JPH0651116A - 位相差フィルムの製造方法 - Google Patents
位相差フィルムの製造方法Info
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- JPH0651116A JPH0651116A JP20502992A JP20502992A JPH0651116A JP H0651116 A JPH0651116 A JP H0651116A JP 20502992 A JP20502992 A JP 20502992A JP 20502992 A JP20502992 A JP 20502992A JP H0651116 A JPH0651116 A JP H0651116A
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- JP
- Japan
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- film
- polysulfone
- stretching
- retardation
- guide
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 レターデーション値Reが全面で均一でかつ
視野角特性が優れた横一軸延伸ポリサルフォンフィルム
の製造方法を提供すること。 【構成】 上側直線案内部11と下側直線案内部12と
これ等端部同志を連結する2つの曲線案内部13,14
から成り並列配置された一対の無端状ガイドレール1
と、各ガイドレールに所定の間隔を設けて装着され各ガ
イドレール上を走行すると共にフィルムpの横方向両端
部を把持する複数の治具2群とでフィルム把持手段10
を構成し、このフィルム把持手段に対して横一軸延伸さ
れたポリサルフォンフィルムを供給し、ガイドレールの
曲線案内部13において上記フィルムの横方向両端部を
順次把持させると共に、上側直線案内部11においてフ
ィルムを弛ませながらその縦方向を熱収縮させ、縦方向
の長さを熱収縮前における長さの1/a’1/2 倍以上
(但し、a’は横一軸延伸処理の際のズリを考慮した理
論延伸倍率である)に制御することを特徴とする。
視野角特性が優れた横一軸延伸ポリサルフォンフィルム
の製造方法を提供すること。 【構成】 上側直線案内部11と下側直線案内部12と
これ等端部同志を連結する2つの曲線案内部13,14
から成り並列配置された一対の無端状ガイドレール1
と、各ガイドレールに所定の間隔を設けて装着され各ガ
イドレール上を走行すると共にフィルムpの横方向両端
部を把持する複数の治具2群とでフィルム把持手段10
を構成し、このフィルム把持手段に対して横一軸延伸さ
れたポリサルフォンフィルムを供給し、ガイドレールの
曲線案内部13において上記フィルムの横方向両端部を
順次把持させると共に、上側直線案内部11においてフ
ィルムを弛ませながらその縦方向を熱収縮させ、縦方向
の長さを熱収縮前における長さの1/a’1/2 倍以上
(但し、a’は横一軸延伸処理の際のズリを考慮した理
論延伸倍率である)に制御することを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリサルフォン系フィ
ルムを横一軸延伸して位相差フィルムを製造する方法に
係り、特に、レターデーシヨンが全面で均一でかつ視野
角特性に優れた位相差フィルムが求められる製造方法の
改良に関するものである。
ルムを横一軸延伸して位相差フィルムを製造する方法に
係り、特に、レターデーシヨンが全面で均一でかつ視野
角特性に優れた位相差フィルムが求められる製造方法の
改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】位相差フィルムとは、一軸延伸された高
分子フィルムの複屈折性(延伸に伴う分子配向により延
伸方向とそれに直交する方向の屈折率が異なるため生ず
る)を利用し、例えば、液晶表示装置の液晶によってそ
の偏光間に生じた位相差を解消させる(位相差補償とい
う)ものである。そして、上記位相差補償性能はレタデ
ーション値Re、すなわち延伸方向の屈折率とこれに直
交する方向の屈折率の差Δnとフィルムの厚みdとの積
で表される。
分子フィルムの複屈折性(延伸に伴う分子配向により延
伸方向とそれに直交する方向の屈折率が異なるため生ず
る)を利用し、例えば、液晶表示装置の液晶によってそ
の偏光間に生じた位相差を解消させる(位相差補償とい
う)ものである。そして、上記位相差補償性能はレタデ
ーション値Re、すなわち延伸方向の屈折率とこれに直
交する方向の屈折率の差Δnとフィルムの厚みdとの積
で表される。
【0003】このような位相差フィルムは、例えば特開
平2−42406号公報に記載されており、ネックイン
率(延伸方向に直交する方向の収縮率)が10%以下と
なるように一軸延伸して製造される。
平2−42406号公報に記載されており、ネックイン
率(延伸方向に直交する方向の収縮率)が10%以下と
なるように一軸延伸して製造される。
【0004】しかしながら、こうして製造された位相差
フィルムのレターデーション値Reは入射光の入射角が
増大すると変化するため、液晶表示装置の表示画面に色
ムラを生じたり、表示画面を正面から見た場合と横方向
から見た場合とによって白黒が反転したいわゆる色反転
現象が生じたりする。
フィルムのレターデーション値Reは入射光の入射角が
増大すると変化するため、液晶表示装置の表示画面に色
ムラを生じたり、表示画面を正面から見た場合と横方向
から見た場合とによって白黒が反転したいわゆる色反転
現象が生じたりする。
【0005】他方、特開平2−191904号公報に
は、『縦一軸延伸法』によって位相差フィルムを製造す
る際、延伸方向と直交する方向の長さをその延伸前の長
さの比の1/a1/2 〜1/a1/3 に制御することにより
その視野角特性が改善されることが記載されている。
は、『縦一軸延伸法』によって位相差フィルムを製造す
る際、延伸方向と直交する方向の長さをその延伸前の長
さの比の1/a1/2 〜1/a1/3 に制御することにより
その視野角特性が改善されることが記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、高分子フィ
ルムを延伸処理して位相差フィルムを製造する場合、い
くつかの重要品質の内で以下の3点に特に注意する必要
がある。
ルムを延伸処理して位相差フィルムを製造する場合、い
くつかの重要品質の内で以下の3点に特に注意する必要
がある。
【0007】(1)上記レターデーションがフィルム全面
で同じであること。
で同じであること。
【0008】(2)視野角特性が良好なこと。
【0009】(3)外観不良がないこと。
【0010】一方、高分子フィルムを用いて位相差フィ
ルムを製造する方法としては、フィルムを挟み込んだロ
ール間の回転速度の違いを利用してフィルム長手方向に
延伸を行う『縦一軸延伸法』と、機械的にフィルム横方
向に延伸する『横一軸延伸法』の2種類が知られてい
る。そして上記ポリサルフォン系フィルムを延伸する場
合、『縦一軸延伸法』ではフィルムがロールに巻き付い
たり、ロールとフィルムが擦れて傷がついたりするため
上記(3) の品質を満たすことができない。
ルムを製造する方法としては、フィルムを挟み込んだロ
ール間の回転速度の違いを利用してフィルム長手方向に
延伸を行う『縦一軸延伸法』と、機械的にフィルム横方
向に延伸する『横一軸延伸法』の2種類が知られてい
る。そして上記ポリサルフォン系フィルムを延伸する場
合、『縦一軸延伸法』ではフィルムがロールに巻き付い
たり、ロールとフィルムが擦れて傷がついたりするため
上記(3) の品質を満たすことができない。
【0011】そこで、外観不良が無いようにポリサルフ
ォン系フィルムの延伸処理法としては『横一軸延伸法』
が通常適用されている。また。(1) のレターデーション
に関しては延伸条件等の最適化により均一にすることが
可能である。
ォン系フィルムの延伸処理法としては『横一軸延伸法』
が通常適用されている。また。(1) のレターデーション
に関しては延伸条件等の最適化により均一にすることが
可能である。
【0012】しかしながら、上記(2) の視野角特性に関
しては延伸条件で改善することができない。ここで、
『視野角特性が良好』とは、フィルム法線方向からみた
特性と斜め方向からみた特性の差が無い状態を指してい
るが、この視野角特性は樹脂内の屈折率異方性と密接な
関係がある。ここで、『屈折率異方性』とは、フィルム
の延伸方向、これと直交する方向(延伸直角方向)、フ
ィルムの厚み方向の3方向の屈折率がそれぞれ異なって
いる状態を指している。
しては延伸条件で改善することができない。ここで、
『視野角特性が良好』とは、フィルム法線方向からみた
特性と斜め方向からみた特性の差が無い状態を指してい
るが、この視野角特性は樹脂内の屈折率異方性と密接な
関係がある。ここで、『屈折率異方性』とは、フィルム
の延伸方向、これと直交する方向(延伸直角方向)、フ
