JPH06322004A - 脱蛋白天然ゴムラテックスの凝固剤およびこれを用いる生ゴムの製造方法 - Google Patents
脱蛋白天然ゴムラテックスの凝固剤およびこれを用いる生ゴムの製造方法Info
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- JPH06322004A JPH06322004A JP11176693A JP11176693A JPH06322004A JP H06322004 A JPH06322004 A JP H06322004A JP 11176693 A JP11176693 A JP 11176693A JP 11176693 A JP11176693 A JP 11176693A JP H06322004 A JPH06322004 A JP H06322004A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】20〜100℃の曇点を有しかつ分子量が30
0以上の非イオン界面活性剤からなる凝固剤であって、
この凝固剤を脱蛋白天然ゴムラテックスに加え、前記非
イオン界面活性剤の曇点以上の温度に加熱して脱蛋白質
天然ゴムラテックス中のゴム分を凝固させ、生ゴムを得
る。 【効果】脱蛋白天然ゴムラテックスより、金属イオンを
含有しない生ゴムを高効率で得ることができる。
0以上の非イオン界面活性剤からなる凝固剤であって、
この凝固剤を脱蛋白天然ゴムラテックスに加え、前記非
イオン界面活性剤の曇点以上の温度に加熱して脱蛋白質
天然ゴムラテックス中のゴム分を凝固させ、生ゴムを得
る。 【効果】脱蛋白天然ゴムラテックスより、金属イオンを
含有しない生ゴムを高効率で得ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は脱蛋白天然ゴムラテック
スから効率よく生ゴムを得るための凝固剤およびこれを
用いる生ゴムの製造方法に関する。
スから効率よく生ゴムを得るための凝固剤およびこれを
用いる生ゴムの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、天然ゴムは、自動車用タイ
ヤ、ベルト、粘接着剤などの工業用品から手袋などの家
庭用品まで幅広く利用されている。これらの天然ゴム製
品は、通常、天然ゴムラテックスからゴム分を凝固させ
て生ゴム(クレープゴムまたはスモークドシートゴム)
を得、この生ゴムから素練り、配合剤の配合、成形、加
硫の各工程を経て製造される。
ヤ、ベルト、粘接着剤などの工業用品から手袋などの家
庭用品まで幅広く利用されている。これらの天然ゴム製
品は、通常、天然ゴムラテックスからゴム分を凝固させ
て生ゴム(クレープゴムまたはスモークドシートゴム)
を得、この生ゴムから素練り、配合剤の配合、成形、加
硫の各工程を経て製造される。
【0003】ところが、近時、天然ゴム製品を使用した
手術用手袋や各種カテーテル、麻酔用マスク等の医療用
具が原因で患者が呼吸困難、アナフィラキシー様症状
(血管性浮腫、じんましん、虚脱、チアノーゼ等)を起
こすことが米国で報告された。また、アレルギーの既往
症をもつ女性が天然ゴムからつくった家庭用ゴム手袋を
使用した際、手の痛み、じんましん、眼の周囲の血管性
浮腫が現れた等の症例も報告されている。
手術用手袋や各種カテーテル、麻酔用マスク等の医療用
具が原因で患者が呼吸困難、アナフィラキシー様症状
(血管性浮腫、じんましん、虚脱、チアノーゼ等)を起
こすことが米国で報告された。また、アレルギーの既往
症をもつ女性が天然ゴムからつくった家庭用ゴム手袋を
使用した際、手の痛み、じんましん、眼の周囲の血管性
浮腫が現れた等の症例も報告されている。
【0004】その原因としては、天然ゴム中の蛋白質で
あろうと推測されており、米国の食品医薬品局(FD
A)は天然ゴム製品の製造業者に蛋白質量を少なくする
よう働きかけている。従って、天然ゴム中の蛋白質量を
除去することが必要であった。天然ゴムは、ヘビア樹の
樹液として、ゴム分のほか、水、蛋白質、無機塩類など
を含むラテックスとして得られる。ヘビア樹をタッピン
グして出てくる生ラテックスをカップに受け、それを集
荷し精製工場で凝固して生ゴム(クレープゴムまたはス
モークドシートゴム)とするか、あるいは遠心分離法に
よって濃縮した精製ラテックスを製造する。
あろうと推測されており、米国の食品医薬品局(FD
A)は天然ゴム製品の製造業者に蛋白質量を少なくする
