JPH06216039A - マイクロ波プラズマcvd装置 - Google Patents
マイクロ波プラズマcvd装置Info
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- JPH06216039A JPH06216039A JP524093A JP524093A JPH06216039A JP H06216039 A JPH06216039 A JP H06216039A JP 524093 A JP524093 A JP 524093A JP 524093 A JP524093 A JP 524093A JP H06216039 A JPH06216039 A JP H06216039A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 マイクロ波を用いた成膜装置において、マイ
クロ波導入窓上に成膜することを防止し、プラズマを安
定的に長時間維持できるとともに量産することが可能な
成膜装置を提供すること。 【構成】 マイクロ波電力投入手段、原料ガス供給手
段、排気手段、および成膜室を備えるマイクロ波プラズ
マCVD装置において、マイクロ波導入窓のプラズマに
晒される面上に、マイクロ波透過性部材で構成された多
柱状構造体を配設し、該各柱状構造体の対称軸が、プラ
ズマに晒される面に対して垂直である。
クロ波導入窓上に成膜することを防止し、プラズマを安
定的に長時間維持できるとともに量産することが可能な
成膜装置を提供すること。 【構成】 マイクロ波電力投入手段、原料ガス供給手
段、排気手段、および成膜室を備えるマイクロ波プラズ
マCVD装置において、マイクロ波導入窓のプラズマに
晒される面上に、マイクロ波透過性部材で構成された多
柱状構造体を配設し、該各柱状構造体の対称軸が、プラ
ズマに晒される面に対して垂直である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロ波を用いたプ
ラズマCVDに関し、特に、マイクロ波導入窓上への堆
積膜の形成を抑制することで、プラズマを安定的に長時
間維持するロール・ツウ・ロール方式のマイクロ波プラ
ズマCVD装置に関する。
ラズマCVDに関し、特に、マイクロ波導入窓上への堆
積膜の形成を抑制することで、プラズマを安定的に長時
間維持するロール・ツウ・ロール方式のマイクロ波プラ
ズマCVD装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プラズマCVD装置においては、近年の
デバイスの高性能・低価格化への要望からプラズマを安
定して制御し、高速で成膜することが要請されている。
デバイスの高性能・低価格化への要望からプラズマを安
定して制御し、高速で成膜することが要請されている。
【0003】ところで、高速成膜の要請に対して最近注
目されている技術がマイクロ波を用いたプラズマ処理で
ある。マイクロ波は周波数が高いため従来のRFを用い
た場合よりも電子密度を高めることが可能であり、プラ
ズマを効率良く発生させ、持続させることに適してい
る。
目されている技術がマイクロ波を用いたプラズマ処理で
ある。マイクロ波は周波数が高いため従来のRFを用い
た場合よりも電子密度を高めることが可能であり、プラ
ズマを効率良く発生させ、持続させることに適してい
る。
【0004】マイクロ波プラズマCVD法において
は、、従来のRF法と比較して低圧下(10-4Torr
台まで)でのプラズマ生起が可能であり、膜特性の低下
の原因となる活性種のポリマリゼーションを防ぎ高品質
の堆積膜が得られるばかりでなく、プラズマ中でのポリ
シラン等の粉末の発生を抑え、且つ、高速成膜が可能と
なる。
は、、従来のRF法と比較して低圧下(10-4Torr
台まで)でのプラズマ生起が可能であり、膜特性の低下
の原因となる活性種のポリマリゼーションを防ぎ高品質
の堆積膜が得られるばかりでなく、プラズマ中でのポリ
シラン等の粉末の発生を抑え、且つ、高速成膜が可能と
なる。
【0005】従来のマイクロ波プラズマ処理装置は、特
公昭54−03343号公報および特公昭54−033
44号公報に記載されているように、マグネトロン、導
波管、原料ガス導入管、放電管或いは成膜室および真空
ポンプ等により概ね構成されている。このような構成の
プラズマ処理装置を作動させるには、ガス導入管から供
給された所定量の原料ガスを放電管内部に導入し、真空
ポンプで引いて放電管内部圧力を一定に保った状態で、
放電管外部より導波管および放電管を介してマイクロ波
電力を原料ガスに投入しプラズマを発生させることがで
きる。 ここで、マイクロ波電力が最大である放電管壁
にプラズマが接触し、放電管が破損する場合があった。
公昭54−03343号公報および特公昭54−033
44号公報に記載されているように、マグネトロン、導
波管、原料ガス導入管、放電管或いは成膜室および真空
ポンプ等により概ね構成されている。このような構成の
プラズマ処理装置を作動させるには、ガス導入管から供
給された所定量の原料ガスを放電管内部に導入し、真空
ポンプで引いて放電管内部圧力を一定に保った状態で、
放電管外部より導波管および放電管を介してマイクロ波
電力を原料ガスに投入しプラズマを発生させることがで
きる。 ここで、マイクロ波電力が最大である放電管壁
にプラズマが接触し、放電管が破損する場合があった。
【0006】また、従来のマイクロ波プラズマ処理装置
の別の例として、特公昭63−67332号公報及び特
公昭62−43335号公報に記載されたいわゆるEC
R装置を挙げることができる。このECR装置において
は、マイクロ波導入窓を備えた円筒状の空胴共振器の周
囲に電磁石を同心に配置し、数ミリトールの圧力で電子
サイクロトロン共鳴(=ECR)を利用して高速プラズ
マ処理を行なう。この装置を作動させて半導体膜を形成
すると、マイクロ波導入窓に付着した半導体膜にマイク
ロ波電力が吸収されて放電が切れたり不安定となる場合
が認められた。上述の問題点はマイクロ波導入窓上に成
膜するのを防止する(以下、「防着」と称す)ことで解
決可能と考えられる。そのための防着部品を具備する装
置が、特開平3−110798号公報、特開平3−12
2273号公報において提案されている。それらの提案
は、いずれの場合も以下に記す[技術的思想1]に基づ
いたものである。
の別の例として、特公昭63−67332号公報及び特
公昭62−43335号公報に記載されたいわゆるEC
R装置を挙げることができる。このECR装置において
は、マイクロ波導入窓を備えた円筒状の空胴共振器の周
囲に電磁石を同心に配置し、数ミリトールの圧力で電子
サイクロトロン共鳴(=ECR)を利用して高速プラズ
マ処理を行なう。この装置を作動させて半導体膜を形成
すると、マイクロ波導入窓に付着した半導体膜にマイク
ロ波電力が吸収されて放電が切れたり不安定となる場合
が認められた。上述の問題点はマイクロ波導入窓上に成
膜するのを防止する(以下、「防着」と称す)ことで解
決可能と考えられる。そのための防着部品を具備する装
置が、特開平3−110798号公報、特開平3−12
2273号公報において提案されている。それらの提案
は、いずれの場合も以下に記す[技術的思想1]に基づ
いたものである。
【0007】[技術的思想1] 『マイクロ波電界を金属或いはマイクロ波反射部材で垂
直に分割して、その分割部におけるプラズマの発生を困
難なものとし、その結果、成膜室内のプラズマとマイク
ロ波導入窓との距離を拡大させて防着効果を得る。』 図49・図50は、上記の特開平3−110798号公
報で提案された防着構造体を示す図であり、同一構造を
異なる方向から見た図である。これらの図において、防
着構造体はマイクロ波導入窓のプラズマ側に円形導波管
4901を介して円形H11モードで投入されたマイクロ
波電界5001を垂直に分割する多数の紡錘形の分割板
4902で構成されている。
直に分割して、その分割部におけるプラズマの発生を困
難なものとし、その結果、成膜室内のプラズマとマイク
ロ波導入窓との距離を拡大させて防着効果を得る。』 図49・図50は、上記の特開平3−110798号公
報で提案された防着構造体を示す図であり、同一構造を
異なる方向から見た図である。これらの図において、防
着構造体はマイクロ波導入窓のプラズマ側に円形導波管
4901を介して円形H11モードで投入されたマイクロ
波電界5001を垂直に分割する多数の紡錘形の分割板
4902で構成されている。
【0008】一方、図51・図52は、上記の特開平3
−122273号公報で提案された防着構造体を示す図
であり、同一構造の正面図と上面図である。これらの図
において、防着構造体は、円形E01モードで投入された
マイクロ波電界を垂直に分割する多数の同心円状の分割
板5101で構成されている。特に、その分割板518
1の構造としては、 (1)該分割板がマイクロ波電界に垂直な方向に取付け
られているもの。 (2)該分割板がマイクロ波電界に垂直な部分と所定の
角度で傾斜する部分とを同時にもつもの。 (3)該分割板がスロットアンテナおよび空洞共振器端
面板となり、アンテナおよび空洞共振器の機能を兼備す
るもの。 とが各々提案され、同様の防着効果を有する。
−122273号公報で提案された防着構造体を示す図
であり、同一構造の正面図と上面図である。これらの図
において、防着構造体は、円形E01モードで投入された
マイクロ波電界を垂直に分割する多数の同心円状の分割
板5101で構成されている。特に、その分割板518
1の構造としては、 (1)該分割板がマイクロ波電界に垂直な方向に取付け
られているもの。 (2)該分割板がマイクロ波電界に垂直な部分と所定の
角度で傾斜する部分とを同時にもつもの。 (3)該分割板がスロットアンテナおよび空洞共振器端
面板となり、アンテナおよび空洞共振器の機能を兼備す
るもの。 とが各々提案され、同様の防着効果を有する。
【0009】また、他の防着方法として、特開昭62−
80275号公報に開示されたようにマイクロ波導入窓
の表面に非堆積性ガスを噴出する方法もある。
80275号公報に開示されたようにマイクロ波導入窓
の表面に非堆積性ガスを噴出する方法もある。
【0010】ところでプラズマCVD装置においては、
量産化を促進する為に、前述の高速成膜に加えて大面積
成膜の技術開発も要求されている。
量産化を促進する為に、前述の高速成膜に加えて大面積
成膜の技術開発も要求されている。
【0011】例えば米国特許4,400,409号特許
明細書には、ロール・ツー・ロール(Roll to
Roll)方式を採用した連続RFプラズマCVD装置
が開示されている。この装置によれば、所望の幅で十分
に長い可撓性の基板がRFグロー放電領域を順次貫通す
る経路に沿って複数のRFグロー放電領域を配置し、各
RFグロー放電領域において必要とされる導電型の半導
体層を堆積形成しつつ、基板をその長手方向に連続的に
搬送することによって、半導体接合を有する素子を連続
形成することができるとされている。なお、該明細書に
おいては、各半導体層形成時に用いるドーパントガスが
他RFグロー放電領域へ拡散、混入するのを防止するた
めガスゲートが用いられている。具体的には、各RFグ
ロー放電領域同志を、スリット状の分離通路によって相
互に分離し、さらに該分離通路に例えばAr,H2等の
分離用ガスの流れを形成させる。こうしたことからこの
ロール・ツー・ロール方式は、半導体素子の量産に適す
る方式であると言えよう。
明細書には、ロール・ツー・ロール(Roll to
Roll)方式を採用した連続RFプラズマCVD装置
が開示されている。この装置によれば、所望の幅で十分
に長い可撓性の基板がRFグロー放電領域を順次貫通す
る経路に沿って複数のRFグロー放電領域を配置し、各
RFグロー放電領域において必要とされる導電型の半導
体層を堆積形成しつつ、基板をその長手方向に連続的に
搬送することによって、半導体接合を有する素子を連続
形成することができるとされている。なお、該明細書に
おいては、各半導体層形成時に用いるドーパントガスが
他RFグロー放電領域へ拡散、混入するのを防止するた
めガスゲートが用いられている。具体的には、各RFグ
ロー放電領域同志を、スリット状の分離通路によって相
互に分離し、さらに該分離通路に例えばAr,H2等の
分離用ガスの流れを形成させる。こうしたことからこの
ロール・ツー・ロール方式は、半導体素子の量産に適す
る方式であると言えよう。
【0012】また、マイクロ波プラズマCVDによる大
面積成膜の装置としては、大面積部材に対応した一様な
プラズマを形成しなければならず、その為には、マイク
ロ波の成膜室への導入方法が重要である。
面積成膜の装置としては、大面積部材に対応した一様な
プラズマを形成しなければならず、その為には、マイク
ロ波の成膜室への導入方法が重要である。
【0013】図53に、従来の大面積成膜に対応したマ
イクロ波導入方法を示す。本従来例は、ホーン状の導波
管5301を用いて成膜室5302にマイクロ波530
3を導入する方法である。
イクロ波導入方法を示す。本従来例は、ホーン状の導波
管5301を用いて成膜室5302にマイクロ波530
3を導入する方法である。
【0014】米国特許第4,729,341号明細書に
は、一対のマイクロ波電力投入手段を用いて円筒形基板
上に光導電性半導体薄膜を堆積形成させるマイクロ波プ
ラズマCVD法および装置が開示されているが、基板と
しては円筒形、即ち、電子写真用光受容体としてのドラ
ムに限られており、大面積且つ長尺の基体への適用はな
されていない。
は、一対のマイクロ波電力投入手段を用いて円筒形基板
上に光導電性半導体薄膜を堆積形成させるマイクロ波プ
ラズマCVD法および装置が開示されているが、基板と
しては円筒形、即ち、電子写真用光受容体としてのドラ
ムに限られており、大面積且つ長尺の基体への適用はな
されていない。
【0015】ところで、マイクロ波を用いたプラズマは
マイクロ波の波長が短いため電力分布の不均一性が生じ
やすく大面積化に対しては、解決されねばならない問題
点が種々残されている。
マイクロ波の波長が短いため電力分布の不均一性が生じ
やすく大面積化に対しては、解決されねばならない問題
点が種々残されている。
【0016】例えば、大面積化に対する有効な手段とし
て漏れ波回路の利用があるが、該漏れ波回路ではマイク
ロ波の伝送方向の長さの増加に伴いプラズマへ投入され
るマイクロ波電力が急激に低下するといった独特の問題
を有している。そこで、この問題を解決する手段とし
て、基板と漏れ波回路との距離を変えて基板の表面近傍
での電力分布を均一にする方法が試みられている。例え
ば、米国特許第3,814,983号明細書および同第
4,521,717号明細書には、そうした方法が開示
されている。そして前者においては、基板に対してある
角度に漏れ波回路を傾斜させる必要性があることが記載
されている。また、後者にあっては、移動基板に対して
2つの傾斜させた漏れ波回路をそれぞれの電力分布を相
殺して均一になるよう逆の傾きで並設配置することが望
ましいこと、そして2つの漏れ波回路間のマイクロ波の
干渉を避けるため、漏れ波回路同志を導波管のクロスバ
ーの半分の長さだけ基板の移動方向にずらして配設する
ことが開示されている。
て漏れ波回路の利用があるが、該漏れ波回路ではマイク
ロ波の伝送方向の長さの増加に伴いプラズマへ投入され
るマイクロ波電力が急激に低下するといった独特の問題
を有している。そこで、この問題を解決する手段とし
て、基板と漏れ波回路との距離を変えて基板の表面近傍
での電力分布を均一にする方法が試みられている。例え
ば、米国特許第3,814,983号明細書および同第
4,521,717号明細書には、そうした方法が開示
されている。そして前者においては、基板に対してある
角度に漏れ波回路を傾斜させる必要性があることが記載
されている。また、後者にあっては、移動基板に対して
2つの傾斜させた漏れ波回路をそれぞれの電力分布を相
殺して均一になるよう逆の傾きで並設配置することが望
ましいこと、そして2つの漏れ波回路間のマイクロ波の
干渉を避けるため、漏れ波回路同志を導波管のクロスバ
ーの半分の長さだけ基板の移動方向にずらして配設する
ことが開示されている。
【0017】また、プラズマの均一性(即ち、マイクロ
波電力分布の均一性)を保持するための提案がいくつか
なされている。それらの提案は、例えば、ジャーナル・
オブ・バキューム・サイエンス・テクノロジイー(Jo
urnal of Vacuum Science T
echnology)B−4(1986年1月〜2月)
295頁−298頁および同誌のB−4(1986年1
月〜2月)126頁−130頁に記載された報告に見ら
れる。これらの報告によれば、マイクロ波プラズマ・デ
ィスク・ソース(MPDS)と呼ばれるマイクロ波反応
炉が提案されている。即ち、プラズマは円板状あるいは
タブレット状の形をなしていて、その直径はマイクロ波
周波数の関数となっているとしている。そしてそれら報
告はMPDSの直径を周波数によって変化させることが
できると開示している。例えば、2.45GHzで作動
するMPDSの直径は10cm程度であり、プラズマ体
積は0.2リットル程度であって、大面積化とは到底言
えない。また、報告は、915MHzで作動するMPD
Sでは約40cmのプラズマ直径、および2リットルの
プラズマ体積が与えられるとしている。報告はさらに、
より低い周波数、例えば、400MHzで作動させるこ
とにより1mを超える直径までMPDSを拡大できると
している。
波電力分布の均一性)を保持するための提案がいくつか
なされている。それらの提案は、例えば、ジャーナル・
オブ・バキューム・サイエンス・テクノロジイー(Jo
urnal of Vacuum Science T
echnology)B−4(1986年1月〜2月)
295頁−298頁および同誌のB−4(1986年1
月〜2月)126頁−130頁に記載された報告に見ら
れる。これらの報告によれば、マイクロ波プラズマ・デ
ィスク・ソース(MPDS)と呼ばれるマイクロ波反応
炉が提案されている。即ち、プラズマは円板状あるいは
タブレット状の形をなしていて、その直径はマイクロ波
周波数の関数となっているとしている。そしてそれら報
告はMPDSの直径を周波数によって変化させることが
できると開示している。例えば、2.45GHzで作動
するMPDSの直径は10cm程度であり、プラズマ体
積は0.2リットル程度であって、大面積化とは到底言
えない。また、報告は、915MHzで作動するMPD
Sでは約40cmのプラズマ直径、および2リットルの
プラズマ体積が与えられるとしている。報告はさらに、
より低い周波数、例えば、400MHzで作動させるこ
とにより1mを超える直径までMPDSを拡大できると
している。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】まず、従来のRF法に
よるロール・ツー・ロール装置では、RFを用いている
ため成膜速度は数Å/secであって高速成膜には適さ
ない。従って大量生産するには装置を長大化するしか方
法がなく、加熱・冷却・真空排気等の各工程に要する時
間が増大し、成膜工程時間の比率が低下し、製造コスト
が増大するという問題がある。
よるロール・ツー・ロール装置では、RFを用いている
ため成膜速度は数Å/secであって高速成膜には適さ
ない。従って大量生産するには装置を長大化するしか方
法がなく、加熱・冷却・真空排気等の各工程に要する時
間が増大し、成膜工程時間の比率が低下し、製造コスト
が増大するという問題がある。
【0019】次に、従来のマイクロ波プラズマCVD装
置では、以下の諸問題がある。例えば、図49乃至図5
2の装置において、アモルファス・シリコン膜(以下、
a−Si:H膜と略記)等の機能性堆積膜を形成する
と、防着部品の形状が複雑なため、防着部品の一部が放
電でスパッタリングされ基板上の機能性堆積膜に混入し
電気特性を劣化させるという問題がある。
置では、以下の諸問題がある。例えば、図49乃至図5
2の装置において、アモルファス・シリコン膜(以下、
a−Si:H膜と略記)等の機能性堆積膜を形成する
と、防着部品の形状が複雑なため、防着部品の一部が放
電でスパッタリングされ基板上の機能性堆積膜に混入し
電気特性を劣化させるという問題がある。
【0020】また、マイクロ波導入窓の表面に非堆積性
ガスを吹付けるものにおいては、多量のガスを吹付ける
ため真空ポンプを大型化する必要があり、製造コストが
増大するという問題がある。
ガスを吹付けるものにおいては、多量のガスを吹付ける
ため真空ポンプを大型化する必要があり、製造コストが
増大するという問題がある。
【0021】さらに、図53の装置では伝送モードが固
定されずに放電が不安定になるという問題がある。
定されずに放電が不安定になるという問題がある。
【0022】また、大面積化を図ったものにおいては、
電力密度を均一にすることが困難で、高い光電変換効率
の光起電力素子を作成することが難しいという問題があ
る。この電力密度の不均一性により、形成された堆積膜
の層厚や特性にムラが生じ易く、その結果光起電力素子
や薄膜トランジスター、電子写真用光受容部材等の歩留
りを低下させるという別の問題がある。
電力密度を均一にすることが困難で、高い光電変換効率
の光起電力素子を作成することが難しいという問題があ
る。この電力密度の不均一性により、形成された堆積膜
の層厚や特性にムラが生じ易く、その結果光起電力素子
や薄膜トランジスター、電子写真用光受容部材等の歩留
りを低下させるという別の問題がある。
【0023】さらにまた、漏れ波回路を傾斜設置する装
置においては、調整が微妙で半導体デバイスを再現良く
高い歩留りで製造することが困難であるという問題があ
る。MPDSを利用する装置においては、装置が極めて
高価で特殊なものになるという問題がある。
置においては、調整が微妙で半導体デバイスを再現良く
高い歩留りで製造することが困難であるという問題があ
る。MPDSを利用する装置においては、装置が極めて
高価で特殊なものになるという問題がある。
【0024】本発明は上述したような従来の技術が有す
る問題に鑑みてなされたものであって、マイクロ波を用
いた成膜装置において、マイクロ波導入窓上に成膜する
ことを防止し、プラズマを安定的に長時間維持できると
ともに量産することが可能な成膜装置を提供することを
目的とする。
る問題に鑑みてなされたものであって、マイクロ波を用
いた成膜装置において、マイクロ波導入窓上に成膜する
ことを防止し、プラズマを安定的に長時間維持できると
ともに量産することが可能な成膜装置を提供することを
目的とする。
【0025】本発明の他の目的は、上述の諸問題を克服
して放電生起および安定な放電が容易に得られ、かつ、
大面積にわたって高品位でかつ均質な堆積膜が得られる
マイクロ波プラズマCVD装置を製作すること、およ
び、必要な装置コストを下げることである。
して放電生起および安定な放電が容易に得られ、かつ、
大面積にわたって高品位でかつ均質な堆積膜が得られる
マイクロ波プラズマCVD装置を製作すること、およ
び、必要な装置コストを下げることである。
【0026】本発明の他の目的は、マイクロ波プラズマ
CVD装置における前述の問題点を解決し、放電を安定
させ、また排気装置を必要以上に大型化することなく、
不純物をドープしたp型またはn型の半導体薄膜を長時
間連続して形成することのできるマイクロ波プラズマC
VD装置を提供することにある。
CVD装置における前述の問題点を解決し、放電を安定
させ、また排気装置を必要以上に大型化することなく、
不純物をドープしたp型またはn型の半導体薄膜を長時
間連続して形成することのできるマイクロ波プラズマC
VD装置を提供することにある。
【0027】本発明の他の目的は、従来の装置における
諸問題を克服して、連続して移動する帯状基板上に形成
される膜の厚み方向に化学組成が連続的に変化する機能
性堆積膜を形成する装置を提供することにある。
諸問題を克服して、連続して移動する帯状基板上に形成
される膜の厚み方向に化学組成が連続的に変化する機能
性堆積膜を形成する装置を提供することにある。
【0028】本発明の他の目的は、比較的幅広で、長尺
の基板上に連続して安定性良く、高効率で高い光電変換
効率の光起電力素子を形成する装置を提供することにあ
る。本発明他の目的は、高い堆積速度のもとで電気特性
特に界面特性が優れた堆積膜を均一に形成しうる装置を
提供することにある。また、堆積膜の層厚や特性のムラ
を低減し、その結果として光起電力素子や薄膜トランジ
スター、センサー、電子写真用光受容部材等のデバイス
特性や歩留まりを向上させ、これらの電子デバイスの製
造コストを低減する装置を提供することにある。
の基板上に連続して安定性良く、高効率で高い光電変換
効率の光起電力素子を形成する装置を提供することにあ
る。本発明他の目的は、高い堆積速度のもとで電気特性
特に界面特性が優れた堆積膜を均一に形成しうる装置を
提供することにある。また、堆積膜の層厚や特性のムラ
を低減し、その結果として光起電力素子や薄膜トランジ
スター、センサー、電子写真用光受容部材等のデバイス
特性や歩留まりを向上させ、これらの電子デバイスの製
造コストを低減する装置を提供することにある。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明の防着構造付マイ
クロ波プラズマCVD装置は、マイクロ波電力投入手
段、原料ガス供給手段、排気手段、および成膜室を備え
るマイクロ波プラズマCVD装置において、マイクロ波
導入窓のプラズマに晒される面上に、マイクロ波透過性
部材で構成された多柱状構造体を配設し、該各柱状構造
体の対称軸が、プラズマに晒される面に対して垂直であ
ることを特徴とする。
クロ波プラズマCVD装置は、マイクロ波電力投入手
段、原料ガス供給手段、排気手段、および成膜室を備え
るマイクロ波プラズマCVD装置において、マイクロ波
導入窓のプラズマに晒される面上に、マイクロ波透過性
部材で構成された多柱状構造体を配設し、該各柱状構造
体の対称軸が、プラズマに晒される面に対して垂直であ
ることを特徴とする。
【0030】この場合、各柱状構造体は互いに平行にか
つ密着された複数のセラミック細管としてもよい。
つ密着された複数のセラミック細管としてもよい。
【0031】本発明のマイクロ波プラズマCVD装置
は、マイクロ波電力投入手段、原料ガス供給手段、排気
手段、および成膜室を備えるマイクロ波プラズマCVD
装置において、マイクロ波導入窓のプラズマに晒される
面上に、マイクロ波透過性部材で構成された多層状構造
体を配設し、各層がプラズマに晒される面に対して平行
であることを特徴とする。
は、マイクロ波電力投入手段、原料ガス供給手段、排気
手段、および成膜室を備えるマイクロ波プラズマCVD
装置において、マイクロ波導入窓のプラズマに晒される
面上に、マイクロ波透過性部材で構成された多層状構造
体を配設し、各層がプラズマに晒される面に対して平行
であることを特徴とする。
【0032】この場合、各層には多数の貫通孔を有し、
各層は互いに平行にかつ間隔をおいて配設してもよい。
各層は互いに平行にかつ間隔をおいて配設してもよい。
【0033】本発明のマイクロ波プラズマCVD装置
は、成膜室にマイクロ波導入窓からマイクロ波電力を投
入し、不純物元素をドープしたp型またはn型半導体薄
膜を形成するマイクロ波プラズマCVD装置において、
半導体薄膜の主成分元素を含有し、不純物元素を含有し
ない原料ガスをマイクロ波電力導入窓に吹き付けること
を特徴とする。
は、成膜室にマイクロ波導入窓からマイクロ波電力を投
入し、不純物元素をドープしたp型またはn型半導体薄
膜を形成するマイクロ波プラズマCVD装置において、
半導体薄膜の主成分元素を含有し、不純物元素を含有し
ない原料ガスをマイクロ波電力導入窓に吹き付けること
を特徴とする。
【0034】また、並設された複数のマイクロ波電力投
入手段を備えるマイクロ波プラズマCVD装置におい
て、隣り合うマイクロ波電力投入手段のマイクロ波の電
界方向を放電前は直交させ、放電後に平行とすることを
特徴とする。
入手段を備えるマイクロ波プラズマCVD装置におい
て、隣り合うマイクロ波電力投入手段のマイクロ波の電
界方向を放電前は直交させ、放電後に平行とすることを
特徴とする。
【0035】この場合、マイクロ波電力投入手段のマイ
クロ波の放射方向が、帯状基体と平行に一方向としても
よい。
クロ波の放射方向が、帯状基体と平行に一方向としても
よい。
【0036】本発明のマイクロ波プラズマCVD装置
は、帯状基板を有するロール・ツウ・ロール方式のマイ
クロ波プラズマCVD装置において、移動する該帯状基
板を四角柱状の成膜室の1壁面とし、該成膜室中に帯状
基板の移動方向と平行にマイクロ波電力投入手段を配置
することを特徴とする。
は、帯状基板を有するロール・ツウ・ロール方式のマイ
クロ波プラズマCVD装置において、移動する該帯状基
板を四角柱状の成膜室の1壁面とし、該成膜室中に帯状
基板の移動方向と平行にマイクロ波電力投入手段を配置
することを特徴とする。
【0037】この場合、ガス供給手段を各々帯状基板の
幅方向と平行に配設し、原料ガスを、近接する帯状基板
に向けて一方向に放出させてもよい。
幅方向と平行に配設し、原料ガスを、近接する帯状基板
に向けて一方向に放出させてもよい。
【0038】本発明のマイクロ波プラズマCVD装置
は、帯状基板上に連続的に堆積膜を形成するマイクロ波
プラズマCVD装置において、真空容器と、真空容器内
に設けられ、帯状基板が貫通する放電室とを備え、放電
室の、帯状基板の搬入部・搬出部の少なくとも一方にお
いて、帯状基板に対向するように放電室の壁面が配設さ
れ、その長さが帯状基板の移動方向にマイクロ波の波長
の1/2以上であり、帯状基板からの距離がマイクロ波
の波長の1/2以下であることを特徴とする。
は、帯状基板上に連続的に堆積膜を形成するマイクロ波
プラズマCVD装置において、真空容器と、真空容器内
に設けられ、帯状基板が貫通する放電室とを備え、放電
室の、帯状基板の搬入部・搬出部の少なくとも一方にお
いて、帯状基板に対向するように放電室の壁面が配設さ
れ、その長さが帯状基板の移動方向にマイクロ波の波長
の1/2以上であり、帯状基板からの距離がマイクロ波
の波長の1/2以下であることを特徴とする。
【0039】
【作用】本発明の防着構造付マイクロ波プラズマCVD
装置は、マイクロ波電力投入手段、原料ガス供給手段、
排気手段、および成膜室を備えるマイクロ波プラズマC
VD装置において、マイクロ波導入窓のプラズマに晒さ
れる面上に、マイクロ波透過性部材で構成された多柱状
構造体を配設し、該各柱状構造体の対称軸が、プラズマ
に晒される面に対して垂直であることを特徴とする。ま
た、各柱状構造体は互いに平行にかつ密着された複数の
セラミック細管である。
装置は、マイクロ波電力投入手段、原料ガス供給手段、
排気手段、および成膜室を備えるマイクロ波プラズマC
VD装置において、マイクロ波導入窓のプラズマに晒さ
れる面上に、マイクロ波透過性部材で構成された多柱状
構造体を配設し、該各柱状構造体の対称軸が、プラズマ
に晒される面に対して垂直であることを特徴とする。ま
た、各柱状構造体は互いに平行にかつ密着された複数の
セラミック細管である。
【0040】本発明の技術的思想は、『多柱状構造がガ
ス選択素子として機能する。その結果、放電開始電力が
高いガスをマイクロ波導入窓付近に多くし、この部分に
おけるプラズマの発生を困難なものとし、それによっ
て、成膜内のプラズマとマイクロ波導入窓との距離を拡
大させて防着効果を得る。』・・・・[技術的思想2] この[技術的思想2]は、従来例の[技術的思想1]と
明らかに異なる。
ス選択素子として機能する。その結果、放電開始電力が
高いガスをマイクロ波導入窓付近に多くし、この部分に
おけるプラズマの発生を困難なものとし、それによっ
て、成膜内のプラズマとマイクロ波導入窓との距離を拡
大させて防着効果を得る。』・・・・[技術的思想2] この[技術的思想2]は、従来例の[技術的思想1]と
明らかに異なる。
【0041】この[技術的思想2]を具体化するにあた
って、次の2つの性質を利用するものである。 同じ圧力下では、ガス種によって平均自由行程が異
なる。(日刊工業社刊『プラズマと成膜の基礎』p18
(2.18)参照) 水素ガスはシラン等の水素化合物ガスよりも放電開
始電力が大きい。
って、次の2つの性質を利用するものである。 同じ圧力下では、ガス種によって平均自由行程が異
なる。(日刊工業社刊『プラズマと成膜の基礎』p18
(2.18)参照) 水素ガスはシラン等の水素化合物ガスよりも放電開
始電力が大きい。
【0042】例えば簡単のため、下表の条件で、マイク
ロ波プラズマCVD法を行なう場合について説明する。
ロ波プラズマCVD法を行なう場合について説明する。
【0043】
【表1】 上記の第1表の条件のもとでは、SiH4ガスはほぼ1
00%分解され、H2ガスとSiになることが本発明者
らの検討で判明している。従って、気相中にはSiH4
ガスの分解生成物であるH2ガスと新規の導入されたS
iH4ガスとが混在していると考えられる。H2ガスはS
iH4ガスよりも同じ圧力において平均自由行程が数倍
長いという性質がある。そこで、マイクロ波導入窓上に
ガス選択素子を配設すれば、SiH4ガスよりH2ガスの
方が拡散しやすいため、マイクロ波導入窓付近にはH2
ガスがSiH4ガスよりも高濃度に存在することにな
る。その結果、ガス選択素子の内部では放電が困難とな
り、成膜室では放電が可能となる。従って、ガス選択素
子の長さに相当する距離だけマイクロ波導入窓はプラズ
マから離れ、同時にシラン系ラジカルからも離れること
になり、防着効果が発揮される。
00%分解され、H2ガスとSiになることが本発明者
らの検討で判明している。従って、気相中にはSiH4
ガスの分解生成物であるH2ガスと新規の導入されたS
iH4ガスとが混在していると考えられる。H2ガスはS
iH4ガスよりも同じ圧力において平均自由行程が数倍
長いという性質がある。そこで、マイクロ波導入窓上に
ガス選択素子を配設すれば、SiH4ガスよりH2ガスの
方が拡散しやすいため、マイクロ波導入窓付近にはH2
ガスがSiH4ガスよりも高濃度に存在することにな
る。その結果、ガス選択素子の内部では放電が困難とな
り、成膜室では放電が可能となる。従って、ガス選択素
子の長さに相当する距離だけマイクロ波導入窓はプラズ
マから離れ、同時にシラン系ラジカルからも離れること
になり、防着効果が発揮される。
【0044】
[実施例1−1]次に、本発明の実施例について図面を
参照して説明する。
参照して説明する。
