JPH06506841A - 薬剤、特に、２成分系薬剤投与器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 薬剤、特に、２成分系薬剤投与器 本発明は薬剤投与器に関する。

詳述すると、本発明は、先行のイタリア国実用新案出願第１５１５６−Ｂ／８９ 号明細書に記述された解決手段を改良して構成したものである。

問題となっている出願は、薬剤、特に、液剤の投与器に関するものであり、前記 投与器は一端部が開口し、かつ、他端部が端壁で閉じられている２重壁構造のハ ウジングからなり、これにニードルが固定され、ハウジングの全長にわたって延 在している。ハウシングの内側ジャケットは、投与される液剤をいれた円筒形状 の容器の開口端部に栓の形態で嵌め込まれたピストンのねじ付き差し込み部を受 け入れるように、少なくともその開口端部にねじを切っである。前記ピストンは 、ピストンの差し込み部が内側ジャケットにねじ込まれたときに、ニードルによ って突き通し可能なダイヤフラムによって閉じられた軸孔を有する。前記ハウジ ング内に円筒形状の容器を軸方向に形成することにより、前記液状生成物を供給 することは可能である。全体はだいたい注射器に似ており、混合物の供給器具と して同一の機構を使用してもよいことは勿論である。

本発明は、基本的には、その用途を、液体と、使用前に液体に溶かさなければな らない粉末とからなる薬剤の供給にまで広げるため、前述の先行の投与器を改良 しようとするものである。現在、前記タイプの薬剤に用いられる普通の方法は、 液剤が薬ビンから注射器に吸い上げられ、ついで、粉末薬剤をいれた他の薬ビン に前記液剤が注入され、そして、薬剤が溶けた後、本当の注射が行われる前に前 記溶液が注射器に再び吸い上げられる。一連の操作はとても複雑であり、かつ、 相当な注意をはらって実行しなければならない。

本発明によれば、その目的は後述する特許請求の範囲に明確に記載されている特 徴を有する薬剤の投与器によって達成される。

以下、本発明を、非限定的実施例により、添付図面を参照して記述する。

図１は、本発明にかかる器具のハウジングの断面図である。

図２は、供給される薬剤の成分のひとつ、例えば、液状ベクトルを入れる容器の 断面図である。

図３は、図１における容器の一部を拡大して明確に示す。

図４は、本発明にかかる器具の使用状態を示す。

使用法の本質的、基礎的な特徴において、本発明にかかる器具は、既に言及され た先行出願第１５１５６−Ｂ／８９号明細書の主題である器具と本質的に異なら ない。

特に、この明細書に添付した図面の図１ないし図４は先行出願の図１ないし図４ に該当し、先行出願の明細書で使用された参照番号と同一の参照番号が、同一ま たは同等の部分を示すために用いられている。

したがって、参照番号１０は、大体、端壁１１と２つの同心のジャケット１２゜ １３とを有する円筒形状のハウジングを示し、前記ジャケット１２．１３は環状 空間１４と、中央中空体１５とを形成している。

同様に、ボディ１０の内側ジャケット１３内に固定されたニードルは、参照番号 ２０で示されている。

しかしながら、本発明の解決手段は、ニードル２０がハウジング１０の全長にわ たって、すなわち、端壁１１近傍から反対側のハウジング１０の開口端部まで延 在しておらず、ハウジング１０自身の長さの一部だけ延在しているという点にお いて第１５１５６−Ｂ／８９号明細書に記載したものと異なっている。より正確 に述べれば、ニードル２０は、ハウジングの一部、すなわち、ジャケット１３内 の中間隔壁１００と、ハウジング１１の開口端部側のジャケットの端部との間で 延在している。

特に、ニードル２０の一端部は、隔壁１００に貫通し、内側ジャケント１３内の 端空間１２０を規制しており、前記端空間１２０は、図示の実施例では、ジャケ ット１３自身の全長の約３分の１を占める。もちろん、この寸法の選択は、幾つ かの理由によって選択されるが、制限的なものと考えるべきではない。

