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JPH0625357A - 新規なプロピレン系共重合体およびその製造方法 - Google Patents

新規なプロピレン系共重合体およびその製造方法

Info

Publication number
JPH0625357A
JPH0625357A JP27545791A JP27545791A JPH0625357A JP H0625357 A JPH0625357 A JP H0625357A JP 27545791 A JP27545791 A JP 27545791A JP 27545791 A JP27545791 A JP 27545791A JP H0625357 A JPH0625357 A JP H0625357A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
propylene
group
carbon atoms
double bond
alkadiene
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27545791A
Other languages
English (en)
Inventor
Norihide Inoue
則英 井上
Masahiro Jinno
政弘 神野
Tetsunosuke Shiomura
哲之助 潮村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Toatsu Chemicals Inc filed Critical Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority to JP27545791A priority Critical patent/JPH0625357A/ja
Publication of JPH0625357A publication Critical patent/JPH0625357A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】プロピレンおよび少なくとも一種の炭素数6〜
25の一つの末端二重結合および一つ内部二重結合を有
するアルカジエンからなり、13C−NMRで測定したア
イソタクチックペンタッド分率が0.5以上であり、上
記アルカジエンの含有率が0.01〜30モル%であ
り、135℃のテトラリン溶液で測定した極限粘度
〔η〕が0.01〜10dl/gであり、ゲル・パーミ
エイション・クロマトグラフィー(GPC)で測定した
分子量分散度(Mw/Mn)が1.5〜4.0であるこ
とを特徴とする新規プロピレン系共重合体およびその製
造方法。 【効果】このプロピレン系共重合体は容易に変性できる
ため種々の用途に利用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規プロピレン系共重合
体およびその製造方法に関する。詳しくはプロピレンと
特定のアルカジエンとの共重合体およびその製造方法に
関する。
【0002】
【従来技術】ポリプロピレン、特にアイソタクチックポ
リプロピレンはその優れた性質のために多くの用途に使
用されているが、接着性、染色性が低いという欠点を有
している。
【0003】一方、これらの接着性、染色性を改良する
目的でポリマー鎖中に不飽和結合を導入する試みがなさ
れている。特開昭55−165907号公報、特開昭5
6−55409号公報、特開昭62−115008号公
報には、チタンのハロゲン化物を主成分とするいわゆる
立体規則性チーグラー・ナッタ触媒を用いてプロピレン
と分岐1,4−ジエン共重合体やプロピレン、エチレ
ン、分岐1,4−ジエン共重合体を製造する方法が記載
されている。また、特開昭59−155426号公報に
は、チタンのハロゲン化物を主成分とするいわゆる立体
規則性チーグラー・ナッタ触媒を用いて得られる不飽和
結合を有するプロピレン系のブロック共重合体が開示さ
れている。
【0004】一方、シクロペンタジエニル基、インデニ
ル基、フルオレニル基、またはそれらの誘導体を配位子
とする遷移金属化合物、いわゆるメタロセン化合物は、
助触媒、例えばアルミノキサンと共に使用してα−オレ
フィンを重合することによりポリ−α−オレフィンが製
造できることが知られている。
