JPH06234839A - 新規ポリカーボネート重合体およびその製造法 - Google Patents
新規ポリカーボネート重合体およびその製造法Info
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- JPH06234839A JPH06234839A JP2132993A JP2132993A JPH06234839A JP H06234839 A JPH06234839 A JP H06234839A JP 2132993 A JP2132993 A JP 2132993A JP 2132993 A JP2132993 A JP 2132993A JP H06234839 A JPH06234839 A JP H06234839A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 繰り返し単位中にトリフェニルアミン構造を
有する新規なポリカーボネート重合体およびその製造法
を提供するものである。 【構成】 下記一般式(A)のR9 またはR10にトリフ
ェニルアミン構造を有する繰り返し単位および一般式
(C)で表される繰り返し単位からなり、繰り返し単位
の組成がモル比で0<A/(A+C)≦1であるポリカ
ーボネート重合体。 【化1】 【化2】
有する新規なポリカーボネート重合体およびその製造法
を提供するものである。 【構成】 下記一般式(A)のR9 またはR10にトリフ
ェニルアミン構造を有する繰り返し単位および一般式
(C)で表される繰り返し単位からなり、繰り返し単位
の組成がモル比で0<A/(A+C)≦1であるポリカ
ーボネート重合体。 【化1】 【化2】
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なポリカーボネート
重合体とその製造方法に関する。本発明のポリカーボネ
ート重合体は、繰り返し単位に側鎖状にトリフェニルア
ミン構造を有する新規なポリカーボネート重合体であ
り、プラスチック成形材料やポリマーアロイ材料として
有用のものである。
重合体とその製造方法に関する。本発明のポリカーボネ
ート重合体は、繰り返し単位に側鎖状にトリフェニルア
ミン構造を有する新規なポリカーボネート重合体であ
り、プラスチック成形材料やポリマーアロイ材料として
有用のものである。
【0002】
【従来の技術】現在生産されているポリカーボネート樹
脂の大部分は2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
プロパン(ビスフェノールA)を原料とするビスフェノ
ールA型ポリカーボネートである。ビスフェノールA型
ポリカーボネートはコスト、耐熱性、機械的強度等のバ
ランスのとれたポリカーボネート樹脂であるが、近年ポ
リカーボネートの用途拡大にともない、より優れた物性
を有するポリカーボネートが望まれており、様々な構造
を持つポリカーボネートが開発されている(例えば特開
昭63−108023、特開昭64−66236、特開
平4−11627など)。しかしながら、それらよりも
物性の優れたものあるいは特異的な物性を有するポリカ
ーボネートについて市場から強い要望があり、新しいポ
リカーボネートの開発が必要とされている。
脂の大部分は2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
プロパン(ビスフェノールA)を原料とするビスフェノ
ールA型ポリカーボネートである。ビスフェノールA型
ポリカーボネートはコスト、耐熱性、機械的強度等のバ
ランスのとれたポリカーボネート樹脂であるが、近年ポ
リカーボネートの用途拡大にともない、より優れた物性
を有するポリカーボネートが望まれており、様々な構造
を持つポリカーボネートが開発されている(例えば特開
昭63−108023、特開昭64−66236、特開
平4−11627など)。しかしながら、それらよりも
物性の優れたものあるいは特異的な物性を有するポリカ
ーボネートについて市場から強い要望があり、新しいポ
リカーボネートの開発が必要とされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、従
来のポリカーボネート重合体に比べ、より物性の優れた
ものあるいは特異的な物性を有するポリカーボネート重
合体を提供するものである。
来のポリカーボネート重合体に比べ、より物性の優れた
ものあるいは特異的な物性を有するポリカーボネート重
合体を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、従来の課
題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、繰り返し単位に
側鎖状にトリフェニルアミン構造を有するポリカーボネ
ート重合体は文献未記載の新規なポリカーボネートであ
って、各種成形材料やポリマーアロイ原料として有用で
あることを見いだし、この知見に基づいて本発明を完成
するに至った。 (以下余白)
