JPH07102560B2 - 不燃性成形体の製造方法 - Google Patents
不燃性成形体の製造方法Info
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- JPH07102560B2 JPH07102560B2 JP4243987A JP24398792A JPH07102560B2 JP H07102560 B2 JPH07102560 B2 JP H07102560B2 JP 4243987 A JP4243987 A JP 4243987A JP 24398792 A JP24398792 A JP 24398792A JP H07102560 B2 JPH07102560 B2 JP H07102560B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高温耐熱材として用いら
れる耐熱性、断熱性及び強度に優れた不燃性成形体の製
造方法に関する。
れる耐熱性、断熱性及び強度に優れた不燃性成形体の製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】不燃性成形体として、例えば無機繊維を
主原料とする無機紙が知られている。無機紙の主原料
は、無機紙の用途により異なり、使用温度が1000℃
以上のものはセラミック繊維及びアルミナ繊維等の人造
鉱物繊維が原料繊維として用いられている。しかしなが
ら、人造鉱物繊維を主原料とする無機紙は耐熱性には優
れているが、断熱性が十分でなく、耐熱性及び断熱性の
いずれにおいても優れた不燃性成形体が要求されてい
た。
主原料とする無機紙が知られている。無機紙の主原料
は、無機紙の用途により異なり、使用温度が1000℃
以上のものはセラミック繊維及びアルミナ繊維等の人造
鉱物繊維が原料繊維として用いられている。しかしなが
ら、人造鉱物繊維を主原料とする無機紙は耐熱性には優
れているが、断熱性が十分でなく、耐熱性及び断熱性の
いずれにおいても優れた不燃性成形体が要求されてい
た。
【0003】また、チタン酸カリウムウィスカーを主原
料とする無機紙も知られているが、この無機紙は断熱性
に優れているものの、強度が十分でなく、用途が制限さ
れていた。
料とする無機紙も知られているが、この無機紙は断熱性
に優れているものの、強度が十分でなく、用途が制限さ
れていた。
【0004】更に、無機繊維を紙にする際にはバインダ
ーを必要とするが、従来、紙に十分な強度を与える適当
な無機系バインダーがなく、有機系のバインダーと併用
していたため、耐熱性、断熱性、強度の全てに優れた成
形体は得られていなかった。
ーを必要とするが、従来、紙に十分な強度を与える適当
な無機系バインダーがなく、有機系のバインダーと併用
していたため、耐熱性、断熱性、強度の全てに優れた成
形体は得られていなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記事情に基
づいてなされたもので、高温耐熱性、断熱性に優れる上
に、高強度で軽量であり、且つ加工性に優れた紙、シー
トその他の成形体を製造することができる不燃性成形体
の製造方法を提供することを目的とする。
づいてなされたもので、高温耐熱性、断熱性に優れる上
に、高強度で軽量であり、且つ加工性に優れた紙、シー
トその他の成形体を製造することができる不燃性成形体
の製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は前記課題を解
決するために鋭意研究を重ねた結果、無機繊維から成形
体を製造する際、原料繊維としてチタン酸カリウムウィ
スカーと人造鉱物繊維を特定な割合で用い、バインダー
として水に分散溶解する粘土粉末を用いることにより前
記目的が達成されることを見出し、この知見に基づいて
本発明を完成するに至った。
決するために鋭意研究を重ねた結果、無機繊維から成形
体を製造する際、原料繊維としてチタン酸カリウムウィ
スカーと人造鉱物繊維を特定な割合で用い、バインダー
として水に分散溶解する粘土粉末を用いることにより前
記目的が達成されることを見出し、この知見に基づいて
本発明を完成するに至った。
【0007】すなわち、本発明はチタン酸カリウムウィ