【0005】特開昭58−19309号公報には、 (シクロペンタジエニル)2 MeRHal (ここで、Rはシクロペンタジエニル、C1 〜C6 のア
ルキル、ハロゲンであり、Meは遷移金属であり、Ha
lはハロゲンである)で表される遷移金属化合物とアル
ミノキサンからなる触媒の存在下エチレンおよび/また
はα−オレフィンを重合または共重合させる方法が記載
されている。
【0006】特開昭60−35008号公報には、少な
くとも2種のメタロセン化合物とアルミノキサンからな
る触媒を用いることにより幅広い分子量分布を有するポ
リ−α−オレフィンが製造できることが記載されてい
る。
【0007】特開昭61−130314号公報には、立
体的に固定したジルコン・キレート化合物およびアルミ
ノキサンからなる触媒を用いてポリオレフィンを製造す
る方法が記載されている。また、同公報には、遷移金属
化合物としてエチレン−ビス−(4、5、6、7−テト
ラヒドロ−1−インデニル)ジルコニウムジクロリドを
使用することにより、アイソタクチック度の高いポリオ
レフィンが製造する方法が記載されている。 特開昭6
4−66124号公報には、珪素で架橋したシクロペン
タジエニル化合物を配位子とする遷移金属化合物および
アルミノキサンを有効成分とする立体規則性オレフィン
重合体製造用触媒が開示されている。
【0008】特開平2−41303号公報には、下記式 R”(Cp Rn )(CpR’m )MeQk (但し、各 Cpはシクロペンタジエニル又は置換され
たシクロペンタジエニル環であり;各Rn は同一又は異
なっていてもよく、1〜20炭素原子を有するヒドロカ
ルビル残基であり;各R’m はは同一又は異なっていて
もよく、1〜20炭素原子を有するヒドロカルビル残基
であり;R”は触媒に立体剛性をもたらすCp環の間の
構造的架橋であり;Meは元素の周期律表の4b,5
b,又は6b族の金属であり;各Qは1〜20炭素原子
を有するヒドロカルビル残基又はハロゲンであり;0≦
k≦3:0≦n≦4:及び1≦m≦4であり;及びR’
m は(CpR’m )が(CpRn )と立体的に相違して
いるように選択される、によって表記されるシンジオタ
クチックポリオレフィンを製造するために使用されるメ
タロセン触媒。を一成分とする触媒を使用することによ
ってシンジオタクティシティーの良好なポリ−α−オレ
フィンが製造できることが記載されている。
【0009】また、同公報には上記メタロセン化合物を
2種以上使用することにより幅広い分子量分布を有する
シンジオタクチックポリ−α−オレフィンが製造できる
ことが記載されている。
【0010】特開平2−274703号公報には、下記
式(化1)
【0011】
【化1】 〔式中、M1 はチタニウム、ジルコニウム、バナジウ
ム、ニオブまたはタンタルであり、R1 およびR2 は互
いに同じでも異なっていてもよく、水素原子、ハロゲン
原子、炭素原子数1〜10のアルキル基、炭素原子数1
〜10のアルコキシ基、炭素原子数6〜20のアリール
基、炭素原子数6〜20のアリールオキシ基、炭素原子
数2〜10のアルケニル基、炭素原子数7〜40のアリ
ールアルキル基、炭素原子数7〜40のアルキルアリー
ル基または炭素原子数8〜40のアリールアルケニル基
を意味し、R3 およびR4 は異なっており、中心原子M
1 と一緒にサンドイッチ構造を形成し得る単核−または
多核炭化水素基を意味し、R5
【0012】
【化2】 =BR6 ,=AlR6 ,−Ge−,−Sn−,−O−,
−S−,=SO,=SO,=NR6 ,=CO, =PR
6 または=P(O)R6 を意味し、その際R6、R7
よびR8 は互いに同じでも異なっていてもよく、水素原
子、ハロゲン原子、炭素原子数1〜10のアルキル基、
炭素原子数1〜10のフルオロアルキル基、炭素原子数
6〜10のフルオロアリール基、炭素原子数6〜20の
アリール基、炭素原子数1〜10のアルコキシ基、炭素
原子数2〜10のアルケニル基、炭素原子数7〜40の
アリールアルキル基、炭素原子数8〜40のアリールア
ルケニル基または炭素原子数7〜40のアルキルアリー
ル基を意味するかまたは、R6 およびR7 またはR6
よびR8 はそれぞれそれらの結合する原子と一緒に成っ
て環を形成し、そしてM2 は珪素 、ゲルマニウムまた
は錫である。〕で表される遷移金属成分およびアルミノ
キサンからなる触媒の存在下にオレフィンを重合するこ
とにより高分子量のシンジオタクチックポリオレフィン
を製造する方法が記載されている。