ィルムの厚み方向の3方向の屈折率がそれぞれ異なって
いる状態を指している。
【0013】そして、上記視野角特性を良好にするため
には、3方向の屈折率の内、延伸直角方向と厚み方向の
屈折率を等しくする方法が容易である。これは以下の理
由による。すなわち、面内(フィルム法線方向からみた
特性)のレターデーションは、延伸方向と延伸直角方向
の屈折率差から求められる。斜め方向からみる場合、こ
れに厚み方向の成分が加わる。この厚み方向の屈折率が
他の2方向に較べて著しく異なる場合、上記レターデー
ションは面内に較べ著しく大きくなるか小さくなる。こ
の斜め方向からみた場合のレターデーションの変化が視
野角の不良である。例えば、この様な位相差フィルムを
液晶ディスプレーに実装した場合、正面と斜めとで色が
反転する現象が起こってしまう。そこで、この斜め方向
からみたレターデーションの変化を極力抑えるために
は、見掛上厚み方向の屈折率が影響しないように延伸直
角方向と厚み方向の屈折率を等しくする方法がよい。
には、3方向の屈折率の内、延伸直角方向と厚み方向の
屈折率を等しくする方法が容易である。これは以下の理
由による。すなわち、面内(フィルム法線方向からみた
特性)のレターデーションは、延伸方向と延伸直角方向
の屈折率差から求められる。斜め方向からみる場合、こ
れに厚み方向の成分が加わる。この厚み方向の屈折率が
他の2方向に較べて著しく異なる場合、上記レターデー
ションは面内に較べ著しく大きくなるか小さくなる。こ
の斜め方向からみた場合のレターデーションの変化が視
野角の不良である。例えば、この様な位相差フィルムを
液晶ディスプレーに実装した場合、正面と斜めとで色が
反転する現象が起こってしまう。そこで、この斜め方向
からみたレターデーションの変化を極力抑えるために
は、見掛上厚み方向の屈折率が影響しないように延伸直
角方向と厚み方向の屈折率を等しくする方法がよい。
【0014】ところで、この屈折率は樹脂の内部応力に
一次的に比例している。ポリサルフォンフィルムはもと
もと1.633の固有屈折率を有しているが、この樹脂
を内から外に引っ張ると屈折率は大きくなり、外から内
に圧縮すると小さくなる。
一次的に比例している。ポリサルフォンフィルムはもと
もと1.633の固有屈折率を有しているが、この樹脂
を内から外に引っ張ると屈折率は大きくなり、外から内
に圧縮すると小さくなる。
【0015】屈折率の変化を延伸に当てはめて考える
と、図8(A)に示すように等方的だった屈折率が延伸
方向へ引っ張られるため大きくなる。他方、厚み方向に
は図8(B)に示すように圧縮されるため小さくなる。
また、延伸直角方向には変化せず規制されているため変
化は少ない。
と、図8(A)に示すように等方的だった屈折率が延伸
方向へ引っ張られるため大きくなる。他方、厚み方向に
は図8(B)に示すように圧縮されるため小さくなる。
また、延伸直角方向には変化せず規制されているため変
化は少ない。
【0016】これに対し『横一軸延伸法』においては延
伸方向と直交する方向(延伸直角方向)には力が作用し
難いため(フィルムを搬送させるためのロール間隔が一
定で規制されているため)、延伸直角方向の変化は少な
い(実際には圧縮力が残留するため僅かながら小さくな
る)。
伸方向と直交する方向(延伸直角方向)には力が作用し
難いため(フィルムを搬送させるためのロール間隔が一
定で規制されているため)、延伸直角方向の変化は少な
い(実際には圧縮力が残留するため僅かながら小さくな
る)。
【0017】また、延伸処理の際のフィルムの単位体積
を考えると、図9(A)に示すように延伸方向(この場
合x軸方向)にa倍に引っ張ると、他の2方向(y軸方
向とz軸方向)は普通1/a1/2 倍になる(すなわち延
伸前後のフィルムの体積は一定であるからである)。こ
の場合、屈折率は延伸直角方向と厚み方向共に同じ応力
がかかるため、図9(B)に示すように上記延伸直角方
向の屈折率(ny )と厚み方向の屈折率(nz )は等し
くなる。
を考えると、図9(A)に示すように延伸方向(この場
合x軸方向)にa倍に引っ張ると、他の2方向(y軸方
向とz軸方向)は普通1/a1/2 倍になる(すなわち延
伸前後のフィルムの体積は一定であるからである)。こ
の場合、屈折率は延伸直角方向と厚み方向共に同じ応力
がかかるため、図9(B)に示すように上記延伸直角方
向の屈折率(ny )と厚み方向の屈折率(nz )は等し
くなる。
【0018】この状態では視野角特性は良好である。
【0019】ところが、『横一軸延伸法』においては上
述したようにフィルムの長手方向が規制されているため
図10(A)に示すように長手方向(y軸方向)へは収
縮しない。このため、厚み方向は1/a倍に収縮し、図
10(B)に示すように延伸直角方向の屈折率(ny )
と厚み方向の屈折率(nz )が異なってしまい、その視
野角特性が低下する問題点があった。
述したようにフィルムの長手方向が規制されているため
図10(A)に示すように長手方向(y軸方向)へは収
縮しない。このため、厚み方向は1/a倍に収縮し、図
10(B)に示すように延伸直角方向の屈折率(ny )
と厚み方向の屈折率(nz )が異なってしまい、その視
野角特性が低下する問題点があった。
【0020】本発明はこのような問題点に着目してなさ
れたものであって、その課題とするところは、ポリサル
フォン系フィルムを用いる横一軸延伸法においてレター
デーションが全面で均一でかつ視野角特性に優れた位相
差フィルムの製造方法を提供することにある。
れたものであって、その課題とするところは、ポリサル
フォン系フィルムを用いる横一軸延伸法においてレター
デーションが全面で均一でかつ視野角特性に優れた位相
差フィルムの製造方法を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1に係
る発明は、ポリサルフォン系フィルムを横一軸延伸処理
した後、このポリサルフォン系フィルムの縦方向を熱収
縮させて位相差フィルムを製造する方法を前提とし、略
水平方向へ伸びる上側直線案内部とこの下方側に設けら
れた下側直線案内部とこれ等直線案内部の端部同志を連
結する2つの曲線案内部から成り平行に並列配置された
一対の無端状ガイドレールと、各ガイドレールに所定の
間隔を設けて装着されかつ各ガイドレール上を走行する
と共に上記ポリサルフォン系フィルムの横方向両端部を
把持する複数の治具群とでフィルム把持手段を構成し、
このフィルム把持手段に対して横一軸延伸処理されたポ
リサルフォン系フィルムを供給し、各治具間の先端側同
志の間隔がその基端側同志の間隔より広がるガイドレー
ルの曲線案内部において上記ポリサルフォン系フィルム
の横方向両端部を順次把持させると共に、各治具間の先
端側同志の間隔がその基端側同志の間隔に縮まるガイド
レールの直線案内部において上記ポリサルフォン系フィ
ルムを弛ませた後、熱収縮処理を施してポリサルフォン
系フィルムの縦方向の長さを熱収縮前における長さの1
/a’1/2 倍以上(但し、a’は上記横一軸延伸処理の
理論延伸倍率である)に制御することを特徴とするもの
である。
る発明は、ポリサルフォン系フィルムを横一軸延伸処理
した後、このポリサルフォン系フィルムの縦方向を熱収
縮させて位相差フィルムを製造する方法を前提とし、略
水平方向へ伸びる上側直線案内部とこの下方側に設けら
れた下側直線案内部とこれ等直線案内部の端部同志を連
結する2つの曲線案内部から成り平行に並列配置された
一対の無端状ガイドレールと、各ガイドレールに所定の
間隔を設けて装着されかつ各ガイドレール上を走行する
と共に上記ポリサルフォン系フィルムの横方向両端部を
把持する複数の治具群とでフィルム把持手段を構成し、
このフィルム把持手段に対して横一軸延伸処理されたポ
リサルフォン系フィルムを供給し、各治具間の先端側同
志の間隔がその基端側同志の間隔より広がるガイドレー
ルの曲線案内部において上記ポリサルフォン系フィルム
の横方向両端部を順次把持させると共に、各治具間の先
端側同志の間隔がその基端側同志の間隔に縮まるガイド
レールの直線案内部において上記ポリサルフォン系フィ
ルムを弛ませた後、熱収縮処理を施してポリサルフォン
系フィルムの縦方向の長さを熱収縮前における長さの1
/a’1/2 倍以上(但し、a’は上記横一軸延伸処理の
理論延伸倍率である)に制御することを特徴とするもの
である。
【0022】また、請求項2に係る発明は請求項1に係
る位相差フィルムの製造方法を前提とし、上記治具が、
ガイドレールに装着されるガイドチェーンに取付けられ
た下側クリップと、この下側クリップに対して接離可能
に取付けられた上側クリップとでその主要部を構成して
いることを特徴とし、他方、請求項3に係る発明は、請
求項2に係る発明と同様に請求項1に係る位相差フィル
ムの製造方法を前提とし、上記治具が、ガイドレールに
装着されるガイドチェーンに下面側が取付けられかつそ
の上面側に複数のフィルム把持用針を備えたプレートに
よりその主要部を構成していることを特徴とするもので
ある。