スカーと人造鉱物繊維との合計に対し5〜80重量%の
チタン酸カリウムウィスカーと20〜95重量%の人造
鉱物繊維とを含有する混合繊維を粘土粉末を水に分散溶
解させた分散溶液中に分散させ、得られた混合繊維分散
液から水を除去して混合繊維からなる成形体とし、これ
を乾燥することを特徴とする不燃性成形体の製造方法を
提供するものである。
スカーと人造鉱物繊維との合計に対し5〜80重量%の
チタン酸カリウムウィスカーと20〜95重量%の人造
鉱物繊維とを含有する混合繊維を粘土粉末を水に分散溶
解させた分散溶液中に分散させ、得られた混合繊維分散
液から水を除去して混合繊維からなる成形体とし、これ
を乾燥することを特徴とする不燃性成形体の製造方法を
提供するものである。
【0008】本発明においては無機繊維として、5〜8
0重量%のチタン酸カリウムウィスカーと20〜95重
量%の人造鉱物繊維(以下混合繊維ということがあ
る。)とを用いる。チタン酸カリウムウィスカー繊維の
割合が5重量%未満であると断熱性が低下し、80重量
%を超えると耐熱性が低下する。
0重量%のチタン酸カリウムウィスカーと20〜95重
量%の人造鉱物繊維(以下混合繊維ということがあ
る。)とを用いる。チタン酸カリウムウィスカー繊維の
割合が5重量%未満であると断熱性が低下し、80重量
%を超えると耐熱性が低下する。
【0009】チタン酸カリウムウィスカーはその成分が
化学式K2O・nTiO2(n:実数)で表わされるウィ
スカーであり、本発明において用いられるチタン酸カリ
ウムウィスカーとしては、代表的なものとして4チタン
酸カリウムウィスカー、6チタン酸カリウムウィスカ
ー、8チタン酸カリウムウィスカー等が挙げられる。こ
れらはウィスカー形状であれば、長さ、径は限定されな
いが、好ましくは長さ1μm〜30μm、径0.1μm
〜10μmのものが用いられる。
化学式K2O・nTiO2(n:実数)で表わされるウィ
スカーであり、本発明において用いられるチタン酸カリ
ウムウィスカーとしては、代表的なものとして4チタン
酸カリウムウィスカー、6チタン酸カリウムウィスカ
ー、8チタン酸カリウムウィスカー等が挙げられる。こ
れらはウィスカー形状であれば、長さ、径は限定されな
いが、好ましくは長さ1μm〜30μm、径0.1μm
〜10μmのものが用いられる。
【0010】本発明において用いられる人造鉱物繊維と
してはロックウール繊維、ガラス繊維、チッ化ケイ素繊
維、炭化ケイ素繊維、炭素繊維、ジルコニア繊維、マグ
ネシウムオキシサルフェートウィスカー、合成珪酸カル
シウム繊維、セラミック繊維、シリカ繊維、アルミナシ
リカ繊維、アルミナ繊維等が挙げられる。
してはロックウール繊維、ガラス繊維、チッ化ケイ素繊
維、炭化ケイ素繊維、炭素繊維、ジルコニア繊維、マグ
ネシウムオキシサルフェートウィスカー、合成珪酸カル
シウム繊維、セラミック繊維、シリカ繊維、アルミナシ
リカ繊維、アルミナ繊維等が挙げられる。
【0011】特に、繊維長10μm〜3mm、繊維径1
μm〜5μmのセラミック繊維が好適に用いられる。
μm〜5μmのセラミック繊維が好適に用いられる。
【0012】人造鉱物繊維としてガラス繊維を使用する
と成形体のフレキシビリティと強度が向上する。ガラス
繊維はセラミック繊維と併用することが好ましく、添加
量はチタン酸カリウムウィスカーとセラミック繊維の合
計量100重量部に対して好ましくは2〜50重量部で
ある。ガラス繊維は長さ1mm〜10mm、径0.1〜
5μmのものを用いることが好ましい。
と成形体のフレキシビリティと強度が向上する。ガラス
繊維はセラミック繊維と併用することが好ましく、添加
量はチタン酸カリウムウィスカーとセラミック繊維の合
計量100重量部に対して好ましくは2〜50重量部で
ある。ガラス繊維は長さ1mm〜10mm、径0.1〜
5μmのものを用いることが好ましい。
【0013】本発明の不燃性成形体を製造するにあたっ
て、得られる不燃性成形体の特性を損なわない範囲で、
チタン酸カリウムウィスカー、人造鉱物繊維に加えて、
天然珪酸カルシウム繊維(ワラストナイト)、山皮など
の天然鉱物繊維等、また炭素繊維を併用してもよい。ま
た、セルロース繊維、アラミド繊維等の有機繊維を併用
してもよい。
て、得られる不燃性成形体の特性を損なわない範囲で、
