JPH069549A - 光学活性アジリジン−2−カルボン酸誘導体及びその製造方法 - Google Patents
光学活性アジリジン−2−カルボン酸誘導体及びその製造方法Info
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- JPH069549A JPH069549A JP4162797A JP16279792A JPH069549A JP H069549 A JPH069549 A JP H069549A JP 4162797 A JP4162797 A JP 4162797A JP 16279792 A JP16279792 A JP 16279792A JP H069549 A JPH069549 A JP H069549A
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- aziridine
- triphenylmethyl
- carboxylic acid
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/55—Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups
Landscapes
- Indole Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 次式(II)
【化1】
(上式中、R1 は水素原子またはアルキル基であり、R
2 はカルボキシル基の保護基であり、そしてXはハロゲ
ン原子である)で表される出発原料を弱塩基の存在下で
分子内環化反応にかけて次式(I) 【化2】 (上式中、R1 及びR2 は上記定義に同じである)で表
されるアジリジン誘導を製造する方法を提供する。ま
た、上記R1 が水素原子であって、R2 がメチル基もし
くはベンジル基である組み合わせからなる化合物を除く
新規アジリジン誘導体が提供される。 【効果】 安価な原料から各種化合物の合成中間体とし
て有用なN−トリフェニルメチル置換アジリジン誘導体
が効率よく製造される。
2 はカルボキシル基の保護基であり、そしてXはハロゲ
ン原子である)で表される出発原料を弱塩基の存在下で
分子内環化反応にかけて次式(I) 【化2】 (上式中、R1 及びR2 は上記定義に同じである)で表
されるアジリジン誘導を製造する方法を提供する。ま
た、上記R1 が水素原子であって、R2 がメチル基もし
くはベンジル基である組み合わせからなる化合物を除く
新規アジリジン誘導体が提供される。 【効果】 安価な原料から各種化合物の合成中間体とし
て有用なN−トリフェニルメチル置換アジリジン誘導体
が効率よく製造される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規化合物及びそれら
を含む2(S)−または2(R)−,3(S)−または
3(R)−アジリジン−2−カルボン酸誘導体の製造方
法に関する。これらの化合物は各種化合物、特に、農
薬、医薬等の合成中間体として有用である。
を含む2(S)−または2(R)−,3(S)−または
3(R)−アジリジン−2−カルボン酸誘導体の製造方
法に関する。これらの化合物は各種化合物、特に、農
薬、医薬等の合成中間体として有用である。
【0002】
【従来の技術】N−トリフェニルメチル−(S)−アジ
リジン−2−カルボン酸誘導体として、3位が水素原子
であって、2位カルボキシル基の保護基がベンジル基で
あるものは、Bull.Chem.Soc.Jpn.,
第51巻、1577頁に、また、3位が水素原子であっ
て、2位カルボキシル基の保護基がメチル基であるもの
は、Synth.Commun.,第21巻、239
頁、米国特許第4,622,418号及び同4,60
3,011号明細書により文献既知の化合物である。
リジン−2−カルボン酸誘導体として、3位が水素原子
であって、2位カルボキシル基の保護基がベンジル基で
あるものは、Bull.Chem.Soc.Jpn.,
第51巻、1577頁に、また、3位が水素原子であっ
て、2位カルボキシル基の保護基がメチル基であるもの
は、Synth.Commun.,第21巻、239
頁、米国特許第4,622,418号及び同4,60
3,011号明細書により文献既知の化合物である。
【0003】これらの化合物は有機合成化学協会紙、第
42巻、14頁、J.Chem.Soc.Chem.C
ommun.,1987年、153頁、Tetrahe
dron Letters、第30巻、4073頁に記
載のように、各種化合物の有用な合成中間体として知ら
れている。上記式(I)で示される光学活性なアジリジ
ン−2−カルボン酸誘導体の従来の合成法としては、
Bull.Chem.Soc.Jpn.,第51巻、1
577頁、及びBull.Chem.Soc.Jp
n.,第52巻、3579頁に記載のように、(S)−
セリンまたは(S)−スレオニンからベンジルエステル
化、N−トリフェニルメチル化、水酸基のトシル化、次
いで塩基の存在下の分子内環化反応という数段階の反応
を経て合成する方法がある。しかしながらこの方法は原
料として非常に高価な(S)−セリンまたは(S)−ス
レオニンを必要としているために必ずしも工業的に有利
な方法であるとはいいがたかった。また、特開昭57
−146751号公報に開示されている方法で得られる
ラセミ体のアジリジン−2−カルボン酸を適当な光学分
割で、(S)−体と(R)−体に分割後、カルボキシル
基とアミノ基を保護し、誘導体に変換する方法もある
が、この方法では不安定なアジリジン−2−カルボン酸
を取り扱う必要があり、工業的に有利な方法ではない。
42巻、14頁、J.Chem.Soc.Chem.C
ommun.,1987年、153頁、Tetrahe
dron Letters、第30巻、4073頁に記
載のように、各種化合物の有用な合成中間体として知ら
れている。上記式(I)で示される光学活性なアジリジ
ン−2−カルボン酸誘導体の従来の合成法としては、
Bull.Chem.Soc.Jpn.,第51巻、1
577頁、及びBull.Chem.Soc.Jp
n.,第52巻、3579頁に記載のように、(S)−
セリンまたは(S)−スレオニンからベンジルエステル
化、N−トリフェニルメチル化、水酸基のトシル化、次
いで塩基の存在下の分子内環化反応という数段階の反応
を経て合成する方法がある。しかしながらこの方法は原
料として非常に高価な(S)−セリンまたは(S)−ス
レオニンを必要としているために必ずしも工業的に有利
な方法であるとはいいがたかった。また、特開昭57
−146751号公報に開示されている方法で得られる
ラセミ体のアジリジン−2−カルボン酸を適当な光学分
割で、(S)−体と(R)−体に分割後、カルボキシル
基とアミノ基を保護し、誘導体に変換する方法もある
が、この方法では不安定なアジリジン−2−カルボン酸
を取り扱う必要があり、工業的に有利な方法ではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、新規
な2(S),3(R)−アリジン−2−カルボン酸誘導
体と、それらを含む2(S)−または2(R)−,3
(S)−または3(R)−アジリジン−2−カルボン酸
誘導体の製造方法を提供するものである。また、本発明
は、従来の方法と比較して、安価な原料より出発し、生
産効率が高くしかも高収率に、目的物である光学活性な
アジリジン−2−カルボン酸を得る事が出来る製造方法
