JPH0671614B2 - 自動板厚制御装置 - Google Patents
自動板厚制御装置Info
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- JPH0671614B2 JPH0671614B2 JP60261694A JP26169485A JPH0671614B2 JP H0671614 B2 JPH0671614 B2 JP H0671614B2 JP 60261694 A JP60261694 A JP 60261694A JP 26169485 A JP26169485 A JP 26169485A JP H0671614 B2 JPH0671614 B2 JP H0671614B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、圧延設備等の加工プロセスに係り、当該プロ
セスの成品厚みを自動的に制御する装置に関する。
セスの成品厚みを自動的に制御する装置に関する。
圧延設備等の加工プロセスにおいては、その成品仕上が
り厚みに対して、極めて厳しい精度が要求される。その
ため、従来からいくつかの厚み制御装置が提案されてき
た。これらの厚み制御装置は、以下に述べるごとく概ね
三つの技術に大別される。ただし、説明の便宜上、以下
の技術は圧延設備に限定して述べるが、他の類似技術に
対しても同様である。
り厚みに対して、極めて厳しい精度が要求される。その
ため、従来からいくつかの厚み制御装置が提案されてき
た。これらの厚み制御装置は、以下に述べるごとく概ね
三つの技術に大別される。ただし、説明の便宜上、以下
の技術は圧延設備に限定して述べるが、他の類似技術に
対しても同様である。
まず、第一の方法として、圧延機の出側に厚み計を備
え、当該厚み計における検出値と、目標厚みとの偏差に
比例した時間だけ、圧延機の圧下制御装置に対し圧下指
令を付与し、その指令による効果が圧延機から前記厚み
計まで被圧延材の移送にて伝達される移送時間だけ制御
を休止して再び目標厚みとの偏差を求め、前記制御を繰
り返す、いわゆるサンプリング自動板厚制御(以下、AG
Cと略記する)が古くからよく知られている。
え、当該厚み計における検出値と、目標厚みとの偏差に
比例した時間だけ、圧延機の圧下制御装置に対し圧下指
令を付与し、その指令による効果が圧延機から前記厚み
計まで被圧延材の移送にて伝達される移送時間だけ制御
を休止して再び目標厚みとの偏差を求め、前記制御を繰
り返す、いわゆるサンプリング自動板厚制御(以下、AG
Cと略記する)が古くからよく知られている。
次に、第二の方法として著名な制御が、ゲージメータAG
Cである。この方法は、特公昭29−2385号公報に開示さ
れており、特に厚み変動を圧延機直下で圧延荷重の変化
としてとらえることから、サンプリングAGCにみられた
移送むだ時間を全く考慮しなくてもよいという利点があ
り、サンプリングAGCの最大の欠点であつた連続制御を
実現可能とした。
Cである。この方法は、特公昭29−2385号公報に開示さ
れており、特に厚み変動を圧延機直下で圧延荷重の変化
としてとらえることから、サンプリングAGCにみられた
移送むだ時間を全く考慮しなくてもよいという利点があ
り、サンプリングAGCの最大の欠点であつた連続制御を
実現可能とした。
次に、第三の方法として、予測方式AGCが知られている
(例えば、登録実用新案第1183239号)。この方法は、
母材の有する厚み変化を圧延機入側の厚み計にて検出
し、この検出値と目標厚みとの偏差を算出し、被圧延材
の移送に同期して圧延直下でこの偏差を除去しようとす
るもので、被圧延材の厚み外乱の大部分が母材厚み変動
であることから、優れたものであるといい得る。
(例えば、登録実用新案第1183239号)。この方法は、
母材の有する厚み変化を圧延機入側の厚み計にて検出
し、この検出値と目標厚みとの偏差を算出し、被圧延材
の移送に同期して圧延直下でこの偏差を除去しようとす
るもので、被圧延材の厚み外乱の大部分が母材厚み変動
であることから、優れたものであるといい得る。
第一の方式は、前記の如く制御点(圧延機)と負帰還信
号検出点(厚み計)との間に物理的距離が存在し、その
