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JPH07110803B2 - 液状植物活性剤 - Google Patents

液状植物活性剤

Info

Publication number
JPH07110803B2
JPH07110803B2 JP4128099A JP12809992A JPH07110803B2 JP H07110803 B2 JPH07110803 B2 JP H07110803B2 JP 4128099 A JP4128099 A JP 4128099A JP 12809992 A JP12809992 A JP 12809992A JP H07110803 B2 JPH07110803 B2 JP H07110803B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bacteria
fermentation
liquid
soil
liquid plant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4128099A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06172117A (ja
Inventor
貴美雄 石巻
Original Assignee
日本耐熱化学工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本耐熱化学工業株式会社 filed Critical 日本耐熱化学工業株式会社
Priority to JP4128099A priority Critical patent/JPH07110803B2/ja
Publication of JPH06172117A publication Critical patent/JPH06172117A/ja
Publication of JPH07110803B2 publication Critical patent/JPH07110803B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はゴルフ場の芝草の病気予
防等に用いて好適な液状植物活性剤に関する。
【0002】
【従来の技術】ゴルフ場の芝草の管理は容易ではない。
芝草を枯らす土壌病害菌としては、フザリウム系、リゾ
クトニア系、ピシュウムスプライト系、ヒルミントスポ
リウム系等の糸状菌がある。これら糸状菌は直接芝草に
影響を与えて枯死させる。またホコリタケ、コムラサキ
シメジ、シバフタケ等の担子胞菌類は、芝草の根の下層
の土壌中に厚い菌糸層からなるサッチ層を形成し、この
サッチ層が水を浸透させず、栄養分を芝草に与えないこ
とから芝草が突然枯死する事態が発生することがある。
このような事態を防止するためゴルフ場では各種の薬品
を土壌中に注入するなどの対策をとっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ゴルフ
場での各種化学薬品の使用が水汚染の原因となっている
ことは周知の事実である。またこれら化学薬品の使用に
よっても完全には有害な糸状菌の駆除ができない。特に
化学薬品に対しては数度の使用により糸状菌に耐性が生
じ、次第に効果が薄れるという問題点がある。ところ
で、味噌製造会社、豆腐製造会社では大量の豆の煮汁が
排出される。この豆の煮汁は、糖分、蛋白質を豊富に含
むことから、一部肥料等に使用されているが、腐敗臭が
激しいことから廃棄処分されているのが実情である。し
かし廃棄処分するにしてもそのまま河川等に放流するわ
けにはいかず、所定の浄化処理を施して後放流するが、
大量であることもあって、浄化処理に多大の費用を要す
るという問題点がある。
【0004】そこで、本発明は上記問題点を解決すべく
なされたものであり、その目的とするところは、豆の煮
汁を有効利用でき、ゴルフ場の芝草にあっては有害な糸
状菌の駆除が好適に行え、また植物体に活性を与え、良
好な成育を行わせることのできる液状植物活性剤を提供
するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため次の構成を備える。すなわち、豆の煮汁に、バ
クテリア、酵母、糸状菌を含有する3種菌を接種して醗
酵させ、該醗酵物に酸を加えてPHを4〜5に調整して
トリコデルマリグノルム菌を接種、増殖してなる液状植
物活性剤。前記醗酵物にさらにリン酸アンモニウムまた
はリン酸酸カリウムを添加すると好適である。
【0006】
【作用】豆の煮汁には、前記したように糖分、蛋白質が
豊富に含有される。しかし糖分は5糖類を主とする多糖
類のものであり、そのままでは植物体に吸収されにく
い。そこで本発明では、まず豆の煮汁に醗酵菌を接種
し、醗酵させる。醗酵菌はバクテリア、酵母、糸状菌が
混合されたいわゆる3種菌を用いるとよい。この3種菌
は市販されているものを使用できる。醗酵工程は通常の
醗酵条件でよい。夏場の気温の高いときには外気温下で
約1週間程度で醗酵が終了する。冬季等の気温が低いと
きには1カ月程の期間を要するが、適宜加温して醗酵を
