JPH07103016B2 - 貼付剤およびその製造方法 - Google Patents
貼付剤およびその製造方法Info
- Publication number
- JPH07103016B2 JPH07103016B2 JP63058816A JP5881688A JPH07103016B2 JP H07103016 B2 JPH07103016 B2 JP H07103016B2 JP 63058816 A JP63058816 A JP 63058816A JP 5881688 A JP5881688 A JP 5881688A JP H07103016 B2 JPH07103016 B2 JP H07103016B2
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- Japan
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- drug
- patch
- fatty acid
- lecithin
- adhesive layer
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- Materials For Medical Uses (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は,薬物を経皮的に投与しうる貼付剤,特に該薬
物の経皮吸収性を高めた貼付剤およびその製造方法に関
する。
物の経皮吸収性を高めた貼付剤およびその製造方法に関
する。
(従来の技術) 全身もしくは局部での薬効を得るために,経皮投与形の
製剤である貼付剤を用い,薬物(生理活性物質)を皮膚
を介して吸収させることが行われている。この経皮投与
法は,従来の経口投与法に比べて利点が多い。例えば,
薬物を経口投与すると,腸で吸収された薬物は肝臓へ循
環して代謝を受けるため,その薬効を発揮する前にかな
りの量が分解されてしまう。これに対して,経皮投与法
では,吸収された薬物は体内の初回循環時に肝臓を通過
しない。そのため,肝臓での代謝により薬効が大幅に減
じるということがない。特に非ステロイド系抗炎症剤の
場合は,経口投与すると胃腸障害を生じやすいが,経皮
投与ではこのような胃腸障害が生じにくいという利点を
有する。薬物の吸収性をコントロールすれば,薬物が短
時間に大量に吸収されるために起こる副作用を軽減する
ことが可能となる。長時間にわたり一定の血中濃度を維
持できれば薬物の投与回数を減らすこともできる。
製剤である貼付剤を用い,薬物(生理活性物質)を皮膚
を介して吸収させることが行われている。この経皮投与
法は,従来の経口投与法に比べて利点が多い。例えば,
薬物を経口投与すると,腸で吸収された薬物は肝臓へ循
環して代謝を受けるため,その薬効を発揮する前にかな
りの量が分解されてしまう。これに対して,経皮投与法
では,吸収された薬物は体内の初回循環時に肝臓を通過
しない。そのため,肝臓での代謝により薬効が大幅に減
じるということがない。特に非ステロイド系抗炎症剤の
場合は,経口投与すると胃腸障害を生じやすいが,経皮
投与ではこのような胃腸障害が生じにくいという利点を
有する。薬物の吸収性をコントロールすれば,薬物が短
時間に大量に吸収されるために起こる副作用を軽減する
ことが可能となる。長時間にわたり一定の血中濃度を維
持できれば薬物の投与回数を減らすこともできる。
しかし,貼付剤を用いて薬物を投与しても,該薬物が皮
膚を透過しにくく生体利用率(バイオアベイラビリテ
ィ)が低くなる場合が多い。そのため,貼付剤中に存在
する薬物の絶対量を高め,必要量の薬物を経皮吸収され
る試みがなされている。例えば,特開昭60−185713号公
報には,貼付剤,軟骨剤,クリーム製剤などの基剤中に
薬物を飽和溶解度以上の量で含有させ,該薬物を再結晶
微粒子の状態で分散させた経皮吸収製剤が開示されてい
る。例えば貼付剤を皮膚表面に貼付し,基剤中に溶解し
ている薬物が経皮吸収されると,基剤中に微粒子状で存
在する薬物が順次溶解して溶解状態の薬物が補充され
る。そのため,薬物量が該薬物の飽和溶解度以下である
従来の製剤に比べて多量の薬物を投与することが可能で
あると考えられる。しかし,実際には,粒子状で存在す
る薬物は基剤中へ再溶解しにくく,そのため薬物の皮膚
を通しての吸収効率は予期したほど高くはない。
膚を透過しにくく生体利用率(バイオアベイラビリテ
ィ)が低くなる場合が多い。そのため,貼付剤中に存在
する薬物の絶対量を高め,必要量の薬物を経皮吸収され
る試みがなされている。例えば,特開昭60−185713号公
報には,貼付剤,軟骨剤,クリーム製剤などの基剤中に
薬物を飽和溶解度以上の量で含有させ,該薬物を再結晶
微粒子の状態で分散させた経皮吸収製剤が開示されてい
る。例えば貼付剤を皮膚表面に貼付し,基剤中に溶解し
ている薬物が経皮吸収されると,基剤中に微粒子状で存
在する薬物が順次溶解して溶解状態の薬物が補充され
る。そのため,薬物量が該薬物の飽和溶解度以下である
従来の製剤に比べて多量の薬物を投与することが可能で
あると考えられる。しかし,実際には,粒子状で存在す
る薬物は基剤中へ再溶解しにくく,そのため薬物の皮膚
を通しての吸収効率は予期したほど高くはない。
薬物の吸収性を高めるために吸収促進剤を含有する貼付
剤も数多く調整されている。吸収促進剤としては,一般
に,サリチル酸,尿素,ジメチルスルホキシド,プロピ
レングリコール,グリセリン,ジメチルスルホキシドな
ど数多くの化合物が用いられている。しかし,いずれの
場合にも薬物の経皮吸収性は必ずしも良好とはいえな
い。薬物として上記非ステロイド系抗炎症剤を投与する
場合については,ホスファチジルコリンなどのリン脂質
を粘着剤中に含有させ,該非ステロイド系抗炎症剤の皮
膚下における貯留性を増大させて薬効を高める方法が,
特開昭58−150508号公報および特開昭61−172833号公報
に開示されている。リン脂質を添加することにより抗炎
症効果はやや高くなるが,その効果は治療上満足を得る
ことができる程高くはない。このように,薬物を効果的
に吸収させうる貼付剤はいまだ得られていないのが現状
である。
剤も数多く調整されている。吸収促進剤としては,一般
に,サリチル酸,尿素,ジメチルスルホキシド,プロピ
レングリコール,グリセリン,ジメチルスルホキシドな
ど数多くの化合物が用いられている。しかし,いずれの
場合にも薬物の経皮吸収性は必ずしも良好とはいえな
い。薬物として上記非ステロイド系抗炎症剤を投与する
