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JPH0699485B2 - 合成コンドロイチン多硫酸の製造法 - Google Patents

合成コンドロイチン多硫酸の製造法

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JPH0699485B2
JPH0699485B2 JP59168899A JP16889984A JPH0699485B2 JP H0699485 B2 JPH0699485 B2 JP H0699485B2 JP 59168899 A JP59168899 A JP 59168899A JP 16889984 A JP16889984 A JP 16889984A JP H0699485 B2 JPH0699485 B2 JP H0699485B2
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sulfate
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synthetic
tri
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金蔵 長沢
英樹 内山
勝清 桜井
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Seikagaku Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、合成コンドロイチン多硫酸及びその製造法に
関し、更に詳しくは、N-アセチルガラクトサミン残基の
6位水酸基が選択的に高度に硫酸化されている合成コン
ドロイチン多硫酸及びその製造法に関する。
[従来技術及びその問題点] コンドロイチン硫酸E(以下「CSE」という)及びコン
ドロイチン硫酸H(以下「CSH」という)は、繰返し二
糖に対する硫酸基のモル比が1より大きいコンドロイチ
ン多硫酸であり、CSEは、瀬野ら(N.Seno,et al.;J.Bio
chem.(Tokyo),60,258(1966))によって、スルメイ
カ軟骨から発見され、CSHは、瀬野ら(N.Seno,et al.;B
iochim.Biophys.Acta,227,173(1971))によって、ヌ
タウナギ及びメクラウナギの脊索から発見されている。
CSE及びCSHは、原料の収集が困難であることや収率が低
いこと、例えば、CSEは新鮮なスルメイカ頭部軟骨100g
(約80個体)から約60mg、CSHは16匹のヌタウナギから4
5mgしか得られないように、大量に入手することが困難
なため、CSE及びCSHの有する生理的な役割や生化学的作
用について詳細に報告されていない。しかし、遺伝性ム
コ多糖代謝異常症の一つであるハーラー症候群(Hurle
r′s syndrome)の患者尿中のムコ多糖は、ヘパリチン
硫酸やデルマタン硫酸が異常に多く、その分解酵素の欠
損のためと知られているが、その他デルマタン多硫酸も
多いことが知られていて何等かの重要な生理的意義を有
していると思われる。また、コンカナバリンAで処理さ
れた脾細胞から誘導された培養液を加えてマウスの骨髄
細胞を培養した場合、骨髄由来の肥満細胞中に産生する
グリコサミノグリカンはCSEであることがスチーブンス
ら(R.L.Stevens,et al.;The Journal of biological C
hemistry,257(12),7229(1982))によって報告さ
れ、CSEの有する生理学的意義について検討し始められ
ている。更に、高間弘道ら(高間弘道;日本皮膚科学会
雑誌,86,363(1976):高間弘道,大橋勝,小林敏夫,
青山久,岩田久;熱傷,,47(1976))は、熱傷後、
瘢痕ケロイドの形成過程における重要な時期の肉芽のプ
ロテオグリカン多糖部分の研究でCSEの繰返し単位の糖
について報告している。以上のように、生体及び細胞の
ムコ多糖全体の存在意義を生理学的・生化学的に調べる
ことは非常に重要になってきている。
しかしながら、これらの天然のコンドロイチン多硫酸に
類似の、又はそれ以上の硫酸化率を有するコンドロイチ
ン多硫酸を合成により得ることは、N-アセチルガラクト
サミン残基の6位水酸基を選択的に硫酸化することが困
難なため、容易でない。
そこで、本発明者らは、N-アセチルガラクトサミン残基
の6位水酸基を選択的に硫酸化する方法を開発すべく、
鋭意研究を重ねた結果、コンドロイチン‐4-硫酸又はデ
ルマタン硫酸の塩を極性有機溶媒中、均一な溶液状態に
おいて、硫酸化剤で処理することにより、N-アセチルガ
ラクトサミン残基の6位水酸基が選択的に高度に硫酸化
された合成コンドロイチン多硫酸を得ることに成功し、
