JPH0690382A - 階調補正装置 - Google Patents
階調補正装置Info
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- JPH0690382A JPH0690382A JP4265372A JP26537292A JPH0690382A JP H0690382 A JPH0690382 A JP H0690382A JP 4265372 A JP4265372 A JP 4265372A JP 26537292 A JP26537292 A JP 26537292A JP H0690382 A JPH0690382 A JP H0690382A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 映像信号の黒及び白レベル付近において、階
調つぶれを起こさず、補正効果の大きな階調補正処理を
行うこと。 【構成】 輝度信号をパラメータとした輝度ヒストグラ
ムによる階調補正に加え、黒方向に階調が補正される場
合には、その方向の補正量を抑制する黒レベル補正テー
ブル20を設ける。同様に、白方向の補正量を抑制する
白レベル補正テーブル21を設ける。補正演算回路22
はこれらのテーブルを用いて、黒及び白レベル付近にお
いても階調つぶれを起こさない輝度信号を生成する。こ
うすると補正効果の大きな階調補正処理を行うことが可
能となる。
調つぶれを起こさず、補正効果の大きな階調補正処理を
行うこと。 【構成】 輝度信号をパラメータとした輝度ヒストグラ
ムによる階調補正に加え、黒方向に階調が補正される場
合には、その方向の補正量を抑制する黒レベル補正テー
ブル20を設ける。同様に、白方向の補正量を抑制する
白レベル補正テーブル21を設ける。補正演算回路22
はこれらのテーブルを用いて、黒及び白レベル付近にお
いても階調つぶれを起こさない輝度信号を生成する。こ
うすると補正効果の大きな階調補正処理を行うことが可
能となる。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン受像機,
ビデオテープレコーダ,ビデオカメラ,ビデオディスク
等の映像機器において、映像信号の階調を補正する階調
補正装置に関するものである。
ビデオテープレコーダ,ビデオカメラ,ビデオディスク
等の映像機器において、映像信号の階調を補正する階調
補正装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、カラーテレビジョン受像機の大型
化、高画質化にともない、画像をより鮮明に見せるため
階調補正装置が要求されている。階調補正装置は映像信
号を非線形な増幅器に通すことによって、映像信号の階
調を補正し、CRT上の映像のダイナミックレンジを拡
大するものが多い。
化、高画質化にともない、画像をより鮮明に見せるため
階調補正装置が要求されている。階調補正装置は映像信
号を非線形な増幅器に通すことによって、映像信号の階
調を補正し、CRT上の映像のダイナミックレンジを拡
大するものが多い。
【0003】従来の階調補正装置の一例について説明す
る。図3は従来の階調補正装置の構成例を示すブロック
図である。本図において、A/D変換器1は入力輝度信
号をデジタル値に変換する回路である。ヒストグラムメ
モリ2は、A/D変換器1より出力される輝度信号から
輝度ヒストグラムのデータを作成し、このデータを保持
するメモリである。ヒストグラムメモリ2は、入力信号
の輝度レベルをメモリのアドレスに対応させ、輝度信号
の輝度分布の度数をそのデータとしている。
る。図3は従来の階調補正装置の構成例を示すブロック
図である。本図において、A/D変換器1は入力輝度信
号をデジタル値に変換する回路である。ヒストグラムメ
モリ2は、A/D変換器1より出力される輝度信号から
輝度ヒストグラムのデータを作成し、このデータを保持
するメモリである。ヒストグラムメモリ2は、入力信号
の輝度レベルをメモリのアドレスに対応させ、輝度信号
の輝度分布の度数をそのデータとしている。
【0004】ヒストグラム演算回路3は、ヒストグラム
メモリ2のデータから輝度信号の平均値,モード値,最
小値,最大値,偏差係数,白面積,黒面積等を算出し、
これらの演算データからリミッタレベル,一定加算値,
累積スタート輝度レベル,累積ストップ輝度レベル,最
大輝度レベル等の各制御値を計算して出力する回路であ
る。ヒストグラム演算回路3の出力は、リミッタ・加算
回路4,累積コントロールレジスタ回路5,正規化コン
トロールレジスタ回路6に夫々出力される。
メモリ2のデータから輝度信号の平均値,モード値,最
小値,最大値,偏差係数,白面積,黒面積等を算出し、
これらの演算データからリミッタレベル,一定加算値,
累積スタート輝度レベル,累積ストップ輝度レベル,最
大輝度レベル等の各制御値を計算して出力する回路であ
る。ヒストグラム演算回路3の出力は、リミッタ・加算
回路4,累積コントロールレジスタ回路5,正規化コン
トロールレジスタ回路6に夫々出力される。
【0005】リミッタ・加算回路4は、ヒストグラムメ
モリ2のデータを再処理するものであり、ヒストグラム
演算回路3から与えられるリミッタレベルにより、輝度
ヒストグラムの度数があるレベル以上にならないように
制限を加えたり、一定加算値を加算して輝度ヒストグラ
ムのレベルを補正する回路である。リミッタ・加算回路
4で処理された補正のヒストグラムデータは、再びヒス
トグラムメモリ2に格納される。
モリ2のデータを再処理するものであり、ヒストグラム
演算回路3から与えられるリミッタレベルにより、輝度
ヒストグラムの度数があるレベル以上にならないように
制限を加えたり、一定加算値を加算して輝度ヒストグラ
ムのレベルを補正する回路である。リミッタ・加算回路
4で処理された補正のヒストグラムデータは、再びヒス
トグラムメモリ2に格納される。
【0006】ヒストグラム累積コントロールレジスタ回
路5は、累積ヒストグラムを求める際に、ヒストグラム
演算回路3の出力する累積スタート輝度レベルと、累積
ストップ輝度レベルとをヒストグラム累積加算回路7に
与える回路である。ヒストグラム累積加算回路7は、累
積コントロールレジスタ回路5に保持された累積スター
ト輝度レベルと累積ストップ輝度レベルにより、ヒスト
グラムメモリ2の格納された再処理データの累積を行
い、累積ヒストグラムを算出する回路である。
路5は、累積ヒストグラムを求める際に、ヒストグラム
演算回路3の出力する累積スタート輝度レベルと、累積
ストップ輝度レベルとをヒストグラム累積加算回路7に
与える回路である。ヒストグラム累積加算回路7は、累
積コントロールレジスタ回路5に保持された累積スター
ト輝度レベルと累積ストップ輝度レベルにより、ヒスト
グラムメモリ2の格納された再処理データの累積を行
い、累積ヒストグラムを算出する回路である。
【0007】累積ヒストグラムメモリ8は、ヒストグラ
ム累積加算回路7の累積演算の結果を記憶するメモリで
ある。このメモリ8もアドレスに輝度レベルを入力し、
データに度数を入力するものである。正規化コントロー
ルレジスタ回路6は、累積ヒストグラムメモリ8に格納
された累積ヒストグラムのデータを正規化してルックア
ップテーブルを作成する際に、その必要なデータをルッ
クアップテーブル演算回路9に出力するものである。即
ち正規化コントロールレジスタ回路6は、ヒストグラム
演算回路3より正規化後の輝度信号の最大輝度レベルが
与えられると、その値に応じた正規化係数を出力する。
ム累積加算回路7の累積演算の結果を記憶するメモリで
ある。このメモリ8もアドレスに輝度レベルを入力し、
