、又は環状であることが出来;各Rは、もし他に示さ
れなければ、0から約10の炭素原子を持ち;各OH基
は2’−、又は6’−のいずれかの位置、又は両者であ
ることが出来;そしてX,Y,及びRはアリーレン環の
任意の有効な位置にあることが出来る)の式を有するヒ
ドロキシフェニルベンゾトリアゾールの硫黄含有誘導体
を調製する方法を提供するものであって、前記方法は、
式 Xn −Ar −SH,又はXn−Ar −SM,を有す
る硫黄含有の芳香族化合物を
【化8】 (Arはアリーレン基;Mはアルカリ金属、好ましくは
リチウム、ナトリウム、カリウム、セシウム、又はこれ
らの混合物;R,n,n’,n”及びXは上に与えられ
た意味を有し;各X’は適当な離脱基、好ましくは塩
素、臭素、ヨウ素、又はフッ素であり、そしてこれは前
記の硫黄含有の芳香族化合物によって置換される得る;
そして各X’はアリーレン環上に任意の有効な位置ある
ことが出来る)の式を有するハロ置換されたヒドロキシ
フェニルベンゾトリアゾール誘導体と接触させ、そして
もし望むなら、Yが−S−である得られた化合物を、例
えばヒドロキシフェニルベンゾトリアゾールのアリール
スルフィド誘導体を、酸化剤と接触させて、各々のYが
それぞれ−S(O)−,又は−S(O)(O)−(各々
ヒドロキシフェニルベンゾトリアゾールのアリールスル
フォキサイド又はアリールスルフォン誘導体)である対
応する化合物、又はこれらの化合物の混合物を形成し;
そしてヒドロキシフェニルベンゾトリアゾールのアリー
ルスルフォキサイド誘導体、ヒドロキシフェニルベンゾ
トリアゾールのアリールスルフォン誘導体、又はヒドロ
キシフェニルベンゾトリアゾールのアリールスルフォキ
サイド及びアリールスルフォン誘導体の混合物を回収す
ることを特長とする方法である。
【0013】適当なハロ−置換されたヒドロキシフェニ
ルベンゾトリアゾール誘導体の例としては以下のものを
含むが、これに限定されない。2−(3’,5’−ジ−
tert−ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)−5−
クロロベンゾトリアゾール、2−(3’,5’−ジ−t
ert−ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)−5−ブ
ロモベンゾトリアゾール、2−(3’,5’−ジ−te
rt−ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)−5−フル
オロベンゾトリアゾール、2−(3’,5’−ジ−te
rt−ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)−5,6−
ジクロロベンゾトリアゾール、2−(3’,5’−ジ−
tert−ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)−5,
6−ジブロモベンゾトリアゾール、2−(3’,5’−
ジ−tert−ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)−
5,6−ジフルオロベンゾトリアゾール、2−(3’,
5’−ジ−n−ブチル−2’−ヒドロキシフェニル )
−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(3’,5’−
ジ−n−ブチル−2’−ヒドロキシフェニル )−5−
ブロモベンゾトリアゾール、2−(3’,5’−ジ−n
−ブチル−2’−ヒドロキシフェニル )−5−フルオ
ロベンゾトリアゾール、2−(3’,5’−ジ−i−プ
ロピル−2’−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベン
ゾトリアゾール、2−(3’,5’−ジ−i−プロピル
−2’−ヒドロキシフェニル)−5−ブロモベンゾトリ
アゾール、2−(3’,5’−ジ−i−プロピル−2’
−ヒドロキシフェニル)−5−フルオロベンゾトリアゾ
ール、2−(3’,5’−ジ−i−プロピル−2’−ヒ
ドロキシフェニル)−5,6−ジクロロベンゾトリアゾ
ール、2−(3’,5’−ジ−i−プロピル−2’−ヒ
ドロキシフェニル)−5,6−ジブロモベンゾトリアゾ
ール、2−(3’,5’−ジ−i−プロピル−2’−ヒ
ドロキシフェニル)−5,6−ジフルオロベンゾトリア
ゾール、2−(3’,5’−ジメチル−2’−ヒドロキ
シフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−
(3’,5’−ジメチル−2’−ヒドロキシフェニル)
−5−ブロモベンゾトリアゾール、2−(3’,5’−
ジメチル−2’−ヒドロキシフェニル)−5−フルオロ
ベンゾトリアゾール、2−(3’,5’−ジメチル−
2’−ヒドロキシフェニル)−5,6−ジクロロベンゾ
トリアゾール、2−(3’,5’−ジメチル−2’−ヒ
ドロキシフェニル)−5,6−ジブロモベンゾトリアゾ
ール、2−(3’,5’−ジメチル−2’−ヒドロキシ
フェニル)−5,6−ジフルオロベンゾトリアゾール、
2−(3’,5’−ジベンジル−2’−ヒドロキシフェ
ニル )−5−クロロベンゾトリアゾール、2−
(3’,5’−ジベンジル−2’−ヒドロキシフェニル
)−5−ブロモベンゾトリアゾール、2−(3’,
5’−ジベンジル−2’−ヒドロキシフェニル )−5
−フルオロベンゾトリアゾール、2−(3’,5’−ジ
−tert−ブチル−2’,6’−ジヒドロキシフェニ
ル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(3’,
5’−ジ−tert−ブチル−2’,6’−ジヒドロキ
シフェニル)−5−ブロモベンゾトリアゾール、2−
(3’,5’−ジ−tert−ブチル−2’,6’−ジ
ヒドロキシフェニル)−5−フルオロベンゾトリアゾー
ル、及びこれらの混合物である。現在好ましいハロ−置
換されたヒドロキシフェニルベンゾトリアゾール誘導体
は、2−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−2’−ヒド
ロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2
−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−2’−ヒドロキシ
フェニル)−5−ブロモベンゾトリアゾール、2−
(3’,5’−ジ−tert−ブチル−2’−ヒドロキシフ
ェニル)−5−フルオロベンゾトリアゾール、及びこれ
らの混合物である。2−(3’,5’−ジ−tert−ブチ
ル−2’−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾト
リアゾール誘導体は、Tinuvin 327 の商品名で Ciba-Ge
igy から容易に入手できる。
【0014】現在、好ましい硫黄含有芳香族化合物の例
としては、チオフェノール、ナトリウムチオフェノレー
ト(sodium thiophenolate) 、4−クロロチオフェノー
ル、3−クロロチオフェノール、4−ブロモチオフェノ
ール、4−アミノチオフェノール、4−シアノチオフェ
ノール、4−エトキシチオフェノール、4−ヒドロキシ
チオフェノール、2−アミノチオフェノール、2−エト
キシチオフェノール、2−メトキシチオフェノール、及
びこれらの混合物が含まれるが、これに限定されない。
現在、最も好ましい硫黄含有芳香族化合物は、容易に入
手出来るためチオフェノールである。
【0015】本発明に用いられる適当な極性有機化合物
は一般に、反応条件下で実質的に反応物を溶解するもの
である。極性の有機化合物は適当なクラスの代表的な例
としては、アミド、ラクタム、スルフォン、及びこれら
の混合物を含む。このような極性の有機化合物の特別の
例としてはヘキサメチルホスホルアミド(hexamethylpho
sphoramide) 、テトラメチル尿素、N、N’−エチレン
ジピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、ピロリド
ン、カプロラクタム、N−エチルカプロラクタム、スル
フォラン、ジメチルアセタミド、低分子量ポリアミド、
及びこれらの混合物がある。現在最も好ましい極性の有
機化合物は、その使用の容易さと入手し易い点で、N−
メチル−2−ピロリドンである。
【0016】発明の方法は、また塩基化合物、及び/又
は水の存在下で行われる。発明に用いられる塩基の化合
物は有機塩基、又は無機塩基であることが出来、そして
水溶液であるか、或いは又非水溶液の形である。現在好
ましい塩基化合物は無機の塩基である。塩基化合物の例
は、テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド、水
酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム、水
酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化アンモニ
ウム、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、
炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、及びこれらの混合
物が含まれるが、これに限定されない。現在最も好まし
い塩基化合物は、その入手し易さと使用の容易さの為、
水酸化ナトリウム、及び炭酸ナトリウムである。
【0017】硫黄含有芳香族化合物とハロ置換ヒドロキ
シフェニルベンゾトリアゾール誘導体のモル比は約0.
5:1から約4:1に、好ましくはモノハロ置換ヒドロ
キシフェニルベンゾトリアゾールに対しては約1:1、
そしてジハロ置換ヒドロキシフェニルベンゾトリアゾー
ルに対しては約2:1に、変化させることが出来る。極
性有機化合物とハロ置換されたヒドロキシフェニルベン
ゾトリアゾール誘導体とのモル比は、約0.1:1から
約100:1、好ましくは0.5:1から20:1の範
囲である。もし存在するなら、塩基化合物とハロ置換ヒ
ドロキシフェニルベンゾトリアゾールとのモル比は、硫
黄含有芳香族化合物とハロ置換ヒドロキシフェニルベン
ゾトリアゾール誘導体との範囲と同一の範囲にある。水
(もし存在するなら)とハロ置換されたベンゾトリアゾ
ール誘導体のモル比は、約0.0001:1から約2
0:1の範囲であることが出来る。
【0018】ヒドロキシフェニルベンゾトリアゾールの
アリールスルフィド誘導体は、ポリマーの紫外線安定剤
として用いるために回収される。これはまた、ヒドロキ
シフェニルベンゾトリアゾールのアリールスルフォキサ
イド誘導体、ヒドロキシフェニルベンゾトリアゾールの
アリールスルフォン誘導体、又はヒドロキシフェニルベ
ンゾトリアゾールのアリールスルフォキサイド誘導体と
ヒドロキシフェニルベンゾトリアゾールのアリールスル
フォン誘導体の混合物の合成のための出発原料として用
いることが出来る。
【0019】ヒドロキシフェニルベンゾトリアゾールの
アリールスルフィド誘導体は、ヒドロキシフェニルベン
ゾトリアゾールアリールスルフィド誘導体をヒドロキシ
フェニルベンゾトリアゾールのアリールスルフォキサイ
ド誘導体に、又はヒドロキシフェニルベンゾトリアゾー
ルのアリールスルフォン誘導体に、又はこれらの混合物
に酸化するのに十分な条件下で、酸化剤と接触される。
例えば、反応時間、圧力、及び温度のような反応条件、
又は酸化剤を変えて、異なるヒドロキシフェニルベンゾ
トリアゾールの硫黄含有誘導体を得るために用いること
が出来る。
【0020】任意の酸化剤がヒドロキシフェニルベンゾ
トリアゾールのアリールスルフィド誘導体の酸化に用い
られる。適当な酸化剤は、過酸化水素、過酢酸、窒素酸
化物、過酸化ナトリウム、ベンゾイルパーオキサイド、
二酸化塩素、m−クロロパーベンゾイックアシッド、m
−ブロモパーベンゾイックアシッド、p−クロロパーベ
ンゾイックアシッドが含まれるが、これに限定されな
い。加えるに、例えば酸素、空気のような酸素含有液体
もまた、発明の第三の態様のセカンドステップに用いる
ことが出来る。現在、好ましい酸化剤は、低コストと入
手し易さの点で、m−クロロパーベンゾイックアシッド
及び過酸化水素である。
【0021】所望により、触媒が酸化を促進するために
採用される。適当な酸化剤として、タングステン、モリ
ブデン、バナジン、これらの酸化物、そしてこれらの混
合物が含まれるが、これに限定されない。特に適する触
媒の例としては、タングステン酸、酸化バナジウム、酸
化バナジウム(III)、酸化バナジウム(V)、酸化
タングステン(VI)、タングステン、モリブデン、バ
ナジウム、そしてこれらの混合物が含まれるが、これに
限定されない。
【0022】酸化の工程もまた、溶媒の存在下で行われ
る。もし用いるなら、溶媒は反応を促進させるため、実
質的に反応物と酸化剤を溶解する事が出来るべきであ
る。適当な溶媒の例としては、テトラヒドロフラン、四
塩化炭素、メチレンクロライド、メタノール、エタノー
ル、イソプロピルアルコール、プロパノール、及びこれ
らの混合物が含まれるが、これに限定されない。現在、
好ましい溶媒としては、容易に回収リサイクルされるた
め、メチレンクロライドが用いられる。