【0013】また、特開平2−274704号公報に
は、同様のハフニウム化合物を用いて高分子量のシンジ
オタクチックポリオレフィンを製造する方法が記載され
ている。 一方、上記のようないわゆるカミンスキー型
触媒の活性種が〔Cp'2MR〕 + (ここでCp' =シク
ロペンタジエニル誘導体、M=Ti,Zr,Hf,R=
アルキル)で表されるような遷移金属カチオンであるこ
とが示唆されて以来、アルミノキサン類を助触媒としな
い触媒系もいくつか報告されている。
【0014】Taube らは、J. Organometall. Chem., 34
7 , C9 (1988) に〔Cp2 TiMe(THF)〕+ 〔B
Ph4 - (Me=メチル基、Ph=フェニル基)で表
される化合物を用いてエチレン重合に成功している。
【0015】Jordanらは、J. Am. Chem. Soc., 109, 41
11 (1987) で、〔Cp2 ZrR(L)〕+ (R=メチル
基、ベンジル基、L=ルイス塩基)のようなジルコニウ
ム錯体がエチレンを重合することを示している。
【0016】特表平1−501950号公報、特表平1
−502036号公報にはシクロペンタジエニル金属化
合物およびシクロペンタジエニル金属カチオンを安定化
することのできるイオン性化合物とからなる触媒を用い
てオレフィンを重合する方法が記載されている。Zambel
liらは、Macromolecules, 22, 2186 (1989) に、シクロ
ペンタジエンの誘導体を配位子とするジルコニウム化合
物と、トリメチルアルミニウムとフルオロジメチルアル
ミニウムとを組み合わせた触媒により、アイソタクチッ
クポリプロピレンが製造できることを報告している。特
開平3−179005号公報には、a)メタロセン化合
物、b)アルミニウムアルキル、およびc)ルイス酸か
らなるオレフィン重合用触媒が開示されている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなチーグラ
ー・ナッタ型触媒を用いて不飽和結合を有するプロピレ
ン系共重合を製造する方法は、共重合効率が悪く、生成
ポリマー中に不飽和結合を導入するためには大量のジエ
ンコモノマーを重合系内に導入する必要がある。そのう
え、得られる共重合体は分子量分布が広く、透明性、力
学物性に劣っていた。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決し、優れた物性を有するアイソタクチックプロピレ
ン−ジエン共重合体を効率よく製造する方法について鋭
意検討した結果、特定の触媒の存在下プロピレンとジエ
ン化合物とを共重合させることにより、前述の目的が達
成されることを見出し本発明を完成するに到った。
【0019】すなわち本発明は、プロピレンおよび少な
くとも一種の炭素数6〜25の一つの末端二重結合およ
び一つ内部二重結合を有するアルカジエンからなり、13
C−NMRで測定したアイソタクチックペンタッド分率
が0.5以上であり、上記アルカジエンの含有率が0.
01〜30モル%であり、135℃のテトラリン溶液で
測定した極限粘度〔η〕が0.01〜10dl/gであ
り、ゲル・パーミエイション・クロマトグラフィー(G
PC)で測定した分子量分散度(Mw/Mn)が1.5
〜4.0であることを特徴とする新規プロピレン系共重
合体を提供し、さらに本発明は、 (A)シクロペンタジエニル基、インデニル基、フルオ
レニル基、またはそれらの誘導体を配位子とする周期律
表4族の遷移金属化合物 (B)助触媒 からなる触媒の存在下プロピレンと少なくとも一種の炭
素数6〜25の一つの末端二重結合および一つ内部二重
結合を有するアルカジエンとを共重合させることを特徴
とする前記新規プロピレン系共重合体の製造方法であ
る。
【0020】本発明の新規プロピレン系共重合体は、プ
ロピレンと0.01〜30モル%、好ましくは0.1〜
20モル%含有率の少なくとも一種の炭素数6〜25の
一つの末端二重結合および一つ内部二重結合を有するア
ルカジエンからなる。実質的にアイソタクチック構造を
有するプロピレン系共重合体である。
【0021】また、本発明の新規プロピレン系共重合体
は、13C−NMRで測定したメチル基のアイソタクチッ
クペンタッド連鎖分率が0.5以上、好ましくは0.6
以上であり、135℃のテトラリン溶液で測定した極限
粘度〔η〕は0.01〜10dl/g、好ましくは0.