データに度数を入力するものである。正規化コントロー
ルレジスタ回路6は、累積ヒストグラムメモリ8に格納
された累積ヒストグラムのデータを正規化してルックア
ップテーブルを作成する際に、その必要なデータをルッ
クアップテーブル演算回路9に出力するものである。即
ち正規化コントロールレジスタ回路6は、ヒストグラム
演算回路3より正規化後の輝度信号の最大輝度レベルが
与えられると、その値に応じた正規化係数を出力する。
【0008】ルックアップテーブル演算回路9は、正規
化コントロールレジスタ回路6の出力信号に基づいて累
積ヒストグラムメモリ8のデータを正規化する回路であ
る。ルックアップテーブル10は、ルックアップテーブ
ル演算回路9で正規化されたデータを記憶するメモリで
あり、輝度レベルをアドレスとし、そのデータとして度
数を格納する。タイミング制御回路11は、各回路部の
動作に必要なクロック信号やタイミング信号を与える回
路であり、各回路部の演算の順序や各メモリの制御等を
行う。
化コントロールレジスタ回路6の出力信号に基づいて累
積ヒストグラムメモリ8のデータを正規化する回路であ
る。ルックアップテーブル10は、ルックアップテーブ
ル演算回路9で正規化されたデータを記憶するメモリで
あり、輝度レベルをアドレスとし、そのデータとして度
数を格納する。タイミング制御回路11は、各回路部の
動作に必要なクロック信号やタイミング信号を与える回
路であり、各回路部の演算の順序や各メモリの制御等を
行う。
【0009】さて補正演算回路13は、各画素の輝度レ
ベルをアドレスとして、ルックアップテーブル10より
読み出された補正信号と、A/D変換器1より出力され
る映像信号を入力し、階調補正演算を行う回路である。
D/A変換器14は補正演算回路13からのデジタル信
号をアナログの輝度信号に変換する回路である。
ベルをアドレスとして、ルックアップテーブル10より
読み出された補正信号と、A/D変換器1より出力され
る映像信号を入力し、階調補正演算を行う回路である。
D/A変換器14は補正演算回路13からのデジタル信
号をアナログの輝度信号に変換する回路である。
【0010】以上のように構成された階調補正装置の動
作について説明する。図4,図5は夫々階調補正回路の
各回路部の動作特性を示す説明図である。先ず、テレビ
ジョンの映像輝度信号を1フレーム単位でサンプリング
する。サンプリング点は画面を均一にサンプリングする
ため多数の点とし、その輝度信号aをA/D変換器1に
入力する。A/D変換器1はアナログの輝度信号をデジ
タルの輝度信号bに変換する。
作について説明する。図4,図5は夫々階調補正回路の
各回路部の動作特性を示す説明図である。先ず、テレビ
ジョンの映像輝度信号を1フレーム単位でサンプリング
する。サンプリング点は画面を均一にサンプリングする
ため多数の点とし、その輝度信号aをA/D変換器1に
入力する。A/D変換器1はアナログの輝度信号をデジ
タルの輝度信号bに変換する。
【0011】ヒストグラムメモリ2は、この輝度信号b
の輝度レベルをアドレスとし、そのアドレスのデータ入
力回数をリミッタ・加算回路4で加算計数し、その計数
結果を保持する。このような動作を一垂直走査期間行う
ことによって、入力輝度信号aの輝度ヒストグラムを作
成することができる。図4(a)は輝度ヒストグラムを
例示したものである。ここでは入力輝度信号の輝度レベ
ルがYa〜Ybの範囲で分布し、Ya以下の黒レベル及
びYb以上の白レベルの成分は存在せず、ダイナックレ
ンジの狭い信号とする。更に輝度レベルYmを有する明
るい画像部分が多く、次いでこれより暗い輝度レベルY
nの画像部分が多いものとする。
の輝度レベルをアドレスとし、そのアドレスのデータ入
力回数をリミッタ・加算回路4で加算計数し、その計数
結果を保持する。このような動作を一垂直走査期間行う
ことによって、入力輝度信号aの輝度ヒストグラムを作
成することができる。図4(a)は輝度ヒストグラムを
例示したものである。ここでは入力輝度信号の輝度レベ
ルがYa〜Ybの範囲で分布し、Ya以下の黒レベル及
びYb以上の白レベルの成分は存在せず、ダイナックレ
ンジの狭い信号とする。更に輝度レベルYmを有する明
るい画像部分が多く、次いでこれより暗い輝度レベルY
nの画像部分が多いものとする。
【0012】次に、この輝度ヒストグラムの格納された
ヒストグラムメモリ2のデータをヒストグラム演算回路
3が読み出し、入力輝度信号aの平均値,モード値,最
小値,最大値,偏差係数,白面積,黒面積等を計算す
る。そしてヒストグラム演算回路3は、これらの計算結
果からリミッタレベル,一定加算値,累積計算のスター
ト輝度レベル及びストップ輝度レベル,正規化後の最大
輝度レベル等の各制御値を求め、これらの制御値eをリ
ミッタ・加算回路4,累積コントロールレジスタ回路
5,正規化コントロールレジスタ回路6に夫々与える。
ヒストグラムメモリ2のデータをヒストグラム演算回路
3が読み出し、入力輝度信号aの平均値,モード値,最
小値,最大値,偏差係数,白面積,黒面積等を計算す
る。そしてヒストグラム演算回路3は、これらの計算結
果からリミッタレベル,一定加算値,累積計算のスター
ト輝度レベル及びストップ輝度レベル,正規化後の最大
輝度レベル等の各制御値を求め、これらの制御値eをリ
ミッタ・加算回路4,累積コントロールレジスタ回路
5,正規化コントロールレジスタ回路6に夫々与える。
【0013】次にリミッタ・加算回路4は、ヒストグラ
ムメモリ2から図4(a)に示すデータを読み出し、ヒ
ストグラム演算回路3の出力するリミッタレベルでヒス
トグラムの度数の高い部分をスライスし、図4(b)に
示す状態に補正する。この補正は同一輝度成分を有する
画像では、各画素に明暗の相違がなく、画像の特徴が掴
みにくいので、特定部分の輝度変化を強調して画像の特
徴を掴みやすくするものである。更にリミッタ・加算回
路4は、図4(b)に示すヒストグラムに一定加算値を
加え、図4(c)に示すヒストグラムに再度補正する。
この補正は輝度のダイナミックレンジの狭い画像を、黒
レベル側から白レベル側にかけて全体にダイナミックレ
ンジを拡げるものである。
ムメモリ2から図4(a)に示すデータを読み出し、ヒ
ストグラム演算回路3の出力するリミッタレベルでヒス
トグラムの度数の高い部分をスライスし、図4(b)に
示す状態に補正する。この補正は同一輝度成分を有する
画像では、各画素に明暗の相違がなく、画像の特徴が掴
みにくいので、特定部分の輝度変化を強調して画像の特
徴を掴みやすくするものである。更にリミッタ・加算回
路4は、図4(b)に示すヒストグラムに一定加算値を
加え、図4(c)に示すヒストグラムに再度補正する。
この補正は輝度のダイナミックレンジの狭い画像を、黒
レベル側から白レベル側にかけて全体にダイナミックレ
ンジを拡げるものである。
【0014】このようにヒストグラムの補正されたデー
タは再びヒストグラムメモリ2に格納される。尚、ヒス
トグラムメモリ2への補正データ書き込みタイミング
は、映像信号の垂直帰線期間内に行い、映像信号の階調
補正期間に補正データの更新が行われないようにする。
この結果を補正ヒストグラムデータcとしてヒストグラ
ム累積加算回路7に出力する。ヒストグラム累積加算回
路7は、入力されたデータの累積加算を行い、累積ヒス
トグラムデータを作成する。ここで累積ヒストグラム
は、リミッタ・加算回路4で加算する一定加算値が大き
いほど、累積ヒストグラムは直線状になり、又一定加算
値が小さいほど元のヒストグラムの影響の大きい累積ヒ
ストグラムが出力される。
タは再びヒストグラムメモリ2に格納される。尚、ヒス
トグラムメモリ2への補正データ書き込みタイミング
は、映像信号の垂直帰線期間内に行い、映像信号の階調