場合については,ホスファチジルコリンなどのリン脂質
を粘着剤中に含有させ,該非ステロイド系抗炎症剤の皮
膚下における貯留性を増大させて薬効を高める方法が,
特開昭58−150508号公報および特開昭61−172833号公報
に開示されている。リン脂質を添加することにより抗炎
症効果はやや高くなるが,その効果は治療上満足を得る
ことができる程高くはない。このように,薬物を効果的
に吸収させうる貼付剤はいまだ得られていないのが現状
である。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は上記従来の欠点を解決するものであり,その目
的とするところは,含有する薬物を効果的に皮膚を通じ
て吸収させうる貼付剤を提供することにある。本発明の
他の目的は,含有される薬物の経皮吸収性を高め,かつ
皮膚に対する刺激性がなく生体に対して安全な吸収補助
剤を含有する貼付剤を提供することにある。本発明のさ
らに他の目的は,例えば,非ステロイド系抗炎症剤にお
いては,局所および全身に対してその薬効を持続させる
ことが可能である貼付剤を提供することにある。本発明
のさらに他の目的は,1日あたりの薬物投与回数を減ら
し,使用しやすく,かつ患者のコンプライアンスを得る
ことのできる貼付剤を提供することにある。
的とするところは,含有する薬物を効果的に皮膚を通じ
て吸収させうる貼付剤を提供することにある。本発明の
他の目的は,含有される薬物の経皮吸収性を高め,かつ
皮膚に対する刺激性がなく生体に対して安全な吸収補助
剤を含有する貼付剤を提供することにある。本発明のさ
らに他の目的は,例えば,非ステロイド系抗炎症剤にお
いては,局所および全身に対してその薬効を持続させる
ことが可能である貼付剤を提供することにある。本発明
のさらに他の目的は,1日あたりの薬物投与回数を減ら
し,使用しやすく,かつ患者のコンプライアンスを得る
ことのできる貼付剤を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明の貼付剤は,支持体の片面に接着剤層が設けられ
た貼付剤であって,該粘着剤層が,薬物,およびレシチ
ンおよび/またはソルビタン脂肪酸エステルを含み,か
つ,該薬物が該粘着剤層中に均一に分散され,そのこと
により上記目的が達成される。
た貼付剤であって,該粘着剤層が,薬物,およびレシチ
ンおよび/またはソルビタン脂肪酸エステルを含み,か
つ,該薬物が該粘着剤層中に均一に分散され,そのこと
により上記目的が達成される。
本発明の貼付剤の製造方法は,薬物,レシチンおよび/
またはソルビタン脂肪酸エステル,および粘着基剤を溶
媒に均一に溶解させる工程;および得られた溶液を支持
体の片面に塗布し乾燥させる工程,または,得られた溶
液を剥離紙表面に塗布し乾燥後,形成された粘着剤層表
面に支持体を密着させる工程;を包含し、そのことによ
り上記目的が達成される。
またはソルビタン脂肪酸エステル,および粘着基剤を溶
媒に均一に溶解させる工程;および得られた溶液を支持
体の片面に塗布し乾燥させる工程,または,得られた溶
液を剥離紙表面に塗布し乾燥後,形成された粘着剤層表
面に支持体を密着させる工程;を包含し、そのことによ
り上記目的が達成される。
本発明の貼付剤に用いられるレシチンとは,ホスファチ
ジルコリン(狭義のレシチン)をはじめとし,自然界に
広く分布するグリセロリン脂質を指していう。レシチン
には,上記ホスファチジルコリンの他,ホスファチジル
エタノールアミン,ホスファチジルセリン,ホスファチ
ジルイノシトール,ホスファチジン酸などがある。これ
らのうちの一種以上を含有し,容易に入手し得るレシチ
ン含有物としては,大豆レシチン,卵黄エシチン,水素
添加レシチンなどがある。
ジルコリン(狭義のレシチン)をはじめとし,自然界に
広く分布するグリセロリン脂質を指していう。レシチン
には,上記ホスファチジルコリンの他,ホスファチジル
エタノールアミン,ホスファチジルセリン,ホスファチ
ジルイノシトール,ホスファチジン酸などがある。これ
らのうちの一種以上を含有し,容易に入手し得るレシチ
ン含有物としては,大豆レシチン,卵黄エシチン,水素
添加レシチンなどがある。
上記ソルビタン脂肪酸エステルは,炭素数10〜26,好ま
しくは4〜22の脂肪酸(飽和脂肪酸および不飽和脂肪酸
のいずれであってもよい)と,ソルビトールとのエステ
ル化物である。それには,ソルビタンモノラウレート,
ソルビタンモノパルミテート,ソルビタンモノオレエー
ト,ソルビタンセスキオレエート,ソルビタントリオレ
エートなどがある。
しくは4〜22の脂肪酸(飽和脂肪酸および不飽和脂肪酸
のいずれであってもよい)と,ソルビトールとのエステ
ル化物である。それには,ソルビタンモノラウレート,
ソルビタンモノパルミテート,ソルビタンモノオレエー
ト,ソルビタンセスキオレエート,ソルビタントリオレ
エートなどがある。
上記レシチンおよび/またはソルビタン脂肪酸エステル
は,基剤中における薬物の溶解度を増し,その結果,薬
物の利用率を高める働きを有する。これらの化合物は,
通常,後述の粘着基剤中に,それぞれの飽和溶解度を越
えない範囲で含有される。その濃度は,粘着基剤の組成
などにより異なるが,通常,粘着基剤100重量部に対し
て0.5〜50重量部,好ましくは1〜20重量部の範囲であ
る。過少であると薬物の粘着基剤への溶解性が向上しな
いため,後述のように,多量の薬物を実質的に非晶質の
状態で含有させることができない。過剰であっても含有
量に比例した薬物の経皮吸収促進効果は得られないばか
りか,粘着剤の粘着力が低下するという欠点がある。レ
シチンおよび/またはソルビタン脂肪酸エステルの量
は,粘着基剤の粘着力や該基剤中の薬物の拡散速度を低
下させない範囲において,基剤に対する飽和濃度に近い
高濃度であることが好ましい。
は,基剤中における薬物の溶解度を増し,その結果,薬
物の利用率を高める働きを有する。これらの化合物は,
通常,後述の粘着基剤中に,それぞれの飽和溶解度を越
えない範囲で含有される。その濃度は,粘着基剤の組成
などにより異なるが,通常,粘着基剤100重量部に対し
て0.5〜50重量部,好ましくは1〜20重量部の範囲であ
る。過少であると薬物の粘着基剤への溶解性が向上しな
いため,後述のように,多量の薬物を実質的に非晶質の
状態で含有させることができない。過剰であっても含有
量に比例した薬物の経皮吸収促進効果は得られないばか
りか,粘着剤の粘着力が低下するという欠点がある。レ
シチンおよび/またはソルビタン脂肪酸エステルの量