チタン酸カリウムウィスカー、人造鉱物繊維に加えて、
天然珪酸カルシウム繊維(ワラストナイト)、山皮など
の天然鉱物繊維等、また炭素繊維を併用してもよい。ま
た、セルロース繊維、アラミド繊維等の有機繊維を併用
してもよい。
【0014】混合繊維中にアラミド繊維を添加すると成
形体の常温時の引張り強度が向上し、大量高速生産時の
生産性が向上する。添加量は混合繊維100重量部に対
して好ましくは2〜50重量部である。
形体の常温時の引張り強度が向上し、大量高速生産時の
生産性が向上する。添加量は混合繊維100重量部に対
して好ましくは2〜50重量部である。
【0015】混合繊維中にセルロース繊維を添加すると
成形体の常温時の引張り強度が向上し、大量高速生産時
の生産性が向上する。添加量は混合繊維100重量部に
対して好ましくは2〜10重量部である。
成形体の常温時の引張り強度が向上し、大量高速生産時
の生産性が向上する。添加量は混合繊維100重量部に
対して好ましくは2〜10重量部である。
【0016】混合繊維に添加する繊維の長さは好ましく
は1μm〜30mmで、繊維の径は好ましくは0.1〜
5μmである。アラミド繊維は長さ3mm〜10mm、
径0.1〜0.5μmのものを用いることが好ましい。
セルロース繊維は長さ3mm〜10mm、径0.1〜
0.5μmのものを用いることが好ましい。
は1μm〜30mmで、繊維の径は好ましくは0.1〜
5μmである。アラミド繊維は長さ3mm〜10mm、
径0.1〜0.5μmのものを用いることが好ましい。
セルロース繊維は長さ3mm〜10mm、径0.1〜
0.5μmのものを用いることが好ましい。
【0017】本発明においては、上記混合繊維を粘土粉
末を水に分散溶解させた分散液中に分散させ、得られた
混合繊維分散液から水を除去して混合繊維からなる成形
体とする。
末を水に分散溶解させた分散液中に分散させ、得られた
混合繊維分散液から水を除去して混合繊維からなる成形
体とする。
【0018】本発明において用いられる粘土粉末として
は、SiO2分40〜70重量%、Al2O3分4〜10
重量%、MgO分5〜20重量%及びH2O分5〜15
重量%を含有する粘土粉末、例えば中国江西省で産出さ
れる江西粘土の粉末が好適に用いられる。粘土粉末とし
てはその他にアタパルジャイトの粉末も好適に用いられ
る。粘土粉末は50〜300℃で乾燥して10〜300
メッシュの粉体として使用することが好ましい。
は、SiO2分40〜70重量%、Al2O3分4〜10
重量%、MgO分5〜20重量%及びH2O分5〜15
重量%を含有する粘土粉末、例えば中国江西省で産出さ
れる江西粘土の粉末が好適に用いられる。粘土粉末とし
てはその他にアタパルジャイトの粉末も好適に用いられ
る。粘土粉末は50〜300℃で乾燥して10〜300
メッシュの粉体として使用することが好ましい。
【0019】本発明においては先ず水100重量部に対
して好ましくは1〜10重量部の粘土粉末を水の中に投
入し十分撹拌して粘土粉末の分散溶液とする。粘土粉末
は水に完全に溶解していることが好ましいが、粘土粉末
が水中に均一に分散されていれば必ずしも全ての粘土粉
末が水に溶解している必要はない。従って、本発明にお
ける分散溶液は粘土が水に完全に溶解しているもの及び
粘土が一部溶解しないで溶液中に均一に分散されている
ものの両方を意味する。
して好ましくは1〜10重量部の粘土粉末を水の中に投
入し十分撹拌して粘土粉末の分散溶液とする。粘土粉末
は水に完全に溶解していることが好ましいが、粘土粉末
が水中に均一に分散されていれば必ずしも全ての粘土粉
末が水に溶解している必要はない。従って、本発明にお
ける分散溶液は粘土が水に完全に溶解しているもの及び
粘土が一部溶解しないで溶液中に均一に分散されている
ものの両方を意味する。
【0020】次いで、混合繊維100重量部に対して好
ましくは400〜2000重量部の上記で得られた粘土
粉末の分散溶液を加え、繊維が溶液中に均一に分散する
まで撹拌を行う。このとき必要に応じてアルミナゾル、
シリカゾル、ジルコニアゾル、リン酸ソーダ、ベントナ
イト、コージライト、ゼオライト、マグネシア、イット
リア、ゾノトライト等の無機物を加えると得られる成形
体の耐熱性が向上する。これらの添加量は粘土粉末10