補正期間に補正データの更新が行われないようにする。
この結果を補正ヒストグラムデータcとしてヒストグラ
ム累積加算回路7に出力する。ヒストグラム累積加算回
路7は、入力されたデータの累積加算を行い、累積ヒス
トグラムデータを作成する。ここで累積ヒストグラム
は、リミッタ・加算回路4で加算する一定加算値が大き
いほど、累積ヒストグラムは直線状になり、又一定加算
値が小さいほど元のヒストグラムの影響の大きい累積ヒ
ストグラムが出力される。
【0015】次にヒストグラム累積加算回路7は、図4
(c)に示すように、累積コントロールレジスタ回路5
より与えられる累積スタート輝度レベルYpと累積スト
ップ輝度レベルYqの範囲内についての補正ヒストグラ
ムデータcの累積ヒストグラムデータfを計算し、この
結果を累積ヒストグラムメモリ8に格納する。このデー
タは図5(d)に示すものとなる。
(c)に示すように、累積コントロールレジスタ回路5
より与えられる累積スタート輝度レベルYpと累積スト
ップ輝度レベルYqの範囲内についての補正ヒストグラ
ムデータcの累積ヒストグラムデータfを計算し、この
結果を累積ヒストグラムメモリ8に格納する。このデー
タは図5(d)に示すものとなる。
【0016】ルックアップテーブル演算回路9は、累積
ヒストグラムメモリ8からデータを読出し、その累積ヒ
ストグラムデータの最大値が正規化コントロールレジス
タ回路6より与えられる最大出力輝度レベルYq(=
h)となるような正規化係数を求める。この係数をもと
にルックアップテーブル演算回路9は、累積ヒストグラ
ムのデータgに対して演算を行い、その結果iをルック
アップテーブル10に格納する。このとき、最大出力輝
度レベルhを制御することにより、自動コントラストコ
ントロール(ACL)や、自動ブライトコントロール
(ABL)のような動作ができる。この関係を図5
(e)に示す。即ち入力輝度レベルに対して、その出力
輝度レベルは実線を中心とし、点線で示す範囲内で特性
が補正されて変化する。
ヒストグラムメモリ8からデータを読出し、その累積ヒ
ストグラムデータの最大値が正規化コントロールレジス
タ回路6より与えられる最大出力輝度レベルYq(=
h)となるような正規化係数を求める。この係数をもと
にルックアップテーブル演算回路9は、累積ヒストグラ
ムのデータgに対して演算を行い、その結果iをルック
アップテーブル10に格納する。このとき、最大出力輝
度レベルhを制御することにより、自動コントラストコ
ントロール(ACL)や、自動ブライトコントロール
(ABL)のような動作ができる。この関係を図5
(e)に示す。即ち入力輝度レベルに対して、その出力
輝度レベルは実線を中心とし、点線で示す範囲内で特性
が補正されて変化する。
【0017】次に補正演算回路13は、入力輝度信号b
をアドレスとしてそのデータjをルックアップテーブル
10から読出し、そのデータjと入力輝度信号bを用い
て図5(e)に示す階調補正演算を行い、補正出力輝度
信号kを得る。図5(f)は、補正後の輝度信号のヒス
トグラムを示す。図5(f)において、補正後の輝度ヒ
ストグラムは黒レベルYc〜白レベルYdの範囲にダイ
ナミックレンジが拡大されていることが分かる。更に白
のピークレベルYmを中心とする分布が図4(a)に比
較し、左右に広がり、このような輝度を有する画像部分
のダイナミックレンジも拡大されることが分かる。又、
黒のピークレベルYnを中心とする分布も図4(a)に
比較し、左右に広がることとなる。
をアドレスとしてそのデータjをルックアップテーブル
10から読出し、そのデータjと入力輝度信号bを用い
て図5(e)に示す階調補正演算を行い、補正出力輝度
信号kを得る。図5(f)は、補正後の輝度信号のヒス
トグラムを示す。図5(f)において、補正後の輝度ヒ
ストグラムは黒レベルYc〜白レベルYdの範囲にダイ
ナミックレンジが拡大されていることが分かる。更に白
のピークレベルYmを中心とする分布が図4(a)に比
較し、左右に広がり、このような輝度を有する画像部分
のダイナミックレンジも拡大されることが分かる。又、
黒のピークレベルYnを中心とする分布も図4(a)に
比較し、左右に広がることとなる。
【0018】さてD/A変換器14は、この補正出力輝
度信号kをアナログ信号lに変換して図示しない映像装
置の表示部に出力する。尚、タイミング制御回路11
は、以上述べたような順序で信号処理の動作が行われる
ように各回路の動作を制御する。(参考:特願平1−2
65393号「階調補正装置」)
度信号kをアナログ信号lに変換して図示しない映像装
置の表示部に出力する。尚、タイミング制御回路11
は、以上述べたような順序で信号処理の動作が行われる
ように各回路の動作を制御する。(参考:特願平1−2
65393号「階調補正装置」)
【0019】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の階調
補正装置では、図4(a)に示すように入力映像信号に
輝度分布の集中がみられる場合には、輝度ヒストグラム
のデータを用いて、その集中輝度レベルを中心として階
調を補正している。このような補正は中間輝度には効果
的ではあるが、黒レベルより少し高い輝度レベルに輝度
の集中が存在する場合、この輝度レベルより低い黒レベ
ルの信号は、更に輝度レベルが低くなる方向に補正が行
われる。このとき中間輝度の補正効果を大きくとると、
ある画面では黒レベルでの階調がつぶれるという問題が
あった。
補正装置では、図4(a)に示すように入力映像信号に
輝度分布の集中がみられる場合には、輝度ヒストグラム
のデータを用いて、その集中輝度レベルを中心として階
調を補正している。このような補正は中間輝度には効果
的ではあるが、黒レベルより少し高い輝度レベルに輝度
の集中が存在する場合、この輝度レベルより低い黒レベ
ルの信号は、更に輝度レベルが低くなる方向に補正が行
われる。このとき中間輝度の補正効果を大きくとると、
ある画面では黒レベルでの階調がつぶれるという問題が
あった。
【0020】又、白レベルより少し低い輝度レベルに輝
度の集中が存在する場合、この輝度レベルより高い白レ
ベルの信号は、更に輝度レベルが高くなる方向に補正が
行われる。このとき中間輝度の補正効果を大きくとる
と、ある画面では白レベルでの階調がつぶれるという問
題もあった。
度の集中が存在する場合、この輝度レベルより高い白レ
ベルの信号は、更に輝度レベルが高くなる方向に補正が
行われる。このとき中間輝度の補正効果を大きくとる
と、ある画面では白レベルでの階調がつぶれるという問
題もあった。
【0021】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたものであって、請求項1の発明は、黒レベル付
近において階調つぶれを起こさず、全体の補正効果が大
きくなる階調補正装置を実現することを目的としてい
る。
なされたものであって、請求項1の発明は、黒レベル付
近において階調つぶれを起こさず、全体の補正効果が大
きくなる階調補正装置を実現することを目的としてい
る。
【0022】又請求項2の発明は、白レベル付近におい
て階調つぶれを起こさず、全体の補正効果が大きくなる
階調補正装置を実現することを目的とする。
て階調つぶれを起こさず、全体の補正効果が大きくなる
階調補正装置を実現することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、入力映像信号をサンプリングし、その信号に含まれ
る輝度信号をデジタル変換するA/D変換器と、A/D
変換器の出力するデジタル輝度信号の輝度レベルをアド
レスとし、各輝度レベルの信号出力頻度をデータとして