は,粘着基剤の粘着力や該基剤中の薬物の拡散速度を低
下させない範囲において,基剤に対する飽和濃度に近い
高濃度であることが好ましい。
使用される薬物(生理活性物質)は経皮投与により皮膚
を透過し,局所的にもしくは全身的に薬効をもたらすも
のであればよく,特に限定されない。例えば,非ステロ
イド系抗炎症剤,ステロイド類,抗高血圧剤,麻酔剤,
高真菌剤,抗てんかん剤,冠血管拡張剤,ホルモン剤お
よび抗ヒスタミン剤が挙げられる。
を透過し,局所的にもしくは全身的に薬効をもたらすも
のであればよく,特に限定されない。例えば,非ステロ
イド系抗炎症剤,ステロイド類,抗高血圧剤,麻酔剤,
高真菌剤,抗てんかん剤,冠血管拡張剤,ホルモン剤お
よび抗ヒスタミン剤が挙げられる。
非ステロイド系抗炎症剤としては,ピロキシカム,フェ
ニルブタゾン,アセチルサリチル酸,フルフェナム酸,
メフェナム酸,イブプロフェン,ケトプロフェン,フル
ルビプロフェン,スリンダク,インドメタシン,ジクロ
フェナック,アルクロフェナック,フェンブエン,チノ
リジン,エモルファゾンなどがある。ステロイド類とし
ては,プレドニゾロン,プロピオン酸クロベタゾールな
どのコルチコステロイド類がある。抗高血圧剤として
は,クロニジン,ニフェジピン,プロプラノロールなど
がある。麻酔剤としては,リドカイン,ベンゾカインな
どがある。抗真菌剤としては,クロトリマゾール,ペン
タマイシンなどがある。抗てんかん剤としては,ニトラ
ゼパム,メプロバメートなどがある。冠血管拡張剤とし
ては,ニトログリセリン,イソソルビドジナイトレート
などがある。ホルモン剤としては,エストラジオールな
どがある。抗ヒスタミン剤としては,塩酸ジフェンヒド
ラミン,ジフェニルイミダゾールなどがある。
ニルブタゾン,アセチルサリチル酸,フルフェナム酸,
メフェナム酸,イブプロフェン,ケトプロフェン,フル
ルビプロフェン,スリンダク,インドメタシン,ジクロ
フェナック,アルクロフェナック,フェンブエン,チノ
リジン,エモルファゾンなどがある。ステロイド類とし
ては,プレドニゾロン,プロピオン酸クロベタゾールな
どのコルチコステロイド類がある。抗高血圧剤として
は,クロニジン,ニフェジピン,プロプラノロールなど
がある。麻酔剤としては,リドカイン,ベンゾカインな
どがある。抗真菌剤としては,クロトリマゾール,ペン
タマイシンなどがある。抗てんかん剤としては,ニトラ
ゼパム,メプロバメートなどがある。冠血管拡張剤とし
ては,ニトログリセリン,イソソルビドジナイトレート
などがある。ホルモン剤としては,エストラジオールな
どがある。抗ヒスタミン剤としては,塩酸ジフェンヒド
ラミン,ジフェニルイミダゾールなどがある。
これらの薬物は,該薬物の飽和溶解度を越える量で基剤
中に含有される。かつその配合量は,少なくとも該薬物
の1日当たりの常用量以上であることが好ましい。配合
量は,薬物の種類,粘着基剤の組成,得られる貼付剤の
使用目的などにより異なるが,例えば,薬物として非ス
テロイド系抗炎症剤を配合する場合には,後述の粘着基
剤100重量部あたり0.5〜40重量部,好ましくは1〜25重
量部の割合で配合される。薬物の量が過少であると充分
に薬効が得られず,かつ薬効の持続効果が得られない。
過剰であると薬物が粘着剤層から析出し,粘着力が低下
する。
中に含有される。かつその配合量は,少なくとも該薬物
の1日当たりの常用量以上であることが好ましい。配合
量は,薬物の種類,粘着基剤の組成,得られる貼付剤の
使用目的などにより異なるが,例えば,薬物として非ス
テロイド系抗炎症剤を配合する場合には,後述の粘着基
剤100重量部あたり0.5〜40重量部,好ましくは1〜25重
量部の割合で配合される。薬物の量が過少であると充分
に薬効が得られず,かつ薬効の持続効果が得られない。
過剰であると薬物が粘着剤層から析出し,粘着力が低下
する。
本発明の貼付剤の粘着基剤としては,貼付剤を常温で皮
膚に長時間固定しうる粘着力があれば充分であり,特に
限定されない。例えばアクリル系,ゴム系,シリコーン
樹脂系などの粘着剤が使用され得,通常,アクリル系お
よびゴム系の粘着剤が用いられる。
膚に長時間固定しうる粘着力があれば充分であり,特に
限定されない。例えばアクリル系,ゴム系,シリコーン
樹脂系などの粘着剤が使用され得,通常,アクリル系お
よびゴム系の粘着剤が用いられる。
アクリル系粘着剤では,この粘着物性などから,特に,
アルキル基の炭素数1〜18の(メタ)アクリル酸アルキ
ルエステルを含む重合体および/または共重合体(他の
極性モノマーを共重合成分として含む共重合体を包含す
る)が好適に用いられる。上記(メタ)アクリル酸アル
キルエステルとしては,メチル(メタ)アクリレート,
エチル(メタ)アクリレート,ブチル(メタ)アクリレ
ート,2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート,ドデシ
ル(メタ)アクリレートなどがある。上記他の極性モノ
マーとしては(メタ)アクリル酸,ビニルピロリドン,
ダイアセトンアクリルアミド,(ポリ)エチレングリコ
ール(メタ)アクリレート,(ポリ)プロピレングリコ
ール(メタ)アクリレート,2−ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレートなどの親水性基を有するモノマーがあ
る。共重合体中の極性モノマーの含量が高いと,薬物の
該共重合体への溶解性が高くなり,薬物を高含量で含有
する貼付剤を得ることが可能となる。アクリル系粘着剤
のうちでは,特に,(メタ)アクリル酸アルキルエステ
ルと,ビニルピロリドンおよび/またはダイアセトンア
クリルアミドとの共重合体が好適に用いられる。このよ
うな共重合体に用いられる(メタ)アクリル酸アルキル
エステルとしては,特に,ブチル(メタ)アクリレー
ト,2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート,ドデシル
(メタ)アクリレートなどが好適である。ビニルピロリ
ドンおよび/またはダイアセトンアクリルアミドは,上
記共重合体中に通常,5〜50重量%,好ましくは10〜40重
量%の範囲で含有される。50重量%を越えると共重合体
が固くなり粘着性がやや低下する。
アルキル基の炭素数1〜18の(メタ)アクリル酸アルキ
ルエステルを含む重合体および/または共重合体(他の
極性モノマーを共重合成分として含む共重合体を包含す
る)が好適に用いられる。上記(メタ)アクリル酸アル
キルエステルとしては,メチル(メタ)アクリレート,