よう働きかけている。従って、天然ゴム中の蛋白質量を
除去することが必要であった。天然ゴムは、ヘビア樹の
樹液として、ゴム分のほか、水、蛋白質、無機塩類など
を含むラテックスとして得られる。ヘビア樹をタッピン
グして出てくる生ラテックスをカップに受け、それを集
荷し精製工場で凝固して生ゴム(クレープゴムまたはス
モークドシートゴム)とするか、あるいは遠心分離法に
よって濃縮した精製ラテックスを製造する。
【0005】ところで、天然ゴムの蛋白質含有率は、通
常ケルダール法によって、決定される窒素含有率(N
%)の6.3倍量で表されてきた。本発明者らは、天然
ゴムラテックスから得られる生ゴム中の蛋白質が生ゴム
フィルムの赤外線吸収スペクトルにおいて3280cm
ー1のポリペプチド特有な吸収で確認されることを見いだ
した。
常ケルダール法によって、決定される窒素含有率(N
%)の6.3倍量で表されてきた。本発明者らは、天然
ゴムラテックスから得られる生ゴム中の蛋白質が生ゴム
フィルムの赤外線吸収スペクトルにおいて3280cm
ー1のポリペプチド特有な吸収で確認されることを見いだ
した。
【0006】そして、本発明者らは、さきに蛋白質分解
酵素と界面活性剤とで天然ゴムラテックスを同時又は順
次処理し一定時間放置後、遠心分離によりゴム分を回収
することにより、その生ゴムフィルムに前記した328
0cmー1に吸収が認められない脱蛋白天然ゴムラテック
スが得られることを見出し、特許出願を行った(特願平
4ー208754〜特願平4ー208758号)。
酵素と界面活性剤とで天然ゴムラテックスを同時又は順
次処理し一定時間放置後、遠心分離によりゴム分を回収
することにより、その生ゴムフィルムに前記した328
0cmー1に吸収が認められない脱蛋白天然ゴムラテック
スが得られることを見出し、特許出願を行った(特願平
4ー208754〜特願平4ー208758号)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一般に天然ゴムラテッ
クスから生ゴムを得る方法としてはギ酸や酢酸等の酸を
添加して回収する方法と、塩化カルシウム、硫酸アルミ
ニウム、硝酸カルシウム等の無機塩を添加する方法とが
知られている。例えば、ラテックスを固形分約15〜2
0重量%に希釈し、ついでギ酸を0.1〜1重量%添加
してゴム分を凝集させ、分離洗浄後、乾燥して生ゴムを
得る方法が用いられている。
クスから生ゴムを得る方法としてはギ酸や酢酸等の酸を
添加して回収する方法と、塩化カルシウム、硫酸アルミ
ニウム、硝酸カルシウム等の無機塩を添加する方法とが
知られている。例えば、ラテックスを固形分約15〜2
0重量%に希釈し、ついでギ酸を0.1〜1重量%添加
してゴム分を凝集させ、分離洗浄後、乾燥して生ゴムを
得る方法が用いられている。
【0008】しかしながら、前述のような脱蛋白天然ゴ
ムラテックスでは、通常の市販ラテックスと違い一般の
酸添加による凝集がほとんど起こらないため生ゴムの生
成が困難であるという問題が生じている。また、前記無
機塩の添加により凝固させる方法では、得られた固形ゴ
ム分中に金属イオンが含有されるため、吸湿による物性
低下、ブルーミング、加硫の遅延、耐老化性の低下など
の問題が生じる。
ムラテックスでは、通常の市販ラテックスと違い一般の
酸添加による凝集がほとんど起こらないため生ゴムの生
成が困難であるという問題が生じている。また、前記無
機塩の添加により凝固させる方法では、得られた固形ゴ
ム分中に金属イオンが含有されるため、吸湿による物性
低下、ブルーミング、加硫の遅延、耐老化性の低下など
の問題が生じる。
【0009】従って、本発明の主たる目的は脱蛋白天然
ゴムラテックスからの生ゴムの生成効率を高めるための
脱蛋白天然ゴムラテックスの凝固剤およびこれを用いる
生ゴムの製造方法を提供することである。本発明の他の
目的は、生成した生ゴムに金属イオンが含有されない脱
蛋白天然ゴムラテックスの凝固剤およびこれを用いる生
ゴムの製造方法を提供することである。
ゴムラテックスからの生ゴムの生成効率を高めるための
脱蛋白天然ゴムラテックスの凝固剤およびこれを用いる
生ゴムの製造方法を提供することである。本発明の他の
目的は、生成した生ゴムに金属イオンが含有されない脱
蛋白天然ゴムラテックスの凝固剤およびこれを用いる生
ゴムの製造方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段および作用】本発明者らは