入力し、輝度ヒストグラムを作成して記憶するヒストグ
ラムメモリと、ヒストグラムメモリのデータを読出し、
このデータから輝度ヒストグラムの特徴を示すパラメー
タを算出し、制御値を出力するヒストグラム演算回路
と、ヒストグラム演算回路の出力するリミッタレベルと
一定加算値をヒストグラムメモリに与え、ヒストグラム
メモリに格納されたヒストグラムの形状を補正し、再度
この補正ヒストグラムデータをヒストグラムメモリに記
憶させるリミッタ・加算回路と、ヒストグラム演算回路
の出力から、累積スタート輝度レベル及び累積ストップ
輝度レベルの信号を抽出して出力する累積コントロール
レジスタ回路と、ヒストグラム演算回路の出力から、最
大輝度レベル抽出して出力する正規化コントロールレジ
スタ回路と、ヒストグラムメモリの出力信号と累積コン
トロールレジスタ回路の出力信号を入力し、ヒストグラ
ムメモリの補正ヒストグラムデータを読出し、累積加算
して累積ヒストグラムを算出するヒストグラム累積加算
回路と、ヒストグラム累積加算回路の算出結果を記憶す
る累積ヒストグラムメモリと、累積ヒストグラムメモリ
のデータを読出し、正規化コントロールレジスタ回路の
出力信号を用いて、累積ヒストグラムメモリのデータを
正規化するルックアップテーブル演算回路と、ルックア
ップテーブル演算回路の出力するデータを記憶するルッ
クアップテーブルと、A/D変換器の出力信号に基づ
き、黒レベル付近の輝度信号の黒方向への階調補正の抑
制を行うための黒レベル補正抑制量を出力する黒レベル
補正テーブルと、A/D変換器の出力信号をアドレスと
してルックアップテーブルから得られた補正信号と、黒
レベル補正テーブルから得られた補正制御量とに基づい
て、A/D変換器の出力する輝度信号に補正演算を行う
補正演算回路と、を具備することを特徴とするものであ
る。
は、入力映像信号をサンプリングし、その信号に含まれ
る輝度信号をデジタル変換するA/D変換器と、A/D
変換器の出力するデジタル輝度信号の輝度レベルをアド
レスとし、各輝度レベルの信号出力頻度をデータとして
入力し、輝度ヒストグラムを作成して記憶するヒストグ
ラムメモリと、ヒストグラムメモリのデータを読出し、
このデータから輝度ヒストグラムの特徴を示すパラメー
タを算出し、制御値を出力するヒストグラム演算回路
と、ヒストグラム演算回路の出力するリミッタレベルと
一定加算値をヒストグラムメモリに与え、ヒストグラム
メモリに格納されたヒストグラムの形状を補正し、再度
この補正ヒストグラムデータをヒストグラムメモリに記
憶させるリミッタ・加算回路と、ヒストグラム演算回路
の出力から、累積スタート輝度レベル及び累積ストップ
輝度レベルの信号を抽出して出力する累積コントロール
レジスタ回路と、ヒストグラム演算回路の出力から、最
大輝度レベル抽出して出力する正規化コントロールレジ
スタ回路と、ヒストグラムメモリの出力信号と累積コン
トロールレジスタ回路の出力信号を入力し、ヒストグラ
ムメモリの補正ヒストグラムデータを読出し、累積加算
して累積ヒストグラムを算出するヒストグラム累積加算
回路と、ヒストグラム累積加算回路の算出結果を記憶す
る累積ヒストグラムメモリと、累積ヒストグラムメモリ
のデータを読出し、正規化コントロールレジスタ回路の
出力信号を用いて、累積ヒストグラムメモリのデータを
正規化するルックアップテーブル演算回路と、ルックア
ップテーブル演算回路の出力するデータを記憶するルッ
クアップテーブルと、A/D変換器の出力信号に基づ
き、黒レベル付近の輝度信号の黒方向への階調補正の抑
制を行うための黒レベル補正抑制量を出力する黒レベル
補正テーブルと、A/D変換器の出力信号をアドレスと
してルックアップテーブルから得られた補正信号と、黒
レベル補正テーブルから得られた補正制御量とに基づい
て、A/D変換器の出力する輝度信号に補正演算を行う
補正演算回路と、を具備することを特徴とするものであ
る。
【0024】本願の請求項3の発明は、入力映像信号を
サンプリングし、その信号に含まれる輝度信号をデジタ
ル変換するA/D変換器と、A/D変換器の出力するデ
ジタル輝度信号の輝度レベルをアドレスとし、各輝度レ
ベルの信号出力頻度をデータとして入力し、輝度ヒスト
グラムを作成して記憶するヒストグラムメモリと、ヒス
トグラムメモリのデータを読出し、このデータから輝度
ヒストグラムの特徴を示すパラメータを算出し、制御値
を出力するヒストグラム演算回路と、ヒストグラム演算
回路の出力するリミッタレベルと一定加算値をヒストグ
ラムメモリに与え、ヒストグラムメモリに格納されたヒ
ストグラムの形状を補正し、再度この補正ヒストグラム
データをヒストグラムメモリに記憶させるリミッタ・加
算回路と、ヒストグラム演算回路の出力から、累積スタ
ート輝度レベル及び累積ストップ輝度レベルの信号を抽
出して出力する累積コントロールレジスタ回路と、ヒス
トグラム演算回路の出力から、最大輝度レベル抽出して
出力する正規化コントロールレジスタ回路と、ヒストグ
ラムメモリの出力信号と累積コントロールレジスタ回路
の出力信号を入力し、ヒストグラムメモリの補正ヒスト
グラムデータを読出し、累積加算して累積ヒストグラム
を算出するヒストグラム累積加算回路と、ヒストグラム
累積加算回路の算出結果を記憶する累積ヒストグラムメ
モリと、累積ヒストグラムメモリのデータを読出し、正
規化コントロールレジスタ回路の出力信号を用いて、累
積ヒストグラムメモリのデータを正規化するルックアッ
プテーブル演算回路と、ルックアップテーブル演算回路
の出力するデータを記憶するルックアップテーブルと、
A/D変換器の出力信号に基づき、白レベル付近の輝度
信号の白方向への階調補正の抑制を行うための白レベル
補正抑制量を出力する白レベル補正テーブルと、A/D
変換器の出力信号をアドレスとしてルックアップテーブ
ルから得られた補正信号と、白レベル補正テーブルから
得られた補正制御量とに基づいて、A/D変換器の出力
する輝度信号に補正演算を行う補正演算回路と、を具備
することを特徴とするものである。
サンプリングし、その信号に含まれる輝度信号をデジタ
ル変換するA/D変換器と、A/D変換器の出力するデ
ジタル輝度信号の輝度レベルをアドレスとし、各輝度レ
ベルの信号出力頻度をデータとして入力し、輝度ヒスト
グラムを作成して記憶するヒストグラムメモリと、ヒス
トグラムメモリのデータを読出し、このデータから輝度
ヒストグラムの特徴を示すパラメータを算出し、制御値
を出力するヒストグラム演算回路と、ヒストグラム演算
回路の出力するリミッタレベルと一定加算値をヒストグ
ラムメモリに与え、ヒストグラムメモリに格納されたヒ
ストグラムの形状を補正し、再度この補正ヒストグラム
データをヒストグラムメモリに記憶させるリミッタ・加
算回路と、ヒストグラム演算回路の出力から、累積スタ
ート輝度レベル及び累積ストップ輝度レベルの信号を抽
出して出力する累積コントロールレジスタ回路と、ヒス
トグラム演算回路の出力から、最大輝度レベル抽出して
出力する正規化コントロールレジスタ回路と、ヒストグ
ラムメモリの出力信号と累積コントロールレジスタ回路
の出力信号を入力し、ヒストグラムメモリの補正ヒスト
グラムデータを読出し、累積加算して累積ヒストグラム
を算出するヒストグラム累積加算回路と、ヒストグラム
累積加算回路の算出結果を記憶する累積ヒストグラムメ
モリと、累積ヒストグラムメモリのデータを読出し、正
規化コントロールレジスタ回路の出力信号を用いて、累
積ヒストグラムメモリのデータを正規化するルックアッ
プテーブル演算回路と、ルックアップテーブル演算回路
の出力するデータを記憶するルックアップテーブルと、
A/D変換器の出力信号に基づき、白レベル付近の輝度