空間〕２０には、本発明の器具によって注射される２成分系薬剤（液体−粉末） の粉末成分がいれられる。

他の部分は、前記第１５１５６−Ｂ／８９号明細書で記載された投与器にほぼ類 似し、ニードル２０は、空間１２０と反対側の端部で、注射される薬剤の液体成 分を収容する円筒状容器３０の突き通し可能なストッパ３１（図３に詳細に図示 す。）に刺通するようにした尖端部２１で終端している。ハウジング１０の開口 端部の近傍で、ニードル２０は、中間ダイヤフラム２２によって支持され、中間 ダヤフラム２２より先の内部ジャケット１３の内壁にはねじが切られている。

外側ジャケット１２の端部は、注射器として器具を使用するためのハンドグリッ プとして機能する外側フランジ１６を有する。容器３０はピストン３１で閉じら れ、このピストン３１は容器１が包装されている最初の状態では、容器自身の端 部近傍に配置されている。前記ピストンは、容器から突出するねじを切った差し 込み部３２を有し、この差し込み部３２は、内側ジャケット１３のねじ部に螺合 するようにしである。ピストン３１および差し込み部３２には、ニードル２０の 端部を受け入れる軸孔３３が穿設されている。容器３０をソールするため、軸孔 ３３は、その中間部を、ニードル２０の尖んがった端部２１で突き通されるダイ ヤフラム３４で閉じられている。容器３０の栓として機能するピストン３１は、 縁部が曲げられ、かつ、薬剤容器３０の外周面に軽く係止した抜は止めシールと して機能する小円板３５により、使用直前まで所定の位置で支持されている。円 板３５は、差し込み部３２の７−ルした出口のための中心孔を有している。円板 ３５の折り曲げた縁部は、コツプ状キャンプ３６の環状縁部の係止部として機能 し、前記キャップ３６は、薬剤３０が供給される直前まで無菌状態を保持し、か つ、差し込み部３２を保護するのに役立つ。

一般に、ハウジング１１および容器３０は、ハウジング１１の内側ジャケット１ ３の空間１．２０にいれた粉末成分と、容器３０内に入れた液状成分または液状 ベクトルとを投与する、無菌状態でパラケーンした一組の２成分系薬剤投与器具 またはその部品として供給される。

使用時に、ハウジング１１および容器３０は前記キットから取り出される。保護 カバー３６が除去された後（円板３５も一緒に引きちぎる）、容器３０は、差し 込み部３２を、図４に図示した状態に達するまで内側ジャケット１３のねじ部に 螺合することにより、ハウジング１０に螺合される。詳述すると、２つのジャケ ット１２および１３の半径寸法の中間の半径寸法を有する容器３０の周壁または スカートが環状空間１４内に挿入される。差し込み部３２のねじ込み中に、ニー ドル２０は差し込み部３３がダイヤフラム３４に達するまで軸孔３３に刺通する 。差し込み部３２をねじ込み続けると、ニードル２０の端部２１がダイヤフラム ３４を突き通し、容器３０の内部をニードル２０の内部に連通し、次いで、後者 を空間１２０に連通ずる。

このような状態において、環状空間１４に容器３０をより一層深く入れるために 容器３０を押圧すると、粉末成分をいれた空間１２０に液剤成分を送り込む結果 となり、容器３０内にピストン３１が前進する。空間１２０に十分な量の液状成 分が流れ込んだとき、薬剤の粉末成分が、図４に示すように連結したハウジング １１および容器３０からなる組立品を振ることによって促進される混合過程で、 溶液中に拡散する。

第１５１５６−Ｂ／８９号明細書の投与器から既に分かるように、ハウジング１ ０の端壁１１は差し込み部３８で末端をなし、この差し込み部３８内、または、 その外周に皮下注射用ニードルのブソンユまたは環状ナツトを設けることができ る。

皮下注射用ニードルが差し込み部３８に取り付けられ、かつ、ハウジング１０の フランジ１６が２本の指で支持されたとき、容器３０の底部に対する親指の圧力 が、環状空間１４内に容器３０をさらに前進させ、その結果として、容器３０自 身の内部にゆっくり、かつ、完全にピストン３１が突き通される。したがって、 容器３０に入っていた薬剤の液状成分が完全に押し出され、空間１２０内のニー ドル２０を通過し、これで前記空間内において薬剤を予め溶解し、そして、差し 込み部３０に取り付けた皮下注射用ニードルを介して外部に注射できる。