【0023】酸化剤とヒドロキシフェニルベンゾトリア
ゾールのアリールスルフィド誘導体とのモル比は、約
1:1から約20:1、好ましくは1:1から10:1
の範囲である。もし存在するなら、溶媒とヒドロキシフ
ェニルベンゾトリアゾールのアリールスルフィド誘導体
とのモル比は、約10:1から約1000:1、好まし
くは20:1から200:1の範囲である。
【0024】ヒドロキシフェニルベンゾトリアゾールの
硫黄含有誘導体の合成方法は、広い温度範囲、圧力範
囲、及び時間の範囲で任意の適当な反応容器中で行うこ
とが出来る。適当な反応容器の選択は当業者等の好みに
よって為される。最適の結果を得るための温度、圧力、
及び時間の範囲の選択は、一般に出発原料の性質、望ま
しい製品の性質、用いる酸化剤、及び用いる溶媒に依存
する。温度は5゜C以下から、500゜C以上迄広い範
囲であることが出来る。好ましくは、硫黄含有の芳香族
化合物とハロ置換ヒドロキシフェニルベンゾトリアゾー
ルは、約100゜Cから約350゜Cの温度範囲、最も
好ましくは150゜Cから300゜Cの温度範囲で接触
される。好ましくは、ヒドロキシフェニルベンゾトリア
ゾールのアリールスルフィド誘導体は、約10゜Cから
約150゜C、最も好ましくは15゜Cから90゜Cの
範囲の温度で酸化剤と接触される。
【0025】反応圧力は広く、大気圧よりわずか低い圧
から300気圧までである。しかしながら好ましい圧力
は、約1気圧から約30気圧、最も好ましくは1気圧か
ら15気圧の範囲である。
【0026】ヒドロキシフェニルベンゾトリアゾールの
硫黄含有誘導体の合成に要する時間はまた、発明の第三
の態様の各工程に対して、少なくとも約1分のような短
い時間から、約25時間のような長い時間まで、好まし
くは約1分から約20時間迄、最も好ましくは10分か
ら15時間迄変化させることが出来る。
【0027】ヒドロキシフェニルベンゾトリアゾールの
硫黄含有誘導体は、もし望むなら、反応混合物から溶剤
抽出、相分離、ろ過に引き続く結晶化、及び他の回収手
段のような通常の方法によって回収することが出来る。
【0028】”オリゴマー”なる術語は、ほんの幾つか
のモノマー単位、一般には2から約10の繰り返し単位
からなる有機分子に関するものとしてここでは用いてい
る。オリゴマーの例としては、ダイマー、トリマー、テ
トラマー、オクタマー、及びこれらの混合物がある。”
ポリマーマトリックス”の語は少なくとも一種のポリマ
ーからなる組成物に関するものである。組成物は、例え
ば乾燥ブレンド又は溶融ブレンドであることが出来る。
【0029】上記方法で調製することの出来るヒドロキ
シフェニルベンゾトリアゾールの硫黄含有誘導体は、誘
導体とポリ(アリーレンスルフィド)ポリマーを含有す
る、発明の組成物の調製の際に適当であると上に記載し
たものを含むが、これに限定されない。
【0030】本発明の更なる局面に従えば、
【化9】 (ここで各Zはポリ(フェニレンスルフィド)、ポリ
(フェニレンスルフォン)、ポリ(フェニレンエーテ
ル)、ポリ(フェニレンケトン)、ポリ(フェニレンエ
ーテルケトン)、ポリ(フェニレンジスルフィド)、ポ
リ(フェニレンスルフィドスルフォン)、ポリ(フェニ
レンスルフィドケトン)、ポリ(フェニレンスルフィド
ジスルフィド)、又は記載のポリマーの二種以上のコー
ポリマーであり;nは1から5までの整数;n’は0か
ら4までの整数;n”は1から2の整数であり、そして
各n”は同一或いは異なることが出来;qは1から10
までの整数であり;各Yは−S(O)(O)−,及び−
S(O)−、及びこれらの混合物から成る群から選択さ
れる;各Rは同一又は異なることが出来、そして各々は
水素、アルキル基、アルケニール基、アラルキル基、ア
ルカリール基、及びこれらの組み合わせから成る群から
選択することが出来;Rが2以上の炭素原子を持つと
き、それは線状、枝分かれ、又は環状であり;各Rは、
他に示されなければ、1から10までの炭素原子を有
し;各々のOH基は2’−或いは6’−の位置のいずれ
か、又は両者にあることができ;そしてZ,Y,及びR
はアリーレン環の任意の有効な位置にあることができ
る)の式を有するヒドロキシフェニルベンゾトリアゾー
ルの硫黄含有誘導体に、化学的に結合したポリマーを含
有する、UV光に安定なポリマーが提供される。
【0031】利用し得るポリマー及びヒドロキシフェニ
ルベンゾトリアゾールの硫黄含有誘導体の範囲は、本発
明の第二の態様に置いて先に開示したそれと同一であ
る。
【0032】ヒドロキシフェニルベンゾトリアゾールの
硫黄含有誘導体に化学的に結合しているポリマーを含
む、現在好ましい化合物の例としては次のものを含む
が、これに限定されない。2−(3’,5’−ジ−tert
−ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)−5−(4”−
ポリ(フェニレンスルフィド)−フェニルチオ)ベンゾ
トリアゾール、2−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−
2’−ヒドロキシフェニル)−5−(4”−ポリ(フェ
ニレンスルフィド)−フェニルスルフィニル)ベンゾト
リアゾール、2−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−
2’−ヒドロキシフェニル)−5−(4”−ポリ(フェ
ニレンスルフィド)−フェニルスルフォニル)ベンゾト
リアゾール、2−(2’−ヒドロキシフェニル)−5−
(2”−ポリ(フェニレンスルフィド)−フェニルチ
オ)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシフェ
ニル)−5−(2”−ポリ(フェニレンスルフィド)−
フェニルスルフィニル)ベンゾトリアゾール、2−
(2’−ヒドロキシフェニル)−5−(2”−ポリ(フ
ェニレンスルフィド)−フェニルスルフォニル)ベンゾ
トリアゾール、2−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−
2’−ヒドロキシフェニル)−5−(3”−ポリ(フェ
ニレンスルフィド)−フェニルチオ)ベンゾトリアゾー
ル、2−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−2’−ヒド
ロキシフェニル)−5−(3”−ポリ(フェニレンスル
フィド)−フェニルスルフィニル)ベンゾトリアゾー
ル、2−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−2’−ヒド
ロキシフェニル)−5−(3”−ポリ(フェニレンスル
フィド)−フェニルスルフォニル)ベンゾトリアゾー
ル、2−(2’−ヒドロキシフェニル)−5−(4”−
ポリ(フェニレンスルフィド)−フェニルチオ)ベンゾ
トリアゾール、2−(2’−ヒドロキシフェニル)−5
−(4”−ポリ(フェニレンスルフィド)−フェニルス
ルフィニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロ
キシフェニル)−5−(4”−ポリ(フェニレンスルフ
ィド)−フェニルスルフォニル)ベンゾトリアゾール、
2−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−2’−ヒドロキ
シフェニル)−5−(3”,4”−ジポリ(フェニレン
スルフィド)−フェニルチオ)ベンゾトリアゾール、2
−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−2’−ヒドロキシ
フェニル)−5−(3”,4”−ジポリ(フェニレンス
ルフィド)−フェニルスルフィニル)ベンゾトリアゾー
ル、2−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−2’−ヒド
ロキシフェニル)−5−(3”,4”−ジポリ(フェニ
レンスルフィド)−フェニルスルフォニル)ベンゾトリ
アゾール、2−(2’−ヒドロキシフェニル)−5−
(2”,4”−ジポリ(フェニレンスルフィド)−フェ
ニルチオ)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキ
シフェニル)−5−(2”,4”−ジポリ(フェニレン
スルフィド)−フェニルスルフィニル)ベンゾトリアゾ
ール、2−(2’−ヒドロキシフェニル)−5−
(2”,4”−ジポリ(フェニレンスルフィド)−フェ
ニルスルフォニル)ベンゾトリアゾール、2−(3’,
5’−ジ−tert−ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)
−5−(4”−ポリ(フェニレンスルフィドスルフォ
ン)−フェニルチオ)ベンゾトリアゾール、2−
(3’,5’−ジ−tert−ブチル−2’−ヒドロキシフ
ェニル)−5−(4”−ポリ(フェニレンスルフィドス
ルフォン)−フェニルスルフィニル)ベンゾトリアゾー
ル、2−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−2’−ヒド
ロキシフェニル)−5−(4”−ポリ(フェニレンスル
フィドスルフォン)−フェニルスルフォニル)ベンゾト
リアゾール、2−(2’−ヒドロキシフェニル)−5−
(2”−ポリ(フェニレンスルフィドスルフォン)−フ
ェニルチオ)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロ
キシフェニル)−5−(2”−ポリ(フェニレンスルフ
ィドスルフォン)−フェニルスルフィニル)ベンゾトリ
アゾール、2−(2’−ヒドロキシフェニル)−5−
(2”−ポリ(フェニレンスルフィドスルフォン)−フ
ェニルスルフォニル)ベンゾトリアゾール、2−
(3’,5’−ジ−tert−ブチル−2’−ヒドロキシフ
ェニル)−5−(4”−ポリ(フェニレンオキサイド)
−フェニルチオ)ベンゾトリアゾール、2−(3’,
5’−ジ−tert−ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)
−5−(4”−ポリ(フェニレンオキサイド)−フェニ
ルスルフィニル)ベンゾトリアゾール、2−(3’,
5’−ジ−tert−ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)
−5−(4”−ポリ(フェニレンオキサイド)−フェニ
ルスルフォニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒ
ドロキシフェニル)−5−(2”−ポリ(フェニレンオ
キサイド)−フェニルチオ)ベンゾトリアゾール、2−
(2’−ヒドロキシフェニル)−5−(2”−ポリ(フ
ェニレンオキサイド)−フェニルスルフィニル)ベンゾ
トリアゾール、2−(2’−ヒドロキシフェニル)−5
−(2”−ポリ(フェニレンオキサイド)−フェニルス
ルフォニル)ベンゾトリアゾール、及びこれらの混合物
である。現在、最も好ましい組成物は2−(3’,5’
−ジ−tert−ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)−5
−(4”−ポリ(フェニレンスルフィド)−フェニルチ
オ)ベンゾトリアゾール、2−(3’,5’−ジ−tert
−ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)−5−(4”−
ポリ(フェニレンスルフィド)−フェニルスルフィニ
ル)ベンゾトリアゾール、2−(3’,5’−ジ−tert
−ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)−5−(4”−
ポリ(フェニレンスルフィド)−フェニルスルフォニ
ル)ベンゾトリアゾール、及びこれらの混合物である。
【0033】化合物中に存在するヒドロキシフェニルベ
ンゾトリアゾールの硫黄含有誘導体の量は、ポリマーの
繰り返し単位100当たり、又は例えば、ポリ(アリー
レンスルフィド)のような硫黄含有ポリマー中に存在す
る硫黄のグラム−原子当たり、約0.0001から約5
モル、好ましくは約0.001から約2モル、そして最
も好ましくは0.002から1.0モルの範囲である。
【0034】式IIIの化合物は、ハロ−置換されたヒ
ドロキシフェニルベンゾトリアゾールの硫黄含有誘導体
を、少なくとも一種のハロゲン化芳香族モノマー及び硫
黄のソースと、ポリマーを合成する重合条件下で、接触
させることを特長とする方法によって調製することが出
来る。
【0035】好ましくは組成物は、ハロ−置換されたヒ
ドロキシフェニルベンゾトリアゾールを、硫黄のソース
と少なくとも一種のハロゲン含有の芳香族モノマーを含
有する反応混合物と、極性有機化合物中において、ポリ
マーを合成する重合条件下で接触させることによって調
製される。ここで用いられているモノマーの術語は、他
に示さなければ、総称的にモノマー、コーモノマー、タ
ーモノマー、等を意味する。
【0036】ハロ置換されたヒドロキシフェニルベンゾ
トリアゾールの硫黄含有誘導体は、
【化10】 (各々のX’は塩素、臭素、ヨウ素、フッ素、又は硫黄
含有の芳香族化合物で置換されることが出来る適当な離
