JPH06500815A - 低温安定性の改良された液体ノニオン性界面活性剤組み合わせ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 低温安定性の改良された液体ノニオン性界面活性剤組み合わせ本発明は、低温で 注入可能であり、−１０〜＋４０°Ｃの広い温度範囲にわたって貯蔵安定性の液 体ノニオン性界面活性剤組み合わせに関する。

そのような種類の界面活性剤組み合わせは、とりわけ濃厚液として、いわゆる洗 浄アルカリと共に使用するもので、洗濯業における油で汚れた繊維製品および作 業衣の洗濯に特に適する。そのような用途には、自動計量できる濃厚液か特に有 用である。上記のような性質に加えて、濃厚液は、その粘性挙動か、実質的に温 度変化に影響されない。

前記のような目的に使用する既知の注入可能な濃厚物は、必要な低温安定性を確 実なものとするために、溶媒、とりわけ低分子量アルコールを通例含有する。

多くの場合、低分子量ポリグリコールまたはポリプロピレングリコールを濃厚物 に加えて、低温安定性たけてなく、粘性挙動をも所望のように改善する。しかし 、いずれの添加物も、洗浄効果には寄与しない。

従って、本発明の課題は、溶媒を加えないにもかかわらず、比較的広い温度範囲 にわたって安定であり、種々の温度で大きな粘度変化無く容易に計量できる濃厚 液を提供することであった。同時に、その洗浄および清浄作用は、特に油および 脂肪を含有する汚れに対して、既知の従来の洗剤と比較して低下せず、充分匹敵 するか、またはむしろ向上すべきである。この課題は、以下詳細に説明する本発 明によって解決された。

本発明は、低温安定性の改良された液体ノニオン性界面活性剤組み合わせであっ て、 （ａ）直鎖状１級Ｃ　＋ｔ−＋ｓアルコールから誘導する、平均エチレンオキシ ド基（ＥＯ）数２〜７のアルコールエトキンレート２０〜５０ｆｉｆｆｉ％、（ ｂ）　ｔｉｃ　、ｔ−、ｓアルコールから誘導する、平均エチレンオキシド基（ ＥＯ）数３〜７、平均ブロビレフオキシドＭ（ＰＯ）数２〜８のアルコールアル コキンレート０〜５０重量％、 （Ｃ）直鎖状および２−メチル分枝１級Ｃ　Ｉｆ−＋Ｓアルフールの混合物（オ キ゛ノアルコール）から誘導する、平均エチレンオキシド基数２〜８のアルコー ルエトキンレート５〜５０重量％ を含有する界面活性剤組み合わせに関する。

前記アルコキシ化度はいずれも統計的平均値であり、生成物毎に整数または分数 であす得る。好ましいアルコールアルコキシレート（ａ）および（ｂ）は、狭範 囲エトキンレート（ｎａｒｒｏｗ−ｒａｎｇｅ　ｅｔｈｏｘｙｌａｔｅｓ；　ｎ ｒｅ）である。アルコールアルコキシレート（ｂ）は、プロピレンオキ７ド分布 も狭範囲同族体分布であるものが特に好ましい。

ノニオン性成分（ａ）は、炭素原子数１２〜１４の直鎖状１級飽和アルコール（ 例えば、チーグラー法によって合成されるか、または天然脂肪酸の還元によって 得られるアルコール混合物中に存在するもの）から誘導するアルコールエトキシ レートから成ることか好ましい。天然物由来の好ましいアルコール混合物は、少 量のＣ，。またはＣ１８アルコールを含有し得るが、Ｃ，６アルコール含量は１ ０重量％未満、とりわけ５重量％未満、Ｃ　１０アルコール含量は１５重量％未 満、とりわけ１０重量％未満とすべきである。ノニオン性成分（ａ）のニドキシ 化度（Ｅ　Ｏ）は、好ましくは２〜５である。界面活性剤組み合わせは、成分（ ａ）を好ましくは２０〜４５重量％、より好ましくは２５〜４０重量％含有する 。

ノニオン性成分（ｂ）は、炭素原子数１２〜１５の１級飽和アルコールから誘導 する。アルコール基は、直鎖状もしくは２位でメチル分枝し得、またはオキシア ルコール基中に通例存在するような直鎖およびメチル分枝の混合基から成り得る が、天然物由来のＣ　Ｉｆ−１４アルコールの直鎖状基（場合によっては、Ｃ， 。およびＣＩ８アルコール基をいくらか含有し得る）が好ましい。成分（ｂ）は 、エチレンオキシド基（Ｅ　Ｏ）およびプロピレンオキシド基（ｐｏ）の両方を 有する。これらの基は統計学的に分布していてよいが、アルコール基をまず充分 エトキシ化し、次いでプロポキン化した式Ｒ−（Ｅ　Ｏ）ｘ−（ＰＯ）ｙで示さ れる化合物を使用することが好ましい。上記式中、Ｒはアルコール基を表し、Ｘ は（ＥＯ）基の数、ｙは（ＰＯ）基の数を表す。ＥＯ基数は好ましくは４〜６て あり、ＰＯ基数は、好ましくは２〜５、より好ましくは２．５．３および４であ る。ＥＯ基数が５を越える場合は、ＰＯ基数が比較的大きいく例えば５〜６）こ とも好ましい。ＥＯ基４〜６個およびＰ○基２〜３個（平均値）を含有するアル コキシレートが、生態学的に特に適当であることがわかった。濃厚物の成分（ｂ ）含量は、好ましくは２５〜４５重量％、とりわけ２５〜４０重量％である。