結果、これが制御系を形成するに際し、著しく大きいむ
だ時間を含んだ系となり、連続制御や高い利得を有する
高感度制御の実現には大きな障壁となり、現在はほとん
ど実用化されていない。
号検出点(厚み計)との間に物理的距離が存在し、その
結果、これが制御系を形成するに際し、著しく大きいむ
だ時間を含んだ系となり、連続制御や高い利得を有する
高感度制御の実現には大きな障壁となり、現在はほとん
ど実用化されていない。
第二の方式は、被圧延材の厚み変動を圧延荷重の変化と
して検出することから、圧延荷重計に高い精度が要求さ
れるものの、一般に荷重計に対する精度は満足し得な
い。また厚みへの換算した圧延機個有の弾性係数で、前
記圧延荷重を除算する過程を有するが、この弾性係数は
設定される圧延荷重の大小、圧延される被圧延材の板幅
等によつて微妙に変化するため、AGCの精度達成のため
には確実な方法とはなり得ないという欠点がある。加え
て、圧延荷重として検出した厚み偏差の比例信号として
の圧下指令信号は、圧下制御装置の固有の応答性能に依
存し、事実上、ゲージメータAGCの応答性能は圧下制御
装置の応答性能で規制されることもよく知られている。
して検出することから、圧延荷重計に高い精度が要求さ
れるものの、一般に荷重計に対する精度は満足し得な
い。また厚みへの換算した圧延機個有の弾性係数で、前
記圧延荷重を除算する過程を有するが、この弾性係数は
設定される圧延荷重の大小、圧延される被圧延材の板幅
等によつて微妙に変化するため、AGCの精度達成のため
には確実な方法とはなり得ないという欠点がある。加え
て、圧延荷重として検出した厚み偏差の比例信号として
の圧下指令信号は、圧下制御装置の固有の応答性能に依
存し、事実上、ゲージメータAGCの応答性能は圧下制御
装置の応答性能で規制されることもよく知られている。
また、第三の方法による制御においても、圧延機直下で
発生される圧延機軸受部の油膜や、被圧延材とロール接
触部分における摩擦係数の変化に起因する圧延荷重の変
化等によつて引き起こされる厚み変動に対して別の対応
手段が必要であり、また、この発生メカニズムが完全に
解明されていないがゆえに、この補正も圧延速度に対す
るプログラム的圧下修正の形態をとることとなり、完全
な板厚制御の達成には、なお不完全である。
発生される圧延機軸受部の油膜や、被圧延材とロール接
触部分における摩擦係数の変化に起因する圧延荷重の変
化等によつて引き起こされる厚み変動に対して別の対応
手段が必要であり、また、この発生メカニズムが完全に
解明されていないがゆえに、この補正も圧延速度に対す
るプログラム的圧下修正の形態をとることとなり、完全
な板厚制御の達成には、なお不完全である。
本発明は、かかる従来技術の欠点を排除し、目標厚みに
対する板厚偏差を限りなく零に近づけ得る自動制御装置
を提供することを目的とする。
対する板厚偏差を限りなく零に近づけ得る自動制御装置
を提供することを目的とする。
上記問題点を解決するために、本発明は、任意の圧延加
工スタンド(2)の入側および出側における被加工物
(1)の移動速度(V+ΔV,v)を検出する板速検出器
(6a,6b)と、 前記入側および出側における被加工物の厚み(H+ΔH,
h)を検出する検出器(7a,7b)と、 前記入側における厚み検出値(H+ΔH)を定期的に取
り込んで順次入力順に記憶し、前記板速検出器の検出信
号に基づき前記被加工物の移動に追従して前記記憶内容
をシフトして出力する記憶装置(12)と、 前記板速検出器(6a)の検出値(V+ΔV)と前記記憶
装置(12)から出力される入側厚み検出値(H+ΔH)
との相乗積〔(H+ΔH)(V+ΔV)〕を算出する第
1の演算装置(11)と、 前記出側の目標厚み(h)を設定する厚み設定器(8)
と、 前記厚み設定器(8)による目標厚み(h)、前記第1
の演算装置(11)の演算結果〔(H+ΔH)(V+Δ
V)〕および質量保存則〔HV=hv〕から出側の被加工物
の移動速度(v1)を算出する 第2の演算装置(13)と、 前記出側被加工物移動速度の算出値(v1)と前記出側板
速検出器による出側板速検出速度(v)との差分(v1−
v)を求める第3の演算装置(14)と、 前記第3の演算装置(14)の算出値(v1−v)を小さく
するように前記加工スタンドの回転駆動装置(2d)の回