脱基;nは1から5までの整数;n’は0から4までの
整数;n”は1から2の整数で各n”は同一或いは異な
る;qは1から10までの整数;そして各Yは−S
(O)(O)−,−S−,及びこれらの組み合わせから
成る群から選ばれる;各Rは同一或いは異なっていても
良くそして各々は水素、アルキル基、アルケニル基、ア
ラルキル基、アルカリール基、及びこれらの混合物から
成る群から選択することが出来;各Rは0から約10の
炭素原子を持ち;そしてRが2以上の炭素原子を持つと
き、それは線状、枝分かれ、又は環状であることができ
る;各々のOH基は2’−、又は6’−の位置に、又は
両方に在ることが出来る)の式によって表すことが出来
る。加えるに、X’、Y及びRはアリーレン環の任意の
位置に在ることが出来る。
【0037】好ましいヒドロキシフェニルベンゾトリア
ゾールのハロ−置換された硫黄含有の誘導体は、2−
(3’,5’−ジ−tert−ブチル−2’−ヒドロキシフ
ェニル)−5−(4”−ヨードフェニルチオ)ベンゾト
リアゾール、2−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−
2’−ヒドロキシフェニル)−5−(4”−ヨードフェ
ニルスルフォニル)ベンゾトリアゾール、2−(3’,
5’−ジ−tert−ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)
−5−(4”−クロロフェニルチオ)ベンゾトリアゾー
ル、2−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−2’−ヒド
ロキシフェニル)−5−(4”−クロロフェニルスルフ
ォニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ
フェニル)−5−(4”−ブロモフェニルチオ)ベンゾ
トリアゾール、2−(2’−ヒドロキシフェニル)−5
−(4”−ブロモフェニルスルフォニル)ベンゾトリア
ゾール、2−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−2’−
ヒドロキシフェニル)−5−(4”−ブロモフェニルチ
オ)ベンゾトリアゾール、2−(3’,5’−ジ−tert
−ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)−5−(4”−
ブロモフェニルスルフォニル)ベンゾトリアゾール、及
びこれらの混合物から成る群から選択される。本発明の
先の局面において上に開示した、他のヒドロキシフェニ
ルベンゾトリアゾールの硫黄含有誘導体は、溶媒中でハ
ロゲンと反応して、これらの好ましいヒドロキシフェニ
ルベンゾトリアゾールのハロ置換された硫黄含有誘導体
を作る。ハロゲンと他のヒドロキシフェニルベンゾトリ
アゾールの硫黄含有誘導体とのモル比は、約0.1:1
から約10:1、好ましくは0.5:1から2:1の範
囲にある。
【0038】現在、好ましい溶媒の例としては、四塩化
炭素、クロロフォルム、メチレンクロライド、N−メチ
ル−2−ピロリドン、テトラヒドロフラン、スルフォラ
ン、及びこれらの混合物が含まれるが、これに限定され
ない。現在最も好ましい溶媒は四塩化炭素である。溶媒
と他のヒドロキシフェニルベンゾトリアゾールの硫黄含
有誘導体とのモル比は広く、約10:1から約500
0:1、好ましくは50:1から1000:1まで変化
させることが出来る。反応条件も広く好ましくは、約−
10゜Cから約80゜C、好ましくは0゜Cから50゜
C迄の温度範囲、約1時間から約15日の間、約1気圧
から約5気圧の圧力範囲、好ましくは約1気圧下に変化
させることが出来る。
【0039】現在、好ましい硫黄のソースは、アルカリ
金属スルフィド、アルカリ金属ハイドロスルフィド、チ
オ硫酸塩、チオ尿素、チオアミド、及びこれらの任意の
二種以上の混合物から成る群から選択される。現在好ま
しい硫黄のソースの例としては、ナトリウムスルフィ
ド、ナトリウムハイドロスルフィド、カリウムスルフィ
ド、カリウムハイドロスルフィド、チオ硫酸リチウム、
チオ硫酸ナトリウム、チオ硫酸カリウム、チオ硫酸ルビ
ジウム、1−メチル−2−チオ尿素、1,3−ジイソプ
ロピル−2−チオ尿素、1−p−トリル−2−チオ尿
素、チオアセタミド、2−チオピロリドン、及びこれら
の任意の二種以上の混合物が含まれるが、これに限定さ
れない。現在最も好ましい硫黄のソースは、その入手し
易さと低価格の為、ナトリウムスルフィド、及びナトリ
ウムハイドロスルフィドである。
【0040】現在好ましいハロゲン含有の芳香族モノマ
ーは、
【化11】 (X”はフッ素、塩素、臭素、及びヨウ素から成る群か
ら選択され、そして各R’は水素、及びハイドロカルビ
ルラジカルから成る群から選択され、その中でハイドロ
カルビルラジカルはアルキル、シクロアルキル、及びア
リールラジカル、そして例えば、アルカリール及びアラ
ルキル、その他のようなこれらの組み合わせであり、各
々の分子中の炭素原子の合計の数は6から約24の範囲
内にある)の式を有するp−ジハロベンゼンである。
【0041】本発明の方法に用いることが出来る、幾つ
かのp−ジハロベンゼンの例としては、p−ジクロロベ
ンゼン、p−ジブロモベンゼン、p−ジヨードベンゼ
ン、1−クロロ−4−ブロモベンゼン、1−クロロ−4
−ヨードベンゼン、1−ブロモ−4−ヨードベンゼン、
2,5−ジクロロトルエン、2,5−ジクロロ−p−キ
シレン、1−エチル−4−イソプロピル−2,5−ジブ
ロモベンゼン、1,2,4,5−テトラメチル−3,6
−ジクロロベンゼン、1−ブチル−4−シクロヘキシル
−2,5−ジブロモベンゼン、1−ヘキシル−3−ドデ
シル−2,5−ジクロロベンゼン、1−オクタデシル−
2,5−ジヨードベンゼン、1−フェニル−2−クロロ
−5−ブロモベンゼン、1−p−トリル−2,5−ジブ
ロモベンゼン、1−ベンジル−2,5−ジクロルベンゼ
ン、1−オクチル−4−(3−メチルシクロペンチル)
−2,5−ジクロロベンゼン、及びこれらの混合物が含
まれる。
【0042】適当な極性の有機化合物は、先の本発明の
局面において上に記載したものと同一である。
【0043】塩基性の化合物がまた、重合反応中に存在
する。適当な塩基の化合物は、本発明の先の局面におい
て上に開示した、それらのものと同一である。
【0044】本発明の方法は同様に、得られるコーポリ
マーの分子量を変性するため、カルボン酸金属塩を上記
の反応物と接触させることによって行われる。これは同
様に、水の存在下で行われる。金属のカルボン酸塩は
R’CO2M の式を有しており、ここでMはアルカリ
金属、及びアルカリ土類金属から成る群から選択される
金属、そしてR’はアルキル、シクロアルキル、アリー
ル、アルケニール、及びこれらの任意の二種以上の混合
物から選択されるハイドロカルビルラジカルである。好
ましくは、R’は1から約6個の炭素原子を持つアルキ
ルラジカル、又はフェニルラジカルであり、そしてMは
リチウム又はナトリウムである。もし望むなら、金属の
カルボン酸塩は水和物として、又は水中の溶液或いは分
散物として用いることが出来る。
【0045】本発明の方法に用いることが出来る幾つか
のカルボン酸金属塩の例としては、酢酸リチウム、酢酸
ナトリウム、酢酸カリウム、プロピオン酸リチウム、プ
ロピオン酸ナトリウム、リチウム2−メチルプロピオネ
ート、ルビジウムブチレート、吉草酸リチウム、吉草酸
ナトリウム、ヘキサン酸セシウム、リチウムヘプタノエ
ート、リチウム2−メチルオクタノエート、カリウムド
デカノエート、ルビジウム4−エチルテトラデカノエー
ト、ナトリウムオクタデカノエート、リチウムシクロヘ
キサンカルボキシレート、セシウムシクロドデカンカル
ボキシレート、ナトリウム3−メチルシクロペンタンカ
ルボキシリレート、カリウムシクロヘキシルアセテー
ト、安息香酸カリウム、安息香酸リチウム、安息香酸ナ
トリウム、カリウムm−トルエート、リチウムフェニル
アセテート、ナトリウム4−フェニルシクロヘキサンカ
ルボキシレート、カリウムp−トリルアセテート、リチ
ウム4−エチルシクロヘキシルアセテート、及びこれら
の任意の二種以上の混合物を含むが、これに限定されな
い。
【0046】上記反応物の接触は、水の存在下で行われ
る。水はまた、ある硫黄のソースと、もし用いるならア
ルカリ金属の水酸化物との相互作用から形成される。
【0047】少なくとも一種のハロゲン含有芳香族化合
物、硫黄のソース、ハロ−置換されたヒドロキシフェニ
ルベンゾトリアゾールの硫黄含有誘導体、極性有機化合
物、及び所望により塩基、アルカリ金属カルボン酸塩、
水のソース及びこれらの混合物から成る群から選ばれる
化合物が、適当な反応器中で接触されて重合混合物を生
成する。適当な反応器の選択は、当業者等の好みで為さ
れる。重合混合物はそれから、適当な重合条件の下に置
かれる。 適当な重合条件は広く変化させることが出
来、そして一般に約100゜Cから約400゜C、好ま
しくは約150゜Cから約350゜C、最も好ましくは
180゜Cから280゜Cの温度範囲、そして約5分か
ら約80時間、好ましくは約10分から約70時間、最
も好ましくは1時間から30時間の時間を含むものであ
る。用いられる圧力は重要ではないけれども、重合反応
物が実質的に液状の相を保つに十分な圧力であることが
好ましい。
【0048】ハロ−置換されたヒドロキシフェニルベン
ゾトリアゾールの硫黄含有誘導体は、重合の開始時に存
在することが出来、或いはまた重合反応の間の任意の時
間に添加することもできる。選択的に、重合した樹脂は
適当な重合条件の下で、ハロ置換されたヒドロキシフェ
ニルベンゾトリアゾールの硫黄含有誘導体及び硫黄のソ
ースで処理される。
【0049】反応物のモル比は相当に広く変えることが
出来る。しかしながら、ハロゲン含有の芳香族モノマー
と硫黄のソースとのモル比は、好ましくは約0.95:
1から約1.20:1、最も好ましくは最良の結果の為
に、0.99:1から1.05:1である。
【0050】もしアルカリ金属の水酸化物を適当な硫黄
のソースと共に用いるなら、硫黄のソースに対するアル
カリ金属水酸化物の量は、硫黄のソースに従って変化す
るが、一般に硫黄ソース中の硫黄のグラム−原子当た
り、約0.001から約5、そして好ましくは0.00
1から4グラム当量である。
【0051】もし少なくとも一種のアルカリ金属のカル
ボン酸塩が本発明に従って用いられるならば、アルカリ
金属カルボン酸塩と硫黄のソースとのモル比は、一般に
約0.001:1から約1.5:1迄、そして好ましく
は望みの分子量を有するポリマー組成を与えるためには
約0.01:1から約1:1の範囲である。
【0052】発明に従って用いられる極性の有機化合物
の量は、極性有機化合物と硫黄ソースとのモル比で表さ
れる。一般に、この比率は約2:1から約25:1、好
ましくは反応物が実質的に液体相中にあるように、約
2:1から約15:1である。
【0053】本発明の方法は、バッチ及び連続のプロセ
スを含む各種の方法によって行われる。一つの方法は、
上記の条件下で適当な反応器中に記載の反応物を混合す
る。
【0054】本発明に従って作られた組成物は、最終重
合反応混合物から通常の手順で分離される。例えば、組
成物を分離するため重合反応混合物をろ過し、引き続き
水で洗浄する。選択的に、加熱された重合反応混合物
は、水又は追加の極性有機化合物又はこれらの混合物で
希釈され、続いて冷却され、ろ過され、そして水でポリ
マーが洗浄される。好ましくは、少なくとも水洗浄の一
部は昇温下で、例えば約30゜Cから約100゜C、好
ましくは50゜Cから95゜Cの範囲内で行われる。
【0055】ポリマーの化合物は、ポリ(フェニレンス
ルフィド)、充填剤、顔料、増量剤、他のポリマー等で
混合される。これらは、酸素を含まないガスの存在下
で、約480゜C迄の温度に加熱することによって、架
橋及び/又は連鎖延長を通して硬化され、高い熱安定性
と良好な化学耐性を有する硬化した製品を与える。これ
らは塗布物、フィルム、成型品、及びファイバーの製造
に有用である。
【0056】
【実施例】以下の実施例は単に説明の為に提供するもの
であって、本発明の範囲を限定しようとするものではな
い。
【0057】実施例1 この実施例は2−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−
2’−ヒドロキシフェニル)−5−(フェニルチオ)ベ
ンゾトリアゾールの合成を説明する。
【0058】実験は機械的な撹拌器と上部にコンデンサ
ーを設けた300mlのオートクレーブ中で行った。チ
オフェノール(11.55g;0.105mol)、
4.20g(0.105mol)の水酸化ナトリウム、
5.0g(0.280mol)の水、そして90.0g
(0.908mol)のN−メチル−2−ピロリドン
(今後NMPとして示す)を300mlのオートクレー
ブ中にチャージし、シールした後50psiのアルゴン
で3回パージした。引き続き反応混合物の脱水を、オー
トクレーブの温度を150゜Cから200゜Cの温度に
徐々に上昇させ、そして水をコンデンサーを通して溜出
させることによって行った。約7.0gの溜出物が集め
られた。反応混合物を25゜Cに冷却し、その後オート
クレーブの上部を取り外し、そして35.97g(0.