の開発を意図したものである。
な2(S),3(R)−アリジン−2−カルボン酸誘導
体と、それらを含む2(S)−または2(R)−,3
(S)−または3(R)−アジリジン−2−カルボン酸
誘導体の製造方法を提供するものである。また、本発明
は、従来の方法と比較して、安価な原料より出発し、生
産効率が高くしかも高収率に、目的物である光学活性な
アジリジン−2−カルボン酸を得る事が出来る製造方法
の開発を意図したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、次式
(II)
(II)
【0006】
【化4】
【0007】(上式中、R1 は水素原子またはアルキル
基であり、R2 はカルボキシル基の保護基であり、そし
てXはハロゲン原子である)で表される2(S)−また
は2(R)−,3(S)または3(R)−N−トリフェ
ニルメチル−3−ハロアラニン誘導体を、ニトリル溶媒
中で弱塩基の存在下に、分子内環化反応を行なうことを
特徴とする次式(I)
基であり、R2 はカルボキシル基の保護基であり、そし
てXはハロゲン原子である)で表される2(S)−また
は2(R)−,3(S)または3(R)−N−トリフェ
ニルメチル−3−ハロアラニン誘導体を、ニトリル溶媒
中で弱塩基の存在下に、分子内環化反応を行なうことを
特徴とする次式(I)
【0008】
【化5】
【0009】(上式中、R1 は水素原子またはアルキル
基であり、そしてR2 はカルボキシル基の保護基であ
る)で表される2(S)−または2(R)−,3(S)
または3(R)−アジリジン−2−カルボン酸誘導体の
製造方法が提供される。
基であり、そしてR2 はカルボキシル基の保護基であ
る)で表される2(S)−または2(R)−,3(S)
または3(R)−アジリジン−2−カルボン酸誘導体の
製造方法が提供される。
【0010】さらに、上記式(I)の範囲内の化合物で
あって、次式(I−a)
あって、次式(I−a)
【0011】
【化6】
【0012】(上式中、R1-a は水素原子またはアルキ
ル基であり、そしてR2-a はカルボキシル基の保護基で
あるが、但し、R1-a が水素原子であってR2-a がメチ
ル基もしくはベンジル基である場合を除く)で表される
新規2(S),3(R)−アジリジン−2−カルボン酸
誘導体も提供される。
ル基であり、そしてR2-a はカルボキシル基の保護基で
あるが、但し、R1-a が水素原子であってR2-a がメチ
ル基もしくはベンジル基である場合を除く)で表される
新規2(S),3(R)−アジリジン−2−カルボン酸
誘導体も提供される。
【0013】本明細書において置換を特定する際に用い
るR1 及びR1-a にいうアルキル基としては、その鎖長
または形状(直鎖もしくは分岐鎖)は特に制限されるも
のでなく、それを利用して生成される最終目的化合物に
応じて適当に選ばれるが、通常、炭素数10個以下の直
鎖及び分岐鎖のものを挙げることができる。さらに、合
成中間体としての利用性や出発原料の製造の容易さを考
慮すると、炭素数5個以下の低級アルキル基が好まし
い。従って、R1 及びR1-a の好ましい具体的な基とし
ては、水素原子、メチル基、エチル基、n−プロピル
基、iso−プロピル基、n−ブチル基、iso−ブチ
ル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、n−ペ
ンチル基、iso−ペンチル基等が挙げられる。
るR1 及びR1-a にいうアルキル基としては、その鎖長
または形状(直鎖もしくは分岐鎖)は特に制限されるも
のでなく、それを利用して生成される最終目的化合物に
応じて適当に選ばれるが、通常、炭素数10個以下の直
鎖及び分岐鎖のものを挙げることができる。さらに、合
成中間体としての利用性や出発原料の製造の容易さを考
慮すると、炭素数5個以下の低級アルキル基が好まし
い。従って、R1 及びR1-a の好ましい具体的な基とし
ては、水素原子、メチル基、エチル基、n−プロピル
基、iso−プロピル基、n−ブチル基、iso−ブチ
ル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、n−ペ
ンチル基、iso−ペンチル基等が挙げられる。
【0014】R2 及びR2-a は、アミノ酸誘導体または
ペプチド合成分野で通常使用されるカルボキシル基の保
護基であって、例えば、未置換もしくは置換ベンジル
基、ジフェニルメチル基等のアラルキル基、R1 につい
て定義するようなアルキル基、特に、それらの低級アル
キル基を好ましいものとして挙げることができる。
ペプチド合成分野で通常使用されるカルボキシル基の保
護基であって、例えば、未置換もしくは置換ベンジル
基、ジフェニルメチル基等のアラルキル基、R1 につい
て定義するようなアルキル基、特に、それらの低級アル
キル基を好ましいものとして挙げることができる。
【0015】式(II)で表される出発原料は、それ自体
既知の方法で製造される3−ハロ−α−アミノ酸類のエ
ステルを通常のアミノ基の保護条件下、例えば、トリエ
チルアミンの存在下、クロロトリフェニルメタンでN−
トリフェニルメチル化して得ることができる。3−ハロ
−α−アミノ酸またはそのエステルの製造方法として
は、例えば、特公昭58−22140号公報、特開昭5
7−188548号公報等に記載の方法またはそれらの
改良方法によって製造することができるが、R1 が水素
原子またはメチル基を表す3−ハロ−アラニンまたはメ
チルアラニン誘導体は、酵素変換方法を使用して3−ハ
ロ−2−ケトプロピオン酸または酪酸からそれらの光学
活性体を安価に製造することができる(国際公開WO9
2/05268号明細書参照)。式(II)のXで表わさ
れるハロゲン原子としては、フッ素、塩素、臭素、ヨウ
素原子のものが利用できるが、原料製造の容易性及び本
発明の脱ハロゲン化水素反応の効率を考慮すると、塩素
原子が特に好ましい。
既知の方法で製造される3−ハロ−α−アミノ酸類のエ
ステルを通常のアミノ基の保護条件下、例えば、トリエ
チルアミンの存在下、クロロトリフェニルメタンでN−
トリフェニルメチル化して得ることができる。3−ハロ
−α−アミノ酸またはそのエステルの製造方法として
は、例えば、特公昭58−22140号公報、特開昭5
7−188548号公報等に記載の方法またはそれらの
改良方法によって製造することができるが、R1 が水素
原子またはメチル基を表す3−ハロ−アラニンまたはメ
チルアラニン誘導体は、酵素変換方法を使用して3−ハ
ロ−2−ケトプロピオン酸または酪酸からそれらの光学
活性体を安価に製造することができる(国際公開WO9
2/05268号明細書参照)。式(II)のXで表わさ
れるハロゲン原子としては、フッ素、塩素、臭素、ヨウ
素原子のものが利用できるが、原料製造の容易性及び本
発明の脱ハロゲン化水素反応の効率を考慮すると、塩素
原子が特に好ましい。
【0016】従って、本発明の方法は、上記のように安
価に供給される(R)−または(S)−3−クロロアラ
ニン、または3−クロロ−2−アミノ酪酸のアミノ基を
トリフェニルメチル基で保護した化合物を用い、これら
をアセトニトリル等のニトリル溶媒中、フッ化カリウ
ム、亜硫酸水素カリウム等の弱塩基を加え、分子内環化
反応を行うことが特に有利である。
価に供給される(R)−または(S)−3−クロロアラ
ニン、または3−クロロ−2−アミノ酪酸のアミノ基を
トリフェニルメチル基で保護した化合物を用い、これら
をアセトニトリル等のニトリル溶媒中、フッ化カリウ