題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、繰り返し単位に
側鎖状にトリフェニルアミン構造を有するポリカーボネ
ート重合体は文献未記載の新規なポリカーボネートであ
って、各種成形材料やポリマーアロイ原料として有用で
あることを見いだし、この知見に基づいて本発明を完成
するに至った。 (以下余白)
【0005】すなわち、本発明は下記一般式(A)
【0006】
【化7】
【0007】(式中、R1〜R8は水素、ハロゲン、アルコ
キシ基、それぞれ置換基を有してもよいアルキル基、ア
ルケニル基またはアリール基を示す。R9、R10 は少なく
とも一方が下記一般式(B)で表されるトリフェニルア
ミンを含む基で、残りの一方が水素、それぞれ置換基を
有してもよいアルキル基、アルケニル基またはアリール
基、またはR9、R10 の両者がともに下記一般式(B)で
表されるトリフェニルアミンを含む基を示す。)一般式
(B)
キシ基、それぞれ置換基を有してもよいアルキル基、ア
ルケニル基またはアリール基を示す。R9、R10 は少なく
とも一方が下記一般式(B)で表されるトリフェニルア
ミンを含む基で、残りの一方が水素、それぞれ置換基を
有してもよいアルキル基、アルケニル基またはアリール
基、またはR9、R10 の両者がともに下記一般式(B)で
表されるトリフェニルアミンを含む基を示す。)一般式
(B)
【0008】
【化8】
【0009】(式中、R11〜R16は水素、ハロゲン、そ
れぞれ置換基を有してもよいアルキル基、アルコキシ
基、アルケニル基またはアリール基、アリールアミノ
基、アリール置換アルケニル基、アリールエーテル基、
アミノアリールエーテル基を示すか、R11とR12または
R13とR14またはR15とR16が結合して炭素環、複素環
を形成する基を示し、R11〜R16のうちいずれかが二価
基となり、−(CH2 )a −と結合してR9 又はR10基
を形成する。a は0〜5の整数を表す。)で表されるト
リフェニルアミン構造を有する繰り返し単位(A)及び
下記一般式(C)
れぞれ置換基を有してもよいアルキル基、アルコキシ
基、アルケニル基またはアリール基、アリールアミノ
基、アリール置換アルケニル基、アリールエーテル基、
アミノアリールエーテル基を示すか、R11とR12または
R13とR14またはR15とR16が結合して炭素環、複素環
を形成する基を示し、R11〜R16のうちいずれかが二価
基となり、−(CH2 )a −と結合してR9 又はR10基
を形成する。a は0〜5の整数を表す。)で表されるト
リフェニルアミン構造を有する繰り返し単位(A)及び
下記一般式(C)
【0010】
【化9】
【0011】(式中、R17〜R24はそれぞれ、水素、ハ
ロゲン又は置換基を有してもよいアルキル基又はアリー
ル基を示す。Xは
ロゲン又は置換基を有してもよいアルキル基又はアリー
ル基を示す。Xは
【0012】
【化10】
【0013】であり、ここにR25、R26はそれぞれ、水
素、ハロゲン、置換基を有してもよいアルキル基または
アリール基を表すか、R25及びR26が一緒に結合して、
炭素環または複素環を形成する基を表し、b は 0〜20、
c は 0〜2000の整数を表す。)で表される繰り返し単位
(C)から選ばれる繰り返し単位からなり、式(A)で
表される繰り返し単位の組成がモル比で0<(A)/
((A)+(C))≦1であるポリカーボネート重合体
およびその製造方法を提供するものである。
素、ハロゲン、置換基を有してもよいアルキル基または
アリール基を表すか、R25及びR26が一緒に結合して、
炭素環または複素環を形成する基を表し、b は 0〜20、
c は 0〜2000の整数を表す。)で表される繰り返し単位
(C)から選ばれる繰り返し単位からなり、式(A)で
表される繰り返し単位の組成がモル比で0<(A)/
((A)+(C))≦1であるポリカーボネート重合体
およびその製造方法を提供するものである。
【0014】本発明の前記一般式(A)または一般式
(A)と一般式(C)の共重合体で代表されるトリフェ
ニルアミン構造を持つポリカーボネート重合体は、下記
一般式(D)
(A)と一般式(C)の共重合体で代表されるトリフェ
ニルアミン構造を持つポリカーボネート重合体は、下記
一般式(D)
【0015】
【化11】
【0016】(式中、R1 〜R10はそれぞれ前記式
(A)におけると同様の意味を表す。)で表される二価
フェノールまたは該二価フェノール(D)と下記一般式
(E)
(A)におけると同様の意味を表す。)で表される二価
フェノールまたは該二価フェノール(D)と下記一般式
(E)
【0017】
【化12】
【0018】(式中、R17〜R24およびXはそれぞれ前
記式(A)におけると同様の意味を表す。)で表される
二価フェノール(E)を炭酸エステル形成性化合物と反
応させて製造することができる。
記式(A)におけると同様の意味を表す。)で表される
二価フェノール(E)を炭酸エステル形成性化合物と反
応させて製造することができる。
【0019】前記一般式(D)で表される二価フェノー