転速度を制御する速度制御装置(2c)と、 を備えたことを特徴とするものである。
工スタンド(2)の入側および出側における被加工物
(1)の移動速度(V+ΔV,v)を検出する板速検出器
(6a,6b)と、 前記入側および出側における被加工物の厚み(H+ΔH,
h)を検出する検出器(7a,7b)と、 前記入側における厚み検出値(H+ΔH)を定期的に取
り込んで順次入力順に記憶し、前記板速検出器の検出信
号に基づき前記被加工物の移動に追従して前記記憶内容
をシフトして出力する記憶装置(12)と、 前記板速検出器(6a)の検出値(V+ΔV)と前記記憶
装置(12)から出力される入側厚み検出値(H+ΔH)
との相乗積〔(H+ΔH)(V+ΔV)〕を算出する第
1の演算装置(11)と、 前記出側の目標厚み(h)を設定する厚み設定器(8)
と、 前記厚み設定器(8)による目標厚み(h)、前記第1
の演算装置(11)の演算結果〔(H+ΔH)(V+Δ
V)〕および質量保存則〔HV=hv〕から出側の被加工物
の移動速度(v1)を算出する 第2の演算装置(13)と、 前記出側被加工物移動速度の算出値(v1)と前記出側板
速検出器による出側板速検出速度(v)との差分(v1−
v)を求める第3の演算装置(14)と、 前記第3の演算装置(14)の算出値(v1−v)を小さく
するように前記加工スタンドの回転駆動装置(2d)の回
転速度を制御する速度制御装置(2c)と、 を備えたことを特徴とするものである。
すなわち、本発明は、圧延過程における質量保存則を適
用してなるもので、その原理は、圧延機の入側質量速度
は、同出側のそれに等価であることに由来する。
用してなるもので、その原理は、圧延機の入側質量速度
は、同出側のそれに等価であることに由来する。
一般に、単基スタンドミルにおいては、ロールスタンド
の出側および入側板厚をそれぞれh,H、被圧延材速度
(以下、板速という)をv,Vとするとき、圧延における
被圧延材の幅広がりは無視できるため、質量保存則から
(1)式が成立する。
の出側および入側板厚をそれぞれh,H、被圧延材速度
(以下、板速という)をv,Vとするとき、圧延における
被圧延材の幅広がりは無視できるため、質量保存則から
(1)式が成立する。
HV=hv ……………(1) いま、(1)式において、実測入側板厚をH+ΔH、実
測圧延速度をV+ΔVとすれば(ここに、ΔH,ΔVは、
それぞれ所望目標値HおよびVからの偏差の増分または
減分を示す)、 (H+ΔH)(V+ΔV)=hv1 …(2) が成立する。ここに、v1は入側板厚Hおよび入側板速V
が変化しても、出側板厚をhに維持するに要する目標出
側速度を示す。したがつて、この(2)式を変形して、 を得る。
測圧延速度をV+ΔVとすれば(ここに、ΔH,ΔVは、
それぞれ所望目標値HおよびVからの偏差の増分または
減分を示す)、 (H+ΔH)(V+ΔV)=hv1 …(2) が成立する。ここに、v1は入側板厚Hおよび入側板速V
が変化しても、出側板厚をhに維持するに要する目標出
側速度を示す。したがつて、この(2)式を変形して、 を得る。
さらに、(3)式において、目標出側速度v1は、具体的
にはロールスタンドの駆動装置(通常、自動速度制御装
置〔以下、ASR〕と呼ばれるロールスタンドを常に所望
の速度に一定化制御する装置が設えられる)を用いて修
正する。
にはロールスタンドの駆動装置(通常、自動速度制御装
置〔以下、ASR〕と呼ばれるロールスタンドを常に所望
の速度に一定化制御する装置が設えられる)を用いて修
正する。
したがつて、板厚の修正制御は、ロールバイト部と称す
る部分(被圧延材がロールに挾まれ、塑性変形する部
分)で実行されるから、前記修正は実績測定点のロール
スタンドへの到達を待つて正確に行うことが必要であ
る。
る部分(被圧延材がロールに挾まれ、塑性変形する部
分)で実行されるから、前記修正は実績測定点のロール
スタンドへの到達を待つて正確に行うことが必要であ
る。
このため、実績入側板厚(H+ΔH)を被圧延材の移送
とともに、ロールスタンドへ移送されるようなトラツキ
ング手段(装置)を備えることが前提条件となる。この
トラツキング装置としては、前記実測値を記憶、シフト
するための2以上の複数の記憶装置を用いる。その記憶