10mol)の2−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−
2’−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリア
ゾール(Ciba-Geigyから得られた)、及び60.0g
(0.605mol)のNMPを添加した。反応器を再
びシールし、アルゴンで再パージし、そして200゜C
で6時間加熱した。
【0059】25゜Cに冷却後、不均一な反応混合物
(即ち溶媒と沈澱した生成物の混合物)を200mlの
水でオートクレーブから混合物を移すこと、そして50
%(50/50容積で)の希釈HCl水溶液で更に希釈
することによって後処理を行った。酸性の混合物(pH
=1)をメチレンクロライド(400ml)で3回抽出
した。最初に抽出溶媒を沸騰するまで加熱し、続いて1
5%の水/メタノール溶液(200ml)を溶液が僅か
かすむ迄(約50/50の希釈で発生)徐々に添加する
ことによって、メチレンクロライド抽出物から再結晶を
行った。溶液をそれから25゜Cに冷却し、その後氷浴
中(4゜C)に2.5時間置いた。得られた黄色、針状
結晶を吸引ろ過で集め、メタノール(100ml)で洗
浄、そして真空(25torr)オーブン中で100゜
C、3時間乾燥した。この生成物の収量は32.93g
(76.2%)であった。この生成物は133゜Cから
134゜Cで溶融し、そしてガスクロマトグラフィで>
99%の純度であった。この生成物の質量分析、及び炭
素−13NMR分光測定は、これが2−(3’,5’−
ジ−tert−ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)−5−
(フェニルチオ)ベンゾトリアゾールであることを示し
た。
【0060】実施例2 この実施例は2−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−
2’−ヒドロキシフェニル)−5−(フェニルスルフォ
ニル)ベンゾトリアゾールの合成を説明する。
【0061】実施例1で合成された2−(3’,5’−
ジ−tert−ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)−5−
(フェニルチオ)ベンゾトリアゾール(5.0g;0.
012mol)を、アイスバス中で4゜Cに冷却した3
00mlフラスコ中で、50gのメチレンクロライドに
溶解する。マグネティック撹拌バーを用いてフラスコの
内容物を混合する。撹拌しつつ、150gメチレンクロ
ライド中の8.2g(50%試薬の2当量)のm−クロ
ロパーベンゾイックアシッドを徐々に約30分かけて、
2−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−2’−ヒドロキ
シフェニル)−5−(フェニルチオ)ベンゾトリアゾー
ル溶液に、窒素ガス流の下で添加する。
【0062】反応混合物を窒素下で25゜Cで3時間撹
拌する。その後、沈澱した固体を得られた反応混合物か
らろ過によって取り除く。メチレンクロライドで固体を
追加洗浄した後、固体を捨てる。ロ液を一緒にして、飽
和NaHCO3 溶液で二回(各洗浄は100ml)洗
い、ロータリーエバポレーターにかける。残留分をエタ
ノール/H2 O(容積比80/20)から再結晶する。
生成物が回収され実施例1に記載のように乾燥される。
生成収量は4.87gであった。機器分析(実施例1に
記載の通り)により、これが2−(3’,5’−ジ−te
rt−ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)−5−(フェ
ニルスルフォニル)ベンゾトリアゾールであることを示
した。
【0063】実施例3 この実施例は2−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−
2’−ヒドロキシフェニル)−5−(フェニルチオ)ベ
ンゾトリアゾールの触媒酸化による、2−(3’,5’
−ジ−tert−ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)−5
−(フェニルスルフィニル)ベンゾトリアゾールと2−
(3’,5’−ジ−tert−ブチル−2’−ヒドロキシフ
ェニル)−5−(フェニルスルフォニル)ベンゾトリア
ゾールの混合物の合成法を説明する。
【0064】出発スルフィド前駆体2−(3’,5’−
ジ−tert−ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)−5−
(フェニルチオ)ベンゾトリアゾール(21.53g)
を、78.5gの2−プロパノールと0.1gのタング
ステン酸と共に300mlの三口丸底フラスコ中、窒素
下で撹拌する。反応混合物を80゜Cに加熱、そして2
2.2gの過酸化水素を徐々に添加(1時間以上)す
る。
【0065】反応は80゜C、12時間かけて反応させ
る。この時間の後、反応混合物をろ過する。ろ過した固
体を39.25gの2−プロパノール、続いて100g
の水で洗浄し、80゜Cで真空(1torr)下、24時間
乾燥する。黄色固体(19.18g)が乾燥後、回収さ
れた。GCによる生成物の分析は、これが94.0wt
%の2−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−2’−ヒド
ロキシフェニル)−5−(フェニルスルフォニル)ベン
ゾトリアゾール、4.6wt%の2−(3’,5’−ジ
−tert−ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)−5−
(フェニルスルフィニル)ベンゾトリアゾール、及び
0.8wt%の未反応の2−(3’,5’−ジ−tert−
ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)−5−(フェニル
チオ)ベンゾトリアゾールであることを示した。
【0066】実施例4 この実施例はポリ(フェニレンスルフィド)の、UVで
誘起される光劣化の現象を説明する。
【0067】A. ポリ(フェニレンスルフィド)(以
降PPSとして示す)は PhillipsPetroleum Company,
Bartlesville, Oklahoma より市販で入手可能。
【0068】B. フィルムの作成 − PPSフィル
ムは直接に樹脂のペレット、粉末、又は小片から作られ
る。加熱/プレス成型技術をフィルムを作るために用い
た。秤量した(2.7−3.0g)樹脂(ペレット、小
片、又は粉末)を、同様に2mil のカプトンシートで作
った四角のフレームで間をあけた、二個の8”X8”の
カプトン(Kapton)シート(2mil )の間に置く。枠の
内部のオープンスペースは7”X7”であり、そこに溶
融圧縮の手段で樹脂が満たされる。この間に樹脂を置い
たカプトンシートは、二つのスチールプレートの間で一
緒に締められ、得られた組立品を320゜Cに保たれた
ホットプレス中に置く。締め付け力を1,000−2,
000ポンド(16−32psig)の間で3分間保ち、樹
脂を溶融してカプトンシートの間の有効なスペースに分
布させる。締め付け力を、それから35,000ポンド
(550psig)に上げ、その値で3分間保つ。最後にホ
ットプレート/シート組立品を素早くホットプレスから
取り外し(締め付け力の開放に続いて)、そしてコール
ドプレス(内部コイルを通して冷却タップウオーター
(tap water)を一定に循環し15−20゜Cに保たれて
いる)のプラテンの間に挿入する。締め付け圧を出来る
だけ早く35,000ポンド(550psig)に上げ、
2.5−3.0分間保つ。この素早い冷却技術はアモル
ファスフィルムを作るのに適している。
【0069】或る場合には、完結したフィルムは急速冷
却にも拘らず主に結晶化している。このような場合に
は、ホットプレート/シート組立品を氷水バスの中に素
早く浸漬することで、アモルファスフィルムが得られ
る。このような方法で作ったフィルムは、僅かにねじれ
た(波状)表面と、バルク中の細かい泡状の傷で特長づ
けられる。
【0070】C. 照射条件 − 光着色の試験は全
て、照射源としてXe−アークのウエザオメーター(Xe-
Arc Weather-Ometers)を用いて行った。 二個のアトラ
スウエザオメーター(Atlas Weather-Ometers)(モデル
600−WとC1−35W)を用いたが、バルクの仕事
はモデル600−Wを基礎にした。両者ともホウケイ酸
フィルターを持つ高圧、5000w、Xeランプが装着
され;後者はランプ出力の深UV部を吸収し、そして近
UVと可視領域の光のみを有効にしている。ランプの強
度は0.55watt/m2 (340nmで)に保った。
【0071】D. 色変化(ΔE)の測定 − 反射モ
ードのフィルムの色の測定にはハンター比色計(Hunter
colorimeter, model D25 OPTICAL SENSOR)を用いた。人
間の眼の三刺激値レスポンスに類似するハンター比色計
で測定した、色値(color vallue)は三成分に、つまり、
明度(L)、緑−赤(a)、及び青−黄色(b)スケー
ルに分解される。L−スケールで、100及び0の値は
それぞれ白及び黒に(グレー=50)に相当する。a−
スケールでは負から正の値への変化は緑から赤への(グ
レー=0)変化を意味し、b−スケールでの同様な変化
は青から黄色(グレー=0)へ行くことを示している。
UV照射でPPSフィルムが経験した全体の色変化(Δ
E)は、次の式:
【数1】 を用いて照射前後の個々のフィルムの色値から計算し
た。
【0072】二種の市販の繊維グレードのPPS樹脂、
PPS−A、及び−B(両方とも Phillips Petroleum
Company, Bartlesville, Oklahoma より入手可能)から
作ったフィルムに対し、UV照射で生じた色の変化を表
1に示す。
【表1】
【0073】表1は、PPS−Bの色変化が、僅かPP
S−Aのそれより低いことを示している。両方のフィル
ムに対し、全体の色変化(ΔE)への大きな寄与は、L
の減少(即ちグレー化)とbの増加(即ち黄色化)から
来ている。a−スケールの変化は著しいものではない。
また、2以下のΔE値は人間の眼に感知できないことに
注意すべきである。
【0074】色変化の値の小さい変動が、ウエザオメー
ターのランプの強度の変動によって生ずる。PPSフィ
ルムに対し、色変化はそれ故、各々の試験にコントロー
ルとして包含された標準PPSフィルムのそれと比較す
ることによって正常化される。混乱を避けるため、通常
の実施において各々のバッチにコントロールフィルムを
含ませ、そしてコントロールのΔE値が常に約20単位
であるようにして、実験フィルムの観察されたΔE値を
正常化すべきである。
【0075】実施例5 この実施例は異なる後重合の処理、及びフィルム形成技
術がPPS光劣化の挙動に殆ど又は全く影響を与えない
ことを示す。
【0076】光劣化の試験は実施例4に記載の試験法と
同一の方法で行った。
【0077】後−重合処理 − 表2に示す種々の処理
を与えたPPSの樹脂から作ったフィルムを、実施例
4.Cに記載の如くUV光に暴露した。表2に与えられ
た△E値は著しい差異を示さない。表2のデータは、P
PSの示された後重合処理がPPSフィルムの光劣化に
殆ど、或いは全く影響を与えないことを示している。
【表2】
【0078】フィルム厚 − 光で誘起される色変化の
殆ど全ての実験は、厚さ2mil に近い厚さを有するPP
Sフィルムを用いて行った。もしPPSフィルムに対す
るハンターの色パラメーター(L,a,b,)が、そし
てフィルムのUV照射でのその変化が、フィルムの厚さ
に敏感であるなら測定することは興味ある点である。表
3は2−6milsの範囲の厚さを有するフィルムのデータ
を示す。このセットの中で最も厚いフィルム(6mil )
が、少し暗い(即ち、比較的低い初期L値を有してい
る)という事実にもかかわらず、△E’値は、本質的に
フィルムの厚さには無関係である。
【表3】
【0079】樹脂精製: オリゴマー含有量の影響 −
光着色に対する不純物、特にある市販のPPS樹脂中
に3−4wt%程度存在する、環状及び線状のオリゴマー
の不純物の影響を同様に試験した。オリゴマーをジクロ
ロメタンを用いて徹底的にソックスレー(Soxhlet )抽
出で除去した樹脂サンプルを、抽出したオリゴマーの量
を変えて再ドーピング(redoping)した後、光安定性試
験を行った。UVで引き起こされたフィルムの色変化を
表4に示す。実験誤差内で、20wt%迄添加した時、オ
リゴマーは△Eに影響しなかった。それぞれのカラー成
分(即ち、L,a,及びbのパラメーター)も同様に影
響されなかった。
【0080】表2から表4は、PSS樹脂の各種処理
が、UV変色に対しPPSポリマー安定化に満足な結果
を与えないことを示している。
【表4】
【0081】実施例6 この実施例は、発明のヒドロキシフェニルベンゾトリア
ゾールの硫黄含有誘導体が、UV照射によるPPSの光
劣化を減少させる効果を説明する。
【0082】PPS樹脂(3.0g)を表5に示す量
で、ヒドロキシフェニルベンゾトリアゾールの硫黄含有
誘導体と共に乾燥混合した。各混合物は乳鉢と乳棒を用
いて混合し、それから実施例4に記載の通りフィルムに
成型した。フィルムを実施例4に記載の光劣化試験に用
い、試験データを表5に示す。
【表5】
【0083】表5に示すデータは、PSHPBT、8−
11%充填で△E<2が達成されることを示している。
同様に、熱重量分析(温度を上昇させた時サンプルの重
量ロスを追う試験方法)は、表5のヒドロキシフェニル
ベンゾトリアゾールの硫黄含有誘導体は両者とも310
゜Cで不揮発性であり、それ故にホットコンプレッショ
ン(hot compression) 成型の操作中、ポリマーで全て保
持されていることを示している。
【0084】実施例7 この例は、発明のヒドロキシフェニルベンゾトリアゾー
ルの硫黄含有誘導体が同様に、カチオンを含む水溶液で
処理したPPS樹脂に対し、効果的な光安定剤であるこ
とを説明する。実験は、表6に示す量の硫黄含有誘導体
を樹脂に混合する点以外は、実施例6と同様に行った。
表6に与えられた△Eのデータは、同一UV吸収剤の比
較し得る充填量で、カチオン飾り(cation laced)の樹脂
は光安定化の作用に対し、有利な応答がより少ないこと
を示している。例えば、7.8−11.3WT%のPSH
PBTを有するPPSは、一貫して2より少ない△E’
S(表5)を与え、一方、同一のWT%範囲のPSHPB
Tを有するCa+2洗浄された樹脂から作られたPPSフ
ィルムは、4近傍の△E’S を与える(表6)。PPS
の洗浄は当業者らに良く知られている。
【表6】
【0085】実施例8 この例は実施例3で得られたヒドロキシフェニルベンゾ
トリアゾールの硫黄含有誘導体の混合物が、PPSの安
定化に用いることが出来ることを示す。
【0086】実施例3で作られた、ヒドロキシフェニル
ベンゾトリアゾールの硫黄含有誘導体の混合物を添加剤
として用いること以外、この実験は実施例6の記載と同
一に行った。結果を表7に示す。
【表7】
【0087】表7に示す通り、本発明の硫黄含有誘導体
の混合物を含むPPS樹脂から作られたフィルムは、U
V照射50時間後の△Eによって測定される色の変化
が、安定化されていないPPSフィルムより極めて少な
い。
【0088】実施例9 この例は、市販で手にはいる硫黄を含まないヒドロキシ
フェニルベンゾトリアゾール誘導体の混合が、表5及び