0重量部に対して10〜100重量部が好ましい。粘土
粉末と無機物はあらかじめ混合しておいてスラリー状に
したものを水に添加して使用することもできる。
ましくは400〜2000重量部の上記で得られた粘土
粉末の分散溶液を加え、繊維が溶液中に均一に分散する
まで撹拌を行う。このとき必要に応じてアルミナゾル、
シリカゾル、ジルコニアゾル、リン酸ソーダ、ベントナ
イト、コージライト、ゼオライト、マグネシア、イット
リア、ゾノトライト等の無機物を加えると得られる成形
体の耐熱性が向上する。これらの添加量は粘土粉末10
0重量部に対して10〜100重量部が好ましい。粘土
粉末と無機物はあらかじめ混合しておいてスラリー状に
したものを水に添加して使用することもできる。
【0021】次いで高分子凝集剤等の凝集剤を添加する
と粘土が繊維に付着して繊維が凝集する。水分は自然瀘
過、減圧瀘過などの方法で適宜除去する。凝集剤の量は
好ましくは繊維100重量部に対して3〜10重量部で
ある。凝集された繊維と粘土を公知の方法により紙状に
抄いたり、各種形状の成形体に成形する。成形法として
は、鋳込み法、押出法、熱間ロール法、ドクターブレー
ド法、抄紙法、真空吸引法等があり、これらによって成
形されたものがシート状物である場合は折ったり、曲げ
たり、切ったり、貼り合せたり複雑な形状に2次加工す
ることができる。
と粘土が繊維に付着して繊維が凝集する。水分は自然瀘
過、減圧瀘過などの方法で適宜除去する。凝集剤の量は
好ましくは繊維100重量部に対して3〜10重量部で
ある。凝集された繊維と粘土を公知の方法により紙状に
抄いたり、各種形状の成形体に成形する。成形法として
は、鋳込み法、押出法、熱間ロール法、ドクターブレー
ド法、抄紙法、真空吸引法等があり、これらによって成
形されたものがシート状物である場合は折ったり、曲げ
たり、切ったり、貼り合せたり複雑な形状に2次加工す
ることができる。
【0022】次いで、この成形体を好ましくは40〜1
20℃で乾燥すると目的とする不燃性成形体が得られ
る。この成形体を更に好ましくは(常温〜500℃〜1
000℃)の傾斜温度で焼成すると有機物及び粘土中に
含まれた不純物が除去され、更に粘土中の無機物が焼結
し耐熱性が向上する。この場合、有機物が除去されても
形状は粘土により保持される。
20℃で乾燥すると目的とする不燃性成形体が得られ
る。この成形体を更に好ましくは(常温〜500℃〜1
000℃)の傾斜温度で焼成すると有機物及び粘土中に
含まれた不純物が除去され、更に粘土中の無機物が焼結
し耐熱性が向上する。この場合、有機物が除去されても
形状は粘土により保持される。
【0023】得られた成形体は紙としては鉄鋼金型の断
熱紙等の用途に、厚みのあるシート状物としては金属加
工用耐熱シート等の用途に好適に用いられる。
熱紙等の用途に、厚みのあるシート状物としては金属加
工用耐熱シート等の用途に好適に用いられる。
【0024】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明
するが、本発明はこれに限定されるものではない。
するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0025】実施例1 プロペラ式撹拌機に水300重量部に対して10重量部
の江西粘土(物理的性質、化学的成分は下記に示す。)
の粉末(平均粒径100メッシュ)を投入し、数分間撹
拌し、粘土が水中に溶解したことを確認する。次いでこ
の溶液300重量部に対してチタン酸カリウムウィスカ
ー(トフィカYD、日本ウィスカー(株)製商品名、繊
維径0.3μm、繊維長20μm)50重量部、セラミ
ック繊維(SC1400、新日鉄化学社製商品名、繊維
径2.8μm、繊維長10mm)20重量部を投入し撹
拌し、繊維が水中に均一に分散するまで撹拌を行う。次
いで、この繊維分散液に高分子凝集剤としてハイモロッ
ク(共立有機(株)製商品名)を2重量部投入し、繊維
を凝集させ、次いで繊維と水を分離し、手漉機により厚
さ0.4mmの紙を製作した。これを巾20mm×長さ
200mmに切断し、引張強度を求めた。この紙の物性
及び強度試験の結果を表1に示す。
の江西粘土(物理的性質、化学的成分は下記に示す。)
の粉末(平均粒径100メッシュ)を投入し、数分間撹