装置内の記憶データのシフトまたはインデツクス修飾
(特定点の指標による追尾)は、ロールスタンドの入側
に設けられた板速検出手段(装置)により、例えば一定
時間内のシフト量については、前記入側板速(V+Δ
V)と当該時間の相乗積から、また一定距離毎のシフト
量については、例えばプリセツトオーバフローカウンタ
等の被測定対象の移送に対応したパルス発電機からの発
信パルス列を受けて、当該パルスが予定数の到達をもつ
て認識することができる。
とともに、ロールスタンドへ移送されるようなトラツキ
ング手段(装置)を備えることが前提条件となる。この
トラツキング装置としては、前記実測値を記憶、シフト
するための2以上の複数の記憶装置を用いる。その記憶
装置内の記憶データのシフトまたはインデツクス修飾
(特定点の指標による追尾)は、ロールスタンドの入側
に設けられた板速検出手段(装置)により、例えば一定
時間内のシフト量については、前記入側板速(V+Δ
V)と当該時間の相乗積から、また一定距離毎のシフト
量については、例えばプリセツトオーバフローカウンタ
等の被測定対象の移送に対応したパルス発電機からの発
信パルス列を受けて、当該パルスが予定数の到達をもつ
て認識することができる。
このように、トラツキングした前記入側板厚実測値(H
+ΔH)は、前記板速検出手段および板厚検出手段の有
する応答遅れおよびロールスタンドASR系の応答遅れを
見込んで前倒し的に抽出され、しかるのち、入側板速検
出手段の出力信号を(V+ΔV)とし、出側目標板厚を
hとするとき、(V+ΔV)/hとの相乗積をとり、既述
(3)式で示す所要出側板速を求めて、ロールスタンド
ASR系の速度修正をすれば、被測定点が正確な所望厚み
に修正することができる。具体的には、当該演算後、出
側板速検出手段による実績速度vとの差分(v1−v)を
求め、当該偏差(差分)を、例えば比例積分制御等の制
御装置を介してロールスタンドASRへの補正信号として
付与する。
+ΔH)は、前記板速検出手段および板厚検出手段の有
する応答遅れおよびロールスタンドASR系の応答遅れを
見込んで前倒し的に抽出され、しかるのち、入側板速検
出手段の出力信号を(V+ΔV)とし、出側目標板厚を
hとするとき、(V+ΔV)/hとの相乗積をとり、既述
(3)式で示す所要出側板速を求めて、ロールスタンド
ASR系の速度修正をすれば、被測定点が正確な所望厚み
に修正することができる。具体的には、当該演算後、出
側板速検出手段による実績速度vとの差分(v1−v)を
求め、当該偏差(差分)を、例えば比例積分制御等の制
御装置を介してロールスタンドASRへの補正信号として
付与する。
このとき、ロールスタンドの速度の変化に伴つて該スタ
ンド入側板速Vが変化するため、ASRへの補正信号出力
と同時に、巻戻しリール張力制御装置へ当該速度変化Δ
v1に伴う張力変化推定値(∂T/∂V)(∂V/∂Δv1)を
予め与え、巻戻し機とスタンド間張力の変化を通してAS
Rへの補正出力時の入側板速への影響を非干渉化する。
ンド入側板速Vが変化するため、ASRへの補正信号出力
と同時に、巻戻しリール張力制御装置へ当該速度変化Δ
v1に伴う張力変化推定値(∂T/∂V)(∂V/∂Δv1)を
予め与え、巻戻し機とスタンド間張力の変化を通してAS
Rへの補正出力時の入側板速への影響を非干渉化する。
さらに補足すれば、この過程において、ASRの制御手段
は上下ロールが等速制御されている場合には等速に、ま
た異周速圧延が実施されている場合については、上下の
いずれかのロール周辺を変更すればよいが、これらの間
には制御信号を出力する際の制御係数(所望速度変化を
得るに要する前記演算値との媒介係数)の違いが存在す
るのみであり、なんら本発明の本質を左右するものでは
ない。
は上下ロールが等速制御されている場合には等速に、ま
た異周速圧延が実施されている場合については、上下の
いずれかのロール周辺を変更すればよいが、これらの間
には制御信号を出力する際の制御係数(所望速度変化を
得るに要する前記演算値との媒介係数)の違いが存在す
るのみであり、なんら本発明の本質を左右するものでは
ない。
また、以上の記述は、全ての測定と演算とが正確無比に
実行された場合について述べたが、一般には、何らかの