それゆえ、２成分系薬剤を皮下注射器の通常の使用方法で注射できる。

もちろん、本発明の解決手段は注入用チューブで供給する場合にも使用できる。

この場合、ハウジング１０は、薬剤容器３０をゆっくりと出せるように側部空気 抜きを必要に応じて設けてもよい。後者の場合、シール用円板３５は取り外す必 要はなく、前述の空気抜きがあるおかげで、単に重力にょって液体（および、こ れによって生じた薬剤の溶液）の流れが生じるのを確保する。

もちろん、大発明の範囲は、同じ革新的概念を使用することによって同等の実用 性に達するモデルにまで広がる。

補″Ｅｌ（７）ＩＩ訳文提出書０特許ジ１８４条（’）　８　）　３幅平成５年 １０月８日

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．使用時に一体に結合される管状のハウジング（１０）および容器（３０）か らなり、前記ハウジング（１０）が、外側ジャケット（１２）および内側ジャケ ット（１３）の２重壁構造を有し、一端部が開口し、かつ、他端部が端壁（１１ ）によって閉じられ、前記内側ケース（１３）にニードル（２０）が設けられ、 その尖端部（２１）を前記ハウジングの開口端部側に延在している一方、前記容 器（３０）が、ハウジングの内側ジャケット（１３）の開口端部に結合されるよ うにスライド可能なピストン（３１）の形態で栓を設けてあり、このピストンが 、前記ハウジング（１０）および容器（３０）が一体に結合されるとき、軸孔（ ３３）にニードル（２０）の刺通によって貫通するように前記軸孔（３３）を有 する薬剤投与器において、前記容器（３０）が液剤成分を充填でき、前記ハウジ ングの内側ジャケット（１３）が、端壁（１１）近傍の空間（１２０）を包含し 、その端壁（１１）にニードル（２０）の尖端部と反対側の端部が開口し、前記 空間が液体成分に溶解される薬剤成分を収容可能であって、前記ハウジング（１ ０）と容器（３０）とが一体に結合されたとき、前記ニードル（２０）で刺通さ れた前記軸孔（３３）を介して容器（３０）の内部が空間（１２０）に連通し、 それによって、液剤成分が空間（１２０）に流入し、投与器の外部（３８）に薬 剤を連続的に供給するため、２つの薬剤を相互に接触可能に配したことを特徴と する薬剤投与器。 ２．空間（１２０）が、端壁（１１）と、内側ジャケット（１３）内の中間隔壁 （１００）とのそれぞれから規制されていることを特徴とする請求項１に記載の 薬剤投与器。 ３．中間隔壁（１００）が、ニードル（２０）を支持するように機能することを 特徴とする請求項２に記載の薬剤投与器。 ４．空間（１２０）が、内側ジャケット（１３）の全容積の約３分の１の容積を 有することを特徴とする請求項１ないし３のいずれか１項に記載の薬剤投与器。 ５．ハウジングの端壁（１１）が、皮下注射用ニードルを接続するための手段（ ３８）を有することを特徴とする請求項１ないし４のいずれか１項に記載の薬剤 投与器。 ６．ピストン（３１）が、ハウジング（１０）の内側ジャケットに螺合するため にネジを切った差し込み部（３２）を有することを特徴とする請求項１ないし５ のいずれか１項に記載の薬剤投与器。 ７．シール用円板（３５）が、容器（３０）のシールを保障し、かつ、使用前に おける容器（３０）に対するピストン（３１）の軸方向の動きを規制するため、 差し込み部（３２）に固定されていることを特徴とする請求項６に記載の薬剤投 与器。 ８．軸孔（３３）が、前記ハウジング（１０）と前記容器（３０）とが一体に結 合されたとき、ニードル（２０）によって突き通されるダイヤフラム（３４）で 閉じられていることを特徴とする請求項１ないし７のいずれか１項に記載の薬剤 投与器。 ９．容器（３０）が、ハウジングの外側ジャケット（１２）と、内側ジャケット （１３）との間の環状空間（１４）に入り込めるような半径寸法を有することを 特徴とする請求項１ないし８のいずれか１項に記載の薬剤投与器。 １０．十分に記述、および、図示され、そして、明示した目的のための薬剤投与 器。