表7に示す発明の硫黄を含有するヒドロキシフェニルベ
ンゾトリアゾールの誘導体のようにPPSに与えるUV
の有害な影響を、効果的に減少させないことを説明する
比較例である。
【0089】実験は、添加剤、及びこれらの濃度が表8
に示す通りである事を除いて、実施例6に記載のそれと
同一で行った。
【表8】
【0090】表8は、市販で手にはいるUV安定剤を約
4%のレベルで混合した樹脂から作ったフィルムは、△
Eを減少するけれども、発明の添加剤を含むフィルムと
同じように効果的に光安定化しない事を示している(実
験43、47、及び48と実験22との比較)。更なる
比較の目的で、ヒドロキシフェニルベンゾトリアゾール
誘導体ではない市販のUV安定剤を用いた、実験48
が、発明の安定剤のようにPPS光安定化に対し有効で
ない事を示す為に含まれている(表5の実験と比較され
る)。
【0091】実施例10 この例は2−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−2’−
ヒドロキシフェニル)−5−(4”−ブロモフェニルス
ルフォニル)ベンゾトリアゾールの合成法を示す。出発
スルフィド前駆体2−(3’,5’−ジ−tert−ブチル
−2’−ヒドロキシフェニル)−5−(フェニルチオ)
ベンゾトリアゾール(189.0g)(実施例1)をア
ルゴン下で1,195.5gの四塩化炭素と混合する。
混合物を約0゜Cに1時間、氷で冷却する。
【0092】この時間の後、318.8gの四塩化炭素
中79.6gの臭素溶液を冷却した混合物にゆっくりと
添加する(65分以上)。臭素溶液の添加に続いて、反
応混合物を室温(25゜C)に戻し、7日間撹拌する。
【0093】反応生成物はロータリー蒸発を経て四塩化
炭素を除去し後処理される。得られた固体は四塩化炭素
(794.0g)に再溶解され、続いてロータリー蒸発
を経て四塩化炭素を除去する。この方法は全ての未反応
の臭素の除去を確実にするため繰り返される。得られた
生成物をメチレンクロライドと水−エタノール溶液(1
5%水)の50/50混合物から再結晶する。再結晶生
成物(黄色、針状)を集め、真空下(25torr)127
゜Cで一晩じゅう乾燥する。
【0094】乾燥生成物(197.17g)は158−
159゜Cの融点を有し、GCで>99%純度を示し
た。質量分析及びNMRによるこの生成物の分析は、こ
れが2−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−2’−ヒド
ロキシフェニル)−5−(4”−ブロモフェニルチオ)
ベンゾトリアゾールである事を示した。
【0095】この生成物を実施例2に記載の方法によっ
て更に酸化し、2−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−
2’−ヒドロキシフェニル)−5−(4”−ブロモフェ
ニルスルフォニル)ベンゾトリアゾールを作った。この
生成物の同定は質量分析及びNMR分析によって確認し
た。
【0096】実施例11 この例は、化学的にヒドロキシフェニルベンゾトリアゾ
ールの硫黄含有誘導体に結合しているポリ(フェニレン
スルフィド)を含有する、ポリマー組成物の合成法を説
明する。
【0097】機械的な撹拌機、及び頭上にコンデンサー
を設けた1リットルオートクレーブに、ナトリウムハイ
ドロスルフィド(58.81%溶液の95.33g;
1.0mol )、水酸化ナトリウム(41.57g;1.
02mol )、NMP(250g;2.5mol )、及び酢
酸ナトリウム(24.66g;0.3mol )をチャージ
する。オートクレーブをシールし、そして窒素(200
psi )で三回パージする。反応混合物を撹拌(200rp
m )しつつ、3゜C/分の傾斜速度(ramp rate)で15
0゜Cに加熱する。脱水を150゜Cから208゜C
で、水をコンデンサーを通して溜出させて行う。大略3
9mlの溜出分(97%水)が45分間の過程で集められ
た。反応のこのポイントで、NMP(40.0g;0.
40mol )中のジクロロベンゼン(DCB;148.4
8g;1.01mol )を反応にチャージし、続いてチャ
ージング容器のNMP(60.0g;0.60mol )洗
浄を行う。
【0098】反応混合物をそれから250゜Cに加熱
し、そして250゜Cに120分間保つ。続いて、70
g(0.706mol )NMP中の5.89g(0.01
mol )の2−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−2’−
ヒドロキシフェニル)−5−(4”−ブロモフェニルス
ルフォニル)ベンゾトリアゾール(実施例10に記載の
ように合成された)をオートクレーブに添加する。反応
混合物を追加して更に30分間、250゜C(220ps
ig)に保ち、それから25゜Cに冷却する。
【0099】ポリマー生成物を濾紙上に集め、そして2
リットルのアセトンで二回洗浄して未反応の安定剤を除
去する。アセトン洗浄した生成物を、再び二回、2リッ
トルの熱(約100゜C)脱イオン水で洗浄し、引き続
き真空オーブン(25torr)中で、120゜C、16時
間乾燥する。合計103.0gのポリマーが回収され
た。ポリマーは11.6g/10分の押し出し速度(3
15゜Cで、1.25インチ長さのオリフィスの使用と
予備加熱時間を5分に修正したASTM D1238−
86,条件315/0.345の方法で測定)を持って
いた。生成物から作ったフィルムサンプルは、紫外分光
法で解析するとヒドロキシフェニルベンゾトリアゾール
の部分の存在を示した。
【0100】実施例12 この例はヒドロキシフェニルベンゾトリアゾールの硫黄
含有誘導体に化学的に結合しているポリ(フェニレンス
ルフィド)を、重合方法の異なる段階でハロ置換された
ヒドロキシフェニルベンゾトリアゾール試薬の硫黄含有
誘導体を添加する事により、同様に作る事が出来る事を
説明する。
【0101】実験の条件は、2−(3’,5’−ジ−te
rt−ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)−5−(4”
−ブロモフェニルスルフォニル)ベンゾトリアゾールを
反応温度が250゜Cに達する前に、そして反応混合物
を250゜Cで、2時間保つ以前にオートクレーブに添
加する事を除いては、実施例11に記載の条件と同一で
ある。生成物は実施例11に記載の如く後処理を行っ
た。回収生成物の重量は103.0gであった。
【0102】この生成物の押し出し速度は108.9g
/10分であった。これらと同一の条件、但し2−
(3’,5’−ジ−tert−ブチル−2’−ヒドロキシフ
ェニル)−5−(4”−ブロモフェニルスルフォニル)
ベンゾトリアゾールの添加なしの条件下で行った対照の
反応実験は、9.2g/10分の押し出し速度を持つ生
成物を作った。
【0103】更に、発明の生成物とPPS−Aとのブレ
ンドから作ったフィルムサンプルは、紫外分光法による
解析で、ヒドロキシフェニルベンゾトリアゾール部分の
存在を示した。
【0104】実施例13 この例は、ヒドロキシフェニルベンゾトリアゾールの硫
黄含有誘導体に化学的に結合したポリ(フェニレンスル
フィド)ポリマーを含有する組成物(以降PPS−Sと
して引用する)は、UVで引き起こされる光劣化に対し
耐性がある事を示す。
【0105】発明の組成物の光劣化試験は、実施例11
(実験51、表9)で作ったポリマーを用い、実施例4
に記載のそれと同一の手順で行った。表9はまた、30
%のPPS−S誘導体と70%のPPS−A(実験5
2)、50%のPPS−S誘導体と50%のPPS−A
(実験53)、及び75%のPPS−S誘導体と25%
のPPS−A(実験54)の混合物の光劣化の結果を示
す。三種の樹脂混合物から作ったフィルム中の安定剤の
濃度は、紫外分光法によって定量され、そして表9に報
告されている。混合物中の不均一性が、予想値からの測
定濃度の偏差の原因となっている。
【表9】
【0106】表9における結果は、PPS樹脂の繰り返
し単位当たり、ヒドロキシフェニルベンゾトリアゾール
の硫黄含有誘導体の0.0004モルのように低い化学
的な結合(実験52)が、△Eに著しい減少をもたらし
ている事を示している。安定剤含有率が0.0017モ
ル(実験54)に増加されると、△Eは更に9.0以下
に減少されている。市販で手にはいる硫黄を含まないヒ
ドロキシフェニルベンゾトリアゾールの誘導体をPPS
樹脂に混入すると、同様に△Eを減少させる(実験55
−56)。しかしながら、匹敵する減少を得るために
は、市販で入手できる硫黄を含まないヒドロキシフェニ
ルベンゾトリアゾールの誘導体は、かなり多く混入させ
る事が必要であった(実験55−56と比較して、実験
51−54)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 パリトシュ デュマー ダス アメリカ合衆国オクラホマ州バートルスビ ル,エスイー ローリング ヒルズ プレ イス 1807 (72)発明者 フレデリック ジェームズ コーンフォー ス アメリカ合衆国テキサス州スウィーニー, ピー.オー.ボックス 866

Claims (76)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリ(アリーレンスルフィド)ポリマー、
    及び式: 【化1】 (各Xは水素、塩素、臭素、ヨウ素、フッ素、シアノ、
    アルキル、フェニル基、ビフェニル基、アリールチオ、
    アミン、ケトン、アルデヒド、アルコキシ、ヒドロキ
    シ、カルボン酸基、或いはこれらの組み合わせである置
    換基;nは1から5までの整数;n’は0から4の整
    数;n”は1から2の整数であって各々のn”は同一或
    いは異なることが出来;qは1から10の整数;各々の
    Yは−S(O)(O)−,−S(O)−,−S−,又は
    これらの組み合わせ;各Rは同一或いは異なることが出
    来、そして各々は水素、アルキル基、アルケニル基、ア
    ラールキル基、アルカリール基、又はこれらの組み合わ
    せであり;少なくとも一つのOH基はトリアジン環に対
    する炭素結合に対しオルト位置にあり;そしてX、Y、
    及びRはアリーレン環の任意の可能な位置に存在するこ
    とが出来る)を有するヒドロキシフェニルベンゾトリア
    ゾールの硫黄含有誘導体を含有する組成物であって、前
    記ヒドロキシフェニルベンゾトリアゾールの硫黄含有誘
    導体が、前記組成物中に前記ポリ(アリーレンスルフィ
    ド)に紫外線保護を与えるに十分な量で存在する組成
    物。
  2. 【請求項2】Xが水素、塩素、臭素、ヨウ素、フッ素、
    又はこれらの組み合わせである、請求項1に従う組成
    物。
  3. 【請求項3】前記ヒドロキシフェニルベンゾトリアゾー
    ルの硫黄含有誘導体が、2−(3’,5’−ジ−tert−
    ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)−5−(フェニル
    チオ)ベンゾトリアゾール、2−(3’,5’−ジ−te
    rt−ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)−5−(フェ
    ニルスルフィニル)ベンゾトリアゾール、2−(3’,
    5’−ジ−tert−ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)
    −5−(フェニルスルフォニル)ベンゾトリアゾール、
    2−(2,2’−ヒドロキシフェニル)−5−(フェニ
    ルチオ)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ
    フェニル)−5−(フェニルスルフィニル)ベンゾトリ
    アゾール、2−(2’−ヒドロキシフェニル)−5−
    (フェニルスルフォニル)ベンゾトリアゾール、2−
    (3’,5’−ジ−tert−ブチル−2’−ヒドロキシフ
    ェニル)−5−(4”−アミノフェニルチオ)ベンゾト
    リアゾール、2−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−
    2’−ヒドロキシフェニル)−5−(4”−アミノフェ
    ニルスルフィニル)ベンゾトリアゾール、2−(3’,
    5’−ジ−tert−ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)
    −5−(4”−アミノフェニルスルフォニル)ベンゾト
    リアゾール、2−(3’,5’−ジ−tert−クミル−
    2’−ヒドロキシフェニル)−5−(フェニルチオ)ベ
    ンゾトリアゾール、2−(3’,5’−ジ−tert−クミ
    ル−2’−ヒドロキシフェニル)−5−(フェニルスル
    フィニル)ベンゾトリアゾール、2−(3’,5’−ジ
    −tert−クミル−2’−ヒドロキシフェニル)−5−
    (フェニルスルフォニル)ベンゾトリアゾール、2−
    (3’,5’−ジ−tert−ブチル−2’−ヒドロキシフ
    ェニル)−5−(4”−ブロモフェニルチオ)ベンゾト
    リアゾール、2−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−
    2’−ヒドロキシフェニル)−5−(4”−ブロモフェ
    ニルスルフィニル)ベンゾトリアゾール、2−(3’,
    5’−ジ−tert−ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)
    −5−(4”−ブロモフェニルスルフォニル)ベンゾト
    リアゾール、又はこれらの混合物である、請求項1又は
    2に従う組成物。
  4. 【請求項4】前記ヒドロキシフェニルベンゾトリアゾー
    ルの硫黄含有誘導体が、2−(3’,5’−ジ−tert−
    ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)−5−(フェニル
    チオ)ベンゾトリアゾール、2−(3’,5’−ジ−te
    rt−ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)−5−(フェ
    ニルスルフィニル)ベンゾトリアゾール、2−(3’,
    5’−ジ−tert−ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)
    −5−(フェニルスルフォニル)ベンゾトリアゾール、
    2−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−2’−ヒドロキ
    シフェニル)−5−(4”−ブロモフェニルチオ)ベン
    ゾトリアゾール、又は2−(3’,5’−ジ−tert−ブ
    チル−2’−ヒドロキシフェニル)−5−(4”−ブロ
    モフェニルスルフォニル)ベンゾトリアゾールである、
    請求項3に従う組成物。
  5. 【請求項5】前記ポリマーがポリ(フェニレンスルフィ
    ド)である、前記請求項1−4の任意の一項に従う組成
    物。
  6. 【請求項6】前記ヒドロキシフェニルベンゾトリアゾー
    ルの硫黄含有誘導体が、前記ポリマーと前記ヒドロキシ
    フェニルベンゾトリアゾールの硫黄含有誘導体との組み
    合わされた総重量を基礎にして、前記組成物中に約0.