1〜10dl/gの値を持ち、ゲル・パーミエイション
・クロマトグラフィー(GPC)で測定した分子量分散
度(Mw/Mn)が1.5〜4.0、好ましくは2.0
〜3.5の値を持つ。
【0022】本発明の新規プロピレン系共重合体は、前
記示したような(A)シクロペンタジエニル基、インデ
ニル基、フルオレニル基、またはそれらの誘導体を配位
子とする周期律表4族の遷移金属化合物、および(B)
助触媒からなる触媒の存在下プロピレンとアルカジエン
とを共重合させることにより製造できる。
【0023】本発明において(A)成分として使用され
る遷移金属化合物は、実質的にアイソタクチック構造の
ポリプロピレンを与えることのできるメタロセン化合物
である。そのようなメタロセン化合物は、例えば、特開
昭61−130314号公報、特開平1−197490
号公報、特開平1−203409号公報、特開平1−2
75608号公報、特開平1−301704号公報、特
開平2−131488号公報、特開平3−12406号
公報、特開平3−12407号公報などに記載されてい
るような公知の化合物を挙げることができる。より具体
的には、例えば、エチレンビス(1-インデニル)ジルコ
ニウムジクロリド、エチレンビス(4,5,6,7-テトラヒド
ロ-1- インデニル)ジルコニウムジクロリド、ジメチル
シリレンビス(1-インデニル)ジルコニウムジクロリ
ド、ジメチルシリレンビス( メチルシクロペンタジエニ
ル) ジルコニウムジクロリド、ジメチルシリレンビス(
ジメチルシクロペンタジエニル) ジルコニウムジクロリ
ド等のジルコニウム化合物の他に同様のハフニウム化合
物を挙げることができる。
【0024】遷移金属化合物とともに使用される助触媒
としては、先に述べたようなメタロセン化合物とともに
使用されている公知の助触媒を本発明の共重合の際にも
使用することができる。そのような助触媒としては例え
ば、公知のアルミノキサンの他に、特表平1−5019
50号公報、特表平1−502036号公報に記載され
ているようなイオン性の化合物、特開平3−17900
5号公報に記載されているようなアルミニウムアルキル
およびルイス酸からなる助触媒を挙げることができる。
アルミノキサン類としては一般式
【0025】
【化3】 (ここでRは炭素数1〜3の炭化水素基、nは2以上の
整数を示す。)で表される化合物であり、特にRがメチ
ル基であるメチルアルミノキサンでnが5以上、好まし
くは10以上のものが利用される。上記アルミノキサン
類には若干のアルキルアルミニウム化合物が混入してい
ても差し支えない。
【0026】本発明において上記遷移金属化合物に対す
るアルミノキサンの使用割合としては10〜10000
0モル倍、通常50〜10000モル倍である。本発明
において共重合の際プロピレンとともに供給されるアル
カジエンは炭素数6〜25の一つの末端二重結合および
一つ内部二重結合を有するアルカジエンであり、その中
でも分岐状アルカジエンがプロピレンとの共重合性が良
好で好適に利用される。そのような好適なアルカジエン
の具体例としては、例えば4−メチル−1,4−ヘキサ
ジエン、5−メチル−1,4−ヘキサジエン、2−メチ
ル−2,7−オクタジエンなどが挙げられる。これらの
アルカジエンの使用量としては目的とする共重合体中の
アルカジエン含有率によって異なるが、通常、プロピレ
ンの1/10000〜1/10である。
【0027】本発明の方法で行われる重合方法および重
合条件については特に制限はなくα−オレフィンの重合
で行われる公知の方法が用いられ、不活性炭化水素媒体
を用いる溶媒重合法、または実質的に不活性炭化水素媒
体の存在しない塊状重合法、気相重合法も利用でき、重
合温度としては−100〜200℃、重合圧力としては
常圧〜100kg/cm2 で行うのが一般的である。好
ましくは−50〜100℃、常圧〜50kg/cm2