成分（Ｃ）は、直鎖および２−メチル分枝アルコールの混合物（通例直鎖状アル コールの含有率か大きい）であることが知られているオキソアルコールから誘導 する。そのアルコール基は、炭素原子を１２〜１５個、好ましくは１３〜１４個 有する。工業用混合物は、炭素原子数１１または１５の成分も少量含有し得るが 、それらの含量は、工業用混合物に対して１０重量％を越えないことが好ましい 。

成分（ｃ）のエトキシ化度は、好ましくは２〜５、より好ましくは２．５〜４で ある。

濃厚物の成分（ｃ）含量は、好ましくは１０〜４５重量％、より好ましくは１５ 〜４０重量％である。

本発明の濃厚物は無水であるか、または水を２０重量％まで、好ましくは５〜１ ５重量％含有し得る。低温安定性および計量性に関する限り、水の存在はあまり 重要ではない。しかし、ノニオン性界面活性剤（ａ）、（ｂ）および（ｃ）は、 種々の品質および純度で得られ、および市販されている工業生成物であるので、 使用する工業生成物バッチによっては濃厚物が濁ることがあり、またはゲル状の 沈澱を生じる場合もある。そのような濁りおよび沈澱は、水の添加によって確実 に回避することができる。５〜１０重量％加えれば、この目的のためには通例充 分である。

本発明の濃厚物は、可溶であり、かつ濃厚物の好ましい性質に影響を及ぼさない ものであれば、他の添加剤を含有してよい。そのような添加剤はとりわけ、混合 物の色および臭気を和げる色素および香料を包含する。溶媒は、基本的には加え 得るが、不必要であるか、または前記理由により適当でない。

本発明の濃厚物は、ニュートン液体としての挙動を示す。換言すれば、濃厚物の 粘度は、濃厚物に作用する剪断力とは無関係である。従って、濃厚物は容易に輸 送および計量することができ、温度の関数としての粘度変化は殆ど無い。空調室 内で−１０°Ｃと＋４０℃との間で温度変化を繰り返して数面月間貯蔵した後で さえ、本発明の濃厚物は貯蔵安定性である（すなわち、分離の傾向を示さない） 。

濃厚物のコンシスチンシーは、少なくとも０℃までは液体である。−１０〜０℃ の範囲では、濃厚物は液体または固体の形もで存在し得る。この温度範囲で固体 の形態で存在する濃厚物も、解凍すれば透明な均質の液体となる。そのような性 質により、本発明の濃厚物は、洗濯業における完全自動計量に特に適当である。

本発明の濃厚物は、別の添加剤無しに、洗液の調製に使用し得るが、通常のビル ター、いわゆる洗浄アルカリ、コビルダーおよび金属イオン封鎖剤、並びに他の 通常の洗剤添加剤と組み合わせて使用することが好ましい。

適当なビルダーは、例えば、ＮａＡ型の微結晶ゼオライト、およびホスフェート 、とりわけ三すン酸五ナトリウムである。適当な洗浄アルカリは、ソーダおよび ケイ酸ナトリウム、とりわけメタシリケートおよびＮａｔＯ：５ｉＯｔ＝１：１ ．５ないし１：３．３の組成のシリケートである。適当なコビルダーは、ポリカ ルボキシレートポリマー、とりわけアクリル酸ホモポリマーおよびアクリル酸／ マレイン酸コポリマーである。適当な錯化剤または金属イオン封鎖剤は、アミノ ポリカルボキシレート、例えばニトリロ三酢酸ナトリウム、エチレンジアミンテ トラアセテートおよびその高次同族体、ホスホネート、例えば１−ヒドロキシエ タン−１，１−ジホスホネート、アミノトリー（メチレンホスホネート）、エチ レンジアミンテトラ−（メチレンホスホネート）およびその高次同族体（例えば 、ジエチレントリアミンペンタ−（メチレンホスホネート）である。