る位相差フィルムの製造方法を前提とし、上記治具が、
ガイドレールに装着されるガイドチェーンに取付けられ
た下側クリップと、この下側クリップに対して接離可能
に取付けられた上側クリップとでその主要部を構成して
いることを特徴とし、他方、請求項3に係る発明は、請
求項2に係る発明と同様に請求項1に係る位相差フィル
ムの製造方法を前提とし、上記治具が、ガイドレールに
装着されるガイドチェーンに下面側が取付けられかつそ
の上面側に複数のフィルム把持用針を備えたプレートに
よりその主要部を構成していることを特徴とするもので
ある。
【0023】一方、請求項4に係る発明は、請求項1、
2又は3に係る位相差フィルムの製造方法を前提とし、
製造された位相差フィルムに対しその法線に平行な方向
から波長589.8 nmのナトリウムD線を入射した場合の
レターデーションをRe0 とし、法線に対し40度の方
向から入射した場合のレターデーションをRe40とした
とき、下記式(1)を満たしていることを特徴とするも
のである。
2又は3に係る位相差フィルムの製造方法を前提とし、
製造された位相差フィルムに対しその法線に平行な方向
から波長589.8 nmのナトリウムD線を入射した場合の
レターデーションをRe0 とし、法線に対し40度の方
向から入射した場合のレターデーションをRe40とした
とき、下記式(1)を満たしていることを特徴とするも
のである。
【0024】 0.90 ≦ Re40/Re0 ≦ 1.10 (1) 請求項1〜4に係る発明によれば横一軸延伸法を適用し
た場合においても横一軸延伸処理したポリサルフォン系
フィルムの横方向両端部を把持してフィルムの延伸直角
方向への熱収縮処理が図れるため、延伸直角方向と厚み
方向の屈折率を揃えることが可能となる。すなわち、フ
ィルムの延伸直角方向の長さが熱収縮される前の延伸直
角方向の長さの1/a’1/2 倍以上となり、延伸直角方
向の屈折率が厚み方向の屈折率に近づいて入射角の相違
によるレターデーションReの相違を小さいものとす
る。
た場合においても横一軸延伸処理したポリサルフォン系
フィルムの横方向両端部を把持してフィルムの延伸直角
方向への熱収縮処理が図れるため、延伸直角方向と厚み
方向の屈折率を揃えることが可能となる。すなわち、フ
ィルムの延伸直角方向の長さが熱収縮される前の延伸直
角方向の長さの1/a’1/2 倍以上となり、延伸直角方
向の屈折率が厚み方向の屈折率に近づいて入射角の相違
によるレターデーションReの相違を小さいものとす
る。
【0025】ところで、一般に延伸されたフィルムを構
成するポリマー鎖は隣接するポリマー鎖と絡み合い、こ
の絡み合いによって生じる剪断力により配向状態を保持
する。そして、一旦延伸されたフィルムにおいては、ガ
ラス転移点以下の温度に加熱された場合であってもこの
剪断力により上記延伸状態が保持される。
成するポリマー鎖は隣接するポリマー鎖と絡み合い、こ
の絡み合いによって生じる剪断力により配向状態を保持
する。そして、一旦延伸されたフィルムにおいては、ガ
ラス転移点以下の温度に加熱された場合であってもこの
剪断力により上記延伸状態が保持される。
【0026】しかし、ポリマーの種類によっては上記剪
断力が低いため延伸状態を保持できないものもある。こ
の樹脂間の滑りを便宜的に『ズリ』と呼んでいるが、ポ
リサルフォン系樹脂のズリ量は他の光学用樹脂に較べて
大きい。
断力が低いため延伸状態を保持できないものもある。こ
の樹脂間の滑りを便宜的に『ズリ』と呼んでいるが、ポ
リサルフォン系樹脂のズリ量は他の光学用樹脂に較べて
大きい。
【0027】前述した横一軸延伸後の収縮状態において
は、図10(A)に示したように延伸直角方向が1のま
ま厚み方向が1/a倍であり、単純な弾性回復であれば
それぞれ1/a1/2 になって安定するが、上記『ズリ』
の影響により実際の回復後は1/a1/2 より大きい。こ
の応力緩和も加味した回復制御を行うことがポリサルフ
ォン系フィルムの屈折率制御上重要なポイントである。
は、図10(A)に示したように延伸直角方向が1のま
ま厚み方向が1/a倍であり、単純な弾性回復であれば
それぞれ1/a1/2 になって安定するが、上記『ズリ』
の影響により実際の回復後は1/a1/2 より大きい。こ
の応力緩和も加味した回復制御を行うことがポリサルフ
ォン系フィルムの屈折率制御上重要なポイントである。
【0028】この1/a1/2 より大きな予想回復量は1
/a’1/2 とおくことができる。すなわち、a倍に延伸
したフィルムを、上記『ズリ』分を相殺して見掛上a’
倍(a’<a)に延伸したフィルムとみなして扱うので
ある。
/a’1/2 とおくことができる。すなわち、a倍に延伸
したフィルムを、上記『ズリ』分を相殺して見掛上a’
倍(a’<a)に延伸したフィルムとみなして扱うので
ある。
【0029】そして、延伸直角方向及び厚み方向を1/
a’1/2 に制御することで良好な視野角を得ることがで
きる。
a’1/2 に制御することで良好な視野角を得ることがで
きる。
【0030】このa’(a’:ズリを考慮した理論延伸
倍率)は実測から求めることができる。
倍率)は実測から求めることができる。
【0031】以下、この点についてより具体的に説明
と、例えば固有屈折率1.633のポリサルフォンフィ
ルムを1.5倍に横一軸延伸すると、延伸方向の屈折率
は1.6357に増加する。
と、例えば固有屈折率1.633のポリサルフォンフィ
ルムを1.5倍に横一軸延伸すると、延伸方向の屈折率
は1.6357に増加する。
【0032】そして、この延伸状態を保持したまま(す
なわち延伸されたフィルムの四方を固定したまま)加熱
すると屈折率は1.6347に低下する。
なわち延伸されたフィルムの四方を固定したまま)加熱
すると屈折率は1.6347に低下する。
【0033】ここで、延伸による長さの増加分と、屈折
率の増加分が比例すると仮定すると、横一軸延伸倍率を
a、屈折率をn、比例定数をkとして、下記式(2)が
成立する。
率の増加分が比例すると仮定すると、横一軸延伸倍率を
a、屈折率をn、比例定数をkとして、下記式(2)が
成立する。
【0034】 n=k×(a−1)+1.633 (2) 但し、式中の(a−1)は、延伸による長さの増加分を
延伸前の長さで割ったものを意味している。
延伸前の長さで割ったものを意味している。
【0035】そして、a=1.5の場合、n=1.63
57であることからk=0.0054であり、上記
(2)は下記式(3)と書き直すことができる。
57であることからk=0.0054であり、上記
(2)は下記式(3)と書き直すことができる。
【0036】 n=0.0054(a−1)+1.633 (3) そして、延伸状態を保持したまま加熱した後のフィルム
の屈折率が1.6347であることから、これと同様の
屈折率を有する延伸フィルムの延伸倍率(理論延伸倍
率)をa’とすると、下記式(4)が成立する。
の屈折率が1.6347であることから、これと同様の
屈折率を有する延伸フィルムの延伸倍率(理論延伸倍
率)をa’とすると、下記式(4)が成立する。
【0037】 1.6347=0.0054(a’−1)+1.633 (4) これを計算するとa’=1.315となり、加熱後のフ
ィルムは見掛け上1.5倍に延伸処理されたものであり
ながら、実質的には1.315倍に延伸されたフィルム
と同様の配向状態を有するに過ぎず、この理論延伸倍率
a’で延伸された横一軸延伸ポリサルフォンフィルムと
等価に取り扱うことができる。
ィルムは見掛け上1.5倍に延伸処理されたものであり
ながら、実質的には1.315倍に延伸されたフィルム
と同様の配向状態を有するに過ぎず、この理論延伸倍率
a’で延伸された横一軸延伸ポリサルフォンフィルムと
等価に取り扱うことができる。
【0038】このため、延伸直角方向(横一軸延伸され
たポリサルフォンフィルムの縦方向)の長さを熱収縮前
の長さの1/a’1/2 倍以上に制御した場合、この延伸
直角方向の屈折率と厚み方向の屈折率が等しくなり、入
射角の如何を問わずレターデーション値Reが一定で視
野角特性の優れたものとなる。
たポリサルフォンフィルムの縦方向)の長さを熱収縮前
の長さの1/a’1/2 倍以上に制御した場合、この延伸
直角方向の屈折率と厚み方向の屈折率が等しくなり、入
射角の如何を問わずレターデーション値Reが一定で視
野角特性の優れたものとなる。
【0039】請求項1〜4に係る発明はこのような技術
的理由に基づいてなされている。
的理由に基づいてなされている。
【0040】これ等発明において延伸状態を保持したま
ま加熱した後の屈折率によって特定される理論延伸倍率
a’は、上述した予備実験によって加熱前の屈折率nと
延伸倍率a、及び、加熱後の屈折率n’を測定して、下
記式(5)、及び(6)から算出することができる。
ま加熱した後の屈折率によって特定される理論延伸倍率
a’は、上述した予備実験によって加熱前の屈折率nと
延伸倍率a、及び、加熱後の屈折率n’を測定して、下
記式(5)、及び(6)から算出することができる。