前記の課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、脱
蛋白天然ゴムラテックスから生ゴムを分離する際に酸や
無機塩等を用いずに、20〜100℃の曇点を有しかつ
分子量が300以上の非イオン界面活性剤を用いること
によって脱蛋白天然ゴムラテックスより金属イオンを含
有しない生ゴムを高効率で回収できるという新たな事実
を見出し、本発明を完成するに至った。
前記の課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、脱
蛋白天然ゴムラテックスから生ゴムを分離する際に酸や
無機塩等を用いずに、20〜100℃の曇点を有しかつ
分子量が300以上の非イオン界面活性剤を用いること
によって脱蛋白天然ゴムラテックスより金属イオンを含
有しない生ゴムを高効率で回収できるという新たな事実
を見出し、本発明を完成するに至った。
【0011】すなわち、本発明の凝固剤は、20〜10
0℃の曇点を有しかつ分子量が300以上の非イオン界
面活性剤からなることを特徴とする。また、本発明の生
ゴムの製造方法は、前記凝固剤を脱蛋白天然ゴムラテッ
クスに加えて、該ラテックスを前記凝固剤を構成する非
イオン界面活性剤の曇点以上の温度に加熱して脱蛋白質
天然ゴムラテックス中のゴム分を凝固させることを特徴
とする。
0℃の曇点を有しかつ分子量が300以上の非イオン界
面活性剤からなることを特徴とする。また、本発明の生
ゴムの製造方法は、前記凝固剤を脱蛋白天然ゴムラテッ
クスに加えて、該ラテックスを前記凝固剤を構成する非
イオン界面活性剤の曇点以上の温度に加熱して脱蛋白質
天然ゴムラテックス中のゴム分を凝固させることを特徴
とする。
【0012】本発明に用いる非イオン界面活性剤は20
〜100℃の曇点を有しかつ分子量が300以上であ
り、好ましくは20〜100℃の曇点を有しかつ分子量
が1000以上のもの、より好ましくは20〜80℃の
曇点を有しかつ分子量が1000以上のものである。使
用する非イオン界面活性剤の曇点が20℃未満だと室温
での取扱いが難しくなり、他方100℃を越えると凝固
効果を得ることが困難になる。さらに分子量が300未
満の非イオン界面活性剤ではゴム分を効率よく凝固させ
ることが難しくなる。
〜100℃の曇点を有しかつ分子量が300以上であ
り、好ましくは20〜100℃の曇点を有しかつ分子量
が1000以上のもの、より好ましくは20〜80℃の
曇点を有しかつ分子量が1000以上のものである。使
用する非イオン界面活性剤の曇点が20℃未満だと室温
での取扱いが難しくなり、他方100℃を越えると凝固
効果を得ることが困難になる。さらに分子量が300未
満の非イオン界面活性剤ではゴム分を効率よく凝固させ
ることが難しくなる。
【0013】本発明に用いる非イオン界面活性剤の添加
量は一般に脱蛋白天然ゴムラテックスの固形分に対し
0.01〜10重量%、好ましくは0.1〜5重量%の
範囲である。添加量が0.01重量%未満ではゴム分を
凝固する効果が乏しく、他方10重量%を超えるとコス
トアップになり、また回収したゴム分に残存する界面活
性剤の量も多くなり好ましくない。
量は一般に脱蛋白天然ゴムラテックスの固形分に対し
0.01〜10重量%、好ましくは0.1〜5重量%の
範囲である。添加量が0.01重量%未満ではゴム分を
凝固する効果が乏しく、他方10重量%を超えるとコス
トアップになり、また回収したゴム分に残存する界面活
性剤の量も多くなり好ましくない。
【0014】本発明に用いられる非イオン界面活性剤と
しては、例えばポリオキシアルキレンエステル系、ポリ
オキシアルキレンエーテル系、ポリオキシアルキレン多
価アルコールエステル、ポリオキシアルキレン糖脂肪酸
エステル、オルガノポリシロキサンーポリオキシアルキ
レン共重合体、フェノール又はアルキルフェノールのホ
ルマリン縮合物のポリオキシアルキレン付加物、ビスフ
ェノールAもしくはビスフェノールSのポリオキシアル
キレン付加物などを挙げることができる。
しては、例えばポリオキシアルキレンエステル系、ポリ
オキシアルキレンエーテル系、ポリオキシアルキレン多
価アルコールエステル、ポリオキシアルキレン糖脂肪酸
エステル、オルガノポリシロキサンーポリオキシアルキ
レン共重合体、フェノール又はアルキルフェノールのホ
ルマリン縮合物のポリオキシアルキレン付加物、ビスフ
ェノールAもしくはビスフェノールSのポリオキシアル
キレン付加物などを挙げることができる。