他の適当な添加剤は、再沈着防止剤、例えばセルロースエーテル（例えばカルボ キシメチルセルロース、メチルセルロース、ｃｅ−４ヒドロキシアルキル基を有 するヒドロキシアルキルセルロース、およびアルキルヒドロキシアルキルセルロ ースのような混合エーテル）である。他の適当な添加剤は、蛍光増白剤、酵素、 バー化合物の群から選択する漂白剤（通例、活性剤と共に使用する）、および活 性塩素化合物、抑泡剤、並びに色素および香料である。

本発明の濃厚物を、通常の洗剤の浦および脂肪除去力を改善するため、または洗 浄力強化剤として加える場合は、その洗剤は、通常のアニオン性およびノニオン 性界面活性剤（直鎖状アルキルベンゼンスルホネート、例えばＣＳ−＋Ｓアルキ ルベンゼンスルホネート、アルカンスルホネート、α−スルホ脂肪酸および脂肪 アルコールスルフェートを包含する）をも含有し得る。更に、そのような洗剤は 、通常のノニオン性界面活性剤、とりわけＣｌｔ−ｌ１１脂肪アルコールおよび ＣＩ２−＋＠オキソアルコールのエトキシレートを含有し得る。本発明の界面活 性剤組み合わせの使用を通じて、前記成分と適合性か高い故に前記成分の種類お よび量に関する制約は無い。

前記洗剤成分および添加剤は通例、本発明の界面活性剤組み合わせとは別個に貯 蔵し、必要な時に、通例予め形成した混合物の形態で洗液に加える。営業用には 通例、軟水を用いる。

前記洗剤成分と組み合わせた本発明のアニオン性界面活性剤組み合わせは、汚れ のひとい作業衣の洗濯に特に適しており、鉱油含有汚れに対する洗浄力の高し＼ ことか特徴である。

大奥例 寒樵皿土 界面活性剤組み合わせの調製のために使用した直鎖状Ｃ１ｆｆｉ−１４アルコー ルアルコキシレート 世％、Ｃ．、７２．５重量％、Ｃ．、２６．０重量％、ｃ，、１．ｏ重量％。濃 厚物（よ、下記組成を有していた・ （ａ）Ｃ＋ｔ−＋＊アルコール十３ＥＯ（ｎｒｅ）　３０重量％（ｂ）ＣＩ２− １４アルコール＋５　ＥＯＯ４０ＰＯ（ｎｒｅ）　３　０重量％（Ｃ）Ｃ，３オ キソアルコール＋３Ｅ○　３０重量％（ｄ）水　１０重量％ 透明なＬｆＩ４厚物を、空調室内で５箇月間にわたって、−１０〜＋４０’Ｃの １２時間サイクルの温度変化にさらしたところ、分離の兆候は見られなかった。

−５°Ｃで生じ始めたわずかな濁りは、Ｏ′Ｃに戻すと消失した。−５°Ｃで数 面月間貯蔵した別の試料も、同様の挙動を示した。

キャリーメト（Ｃ　ａｒｒｉｍｅｄ）回転流動計を用いて粘度測定を行い、下記 結果を得た： 粘度は、測定範囲（５〜１　０　０ｓ”）にわたって剪断速度には無関係であっ た（チキントロピーを示さない）。

以下のようにして、洗濯試験を行った・「フリスタ（Ｆｒｉｓｔａ）Ｊ自動洗濯 機（容量７．５ｋｇ）５ｋｇの通常の汚れた繊維製品（バラスト洗濯物）と、人 工的に汚した試験布を使用 水の硬度０’Ｇｈ 洗濯物：洗液の比１　ニア、　５ 第１洗濯サイクル：界面活性剤組み合わせ７５ｍｌおよび洗濯粉１７５ｇを用い 、８０°Ｃで１５分間 第２洗濯サイクル：洗濯粉１７５ｇを用いて、７０℃で１５分間第１洗濯サイク ルの後、その洗液を排出し、洗濯物を７０℃の水で１回濯いだ。

第２洗濯サイクル後は、洗濯物を５回濯いだ。

加えた洗濯粉は、下記組成（重量％）を有していた：Ｃｓ．□，３アルキルヘン ゼンスルホネート　１．６Ｃ，□＋６脂肪アルコール＋７　ＥＯ　３．　ＯＮａ ｓＰ．、○，．　２０．０ ソーダ　２５．０ メタケイ酸ナトリウム　４５．０ セルロースエーテル　１．５ ヒドロキシエタンジホスホネート０．４蛍光増白剤　０．１ 水　残部 下記の人工的に汚した試験布を試験に用いた：Ｉ）煤、植物性脂肪および鉱油で 汚した防しわ加工綿■）煤、植物性脂肪および鉱油で汚したポリエステル／防し わ加工綿混■）煤および鉱油で汚した防しわ加工綿■）廖および皮脂で汚した綿 。