拌し、粘土が水中に溶解したことを確認する。次いでこ
の溶液300重量部に対してチタン酸カリウムウィスカ
ー(トフィカYD、日本ウィスカー(株)製商品名、繊
維径0.3μm、繊維長20μm)50重量部、セラミ
ック繊維(SC1400、新日鉄化学社製商品名、繊維
径2.8μm、繊維長10mm)20重量部を投入し撹
拌し、繊維が水中に均一に分散するまで撹拌を行う。次
いで、この繊維分散液に高分子凝集剤としてハイモロッ
ク(共立有機(株)製商品名)を2重量部投入し、繊維
を凝集させ、次いで繊維と水を分離し、手漉機により厚
さ0.4mmの紙を製作した。これを巾20mm×長さ
200mmに切断し、引張強度を求めた。この紙の物性
及び強度試験の結果を表1に示す。
【0026】 物理的性質 化学成分 (重量%) 相対密度 2.40〜2.60 SiO2 60.43 密度 300 Al2O3 6.38 嵩密度 525 Fe2O3 2.30 pH 9±0.5 MgO 14.38 表面積 259 CaO 1.28 白色度 65 K2O 0.54 CEC 26 Na2O 0.19 (陽イオン交換率) TiO2 0.22 脱色力 200 MnO 0.56 水分 (%) <15 H2O 11.83 流動粉状 焼失量(1000℃) 13.36 分子構造式 {Ca0.10K0.09N0.04} (Mg5.46Al1.11Fe3+ 0.51 Ti0.02)〔Si11.49Al0.51〕 O30(OH)4(OH2)48H2O
【0027】実施例2 繊維としてチタン酸カリウムウィスカー(ティスモD、
大塚化学(株)製商品名、繊維径0.3μm、繊維長2
1μm)50重量部、セラミック繊維(SC1400)
20重量部及び合成ケイ酸カルシウム繊維(サイカテッ
クH−08、巴工業社製商品名、繊維長300μm、繊
維径6μm)10重量部を用い、実施例1と同様にして
同様の形状の紙を得た。この紙の物性及び強度試験の結
果を表1に示す。
大塚化学(株)製商品名、繊維径0.3μm、繊維長2
1μm)50重量部、セラミック繊維(SC1400)
20重量部及び合成ケイ酸カルシウム繊維(サイカテッ
クH−08、巴工業社製商品名、繊維長300μm、繊
維径6μm)10重量部を用い、実施例1と同様にして
同様の形状の紙を得た。この紙の物性及び強度試験の結
果を表1に示す。
【0028】実施例3 繊維としてチタン酸カリウムウィスカー(ティスモD)
50重量部、セラミック繊維(SC1400)20重量
部、ガラス繊維(繊維径1μm、繊維長3mm)10重
量部を用い、実施例1と同様にして同様の形状の紙を得
た。この紙の物性及び強度試験の結果を表1に示す。
50重量部、セラミック繊維(SC1400)20重量
部、ガラス繊維(繊維径1μm、繊維長3mm)10重
量部を用い、実施例1と同様にして同様の形状の紙を得
た。この紙の物性及び強度試験の結果を表1に示す。
【0029】実施例4 繊維としてチタン酸カリウムウィスカー(トフィカY
D)50重量部、セラミック繊維(SC1400)20
重量部、アラミド繊維(アピエール、ユニチカ社製商品
名、繊維径0.1μm、繊維長30mm)10重量部を
用い、実施例1と同様にして同様の形状の紙を得た。こ
の紙の物性及び強度試験の結果を表1に示す。
D)50重量部、セラミック繊維(SC1400)20
重量部、アラミド繊維(アピエール、ユニチカ社製商品
名、繊維径0.1μm、繊維長30mm)10重量部を
用い、実施例1と同様にして同様の形状の紙を得た。こ
の紙の物性及び強度試験の結果を表1に示す。
【0030】実施例5 繊維としてチタン酸カリウムウィスカー(ティスモD)
50重量部、セラミック繊維(SC1400)20重量
部、ガラス繊維10重量部及びセルロース繊維(繊維径
0.1μm、繊維長30mm)8重量部を用い、実施例
1と同様にして同様の形状の紙を得た。この紙の物性及
び強度試験の結果を表1に示す。
50重量部、セラミック繊維(SC1400)20重量
部、ガラス繊維10重量部及びセルロース繊維(繊維径
0.1μm、繊維長30mm)8重量部を用い、実施例
1と同様にして同様の形状の紙を得た。この紙の物性及
び強度試験の結果を表1に示す。
【0031】比較例1 繊維としてチタン酸カリウムウィスカー(トフィカY