測定誤差あるいは演算誤差が存在する場合が極めて普通
であり、この補正(主として、通常オフセツトと呼ばれ
る目標値との差)のために、公知のロールスタンド出側
厚み計出力偏差の積分値を用いて圧下制御装置への圧下
制御指令を付与することも効果的である。
実行された場合について述べたが、一般には、何らかの
測定誤差あるいは演算誤差が存在する場合が極めて普通
であり、この補正(主として、通常オフセツトと呼ばれ
る目標値との差)のために、公知のロールスタンド出側
厚み計出力偏差の積分値を用いて圧下制御装置への圧下
制御指令を付与することも効果的である。
〔作用〕 このようにして、本発明によれば、常時、ロールスタン
ドの出側および入側での単位時間当りの質量比較を通し
てロールスタンド出側板厚を所望値に維持するから、加
減速時に惹起されるロール軸受部油膜の厚み変化や、ロ
ールバイト部の摩擦係数の変化に起因するロールスタン
ドでの厚み変化も抑制され、従来技術における加減速部
の板厚精度の低下が発生せず、全長にわたつて正確な所
望の出側板厚が得られ、また演算過程において不確定要
因の入りやすい先進率等を用いないため、演算精度の向
上が図れる。
ドの出側および入側での単位時間当りの質量比較を通し
てロールスタンド出側板厚を所望値に維持するから、加
減速時に惹起されるロール軸受部油膜の厚み変化や、ロ
ールバイト部の摩擦係数の変化に起因するロールスタン
ドでの厚み変化も抑制され、従来技術における加減速部
の板厚精度の低下が発生せず、全長にわたつて正確な所
望の出側板厚が得られ、また演算過程において不確定要
因の入りやすい先進率等を用いないため、演算精度の向
上が図れる。
次に、本発明に係る自動板厚制御装置の実施例を図面に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
図において、被圧延材1は矢印で示すごとく、左リール
3a、左デフロール4a、ロールスタンド2(以下、スタン
ドと称する)、右デフロール4bを介して圧延され、右リ
ール3bに巻き取られる。
3a、左デフロール4a、ロールスタンド2(以下、スタン
ドと称する)、右デフロール4bを介して圧延され、右リ
ール3bに巻き取られる。
スタンド2には、電動機2dより圧延動力が供給される
が、この電動機2dは、速度指令装置5からの指令と速度
発電機2eの帰還値の差分(偏差)の関数としてASR2cに
より制御される。なお、左右リール3a,3bについても、
電動機によつて巻戻し力、巻取力を付与されるが、説明
を簡単にするため、図示を省略した。
が、この電動機2dは、速度指令装置5からの指令と速度
発電機2eの帰還値の差分(偏差)の関数としてASR2cに
より制御される。なお、左右リール3a,3bについても、
電動機によつて巻戻し力、巻取力を付与されるが、説明
を簡単にするため、図示を省略した。
さて、圧延において、左右の目標厚みは、左厚み設定装
置8および右厚み設定装置9にて設定され、それらの設
定信号は、左右厚み計7aおよび7bに与えられる。厚み計
7a,7bは、一般に、厚み設定装置8,9から付与される目標
厚みと、実測厚みとの差分を出力するから、入側(図
上、左)の実績厚みを認識するには、左厚み計7aの出力
信号と左厚み設定装置8の出力信号を加算器10にて加算
する。このデータサンプリングはタイミング装置16の制
御下において実行されるが、スタンド2の入側における
被圧延材1の一定長走行毎に実行しても制御の本質は左
右されない。
置8および右厚み設定装置9にて設定され、それらの設
定信号は、左右厚み計7aおよび7bに与えられる。厚み計
7a,7bは、一般に、厚み設定装置8,9から付与される目標
厚みと、実測厚みとの差分を出力するから、入側(図
上、左)の実績厚みを認識するには、左厚み計7aの出力
信号と左厚み設定装置8の出力信号を加算器10にて加算
する。このデータサンプリングはタイミング装置16の制
御下において実行されるが、スタンド2の入側における
被圧延材1の一定長走行毎に実行しても制御の本質は左
右されない。
さて、加算器10の出力信号は、シフトレジスタ等からな
る記憶転送装置12の最左端アドレス0へ格納され、被圧
延材1の移送とともに、スタンド2の入側板速検出器6a