エチル(メタ)アクリレート,ブチル(メタ)アクリレ
ート,2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート,ドデシ
ル(メタ)アクリレートなどがある。上記他の極性モノ
マーとしては(メタ)アクリル酸,ビニルピロリドン,
ダイアセトンアクリルアミド,(ポリ)エチレングリコ
ール(メタ)アクリレート,(ポリ)プロピレングリコ
ール(メタ)アクリレート,2−ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレートなどの親水性基を有するモノマーがあ
る。共重合体中の極性モノマーの含量が高いと,薬物の
該共重合体への溶解性が高くなり,薬物を高含量で含有
する貼付剤を得ることが可能となる。アクリル系粘着剤
のうちでは,特に,(メタ)アクリル酸アルキルエステ
ルと,ビニルピロリドンおよび/またはダイアセトンア
クリルアミドとの共重合体が好適に用いられる。このよ
うな共重合体に用いられる(メタ)アクリル酸アルキル
エステルとしては,特に,ブチル(メタ)アクリレー
ト,2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート,ドデシル
(メタ)アクリレートなどが好適である。ビニルピロリ
ドンおよび/またはダイアセトンアクリルアミドは,上
記共重合体中に通常,5〜50重量%,好ましくは10〜40重
量%の範囲で含有される。50重量%を越えると共重合体
が固くなり粘着性がやや低下する。
ゴム系粘着剤としては,スチレン−イソプレン−スチレ
ンブロック共重合体,スチレン−ブタジエン共重合体,
ポリブテン,ポリイソプレン,ブチルゴム,天然ゴムな
どが挙げられる。シリコーン樹脂系粘着剤としては,ポ
リオルガノシロキサンなどのシリコーンゴムが用いられ
る。
ンブロック共重合体,スチレン−ブタジエン共重合体,
ポリブテン,ポリイソプレン,ブチルゴム,天然ゴムな
どが挙げられる。シリコーン樹脂系粘着剤としては,ポ
リオルガノシロキサンなどのシリコーンゴムが用いられ
る。
本発明の貼付剤には,さらに必要に応じて吸収促進剤や
その他の添加剤が含有される。吸収促進剤としては,N−
アシル−N−メチルグリシン(N−アシルサルコシ
ン),脂肪酸ジエタノールアミドおよびポリオキシエチ
レン付加脂肪酸ジエタノールアミド(POE付加脂肪酸ジ
エタノールアミド)のうちの少なくとも一種が好適であ
る。上記吸収促進剤のうち,N−アシル−N−メチルグリ
シンとしては,ラウロイルサルコシン,ミリストイルサ
ルコシン,パルミトイルサルコシン,オレオイルサルコ
シンなどが挙げられる。脂肪酸ジエタノールアミドとし
ては,ラウロイルジエタノールアミド,カプロイルジエ
タノールアミド,ミリストイルジエタノールアミド,ヤ
シ油脂肪酸ジエタノールアミドなどがある。POE付加脂
肪酸ジエタノールアミドとしては,ポリオキシエチレン
ラウロイルジエタノールアミド,ポリオキシエチレンヤ
シ油脂肪酸ジエタノールアミドなどがある。
その他の添加剤が含有される。吸収促進剤としては,N−
アシル−N−メチルグリシン(N−アシルサルコシ
ン),脂肪酸ジエタノールアミドおよびポリオキシエチ
レン付加脂肪酸ジエタノールアミド(POE付加脂肪酸ジ
エタノールアミド)のうちの少なくとも一種が好適であ
る。上記吸収促進剤のうち,N−アシル−N−メチルグリ
シンとしては,ラウロイルサルコシン,ミリストイルサ
ルコシン,パルミトイルサルコシン,オレオイルサルコ
シンなどが挙げられる。脂肪酸ジエタノールアミドとし
ては,ラウロイルジエタノールアミド,カプロイルジエ
タノールアミド,ミリストイルジエタノールアミド,ヤ
シ油脂肪酸ジエタノールアミドなどがある。POE付加脂
肪酸ジエタノールアミドとしては,ポリオキシエチレン
ラウロイルジエタノールアミド,ポリオキシエチレンヤ
シ油脂肪酸ジエタノールアミドなどがある。
上記吸収促進剤は,粘着基剤中に,その飽和溶解度に近
い濃度で含有されるのが好ましい。その濃度は粘着基剤
の組成およびレシチンなどの量により異なるが,通常,
基剤100重量部に対して0.2〜30重量部,好ましくは0.5
〜15重量部の割合で含有される。過少であると薬物の経
皮吸収促進効果が得られない。過剰であると粘着基剤の
粘着物性が低下し,皮膚表面に貼付した貼付剤が,例え
ば発汗により剥離しやすくなる。
い濃度で含有されるのが好ましい。その濃度は粘着基剤
の組成およびレシチンなどの量により異なるが,通常,
基剤100重量部に対して0.2〜30重量部,好ましくは0.5
〜15重量部の割合で含有される。過少であると薬物の経
皮吸収促進効果が得られない。過剰であると粘着基剤の
粘着物性が低下し,皮膚表面に貼付した貼付剤が,例え
ば発汗により剥離しやすくなる。
その他の添加剤としては,軟化剤,充填剤,老化防止剤
などが挙げられる。軟化剤としては,例えば,ミリスチ
ン酸イソプロピル,中鎖脂肪酸トリグリセリドなどの脂
肪酸エステル類;およびトリアセチン,クエン酸トリエ
チル,オクチルドデカノールなどの高級アルコール類が
挙げられる。
などが挙げられる。軟化剤としては,例えば,ミリスチ
ン酸イソプロピル,中鎖脂肪酸トリグリセリドなどの脂
肪酸エステル類;およびトリアセチン,クエン酸トリエ
チル,オクチルドデカノールなどの高級アルコール類が
挙げられる。
貼付剤の支持体としては,貼付剤に通常利用される支持
体が用いられる。このような支持体としては,ポリエチ
レン,ポリエステル,ポリアミド,ポリエチレン−酢酸
ビニル共重合体,ポリ塩化ビニリデン,ポリウレタン,
アルミニウムなどでなるフィルム;これらのラミネート
フィルム;不織布などが挙げられる。
体が用いられる。このような支持体としては,ポリエチ
レン,ポリエステル,ポリアミド,ポリエチレン−酢酸
ビニル共重合体,ポリ塩化ビニリデン,ポリウレタン,
アルミニウムなどでなるフィルム;これらのラミネート
フィルム;不織布などが挙げられる。
上記支持体表面に薬物と,吸収補助剤(レシチンおよび
/またはソルビタン脂肪酸エステル)とを含有する薬物
含有(粘着剤)層が形成されて貼付剤が得られる。粘着
剤層を形成するには,溶剤塗工法,ホットメルト塗工法
など種々の塗工法が用いられる。なかでも溶剤塗工法が
好適である。溶剤塗工法で粘着剤層を形成するには,例
えば,粘着基剤を適当な溶媒で稀釈し,これに薬物,お
よびレシチンおよび/またはソルビタン脂肪酸エステ
ル,さらに必要に応じて上記吸収促進剤や添加剤を加え
