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JPH06258129A - スラグ下の湯面レベル測定方法 - Google Patents

スラグ下の湯面レベル測定方法

Info

Publication number
JPH06258129A
JPH06258129A JP7085993A JP7085993A JPH06258129A JP H06258129 A JPH06258129 A JP H06258129A JP 7085993 A JP7085993 A JP 7085993A JP 7085993 A JP7085993 A JP 7085993A JP H06258129 A JPH06258129 A JP H06258129A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molten metal
metal surface
eddy current
slag
current sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7085993A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Ishimaru
淳一 石丸
Yukio Yashima
幸雄 八島
Tomiya Fukuda
富也 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Steel Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nisshin Steel Co Ltd filed Critical Nisshin Steel Co Ltd
Priority to JP7085993A priority Critical patent/JPH06258129A/ja
Publication of JPH06258129A publication Critical patent/JPH06258129A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)
  • Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
  • Carbon Steel Or Casting Steel Manufacturing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スラグ層に懸濁している金属液滴に影響され
ることなく、溶湯とスラグ層との界面を正確に検出す
る。 【構成】 50体積%以下の金属粒が懸濁しているスラ
グ層が浮遊している金属浴の湯面を測定する際、金属浴
の上方に渦電流センサーを配置し、周波数0.5〜50
0KHzの交流電流を渦電流センサーに供給する。交流
電流によって金属浴の湯面に渦電流を発生させ、渦電流
により生起される誘導磁界に基づき金属溶湯の湯面レベ
ルを算出する。 【効果】 たとえば周波数50kHzの交流電流を使用
するとき、図5に示すように、スラグ層に懸濁している
金属粒が50体積%以下では高精度に湯面が検出され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多量の金属粒が懸濁し
ているスラグ層で覆われている金属浴の湯面を高精度に
測定する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】転炉,真空脱ガス装置等でステンレス鋼
等の合金鋼を脱炭吹錬するとき、溶鋼中の炭素が吹錬酸
素と反応しCOガスとなって溶鋼から除去されると同時
に、有用成分であるCr,Fe,Mn等も一部が次の反
応に従って酸化される。 4[Cr]+3O2 →2(Cr23 ) 2[Fe]+O2 →2(FeO) 2[Mn]+O2 →2(MnO)
【0003】酸化物となったCr,Fe,Mn等の金属
元素は、溶鋼表面に浮遊しているスラグに移行する。ス
ラグ中の金属元素は、製鋼の最終段階で酸化物から金属
状態に還元され、メタルとして溶鋼に回収される。回収
は、Cr,Fe,Mn等の金属元素がSiによって容易
に金属状態に還元されることを利用し、たとえば真空精
錬時に所定量のSiを取鍋内溶鋼に添加することにより
行われている。Siによる還元反応は、次の通りであ
る。 2(Cr23 )+3Si→4[Cr]+3(SiO