【0045】図1は、本発明の第1の構成による一実施
例の主要部であるマイクロ波導入窓付近の断面模式図、
図2はその側面略図(一部省略している)である。
例の主要部であるマイクロ波導入窓付近の断面模式図、
図2はその側面略図(一部省略している)である。
【0046】図1において、100は成膜室、101は
円形導波管、102はマイクロ波導入窓、103はガス
拡散抑制管、104はガスパイプ兼用バイアス電極、1
05はガスノズル、106はガス噴出方向、107は帯
状基板、108はガス排気方向である。
円形導波管、102はマイクロ波導入窓、103はガス
拡散抑制管、104はガスパイプ兼用バイアス電極、1
05はガスノズル、106はガス噴出方向、107は帯
状基板、108はガス排気方向である。
【0047】図1において、円形導波管101の端部に
はマイクロ波透過性部材で構成されるマイクロ波導入窓
102が設けられている。マイクロ波透過性部材として
は、アルミナ・セラミックス(Al2O2)、ベリリア
(BeO)、窒化ボロン(BN)等の熱電導率が良いも
のが望ましく、本実施例においては、最大外径φ110
mmのアルミナ・セラミックスを採用している。該マイ
クロ波導入窓102のプラズマに接触する側の全面に渡
って多数の中空セラミック管から成るガス拡散抑制管1
03が設けられている。該ガス拡散抑制管103を構成
するセラミックの材質は、マイクロ波導入窓102と同
様、熱電導率が良くかつ熱衝撃破壊係数の大きいものが
望ましく、本実施例ではアルミナ・セラミックスを採用
している。ガス拡散抑制管103はマイクロ波導入窓1
02と一体焼結・成形しても良いし、マイクロ波導入窓
102に密着させ多数のセラミック管を束ねるものとし
てもよい。いずれにしろ、その並べ方は、図2で示すよ
うに、該ガス拡散抑制管103を構成するセラミック管
がマイクロ波導入窓上全面にわたって垂直に配設され、
隣接するセラミック管どうしが最密充填されることが望
ましい。
はマイクロ波透過性部材で構成されるマイクロ波導入窓
102が設けられている。マイクロ波透過性部材として
は、アルミナ・セラミックス(Al2O2)、ベリリア
(BeO)、窒化ボロン(BN)等の熱電導率が良いも
のが望ましく、本実施例においては、最大外径φ110
mmのアルミナ・セラミックスを採用している。該マイ
クロ波導入窓102のプラズマに接触する側の全面に渡
って多数の中空セラミック管から成るガス拡散抑制管1
03が設けられている。該ガス拡散抑制管103を構成
するセラミックの材質は、マイクロ波導入窓102と同
様、熱電導率が良くかつ熱衝撃破壊係数の大きいものが
望ましく、本実施例ではアルミナ・セラミックスを採用
している。ガス拡散抑制管103はマイクロ波導入窓1
02と一体焼結・成形しても良いし、マイクロ波導入窓
102に密着させ多数のセラミック管を束ねるものとし
てもよい。いずれにしろ、その並べ方は、図2で示すよ
うに、該ガス拡散抑制管103を構成するセラミック管
がマイクロ波導入窓上全面にわたって垂直に配設され、
隣接するセラミック管どうしが最密充填されることが望
ましい。
【0048】ガス拡散抑制管103を構成するセラミッ
ク管の近くには、バイアス電極を兼ねたガスパイプ10
4が配設されている。該ガスパイプ104は、その中心
軸とマイクロ波導入窓102の中心軸とが概ね一致する
ように取付けられ、ガスパイプ104にはその中心軸と
は垂直な方向に原料ガスが噴出するようガスノズル10
5が多数設けられている。このため、原料ガスの噴出方
向106とマイクロ波導入窓102の面とは、概ね平行
となっている。特に、本実施例においては、ノズルはガ
スパイプ104を120度ずつ等分割するよう3方向に
列状に設けられ、1列当りガスパイプ104の長手方向
に8個のノズルが均しい間隔で設けられている。ここ
で、ガスパイプ104は2重管構造であって、内部には
1本の細管が内蔵されている。また、本実施例で用いた
ガスパイプは、外径φ1/2インチ、長さ327ミリの
寸法のものである。
ク管の近くには、バイアス電極を兼ねたガスパイプ10
4が配設されている。該ガスパイプ104は、その中心
軸とマイクロ波導入窓102の中心軸とが概ね一致する
ように取付けられ、ガスパイプ104にはその中心軸と
は垂直な方向に原料ガスが噴出するようガスノズル10
5が多数設けられている。このため、原料ガスの噴出方
向106とマイクロ波導入窓102の面とは、概ね平行
となっている。特に、本実施例においては、ノズルはガ
スパイプ104を120度ずつ等分割するよう3方向に
列状に設けられ、1列当りガスパイプ104の長手方向
に8個のノズルが均しい間隔で設けられている。ここ
で、ガスパイプ104は2重管構造であって、内部には
1本の細管が内蔵されている。また、本実施例で用いた
ガスパイプは、外径φ1/2インチ、長さ327ミリの
寸法のものである。
【0049】次に、帯状基板107はマイクロ波導入窓
102の中心軸の回りにΩ字状に湾曲されて搬送され、
該帯状基板107で囲まれた空間が成膜室100とされ
ている。
102の中心軸の回りにΩ字状に湾曲されて搬送され、
該帯状基板107で囲まれた空間が成膜室100とされ
ている。
【0050】ガスノズル105を介して成膜室100に
導入された原料ガスは、排気方向108に不図示の真空
ポンプにより排出される。この排気方向108はマイク
ロ波導入窓102の面と大略平行とされている。
導入された原料ガスは、排気方向108に不図示の真空
ポンプにより排出される。この排気方向108はマイク
ロ波導入窓102の面と大略平行とされている。
【0051】本発明者らは、ガス選択素子の防着効果に
加えて、原料ガスの流す方向も防着効果に大きな影響を
与えるという知見を得た。即ち、マイクロ波導入窓表面
に平行な方向に原料ガスを噴出する方が、垂直な方向に
噴出するよりも防着効果が顕著である。その確認方法は
種々あるが、最も簡単な方法としてマイクロ波導入窓上
に付着する膜厚を目視で比較することでも判別可能であ
る。その結果を第2表に示す。
加えて、原料ガスの流す方向も防着効果に大きな影響を
与えるという知見を得た。即ち、マイクロ波導入窓表面
に平行な方向に原料ガスを噴出する方が、垂直な方向に
噴出するよりも防着効果が顕著である。その確認方法は
種々あるが、最も簡単な方法としてマイクロ波導入窓上
に付着する膜厚を目視で比較することでも判別可能であ
る。その結果を第2表に示す。
【0052】
【表2】 図3は、本発明の第1の構成による防着構造付マイクロ
波プラズマCVD装置の模式的透視図である。
波プラズマCVD装置の模式的透視図である。
【0053】図3においては、装置内部を理解しやすい
ように、マイクロ波導入窓102bと円形導波管101
bとは、実際の位置からずらして描いている。
ように、マイクロ波導入窓102bと円形導波管101
bとは、実際の位置からずらして描いている。
【0054】図3において、300は防着構造付マイク
ロ波プラズマCVD装置、301は帯状基板、302
a,302bは支持搬送ローラー、303は成膜室、3
04a,304bは支持搬送円板、305はガスパイプ
兼用バイアス電極、306は間隙、307,308は矩
形導波管、101a,101bは円形導波管、102
a,102bはマイクロ波導入窓、103a,103b
はセラミック管である。
ロ波プラズマCVD装置、301は帯状基板、302
a,302bは支持搬送ローラー、303は成膜室、3
04a,304bは支持搬送円板、305はガスパイプ
兼用バイアス電極、306は間隙、307,308は矩
形導波管、101a,101bは円形導波管、102
a,102bはマイクロ波導入窓、103a,103b
はセラミック管である。
【0055】図3に示す防着構造付マイクロ波プラズマ
CVD装置300には、帯状基板301をその長手方向
に連続的に搬送する手段と、帯状基板301上に堆積膜
を形成する成膜室303と、成膜室303内部へ原料ガ
スを供給する手段、排気手段、成膜室303内に供給さ
れた原料ガスを解離させるためのマイクロ波電力を投入
する手段とを含む。
CVD装置300には、帯状基板301をその長手方向
に連続的に搬送する手段と、帯状基板301上に堆積膜
を形成する成膜室303と、成膜室303内部へ原料ガ
スを供給する手段、排気手段、成膜室303内に供給さ
れた原料ガスを解離させるためのマイクロ波電力を投入
する手段とを含む。
【0056】以下、防着構造付マイクロ波プラズマCV
D装置300の各構成要素について詳説する。 (1)搬送手段 搬送手段は、繰出しボビン(不図示)と、成膜室303
内に設けられた帯状基板301を折返す第1の支持搬送
ローラー302a、帯状基板301の2つの側端近傍が
それぞれ巻付けられる第1,第2の支持搬送円板304
a,304bおよび帯状基板301を再度繰返す第2の
支持搬送ローラー302bと、巻取りボビン(不図示)
とからなる。ここで、第1,第2の支持搬送ローラー3
02a,302bは、互いに平行に近接して、第1およ
び第2の支持搬送円板304a,304bの図示下側と
接するように設けられている。この第1,第2の支持搬
送ローラーの長さは、帯状基板301の幅より僅かに長
い。また、第1および第2の支持搬送円板304a,3
04bは、帯状基板301の幅よりもやや狭い間隔で対
向して配置されている。そして第1および第2の支持搬
送円板の共通の中心線は、第1および第2の支持搬送ロ
ーラー302a,302bの各中心線とほぼ平行となる
ように配設されている。 (2)成膜室 成膜室303は、帯状基板301が第1の支持搬送ロー
ラー302aで折返され、その両側端近傍が第1および
第2の支持搬送円板304a,304bにそれぞれ巻付
けられ、第2の支持搬送ローラー302bで再度折返さ
れて形成される柱状空間からなる。 (3)原料ガス供給手段 原料ガス供給手段は、原料ガス用のガスボンベ(不図
示)と、ガスボンベからガス供給用バルブ(不図示)を
介して成膜室303内へ原料ガスを供給するガス導入管
305とからなる。ここで、ガス導入管305は、第1
の支持搬送ローラー302aと第2の支持搬送ローラー
302bとの間隙から、該2つの支持搬送ローラー30
2a,302bと平行に成膜室303内へ挿入されてい
る。また、ガスパイプ兼用バイアス電極305には、ガ
ス噴出口となるノズルが図1に示したように多数個形成
されている。 (4)排気手段 排気手段は、補助ポンプ(不図示)および主ポンプ(不
図示)からなる真空排気系と排気配管(不図示)とから
なり、第1および第2の支持搬送ローラー302a,3
02bの図示下方に設けられた間隙306を介して図3
の矢印306の方向に成膜ガス、空気、反応生成ガス等
を排気する。なお、補助ポンプはロータリーポンプおよ
びメカニカルブースタポンプからなり、主ポンプは油拡
散ポンプからなる。 (5)マイクロ波電力投入手段 マイクロ波電力投入手段は、本発明の特徴部である防着
構造が設けられている。マイクロ波電力投入手段は、マ
イクロ波電源(不図示)と、アイソレータ(不図示)
と、方向性結合器(不図示)と、チューナー(不図示)
と、それらを適宜連結させる矩形導波管307,308
と円形導波管101a,101bとマイクロ波導入窓1
02a,102b防着構造であるセラミック管103
a,103bとを含む。
D装置300の各構成要素について詳説する。 (1)搬送手段 搬送手段は、繰出しボビン(不図示)と、成膜室303
内に設けられた帯状基板301を折返す第1の支持搬送
ローラー302a、帯状基板301の2つの側端近傍が
それぞれ巻付けられる第1,第2の支持搬送円板304
a,304bおよび帯状基板301を再度繰返す第2の
支持搬送ローラー302bと、巻取りボビン(不図示)
とからなる。ここで、第1,第2の支持搬送ローラー3
02a,302bは、互いに平行に近接して、第1およ
び第2の支持搬送円板304a,304bの図示下側と
接するように設けられている。この第1,第2の支持搬
送ローラーの長さは、帯状基板301の幅より僅かに長
い。また、第1および第2の支持搬送円板304a,3
04bは、帯状基板301の幅よりもやや狭い間隔で対
向して配置されている。そして第1および第2の支持搬
送円板の共通の中心線は、第1および第2の支持搬送ロ
ーラー302a,302bの各中心線とほぼ平行となる
ように配設されている。 (2)成膜室 成膜室303は、帯状基板301が第1の支持搬送ロー
ラー302aで折返され、その両側端近傍が第1および
第2の支持搬送円板304a,304bにそれぞれ巻付
けられ、第2の支持搬送ローラー302bで再度折返さ
れて形成される柱状空間からなる。 (3)原料ガス供給手段 原料ガス供給手段は、原料ガス用のガスボンベ(不図
示)と、ガスボンベからガス供給用バルブ(不図示)を
介して成膜室303内へ原料ガスを供給するガス導入管
305とからなる。ここで、ガス導入管305は、第1
の支持搬送ローラー302aと第2の支持搬送ローラー
302bとの間隙から、該2つの支持搬送ローラー30
2a,302bと平行に成膜室303内へ挿入されてい
る。また、ガスパイプ兼用バイアス電極305には、ガ
ス噴出口となるノズルが図1に示したように多数個形成
されている。 (4)排気手段 排気手段は、補助ポンプ(不図示)および主ポンプ(不
図示)からなる真空排気系と排気配管(不図示)とから
なり、第1および第2の支持搬送ローラー302a,3
02bの図示下方に設けられた間隙306を介して図3
の矢印306の方向に成膜ガス、空気、反応生成ガス等
を排気する。なお、補助ポンプはロータリーポンプおよ
びメカニカルブースタポンプからなり、主ポンプは油拡
散ポンプからなる。 (5)マイクロ波電力投入手段 マイクロ波電力投入手段は、本発明の特徴部である防着
構造が設けられている。マイクロ波電力投入手段は、マ
イクロ波電源(不図示)と、アイソレータ(不図示)
と、方向性結合器(不図示)と、チューナー(不図示)
と、それらを適宜連結させる矩形導波管307,308
と円形導波管101a,101bとマイクロ波導入窓1
02a,102b防着構造であるセラミック管103
a,103bとを含む。
【0057】ここで、矩形導波管307,308は、そ
の中心軸が成膜室303の中心軸とほぼ一致するように
対向して設置されている。さらに、該矩形導波管30
7,308の長辺は、互いに略90°の角度をなすと同
時に、間隔306が不図示の真空ポンプへつながる方向
(図1・図3における太矢印方向)に対して長辺が各々
略45°の角度をなすように配置されている。このよう
な配置をとることにより、対向する矩形導波管307,
308間のクロストークを抑えると同時に、間隙306
方向へのマイクロ波の漏洩を最小限に抑えることができ
る。
の中心軸が成膜室303の中心軸とほぼ一致するように
対向して設置されている。さらに、該矩形導波管30
7,308の長辺は、互いに略90°の角度をなすと同
時に、間隔306が不図示の真空ポンプへつながる方向
(図1・図3における太矢印方向)に対して長辺が各々
略45°の角度をなすように配置されている。このよう
な配置をとることにより、対向する矩形導波管307,
308間のクロストークを抑えると同時に、間隙306
方向へのマイクロ波の漏洩を最小限に抑えることができ
る。
【0058】この矩形導波管307,308の寸法は、
使用されるマイクロ波の周波数帯(バンド)およびモー
ドによって適宜設計される。設計にあたっては、矩形導
波管307,308内での伝送ロスが少なく、また、シ
ングル・モードで伝送されるよう配慮することが好まし
く、具体的には、EIAJ規格の矩形導波管等の他、
2.45GHz用の自社規格として内寸が96mm×2
7mmのものを挙げることができる。
使用されるマイクロ波の周波数帯(バンド)およびモー
ドによって適宜設計される。設計にあたっては、矩形導
波管307,308内での伝送ロスが少なく、また、シ
ングル・モードで伝送されるよう配慮することが好まし
く、具体的には、EIAJ規格の矩形導波管等の他、
2.45GHz用の自社規格として内寸が96mm×2
7mmのものを挙げることができる。
【0059】上記矩形導波管307,308には各々円
形導波管101a,101bが締結されていて、該円形
導波管101a,101bの端部にはマイクロ波透過性
部材で構成されるマイクロ波導入窓102a,102b
が設けられている。このマイクロ波導入窓102a,1
02bは、前述の導波管を伝送したマイクロ波を成膜室
303に導入する機能と、該成膜室303の気密を保持
する機能とを有する。このマイクロ波導入窓102a,
102bは、その周囲が直接水冷され、同時にボルテッ
クス・クーラー(登録商標)で円形導波管101a,1
01b側から圧力8kg/cm2で強制空冷されてい
る。そして2枚のセラミック板でマイクロ波導入窓10
2a,102bは構成され、その間には薄く均一にシリ
コン・グリースが塗布されている。マイクロ波導入窓1
02a,102b上に設けられた防着構造であるセラミ
ック管103a,103bについては既に説明した通り
である。
形導波管101a,101bが締結されていて、該円形
導波管101a,101bの端部にはマイクロ波透過性
部材で構成されるマイクロ波導入窓102a,102b
が設けられている。このマイクロ波導入窓102a,1
02bは、前述の導波管を伝送したマイクロ波を成膜室
303に導入する機能と、該成膜室303の気密を保持
する機能とを有する。このマイクロ波導入窓102a,
102bは、その周囲が直接水冷され、同時にボルテッ
クス・クーラー(登録商標)で円形導波管101a,1
01b側から圧力8kg/cm2で強制空冷されてい
る。そして2枚のセラミック板でマイクロ波導入窓10
2a,102bは構成され、その間には薄く均一にシリ
コン・グリースが塗布されている。マイクロ波導入窓1
02a,102b上に設けられた防着構造であるセラミ
ック管103a,103bについては既に説明した通り
である。
【0060】次に図3に示した防着構造付マイクロ波プ
ラズマCVD装置300の動作について説明する。防着
構造付マイクロ波プラズマCVD装置300の動作は、
概ね次の工程に従って行われる。 (工程1)所定の洗浄を完了した帯状基板の取付 (工程2)大気中の帯状基板の搬送、搬送確認および搬
送停止 (工程3)帯状基板および搬送手段を内蔵した真空チャ
ンバ(不図示)の排気 (工程4)原料ガスの成膜室内への導入 (工程5)帯状基板の温度制御 (工程6)マイクロ波による放電(成膜工程その1) (工程7)帯状基板の搬送(成膜工程その2) (工程8)帯状基板の冷却および搬送停止 (工程9)原料ガスの導入停止 (工程10)真空チャンバの窒素リーク (工程11)帯状基板の取出し 以下、上記(工程1)〜(工程11)について詳しく説
明する。 (工程1)所定の洗浄を完了した帯状基板の取付 繰出しボビン(不図示)に巻付けられた帯状基板301
を所定の位置に取付け、繰出しボビンで帯状基板301
を繰出しながら第1の支持搬送ローラ302aで折返
し、第1および第2の支持搬送円板304a,304b
に巻付けて、ほぼ一周させたのち、第2の支持搬送ロー
ラー302bで再び折返して、成膜室303を形成す
る。また、巻取りボビン(不図示)に帯状基板301の
端部を固定して、巻取りボビンで帯状基板が巻取られる
ように準備する。 (工程2)大気中の帯状基板の搬送、搬送確認および搬
送停止 帯状基板301の取付けが完了したら、大気中におい
て、巻取りボビン回転機構(不図示)および支持搬送ロ
ーラー駆動機構(不図示)などの帯状基板駆動手段で連
続的に支障なく帯状基板301を搬送するか否かを確認
する。ここで、帯状基板駆動手段は、前進機能と後進機
能とを兼備することが望ましく、また、帯状基板繰出し
量の表示器を具備することが望ましい。
ラズマCVD装置300の動作について説明する。防着
構造付マイクロ波プラズマCVD装置300の動作は、
概ね次の工程に従って行われる。 (工程1)所定の洗浄を完了した帯状基板の取付 (工程2)大気中の帯状基板の搬送、搬送確認および搬
送停止 (工程3)帯状基板および搬送手段を内蔵した真空チャ
ンバ(不図示)の排気 (工程4)原料ガスの成膜室内への導入 (工程5)帯状基板の温度制御 (工程6)マイクロ波による放電(成膜工程その1) (工程7)帯状基板の搬送(成膜工程その2) (工程8)帯状基板の冷却および搬送停止 (工程9)原料ガスの導入停止 (工程10)真空チャンバの窒素リーク (工程11)帯状基板の取出し 以下、上記(工程1)〜(工程11)について詳しく説
明する。 (工程1)所定の洗浄を完了した帯状基板の取付 繰出しボビン(不図示)に巻付けられた帯状基板301
を所定の位置に取付け、繰出しボビンで帯状基板301
を繰出しながら第1の支持搬送ローラ302aで折返
し、第1および第2の支持搬送円板304a,304b
に巻付けて、ほぼ一周させたのち、第2の支持搬送ロー
ラー302bで再び折返して、成膜室303を形成す
る。また、巻取りボビン(不図示)に帯状基板301の
端部を固定して、巻取りボビンで帯状基板が巻取られる
ように準備する。 (工程2)大気中の帯状基板の搬送、搬送確認および搬
送停止 帯状基板301の取付けが完了したら、大気中におい
て、巻取りボビン回転機構(不図示)および支持搬送ロ
ーラー駆動機構(不図示)などの帯状基板駆動手段で連
続的に支障なく帯状基板301を搬送するか否かを確認
する。ここで、帯状基板駆動手段は、前進機能と後進機
能とを兼備することが望ましく、また、帯状基板繰出し
量の表示器を具備することが望ましい。
【0061】帯状基板301を支障なく搬送できること
が確認されたのち、帯状基板繰出し量の表示器をモニタ
しながら、帯状基板301を初期設定位置まで戻して、
その位置で停止させる。 (工程3)帯状基板および搬送手段を内蔵した真空チャ
ンバの排気 帯状基板301および搬送手段を内蔵した真空チャンバ
の蓋を閉じ、ガス排出手段で真空チャンバ内の排気を行
う。すなわち、ロータリーポンプおよびメカニカルブー
スタポンプで粗引したのち、油拡散ポンプで本引すると
いう手順で、真空チャンバ内部の帯状基板301で囲ま
れた成膜室303の圧力が、2×10-5Torrに達す
るまで連続的に排気を行う。 (工程4)原料ガスの成膜室内への導入 ガスボンベ(不図示)からステンレス製のパイプ(不図
示)を介してガスの混合およびガス流量の精密制御を行
うミキシングパネル(不図示)にガスを導き、ミキシン
グパネル内のマスフローコントローラ(不図示)で所定
の流量に制御された原料ガスをガス導入管305を介し
て成膜室303内へ導入する。このとき、成膜室303
内の圧力が所定の値になるように、真空ポンプの排気能
力および排気管の排気コンダクタンスを予め選択してお
く。 (工程5)帯状基板の温度制御 原料ガスを流しながら、温度制御機構(不図示)で帯状
基板301を所定の温度にする。ここで、RF(ラジオ
周波数)を用いたプラズマCVD装置に比べてマイクロ
波プラズマCVD装置では、電子密度および電子温度が
ともに高いため、プラズマからの熱で帯状基板301の
温度が上昇しやすい。また、温度制御機構を作動させな
い状態では、投入するマイクロ波電力に応じて、帯状基
板301の平衡温度が決る。たとえば、 帯状基板301:材質SUS430BA(ブライトアニ
ール),幅430mm 成膜室303:φ160mm×390mm 成膜条件:SiH4270sccm(5×10-3Tor
r) バイアス電圧:60V バイアス電流:約5A の場合の帯状基板301の平衡温度は、第3表に示す通
りである。
が確認されたのち、帯状基板繰出し量の表示器をモニタ
しながら、帯状基板301を初期設定位置まで戻して、
その位置で停止させる。 (工程3)帯状基板および搬送手段を内蔵した真空チャ
ンバの排気 帯状基板301および搬送手段を内蔵した真空チャンバ
の蓋を閉じ、ガス排出手段で真空チャンバ内の排気を行
う。すなわち、ロータリーポンプおよびメカニカルブー
スタポンプで粗引したのち、油拡散ポンプで本引すると
いう手順で、真空チャンバ内部の帯状基板301で囲ま
れた成膜室303の圧力が、2×10-5Torrに達す
るまで連続的に排気を行う。 (工程4)原料ガスの成膜室内への導入 ガスボンベ(不図示)からステンレス製のパイプ(不図
示)を介してガスの混合およびガス流量の精密制御を行
うミキシングパネル(不図示)にガスを導き、ミキシン
グパネル内のマスフローコントローラ(不図示)で所定
の流量に制御された原料ガスをガス導入管305を介し
て成膜室303内へ導入する。このとき、成膜室303
内の圧力が所定の値になるように、真空ポンプの排気能
力および排気管の排気コンダクタンスを予め選択してお
く。 (工程5)帯状基板の温度制御 原料ガスを流しながら、温度制御機構(不図示)で帯状
基板301を所定の温度にする。ここで、RF(ラジオ
周波数)を用いたプラズマCVD装置に比べてマイクロ
波プラズマCVD装置では、電子密度および電子温度が
ともに高いため、プラズマからの熱で帯状基板301の
温度が上昇しやすい。また、温度制御機構を作動させな
い状態では、投入するマイクロ波電力に応じて、帯状基
板301の平衡温度が決る。たとえば、 帯状基板301:材質SUS430BA(ブライトアニ
ール),幅430mm 成膜室303:φ160mm×390mm 成膜条件:SiH4270sccm(5×10-3Tor
r) バイアス電圧:60V バイアス電流:約5A の場合の帯状基板301の平衡温度は、第3表に示す通
りである。
【0062】
【表3】 第3表に示した平衡温度に比べて所望の温度が異なる場
合は、前記温度制御機構を作動させて所定値に管理でき
る。
合は、前記温度制御機構を作動させて所定値に管理でき
る。
【0063】したがって、帯状基板301の材質、表面
処理、成膜室303の大きさ、ガス流量、ガス混合比、
成膜室303の圧力、バイアス電圧、マイクロ波電力等
の条件が異なる場合も、適宜同様に平衡温度を測定し温
度制御機構の性能を最適化すれば、所望の帯状基板30
1の成膜温度とすることができる。 (工程6)マイクロ波による放電(成膜工程その1) マイクロ波発振機からマイクロ波を発振させ、アイソレ
ータ、方向性結合器(電力計)、チューナ、導波管30
7,308,101a,102b、マイクロ波導入窓1
02a,102bおよび該マイクロ波導入窓102a,
102bと一体成形されたセラミック管103a,10
3bを通過して、成膜室303内部にマイクロ波電力を
投入する。このとき、円筒状の成膜室303の円板状の
底面を形成する第1および第2の支持搬送円板304
a,304bからマイクロ波の漏洩があると、成膜室3
03内部の放電が不安定になったり放電が生じない場合
がある。従って、第1および第2の支持搬送円板304
a,304bは、その外周上にキズや凹凸がないように
注意し、同時に、第1および第2の支持搬送円板304
a,304bの端部にもマイクロ波シールド板を設ける
ことが望ましい。
処理、成膜室303の大きさ、ガス流量、ガス混合比、
成膜室303の圧力、バイアス電圧、マイクロ波電力等
の条件が異なる場合も、適宜同様に平衡温度を測定し温
度制御機構の性能を最適化すれば、所望の帯状基板30
1の成膜温度とすることができる。 (工程6)マイクロ波による放電(成膜工程その1) マイクロ波発振機からマイクロ波を発振させ、アイソレ
ータ、方向性結合器(電力計)、チューナ、導波管30
7,308,101a,102b、マイクロ波導入窓1
02a,102bおよび該マイクロ波導入窓102a,
102bと一体成形されたセラミック管103a,10
3bを通過して、成膜室303内部にマイクロ波電力を
投入する。このとき、円筒状の成膜室303の円板状の
底面を形成する第1および第2の支持搬送円板304
a,304bからマイクロ波の漏洩があると、成膜室3
03内部の放電が不安定になったり放電が生じない場合
がある。従って、第1および第2の支持搬送円板304
a,304bは、その外周上にキズや凹凸がないように
注意し、同時に、第1および第2の支持搬送円板304
a,304bの端部にもマイクロ波シールド板を設ける
ことが望ましい。
【0064】以上のような構成上の工夫を施したのち、
成膜室303内にマイクロ波電力を投入し、成膜室30
3内に放電を生起させて、放電後の成膜室303内部の
圧力を5×10-3Torrとしその結果生じるラジカル
を利用して成膜室303の内側の側壁の大部分を構成す
る帯状基板301の表面に均一な堆積膜を形成する。本
発明の場合、放電開始から6時間に渡って、プラズマを
安定的に維持することができた。 (工程7)帯状基板の搬送(成膜工程その2) 前述した「マイクロ波による放電」により成膜が開始さ
れ、放電で生ずるプラズマ発光が安定な状態に達したの
ち、帯状基板301の表面上に広く堆積膜を形成させる
ため、帯状基板301を搬送する。その搬送速度は、堆
積膜の膜厚、堆積速度および成膜室303の内周長で決
る。すなわち、堆積膜の膜厚が2000、Å堆積速度が
100Å/secの場合、成膜室303内の滞留時間が
2000÷100=20secであればよい。したがっ
て、直径φ160mmの成膜室303の場合には、内周
長が約480mmであるので、成膜室303の内周を2
0secかかって帯状基板301を搬送するには、搬送
速度を 480mm÷20sec=24mm/sec =144cm/min とすればよい。
成膜室303内にマイクロ波電力を投入し、成膜室30
3内に放電を生起させて、放電後の成膜室303内部の
圧力を5×10-3Torrとしその結果生じるラジカル
を利用して成膜室303の内側の側壁の大部分を構成す
る帯状基板301の表面に均一な堆積膜を形成する。本
発明の場合、放電開始から6時間に渡って、プラズマを
安定的に維持することができた。 (工程7)帯状基板の搬送(成膜工程その2) 前述した「マイクロ波による放電」により成膜が開始さ
れ、放電で生ずるプラズマ発光が安定な状態に達したの
ち、帯状基板301の表面上に広く堆積膜を形成させる
ため、帯状基板301を搬送する。その搬送速度は、堆
積膜の膜厚、堆積速度および成膜室303の内周長で決
る。すなわち、堆積膜の膜厚が2000、Å堆積速度が
100Å/secの場合、成膜室303内の滞留時間が
2000÷100=20secであればよい。したがっ
て、直径φ160mmの成膜室303の場合には、内周
長が約480mmであるので、成膜室303の内周を2
0secかかって帯状基板301を搬送するには、搬送
速度を 480mm÷20sec=24mm/sec =144cm/min とすればよい。
【0065】ただし、実際には、第1および第2の支持
搬送ローラー302a,302bの部分の円周が欠損
し、成膜室303の実効長は短くなっているので、欠損
部に相当する分だけ帯状基板301をゆっくり搬送すれ
ばよい。すなわち、搬送速度、堆積膜の膜厚、堆積速度
および成膜室303の実効長は互いに相関があるので、
適宜それらの値を整合させればよい。
搬送ローラー302a,302bの部分の円周が欠損
し、成膜室303の実効長は短くなっているので、欠損
部に相当する分だけ帯状基板301をゆっくり搬送すれ
ばよい。すなわち、搬送速度、堆積膜の膜厚、堆積速度
および成膜室303の実効長は互いに相関があるので、
適宜それらの値を整合させればよい。
【0066】以上のような手順で決めた搬送速度で帯状
基板301を連続的に搬送することにより、帯状基板3
01の表面上に広く所望の膜厚の堆積膜を形成すること
ができる。 (工程8)帯状基板の冷却および搬送停止 前述のように帯状基板301を搬送しながら連続的に堆
積膜を形成し、繰出しボビンに巻付けられた帯状基板3
01の残量がほとんどなくなったら、帯状基板301の
搬送、マイクロ波放電および温度制御を停止する。ここ
で、繰出しボビンに巻付けられた帯状基板301の残量
検知手段としては、前述した帯状基板301の繰出し長
表示器や繰出しボビンの外径検知などを用いればよい。
また、成膜が完了した帯状基板301を大気中に取出す
ためには、予め帯状基板301を冷却しなければならな
い。この冷却による堆積膜の剥離を防止するためには、
徐冷することが望ましく、マイクロ波放電を止めたのち
も暫く原料ガスを流しておく。 (工程9)原料ガスの導入停止 原料ガスを5分程度流したのち、原料ガスの導入を停止
して、不活性(He)ガスを200sccm程度の流量
で流す。帯状基板301の表面温度が70℃程度になっ
たところで、不活性ガスの導入を停止したのち、残留ガ
スを排気して成膜室内の圧力が2×10-5Torrに達
するまで排気を続ける。 (工程10)真空チャンバの窒素リーク 成膜室内303の圧力を2×10-5Torrから大気圧
に戻すために、乾燥窒素を成膜室内303内に導入し、
成膜室内303内の圧力が大気圧になったことをブルド
ン管式圧力計(不図示)で確認したのち、真空チャンバ
の蓋を開け、成膜が完了した帯状基板301を真空チャ
ンバから取出す。 (工程11)帯状基板の取出し 帯状基板301を取出し方法は、概ね次の2通りであ
る。
基板301を連続的に搬送することにより、帯状基板3
01の表面上に広く所望の膜厚の堆積膜を形成すること
ができる。 (工程8)帯状基板の冷却および搬送停止 前述のように帯状基板301を搬送しながら連続的に堆
積膜を形成し、繰出しボビンに巻付けられた帯状基板3
01の残量がほとんどなくなったら、帯状基板301の
搬送、マイクロ波放電および温度制御を停止する。ここ
で、繰出しボビンに巻付けられた帯状基板301の残量
検知手段としては、前述した帯状基板301の繰出し長
表示器や繰出しボビンの外径検知などを用いればよい。
また、成膜が完了した帯状基板301を大気中に取出す
ためには、予め帯状基板301を冷却しなければならな
い。この冷却による堆積膜の剥離を防止するためには、
徐冷することが望ましく、マイクロ波放電を止めたのち
も暫く原料ガスを流しておく。 (工程9)原料ガスの導入停止 原料ガスを5分程度流したのち、原料ガスの導入を停止
して、不活性(He)ガスを200sccm程度の流量
で流す。帯状基板301の表面温度が70℃程度になっ
たところで、不活性ガスの導入を停止したのち、残留ガ
スを排気して成膜室内の圧力が2×10-5Torrに達
するまで排気を続ける。 (工程10)真空チャンバの窒素リーク 成膜室内303の圧力を2×10-5Torrから大気圧
に戻すために、乾燥窒素を成膜室内303内に導入し、
成膜室内303内の圧力が大気圧になったことをブルド
ン管式圧力計(不図示)で確認したのち、真空チャンバ
の蓋を開け、成膜が完了した帯状基板301を真空チャ
ンバから取出す。 (工程11)帯状基板の取出し 帯状基板301を取出し方法は、概ね次の2通りであ
る。