ルにはR9 、R10のうち、少なくとも一方が一般式
(B)で表されるトリフェニルアミン構造を持つもの
で、具体的には、下記に例示されるような化合物で、ト
リフェニルアミン構造を有し、−(CH2 )a −(a は
0〜5までの整数)で表されるアルキレン基と結合し、
R9又はR10を形成する。但し、これらの化合物に、限
定されるものではない。 (以下余白)
ルにはR9 、R10のうち、少なくとも一方が一般式
(B)で表されるトリフェニルアミン構造を持つもの
で、具体的には、下記に例示されるような化合物で、ト
リフェニルアミン構造を有し、−(CH2 )a −(a は
0〜5までの整数)で表されるアルキレン基と結合し、
R9又はR10を形成する。但し、これらの化合物に、限
定されるものではない。 (以下余白)
【0020】
【化13】
【0021】
【化14】
【0022】前記一般式(E)で表される二価フェノー
ルとしては、具体的にはビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)メタン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)エーテ
ル、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス
(4−ヒドロキシフェニル)スルホキシド、ビス(4−
ヒドロキシフェニル)スルファイド、ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)ケトン、1,1-ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)エタン、2,2-ビス(4−ヒドロキシフェニル)プ
ロパン(ビスフェノ−ルA;BPA )、2,2-ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)ブタン、1,1-ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)シクロヘキサン(ビスフェノ−ルZ ;BPZ
)、2,2-ビス(4−ヒドロキシ−3,5-ジブロモフェニ
ル)プロパン、2,2-ビス(4−ヒドロキシ−3,5-ジクロ
ロフェニル)プロパン、2,2-ビス(4−ヒドロキシ−3-
ブロモフェニル)プロパン、2,2-ビス(4−ヒドロキシ
−3-クロロフェニル)プロパン、2,2-ビス(4−ヒドロ
キシ−3-メチルフェニル)プロパン、、2,2-ビス(4−
ヒドロキシ−3,5-ジメチルフェニル)プロパン、1,1-ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)-1- フェニルエタン、ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)ジフェニルメタン、α,
ω- ビス[3−(O−ヒドロキシフェニル)プロピル]
ポリジメチルシロキサン、ビスフェノールなどが例示さ
れる。
ルとしては、具体的にはビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)メタン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)エーテ
ル、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス
(4−ヒドロキシフェニル)スルホキシド、ビス(4−
ヒドロキシフェニル)スルファイド、ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)ケトン、1,1-ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)エタン、2,2-ビス(4−ヒドロキシフェニル)プ
ロパン(ビスフェノ−ルA;BPA )、2,2-ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)ブタン、1,1-ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)シクロヘキサン(ビスフェノ−ルZ ;BPZ
)、2,2-ビス(4−ヒドロキシ−3,5-ジブロモフェニ
ル)プロパン、2,2-ビス(4−ヒドロキシ−3,5-ジクロ
ロフェニル)プロパン、2,2-ビス(4−ヒドロキシ−3-
ブロモフェニル)プロパン、2,2-ビス(4−ヒドロキシ
−3-クロロフェニル)プロパン、2,2-ビス(4−ヒドロ
キシ−3-メチルフェニル)プロパン、、2,2-ビス(4−
ヒドロキシ−3,5-ジメチルフェニル)プロパン、1,1-ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)-1- フェニルエタン、ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)ジフェニルメタン、α,
ω- ビス[3−(O−ヒドロキシフェニル)プロピル]
ポリジメチルシロキサン、ビスフェノールなどが例示さ