【0041】すなわち、 n =k×(a−1)+n0 (5) n’=k×(a’−1)+n0 (6) 但し、n0 は延伸前の固有屈折率、kは比例定数であ
る。
る。
【0042】そして、式(5)及び(6)から a’=1+(a−1)×(n’−n0 )/(n−n0 ) (7) 尚、実験を繰り返してこの理論延伸倍率を求めた結果に
よると、一般に、 1/a1/2 < 1.05/a1/2
< 1/a’1/2の関係が成り立つ。
よると、一般に、 1/a1/2 < 1.05/a1/2
< 1/a’1/2の関係が成り立つ。
【0043】また、1/a1/3 と1/a’1/2 は延伸条
件によって大小関係は異なる。特開平2−191904
号公報に記載されているように1/a1/3 以下という範
囲内に制御することは、横一軸延伸したポリサルフォン
フィルムを用いる限りは限られた延伸条件でしか対応す
ることができない。
件によって大小関係は異なる。特開平2−191904
号公報に記載されているように1/a1/3 以下という範
囲内に制御することは、横一軸延伸したポリサルフォン
フィルムを用いる限りは限られた延伸条件でしか対応す
ることができない。
【0044】次に、熱収縮させるポリサルフォンフィル
ムの収縮量は(1−1/a’1/2 )が適当であるが、不
具合により正確な収縮量が与えられなかったとする。例
えば、特開平2−191904号公報の記載のように1
−1/a1/2 〜1/a1/3 の範囲で延伸直角方向に弛ま
せて熱収縮処理をしてしまったとすると、弛ませ量が1
−1.05/a1/2 (正確には1−1/a’1/2 )より
大の場合、フィルムはズリによって収縮しきれなくな
り、表面には波状のしわが残り光学フィルムとしては使
用できない。
ムの収縮量は(1−1/a’1/2 )が適当であるが、不
具合により正確な収縮量が与えられなかったとする。例
えば、特開平2−191904号公報の記載のように1
−1/a1/2 〜1/a1/3 の範囲で延伸直角方向に弛ま
せて熱収縮処理をしてしまったとすると、弛ませ量が1
−1.05/a1/2 (正確には1−1/a’1/2 )より
大の場合、フィルムはズリによって収縮しきれなくな
り、表面には波状のしわが残り光学フィルムとしては使
用できない。
【0045】また、逆に(1−1/a’1/2 )より著し
く小さな弛ませ量で保持した場合には(例えば、ほとん
どネックイン量が0に近い場合)、熱収縮処理を加えて
も延伸直角方向に収縮しないため屈折率の変化が起きな
い。従って、延伸直角方向の屈折率を厚み方向の屈折率
に近付けることが困難なため、視野角特性の改善は期待
できなくなる。また、不用意にズリを起こさせてしまう
ため、フィルム面内の屈折率差が小さくなり所定のレタ
ーデーションを得ることが困難となる。
く小さな弛ませ量で保持した場合には(例えば、ほとん
どネックイン量が0に近い場合)、熱収縮処理を加えて
も延伸直角方向に収縮しないため屈折率の変化が起きな
い。従って、延伸直角方向の屈折率を厚み方向の屈折率
に近付けることが困難なため、視野角特性の改善は期待
できなくなる。また、不用意にズリを起こさせてしまう
ため、フィルム面内の屈折率差が小さくなり所定のレタ
ーデーションを得ることが困難となる。
【0046】従って、1.05/a1/2 より大で、1/
a’1/2 以上で、かつ1/a’1/2より著しく大きくな
らないように制御することが不可欠である。
a’1/2 以上で、かつ1/a’1/2より著しく大きくな
らないように制御することが不可欠である。
【0047】また、上述した特開平2−42406号公
報においてはネックイン率を10%以下、望ましくは0
%に抑えるように記載されているが、ネックインを束縛
して延伸を行うと上述したように延伸方向に対し直交す
る方向が1/a’1/2 倍になれないため、延伸直角方向
と厚み方向の屈折率が等しくならない。従って、視野角
特性の向上は期待できない。特に、a’>1.24のフ
ィルムにおいてはネックイン率が10%以下では絶対に
延伸直角方向と厚み方向の屈折率は等しくならず、視野
角特性の良い位相差フィルムは得られない。
報においてはネックイン率を10%以下、望ましくは0
%に抑えるように記載されているが、ネックインを束縛
して延伸を行うと上述したように延伸方向に対し直交す
る方向が1/a’1/2 倍になれないため、延伸直角方向
と厚み方向の屈折率が等しくならない。従って、視野角
特性の向上は期待できない。特に、a’>1.24のフ
ィルムにおいてはネックイン率が10%以下では絶対に
延伸直角方向と厚み方向の屈折率は等しくならず、視野
角特性の良い位相差フィルムは得られない。
【0048】本発明においては、上述の1/a’1/2 倍
以上かつ1/a’1/2 倍より著しく大きくならない範囲
の熱収縮量を実現するため、延伸方向には収縮せず(平
行に配置された一対のガイドレールにそれぞれ治具群が
装着されているため各ガイドレールに装着された治具間
距離は変化しない)、延伸直角方向のみにフィルムの弛
み量を一定に制御するフィルム把持手段を用いて熱収縮
処理を施す方法を採ることでその達成を図っている。
以上かつ1/a’1/2 倍より著しく大きくならない範囲
の熱収縮量を実現するため、延伸方向には収縮せず(平
行に配置された一対のガイドレールにそれぞれ治具群が
装着されているため各ガイドレールに装着された治具間
距離は変化しない)、延伸直角方向のみにフィルムの弛
み量を一定に制御するフィルム把持手段を用いて熱収縮
処理を施す方法を採ることでその達成を図っている。
【0049】すなわち、図1に示すように水平方向に伸
びる上側直線案内部11とこの下方側に設けられた下側
直線案内部12とこれ等直線案内部11、12の端部同
志を連結する2つの曲線案内部13、14から成り平行
に並列配置された一対の無端状ガイドレール1(一方は
図示せず)と、各ガイドレール1に所定の間隔を設けて
装着されかつ各ガイドレール1上を走行すると共にポリ
サルフォン系フィルムpの横方向両端部を把持する複数
の治具2群とでフィルム把持手段10を構成し、このフ
ィルム把持手段10に対し横一軸延伸されたポリサルフ
ォン系フィルムpを搬送ロール3を介して供給し、図1
〜図2に示すように各治具2間の先端側同志の間隔がそ
の基端側同志の間隔より広がるガイドレール1の曲線案
内部13において上記ポリサルフォン系フィルムpの横
方向両端部を順次把持させると共に、各治具2間の先端
側同志の間隔がその基端側同志の間隔に縮まるガイドレ
ール1の上側直線案内部11において上記ポリサルフォ
ン系フィルムpを均一に弛ませた後、オーブン4にて加
熱処理を施しポリサルフォン系フィルムpの縦方向を熱
収縮させて位相差板の一軸性を高めたものである。すな
わち、請求項1に係る発明は、各治具2間の先端側同志
の間隔が、曲線案内部13の曲線走行時(区間r)と直
線案内部11の直線走行時(区間L)とで異なることを
利用したものである。
びる上側直線案内部11とこの下方側に設けられた下側
直線案内部12とこれ等直線案内部11、12の端部同
志を連結する2つの曲線案内部13、14から成り平行
に並列配置された一対の無端状ガイドレール1(一方は
図示せず)と、各ガイドレール1に所定の間隔を設けて
装着されかつ各ガイドレール1上を走行すると共にポリ
サルフォン系フィルムpの横方向両端部を把持する複数
の治具2群とでフィルム把持手段10を構成し、このフ
ィルム把持手段10に対し横一軸延伸されたポリサルフ
ォン系フィルムpを搬送ロール3を介して供給し、図1
〜図2に示すように各治具2間の先端側同志の間隔がそ
の基端側同志の間隔より広がるガイドレール1の曲線案
内部13において上記ポリサルフォン系フィルムpの横
方向両端部を順次把持させると共に、各治具2間の先端
側同志の間隔がその基端側同志の間隔に縮まるガイドレ
ール1の上側直線案内部11において上記ポリサルフォ
ン系フィルムpを均一に弛ませた後、オーブン4にて加
熱処理を施しポリサルフォン系フィルムpの縦方向を熱
収縮させて位相差板の一軸性を高めたものである。すな
わち、請求項1に係る発明は、各治具2間の先端側同志
の間隔が、曲線案内部13の曲線走行時(区間r)と直
線案内部11の直線走行時(区間L)とで異なることを
利用したものである。
【0050】尚、図1においてはポリサルフォン系フィ
ルムpを下方側から供給しその曲線案内部13において
治具2により順次把持させた後、上側直線案内部11に
おいてポリサルフォン系フィルムpを弛ませながら熱収
縮させているが、上記ポリサルフォン系フィルムpを上
方側から供給しその曲線案内部13において治具2によ
り順次把持させた後、下側直線案内部12においてポリ
サルフォン系フィルムpを弛ませながら熱収縮させる方
式を採ってもよい。
ルムpを下方側から供給しその曲線案内部13において
治具2により順次把持させた後、上側直線案内部11に
おいてポリサルフォン系フィルムpを弛ませながら熱収
縮させているが、上記ポリサルフォン系フィルムpを上
方側から供給しその曲線案内部13において治具2によ
り順次把持させた後、下側直線案内部12においてポリ