信号の白方向への階調補正の抑制を行うための白レベル
補正抑制量を出力する白レベル補正テーブルと、A/D
変換器の出力信号をアドレスとしてルックアップテーブ
ルから得られた補正信号と、白レベル補正テーブルから
得られた補正制御量とに基づいて、A/D変換器の出力
する輝度信号に補正演算を行う補正演算回路と、を具備
することを特徴とするものである。
【0025】
【作用】このような特徴を有する本願の請求項1の発明
によれば、A/D変換器は入力映像信号を特定周期でサ
ンプリングし、その信号に含まれる輝度信号をデジタル
変換する。ヒストグラムメモリはA/D変換器の出力す
るデジタル輝度信号の輝度レベルをアドレスとし、各輝
度レベルの信号出力頻度をデータとして入力し、輝度ヒ
ストグラムを作成して記憶する。ヒストグラム演算回路
はヒストグラムメモリのデータを読出し、このデータか
ら輝度ヒストグラムの特徴を示すパラメータを算出し、
制御値を出力する。リミッタ・加算回路は、ヒストグラ
ム演算回路の出力するリミッタレベルや一定加算値をヒ
ストグラムメモリに与え、ヒストグラムメモリに格納さ
れたヒストグラムの形状を補正し、再度この補正ヒスト
グラムデータをヒストグラムメモリに記憶させる。累積
コントロールレジスタ回路はヒストグラム演算回路の出
力から、累積スタート輝度レベル及び累積ストップ輝度
レベルの信号を抽出して出力する。正規化コントロール
レジスタ回路はヒストグラム演算回路の出力から、最大
輝度レベル抽出して出力する。ヒストグラム累積加算回
路は、ヒストグラムメモリの出力信号と累積コントロー
ルレジスタ回路の出力信号を入力し、ヒストグラムメモ
リの補正ヒストグラムデータを読出し、累積加算して累
積ヒストグラムを算出する。累積ヒストグラムメモリは
ヒストグラム累積加算回路の算出結果を記憶する。ルッ
クアップテーブル演算回路は累積ヒストグラムメモリの
データを読出し、正規化コントロールレジスタ回路の出
力信号を用いて、累積ヒストグラムメモリのデータを正
規化する。ルックアップテーブルはルックアップテーブ
ル演算回路の出力するデータを記憶する。一方、黒レベ
ル補正テーブルは、A/D変換器の出力信号に基づき、
黒レベル付近の輝度信号の黒方向への階調補正の抑制を
行うための黒レベル補正抑制量を出力する。次に補正演
算回路は、A/D変換器の出力信号をアドレスとしてル
ックアップテーブルから得られた補正信号と、黒レベル
補正テーブルから得られた補正制御量とを用いて、A/
D変換器の出力する輝度信号に補正演算を行う。このよ
うに輝度を処理すると、黒レベル付近において階調つぶ
れを起こさず、輝度レベル全体の階調補正を効果的に行
うことができる。
によれば、A/D変換器は入力映像信号を特定周期でサ
ンプリングし、その信号に含まれる輝度信号をデジタル
変換する。ヒストグラムメモリはA/D変換器の出力す
るデジタル輝度信号の輝度レベルをアドレスとし、各輝
度レベルの信号出力頻度をデータとして入力し、輝度ヒ
ストグラムを作成して記憶する。ヒストグラム演算回路
はヒストグラムメモリのデータを読出し、このデータか
ら輝度ヒストグラムの特徴を示すパラメータを算出し、
制御値を出力する。リミッタ・加算回路は、ヒストグラ
ム演算回路の出力するリミッタレベルや一定加算値をヒ
ストグラムメモリに与え、ヒストグラムメモリに格納さ
れたヒストグラムの形状を補正し、再度この補正ヒスト
グラムデータをヒストグラムメモリに記憶させる。累積
コントロールレジスタ回路はヒストグラム演算回路の出
力から、累積スタート輝度レベル及び累積ストップ輝度
レベルの信号を抽出して出力する。正規化コントロール
レジスタ回路はヒストグラム演算回路の出力から、最大
輝度レベル抽出して出力する。ヒストグラム累積加算回
路は、ヒストグラムメモリの出力信号と累積コントロー
ルレジスタ回路の出力信号を入力し、ヒストグラムメモ
リの補正ヒストグラムデータを読出し、累積加算して累
積ヒストグラムを算出する。累積ヒストグラムメモリは
ヒストグラム累積加算回路の算出結果を記憶する。ルッ
クアップテーブル演算回路は累積ヒストグラムメモリの
データを読出し、正規化コントロールレジスタ回路の出
力信号を用いて、累積ヒストグラムメモリのデータを正
規化する。ルックアップテーブルはルックアップテーブ
ル演算回路の出力するデータを記憶する。一方、黒レベ
ル補正テーブルは、A/D変換器の出力信号に基づき、
黒レベル付近の輝度信号の黒方向への階調補正の抑制を
行うための黒レベル補正抑制量を出力する。次に補正演
算回路は、A/D変換器の出力信号をアドレスとしてル
ックアップテーブルから得られた補正信号と、黒レベル
補正テーブルから得られた補正制御量とを用いて、A/
D変換器の出力する輝度信号に補正演算を行う。このよ
うに輝度を処理すると、黒レベル付近において階調つぶ
れを起こさず、輝度レベル全体の階調補正を効果的に行
うことができる。
【0026】又本願の請求項3の発明によれば、A/D
変換器は入力映像信号を特定周期でサンプリングし、そ
の信号に含まれる輝度信号をデジタル変換する。ヒスト
グラムメモリはA/D変換器の出力するデジタル輝度信
号の輝度レベルをアドレスとし、各輝度レベルの信号出
力頻度をデータとして入力し、輝度ヒストグラムを作成
して記憶する。ヒストグラム演算回路はヒストグラムメ
モリのデータを読出し、このデータから輝度ヒストグラ
ムの特徴を示すパラメータを算出し、制御値を出力す
る。リミッタ・加算回路は、ヒストグラム演算回路の出
力するリミッタレベルや一定加算値をヒストグラムメモ
リに与え、ヒストグラムメモリに格納されたヒストグラ
ムの形状を補正し、再度この補正ヒストグラムデータを
ヒストグラムメモリに記憶させる。累積コントロールレ
ジスタ回路はヒストグラム演算回路の出力から、累積ス
タート輝度レベル及び累積ストップ輝度レベルの信号を
抽出して出力する。正規化コントロールレジスタ回路は
ヒストグラム演算回路の出力から、最大輝度レベル抽出
して出力する。ヒストグラム累積加算回路は、ヒストグ
ラムメモリの出力信号と累積コントロールレジスタ回路
の出力信号を入力し、ヒストグラムメモリの補正ヒスト
グラムデータを読出し、累積加算して累積ヒストグラム
を算出する。累積ヒストグラムメモリはヒストグラム累
積加算回路の算出結果を記憶する。ルックアップテーブ
ル演算回路は累積ヒストグラムメモリのデータを読出
し、正規化コントロールレジスタ回路の出力信号を用い
て、累積ヒストグラムメモリのデータを正規化する。ル
ックアップテーブルはルックアップテーブル演算回路の
出力するデータを記憶する。一方、白レベル補正テーブ
ルは、A/D変換器の出力信号に基づき、白レベル付近
の輝度信号の白方向への階調補正の抑制を行うための白
レベル補正抑制量を出力する。次に補正演算回路は、A
/D変換器の出力信号をアドレスとしてルックアップテ
ーブルから得られた補正信号と、白レベル補正テーブル
から得られた補正制御量とを用いて、A/D変換器の出
力する輝度信号に補正演算を行う。このように輝度を処
理すると、白レベル付近において階調つぶれを起こさ
ず、輝度レベル全体の階調補正を効果的に行うことがで
きる。
変換器は入力映像信号を特定周期でサンプリングし、そ
の信号に含まれる輝度信号をデジタル変換する。ヒスト
グラムメモリはA/D変換器の出力するデジタル輝度信
号の輝度レベルをアドレスとし、各輝度レベルの信号出
力頻度をデータとして入力し、輝度ヒストグラムを作成
して記憶する。ヒストグラム演算回路はヒストグラムメ
モリのデータを読出し、このデータから輝度ヒストグラ
ムの特徴を示すパラメータを算出し、制御値を出力す
る。リミッタ・加算回路は、ヒストグラム演算回路の出