D)70重量部を用い、実施例1と同様にして同様の形
状の紙を得た。この紙の物性及び強度試験の結果を表1
に示す。この紙はチタン酸カリウムウィスカーの繊維長
が20μmのため繊維間の絡み合いが小さく強度が弱く
実用に適しなかった。
D)70重量部を用い、実施例1と同様にして同様の形
状の紙を得た。この紙の物性及び強度試験の結果を表1
に示す。この紙はチタン酸カリウムウィスカーの繊維長
が20μmのため繊維間の絡み合いが小さく強度が弱く
実用に適しなかった。
【0032】比較例2 繊維としてセラミック繊維(SC1400)70重量部
を用い、実施例1と同様にして同様の形状の紙を得た。
この紙の物性及び強度試験の結果を表1に示す。この紙
は赤外線透過率が大きく断熱性に劣っていた。
を用い、実施例1と同様にして同様の形状の紙を得た。
この紙の物性及び強度試験の結果を表1に示す。この紙
は赤外線透過率が大きく断熱性に劣っていた。
【0033】実施例6 繊維としてチタン酸カリウムウィスカー(トフィカY
D)5重量部、合成重質ケイ酸カルシウム(矢橋工業社
製商品名HCS、形状:多孔質球状、粒子径20〜80
μm、結晶形状:針状)10重量部及びセラミック繊維
(SC1400)30重量部を用い、粘土粉末としてア
タパルジャイト(パリコスカイト)(ハイイールド、昭
和鉱業社製商品名、含水マグネシウムケイ酸塩、平均粒
径300メッシュ)20重量部を用いて、他は実施例1
と同様にして同様の形状の紙を得た。これを15枚重ね
合わせ、プレス機でプレスして、タテ、ヨコ300mm
のボードを作製した。このボードから長さ200mm、
巾40mm、厚さ5mmの試験片を切り出した。このボ
ードの物性、強度試験の結果を表1に示す。
D)5重量部、合成重質ケイ酸カルシウム(矢橋工業社
製商品名HCS、形状:多孔質球状、粒子径20〜80
μm、結晶形状:針状)10重量部及びセラミック繊維
(SC1400)30重量部を用い、粘土粉末としてア
タパルジャイト(パリコスカイト)(ハイイールド、昭
和鉱業社製商品名、含水マグネシウムケイ酸塩、平均粒
径300メッシュ)20重量部を用いて、他は実施例1
と同様にして同様の形状の紙を得た。これを15枚重ね
合わせ、プレス機でプレスして、タテ、ヨコ300mm
のボードを作製した。このボードから長さ200mm、
巾40mm、厚さ5mmの試験片を切り出した。このボ
ードの物性、強度試験の結果を表1に示す。
【0034】なお、物性、強度試験は常温の試験片、
常温から30分間かけて500℃に昇温し10分間保
持し、これを常温まで自然冷却した試験片、前記50
0℃に昇温し10分間保持したものを更に30分間かけ
て800℃に昇温し10分間保持し、これを常温まで自
然冷却した試験片、前記800℃に昇温し10分間保
持したものを更に30分間かけて1000℃に昇温し1
0分間保持し、これを自然冷却した試験片、の4種類の
試験片について測定した。
常温から30分間かけて500℃に昇温し10分間保
持し、これを常温まで自然冷却した試験片、前記50
0℃に昇温し10分間保持したものを更に30分間かけ
て800℃に昇温し10分間保持し、これを常温まで自
然冷却した試験片、前記800℃に昇温し10分間保
持したものを更に30分間かけて1000℃に昇温し1
0分間保持し、これを自然冷却した試験片、の4種類の
試験片について測定した。
【0035】赤外線透過率は赤外線分光計により測定し
た。この値が小さいものは断熱性に優れている。
た。この値が小さいものは断熱性に優れている。
【0036】
【表1】
【0037】
【発明の効果】本発明により高温耐熱性、耐火性、熱伝
導性に優れる上に、高強度で軽量であり、且つ加工性に
優れた紙、シートその他の成形体を得ることができた。
導性に優れる上に、高強度で軽量であり、且つ加工性に
優れた紙、シートその他の成形体を得ることができた。
【0038】特に紙とした場合も無機バインダーのみで
従来の紙と同様なフレキシビリティを有する紙が得られ
た。
従来の紙と同様なフレキシビリティを有する紙が得られ
た。
Claims (6)
- 【請求項1】 チタン酸カリウムウィスカーと人造鉱物
繊維との合計に対し5〜80重量%のチタン酸カリウム
ウィスカーと20〜95重量%の人造鉱物繊維とを含有