【0015】ここで、ポリオキシアルキレン基として
は、炭素数2〜4のアルキレン基を有するものがあげら
れ、例えば酸化エチレンの付加モル数が1〜300モ
ル、好ましくは5〜300モル程度のものが挙げられ
る。また、これらの界面活性剤は一種または二種以上を
併用してもよく、その種類は適宣選択される。
は、炭素数2〜4のアルキレン基を有するものがあげら
れ、例えば酸化エチレンの付加モル数が1〜300モ
ル、好ましくは5〜300モル程度のものが挙げられ
る。また、これらの界面活性剤は一種または二種以上を
併用してもよく、その種類は適宣選択される。
【0016】本発明に用いる非イオン界面活性剤は、脱
蛋白天然ゴムラテックスの製造後に添加してもよく、或
いは脱蛋白天然ゴムラテックスの製造前に添加してもよ
い。通常は前者の方が好ましい。本発明において天然ゴ
ムを凝固させる際には、凝固剤として非イオン界面活性
剤を含有する脱蛋白天然ゴムラテックスを、その非イオ
ン界面活性剤の曇点以上の温度に加熱する。非イオン界
面活性剤の添加と加熱の順序はとくに制限されるもので
はなく、非イオン界面活性剤を添加する前に予めラテッ
クスを加熱してもよく、あるいはラテックスに非イオン
界面活性剤を添加した後に加熱してもよい。
蛋白天然ゴムラテックスの製造後に添加してもよく、或
いは脱蛋白天然ゴムラテックスの製造前に添加してもよ
い。通常は前者の方が好ましい。本発明において天然ゴ
ムを凝固させる際には、凝固剤として非イオン界面活性
剤を含有する脱蛋白天然ゴムラテックスを、その非イオ
ン界面活性剤の曇点以上の温度に加熱する。非イオン界
面活性剤の添加と加熱の順序はとくに制限されるもので
はなく、非イオン界面活性剤を添加する前に予めラテッ
クスを加熱してもよく、あるいはラテックスに非イオン
界面活性剤を添加した後に加熱してもよい。
【0017】凝固後はラテックスより分離したゴムを十
分水洗し乾燥すればよい。なお、水洗時のゴム分および
水の温度は曇点以下にするほうがより非イオン界面活性
剤および他の界面活性剤の除去効果が高い。前記のよう
に本発明の非イオン界面活性剤を用いてラテックスから
回収したゴム分は、凝固剤として金属塩を用いて回収し
たゴム分と比べて、金属イオン及び界面活性剤の含有量
が極めて微量である。
分水洗し乾燥すればよい。なお、水洗時のゴム分および
水の温度は曇点以下にするほうがより非イオン界面活性
剤および他の界面活性剤の除去効果が高い。前記のよう
に本発明の非イオン界面活性剤を用いてラテックスから
回収したゴム分は、凝固剤として金属塩を用いて回収し
たゴム分と比べて、金属イオン及び界面活性剤の含有量
が極めて微量である。
【0018】また、上記方法は、従来の酸を添加して凝
集させる生ゴムの製造方法と併用することも可能であ
る。
集させる生ゴムの製造方法と併用することも可能であ
る。
【0019】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものでは
ない。なお、以下において、部及び%はそれぞれ重量部
及び重量%を意味する。 実施例1〜6 天然ゴムのハイアンモニアラテックスを蛋白分解酵素
(アルカリプロテアーゼ)と界面活性剤〔ドデシルベン
ゼンスルホン酸ナトリウムとポリオキシエチレン(9モ
ル) ラウリルエーテルとの混合物(60:40)〕で処
理し赤外線スペクトルにおいて3280cm-1にポリペ
プチドの吸収が見られない脱蛋白天然ゴムラテックスを
調製した。試験管中で、得られた脱蛋白天然ゴムラテッ
クス(固形分30%)100部に表1に示す非イオン界
面活性剤の10%水溶液1部を混合した後、90℃の水
浴中で5分間加熱した。加熱後の凝固状態を目視判定に
より評価した。その結果を表1に示す。なお、表におい
て評価基準は次の通りである。
が、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものでは
ない。なお、以下において、部及び%はそれぞれ重量部
及び重量%を意味する。 実施例1〜6 天然ゴムのハイアンモニアラテックスを蛋白分解酵素
(アルカリプロテアーゼ)と界面活性剤〔ドデシルベン
ゼンスルホン酸ナトリウムとポリオキシエチレン(9モ
ル) ラウリルエーテルとの混合物(60:40)〕で処
理し赤外線スペクトルにおいて3280cm-1にポリペ
プチドの吸収が見られない脱蛋白天然ゴムラテックスを
調製した。試験管中で、得られた脱蛋白天然ゴムラテッ
クス(固形分30%)100部に表1に示す非イオン界