力するリミッタレベルや一定加算値をヒストグラムメモ
リに与え、ヒストグラムメモリに格納されたヒストグラ
ムの形状を補正し、再度この補正ヒストグラムデータを
ヒストグラムメモリに記憶させる。累積コントロールレ
ジスタ回路はヒストグラム演算回路の出力から、累積ス
タート輝度レベル及び累積ストップ輝度レベルの信号を
抽出して出力する。正規化コントロールレジスタ回路は
ヒストグラム演算回路の出力から、最大輝度レベル抽出
して出力する。ヒストグラム累積加算回路は、ヒストグ
ラムメモリの出力信号と累積コントロールレジスタ回路
の出力信号を入力し、ヒストグラムメモリの補正ヒスト
グラムデータを読出し、累積加算して累積ヒストグラム
を算出する。累積ヒストグラムメモリはヒストグラム累
積加算回路の算出結果を記憶する。ルックアップテーブ
ル演算回路は累積ヒストグラムメモリのデータを読出
し、正規化コントロールレジスタ回路の出力信号を用い
て、累積ヒストグラムメモリのデータを正規化する。ル
ックアップテーブルはルックアップテーブル演算回路の
出力するデータを記憶する。一方、白レベル補正テーブ
ルは、A/D変換器の出力信号に基づき、白レベル付近
の輝度信号の白方向への階調補正の抑制を行うための白
レベル補正抑制量を出力する。次に補正演算回路は、A
/D変換器の出力信号をアドレスとしてルックアップテ
ーブルから得られた補正信号と、白レベル補正テーブル
から得られた補正制御量とを用いて、A/D変換器の出
力する輝度信号に補正演算を行う。このように輝度を処
理すると、白レベル付近において階調つぶれを起こさ
ず、輝度レベル全体の階調補正を効果的に行うことがで
きる。
【0027】
【実施例】本発明の一実施例における階調補正装置につ
いて、図1を参照しながら説明する。図1は本実施例の
階調補正装置の構成を示すブロック図を示すものであ
る。本図において、A/D変換器1,ヒストグラムメモ
リ2,ヒストグラム演算回路3,リミッタ・加算回路
4,累積コントロールレジスタ回路5,正規化コントロ
ールレジスタ回路6,ヒストグラム累積加算回路7,累
積ヒストグラムメモリ8,ルックアップテーブル演算回
路9,ルックアップテーブル10,タイミング制御回路
11,D/A変換器14が夫々設けられていることは従
来例と同一であり、その説明は省略する。
いて、図1を参照しながら説明する。図1は本実施例の
階調補正装置の構成を示すブロック図を示すものであ
る。本図において、A/D変換器1,ヒストグラムメモ
リ2,ヒストグラム演算回路3,リミッタ・加算回路
4,累積コントロールレジスタ回路5,正規化コントロ
ールレジスタ回路6,ヒストグラム累積加算回路7,累
積ヒストグラムメモリ8,ルックアップテーブル演算回
路9,ルックアップテーブル10,タイミング制御回路
11,D/A変換器14が夫々設けられていることは従
来例と同一であり、その説明は省略する。
【0028】黒レベル補正テーブル20は、A/D変換
器1の出力信号を入力し、補正前の映像信号の各画素の
輝度レベル及びその補正方向等から、黒つぶれが生じな
いように黒レベル付近の階調補正の補正抑制量を生成
し、抑制量の信号を出力する回路である。白レベル補正
テーブル21は、A/D変換器1の出力信号を入力し、
補正前の映像信号の各画素の輝度レベル及びその補正方
向等から、白つぶれが生じないように白レベル付近の階
調補正の補正抑制量を生成し、抑制量の信号を出力する
回路である。
器1の出力信号を入力し、補正前の映像信号の各画素の
輝度レベル及びその補正方向等から、黒つぶれが生じな
いように黒レベル付近の階調補正の補正抑制量を生成
し、抑制量の信号を出力する回路である。白レベル補正
テーブル21は、A/D変換器1の出力信号を入力し、
補正前の映像信号の各画素の輝度レベル及びその補正方
向等から、白つぶれが生じないように白レベル付近の階
調補正の補正抑制量を生成し、抑制量の信号を出力する
回路である。
【0029】補正演算回路22は、A/D変換器1の出
力する輝度信号、ルックアップテーブル10から得られ
た補正データ、黒レベル補正テーブル20から得られた
黒レベル補正抑制量、白レベル補正テーブル21から得
られた白レベル補正抑制量を夫々入力し、階調補正演算
を行う回路である。補正演算回路22は、例えば図1に
示すように乗算器22a,22b,加算器22cにより
構成される。第1の乗算器22aは、ルックアップテー
ブル10の信号と白レベル補正テーブル21の信号との
乗算を行う回路である。第2の乗算器22bは、乗算器
22aの出力と黒レベル補正テーブル20との乗算を行
う回路である。加算器22cは、乗算器22bの出力と
A/D変換器1の信号を加算する回路である。D/A変
換器14は補正演算回路22で補正されたデジタル出力
をアナログ信号に変換する回路である。
力する輝度信号、ルックアップテーブル10から得られ
た補正データ、黒レベル補正テーブル20から得られた
黒レベル補正抑制量、白レベル補正テーブル21から得
られた白レベル補正抑制量を夫々入力し、階調補正演算
を行う回路である。補正演算回路22は、例えば図1に
示すように乗算器22a,22b,加算器22cにより
構成される。第1の乗算器22aは、ルックアップテー
ブル10の信号と白レベル補正テーブル21の信号との
乗算を行う回路である。第2の乗算器22bは、乗算器
22aの出力と黒レベル補正テーブル20との乗算を行
う回路である。加算器22cは、乗算器22bの出力と
A/D変換器1の信号を加算する回路である。D/A変
換器14は補正演算回路22で補正されたデジタル出力
をアナログ信号に変換する回路である。
【0030】このように構成された本実施例の階調補正
装置について、従来例に付加された部分の動作について
のみ説明を行う。図2は本実施例の階調補正装置の各回
路部の動作特性を示す説明図である。まず、A/D変換
器1によりデジタル変換された入力輝度信号をアドレス
として、ルックアップテーブル10のデータを読出す。
そうすると、図2(a)に示すように各画素ごとの輝度
レベルに応じた階調補正データが乗算器22aに与えら
れる。
装置について、従来例に付加された部分の動作について
のみ説明を行う。図2は本実施例の階調補正装置の各回
路部の動作特性を示す説明図である。まず、A/D変換
器1によりデジタル変換された入力輝度信号をアドレス
として、ルックアップテーブル10のデータを読出す。
そうすると、図2(a)に示すように各画素ごとの輝度
レベルに応じた階調補正データが乗算器22aに与えら
れる。
【0031】次に、ルックアップテーブル10より読み
出された補正データが黒方向への階調伸長データであっ
た場合、A/D変換器1の出力する映像の各輝度信号に
応じ、黒レベル補正テーブル20より図2(b)に示す
ような黒レベル補正抑制値を読み出す。又、ルックアッ
プテーブル10より読み出された補正データが白方向へ
の階調伸長データであった場合、A/D変換器1の出力
する映像の各輝度信号に応じ、白レベル補正テーブル2
1より図2(c)に示すように白レベル補正抑制値を読
み出す。これらの補正データは乗算器22a,22bに
与えられ、補正を行う乗算係数として使用される。
出された補正データが黒方向への階調伸長データであっ
た場合、A/D変換器1の出力する映像の各輝度信号に
応じ、黒レベル補正テーブル20より図2(b)に示す
ような黒レベル補正抑制値を読み出す。又、ルックアッ
プテーブル10より読み出された補正データが白方向へ
の階調伸長データであった場合、A/D変換器1の出力
する映像の各輝度信号に応じ、白レベル補正テーブル2
1より図2(c)に示すように白レベル補正抑制値を読
み出す。これらの補正データは乗算器22a,22bに