れる。
【0023】一方、炭酸エステル形成性化合物として
は、例えばホスゲンや、ジフェニルカーボネート、ジ−
p−トリルカーボネート、フェニル−p−トリルカーボ
ネート、ジ−p−クロロフェニルカーボネート、ジナフ
チルカーボネートなどのビスアリルカーボネートが挙げ
られる。
は、例えばホスゲンや、ジフェニルカーボネート、ジ−
p−トリルカーボネート、フェニル−p−トリルカーボ
ネート、ジ−p−クロロフェニルカーボネート、ジナフ
チルカーボネートなどのビスアリルカーボネートが挙げ
られる。
【0024】前記一般式(D)で表される二価フェノー
ルは、フェノール類とトリフェニルアミン構造を有する
ケトン類またはアルデヒド類とを公知の方法、例えば、
ケトン類またはアルデヒド類1モルに対し3〜30モル
の過剰のフェノール類を加え、塩化水素などの酸触媒下
で反応させることによって容易に製造できる。
ルは、フェノール類とトリフェニルアミン構造を有する
ケトン類またはアルデヒド類とを公知の方法、例えば、
ケトン類またはアルデヒド類1モルに対し3〜30モル
の過剰のフェノール類を加え、塩化水素などの酸触媒下
で反応させることによって容易に製造できる。
【0025】本発明の重合体の製法としては、ビスフェ
ノールAからポリカーボネートを製造する際に用いられ
ている公知の方法、例えば二価フェノールとホスゲンと
の直接反応(ホスゲン法)、あるいは二価フェノールと
ビスアリールカーボネートとのエステル交換反応(エス
テル交換法)などの方法を採用することができる。
ノールAからポリカーボネートを製造する際に用いられ
ている公知の方法、例えば二価フェノールとホスゲンと
の直接反応(ホスゲン法)、あるいは二価フェノールと
ビスアリールカーボネートとのエステル交換反応(エス
テル交換法)などの方法を採用することができる。
【0026】前者のホスゲン法においては、通常酸結合
剤および溶媒の存在下において、前記一般式(D)また
は一般式(D)と一般式(E)で表される二価フェノー
ルとホスゲンを反応させる。酸結合剤としては、例えば
ピリジンや、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの
アルカリ金属の水酸化物などが用いられ、また溶媒とし
ては、例えば塩化メチレン、クロロホルム、クロロベン
ゼン、キシレンなどが用いられる。さらに、縮重合反応
を促進するために、トリエチルアミンのような第三級ア
ミンまたは第四級アンモニウム塩などの触媒を、また重
合度を調節するために、フェノールやp−t−ブチルフ
ェノールなどの分子量調節剤を添加して反応を行うこと
が望ましい。また、所望に応じ亜硫酸ナトリウム、ハイ
ドロサルファイトなどの酸化防止剤や、フロログルシ
ン、イサチンビスフェノールなど分岐化剤を小量添加し
てもよい。反応は通常0〜150℃、好ましくは5〜4
0℃の範囲とするのが適当である。反応時間は反応温度
によって左右されるが、通常0.5分〜10時間、好ま
しくは1分〜2時間である。また、反応中は、反応系の
pHを10以上に保持することが望ましい。
剤および溶媒の存在下において、前記一般式(D)また
は一般式(D)と一般式(E)で表される二価フェノー
ルとホスゲンを反応させる。酸結合剤としては、例えば
ピリジンや、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの
アルカリ金属の水酸化物などが用いられ、また溶媒とし
ては、例えば塩化メチレン、クロロホルム、クロロベン
ゼン、キシレンなどが用いられる。さらに、縮重合反応
を促進するために、トリエチルアミンのような第三級ア
ミンまたは第四級アンモニウム塩などの触媒を、また重
合度を調節するために、フェノールやp−t−ブチルフ
ェノールなどの分子量調節剤を添加して反応を行うこと
が望ましい。また、所望に応じ亜硫酸ナトリウム、ハイ
ドロサルファイトなどの酸化防止剤や、フロログルシ
ン、イサチンビスフェノールなど分岐化剤を小量添加し
てもよい。反応は通常0〜150℃、好ましくは5〜4
0℃の範囲とするのが適当である。反応時間は反応温度
によって左右されるが、通常0.5分〜10時間、好ま
しくは1分〜2時間である。また、反応中は、反応系の
pHを10以上に保持することが望ましい。
【0027】一方後者のエステル交換法においては、前
記一般式(D)または一般式(D)と一般式(E)で表
される二価フェノールとビスアリールカーボネートとを
混合し、減圧下で高温において反応させる。反応は通常
150〜350℃、好ましくは200〜300℃の範囲
の温度において行われ、また減圧度は最終で好ましくは
1mmHg以下にして、エステル交換反応により生成した該
ビスアリールカーボネートから由来するフェノール類を
系外へ留去させる。反応時間は反応温度や減圧度などに
よって左右されるが、通常1〜4時間程度である。反応
は窒素やアルゴンなどの不活性ガス雰囲気下で行うこと
が好ましく。また、所望に応じ、前記の分子量調節剤、
酸化防止剤や分岐化剤を添加して反応を行ってもよい。
記一般式(D)または一般式(D)と一般式(E)で表