本発明を完成するに至った。
[発明の構成] 即ち、本発明の方法により得られる合成コンドロイチン
多硫酸及びその塩は、 次式(I): (式中、R1O、R2O、R3O及びR4Oは、硫酸基又は水酸基を
表わし、それぞれ同一であっても、異なっていてもよい
が、分子中において、R1Oの硫酸化率が20〜100%であ
り、R2Oの硫酸化率が20〜100%であり、R3O及びR4Oのそ
れぞれの硫酸化率が25%以下であり、Xは、カルボキシ
ル基又は水素原子を表わし、分子中におけるXどうしは
同一であっても、異なっていてもよく、Yは、Xがカル
ボキシル基を表わすときには水素原子を表わし、Xが水
素原子を表わすときにはカルボキシル基を表わす。) で示される二糖単位の繰返しからなり、分子中のイオウ
含有率が7.3〜12.5%で、分子量が5000〜100000である
ことを特徴とするものである。
本発明の方法によれば、前記の合成コンドロイチン多硫
酸又はその塩は、次のようにして製造することができ
る。
即ち、コンドロイチン‐4-硫酸又はデルマタン硫酸の塩
を極性有機溶媒に予め溶解し、その溶液を極性溶媒中均
一な溶液状態において、−20℃〜20℃で硫酸化剤で処理
することにより製造することができる。
コンドロイチン‐4-硫酸の塩としては、通常、分子量10
000〜40000のものを用い、デルマタン硫酸の塩として
は、通常、分子量10000〜30000のものを用いる。塩の種
類は、用いる極性溶媒の種類によって異なり、用いる溶
媒に均一に溶解し得るものを用いることが必要である。
極性有機溶媒としては、極性を有し、コンドロイチン‐
4-硫酸又はデルマタン硫酸の塩を均一に溶解し得る有機
溶媒であれば、如何なるものでもよいが、例えば、ピリ
ジン、キノリン、ピコリン、ルチジンなどの芳香族複素
環系塩基;メチルアニリン、ジメチルアニリン、ジエチ
ルアニリンなどの芳香族塩基;ジオキサン、テトラヒド
ロフラン、ジイソプロピルエーテルなどのエーテル類;
ホルムアミド、アセトアミド、ジメチルホルムアミドな
どのカルボン酸アミド類;ジメチルスルホキシド、ニト
ロメタン及びアセトニトリル等が挙げられ、特に、ピリ
ジン、ホルムアミド、ジメチルホルムアミド、ジメチル
スルホキシドが好ましい。
反応を均一系で行なうには、極性有機溶媒として、ホル
ムアミド、ジメチルスルホキシドなどを用いる場合に
は、コンドロイチン‐4-硫酸又はデルマタン硫酸は、ナ
トリウム塩、カリウム塩、トリ‐n-ブチルアミン塩、ト
リ‐n-ヘキシルアミン塩、トリ‐n-オクチルアミン塩な
どとして用いることができるが、極性有機溶媒として、
ジメチルホルムアミドなどを用いる場合には、コンドロ
イチン‐4-硫酸又はデルマタン硫酸は、トリ‐n-ブチル
アミン、トリ‐n-ヘキシルアミン、トリ‐n-オクチルア
ミンなどのトリアルキルアミン等の塩基との塩として用
いることが必要である。
硫酸化剤としては、三酸化イオウとピリジン等の第三級
アミンもしくはジメチルホルムアミドとの複合体が挙げ
られるが、用いる極性有機溶媒に応じて、反応が均一系
で行なえるものを用いることが好ましい。
硫酸化反応における反応温度は、硫酸化剤の種類、用量
によって異なるが、通常−20℃〜20℃であり、特に0〜
20℃であることが好ましい。反応時間は、硫酸化剤の種
類、用量及び反応温度によって異なるが、通常1〜24時
間であり、特に3〜8時間であることが好ましい。
反応後、反応混合物から溶媒を留去するか、又は水を加
えて希釈した後、透析することにより目的物以外の低分
子化合物を除く。而る後、例えば目的物をナトリウム塩
として単離する場合には、陽イオン交換樹脂(ナトリウ
ム型)で処理することにより目的物をナトリウム塩とし
た後、適当な温度において水溶性有機溶媒、例えばエタ
ノールを添加することにより本発明方法の生成物を得る
ことができる。
[発明の効果] 本発明の方法により得られる合成コンドロイチン多硫酸
及びその塩は、N-アセチルガラクトサミン残基の6位水
酸基が選択的に高度に硫酸化されており、コンドロイチ
ン‐4-硫酸に比し、腎炎に対し優れた効果を示す。ま
た、副作用もコンドロイチン‐4-硫酸と同程度であり、
腎炎の治療に有用である。
[発明の実施例] 以下、実施例及び試験例により本発明を更に詳細に説明
するが、これらは、本発明の範囲を何ら制限するもので
はない。
なお、以下の実施例等において、コンドロイチン‐4-硫
酸及びデルマタン硫酸の塩は、それぞれ、鯨軟骨及び豚
皮由来のもの(生化学工業(株)製)を用いた。
物理化学的特性の決定は、次の方法に従って行なった。
ガラクトサミン、グルクロン酸及びイズロン酸の含有率
は、それぞれ、S.Gardell(Acta Chem.Scand.,,207
(1953))の方法、カルバゾール法(Z.Dische;J.Biol.