の出力を受けて、記憶装置12のアドレスを順次図面上右
方(アドレスn方向)へシフトする。
る記憶転送装置12の最左端アドレス0へ格納され、被圧
延材1の移送とともに、スタンド2の入側板速検出器6a
の出力を受けて、記憶装置12のアドレスを順次図面上右
方(アドレスn方向)へシフトする。
一方、厚み計7a(通常、左右厚み計は同一仕様が選定さ
れ、一般には7bも同様)およびASR2cの応答時間の和
と、圧延速度との積から、スタンド直下より先行して出
力すべき距離相当量が得られるから、アドレスnから遡
つて対応点に格納された記憶値を乗算器11へ出力する。
乗算器11では、前記抽出記憶値と、当該タイミングにお
ける入側板速検出器6a出力との相乗積をとつて除算器13
へ出力する。除算器13では、乗算器11の出力値を被除
数、出側厚み設定装置9の出力を除数として、所望の出
側板速値を算出する。以上の過程が既述(3)式の演算
に対応する。
れ、一般には7bも同様)およびASR2cの応答時間の和
と、圧延速度との積から、スタンド直下より先行して出
力すべき距離相当量が得られるから、アドレスnから遡
つて対応点に格納された記憶値を乗算器11へ出力する。
乗算器11では、前記抽出記憶値と、当該タイミングにお
ける入側板速検出器6a出力との相乗積をとつて除算器13
へ出力する。除算器13では、乗算器11の出力値を被除
数、出側厚み設定装置9の出力を除数として、所望の出
側板速値を算出する。以上の過程が既述(3)式の演算
に対応する。
さて、除算器13の出力は減算器14に付与され、出側板速
検出器6bの出力を減算し、ASR2cに付与すべき補正量を
算出する。なお、15は比例積分要素などから構成される
制御装置を示し、また19はロールスタンドASRが前記補
正量を受けて速度を変更する際の入側板速の変動を抑制
するための制御器で、影響係数からなる係数器等が備え
られ、その制御出力は巻戻し機3aの張力制御装置18に付
与される。ここで、前記制御器の影響係数にはASRへの
制御出力Δv1が入側板速Vに及ぼす影響(∂V/∂Δv1)
と、入側板速が入側張力に与える影響(∂T/∂V)の積
をもつて定義し、この値を制御出力として補正制御す
る。
検出器6bの出力を減算し、ASR2cに付与すべき補正量を
算出する。なお、15は比例積分要素などから構成される
制御装置を示し、また19はロールスタンドASRが前記補
正量を受けて速度を変更する際の入側板速の変動を抑制
するための制御器で、影響係数からなる係数器等が備え
られ、その制御出力は巻戻し機3aの張力制御装置18に付
与される。ここで、前記制御器の影響係数にはASRへの
制御出力Δv1が入側板速Vに及ぼす影響(∂V/∂Δv1)
と、入側板速が入側張力に与える影響(∂T/∂V)の積
をもつて定義し、この値を制御出力として補正制御す
る。
なお、この一速の出力過程においても、タイミング装置
16の管理下にあることは、前記と同様である。
16の管理下にあることは、前記と同様である。
また、破線で示した出側厚み計7bの出力を積分器17によ
り積分して、圧下制御装置2bへ付与する手法は公知技術
であり、出側厚みのオフセツトを零にする目的から併用
されることがある。また、本図は図上右方への圧延につ
いてのみ示すが、逆転(左方への圧延)時は、スタンド
を対称軸として、同様の構成で実現が可能となる。さら
に、本実施例は、各制御要素を個別的に集積した実施態
様を示すが、制御用計算機やマイコンなどへの置換は容
易に推考可能であり、本発明をなんら制約するものでは
ない。
り積分して、圧下制御装置2bへ付与する手法は公知技術
であり、出側厚みのオフセツトを零にする目的から併用
されることがある。また、本図は図上右方への圧延につ
いてのみ示すが、逆転(左方への圧延)時は、スタンド
を対称軸として、同様の構成で実現が可能となる。さら
に、本実施例は、各制御要素を個別的に集積した実施態
様を示すが、制御用計算機やマイコンなどへの置換は容
易に推考可能であり、本発明をなんら制約するものでは
ない。
また、入側および出側板速検出器6a,6bは、被圧延材1
に接触したローラに係合したパルス発電機あるいは入側
および出側デフロール4a,4bの駆動軸に結合したパルス
発電機等の出力パルスを用いても同様の機能が達成でき