ある。
【0028】本発明における触媒成分の処理あるいは重
合に際し使用される炭化水素媒体としては例えばブタ
ン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナ
ン、デカン、シクロペンタン、シクロヘキサンなどの飽
和炭化水素の他に、ベンゼン、トルエン、キシレンなど
の芳香族炭化水素も使用することができる。
【0029】本発明においては、プロピレンの単独重合
のみならず、実質的にシンジオタクチック構造を有する
限り、例えばプロピレンとエチレン、プロピレンと1−
ブテンなどの炭素数2〜25程度のエチレンまたはα−
オレフィンとの共重合体を製造する際にも利用できる。
【0030】本発明による共重合体は分子鎖中に不飽和
結合を有しているので、これに例えば特開昭57−57
726、特開昭57−59934号公報に開示されてい
るようなポリマー反応による極性基を有するポリマーの
合成、EPDMで行われているような架橋反応に利用す
ることができ、特に高分子量の共重合体が容易に得られ
るので優れた物性のポリマーが得られ、工業的に価値が
高い。
【0031】
【実施例】以下に本発明を実施例によって具体的に説明
する。 実施例1 充分窒素置換した1.5リットルのオートクレーブに特
開昭61−130314号公報記載の方法により合成し
たエチレンビス(1-インデニル)ジルコニウムジクロリ
ド3.0mgおよび東ソー・アクゾ社製メチルアルミノ
キサン(重合度17.7)0.8gを装入し、さらに液
体プロピレン0.75lおよび特開昭60−89436
号公報記載の方法により合成したメチル−1,4−ヘキ
サジエン21.9g加えた。40℃で1時間重合を行っ
た後、得られたポリマーをヘプタンで洗浄、乾燥するこ
とにより77.5gのプロピレン−ジエンコポリマーを
得た。このコポリマーの135℃のテトラリン溶液で測
定した極限粘度(以下〔η〕と略記する)は0.18d
l/g、ゲル・パーミエイション・クロマトグラフィー
(GPC)で測定した分子量分散度(Mw/Mn)は
2.7であった。13C−NMRで求めたアイソタクチッ
クペンタッド分率は0.811、 1H−NMR測定で、
ベンゼン−d6を溶媒としテトラメチルシランを基準とし
て5.0〜5.2ppmに観測されるピーク強度より求
めたジエン含有率は1.1モル%であった。
【0032】実施例2 メチル−1,4−ヘキサジエンの代わりに2−メチル−
2,7−オクタジエン(シェル化学社製)22.4gを
用いた以外は実施例1と同様にして重合を行った。得ら
れたコポリマーは61.4g、このコポリマーの〔η〕
は0.20dl/g、Mw/Mnは2.6、アイソタク
チックペンタッド分率は0.820、ジエン含有率は
0.4モル%であった。
【0033】実施例3 エチレンビス(1-インデニル)ジルコニウムジクロリド
の代わりにジメチルシリレンビス( ジメチルシクロペン
タジエニル) ジルコニウムジクロリド2.0mgを使用
した以外は実施例1と同様にして重合を行った。得られ
たポリマーは94.6g、このポリマーの〔η〕は0.
84dl/g、Mw/Mnは2.8、アイソタクチック
ペンタッド分率は0.937であった。ジエン含有率は
0.9モル%であった。
【0034】実施例4 メチル−1,4−ヘキサジエンの代わりに2−メチル−
2,7−オクタジエン(シェル化学社製)22.4gを
用いた以外は実施例3と同様にして重合を行った。得ら
れたコポリマーは107.2g、このコポリマーの
〔η〕は0.77dl/g、Mw/Mnは2.7、アイ
ソタクチックペンタッド分率は0.905、ジエン含有
率は1.7モル%であった。
【0035】実施例5 用いるメチル−1,4−ヘキサジエンの量を7.3gと
した以外は実施例3と同様にして重合を行った。得られ
たポリマーは89.2g、このポリマーの〔η〕は0.