ム、亜硫酸水素カリウム等の弱塩基を加え、分子内環化
反応を行うことが特に有利である。
【0017】分子内環化反応を行うのに使用される弱塩
基としては、上記フッ化カリウム(KF)、亜硫酸水素
カリウム(KHSO3 )を始め、NaF,AgF,K2
SO 3 ,K2 HPO4 ,K2 WO4 ,K2 S2 O5 とい
った無機塩類や、トリエチルアミン、ジイソプロピルエ
チルアミンといった有機3級アミン類等を挙げることが
できる。しかしながら、塩基として、CsF,NaHC
O3 ,Na2 CO3 ,NaOH,KOH、アルキルリチ
ウム等の強塩基を用いると、脱ハロゲン化水素や加水分
解等の副反応が生じるため好ましくない。上記弱塩基の
使用量は式(II)で示される3−クロロアラニン誘導体
に対して等モル量で充分であるが、過剰に使用すること
によって反応は促進される傾向にある。反応に際して使
用されるニトリル溶媒としては、アセトニトリル、プロ
ピオニトリル、ブチロニトリル、バレロニトリルといっ
たニトリル系の溶媒が挙げられる。反応温度は室温から
150℃の範囲が好ましく、その中でも反応時間と副反
応の制御という点から、アセトニトリルの沸点である9
0℃近辺が特に好ましい。
基としては、上記フッ化カリウム(KF)、亜硫酸水素
カリウム(KHSO3 )を始め、NaF,AgF,K2
SO 3 ,K2 HPO4 ,K2 WO4 ,K2 S2 O5 とい
った無機塩類や、トリエチルアミン、ジイソプロピルエ
チルアミンといった有機3級アミン類等を挙げることが
できる。しかしながら、塩基として、CsF,NaHC
O3 ,Na2 CO3 ,NaOH,KOH、アルキルリチ
ウム等の強塩基を用いると、脱ハロゲン化水素や加水分
解等の副反応が生じるため好ましくない。上記弱塩基の
使用量は式(II)で示される3−クロロアラニン誘導体
に対して等モル量で充分であるが、過剰に使用すること
によって反応は促進される傾向にある。反応に際して使
用されるニトリル溶媒としては、アセトニトリル、プロ
ピオニトリル、ブチロニトリル、バレロニトリルといっ
たニトリル系の溶媒が挙げられる。反応温度は室温から
150℃の範囲が好ましく、その中でも反応時間と副反
応の制御という点から、アセトニトリルの沸点である9
0℃近辺が特に好ましい。
【0018】反応生成物は、反応液よりジクロロメタ
ン、酢酸エチル、ジエチルエーテルといった有機溶媒を
用いて抽出し、乾燥後濃縮するだけで、ほぼ純粋な目的
物を得る事が出来る。また必要に応じて、シリカゲルカ
ラムや再結晶等の精製操作を行う事により、純品を得る
事が出来る。
ン、酢酸エチル、ジエチルエーテルといった有機溶媒を
用いて抽出し、乾燥後濃縮するだけで、ほぼ純粋な目的
物を得る事が出来る。また必要に応じて、シリカゲルカ
ラムや再結晶等の精製操作を行う事により、純品を得る
事が出来る。
【0019】こうして得られる式(I)の化合物のう
ち、R1 が水素原子であって、そしてR2 がメチル基も
しくはベンジル基の組み合わせからなる化合物は、前述
のように既知化合物であるが、これらの化合物を除くも
のは従来技術文献に未載であり、新規アジリジン誘導体
である。従って、本発明はまた、上記式(I−a)で表
される新規化合物も提供される。
ち、R1 が水素原子であって、そしてR2 がメチル基も
しくはベンジル基の組み合わせからなる化合物は、前述
のように既知化合物であるが、これらの化合物を除くも
のは従来技術文献に未載であり、新規アジリジン誘導体
である。従って、本発明はまた、上記式(I−a)で表
される新規化合物も提供される。
【0020】
【実施例】以下、実施例に基いて、本発明を更に詳細に
説明する。
説明する。
【0021】実施例1 N−(トリフェニルメチル)−
(S)−アジリジン−2−カルボン酸ベンジルの合成
(S)−アジリジン−2−カルボン酸ベンジルの合成
【0022】
【化7】
【0023】N−(トリフェニルメチル)−3−クロロ
−L−アラニンベンジルエステル114mg(0.25mm
ol)を無水アセトニトリル(15mL)に溶解したのち、
亜硫酸水素カリウム300mg(2.5mmol)を加え48
時間加熱還流を行った。室温まで冷却後、5%炭酸水素
ナトリウム水溶液(5mL)を加え反応を停止し、ジクロ
ルメタン(15mL×2回)で抽出した。有機層を無水硫
酸マグネシウムで乾燥後、分取用シリカゲル薄層クロマ
トグラフィーで精製し、ジイソプロピルエーテル/ヘキ
サンで再結晶することにより、N−(トリフェニルメチ
ル)−(S)−アジリジン−2−カルボン酸ベンジル1
00mgを無色針状結晶として得た。収率95%。
−L−アラニンベンジルエステル114mg(0.25mm
ol)を無水アセトニトリル(15mL)に溶解したのち、
亜硫酸水素カリウム300mg(2.5mmol)を加え48
時間加熱還流を行った。室温まで冷却後、5%炭酸水素
ナトリウム水溶液(5mL)を加え反応を停止し、ジクロ
ルメタン(15mL×2回)で抽出した。有機層を無水硫
酸マグネシウムで乾燥後、分取用シリカゲル薄層クロマ
トグラフィーで精製し、ジイソプロピルエーテル/ヘキ
サンで再結晶することにより、N−(トリフェニルメチ
ル)−(S)−アジリジン−2−カルボン酸ベンジル1
00mgを無色針状結晶として得た。収率95%。
【0024】1H−NMR(CDCl3 ,400MHz )
δ:7.47〜7.49(m,6H),7.31〜7.
39(m,6H),7.18〜7.25(m,8H),
5.21(ABq,2H),2.28(dd,1H,J
=1.5,2.5Hz),1.92(dd,1H,J=
2.5,6.2Hz),1.41(dd,1H,J=1.
5,6.2Hz)13 C−NMR(CDCl3 ,100MHz )δ:171.
4,143.6,135.8,129.3,128.
6,128.4,128.3,127.7,126.
9,74.4,66.7,31.8,28.8
δ:7.47〜7.49(m,6H),7.31〜7.
39(m,6H),7.18〜7.25(m,8H),
5.21(ABq,2H),2.28(dd,1H,J
=1.5,2.5Hz),1.92(dd,1H,J=
2.5,6.2Hz),1.41(dd,1H,J=1.
5,6.2Hz)13 C−NMR(CDCl3 ,100MHz )δ:171.
4,143.6,135.8,129.3,128.
6,128.4,128.3,127.7,126.
9,74.4,66.7,31.8,28.8
【0025】IR(液膜)ν:3060,3030,1
740,1590,1485,1445,1235,1
170,1015,745,705,695,625cm
-1 融点:115−116℃ 〔α〕D =−96.9(C=1.0,CHCl3 ) 光学純度:>99%e.e.(Pd−炭素を触媒とした水素
添加により得られた、L−アラニンを光学活性なカラム
〔Crownpak CR(−)、ダイセル化学社製〕
を用いたHPLC分析により決定。)(なお、上記のe.
e.とは鏡像体過剰率(Enantiomeric Ex
cess)を示す。)
740,1590,1485,1445,1235,1
170,1015,745,705,695,625cm
-1 融点:115−116℃ 〔α〕D =−96.9(C=1.0,CHCl3 ) 光学純度:>99%e.e.(Pd−炭素を触媒とした水素
添加により得られた、L−アラニンを光学活性なカラム
〔Crownpak CR(−)、ダイセル化学社製〕
を用いたHPLC分析により決定。)(なお、上記のe.
