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JPH0683785B2 - 複合酸化物系触媒担体及びその製造方法並びに該担体を用いた触媒による重質油の処理方法 - Google Patents

複合酸化物系触媒担体及びその製造方法並びに該担体を用いた触媒による重質油の処理方法

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JPH0683785B2
JPH0683785B2 JP3157360A JP15736091A JPH0683785B2 JP H0683785 B2 JPH0683785 B2 JP H0683785B2 JP 3157360 A JP3157360 A JP 3157360A JP 15736091 A JP15736091 A JP 15736091A JP H0683785 B2 JPH0683785 B2 JP H0683785B2
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alumina
catalyst
carrier
catalyst carrier
heavy oil
Prior art date
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俊夫 伊藤
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Idemitsu Kosan Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Kosan Co Ltd
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Publication date
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    • B01J21/06Silicon, titanium, zirconium or hafnium; Oxides or hydroxides thereof
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
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  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
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  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、石油精製分野等の各種
のプロセスに使用される触媒又は触媒担体として有用な
シリカアルミナ又はチタニアアルミナからなる複合酸化
物系触媒担体に関し、より詳しく言うと、固体粒子内に
おけるアルミニウム濃度分布が適度に均一であり、強い
酸点を持たず適度な酸性度を有し、かつ耐摩耗性等に優
れ、特に重質油の懸濁床式水素化分解処理による有用な
中間留分の製造用触媒の担体等の耐摩耗性とコーク生成
の抑制や過分解の抑制が要求される触媒用の担体などと
して好適に使用することができるシリカアルミナ又はチ
タニアアルミナあるいはこれらを主成分とする複合酸化
物系触媒担体に関する。
【0002】本発明は、また、上記複合酸化物系触媒担
体を好適に製造するための方法に関する。
【0003】本発明は、更にまた、上記複合酸化物系触
媒担体を担体とする担持触媒を用いて重質油を水素化分
解し、中間留分を効率よく製造するための重質油の処理
方法に関する。
【0004】
【従来の技術】常圧残油、減圧残油、オイルサンド油、
オイルシェール油、石炭液化油等の重質油を、固体触媒
を用いて水素化分解処理し、より有用な中間留分(M
D)を製造することが行われている。こうした重質油の
水素化分解は、通常、触媒粒子と重質油を混合し、これ
に水素を接触させるという懸濁床方式により行われる
が、その際、使用する触媒には、中間留分の収率が高
く、コークの生成が少ないなど反応成績がよいという他
に、耐摩耗性が高いことが要求される。
【0005】この重質油の懸濁床による水素化分解処理
技術としては、従来、FCC廃触媒を用いる方法(米国
特許第4082648号明細書)、直接脱硫廃触媒を用
いる方法などが提案されている。しかしながら、上記重
質油の水素化分解に対して、FCC廃触媒は、触媒活性
が不十分であり、中間留分(MD)の収率が低い上に、
コークの生成が多いなどの問題点があり、一方、上記直
接脱硫廃触媒は、触媒活性についてはあまり問題がない