される二価フェノールとビスアリールカーボネートとを
混合し、減圧下で高温において反応させる。反応は通常
150〜350℃、好ましくは200〜300℃の範囲
の温度において行われ、また減圧度は最終で好ましくは
1mmHg以下にして、エステル交換反応により生成した該
ビスアリールカーボネートから由来するフェノール類を
系外へ留去させる。反応時間は反応温度や減圧度などに
よって左右されるが、通常1〜4時間程度である。反応
は窒素やアルゴンなどの不活性ガス雰囲気下で行うこと
が好ましく。また、所望に応じ、前記の分子量調節剤、
酸化防止剤や分岐化剤を添加して反応を行ってもよい。
【0028】
【実施例】次に実施例により、本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定され
るものではない。
明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定され
るものではない。
【0029】実施例1 8.8%(w/v) の水酸化ナトリウム水溶液580ml に、表−1
に示す構造式(1)のトリフェニルアミン構造を有する
二価フェノール188.4g及びハイドロサルファイト0.1gを
加え溶解した。これにメチレンクロライド360ml を加
え、15℃に保ちながら撹拌しつつ、p-t-ブチルフェノー
ル(PTBP)2.0gを加え、ついでホスゲン51g を60分を要
して導入した。導入終了後、激しく撹拌して、反応液を
乳化させ、乳化後0.2ml のトリエチルアミンを加え、約
1時間撹拌し重合させた。
に示す構造式(1)のトリフェニルアミン構造を有する
二価フェノール188.4g及びハイドロサルファイト0.1gを
加え溶解した。これにメチレンクロライド360ml を加
え、15℃に保ちながら撹拌しつつ、p-t-ブチルフェノー
ル(PTBP)2.0gを加え、ついでホスゲン51g を60分を要
して導入した。導入終了後、激しく撹拌して、反応液を
乳化させ、乳化後0.2ml のトリエチルアミンを加え、約
1時間撹拌し重合させた。
【0030】重合液を水相と有機相に分離し、有機相を
リン酸で中和し、洗液のpHを中性になるまで水洗を繰り
返した後、イソプロパノール470ml を加え、重合物を沈
澱させた。沈澱物を濾過後、乾燥して粉末状重合体を得
た。この重合体は、塩化メチレンを溶媒とする濃度0.5g
/dlの溶液の温度20℃における極限粘度[η]は0.46dl
/g であった。
リン酸で中和し、洗液のpHを中性になるまで水洗を繰り
返した後、イソプロパノール470ml を加え、重合物を沈
澱させた。沈澱物を濾過後、乾燥して粉末状重合体を得
た。この重合体は、塩化メチレンを溶媒とする濃度0.5g
/dlの溶液の温度20℃における極限粘度[η]は0.46dl
/g であった。
【0031】得られた上記重合体を赤外線吸収スペクト
ルより分析した結果、1650cm-1の位置にカルボニル基に
よる吸収、1240cm-1の位置にエーテル結合による吸収が
認められ、カーボネート結合を有することが確認され
た。また、3650〜3200cm-1の位置に水酸基由来の吸収は
ほとんど認められなかった。よって、この重合体は、表
−1に示す繰り返し単位からなるポリカーボネート重合
体と認められた。
ルより分析した結果、1650cm-1の位置にカルボニル基に
よる吸収、1240cm-1の位置にエーテル結合による吸収が
認められ、カーボネート結合を有することが確認され
た。また、3650〜3200cm-1の位置に水酸基由来の吸収は
ほとんど認められなかった。よって、この重合体は、表
−1に示す繰り返し単位からなるポリカーボネート重合
体と認められた。
【0032】実施例2 構造式(1)の二価フェノールの代わりに、表−1に示
す構造式(2)の二価フェノールを199.6g用いた以外
は、実施例1と同様に行った。得られた重合体の極限粘
度[η]は0.46dl/g で、赤外吸収スペクトル分析より
この重合体は、表−1に示す繰り返し単位を有するポリ
カーボネート重合体と認められた。
す構造式(2)の二価フェノールを199.6g用いた以外
は、実施例1と同様に行った。得られた重合体の極限粘
度[η]は0.46dl/g で、赤外吸収スペクトル分析より
この重合体は、表−1に示す繰り返し単位を有するポリ
カーボネート重合体と認められた。
【0033】実施例3 構造式(1)の二価フェノールの代わりに、表−1に示
す構造式(3)の二価フェノールを194g用いた以外は、
実施例1と同様に行った。得られた重合体の極限粘度
[η]は0.46dl/g で、赤外吸収スペクトル分析よりこ
の重合体は、表−1に示す繰り返し単位を有するポリカ
ーボネート重合体と認められた。
す構造式(3)の二価フェノールを194g用いた以外は、
実施例1と同様に行った。得られた重合体の極限粘度
[η]は0.46dl/g で、赤外吸収スペクトル分析よりこ
の重合体は、表−1に示す繰り返し単位を有するポリカ
ーボネート重合体と認められた。
【0034】実施例4 構造式(1)の二価フェノールの代わりに、表−1に示