て均一に混合して溶解させ,得られた溶液を支持体表面
に塗布・乾燥する。溶液を直接支持体表面に塗布せず
に,シリコーン樹脂などをコーティングした剥離紙上に
塗布し,乾燥後に支持体と密着させてもよい。上記溶剤
としては,粘着基剤、薬物などを溶解し得,かつ沸点の
低いものが好ましい。溶剤の種類は,粘着基剤や薬物の
種類に応じて適宜選択される。例えば,酢酸エチル,シ
クロヘキサン,トルエン,テトラヒドロフラン,塩化メ
チレン,メタノール,エタノールなどが用いられる。上
記剥離紙としては,ポリエステルフィルム,ポリエチレ
ンコート上質紙,ポリオレフィンコートグラシン紙,ポ
リプロピレンフィルムなどの片面にシリコーン離型処理
を施したフィルムが用いられる。このような剥離紙は,
使用時まで貼付剤の粘着剤層表面を保護するために使用
される。ホットメルト塗工法では,上記溶剤塗工法にお
ける溶剤を使用せず,代わりに加熱により粘着基剤,薬
物などを均一に溶解させて支持体や剥離紙上に塗工が行
われる。粘着剤層の厚みも使用目的により異なるが,通
常,約30μm〜約2mmである。30μmを下まわると必要
量の薬物を含有することができず,粘着性も不充分であ
る。2mmを上まわると,特に溶剤塗工の場合は,溶剤を
除去するのが難しくなる。薬物放出性も低下する。
/またはソルビタン脂肪酸エステル)とを含有する薬物
含有(粘着剤)層が形成されて貼付剤が得られる。粘着
剤層を形成するには,溶剤塗工法,ホットメルト塗工法
など種々の塗工法が用いられる。なかでも溶剤塗工法が
好適である。溶剤塗工法で粘着剤層を形成するには,例
えば,粘着基剤を適当な溶媒で稀釈し,これに薬物,お
よびレシチンおよび/またはソルビタン脂肪酸エステ
ル,さらに必要に応じて上記吸収促進剤や添加剤を加え
て均一に混合して溶解させ,得られた溶液を支持体表面
に塗布・乾燥する。溶液を直接支持体表面に塗布せず
に,シリコーン樹脂などをコーティングした剥離紙上に
塗布し,乾燥後に支持体と密着させてもよい。上記溶剤
としては,粘着基剤、薬物などを溶解し得,かつ沸点の
低いものが好ましい。溶剤の種類は,粘着基剤や薬物の
種類に応じて適宜選択される。例えば,酢酸エチル,シ
クロヘキサン,トルエン,テトラヒドロフラン,塩化メ
チレン,メタノール,エタノールなどが用いられる。上
記剥離紙としては,ポリエステルフィルム,ポリエチレ
ンコート上質紙,ポリオレフィンコートグラシン紙,ポ
リプロピレンフィルムなどの片面にシリコーン離型処理
を施したフィルムが用いられる。このような剥離紙は,
使用時まで貼付剤の粘着剤層表面を保護するために使用
される。ホットメルト塗工法では,上記溶剤塗工法にお
ける溶剤を使用せず,代わりに加熱により粘着基剤,薬
物などを均一に溶解させて支持体や剥離紙上に塗工が行
われる。粘着剤層の厚みも使用目的により異なるが,通
常,約30μm〜約2mmである。30μmを下まわると必要
量の薬物を含有することができず,粘着性も不充分であ
る。2mmを上まわると,特に溶剤塗工の場合は,溶剤を
除去するのが難しくなる。薬物放出性も低下する。
(作用) 本発明により得られる貼付剤の粘着剤層は,調製直後に
おいて,薬物およびレシチンなどが均一に溶解した状態
であり透明である。この貼付剤を室温に保存すると薬物
が徐々に析出する。薬物は,粘着基剤全体にわたり均一
に析出し,該析出物は実質的に非晶質である。つまり,
従来技術に記載したような薬物の再結晶粒子でなく,ア
モルファスの状態であるか,もしくは容易に観察し難い
超微粒子として存在する。このような薬物の状態は,粘
着基剤中にエチレンおよび/またはソルビタン脂肪酸エ
ステルが存在するために達成される。上記実質的に非晶
質の薬物は再結晶粒子として存在する薬物よりもより低
温で容易に粘着基剤中に拡散し,皮膚を通して吸収され
る。そのため薬物の利用効率が高くなる。レシチンおよ
び/またはソルビタン脂肪酸エステルが存在するため薬
物の基剤に対する溶解性も高くなり,薬物を高濃度で粘
着基剤中に含有させることが可能となる。そのため,長
時間にわたり薬効を発揮し得る貼付剤が得られる。レシ
チンやソルビタン脂肪酸エステルは,粘着基剤の粘着性
を損なうことがないため,粘着剤層と薬物保持層とを別
々に分けて調製することなく,通常の貼付剤(支持体上
に粘着剤層が設けられた貼付剤)の形態で容易に調製す
ることが可能である。つまり,粘着剤層は薬物貯留槽と
しての働きと,粘着剤としての働きとをあわせ持つ。薬
物として例えば,非ステロイド系抗炎症剤を用いる場合
においては,抗炎症作用を局所のみならず,全身的に長
期間にわたり発現させることができる。経口投与を行わ
ないため,消火器障害を起こすことがない。
おいて,薬物およびレシチンなどが均一に溶解した状態
であり透明である。この貼付剤を室温に保存すると薬物
が徐々に析出する。薬物は,粘着基剤全体にわたり均一
に析出し,該析出物は実質的に非晶質である。つまり,
従来技術に記載したような薬物の再結晶粒子でなく,ア
モルファスの状態であるか,もしくは容易に観察し難い
超微粒子として存在する。このような薬物の状態は,粘
着基剤中にエチレンおよび/またはソルビタン脂肪酸エ
ステルが存在するために達成される。上記実質的に非晶
質の薬物は再結晶粒子として存在する薬物よりもより低
温で容易に粘着基剤中に拡散し,皮膚を通して吸収され
る。そのため薬物の利用効率が高くなる。レシチンおよ
び/またはソルビタン脂肪酸エステルが存在するため薬
物の基剤に対する溶解性も高くなり,薬物を高濃度で粘
着基剤中に含有させることが可能となる。そのため,長
時間にわたり薬効を発揮し得る貼付剤が得られる。レシ
チンやソルビタン脂肪酸エステルは,粘着基剤の粘着性
を損なうことがないため,粘着剤層と薬物保持層とを別
々に分けて調製することなく,通常の貼付剤(支持体上
に粘着剤層が設けられた貼付剤)の形態で容易に調製す
ることが可能である。つまり,粘着剤層は薬物貯留槽と
しての働きと,粘着剤としての働きとをあわせ持つ。薬
物として例えば,非ステロイド系抗炎症剤を用いる場合
においては,抗炎症作用を局所のみならず,全身的に長
期間にわたり発現させることができる。経口投与を行わ
ないため,消火器障害を起こすことがない。
粘着剤層中にさらに薬物の吸収促進剤が含有される場合
には,上記レシチンなどとの相乗効果により,さらに高
い薬物の経皮吸収性が得られる。このように,本発明の
貼付剤を用いると,薬物の1回投与量を増加させること
が可能であり,かつ薬物放出が持続的になされるため1
日あたりの投与回数を減らすことが可能であり,患者の