ものの、機械的強度が弱く、摩耗による触媒の損失が免
れないなどの問題点がある。
【0006】また、上記の直接脱硫廃触媒に限らず、一
般に、シリカアルミナやチタニアアルミナ等の酸性質の
複合酸化物を担体とし、これらにNi−Mo、Co−M
oあるいはNi−W等の金属成分を担持した触媒を重質
油の懸濁床水素化分解用触媒として用いることが提案さ
れている。
【0007】しかしながら、従来のシリカアルミナやチ
タニアアルミナは、酸性度が高すぎるという上記の問題
点を有する上に、それ自体耐摩耗性等の機械的強度が不
十分であるという欠点があり、このため、重質油の懸濁
床水素化分解触媒の担体としても、あるいは、他の高い
耐摩耗性を要求される場合における触媒又は触媒担体と
しても不適当であり、一般に、用途が制限されるという
問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の事情
を鑑みてなされたものである。本発明の目的の一つは、
前記問題点を解決し、耐摩耗性等の機械的強度に優れ、
強い酸点がなく適度な酸性度を有し、特に重質油の懸濁
床式水素化分解処理用触媒の触媒担体をはじめとする耐
摩耗性等の高い機械的強度が要求されたり、コークの生
成や過分解の抑制が要求されるようなプロセスにおける
触媒用担体あるいは触媒等として好適に使用することが
できる複合酸化物系触媒担体である改善されたシリカア
ルミナ又はチタニアアルミナ系触媒担体を提供すること
にある。
【0009】また、本発明の他の目的の一つは、上記の
複合酸化物系触媒担体すなわち改善されたシリカアルミ
ナ又はチタニアアルミナ系触媒担体を簡単な工程で効率
よく製造するための方法を提供することにある。
【0010】さらにまた、本発明の他の目的の一つは、
上記本発明の複合酸化物系触媒担体を担体とする担持触
媒を用いて重質油を懸濁床方式にて水素化分解処理し、
中間留分を効率よく製造するための重質油の処理方法を
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、重質油の
懸濁床方式による水素化分解処理において、有用中間留
分の収率が高く、コ−クの生成等の副生物が少ないなど
反応成績がよく、しかも耐摩耗性が高い触媒を開発すべ
く、特に、上記金属成分(ニッケル、モリブデン、タン
グステン、コバルト等)を担持するシリカアルミナ若し
くはチタニアアルミナ系触媒担体を改善することに注目
し、鋭意研究を重ねた。その結果、粒子断面の直径方向
に沿ってのアルミニウムの濃度分布(すなわち、担体粒
子の内部全体にわたってのアルミニウム濃度の分布)が
適度に均一であるという特定の性状のシリカアルミナ又
はチタニアアルミナ系触媒担体を担体として用い、これ
らに特定の金属成分を担持してなる触媒が、重質油の懸
濁床式水素化分解処理において上記反応成績(中間留分
の収率が高いこと、コークの生成が少ない点等)及び耐
摩耗性等を十分に満足する優れた触媒となることを見出
した。また、従来のシリカアルミナは一般に強い酸点を
有し酸性度もかなり高いが、上記の改善されたシリカア
ルミナ又はチタニアアルミナ系触媒担体は、シリカアル
ミナの場合にも、強い酸点がなく適度な酸性度を有して
いることも確認され、上記の重質油の懸濁床水素化分解
用触媒担体としてだけでなく、より一般に、適度の酸性
度が要求されたり、耐摩耗性等の機械的強度が要求され
るような触媒担体や触媒としても有用であることも確認
された。
【0012】更に、本発明者らは、上記本発明の複合酸
化物系触媒担体(すなわち、改善されたシリカアルミナ
又はチタニアアルミナ系触媒担体)の好適な製造方法に
ついて種々検討を行ったところ、特定の粒径範囲にある
ゲル粒子を特定の割合で含有するアルミナゲルをシリカ
ゾル又はチタニアゾルと混合し、その後、適宜成形、乾
燥、焼成することによって上記の所定の触媒担体を得る
という方法が、特に簡単でしかも効率のよい方法である
ことを見出した。
【0013】すなわち、本発明は、シリカアルミナ又は
チタニアアルミナからなる複合酸化物系触媒担体であっ
て、該担体粒子の断面を直径方向若しくは略直径方向に
沿って走査してEPMAで測定したときにアルミニウム
のピーク強度の分散値(標準偏差を平均値で除した値)
が0.100〜0.170の範囲にあることを特徴とす
る複合酸化物系触媒担体を提供するものである。
【0014】また、本発明は、上記本発明の複合酸化物
系触媒担体の好適な製造方法として、粒径が4〜20μ
mの範囲にある粒子の割合がアルミナ基準で全アルミナ
量に対して70重量%以上であるアルミナゲルを、シリ
カゾル又はチタニアゾルと混合し、成形、乾燥、焼成す
ることを特徴とする複合酸化物系触媒担体の製造方法を
提供するものである。