す構造式(4)の二価フェノールを205.2g用いた以外
は、実施例1と同様に行った。得られた重合体の極限粘
度[η]は0.46dl/g で、赤外吸収スペクトル分析より
この重合体は表−1に示す繰り返し単位を有するポリカ
ーボネート重合体と認められた。
す構造式(4)の二価フェノールを205.2g用いた以外
は、実施例1と同様に行った。得られた重合体の極限粘
度[η]は0.46dl/g で、赤外吸収スペクトル分析より
この重合体は表−1に示す繰り返し単位を有するポリカ
ーボネート重合体と認められた。
【0035】実施例5 構造式(1)の二価フェノールの代わりに、表−2に示
す構造式(5)の二価フェノールを308g用いた以外は、
実施例1と同様に行った。得られた重合体の極限粘度
[η]は0.48dl/g で、赤外吸収スペクトル分析よりこ
の重合体は表−2に示す繰り返し単位を有するポリカー
ボネート重合体と認められた。
す構造式(5)の二価フェノールを308g用いた以外は、
実施例1と同様に行った。得られた重合体の極限粘度
[η]は0.48dl/g で、赤外吸収スペクトル分析よりこ
の重合体は表−2に示す繰り返し単位を有するポリカー
ボネート重合体と認められた。
【0036】実施例6 構造式(1)の二価フェノールの代わりに、構造式
(2)の二価フェノール99.8g とビスフェノールA45.6
g を用いた以外は、実施例1と同様に行った。得られた
重合体の極限粘度[η]は0.46dl/g で、赤外吸収スペ
クトル分析よりこの重合体は、表−2に示す繰り返し単
位を有するポリカーボネート重合体と認められた。
(2)の二価フェノール99.8g とビスフェノールA45.6
g を用いた以外は、実施例1と同様に行った。得られた
重合体の極限粘度[η]は0.46dl/g で、赤外吸収スペ
クトル分析よりこの重合体は、表−2に示す繰り返し単
位を有するポリカーボネート重合体と認められた。
【0037】
【発明の効果】本発明のポリカーボネート重合体は、繰
り返し単位に側鎖状にトリフェニルアミン構造を有する
ポリマーであって、各種成形材料やポリマーアロイ原料
に使用する新規なポリカーボネートを提供することがで
きる。本発明のポリカーボネート重合体は、例えば溶解
パラメーターが変化することより他のポリマーとの相溶
性や溶媒選択性などの改質が期待される。
り返し単位に側鎖状にトリフェニルアミン構造を有する
ポリマーであって、各種成形材料やポリマーアロイ原料
に使用する新規なポリカーボネートを提供することがで
きる。本発明のポリカーボネート重合体は、例えば溶解
パラメーターが変化することより他のポリマーとの相溶
性や溶媒選択性などの改質が期待される。
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
Claims (2)
- 【請求項1】下記一般式(A) 【化1】 (式中、R1〜R8は水素、ハロゲン、アルコキシ基、それ
ぞれ置換基を有してもよいアルキル基、アルケニル基ま
たはアリール基を示す。R9、R10 は少なくとも一方が下
記一般式(B)で表されるトリフェニルアミンを含む基
で、残りの一方が水素、それぞれ置換基を有してもよい
アルキル基、アルケニル基またはアリール基、または
R9、R10 の両者がともに下記一般式(B)で表されるト
リフェニルアミンを含む基を示す。)一般式(B) 【化2】 (式中、R11〜R16は水素、ハロゲン、それぞれ置換基
を有してもよいアルキル基、アルコキシ基、アルケニル
基、アリール基、アリールアミノ基、アリールエーテル
基、またはアミノアリールエーテル基を示すか、R11と
R12またはR13とR14またはR15とR16が結合して炭素
環、複素環を形成する基を示し、R11〜R 16のうちいず
れかが二価基となり、−(CH2 )a −と結合してR9
又はR10基を形成する。a は0〜5の整数を表す。)で
表されるトリフェニルアミン構造を有する繰り返し単位
(A)及び下記一般式(C) 【化3】 (式中、R17〜R24はそれぞれ、水素、ハロゲン又は置
換基を有してもよいアルキル基又はアリール基を示す。
Xは 【化4】 であり、ここにR25、R26はそれぞれ、水素、ハロゲ
ン、置換基を有してもよいアルキル基またはアリール基
を表すか、R25及びR26が一緒に結合して、炭素環また
は複素環を形成する基を表し、b は 0〜20、c は 0〜20
00の整数を表す。)で表される繰り返し単位(C)から
選ばれる繰り返し単位からなり、式(A)で表される繰
り返し単位の組成がモル比で0<(A)/((A)+
(C))≦1であるポリカーボネート重合体。 ( 以下余白) - 【請求項2】 下記一般式(D) 【化5】 (式中、R1 〜R10はそれぞれ前記式(A)におけると
同様の意味を表す。)で表される二価フェノールまたは
該二価フェノール(D)と下記一般式(E) 【化6】 (式中、R17〜R24およびXはそれぞれ前記式(A)に
おけると同様の意味を表す。)で表される二価フェノー
ル(E)を炭酸エステル形成性化合物と反応させて請求
項1記載のポリカーボネート重合体を得ることを特徴と