Chem.,167,189(1947))及びオルシノール法(A.H.Bro
wn;Arch,Biochem.Biophys.,11,269(1946)):J.X.Khy
m,et al.;J.Am.Chem.Soc.,74,3199(1952))に従って
行なった。硫酸化率は、赤外吸収スペクトルにおけるC-
O-S吸収及び電気泳動(セルロースアセテート膜,0.15M
ギ酸−ピリジン(pH3.0),0.5mA/cm,60分)により同定
し、Dodgson-Priceの比濁法(K.S.Dodgson,et al.;Bioc
hem.J.,84,106(1962))に従い定量した。本発明の合
成コンドロイチン多硫酸及びその塩のうち、前記式
(I)のXがカルボキシル基であるものの硫酸基の位置
は、鈴木ら(S.Suzuki,et al.;J.Biol.Chem.,243,1543
(1968))の酵素法によって、Yがカルボキシル基であ
るものの硫酸基の位置は、鈴木ら(S.Suzuki,et al.;Bi
ochim.Biophys.Acta,237,173(1971))の酵素法によっ
て決定した。
実施例1 コンドロイチン‐4-硫酸ナトリウム(以下「CS4SNa)と
いう)(分子量20000)1gを精製水50mlに溶解し4℃に
平衡調製されたダウエックス(Dowex)50[H+]型カラ
ム(1.5×100cm)に流し、4℃にて精製水で溶出し、10
%トリ‐n-ブチルアミンエタノール溶液を加えてpHを5.
0に調整した。溶液をエーテル50mlで2回抽出して過剰
のトリ‐n-ブチルアミンを除去し、水層を20℃で減圧濃
縮して凍結乾燥した。その後、五酸化リン上で減圧乾燥
してコンドロイチン‐4-硫酸のトリ‐n-ブチルアミン塩
1.25gを得た。
該トリ‐n-ブチルアミン塩300mg(0.43mmol)を乾燥ジ
メチルホルムアミド(以下「DMF」という)50mlに0℃
にて溶解し、三酸化イオウ−ピリジン複合体445mg(3.0
7mmol)を含む乾燥DMF溶液10mlを加え、0℃で1時間撹
拌しながら反応した。
反応液に0℃で冷却した精製水6mlを少量ずつ加え、次
いで0.1N水酸化ナトリウム水溶液にてpHを9.0に調整
し、精製水に対して室温で透析した。これをダウエック
ス(Dowex)50[Na+]型カラム(1.5×60cm)に流し、
精製水で溶出した後、40℃で減圧濃縮した。凍結乾燥し
て合成コンドロイチン多硫酸ナトリウム塩(試料No.合
成CS−1)219mgを得た。
分子量 24000 ガラクトサミン含有率 24.6% グルクロン酸含有率 26.5% イオウ含有率 12.0% 赤外吸収スペクトル 850cm-1(アクシャル‐SO4) 820cm-1(エクアトリアル‐SO4) また、それぞれ、前記トリ‐n-ブチルアミン塩300mg
(0.43mmol)をDMF50mlに溶解し、三酸化イオウ‐ピリ
ジン複合体137mg(0.86mmol)を加え、それぞれ0℃
で、1時間、3時間又は5時間反応した後、前述と同様
に処理して、以下に示す合成コンドロイチン多硫酸ナト
リウム塩(試料No.合成CS−1−a、合成CS−1−b及
び合成CS−1−c)を得た。
実施例2 それぞれ、CS4SNa(分子量35000)1g(1.988mmol)をホ
ルムアミド20mlに溶解し、これらに、それぞれ撹拌下、
三酸化イオウ−ピリジン複合体0.865g(5.964mmol)、
1.44g(9.94mmol)又は2.88g(19.88mmol)を加え、6
℃で20時間反応した。反応液を実施例1に準じて処理し
て、合成コンドロイチン多硫酸ナトリウム塩をそれぞれ
0.92g(試料No.合成CS−2)、1.08g(試料No.合成CS−
3)及び1.15g(試料No.合成CS−4)得た。
実施例3 デルマタン硫酸ナトリウム(以下「DSNa」という)(分
子量20000)1g(1.988mmol)をホルムアミド50mlに溶解
し、撹拌下、三酸化イオウ−DMF複合体1.52g(9.94mmo