97dl/g、Mw/Mnは2.4、アイソタクチック
ペンタッド分率は0.956、ジエン含有率は0.3モ
ル%であった。
【0036】実施例6 用いる2−メチル−2,7−オクタジエンの量を7.5
gとした以外は実施例4と同様にして重合を行った。得
られたポリマーは114.2g、このポリマーの〔η〕
は0.96dl/g、Mw/Mnは2.3、アイソタク
チックペンタッド分率は0.932、ジエン含有率は
0.9モル%であった。
【0037】比較例1固体触媒成分の調製 塩化マグネシウム20g、フタル酸ジイソブチル6m
l、四塩化チタン7mlを振動ミルを用いて40時間共
粉砕した後、沸騰トルエンにて処理することにより固体
触媒成分を得た。
【0038】重合 上記調製した固体触媒成分10mg、ジフェニルジメト
キシシラン0.03ml、トリエチルアルミニウム0.
1mlを触媒として使用した以外は実施例1と同様にし
てプロピレンとメチル−1,4−ヘキサジエンとの共重
合を試みた。しかしながら、生成ポリマーを 1H−NM
R測定した結果、不飽和結合に帰属されるピークは観測
されなかった。
【0039】比較例2 触媒として、丸紅ソルベイ社製三塩化チタン50mgお
よびジエチルアルミニウムクロリド27mgを使用した
以外実施例1と同様にしてプロピレンとメチル−1,4
−ヘキサジエンとの共重合を試みた。しかしながら、生
成ポリマーを 1H−NMR測定した結果、不飽和結合に
帰属されるピークは観測されなかった。
【0040】
【発明の効果】本発明の方法を実施することにより、効
率良くポリマー中に不飽和結合を有するポリプロピレン
系共重合体を得ることができる。また、本発明の共重合
体は分子鎖中に不飽和結合を有するため、ポリマー中の
不飽和結合を変性する公知の方法によって性質の改良さ
れたポリマーを得ることができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロピレンおよび少なくとも一種の炭素
    数6〜25の一つの末端二重結合および一つ内部二重結
    合を有するアルカジエンからなり、13C−NMRで測定
    したアイソタクチックペンタッド分率が0.5以上であ
    り、上記アルカジエンの含有率が0.01〜30モル%
    であり、135℃のテトラリン溶液で測定した極限粘度
    〔η〕が0.01〜10dl/gであり、ゲル・パーミ
    エイション・クロマトグラフィー(GPC)で測定した
    分子量分散度(Mw/Mn)が1.5〜4.0であるこ
    とを特徴とする新規プロピレン系共重合体。
  2. 【請求項2】 (A)シクロペンタジエニル基、インデ
    ニル基、フルオレニル基、またはそれらの誘導体を配位
    子とする周期律表4族の遷移金属化合物 (B)助触媒 からなる触媒の存在下プロピレンと少なくとも一種の炭
    素数6〜25の一つの末端二重結合および一つ内部二重
    結合を有するアルカジエンとを共重合させることを特徴
    とする特許請求の範囲第一項記載の新規プロピレン系共
    重合体の製造方法。
JP27545791A 1991-10-23 1991-10-23 新規なプロピレン系共重合体およびその製造方法 Pending JPH0625357A (ja)

Priority Applications (1)

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JP27545791A JPH0625357A (ja) 1991-10-23 1991-10-23 新規なプロピレン系共重合体およびその製造方法

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JP27545791A JPH0625357A (ja) 1991-10-23 1991-10-23 新規なプロピレン系共重合体およびその製造方法

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ID=17555797

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