2 ) 2(FeO)+Si→2[Fe]+(SiO2 ) 2(MnO)+Si→2[Mn]+(SiO2 ) また、Siよりも酸素親和力が大きなAl,Ti等を還
元剤として使用するとき、スラグ中のSiをメタルに移
行させることもできる。
【0004】金属状態になったCr,Fe,Mn等は溶
鋼に取り込まれ、溶鋼が成分調整される。成分調整を高
精度で行うためには、最終段階でスラグから溶鋼に移行
する金属元素を定量的に把握しておく必要がある。ま
た、最近では、Si含有量に関する規格が極めて厳しい
鋼種が使用され始めている。このような高精度の成分調
整やSi含有量が厳格に管理された鋼種に対応するため
には、Siによって還元される易還元性酸化物がスラグ
中に含まれている量を正確に把握することが必要であ
る。スラグに含まれている易還元性金属元素の量は、C
23 ,FeO,MnO2 等の金属酸化物中の酸素濃
度及びスラグ量から算出される。算出された酸素量は、
還元剤として必要なSiの添加量を定めるときの基準に
なる。金属酸化物中の酸素を定量する方法として、スラ
グ試料を蛍光X線分析する方法が知られている。蛍光X
線分析においては、精錬中の転炉,真空脱ガス装置等か
ら採取した溶融スラグをガラスビード法,プレス成形法
等で分析用試料に作製している。
【0005】ガラスビード法では、たとえば図1に示す
ように、凝固したスラグを粉砕した後、秤量し、スラグ
0.2gを炭酸ナトリウム等の融剤2.0gと共に白金
ルツボに入れ、ビードサンプラーで加熱・撹拌し、均一
に溶融・冷却する。この方法によるとき、分析用試料を
得るまでに25分程度の作業が必要となる。プレス成形
法では、採取された適量のスラグをアルミニウム製キャ
ップに充填し、15〜20トンのプレスで加圧成形する
ことにより、分析用試料を作製している。プレス成形法
は、ガラスビード法に比較して分析用試料を得るまでの
時間が短いものの、粉砕した粒子のバラツキ等に起因す
る測定誤差を解消するため同一試料で2回の分析が必要
となる。そのため、結果として分析結果を得るまでに2
0分程度かかる。
【0006】本発明者等は、この分析時間の短縮を図る
ため、製鋼スラグから採取された試料と炭素源との反応
により系外に排出される酸素量に基づき、製鋼スラグに
含まれているCr,Fe,Mn等の易還元性金属酸化物
を定量する方法を開発し、平成4年11月4日に特願平
4−319364号として出願した。この方法によっ
て、10分以内の短時間でスラグ中の酸素を定量するこ
とが可能となる。他方、スラグ量を計量する方法とし
て、出鋼,排滓ごとに取鍋の重量を計量し、溶鋼及びス
ラグ量を含めた取鍋全重量から差し引く方法等が知られ
ているが、依然としてスラグ量を高精度に測定すること
が困難な現状にある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者等
は、計量容易な全重量WT ,溶湯重量WM 及び真空脱ガ
ス容器,取鍋等の容器重量WV からスラグ重量WS を演
算する方式を開発した。この方式によると、スラグ重量
S は、WS =WT − (WM +WV)で算出される。この
方式においては、溶湯の湯面を検出し、溶湯重量WM
把握することが要求される。スラグ下にある湯面のレベ
ルを検出する方法として、スラグ及びメタルに電気抵抗
の相違があることを利用し、スラグを貫通して電極を挿
入し、電気抵抗の変化によって湯面を検出することが考
えられる。しかし、スラグの固化状態に変動があること
等によって、この方式による測定は困難である。他方、
非接触方式で湯面を測定する手段として、渦電流センサ
ーの使用が考えられる。
【0008】渦電流センサーは、連鋳鋳型内の湯面レベ
ルを検出することに使用されている。渦電流センサーの
高周波コイルに高周波電流を供給するとき、導電体であ
る溶湯の湯面に渦電流が発生する。発生した渦電流によ
って誘導磁界が湯面近傍に生じ、誘導磁界がコイルのイ
ンピーダンスを変化させる。コイルのインピーダンス変
化は、電圧又は周波数に変換され、湯面レベルを表す情
報として取り出される。連鋳鋳型内の湯面に浮遊してい
るスラグは、アルカリ金属,アルカリ土類金属の酸化物
等をベースにした絶縁性のフラックスに由来する。この
場合、渦電流センサーの高周波コイルに供給された高周
波電流によって生じる渦電流は、溶湯の湯面に特定さ
れ、渦電流センサーに取り込まれるスラグ起因の誤差要
因を無視することができる。
【0009】しかし、転炉,取鍋,真空脱ガス容器等の
精錬用容器に収容されている溶湯の湯面に浮遊している