コンプライアンスが得られる。
には,上記レシチンなどとの相乗効果により,さらに高
い薬物の経皮吸収性が得られる。このように,本発明の
貼付剤を用いると,薬物の1回投与量を増加させること
が可能であり,かつ薬物放出が持続的になされるため1
日あたりの投与回数を減らすことが可能であり,患者の
コンプライアンスが得られる。
(実施例) 以下に本発明を実施例につき説明する。
実施例1 2−エチルヘキシルメタクリレート,2−エチルヘキシル
アクリレートおよびドデシルアクリレート(モル比8:1:
1)を酢酸エチル中でラウロイルパーオキサイドを用い
て重合させ,固形分50%,重量平均分子量109万の共重
合体(SDK)溶液を得た。この溶液を乾燥して得た共重
合体(粘着基剤)100重量部,ピロキシカム7重量部,
大豆レシチン5重量部およびミリスチン酸イソプロピル
(IPM)15重量部を塩化メチレン330重量部に加え,均一
に溶解させた。この溶液をポリラミネートグラシン剥離
紙上に延展し,60℃で乾燥し,厚み80μmの粘着剤層を
形成した。この粘着剤層に,支持体として,ポリエチレ
ンテレフタレートフィルムを密着させ,剥離紙を有する
貼付剤を得た。
アクリレートおよびドデシルアクリレート(モル比8:1:
1)を酢酸エチル中でラウロイルパーオキサイドを用い
て重合させ,固形分50%,重量平均分子量109万の共重
合体(SDK)溶液を得た。この溶液を乾燥して得た共重
合体(粘着基剤)100重量部,ピロキシカム7重量部,
大豆レシチン5重量部およびミリスチン酸イソプロピル
(IPM)15重量部を塩化メチレン330重量部に加え,均一
に溶解させた。この溶液をポリラミネートグラシン剥離
紙上に延展し,60℃で乾燥し,厚み80μmの粘着剤層を
形成した。この粘着剤層に,支持体として,ポリエチレ
ンテレフタレートフィルムを密着させ,剥離紙を有する
貼付剤を得た。
(B)貼付剤の評価 次に示す項目について試験を行った。その結果を下表に
示す。後述の実施例2〜9および比較例1〜3の結果も
合わせて下表に示す。
示す。後述の実施例2〜9および比較例1〜3の結果も
合わせて下表に示す。
粘着剤層の外観:貼付剤を室温にて7日間保存した
後,粘着剤層を目視観察し,かつ,必要に応じて偏光顕
微鏡用いて観察を行った。
後,粘着剤層を目視観察し,かつ,必要に応じて偏光顕
微鏡用いて観察を行った。
薬物の皮膚透過性評価:下記の方法によりin vitro拡
散セルによる薬物透過性試験を行なった。24時間後の薬
物透過率(%)を下表に示す。この薬物透過率は,貼付
剤を24時間にわたって貼付した場合に経皮吸収される薬
物量の目安となる。薬物吸収量の指標は,投与薬物量×
薬物透過率で示される。
散セルによる薬物透過性試験を行なった。24時間後の薬
物透過率(%)を下表に示す。この薬物透過率は,貼付
剤を24時間にわたって貼付した場合に経皮吸収される薬
物量の目安となる。薬物吸収量の指標は,投与薬物量×
薬物透過率で示される。
in vitro拡散セルによる薬物透過率測定法:開口径が25
cmのフランツ形拡散セルを準備する。フランツ形拡散セ
ルのレセプター部にはpH7.2に調整したリン酸緩衝液を
入れ,その外壁部には37℃の温水を循環させてレセプタ
ー部の温度を一定に保つ。ヌードマウスの背部摘出表皮
(約3cm2)に貼付剤の試験片を貼付し,該表皮をセルに
装着する。皮膚とレセプター液面との間に気泡が入らな
いように注意してレセプター液を満たす。24時間後にレ
セプター液をサンプリングし,高速液体クロマトグラフ
ィにより薬物濃度を測定し,下記式から薬物透過率を算
出する。
cmのフランツ形拡散セルを準備する。フランツ形拡散セ
ルのレセプター部にはpH7.2に調整したリン酸緩衝液を
入れ,その外壁部には37℃の温水を循環させてレセプタ
ー部の温度を一定に保つ。ヌードマウスの背部摘出表皮
(約3cm2)に貼付剤の試験片を貼付し,該表皮をセルに
装着する。皮膚とレセプター液面との間に気泡が入らな
いように注意してレセプター液を満たす。24時間後にレ
セプター液をサンプリングし,高速液体クロマトグラフ
ィにより薬物濃度を測定し,下記式から薬物透過率を算
出する。
ボールタック値:JIS Z 0237(粘着テープ・粘着シー
ト試験方法)によりボールタック値を測定した。
ト試験方法)によりボールタック値を測定した。
比較例1 大豆レシチンを加えなかったこと以外は実施例1と同様
である。
である。
実施例2 基剤溶液に,さらにラウロイルサルコシン5重量部を加
えたこと以外は実施例1と同様である。
えたこと以外は実施例1と同様である。
この貼付剤については,さらに,次の方法で薬物吸収性
の評価を行った。まず,この貼付剤を2.5cm×2.5cmに裁
断し,これを5名のパネラーの上腕に24時間にわたり貼
付した。貼付後の貼付剤から薬物をメタノールによって
抽出し,HPLCにてその濃度を測定し,貼付剤中に存在す
る薬物の量を求めた。あらかじめ使用した貼付剤中の薬
物量を測定しておき,下記式により薬物吸収率(%)を
算出した。
の評価を行った。まず,この貼付剤を2.5cm×2.5cmに裁
断し,これを5名のパネラーの上腕に24時間にわたり貼
付した。貼付後の貼付剤から薬物をメタノールによって
抽出し,HPLCにてその濃度を測定し,貼付剤中に存在す
る薬物の量を求めた。あらかじめ使用した貼付剤中の薬
物量を測定しておき,下記式により薬物吸収率(%)を
算出した。
その結果,薬物吸収率は12.8%であった。本貼付剤100c
m2を皮膚表面に貼付すると,一日あたり,治療上の有効
量である約5.4mgのピロキシカムを経皮吸収させ得るこ
とがわかる。
m2を皮膚表面に貼付すると,一日あたり,治療上の有効
量である約5.4mgのピロキシカムを経皮吸収させ得るこ
とがわかる。
実施例3 基剤溶液に,さらにラウロイルサルコシン2重量部を加
えたこと以外は実施例1と同様である。
えたこと以外は実施例1と同様である。
実施例4 基剤溶液に,さらにラウロイルサルコシン2重量部を加
え,大豆レシチンの量を20重量部としたこと以外は実施
例1と同様である。
え,大豆レシチンの量を20重量部としたこと以外は実施
例1と同様である。
実施例5 基剤溶液に,さらにラウロイルサルコシン10重量部を加
えたこと以外は実施例1と同様である。
えたこと以外は実施例1と同様である。
実施例6 実施例1で得られた共重合体(SDK)溶液(固形分50
%)に,固形分100重量部に対して,インドメタシン8
重量部,大豆レシチン5重量部およびミリスチン酸イソ