る。
に接触したローラに係合したパルス発電機あるいは入側
および出側デフロール4a,4bの駆動軸に結合したパルス
発電機等の出力パルスを用いても同様の機能が達成でき
る。
本発明は、本実施例に示すごとく、既設の設備への増強
更新が容易であり、また、その結果得られる大幅な厚み
精度向上のゆえに、投資効果の期待が大である特長を有
する。
更新が容易であり、また、その結果得られる大幅な厚み
精度向上のゆえに、投資効果の期待が大である特長を有
する。
このようにして、本発明によれば、常時、ロールスタン
ドの出側および入側での単位時間当りの質量比較を通し
てロールスタンド出側板厚を所望値に維持するから、加
減速時に惹起されるロール軸受部油膜の厚み変化や、ロ
ールバイト部の摩擦係数の変化に起因するロールスタン
ドでの変化も抑制され、従来技術における加減速部の板
厚精度の低下が発生せず、全長にわたつて正確な所望の
出側板厚が得られ、目標厚みに対する板厚偏差を限りな
く零に近づけることができる。
ドの出側および入側での単位時間当りの質量比較を通し
てロールスタンド出側板厚を所望値に維持するから、加
減速時に惹起されるロール軸受部油膜の厚み変化や、ロ
ールバイト部の摩擦係数の変化に起因するロールスタン
ドでの変化も抑制され、従来技術における加減速部の板
厚精度の低下が発生せず、全長にわたつて正確な所望の
出側板厚が得られ、目標厚みに対する板厚偏差を限りな
く零に近づけることができる。
図は本発明に係る具体的一実施例を示すブロツク図であ
る。 1……被圧延材、2……ロールスタンド、2b……圧下制
御装置、2c……自動速度制御装置(ASR)、2d……電動
機、2e……速度発電機、3a,3b……左右リール、4a,4b…
…左右デフロール、5……指令装置、6a,6b……左右板
速検出器、7a,7b……左右厚み計、8,9……左右厚み設定
装置、10……加算器、11……乗算器、12……記憶転送装
置、13……除算器、14……減算器、15……制御装置、16
……タイミング装置、17……積分器、18……巻戻し機張
力制御装置、19……入側板速変動を抑制するための制御
器。
る。 1……被圧延材、2……ロールスタンド、2b……圧下制
御装置、2c……自動速度制御装置(ASR)、2d……電動
機、2e……速度発電機、3a,3b……左右リール、4a,4b…
…左右デフロール、5……指令装置、6a,6b……左右板
速検出器、7a,7b……左右厚み計、8,9……左右厚み設定
装置、10……加算器、11……乗算器、12……記憶転送装
置、13……除算器、14……減算器、15……制御装置、16
……タイミング装置、17……積分器、18……巻戻し機張
力制御装置、19……入側板速変動を抑制するための制御
器。
Claims (2)
- 【請求項1】任意の圧延加工スタンドの入側および出側
における被加工物の移動速度を検出する板速検出器と、 前記入側および出側における被加工物の厚みを検出する
厚み検出器と、 前記厚み検出器により検出された入側厚み検出値を定期
的に取り込んで順次入力順に記憶し、前記板速検出器に
より検出された入側板速検出値に基づき前記被加工物の
移動に追従して前記記憶内容をシフトして出力する記憶
装置と、 前記入側板速検出値と前記記憶装置から出力される入側
厚み検出値との相乗積を算出する第1の演算装置と、 前記出側の目標厚みを設定する厚み設定器と、 前記厚み設定器による目標厚み、前記第1の演算装置の
演算結果および質量保存則から被加工物の出側移動速度
を算出する第2の演算装置と、 前記第2の演算装置により算出された出側移動速度の算
出値と前記板速検出器による出側板速検出値との差分を
求める第3の演算装置と、 前記第3の演算装置により求められた差分を小さくする
ように前記圧延加工スタンドの回転駆動装置の回転速度
を制御する速度制御装置と、 を備えたことを特徴とする自動板厚制御装置。 - 【請求項2】圧延加工スタンドの入側および出側におけ
る被加工物の移動速度を検出する板速検出器と、 前記入側および出側における被加工物の厚みを検出する
厚み検出器と、 前記厚み検出器により検出された入側厚み検出値を定期
的に取り込んで順次入力順に記憶し、前記板速検出器に
より検出された入側板速検出値に基づき前記被加工物の