与えられ、補正を行う乗算係数として使用される。
【0032】即ち補正演算回路22は、A/D変換器1
の出力する輝度信号をもとに、その輝度レベルに応じた
階調補正データをルックアップテーブル10から読出
し、黒レベル補正テーブル20の出力する黒レベル補正
抑制値、白レベル補正テーブル21の出力する白レベル
補正抑制値で乗算を行う。そして加算器22cでは、A
/D変換器1の出力する未補正の輝度レベルに、白又は
黒部分の補正信号を加え、総合補正された輝度信号を生
成する。
の出力する輝度信号をもとに、その輝度レベルに応じた
階調補正データをルックアップテーブル10から読出
し、黒レベル補正テーブル20の出力する黒レベル補正
抑制値、白レベル補正テーブル21の出力する白レベル
補正抑制値で乗算を行う。そして加算器22cでは、A
/D変換器1の出力する未補正の輝度レベルに、白又は
黒部分の補正信号を加え、総合補正された輝度信号を生
成する。
【0033】例えば、図2(a)に黒レベルYb1〜Yb2
の範囲で示すように黒側にシフトされた画素の輝度分布
を、黒レベル補正抑制値により、図2(d)に示す黒レ
ベルYb3〜Yb4の範囲で示すようにやや白側にシフトす
るという補正を行う。このように黒レベル付近の信号の
黒方向への階調補正効果を軽減することにより、黒つぶ
れを改善することができる。
の範囲で示すように黒側にシフトされた画素の輝度分布
を、黒レベル補正抑制値により、図2(d)に示す黒レ
ベルYb3〜Yb4の範囲で示すようにやや白側にシフトす
るという補正を行う。このように黒レベル付近の信号の
黒方向への階調補正効果を軽減することにより、黒つぶ
れを改善することができる。
【0034】又、図2(a)に白レベルYw1〜Yw2の範
囲で示すように白側にシフトされた画素の輝度分布を、
白レベル補正抑制値により、図2(d)に白レベルYw3
〜Yw4の範囲で示すようにやや黒側にシフトするという
補正を行う。このように白レベル付近の信号の白方向へ
の階調補正効果を軽減することにより、白つぶれを改善
することができる。
囲で示すように白側にシフトされた画素の輝度分布を、
白レベル補正抑制値により、図2(d)に白レベルYw3
〜Yw4の範囲で示すようにやや黒側にシフトするという
補正を行う。このように白レベル付近の信号の白方向へ
の階調補正効果を軽減することにより、白つぶれを改善
することができる。
【0035】最後にD/A変換器14は、階調補正され
たデジタルの輝度信号をアナログ信号に変換して、表示
部に与える輝度信号を出力する。このように、黒レベル
付近においても白レベル付近においても階調つぶれを起
こさず、補正効果の大きな階調補正処理を行うことが可
能となる。
たデジタルの輝度信号をアナログ信号に変換して、表示
部に与える輝度信号を出力する。このように、黒レベル
付近においても白レベル付近においても階調つぶれを起
こさず、補正効果の大きな階調補正処理を行うことが可
能となる。
【0036】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本願の請求項
1の発明によれば、黒レベル補正テーブルを設けたこと
により、黒ベル付近の輝度信号について黒方向に階調が
補正される場合には、その補正量を抑制することができ
る。即ち、黒レベル付近において階調つぶれを起こさ
ず、輝度レベル全体の階調補正効果を大きくすることが
可能となる。
1の発明によれば、黒レベル補正テーブルを設けたこと
により、黒ベル付近の輝度信号について黒方向に階調が
補正される場合には、その補正量を抑制することができ
る。即ち、黒レベル付近において階調つぶれを起こさ
ず、輝度レベル全体の階調補正効果を大きくすることが
可能となる。
【0037】更に本願の請求項3の発明によれば、白レ
ベル補正テーブルを設けたことにより、白レベル付近の
輝度信号について白方向に階調が補正される場合には、
その補正量を抑制することができる。即ち、白レベル付
近において階調つぶれを起こさず、輝度レベル全体の階
調補正効果を大きくすることが可能となる。
ベル補正テーブルを設けたことにより、白レベル付近の
輝度信号について白方向に階調が補正される場合には、
その補正量を抑制することができる。即ち、白レベル付
近において階調つぶれを起こさず、輝度レベル全体の階
調補正効果を大きくすることが可能となる。
【図1】本発明の一実施例における階調補正装置の構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施例における階調補正装置の動作特
性を示す説明図である。
性を示す説明図である。
【図3】従来の階調補正装置の構成例を示すブロック図
である。
である。
【図4】従来の階調補正装置の動作特性を示す説明図
(その1)である。
(その1)である。
【図5】従来の階調補正装置の動作特性を示す説明図
(その2)である。
(その2)である。
1 A/D変換器 2 ヒストグラムメモリ 3 ヒストグラム演算回路 4 リミッタ・加算回路 5 累積コントロールレジスタ回路 6 正規化コントロールレジスタ回路 7 ヒストグラム累積加算回路 8 累積ヒストグラムメモリ 9 ルックアップテーブル演算回路 10 ルックアップテーブル 11 タイミング制御回路 14 D/A変換器 20 黒レベル補正テーブル 21 白レベル補正テーブル 22 補正演算回路 22a,22b 乗算器 22c 加算器
Claims (4)
- 【請求項1】 入力映像信号をサンプリングし、その信
号に含まれる輝度信号をデジタル変換するA/D変換器
と、 前記A/D変換器の出力するデジタル輝度信号の輝度レ
ベルをアドレスとし、各輝度レベルの信号出力頻度をデ
ータとして入力し、輝度ヒストグラムを作成して記憶す
るヒストグラムメモリと、 前記ヒストグラムメモリのデータを読出し、このデータ
から輝度ヒストグラムの特徴を示すパラメータを算出
し、制御値を出力するヒストグラム演算回路と、 前記ヒストグラム演算回路の出力するリミッタレベルと
一定加算値を前記ヒストグラムメモリに与え、前記ヒス
トグラムメモリに格納されたヒストグラムの形状を補正
し、再度この補正ヒストグラムデータを前記ヒストグラ
ムメモリに記憶させるリミッタ・加算回路と、 前記ヒストグラム演算回路の出力から、累積スタート輝
度レベル及び累積ストップ輝度レベルの信号を抽出して
出力する累積コントロールレジスタ回路と、 前記ヒストグラム演算回路の出力から、最大輝度レベル
抽出して出力する正規化コントロールレジスタ回路と、 前記ヒストグラムメモリの出力信号と累積コントロール
レジスタ回路の出力信号を入力し、前記ヒストグラムメ
モリの補正ヒストグラムデータを読出し、累積加算して
累積ヒストグラムを算出するヒストグラム累積加算回路
と、 前記ヒストグラム累積加算回路の算出結果を記憶する累
積ヒストグラムメモリと、 前記累積ヒストグラムメモリのデータを読出し、前記正
規化コントロールレジスタ回路の出力信号を用いて、前
記累積ヒストグラムメモリのデータを正規化するルック
アップテーブル演算回路と、 前記ルックアップテーブル演算回路の出力するデータを
記憶するルックアップテーブルと、 前記A/D変換器の出力信号に基づき、黒レベル付近の
輝度信号の黒方向への階調補正の抑制を行うための黒レ
ベル補正抑制量を出力する黒レベル補正テーブルと、 前記A/D変換器の出力信号をアドレスとして前記ルッ
クアップテーブルから得られた補正信号と、前記黒レベ
ル補正テーブルから得られた補正制御量とに基づいて、
前記A/D変換器の出力する輝度信号に補正演算を行う
補正演算回路と、を具備することを特徴とする階調補正
装置。 - 【請求項2】 前記補正演算回路は、 前記ルックアップテーブルの出力するデータに、前記黒