    01から約50重量%の範囲で存在する、前記請求項1
    −5の任意の一項に従う組成物。
  7. 【請求項7】前記ヒドロキシフェニルベンゾトリアゾー
    ルの硫黄含有誘導体が、前記ポリマーと前記ヒドロキシ
    フェニルベンゾトリアゾールの硫黄含有誘導体との組み
    合わされた総重量を基礎にして、前記組成物中に0.5
    から15重量%の範囲で存在する、前記請求項6に従う
    組成物。
  8. 【請求項8】式: 【化2】 (各Xは水素、塩素、臭素、ヨウ素、フッ素、シアノ、
    アルキル、フェニル基、ビフェニル基、アリールチオ、
    アミン、ケトン、アルデヒド、アルコキシ、ヒドロキ
    シ、カルボン酸基、オリゴマー、或いはこれらの組み合
    わせである置換基;nは1から5までの整数;n’は0
    から4の整数;n”は1から2の整数であって各々の
    n”は同一或いは異なることが出来;qは1から10の
    整数;各Rは同一或いは異なることが出来、そして各々
    水素、アルキル基、アルケニル基、アラールキル基、ア
    ルカリール基、又はこれらの組み合わせであり;そして
    各X、Y、及びRはアリーレン環の任意の有効な位置で
    あることが出来る)を有するヒドロキシフェニルベンゾ
    トリアゾールの硫黄含有誘導体の製造方法であって、前
    記製造法が、式Xn−Ar−SH,Xn-Ar−SM又は
    これらの組み合わせの硫黄含有芳香族を、式: 【化3】 を有するヒドロキシフェニルベンゾトリアゾール誘導体
    と、極性有機化合物の存在下で接触させ、Yが−S−で
    ある式I(Arはアリーレン基;Mはアルカリ金属;
    R、n’、n”及びXは上に与えられた意味を有し;
    X’は前記硫黄含有芳香族化合物によって置換されるこ
    とが出来る適当な脱離基であり;そして各々のX’は前
    記アリーレン環上に任意の有効な位置にあることができ
    る)の相当する化合物を形成させ、そしてもし望むなら
    ば、Yが−S−である得られた前記化合物を酸化剤と接
    触させて、各々のYがそれぞれ−S(O)−、又は−S
    (O)(O)−である相当する化合物を形成させること
    を特徴とする製造法。
  9. 【請求項9】Xが水素、塩素、臭素、ヨウ素、フッ素、
    又はこれらの組み合わせである、請求項8に従う方法。
  10. 【請求項10】X’が塩素、臭素、ヨウ素、フッ素、又
    はこれらの混合物である、請求項8又は9に従う方法。
  11. 【請求項11】前記ヒドロキシフェニルベンゾトリアゾ
    ールの硫黄含有誘導体が、2−(3’,5’−ジ−tert
    −ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)−5−(フェニ
    ルチオ)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ
    フェニル)−5−(フェニルチオ)ベンゾトリアゾー
    ル、2−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−2’−ヒド
    ロキシルフェニル)−5−(4”−アミノフェニルチ
    オ)ベンゾトリアゾール、2−(3’,5’−ジ−tert
    −クミル−2’−ヒドロキシルフェニル)−5−(フェ
    ニルチオ)ベンゾトリアゾール、2−(3’,5’−ジ
    −tert−ブチル−2’−ヒドロキシルフェニル)−5−
    (4”−ブロモフェニルチオ)ベンゾトリアゾール、2
    −(3’,5’−ジ−tert−ブチル−2’−ヒドロキシ
    ルフェニル)−5−(フェニルスルフィニル)ベンゾト
    リアゾール、2−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−
    2’−ヒドロキシルフェニル)−5−(フェニルスルフ
    ォニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ
    フェニル)−5−(フェニルスルフィニル)ベンゾトリ
    アゾール、2−(2’−ヒドロキシフェニル)−5−
    (フェニルスルフォニル)ベンゾトリアゾール、2−
    (3’,5’−ジ−tert−ブチル−2’−ヒドロキシル
    フェニル)−5−(4”−アミノフェニルスルフィニ
    ル)ベンゾトリアゾール、2−(3’,5’−ジ−tert
    −ブチル−2’−ヒドロキシルフェニル)−5−(4”
    −アミノフェニルスルフォニル)ベンゾトリアゾール、
    2−(3’,5’−ジ−tert−クミル−2’−ヒドロキ
    シルフェニル)−5−(フェニルスルフィニル)ベンゾ
    トリアゾール、2−(3’,5’−ジ−tert−クミル−
    2’−ヒドロキシフェニル)−5−(フェニルスルフォ
    ニル)ベンゾトリアゾール、2−(3’,5’−ジ−te
    rt−ブチル−2’−ヒドロキシルフェニル)−5−
    (4”−ブロモフェニルスルフィニル)ベンゾトリアゾ
    ール、2−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−2’−ヒ
    ドロキシルフェニル)−5−(4”−ブロモフェニルス
    ルフォニル)ベンゾトリアゾール、又はこれらの混合物
    である、請求項8−10の任意の一項に従う方法。
  12. 【請求項12】前記ベンゾトリアゾールの誘導体が、2
    −(3’,5’−ジ−tert−ブチル−2’−ヒドロキシ
    フェニル)−5−(フェニルチオ)ベンゾトリアゾー
    ル、2−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−2’−ヒド
    ロキシルフェニル)−5−(フェニルスルフォニル)ベ
    ンゾトリアゾール、2−(3’,5’−ジ−tert−ブチ
    ル−2’−ヒドロキシルフェニル)−5−(フェニルス
    ルフィニル)ベンゾトリアゾール、又は2−(3’,
    5’−ジ−tert−ブチル−2’−ヒドロキシルフェニ
    ル)−5−(4”−ブロモフェニルスルフォニル)ベン
    ゾトリアゾールである、請求項8−11の任意の一項に
    従う方法。
  13. 【請求項13】前記ヒドロキシフェニルベンゾトリアゾ
    ール誘導体が、2−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−
    2’−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリア
    ゾールである、請求項8−12の任意の一項に従う方
    法。
  14. 【請求項14】前記硫黄含有芳香族化合物がチオフェノ
    ールである、請求項8−13の任意の一項に従う方法。
  15. 【請求項15】前記極性有機化合物がアミド、ラクタ
    ム、スルフォン、又はこれらの混合物である、請求項8
    −14の任意の一項に従う方法。
  16. 【請求項16】前記極性有機化合物がN−メチル−2−
    ピロリドンである、請求項15に従う方法。
  17. 【請求項17】前記極性有機化合物と前記ヒドロキシフ
    ェニルベンゾトリアゾール誘導体のモル比が約0.1:
    1から約100:1の範囲にある、請求項8−16の任
    意の一項に従う方法。
  18. 【請求項18】前記モル比が0.5:1から20:1の
    範囲である、請求項17に従う方法。
  19. 【請求項19】前記方法が塩基の化合物の存在下で行わ
    れる、請求項8−18の任意の一項に従う方法。
  20. 【請求項20】前記塩基化合物が水酸化ナトリウムであ
    る、請求項19に従う方法。
  21. 【請求項21】前記塩基化合物と前記のヒドロキシフェ
    ニルベンゾトリアゾール誘導体のモル比が約0.5:1
    から約4:1の範囲である、請求項19又は20に従う
    方法。
  22. 【請求項22】前記モル比が約1:1から約2:1であ
    る、請求項21に従う方法。
  23. 【請求項23】前記方法が水の存在下で行われる、請求
    項8−22の任意の一項に従う方法。
  24. 【請求項24】前記水と前記ヒドロキシフェニルベンゾ
    トリアゾールのモル比が約0.0001:1から約2
    0:1の範囲である、請求項23に従う方法。
  25. 【請求項25】前記硫黄含有芳香族化合物と前記ヒドロ
    キシフェニルベンゾトリアゾール誘導体のモル比が0.