するポリカーボネート重合体の製造法。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2132993A JPH06234839A (ja) | 1993-02-09 | 1993-02-09 | 新規ポリカーボネート重合体およびその製造法 |
| US08/194,219 US5428090A (en) | 1993-02-09 | 1994-02-09 | Polycarbonate polymer derived from dihydroxy compound having triphenylamine structure and process for producing the same |
| EP94101976A EP0610912B1 (en) | 1993-02-09 | 1994-02-09 | Polycarbonate polymer derived from dihydroxy compound having triphenylamine structure and process for producing the same |
| DE69412297T DE69412297T2 (de) | 1993-02-09 | 1994-02-09 | Polycarbonat Polymer aus Dihydroxyverbindung mit Triphenylaminstruktur und Verfahren zu seiner Herstellung |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2132993A JPH06234839A (ja) | 1993-02-09 | 1993-02-09 | 新規ポリカーボネート重合体およびその製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06234839A true JPH06234839A (ja) | 1994-08-23 |
Family
ID=12052105
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2132993A Pending JPH06234839A (ja) | 1993-02-09 | 1993-02-09 | 新規ポリカーボネート重合体およびその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06234839A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1600822A2 (en) | 2004-05-25 | 2005-11-30 | Ricoh Company, Ltd. | Electrophotographic photoreceptor and image forming method, apparatus and process cartridge therefor using the photoreceptor |
| US7416823B2 (en) | 2004-01-15 | 2008-08-26 | Ricoh Company, Ltd. | Electrophotographic photoconductor, and image formation method, image formation apparatus, and process cartridge for image formation apparatus using the same |
| EP2017676A1 (en) | 2006-04-17 | 2009-01-21 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus, image forming method, and process cartridge |
| US7718335B2 (en) | 2005-12-27 | 2010-05-18 | Ricoh Company Limited | Image bearing member, and image forming apparatus and process cartridge using the same |
| US7865114B2 (en) | 2006-11-21 | 2011-01-04 | Ricoh Company Limited | Image forming apparatus, image forming method and process cartridge |
| US7914959B2 (en) | 2005-11-28 | 2011-03-29 | Ricoh Company, Limited | Image bearing member, image forming method, and image forming apparatus |