する混合繊維を粘土粉末を水に分散溶解させた分散溶液
中に分散させ、得られた混合繊維分散液から水を除去し
て混合繊維からなる成形体とし、これを乾燥することを
特徴とする不燃性成形体の製造方法。 - 【請求項2】 人造鉱物繊維がセラミック繊維である請
求項1記載の不燃性成形体の製造方法。 - 【請求項3】 人造鉱物繊維がセラミック繊維とガラス
繊維の混合物である請求項1記載の不燃性成形体の製造
方法。 - 【請求項4】 混合繊維がチタン酸カリウムウィスカー
と人造鉱物繊維との合計100重量部に対して2〜50
重量部のアラミド繊維を更に含有するものである請求項
1記載の不燃性成形体の製造方法。 - 【請求項5】 混合繊維がチタン酸カリウムウィスカー
と人造鉱物繊維との合計100重量部に対して2〜10
重量部のセルロース繊維を更に含有するものである請求
項1記載の不燃性成形体の製造方法。 - 【請求項6】 粘土が江西粘土である請求項1記載の不
燃性成形体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4243987A JPH07102560B2 (ja) | 1992-08-21 | 1992-08-21 | 不燃性成形体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4243987A JPH07102560B2 (ja) | 1992-08-21 | 1992-08-21 | 不燃性成形体の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06316467A JPH06316467A (ja) | 1994-11-15 |
| JPH07102560B2 true JPH07102560B2 (ja) | 1995-11-08 |
Family
ID=17112030
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4243987A Expired - Fee Related JPH07102560B2 (ja) | 1992-08-21 | 1992-08-21 | 不燃性成形体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07102560B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US6465389B1 (en) | 1999-07-29 | 2002-10-15 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Heat resistant catalyst sheet and process for producing same |
| WO2011083695A1 (ja) * | 2010-01-07 | 2011-07-14 | ニチアス株式会社 | 無機繊維質耐火成形体、無機繊維質耐火成形体の製造方法および無機繊維質不定形耐火組成物 |
| CN102335950A (zh) * | 2010-07-15 | 2012-02-01 | 朱胜利 | 一种抗冲击结构陶瓷素坯的成型方法 |
| JP6889437B2 (ja) * | 2016-12-13 | 2021-06-18 | 瑞浪市 | 炭素繊維セラミックスの製造方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02265286A (ja) * | 1989-04-06 | 1990-10-30 | Alps Electric Co Ltd | 繊維強化圧電性セラミックス |
-
1992
- 1992-08-21 JP JP4243987A patent/JPH07102560B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06316467A (ja) | 1994-11-15 |
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Legal Events
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