スラグには、多量の金属粒が液滴状等で懸濁している。
たとえば、転炉内のスラグ層には、0.1〜10mm程
度の金属液滴が50体積%程度懸濁している場合もあ
る。導電性物質である金属液滴が懸濁しているスラグ層
を介して渦電流センサーによる湯面検出を行うと、スラ
グ層に発生する渦電流による影響が大きくなり、測定結
果の信頼性が低下する。本発明は、このような問題を解
消すべく案出されたものであり、渦電流センサーに供給
される交流電流の周波数を特定することにより、導電性
の金属液滴が多量に懸濁しているスラグ層を介しても湯
面レベルを正確に検出することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の湯面レベル測定
方法は、その目的を達成するため、50体積%以下の金
属粒が懸濁しているスラグ層が浮遊している金属浴の湯
面を測定する際、前記金属浴の上方に渦電流センサーを
配置し、周波数0.5〜500KHzの交流電流を前記
渦電流センサーに供給し、前記交流電流によって前記金
属浴の湯面に渦電流を発生させ、該渦電流により発生す
る誘導磁界に基づき前記金属溶湯の湯面レベルを算出す
ることを特徴とする。
【0011】渦電流センサーによる湯面の測定を、図2
を参照しながら説明する。なお、渦電流センサー10と
して、測定精度を増すため、発振コイル11の上下に受
信コイル12,13を配置したものを使用した。溶湯の
湯面14近傍に配置した発振コイル11に高周波電流を
供給すると、湯面14に渦電流15が流れる。渦電流1
5によって誘導磁界16が生じ、磁力線17が受信コイ
ル12,13で検出される。渦電流15の強度、ひいて
は受信コイル12,13で検出される磁力線17の強度
は、渦電流センサー10と湯面14との距離に応じて変
動する。そのため、受信コイル12,13で検出された
磁力線強度から湯面14の位置を検出することができ
る。なお、受信コイル12,13は、何れか一方を省略
することも可能である。また、受信コイル12及び13
を互いに連続して設けることも可能である。
【0012】湯面14に浮遊しているスラグ層18に金
属液滴が懸濁していると、スラグ層18にも渦電流が発
生する。その結果、スラグ層18の渦電流に起因する誘
導磁界が生じ、誤差要因が受信コイル12,13に取り
込まれる。スラグ層18に発生する渦電流は、懸濁して
いる金属液滴の量が少ないスラグ層では無視することが
できる。しかし、転炉内スラグのように懸濁量が50体
積%程度まで達することがあるスラグ層18では、導電
性を帯びるため大きな渦電流が発生する。この渦電流に
より誘導磁界が生起され、測定値に対する誤差要因が受
信コイル12,13に取り込まれる。
【0013】発振コイル11に供給される交流電流の周
波数が測定値の精度向上に与える影響は定かではない。
しかし、一般的に供給電流の周波数が小さいほど湯面に
生じる磁界の表皮厚さ(湯面の深さ方向に磁界が減少す
る距離)が厚くなるため、測定値の信頼性が低下する。
逆に、過度に大きな周波数では、センサー側に近いスラ
グ面に渦電流が生じ、センサーはスラグ面を検出してし
まうことになる。このようなことから、0.5〜500
kHzの高周波交流電流を発振コイル11に供給しなが
ら測定を行うと、導電性のスラグ層18による影響を受
けることなく、湯面レベルを高精度に検出できることを
実験的に解明した。特定された周波数の交流電流を使用
した湯面レベルの測定は、溶湯の湯面14に浮遊してい
るスラグ層18における金属液滴の分散量が50体積%
まで有効である。しかし、懸濁している金属液滴が50
体積%を超えるようなスラグ層18では、導電性の上昇
に伴ってスラグ層18に大きな渦電流が発生し、渦電流
によって生起される誘導磁界の影響が大きくなる。その
ため、測定値に対する信頼性が低下する。
【0014】溶湯の湯面14に浮遊しているスラグ層1
8は、図3に模式的に示すように金属液滴19が均一に
分散しているものではない。そのため、比較的大きな径
の金属液滴19或いは金属液滴19が密に分散している
箇所では、金属液滴19に起因する誤差要因が取り込ま
れ、渦電流センサー10で測定された距離d1 が実際の
湯面14までの距離d0 よりも短くなることがある。湯
面レベルを表す情報から距離d1 の測定結果は、渦電流
センサー10で湯面を走査することによって排除され
る。たとえば、図4に示すように、容器20の内部上方
に渦電流センサー10が位置するように、容器10の周
辺に設けた旋回軸21にアーム22を取り付け、アーム