面活性剤の10%水溶液1部を混合した後、90℃の水
浴中で5分間加熱した。加熱後の凝固状態を目視判定に
より評価した。その結果を表1に示す。なお、表におい
て評価基準は次の通りである。
【0020】○…ゴム分が凝固する ×…ゴム分が凝固しない また、第1表において、nはフェノール又はアルキルフ
ェノールのホルマリン縮合物の平均縮合度を、またEO
及びPOはそれぞれ酸化エチレン及び酸化プロピレンを
表し、括弧内の数字は共付加物1分子当たりのそれぞれ
の平均付加モル数を示す。 比較例1〜2 凝固剤として、表1に示す曇点および分子量を有する非
イオン界面活性剤を使用したほかは実施例1〜6と同様
にして凝固させた。
ェノールのホルマリン縮合物の平均縮合度を、またEO
及びPOはそれぞれ酸化エチレン及び酸化プロピレンを
表し、括弧内の数字は共付加物1分子当たりのそれぞれ
の平均付加モル数を示す。 比較例1〜2 凝固剤として、表1に示す曇点および分子量を有する非
イオン界面活性剤を使用したほかは実施例1〜6と同様
にして凝固させた。
【0021】なお、対照として、凝固剤を添加しない脱
蛋白天然ゴムラテックスについても同様にして試験し、
凝固状態を観察した。それらの結果も表1に併せて示
す。
蛋白天然ゴムラテックスについても同様にして試験し、
凝固状態を観察した。それらの結果も表1に併せて示
す。
【0022】
【表1】
【0023】表1から、非イオン界面活性剤の曇点が2
0〜100℃の範囲外でかつ分子量が300未満の比較
例2では、非イオン界面活性剤の添加による効果が発現
しない。また、比較例1のように分子量が300以上で
も曇点が20〜100℃外のものであれば凝固効果を示
さない。これに対して、実施例1〜6では、曇点が20
〜100℃の範囲内でかつ分子量が300以上の非イオ
ン界面活性剤を使用しているため、良好な凝固効果を示
している。
0〜100℃の範囲外でかつ分子量が300未満の比較
例2では、非イオン界面活性剤の添加による効果が発現
しない。また、比較例1のように分子量が300以上で
も曇点が20〜100℃外のものであれば凝固効果を示
さない。これに対して、実施例1〜6では、曇点が20
〜100℃の範囲内でかつ分子量が300以上の非イオ
ン界面活性剤を使用しているため、良好な凝固効果を示
している。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明の凝固剤は、これを
脱蛋白天然ゴムラテックスに添加してゴム分を凝固させ
ることにより、金属イオンを含有しない生ゴムを高効率
で得ることができるという効果がある。
脱蛋白天然ゴムラテックスに添加してゴム分を凝固させ
ることにより、金属イオンを含有しない生ゴムを高効率
で得ることができるという効果がある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市川 直哉 兵庫県明石市魚住町清水41番地の1 住友 ゴム魚住寮 (72)発明者 榊 俊明 兵庫県加古川市尾上町養田1314番地の1
Claims (3)
- 【請求項1】20〜100℃の曇点を有しかつ分子量が
300以上の非イオン界面活性剤からなることを特徴と
する脱蛋白天然ゴムラテックスの凝固剤。 - 【請求項2】請求項1記載の凝固剤を脱蛋白天然ゴムラ
テックスに加えて、該ラテックスを前記凝固剤を構成す
る非イオン界面活性剤の曇点以上の温度に加熱して脱蛋
白質天然ゴムラテックス中のゴム分を凝固させることを
特徴とする生ゴムの製造方法。 - 【請求項3】脱蛋白天然ゴムラテックスに、該ラテック
スの固形分に対して請求項1記載の凝固剤を0.01〜
10重量%の割合で添加する請求項2記載の生ゴムの製
造方法。
Priority Applications (9)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11176693A JP3248979B2 (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | 脱蛋白天然ゴムラテックスの凝固剤およびこれを用いる生ゴムの製造方法 |
| ES94107308T ES2106404T3 (es) | 1993-05-13 | 1994-05-10 | Metodo de produccion de caucho bruto. |