【0067】(a)1ロール分の帯状基板301をすべ
て巻取りボビンに巻取り、繰出しボビンを空にしたの
ち、巻取りボビンと繰出しボビンとを取出す。
て巻取りボビンに巻取り、繰出しボビンを空にしたの
ち、巻取りボビンと繰出しボビンとを取出す。
【0068】(b)繰出しボビンに未だ残留があるとき
には、帯状基板301を切断し、繰出しボビンを別の帯
状基板301が巻かれている繰出しボビンと交換して、
新規の帯状基板の端部と、切断された帯状基板301の
切断部とを接合する。そして、この接合線が巻取りボビ
ン近傍にくるまで新規の帯状基板を搬送したのち、再び
この接合線で帯状基板を切断する。切断後、成膜後の帯
状基板301が巻取られた巻取りボビンを取出し、別の
巻取りボビンを取付ける。
には、帯状基板301を切断し、繰出しボビンを別の帯
状基板301が巻かれている繰出しボビンと交換して、
新規の帯状基板の端部と、切断された帯状基板301の
切断部とを接合する。そして、この接合線が巻取りボビ
ン近傍にくるまで新規の帯状基板を搬送したのち、再び
この接合線で帯状基板を切断する。切断後、成膜後の帯
状基板301が巻取られた巻取りボビンを取出し、別の
巻取りボビンを取付ける。
【0069】この2通りの取出し方法のいずれがよいか
は、装置の長さや円筒状の成膜室303の数によるた
め、適宜選択することが望ましい。
は、装置の長さや円筒状の成膜室303の数によるた
め、適宜選択することが望ましい。
【0070】次に、本発明の防着構造付マイクロ波プラ
ズマCVD装置による具体的製造例を示すが、本発明は
これらの製造例によって限定されるものではない。 [製造例1]図3に示した防着構造付マイクロ波プラズ
マCVD装置300を用いて、搬送手段を使わずに十分
に脱脂、洗浄を行ったコーニング社製7059ガラス及
びSiウエハー上にa−Si膜の連続堆積を行い前記の
防着構造が膜質に悪影響を与えないか調べた。ここで、
成膜室303のサイズは、 成膜室:φ180[mm]×600[mm](約15リ
ットル)とした。
ズマCVD装置による具体的製造例を示すが、本発明は
これらの製造例によって限定されるものではない。 [製造例1]図3に示した防着構造付マイクロ波プラズ
マCVD装置300を用いて、搬送手段を使わずに十分
に脱脂、洗浄を行ったコーニング社製7059ガラス及
びSiウエハー上にa−Si膜の連続堆積を行い前記の
防着構造が膜質に悪影響を与えないか調べた。ここで、
成膜室303のサイズは、 成膜室:φ180[mm]×600[mm](約15リ
ットル)とした。
【0071】成膜室303の内部をロータリーポンプ、
メカニカルブースターポンプ、油拡散ポンプにより5×
10-6Torrまで真空引きした。この状態で、帯状基
板301を不図示のヒーターで加熱し、脱ガスを行っ
た。脱ガスが十分行われた時点で、ガス導入管305よ
り、SiH4ガスを流量600sccmで、Heガスを
流量200sccmでそれぞれ導入した。圧力調整バル
ブにより、成膜室303内の圧力を5mTorrに保持
した。
メカニカルブースターポンプ、油拡散ポンプにより5×
10-6Torrまで真空引きした。この状態で、帯状基
板301を不図示のヒーターで加熱し、脱ガスを行っ
た。脱ガスが十分行われた時点で、ガス導入管305よ
り、SiH4ガスを流量600sccmで、Heガスを
流量200sccmでそれぞれ導入した。圧力調整バル
ブにより、成膜室303内の圧力を5mTorrに保持
した。
【0072】その後、マイクロ波電源より導波管30
7,308,101a,101bおよびマイクロ波導入
窓102a,102bおよびセラミック管103a,1
03bを介して、実効値で3.0kWのマイクロ波電力
を成膜室303内部に投入して、放電を生起した。放電
を維持しながら成膜室303内部に投入するマイクロ波
電力の実効値が1.0kWまで低減させ、暫くその状態
を維持して、放電によるプラズマ発光強度にゆらぎがな
いか、発光モニターにより測定した。発光モニターの出
力は記録計に接続されており、プラズマ発光強度が±5
%以内であることを確認した。
7,308,101a,101bおよびマイクロ波導入
窓102a,102bおよびセラミック管103a,1
03bを介して、実効値で3.0kWのマイクロ波電力
を成膜室303内部に投入して、放電を生起した。放電
を維持しながら成膜室303内部に投入するマイクロ波
電力の実効値が1.0kWまで低減させ、暫くその状態
を維持して、放電によるプラズマ発光強度にゆらぎがな
いか、発光モニターにより測定した。発光モニターの出
力は記録計に接続されており、プラズマ発光強度が±5
%以内であることを確認した。
【0073】以上のようにして7059ガラス及びSi
ウエハー上に形成された堆積膜の膜厚分布を幅方向およ
び長手方向について10mm間隔で測定した結果、膜厚
分布は5%であった。このときの平均堆積速度は75Å
/secであった。また、その一部を切出し、反射型F
T−IR装置(パーキン・エルマー社製、1720X)
を用いて赤外吸収スペクトルを測定した結果、2000
cm-1および630cm-1に吸収が認められ、a−Si
膜に特有の吸収パターンであった。
ウエハー上に形成された堆積膜の膜厚分布を幅方向およ
び長手方向について10mm間隔で測定した結果、膜厚
分布は5%であった。このときの平均堆積速度は75Å
/secであった。また、その一部を切出し、反射型F
T−IR装置(パーキン・エルマー社製、1720X)
を用いて赤外吸収スペクトルを測定した結果、2000
cm-1および630cm-1に吸収が認められ、a−Si
膜に特有の吸収パターンであった。
【0074】なお、上述した実施例においては、防着構
造はセラミック管103でその断面が円形で中空であっ
た。ここで該セラミック管103の断面形状は円形に限
定されるものではなく、マイクロ波導入窓102と密着
してその全面上を遮うことができる限り、四角形でも三
角形でも良い。
造はセラミック管103でその断面が円形で中空であっ
た。ここで該セラミック管103の断面形状は円形に限
定されるものではなく、マイクロ波導入窓102と密着
してその全面上を遮うことができる限り、四角形でも三
角形でも良い。
【0075】また、図4,図5に示すように、セラミッ
ク管103の内部にセラミック・テーパー部401,5
01を設けてもよい。このセラミック・テーパー部40
1,501は、マイクロ波導入窓102に近い側はセラ
ミック管103内部一杯に充填されており、反対側に向
かって徐々にその充填率が減少するように作られてい
る。その製作方法としては、一体焼結・成形法や別々に
成形してその間に熱伝導を良好にするマイクロ波透過性
の半固体(例えば東亜合成化学社製アロン・セラミック
[登録商標]や信越化学社製シリコーン[登録商標])
を充填する方法が挙げられる。熱伝導の観点からは一体
焼結成形法が望ましい。該セラミック・テーパー部40
1,501の材質としては、一体成形の容易さを考慮
し、アルミナ・セラミックスが好ましい。該セラミック
・テーパー部401,501の形状については、前述の
ように充填率が徐々に減少するようになっていれば、対
称形でも非対称形でも構わない。このように構造を工夫
すれば、前述のSiH4以外のガス或いは種々の混合ガ
スについても、インピーダンスを整合できることが判明
した。
ク管103の内部にセラミック・テーパー部401,5
01を設けてもよい。このセラミック・テーパー部40
1,501は、マイクロ波導入窓102に近い側はセラ
ミック管103内部一杯に充填されており、反対側に向
かって徐々にその充填率が減少するように作られてい
る。その製作方法としては、一体焼結・成形法や別々に
成形してその間に熱伝導を良好にするマイクロ波透過性
の半固体(例えば東亜合成化学社製アロン・セラミック
[登録商標]や信越化学社製シリコーン[登録商標])
を充填する方法が挙げられる。熱伝導の観点からは一体
焼結成形法が望ましい。該セラミック・テーパー部40
1,501の材質としては、一体成形の容易さを考慮
し、アルミナ・セラミックスが好ましい。該セラミック
・テーパー部401,501の形状については、前述の
ように充填率が徐々に減少するようになっていれば、対
称形でも非対称形でも構わない。このように構造を工夫
すれば、前述のSiH4以外のガス或いは種々の混合ガ
スについても、インピーダンスを整合できることが判明
した。
【0076】さらに、セラミック管103の形状は、円
柱、三角柱、四角柱に限定されるものではなく、セラミ
ック管103自体がテーパー状の中空構造でも良い。こ
の場合、このセラミック管103の外径を規定するテー
パー形状は、マイクロ波導入窓102側に太く反対側が
細くなっているものでもその逆でも良い。また、前述の
ようにセラミック管103は中空構造ではなくセラミッ
クの充填率が徐々に減少するものでも構わない。 [実施例1−2]次に、本発明の第1の構成による第2
の実施例について説明する。
柱、三角柱、四角柱に限定されるものではなく、セラミ
ック管103自体がテーパー状の中空構造でも良い。こ
の場合、このセラミック管103の外径を規定するテー
パー形状は、マイクロ波導入窓102側に太く反対側が
細くなっているものでもその逆でも良い。また、前述の
ようにセラミック管103は中空構造ではなくセラミッ
クの充填率が徐々に減少するものでも構わない。 [実施例1−2]次に、本発明の第1の構成による第2
の実施例について説明する。
【0077】図6は、本発明の第1の構成による第2の
実施例の主要部であるマイクロ波導入窓付近の断面摸式
図、図7はその側面から見た透視説明図である。
実施例の主要部であるマイクロ波導入窓付近の断面摸式
図、図7はその側面から見た透視説明図である。
【0078】本実施例は、図1に示した実施例のマイク
ロ波導入窓102およびガス拡散抑制板103を以下の
ように構成されたマイクロ波導入窓602およびガス拡
散抑制板601とし、非成膜ガス供給管701を設けた
ものである。この他の構成は図1および図2に示した実
施例と同様であるために同じ符号を付けて説明は省略す
る。
ロ波導入窓102およびガス拡散抑制板103を以下の
ように構成されたマイクロ波導入窓602およびガス拡
散抑制板601とし、非成膜ガス供給管701を設けた
ものである。この他の構成は図1および図2に示した実
施例と同様であるために同じ符号を付けて説明は省略す
る。
【0079】図6に示すように、円形導波管101の端
部にはマイクロ波透過性部材で構成されるマイクロ波導
入窓602が設けられている。マイクロ波透過性部材と
しては、アルミナ・セラミックス(Al2O3)、ベリリ
ア(BeO)、窒化ボロン(BN)等の熱伝導率が良い
ものが望ましく、本実施例では最大外径φ110mmの
アルミナ・セラミックスを採用している。
部にはマイクロ波透過性部材で構成されるマイクロ波導
入窓602が設けられている。マイクロ波透過性部材と
しては、アルミナ・セラミックス(Al2O3)、ベリリ
ア(BeO)、窒化ボロン(BN)等の熱伝導率が良い
ものが望ましく、本実施例では最大外径φ110mmの
アルミナ・セラミックスを採用している。
【0080】また、ガス拡散抑制板601も、マイクロ
波透過性部材で構成されるとともに、多数孔が設けられ
ている。そして、この多数孔をずらすようにしてガス拡
散抑制板601を構成する複数のセラミック板が平行に
重ねられている。
波透過性部材で構成されるとともに、多数孔が設けられ
ている。そして、この多数孔をずらすようにしてガス拡
散抑制板601を構成する複数のセラミック板が平行に
重ねられている。
【0081】701は非成膜ガス供給管である。この非
成膜ガス供給管701は、ガス拡散抑制板601の周縁
部を通りマイクロ波導入窓602の中央部付近まで達し
ている。そして、この非成膜ガス供給管701を介して
成膜室100外部からマイクロ波導入窓602の中央部
に例えば水素ガスを導入できる。従って、マイクロ波導
入窓602近傍の水素ガス濃度が制御できる。水素ガス
以外にも、ヘリウムガス、アルゴンガス等の希ガス、或
いは水素ガスと希ガスの混合ガスを用いることができ
る。
成膜ガス供給管701は、ガス拡散抑制板601の周縁
部を通りマイクロ波導入窓602の中央部付近まで達し
ている。そして、この非成膜ガス供給管701を介して
成膜室100外部からマイクロ波導入窓602の中央部
に例えば水素ガスを導入できる。従って、マイクロ波導
入窓602近傍の水素ガス濃度が制御できる。水素ガス
以外にも、ヘリウムガス、アルゴンガス等の希ガス、或
いは水素ガスと希ガスの混合ガスを用いることができ
る。
【0082】ノズルを介して該成膜室100に導入され
た原料ガスは、排気方向108に不指示の真空ポンプで
排出される。この排気方向108はマイクロ波導入窓1
02の面と概ね平行となっている。
た原料ガスは、排気方向108に不指示の真空ポンプで
排出される。この排気方向108はマイクロ波導入窓1
02の面と概ね平行となっている。
【0083】上記のように構成された本実施例のものに
おいても、図1および図2に示した実施例と同様に原料
ガスの拡散を制御することができ、プラズマが安定して
維持されるものとなった。図1および図2に示した実施
例のものと同様な堆積動作を行ったところ、同様に良好
な結果を得ることができた。
おいても、図1および図2に示した実施例と同様に原料
ガスの拡散を制御することができ、プラズマが安定して
維持されるものとなった。図1および図2に示した実施
例のものと同様な堆積動作を行ったところ、同様に良好
な結果を得ることができた。
【0084】次に、本発明の第2の構成による実施例に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0085】本発明の第2の構成によるマイクロ波プラ
ズマCVD装置は、成膜室にマイクロ波導入窓からマイ
クロ波電力を投入し、不純物元素をドープしたp型また
はn型半導体薄膜を形成するマイクロ波プラズマCVD
装置において、半導体薄膜の主成分元素を含有し、不純
物元素を含有しない原料ガスをマイクロ波電力導入窓に
吹き付けることを特徴としている。
ズマCVD装置は、成膜室にマイクロ波導入窓からマイ
クロ波電力を投入し、不純物元素をドープしたp型また
はn型半導体薄膜を形成するマイクロ波プラズマCVD
装置において、半導体薄膜の主成分元素を含有し、不純
物元素を含有しない原料ガスをマイクロ波電力導入窓に
吹き付けることを特徴としている。
【0086】本発明の第2の構成によるものは、マイク
ロ波導入窓に付着する膜を高抵抗化することによってマ
イクロ波導入窓に不純物をドープした膜が付着してもプ
ラズマ放電の中断を発生しにくくするものである。
ロ波導入窓に付着する膜を高抵抗化することによってマ
イクロ波導入窓に不純物をドープした膜が付着してもプ
ラズマ放電の中断を発生しにくくするものである。
【0087】基板上に形成される半導体薄膜の主成分元
素を含有する原料ガスをマイクロ波導入窓に吹き付ける
ことにより、マイクロ波導入窓の表面には半導体薄膜が
形成されるが、マイクロ波導入窓の表面近傍において
は、 不純物元素を含むガスの濃度が低下する。
素を含有する原料ガスをマイクロ波導入窓に吹き付ける
ことにより、マイクロ波導入窓の表面には半導体薄膜が
形成されるが、マイクロ波導入窓の表面近傍において
は、 不純物元素を含むガスの濃度が低下する。
【0088】半導体薄膜の主成分元素を含む原料ガス
の濃度が上昇する。という状態になり、マイクロ波導入
窓の表面に付着する半導体膜のドーピング率および結晶
性が低下する。
の濃度が上昇する。という状態になり、マイクロ波導入
窓の表面に付着する半導体膜のドーピング率および結晶
性が低下する。
【0089】これによってマイクロ波導入窓に付着する
半導体膜の抵抗は大幅に増大し、例え膜が付着してもマ
イクロ波の透過率が低下しにくくなるのである。
半導体膜の抵抗は大幅に増大し、例え膜が付着してもマ
イクロ波の透過率が低下しにくくなるのである。
【0090】例えば、非単結晶シリコン半導体を形成す
る場合、過多な不純物ドーピング領域を除いて、不純物
元素を含むガスの濃度を1桁低下させると膜の暗抵抗は
約2桁増大する。
る場合、過多な不純物ドーピング領域を除いて、不純物
元素を含むガスの濃度を1桁低下させると膜の暗抵抗は
約2桁増大する。
【0091】また、膜の結晶性がアモルファスから多結
晶へ変化すると約3桁程度暗抵抗は増大する。
晶へ変化すると約3桁程度暗抵抗は増大する。
【0092】このような大幅な抵抗の増大により、本発
明ではマイクロ波導入窓に付着する膜の量は多少増すも
ののマイクロ波の透過率は高く保たれて放電は中断しに
くくなる。
明ではマイクロ波導入窓に付着する膜の量は多少増すも
ののマイクロ波の透過率は高く保たれて放電は中断しに
くくなる。
【0093】本発明の第2の構成の装置によって形成さ
れる半導体薄膜としては、Si,Ge,C,SiGe,
SiC,GeC,SiSn,GeSn,SnC等所謂IV
族半導体薄膜、GaAs,GaP,GaSb,InP,
InAs等所謂III-V族化合物半導体薄膜、ZnSe,Z
nS,ZnTe,CdS,CdSe,CdTe等所謂II
-VI族化合物半導体薄膜、CuAlS2,CuAlS
e2,CaAlTe2,CuInS2,CuInSe2,C
uInTe2,CuGaS2,CuGaSe2,CuGa
Te,AgInSe2,AgInTe2等所謂I-III-VI族
化合物半導体薄膜、ZnSiP2,ZnGeAs2,Cd
SiAs2,CdSnP2等所謂II-IV-V複化合物半導体
薄膜、Cu2O,TiO2,In2O3,SnO2,ZnO,
CdO,Bi2O3,CdSnO4等所謂酸化物半導体薄
膜に価電子制御のための不純物元素を含有させたものを
挙げることができる。
れる半導体薄膜としては、Si,Ge,C,SiGe,
SiC,GeC,SiSn,GeSn,SnC等所謂IV
族半導体薄膜、GaAs,GaP,GaSb,InP,
InAs等所謂III-V族化合物半導体薄膜、ZnSe,Z
nS,ZnTe,CdS,CdSe,CdTe等所謂II
-VI族化合物半導体薄膜、CuAlS2,CuAlS
e2,CaAlTe2,CuInS2,CuInSe2,C
uInTe2,CuGaS2,CuGaSe2,CuGa
Te,AgInSe2,AgInTe2等所謂I-III-VI族
化合物半導体薄膜、ZnSiP2,ZnGeAs2,Cd
SiAs2,CdSnP2等所謂II-IV-V複化合物半導体
薄膜、Cu2O,TiO2,In2O3,SnO2,ZnO,
CdO,Bi2O3,CdSnO4等所謂酸化物半導体薄
膜に価電子制御のための不純物元素を含有させたものを
挙げることができる。
【0094】本発明の第2の構成によるものにおいてIV
族半導体またはIV族合金半導体薄膜を形成するために好
適に用いられる。周期律表第IV族元素を含有する原料ガ
スとしては、Si原子、Ge原子、C原子、Sn原子、
Pb原子を含む化合物であって、具体的にはSiH4,
Si2H6,Si3H8,Si3H6,Si4H8,Si5H10
等のシラン系化合物、SiF4,(SiF2)5,(Si
F2)6,(SiF2)4,Si2F6,Si3F8,SiHF
3,SiH2F2,Si2H2F4,Si2H3F3,SiC
l4,(SiCl2)5,SiBr4,(SiBr2)5,S
i2Cl6,Si2Br6,SiHCl3,SiHBr3,S
iHI3,Si2Cl3F3等のハロゲン化シラン化合物、
GeH4,Ge2H6等のゲルマン化合物、GeF4,(G
eF2)5,(GeF2)6,(GeF2)4,Ge2F6,G
e3F8,GeHF3,GeH2F2,Ge2H2F4,Ge2
H3F3,GeCl4,(GeCl2)5,GeBr4,(G
eBr2)5,Ge2Cl6,Ge2Br6,GeHCl3,
GeHBr3,GeHI3,Ge2Cl3F3等のハロゲン
化ゲルマニウム化合物、CH4,C2H6,C3H8等のメ
タン列炭化水素ガス、C2H4,C3H6等のエチレン列炭
化水素ガス、C6H6等の環式炭化水素ガス、CF4,
(CF2)5,(CF2)6,(CF2)4,C2F6,C
3F8,CHF3,CH2F2,CCl4,(CCl2)5,C
Br4,(CBr2)5,C 2Cl6,C2Br6,CHC
l3,CHI3,C2Cl3F3等のハロゲン化炭素化合
物、SnH4,Sn(CH3)4等のスズ化合物、Pb
(CH3)4,Pb(C2H5)6等の鉛化合物等を挙げる
ことができる。これらの化合物は1種で用いても2種以
上混合して用いてもよい。
族半導体またはIV族合金半導体薄膜を形成するために好
適に用いられる。周期律表第IV族元素を含有する原料ガ
スとしては、Si原子、Ge原子、C原子、Sn原子、
Pb原子を含む化合物であって、具体的にはSiH4,
Si2H6,Si3H8,Si3H6,Si4H8,Si5H10
等のシラン系化合物、SiF4,(SiF2)5,(Si
F2)6,(SiF2)4,Si2F6,Si3F8,SiHF
3,SiH2F2,Si2H2F4,Si2H3F3,SiC
l4,(SiCl2)5,SiBr4,(SiBr2)5,S
i2Cl6,Si2Br6,SiHCl3,SiHBr3,S
iHI3,Si2Cl3F3等のハロゲン化シラン化合物、
GeH4,Ge2H6等のゲルマン化合物、GeF4,(G
eF2)5,(GeF2)6,(GeF2)4,Ge2F6,G
e3F8,GeHF3,GeH2F2,Ge2H2F4,Ge2
H3F3,GeCl4,(GeCl2)5,GeBr4,(G
eBr2)5,Ge2Cl6,Ge2Br6,GeHCl3,
GeHBr3,GeHI3,Ge2Cl3F3等のハロゲン
化ゲルマニウム化合物、CH4,C2H6,C3H8等のメ
タン列炭化水素ガス、C2H4,C3H6等のエチレン列炭
化水素ガス、C6H6等の環式炭化水素ガス、CF4,
(CF2)5,(CF2)6,(CF2)4,C2F6,C
3F8,CHF3,CH2F2,CCl4,(CCl2)5,C
Br4,(CBr2)5,C 2Cl6,C2Br6,CHC
l3,CHI3,C2Cl3F3等のハロゲン化炭素化合
物、SnH4,Sn(CH3)4等のスズ化合物、Pb
(CH3)4,Pb(C2H5)6等の鉛化合物等を挙げる
ことができる。これらの化合物は1種で用いても2種以
上混合して用いてもよい。
【0095】本発明において形成されるIV族半導体また
はIV族合金半導体を価電子制御するために用いられる価
電子制御剤としては、p型の不純物として、周期律表第
III族の元素、例えば、B,Al,Ga,In,Tl等
が好適なものとして挙げられ、n型不純物としては、周
期律表第V族の元素、例えばN,P,As,Sb,Bi
等が好適なものとして挙げられるが、殊に、B,Ga,
P,Sb等が最適である。ドーピングされる不純物の量
は、所望される電気的、光学的特性に応じて適宜決定さ
れる。
はIV族合金半導体を価電子制御するために用いられる価
電子制御剤としては、p型の不純物として、周期律表第
III族の元素、例えば、B,Al,Ga,In,Tl等
が好適なものとして挙げられ、n型不純物としては、周
期律表第V族の元素、例えばN,P,As,Sb,Bi
等が好適なものとして挙げられるが、殊に、B,Ga,
P,Sb等が最適である。ドーピングされる不純物の量
は、所望される電気的、光学的特性に応じて適宜決定さ
れる。
【0096】このような不純物元素を含有する原料ガス
としては、常温常圧でガス状態のまたは、少なくとも膜
形成条件下で容易にガス化し得るものが採用される。そ
のような不純物導入用の出発物質として具体的には、n
型の不純物導入用にはPH3,P2H4,PF3,PF5,
PCl3,ASH3,AsF3,AsF5,AsCl3,S
bH3,SbF5,BiH3等を、p型不純物導入用には
BF3、BCl3,BBr3,B2H6,B4H10,B5H9,
B5H11,B6H10,B6H12,AlCl3等を挙げること
ができる。上記の不純物元素を含む化合物は、1種用い
ても2種以上併用してもよい。
としては、常温常圧でガス状態のまたは、少なくとも膜
形成条件下で容易にガス化し得るものが採用される。そ
のような不純物導入用の出発物質として具体的には、n
型の不純物導入用にはPH3,P2H4,PF3,PF5,
PCl3,ASH3,AsF3,AsF5,AsCl3,S
bH3,SbF5,BiH3等を、p型不純物導入用には
BF3、BCl3,BBr3,B2H6,B4H10,B5H9,
B5H11,B6H10,B6H12,AlCl3等を挙げること
ができる。上記の不純物元素を含む化合物は、1種用い
ても2種以上併用してもよい。
【0097】本発明の第2の構成によるものにおいて、
II-VI族化合物半導体を形成するために用いられる周期
律表第II族元素を含む化合物としては、具体的にはZn
(CH3)2,Zn(C2H5)2,Zn(OCH3)2,Z
n(OC2H5)2,Cd(CH 3)2,Cd(C2H5)2,
Cd(C3H7)2,Cd(C4H9)2,Hg(CH3)2,
Hg(C2H5)2,Hg(C6H5)2,Hg〔C=(C6
H5)〕2等が挙げられる。また周期律表第VI族元素を含
む化合物としては、具体的にはNO,N2O,CO2,C
O,H2S,SCl2,S2Cl2,SOCl2,SeH2,
SeCl2,Se2Br2,Se(CH3)2,Se(C2H
5)2,TeH2,Te(CH3)2,Te(C2H5)2等が
挙げられる。
II-VI族化合物半導体を形成するために用いられる周期
律表第II族元素を含む化合物としては、具体的にはZn
(CH3)2,Zn(C2H5)2,Zn(OCH3)2,Z
n(OC2H5)2,Cd(CH 3)2,Cd(C2H5)2,
Cd(C3H7)2,Cd(C4H9)2,Hg(CH3)2,
Hg(C2H5)2,Hg(C6H5)2,Hg〔C=(C6
H5)〕2等が挙げられる。また周期律表第VI族元素を含
む化合物としては、具体的にはNO,N2O,CO2,C
O,H2S,SCl2,S2Cl2,SOCl2,SeH2,
SeCl2,Se2Br2,Se(CH3)2,Se(C2H
5)2,TeH2,Te(CH3)2,Te(C2H5)2等が
挙げられる。
【0098】勿論、これらの原料ガスは1種のみならず
2種以上混合して使用することもできる。
2種以上混合して使用することもできる。
【0099】本発明の第2の構成によるものにおいて、
形成されるII-VI族化合物半導体を価電子制御するため
に用いられる価電子制御剤としては、周期律表I,II
I,IV,V族の元素を含む化合物等を有効なものとして
挙げることができる。
形成されるII-VI族化合物半導体を価電子制御するため
に用いられる価電子制御剤としては、周期律表I,II
I,IV,V族の元素を含む化合物等を有効なものとして
挙げることができる。
【0100】具体的にはI族元素を含む化合物として
は、LiC3H7,Li(sec−C4H9),Li2S,
Li3N等が好適なものとして挙げることができる。
は、LiC3H7,Li(sec−C4H9),Li2S,
Li3N等が好適なものとして挙げることができる。
【0101】また、III族元素を含む化合物としては、
BX3,B2H6,B4H10,B5H9,B5H11,B6H10,
B(CH3)3,B(C2H5)3,B6H12,AlX3,A
l(CH3)2Cl,Al(CH3)3,Al(OC
H3)3,Al(CH3)Cl2,Al(C2H5)3,Al
(OC2H5)3,Al(CH3)Cl3,Al(i−C4H
9)3,Al(i−C3H7)3,Al(C3H7)3,Al
(OC4H9)3,GaX3,Ga(OCH3)3,Ga(O
C2H5)3,Ga(Oc3H7)3,Ga(OC4H9)3,
Ga(CH3)3,Ga2H6,GaH(C2H5)2,Ga
(OC2H5)(C2H5)2,In(CH3)3,In(C3
H7)3,In(C4H9)3,V族元素を含む化合物とし
てはNH3,HN3,N2H5N3,N2H4,NH4N3,P
X3,P(OCH3)3,P(OC2H5)3,P(C3H7)
3,P(OC4H9)3,P(CH3)3,P(C2H5)3,
P(C3H7)3,P(C4H9)3,P(OCH3)3,P
(OC2H5)3,P(OC3H7)3,P(OC4H9)3,P
(SCN)3,P2H4,PH3,AsH3,AsX3,As
(OCH3)3,As(OC2H5)3,As(OC
3H7)3,As(OC4H9)3,As(CH3)3,As
(CH3)3,As(C2H5)3,As(C6H5)3,Sb
X3,Sb(OCH3)3,Sb(OC2H5)3,Sb(O
C3H7)3,Sb(OC4H9)3,Sb(CH3)3,Sb
(C3H7)3,Sb(C4H9)3等が挙げられる。
BX3,B2H6,B4H10,B5H9,B5H11,B6H10,
B(CH3)3,B(C2H5)3,B6H12,AlX3,A
l(CH3)2Cl,Al(CH3)3,Al(OC
H3)3,Al(CH3)Cl2,Al(C2H5)3,Al
(OC2H5)3,Al(CH3)Cl3,Al(i−C4H
9)3,Al(i−C3H7)3,Al(C3H7)3,Al
(OC4H9)3,GaX3,Ga(OCH3)3,Ga(O
C2H5)3,Ga(Oc3H7)3,Ga(OC4H9)3,
Ga(CH3)3,Ga2H6,GaH(C2H5)2,Ga
(OC2H5)(C2H5)2,In(CH3)3,In(C3
H7)3,In(C4H9)3,V族元素を含む化合物とし
てはNH3,HN3,N2H5N3,N2H4,NH4N3,P
X3,P(OCH3)3,P(OC2H5)3,P(C3H7)
3,P(OC4H9)3,P(CH3)3,P(C2H5)3,
P(C3H7)3,P(C4H9)3,P(OCH3)3,P
(OC2H5)3,P(OC3H7)3,P(OC4H9)3,P
(SCN)3,P2H4,PH3,AsH3,AsX3,As
(OCH3)3,As(OC2H5)3,As(OC
3H7)3,As(OC4H9)3,As(CH3)3,As
(CH3)3,As(C2H5)3,As(C6H5)3,Sb
X3,Sb(OCH3)3,Sb(OC2H5)3,Sb(O
C3H7)3,Sb(OC4H9)3,Sb(CH3)3,Sb
(C3H7)3,Sb(C4H9)3等が挙げられる。
【0102】上記において、Xはハロゲン(F,Cl,
Br,I)を示す。
Br,I)を示す。
【0103】勿論、これらの原料ガスは1種であっても
よいが、2種またはそれ以上を併用してもよい。
よいが、2種またはそれ以上を併用してもよい。
【0104】さらに、IV族元素を含む化合物としては前
述した化合物を用いることができる。
述した化合物を用いることができる。
【0105】本発明の第2の構成によるものにおいてII
I-V族化合物半導体を形成するために用いられる、周期
律表第III族元素を含む化合物としては、具体的にはB
X3(但し、Xはハロゲン原子を示す。),B2H6,B4
H10,B5H9,B5H11,B6H10,B6H12,AlX
3(但し、Xはハロゲン原子を示す。),Al(CH3)
2Cl,Al(CH3)3,Al(OCH3)3,Al(C
H3)Cl2,Al(C2H5)3,Al(OC2H5)3,A
l(CH3)3Cl3,Al(i−C4H9)3,Al(i−
C3H7)3,Al(C3H7)3,Al(OC4H9)3,G
aX3(但し、Xはハロゲン原子を示す。),Ga(O
CH3)3,Ga(OC2H5)3,Ga(OC3H 7)3,G
a(OC4H9)3,Ga(CH3)3,Ga2H6,GaH
(C2H5)2,Ga(OC2H5)(C2H5)2,In(C
H3)3,In(C3H7)3,In(C4H9)3等が挙げら
れる。また周期律表第V族元素を含む化合物としては、
具体的にはNH3,HN3,N2H5N3,N2H4,NH4N
3,PX3(但し、Xはハロゲン原子を示す。),P(O
CH3)3,P(OC2H5)3,P(C3H7)3,P(OC
4H9)3,P(CH3)3,P(C2H5)3,P(C3H7)
3,P(C4H9)3,P(OCH3)3,P(OC
2H5)3,P(OC3H7)3,P(OC4H9)3,P(S
CN)3,P2H4,PH3,AsX3(但し、Xはハロゲ
ン原子を示す。),AsH3,As(OCH3)3,As
(OC2H5)3,As(OC3H7)3,As(OC4H9)
3,As(CH3)3,As(CH3)3,As(C
2H5)3,As(C6H5)3,SbX3(但し、Xはハロ
ゲン原子を示す。),Sb(OCH3)3,Sb(OC2
H5)3,Sb(OC3H7)3,Sb(OC4H9)3,Sb
(CH3)3,Sb(C3H7)3,Sb(C4H9)3等が挙
げられる。〔但し、Xはハロゲン原子、具体的にはF,
Cl,Br,Iの中から選ばれる少なくとも一つを表
す。〕勿論、これらの原料物質は1種あるいは2種以上
混合して用いることができる。
I-V族化合物半導体を形成するために用いられる、周期
律表第III族元素を含む化合物としては、具体的にはB
X3(但し、Xはハロゲン原子を示す。),B2H6,B4
H10,B5H9,B5H11,B6H10,B6H12,AlX
3(但し、Xはハロゲン原子を示す。),Al(CH3)
2Cl,Al(CH3)3,Al(OCH3)3,Al(C
H3)Cl2,Al(C2H5)3,Al(OC2H5)3,A
l(CH3)3Cl3,Al(i−C4H9)3,Al(i−
C3H7)3,Al(C3H7)3,Al(OC4H9)3,G
aX3(但し、Xはハロゲン原子を示す。),Ga(O
CH3)3,Ga(OC2H5)3,Ga(OC3H 7)3,G
a(OC4H9)3,Ga(CH3)3,Ga2H6,GaH
(C2H5)2,Ga(OC2H5)(C2H5)2,In(C
H3)3,In(C3H7)3,In(C4H9)3等が挙げら
れる。また周期律表第V族元素を含む化合物としては、
具体的にはNH3,HN3,N2H5N3,N2H4,NH4N
3,PX3(但し、Xはハロゲン原子を示す。),P(O
CH3)3,P(OC2H5)3,P(C3H7)3,P(OC
4H9)3,P(CH3)3,P(C2H5)3,P(C3H7)
3,P(C4H9)3,P(OCH3)3,P(OC
2H5)3,P(OC3H7)3,P(OC4H9)3,P(S
CN)3,P2H4,PH3,AsX3(但し、Xはハロゲ
ン原子を示す。),AsH3,As(OCH3)3,As
(OC2H5)3,As(OC3H7)3,As(OC4H9)
3,As(CH3)3,As(CH3)3,As(C
2H5)3,As(C6H5)3,SbX3(但し、Xはハロ
ゲン原子を示す。),Sb(OCH3)3,Sb(OC2
H5)3,Sb(OC3H7)3,Sb(OC4H9)3,Sb
(CH3)3,Sb(C3H7)3,Sb(C4H9)3等が挙
げられる。〔但し、Xはハロゲン原子、具体的にはF,
Cl,Br,Iの中から選ばれる少なくとも一つを表
す。〕勿論、これらの原料物質は1種あるいは2種以上