促進させてもよい。この3種菌により、5糖類を主とす
る糖分はブドウ糖、果糖の単糖類に分解され、また蛋白
質からは各種のアミノ酸が生成される。またその他微量
のビタミン、核酸、各種ホルモン等のいわゆるアンノー
ン物質が生成される。
【0007】バクテリアや酵母は醗酵の初期の段階で寄
与し、醗酵の最終過程では糸状菌が増殖してくる。この
糸状菌の増殖が、本発明におけるトリコデルマリグノル
ム菌の培地として絶好のものとなる。トリコデルマリグ
ノルム菌はPHが4〜5程度で増殖する。上記醗酵終了
後ではアミノ酸によりPHが5.5〜6.2程度となっ
ているので、有機酸等の酸を加えてPHを4〜5の範
囲、好適には4.5程度に調整する。有機酸はクエン
酸、リンゴ酸等を用いることができる。さらに、植物体
の有効成分のリンを含むリン酸アンモニウム、リン酸カ
リウムを添加すると好適である。
【0008】このようにPHを4〜5程度に調整した醗
酵培地にトリコデルマリグノルム菌を接種し、培養す
る。トリコデルマリグノルム菌は糸状菌を栄養源として
増殖する。上記のように醗酵培地は醗酵終了時において
糸状菌が大量に増殖しているので、この糸状菌を栄養源
としてトリコデルマリグノルム菌が大増殖するのであ
る。このトリコデルマリグノルム菌の増殖は夏場の外気
温下で1週間程度である。このようにして液状物質(液
状植物活性剤)が得られる。この液状物質中には、上記
のようにトリコデルマリグノルム菌が大増殖している
他、前記の醗酵過程で生成した単糖類、アミノ酸、さら
には各種ビタミン、核酸、ホルモン類が含有されてい
る。
【0009】上記の液状植物活性剤は、土壌中に散布、
浸透させてもよいが、植物体上に直接散布するようにし
てもよい。植物体上に直接散布すると、液状植物活性剤
には豆の煮汁中に含まれていたサポニンがそのまま含有
されていることから、このサポニンの界面活性効果によ
り、パラフィン質の葉面を濡らし、葉面からの吸収を容
易とする。葉面からは、分子量の小さいブドウ糖、果糖
等の単糖類、アミノ酸の他、添加したリン酸アンモニウ
ム等が容易に吸収される。豆の煮汁の醗酵により、生成
されたアミノ酸にはブロリンが多量に含有され、このブ
ロリンは光合成促進作用を有する。葉面から吸収された
ブロリンは葉中での光合成を促進し、これにより糖が合
成され、植物体を構成するセルロースの合成が促進され
る。すなわち、葉面から直接吸収される糖類の存在およ
び光合成により合成される糖類により植物の成育が旺盛
になるのである。また葉面から吸収されたリン、および
土壌中から吸収されたリンが糖分と作用して植物体のエ
ネルギー源となるアデノシン三リン酸の合成が促進され
る。このようにアミノ酸やリン酸アンモニウム、あるい
はリン酸カリウムが葉面から吸収されるようになること
は植物体の活性に極めて大きな効果を与える。例えば植
物体の栄養源としてリン化合物を土壌中に直接供給する
と、土壌中ではリン酸イオンとなって、土壌中のアルミ
ニウム、鉄等の金属と結合して水に不溶の化合物が生成
され、植物体に吸収されなくなってしまう。因みにリン
化合物を土壌中に直接供給した場合、植物体に吸収され
るリンは全体の15%程度といわれる。この点本発明の
液状植物活性体では、リンが葉面から吸収されるから吸
収効率が極めてよいのである。
【0010】一方葉面から滴下した液状植物活性剤、あ
るいは土壌中に散布された液状植物活性剤は土壌中に浸
透し、そのトリコデルマリグノルム菌が、土壌中の病害
菌であるフザリウム系、リゾクトニア系、ピシュウムス
プライト系、ヒルミントスポリウム系等の糸状菌および
ホコリタケ、コムラサキシメジ、シバフタケ等の担子胞
菌類(糸状菌)に作用し、これを栄養源として増殖し、
これら病害菌の増殖を抑制する。その結果ゴルフ場の芝
草には極めて好結果をもたらし、枯死を防止できた。し
かもトリコデルマリグノルム菌は上記病害菌を栄養源と
するものであるから、化学薬品と相違し、病害菌に耐性
を生じさせるものではなく、その駆除効果は長く継続さ
れる。したがって、散布量はそれ程多くなくともその効
果を持続させることができる。
【0011】またトリコデルマリグノルム菌も糸状菌の
一種である。一般に土壌中では、バクテリア、微生物、
糸状菌等が微妙なバランスを保ってその生態系を維持し
ているが、トリコデルマリグノルム菌は他のバクテリ
ア、微生物に影響を与えるものではなく、もっぱら病害
菌である上記フザリウム系、リゾクトニア系、ピシュウ
ムスプライト系、ヒルミントスポリウム系等の糸状菌お
よびホコリタケ、コムラサキシメジ、シバフタケ等の担
子胞菌類(糸状菌)に作用して、これを栄養源とするも
のであるから、バクテリア、微生物、糸状菌等の生態系
全体のバランスは維持され、理想的な土壌形態が維持さ
れるのである。なおトリコデルマリグノルム菌はサッチ
層を形成せず、芝草を枯死させない。また上記液状植物
活性剤には前記したように、アミノ酸、単糖類、ビタミ
ン、核酸、ホルモン等の吸収されやすい栄養源を含有す
ることから、植物体に対する肥料的効果も大きい。
【0012】
【実施例】味噌の製造工場にて排出された豆の煮汁10
00Kgに市販の3種菌を3Kg接種し、夏場の外気温