【0015】更にまた、本発明は、上記本発明の複合酸
化物系触媒担体の特に好適な利用例として、該複合酸化
物系触媒担体に周期表VIa族金属及び/又はVIII
族金属を担持した触媒を重質油と混合し、懸濁床反応方
式によって該重質油の水素化分解を行うことを特徴とす
る重質油の処理方法を提供するものである。
【0016】本発明の複合酸化物系触媒担体は、シリカ
アルミナ又はチタニアアルミナからなる複合酸化物系の
触媒担体であり、組成的には、いわゆるシリカアルミナ
又はチタニアアルミナが好ましいが、これらに、本発明
の目的を阻害しない範囲で、他の成分が含有しているも
のであってもよい。また、シリカとチタニアとアルミナ
からなるものでもよい。
【0017】本発明の複合酸化物系触媒担体において、
特に重要な点の一つは、該触媒担体粒子の断面を直径方
向に沿って走査してEPMAで測定したときにアルミニ
ウムのピーク強度の分散値(標準偏差を平均値で除した
値)が0.100〜0.170の範囲にある点である。
なお、本発明で言う上記の定義によるアルミニウムのピ
ーク強度の分散値を、以下において、DAlで表すことが
ある。
【0018】ここで、EPMAとは、Electron
Probe X−ray Microanalyze
r(但し、このX−rayを省略して呼ばれることもあ
る。)の通称であり、この分析装置は、加速された電子
線を物質に照射することによって得られる特性X線を観
測することにより、電子線を当てた微小領域(スポッ
ト)の組成分析を行うことができる装置である。このE
PMAによって、一般に、触媒粒子や担体粒子等の固体
粒子の断面について、電子線を走査して線分析を行い、
例えば、その直径方向に沿った特定の元素(金属元素)
の濃度分布の測定が行われている。これによって、該粒
子の深さ方向(表面から中心部へ向かう方向)に沿った
特定元素の濃度分布や組成変化の情報が得られる。
【0019】なお、本発明において、前記EPMAによ
るアルミニウムのピーク強度の分散値(DAl)は、測定
しようとする粒子の断面について、通常の触媒分野で行
われる粒子断面のEPMAによる直径方向に沿った線分
析の手法に従って、次のようにして測定・算出されたも
のである。すなわち、まず、その直径方向(電子線の走
査方向)の位置座標Xに対するアルミニウムのピーク強
度(カウント数IAl)の分布を測定し、得られた一連の
データ(X,IAl)を基にIAlの単純平均(IAlav
び標準偏差Sを求め、その(IAlavをSで除した値を
前記分散値(DAl)とする。但し、この測定における粒
子断面のエッジ効果によるデータの不確定さを避けるべ
く、前記EPMAの線分析を粒子断面の直径方向全長を
カバーするように行った場合においても、粒子断面の両
端部を除外した内部[通常、線分析した直径方向上の粒
子断面の両端から、それぞれ、その方向における粒子断
面の直径(全長)の10%に当たる長さ分を除外した内
部]の線分析データ(IAl)のみを用いて上記の
(IAlav及びSを求め、DAlを算出することが好まし
い。もちろん、始めから、粒子両端のそれぞれ10%分
を除外した粒子断面の内部のみについて、EPMAによ
る前記線分析を行い、そのデータから、上記のようにD
Alを求めてもよい。
【0020】本発明においては、前記アルミニウムのピ
ーク強度の分散値DAlを求めるための前記粒子断面の線
分析すなわち直径方向に沿ったIAlのEPMA測定に
は、装置として島津製作所製EPM810Q[電子線分
解能6nm,加速電圧0〜30kV、分光結晶RAP
(Rubidium acid phthalat
e)]を用いて行った。上記担体粒子断面の直径方向に
沿った線分析(位置座標Xに沿ったIAlの測定)は、上
記したように通常の触媒分野で行われている手法に準じ
て行えばよいのであるが、通常、次のようにして好適に
行うことができる。
【0021】すなわち、まず、測定しようとする触媒担
体粒子を適当なマトリックス樹脂中に包埋させ、これを
研磨し、埋設した触媒担体粒子の断面が見えるまで全体
を削る。次いで、断面の見えた触媒担体粒子について次
のようにしてEPMA測定を行う。EPMA測定にお
ける観測視野内に上記触媒担体粒子の断面がくるように
試料の位置を設定する。該粒子断面の代表的な端点
(始点)から直径方向(円形でない場合には直径に相当
する方向)に沿って反対側の端点(終点)まで、電子線
を走査しつつ電子線を当てた部分から出てくるアルミニ
ウムの特性X線の強度IAlをカウントし続け、EPMA
による線分析を行う。
【0022】上記のようにして、直径方向(上記走査方
向)の位置座標X(走査長さ)に対するIAl(Alの特
性X線のカウント数。以下、同様。)の変化の様子を表
すチャートが得られる。このチャートの例を図1に例示