l)を加えて6℃で20時間反応した。反応液を実施例1
に準じて処理して、合成デルマタン多硫酸ナトリウム塩
(試料No.合成DS−1)0.98gを得た。
試験例1 電気泳動による硫酸化率の同定 セルロースアセテート膜(Separax)に0.2μg/0.5μ
ずつ試料をのせ、0.5mA/cmで60分泳動した。緩衝液:0.1
5Mギ酸−ピリジン(pH3.0) 染色:トルイジンブルー 結果を図1に示す。図1において、CS4Sはコンドロイチ
ン‐4-硫酸(イオウ含有率6.2%)を、Hepはヘパリン
(イオウ含有率12.8%)を、DSはデルマタン硫酸ナトリ
ウム(イオウ含有率6.3%)を表わす。
試験例2 酵素法による合成コンドロイチン硫酸の硫酸
基の位置決定 合成CS1〜4をそれぞれ1.5mgずつ秤量し、トリス塩酸緩
衝液(pH7.2)28μに溶解し、それぞれにコンドロイ
チナーゼABC(Proteus vulgaris由来,生化学工業
(株)製)20単位を前記緩衝液400μで溶解したもの
を80μずつ加えて37℃で3時間反応した。この反応液
50μをペーパークロマトグラフィーで分離した(それ
ぞれ合成CS−1,2,3,4−ABC)。
また、コンドロイチナーゼABC消化液10μずつにコン
ドロ‐4-スルファターゼ1.2単位(proteus vulgaris由
来,生化学工業(株)製)とコンドロ‐6-スルファター
ゼ1.2単位(proteus vulgaris由来,生化学工業(株)
製)の混合物を前記緩衝液100μに溶解したものを20
μずつ加え、37℃で3時間反応した。この反応液を30
μずつペーパークロマトグラフィーで分離した。
紙は東洋紙No51A.60×60cmを使用した。展開溶媒は
n-ブタノール・酢酸・1Nアンモニア水(2:3:1)を使用
し、室温で30時間展開した。展開後、紙を乾燥させ、
暗室で260mμ付近の紫外線を照射(東芝蛍光検査灯FI-3
S型)して直接UV−吸収スポットを観察した。
結果を図2に示す。図2において、Stは標準二糖を、Δ
Di−0Sは を、ΔDi−4Sは ΔDi−6Sは A〜Dは、それぞれ合成CS−1,2,3,4のコンドロイチナ
ーゼABC処理液を、E〜Hは、それぞれ合成CS−1,2,3,4
のコンドロイチナーゼABC処理液を更にコンドロ‐4-ス
ルファターゼ及びコンドロ‐6-スルファターゼの混合物
で処理したものを表わす。
試験例3 酵素法による合成DS−1の硫酸基の位置決定 合成DS−1 1.5mgをトリス塩酸緩衝液(pH7.2)20μに
溶解し、コンドロイチナーゼABC20単位を前記緩衝液400
μに溶解したものを80μ加えて37℃で3時間反応し
た。この反応液50μをペーパークロマトグラフィーで
分離した(合成DS−1−ABC)。また、残りの反応液10
μのコンドロ‐4-スルファターゼ1.2単位とコンドロ
‐6-スルファターゼ1.2単位の混合物を前記緩衝液100μ
に溶解したものを20μ加え、37℃で3時間反応し
た。この反応液30μをペーパークロマトグラフィーで
分離した(合成DS−1−4,6・Sase)。紙、展開溶
媒、展開時間、検出法は試験例2に準じた。
結果を図3に示す。図3において、Aは合成DS−1のコ
ンドロイチナーゼABC処理液を、Bは該処理液を更にコ
ンドロ‐4-スルファターゼ及びコンドロ‐6-スルファタ
ーゼの混合物で処理したものを表わし、St、ΔDi−0S、
ΔDi−4S、ΔDi−6Sは前記と同義である。
試験例4 酵素法による合成コンドロイチン多硫酸の硫
酸基の位置決定 合成CS−1−a,b,cを試験例2及び3に準じて処理し、
展開後、各スポットをハサミで切りとり、0.01N塩酸1
〜2mlを入れた試験管に細かく刻んで入れ、50℃の温浴
中で10分間加熱後、遠心分離し、上清、即ち抽出液の23
2mμにおける吸光度を測定し、二糖単位のモル比を求め
た。結果を以下の表に示す。
試験例5 「クロム酸カリ」腎炎に対する合成コンドロ
イチン多硫酸の効果 黒川の方法(黒川巌;日本内科学会雑誌,10,363,507