サルフォン系フィルムpを弛ませながら熱収縮させる方
式を採ってもよい。
【0051】請求項2に係る発明においては、上記治具
2が図3(A)〜(B)に示すようにガイドレールに装
着される図示外のガイドチェーンに取付けられた下側ク
リップ21と、この下側クリップ21に対して接離可能
に取付けられた上側クリップ22とでその主要部を構成
させている。そして、上側クリップ22と下側クリップ
21の噛み合わせ部分は、波型や台形、矩形や平面等他
のどのような形状をしていてもよい。また、熱収縮処理
中にポリサルフォン系フィルムpが外れることがなけれ
ば、噛み合せの全ての部分でフィルムpを固定している
必要はない。
2が図3(A)〜(B)に示すようにガイドレールに装
着される図示外のガイドチェーンに取付けられた下側ク
リップ21と、この下側クリップ21に対して接離可能
に取付けられた上側クリップ22とでその主要部を構成
させている。そして、上側クリップ22と下側クリップ
21の噛み合わせ部分は、波型や台形、矩形や平面等他
のどのような形状をしていてもよい。また、熱収縮処理
中にポリサルフォン系フィルムpが外れることがなけれ
ば、噛み合せの全ての部分でフィルムpを固定している
必要はない。
【0052】また、上側クリップ22と下側クリップ2
1から成る各治具は図示外のガイドチェーン上に等間隔
に連結されており、かつ、ガイドチェーンは末端同志で
連結しており輪を形成している。尚、図3(A)中5は
ターンロールを示す。
1から成る各治具は図示外のガイドチェーン上に等間隔
に連結されており、かつ、ガイドチェーンは末端同志で
連結しており輪を形成している。尚、図3(A)中5は
ターンロールを示す。
【0053】上記フィルムpの横方向両端部を把持する
各治具2は別々のガイドレールに装着されて相対してい
る。その相対する治具2のフィルムpを掴み始めるタイ
ミング、及び、放すタイミングは同時である。上記フィ
ルムpのチャッキングは図1の曲線案内部13(区間
r)において図3(A)に示すように行う。また、上側
直線案内部11(区間L)においては図3(B)に示す
ような状態にある。
各治具2は別々のガイドレールに装着されて相対してい
る。その相対する治具2のフィルムpを掴み始めるタイ
ミング、及び、放すタイミングは同時である。上記フィ
ルムpのチャッキングは図1の曲線案内部13(区間
r)において図3(A)に示すように行う。また、上側
直線案内部11(区間L)においては図3(B)に示す
ような状態にある。
【0054】尚、図3(B)でのフィルムpの弛み分
(治具2であるクリップ間での弛み分)は、クリップ長
さh、下側クリップ21の厚みd、クリップ群の回転半
径R、フィルムチャッキングタイミングから計算するこ
とができる。熱収縮処理工程では弛み分だけ収縮し平坦
な状態になるため、この弛み量sを制御することでその
収縮量Qを制御することができる。
(治具2であるクリップ間での弛み分)は、クリップ長
さh、下側クリップ21の厚みd、クリップ群の回転半
径R、フィルムチャッキングタイミングから計算するこ
とができる。熱収縮処理工程では弛み分だけ収縮し平坦
な状態になるため、この弛み量sを制御することでその
収縮量Qを制御することができる。
【0055】この弛み量s及び収縮量Mの計算は容易で
ある。例えば、1クリップ長さhを40mm、クリップ
間隔iを10mm、下側クリップ21の厚みdを20m
m、上記回転半径Rを150mm、フィルムpのチャッ
キング開始のタイミングを、下側クリップ21の上面
(フィルムと接触する面)の端点が一つ前のクリップと
最も離れておりかつ一つ前のクリップが上側直線案内部
11へ案内される直前までとすると、これ等条件下でク
リップ間に発生する弛み量sは、 s = 2×20× sin(20/150) (8) のように計算することができる。
ある。例えば、1クリップ長さhを40mm、クリップ
間隔iを10mm、下側クリップ21の厚みdを20m
m、上記回転半径Rを150mm、フィルムpのチャッ
キング開始のタイミングを、下側クリップ21の上面
(フィルムと接触する面)の端点が一つ前のクリップと
最も離れておりかつ一つ前のクリップが上側直線案内部
11へ案内される直前までとすると、これ等条件下でク
リップ間に発生する弛み量sは、 s = 2×20× sin(20/150) (8) のように計算することができる。
【0056】上記の条件では弛み量sは、50mm(1
クリップ)当たり5.3mmとなり収縮率では9.8%
に制御することができる。
クリップ)当たり5.3mmとなり収縮率では9.8%
に制御することができる。
【0057】一般的に、フィルムpのチャッキング開始
のタイミングを、下側クリップ21の上面(フィルムと
接触する面)の端点が一つ前のクリップと最も離れてお
りかつ一つ前のクリップが上側直線案内部11へ案内さ
れる直前までであれば、 弛み量s = 2×d× sin(h/2×R) (9) 収縮量Q = [1−(h+i)/(h+i+s)]×100 (10) で表すことができる。
のタイミングを、下側クリップ21の上面(フィルムと
接触する面)の端点が一つ前のクリップと最も離れてお
りかつ一つ前のクリップが上側直線案内部11へ案内さ
れる直前までであれば、 弛み量s = 2×d× sin(h/2×R) (9) 収縮量Q = [1−(h+i)/(h+i+s)]×100 (10) で表すことができる。
【0058】但し、d:下側クリップの厚み、h:1ク
リップ長さ、R:クリップ群の回転半径、i:クリップ
間隔、とする。
リップ長さ、R:クリップ群の回転半径、i:クリップ
間隔、とする。
【0059】ここで、収縮量Qを変化させるためにはそ
れぞれの条件の内、最低1項目を変更すればよいが、そ
のうちクリップ群の回転半径Rを変更させるのが最も容
易である。回転半径Rを変更させる方法としては、例え
ば、回転中心qのスプロケットを変速ギアにする方法
や、クリップ群全体を移動式にする方法などが挙げられ
る。この他の方法であっても、回転中心半径を滑らかに
変更できるものであればその方法は問わない。一例とし
て、変速ギア方式により回転半径Rを170mmに変更
すれば、上記収縮率は8.5%になる。
れぞれの条件の内、最低1項目を変更すればよいが、そ
のうちクリップ群の回転半径Rを変更させるのが最も容
易である。回転半径Rを変更させる方法としては、例え
ば、回転中心qのスプロケットを変速ギアにする方法
や、クリップ群全体を移動式にする方法などが挙げられ
る。この他の方法であっても、回転中心半径を滑らかに
変更できるものであればその方法は問わない。一例とし
て、変速ギア方式により回転半径Rを170mmに変更
すれば、上記収縮率は8.5%になる。
【0060】上記クリップは対面しながら等間隔にフィ
ルムpの延伸方向両端部を保持する。ガイドレール間が
固定されているため対面するクリップ間隔は変化しな
い。従って、延伸方向では、加熱によりフィルムpに収
縮応力が発生してもフィルムpはその延伸方向には収縮
しない。
ルムpの延伸方向両端部を保持する。ガイドレール間が
固定されているため対面するクリップ間隔は変化しな
い。従って、延伸方向では、加熱によりフィルムpに収
縮応力が発生してもフィルムpはその延伸方向には収縮
しない。
【0061】次に、請求項3に係る発明においては、上
記治具2が、図4(A)〜(B)に示すようにガイドレ
ールに装着される図示外のガイドチェーンに下面側が取
付けられかつその上面側に複数のフィルム把持用針25
を備えたプレート26により構成されている。尚、ポリ
サルフォン系フィルムpの横方向両端部が上記フィルム
把持用針25により突き刺されて固定される。この針2
5としては、治具であるクリップが駆動中にフィルムp
を貫通し、かつ、保持できる機能を有するものであるな
ら特にその形状は問わない。また、各プレート26は図
示外のガイドチェーン上に等間隔で連結されており、か
つ、ガイドチェーンは末端同志で連結しており輪を形成
している。そして、この治具2によるフィルムpの固定
は、図1の曲線案内部13(区間r)において図4
(A)に示すように行われ、また、上側直線案内部11
(区間L)においては図4(B)に示すような状態にあ
る。
記治具2が、図4(A)〜(B)に示すようにガイドレ
ールに装着される図示外のガイドチェーンに下面側が取
付けられかつその上面側に複数のフィルム把持用針25
を備えたプレート26により構成されている。尚、ポリ
サルフォン系フィルムpの横方向両端部が上記フィルム
把持用針25により突き刺されて固定される。この針2
5としては、治具であるクリップが駆動中にフィルムp
を貫通し、かつ、保持できる機能を有するものであるな
ら特にその形状は問わない。また、各プレート26は図
示外のガイドチェーン上に等間隔で連結されており、か
つ、ガイドチェーンは末端同志で連結しており輪を形成
している。そして、この治具2によるフィルムpの固定
は、図1の曲線案内部13(区間r)において図4
(A)に示すように行われ、また、上側直線案内部11