混合して用いることができる。
【0106】本発明の第2の構成によるものにおいて、
形成されるIII-V族化合物半導体を価電子制御するため
に用いられる価電子制御剤としては、周期律表II,IV,
VI族の元素を含む化合物等を有効なものとして挙げるこ
とができる。
形成されるIII-V族化合物半導体を価電子制御するため
に用いられる価電子制御剤としては、周期律表II,IV,
VI族の元素を含む化合物等を有効なものとして挙げるこ
とができる。
【0107】具体的には、II族元素を含む原料ガスとし
ては、Zn(CH3)2,Zn(C2H5)2,Zn(OC
H3)2,Zn(OC2H5)2,Cd(CH3)2,Cd
(C2H 5)2,Cd(C3H7)2,Cd(C4H9)2,H
g(CH3)2,Hg(C2H5)2,Hg(C6H5)2,H
g〔C≡(C6H5)〕2等を挙げることができ、VI族元
素を含む化合物としては、NO,N2O,CO2,CO,
H2S,SCl2,S2Xl2,SOCl2,SeH2,Se
Cl2,Se2Br2,Se(CH3)2,Se(C
2H 5)2,TeH2,Te(CH3)2,Te(C2H5)2
等を挙げることができる。
ては、Zn(CH3)2,Zn(C2H5)2,Zn(OC
H3)2,Zn(OC2H5)2,Cd(CH3)2,Cd
(C2H 5)2,Cd(C3H7)2,Cd(C4H9)2,H
g(CH3)2,Hg(C2H5)2,Hg(C6H5)2,H
g〔C≡(C6H5)〕2等を挙げることができ、VI族元
素を含む化合物としては、NO,N2O,CO2,CO,
H2S,SCl2,S2Xl2,SOCl2,SeH2,Se
Cl2,Se2Br2,Se(CH3)2,Se(C
2H 5)2,TeH2,Te(CH3)2,Te(C2H5)2
等を挙げることができる。
【0108】勿論、これらの原料ガスは1種であっても
よいが、2種またはそれ以上を併用してもよい。
よいが、2種またはそれ以上を併用してもよい。
【0109】さらに、IV族元素を含む化合物としては前
述した化合物を挙げることができる。
述した化合物を挙げることができる。
【0110】本発明の第2の構成によるものにおいて、
前述した原料ガスはHe,Ne,Ar,Kr,Xe,R
n等の希ガス、およびH2,HF,HCl等の稀釈ガス
と混合して導入されてもよい。
前述した原料ガスはHe,Ne,Ar,Kr,Xe,R
n等の希ガス、およびH2,HF,HCl等の稀釈ガス
と混合して導入されてもよい。
【0111】本発明の第2の構成の装置において好適に
用いられる基板の材質としては、マイクロ波プラズマC
VD装置による半導体薄膜形成時に必要とされる温度に
おいて変形、歪みが少なく、所望の強度を有するもので
あることが好ましく、具体的にはステンレススチール、
アルミニウムおよびその合金、鉄およびその合金、銅お
よびその合金等の金属の薄板およびその複合体、および
それらの表面に異種材質の金属薄膜および/またはSi
O2,Si3N4,Al2O3,AlN等の絶縁性薄膜をス
パッタ法、蒸着法、鍍金法等により表面コーティング処
理を行ったもの。また、ポリイミド、ポリアミド、ポリ
エチレンテレフタレート、エポキシ等の耐熱性樹脂性シ
ートまたはこれらとガラスファイバー、カーボンファイ
バー、ホウ素ファイバー、金属繊維等との複合体および
その表面に金属単体または合金、および透明導電性酸化
物(TCO)等を鍍金、蒸着、スパッタ、塗布等の方法
で導電性処理を行ったものが挙げられる。
用いられる基板の材質としては、マイクロ波プラズマC
VD装置による半導体薄膜形成時に必要とされる温度に
おいて変形、歪みが少なく、所望の強度を有するもので
あることが好ましく、具体的にはステンレススチール、
アルミニウムおよびその合金、鉄およびその合金、銅お
よびその合金等の金属の薄板およびその複合体、および
それらの表面に異種材質の金属薄膜および/またはSi
O2,Si3N4,Al2O3,AlN等の絶縁性薄膜をス
パッタ法、蒸着法、鍍金法等により表面コーティング処
理を行ったもの。また、ポリイミド、ポリアミド、ポリ
エチレンテレフタレート、エポキシ等の耐熱性樹脂性シ
ートまたはこれらとガラスファイバー、カーボンファイ
バー、ホウ素ファイバー、金属繊維等との複合体および
その表面に金属単体または合金、および透明導電性酸化
物(TCO)等を鍍金、蒸着、スパッタ、塗布等の方法
で導電性処理を行ったものが挙げられる。
【0112】本発明の第2の構成によるものにおいて、
マイクロ波導入窓はマイクロ波電力投入手段の先端部分
に設けられ、成膜室内の真空雰囲気とマイクロ波電力投
入手段の設置されている外気とを分離し、その圧力差に
耐え得るような構造に設計される。具体的には、そのマ
イクロ波の進行方向に対する断面形状が好ましくは円
形、方形、楕円形の平板、ベルジャー状、ダブレット
状、円錐状とされるのが望ましい。
マイクロ波導入窓はマイクロ波電力投入手段の先端部分
に設けられ、成膜室内の真空雰囲気とマイクロ波電力投
入手段の設置されている外気とを分離し、その圧力差に
耐え得るような構造に設計される。具体的には、そのマ
イクロ波の進行方向に対する断面形状が好ましくは円
形、方形、楕円形の平板、ベルジャー状、ダブレット
状、円錐状とされるのが望ましい。
【0113】また、マイクロ波導入窓のマイクロ波の進
行方向に対する厚さは、ここでのマイクロ波の反射が最
少に抑えられるように、用いる材質の誘電率を考慮し
て、設計するのが望ましい。例えば平板状であるならば
マイクロ波の波長の1/2波長にほぼ等しいのが好まし
い。さらに、その材質としては、マイクロ波電力を最小
の損失で成膜室内へ透過させることができ、また、成膜
室内への大気の流入が生じない気密性の優れたものが好
ましく、具体的には石英、アルミナ、窒化ケイ素、ベリ
リア、マグネシア、ジルコニア、窒化ホウ素、炭化ケイ
素等のガラスまたはファインセラミックス等が挙げられ
る。
行方向に対する厚さは、ここでのマイクロ波の反射が最
少に抑えられるように、用いる材質の誘電率を考慮し
て、設計するのが望ましい。例えば平板状であるならば
マイクロ波の波長の1/2波長にほぼ等しいのが好まし
い。さらに、その材質としては、マイクロ波電力を最小
の損失で成膜室内へ透過させることができ、また、成膜
室内への大気の流入が生じない気密性の優れたものが好
ましく、具体的には石英、アルミナ、窒化ケイ素、ベリ
リア、マグネシア、ジルコニア、窒化ホウ素、炭化ケイ
素等のガラスまたはファインセラミックス等が挙げられ
る。
【0114】また、マイクロ波導入窓はマイクロ波電力
やプラズマによる熱劣化(ヒビ割れ、破壊)等を防止す
るため均一に冷却されることが好ましい。
やプラズマによる熱劣化(ヒビ割れ、破壊)等を防止す
るため均一に冷却されることが好ましい。
【0115】具体的な冷却手段としては、マイクロ波導
入窓の大気側の面に向けて冷却空気流を吹き付けてもよ
いし、マイクロ波電力投入手段そのものを冷却空気、
水、オイル、フレオン等の冷媒にて冷却し、マイクロ波
電力投入手段に接する部分を介して熱伝導でマイクロ波
導入窓を間接的に冷却してもよい。マイクロ波導入窓を
充分に低い温度まで冷却することで、比較的高いマイク
ロ波電力を成膜室内へ投入しても、熱によってマイクロ
波導入窓にヒビ割れ等の破壊を生じさせることなく、高
電子密度のプラズマを生起することができる。
入窓の大気側の面に向けて冷却空気流を吹き付けてもよ
いし、マイクロ波電力投入手段そのものを冷却空気、
水、オイル、フレオン等の冷媒にて冷却し、マイクロ波
電力投入手段に接する部分を介して熱伝導でマイクロ波
導入窓を間接的に冷却してもよい。マイクロ波導入窓を
充分に低い温度まで冷却することで、比較的高いマイク
ロ波電力を成膜室内へ投入しても、熱によってマイクロ
波導入窓にヒビ割れ等の破壊を生じさせることなく、高
電子密度のプラズマを生起することができる。
【0116】本発明の第2の構成の装置は、一例として
図8に示すような構成のものを挙げることができる。
図8に示すような構成のものを挙げることができる。
【0117】図8において、801は成膜室、802は
マイクロ波導入窓、803はマイクロ波導波管、804
はマイクロ波電源、805は不図示の排気装置により成
膜室を排気する排気管、806は不図示の原料ガス供給
系から不純物元素を含有する原料ガスを供給する原料ガ
ス供給管、807は基板、808は基板を加熱するヒー
ター、809は基板上に形成される半導体薄膜の主成分
元素を含有する原料ガスをマイクロ波導入窓に吹き付け
る原料ガス供給管、810は排気管へのマイクロ波の漏
出を防止する金属メッシュである。
マイクロ波導入窓、803はマイクロ波導波管、804
はマイクロ波電源、805は不図示の排気装置により成
膜室を排気する排気管、806は不図示の原料ガス供給
系から不純物元素を含有する原料ガスを供給する原料ガ
ス供給管、807は基板、808は基板を加熱するヒー
ター、809は基板上に形成される半導体薄膜の主成分
元素を含有する原料ガスをマイクロ波導入窓に吹き付け
る原料ガス供給管、810は排気管へのマイクロ波の漏
出を防止する金属メッシュである。
【0118】このような装置による半導体薄膜の形成は
以下のようにして行う。
以下のようにして行う。
【0119】まず、成膜室801を排気管805によっ
て充分真空排気する。次に、原料ガス供給管806か
ら、例えば、基板上にアモルファスシリコンのBドープ
膜を形成する場合には、SiH4ガスとB2H6ガスの混
合ガス等の不純物元素を含有する原料ガスを成膜室80
1内に供給する。
て充分真空排気する。次に、原料ガス供給管806か
ら、例えば、基板上にアモルファスシリコンのBドープ
膜を形成する場合には、SiH4ガスとB2H6ガスの混
合ガス等の不純物元素を含有する原料ガスを成膜室80
1内に供給する。
【0120】また、マイクロ波導入窓802からはマイ
クロ波電力を成膜室801内に導入し、原料ガス供給管
806から供給された原料ガスを励起してプラズマを生
成してヒーター808により所望の温度に加熱された基
板807上に不純物がドープされた半導体薄膜を形成す
る。
クロ波電力を成膜室801内に導入し、原料ガス供給管
806から供給された原料ガスを励起してプラズマを生
成してヒーター808により所望の温度に加熱された基
板807上に不純物がドープされた半導体薄膜を形成す
る。
【0121】なお、このときマイクロ波導入窓802の
成膜室側の表面には原料ガス供給管809から、例えば
基板上にアモルファスシリコンのBドープ膜を形成する
場合には該半導体膜の主成分元素のSi元素を含有し、
不純物元素のB元素を含有しないSiH4ガス等の原料
ガスを吹き付ける。
成膜室側の表面には原料ガス供給管809から、例えば
基板上にアモルファスシリコンのBドープ膜を形成する
場合には該半導体膜の主成分元素のSi元素を含有し、
不純物元素のB元素を含有しないSiH4ガス等の原料
ガスを吹き付ける。
【0122】[実施例2−1]図8に示した装置によ
り、以下のようにして本発明のマイクロ波プラズマCV
D法により基板上に不純物としてホウ素をドープしたp
型アモルファスシリコン薄膜を形成した。
り、以下のようにして本発明のマイクロ波プラズマCV
D法により基板上に不純物としてホウ素をドープしたp
型アモルファスシリコン薄膜を形成した。
【0123】まず、成膜室801を排気管805から充
分排気し、引き続き排気しながら原料ガス供給管806
から不純物元素を含む原料ガスとしてSiH4ガスとB2
H6ガスの混合ガスを基板807表面近傍に導入し、原
料ガス供給管809から半導体薄膜の主成分元素Siを
含有し、不純物元素ホウ素を含有しない原料ガスとして
SiH4ガスをマイクロ波導入窓802表面に向けて吹
き付けた。
分排気し、引き続き排気しながら原料ガス供給管806
から不純物元素を含む原料ガスとしてSiH4ガスとB2
H6ガスの混合ガスを基板807表面近傍に導入し、原
料ガス供給管809から半導体薄膜の主成分元素Siを
含有し、不純物元素ホウ素を含有しない原料ガスとして
SiH4ガスをマイクロ波導入窓802表面に向けて吹
き付けた。
【0124】ヒーター808により10cm角、厚さ1
mmのSUS304ステンレスの基板807を裏面から
所定の温度に加熱し、マイクロ波電源804からマイク
ロ波導波管803、セラミックス製のマイクロ波導入窓
802を通して2.45GHzのマイクロ波電力を導入
して成膜室内に放電を生起し、基板上にホウ素をドープ
したp型アモルファスシリコン膜を形成した。
mmのSUS304ステンレスの基板807を裏面から
所定の温度に加熱し、マイクロ波電源804からマイク
ロ波導波管803、セラミックス製のマイクロ波導入窓
802を通して2.45GHzのマイクロ波電力を導入
して成膜室内に放電を生起し、基板上にホウ素をドープ
したp型アモルファスシリコン膜を形成した。
【0125】なお、半導体膜形成前にはマイクロ波導入
窓表面には膜は付着しておらず、半導体膜形成条件は第
4表に示す通りであった。
窓表面には膜は付着しておらず、半導体膜形成条件は第
4表に示す通りであった。
【0126】
【表4】 放電は119分間続けられ、ホウ素をドープしたp型ア
モルファスシリコン薄膜を長時間連続して形成すること
ができた。
モルファスシリコン薄膜を長時間連続して形成すること
ができた。
【0127】[比較例2−1]マイクロ波導入窓へ原料
ガスを吹き付けないようにした以外は実施例1と同様に
して表1に示す条件でマイクロ波プラズマCVD装置に
より基板上にホウ素をドープしたp型アモルファスシリ
コン薄膜を形成したが、放電は3分間で中断し、長時間
連続して半導体薄膜を形成することはできなかった。
ガスを吹き付けないようにした以外は実施例1と同様に
して表1に示す条件でマイクロ波プラズマCVD装置に
より基板上にホウ素をドープしたp型アモルファスシリ
コン薄膜を形成したが、放電は3分間で中断し、長時間
連続して半導体薄膜を形成することはできなかった。
【0128】[比較例2−2]マイクロ波導入窓へ原料
ガスを吹き付けないようにし、その分基板近傍に導入す
る原料ガスを増やした以外は上記の実施例2−1と同様
にして第4表に示す条件でマイクロ波プラズマCVD装
置により基板上にホウ素をドープしたp型アモルファス
シリコン薄膜を形成したが、放電は5分間で中断し、長
時間連続して半導体薄膜を形成することはできなかっ
た。
ガスを吹き付けないようにし、その分基板近傍に導入す
る原料ガスを増やした以外は上記の実施例2−1と同様
にして第4表に示す条件でマイクロ波プラズマCVD装
置により基板上にホウ素をドープしたp型アモルファス
シリコン薄膜を形成したが、放電は5分間で中断し、長
時間連続して半導体薄膜を形成することはできなかっ
た。
【0129】[比較例2−3]マイクロ波導入窓へ吹き
付けるガスをH2に変え、流量を10倍にした以外は実
施例2−1と同様にして第4表に示す条件でマイクロ波
プラズマCVD装置により基板上にホウ素をドープした
p型アモルファスシリコン薄膜を形成したが、放電は5
分間で中断し、長時間連続して半導体薄膜を形成するこ
とはできなかった。
付けるガスをH2に変え、流量を10倍にした以外は実
施例2−1と同様にして第4表に示す条件でマイクロ波
プラズマCVD装置により基板上にホウ素をドープした
p型アモルファスシリコン薄膜を形成したが、放電は5
分間で中断し、長時間連続して半導体薄膜を形成するこ
とはできなかった。
【0130】また、成膜室内を実施例2−1と同じ圧力
に保つには排気装置の排気能力を約2倍高めなくてはな
らなかった。
に保つには排気装置の排気能力を約2倍高めなくてはな
らなかった。
【0131】[比較例2−4]マイクロ波導入窓へ吹き
付ける原料ガスに不純物元素を含有させた以外は実施例
1と同様にして第4表に示す条件でマイクロ波プラズマ
CVD装置により基板上にホウ素をドープしたp型アモ
ルファスシリコン薄膜を形成したが、放電は10分間で
中断し、長時間連続して半導体薄膜を形成することはで
きなかった。
付ける原料ガスに不純物元素を含有させた以外は実施例
1と同様にして第4表に示す条件でマイクロ波プラズマ
CVD装置により基板上にホウ素をドープしたp型アモ
ルファスシリコン薄膜を形成したが、放電は10分間で
中断し、長時間連続して半導体薄膜を形成することはで
きなかった。
【0132】[実施例2−2]基板近傍に導入する原料
ガスとマイクロ波導入窓に吹き付ける原料ガスを第5表
に示すように変えた以外は実施例1と同様にして本発明
のマイクロ波プラズマCVD装置により基板上に不純物
としてリンをドープしたn型アモルファス炭化シリコン
薄膜を形成した。
ガスとマイクロ波導入窓に吹き付ける原料ガスを第5表
に示すように変えた以外は実施例1と同様にして本発明
のマイクロ波プラズマCVD装置により基板上に不純物
としてリンをドープしたn型アモルファス炭化シリコン
薄膜を形成した。
【0133】なお、半導体膜形成前にはマイクロ波導入
窓表面には膜は付着しておらず、半導体膜形成条件は第
5表に示す通りであった。
窓表面には膜は付着しておらず、半導体膜形成条件は第
5表に示す通りであった。
【0134】放電は151分間続けられ、リンをドープ
したn型アモルファス炭化シリコン薄膜を長時間連続し
て形成することができた。
したn型アモルファス炭化シリコン薄膜を長時間連続し
て形成することができた。
【0135】
【表5】 [比較例2−5]マイクロ波導入窓へ吹き付けるガスを
Arに変えた以外は実施例2−2と同様にして第5表に
示す条件でマイクロ波プラズマCVD装置により基板上
にリンをドープしたn型アモルファス炭化シリコン薄膜
を形成したが、放電は15分間で中断し、長時間連続し
て半導体薄膜を形成することはできなかった。
Arに変えた以外は実施例2−2と同様にして第5表に
示す条件でマイクロ波プラズマCVD装置により基板上
にリンをドープしたn型アモルファス炭化シリコン薄膜
を形成したが、放電は15分間で中断し、長時間連続し
て半導体薄膜を形成することはできなかった。
【0136】[実施例2−3]基板近傍に導入する原料
ガスとマイクロ波導入窓へ吹き付ける原料ガスを第6表
に示すように変えた以外は実施例2−1と同様にして本
発明の第2の構成によるマイクロ波プラズマCVD装置
により基板上にホウ素をドープしたp型アモルファスシ
リコン薄膜を形成した。
ガスとマイクロ波導入窓へ吹き付ける原料ガスを第6表
に示すように変えた以外は実施例2−1と同様にして本
発明の第2の構成によるマイクロ波プラズマCVD装置
により基板上にホウ素をドープしたp型アモルファスシ
リコン薄膜を形成した。
【0137】なお、半導体膜形成前にはマイクロ波導入
窓表面に膜は付着しておらず、半導体膜形成条件は第6
表に示す通りであった。
窓表面に膜は付着しておらず、半導体膜形成条件は第6
表に示す通りであった。
【0138】放電は72分間続けられ、ホウ素をドープ
したp型アモルファスシリコンゲルマニウム薄膜を長時
間連続して形成することができた。
したp型アモルファスシリコンゲルマニウム薄膜を長時
間連続して形成することができた。
【0139】
【表6】 [比較例2−6]マイクロ波導入窓へ吹き付けるガスを
Heに変えた以外は実施例2−3と同様にして第6表に
示す条件でマイクロ波プラズマCVD装置により基板上
にホウ素をドープしたp型アモルファスシリコンゲルマ
ニウム薄膜を形成したが、放電は4分間で中断し、長時
間連続して半導体薄膜を形成することはできなかった。
Heに変えた以外は実施例2−3と同様にして第6表に
示す条件でマイクロ波プラズマCVD装置により基板上
にホウ素をドープしたp型アモルファスシリコンゲルマ
ニウム薄膜を形成したが、放電は4分間で中断し、長時
間連続して半導体薄膜を形成することはできなかった。
【0140】次に、本発明の第3の構成による実施例に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0141】本発明の第3の構成は、並設された複数の
マイクロ波電力投入手段を有するマイクロ波プラズマC
VD装置において、隣り合うマイクロ波電力投入手段中
のマイクロ波の電界方向を放電前後で変えて成膜するこ
とを特徴とする。
マイクロ波電力投入手段を有するマイクロ波プラズマC
VD装置において、隣り合うマイクロ波電力投入手段中
のマイクロ波の電界方向を放電前後で変えて成膜するこ
とを特徴とする。
【0142】上記の装置においては、放電を生起させる
前は、マイクロ波電力投入手段により導入されるマイク
ロ波が隣接するマイクロ波電力投入手段に受信されない
ように電界方向を直交させてマイクロ波電力投入手段を
配置する。
前は、マイクロ波電力投入手段により導入されるマイク
ロ波が隣接するマイクロ波電力投入手段に受信されない
ように電界方向を直交させてマイクロ波電力投入手段を
配置する。
【0143】また、成膜室に導入されるマイクロ波の電
界方向を放電後に平行にする手段を有する。
界方向を放電後に平行にする手段を有する。
【0144】さらに、導入されるマイクロ波の電界方向
を変える手段がファラデー効果を利用したものである。
を変える手段がファラデー効果を利用したものである。
【0145】本実施例において使用されるマイクロ波プ
ラズマCVD装置は、基体に堆積膜を形成させる成膜室
を有する。成膜室は、基体をその一部として導電性の壁
面で形成されている。基体は、少なくとも一方の面に導
電性処理が施された帯状基板であるか、または、ホルダ
ーに固定された複数のSiウェハ、ガラス、ステンレス
小片であっても良い。成膜室には複数のアプリケーター
が配置され、該アプリケーターに接続された導波管によ
り装置外部のマイクロ波電源からマイクロ波電力が供給
できる。アプリケーターの先端には、マイクロ波電力を
成膜空間に透過し、導入するマイクロ波透過性部材が配
設されている。
ラズマCVD装置は、基体に堆積膜を形成させる成膜室
を有する。成膜室は、基体をその一部として導電性の壁
面で形成されている。基体は、少なくとも一方の面に導
電性処理が施された帯状基板であるか、または、ホルダ
ーに固定された複数のSiウェハ、ガラス、ステンレス
小片であっても良い。成膜室には複数のアプリケーター
が配置され、該アプリケーターに接続された導波管によ
り装置外部のマイクロ波電源からマイクロ波電力が供給
できる。アプリケーターの先端には、マイクロ波電力を
成膜空間に透過し、導入するマイクロ波透過性部材が配
設されている。
【0146】アプリケーターは、基体と平行に配置さ
れ、該アプリケーターからマイクロ波が該基体と平行に
導入される。
れ、該アプリケーターからマイクロ波が該基体と平行に
導入される。
【0147】成膜室には、装置外部から原料ガスを導入
する手段およびガスを排気する手段を有し、該成膜室は
減圧に維持することが可能である。帯状基板は連続して
移動し、成膜室に供給され、堆積膜が形成されるもので
ある。
する手段およびガスを排気する手段を有し、該成膜室は
減圧に維持することが可能である。帯状基板は連続して
移動し、成膜室に供給され、堆積膜が形成されるもので
ある。
【0148】以下、本発明者らが本発明の第3の構成を
完成させるにあたって行った実験について詳しく説明す
る。
完成させるにあたって行った実験について詳しく説明す
る。
【0149】[実験手順3−1]複数のアプリケーター
によるプラズマの生起条件および放電の安定度について
種々の実験を行ったので、以下に説明する。
によるプラズマの生起条件および放電の安定度について
種々の実験を行ったので、以下に説明する。
【0150】本実験は図9に示す装置を用いて行った。
【0151】成膜室910の大きさは、帯状基板911
の搬送方向の長さが1500mm、奥行きは200m
m、高さは150mmである。アプリケーター904〜
906は搬送方向に200〜300mm可変間隔で3
台、マイクロ波が帯状基板に平行に導入されるように一
方の側面に配置されている。アプリケーターは、内径φ
100mm、長さ150mmの円筒導波管で、先端には
マイクロ波透過性部材を配して、成膜室との間で真空隔
離を行う(成膜室側減圧、アプリケーター内大気圧)。
マイクロ波はマイクロ波発振機3台から各アプリケータ
ーに円形H11モードで伝播供給され、先端のマイクロ波
透過性部材から成膜室910に導入される。成膜室91
0に導入されるマイクロ波の電界方向は(すなわち偏波
面は)、アプリケーター904〜906にそれぞれ接続
された方形導波管901〜903の取り付け角度によっ
て調整することができる。各アプリケーターから導入さ
れるマイクロ波の電界方向907〜909の相対角度を
説明する為に図示した通りに角度θ1,θ2,θ3を設定
した。
の搬送方向の長さが1500mm、奥行きは200m
m、高さは150mmである。アプリケーター904〜
906は搬送方向に200〜300mm可変間隔で3
台、マイクロ波が帯状基板に平行に導入されるように一
方の側面に配置されている。アプリケーターは、内径φ
100mm、長さ150mmの円筒導波管で、先端には
マイクロ波透過性部材を配して、成膜室との間で真空隔
離を行う(成膜室側減圧、アプリケーター内大気圧)。
マイクロ波はマイクロ波発振機3台から各アプリケータ
ーに円形H11モードで伝播供給され、先端のマイクロ波
透過性部材から成膜室910に導入される。成膜室91
0に導入されるマイクロ波の電界方向は(すなわち偏波
面は)、アプリケーター904〜906にそれぞれ接続
された方形導波管901〜903の取り付け角度によっ
て調整することができる。各アプリケーターから導入さ
れるマイクロ波の電界方向907〜909の相対角度を
説明する為に図示した通りに角度θ1,θ2,θ3を設定
した。
【0152】なお、実験に使用したマイクロ波発振機に
は周波数2.45GHz、低リップル連続発振式出力で
最大出力が3kWおよび1.5kWのものを使用した。
は周波数2.45GHz、低リップル連続発振式出力で
最大出力が3kWおよび1.5kWのものを使用した。
【0153】成膜室910には不図示のガス供給手段に
より原料ガスが成膜室に一様に分布する様に供給され
る。また、φ5mmの多数の小開口を有する排気ボード
912を介して成膜室910内のガスは排気ポンプ(不
図示)の方向に排気される。
より原料ガスが成膜室に一様に分布する様に供給され
る。また、φ5mmの多数の小開口を有する排気ボード
912を介して成膜室910内のガスは排気ポンプ(不
図示)の方向に排気される。
【0154】成膜室の圧力は成膜室と排気ポンプの間に
設置されたコンダクタンスバルブの開口率を変えて調整
する事ができる。
設置されたコンダクタンスバルブの開口率を変えて調整
する事ができる。
【0155】[実験例3−1]第7表・第8表に示す通
り、成膜室へのガス導入量、ガス種、圧力を種々設定し
て、さらに導入されるマイクロ波の電界方向の相対角度
を種々設定して放電生起電力、放電安定性、およびアプ
リケーター3台ともに放電が維持できる最小の電力(放
電維持電力)を調べた。
り、成膜室へのガス導入量、ガス種、圧力を種々設定し
て、さらに導入されるマイクロ波の電界方向の相対角度
を種々設定して放電生起電力、放電安定性、およびアプ
リケーター3台ともに放電が維持できる最小の電力(放
電維持電力)を調べた。
【0156】
【表7】
【0157】
【表8】 第7表・第8表に示す通り、成膜空間へのガス導入量、
ガス種、圧力を種々設定して、さらに放射されるマイク
ロ波の電界方向の相対角度を種々設定して放電生起電
力、放電安定性、およびアプリケーター3台ともに放電
が維持できる最小の電力(放電維持電力)を調べた。
ガス種、圧力を種々設定して、さらに放射されるマイク
ロ波の電界方向の相対角度を種々設定して放電生起電
力、放電安定性、およびアプリケーター3台ともに放電
が維持できる最小の電力(放電維持電力)を調べた。
【0158】(結果)第7表・第8表に示す通り、放電
生起電力は、隣接するアプリケーターから導入されるマ
イクロ波の電界方向が平行な条件(1,7,9,10,
12,14,24)では放電生起電力は高く放電の生起
しない場合もあった。電界方向が交互に垂直である条件
(4,5,8,11,13,15〜23)では放電生起
電力が低いことがわかった。放電生起後の放電安定性お
よび放電維持電力は、電界方向が互いに平行であっても
垂直であっても、差異なく良好であった。
生起電力は、隣接するアプリケーターから導入されるマ
イクロ波の電界方向が平行な条件(1,7,9,10,
12,14,24)では放電生起電力は高く放電の生起
しない場合もあった。電界方向が交互に垂直である条件
(4,5,8,11,13,15〜23)では放電生起
電力が低いことがわかった。放電生起後の放電安定性お
よび放電維持電力は、電界方向が互いに平行であっても
垂直であっても、差異なく良好であった。
【0159】放電生起後はマイクロ波の電界方向にかか
わらず、マイクロ波は他のアプリケーターに受信されな
かった。
わらず、マイクロ波は他のアプリケーターに受信されな
かった。
【0160】[実験例3−2]実験の条件からいくつか
を抜粋して、アモルファスシリコン膜を堆積し、大面積
成膜での膜厚分布、および膜質分布を調べた。
を抜粋して、アモルファスシリコン膜を堆積し、大面積
成膜での膜厚分布、および膜質分布を調べた。
【0161】成膜面積は、アプリケーターの並び方向に
800(mm)(センタ振り分け)、マイクロ波導入方
向に200(mm)、すなわち80(cm)×20(c
m)=1600(cm2)である。1インチ角石英ガラ
ス、およびφ1インチシリコンウェハを基体として使用
しホルダーに固定して並べた。
800(mm)(センタ振り分け)、マイクロ波導入方
向に200(mm)、すなわち80(cm)×20(c
m)=1600(cm2)である。1インチ角石英ガラ
ス、およびφ1インチシリコンウェハを基体として使用
しホルダーに固定して並べた。
【0162】膜厚分布は針圧式段差計を使用して測定し
た。
た。
【0163】膜厚分布は暗導電率、ημτ積(η量子効
率,μ電子易動度,τ電子の寿命)および活性化エネル
ギー、および赤外線吸収分光スペクトルのSi−Hピー
クから計算した水素濃度によって評価した。
率,μ電子易動度,τ電子の寿命)および活性化エネル
ギー、および赤外線吸収分光スペクトルのSi−Hピー
クから計算した水素濃度によって評価した。
【0164】(結果)第9表にその結果を示す。
【0165】
【表9】 成膜室に導入されるマイクロ波の電界方向が互いに平行
になっている場合には、成膜面積全体にわたって均質な
堆積膜が得られることがわかった。
になっている場合には、成膜面積全体にわたって均質な
堆積膜が得られることがわかった。
【0166】実験例3−1,および実験例3−2より放
電生起時にはマイクロ波電界方向が交互に直角である
事、成膜時には、マイクロ波電界方向が平行になってい
る事が望ましいという事がわかった。
電生起時にはマイクロ波電界方向が交互に直角である
事、成膜時には、マイクロ波電界方向が平行になってい
る事が望ましいという事がわかった。
【0167】本実施例において使用するマイクロ波の電
界方向を変える手段(偏波面回転機構)はファラデー効
果を用いて偏波面(つまり電界方向)を回転させる機構
(以後、偏波面回転器と称す)である。
界方向を変える手段(偏波面回転機構)はファラデー効
果を用いて偏波面(つまり電界方向)を回転させる機構
(以後、偏波面回転器と称す)である。
【0168】本実施例においては、ファラデー効果を生
じさせるための構成として、磁性体としてフェライトを
用い、フェライトに直流磁界を加えるた際に、フェライ
ト中を伝播した電磁波の偏波面が回転する現象を用いて
いる。
じさせるための構成として、磁性体としてフェライトを
用い、フェライトに直流磁界を加えるた際に、フェライ
ト中を伝播した電磁波の偏波面が回転する現象を用いて
いる。
【0169】図10は本発明の第3の構成の実施例にお
いて使用する偏波面回転器1003の内部を示す説明図
である。以下にその構成および作用について説明する。
いて使用する偏波面回転器1003の内部を示す説明図
である。以下にその構成および作用について説明する。
【0170】円筒導波管1002(φ100mm)に、
周波数2.45GHzのマイクロ波を矩形導波管100
1(WJA−2:JIS規格)から導入する。マイクロ
波は矩形導波管1001および円筒導波管1002を方
形H01モードから円形H11モードに変換されて伝搬す
る。偏波面回転器1003は円筒導波管1002の中心
軸に沿って設置されるもので、円筒導波管1002の中
心軸に沿って、その内壁に固定されるフェライト製の円
柱1004と、円筒導波管1002の外周を覆ったコイ
ル1006によって構成されている。コイル1006に
通電すると円筒導波管1002内に、図面手前から奥へ
直流磁界が誘起される。矩形導波管1001から円筒導
波管1002に進行するマイクロ波(Z軸正方向に進行
する波)も反対方向に進行するマイクロ波(Z軸負方向
に進行する波)も、フェライト性の円柱1004を通過
すると、その偏波面は直流磁界の方向に向かって右回り
に同じ回転角だけ回転する。
周波数2.45GHzのマイクロ波を矩形導波管100
1(WJA−2:JIS規格)から導入する。マイクロ
波は矩形導波管1001および円筒導波管1002を方
形H01モードから円形H11モードに変換されて伝搬す
る。偏波面回転器1003は円筒導波管1002の中心
軸に沿って設置されるもので、円筒導波管1002の中
心軸に沿って、その内壁に固定されるフェライト製の円
柱1004と、円筒導波管1002の外周を覆ったコイ
ル1006によって構成されている。コイル1006に
通電すると円筒導波管1002内に、図面手前から奥へ
直流磁界が誘起される。矩形導波管1001から円筒導
波管1002に進行するマイクロ波(Z軸正方向に進行
する波)も反対方向に進行するマイクロ波(Z軸負方向
に進行する波)も、フェライト性の円柱1004を通過
すると、その偏波面は直流磁界の方向に向かって右回り
に同じ回転角だけ回転する。
【0171】回転角θは、 θ≒−1/2・(εμ)1/2・μ0γeM0l ε :フェライトの誘電率 μ :フェライトの透磁率 μ0:真空の透磁率 γe:回転磁気比 M0:フェライト内の直流磁界による飽和磁化 l :フェライトの長さ で表わされる。
【0172】回転角θが45°になる様に偏波面回転器
を設計すると、電界方向がx軸に平行でZ軸正方向に進
行するマイクロ波は偏波面が45°回転して円筒導波管
を進む。電界方向がx軸に平行でZ軸負方向に円筒導波
管から進むマイクロ波も偏波面が45°回転するが、電
界方向が矩形導波管の幅広の方向と直角になり、導波管