した。図1のチャート(a)及び(b)は、本発明の複
合酸化物系触媒担体の例であるシリカアルミナ及びチタ
ニアアルミナそれぞれについての上記EPMA線分析チ
ャートの例であり、一方、チャート(c)及び(d)
は、それらの比較例として、従来型のシリカアルミナ及
びチタニアアルミナそれぞれについて同様にして上記E
PMA線分析を行って得られたチャートの例である。図
1で、横軸は、上記EPMA線分析における直径方向
(走査方向)の走査長さX(mm)であるが、異なるサ
イズの粒子についてのデータを比較しやすくするため
に、すべてのチャートについて粒子断面の両端の位置
(IAlがほぼゼロとなる位置Xa とXb が測定したそれ
ぞれの粒子断面の両端の位置に当たる。)が揃うように
横軸のスケールを調節してある[したがって、チャート
(a)、(c)及び(d)の横軸のスケールは実際には
チャート(b)の横軸のスケール(数値)とは必ずしも
一致しない。]。一方、図1で、それぞれのチャートに
おける縦軸はいずれもIAl(Alの特性X線のカウント
数)を示す。
【0023】前記平均値(IAlav及び標準偏差Sは、
こうして得られたチャートから、上記のように粒子の両
端部La 及びLb [但し、La 及びLb は、それぞれ、
その断面直径Lの0.1の長さにあたり、したがって、
a =Lb =0.1L=0.1(Xb −Xa )であ
る。]を除く内部Li についてのデータIAlを用いて、
通常の単純平均及び標準偏差を求める方法で計算すれば
よい。なお、その際、適当な間隔の位置座標X毎に上記
Alの値(カウント数)をディジタル表示で求め、得ら
れた数値表示の一連のデータ(X、IAl)を用いて、上
記のように平均値(IAlav及び標準偏差Sを計算する
方法が精度等の点で好ましく採用される。もちろん、あ
えてチャートを表示しないでも、この(IAlavとSの
計算は可能である。こうして得られた単純平均(IAl
av及びその標準偏差Sから、S/[(IAlav]=DAl
の式によって前記分散値DAlを算出すればよい。
【0024】上記のようにして求めた前記DAlが前記特
定の範囲すなわち0.100〜0.170の範囲にある
本発明のシリカアルミナ若しくはチタニアアルミナ系触
媒担体(特にシリカアルミナ及びチタニアアルミナ)
は、その担体粒子内におけるアルミニウム成分の偏在が
適度で、粒子全体にわたって適度に均一な組成を有して
いるので、機械的強度が粒子全体にわたって十分に高
く、それ故耐摩耗性に著しく優れている。したがって、
本発明のシリカアルミナやチタニアアルミナ等の複合酸
化物系触媒担体は、例えば懸濁床方式での反応等の高い
耐摩耗性が要求される場合の触媒や触媒担体等としても
好適に使用することができる。
【0025】また、本発明の複合酸化物系触媒担体は、
アルミニウムの偏在が従来のシリカアルミナ等に比べて
多いので、余計な不都合な活性点(例えば、強い酸点、
コーク生成や過分解に係わる活性点)がなく、適度な酸
性度を有している。したがって、例えば重質油の水素化
分解等の従来コークの生成が起こり易い反応に用いた場
合にもコークの生成を十分に抑制することができ、ま
た、中間留分の製造を目的とするような重質油や他の石
油の水素化分解等に用いた場合、有用な中間留分の収率
を従来のものと比べて著しく改善することができるなど
の利点を有している。
【0026】本発明の複合酸化物系触媒担体(シリカア
ルミナ又はチタニアアルミナ系触媒担体)は、通常、A
23 成分の含有割合が70〜30重量%の範囲にあ
り、かつ、SiO2 成分又はTiO2 成分の含有割合が
30〜70重量%の範囲にあることが好ましい。ここ
で、Al23 成分の割合が70重量%より多いと触媒
担体粒子としての機械的強度が不十分となることがあ
り、耐摩耗性が低くなるなどの問題が生じることがあ
る。一方、Al23 成分の割合が30重量%未満で
は、Al23 成分に起因する触媒又は触媒担体として
の機能が不十分となり、例えば、後述の重質油の水素化
分解処理における触媒の担体として用いた際に所望の十
分な反応成績を得ることができないことがある。
【0027】本発明の複合酸化物系触媒担体は、その一
般的な製造方法としては特に制限はなく、各種の方法に
よって製造することができるが、通常、次のようにして
好適に製造することができる。すなわち、本発明の複合
酸化物系触媒担体は 粒径が4〜20μmの範囲にある
粒子の割合がアルミナ基準で全アルミナ量に対して70
重量%以上であるアルミナゲルを、シリカゾル又はチタ
ニアゾルと混合し、成形、乾燥、焼成するという方法
(以下、製造方法Iと呼ぶことがある。)を用いて好適
に製造することができる。
【0028】この製造方法Iにおいては、アルミナ源と
して、上記特定の粒径範囲(4〜20μm)にあるアル