e.とは鏡像体過剰率(Enantiomeric Ex
cess)を示す。)
【0026】実施例2 N−(トリフェニルメチル)−
(S)−アジリジン−2−カルボン酸メチルの合成
(S)−アジリジン−2−カルボン酸メチルの合成
【0027】
【化8】
【0028】N−(トリフェニルメチル)−3−クロロ
−L−アラニンメチルエステル152mg(0.4mmol)
を無水アセトニトリル(25mL)に溶解したのち、亜硫
酸水素カリウム480mg(4.0mmol)を加え54時間
加熱還流を行った。室温まで冷却後、5%炭酸水素ナト
リウム水溶液(5mL)を加え反応を停止し、ジクロルメ
タン(20mL×2回)で抽出した。有機層を無水硫酸マ
グネシウムで乾燥後、分取用シリカゲル薄層クロマトグ
ラフィーで精製して、N−(トリフェニルメチル)−
(S)−アジリジン−2−カルボン酸メチル120mgを
無色結晶として得た。収率90%。
−L−アラニンメチルエステル152mg(0.4mmol)
を無水アセトニトリル(25mL)に溶解したのち、亜硫
酸水素カリウム480mg(4.0mmol)を加え54時間
加熱還流を行った。室温まで冷却後、5%炭酸水素ナト
リウム水溶液(5mL)を加え反応を停止し、ジクロルメ
タン(20mL×2回)で抽出した。有機層を無水硫酸マ
グネシウムで乾燥後、分取用シリカゲル薄層クロマトグ
ラフィーで精製して、N−(トリフェニルメチル)−
(S)−アジリジン−2−カルボン酸メチル120mgを
無色結晶として得た。収率90%。
【0029】1H−NMR(CDCl3 ,400MHz )
δ:7.50(m,6H),7.23(m,6H),
7.22(m,3H),3.76(s,3H),2.2
5(dd,1H,J=1.4,3.4Hz),1.89
(dd,1H,J=3.4,5.9Hz),1.41(d
d,1H,J=1.4,5.9Hz)13 C−NMR(CDCl3 ,100MHz )δ:172.
0,143.6,129.3,127.7,127.
0,74.4,52.1,31.7,28.7
δ:7.50(m,6H),7.23(m,6H),
7.22(m,3H),3.76(s,3H),2.2
5(dd,1H,J=1.4,3.4Hz),1.89
(dd,1H,J=3.4,5.9Hz),1.41(d
d,1H,J=1.4,5.9Hz)13 C−NMR(CDCl3 ,100MHz )δ:172.
0,143.6,129.3,127.7,127.
0,74.4,52.1,31.7,28.7
【0030】IR(液膜)ν:3060,3030,2
950,1750,1590,1490,1450,1
390,1245,1200,1180,1080,1
035,1015,745,710,630cm-1 〔α〕D =−73.0(C=1.0,CHCl3 )、融
点:92−95℃ 光学純度:>99%e.e.(Pd−炭素を触媒とした水素
添加、次いで酸加水分解により得られた、L−アラニン
を光学活性なカラム〔Crownpak CR(−)、
ダイセル化学社製〕を用いたHPLC分析により決
定。)
950,1750,1590,1490,1450,1
390,1245,1200,1180,1080,1
035,1015,745,710,630cm-1 〔α〕D =−73.0(C=1.0,CHCl3 )、融
点:92−95℃ 光学純度:>99%e.e.(Pd−炭素を触媒とした水素
添加、次いで酸加水分解により得られた、L−アラニン
を光学活性なカラム〔Crownpak CR(−)、
ダイセル化学社製〕を用いたHPLC分析により決
定。)
【0031】実施例3 N−(トリフェニルメチル)−
(S)−アジリジン−2−カルボン酸エチルの合成
(S)−アジリジン−2−カルボン酸エチルの合成
【0032】
【化9】
【0033】N−(トリフェニルメチル)−3−クロロ
−L−アラニンエチルエステル156mg(0.4mmol)
を無水アセトニトリル(25mL)に溶解したのち、亜硫
酸水素カリウム480mg(4.0mmol)を加え68時間
加熱還流を行った。室温まで冷却後、5%炭酸水素ナト
リウム水溶液(5mL)を加え反応を停止し、ジクロルメ
タン(20mL×2回)で抽出した。有機層を無水硫酸マ
グネシウムで乾燥後、分取用シリカゲル薄層クロマトグ
ラフィーで精製して、N−(トリフェニルメチル)−
(S)−アジリジン−2−カルボン酸エチル135mgを
無色油状物質として得た。収率95%。
−L−アラニンエチルエステル156mg(0.4mmol)
を無水アセトニトリル(25mL)に溶解したのち、亜硫
酸水素カリウム480mg(4.0mmol)を加え68時間
加熱還流を行った。室温まで冷却後、5%炭酸水素ナト
リウム水溶液(5mL)を加え反応を停止し、ジクロルメ
タン(20mL×2回)で抽出した。有機層を無水硫酸マ
グネシウムで乾燥後、分取用シリカゲル薄層クロマトグ
ラフィーで精製して、N−(トリフェニルメチル)−
(S)−アジリジン−2−カルボン酸エチル135mgを
無色油状物質として得た。収率95%。
【0034】1H−NMR(CDCl3 ,400MHz )
δ:7.49〜7.52(m,6H),7.19〜7.
32(m,9H),4.23(q,2H,J=7.3H
z),2.25(dd,1H,J=1.0,2.5H
z),1.87(dd,1H,J=2.5,5.1H
z),1.39(dd,1H,J=1.0,5.1H
z),1.29(t,3H,J=7.3Hz)13 C−NMR(CDCl3 ,100MHz )δ:171.
5,143.7,129.4,127.6,126.
9,74.4,60.9,31.8,28.6,14.
3
δ:7.49〜7.52(m,6H),7.19〜7.
32(m,9H),4.23(q,2H,J=7.3H
z),2.25(dd,1H,J=1.0,2.5H
z),1.87(dd,1H,J=2.5,5.1H
z),1.39(dd,1H,J=1.0,5.1H
z),1.29(t,3H,J=7.3Hz)13 C−NMR(CDCl3 ,100MHz )δ:171.
5,143.7,129.4,127.6,126.
9,74.4,60.9,31.8,28.6,14.
3
【0035】IR(液膜)ν:3060,3030,2
975,1740,1590,1485,1445,1
235,1180,1030,1000,745,70
5,630cm-1 〔α〕D =−75.0(C=1.0,CHCl3 ) 光学純度:>99%e.e.(実施例2に記載の方法と同様
にして決定)
975,1740,1590,1485,1445,1
235,1180,1030,1000,745,70
5,630cm-1 〔α〕D =−75.0(C=1.0,CHCl3 ) 光学純度:>99%e.e.(実施例2に記載の方法と同様
にして決定)
【0036】実施例4 N−(トリフェニルメチル)−
(S)−アジリジン−2−カルボン酸−n−プロピルの
合成
(S)−アジリジン−2−カルボン酸−n−プロピルの
合成
【0037】
【化10】
【0038】N−(トリフェニルメチル)−3−クロロ
−L−アラニン−n−プロピルエステル164mg(0.
4mmol)を無水アセトニトリル(25mL)に溶解したの
ち、亜硫酸水素カリウム480mg(4.0mmol)を加え
63時間加熱還流を行った。室温まで冷却後、5%炭酸
水素ナトリウム水溶液(5mL)を加え反応を停止し、ジ
クロルメタン(20mL×2回)で抽出した。有機層を無
水硫酸マグネシウムで乾燥後、分取用シリカゲル薄層ク
ロマトグラフィーで精製して、N−(トリフェニルメチ
ル)−(S)−アジリジン−2−カルボン酸−n−プロ
ピル140mgを無色油状物質として得た。収率94%。
−L−アラニン−n−プロピルエステル164mg(0.
4mmol)を無水アセトニトリル(25mL)に溶解したの
ち、亜硫酸水素カリウム480mg(4.0mmol)を加え
63時間加熱還流を行った。室温まで冷却後、5%炭酸
水素ナトリウム水溶液(5mL)を加え反応を停止し、ジ
クロルメタン(20mL×2回)で抽出した。有機層を無
水硫酸マグネシウムで乾燥後、分取用シリカゲル薄層ク
ロマトグラフィーで精製して、N−(トリフェニルメチ
ル)−(S)−アジリジン−2−カルボン酸−n−プロ
ピル140mgを無色油状物質として得た。収率94%。
【0039】1H−NMR(CDCl3 ,400MHz )
δ:7.49〜7.51(m,6H),7.19〜7.