プロピル(IPM)15重量部を加えて混合し,均一な溶液
を得た。これをポリエステル剥離紙上に延展し,60℃で
乾燥し,厚み50μmの粘着剤層を形成した。この粘着剤
層に支持体としてポリエチレンフィルムを密着させ,剥
離紙を有する貼付剤を得た。
%)に,固形分100重量部に対して,インドメタシン8
重量部,大豆レシチン5重量部およびミリスチン酸イソ
プロピル(IPM)15重量部を加えて混合し,均一な溶液
を得た。これをポリエステル剥離紙上に延展し,60℃で
乾燥し,厚み50μmの粘着剤層を形成した。この粘着剤
層に支持体としてポリエチレンフィルムを密着させ,剥
離紙を有する貼付剤を得た。
実施例7 大豆レシチンの代わりにソルビタントリオレエートを用
いたこと以外は実施例6と同様である。
いたこと以外は実施例6と同様である。
比較例2 大豆レシチンを加えなかったこと以外は実施例1と同様
である。
である。
実施例8 2−エチルヘキシルアクリレートおよびビニルピロリド
ン(モル比65:35)を酢酸エチル中,ラウロイルパーオ
キサイドを触媒として重合し,固形分35%,重量平均分
子量72万の共重合体溶液を得た。この溶液を乾燥して得
た共重合体(粘着基剤)100重量部,ピロキシカム20重
量部,大豆レシチン5重量部およびラウロイルサルコシ
ン5重量部を塩化メチレン330重量部に加え,均一に溶
解させた。この溶液を用い,実施例1に準じて貼付剤を
調製した。
ン(モル比65:35)を酢酸エチル中,ラウロイルパーオ
キサイドを触媒として重合し,固形分35%,重量平均分
子量72万の共重合体溶液を得た。この溶液を乾燥して得
た共重合体(粘着基剤)100重量部,ピロキシカム20重
量部,大豆レシチン5重量部およびラウロイルサルコシ
ン5重量部を塩化メチレン330重量部に加え,均一に溶
解させた。この溶液を用い,実施例1に準じて貼付剤を
調製した。
比較例3 大豆レシチンおよびラウロイルサルコシンを用いなかっ
たこと以外は実施例8と同様である。
たこと以外は実施例8と同様である。
実施例9 ラウロイルサルコシンの代わりにラウロイルジエタノー
ルアミドを用い,IPMの量を10重量部としたこと以外は実
施例2と同様である。
ルアミドを用い,IPMの量を10重量部としたこと以外は実
施例2と同様である。
実施例1と比較例1との比較から,レシチンを基剤中に
含有する本発明の貼付剤は,経皮吸収性に優れ,粘着性
も良好であることがわかる。さらに吸収促進剤を含有す
る貼付剤(実施例2)は,薬物透過性がさらに向上す
る。レシチンを大量に含有する貼付剤(実施例4)につ
いては,薬物透過率は向上するが,レシチンの量に比例
しただけの効果は得られない。粘着性もやや低下する。
吸収促進剤を大量に含有する貼付剤(実施例5)は,さ
らに薬物透過率が向上するが,粘着剤の粘着性が低下す
るため,発汗などにより剥離しやすくなる。レシチンお
よびソルビタン脂肪酸エステルを含有しない比較例2の
貼付剤については,薬物が結晶化して粘着基剤から析出
するが,レシチンまたはソルビタン脂肪酸エステルを含
有する実施例6および7の貼付剤については,析出する
薬物は結晶化していない。そのため薬物透過性に優れ,
粘着力も低下しない。ビニルピロリドンを含有する粘着
基剤を用い,かつレシチンを含有する貼付剤(実施例
8)の場合には,特に粘着基剤中に多量の薬物を含有さ
せることが可能である。
含有する本発明の貼付剤は,経皮吸収性に優れ,粘着性
も良好であることがわかる。さらに吸収促進剤を含有す
る貼付剤(実施例2)は,薬物透過性がさらに向上す
る。レシチンを大量に含有する貼付剤(実施例4)につ
いては,薬物透過率は向上するが,レシチンの量に比例
しただけの効果は得られない。粘着性もやや低下する。
吸収促進剤を大量に含有する貼付剤(実施例5)は,さ
らに薬物透過率が向上するが,粘着剤の粘着性が低下す
るため,発汗などにより剥離しやすくなる。レシチンお
よびソルビタン脂肪酸エステルを含有しない比較例2の
貼付剤については,薬物が結晶化して粘着基剤から析出
するが,レシチンまたはソルビタン脂肪酸エステルを含
有する実施例6および7の貼付剤については,析出する
薬物は結晶化していない。そのため薬物透過性に優れ,
粘着力も低下しない。ビニルピロリドンを含有する粘着
基剤を用い,かつレシチンを含有する貼付剤(実施例
8)の場合には,特に粘着基剤中に多量の薬物を含有さ
せることが可能である。
(発明の効果) 本発明によれば,このように,レシチンおよび/または
ソルビタン脂肪酸エステル,および飽和溶解度を越え実
質的に非晶質状態の薬物を粘着基剤中に含有し,薬物の
経皮吸収性に極めて優れた貼付剤が得られる。薬物の吸
収性に優れるため薬物の1回投与量を増加させることが
可能である。薬物放出が持続的になされるため,1日あた
りの投与回数を減らすことができる。用いられるレシチ
ンやソルビタン脂肪酸エステルは皮膚に対する刺激性が
ないため,長時間貼付してもかぶれが生じたり,副作用
を示すこともない。さらに,これらが原因となって薬物
を変質させることもなく,薬物が析出したり,粘着物性
が低下することもない。このような貼付剤においては種
々の薬物を経皮吸収させることができ,該貼付剤を用い
たときの治療効果も高い。そのため,含有される薬物の
種類により各種の医療用に利用されうる。
ソルビタン脂肪酸エステル,および飽和溶解度を越え実
質的に非晶質状態の薬物を粘着基剤中に含有し,薬物の
経皮吸収性に極めて優れた貼付剤が得られる。薬物の吸
収性に優れるため薬物の1回投与量を増加させることが
可能である。薬物放出が持続的になされるため,1日あた
りの投与回数を減らすことができる。用いられるレシチ
ンやソルビタン脂肪酸エステルは皮膚に対する刺激性が
ないため,長時間貼付してもかぶれが生じたり,副作用
を示すこともない。さらに,これらが原因となって薬物
を変質させることもなく,薬物が析出したり,粘着物性
が低下することもない。このような貼付剤においては種
々の薬物を経皮吸収させることができ,該貼付剤を用い
たときの治療効果も高い。そのため,含有される薬物の
種類により各種の医療用に利用されうる。
Claims (6)
- 【請求項1】支持体の片面に貼着剤層が設けられた貼付
剤であって, 該粘着剤層が,薬物,およびレシチンおよび/またはソ
ルビタン脂肪酸エステルを含み,かつ,該薬物が該粘着
剤層中に均一に分散された, 貼付剤。 - 【請求項2】前記粘着剤層が,さらに,該薬物の吸収促
進剤を含み,該吸収促進剤が,N−アシル−N−メチルグ
リシン,脂肪酸ジエタノールアミドおよびポリオキシエ