ミナゲル粒子を上記の基準で70重量%以上含有するア
ルミナゲルを使用することが重要である。ここで、アル
ミナゲル中の粒径4〜20μmのアルミナゲル粒子の割
合は、次のようにして測定・評価されたものである。
【0029】すなわち、550℃で焼成した場合、固形
分が初期重量に対して35wt%残留する状態でアルミ
ナゲル粒子を光学顕微鏡にて写真撮影し、写真に写って
いる粒子400〜500個の直径を測定し、求めた。粒
子の直径が小さくて測定が困難な場合は顕微鏡の倍率を
上げることあるいは写真を拡大することにより粒子直径
を測定した。
【0030】ここで、使用するアルミナゲルにおける粒
径4〜20μmのアルミナゲル粒子の割合が上記の基準
で70重量%未満であると、本発明のシリカアルミナ、
チタニアアルミナ等のシリカアルミナ又はチタニアアル
ミナ系触媒担体のように前記EPMA測定によるDAl
値を0.100〜0.170の範囲に制御することが困
難となり、得られる複合酸化物には強い酸点が生成した
り、耐摩耗性等の機械的強度が不十分となるなどの問題
を生じやすい。その結果、得られたシリカアルミナやチ
タニアアルミナ等の複合酸化物を後述のように重質油の
懸濁床水素化分解用触媒の担体として用いた場合、所望
の効果を得ることができず、コークの生成や有用な中間
留分以外の分解物の量が多くなるなど反応成績が不十分
となったり、触媒の耐摩耗性が不十分となるなどの問題
が生じる。
【0031】本発明の方法(製造方法I)で使用する前
記アルミナゲルは、各種の方法で製造することができる
が、例えば、次のようにして好適に製造することができ
る。すなわち、中和反応によってアルミナゲルを生じる
各種の物質の組合せ(例えば、アルミン酸ナトリウム水
溶液+硫酸アルミニウム水溶液、アンモニア水+硫酸ア
ルミニウム水溶液等の公知の各種の組合せなど)を用い
て、アルミナゲルを調製し、このアルミナゲルを、通
常、10〜90℃の範囲の温度で0〜24時間熟成し、
粒径4〜20μmのアルミナゲル粒子が上記の基準で7
0重量%以上となるようにする。もちろん、適当なアル
ミナゲルが市販品等として入手可能であればそれをその
ままあるいは適宜粒径分布を上記のように調整して使用
してもよい。
【0032】こうして得られる前記アルミナゲルを、好
ましくは濾過水洗後、所定の割合でシリカゾル又はチタ
ニアゾルに加え、通常の方法で混合、均一化する。ここ
で使用するシリカゾルやチタニアゾルとしては、特に制
限はなく、市販品、合成品等の各種のものが使用可能で
ある。シリカゾルは、水溶液系のものが好適に使用さ
れ、その好ましい具体例としては、例えば、日産化学製
スノーテックスSなどを挙げることができる。チタニア
ゾルの好ましい具体例としては、例えば、石原産業製C
S−Cなどを挙げることができる。なお、前記アルミナ
ゲルとシリカゾル又はチタニアゾルの使用割合として
は、得られるシリカアルミナ又はチタニアアルミナ等の
複合酸化物系触媒担体において、通常、アルミナ成分の
含量が70〜30重量%で、かつ、シリカ又はチタニア
成分の含量が30〜70重量%の範囲になるように設定
するのが好ましい。その理由については、前記した通り
である。なお、必要に応じて、本発明の目的を阻害しな
い範囲で、前記アルミナゲルとシリカゾル又はチタニア
ゾルのほかに他の成分を添加してもよい。また、シリカ
アルミナとチタニアアルミナからなる複合酸化物系触媒
担体を得るべくシリカゾルとチタニアゾルの両方を前記
アルミナゲルに添加混合してもよい。
【0033】本発明の方法(製造方法I)においては、
前記混合により得たゲル混合物を、成形、乾燥、焼成す
ることによって所望のシリカアルミナ、チタニアアルミ
ナ等の複合酸化物系触媒担体を得ることができる。
【0034】この成形、乾燥及び焼成は、通常の方法を
用いて行うことができ、所望の順序で行うことができる
が、後述の重質油の懸濁床水素化分解用触媒の担体など
のように比較的小さい微粒子状の担体として仕上げる場
合には、通常、前記ゲル混合物を噴霧乾燥によって成形
と乾燥を同時に行い、その後、焼成するという方法が好
ましく採用される。
【0035】前記焼成は、通常の空気焼成によって好適
に行われる。焼成温度は、通常、500〜700℃、好
ましくは550〜650℃の範囲の温度とするのが適当
である。焼成温度があまり低すぎると、所望の耐摩耗性
等の機械的強度が得られないことがあり、一方、あまり
高すぎると、シンタリングを起こして表面積が低くな
る。
【0036】以上のようにして本発明のシリカアルミナ
やチタニアアルミナ等のシリカアルミナ又はチタニアア
ルミナ系複合酸化物系触媒担体を容易に効率よく製造す
ることができる。
【0037】以上の方法等によって製造された本発明の
複合酸化物系触媒担体は、種々の用途に使用することが