の遮断周波数以下となり、マイクロ波は矩形導波管中を
マイクロ波発振機(不図示)に向って伝搬することがで
きなくなるものである。
を設計すると、電界方向がx軸に平行でZ軸正方向に進
行するマイクロ波は偏波面が45°回転して円筒導波管
を進む。電界方向がx軸に平行でZ軸負方向に円筒導波
管から進むマイクロ波も偏波面が45°回転するが、電
界方向が矩形導波管の幅広の方向と直角になり、導波管
の遮断周波数以下となり、マイクロ波は矩形導波管中を
マイクロ波発振機(不図示)に向って伝搬することがで
きなくなるものである。
【0173】[実施例3−1]図11に示す本発明の第
3の構成のマイクロ波プラズマCVD装置を使ってアモ
ルファスシリコン膜を作成した。
3の構成のマイクロ波プラズマCVD装置を使ってアモ
ルファスシリコン膜を作成した。
【0174】1101は成膜室1121を形成する外周
壁、1102は帯状基板(幅を15cmとする)、11
03は搬送方向L、1104はガス供給手段1105に
よって原料ガス1106を放出するガス放出口、110
7はガスの排気口、1108は排気方向を示す。成膜室
1121の寸法は帯状基板搬送方向に45cm、帯状基
板幅方向に16cm、上下14cmである。1111
a,1111bは帯状基板搬送方向に中心間距離25c
mで配置されたアプリケーター、1112はマイクロ波
透過性部材(φ106mm)、1113はフェライト、
1114はコイル、1115はマイクロ波導入方向、1
116,1117はアプリケーターに供給される時点で
のマイクロ波電界方向、1118,1119はアプリケ
ーター1111aによって成膜室に導入されるマイクロ
波の電界方向を示す。
壁、1102は帯状基板(幅を15cmとする)、11
03は搬送方向L、1104はガス供給手段1105に
よって原料ガス1106を放出するガス放出口、110
7はガスの排気口、1108は排気方向を示す。成膜室
1121の寸法は帯状基板搬送方向に45cm、帯状基
板幅方向に16cm、上下14cmである。1111
a,1111bは帯状基板搬送方向に中心間距離25c
mで配置されたアプリケーター、1112はマイクロ波
透過性部材(φ106mm)、1113はフェライト、
1114はコイル、1115はマイクロ波導入方向、1
116,1117はアプリケーターに供給される時点で
のマイクロ波電界方向、1118,1119はアプリケ
ーター1111aによって成膜室に導入されるマイクロ
波の電界方向を示す。
【0175】アモルファスシリコン堆積膜の作成は以下
の手順で行なった。成膜室にSiH 4400sccm,
H2400sccmを導入し、圧力を6mTorrとし
た。帯状基板は静止させておく、次に2台のマイクロ波
発振機(不図示)からアプリケーター1111a,11
11bにそれぞれマイクロ波電力を投入した。この時、
アプリケーター1111aのコイルを通電させてアプリ
ケーター1111aのを伝搬するマイクロ波の偏波面を
45度回転させて、アプリケーター1111aとアプリ
ケーター1111bから成膜室に導入されるマイクロ波
の電界方向のなす角度を90°とした。次にマイクロ波
電源から発振出力されるマイクロ波電力を増加させて放
電を生起させた。放電は各マイクロ波供給電力450W
で生起した。
の手順で行なった。成膜室にSiH 4400sccm,
H2400sccmを導入し、圧力を6mTorrとし
た。帯状基板は静止させておく、次に2台のマイクロ波
発振機(不図示)からアプリケーター1111a,11
11bにそれぞれマイクロ波電力を投入した。この時、
アプリケーター1111aのコイルを通電させてアプリ
ケーター1111aのを伝搬するマイクロ波の偏波面を
45度回転させて、アプリケーター1111aとアプリ
ケーター1111bから成膜室に導入されるマイクロ波
の電界方向のなす角度を90°とした。次にマイクロ波
電源から発振出力されるマイクロ波電力を増加させて放
電を生起させた。放電は各マイクロ波供給電力450W
で生起した。
【0176】放電生起後、アプリケーター1111aの
コイルの通電を逆方向にしてアプリケーター1111a
から成膜室に導入されるマイクロ波の電界方向を上記と
逆方向に90°回転させて、アプリケーター1111b
から成膜空間に放射される方向と平行にした。帯状基板
の移動を開始し、マイクロ波電力を各400Wに調整し
て、連続成膜を開始した。成膜中の放電は安定したもの
であった。帯状基板に堆積したアモルファスシリコン膜
の特性は、暗導電率1〜2×10-10(Ω-1cm-1),
6〜8×10-6(Ω-1cm-1),膜厚1.4μmのもの
が得られた。
コイルの通電を逆方向にしてアプリケーター1111a
から成膜室に導入されるマイクロ波の電界方向を上記と
逆方向に90°回転させて、アプリケーター1111b
から成膜空間に放射される方向と平行にした。帯状基板
の移動を開始し、マイクロ波電力を各400Wに調整し
て、連続成膜を開始した。成膜中の放電は安定したもの
であった。帯状基板に堆積したアモルファスシリコン膜
の特性は、暗導電率1〜2×10-10(Ω-1cm-1),
6〜8×10-6(Ω-1cm-1),膜厚1.4μmのもの
が得られた。
【0177】[実施例3−2]図12に示す実施例にお
いては、成膜室1205にマイクロ波を導入するアプリ
ケーターの数が3台以上(4台)設けられている。
いては、成膜室1205にマイクロ波を導入するアプリ
ケーターの数が3台以上(4台)設けられている。
【0178】本実施例においては、偏波面回転機が設置
されたアプリケーター1201,1203と偏波面回転
機を具備しない通常のアプリケーター1202,120
4が1つおきに取り付けられている。この他の構成は図
11に示した実施例とほぼ同様であるために説明は省略
する。
されたアプリケーター1201,1203と偏波面回転
機を具備しない通常のアプリケーター1202,120
4が1つおきに取り付けられている。この他の構成は図
11に示した実施例とほぼ同様であるために説明は省略
する。
【0179】本実施例では放電生起時に、アプリケータ
ー1201,1203のマイクロ波の電界方向を制御す
ることで、隣接したアプリケーターのマイクロ波の電界
方向を互いに直交させている。これにより、マイクロ波
の干渉を最小限にして放電を生起することができた。放
電生起後は、アプリケーター1201,1203の偏波
面を回転させて、各アプリケーターから成膜室1205
に導入される電界方向をそろえることにより大面積にわ
たって安定な放電、均一な成膜を行なうことができた。
[実施例3−3]図13に示す実施例においては、成
膜室1301にマイクロ波を導入するアプリケーターが
8個設けられている。
ー1201,1203のマイクロ波の電界方向を制御す
ることで、隣接したアプリケーターのマイクロ波の電界
方向を互いに直交させている。これにより、マイクロ波
の干渉を最小限にして放電を生起することができた。放
電生起後は、アプリケーター1201,1203の偏波
面を回転させて、各アプリケーターから成膜室1205
に導入される電界方向をそろえることにより大面積にわ
たって安定な放電、均一な成膜を行なうことができた。
[実施例3−3]図13に示す実施例においては、成
膜室1301にマイクロ波を導入するアプリケーターが
8個設けられている。
【0180】上記の8個のアプリケーターのうち、アプ
リケーター1302〜1305には偏波面回転機が設け
られたものが用いられ、アプリケーター1306〜13
09には偏波面回転機を具備しない通常のものが用いら
れている。アプリケーター1302〜1305とアプリ
ケーター1306〜1309のそれぞれは成膜室130
1を挟んで対向し、かつ、平行に設けられている。ま
た、横並びには偏波面回転機を備えたアプリケーターが
1つおきとなるように配置されている。成膜室1301
にはガスパイプを兼ねた直流バイアスや高周波バイアス
をかけるためのバイアス電極1310が対向するアプリ
ケーターの間にそれぞれ設けられている。この他の構成
は図11に示した実施例とほぼ同様であるために説明は
省略する。
リケーター1302〜1305には偏波面回転機が設け
られたものが用いられ、アプリケーター1306〜13
09には偏波面回転機を具備しない通常のものが用いら
れている。アプリケーター1302〜1305とアプリ
ケーター1306〜1309のそれぞれは成膜室130
1を挟んで対向し、かつ、平行に設けられている。ま
た、横並びには偏波面回転機を備えたアプリケーターが
1つおきとなるように配置されている。成膜室1301
にはガスパイプを兼ねた直流バイアスや高周波バイアス
をかけるためのバイアス電極1310が対向するアプリ
ケーターの間にそれぞれ設けられている。この他の構成
は図11に示した実施例とほぼ同様であるために説明は
省略する。
【0181】本実施例において、放電を生起する時には
対向するアプリケーターから導入されるマイクロ波の電
界方向が直角(90°)に交差し、かつ、横並びに隣接
するアプリケーターから導入されるマイクロ波の電界方
向も相互に直角にすることでマイクロ波の干渉を最小限
にして放電を生起することができた。放電生起後は、大
面積にわたって高品位な膜質が得られる様にマイクロ波
の電界方向を偏波面回転機によって制御して成膜を行な
った。
対向するアプリケーターから導入されるマイクロ波の電
界方向が直角(90°)に交差し、かつ、横並びに隣接
するアプリケーターから導入されるマイクロ波の電界方
向も相互に直角にすることでマイクロ波の干渉を最小限
にして放電を生起することができた。放電生起後は、大
面積にわたって高品位な膜質が得られる様にマイクロ波
の電界方向を偏波面回転機によって制御して成膜を行な
った。
【0182】本実施例においても、マイクロ波の干渉を
最小限にして放電を生起することができ、また、大面積
にわたって安定な放電、均一な成膜を行なうことができ
た。次に、本発明の第4の構成による実施例について説
明する。
最小限にして放電を生起することができ、また、大面積
にわたって安定な放電、均一な成膜を行なうことができ
た。次に、本発明の第4の構成による実施例について説
明する。
【0183】本発明の第4の構成は、帯状基板を成膜室
の1壁面として、四角柱状の成膜室を形成し、帯状基板
の搬送方向(方向Lと略記)とマイクロ波の進行方向と
が平行になるようにマイクロ波電力投入手段(以後アプ
リケーターと略記する)を配置し、さらに、成膜室に原
料ガスを導入し、成膜室の圧力を所定の減圧下に保持
し、アプリケーターよりマイクロ波電力を投入すると、
成膜室において方向Lにほぼ所望の密度分布を持ったプ
ラズマを生起し得るという知見を得た。
の1壁面として、四角柱状の成膜室を形成し、帯状基板
の搬送方向(方向Lと略記)とマイクロ波の進行方向と
が平行になるようにマイクロ波電力投入手段(以後アプ
リケーターと略記する)を配置し、さらに、成膜室に原
料ガスを導入し、成膜室の圧力を所定の減圧下に保持
し、アプリケーターよりマイクロ波電力を投入すると、
成膜室において方向Lにほぼ所望の密度分布を持ったプ
ラズマを生起し得るという知見を得た。
【0184】本発明の第4の構成は、上述の知見に基づ
きさらに検討を重ねた結果完成に至ったものであり、下
述するところを骨子とするロール・ツウ・ロール方式の
マイクロ波プラズマCVD装置である。
きさらに検討を重ねた結果完成に至ったものであり、下
述するところを骨子とするロール・ツウ・ロール方式の
マイクロ波プラズマCVD装置である。
【0185】本発明の装置は、次のとおりのものであ
る。即ち、長手方向に帯状基板を連続的に移動させなが
ら、移動する帯状基板を一壁面とする四角柱状の成膜室
を形成し、該成膜室に組成の異なる少なくとも2種以上
の原料ガスを別々に導入し、同時に、アプリケーターよ
り、マイクロ波電力を投入して成膜室にプラズマを生起
させ、プラズマに曝される帯状基板の表面上に組成制御
された堆積膜を形成するロール・ツウ・ロール方式のマ
イクロ波プラズマCVD装置である。
る。即ち、長手方向に帯状基板を連続的に移動させなが
ら、移動する帯状基板を一壁面とする四角柱状の成膜室
を形成し、該成膜室に組成の異なる少なくとも2種以上
の原料ガスを別々に導入し、同時に、アプリケーターよ
り、マイクロ波電力を投入して成膜室にプラズマを生起
させ、プラズマに曝される帯状基板の表面上に組成制御
された堆積膜を形成するロール・ツウ・ロール方式のマ
イクロ波プラズマCVD装置である。
【0186】本発明の上記の装置においては、帯状基板
は、四角柱状に形成される成膜室の一壁面を成す様にさ
れる。そして帯状基板以外の前記成膜室の壁面は導電性
材(たとえばアルミニウム、ステンレス)によって構成
される。
は、四角柱状に形成される成膜室の一壁面を成す様にさ
れる。そして帯状基板以外の前記成膜室の壁面は導電性
材(たとえばアルミニウム、ステンレス)によって構成
される。
【0187】もちろん、成膜室の形状は、アプリケータ
ーが設置され帯状基板が一壁面となる要件を満足する柱
状のものであれば限定されない。
ーが設置され帯状基板が一壁面となる要件を満足する柱
状のものであれば限定されない。
【0188】前記成膜室の方向Lを法線とする両端面の
うち、片側または両側から貫入して配置される、少なく
とも1つ以上のアプリケーターを介して、マイクロ波電
力を成膜室に投入する。
うち、片側または両側から貫入して配置される、少なく
とも1つ以上のアプリケーターを介して、マイクロ波電
力を成膜室に投入する。
【0189】また、該マイクロ波電力は、成膜室とアプ
リケーターとの間に設けられたマイクロ波透過性部材を
介して成膜室に投入する。
リケーターとの間に設けられたマイクロ波透過性部材を
介して成膜室に投入する。
【0190】マイクロ波透過性部材には接触させない範
囲で、アプリケーターを方向Lとほぼ平行に(すなわち
帯状基板の幅方向とほぼ直角となるように)近接させて
配設し、四角柱状の成膜室にマイクロ波電力を投入す
る。
囲で、アプリケーターを方向Lとほぼ平行に(すなわち
帯状基板の幅方向とほぼ直角となるように)近接させて
配設し、四角柱状の成膜室にマイクロ波電力を投入す
る。
【0191】アプリケーターからは、方向Lの成膜室の
長さにわたって所望の電力密度分布でマイクロ波電力を
投入する。
長さにわたって所望の電力密度分布でマイクロ波電力を
投入する。
【0192】アプリケーターからは、方向Lの成膜室の
長さにわたって、組成分布をもたせる為に所望の電力密
度分布でマイクロ波電力を投入する。
長さにわたって、組成分布をもたせる為に所望の電力密
度分布でマイクロ波電力を投入する。
【0193】アプリケーターは、マイクロ波透過性部材
を介して、成膜室に生起するプラズマから分離させる。
を介して、成膜室に生起するプラズマから分離させる。
【0194】本発明の上記の装置において、四角柱状の
成膜室に投入されたマイクロ波電力は、成膜室外へ漏洩
させないようにする。
成膜室に投入されたマイクロ波電力は、成膜室外へ漏洩
させないようにする。
【0195】本発明の装置において、帯状基板と平行に
向い合った成膜室の壁面に設けられた開口から、成膜室
に導入したガスを排気する。
向い合った成膜室の壁面に設けられた開口から、成膜室
に導入したガスを排気する。
【0196】本発明の上記の装置において、成膜室へ堆
積膜形成用原料ガスを導入させる場合、ガス供給手段か
ら放出される堆積膜形成用原料ガスは、帯状基板の幅方
向に均一に、かつ、該ガス供給手段に近接する帯状基板
に向けて一方向に放出されることが望ましい。そして、
ガス供給手段は、各々帯状基板に平行に配設するように
する。ガス供給手段は、堆積膜形成用原料ガスが確実に
励起、分解されるように四角柱状の成膜室に含まれる様
に配設されるのが望ましい。また、堆積膜に所望の組成
分布をもたせる為、該ガス供給手段の配置を適宜調整す
ることが望ましい。
積膜形成用原料ガスを導入させる場合、ガス供給手段か
ら放出される堆積膜形成用原料ガスは、帯状基板の幅方
向に均一に、かつ、該ガス供給手段に近接する帯状基板
に向けて一方向に放出されることが望ましい。そして、
ガス供給手段は、各々帯状基板に平行に配設するように
する。ガス供給手段は、堆積膜形成用原料ガスが確実に
励起、分解されるように四角柱状の成膜室に含まれる様
に配設されるのが望ましい。また、堆積膜に所望の組成
分布をもたせる為、該ガス供給手段の配置を適宜調整す
ることが望ましい。
【0197】本発明の上記の装置によって形成される機
能性堆積膜としては、SiGe,SiC,GeC,Si
Sn,GeSn,SnC等所謂IV族半導体薄膜、GaA
s,GaP,GaSb,InP,InAs等所謂III−
V族化合物半導体薄膜、ZnSe,ZnS,ZnTe,
CdS,CdSe,CdTe等所謂II−VI族化合物半導
体薄膜、CuAlS2,CuAlSe2,CuAlT
e2,CuInS2,CuInSe2,CuInTe2,C
uGaS2,CuGaSe2,CuGaTe2,AgIn
Se2,AgInTe2等所謂I−III−VI族化合物半導
体薄膜、ZnSiP2,ZnGeAs2,CdSiA
s2,CdSnP2等所謂II−IV−V族化合物半導体薄
膜、Cu2O,TiO2,In2O3,SnO2,ZnO,
CdO,Bi2O3,CdSnO4等所謂酸化物半導体薄
膜、およびこれらの半導体を価電子制御する為に、価電
子制御元素を含有させたものを挙げることが出来る。ま
た、Si,Ge,C等所謂IV族半導体薄膜に価電子制御
元素を含有させたものを挙げることができる。勿論a−
Si:H,a−Si:H:F等非晶質半導体において、
水素および/またはフッ素含有量を変化させたものであ
っても良い。
能性堆積膜としては、SiGe,SiC,GeC,Si
Sn,GeSn,SnC等所謂IV族半導体薄膜、GaA
s,GaP,GaSb,InP,InAs等所謂III−
V族化合物半導体薄膜、ZnSe,ZnS,ZnTe,
CdS,CdSe,CdTe等所謂II−VI族化合物半導
体薄膜、CuAlS2,CuAlSe2,CuAlT
e2,CuInS2,CuInSe2,CuInTe2,C
uGaS2,CuGaSe2,CuGaTe2,AgIn
Se2,AgInTe2等所謂I−III−VI族化合物半導
体薄膜、ZnSiP2,ZnGeAs2,CdSiA
s2,CdSnP2等所謂II−IV−V族化合物半導体薄
膜、Cu2O,TiO2,In2O3,SnO2,ZnO,
CdO,Bi2O3,CdSnO4等所謂酸化物半導体薄
膜、およびこれらの半導体を価電子制御する為に、価電
子制御元素を含有させたものを挙げることが出来る。ま
た、Si,Ge,C等所謂IV族半導体薄膜に価電子制御
元素を含有させたものを挙げることができる。勿論a−
Si:H,a−Si:H:F等非晶質半導体において、
水素および/またはフッ素含有量を変化させたものであ
っても良い。
【0198】上述した半導体薄膜において組成制御を行
うことにより禁制帯幅制御、価電子制御、屈折率制御、
結晶制御等が行われる。帯状基板上に縦方向または横方
向に組成制御することにより、電気的、光学的、機械的
に優れた特性を有する大面積薄膜半導体デバイスを作製
することが出来る。
うことにより禁制帯幅制御、価電子制御、屈折率制御、
結晶制御等が行われる。帯状基板上に縦方向または横方
向に組成制御することにより、電気的、光学的、機械的
に優れた特性を有する大面積薄膜半導体デバイスを作製
することが出来る。
【0199】すなわち、半導体層の縦方向に禁制帯幅お
よび/または価電子密度を変化させてキャリアの走行性
を高めたり、半導体界面でのキャリアの再結合を防止し
て電気的特性が向上する。
よび/または価電子密度を変化させてキャリアの走行性
を高めたり、半導体界面でのキャリアの再結合を防止し
て電気的特性が向上する。
【0200】また、屈折率を連続的に変化させ光学的無
反射面とすることで半導体層中への光透過率を向上させ
ることが出来る。さらには、水素含有量等を変化させ構
造的変化を付けることで応力緩和がなされ、基板との密
着性の高い堆積膜を形成することができる。
反射面とすることで半導体層中への光透過率を向上させ
ることが出来る。さらには、水素含有量等を変化させ構
造的変化を付けることで応力緩和がなされ、基板との密
着性の高い堆積膜を形成することができる。
【0201】また、横方向に結晶性の異なる半導体層を
形成させることにより、例えば非晶質半導体で形成され
る光電変換素子と結晶質半導体で形成されるスイッチン
グ素子とを同時に同一基板上に連続形成することが出来
る。
形成させることにより、例えば非晶質半導体で形成され
る光電変換素子と結晶質半導体で形成されるスイッチン
グ素子とを同時に同一基板上に連続形成することが出来
る。
【0202】ところで禁制帯幅制御をp−i−n型光起
電力素子に適用すると、a−SiGe:H,a−SiG
e:F,a−SiGe:H:F,a−SiC:H,a−
Si:F,a−SiC:H:F等の所謂IV族合金系半導
体をi型半導体層に用いる場合には光の入射側からの禁
制帯幅(バンドギャップ:Egopt)を適宜変化させる
ことにより、開放電圧(Voc)、曲線因子(FF:Fi
ll Factor)が大幅に改善されることが提案されている
(20th IEEE PVSC, 1988 A NOVEL DESIGN FORAMORPHOUS
SILICON SOLAR CELLS, S. GuhaJ. Yang etal.)。
電力素子に適用すると、a−SiGe:H,a−SiG
e:F,a−SiGe:H:F,a−SiC:H,a−
Si:F,a−SiC:H:F等の所謂IV族合金系半導
体をi型半導体層に用いる場合には光の入射側からの禁
制帯幅(バンドギャップ:Egopt)を適宜変化させる
ことにより、開放電圧(Voc)、曲線因子(FF:Fi
ll Factor)が大幅に改善されることが提案されている
(20th IEEE PVSC, 1988 A NOVEL DESIGN FORAMORPHOUS
SILICON SOLAR CELLS, S. GuhaJ. Yang etal.)。
【0203】図14(a)乃至図14(d)にバンドギ
ャッププロファイルの具体例を示した。各図中→印は光
の入射側を表わしている。
ャッププロファイルの具体例を示した。各図中→印は光
の入射側を表わしている。
【0204】図14(a)に示したバンドギャッププロ
ファイルは光の入射側よりバンドギャップが一定のもの
である。図14(b)に示したバンドギャッププロファ
イルは光の入射側のバンドギャップが狭く、徐々にバン
ドギャップが広がるタイプのものでありFFの改善に効
果がある。図14(c)に示したバンドギャッププロフ
ァイルは光の入射側のバンドギャップが広く、徐々にバ
ンドギャップが狭くなるタイプのものでありVocの改
善に効果がある。図14(d)に示したバンドギャップ
プロファイルは光の入射側のバンドギャップが広く、比
較的急峻にバンドギャップが狭まり、再び広がっていく
タイプのものであり、図14(b)と図14(c)とを
組み合わせて両者の効果を同時に得ることができる。
ファイルは光の入射側よりバンドギャップが一定のもの
である。図14(b)に示したバンドギャッププロファ
イルは光の入射側のバンドギャップが狭く、徐々にバン
ドギャップが広がるタイプのものでありFFの改善に効
果がある。図14(c)に示したバンドギャッププロフ
ァイルは光の入射側のバンドギャップが広く、徐々にバ
ンドギャップが狭くなるタイプのものでありVocの改
善に効果がある。図14(d)に示したバンドギャップ
プロファイルは光の入射側のバンドギャップが広く、比
較的急峻にバンドギャップが狭まり、再び広がっていく
タイプのものであり、図14(b)と図14(c)とを
組み合わせて両者の効果を同時に得ることができる。
【0205】本発明の上記の装置により、例えば、a−
Si:Hと(Egopt=1.72eV)とa−SiG
e:H(Egopt=1.45eV)とを用いて図14
(d)に示すバンドギャッププロファイルをもつi型半
導体層を作製することが出来る。また、a−SiC:H
(Egopt=2.05eV)とa−Si:H(Egopt=
1.72eV)とを用いて図14(c)に示すバンドギ
ャッププロファイルをもつi型半導体層を作製すること
が出来る。
Si:Hと(Egopt=1.72eV)とa−SiG
e:H(Egopt=1.45eV)とを用いて図14
(d)に示すバンドギャッププロファイルをもつi型半
導体層を作製することが出来る。また、a−SiC:H
(Egopt=2.05eV)とa−Si:H(Egopt=
1.72eV)とを用いて図14(c)に示すバンドギ
ャッププロファイルをもつi型半導体層を作製すること
が出来る。
【0206】以下に、本発明の上記の装置におけるアプ
リケーターをくわしく述べる。
リケーターをくわしく述べる。
【0207】本発明の上記の装置におけるアプリケータ
ーは、マイクロ波電源より供給されるマイクロ波電力を
成膜室に投入し、堆積膜形成用原料ガスを電離し、放電
を維持させることができる構造を有するものである。具
体的には、末端部が開口端となっている導波管が好まし
く用いられる。該導波管としては、具体的には、円形導
波管、方形導波管、楕円導波管等のマイクロ波伝送用導
波管を挙げることができる。ここでは開口端とされるこ
とにより導波管の末端部において定在波がたつことを防
止できる。一方、導波管の末端部は閉口端であっても末
端部にマイクロ波が到達する前にマイクロ波電力が消費
されれば、特に支障をきたすことはない。
ーは、マイクロ波電源より供給されるマイクロ波電力を
成膜室に投入し、堆積膜形成用原料ガスを電離し、放電
を維持させることができる構造を有するものである。具
体的には、末端部が開口端となっている導波管が好まし
く用いられる。該導波管としては、具体的には、円形導
波管、方形導波管、楕円導波管等のマイクロ波伝送用導
波管を挙げることができる。ここでは開口端とされるこ
とにより導波管の末端部において定在波がたつことを防
止できる。一方、導波管の末端部は閉口端であっても末
端部にマイクロ波が到達する前にマイクロ波電力が消費
されれば、特に支障をきたすことはない。
【0208】本発明の上記の装置において、用いられる
円形導波管の寸法としては、使用されるマイクロ波の周
波数帯(バンド)およびモードによって適宜設計され
る。設計にあたっては、円形導波管内での伝送ロスが少
なく、また、なるべく多重モードが発生しないように配
慮されることが好ましく、具体的には、EIAJ規格円
形導波管等の他、2.45GHz用の自社規格として、
内直径90mm,100mmのもの等を挙げることがで
きる。
円形導波管の寸法としては、使用されるマイクロ波の周
波数帯(バンド)およびモードによって適宜設計され
る。設計にあたっては、円形導波管内での伝送ロスが少
なく、また、なるべく多重モードが発生しないように配
慮されることが好ましく、具体的には、EIAJ規格円
形導波管等の他、2.45GHz用の自社規格として、
内直径90mm,100mmのもの等を挙げることがで
きる。
【0209】なお、マイクロ波電源からのマイクロ波の
伝送は比較的入手し易い、方形導波管を使用することが
好ましいが、円形導波管への変換部ではマイクロ波電力
の伝送ロスを最小限に抑えることが必要であり、具体的
には電磁ホーンタイプの方形、円形変換用導波管を用い
ることが好ましい。
伝送は比較的入手し易い、方形導波管を使用することが
好ましいが、円形導波管への変換部ではマイクロ波電力
の伝送ロスを最小限に抑えることが必要であり、具体的
には電磁ホーンタイプの方形、円形変換用導波管を用い
ることが好ましい。
【0210】また、本発明の上記の装置において、用い
られる方形導波管の種類としては、使用されるマイクロ
波の周波数帯(バンド)およびモードによって適宜選択
され、少なくともそのカットオフ周波数は使用される周
波数よりも小さいものであることが好ましく、具体的に
はJIS,EIAJ,IEC、JAN等の規格品の他、
2.45GHz用の自社規格として、方形の断面の内径
で幅96mm×高さ27mmのもの等を挙げることがで
きる。
られる方形導波管の種類としては、使用されるマイクロ
波の周波数帯(バンド)およびモードによって適宜選択
され、少なくともそのカットオフ周波数は使用される周
波数よりも小さいものであることが好ましく、具体的に
はJIS,EIAJ,IEC、JAN等の規格品の他、
2.45GHz用の自社規格として、方形の断面の内径
で幅96mm×高さ27mmのもの等を挙げることがで
きる。
【0211】本発明の装置において、本発明のアプリケ
ーターを用いる限り、マイクロ波電源より供給されるマ
イクロ波電力は効率良く成膜室へ投入されるため、いわ
ゆる反射波に関する問題は回避しやすく、マイクロ波回
路においてはスリースタブチューナーまたはE−Hチュ
ーナー等のマイクロ波整合回路を用いなくとも比較的安
定した放電を維持することが可能であるが、放電開始前
や放電開始後でも異常放電等により強い反射波を生ずる
ような場合にはマイクロ波電力を有効利用するために整
合回路を設けることが望ましい。
ーターを用いる限り、マイクロ波電源より供給されるマ
イクロ波電力は効率良く成膜室へ投入されるため、いわ
ゆる反射波に関する問題は回避しやすく、マイクロ波回
路においてはスリースタブチューナーまたはE−Hチュ
ーナー等のマイクロ波整合回路を用いなくとも比較的安
定した放電を維持することが可能であるが、放電開始前
や放電開始後でも異常放電等により強い反射波を生ずる
ような場合にはマイクロ波電力を有効利用するために整
合回路を設けることが望ましい。
【0212】導波管にはマイクロ波を放射するための孔
がその片面に少なくとも1つ以上開けられており、これ
らの孔はマイクロ波電力を所望の密度分布で投入できる
ような寸法および間隔で開けられていることが必要であ
る。
がその片面に少なくとも1つ以上開けられており、これ
らの孔はマイクロ波電力を所望の密度分布で投入できる
ような寸法および間隔で開けられていることが必要であ
る。
【0213】本発明の上記の装置に用いられる代表的な
円形導波管の孔を図15および図16に示す。また方形
導波管の孔を図17および図18に示す。
円形導波管の孔を図15および図16に示す。また方形
導波管の孔を図17および図18に示す。
【0214】上記の各図に示される導波管1501,1
601,1701,1801に開けられる孔1502,
1602,1702,1802の形状は実質的に方形で
あることが望ましく、図15および図16に示すように
導波管の末端部近傍より長手方向に複数個所望の間隔で
開けられている場合には、そのうちのいくつかの孔15
02,1702を開けたり、閉じたりすることによっ
て、用いる帯状基板の移動方向に所望の密度分布のプラ
ズマを生起させる。
601,1701,1801に開けられる孔1502,
1602,1702,1802の形状は実質的に方形で
あることが望ましく、図15および図16に示すように
導波管の末端部近傍より長手方向に複数個所望の間隔で
開けられている場合には、そのうちのいくつかの孔15
02,1702を開けたり、閉じたりすることによっ
て、用いる帯状基板の移動方向に所望の密度分布のプラ
ズマを生起させる。
【0215】また、図16および図18に示すように孔
が1つだけ開けられている場合には、方形の縦横比が大
きく、導波管の長手方向にマイクロ波の1波長よりも大
きな寸法でほぼ全体の幅、長さに亘って開けられること
が望ましい。そして、長手方向に放射されるマイクロ波
電力密度の分布を調整するために、その開口度が制御で
きるシャッターが設けられる。
が1つだけ開けられている場合には、方形の縦横比が大
きく、導波管の長手方向にマイクロ波の1波長よりも大
きな寸法でほぼ全体の幅、長さに亘って開けられること
が望ましい。そして、長手方向に放射されるマイクロ波
電力密度の分布を調整するために、その開口度が制御で
きるシャッターが設けられる。
【0216】上記のようなシャッターの代表的な形状を
図19(a)〜(c)、図20(a)〜(d)に示す。
図19(a)〜(c)、図20(a)〜(d)に示す。
【0217】図19(a)〜(c)にそれぞれ示すシャ
ッター1901〜1903のそれぞれは図15および図
16に示した円形導波管に用いられ、図20(a)〜
(d)に示されるシャッター2001〜2004のそれ
ぞれは図17および図18に示した方形導波管に用いら
れるものである。
ッター1901〜1903のそれぞれは図15および図
16に示した円形導波管に用いられ、図20(a)〜
(d)に示されるシャッター2001〜2004のそれ
ぞれは図17および図18に示した方形導波管に用いら
れるものである。
【0218】上記の各シャッターの形状は短冊状、細長
い台形状、および短冊または細長い台形からその一辺上
の一部を半月状に切り欠いた形状等で、導波管の表面形
状に沿ったものであることが望ましく、その材質として
は金属または導電処理された樹脂が好ましい。そして、
その端部は孔のマイクロ波電源に近い側の角付近に設け
られた連結部に固定され、そこを支点として開口度が調
整されるが、所望の条件出し終了後はプラズマの安定性
向上のため固定されても良い。
い台形状、および短冊または細長い台形からその一辺上
の一部を半月状に切り欠いた形状等で、導波管の表面形
状に沿ったものであることが望ましく、その材質として
は金属または導電処理された樹脂が好ましい。そして、
その端部は孔のマイクロ波電源に近い側の角付近に設け
られた連結部に固定され、そこを支点として開口度が調
整されるが、所望の条件出し終了後はプラズマの安定性
向上のため固定されても良い。
【0219】縦横比の大きい孔を用いる場合には、長い
辺が、成膜室の移動方向Lの寸法にほぼ等しいことが望
ましい。
辺が、成膜室の移動方向Lの寸法にほぼ等しいことが望
ましい。
【0220】さらに、シャッターは連結部のみで導波管
と電気的に接触することが望ましく、導波管とシャッタ
ーとは連結部以外の所では電気的に絶縁されていること
が好ましい。なお、付加的にシャッターと方形導波管と
の間に接触子を設けた場合には、これはアーク接触子と
なる。
と電気的に接触することが望ましく、導波管とシャッタ
ーとは連結部以外の所では電気的に絶縁されていること
が好ましい。なお、付加的にシャッターと方形導波管と
の間に接触子を設けた場合には、これはアーク接触子と
なる。
【0221】ところで、図21に示す様に帯状基板21
01の移動方向に平行に成膜室2104の両端からアプ
リケーター2102によりマイクロ波電力を投入する
と、より大きなマイクロ波電力を成膜室内に供給するこ
とが可能となり、プラズマ密度をより高めることができ
る。上記の場合、前述マイクロ波透過性部材は、成膜室