| EP94107308A EP0624601B1 (en) | 1993-05-13 | 1994-05-10 | Process for producing raw rubber |
| DE69404740T DE69404740T2 (de) | 1993-05-13 | 1994-05-10 | Verfahren zur Herstellung von Rohkautschuk |
| AU63070/94A AU666267B2 (en) | 1993-05-13 | 1994-05-12 | Process for producing raw rubber |
| TW083104280A TW321652B (ja) | 1993-05-13 | 1994-05-12 | |
| US08/241,714 US5585459A (en) | 1993-05-13 | 1994-05-12 | Process for producing raw rubber |
| KR1019940010459A KR100316115B1 (ko) | 1993-05-13 | 1994-05-13 | 생고무의제조방법 |
| CN94106007A CN1065539C (zh) | 1993-05-13 | 1994-05-13 | 生产生胶的方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11176693A JP3248979B2 (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | 脱蛋白天然ゴムラテックスの凝固剤およびこれを用いる生ゴムの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06322004A true JPH06322004A (ja) | 1994-11-22 |
| JP3248979B2 JP3248979B2 (ja) | 2002-01-21 |
Family
ID=14569644
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11176693A Expired - Fee Related JP3248979B2 (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | 脱蛋白天然ゴムラテックスの凝固剤およびこれを用いる生ゴムの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3248979B2 (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003091326A1 (en) * | 2002-04-23 | 2003-11-06 | Bridgestone Corporation | Rubber compositions containing rubber-containing coagulums and processes for production of the coagulums |
| JP2003313202A (ja) * | 2002-04-23 | 2003-11-06 | Bridgestone Corp | ゴム組成物及びゴム成分含有凝固物の製造方法 |
| JP2015021095A (ja) * | 2013-07-22 | 2015-02-02 | 住友ゴム工業株式会社 | エポキシ化天然ゴムの製造方法、エポキシ化天然ゴム、タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ |
| CN106032394A (zh) * | 2015-03-17 | 2016-10-19 | 中国石油化工股份有限公司 | 一种异戊橡胶的生产方法和异戊橡胶及其应用 |
| JP2017500424A (ja) * | 2013-12-23 | 2017-01-05 | アランセオ・シンガポール・プライヴェート・リミテッド | ゴム工業のための新規な抗凝集剤 |
| US10647842B2 (en) | 2013-12-23 | 2020-05-12 | Arlanxeo Singapore Pte. Ltd. | Anti-agglomerants for elastomeric ethylene/A-olefin copolymers |
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