    5:1から約4:1の範囲である、請求項8−24の任
    意の一項に従う方法。
  26. 【請求項26】前記モル比が約1:1から約2:1であ
    る、請求項25に従う方法。
  27. 【請求項27】前記酸化剤がm−クロロパーベンゾイッ
    クアシッド、又は過酸化水素である、請求項8−25の
    任意の一項に従う方法。
  28. 【請求項28】前記酸化剤と前記のYが−S−である式
    Iの化合物のモル比が、約1:1から約20:1の範囲
    である、請求項8−27の任意の一項に従う方法。
  29. 【請求項29】前記モル比が1:1から10:1であ
    る、請求項28に従う方法。
  30. 【請求項30】前記酸化が触媒の存在下で行われる、請
    求項8−29の任意の一項に従う方法。
  31. 【請求項31】前記触媒がタングステン酸である、請求
    項30に従う方法。
  32. 【請求項32】前記酸化が溶媒の存在下で行われる、請
    求項8−31の任意の一項に従う方法。
  33. 【請求項33】前記溶媒がメチレンクロライド、又はプ
    ロパノールである、請求項32に従う方法。
  34. 【請求項34】前記溶媒と前記のYが−S−である式I
    の化合物のモル比が、約10:1から約1000:1で
    ある、請求項32又は33に従う方法。
  35. 【請求項35】前記のモル比が20:1から200:1
    の範囲である、請求項34に従う方法。
  36. 【請求項36】前記方法が約5゜Cから約500゜Cの
    範囲の温度で行われる、請求項8−35の任意の一項に
    従う方法。
  37. 【請求項37】前記硫黄含有芳香族成分と前記ヒドロキ
    シフェニルベンゾトリアゾール誘導体が150゜Cから
    300゜Cの範囲の温度で接触される、請求項36に従
    う方法。
  38. 【請求項38】前記Yが−S−である得られた化合物が
    前記酸化剤と15゜Cから90゜Cの範囲の温度で接触
    される、請求項36又は37に従う方法。
  39. 【請求項39】前記方法が、約1気圧から約500気圧
    の範囲の圧力下で行われる、請求項8−38の任意の一
    項に従う方法。
  40. 【請求項40】前記圧力が1気圧から15気圧の範囲で
    ある、請求項39に従う方法。
  41. 【請求項41】前記方法が少なくとも約1分の時間で行
    われる、請求項8−39の任意の一項に従う方法。
  42. 【請求項42】前記時間が約10分から15時間の範囲
    である、請求項40に従う方法。
  43. 【請求項43】チオフェノールを2−(3’,5’−ジ
    −tert−ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)−5−ク
    ロロベンゾトリアゾールに、塩基化合物とN−メチル−
    2−ピロリドンの存在下、150゜Cから300゜C
    で、10分間から15時間の間、1気圧から15気圧
    で、接触させることを特徴とする方法であって、前記チ
    オフェノールと前記2−(3’,5’−ジ−tert−ブチ
    ル−2’−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾト
    リアゾールのモル比が約1:1であり、水酸化ナトリウ
    ムと2−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−2’−ヒド
    ロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾールのモ
    ル比が約1:1であり、前記N−メチル−2−ピロリド
    ンと前記の2−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−2’
    −ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾー
    ルのモル比が0.5から20:1である、2−(3’,
    5’−ジ−tert−ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)
    −5−(フェニルチオ)ベンゾトリアゾールを生成す
    る、請求項8−12の任意の一項に従う方法。
  44. 【請求項44】前記の2−(3’,5’−ジ−tert−ブ
    チル−2’−ヒドロキシフェニル)−5−(フェニルチ
    オ)ベンゾトリアゾールが、前記2−(3’,5’−ジ
    −tert−ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)−5−
    (フェニルチオ)ベンゾトリアゾールをm−クロロパー
    ベンゾイックアシッドと、メチレンクロライド中で、1
    5゜Cから90゜C、1気圧から15気圧、10分から
    15時間、反応させることによって、2−(3’,5’
    −ジ−tert−ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)−5
    −(フェニルスルフォニル)ベンゾトリアゾールに更に
    転換される方法であって、前記のm−クロロパーベンゾ
    イックアシッドと前記2−(3’,5’−ジ−tert−ブ
    チル−2’−ヒドロキシフェニル)−5−(フェニルチ
    オ)ベンゾトリアゾールとのモル比が1:1から10:
    1であり、そして前記メチレンクロライドと前記の2−
    (3’,5’−ジ−tert−ブチル−2’−ヒドロキシフ
    ェニル)−5−(フェニルチオ)ベンゾトリアゾールと
    のモル比が20:1から200:1である、請求項43
    に従う方法。
  45. 【請求項45】前記の2−(3’,5’−ジ−tert−ブ
    チル−2’−ヒドロキシフェニル)−5−(フェニルチ
    オ)ベンゾトリアゾールが、前記2−(3’,5’−ジ
    −tert−ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)−5−
    (フェニルチオ)ベンゾトリアゾールを過酸化水素と、
    2−プロパノール中でタングステン酸の触媒量の存在
    下、15゜Cから90゜C、1気圧から15気圧、10
    分から15時間、反応させることによって、2−
    (3’,5’−ジ−tert−ブチル−2’−ヒドロキシフ
    ェニル)−5−(フェニルスルフィニル)ベンゾトリア
    ゾールと2−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−2’−
    ヒドロキシフェニル)−5−(フェニルスルフォニル)
    ベンゾトリアゾールを含有する混合物に更に転換される
    方法であって、前記の過酸化水素と前記2−(3’,
    5’−ジ−tert−ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)
    −5−(フェニルチオ)ベンゾトリアゾールとのモル比
    が1:1から10:1であり、そして前記2−プロパノ
    ールと前記の2−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−
    2’−ヒドロキシフェニル)−5−(フェニルチオ)ベ
    ンゾトリアゾールとのモル比が20:1から200:1
    である、請求項43に従う方法。
  46. 【請求項46】前記の2−(3’,5’−ジ−tert−ブ
    チル−2’−ヒドロキシフェニル)−5−(フェニルチ
    オ)ベンゾトリアゾールが、(1)前記2−(3’,
    5’−ジ−tert−ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)
    −5−(フェニルチオ)ベンゾトリアゾールを臭素と、
    四塩化炭素中で、0゜Cから約50゜Cの範囲の温度
    で、臭素と2−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−2’
    −ヒドロキシフェニル)−5−(フェニルチオ)ベンゾ
    トリアゾールのモル比が約1:1から約20:1の範囲
    で接触させて、2−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−
    2’−ヒドロキシフェニル)−5−(4”−ブロモフェ
    ニルチオ)ベンゾトリアゾールを調製し;(2)前記臭
    素と四塩化炭素を前記の2−(3’,5’−ジ−tert−
    ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)−5−(4”−ブ
    ロモフェニルチオ)ベンゾトリアゾールから除去し;
    (3)前記の2−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−
    2’−ヒドロキシフェニル)−5−(4”−ブロモフェ
    ニルチオ)ベンゾトリアゾールを、m−クロロパーベン
    ゾイックアシッドと、メチレンクロライド中で、15゜
    Cから90゜C、1気圧から15気圧下、10分から1
    5時間の間、前記m−クロロパーベンゾイックアシッド
    と前記の2−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−2’−
    ヒドロキシフェニル)−5−(4”−ブロモフェニルチ
    オ)ベンゾトリアゾールのモル比が1:1から10:1
    であり、そして前記のメチレンクロライドと前記の2−
    (3’,5’−ジ−tert−ブチル−2’−ヒドロキシフ
    ェニル)−5−(4”−ブロモフェニルチオ)ベンゾト
    リアゾールのモル比が2:1から200:1で接触させ
    る、工程によって更に2−(3’,5’−ジ−tert−ブ
    チル−2’−ヒドロキシフェニル)−5−(4”−ブロ
    モフェニルスルフォニル)ベンゾトリアゾールに転換さ
    れる、請求項43に従う方法。
  47. 【請求項47】ヒドロキシフェニルベンゾトリアゾール
    の硫黄含有誘導体に化学的に結合したポリマーを含有す
    る化合物であって、前記化合物は式: 【化4】 (各Zはポリ(フェニレンスルフィド)、ポリ(フェニ
    レンスルフォン)、ポリ(フェニレンエーテル)、ポリ
    (フェニレンケトン)、ポリ(フェニレンエーテルケト
    ン)、ポリ(フェニレンジスルフィド)、ポリ(フェニ
    レンスルフィドスルフォン)、ポリ(フェニレンスルフ
    ィドケトン)、ポリ(フェニレンスルフィドジスルフィ
    ド)、又は前記ポリマーの二種以上のコーポリマー;n
    は1から5までの整数;n’は0から4までの整数;
    n”は1から2までの整数で、各n”は同一或いは異な
    ることが出来;qは1から10の整数;各々のYは−S
    (O)(O)−,−S(O)−,又はこれらの組み合わ
    せ;各Rは同一又は異なることが出来、各々は水素、ア
    ルキル基、アルケニル基、アラルキル基、アルカリール
    基、又はこれらの組み合わせ;少なくとも一つのOH基
    はトリアジン環に対する炭素結合に対しオルト位置にあ
    り;そしてY,R,及びZはアリーレン環の任意の有効
    な位置にあることが出来る)を有し、そして前記ヒドロ
    キシフェニルベンゾトリアゾールの硫黄含有誘導体が、
    前記ポリマーに紫外線の保護を与えるに十分な量で前記
    化合物中に存在する化合物。
  48. 【請求項48】前記ポリマーがポリ(フェニレンスルフ
    ィド)である、請求項47に従う化合物。
  49. 【請求項49】少なくとも一種の他のポリマーを混合し
    た、請求項47又は48に従う化合物。
  50. 【請求項50】前記の少なくとも一種の他のポリマーが
    ポリ(フェニレンスルフィド)である、請求項49に従
    う化合物。
  51. 【請求項51】前記ヒドロキシフェニルベンゾトリアゾ
    ールの硫黄含有誘導体が、2−(3’,5’−ジ−tert
    −ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)−5−(フェニ
    ルチオ)ベンゾトリアゾール、2−(3’,5’−ジ−
    tert−ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)−5−(フ
    ェニルスルフィニル)ベンゾトリアゾール、又は2−
    (3’,5’−ジ−tert−ブチル−2’−ヒドロキシフ
    ェニル)−5−(フェニルスルフォニル)ベンゾトリア
    ゾールである、請求項47−50の任意の一項に従う化
    合物。
  52. 【請求項52】化合物が、2−(3’,5’−ジ−tert
    −ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)−5−(4”−
    ポリ(フェニレンスルフィド)−フェニルチオ)ベンゾ
    トリアゾール、2−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−
    2’−ヒドロキシフェニル)−5−(4”−ポリ(フェ
    ニレンスルフィド)−フェニルスルフィニル)ベンゾト
    リアゾール、2−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−
    2’−ヒドロキシフェニル)−5−(4”−ポリ(フェ
    ニレンスルフィド)−フェニルスルフォニル)ベンゾト
    リアゾール、又はこれらの混合物を含有する、請求項4
    7−51の任意の一項に従う化合物。
  53. 【請求項53】化合物が、2−(3’,5’−ジ−tert
    −ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)−5−(4”−
    ポリ(フェニレンスルフィド)−フェニルスルフォニ
    ル)ベンゾトリアゾールを含有する、請求項52に従う
    化合物。
  54. 【請求項54】化合物が、前記ヒドロキシフェニルベン
    ゾトリアゾールの硫黄含有誘導体を前記ポリマーの繰り
    返し単位100に対し、約0.0001から約5モルの
    範囲の量で含有する、請求項47−53の任意の一項に
    従う化合物。
  55. 【請求項55】化合物が、ヒドロキシフェニルベンゾト
    リアゾールの硫黄含有誘導体を前記ポリマーの繰り返し
    単位100に対し、約0.001から約2モルの範囲の
    量で含有する、請求項54に従う化合物。
  56. 【請求項56】化合物が、ヒドロキシフェニルベンゾト
    リアゾールの硫黄含有誘導体を前記ポリマーの繰り返し
    単位100に対し、約0.002から約1モルの範囲の
    量で含有する、請求項55に従う化合物。
  57. 【請求項57】化合物が、ヒドロキシフェニルベンゾト
    リアゾールの硫黄含有誘導体を前記ポリ(フェニレンス
    ルフィド)の繰り返し単位100に対し、0.002か
    ら0.5モルの範囲の量で含有する、請求項56に従う
    化合物。
  58. 【請求項58】ヒドロキシフェニルベンゾトリアゾール
    の硫黄含有誘導体を極性の有機化合物の存在下で、少な
    くとも一種のハロゲン含有の芳香族モノマー及び硫黄の
    ソースと、重合条件下で接触させることを特長とする方
    法であって、前記モノマーが前記のポリマーのモノマー
    であり、前記ヒドロキシフェニルベンゾトリアゾールの
    硫黄含有誘導体が、式 【化5】 (各X’は塩素、臭素、ヨウ素、又はこれらの組み合わ
    せ;nは1から5までの整数;n’は0から4の整数;
    n”は1から2の整数であって各々のn”は同一或いは
    異なることが出来;qは1から10の整数;各々のYは
    −S(O)(O)−,−S(O)−,又はこれらの組み
    合わせ;各Rは同一或いは異なることが出来、そして各
    々は水素、アルキル基、アルケニル基、アラルキル基、
    アルカリール基、又はこれらの組み合わせであり;少な
    くとも一つのOH基はトリアジン環に対する炭素結合に
    対しオルト位置にあり;そしてX、Y、及びRはアリー
    レン環の任意の有効な位置であることが出来る)を有す
    る、請求項47に従う化合物を調製する方法。
  59. 【請求項59】前記のヒドロキシフェニルベンゾトリア
    ゾールの硫黄含有誘導体が、2−(3’,5’−ジ−te
    rt−ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)−5−(4”
    −ヨードフェニルチオ)ベンゾトリアゾール、2−
    (3’,5’−ジ−tert−ブチル−2’−ヒドロキシフ
    ェニル)−5−(4”−ヨードフェニルスルフォニル)
    ベンゾトリアゾール、2−(3’,5’−ジ−tert−ブ
    チル−2’−ヒドロキシフェニル)−5−(4”−クロ
    ロフェニルチオ)ベンゾトリアゾール、2−(3’,
    5’−ジ−tert−ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)
    −5−(4”−クロロフェニルスルフォニル)ベンゾト
    リアゾール、2−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−
    2’−ヒドロキシフェニル)−5−(4”−ブロモフェ
    ニルチオ)ベンゾトリアゾール、2−(3’,5’−ジ
    −tert−ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)−5−
    (4”−ブロモフェニルスルフォニル)ベンゾトリアゾ
    ール、2−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−2’−ヒ