できる。すなわち、本発明の触媒担体は、目的に応じて
調製される種々の触媒の担体として利用することができ
るし、あるいは場合によっては、それ自体を触媒(例え
ば、弱い固体酸触媒など)として利用することもでき
る。例えば、適当な金属成分等の触媒成分を担持して担
持型触媒として用いてもよいし、他の触媒と混合して混
合若しくは複合触媒として用いてもよい。その際、触媒
担体の製造過程において、金属成分等の他の成分を添加
若しくは担持して触媒や複合担体として仕上げてもよ
い。
【0038】本発明のシリカアルミナ、チタニアアルミ
ナ等の複合酸化物系触媒担体は、特に、以下に示す重質
油の懸濁床式水素化分解処理による中間留分の製造方法
すなわち本発明の重質油の処理方法において用いる担持
金属触媒の担体として好適に使用することができる。
【0039】すなわち、本発明の重質油の処理方法は、
本発明の複合酸化物系触媒担体に周期表VIa族金属及
び/又はVIII族金属を担持した触媒を重質油と混合
し、懸濁床反応方式によって該重質油の水素化分解を行
うことを特徴とする方法である。これによって、各種の
重質油から有用な中間留分を高い収率で、効率よく製造
することができる。
【0040】使用する担体には、本発明の各種の複合酸
化物系触媒担体が使用可能であるが、通常、シリカアル
ミナ又はチタニアアルミナが好適に使用され、中でも上
記製造方法Iによって得たものが好ましく使用される。
これらの組成としては、前記した理由によって、アルミ
ナ成分含量が70〜30重量%、シリカ又はチタニア成
分の含量が30〜70重量%の範囲にあるものが好まし
い。
【0041】前記担体に金属成分として担持する前記周
期表VIa族金属及び/又はVIII族金属は、1種又
は2種以上の金属の組合せとして構成することができ、
中でも好ましい具体例としては、例えば、ニッケル、ニ
ッケルとモリブデンの組合せ、モリブデン、ニッケルと
タングステンの組合せ、コバルトとモリブデンの組合せ
などを挙げることができる。
【0042】これらの金属成分は、所定の適当な金属化
合物を用いて、公知の担持方法(例えば、真空含浸法、
混練法、浸漬法など)等の各種の方法に従って、前記所
定の担体に担持すればよい。前記金属成分の担持量は、
得られる触媒に対する該金属の合計量が、通常、0.5
〜20重量%、好ましくは3〜15重量%の範囲になる
ように設定するのが好適である。
【0043】この触媒には、必要に応じて、本発明の目
的を阻害しない範囲で、他の成分を担持若しくは混合し
て使用してもよい。こうして得られた触媒は、通常行わ
れるように、反応に先駆けて適宜還元処理等の前処理を
行ってもよい。
【0044】本発明の重質油の処理方法は、前記触媒と
重質油を混合し、これに水素若しくは水素含有ガスを接
触させて、懸濁床方式により重質油の水素化分解を行
い、有用な中間留分を製造する。反応装置としては、通
常の懸濁床反応装置を用いることができる。反応温度
は、通常、300〜550℃、好ましくは350〜50
0℃の範囲の温度に設定するのがよく、反応圧力は、通
常、20〜300kg/cm2 、好ましくは50〜20
0kg/cm2 の範囲の圧に選定するのがよい。また、
この懸濁床方式による反応は、回分法等の非連続操作や
半回分法等の半連続操作によっても行いうるが、生産性
の点で、通常、連続流通操作で行うのが好ましい。その
場合、LHSVを、通常、0.05〜5hr-1好ましく
は0.2〜2hr-1の範囲に選定して行うのが好適であ
る。
【0045】なお、反応原料として使用する前記重質油
としては、例えば、常圧残油、減圧残油、オイルサンド
油、オイルシェール油、石炭液化油等の各種のものが使
用可能であり、中でも特に、常圧残油、減圧残油、オイ
ルサンド油等が好適に使用される。
【0046】以上のようにして、重質油から有用な中間
留分を収率よく製造することができる。この方法におい
ては、特に前記本発明の複合酸化物系触媒担体を担体と
して用いていることから、触媒上へのコークの析出等の
コークの生成が少なく、目的外の低級炭化水素などの副
生物の生成も十分に抑制されており、しかも、使用した
触媒担体の優れた耐摩耗性等の高い機械的強度に基づ
き、長時間反応を継続しても触媒の摩耗等による損傷や
損失が著しく抑制されている。したがって、本発明の重
質油の処理方法は、従来のシリカアルミナ等を担体とし
た担持金属触媒やFCC廃触媒を用いる方法に比べて、
プロセス効率、経済性等が著しく改善された実用上著し
く優れた方法である。
【0047】
【実施例】次に、本発明の実施例及び比較例によって本
発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらに制限
されるものではない。なお、以下の例において、各種の