移動に追従して前記記憶内容をシフトして出力する記憶
装置と、 前記入側板速検出値と前記記憶装置から出力される入側
厚み検出値との相乗積を算出する第1の演算装置と、 前記出側の目標厚みを設定する厚み設定器と、 前記厚み設定器による目標厚み、前記第1の演算装置の
演算結果および質量保存則から、被加工物の出側の移動
速度を算出する第2の演算装置と、 前記第2の演算装置により算出された被加工物の出側移
動速度の算出値と前記板速検出器による出側板速検出値
との差分を求める第3の演算装置と、 前記第3の演算装置により求められた差分を小さくする
ように前記圧延加工スタンドの回転駆動装置の回転速度
を制御する速度制御装置と、 前記第3の演算装置により求められた差分に基づいて、
前記速度制御装置による回転速度制御が被加工物の入側
移動速度に及ぼす影響および当該入側移動速度が入側張
力に及ぼす影響を含む影響係数信号を制御出力として前
記圧延加工スタンドの入側に設置された張力制御装置に
付与する制御器と、 を備えたことを特徴とする自動板厚制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60261694A JPH0671614B2 (ja) | 1985-11-21 | 1985-11-21 | 自動板厚制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60261694A JPH0671614B2 (ja) | 1985-11-21 | 1985-11-21 | 自動板厚制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62124011A JPS62124011A (ja) | 1987-06-05 |
| JPH0671614B2 true JPH0671614B2 (ja) | 1994-09-14 |
Family
ID=17365412
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60261694A Expired - Lifetime JPH0671614B2 (ja) | 1985-11-21 | 1985-11-21 | 自動板厚制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0671614B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0380211A (ja) * | 1989-08-24 | 1991-04-05 | Olympus Optical Co Ltd | 顕微鏡対物レンズ |
| DE10233118B3 (de) * | 2002-07-20 | 2004-04-29 | Aluminium Norf Gmbh | Dynamische Dickenkorrektur |
| US20120269958A1 (en) * | 2009-10-27 | 2012-10-25 | Ramesh Subramanian | Material buildup simulations by application of powder jet mass conservation priciples |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5249778A (en) * | 1975-10-17 | 1977-04-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Bucket brigade semiconductor device and process for production of same |
-
1985
- 1985-11-21 JP JP60261694A patent/JPH0671614B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62124011A (ja) | 1987-06-05 |
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