レベル補正テーブルの出力する補正抑制量を乗算する第
1の乗算器と、 前記A/D変換器の出力に前記第1の乗算器の出力を加
算する加算器と、を含むものであることを特徴とする請
求項1記載の階調補正装置。 - 【請求項3】 入力映像信号をサンプリングし、その信
号に含まれる輝度信号をデジタル変換するA/D変換器
と、 前記A/D変換器の出力するデジタル輝度信号の輝度レ
ベルをアドレスとし、各輝度レベルの信号出力頻度をデ
ータとして入力し、輝度ヒストグラムを作成して記憶す
るヒストグラムメモリと、 前記ヒストグラムメモリのデータを読出し、このデータ
から輝度ヒストグラムの特徴を示すパラメータを算出
し、制御値を出力するヒストグラム演算回路と、 前記ヒストグラム演算回路の出力するリミッタレベルと
一定加算値を前記ヒストグラムメモリに与え、前記ヒス
トグラムメモリに格納されたヒストグラムの形状を補正
し、再度この補正ヒストグラムデータを前記ヒストグラ
ムメモリに記憶させるリミッタ・加算回路と、 前記ヒストグラム演算回路の出力から、累積スタート輝
度レベル及び累積ストップ輝度レベルの信号を抽出して
出力する累積コントロールレジスタ回路と、 前記ヒストグラム演算回路の出力から、最大輝度レベル
抽出して出力する正規化コントロールレジスタ回路と、 前記ヒストグラムメモリの出力信号と累積コントロール
レジスタ回路の出力信号を入力し、前記ヒストグラムメ
モリの補正ヒストグラムデータを読出し、累積加算して
累積ヒストグラムを算出するヒストグラム累積加算回路
と、 前記ヒストグラム累積加算回路の算出結果を記憶する累
積ヒストグラムメモリと、 前記累積ヒストグラムメモリのデータを読出し、前記正
規化コントロールレジスタ回路の出力信号を用いて、前
記累積ヒストグラムメモリのデータを正規化するルック
アップテーブル演算回路と、 前記ルックアップテーブル演算回路の出力するデータを
記憶するルックアップテーブルと、 前記A/D変換器の出力信号に基づき、白レベル付近の
輝度信号の白方向への階調補正の抑制を行うための白レ
ベル補正抑制量を出力する白レベル補正テーブルと、 前記A/D変換器の出力信号をアドレスとして前記ルッ
クアップテーブルから得られた補正信号と、前記白レベ
ル補正テーブルから得られた補正制御量とに基づいて、
前記A/D変換器の出力する輝度信号に補正演算を行う
補正演算回路と、を具備することを特徴とする階調補正
装置。 - 【請求項4】 前記補正演算回路は、 前記ルックアップテーブルの出力するデータに、前記白
レベル補正テーブルの出力する補正抑制量を乗算する第
2の乗算器と、 前記A/D変換器の出力に前記第2の乗算器の出力を加
算する加算器と、を含むものであることを特徴とする請
求項3記載の階調補正装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4265372A JPH0690382A (ja) | 1992-09-07 | 1992-09-07 | 階調補正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4265372A JPH0690382A (ja) | 1992-09-07 | 1992-09-07 | 階調補正装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0690382A true JPH0690382A (ja) | 1994-03-29 |
Family
ID=17416270
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4265372A Pending JPH0690382A (ja) | 1992-09-07 | 1992-09-07 | 階調補正装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0690382A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09331469A (ja) * | 1996-04-12 | 1997-12-22 | Sony Corp | ビデオカメラ装置、映像信号処理装置および映像信号の階調変換方法 |
| US5808697A (en) * | 1995-06-16 | 1998-09-15 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Video contrast enhancer |
| US7570390B2 (en) | 2003-01-09 | 2009-08-04 | Sony Corporation | Image processing device and method |
| US7605960B2 (en) | 2005-03-28 | 2009-10-20 | Seiko Epson Corporation | Image processing apparatus and gradation reproduction method |
| JP2022136915A (ja) * | 2021-03-08 | 2022-09-21 | シャープ株式会社 | 表示装置、補正方法及び制御プラグラム |
| JP2023161738A (ja) * | 2022-04-26 | 2023-11-08 | Jig-Saw株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム |
-
1992
- 1992-09-07 JP JP4265372A patent/JPH0690382A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5808697A (en) * | 1995-06-16 | 1998-09-15 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Video contrast enhancer |
| JPH09331469A (ja) * | 1996-04-12 | 1997-12-22 | Sony Corp | ビデオカメラ装置、映像信号処理装置および映像信号の階調変換方法 |
| US7570390B2 (en) | 2003-01-09 | 2009-08-04 | Sony Corporation | Image processing device and method |
| US7605960B2 (en) | 2005-03-28 | 2009-10-20 | Seiko Epson Corporation | Image processing apparatus and gradation reproduction method |
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| JP2023161738A (ja) * | 2022-04-26 | 2023-11-08 | Jig-Saw株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム |
| US12452547B2 (en) | 2022-04-26 | 2025-10-21 | Jig-Saw Inc. | Information processing apparatus, information processing method, and program |
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