(区間L)においては図4(B)に示すような状態にあ
る。
【0062】尚、図4(B)でのフィルムpの弛み分
(治具2であるクリップ間での弛み分sとクリップにお
ける針25内での弛み分s1+s2+s3+s4)は、
クリップ長さh、クリップ間隔i、フィルム把持用針2
5の長さj、プレート26の厚みd、クリップ群の回転
半径R等から計算することができる。熱収縮処理工程で
は弛み分だけ収縮し平坦な状態になるため、この弛み量
を制御することでその収縮量Qを制御することができ
る。
(治具2であるクリップ間での弛み分sとクリップにお
ける針25内での弛み分s1+s2+s3+s4)は、
クリップ長さh、クリップ間隔i、フィルム把持用針2
5の長さj、プレート26の厚みd、クリップ群の回転
半径R等から計算することができる。熱収縮処理工程で
は弛み分だけ収縮し平坦な状態になるため、この弛み量
を制御することでその収縮量Qを制御することができ
る。
【0063】この収縮量Qと弛み量S’の計算は容易で
ある。例えば、1クリップ長さhを40mm、クリップ
間隔iを10mm、針25の本数nを10本/1クリッ
プ、針25の長さjを30mm、プレート26の厚みd
を10mm、上記回転半径Rを150mmとし、かつ、
上記針25はクリップ端部から等間隔に並んでいるもの
とすると、弛み量S’は50mm(1クリップ)当たり
17.07mmとなり、その収縮率では25.8%とな
る。
ある。例えば、1クリップ長さhを40mm、クリップ
間隔iを10mm、針25の本数nを10本/1クリッ
プ、針25の長さjを30mm、プレート26の厚みd
を10mm、上記回転半径Rを150mmとし、かつ、
上記針25はクリップ端部から等間隔に並んでいるもの
とすると、弛み量S’は50mm(1クリップ)当たり
17.07mmとなり、その収縮率では25.8%とな
る。
【0064】ここで、収縮量Qを変化させるためにはそ
れぞれの条件の内、最低1項目を変更すればよいが、そ
のうちクリップ群の回転半径Rを変更させるのが最も容
易である。回転半径Rを変更させる方法としては、例え
ば、回転中心qのスプロケットを変速ギアにする方法
や、クリップ群全体を移動式にする方法などが挙げられ
る。この他の方法であっても、回転中心半径を滑らかに
変更できるものであればその方法は問わない。一例とし
て、変速ギア方式により回転半径Rを170mmに変更
すれば、上記収縮率は24.3%になる。
れぞれの条件の内、最低1項目を変更すればよいが、そ
のうちクリップ群の回転半径Rを変更させるのが最も容
易である。回転半径Rを変更させる方法としては、例え
ば、回転中心qのスプロケットを変速ギアにする方法
や、クリップ群全体を移動式にする方法などが挙げられ
る。この他の方法であっても、回転中心半径を滑らかに
変更できるものであればその方法は問わない。一例とし
て、変速ギア方式により回転半径Rを170mmに変更
すれば、上記収縮率は24.3%になる。
【0065】この場合、上述の条件での各条件と収縮量
Qの関係は以下の式(11)で表される。
Qの関係は以下の式(11)で表される。
【0066】
【数1】 また、各条件と収縮量Qは、全ての装着条件において以
下の式(12)で表される。
下の式(12)で表される。
【0067】
【数2】 尚、f関数はクリップ間での弛み分を含むフィルム長
さ、g関数は針25のなかでの弛み分を含むフィルム長
さを表している。また、括弧内の記号は上記の通りであ
る。
さ、g関数は針25のなかでの弛み分を含むフィルム長
さを表している。また、括弧内の記号は上記の通りであ
る。
【0068】請求項1〜4に係る発明の横一軸延伸条件
については、所望の位相差値を得る場合場合に応じてそ
の延伸温度、倍率、延伸速度、ヒートセット(延伸後期
の熱処理)温度、ヒートセット時間等の諸条件を適宜設
定変更してこれを行う。
については、所望の位相差値を得る場合場合に応じてそ
の延伸温度、倍率、延伸速度、ヒートセット(延伸後期
の熱処理)温度、ヒートセット時間等の諸条件を適宜設
定変更してこれを行う。
【0069】また、これ等発明における熱処理は、フィ
ルムの長さ方向両端部を把持する工程と、加熱(収縮)
工程とから成り、加熱工程での加熱温度、加熱時間等の
条件は適宜設定可能である。
ルムの長さ方向両端部を把持する工程と、加熱(収縮)
工程とから成り、加熱工程での加熱温度、加熱時間等の
条件は適宜設定可能である。
【0070】上述したように所望の位相差値を得る場合
場合に応じてその設定条件は適宜変更されるが、この変
更に伴って適用されているポリサルフォン系フィルムの
収縮応力も変化する。すなわち収縮量が微妙に変化す
る。そして、請求項1〜4に係る発明においてはフィル
ムの最適収縮条件に合わせて回転ギア半径を滑らかに変
化させる等してその収縮量を決定していくため、常にフ
ィルムの収縮量を任意の熱処理条件等に対応した理論収
縮値に近づけることが可能となる。
場合に応じてその設定条件は適宜変更されるが、この変
更に伴って適用されているポリサルフォン系フィルムの
収縮応力も変化する。すなわち収縮量が微妙に変化す
る。そして、請求項1〜4に係る発明においてはフィル
ムの最適収縮条件に合わせて回転ギア半径を滑らかに変
化させる等してその収縮量を決定していくため、常にフ
ィルムの収縮量を任意の熱処理条件等に対応した理論収
縮値に近づけることが可能となる。
【0071】尚、上記ポリサルフォン系フィルムの横一
軸延伸処理を行う方法としては、横一軸テンター延伸法
が好適である。
軸延伸処理を行う方法としては、横一軸テンター延伸法
が好適である。
【0072】
【作用】請求項1〜3に係る発明によれば、略水平方向
へ伸びる上側直線案内部とこの下方側に設けられた下側
直線案内部とこれ等直線案内部の端部同志を連結する2
つの曲線案内部から成り平行に並列配置された一対の無
端状ガイドレールと、各ガイドレールに所定の間隔を設
けて装着されかつ各ガイドレール上を走行すると共に上
記ポリサルフォン系フィルムの横方向両端部を把持する
複数の治具群とでフィルム把持手段を構成し、このフィ
ルム把持手段に対して横一軸延伸処理されたポリサルフ
ォン系フィルムを供給し、各治具間の先端側同志の間隔
がその基端側同志の間隔より広がるガイドレールの曲線
案内部において上記ポリサルフォン系フィルムの横方向
両端部を順次把持させると共に、各治具間の先端側同志
の間隔がその基端側同志の間隔に縮まるガイドレールの
直線案内部において上記ポリサルフォン系フィルムを弛
ませた後、熱収縮処理を施してポリサルフォン系フィル
ムの縦方向の長さを熱収縮前における長さの1/a’
1/2 倍以上(但し、a’は上記横一軸延伸処理の理論延
伸倍率である)に制御しているため、良好な外観を有し
しかも延伸直角方向と厚み方向の屈折率が略同等の位相
差フィルムを製造することができる。
へ伸びる上側直線案内部とこの下方側に設けられた下側
直線案内部とこれ等直線案内部の端部同志を連結する2
つの曲線案内部から成り平行に並列配置された一対の無
端状ガイドレールと、各ガイドレールに所定の間隔を設
けて装着されかつ各ガイドレール上を走行すると共に上
記ポリサルフォン系フィルムの横方向両端部を把持する
複数の治具群とでフィルム把持手段を構成し、このフィ
ルム把持手段に対して横一軸延伸処理されたポリサルフ
ォン系フィルムを供給し、各治具間の先端側同志の間隔
がその基端側同志の間隔より広がるガイドレールの曲線
案内部において上記ポリサルフォン系フィルムの横方向
両端部を順次把持させると共に、各治具間の先端側同志
の間隔がその基端側同志の間隔に縮まるガイドレールの
直線案内部において上記ポリサルフォン系フィルムを弛
ませた後、熱収縮処理を施してポリサルフォン系フィル
ムの縦方向の長さを熱収縮前における長さの1/a’
1/2 倍以上(但し、a’は上記横一軸延伸処理の理論延
伸倍率である)に制御しているため、良好な外観を有し
しかも延伸直角方向と厚み方向の屈折率が略同等の位相
差フィルムを製造することができる。
【0073】また、請求項4に係る発明によれば、製造
された位相差フィルムに対しその法線に平行な方向から
波長589.8 nmのナトリウムD線を入射した場合のレタ
ーデーションをRe0 とし、法線に対し40度の方向か
ら入射した場合のレターデーションをRe40としたと
き、この製造された位相差フィルムが、 0.90 ≦ Re40/Re0 ≦ 1.10 (1) の(1)式を満たしており、延伸直角方向の屈折率と厚
み方向の屈折率が近似して入射角によるレターデーショ
ン値の変化が小さくなるためその視野角特性の向上が図
れる。
された位相差フィルムに対しその法線に平行な方向から
波長589.8 nmのナトリウムD線を入射した場合のレタ
ーデーションをRe0 とし、法線に対し40度の方向か
ら入射した場合のレターデーションをRe40としたと
き、この製造された位相差フィルムが、 0.90 ≦ Re40/Re0 ≦ 1.10 (1) の(1)式を満たしており、延伸直角方向の屈折率と厚
み方向の屈折率が近似して入射角によるレターデーショ