評価、測定等は、次のようにして行った。
【0048】(1)反応評価(重質油の懸濁床水素化分
解処理)容量300mlのオートクレーブを用い、原料
油アラビアンヘビー減圧残油80g、所定の触媒10g
を充填し、450℃、85kg/cm2Gで1時間反応
した。
【0049】(2)触媒担体の固体酸性度評価(クメン
の分解反応をテスト反応とする評価)0.5〜1.0m
mに成型した担体0.1gを、内側にガラスコーティン
グしたステンレス性反応管にに充填し、水素ガス80m
l/minの気流中で3時間前処理を行った。反応濃度
200℃にてクメン1μlを注入し、クメンのプロピレ
ン、ベンゼンへの分解率(mol%)を求めた。
【0050】(3)EPMA測定するための試料の調製
法触媒担体を溶解したメタクリル酸メチルに包埋し、メ
タクリル酸メチルが固化した後、、研磨し、埋設した触
媒担体の断面が見えるまで全体を削る。断面の見えた触
媒の直径方向に沿って電子線を当ててゆき、線分析を行
った。なお、具体的な材料の調製法およびEPMA測定
条件は、下記の通りとした。
【0051】試料調製法メタクリル酸メチル5容量に対
して試料3容量を混合し、20分間加熱圧縮成形後、試
料面が出るように紙ヤスリで研磨し、その上に100〜
200オングストロームの厚みで金を蒸着した。
【0052】EPMAの測定条件 加速電圧 15KV 試料電流 50nA(50×10-9A) 分離結晶 Alの場合;ルビジウムアシッドフタレート(RAP) Siの場合;ペンタエリスリトール
【0053】(4)EPMAによる試料の断面の特定元
素(アルミニウム)の濃度分布状態の測定 以下のように測定し、標準偏差、平均値、分散値を求め
た。観測視野内に触媒粒子がくるようにする。触媒
両端のそれぞれ10%を除外した後、直径方向に走査
し、特性X線の強度をカウントする。以下のようなデ
ータが得られる。 ADDRESS(mm) DATA(カウント数) (X, Y) 15.7260 13.2480 21333 15.7250 13.2480 23807 15.7240 13.2480 24743 15.7230 13.2480 24394 (途中省略) 15.6470 13.2480 28648 15.6460 13.2480 26511 15.6450 13.2480 27495 15.6440 13.2480 25882 このデータから通常の方法でカウント数を単純平均
および、標準偏差を求める。標準偏差を単純平均で除
して分散値を求める。
【0054】(5)EPMAスペクトルチャート(図
1)についての補足説明 わかりやすくするため、触媒両端(辺線)部も含めたス
ペクトルを掲載した。横軸が走査長さX、縦軸がアルミ
ニウムの特性X線強度IAl(カウント数)である。カウ
ント数がほぼ0になっているところが、観測面における
触媒両端部XaおよびXbに相当する。
【0055】(6)耐摩耗性試験 流動接触分解触媒(FCC触媒)の耐摩耗性測定に用い
られる装置の中で調製した担体50gを常温、空気の線
速度287m/secという条件下で42時間流動さ
せ、12時間後の担体損失重量%(初期摩耗率)、最初
の12時間を超え、さらに30時間の担体損失重量%
(摩耗指数)を各々測定した。このときの試験値が小さ
いほど耐摩耗性に優れていることを示す。
【0056】(7)使用した原料油(重質油)の性状
【表1】
【0057】実施例1 Al23として10wt%含んでいるアルミン酸ナトリ
ウム水溶液1リットルにAl23として5wt%含んで
いる硫酸アルミニウム水溶液1リットルを加えてpH7
にてアルミナゲルを調製した。調製したアルミナゲルを
濾過し、イオン交換水にて2回洗浄した。Al23とし
て15wt%になるようにアルミナゲルをイオン交換水
中に分散し、アンモニア水濾度5.6wt%、温度45
℃でアルミナゲルの粒子の70wt%が4〜20μmに
なるよう熟成した。Al23で10wt%の熟成アルミ
ナゲル懸濁液1リットルとSiO2で10wt%濃度の
シリカゾル(日産化学スノーテックスS)1リットルを
加え、混合し、スプレードライヤーにて通常の条件で噴
霧乾燥、焼成を行った。得られたシリカアルミナ担体は
アルミナ、シリカを各50wt%含んでいた。
【0058】得られたシリカアルミナ中のアルミナ分布
状態をEPMAにて測定した。結果を図1に示す。また
耐摩耗性測定装置にて担体の耐摩耗性を測定した。得ら
れた担体に得られた触媒基準でニッケル3wt%、モリ
ブテン8wt%になるようにニッケル、モリブテンの担
持を行った。触媒の反応活性評価を容量300mlのオ
ートクレーブにて、原料油アラビアンヘビー減圧残油8
0g、触媒10gを用い、450℃、85kg/cm2
Gの条件で1時間反応して行った。その結果を表2に、