22の先端に渦電流センサー10を設ける。そして、ス
ラグ層18の上方で渦電流センサー10を矢印方向に揺
動させる。渦電流センサー10は、揺動しながら湯面1
4のレベルを連続的に検出する。得られた検出結果から
最長の値をピックアップするとき、図3に示した金属液
滴19に起因する短い距離d1 が除かれる。
【0015】
【実施例】 実施例1:(擬似スラグを使用した実験) 平均粒径1.0mmのCu粒子を20体積%の割合でス
ラグ粉末に分散させ、縦100mm,横100mm及び
高さ25mmの直方体形状に成形した。非磁性材料であ
るステンレス鋼板SUS304の上にスラグ成形体を配
置し、スラグ成形体の上方に渦電流センサーを昇降可能
に設けた。そして、渦電流センサーに50kHzの交流
電流を供給し、スラグ形成体を介してステンレス鋼板表
面から渦電流センサーまでの距離dを測定した。また、
スラグ形成体を介在させることなくステンレス鋼板の上
方に渦電流センサーを配置し、ステンレス鋼板の表面ま
での距離d2 を渦電流センサーで測定した。
【0016】渦電流センサーで得られた距離d及びd2
を、実際に測定したステンレス鋼板の表面から渦電流セ
ンサーまでの距離Dと比較した。その結果、スラグ成形
体の有無に拘らず、距離d及びd2 は実質的に同じ値で
あり、また誤差±1%の範囲で距離Dに一致していた。
このことから、スラグ中のCu粒子に起因する誘導磁界
の磁力線は、測定値の信頼性を低下させる誤差要因とし
て渦電流センサーに取り込まれていないことが判る。
【0017】実施例2:(金属粒の分散量に起因する影
響) スラグ成形体のCu粒子分散量を変え、実測値Dを60
mmの一定値に維持した他は、実施例1と同様な条件下
でステンレス鋼板表面までの距離d及びd2 を測定し
た。測定結果dを実測値Dと比較し、測定誤差δD[=
(d−d2)/D]とスラグ成形体のCu粒子分散量との
関係を調べた。調査結果を示す表1から明らかなよう
に、50体積%以下のCu粒子が分散しているスラグ成
形体を介した測定では、実施例1と同様に距離d及びd
2 は実測距離Dに精度良く一致していた。しかし、Cu
粒子の分散量が50体積%を超える場合には、距離d2
に比較して距離dが小さくなる傾向がみられた。
【表1】
【0018】実施例3:(周波数による影響) ステンレス鋼板表面から渦電流センサーまでの実測距離
Dを一定値60mmに維持し、渦電流センサーに供給す
る交流電流の周波数を変えた他は、実施例1と同様な条
件下で距離d及びd2 を測定し、実測距離Dと比較し
た。比較結果を示す表2から明らかなように、周波数
0.5〜500kHzの範囲では、誤差δDが±2%の
極めて高精度で測長できたことが判る。他方、周波数
0.1kHzの交流電流を供給した測定では、距離d及
びd2 共に長くなる傾向が示された。これは、ステンレ
ス鋼板表面に発生する渦電流が弱いことに起因するもの
と推察される。他方、周波数1000kHzの交流電流
を供給した測定では、距離dが短くなる傾向が示され
た。これは、スラグ成形体に発生した渦電流による誤差
要因が受信コイルに取り込まれたことに起因するものと
推察される。
【表2】
【0019】実施例4:(実測試験) 実施例1〜3の結果から、金属粒子分散量が50体積%
以下のスラグ層を介在させても、周波数0.5〜500
kHzの交流電流を渦電流センサーに供給しながら測長
するとき、導電体であるステンレス鋼の表面位置を極め
て高精度に測定できることが判る。この実験結果を基に
して、溶解炉を使用した試験を行った。溶解炉として、
耐火性ライニングを施した容積500kgの実験炉を使
用した。この実験炉に、SUS304系のステンレス溶
鋼500kgを装入した。湯面は、炉底から500mm
の高さに位置した。また、湯面が位置する箇所で、実験
炉の内部断面積は0.2m2 であった。この状態、すな
わちスラグが溶湯表面にない状態で、湯面の上方に配置
した渦電流センサーによって距離d2 を求めると共に、
光学系により湯面から渦電流センサーまでの距離Dを実
測した。
【0020】ステンレス溶鋼を温度1600℃に保持
し、その上にシリカ−アルミナ系スラグ50kgを装入
した。スラグとしては、SiO2 :40重量%,Al2
3 :10重量%及びCaO:40重量%を基本組成と
し、金属液滴として懸濁されるフェロクロムを種々の割
合で変更した。スラグは、装入後10分間経過した時点
で湯面全域に均等に分布するスラグ層を形成した。この
ときのスラグの計算厚みは、100mmである。
【0021】湯面から実測距離Dの高さに渦電流センサ