下で醗酵させたところ、約1週間程で醗酵が終了し、糸
状菌が大量に繁殖した状態の液状醗酵物を得た。この液
状醗酵物にリン酸アンモニウムを加え、さらに酸を添加
してPHを約4.5に調整し、次いでこの液状醗酵物に
トリコデルマリグノルム菌10Kgを接種し、外気温下
で培養したところトリコデルマリグノルム菌が大増殖
し、約1週間程で培養を終了し、液状植物活性剤を得
た。この液状植物活性剤を、ゴルフ場の、下層に糸状菌
層が形成されて枯れかかっている芝草に散布したとこ
ろ、芝草が復活し、旺盛に成育するに至った。白菜、キ
ャベツ等の野菜の栽培過程で上記の液状植物活性剤を散
布したところ、その成育は旺盛で、大型の白菜、キャベ
ツ等の野菜を成育させることができた。畑にはフザリウ
ム系、リゾクトニア系の病害菌の他白絹病菌等の病害菌
が生息するが、トリコデルマリグノルム菌はこれら病害
菌をやはり死滅させるのである。
【0013】
【発明の効果】本発明に係る液状植物活性剤によれば、
豆の煮汁に、バクテリア、酵母、糸状菌を含有する3種
菌を接種して醗酵させ、この醗酵物にトリコデルマリグ
ノルム菌を接種しているので、トリコデルマリグノルム
菌は醗酵物中に増殖した糸状菌を栄養源として大増殖
し、勢力が旺盛で、土壌に散布した際に、土壌中の有害
な糸状菌に作用し、これを栄養源とするので、その増殖
を抑制し、芝草などの植物体を保護できる他、植物体の
葉面からの吸収が容易で、光合成を促進し、また肥料と
しても有効に用いることができる。また、豆の煮汁を醗
酵させているので、醗酵により生成した各種アミノ酸
や、ビタミン、核酸、各種ホルモン等のいわゆるアンノ
ーン物質が含有され、植物活性剤として極めて有用であ
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 豆の煮汁に、バクテリア、酵母、糸状菌
    を含有する3種菌を接種して醗酵させ、該醗酵物に酸を
    加えてPHを4〜5に調整してトリコデルマリグノルム
    菌を接種、増殖してなる液状植物活性剤。
  2. 【請求項2】 豆の煮汁の醗酵物にリン酸アンモニウム
    またはリン酸カリウムを添加したことを特徴とする請求
    項1記載の液状植物活性剤。
JP4128099A 1992-04-21 1992-04-21 液状植物活性剤 Expired - Lifetime JPH07110803B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4128099A JPH07110803B2 (ja) 1992-04-21 1992-04-21 液状植物活性剤

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JP4128099A JPH07110803B2 (ja) 1992-04-21 1992-04-21 液状植物活性剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06172117A JPH06172117A (ja) 1994-06-21
JPH07110803B2 true JPH07110803B2 (ja) 1995-11-29

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ID=14976374

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JP4128099A Expired - Lifetime JPH07110803B2 (ja) 1992-04-21 1992-04-21 液状植物活性剤

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3805599B2 (ja) * 2000-04-10 2006-08-02 花王株式会社 植物活力剤
AU2001265026A1 (en) * 2000-05-26 2001-12-11 Ralph S. Daniels Oilseed extract products and uses
US8308838B2 (en) 2010-07-13 2012-11-13 Daniels Agrosciences, Llc Organic fertilizer

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0411689A (ja) * 1990-01-30 1992-01-16 Masanori Shinozaki 土壌改良剤及びその利用法
JPH0429905A (ja) * 1990-05-23 1992-01-31 Taisei Nouzai Kk トリコデルマ属菌の菌液および該液による植物病害の防除方法

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Publication number Publication date
JPH06172117A (ja) 1994-06-21

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