２種の濃厚液ＡおよびＢ１すなわち、適用分野が同じである市販の溶媒（アルコ ール、グリコール）含有生成物を、比較のために使用した。それらはいずれも、 当分野における従来の製品である。結果を次表に示す。数値は、測光的に測定し た反射率値である。

界面活性剤組み合わせの組成（重量％）は、次の通りであった。

ＣＩ２−＋４アルＩ−ル＋３　ＥＯ（ｎｒｅ）　４０ＣＩ２−１４アルコール＋ ５　ＥＣ）−１−４ＰＯ（ｎｒｅ）　４０Ｃ３３オキソアルコール＋３Ｅ○　１ ０水　１０ この組み合わせは、−１０〜＋４０’Ｃの範囲の温度変化に対し、安定であった 。

０°Ｃで生じ始めた濁りは、＋３°Ｃに戻すと消失した。この組み合わせの粘度 は、剪断速度とは無関係に、下記温度において次の通りであった：この組み合わ せは、洗濯性能に関して、実施例１の組み合わせと同等、および個々の場合には （ＩおよびＨのサンプル）、それよりも優れていた。

実施例３ 界面活性剤組み合わせの組成（重量％）は、次の通りであった：Ｃ１１−１４ア ルコール＋３　ＥＯ（ｎｒｅ）　２５゜ＣＩ！−１４アルコール＋５ＥＯ＋２． ５ＰＯ（ＥＯおよびｐｏは狭範囲同族体分布）２０ Ｃ、オキソアルコール＋８ＥＯ２５ Ｃ１３オキソアルコール＋３Ｅ○　１０水　１０ この組み合わせは、−１０〜＋４０°Ｃの範囲の温度変化に対し、安定であった 。

すなわち、温度変化を繰り返した後も、分離の傾向を示さない透明な均質の液体 であった。この組み合わせの粘度は、剪断速度とは無関係に、下記温度において 次の通りであった。

’ＣｍＰａ５ この組み合わせは、洗濯性能に関して、実施例１の組み合わせと同等であった。

国際調査報告 フロントページの続き （７２）発明者　クールマン、ヴエルナードイツ連邦共和国　ディー４０１９　 モンハイムーバウムベルク、ネリーーザックスーシュトラアセ　２５番

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．低温安定性の改善された液体ノニオン性界面活性剤組み合わせであって、（ ａ）直鎖状１級Ｃ１２−１５アルコールから誘導する、平均エチレンオキシド基 数２〜７のアルコールエトキシレート２０〜５０重量％、（ｂ）１級Ｃ１２−１ ５アルコールから誘導する、平均エチレンオキシド基数３〜７、平均プロピレン オキシド基数２〜８のアルコールアルコキシレート２０〜５０重量％、 （ｃ）直鎖状および２−メチル分枝１級Ｃ１２−１５アルコールの混合物（オキ ソアルコール）から誘導する、平均エチレンオキシド基数２〜８のアルコールエ トキシレート５〜５０重量％ を含有する界面活性剤組み合わせ。 ２．成分（ａ）は、直鎖状Ｃ１２−１４アルコールから誘導し、エチレンオキシ ド基を平均２〜５個有する請求項１記載の界面活性剤組み合わせ。 ３．成分（ａ）含量は、２０〜４５重量％、好ましくは２５〜４０重重％である 請求項１または２記載の界面活性剤組み合わせ。 ４．成分（ｂ）は、直鎖状Ｃ１２−１４アルコールから誘導し、式Ｒ−（ＥＯ） ｘ−（ＰＯ）ｙ ［式中、Ｒはアルコール基、（ＥＯ）はエチレンオキシド基、（ＰＯ）はプロピ レンオキシド基であり、ｘおよびｙは、ｘ＝３〜７、好ましくは４〜６、ｙ＝２ 〜８、好ましくは２〜５の統計的平均値である。］で示される請求項１〜３のい ずれかに記載の界面活性剤組み合わせ。 ５．成分（ｂ）含量は、２０〜４５重量％、好ましくは３０〜４０重量％である 請求項１〜４のいずれかに記載の界面活性剤組み合わせ。 ６．成分（ｃ）は、Ｃ１３−１４アルコールから誘導し、エチレンオキシド基を 平均２．５〜４個有する請求項１〜５のいずれかに記載の界面活性剤組み合わせ 。 ７．成分（ｃ）含量は１０〜４５重重％である請求項１〜６のいずれかに記載の 界面活性剤組み合わせ。 ８．水を２０重量％まで、好ましくは５〜１５重量％含有する請求項１〜７のい ずれかに記載の界面活性剤組み合わせ。 ９、請求項１〜８のいずれかに記載の界面活性剤組み合わせの、洗濯用洗剤とし ての用途。 １０．他の既知の洗剤成分と併せての請求項９記載の界面活性剤組み合わせの用 途。