29(m,9H),4.14(t,2H,J=6.9H
z),2.25(dd,1H,J=1.5,3.0H
z),1.88(dd,1H,J=3.0,6.3H
z),1.68(m,2H),1.39(dd,1H,
J=1.5,6.3Hz),0.96(t,3H,J=
7.4Hz)13 C−NMR(CDCl3 ,100MHz )δ:171.
6,143.7,129.3,127.6,126.
9,74.3,66.5,31.8,28.6,22.
0,10.3
δ:7.49〜7.51(m,6H),7.19〜7.
29(m,9H),4.14(t,2H,J=6.9H
z),2.25(dd,1H,J=1.5,3.0H
z),1.88(dd,1H,J=3.0,6.3H
z),1.68(m,2H),1.39(dd,1H,
J=1.5,6.3Hz),0.96(t,3H,J=
7.4Hz)13 C−NMR(CDCl3 ,100MHz )δ:171.
6,143.7,129.3,127.6,126.
9,74.3,66.5,31.8,28.6,22.
0,10.3
【0040】IR(液膜)ν:3055,3030,2
970,1745,1590,1485,1445,1
235,1180,1075,1015,745,70
5,630cm-1 〔α〕D =−87.0(C=1.0,CHCl3 ) 光学純度:>99%e.e.(実施例2に記載の方法と同様
にして決定)
970,1745,1590,1485,1445,1
235,1180,1075,1015,745,70
5,630cm-1 〔α〕D =−87.0(C=1.0,CHCl3 ) 光学純度:>99%e.e.(実施例2に記載の方法と同様
にして決定)
【0041】実施例5 N−(トリフェニルメチル)−
(S)−アジリジン−2−カルボン酸−n−ブチルの合
成
(S)−アジリジン−2−カルボン酸−n−ブチルの合
成
【0042】
【化11】
【0043】N−(トリフェニルメチル)−3−クロロ
−L−アラニン−n−ブチエステル85mg(0.2mmo
l)を無水アセトニトリル(10mL)に溶解したのち、
亜硫酸水素カリウム240mg(2mmol)を加え48時間
加熱還流を行った。室温まで冷却後、5%炭酸水素ナト
リウム水溶液(5mL)を加え反応を停止し、ジクロルメ
タン(15mL×2回)で抽出した。有機層を無水硫酸マ
グネシウムで乾燥後、分取用シリカゲル薄層クロマトグ
ラフィーで精製して、N−(トリフェニルメチル)−
(S)−アジリジン−2−カルボン酸−n−ブチル7
5.0mgを無色油状物質として得た。収率98%。
−L−アラニン−n−ブチエステル85mg(0.2mmo
l)を無水アセトニトリル(10mL)に溶解したのち、
亜硫酸水素カリウム240mg(2mmol)を加え48時間
加熱還流を行った。室温まで冷却後、5%炭酸水素ナト
リウム水溶液(5mL)を加え反応を停止し、ジクロルメ
タン(15mL×2回)で抽出した。有機層を無水硫酸マ
グネシウムで乾燥後、分取用シリカゲル薄層クロマトグ
ラフィーで精製して、N−(トリフェニルメチル)−
(S)−アジリジン−2−カルボン酸−n−ブチル7
5.0mgを無色油状物質として得た。収率98%。
【0044】1H−NMR(CDCl3 ,400MHz )
δ:7.19〜7.33(m,15H),4.18
(t,2H,J=6.5Hz),2.25(dd,1H,
J=1.5,2.7Hz),1.88(dd,1H,J=
2.7,6.0Hz),1.68(m,2H),1.39
(dd,1H,J=1.5,6.0Hz),1.38
(m,2H),0.96(t,3H,J=7.0Hz)13 C−NMR(CDCl3 ,100MHz )δ:171.
6,143.7,129.3,127.6,126.
9,74.3,64.8,31.8,30.7,28.
6,19.1,13.7
δ:7.19〜7.33(m,15H),4.18
(t,2H,J=6.5Hz),2.25(dd,1H,
J=1.5,2.7Hz),1.88(dd,1H,J=
2.7,6.0Hz),1.68(m,2H),1.39
(dd,1H,J=1.5,6.0Hz),1.38
(m,2H),0.96(t,3H,J=7.0Hz)13 C−NMR(CDCl3 ,100MHz )δ:171.
6,143.7,129.3,127.6,126.
9,74.3,64.8,31.8,30.7,28.
6,19.1,13.7
【0045】IR(液膜)ν:3050,2955,2
930,1745,1590,1485,1445,1
235,1180,1075,1025,1010,7
45,705,630cm-1 〔α〕D =−79.0(C=1.0,CHCl3 ) 光学純度:>99%e.e.(実施例2に記載の方法と同様
にして決定)
930,1745,1590,1485,1445,1
235,1180,1075,1025,1010,7
45,705,630cm-1 〔α〕D =−79.0(C=1.0,CHCl3 ) 光学純度:>99%e.e.(実施例2に記載の方法と同様
にして決定)
【0046】実施例6 N−(トリフェニルメチル)−
(S)−アジリジン−2−カルボン酸−n−ペンチルの
合成
(S)−アジリジン−2−カルボン酸−n−ペンチルの
合成
【0047】
【化12】
【0048】N−(トリフェニルメチル)−3−クロロ
−L−アラニン−n−ペンチルエステル30mg(0.0
7mmol)を無水アセトニトリル(5mL)に溶解したの
ち、亜硫酸水素カリウム84mg(0.7mmol)を加え5
0時間加熱還流を行った。室温まで冷却後、5%炭酸水
素ナトリウム水溶液(5mL)を加え反応を停止し、ジク
ロルメタン(10mL×2回)で抽出した。有機層を無水
硫酸マグネシウムで乾燥後、分取用シリカゲル薄層クロ
マトグラフィーで精製して、N−(トリフェニルメチ
ル)−(S)−アジリジン−2−カルボン酸−n−ペン
チル26.0mgを無色油状物質として得た。収率92
%。
−L−アラニン−n−ペンチルエステル30mg(0.0
7mmol)を無水アセトニトリル(5mL)に溶解したの
ち、亜硫酸水素カリウム84mg(0.7mmol)を加え5
0時間加熱還流を行った。室温まで冷却後、5%炭酸水
素ナトリウム水溶液(5mL)を加え反応を停止し、ジク
ロルメタン(10mL×2回)で抽出した。有機層を無水
硫酸マグネシウムで乾燥後、分取用シリカゲル薄層クロ
マトグラフィーで精製して、N−(トリフェニルメチ
ル)−(S)−アジリジン−2−カルボン酸−n−ペン
チル26.0mgを無色油状物質として得た。収率92
%。
【0049】1H−NMR(CDCl3 ,400MHz )
δ:7.1〜7.48(m,15H),4.10(t,
2H,J=6.8Hz),2.18(dd,1H,J=
1.4,2.9Hz),1.80(dd,1H,J=2.
9,5.9Hz),1.60(m,2H),1.32(d
d,1H,J=1.4,5.9Hz),1.28(m,4
H),0.84(t,3H,J=6.9Hz)13 C−NMR(CDCl3 ,100MHz )δ:171.
6,143.7,129.3,127.6,126.
9,74.2,65.1,31.8,28.6,28.
4,28.0,22.3,13.9
δ:7.1〜7.48(m,15H),4.10(t,
2H,J=6.8Hz),2.18(dd,1H,J=
1.4,2.9Hz),1.80(dd,1H,J=2.