ン値の変化が小さくなるためその視野角特性の向上が図
れる。
【0074】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
【0075】[実施例1]幅(延伸方向)430.0m
m、長さ(延伸直角方向)500.0mm、厚さ10
0.0μmのポリサルフォンフィルム(Tg=190
℃)をテンター延伸機で、延伸温度190℃、延伸倍率
1.5倍、ヒートセット温度170℃、ヒートセット時
間30 secで横一軸延伸した。尚、190℃、10分間
での理論延伸倍率a’を測定により求めると1.41倍
であった。
m、長さ(延伸直角方向)500.0mm、厚さ10
0.0μmのポリサルフォンフィルム(Tg=190
℃)をテンター延伸機で、延伸温度190℃、延伸倍率
1.5倍、ヒートセット温度170℃、ヒートセット時
間30 secで横一軸延伸した。尚、190℃、10分間
での理論延伸倍率a’を測定により求めると1.41倍
であった。
【0076】そして、理論縮小率=(1−1/a’
1/2 )×100 (%) とすると、この場合の理論縮小率は15.78%であっ
た。
1/2 )×100 (%) とすると、この場合の理論縮小率は15.78%であっ
た。
【0077】次に、図1及び図5に示したフィルム把持
手段10により横一軸延伸処理されたポリサルフォンフ
ィルムpの横方向両端部をガイドレールの曲線案内部1
3において順次把持すると共に、上側直線案内部11に
おいて上記フィルムpを均一に弛ませた後、オーブン4
にて190℃、10分間の加熱処理を施しポリサルフォ
ンフィルムpの縦方向を熱収縮させて位相差フィルムを
製造した。
手段10により横一軸延伸処理されたポリサルフォンフ
ィルムpの横方向両端部をガイドレールの曲線案内部1
3において順次把持すると共に、上側直線案内部11に
おいて上記フィルムpを均一に弛ませた後、オーブン4
にて190℃、10分間の加熱処理を施しポリサルフォ
ンフィルムpの縦方向を熱収縮させて位相差フィルムを
製造した。
【0078】尚、各治具2は、図6に示すようにガイド
レールに装着されるガイドチェーン20に取付けられた
下側クリップ21と、この下側クリップ21に対し接離
可能に取付けられた上側クリップ22とでその主要部を
構成するものが適用されている。
レールに装着されるガイドチェーン20に取付けられた
下側クリップ21と、この下側クリップ21に対し接離
可能に取付けられた上側クリップ22とでその主要部を
構成するものが適用されている。
【0079】そして、下側クリップ21の長さh=30
mm、下側クリップ21の厚みd=10mm、クリップ
間隔i=10mm、回転半径R=120mmに調整して
その収縮率を15.75%に制御した。
mm、下側クリップ21の厚みd=10mm、クリップ
間隔i=10mm、回転半径R=120mmに調整して
その収縮率を15.75%に制御した。
【0080】次に、得られた位相差フィルムのR値、及
び、(Re40/Re0 )についてその評価を行った。
び、(Re40/Re0 )についてその評価を行った。
【0081】尚、R値は、測定波長と位相差値が等しい
ときの位相差値である。
ときの位相差値である。
【0082】また、(Re40/Re0 )は、フィルムを
延伸軸、及び、延伸軸と直交する軸(フィルム面内)を
軸とし、40度回転させたときのレターデーション値R
e40(590nm)と、0度のときのレターデーション
値Re0 を測定し、その比をとったものである。
延伸軸、及び、延伸軸と直交する軸(フィルム面内)を
軸とし、40度回転させたときのレターデーション値R
e40(590nm)と、0度のときのレターデーション
値Re0 を測定し、その比をとったものである。
【0083】評価の結果、R値は570.3nm、(R
e40/Re0 )=1.089、0.911であり、 0.90 ≦ Re40/Re0 ≦ 1.10 (1) の特性を具備するものであった。
e40/Re0 )=1.089、0.911であり、 0.90 ≦ Re40/Re0 ≦ 1.10 (1) の特性を具備するものであった。
【0084】[実施例2]幅(延伸方向)430.0m
m、長さ(延伸直角方向)500.0mm、厚さ10
0.0μmのポリサルフォンフィルム(Tg=190
℃)をテンター延伸機で、延伸温度190℃、延伸倍率
1.5倍、ヒートセット温度170℃、ヒートセット時
間30 secで横一軸延伸した。尚、192℃、5分間で
の理論延伸倍率a’を測定により求めると1.42倍で
あった。
m、長さ(延伸直角方向)500.0mm、厚さ10
0.0μmのポリサルフォンフィルム(Tg=190
℃)をテンター延伸機で、延伸温度190℃、延伸倍率
1.5倍、ヒートセット温度170℃、ヒートセット時
間30 secで横一軸延伸した。尚、192℃、5分間で
の理論延伸倍率a’を測定により求めると1.42倍で
あった。
【0085】そして、理論縮小率=(1−1/a’
1/2 )×100 (%) とすると、この場合の理論縮小率は16.6%であっ
た。
1/2 )×100 (%) とすると、この場合の理論縮小率は16.6%であっ
た。
【0086】次に、この横一軸延伸したポリサルフォン
フィルムを実施例1と略同一のフィルム把持手段100
(上記回転半径Rだけが112mmに変更されている)
に順次把持させたのち、192℃、5分間の熱収縮処理
を施した。
フィルムを実施例1と略同一のフィルム把持手段100
(上記回転半径Rだけが112mmに変更されている)
に順次把持させたのち、192℃、5分間の熱収縮処理
を施した。
【0087】そして、実施例1と同様にR値、及び、
(Re40/Re0 )についてその評価を行った。
(Re40/Re0 )についてその評価を行った。
【0088】評価の結果、R値は582.4nm、(R
e40/Re0 )=1.089、0.910であり、 0.90 ≦ Re40/Re0 ≦ 1.10 (1) の特性を具備するものであった。
e40/Re0 )=1.089、0.910であり、 0.90 ≦ Re40/Re0 ≦ 1.10 (1) の特性を具備するものであった。
【0089】[実施例3]幅(延伸方向)430.0m
m、長さ(延伸直角方向)500.0mm、厚さ10
0.0μmのポリサルフォンフィルム(Tg=190
℃)をテンター延伸機で、延伸温度190℃、延伸倍率
1.8倍、ヒートセット温度170℃、ヒートセット時
間30 secで横一軸延伸した。尚、理論延伸倍率a’を
測定により求めると1.73倍であった。
m、長さ(延伸直角方向)500.0mm、厚さ10
0.0μmのポリサルフォンフィルム(Tg=190
℃)をテンター延伸機で、延伸温度190℃、延伸倍率
1.8倍、ヒートセット温度170℃、ヒートセット時
間30 secで横一軸延伸した。尚、理論延伸倍率a’を
測定により求めると1.73倍であった。
【0090】そして、理論縮小率=(1−1/a’
1/2 )×100 (%) とすると、この場合の理論縮小率は24.3%であっ
た。
1/2 )×100 (%) とすると、この場合の理論縮小率は24.3%であっ
た。
【0091】次に、図1及び図5に示したフィルム把持
手段10により横一軸延伸処理されたポリサルフォンフ
ィルムpの横方向両端部をガイドレールの曲線案内部1
3において順次把持すると共に、上側直線案内部11に
おいて上記フィルムpを均一に弛ませた後、オーブン4
にて190℃、10分間の加熱処理を施しポリサルフォ
ンフィルムpの縦方向を熱収縮させて位相差フィルムを
製造した。
手段10により横一軸延伸処理されたポリサルフォンフ
ィルムpの横方向両端部をガイドレールの曲線案内部1
3において順次把持すると共に、上側直線案内部11に
おいて上記フィルムpを均一に弛ませた後、オーブン4
にて190℃、10分間の加熱処理を施しポリサルフォ
ンフィルムpの縦方向を熱収縮させて位相差フィルムを
製造した。
【0092】但し、上述した実施例1、2と異なり、上
記フィルム把持手段10の各治具2は、図7に示すよう
にガイドレールに装着されるガイドチェーン20に下面
側が取付けられかつその上面側に複数のフィルム把持用
針25を備えたプレート26によりその主要部を構成す
るものが適用されている。
記フィルム把持手段10の各治具2は、図7に示すよう
にガイドレールに装着されるガイドチェーン20に下面
側が取付けられかつその上面側に複数のフィルム把持用
針25を備えたプレート26によりその主要部を構成す
るものが適用されている。
【0093】そして、プレート26の長さh=40m
m、プレート26の厚みd=10mm、クリップ間隔i
=10mm、針25の本数n=10本/1クリップ、針
25の長さj=10mm、回転半径R=170mmに調
整してその収縮率を24.3%に制御した。
m、プレート26の厚みd=10mm、クリップ間隔i
=10mm、針25の本数n=10本/1クリップ、針
25の長さj=10mm、回転半径R=170mmに調
整してその収縮率を24.3%に制御した。
【0094】次に、得られた位相差フィルムのR値、及