    ドロキシフェニル)−5−(4”−ブロモフェニルチ
    オ)ベンゾトリアゾール、2−(3’,5’−ジ−tert
    −ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)−5−(4”−
    ブロモフェニルスルフォニル)ベンゾトリアゾール、又
    はこれらの混合物である、請求項58に従う方法。
  60. 【請求項60】前記のヒドロキシフェニルベンゾトリア
    ゾールの硫黄含有誘導体が、2−(3’,5’−ジ−te
    rt−ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)−5−(4”
    −ブロモフェニルチオ)ベンゾトリアゾール、又は2−
    (3’,5’−ジ−tert−ブチル−2’−ヒドロキシフ
    ェニル)−5−(4”−ブロモフェニルスルフォニル)
    ベンゾトリアゾールである、請求項58に従う方法。
  61. 【請求項61】前記ハロゲン含有芳香族のモノマーが、
    p−ジハロベンゼンである、請求項58−60の任意の
    一項に従う方法。
  62. 【請求項62】前記p−ジハロベンゼンがジクロロベン
    ゼンである、請求項61に従う方法。
  63. 【請求項63】前記極性の有機化合物がアミド、ラクタ
    ム、スルフォン、又はこれらの混合物である、請求項5
    8−62の任意の一項に従う方法。
  64. 【請求項64】前記アミドがN−メチル−2−ピロリド
    ンである、請求項63に従う方法。
  65. 【請求項65】前記硫黄のソースが、アルカリ金属スル
    フィド、アルカリ金属ハイドロスルフィド、チオサルフ
    ェート、チオ尿素、チオアミド、又はこれらの任意の二
    種以上の混合物である、請求項58−64の任意の一項
    に従う方法。
  66. 【請求項66】前記硫黄のソースが水硫化ナトリウムで
    ある、請求項65に従う方法。
  67. 【請求項67】前記硫黄のソースが硫化ナトリウムであ
    る、請求項65に従う方法。
  68. 【請求項68】前記接触させることが更に塩基化合物を
    含む、請求項58−67の任意の一項に従う方法。
  69. 【請求項69】前記塩基化合物が水酸化ナトリウムであ
    る、請求項68に従う方法。
  70. 【請求項70】前記塩基化合物が炭酸ナトリウムであ
    る、請求項68に従う方法。
  71. 【請求項71】前記の方法が更にアルカリ金属カルボン
    酸塩を含有する、請求項58−70の任意の一項に従う
    方法。
  72. 【請求項72】前記アルカリ金属カルボン酸塩が酢酸ナ
    トリウムである、請求項71に従う方法。
  73. 【請求項73】前記混合物が更に水を含有する、請求項
    58−72の任意の一項に従う方法。
  74. 【請求項74】前記重合条件が約100゜Cから約40
    0゜Cの範囲の温度、及び約5分から約80時間の範囲
    の時間を含有する、請求項58−73の任意の一項に従
    う方法。
  75. 【請求項75】前記温度が180゜Cから280゜Cの
    範囲であり、そして前記時間が1時間から30時間の範
    囲である、請求項74に従う方法。
  76. 【請求項76】前記ポリマーがポリ(フェニレンスルフ
    ィド)であり、そして前記方法がジクロロベンゼン、水
    硫化ナトリウム、水酸化ナトリウム、酢酸ナトリウム
    を、N−メチル−2−ピロリドン中で、ヒドロキシフェ
    ニルベンゾトリアゾールの硫黄含有誘導体、即ち2−
    (3’,5’−ジ−tert−ブチル−2’−ヒドロキシフ
    ェニル)−5−(4”−ブロモフェニルスルフォニル)
    ベンゾトリアゾール、2−(3’,5’−ジ−tert−ブ
    チル−2’−ヒドロキシフェニル)−5−(4”−ブロ
    モフェニルスルフィニル)ベンゾトリアゾール、2−
    (3’−ジ−tert−ブチル−2’−ヒドロキシフェニ
    ル)−5−(4”−ブロモフェニルスルフォニル)ベン
    ゾトリアゾール、2−(3’−ジ−tert−ブチル−2’
    −ヒドロキシフェニル)−5−(4”−ブロモフェニル
    スルフィニル)ベンゾトリアゾール、2−(5’−ジ−
    tert−ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)−5−
    (4”−ブロモフェニルスルフォニル)ベンゾトリアゾ
    ール、2−(5’−ジ−tert−ブチル−2’−ヒドロキ
    シフェニル)−5−(4”−ブロモフェニルスルフィニ
    ル)ベンゾトリアゾール、或いはこれらの混合物と、1
    80゜Cから280゜Cの範囲の温度で、1時間から3
    0時間の間、接触させることを含有する、請求項58に
    従う方法。
JP5293674A 1992-11-24 1993-11-24 ポリ(アリーレンスルフィド)ポリマー組成物 Pending JPH0711138A (ja)

Applications Claiming Priority (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/980,396 US5274015A (en) 1992-11-24 1992-11-24 Compositions comprising sulfur-containing derivatives of hydroxyphenylbenzotriazole and process therefor
US07/981,024 US5319091A (en) 1992-11-24 1992-11-24 Process for sulfur containing derivatives of hydroxyphenyl/benzotriazoles
US980396 1992-11-24
US980881 1992-11-24
US07/980,881 US5268450A (en) 1992-11-24 1992-11-24 Compositions comprising sulfur-containing derivatives of hydroxyphenylbenzotriazole and process therefor
US981024 1992-11-24

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0711138A true JPH0711138A (ja) 1995-01-13

Family

ID=27420775

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5293674A Pending JPH0711138A (ja) 1992-11-24 1993-11-24 ポリ(アリーレンスルフィド)ポリマー組成物

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP0599269A1 (ja)
JP (1) JPH0711138A (ja)
KR (1) KR940011582A (ja)
CA (1) CA2102477A1 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002249990A (ja) * 2001-02-21 2002-09-06 Toray Ind Inc 着色ポリフェニレンサルファイド部材
KR100858134B1 (ko) * 2006-12-28 2008-09-10 제일모직주식회사 폴리페닐렌 설파이드계 수지 조성물 및 플라스틱 성형품
WO2016021664A1 (ja) * 2014-08-05 2016-02-11 ミヨシ油脂株式会社 マトリックスに紫外線吸収能及び/又は高屈折率を付与するための添加剤とそれを用いた樹脂部材
JP2016132674A (ja) * 2015-01-15 2016-07-25 東ソー株式会社 ポリアリーレンスルフィド系組成物
JP2020132839A (ja) * 2019-02-26 2020-08-31 帝人株式会社 ポリカーボネート樹脂組成物
JP2020132840A (ja) * 2019-02-26 2020-08-31 帝人株式会社 ポリカーボネート樹脂組成物
WO2020175487A1 (ja) * 2019-02-26 2020-09-03 帝人株式会社 ポリカーボネート樹脂組成物

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20130273283A1 (en) * 2012-04-13 2013-10-17 Ticona Llc Ultraviolet Radiation Stabilized Polyarylene Sulfide Composition
CN107533242B (zh) * 2015-04-30 2020-06-26 东海光学株式会社 塑料透镜
US20220073702A1 (en) * 2018-12-26 2022-03-10 Miyoshi Oil & Fat Co., Ltd. Light-resistant, heat-resistant and durable ultraviolet absorber

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA1087348A (en) * 1975-05-27 1980-10-07 James T. Edmonds, Jr. Production of arylene sulfide polymers
US5278314A (en) * 1991-02-12 1994-01-11 Ciba-Geigy Corporation 5-thio-substituted benzotriazole UV-absorbers
US5280124A (en) * 1991-02-12 1994-01-18 Ciba-Geigy Corporation 5-sulfonyl-substituted benzotriazole UV-absorbers
US5298380A (en) * 1991-09-05 1994-03-29 Ciba-Geigy Corporation Photographic material which contains a UV absober

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002249990A (ja) * 2001-02-21 2002-09-06 Toray Ind Inc 着色ポリフェニレンサルファイド部材
KR100858134B1 (ko) * 2006-12-28 2008-09-10 제일모직주식회사 폴리페닐렌 설파이드계 수지 조성물 및 플라스틱 성형품
WO2016021664A1 (ja) * 2014-08-05 2016-02-11 ミヨシ油脂株式会社 マトリックスに紫外線吸収能及び/又は高屈折率を付与するための添加剤とそれを用いた樹脂部材
JPWO2016021664A1 (ja) * 2014-08-05 2017-07-06 ミヨシ油脂株式会社 マトリックスに紫外線吸収能及び/又は高屈折率を付与するための添加剤とそれを用いた樹脂部材
US11186568B2 (en) 2014-08-05 2021-11-30 Miyoshi Oil & Fat Co., Ltd. Additive for imparting ultraviolet absorbency and/or high refractive index to matrix, and resin member using same
US11370780B2 (en) 2014-08-05 2022-06-28 Miyoshi Oil & Fat Co., Ltd. Additive for imparting ultraviolet absorbency and/or high refractive index to matrix, and resin member using same
US11945802B2 (en) 2014-08-05 2024-04-02 Miyoshi Oil & Fat Co., Ltd. Additive for imparting ultraviolet absorbency and/or high refractive index to matrix, and resin member using same
US12180190B2 (en) 2014-08-05 2024-12-31 Miyoshi Oil & Fat Co., Ltd. Additive for imparting ultraviolet absorbency and/or high refractive index to matrix, and resin member using same
JP2016132674A (ja) * 2015-01-15 2016-07-25 東ソー株式会社 ポリアリーレンスルフィド系組成物
JP2020132839A (ja) * 2019-02-26 2020-08-31 帝人株式会社 ポリカーボネート樹脂組成物
JP2020132840A (ja) * 2019-02-26 2020-08-31 帝人株式会社 ポリカーボネート樹脂組成物
WO2020175487A1 (ja) * 2019-02-26 2020-09-03 帝人株式会社 ポリカーボネート樹脂組成物

Also Published As

Publication number Publication date
EP0599269A1 (en) 1994-06-01
KR940011582A (ko) 1994-06-21
CA2102477A1 (en) 1994-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5319091A (en) Process for sulfur containing derivatives of hydroxyphenyl/benzotriazoles
US5268450A (en) Compositions comprising sulfur-containing derivatives of hydroxyphenylbenzotriazole and process therefor
US4038262A (en) Production of arylene sulfide polymers
US4038261A (en) Production of branched arylene sulfide polymers
US4116947A (en) Branched arylene sulfide polymer production
US4064114A (en) Production of arylene sulfide polymers
US4282347A (en) Preparation of branched polymers of arylene sulfide
US4786711A (en) P-phenylene sulfide polymer preparation with dehydrated mixture of alkali metal hydroxide and excess alkali metal bisulfide
US4096132A (en) Production of p-phenylene sulfide polymers
US4089847A (en) Temperature programming in the production of arylene sulfide polymers
US4350810A (en) Preparation of branched chain arylene sulfide polymer
JP3118347B2 (ja) ポリ(アリーレンスルフィド)の調製方法
CA1087348A (en) Production of arylene sulfide polymers
JPH0711138A (ja) ポリ(アリーレンスルフィド)ポリマー組成物
US5235032A (en) Process for the preparation of poly(arylene sulfide) with low metal contamination
DE3338501A1 (de) Verfahren zur herstellung von hochmolekularen, gegebenenfalls verzweigten polyarylensulfiden
US4740569A (en) Arylene sulfide polymer, contacted with polyhaloaromatic compound
JPS596221A (ja) ポリ(アリ−レンスルフイド)の処理方法
US5328980A (en) Method of preparing poly(arylene sulfide) polymers, polymers and polymer blends
US5015702A (en) Treatment of poly(arylene sulfide/sulfone) polymers
JP2674713B2 (ja) 新規なポリアリ―レンスルフィド樹脂の調製方法
US5274015A (en) Compositions comprising sulfur-containing derivatives of hydroxyphenylbenzotriazole and process therefor
JP4894090B2 (ja) ポリフェニレンスルフィドの製造方法および押し出し成形品
US4656231A (en) Arylene sulfide polymerization; arylene sulfide polymer treated with aromatic compound having more than 2 halogen substituents; processed product thereof
JP2648270B2 (ja) ポリ(フェニレンスルフィド)ポリマーの調製方法