| US8043773B2 (en) | 2006-11-16 | 2011-10-25 | Ricoh Company, Limited | Image bearing member, image forming apparatus and process cartridge |
| US8148038B2 (en) | 2007-07-02 | 2012-04-03 | Ricoh Company, Ltd. | Image bearing member, process cartridge, image forming apparatus and method of forming image bearing member |
| WO2012099182A1 (en) | 2011-01-21 | 2012-07-26 | Ricoh Company, Ltd. | Electrophotographic photoconductor, and image forming method, image forming apparatus, and process cartridge using the electrophotographic photoconductor |
-
1993
- 1993-02-09 JP JP2132993A patent/JPH06234839A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7416823B2 (en) | 2004-01-15 | 2008-08-26 | Ricoh Company, Ltd. | Electrophotographic photoconductor, and image formation method, image formation apparatus, and process cartridge for image formation apparatus using the same |
| EP1600822A2 (en) | 2004-05-25 | 2005-11-30 | Ricoh Company, Ltd. | Electrophotographic photoreceptor and image forming method, apparatus and process cartridge therefor using the photoreceptor |
| US7914959B2 (en) | 2005-11-28 | 2011-03-29 | Ricoh Company, Limited | Image bearing member, image forming method, and image forming apparatus |
| US7718335B2 (en) | 2005-12-27 | 2010-05-18 | Ricoh Company Limited | Image bearing member, and image forming apparatus and process cartridge using the same |
| EP2017676A1 (en) | 2006-04-17 | 2009-01-21 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus, image forming method, and process cartridge |
| US8043773B2 (en) | 2006-11-16 | 2011-10-25 | Ricoh Company, Limited | Image bearing member, image forming apparatus and process cartridge |
| US7865114B2 (en) | 2006-11-21 | 2011-01-04 | Ricoh Company Limited | Image forming apparatus, image forming method and process cartridge |
| US8148038B2 (en) | 2007-07-02 | 2012-04-03 | Ricoh Company, Ltd. | Image bearing member, process cartridge, image forming apparatus and method of forming image bearing member |
| WO2012099182A1 (en) | 2011-01-21 | 2012-07-26 | Ricoh Company, Ltd. | Electrophotographic photoconductor, and image forming method, image forming apparatus, and process cartridge using the electrophotographic photoconductor |
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