の両端から別々に配置される2つのアプリケーター21
02に対して1つで構成されてかまわないが、マイクロ
波どうしの干渉を防止するためにアプリケーター210
2の末端部付近には、導電性部材による仕切板2103
(たとえば、金網、金属版、パンチングボード)を設け
ることが望ましい。
01の移動方向に平行に成膜室2104の両端からアプ
リケーター2102によりマイクロ波電力を投入する
と、より大きなマイクロ波電力を成膜室内に供給するこ
とが可能となり、プラズマ密度をより高めることができ
る。上記の場合、前述マイクロ波透過性部材は、成膜室
の両端から別々に配置される2つのアプリケーター21
02に対して1つで構成されてかまわないが、マイクロ
波どうしの干渉を防止するためにアプリケーター210
2の末端部付近には、導電性部材による仕切板2103
(たとえば、金網、金属版、パンチングボード)を設け
ることが望ましい。
【0222】さらに、図22に示す様に帯状基板220
1の幅方向に、該帯状基板2201と平行に、また互い
に平行に、2列以上にわたってアプリケーター2202
を配列すると、さらに幅広の帯状基板に対応が可能とな
る。すなわち幅広の帯状基板の幅方向に、均一なマイク
ロ波電力の投入が可能となる。また、図22のように、
ガスパイプ兼用のT時形の電極2203を帯状基板の幅
方向に配置し、バイアス電圧を印加する。
1の幅方向に、該帯状基板2201と平行に、また互い
に平行に、2列以上にわたってアプリケーター2202
を配列すると、さらに幅広の帯状基板に対応が可能とな
る。すなわち幅広の帯状基板の幅方向に、均一なマイク
ロ波電力の投入が可能となる。また、図22のように、
ガスパイプ兼用のT時形の電極2203を帯状基板の幅
方向に配置し、バイアス電圧を印加する。
【0223】上述した孔を用いたアプリケーターはいわ
ゆる「漏れ波」タイプのマイクロ波放射構造である。
ゆる「漏れ波」タイプのマイクロ波放射構造である。
【0224】一方、本発明の第4の構成においてはアプ
リケーターとして遅波回路式のものを用いても良い。遅
波回路を用いた場合にはマイクロ波電力の大部分は表面
波として伝達される。従って、マイクロ波電力はマイク
ロ波構造に対して横方向に距離の増大にともないプラズ
マに結合する量が急激に減少するという欠点を有する
が、本発明の第4の構成においてはプラズマ領域からア
プリケーターを分離することによってこの欠点を解決す
ることができる。
リケーターとして遅波回路式のものを用いても良い。遅
波回路を用いた場合にはマイクロ波電力の大部分は表面
波として伝達される。従って、マイクロ波電力はマイク
ロ波構造に対して横方向に距離の増大にともないプラズ
マに結合する量が急激に減少するという欠点を有する
が、本発明の第4の構成においてはプラズマ領域からア
プリケーターを分離することによってこの欠点を解決す
ることができる。
【0225】本発明においては、アプリケーターのシャ
ッターにより孔の開口形状を制御することによって、方
向Lに所望のマイクロ波電力密度分布を作ることができ
る。また、均一にする事も可能である。マイクロ波電力
密度分布に応じた原料ガスの解離率を利用して2種以上
の原料ガスから組成制御された堆積膜を形成することが
可能である。さらに成膜室に投入されたマイクロ波電力
が方向Lに均一であれば、堆積膜形成用原料ガスの導入
手段の調整によって大面積にわたって均一な堆積膜が形
成でき、また組成制御された堆積膜を形成することがで
きる。
ッターにより孔の開口形状を制御することによって、方
向Lに所望のマイクロ波電力密度分布を作ることができ
る。また、均一にする事も可能である。マイクロ波電力
密度分布に応じた原料ガスの解離率を利用して2種以上
の原料ガスから組成制御された堆積膜を形成することが
可能である。さらに成膜室に投入されたマイクロ波電力
が方向Lに均一であれば、堆積膜形成用原料ガスの導入
手段の調整によって大面積にわたって均一な堆積膜が形
成でき、また組成制御された堆積膜を形成することがで
きる。
【0226】上記の構成を用いた本発明の装置におい
て、プラズマの安定性、分布等は、例えばアプリケータ
ーの種類および形状、成膜時の成膜室内圧力、マイクロ
波電力、プラズマの閉じ込めの程度、成膜室の体積およ
び形状等種々のパラメーターが複雑にからみ合って維持
されているので、単一のパラメーターのみで最適条件を
求めるのは困難であるが、おおよそ次のような傾向およ
び条件範囲である。
て、プラズマの安定性、分布等は、例えばアプリケータ
ーの種類および形状、成膜時の成膜室内圧力、マイクロ
波電力、プラズマの閉じ込めの程度、成膜室の体積およ
び形状等種々のパラメーターが複雑にからみ合って維持
されているので、単一のパラメーターのみで最適条件を
求めるのは困難であるが、おおよそ次のような傾向およ
び条件範囲である。
【0227】圧力に関しては、3〜10mTorr乃至
100〜200mTorrが好ましい。マイクロ波電力
に関しては、300〜700W乃至1500〜3000
Wが好ましい。
100〜200mTorrが好ましい。マイクロ波電力
に関しては、300〜700W乃至1500〜3000
Wが好ましい。
【0228】また、プラズマ領域からのマイクロ波電力
の漏れ量が大きくなると、プラズマの安定性を欠くこと
が判り、帯状基板と成膜室の壁との隙間はマイクロ波が
遮断される1/10波長以下に設定されることが望まし
い。
の漏れ量が大きくなると、プラズマの安定性を欠くこと
が判り、帯状基板と成膜室の壁との隙間はマイクロ波が
遮断される1/10波長以下に設定されることが望まし
い。
【0229】図23は、上記のa−Si:H膜を形成す
る方法に使われる代表的なマイクロ波プラズマCVD装
置の概略構成を示す模式図である。
る方法に使われる代表的なマイクロ波プラズマCVD装
置の概略構成を示す模式図である。
【0230】2301は帯状基板、2302は成膜室の
側面壁、2303は成膜室端面壁、2304は側面壁で
ある金網でマイクロ波漏洩防止対策をされた排気口、2
305はガスパイプ兼バイアス電極、2306はアプリ
ケーター、2307は分離手段、2308は金網を示
す。後述するマイクロ波CVD装置は基本的に図23の
構成を取っている。
側面壁、2303は成膜室端面壁、2304は側面壁で
ある金網でマイクロ波漏洩防止対策をされた排気口、2
305はガスパイプ兼バイアス電極、2306はアプリ
ケーター、2307は分離手段、2308は金網を示
す。後述するマイクロ波CVD装置は基本的に図23の
構成を取っている。
【0231】[実験例4−1]図24は、本発明の第4
の構成によるロール・ツウ・ロール方式のマイクロ波プ
ラズマCVD装置の構成を示す図である。
の構成によるロール・ツウ・ロール方式のマイクロ波プ
ラズマCVD装置の構成を示す図である。
【0232】まず、基板送り出し機構を有する真空容器
2401に、十分に脱脂、洗浄を行ったSUS430B
A製帯状基板(幅60cm×長さ100m×厚さ0.2
mm)が巻きつけられたボビン2403をセットし、該
帯状基板2404をガスゲート2405、真空容器24
06中の搬送機構およびガスゲート2407を介して、
基板巻き取り機構を有する真空容器2402まで通し、
たるみが生じない程度に張力調整を行った。
2401に、十分に脱脂、洗浄を行ったSUS430B
A製帯状基板(幅60cm×長さ100m×厚さ0.2
mm)が巻きつけられたボビン2403をセットし、該
帯状基板2404をガスゲート2405、真空容器24
06中の搬送機構およびガスゲート2407を介して、
基板巻き取り機構を有する真空容器2402まで通し、
たるみが生じない程度に張力調整を行った。
【0233】そこで、各真空容器2401,2402お
よび真空容器2406を不図示のロータリポンプで荒引
きし、次いで不図示のメカニカルブースターポンプを起
動させ10-3Torr付近まで真空引きした後、さらに
温度制御機構2408、を用いて、基板表面温度を28
0℃に保持しつつ、不図示の油拡散ポンプ(バリアン製
HS−32)にて5×10-6Torr以下まで真空引き
した。
よび真空容器2406を不図示のロータリポンプで荒引
きし、次いで不図示のメカニカルブースターポンプを起
動させ10-3Torr付近まで真空引きした後、さらに
温度制御機構2408、を用いて、基板表面温度を28
0℃に保持しつつ、不図示の油拡散ポンプ(バリアン製
HS−32)にて5×10-6Torr以下まで真空引き
した。
【0234】十分に脱ガスが行われた時点で、図25に
示す条件で夫々のガス導入管より、原料ガスを導入し、
油拡散ポンプに取り付けられたスロットルバルブの開度
を調整して成膜室2409内の圧力を12mTorrに
保持した。この時、真空容器2406内の圧力は4mT
orrであった。圧力が安定した所で、不図示のマイク
ロ波発振機構より、実効電力(=投入電力−反射電力)
で1.2kWのマイクロ波をアプリケーター2410を
介して投入した。導入された原料ガスは直ちに電離し、
プラズマ領域を形成した。形成されたプラズマはその領
域を規制する金網2411(線径1mm,間隔5mm)
から真空容器側に漏れ出ることはなく、また、マイクロ
波の漏れも検出されなかった。
示す条件で夫々のガス導入管より、原料ガスを導入し、
油拡散ポンプに取り付けられたスロットルバルブの開度
を調整して成膜室2409内の圧力を12mTorrに
保持した。この時、真空容器2406内の圧力は4mT
orrであった。圧力が安定した所で、不図示のマイク
ロ波発振機構より、実効電力(=投入電力−反射電力)
で1.2kWのマイクロ波をアプリケーター2410を
介して投入した。導入された原料ガスは直ちに電離し、
プラズマ領域を形成した。形成されたプラズマはその領
域を規制する金網2411(線径1mm,間隔5mm)
から真空容器側に漏れ出ることはなく、また、マイクロ
波の漏れも検出されなかった。
【0235】そこで、支持・搬送用ローラーおよび支持
・搬送用リング(いずれも駆動機構は不図示)を起動
し、帯状基板2404の搬送スピードが1.2m/mi
nとなるように制御した。
・搬送用リング(いずれも駆動機構は不図示)を起動
し、帯状基板2404の搬送スピードが1.2m/mi
nとなるように制御した。
【0236】なお、ガスゲート2405,2407には
ゲートガス導入管2412,2413よりゲートガスと
してH2ガスを50sccm流し、排気口2414,2
415より不図示の油拡散ポンプで排気し、ガスゲート
内圧力は1mTorrとなるように制御した。
ゲートガス導入管2412,2413よりゲートガスと
してH2ガスを50sccm流し、排気口2414,2
415より不図示の油拡散ポンプで排気し、ガスゲート
内圧力は1mTorrとなるように制御した。
【0237】搬送を開始してから30分間、連続して堆
積膜の形成を行った。なお、長尺の帯状基板を用いてい
るため、本実験例の終了後、引き続き他の堆積膜の形成
を実施し、すべての堆積終了後、帯状基板を冷却して取
り出し、本実験例において形成された帯状基板上の堆積
膜膜厚分布を幅方向および長手方向について測定したと
ころ5%以内に納まっており、堆積速度は平均44Å/
secであった。堆積膜の形成された基板の一部を任意
に6カ所切り出し、SIMS(CAMECA社製ims
−3f)を用い堆積膜の深さ方向の組成分析を行った
所、夫々図26に示すデプスプロファイルが得られ、ほ
ぼ図14(b)に示すバンドギャッププロファイルが形
成されていることが判った。また、金属中水素分析計
(EMGA−1100、堀場製作所製)を用いて膜中全
水素量を定量したところ18±2atomic%であっ
た。
積膜の形成を行った。なお、長尺の帯状基板を用いてい
るため、本実験例の終了後、引き続き他の堆積膜の形成
を実施し、すべての堆積終了後、帯状基板を冷却して取
り出し、本実験例において形成された帯状基板上の堆積
膜膜厚分布を幅方向および長手方向について測定したと
ころ5%以内に納まっており、堆積速度は平均44Å/
secであった。堆積膜の形成された基板の一部を任意
に6カ所切り出し、SIMS(CAMECA社製ims
−3f)を用い堆積膜の深さ方向の組成分析を行った
所、夫々図26に示すデプスプロファイルが得られ、ほ
ぼ図14(b)に示すバンドギャッププロファイルが形
成されていることが判った。また、金属中水素分析計
(EMGA−1100、堀場製作所製)を用いて膜中全
水素量を定量したところ18±2atomic%であっ
た。
【0238】[実験例4−2]実験例4−1において実
施した堆積膜形成工程にひき続き、用いた原料ガスの導
入を止め、真空容器2406の内圧を5×10-6Tor
r以下まで真空引きした後、図27に示す条件で夫々の
ガス導入管より原料ガスを導入し、内圧を10mTor
rに保持し、マイクロ波電力を1.1kWとした以外は
同様の条件で堆積膜を連続形成した。
施した堆積膜形成工程にひき続き、用いた原料ガスの導
入を止め、真空容器2406の内圧を5×10-6Tor
r以下まで真空引きした後、図27に示す条件で夫々の
ガス導入管より原料ガスを導入し、内圧を10mTor
rに保持し、マイクロ波電力を1.1kWとした以外は
同様の条件で堆積膜を連続形成した。
【0239】本実験例および他の実験例終了後、基板を
冷却して取り出し、本実験例において形成された堆積膜
の膜厚分布を幅方向および長手方向について測定したと
ころ、5%以内に納まっており、堆積速度は平均51Å
/secであった。
冷却して取り出し、本実験例において形成された堆積膜
の膜厚分布を幅方向および長手方向について測定したと
ころ、5%以内に納まっており、堆積速度は平均51Å
/secであった。
【0240】堆積膜の形成された基板の一部を任意に6
カ所切り出し、SIMS(CAMECA社製ims−3
f)を用い堆積膜の深さ方向の組成分析を行った所、夫
々図28に示すデプスプロファイルが得られ、ほぼ図1
4(d)に示すバンドギャッププロファイルが形成され
ていることが判った。また、金属中水素分析計(EMG
A−1100、堀場製作所製)を用いて膜中全水素量を
定量したところ17±2atomic%であった。
カ所切り出し、SIMS(CAMECA社製ims−3
f)を用い堆積膜の深さ方向の組成分析を行った所、夫
々図28に示すデプスプロファイルが得られ、ほぼ図1
4(d)に示すバンドギャッププロファイルが形成され
ていることが判った。また、金属中水素分析計(EMG
A−1100、堀場製作所製)を用いて膜中全水素量を
定量したところ17±2atomic%であった。
【0241】[実験例4−3]実験例4−1において実
施した堆積膜形成工程にひき続き、用いた原料ガスの導
入を止め、真空容器2406の内圧を5×10-6Tor
r以下まで真空引きした後、図29に示す条件で夫々の
ガス導入管より原料ガスを導入し、内圧を19mTor
rに保持し、マイクロ波電力を1.8kWとした以外は
同様の条件で堆積膜を連続形成した。
施した堆積膜形成工程にひき続き、用いた原料ガスの導
入を止め、真空容器2406の内圧を5×10-6Tor
r以下まで真空引きした後、図29に示す条件で夫々の
ガス導入管より原料ガスを導入し、内圧を19mTor
rに保持し、マイクロ波電力を1.8kWとした以外は
同様の条件で堆積膜を連続形成した。
【0242】本実験例および他の実験例終了後、基板を
冷却して取り出し、本実験例において形成された堆積膜
の膜厚分布を幅方向および長手方向について測定したと
ころ、5%以内に納まっており、堆積速度は平均55Å
/secであった。
冷却して取り出し、本実験例において形成された堆積膜
の膜厚分布を幅方向および長手方向について測定したと
ころ、5%以内に納まっており、堆積速度は平均55Å
/secであった。
【0243】堆積膜の形成された基板の一部を任意に6
カ所切り出し、SIMS(CAMECA社製ims−3
f)を用い堆積膜の深さ方向の組成分析を行った所、夫
々図30に示すデプスプロファイルが得られ、ほぼ図1
4(c)に示すバンドギャッププロファイルが形成され
ていることが判った。また、金属中水素分析計(EMG
A−1100、堀場製作所製)を用いて膜中全水素量を
定量したところ14±2atomic%であった。
カ所切り出し、SIMS(CAMECA社製ims−3
f)を用い堆積膜の深さ方向の組成分析を行った所、夫
々図30に示すデプスプロファイルが得られ、ほぼ図1
4(c)に示すバンドギャッププロファイルが形成され
ていることが判った。また、金属中水素分析計(EMG
A−1100、堀場製作所製)を用いて膜中全水素量を
定量したところ14±2atomic%であった。
【0244】[実験例4−4]実験例4−1において実
施した堆積膜形成工程と同様に、真空容器の内圧を5×
10-6Torr以下まで真空引きした後、図31に示す
条件で夫々のガス導入管より原料ガスを導入し、内圧を
6mTorrに保持し、マイクロ波電力を1.9kWと
した以外は同様の条件で堆積膜を連続形成した。
施した堆積膜形成工程と同様に、真空容器の内圧を5×
10-6Torr以下まで真空引きした後、図31に示す
条件で夫々のガス導入管より原料ガスを導入し、内圧を
6mTorrに保持し、マイクロ波電力を1.9kWと
した以外は同様の条件で堆積膜を連続形成した。
【0245】本実験例および他の実験例終了後、基板を
冷却して取り出し、本実験例において形成された堆積膜
の膜厚分布を幅方向および長手方向について測定したと
ころ、堆積速度は平均112Å/secであった。
冷却して取り出し、本実験例において形成された堆積膜
の膜厚分布を幅方向および長手方向について測定したと
ころ、堆積速度は平均112Å/secであった。
【0246】堆積膜の形成された基板の一部を任意に6
カ所切り出し、SIMS(CAMECA社製ims−3
f)を用い堆積膜の深さ方向の組成分析を行った所、夫
々図32に示すデプスプロファイルが得られ、ほぼ図1
4(d)に示すドーピングプロファイルが形成されてい
ることが判った。また、金属中水素分析計(EMGA−
1100、堀場製作所製)を用いて膜中全水素量を定量
したところ17±2atomic%であった。
カ所切り出し、SIMS(CAMECA社製ims−3
f)を用い堆積膜の深さ方向の組成分析を行った所、夫
々図32に示すデプスプロファイルが得られ、ほぼ図1
4(d)に示すドーピングプロファイルが形成されてい
ることが判った。また、金属中水素分析計(EMGA−
1100、堀場製作所製)を用いて膜中全水素量を定量
したところ17±2atomic%であった。
【0247】[実験例の総括]上述の実験例4−1〜4
−4により、本発明の上記方法により組成制御された大
面積の機能性堆積膜を連続的に形成できることが明らか
になった。実験例4−1〜4−3では均一なマイクロ波
電力密度分布を利用して、ガスの供給方法を選択して組
成制御を行なった。
−4により、本発明の上記方法により組成制御された大
面積の機能性堆積膜を連続的に形成できることが明らか
になった。実験例4−1〜4−3では均一なマイクロ波
電力密度分布を利用して、ガスの供給方法を選択して組
成制御を行なった。
【0248】実験例4−4では、成膜室において、帯状
基板の移動方向(方向L)に傾斜したマイクロ波電力密
度分布に、ガス種によるガス解離率のマイクロ波電力依
存性の違いを重畳して、組成制御を行なった。
基板の移動方向(方向L)に傾斜したマイクロ波電力密
度分布に、ガス種によるガス解離率のマイクロ波電力依
存性の違いを重畳して、組成制御を行なった。
【0249】[実施例4−1]本発明の第4の構成を用
いて、図33の断面模式図に示す層構成のpin型光起
電力素子を図24に示した装置によって作製した。
いて、図33の断面模式図に示す層構成のpin型光起
電力素子を図24に示した装置によって作製した。
【0250】該起電力素子は、基板3301上に下部電
極3302、n型半導体層3303、図14(d)に示
すバンドギャッププロファイルを有するi型半導体層3
304、p型半導体層3305、透明電極3306およ
び集電電極3307をこの順に堆積形成した光起電力素
子3300である。なお、本光起電力素子では透明電極
3306の側より光の入射が行なわれることを前提とし
ている。
極3302、n型半導体層3303、図14(d)に示
すバンドギャッププロファイルを有するi型半導体層3
304、p型半導体層3305、透明電極3306およ
び集電電極3307をこの順に堆積形成した光起電力素
子3300である。なお、本光起電力素子では透明電極
3306の側より光の入射が行なわれることを前提とし
ている。
【0251】まず、SUS430BA製帯状基板を連続
スパッタ装置にセットし、Ag(99.99%)電極を
ターゲットとして用いて1000ÅのAg薄膜を、また
連続してZnO(99.999%)電極をターゲットと
して用いて1.2μmのZnO薄膜をスパッタ蒸着し、
下部電極3302を形成した。
スパッタ装置にセットし、Ag(99.99%)電極を
ターゲットとして用いて1000ÅのAg薄膜を、また
連続してZnO(99.999%)電極をターゲットと
して用いて1.2μmのZnO薄膜をスパッタ蒸着し、
下部電極3302を形成した。
【0252】ひき続き、該下部電極3302の形成され
た帯状基板を図34に示す連続堆積膜形成装置にセット
した。
た帯状基板を図34に示す連続堆積膜形成装置にセット
した。
【0253】図34に示す装置は、図24に示した真空
容器2406と同構成の2台の真空容器3401,34
03と図21と同一構造の成膜室の両端にアプリケータ
ーを設けた真空容器3402とをガスゲート中に設けた
ものである。この他の構成は図24に示した装置と同様
であるために説明は省略する。また、実際の作成の時の
真空容器3401内における堆積膜形成条件を図35に
示す。
容器2406と同構成の2台の真空容器3401,34
03と図21と同一構造の成膜室の両端にアプリケータ
ーを設けた真空容器3402とをガスゲート中に設けた
ものである。この他の構成は図24に示した装置と同様
であるために説明は省略する。また、実際の作成の時の
真空容器3401内における堆積膜形成条件を図35に
示す。
【0254】また、真空容器3401、3403におい
ては、第10表に示す堆積膜形成条件でn型a−Si:
H:F膜およびp型μc−Si:H:F膜の形成を行な
った。
ては、第10表に示す堆積膜形成条件でn型a−Si:
H:F膜およびp型μc−Si:H:F膜の形成を行な
った。
【0255】
【表10】 まず、各々の成膜室内でプラズマを生起させ、放電が安
定したところで帯状基板を搬送スピード48cm/mi
nで図34における左側から右側方向へ搬送させ、連続
して、n,i,p型半導体層を積層形成した。
定したところで帯状基板を搬送スピード48cm/mi
nで図34における左側から右側方向へ搬送させ、連続
して、n,i,p型半導体層を積層形成した。
【0256】帯状基板の全長に亘って半導体層を積層形
成した後、冷却後取り出し、さらに、連続モジュール化
装置にて35cm×70cmの太陽電池モジュールを連
続作製した。
成した後、冷却後取り出し、さらに、連続モジュール化
装置にて35cm×70cmの太陽電池モジュールを連
続作製した。
【0257】作製した太陽電池モジュールについて、A
M1.5(100mW/cm)光照射下にて特性評価を
行ったところ、光電変換効率で7.5%以上が得られ、
さらにモジュール間の特性のバラツキは5%以内に納ま
っていた。
M1.5(100mW/cm)光照射下にて特性評価を
行ったところ、光電変換効率で7.5%以上が得られ、
さらにモジュール間の特性のバラツキは5%以内に納ま
っていた。
【0258】また、AM1.5(100mW/cm)光
の500時間連続照射後の光電変換効率の初期値に対す
る変化率を測定したところ9.5%以内に納まった。
の500時間連続照射後の光電変換効率の初期値に対す
る変化率を測定したところ9.5%以内に納まった。
【0259】これらのモジュールを接続して5kWの電
力供給システムを作製することができた。
力供給システムを作製することができた。
【0260】[実施例4−2]本実施例では、図36に
示す層構成の光起電力素子を作製した。
示す層構成の光起電力素子を作製した。
【0261】図36に示すトリプル型光起電力素子36
24は、図33に示した光起電力素子を3段重ねた構成
のものである。基板3601上の下部電極3602と透
明電極3606との間には、n型半導体層3603、i
型半導体層3604、p型半導体層3605からなるp
in接合型光起電力素子3620と、n型半導体層36
14、i型半導体層3615、p型半導体層3616か
らなるpin接合型光起電力素子3621と、n型半導
体層3617、i型半導体層3618、p型半導体層3
619からなるpin接合型光起電力素子3623とが
積層され、透明電極3606上には集電電極3607が
設けられている。
24は、図33に示した光起電力素子を3段重ねた構成
のものである。基板3601上の下部電極3602と透
明電極3606との間には、n型半導体層3603、i
型半導体層3604、p型半導体層3605からなるp
in接合型光起電力素子3620と、n型半導体層36
14、i型半導体層3615、p型半導体層3616か
らなるpin接合型光起電力素子3621と、n型半導
体層3617、i型半導体層3618、p型半導体層3
619からなるpin接合型光起電力素子3623とが
積層され、透明電極3606上には集電電極3607が
設けられている。
【0262】上記の構成の光起電力素子を作製するにあ
たっては、図34に示す装置を用いたが、実際の作成に
際しては、真空容器3401〜3403を3セット直列
にこの順でガスゲートを介してさらに接続させた装置
(不図示)を用いた。
たっては、図34に示す装置を用いたが、実際の作成に
際しては、真空容器3401〜3403を3セット直列
にこの順でガスゲートを介してさらに接続させた装置
(不図示)を用いた。
【0263】図36に示す層構成の光起電力素子の作製
にあたっては下部セルとなる光起電力素子3620は真
空容器3セットのうち左端のもので、中間セルとなる光
起電力素子3621は真空容器3セットのうち中央のも
ので、上部セルとなる光起電力素子3623は真空容器
3セットのうち右端のもので成膜を行なった。
にあたっては下部セルとなる光起電力素子3620は真
空容器3セットのうち左端のもので、中間セルとなる光
起電力素子3621は真空容器3セットのうち中央のも
ので、上部セルとなる光起電力素子3623は真空容器
3セットのうち右端のもので成膜を行なった。
【0264】この時の真空容器3402内における堆積
膜形成条件を図37および第11表に示す。
膜形成条件を図37および第11表に示す。
【0265】
【表11】 作成した太陽電池モジュールについて、A.M1.5
(100mW/cm2 )光照射下にて特性評価を行なっ
たところ、光電変換効率で10.8%以上が得られ、さ
らにモジュール間の特性バラツキは5%以内に納まって
いた。
(100mW/cm2 )光照射下にて特性評価を行なっ
たところ、光電変換効率で10.8%以上が得られ、さ
らにモジュール間の特性バラツキは5%以内に納まって
いた。
【0266】また、A.M1.5(100mW/c
m2)光の500時間連続照射後の光電変換効率の初期
値に対する変化率を測定したところ8.5%以内に納ま
った。これらのモジュールを連続して5kWの電力供給
システムを作製することができた。 [実施例4−3]
本発明の装置を用いたマイクロ波プラズマCVD方式の
成膜室をそなえた容器は、高周波(例えば13.56M
H2)プラズマCVD方式の成膜室をそなえた真空容器
とガスゲートを介して連ねた、図38に示すような装置
構成による多層膜連続成膜方式が可能である。
m2)光の500時間連続照射後の光電変換効率の初期
値に対する変化率を測定したところ8.5%以内に納ま
った。これらのモジュールを連続して5kWの電力供給
システムを作製することができた。 [実施例4−3]
本発明の装置を用いたマイクロ波プラズマCVD方式の
成膜室をそなえた容器は、高周波(例えば13.56M
H2)プラズマCVD方式の成膜室をそなえた真空容器
とガスゲートを介して連ねた、図38に示すような装置
構成による多層膜連続成膜方式が可能である。
【0267】図38に示される3個の真空容器3801
〜3803のうち、真空容器3801および真空容器3
803内では、高周波プラズマCVD方式にて堆積膜が
形成され、中央に配置された真空容器3802内では本
発明によるマイクロ波プラズマCVD方式で堆積膜が形
成される。
〜3803のうち、真空容器3801および真空容器3
803内では、高周波プラズマCVD方式にて堆積膜が
形成され、中央に配置された真空容器3802内では本
発明によるマイクロ波プラズマCVD方式で堆積膜が形
成される。
【0268】本実施例では、図38に示す多層膜連続成
膜方式の装置によって図33に示した光起電力素子と同
様の層構成のpin型光起電力素子を作製した。該起電
力素子について図33を参照して説明する。
膜方式の装置によって図33に示した光起電力素子と同
様の層構成のpin型光起電力素子を作製した。該起電
力素子について図33を参照して説明する。
【0269】光起電力素子3300は、帯状基板330
1上に下部電極3302n型半導体層3303、図14
(d)に示すバンドギャッププロファイルを有するi型
半導体層3304、p型半導体層3305、透明電極3
306および集電電極3307を順に堆積形成した光起
電力素子3300である。なお、本実施例の光起電力素
子では透明電極3306側より光の入射が行なわれる。
1上に下部電極3302n型半導体層3303、図14
(d)に示すバンドギャッププロファイルを有するi型
半導体層3304、p型半導体層3305、透明電極3
306および集電電極3307を順に堆積形成した光起
電力素子3300である。なお、本実施例の光起電力素
子では透明電極3306側より光の入射が行なわれる。
【0270】下部電極、透明電極、集電電極の作製条件
は実施例4−1と同様である。
は実施例4−1と同様である。
【0271】真空容器3801および3803内では、
高周波プラズマCVD方式で堆積膜が形成され、真空容
器3802内では本発明よるマイクロ波プラズマCVD
方式で堆積膜が形成される。真空容器3801および3
803内のプラズマは該容器を貫通して移動する帯状基
板と平行に対向平板電極に供給された高周波により生起
される。
高周波プラズマCVD方式で堆積膜が形成され、真空容
器3802内では本発明よるマイクロ波プラズマCVD
方式で堆積膜が形成される。真空容器3801および3
803内のプラズマは該容器を貫通して移動する帯状基
板と平行に対向平板電極に供給された高周波により生起
される。
【0272】電極面積はそれぞれ幅35cm長さ1mで
ある。
ある。
【0273】真空容器3801および3803内におけ
る堆積膜形成条件を図39および第12表に示す。
る堆積膜形成条件を図39および第12表に示す。
【0274】
【表12】 作製した太陽電池モジュールについて、A.M1.5
(100mW/cm2 )光照射下にて特性評価を行なっ
たところ、光電変換効率で11.0%以上が得られ、さ
らにモジュール間の特性バラツキは5%以内に納まって
いた。
(100mW/cm2 )光照射下にて特性評価を行なっ
たところ、光電変換効率で11.0%以上が得られ、さ
らにモジュール間の特性バラツキは5%以内に納まって
いた。
【0275】また、AM1.5(100mW/cm2)
光の500時間連続照射後の光電変換効率の初期値に対
する変化率を測定したところ8.5%以内に納まった。
光の500時間連続照射後の光電変換効率の初期値に対
する変化率を測定したところ8.5%以内に納まった。
【0276】これらのモジュールを接続して5kWの電
力供給システムを作製することができた。
力供給システムを作製することができた。
【0277】次に、本発明の第5の構成による実施例に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0278】本発明の第5の構成は、帯状基板上に連続
的に堆積膜を形成するマイクロ波プラズマCVD装置に
おいて、真空容器と、真空容器内に設けられ、帯状基板
が貫通する放電室と、放電室内にマイクロ波電力投入手
段とを有し、放電室の、帯状基板の搬入・搬出部の少な
くとも一方において、放電室の壁面の長さが、帯状基板
の移動方向にマイクロ波の波長の1/2以上であり、帯
状基板からの距離がマイクロ波の波長の1/2以下であ
ることを特徴とする。そして、その作用は堆積膜の界面
において、弱いプラズマを形成し帯状基板表面へのイオ
ン衝撃の低減および、イオン衝撃の低減された環境下で
比較的遅い成膜速度で堆積膜を形成することにより、界
面物性に起因した特性の向上および、欠陥の少ない光起
電力素子を大量生産することを可能としたものである。
的に堆積膜を形成するマイクロ波プラズマCVD装置に
おいて、真空容器と、真空容器内に設けられ、帯状基板
が貫通する放電室と、放電室内にマイクロ波電力投入手
段とを有し、放電室の、帯状基板の搬入・搬出部の少な
くとも一方において、放電室の壁面の長さが、帯状基板
の移動方向にマイクロ波の波長の1/2以上であり、帯
状基板からの距離がマイクロ波の波長の1/2以下であ
ることを特徴とする。そして、その作用は堆積膜の界面
において、弱いプラズマを形成し帯状基板表面へのイオ
ン衝撃の低減および、イオン衝撃の低減された環境下で
比較的遅い成膜速度で堆積膜を形成することにより、界
面物性に起因した特性の向上および、欠陥の少ない光起
電力素子を大量生産することを可能としたものである。
【0279】そして、上述した本実施例のマイクロ波プ
ラズマCVD装置を用いて、堆積膜を形成することによ
り、前述の諸問題を解決するとともに前述の諸要求を満
たし、連続して移動する帯状基板上に、高品質で、欠陥
の少ない堆積膜を形成することができる。
ラズマCVD装置を用いて、堆積膜を形成することによ
り、前述の諸問題を解決するとともに前述の諸要求を満
たし、連続して移動する帯状基板上に、高品質で、欠陥
の少ない堆積膜を形成することができる。
【0280】以下に、本発明の第5の構成のマイクロ波
プラズマCVD装置について詳細を順を追って説明す
る。
プラズマCVD装置について詳細を順を追って説明す
る。
【0281】図40は本発明の第5の構成の要部構成を
示す概略図、図41は、図40に示したマイクロ波プラ
ズマCVD装置を組み込んだ、多層の堆積膜を連続的に
形成する装置の概略断面図である。
示す概略図、図41は、図40に示したマイクロ波プラ