9,5.9Hz),1.60(m,2H),1.32(d
d,1H,J=1.4,5.9Hz),1.28(m,4
H),0.84(t,3H,J=6.9Hz)13 C−NMR(CDCl3 ,100MHz )δ:171.
6,143.7,129.3,127.6,126.
9,74.2,65.1,31.8,28.6,28.
4,28.0,22.3,13.9
【0050】IR(液膜)ν:3055,3030,2
980,1745,1590,1485,1445,1
235,1180,1030,1015,745,70
5,630cm-1 〔α〕D =−67.5(C=0.4,CHCl3 ) 光学純度:>99%e.e.(実施例2に記載の方法と同様
にして決定)
980,1745,1590,1485,1445,1
235,1180,1030,1015,745,70
5,630cm-1 〔α〕D =−67.5(C=0.4,CHCl3 ) 光学純度:>99%e.e.(実施例2に記載の方法と同様
にして決定)
【0051】実施例7 N−(トリフェニルメチル)−
(S)−アジリジン−2−カルボン酸−イソプロピルの
合成
(S)−アジリジン−2−カルボン酸−イソプロピルの
合成
【0052】
【化13】
【0053】N−(トリフェニルメチル)−3−クロロ
−L−アラニン−イソプロピルエステル39mg(0.0
96mmol)を無水アセトニトリル(7mL)に溶解したの
ち、亜硫酸水素カリウム120mg(1mmol)を加え81
時間加熱還流を行った。室温まで冷却後、5%炭酸水素
ナトリウム水溶液(5mL)を加え反応を停止し、ジクロ
ルメタン(10mL×2回)で抽出した。有機層を無水硫
酸マグネシウムで乾燥後、分取用シリカゲル薄層クロマ
トグラフィーで精製して、N−(トリフェニルメチル)
−(S)−アジリジン−2−カルボン酸−イソプロピル
34.5mgを無色油状物質として得た。収率97%。
−L−アラニン−イソプロピルエステル39mg(0.0
96mmol)を無水アセトニトリル(7mL)に溶解したの
ち、亜硫酸水素カリウム120mg(1mmol)を加え81
時間加熱還流を行った。室温まで冷却後、5%炭酸水素
ナトリウム水溶液(5mL)を加え反応を停止し、ジクロ
ルメタン(10mL×2回)で抽出した。有機層を無水硫
酸マグネシウムで乾燥後、分取用シリカゲル薄層クロマ
トグラフィーで精製して、N−(トリフェニルメチル)
−(S)−アジリジン−2−カルボン酸−イソプロピル
34.5mgを無色油状物質として得た。収率97%。
【0054】1H−NMR(CDCl3 ,400MHz )
δ:7.20〜7.51(m,15H),5.13
(m,1H),2.24(dd,1H,J=1.5,
2.9Hz),1.84(dd,1H,J=2.9,5.
9Hz),1.37(dd,1H,J=1.5,5.9H
z),1.27(dd,6H,J=6.3,9.2Hz)13 C−NMR(CDCl3 ,100MHz )δ:171.
4,144.0,129.7,127.9,127.
2,76.6,68.6,32.2,28.8,22.
1,22.0
δ:7.20〜7.51(m,15H),5.13
(m,1H),2.24(dd,1H,J=1.5,
2.9Hz),1.84(dd,1H,J=2.9,5.
9Hz),1.37(dd,1H,J=1.5,5.9H
z),1.27(dd,6H,J=6.3,9.2Hz)13 C−NMR(CDCl3 ,100MHz )δ:171.
4,144.0,129.7,127.9,127.
2,76.6,68.6,32.2,28.8,22.
1,22.0
【0055】IR(液膜)ν:3060,2980,2
930,1745,1595,1490,1445,1
385,1245,1195,1110,1090,1
015,730,710,630cm-1 〔α〕D =−65.0(C=1.0,CHCl3 ) 光学純度:>99%e.e.(実施例2に記載の方法と同様
にして決定)
930,1745,1595,1490,1445,1
385,1245,1195,1110,1090,1
015,730,710,630cm-1 〔α〕D =−65.0(C=1.0,CHCl3 ) 光学純度:>99%e.e.(実施例2に記載の方法と同様
にして決定)
【0056】実施例8 N−(トリフェニルメチル)−
(S)−アジリジン−2−カルボン酸−イソブチルの合
成
(S)−アジリジン−2−カルボン酸−イソブチルの合
成
【0057】
【化14】
【0058】N−(トリフェニルメチル)−3−クロロ
−L−アラニン−イソブチルエステル50mg(0.12
mmol)を無水アセトニトリル(10mL)に溶解したの
ち、亜硫酸水素カリウム144mg(1.2mmol)を加え
81時間加熱還流を行った。室温まで冷却後、5%炭酸
水素ナトリウム水溶液(5mL)を加え反応を停止し、ジ
クロルメタン(15mL×2回)で抽出した。有機層を無
水硫酸マグネシウムで乾燥後、分取用シリカゲル薄層ク
ロマトグラフィーで精製して、N−(トリフェニルメチ
ル)−(S)−アジリジン−2−カルボン酸−イソブチ
ル44.3mgを無色油状物質として得た。収率96%。
−L−アラニン−イソブチルエステル50mg(0.12
mmol)を無水アセトニトリル(10mL)に溶解したの
ち、亜硫酸水素カリウム144mg(1.2mmol)を加え
81時間加熱還流を行った。室温まで冷却後、5%炭酸
水素ナトリウム水溶液(5mL)を加え反応を停止し、ジ
クロルメタン(15mL×2回)で抽出した。有機層を無
水硫酸マグネシウムで乾燥後、分取用シリカゲル薄層ク
ロマトグラフィーで精製して、N−(トリフェニルメチ
ル)−(S)−アジリジン−2−カルボン酸−イソブチ
ル44.3mgを無色油状物質として得た。収率96%。
【0059】1H−NMR(CDCl3 ,400MHz )
δ:7.19〜7.52(m,15H),3.97
(d,2H,J=6.8Hz),2.25(dd,1H,
J=1.5,2.5Hz),1.98(m,1H),1.
88(dd,1H,J=2.5,6.8Hz),1.40
(dd,1H,J=1.5,6.8Hz),0.952
(dd,6H,J=2.4,6.9Hz)13 C−NMR(CDCl3 ,100MHz )δ:171.
6,143.7,129.3,127.6,126.
9,74.3,71.0,31.8,28.6,27.
8,19.1
δ:7.19〜7.52(m,15H),3.97
(d,2H,J=6.8Hz),2.25(dd,1H,
J=1.5,2.5Hz),1.98(m,1H),1.
88(dd,1H,J=2.5,6.8Hz),1.40
(dd,1H,J=1.5,6.8Hz),0.952
(dd,6H,J=2.4,6.9Hz)13 C−NMR(CDCl3 ,100MHz )δ:171.
6,143.7,129.3,127.6,126.
9,74.3,71.0,31.8,28.6,27.