他の結果と共に示す。また、得られた担体の固体酸性度
評価をクメンの分解率にて行った。
【0059】比較例1 実施例1において熟成操作をせず、逆にアルミナゲル凝
集粒子をホモジナイザーにて粉砕した。このときのアル
ミナゲル粒子の直径は3μm以下(4〜20μmは0w
t%)であった。以後、実施例1と同様に行った。その
結果を表2に示す。
【0060】比較例2 実施例1において、アルミナゲルの粒子の70%が20
〜34μm(4〜20μmが30wt%)になるよう熟
成した以外は実施例と同様にして行った。その結果を表
2に示す。
【0061】実施例2 実施例1においてシリカゾルに変えてチタニアゾル(石
原産業CS−C)を用いたほかは、実施例1と同様にし
て担体調製し、以下同様にして実施した。その結果を表
2に示す。
【表2】
【0062】
【発明の効果】本発明によると、シリカアルミナ チタ
ニアアルミナをはじめとするシリカルミナ又はチタニア
アルミナからなる複合酸化物系触媒担体について、従来
のものより粒子内部全体に渡ってアルミニウム濃度の分
布が適度に均一であるように制御されているので、耐摩
耗性等の機械的強度に優れ、従来のシリカアルミナのよ
うな強い酸点がなく適度な酸性度を有し、特に重質油の
懸濁床式水素化分解処理用触媒の触媒担体をはじめとす
る耐摩耗性等の高い機械的強度が要求されたり、コーク
の生成やディープクラッキング過分解の抑制が要求され
るようなプロセスにおける触媒用担体あるいは触媒等と
して好適に使用することができる複合酸化物系触媒担体
である改善されたシリカアルミナ又はチタニアアルミナ
系触媒担体を提供することができる。
【0063】本発明によると、また、上記の本発明の複
合酸化物系触媒担体すなわち改善されたシリカアルミナ
又はチタニアアルミナ系触媒担体を簡単な工程で効率よ
く製造するための方法を提供することができる。本発明
によると、更にまた、上記優れた性状を有する本発明の
シリカアルミナ、チタニアアルミナ等の特定のシリカア
ルミナ又はチタニアアルミナ系触媒担体を担体とし用
い、これに特定の金属成分を担持してなる特定の担持触
媒を用いて重質油の懸濁床方式にて水素化分解処理を行
っているので、コークの生成及び過分解による低級炭化
水素留分の副生が十分に抑制されており、有用な中間留
分の収率が向上しているなど反応成績がよく、しかも、
長時間の反応の継続によっても、摩耗等による触媒の損
失を著しく抑制することができ、したがって、プロセス
効率、経済性等が十分に改善された実用上著しく有利な
重質油の処理方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図1は、粒子断面の線分析によるEPMAスペクトルチ
ャートであり、(a)及び(b)は、本発明の複合酸化
物系触媒担体の例であるシリカアルミナ(実施例1で用
いたもの)及びチタニアアルミナ(実施例2で用いたも
の)の粒子断面のEPMAスペクトルチャートの例を示
し、(c)及び(d)は、それぞれその比較的として従
来型のシリカアルミナ(比較例1で用いたもの)及びチ
タニアアルミナ(比較例2で用いたもの)の粒子断面の
EPMAスペクトルチャートの例を示すものである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリカアルミナ又はチタニアアルミナか
    らなる複合酸化物系触媒担体であって、該触媒担体粒子
    の断面を直径方向若しくは略直径方向に沿って走査して
    EPMAで測定したときにアルミニウムのピーク強度の
    分散値(標準偏差を平均値で除した値)が0.100〜
    0.170の範囲にあることを特徴とする複合酸化物系
    触媒担体。
  2. 【請求項2】 アルミナ含量が30〜70重量%の範囲
    にあり、かつ、シリカ又はチタニア含量が70〜30重
    量%の範囲にある請求項1記載の複合酸化物系触媒担
    体。
  3. 【請求項3】 粒径が4〜20μmの範囲にある粒子の
    割合がアルミナ基準で全アルミナ量に対して70重量%
    以上であるアルミナゲルを、シリカゾル又はチタニアゾ
    ルと混合し、成形、乾燥、焼成することを特徴とする請
    求項1又は2記載の複合酸化物系触媒担体の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の複合酸化物系触媒担体に
    周期表VIa族金属及び/又はVIII族金属を担持し
    た触媒を重質油と混合し、懸濁床反応方式によって該重
    質油の水素化分解を行うことを特徴とする重質油の処理
    方法。
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