ズマCVD装置を組み込んだ、多層の堆積膜を連続的に
形成する装置の概略断面図である。
【0282】真空容器4000の中に、放電室4001
と帯状基板4019とで形成される第1、第2、第3の
成膜室4002,4003,4004を構成する。真空
容器および放電室4001は、それぞれ金属性であって
電気的に接続されている。帯状基板4019は真空容器
の図示左側、即ち、搬入側の側壁に取り付けられたガス
ゲート(図41参照)を経てこの放電室4001内に導
入され、第1、第2、第3の成膜室4002,400
3,4004をそれぞれ貫通し、真空容器の図示右側、
即ち、搬出側の側壁に取り付けられたガスゲートを通っ
て真空容器の外部へ排出されるようになっている。
と帯状基板4019とで形成される第1、第2、第3の
成膜室4002,4003,4004を構成する。真空
容器および放電室4001は、それぞれ金属性であって
電気的に接続されている。帯状基板4019は真空容器
の図示左側、即ち、搬入側の側壁に取り付けられたガス
ゲート(図41参照)を経てこの放電室4001内に導
入され、第1、第2、第3の成膜室4002,400
3,4004をそれぞれ貫通し、真空容器の図示右側、
即ち、搬出側の側壁に取り付けられたガスゲートを通っ
て真空容器の外部へ排出されるようになっている。
【0283】ここで、放電室4001の壁面は、帯状基
板4019が貫通する搬入部4017および搬出部40
18において、帯状基板4019の移動方向に対して、
長さL1に亘り、帯状基板4019の堆積膜形成面(図
40下側)に対してL2の距離まで近接した構造とされ
ている。距離L1、L2は放電室4001に導入される
マイクロ波の波長λに対して、 L1≧λ/2 L2≦λ/2 なる関係を満たしている。
板4019が貫通する搬入部4017および搬出部40
18において、帯状基板4019の移動方向に対して、
長さL1に亘り、帯状基板4019の堆積膜形成面(図
40下側)に対してL2の距離まで近接した構造とされ
ている。距離L1、L2は放電室4001に導入される
マイクロ波の波長λに対して、 L1≧λ/2 L2≦λ/2 なる関係を満たしている。
【0284】各成膜室4002,4003,4004内
には、第1、第2、第3のアプリケーター4005,4
006,4007が帯状基板4019の移動方向に沿っ
て並設されている。アプリケーター4005〜4007
はマイクロ波電力を成膜室4002〜4004にそれぞ
れ導入するためのものであり、不図示のマイクロ波電源
に一端が接続された導波管4124,4125,412
6(図41参照)の他端がそれぞれ接続されている。ま
た、アプリケーター4005,4006,4007と各
成膜室との接続部は、それぞれ、マイクロ波透過性部材
4008,4009,4010で形成される。
には、第1、第2、第3のアプリケーター4005,4
006,4007が帯状基板4019の移動方向に沿っ
て並設されている。アプリケーター4005〜4007
はマイクロ波電力を成膜室4002〜4004にそれぞ
れ導入するためのものであり、不図示のマイクロ波電源
に一端が接続された導波管4124,4125,412
6(図41参照)の他端がそれぞれ接続されている。ま
た、アプリケーター4005,4006,4007と各
成膜室との接続部は、それぞれ、マイクロ波透過性部材
4008,4009,4010で形成される。
【0285】また、成膜容器4001〜4003の底面
には、原料ガスを放出する第1、第2、第3のガス導入
手段4011〜4013がそれぞれ取り付けられてい
る。ガス導入手段4011〜4013が帯状基板401
9に向く面には、多数のガス放出孔が配設されている。
これらのガス放出手段4011〜4013は、不図示の
ガス供給設備に接続されている。また、アプリケーター
4005〜4007の対向側、即ち、図示手前側の側壁
には、排気パンチングボード4014〜4016が取り
付けられ、マイクロ波電力を成膜室に閉じこめるととも
に排気管4115,4116(図41参照)に接続され
た排気スロットルバルブ4111,4112(図41参
照)を介して真空ポンプなどの不図示の排気手段に接続
されている。 図41に示す装置は、帯状基板4019
の送り出しおよび巻き取り用の真空容器4101および
4102、第1の導電型層作製用の真空容器4000
n、i型層作製用の真空容器4000、第2の導電型層
作製用の真空容器4000pをそれぞれガスゲートを介
して接続した装置である。
には、原料ガスを放出する第1、第2、第3のガス導入
手段4011〜4013がそれぞれ取り付けられてい
る。ガス導入手段4011〜4013が帯状基板401
9に向く面には、多数のガス放出孔が配設されている。
これらのガス放出手段4011〜4013は、不図示の
ガス供給設備に接続されている。また、アプリケーター
4005〜4007の対向側、即ち、図示手前側の側壁
には、排気パンチングボード4014〜4016が取り
付けられ、マイクロ波電力を成膜室に閉じこめるととも
に排気管4115,4116(図41参照)に接続され
た排気スロットルバルブ4111,4112(図41参
照)を介して真空ポンプなどの不図示の排気手段に接続
されている。 図41に示す装置は、帯状基板4019
の送り出しおよび巻き取り用の真空容器4101および
4102、第1の導電型層作製用の真空容器4000
n、i型層作製用の真空容器4000、第2の導電型層
作製用の真空容器4000pをそれぞれガスゲートを介
して接続した装置である。
【0286】第1の導電型層作製用の真空容器4000
nおよび、第2の導電型層作製用の真空容器4000p
は先に説明したi型層作製用の真空容器4000内の構
造に対しアプリケーターを一台とし、真空容器4000
n,4000pの中に、それぞれ概ね直方体形状の放電
室4001n,4001pと帯状基板4019とで成膜
室を形成する。真空容器4000n,4000pおよ
び、成膜室4001n,4001pは、それぞれ金属性
であって電気的に接続されている。
nおよび、第2の導電型層作製用の真空容器4000p
は先に説明したi型層作製用の真空容器4000内の構
造に対しアプリケーターを一台とし、真空容器4000
n,4000pの中に、それぞれ概ね直方体形状の放電
室4001n,4001pと帯状基板4019とで成膜
室を形成する。真空容器4000n,4000pおよ
び、成膜室4001n,4001pは、それぞれ金属性
であって電気的に接続されている。
【0287】4103は帯状基板4019の送り出し用
ボビン、4104は帯状基板4019の巻き取り用ボビ
ンであり、図中矢印方向に帯状基板4019が搬送され
る。もちろんこれは逆転させて搬送することもできる。
また、真空容器4101,4102中には帯状基板40
19の表面保護用に用いられる合紙の巻き取り、および
送り込み手段を配設しても良い。合紙の材質としては、
耐熱性樹脂であるポリイミド系、テフロン系およびグラ
スウール等が好適に用いられる。4105,4106は
張力調整および帯状基板の位置出しを兼ねた搬送用ロー
ラーである。4109,4110は圧力計。4111
n,4111,4112,4112p,4107,41
08はコンダクタンス調製用のスロットルバルブ、41
15n,4115,4116,4116p,4113,
4114は排気管であり、それぞれ不図示の排気ポンプ
に接続されている。
ボビン、4104は帯状基板4019の巻き取り用ボビ
ンであり、図中矢印方向に帯状基板4019が搬送され
る。もちろんこれは逆転させて搬送することもできる。
また、真空容器4101,4102中には帯状基板40
19の表面保護用に用いられる合紙の巻き取り、および
送り込み手段を配設しても良い。合紙の材質としては、
耐熱性樹脂であるポリイミド系、テフロン系およびグラ
スウール等が好適に用いられる。4105,4106は
張力調整および帯状基板の位置出しを兼ねた搬送用ロー
ラーである。4109,4110は圧力計。4111
n,4111,4112,4112p,4107,41
08はコンダクタンス調製用のスロットルバルブ、41
15n,4115,4116,4116p,4113,
4114は排気管であり、それぞれ不図示の排気ポンプ
に接続されている。
【0288】4138,4139,4117,4118
はガスゲートであり、4119,4120,4121,
4122はゲートガス導入管で、それぞれ不図示のガス
供給設備に接続されている。4005n,4005,4
006,4007,4005pはマイクロ波導入のため
のアプリケーターである。アプリケーターの先端部には
マイクロ波透過性部材がそれぞれ取り付けられており、
導波管4123,4124,4125,4126,41
27を通じて、不図示のマイクロ波電源に接続されてい
る。
はガスゲートであり、4119,4120,4121,
4122はゲートガス導入管で、それぞれ不図示のガス
供給設備に接続されている。4005n,4005,4
006,4007,4005pはマイクロ波導入のため
のアプリケーターである。アプリケーターの先端部には
マイクロ波透過性部材がそれぞれ取り付けられており、
導波管4123,4124,4125,4126,41
27を通じて、不図示のマイクロ波電源に接続されてい
る。
【0289】各成膜容器4001n,4001,400
1pの帯状基板4019を挟んだ成膜室と反対側の部分
には、多数の赤外線ランプヒーター4128,412
9,4130と、これら赤外線ランプヒーターからの放
射熱を効率よく帯状基板4019に集中させるためのラ
ンプハウス4131,4132,4133がそれぞれ設
けられている。また、帯状基板4019の温度を4ヶ所
で監視するための熱電対4134〜4137がそれぞれ
帯状基板4019に接触するように接続されている。
1pの帯状基板4019を挟んだ成膜室と反対側の部分
には、多数の赤外線ランプヒーター4128,412
9,4130と、これら赤外線ランプヒーターからの放
射熱を効率よく帯状基板4019に集中させるためのラ
ンプハウス4131,4132,4133がそれぞれ設
けられている。また、帯状基板4019の温度を4ヶ所
で監視するための熱電対4134〜4137がそれぞれ
帯状基板4019に接触するように接続されている。
【0290】(放電室の壁面形状)本発明の第5の構成
において放電室の壁面は、帯状基板の搬入・搬出部の少
なくとも一方において、所定の長さにわたって帯状基板
に近接した形状となっている。
において放電室の壁面は、帯状基板の搬入・搬出部の少
なくとも一方において、所定の長さにわたって帯状基板
に近接した形状となっている。
【0291】一般に、放電室内にマイクロ波電力を効率
よく導入し、強いプラズマを発生させるためには、放電
室の壁面は帯状基板から、導入されるマイクロ波の波長
程度は離して配置されることが好ましく、例えばマイク
ロ波が2.45GHzの場合、12cm程度は離して配
置される。逆に弱いプラズマを発生させるためには、放
電室の壁面は、帯状基板の移動方向にマイクロ波の波長
の1/2以上の長さ、好ましくは波長以上の長さにわた
って、帯状基板からマイクロ波の波長の1/2以下の距
離、好ましくは波長の1/4以下の距離まで近接して配
置されることが望ましい。
よく導入し、強いプラズマを発生させるためには、放電
室の壁面は帯状基板から、導入されるマイクロ波の波長
程度は離して配置されることが好ましく、例えばマイク
ロ波が2.45GHzの場合、12cm程度は離して配
置される。逆に弱いプラズマを発生させるためには、放
電室の壁面は、帯状基板の移動方向にマイクロ波の波長
の1/2以上の長さ、好ましくは波長以上の長さにわた
って、帯状基板からマイクロ波の波長の1/2以下の距
離、好ましくは波長の1/4以下の距離まで近接して配
置されることが望ましい。
【0292】なお、この帯状基板の搬入・搬出部におい
て、帯状基板から放電室の壁面までの距離がマイクロ波
の波長の1/2以下の部分が、マイクロ波の波長の1/
2以上の長さあれば、帯状基板から放電室壁面までの距
離は、帯状基板の移動方向に対して変化していてもよ
い。例えば、帯状基板の移動方向に対して徐々に長くな
る、徐々に短くなる、あるいは階段状に変化する等の変
化をしていてもよい。
て、帯状基板から放電室の壁面までの距離がマイクロ波
の波長の1/2以下の部分が、マイクロ波の波長の1/
2以上の長さあれば、帯状基板から放電室壁面までの距
離は、帯状基板の移動方向に対して変化していてもよ
い。例えば、帯状基板の移動方向に対して徐々に長くな
る、徐々に短くなる、あるいは階段状に変化する等の変
化をしていてもよい。
【0293】また、特開平3−30419号公報に開示
されているように、移動する帯状基板が放電室のほとん
ど全ての壁面を形成している場合には、プラズマを囲む
帯状基板を放電室の壁として考え、この壁面が、帯状基
板の成膜空間への搬入・搬出部の少なくとも一方で、帯
状基板に近接するようにする。
されているように、移動する帯状基板が放電室のほとん
ど全ての壁面を形成している場合には、プラズマを囲む
帯状基板を放電室の壁として考え、この壁面が、帯状基
板の成膜空間への搬入・搬出部の少なくとも一方で、帯
状基板に近接するようにする。
【0294】(アプリケーター)本発明の第5の構成に
おいてのアプリケーターとしては、図42に示す構造の
ものが好適に用いられる。
おいてのアプリケーターとしては、図42に示す構造の
ものが好適に用いられる。
【0295】図42において、4201,4202はマ
イクロ波透過性部材であり、メタルシール4212およ
び、固定用リング4206を用いて、内筒4204、外
筒4205に固定されており、真空シールがされてい
る。また内筒4204、外筒4205との間には冷媒4
209が流れるようになっており一方の端にはOリング
4210でシールされており、アプリケーター4200
全体を均一に冷却するようになっている。冷媒4209
としては、水、フレオン、オイル、冷却空気等が好まし
く用いられる。マイクロ波透過性部材4201にはマイ
クロ波整合用円板4203,4208が固定されてい
る。外筒4205には溝4211の加工されたチョーク
フランジ4207が接続されている。また、4213,
4214は冷却空気の導入孔および排出孔であり、アプ
リケーター内部を冷却するために用いられる。
イクロ波透過性部材であり、メタルシール4212およ
び、固定用リング4206を用いて、内筒4204、外
筒4205に固定されており、真空シールがされてい
る。また内筒4204、外筒4205との間には冷媒4
209が流れるようになっており一方の端にはOリング
4210でシールされており、アプリケーター4200
全体を均一に冷却するようになっている。冷媒4209
としては、水、フレオン、オイル、冷却空気等が好まし
く用いられる。マイクロ波透過性部材4201にはマイ
クロ波整合用円板4203,4208が固定されてい
る。外筒4205には溝4211の加工されたチョーク
フランジ4207が接続されている。また、4213,
4214は冷却空気の導入孔および排出孔であり、アプ
リケーター内部を冷却するために用いられる。
【0296】(帯状基板)本発明の第5の構成において
好適に用いられる帯状基板の材質としては、半導体膜作
製時に必要とされる温度において変形、歪みが少なく、
所望の強度を有し、また、導電性を有するものであるこ
とが好ましく、具体的にはステンレススチール、アルミ
ニウムおよびその合金、鉄およびその合金、銅およびそ
の合金等の金属の薄板およびその複合体、およびそれら
の表面に異種材質の金属薄膜および/またはSiO2、
Si3N4、Al2O3、AlN等の絶縁性薄膜をスパッタ
法、蒸着法、鍍金法等により表面コーティング処理を行
ったもの。また、ポリイミド、ポリアミド、ポリエチレ
ンテレフタレート、エポキシ等の耐熱性樹脂製シートま
たはこれらとガラスファイバー、カーボンファイバー、
ホウ素ファイバー、金属繊維等との複合体の表面に金属
単体または合金、および透明導電性酸化物(TCO)等
を鍍金、蒸着、スパッタ、塗布等の方法で導電性処理を
行ったものが挙げられる。
好適に用いられる帯状基板の材質としては、半導体膜作
製時に必要とされる温度において変形、歪みが少なく、
所望の強度を有し、また、導電性を有するものであるこ
とが好ましく、具体的にはステンレススチール、アルミ
ニウムおよびその合金、鉄およびその合金、銅およびそ
の合金等の金属の薄板およびその複合体、およびそれら
の表面に異種材質の金属薄膜および/またはSiO2、
Si3N4、Al2O3、AlN等の絶縁性薄膜をスパッタ
法、蒸着法、鍍金法等により表面コーティング処理を行
ったもの。また、ポリイミド、ポリアミド、ポリエチレ
ンテレフタレート、エポキシ等の耐熱性樹脂製シートま
たはこれらとガラスファイバー、カーボンファイバー、
ホウ素ファイバー、金属繊維等との複合体の表面に金属
単体または合金、および透明導電性酸化物(TCO)等
を鍍金、蒸着、スパッタ、塗布等の方法で導電性処理を
行ったものが挙げられる。
【0297】また、帯状基板の厚さとしては、搬送手段
による搬送時に作製される湾曲形状が維持される強度を
発揮する範囲内であれば、コスト、収納スペース等を考
慮して可能な限り薄い方が望ましい。具体的には、0.
05mm乃至1mmであることが望ましいが、金属等の
薄板を用いる場合、厚さを比較的薄くしても所望の強度
が得られやすい。
による搬送時に作製される湾曲形状が維持される強度を
発揮する範囲内であれば、コスト、収納スペース等を考
慮して可能な限り薄い方が望ましい。具体的には、0.
05mm乃至1mmであることが望ましいが、金属等の
薄板を用いる場合、厚さを比較的薄くしても所望の強度
が得られやすい。
【0298】帯状基板の幅については、特に制限される
ことはなく、半導体膜作製手段、あるいはその容器等の
サイズによって決定される。
ことはなく、半導体膜作製手段、あるいはその容器等の
サイズによって決定される。
【0299】帯状基板の長さについては、特に制限され
ることはなく、ロール状に巻き取られる程度の長さであ
っても良く、長尺のものを溶接等によってさらに長尺化
したものであっても良い。
ることはなく、ロール状に巻き取られる程度の長さであ
っても良く、長尺のものを溶接等によってさらに長尺化
したものであっても良い。
【0300】帯状基板が金属等の電気導電性である場合
には直接電流取り出し用の電極としても良いし、合成樹
脂等の電気絶縁性である場合には半導体膜の作製される
側の表面にAl、Ag、Pt、Au、Ni、Ti、M
o、W、Fe、V、Cr、Cu、ステンレス、真ちゅ
う、ニクロム、SnO2、In2O3、ZnO、SnO2−
In2O3(ITO)等のいわゆる金属単体または合金、
および透明導電性酸化物(TCO)を鍍金、蒸着、スパ
ッタ等の方法であらかじめ表面処理を行って電流取り出
し用の電極を作製しておくことが望ましい。
には直接電流取り出し用の電極としても良いし、合成樹
脂等の電気絶縁性である場合には半導体膜の作製される
側の表面にAl、Ag、Pt、Au、Ni、Ti、M
o、W、Fe、V、Cr、Cu、ステンレス、真ちゅ
う、ニクロム、SnO2、In2O3、ZnO、SnO2−
In2O3(ITO)等のいわゆる金属単体または合金、
および透明導電性酸化物(TCO)を鍍金、蒸着、スパ
ッタ等の方法であらかじめ表面処理を行って電流取り出
し用の電極を作製しておくことが望ましい。
【0301】帯状基板が金属等の非透光性のものである
場合、長波長光の基板表面上での反射率を向上させるた
めの反射性導電膜を該帯状基板上に作製することが前述
のように好ましい。該反射性導電膜の材質として好適に
用いられるものとしてAg、Al、Cr等が挙げられ
る。
場合、長波長光の基板表面上での反射率を向上させるた
めの反射性導電膜を該帯状基板上に作製することが前述
のように好ましい。該反射性導電膜の材質として好適に
用いられるものとしてAg、Al、Cr等が挙げられ
る。
【0302】また、基板材質と半導体膜との間での構成
元素の相互拡散を防止したり短絡防止用の緩衝層とする
等の目的で金属層等を反射性導電膜として、基板上の半
導体膜が作製される側に設けることが好ましい。該緩衝
層の材質として好適に用いられるものとして、ZnOが
挙げられる。
元素の相互拡散を防止したり短絡防止用の緩衝層とする
等の目的で金属層等を反射性導電膜として、基板上の半
導体膜が作製される側に設けることが好ましい。該緩衝
層の材質として好適に用いられるものとして、ZnOが
挙げられる。
【0303】また、帯状基板が比較的透明であって、該
帯状基板の側から光入射を行う層構成の太陽電池とする
場合には透明導電性酸化物や金属薄膜等の導電性薄膜を
あらかじめ堆積作製しておくことが望ましい。
帯状基板の側から光入射を行う層構成の太陽電池とする
場合には透明導電性酸化物や金属薄膜等の導電性薄膜を
あらかじめ堆積作製しておくことが望ましい。
【0304】また、帯状基板の表面性としてはいわゆる
平滑面であっても、微小の凹凸面が有っても良い。微小
の凹凸面とする場合には、球状、円錐状、角錐状等であ
って、且つその最大高さ(Rmax)は好ましくは50
nm乃至500nmとすることにより、該表面での光反
射が乱反射となり、該表面での反射光の光路長の増大を
もたらす。
平滑面であっても、微小の凹凸面が有っても良い。微小
の凹凸面とする場合には、球状、円錐状、角錐状等であ
って、且つその最大高さ(Rmax)は好ましくは50
nm乃至500nmとすることにより、該表面での光反
射が乱反射となり、該表面での反射光の光路長の増大を
もたらす。
【0305】(ガスゲート)本発明の第5の構成におい
て、帯状基板の送り出しおよび巻き取り用真空容器と半
導体膜作製用真空容器を分離独立させ、且つ、帯状基板
をそれらの中を貫通させて連続的に搬送するにはガスゲ
ート手段が好適に用いられる。ガスゲートの断面形状と
してはスリット状またはこれに類似する形状であり、そ
の全長および用いる排気ポンプの排気能力等と合わせ
て、一般のコンダクタンス計算式を用いてそれらの寸法
が計算、設計される。さらに、分離能力を高めるために
ゲートガスを併用することが好ましく、例えばAr、H
e、Ne、Kr、Xe、Rn等の希ガスまたはH2等の
半導体膜作製用希釈ガスが挙げられる。ゲートガス流量
としてはガスゲート全体のコンダクタンスおよび用いる
排気ポンプの能力等によって適宜決定されるが、例え
ば、図43に示したような圧力勾配を作成するようにす
れば良い。図43において、ガスゲートのほぼ中央部に
圧力の最大となるポイントを設ければ、ゲートガスはガ
スゲート中央部から両サイドの真空容器側へ流れ、両サ
イドの容器間での相互のガス拡散を最小限に抑えること
ができる。実際には、質量分析計を用いて拡散してくる
ガス量を測定したり、半導体膜の組成分析を行うことに
よって最適条件を決定する。
て、帯状基板の送り出しおよび巻き取り用真空容器と半
導体膜作製用真空容器を分離独立させ、且つ、帯状基板
をそれらの中を貫通させて連続的に搬送するにはガスゲ
ート手段が好適に用いられる。ガスゲートの断面形状と
してはスリット状またはこれに類似する形状であり、そ
の全長および用いる排気ポンプの排気能力等と合わせ
て、一般のコンダクタンス計算式を用いてそれらの寸法
が計算、設計される。さらに、分離能力を高めるために
ゲートガスを併用することが好ましく、例えばAr、H
e、Ne、Kr、Xe、Rn等の希ガスまたはH2等の
半導体膜作製用希釈ガスが挙げられる。ゲートガス流量
としてはガスゲート全体のコンダクタンスおよび用いる
排気ポンプの能力等によって適宜決定されるが、例え
ば、図43に示したような圧力勾配を作成するようにす
れば良い。図43において、ガスゲートのほぼ中央部に
圧力の最大となるポイントを設ければ、ゲートガスはガ
スゲート中央部から両サイドの真空容器側へ流れ、両サ
イドの容器間での相互のガス拡散を最小限に抑えること
ができる。実際には、質量分析計を用いて拡散してくる
ガス量を測定したり、半導体膜の組成分析を行うことに
よって最適条件を決定する。
【0306】図44〜図46のそれぞれは、本発明の第
5の構成の堆積膜形成装置を用いて作製される光起電力
素子の典型的な1例を示す模式的説明図である。
5の構成の堆積膜形成装置を用いて作製される光起電力
素子の典型的な1例を示す模式的説明図である。
【0307】図44に示す例は、帯状基板4401、下
部電極4402、第1の導電型層4403、i型層44
04、第2の導電型層4405、上部電極4406、集
電電極4407から構成されている。
部電極4402、第1の導電型層4403、i型層44
04、第2の導電型層4405、上部電極4406、集
電電極4407から構成されている。
【0308】図45に示す例は、バンドギャップおよび
/または層厚の異なる2種の半導体層をi型層として用
いた光起電力素子4511,4512を2素子積層して
構成されたいわゆるタンデム型光起電力素子であり、帯
状基板4501、下部電極4502、第1の導電型層4
503、i型層4504、第2の導電型層4505、第
1の導電型層4503、i型層4504、第2の導電型
層4505、上部電極4506、集電電極4507から
構成されている。
/または層厚の異なる2種の半導体層をi型層として用
いた光起電力素子4511,4512を2素子積層して
構成されたいわゆるタンデム型光起電力素子であり、帯
状基板4501、下部電極4502、第1の導電型層4
503、i型層4504、第2の導電型層4505、第
1の導電型層4503、i型層4504、第2の導電型
層4505、上部電極4506、集電電極4507から
構成されている。
【0309】図46に示す例は、バンドギャップおよび
/または層厚の異なる3種の半導体層をi型層として用
いた光起電力素子4611,4612,4613を3素
子積層して構成された、いわゆるトリプル型光起電力素
子であり、帯状基板4601、下部電極4602、第1
の導電型層4603、i型層4604、第2の導電型層
4605、第1の導電型層4603、i型層4604、
第2の導電型層4605、第1の導電型層4603、i
型層4604、第2の導電型層4605、上部電極46
06、集電電極4607から構成されている。
/または層厚の異なる3種の半導体層をi型層として用
いた光起電力素子4611,4612,4613を3素
子積層して構成された、いわゆるトリプル型光起電力素
子であり、帯状基板4601、下部電極4602、第1
の導電型層4603、i型層4604、第2の導電型層
4605、第1の導電型層4603、i型層4604、
第2の導電型層4605、第1の導電型層4603、i
型層4604、第2の導電型層4605、上部電極46
06、集電電極4607から構成されている。
【0310】以下、これらの光起電力素子の構成につい
て説明する。
て説明する。
【0311】帯状基板 帯状基板(4401,4501,4601)は、フレキ
シブルである材質のものが好適に用いられ、導電性のも
のであっても、また電気絶縁性のものであってもよい。
さらには、それらは透光性のものであっても、また非透
光性のものであってもよいが、帯状基板の側より光入射
が行われる場合には、もちろん透光性であることが必要
である。
シブルである材質のものが好適に用いられ、導電性のも
のであっても、また電気絶縁性のものであってもよい。
さらには、それらは透光性のものであっても、また非透
光性のものであってもよいが、帯状基板の側より光入射
が行われる場合には、もちろん透光性であることが必要
である。
【0312】電極 光起電力素子の構成形態により適宜の電極が選択使用さ
れる。それらの電極としては、下部電極、上部電極(透
明電極)、集電電極を挙げることができる(ただし、こ
こでいう上部電極とは光の入射側に設けられたものを示
し、下部電極とは半導体層を挟んで上部電極に対向して
設けられたものを示すこととする)。
れる。それらの電極としては、下部電極、上部電極(透
明電極)、集電電極を挙げることができる(ただし、こ
こでいう上部電極とは光の入射側に設けられたものを示
し、下部電極とは半導体層を挟んで上部電極に対向して
設けられたものを示すこととする)。
【0313】これらの電極について以下に詳しく説明す
る。
る。
【0314】(I)下部電極 下部電極(4402,4502,4602)としては、
上述した帯状基板(4401,4501,4601)の
材料が透光性であるか否かによって、光起電力発生用の
光を照射する面が異なる故(たとえば帯状基板が金属等
の非透光性の材料である場合には、図44〜図46で示
した上部電極(4406,4506,4606)を透明
電極として形成した場合には、上部電極側から光起電力
発生用の光を照射する)、その設置される場所が異な
る。
上述した帯状基板(4401,4501,4601)の
材料が透光性であるか否かによって、光起電力発生用の
光を照射する面が異なる故(たとえば帯状基板が金属等
の非透光性の材料である場合には、図44〜図46で示
した上部電極(4406,4506,4606)を透明
電極として形成した場合には、上部電極側から光起電力
発生用の光を照射する)、その設置される場所が異な
る。
【0315】具体的には、図44〜図46のような層構
成の場合には帯状基板(4401,4501,460
1)と第1の導電型層(4403,4503,460
3)との間に設けられる。しかし、帯状基板が導電性で
ある場合には、該帯状基板が下部電極を兼ねることがで
きる。ただし、帯状基板が導電性であってもシート抵抗
値が高い場合には、電流取り出し用の低抵抗の電極とし
て、あるいは基板表面での反射率を高め入射光の有効利
用を図る目的で下部電極(4402,4502,460
2)を設置してもよい。
成の場合には帯状基板(4401,4501,460
1)と第1の導電型層(4403,4503,460
3)との間に設けられる。しかし、帯状基板が導電性で
ある場合には、該帯状基板が下部電極を兼ねることがで
きる。ただし、帯状基板が導電性であってもシート抵抗
値が高い場合には、電流取り出し用の低抵抗の電極とし
て、あるいは基板表面での反射率を高め入射光の有効利
用を図る目的で下部電極(4402,4502,460
2)を設置してもよい。
【0316】電極材料としては、Ag、Au、Pt、N
i、Cr、Cu、Al、Ti、Zn、Mo、W等の金属
またはこれらの合金が挙げられ、これ等の金属の薄膜を
真空蒸着、電子ビーム蒸着、スパッタリング等で作製す
る。また、作製された金属薄膜は光起電力素子の出力に
対して抵抗成分とならぬように配慮されねばならず、シ
ート抵抗値として好ましくは50Ω以下、より好ましく
は10Ω以下であることが望ましい。
i、Cr、Cu、Al、Ti、Zn、Mo、W等の金属
またはこれらの合金が挙げられ、これ等の金属の薄膜を
真空蒸着、電子ビーム蒸着、スパッタリング等で作製す
る。また、作製された金属薄膜は光起電力素子の出力に
対して抵抗成分とならぬように配慮されねばならず、シ
ート抵抗値として好ましくは50Ω以下、より好ましく
は10Ω以下であることが望ましい。
【0317】下部電極(4402,4502,460
2)と第1の導電型層(4403,4503,460
3)との間に、図中には示されていないが、ZnO等の
短絡防止および拡散防止のための緩衝層を設けても良
い。該緩衝層の効果としては下部電極を構成する金属元
素が第1の導電型層中へ拡散するのを防止するのみなら
ず、若干の抵抗値をもたせることで半導体層を挟んで設
けられた下部電極と上部(透明)電極との間にピンホー
ル等の欠陥で発生するショートを防止すること、および
薄膜による多重干渉を発生させ入射された光を光起電力
素子内に閉じ込める等の効果を挙げることができる。
2)と第1の導電型層(4403,4503,460
3)との間に、図中には示されていないが、ZnO等の
短絡防止および拡散防止のための緩衝層を設けても良
い。該緩衝層の効果としては下部電極を構成する金属元
素が第1の導電型層中へ拡散するのを防止するのみなら
ず、若干の抵抗値をもたせることで半導体層を挟んで設
けられた下部電極と上部(透明)電極との間にピンホー
ル等の欠陥で発生するショートを防止すること、および
薄膜による多重干渉を発生させ入射された光を光起電力
素子内に閉じ込める等の効果を挙げることができる。
【0318】(II)上部電極(透明電極) 上部(透明)電極(4406,4506,4606)と
しては太陽や白色蛍光灯等からの光を半導体層内に効率
良く吸収させるために光の透過率が85%以上であるこ
とが望ましく、さらに、電気的には光起電力素子の出力
に対して抵抗成分とならぬようにシート抵抗値は100
Ω以下であることが望ましい。このような特性を備えた
材料としてSnO2、In2O3、ZnO、CdO、Cd2
SnO4、ITO(In2O3+SnO2)などの金属酸化
物や、Au、Al、Cu等の金属を極めて薄く半透明状
に成膜した金属薄膜等が挙げられる。透明電極は図8に
おいては第2の導電型層505層の上に積層されるた
め、互いの密着性の良いものを選ぶことが必要である。
これらの作製方法としては、抵抗加熱蒸着法、電子ビー
ム加熱蒸着法、スパッタリング法、スプレー法等を用い
ることができ所望に応じて適宜選択される。
しては太陽や白色蛍光灯等からの光を半導体層内に効率
良く吸収させるために光の透過率が85%以上であるこ
とが望ましく、さらに、電気的には光起電力素子の出力
に対して抵抗成分とならぬようにシート抵抗値は100
Ω以下であることが望ましい。このような特性を備えた
材料としてSnO2、In2O3、ZnO、CdO、Cd2
SnO4、ITO(In2O3+SnO2)などの金属酸化
物や、Au、Al、Cu等の金属を極めて薄く半透明状
に成膜した金属薄膜等が挙げられる。透明電極は図8に
おいては第2の導電型層505層の上に積層されるた
め、互いの密着性の良いものを選ぶことが必要である。
これらの作製方法としては、抵抗加熱蒸着法、電子ビー
ム加熱蒸着法、スパッタリング法、スプレー法等を用い
ることができ所望に応じて適宜選択される。
【0319】(III)集電電極 集電電極(4407,4507,4607)は、上部
(透明)電極(4406,4506,4606)の表面
抵抗値を低減させる目的で上部(透明)電極上に設けら
れる。電極材料としてはAg、Cr、Ni、Al、A
g、Au、Ti、Pt、Cu、Mo、W等の金属または
これらの合金の薄膜が挙げられる。これらの薄膜は積層
させて用いることができる。また、半導体層への光入射
光量が十分に確保されるよう、その形状および面積が適
宜設計される。
(透明)電極(4406,4506,4606)の表面
抵抗値を低減させる目的で上部(透明)電極上に設けら