チレン付加脂肪酸ジエタノールアミドのうちの少なくと
も一種である特許請求の範囲第1項に記載の貼付剤。 - 【請求項3】前記粘着剤層の粘着基剤が,(メタ)アク
リル酸アルキルエステルおよび他の極性モノマーの共重
合体を主成分とする特許請求の範囲第1項記載の貼付
剤。 - 【請求項4】薬物,レシチンおよび/またはソルビタン
脂肪酸エステル,および粘着基剤を溶媒に均一に溶解さ
せる工程,および 得られた溶液を支持体の片面に塗布し乾燥させる工程;
または,得られた溶液を剥離紙表面に塗布し乾燥後,形
成された粘着剤層表面に支持体を密着させる工程, を包含する貼付剤の製造方法。 - 【請求項5】前記薬物,レシチンおよび/またはソルビ
タン脂肪酸エステル,および粘着基剤とともに,さらに
該薬物の吸収促進剤を前記溶媒に溶解させる工程を包含
し, 該吸収促進剤がN−アシル−N−メチルグリシン,脂肪
酸ジエタノールアミドおよびポリオキシエチレン付加脂
肪酸ジエタノールアミドのうちの少なくとも一種である
特許請求の範囲第4項に記載の方法。 - 【請求項6】前記粘着剤層の粘着基剤が,(メタ)アク
リル酸アルキルエステルおよび他の極性モノマーの共重
合体を主成分とする特許請求の範囲第4項に記載の方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63058816A JPH07103016B2 (ja) | 1988-03-11 | 1988-03-11 | 貼付剤およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63058816A JPH07103016B2 (ja) | 1988-03-11 | 1988-03-11 | 貼付剤およびその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01233213A JPH01233213A (ja) | 1989-09-19 |
| JPH07103016B2 true JPH07103016B2 (ja) | 1995-11-08 |
Family
ID=13095139
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63058816A Expired - Lifetime JPH07103016B2 (ja) | 1988-03-11 | 1988-03-11 | 貼付剤およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07103016B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08133974A (ja) * | 1994-11-04 | 1996-05-28 | Sekisui Chem Co Ltd | 経皮吸収貼付剤 |
| KR100229815B1 (ko) * | 1997-04-18 | 1999-11-15 | 성재갑 | 테스토스테론이 함유된 경피흡수제형 및 이의 제조방법 |
| CA2338987A1 (en) | 1998-07-29 | 2000-02-10 | Teijin Limited | Adhesive agent composition, and permeable adhesive tape, adhesive drug composition and adhesive tape preparation containing the adhesive agent composition |
| JP4575881B2 (ja) * | 2003-09-22 | 2010-11-04 | 興和株式会社 | 損傷皮膚修復用貼付剤 |
| JP4575705B2 (ja) * | 2004-04-23 | 2010-11-04 | 興和株式会社 | 損傷皮膚修復用組成物 |
| JP4575706B2 (ja) * | 2004-04-23 | 2010-11-04 | 興和株式会社 | 損傷皮膚修復用組成物 |
| JP5117846B2 (ja) * | 2005-02-25 | 2013-01-16 | 久光製薬株式会社 | 抗炎症剤及び大豆レシチンを含有する外用剤 |
| JPWO2009113504A1 (ja) * | 2008-03-10 | 2011-07-21 | 積水メディカル株式会社 | 貼付剤 |
Family Cites Families (7)
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|---|---|---|---|---|
| JPS54143517A (en) * | 1978-04-28 | 1979-11-08 | Hisamitsu Pharmaceut Co Inc | Novel poultice and its preparation |
| JPS5714526A (en) * | 1980-06-28 | 1982-01-25 | Nitto Electric Ind Co Ltd | Preparation of plaster |
| JPS5955819A (ja) * | 1982-09-24 | 1984-03-31 | Nitto Electric Ind Co Ltd | 粘着性貼付製剤用膏体 |
| JPS6112621A (ja) * | 1984-06-27 | 1986-01-21 | Lion Corp | パツプ剤 |
| JPS61172831A (ja) * | 1985-01-26 | 1986-08-04 | Nakanishi Michio | 消炎鎮痛性医薬組成物 |
| JPS61189214A (ja) * | 1985-02-15 | 1986-08-22 | Nakanishi Michio | 制癌性医薬組成物 |
| JPS61172833A (ja) * | 1985-07-17 | 1986-08-04 | Nakanishi Michio | 消炎鎮痛性医薬組成物 |
-
1988
- 1988-03-11 JP JP63058816A patent/JPH07103016B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01233213A (ja) | 1989-09-19 |
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