8,19.1
【0060】IR(液膜)ν:3060,2960,2
870,1745,1595,1485,1445,1
405,1385,1225,1180,1080,1
030,985,765,745,705,630cm-1 〔α〕D =−65.0(C=1.0,CHCl3 ) 光学純度:>99%e.e.(実施例2に記載の方法と同様
にして決定)
870,1745,1595,1485,1445,1
405,1385,1225,1180,1080,1
030,985,765,745,705,630cm-1 〔α〕D =−65.0(C=1.0,CHCl3 ) 光学純度:>99%e.e.(実施例2に記載の方法と同様
にして決定)
【0061】実施例9 N−(トリフェニルメチル)−
(2S,3R)−3−メチル−アジリジン−2−カルボ
ン酸メチルエステルの合成
(2S,3R)−3−メチル−アジリジン−2−カルボ
ン酸メチルエステルの合成
【0062】
【化15】
【0063】N−(トリフェニルメチル)−(2R,3
S)−2−アミノ−3−クロロ酪酸メチルエステル10
5mg(0.27mmol)を無水アセトニトリル(15mL)
に溶解したのち、亜硫酸水素カリウム325mg(2.7
mmol)を加え63時間加熱還流を行った。室温まで冷却
後、5%炭酸水素ナトリウム水溶液(5mL)を加え反応
を停止し、ジクロルメタン(20mL×2回)で抽出し
た。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、分取用シ
リカゲル薄層クロマトグラフィーで精製して、N−(ト
リフェニルメチル)−(2S,3R)−3−メチル−ア
ジリジン−2−カルボン酸メチルエステル94.5mgを
無色油状物質として得た。収率98%。
S)−2−アミノ−3−クロロ酪酸メチルエステル10
5mg(0.27mmol)を無水アセトニトリル(15mL)
に溶解したのち、亜硫酸水素カリウム325mg(2.7
mmol)を加え63時間加熱還流を行った。室温まで冷却
後、5%炭酸水素ナトリウム水溶液(5mL)を加え反応
を停止し、ジクロルメタン(20mL×2回)で抽出し
た。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、分取用シ
リカゲル薄層クロマトグラフィーで精製して、N−(ト
リフェニルメチル)−(2S,3R)−3−メチル−ア
ジリジン−2−カルボン酸メチルエステル94.5mgを
無色油状物質として得た。収率98%。
【0064】1H−NMR(CDCl3 ,400MHz )
δ:7.19〜7.53(m,15H),3.74
(s,3H),1.88(d,1H,J=6.8Hz),
1.63(dq,1H,J=5.3,6.8Hz),1.
37(d,3H,J=5.3Hz)13 C−NMR(CDCl3 ,100MHz )δ:170.
7,143.9,129.4,127.6,126.
8,75.0,51.8,35.9,34.8,13.
3
δ:7.19〜7.53(m,15H),3.74
(s,3H),1.88(d,1H,J=6.8Hz),
1.63(dq,1H,J=5.3,6.8Hz),1.
37(d,3H,J=5.3Hz)13 C−NMR(CDCl3 ,100MHz )δ:170.
7,143.9,129.4,127.6,126.
8,75.0,51.8,35.9,34.8,13.
3
【0065】IR(液膜)ν:3060,3020,2
940,1745,1595,1490,1445,1
380,1230,1195,1175,1120,1
050,1030,765,745,705,630cm
-1 〔α〕D =−61.0(C=1.0,CHCl3 ) 光学純度:>99%e.e.(実施例2と同様の操作により
得られた、L−α−アミノ酪酸の光学活性なカラムを用
いるHPLC分析により決定。)
940,1745,1595,1490,1445,1
380,1230,1195,1175,1120,1
050,1030,765,745,705,630cm
-1 〔α〕D =−61.0(C=1.0,CHCl3 ) 光学純度:>99%e.e.(実施例2と同様の操作により
得られた、L−α−アミノ酪酸の光学活性なカラムを用
いるHPLC分析により決定。)
【0066】実施例10 N−(トリフェニルメチル)
−(R)−アジリジン−2−カルボン酸ベンジルの合成
−(R)−アジリジン−2−カルボン酸ベンジルの合成
【0067】
【化16】
【0068】N−(トリフェニルメチル)−3−クロロ
−D−アラニンベンジルエステル114mg(0.25mm
ol)を無水アセトニトリル(15mL)に溶解したのち、
亜硫酸水素カリウム300mg(2.5mmol)を加え48
時間加熱還流を行った。室温まで冷却後、5%炭酸水素
ナトリウム水溶液(5mL)を加え反応を停止し、ジクロ
ルメタン(15mL×2回)で抽出した。有機層を無水硫
酸マグネシウムで乾燥後、分取用シリカゲル薄層クロマ
トグラフィーで精製して、N−(トリフェニルメチル)
−(R)−アジリジン−2−カルボン酸ベンジル102
mgを無色結晶として得た。収率97%。
−D−アラニンベンジルエステル114mg(0.25mm
ol)を無水アセトニトリル(15mL)に溶解したのち、
亜硫酸水素カリウム300mg(2.5mmol)を加え48
時間加熱還流を行った。室温まで冷却後、5%炭酸水素
ナトリウム水溶液(5mL)を加え反応を停止し、ジクロ
ルメタン(15mL×2回)で抽出した。有機層を無水硫
酸マグネシウムで乾燥後、分取用シリカゲル薄層クロマ
トグラフィーで精製して、N−(トリフェニルメチル)
−(R)−アジリジン−2−カルボン酸ベンジル102
mgを無色結晶として得た。収率97%。
【0069】1H−NMR(CDCl3 ,400MHz )
δ:7.47〜7.49(m,6H),7.31〜7.
39(m,6H),7.18〜7.25(m,8H),
5.20(ABq,2H),2.28(dd,1H,J
=1.5,2.5Hz),1.93(dd,1H,J=
2.5,6.2Hz),1.41(dd,1H,J=1.
5,6.2Hz)13 C−NMR(CDCl3 ,100MHz )δ:171.
4,143.6,135.8,129.3,128.
6,128.4,128.3,127.7,126.
9,74.3,66.7,31.8,28.8
δ:7.47〜7.49(m,6H),7.31〜7.
39(m,6H),7.18〜7.25(m,8H),
5.20(ABq,2H),2.28(dd,1H,J
=1.5,2.5Hz),1.93(dd,1H,J=
2.5,6.2Hz),1.41(dd,1H,J=1.
5,6.2Hz)13 C−NMR(CDCl3 ,100MHz )δ:171.
4,143.6,135.8,129.3,128.
6,128.4,128.3,127.7,126.