び、(Re40/Re0 )について実施例1と同様にその
評価を行った。
び、(Re40/Re0 )について実施例1と同様にその
評価を行った。
【0095】評価の結果、R値は580.9nm、(R
e40/Re0 )=1.089、0.911であり、 0.90 ≦ Re40/Re0 ≦ 1.10 (1) の特性を具備するものであった。
e40/Re0 )=1.089、0.911であり、 0.90 ≦ Re40/Re0 ≦ 1.10 (1) の特性を具備するものであった。
【0096】[実施例4]幅(延伸方向)430.0m
m、長さ(延伸直角方向)500.0mm、厚さ10
0.0μmのポリサルフォンフィルム(Tg=190
℃)をテンター延伸機で、延伸温度190℃、延伸倍率
1.8倍、ヒートセット温度170℃、ヒートセット時
間30 secで横一軸延伸した。尚、理論延伸倍率a’を
測定により求めると1.78倍であった。
m、長さ(延伸直角方向)500.0mm、厚さ10
0.0μmのポリサルフォンフィルム(Tg=190
℃)をテンター延伸機で、延伸温度190℃、延伸倍率
1.8倍、ヒートセット温度170℃、ヒートセット時
間30 secで横一軸延伸した。尚、理論延伸倍率a’を
測定により求めると1.78倍であった。
【0097】そして、理論縮小率=(1−1/a’
1/2 )×100 (%) とすると、この場合の理論縮小率は25.1%であっ
た。
1/2 )×100 (%) とすると、この場合の理論縮小率は25.1%であっ
た。
【0098】次に、この横一軸延伸したポリサルフォン
フィルムを実施例1と略同一のフィルム把持手段100
(上記回転半径Rだけが160mmに変更されている)
に順次把持させたのち、192℃、5分間の熱収縮処理
を施した。
フィルムを実施例1と略同一のフィルム把持手段100
(上記回転半径Rだけが160mmに変更されている)
に順次把持させたのち、192℃、5分間の熱収縮処理
を施した。
【0099】そして、実施例1と同様にR値、及び、
(Re40/Re0 )についてその評価を行った。
(Re40/Re0 )についてその評価を行った。
【0100】評価の結果、R値は540.3nm、(R
e40/Re0 )=1.089、0.910であり、 0.90 ≦ Re40/Re0 ≦ 1.10 (1) の特性を具備するものであった。
e40/Re0 )=1.089、0.910であり、 0.90 ≦ Re40/Re0 ≦ 1.10 (1) の特性を具備するものであった。
【0101】
【発明の効果】請求項1〜3に係る発明によれば、横一
軸延伸したポリサルフォン系フィルムについてその延伸
方向と直交する方向の屈折率と厚み方向の屈折率とを揃
えることが可能となる。
軸延伸したポリサルフォン系フィルムについてその延伸
方向と直交する方向の屈折率と厚み方向の屈折率とを揃
えることが可能となる。
【0102】また、請求項4に係る発明によれば、良好
な外観を有ししかも延伸直角方向と厚み方向の屈折率が
略同等の位相差フィルムを製造することが可能となる。
な外観を有ししかも延伸直角方向と厚み方向の屈折率が
略同等の位相差フィルムを製造することが可能となる。
【0103】従って、製造された位相差フィルムにおけ
る入射角によるレターデーション値の変化が小さいため
その視野角特性を向上できる効果を有している。
る入射角によるレターデーション値の変化が小さいため
その視野角特性を向上できる効果を有している。
【図1】請求項1に係る製造方法の工程を示す説明図。
【図2】図1の一部拡大説明図。
【図3】(A)及び(B)は請求項2に係る治具が適用
されたフィルム把持手段の作用説明図。
されたフィルム把持手段の作用説明図。
【図4】(A)及び(B)は請求項3に係る治具が適用
されたフィルム把持手段の作用説明図。
されたフィルム把持手段の作用説明図。
【図5】フィルム把持手段の部分平面図。
【図6】請求項2に係る治具の構成概略断面図。
【図7】請求項3に係る治具の構成概略断面図。
【図8】(A)及び(B)は延伸処理によるフィルムの
変化を示す説明図。
変化を示す説明図。
【図9】(A)はフィルムをx軸方向へa倍に一軸延伸
した際の単位体積当りのy軸及びz軸方向の変化を示す
説明図、(B)はこの延伸に伴う各方向の屈折率の変化
を示す説明図。
した際の単位体積当りのy軸及びz軸方向の変化を示す
説明図、(B)はこの延伸に伴う各方向の屈折率の変化
を示す説明図。
【図10】(A)はフィルムをx軸方向へa倍に横一軸
延伸した際の単位体積当りのy軸及びz軸方向の変化を
示す説明図、(B)はこの延伸に伴う各方向の屈折率の
変化を示す説明図。
延伸した際の単位体積当りのy軸及びz軸方向の変化を
示す説明図、(B)はこの延伸に伴う各方向の屈折率の
変化を示す説明図。
p フィルム 1 ガイドレール 2 治具 3 搬送ローラ 4 オーブン 10 フィルム把持手段 11 上側直線案内部 12 下側直線案内部 13 曲線案内部 14 曲線案内部
Claims (4)
- 【請求項1】ポリサルフォン系フィルムを横一軸延伸処
理した後、このポリサルフォン系フィルムの縦方向を熱
収縮させて位相差フィルムを製造する方法において、 略水平方向へ伸びる上側直線案内部とこの下方側に設け
られた下側直線案内部とこれ等直線案内部の端部同志を
連結する2つの曲線案内部から成り平行に並列配置され
た一対の無端状ガイドレールと、各ガイドレールに所定
の間隔を設けて装着されかつ各ガイドレール上を走行す
ると共に上記ポリサルフォン系フィルムの横方向両端部
を把持する複数の治具群とでフィルム把持手段を構成
し、 このフィルム把持手段に対して横一軸延伸処理されたポ
リサルフォン系フィルムを供給し、各治具間の先端側同
志の間隔がその基端側同志の間隔より広がるガイドレー
ルの曲線案内部において上記ポリサルフォン系フィルム
の横方向両端部を順次把持させると共に、各治具間の先
端側同志の間隔がその基端側同志の間隔に縮まるガイド
レールの直線案内部において上記ポリサルフォン系フィ
ルムを弛ませた後、 熱収縮処理を施してポリサルフォン系フィルムの縦方向
の長さを熱収縮前における長さの1/a’1/2 倍以上
(但し、a’は上記横一軸延伸処理の理論延伸倍率であ
る)に制御することを特徴とする位相差フィルムの製造
方法。 - 【請求項2】上記治具が、ガイドレールに装着されるガ
イドチェーンに取付けられた下側クリップと、この下側
クリップに対して接離可能に取付けられた上側クリップ
とでその主要部を構成していることを特徴とする請求項
1記載の位相差フィルムの製造方法。 - 【請求項3】上記治具が、ガイドレールに装着されるガ
イドチェーンに下面側が取付けられかつその上面側に複
数のフィルム把持用針を備えたプレートによりその主要
部を構成していることを特徴とする請求項1記載の位相
差フィルムの製造方法。 - 【請求項4】製造された位相差フィルムに対しその法線
に平行な方向から波長589.8 nmのナトリウムD線を入
射した場合のレターデーションをRe0 とし、法線に対
し40度の方向から入射した場合のレターデーションを
Re40としたとき、 下記式(1)を満たしていることを特徴とする請求項
1、2又は3記載の位相差フィルムの製造方法。 0.90 ≦ Re40/Re0 ≦ 1.10 (1)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20502992A JPH0651116A (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | 位相差フィルムの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20502992A JPH0651116A (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | 位相差フィルムの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0651116A true JPH0651116A (ja) | 1994-02-25 |
Family
ID=16500265
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20502992A Pending JPH0651116A (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | 位相差フィルムの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0651116A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1992
- 1992-07-31 JP JP20502992A patent/JPH0651116A/ja active Pending
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