(1921))に従い、クロム酸カリを生理食塩水に溶解
し、濃度を500mg/dlとし、クロム酸カリとして20mg/kg
又は15mg/kgずつ平均体重2.5kgの家兎の皮下に注射し
た。クロム酸カリ投与の日を第1日目として、その第3
日目より第16日目までの14日間1日1回、試料を耳静脈
より注射した。第17日目まで生存した家兎数を数え、延
命効果を検討した。結果を以下の表に示す。
試料投与群には、明らかな延命効果がみられ、その効果
は、CS4SNaに対し、合成CS−3が優れていた。また、非
投与群には、進行的な体重減少の結果、死亡する例が多
くみられたが、試料投与群では、一時的な軽度の体重減
少後、回復した。血清蛋白量は、非投与群で一時減少
後、著名な増加がみられたが、試料投与群ではそれほど
の変化はみられなかった。
【図面の簡単な説明】
図1は電気泳動の結果を示す図である。 図2及び図3はペーパークロマトグラフィーの結果を示
す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭47−20117(JP,A) 特公 昭31−2170(JP,B1) 特公 昭30−996(JP,B1) 特公 昭52−35710(JP,B2) 特公 昭50−17049(JP,B2) 特公 昭47−30167(JP,B1) 米国特許3454560(US,A) 生化学辞典 第1版,東京化学同人P. 497(1984)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンドロイチン−4−硫酸又はデルマタン
    硫酸の塩を極性有機溶媒に予め溶解し、その溶液を極性
    溶媒中均一な溶液状態において、−20℃〜20℃で三酸化
    イオウと第三級アミンもしくはジメチルホルムアミドと
    の複合体と反応させ、コンドロイチン−4−硫酸又はデ
    ルマタン硫酸のN−と反応させ、コンドロイチン−4−
    硫酸又はデルマタン硫酸のN−アセチルガラクトサミン
    残基の6位の水酸基を特異的に高度に硫酸化することを
    特徴とする、次式: (式中、R1O、R2O、R3O及びR4Oは、硫酸基又は水酸基を
    表わし、それぞれ同一であっても異なっていてもよい
    が、分子中において、R1Oの硫酸化率が20〜100%であ
    り、R2Oの硫酸化率が20〜100%であり、R3O及びR4Oのそ
    れぞれの硫酸化率が25%以下であり、Xは、カルボキシ
    ル基又は水素原子を表わし、分子中におけるX同士は同
    一であっても異なっていてもよく、Yは、Xがカルボキ
    シル基を表わすときには水素原子を表わし、Xが水素原
    子を表わすときにカルボキシル基を表わす。) で示される二糖単位の繰返しからなり、分子中のイオウ
    含有率が7.3〜12.5%で、分子量が5000〜100000である
    合成コンドロイチン多硫酸又はその塩の製造法。
  2. 【請求項2】反応温度が0℃〜20℃である、請求項1記
    載の製造法。
  3. 【請求項3】コンドロイチン−4−硫酸又はデルマタン
    硫酸の塩がナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属
    塩であり、極性有機溶媒がホルムアミド、ジメチルスル
    ホキシドである、請求項1記載の製造法。
  4. 【請求項4】コンドロイチン−4−硫酸又はデルマタン
    硫酸の塩がトリ−n−ヘキシルアミン塩、トリ−n−ブ
    チルアミン塩、トリ−n−オクチルアミン塩等のトリア
    ルキルアミン塩であり、極性有機溶媒がホルムアミド、
    ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミドである、
    請求項1記載の製造法。
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