9,74.3,66.7,31.8,28.8
【0070】IR(液膜)ν:3060,3030,1
740,1590,1485,1445,1235,1
170,1015,745,705,695,625cm
-1融点:113−115℃ 〔α〕D =+96.3(C=1.0,CHCl3 ) 光学純度:>99%e.e.(実施例1に記載の方法と同様
にして得たD−アラニンから決定)
740,1590,1485,1445,1235,1
170,1015,745,705,695,625cm
-1融点:113−115℃ 〔α〕D =+96.3(C=1.0,CHCl3 ) 光学純度:>99%e.e.(実施例1に記載の方法と同様
にして得たD−アラニンから決定)
【0071】以下の実施例11〜13では、単に弱塩基
の種類による影響を見るだけのため、反応時間を実施例
1〜10に比べて短くして行っているので、収率が低く
なっているが、反応時間を長くすれば定量的に反応は進
行する。以下の実施例中には理論収率を同時に記載し
た。
の種類による影響を見るだけのため、反応時間を実施例
1〜10に比べて短くして行っているので、収率が低く
なっているが、反応時間を長くすれば定量的に反応は進
行する。以下の実施例中には理論収率を同時に記載し
た。
【0072】実施例11 N−(トリフェニルメチル)
−(S)−アジリジン−2−カルボン酸−ベンジルの合
成
−(S)−アジリジン−2−カルボン酸−ベンジルの合
成
【0073】
【化17】
【0074】N−(トリフェニルメチル)−3−クロロ
−L−アラニン−ベンジルエステル45.6mg(0.1
mmol)に各種弱塩基1mmolを加え、無水アセトニトリル
5mL中で20時間加熱還流下反応を行った。実施例1記
載と同様な方法で後処理、抽出を行った。第1表に用い
た各弱塩基と得られたN−(トリフェニルメチル)−
(S)−アジリジン−2−カルボン酸−ベンジルの収率
を示した。
−L−アラニン−ベンジルエステル45.6mg(0.1
mmol)に各種弱塩基1mmolを加え、無水アセトニトリル
5mL中で20時間加熱還流下反応を行った。実施例1記
載と同様な方法で後処理、抽出を行った。第1表に用い
た各弱塩基と得られたN−(トリフェニルメチル)−
(S)−アジリジン−2−カルボン酸−ベンジルの収率
を示した。
【0075】 第 1 表 ─────────────────────────────────── 塩基 収率(%) 原料回収分からの理論収率(%) ─────────────────────────────────── KF 37 69 ─────────────────────────────────── AgF 37 57 ─────────────────────────────────── KHSO3 34 100 ─────────────────────────────────── K2 SO3 33 100 ─────────────────────────────────── K2 HPO4 29 100 ─────────────────────────────────── K2 WO4 37 100 ─────────────────────────────────── K2 S2 O5 32 100 ─────────────────────────────────── トリエチルアミン 34 100 ─────────────────────────────────── ジイソプロピルエチルアミン 24 100 ───────────────────────────────────
【0076】実施例12 N−(トリフェニルメチル)
−(S)−アジリジン−2−カルボン酸−ベンジルの合
成
−(S)−アジリジン−2−カルボン酸−ベンジルの合
成
【0077】
【化18】
【0078】N−(トリフェニルメチル)−3−クロロ
−L−アラニン−ベンジルエステル45.6mg(0.1
mmol)に亜硫酸水素カリウム120mg(1mmol)を加
え、各種ニトリル5mL中で20時間加熱還流下反応を行
った。実施例1記載と同様な方法で後処理、抽出を行っ
た。第2表に用いた溶媒と得られたN−(トリフェニル
メチル)−(S)−アジリジン−2−カルボン酸−ベン
ジルの収率を示した。
−L−アラニン−ベンジルエステル45.6mg(0.1
mmol)に亜硫酸水素カリウム120mg(1mmol)を加
え、各種ニトリル5mL中で20時間加熱還流下反応を行
った。実施例1記載と同様な方法で後処理、抽出を行っ
た。第2表に用いた溶媒と得られたN−(トリフェニル
メチル)−(S)−アジリジン−2−カルボン酸−ベン
ジルの収率を示した。
【0079】 第 2 表 ──────────────────────────────── 溶媒 収率(%) 原料回収分からの理論収率(%) ──────────────────────────────── アセトニトリル 34 100 ──────────────────────────────── プロピオニトリル 36 100 ──────────────────────────────── ブチロニトリル 29 100 ──────────────────────────────── バレロニトリル 26 100 ────────────────────────────────
【0080】実施例13 N−(トリフェニルメチル)
−(S)−アジリジン−2−カルボン酸−ベンジルの合
成
−(S)−アジリジン−2−カルボン酸−ベンジルの合
成
【0081】
【化19】
【0082】N−(トリフェニルメチル)−3−クロロ
−L−アラニン−ベンジルエステル45.6mg(0.1
mmol)に亜硫酸水素カリウムを各等量加え、アセトニト
リル5mL中で20時間加熱還流下反応を行った。実施例
1記載と同様な方法で後処理、抽出を行った。第3表に
用いた亜硫酸水素カリウムの等量と得られたN−(トリ
フェニルメチル)−(S)−アジリジン−2−カルボン
酸−ベンジルの収率を示した。
−L−アラニン−ベンジルエステル45.6mg(0.1
mmol)に亜硫酸水素カリウムを各等量加え、アセトニト
リル5mL中で20時間加熱還流下反応を行った。実施例
1記載と同様な方法で後処理、抽出を行った。第3表に
用いた亜硫酸水素カリウムの等量と得られたN−(トリ
フェニルメチル)−(S)−アジリジン−2−カルボン
酸−ベンジルの収率を示した。
【0083】 第 3 表 ──────────────────────────────── KHSO3 等量 収率(%) 原料回収分からの理論収率(%) ──────────────────────────────── 2 20 100 ──────────────────────────────── 5 36 100 ──────────────────────────────── 10 34 100 ──────────────────────────────── 15 33 100 ──────────────────────────────── 20 32 100 ──────────────────────────────── 30 30 100 ────────────────────────────────
【0084】
【発明の効果】本発明の化合物は、光学活性α−アミノ
酸の有用な合成中間体であり、産業上の利用が期待され
ていた。しかしその汎用な製造法が無く、充分な成果が
上がっていなかった。本発明に従えば、特に、安価に供
給される(D)−または(L)−3−クロロアラニン、
または3−クロロ−2−アミノ酪酸より3段階で、安価
な弱塩基を用いて、収率良く、新規化合物を含む目的の
光学活性なアジリジン−2−カルボン酸誘導体の合成が
可能となり、本化合物の工業的で安価な製造方法が提供
できる。
酸の有用な合成中間体であり、産業上の利用が期待され
ていた。しかしその汎用な製造法が無く、充分な成果が
上がっていなかった。本発明に従えば、特に、安価に供
給される(D)−または(L)−3−クロロアラニン、
または3−クロロ−2−アミノ酪酸より3段階で、安価
な弱塩基を用いて、収率良く、新規化合物を含む目的の
光学活性なアジリジン−2−カルボン酸誘導体の合成が
可能となり、本化合物の工業的で安価な製造方法が提供
できる。
Claims (2)
- 【請求項1】 次式(I−a) 【化1】 (上式中、R1-a は水素原子またはアルキル基であり、
そしてR2-a はカルボキシル基の保護基であるが、但
し、R1-a が水素原子であってR2-a がメチル基もしく
はベンジル基である場合を除く)で表される2(S),
3(R)−アジリジン−2−カルボン酸誘導体。 - 【請求項2】 次式(II) 【化2】 (上式中、R1 は水素原子またはアルキル基であり、R
2 はカルボキシル基の保護基であり、そしてXはハロゲ
ン原子である)で表される2(S)−または2(R)
−,3(S)または3(R)−N−トリフェニルメチル
−3−ハロアラニン誘導体を、ニトリル溶媒中で弱塩基
の存在下に、分子内環化反応を行なうことを特徴とする
次式(I) 【化3】 (上式中、R1 は水素原子またはアルキル基であり、そ
してR2 はカルボキシル基の保護基である)で表される
2(S)−または2(R)−,3(S)または3(R)
−アジリジン−2−カルボン酸誘導体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4162797A JPH069549A (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | 光学活性アジリジン−2−カルボン酸誘導体及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4162797A JPH069549A (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | 光学活性アジリジン−2−カルボン酸誘導体及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH069549A true JPH069549A (ja) | 1994-01-18 |
Family
ID=15761396
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4162797A Withdrawn JPH069549A (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | 光学活性アジリジン−2−カルボン酸誘導体及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH069549A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20010000195A (ko) * | 2000-08-10 | 2001-01-05 | 하현준 | (2r)- 및 (2s)-아지리딘-2-카르복실산 에스테르 및(2r)- 및 (2s)-2-히드록시메틸 아지리딘 제조 방법 |
-
1992
- 1992-06-22 JP JP4162797A patent/JPH069549A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20010000195A (ko) * | 2000-08-10 | 2001-01-05 | 하현준 | (2r)- 및 (2s)-아지리딘-2-카르복실산 에스테르 및(2r)- 및 (2s)-2-히드록시메틸 아지리딘 제조 방법 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990831 |