ーを配置し、周波数50kHzの交流電流を供給し、渦
電流センサーにより距離dを求めた。測長結果とスラグ
中のフェロクロム含有量との関係を調査したところ、
(d−d2)/Dで表される測定誤差δD(%)は、図5
に示すようにフェロクロム粒懸濁量の増加に伴って大き
くなる傾向を示した。しかし、フェロクロム粒懸濁量が
50体積%以下のスラグ層を介した湯面レベルの測定で
は、湯面から渦電流センサーまでの実測距離Dの如何に
拘らず、測定誤差δd2%未満の極めて高い精度で湯面
レベルを測定することができた。この結果は、擬似スラ
グを使用した表1の測定結果に整合する。
【0022】実施例5:(スラグ量の算出) 容量500kgの実験用真空脱ガス装置で、ステンレス
鋼SUS304を精錬した。精錬後、溶鋼及びスラグを
収容している容器を計量したところ、総重量WT は12
50kgであった。なお、容器自体の重量WV は、精錬
前の計量で700kgであることが分かっている。湯面
及びスラグ層が鎮静化した後、スラグ層の上方に配置し
た渦電流センサーで湯面レベルを測定したところ、湯面
は、容器の底面から500mmの高さにあった。この湯
面位置から算出される溶鋼の重量WM は、500kgで
あった。したがって、溶鋼表面に浮遊しているスラグの
重量Ws は、Ws =WT − (WM +WV)の関係から、5
0kgと算出された。
【0023】次いで、容器の底壁に設けたノズルから溶
鋼を出湯した。このとき、ノズル内を通過する流体の導
電性を検出する電極を内蔵させたノズルを使用し、電極
によって導電性の低下がみられたときに直ちにノズルを
閉塞する方式を採用した。これにより、溶鋼とスラグと
を完全に分離した状態で容器から排出することができ
た。排出された溶鋼及びスラグを計量したところ、それ
ぞれ498kg及び49kgであった。これら実測値
は、それぞれの計算値WM 及びWS に極めて近似した値
であった。この実施例から、本発明に従って渦電流セン
サーを使用するとき、転炉精錬や真空脱ガス処理等が終
了した後の湯面やスラグ層に関する正確な情報が得られ
ることが判る。得られたスラグ量に関する情報は、たと
えばスラグ中に含まれているFe,Mn,Cr等の易還
元性金属をSi等で還元し溶湯に回収するときに必要な
還元材添加量を求めることに使用される。また、測定さ
れた湯面レベルから溶湯重量が算出され、出湯時間を予
測することも可能となる。
【0024】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によると
き、金属液滴が浮遊しているスラグ層を介しても湯面レ
ベルを正確に検出することができる。そのため、溶湯重
量やスラグ重量等が正確に把握され、出湯,出滓等の操
業管理を正確に行うことができる。また、検出した湯面
レベルから湯面に浮遊しているスラグ層も算出されるた
め、スラグ中に含まれているFe,Mn,Ni等の有価
金属を溶湯に回収するときに添加される還元剤の添加量
も正確に調整することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 金属酸化物中の酸素を定量する方法示すフロ
【図2】 渦電流センサーで湯面を測定する説明図
【図3】 湯面に浮遊しているスラグ
【図4】 湯面を走査する渦電流センサー
【図5】 スラグ中の金属液滴が測定誤差に与える影響
【符号の説明】
10:渦電流センサー 11:発振コイル 12,
13:受信コイル 14:湯面 15:渦電流
16:誘導磁界 17:磁力線 18:スラグ層
19:金属液滴 20:容器 21:旋回軸
22:アーム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 50体積%以下の金属粒が懸濁している
    スラグ層が浮遊している金属浴の湯面を測定する際、前
    記金属浴の上方に渦電流センサーを配置し、周波数0.
    5〜500KHzの交流電流を前記渦電流センサーに供
    給し、前記交流電流によって前記金属浴の湯面に渦電流
    を発生させ、該渦電流により発生する誘導磁界に基づき
    前記金属溶湯の湯面レベルを算出することを特徴とする
    スラグ下の湯面レベル測定方法。
JP7085993A 1993-03-05 1993-03-05 スラグ下の湯面レベル測定方法 Pending JPH06258129A (ja)

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