れる。電極材料としてはAg、Cr、Ni、Al、A
g、Au、Ti、Pt、Cu、Mo、W等の金属または
これらの合金の薄膜が挙げられる。これらの薄膜は積層
させて用いることができる。また、半導体層への光入射
光量が十分に確保されるよう、その形状および面積が適
宜設計される。
【0320】たとえば、その形状は光起電力素子の受光
面に対して一様に広がり、且つ受光面積に対してその面
積は好ましくは15%以下、より好ましくは10%以下
であることが望ましい。
面に対して一様に広がり、且つ受光面積に対してその面
積は好ましくは15%以下、より好ましくは10%以下
であることが望ましい。
【0321】また、シート抵抗値としては、好ましくは
50Ω以下、より好ましくは10Ω以下であることが望
ましい。
50Ω以下、より好ましくは10Ω以下であることが望
ましい。
【0322】第1および第2の導電型層 第1および第2の導電型層に用いられる材料としては、
周期律表第IV族の原子を1種または複数種から成る、非
単結晶半導体が適す。またさらに、光照射側の導電型層
は、微結晶化した半導体が最適である。該微結晶の粒径
は、好ましくは3nm〜20nmであり、最適には3n
m〜10nmである。
周期律表第IV族の原子を1種または複数種から成る、非
単結晶半導体が適す。またさらに、光照射側の導電型層
は、微結晶化した半導体が最適である。該微結晶の粒径
は、好ましくは3nm〜20nmであり、最適には3n
m〜10nmである。
【0323】第1または第2の導電型層の導電型がn型
の場合、第1または第2の導電型層に含有される添加物
としては、周期律表第VA族の原子が適している。その
中で特にリン(P)、窒素(N)、ひ素(As)、アン
チモン(Sb)が最適である。
の場合、第1または第2の導電型層に含有される添加物
としては、周期律表第VA族の原子が適している。その
中で特にリン(P)、窒素(N)、ひ素(As)、アン
チモン(Sb)が最適である。
【0324】第1または第2の導電型層の導電型がp型
の場合、第1または第2の導電型層に含有される添加物
としては、周期律表第IIIA族元素が適している。その
中で特にホウ素(B)、アルミニウム(Al)、ガリウ
ム(Ga)が最適である。
の場合、第1または第2の導電型層に含有される添加物
としては、周期律表第IIIA族元素が適している。その
中で特にホウ素(B)、アルミニウム(Al)、ガリウ
ム(Ga)が最適である。
【0325】第1および第2の導電型の層厚は、好まし
くは1nm〜50nm、最適には3nm〜10nmであ
る。
くは1nm〜50nm、最適には3nm〜10nmであ
る。
【0326】さらに、光照射側の導電型層での光吸収を
より少なくするためには、i型層を構成する半導体のバ
ンドギャップより大きなバンドギャップを有する半導体
層を用いることが好ましい。例えば、i型層がアモルフ
ァスシリコンの場合に光照射側の導電型層に非単結晶炭
化シリコンを用いるのが最適である。
より少なくするためには、i型層を構成する半導体のバ
ンドギャップより大きなバンドギャップを有する半導体
層を用いることが好ましい。例えば、i型層がアモルフ
ァスシリコンの場合に光照射側の導電型層に非単結晶炭
化シリコンを用いるのが最適である。
【0327】i型層 i型層に用いられる半導体材料としては周期律表第IV族
の原子を1種または、複数種から成る、Si、Ge、
C、SiC、GeC、SiSn、GeSn、SnC等の
半導体が挙げられる。III−V族化合物半導体として、
GaAs、GaP、GaSb、InP、InAs、II−
VI族化合物半導体として、ZnSe、ZnS、ZnT
e、CdS、CdSe、CdTe、I−III−VI族化合
物半導体として、CuAlS2、CuAlSe2CuAl
Te2、CuInS2、CuInSe2、CuInTe2、
CuGAs2、CuGaSe2、CuGaTe、AgIn
Se2、AgInTe2、II−IV−V族化合物半導体とし
ては、ZnSiP2、ZnGeAs2、CdSiAs2、
CdSnP2、酸化物半導体として、Cu2O、Ti
O2、In2O3、SnO2、ZnO、CdO、Bi2O3、
CdSnO4がそれぞれ挙げられる。
の原子を1種または、複数種から成る、Si、Ge、
C、SiC、GeC、SiSn、GeSn、SnC等の
半導体が挙げられる。III−V族化合物半導体として、
GaAs、GaP、GaSb、InP、InAs、II−
VI族化合物半導体として、ZnSe、ZnS、ZnT
e、CdS、CdSe、CdTe、I−III−VI族化合
物半導体として、CuAlS2、CuAlSe2CuAl
Te2、CuInS2、CuInSe2、CuInTe2、
CuGAs2、CuGaSe2、CuGaTe、AgIn
Se2、AgInTe2、II−IV−V族化合物半導体とし
ては、ZnSiP2、ZnGeAs2、CdSiAs2、
CdSnP2、酸化物半導体として、Cu2O、Ti
O2、In2O3、SnO2、ZnO、CdO、Bi2O3、
CdSnO4がそれぞれ挙げられる。
【0328】またさらにi型層の層厚は、本発明の第5
の構成の光起電力素子の特性を左右する重要なパラメー
タである。i型層の好ましい層厚は100nm〜100
0nmであり、最適な層厚は200nm〜600nmで
ある。これらの層厚は、i型層および界面層の吸光係数
や光源のスペクトルを考慮し上記範囲内で設計すること
が望ましいものである。
の構成の光起電力素子の特性を左右する重要なパラメー
タである。i型層の好ましい層厚は100nm〜100
0nmであり、最適な層厚は200nm〜600nmで
ある。これらの層厚は、i型層および界面層の吸光係数
や光源のスペクトルを考慮し上記範囲内で設計すること
が望ましいものである。
【0329】第1および第2の導電型層、i型層および
界面層を作製する、マイクロ波グロー放電分解法に適し
た原料ガスとして次のものが挙げられる。
界面層を作製する、マイクロ波グロー放電分解法に適し
た原料ガスとして次のものが挙げられる。
【0330】Si供給用の原料ガスとしては、Si
H4、Si2H6、Si3H8、Si4H10等のガス状態の、
またはガス化し得る水素化硅素(シラン類)が有効に使
用されるものとして挙げられ、殊に、層作成作業の扱い
易さ、Si供給効率の良さ等の点でSiH4、Si2H6
が好ましいものとして挙げられる。
H4、Si2H6、Si3H8、Si4H10等のガス状態の、
またはガス化し得る水素化硅素(シラン類)が有効に使
用されるものとして挙げられ、殊に、層作成作業の扱い
易さ、Si供給効率の良さ等の点でSiH4、Si2H6
が好ましいものとして挙げられる。
【0331】ハロゲン原子供給用の原料ガスとして有効
なのは、多くのハロゲン化合物が挙げられ、例えばハロ
ゲンガス、ハロゲン化物、ハロゲン間化合物、ハロゲン
で置換されたシラン誘導体等のガス状態のまたはガス化
し得るハロゲン化合物が好ましく挙げられる。
なのは、多くのハロゲン化合物が挙げられ、例えばハロ
ゲンガス、ハロゲン化物、ハロゲン間化合物、ハロゲン
で置換されたシラン誘導体等のガス状態のまたはガス化
し得るハロゲン化合物が好ましく挙げられる。
【0332】また、さらには、シリコン原子とハロゲン
原子とを構成元素とするガス状態のまたはガス化し得
る、ハロゲン原子を含む硅素化合物も有効なものとして
挙げることができる。
原子とを構成元素とするガス状態のまたはガス化し得
る、ハロゲン原子を含む硅素化合物も有効なものとして
挙げることができる。
【0333】好適に使用し得るハロゲン化合物として
は、具体的にはフッ素、塩素、臭素、ヨウ素のハロゲン
ガス、BrF、ClF、ClF3、BrF5、BrF3、
IF3、IF7、ICl、IBr等のハロゲン間化合物を
挙げることができる。
は、具体的にはフッ素、塩素、臭素、ヨウ素のハロゲン
ガス、BrF、ClF、ClF3、BrF5、BrF3、
IF3、IF7、ICl、IBr等のハロゲン間化合物を
挙げることができる。
【0334】ハロゲン原子を含む硅素化合物、いわゆ
る、ハロゲン原子で置換されたシラン誘導体としては、
具体的には例えばSiF4、Si2F6、SiCl4、Si
Br4等のハロゲン化硅素が好ましいものとして挙げる
ことができる。
る、ハロゲン原子で置換されたシラン誘導体としては、
具体的には例えばSiF4、Si2F6、SiCl4、Si
Br4等のハロゲン化硅素が好ましいものとして挙げる
ことができる。
【0335】ハロゲン原子供給用の原料ガスとして上記
されたハロゲン化合物或いはハロゲン原子を含む硅素化
合物が有効なものとして使用されるものであるが、その
他に、HF、HCl、HBr、HI等のハロゲン化水
素、SiH3F、SiH2F2、SiHF3、SiH2I2、
SiH2Cl2、SiHCl3、SiH2Br2、SiHB
r3等のハロゲン置換水素化硅素、等々のガス状態の或
いはガス化し得る、水素原子を構成要素の1つとするハ
ロゲン化物も有効な原料ガスとして挙げることができ
る。
されたハロゲン化合物或いはハロゲン原子を含む硅素化
合物が有効なものとして使用されるものであるが、その
他に、HF、HCl、HBr、HI等のハロゲン化水
素、SiH3F、SiH2F2、SiHF3、SiH2I2、
SiH2Cl2、SiHCl3、SiH2Br2、SiHB
r3等のハロゲン置換水素化硅素、等々のガス状態の或
いはガス化し得る、水素原子を構成要素の1つとするハ
ロゲン化物も有効な原料ガスとして挙げることができ
る。
【0336】これ等の水素原子を含むハロゲン化物は、
層作製の際に作製される層中にハロゲン原子の供給と同
時に電気的或いは光電的特性の制御に極めて有効な水素
原子も供給されるので、本発明の第5の構成においては
好適なハロゲン原子供給用の原料ガスとして使用され
る。
層作製の際に作製される層中にハロゲン原子の供給と同
時に電気的或いは光電的特性の制御に極めて有効な水素
原子も供給されるので、本発明の第5の構成においては
好適なハロゲン原子供給用の原料ガスとして使用され
る。
【0337】水素原子供給用の原料ガスとしては、上記
の他にH2、あるいはSiH4、Si 2H6、Si3H8、S
i4H10等の水素化硅素が挙げられる。
の他にH2、あるいはSiH4、Si 2H6、Si3H8、S
i4H10等の水素化硅素が挙げられる。
【0338】ゲルマニウム原子供給用ガスとしては、G
eH4、Ge2H6、Ge3H8、Ge4H10、Ge5H12、
Ge6H14、Ge7H16、Ge8H18、Ge9H20等の水素
化ゲルマニウムや、GeHF3、GeH2F2、GeH
3F、GeHCl3、GeH2Cl 2、GeH3Cl、Ge
HBr3、GeH2Br2、GeH3Br、GeHI3、G
eH2I2、GeH3I等の水素化ハロゲン化ゲルマニウ
ム等の水素原子を構成要素の1つとするハロゲン化物、
GeF4、GeCl4、GeBr4、GeI4、GeF 2、
GeCl2、GeBr2、GeI2等のハロゲン化ゲルマ
ニウム等のゲルマニウム化合物が挙げられる。
eH4、Ge2H6、Ge3H8、Ge4H10、Ge5H12、
Ge6H14、Ge7H16、Ge8H18、Ge9H20等の水素
化ゲルマニウムや、GeHF3、GeH2F2、GeH
3F、GeHCl3、GeH2Cl 2、GeH3Cl、Ge
HBr3、GeH2Br2、GeH3Br、GeHI3、G
eH2I2、GeH3I等の水素化ハロゲン化ゲルマニウ
ム等の水素原子を構成要素の1つとするハロゲン化物、
GeF4、GeCl4、GeBr4、GeI4、GeF 2、
GeCl2、GeBr2、GeI2等のハロゲン化ゲルマ
ニウム等のゲルマニウム化合物が挙げられる。
【0339】炭素原子供給用の原料となる炭素原子含有
化合物としては、例えば炭素数1〜4の飽和炭化水素、
炭素数2〜4のエチレン系炭化水素、炭素数2〜3のア
セチレン系炭化水素等が挙げられる。
化合物としては、例えば炭素数1〜4の飽和炭化水素、
炭素数2〜4のエチレン系炭化水素、炭素数2〜3のア
セチレン系炭化水素等が挙げられる。
【0340】具体的には、飽和炭化水素としては、メタ
ン(CH4)、エタン(C2H6)、プロパン(C
3H8)、n−ブタン(n−C4H10)、ペンタン(C5H
12)、エチレン系炭化水素としては、エチレン(C
2H4)、プロピレン(C3H6)、ブテン−1(C
4H8)、ブテン−2(C4H8)、イソブチレン(C
4H8)、ペンテン(C5H10)、アセチレン系炭化水素
としては、アセチレン(C2H2)、メチルアセチレン
(C3H4)、ブチン(C4H6)等が挙げられる。
ン(CH4)、エタン(C2H6)、プロパン(C
3H8)、n−ブタン(n−C4H10)、ペンタン(C5H
12)、エチレン系炭化水素としては、エチレン(C
2H4)、プロピレン(C3H6)、ブテン−1(C
4H8)、ブテン−2(C4H8)、イソブチレン(C
4H8)、ペンテン(C5H10)、アセチレン系炭化水素
としては、アセチレン(C2H2)、メチルアセチレン
(C3H4)、ブチン(C4H6)等が挙げられる。
【0341】SiとCとHとを構成原子とする原料ガス
としては、Si(CH3)4、Si(C2H4)4等のケイ
化アルキルを挙げることができる。
としては、Si(CH3)4、Si(C2H4)4等のケイ
化アルキルを挙げることができる。
【0342】第III族原子または第V族原子の含有され
る層を作製するのにグロー放電を用いる場合、該層作製
用の原料ガスとなる出発物質は、上述したシリコン原子
用の出発物質の中から適宜選択したものに、第III族原
子または第V族原子供給用の出発物質が加えられたもの
である。そのような第III族原子または第V族原子供給
用の出発物質としては、第III族原子または第V族原子
を構成原子とするガス状態の物質またはガス化し得る物
質をガス化したものであれば、いずれのものであっても
よい。
る層を作製するのにグロー放電を用いる場合、該層作製
用の原料ガスとなる出発物質は、上述したシリコン原子
用の出発物質の中から適宜選択したものに、第III族原
子または第V族原子供給用の出発物質が加えられたもの
である。そのような第III族原子または第V族原子供給
用の出発物質としては、第III族原子または第V族原子
を構成原子とするガス状態の物質またはガス化し得る物
質をガス化したものであれば、いずれのものであっても
よい。
【0343】第III族原子供給用の出発物質として有効
に使用されるものとしては、具体的には硼素原子供給用
として、B2H6、B4H10、B5H9、B5H11、B
6H10、B6H12、B6H14等の水素化硼素、BF3、BC
l3、BBr3等のハロゲン化硼素等を挙げることができ
るが、この他AlCl3、GaCl3、InCl3、Tl
Cl3等も挙げられることができる。
に使用されるものとしては、具体的には硼素原子供給用
として、B2H6、B4H10、B5H9、B5H11、B
6H10、B6H12、B6H14等の水素化硼素、BF3、BC
l3、BBr3等のハロゲン化硼素等を挙げることができ
るが、この他AlCl3、GaCl3、InCl3、Tl
Cl3等も挙げられることができる。
【0344】第V族原子供給用の出発物質として、有効
に使用されるものとしては、具体的には燐原子供給用と
しては、PH3、P2H4等の水素化燐、PH4I、P
F3、PF5、PCl3、PCl5、PBr3、PBr5、P
I3、AsH3、AsF3、AsCl3、AsBr3、As
F5、SbH3、SbF3、SbF5、SbCl3、SbC
l5、BiH3、BiCl3、BiBr3、N2、NH3、H
2NNH2、HN3、NH4N3、F3N、F4N2等も挙げる
ことができる。
に使用されるものとしては、具体的には燐原子供給用と
しては、PH3、P2H4等の水素化燐、PH4I、P
F3、PF5、PCl3、PCl5、PBr3、PBr5、P
I3、AsH3、AsF3、AsCl3、AsBr3、As
F5、SbH3、SbF3、SbF5、SbCl3、SbC
l5、BiH3、BiCl3、BiBr3、N2、NH3、H
2NNH2、HN3、NH4N3、F3N、F4N2等も挙げる
ことができる。
【0345】酸素原子供給用ガスとしては、酸素
(O2)、オゾン(O3)、一酸化窒素(NO)、二酸化
窒素(NO2)、一二酸化窒素(N2O)、三二酸化窒素
(N2O3)、四三酸化窒素(N2O4)、五二酸化窒素
(N2O5)、三酸化窒素(NO3)、シリコン原子(S
i)と酸素原子(O)と水素原子(H)とを構成原子と
する例えば、ジシロキサン(H3SiOSiH3)、トリ
シロキサン(H3SiOSiH2OSiH3)等の低級シ
ロキサン等を挙げることができる。
(O2)、オゾン(O3)、一酸化窒素(NO)、二酸化
窒素(NO2)、一二酸化窒素(N2O)、三二酸化窒素
(N2O3)、四三酸化窒素(N2O4)、五二酸化窒素
(N2O5)、三酸化窒素(NO3)、シリコン原子(S
i)と酸素原子(O)と水素原子(H)とを構成原子と
する例えば、ジシロキサン(H3SiOSiH3)、トリ
シロキサン(H3SiOSiH2OSiH3)等の低級シ
ロキサン等を挙げることができる。
【0346】窒素原子供給用ガスとしては、窒素
(N2)、アンモニア(NH3)、ヒドラジン(H2NN
H2)、アジ化水素(HN3)、アンモニウム(NH
4N3)等のガス状のまたはガス化し得る窒素、窒素物お
よびアジ化物等の窒素化合物を挙げることができる。こ
の他に、窒素原子の供給に加えて、ハロゲン原子の供給
も行えるという点から、三弗化窒素(F3N)、四弗化
窒素(F4N2)等のハロゲン化窒素化合物を挙げること
ができる。
(N2)、アンモニア(NH3)、ヒドラジン(H2NN
H2)、アジ化水素(HN3)、アンモニウム(NH
4N3)等のガス状のまたはガス化し得る窒素、窒素物お
よびアジ化物等の窒素化合物を挙げることができる。こ
の他に、窒素原子の供給に加えて、ハロゲン原子の供給
も行えるという点から、三弗化窒素(F3N)、四弗化
窒素(F4N2)等のハロゲン化窒素化合物を挙げること
ができる。
【0347】II−VI族化合物半導体を形成するために用
いられる、周期律表第II族原子を含む化合物としては、
具体的にはZn(CH3)2、Zn(C2H5)2、Zn
(OCH3)2、Zn(OC2H5)2、Cd(CH3)2、
Cd(C2H5)2、Cd(CH3)2、Cd(C2H5)2、
Cd(C3H7)2、Cd(C4H9)2、Hg(CH3)2、
Hg(C2H5)2、Hg(C6H5)2、Hg[(C=(C
6H5)]2等が挙げられる。また周期律表第VI族原子を
含む化合物としては、具体的にはNO、N2O、CO2、
CO、H2S、SCl2、S2Cl2、SOCl2、Se
H2、SeCl2、Se2Br2、Se(CH3)2、Se
(C2H5)2、TeH、Te(CH3)2、Te(C
2H5)2等が挙げられる。勿論、これらの原料物質は1
種のみならず2種以上混合して使用することもできる。
いられる、周期律表第II族原子を含む化合物としては、
具体的にはZn(CH3)2、Zn(C2H5)2、Zn
(OCH3)2、Zn(OC2H5)2、Cd(CH3)2、
Cd(C2H5)2、Cd(CH3)2、Cd(C2H5)2、
Cd(C3H7)2、Cd(C4H9)2、Hg(CH3)2、
Hg(C2H5)2、Hg(C6H5)2、Hg[(C=(C
6H5)]2等が挙げられる。また周期律表第VI族原子を
含む化合物としては、具体的にはNO、N2O、CO2、
CO、H2S、SCl2、S2Cl2、SOCl2、Se
H2、SeCl2、Se2Br2、Se(CH3)2、Se
(C2H5)2、TeH、Te(CH3)2、Te(C
2H5)2等が挙げられる。勿論、これらの原料物質は1
種のみならず2種以上混合して使用することもできる。
【0348】II−VI族化合物半導体を価電子制御するた
めに用いられる価電子制御剤としては、周期律表I、II
I、IV、V族の原子を含む化合物などを有効なものとし
て挙げることができる。具体的には、I族原子を含むも
のとしては、LiCHLi(sec−CHg)イSLi
N等が好適なものとして挙げることができる。
めに用いられる価電子制御剤としては、周期律表I、II
I、IV、V族の原子を含む化合物などを有効なものとし
て挙げることができる。具体的には、I族原子を含むも
のとしては、LiCHLi(sec−CHg)イSLi
N等が好適なものとして挙げることができる。
【0349】また、III族原子を含む化合物としては、
BX3、B2H6、B4H10、B5H9、B5H11、B6H10、
B(CH3)3、B(C2H5)3、B6H12、AlX3、A
l(CH3)2Cl、Al(CH3)3、Al(OC
H3)3、Al(CH3)Cl2、Al(C2H5)3、Al
(OC2H5)3、Al(CH3)3Cl3、Al(i−C4
H9)3、Al(i−C3H7)3、Al(C3H7)3、Al
(OC4H9)3、GaX3Ga(OCH3)3、Ga(OC
2H5)3、Ga(OC3H7)、Ga(OC4H9)3、Ga
(CH3)3、Ga2H6、GaH(C2H5)2、Ga(O
C2H5)、(C2H5)2、In(CH3)3、In(C4H
7)3、In(C4H9)3、V族原子を含む化合物として
はNH3、HN3、N2H5N3、N2H4、NH4N3、P
X3、P(OCH3)3、P(OC2H5)3、P(C3H7)
3、P(OC4H9)3、P(CH3)3、P(C2H 5)3、
P(C4H9)3、P(OCH3)3、P(OC2H5)3、P
(OC2H5)3、P(OC3H7)3、P(OC4H9)3、
P(SCN)3、P2H4、PH3、AsH、AsH3、A
s(OCH3)3、As(OC2H5)3、As(OC
3H7)3、As(OC4H9)3、As(CH3)3、As
(C6H5)3、SbX3、Sb(OCH3)3、Sb(OC
2H5)3、Sb(OC3H7)3、Sb(OC4H9)3、S
b(CH3) 3、Sb(C3H7)3、Sb(C4H9)3等が
挙げられる。[但し、Xはハロゲン原子、具体的には、
F、Cl、Br、Iから選ばれる少なくとも一つを表
す。]勿論、これらの原料物質は1種のみならず2種以
上混合して使用することもできる。
BX3、B2H6、B4H10、B5H9、B5H11、B6H10、
B(CH3)3、B(C2H5)3、B6H12、AlX3、A
l(CH3)2Cl、Al(CH3)3、Al(OC
H3)3、Al(CH3)Cl2、Al(C2H5)3、Al
(OC2H5)3、Al(CH3)3Cl3、Al(i−C4
H9)3、Al(i−C3H7)3、Al(C3H7)3、Al
(OC4H9)3、GaX3Ga(OCH3)3、Ga(OC
2H5)3、Ga(OC3H7)、Ga(OC4H9)3、Ga
(CH3)3、Ga2H6、GaH(C2H5)2、Ga(O
C2H5)、(C2H5)2、In(CH3)3、In(C4H
7)3、In(C4H9)3、V族原子を含む化合物として
はNH3、HN3、N2H5N3、N2H4、NH4N3、P
X3、P(OCH3)3、P(OC2H5)3、P(C3H7)
3、P(OC4H9)3、P(CH3)3、P(C2H 5)3、
P(C4H9)3、P(OCH3)3、P(OC2H5)3、P
(OC2H5)3、P(OC3H7)3、P(OC4H9)3、
P(SCN)3、P2H4、PH3、AsH、AsH3、A
s(OCH3)3、As(OC2H5)3、As(OC
3H7)3、As(OC4H9)3、As(CH3)3、As
(C6H5)3、SbX3、Sb(OCH3)3、Sb(OC
2H5)3、Sb(OC3H7)3、Sb(OC4H9)3、S
b(CH3) 3、Sb(C3H7)3、Sb(C4H9)3等が
挙げられる。[但し、Xはハロゲン原子、具体的には、
F、Cl、Br、Iから選ばれる少なくとも一つを表
す。]勿論、これらの原料物質は1種のみならず2種以
上混合して使用することもできる。
【0350】III−V族化合物半導体を価電子制御する
ために用いられる価電子制御剤としては、周期律表II、
IV、VI族の原子を含む化合物などを有効なものとして挙
げることができる。
ために用いられる価電子制御剤としては、周期律表II、
IV、VI族の原子を含む化合物などを有効なものとして挙
げることができる。
【0351】具体的には、II族原子を含む化合物として
は、Zn(CH3)2、Zn(C2H5)2、Zn(OC
H3)2、Zn(C2H5)2、Cd(CH3)2、Cd(C2
H5)2、Cd(C3H7)2、Cd(C4H9)2、Hg(C
H3)2、Hg(C2H5)2、Hg(C6H5)2、Hg[C
〓C(C6H5)]2等を有効なものとして挙げることが
できる。また、VI族原子を含む化合物としては、NO、
N2O、CO2、CO、H 2S、SCl2、S2Cl2、SO
Cl2、SeH2、SeCl2、Se2Br2、Se(C
H3)2、Se(C2H5)2、TeH、Te(CH3)2、
Te(C2H5)2等が挙げられる。勿論、これらの原料
物質は1種のみならず2種以上混合して使用することも
できる。さらにIV族原子を含む化合物としては前述した
化合物を挙げることができる。
は、Zn(CH3)2、Zn(C2H5)2、Zn(OC
H3)2、Zn(C2H5)2、Cd(CH3)2、Cd(C2
H5)2、Cd(C3H7)2、Cd(C4H9)2、Hg(C
H3)2、Hg(C2H5)2、Hg(C6H5)2、Hg[C
〓C(C6H5)]2等を有効なものとして挙げることが
できる。また、VI族原子を含む化合物としては、NO、
N2O、CO2、CO、H 2S、SCl2、S2Cl2、SO
Cl2、SeH2、SeCl2、Se2Br2、Se(C
H3)2、Se(C2H5)2、TeH、Te(CH3)2、
Te(C2H5)2等が挙げられる。勿論、これらの原料
物質は1種のみならず2種以上混合して使用することも
できる。さらにIV族原子を含む化合物としては前述した
化合物を挙げることができる。
【0352】前述した原料化合物はHe、Ne、Ar、
Kr、Xe、Rn、などの希ガス、、およびH2、H
F、HCl等の希釈ガスと混合して導入されても良い。
Kr、Xe、Rn、などの希ガス、、およびH2、H
F、HCl等の希釈ガスと混合して導入されても良い。
【0353】本発明の第5の構成において配設されるガ
ス導入手段を構成する材質としはプラズマ中で損傷を受
けることがないものが好適に用いられる。具体的には、
ステンレススチール、ニッケル、チタン、ニオブ、タン
タル、タングステン、バナジウム、モリブデン等耐熱性
金属および、これらをアルミナ、窒化ケイ素、石英等の
セラミックス上に溶射処理等したもの、そしてアルミ
ナ、窒化ケイ素、石英等のセラミックス単体、および、
複合体で構成されるもの等を挙げることができる。
ス導入手段を構成する材質としはプラズマ中で損傷を受
けることがないものが好適に用いられる。具体的には、
ステンレススチール、ニッケル、チタン、ニオブ、タン
タル、タングステン、バナジウム、モリブデン等耐熱性
金属および、これらをアルミナ、窒化ケイ素、石英等の
セラミックス上に溶射処理等したもの、そしてアルミ
ナ、窒化ケイ素、石英等のセラミックス単体、および、
複合体で構成されるもの等を挙げることができる。
【0354】本発明の第5の構成において成膜室内で生
起するプラズマのプラズマ電位を制御するために、成膜
室内に導電性部材から成るバイアス電圧印加手段により
バイアス電圧を印加しても良い。バイアス電圧としては
直流、脈流および、交流電圧を単独または、それぞれを
重畳させて印加させることが好ましい。このプラズマ電
位を制御することによってプラズマの安定性、再現性、
および、膜特性の向上、欠陥の低減が図られる。
起するプラズマのプラズマ電位を制御するために、成膜
室内に導電性部材から成るバイアス電圧印加手段により
バイアス電圧を印加しても良い。バイアス電圧としては
直流、脈流および、交流電圧を単独または、それぞれを
重畳させて印加させることが好ましい。このプラズマ電
位を制御することによってプラズマの安定性、再現性、
および、膜特性の向上、欠陥の低減が図られる。
【0355】上述した本発明の第5の構成のマイクロ波
プラズマCVD装置を用いれば、前述の諸問題を解決す
るとともに前述の諸要求を満たし、連続して移動する帯
状基板上に、高品質で、欠陥の少ない堆積膜を形成する
ことができる。
プラズマCVD装置を用いれば、前述の諸問題を解決す
るとともに前述の諸要求を満たし、連続して移動する帯
状基板上に、高品質で、欠陥の少ない堆積膜を形成する
ことができる。
【0356】以下、本発明の第5の構成の光起電力素子
を連続的に製造する装置の具体的実施例を示すが、本実
施例はこれらの実施例によって何ら限定されるものでは
ない。
を連続的に製造する装置の具体的実施例を示すが、本実
施例はこれらの実施例によって何ら限定されるものでは
ない。
【0357】[実施例5−1]図41に示した装置を用
いて、光起電力素子を連続的に作製した。
いて、光起電力素子を連続的に作製した。
【0358】まず、基板送り出し機構を有する真空容器
4301に、十分に脱脂、洗浄を行い、下部電極とし
て、スパッタリング法により、銀薄膜を100nm、Z
nO薄膜を1μm蒸着してあるSUS430BA製帯状
基板4019(幅120mm×長さ200m×厚さ0.
13mm)の巻きつけられたボビン4303をセット
し、該帯状基板4019をガスゲート、第1の導電型層
作製用の真空容器4000n、i型層作製用の真空容器
4000、第2の導電型層作製用の真空容器4000p
を介して、帯状基板巻き取り機構を有する真空容器41
02まで通し、たるみが生じない程度に張力調整を行っ
た。
4301に、十分に脱脂、洗浄を行い、下部電極とし
て、スパッタリング法により、銀薄膜を100nm、Z
nO薄膜を1μm蒸着してあるSUS430BA製帯状
基板4019(幅120mm×長さ200m×厚さ0.
13mm)の巻きつけられたボビン4303をセット
し、該帯状基板4019をガスゲート、第1の導電型層
作製用の真空容器4000n、i型層作製用の真空容器
4000、第2の導電型層作製用の真空容器4000p
を介して、帯状基板巻き取り機構を有する真空容器41
02まで通し、たるみが生じない程度に張力調整を行っ
た。
【0359】そこで、各真空容器4301,4000
n,4000,4000p,4102を不図示の真空ポ
ンプで1×10-6Torr以下まで真空引きした。
n,4000,4000p,4102を不図示の真空ポ
ンプで1×10-6Torr以下まで真空引きした。
【0360】次に、ガスゲート4138,4139,4
117,4118にゲートガス導入管4119,412
0,4121,4122よりゲートガスとしてH2を各
々700sccm流し、加熱用の赤外線ランプヒータ4
128,4129,4130により、帯状基板4019
を、各々350℃に加熱した。そして、ガス導入手段4
140より、SiH4ガスを20sccm、PH3/H2
(1%)ガスを200sccm、H2ガスを200sc
cm、ガス導入手段4011,4012,4013(図
40参照)より、それぞれSiH4ガスを200scc
m、H2ガスを200sccm、ガス導入手段4141
より、SiH4ガスを30sccm、BF3/H2(1
%)ガスを50sccm、H2ガスを250sccm導
入した。真空容器4000n内の圧力は、30mTor
rとなるように圧力計(不図示)を見ながらスロットル
バルブ4111nの開口を調整した。真空容器4000
内の圧力は、6mTorrとなるように圧力計(不図
示)を見ながらスロットルバルブ4111,4112の
開口を調整した。真空容器4000p内の圧力は、30
mTorrとなるように圧力計(不図示)を見ながらス
ロットルバルブ4112pの開口を調整した。
117,4118にゲートガス導入管4119,412
0,4121,4122よりゲートガスとしてH2を各
々700sccm流し、加熱用の赤外線ランプヒータ4
128,4129,4130により、帯状基板4019
を、各々350℃に加熱した。そして、ガス導入手段4
140より、SiH4ガスを20sccm、PH3/H2
(1%)ガスを200sccm、H2ガスを200sc
cm、ガス導入手段4011,4012,4013(図
40参照)より、それぞれSiH4ガスを200scc
m、H2ガスを200sccm、ガス導入手段4141
より、SiH4ガスを30sccm、BF3/H2(1
%)ガスを50sccm、H2ガスを250sccm導
入した。真空容器4000n内の圧力は、30mTor
rとなるように圧力計(不図示)を見ながらスロットル
バルブ4111nの開口を調整した。真空容器4000
内の圧力は、6mTorrとなるように圧力計(不図
示)を見ながらスロットルバルブ4111,4112の
開口を調整した。真空容器4000p内の圧力は、30
mTorrとなるように圧力計(不図示)を見ながらス
ロットルバルブ4112pの開口を調整した。
【0361】その後、マイクロ波電力をアプリケーター
4005n,4005,4006,4007,4005
pに2.45GHzのマイクロ波電力を導入し、それぞ
れマイクロ波透過性部材を通じて、マイクロ波電力を1
000W,300W,300W,300W,1000W
導入し、次に、帯状基板4004を図中の矢印の方向に
搬送させ、帯状基板上に第1の導電型層、i型層、第2
の導電型層を作製した。 次に、第2の導電型層上に、
透明電極として、ITO(In2O3+SnO2)を真空
蒸着にて70nm蒸着し、さらに集電電極として、Al
を真空蒸着にて2μm蒸着し、光起電力素子を作成し
た。(素子No.実1) 以上の、光起電力素子の作成条件を第13表に示す。
4005n,4005,4006,4007,4005
pに2.45GHzのマイクロ波電力を導入し、それぞ
れマイクロ波透過性部材を通じて、マイクロ波電力を1
000W,300W,300W,300W,1000W
導入し、次に、帯状基板4004を図中の矢印の方向に
搬送させ、帯状基板上に第1の導電型層、i型層、第2
の導電型層を作製した。 次に、第2の導電型層上に、
透明電極として、ITO(In2O3+SnO2)を真空
蒸着にて70nm蒸着し、さらに集電電極として、Al
を真空蒸着にて2μm蒸着し、光起電力素子を作成し
た。(素子No.実1) 以上の、光起電力素子の作成条件を第13表に示す。
【0362】
【表13】 ここで第1の導電型層はn型層、第2の導電型層はp型
層である。
層である。
【0363】なお、図40の装置の放電室4001内の
帯状基板の搬入部4035および搬出部4036におい
て、放電室の壁面はそれぞれ帯状基板の移動方向に対し
て長さ12cm(マイクロ波波長)にわたって、帯状基
板の堆積膜形成面から3cm(マイクロ波波長の1/
4)の距離まで近接していた。
帯状基板の搬入部4035および搬出部4036におい
て、放電室の壁面はそれぞれ帯状基板の移動方向に対し
て長さ12cm(マイクロ波波長)にわたって、帯状基
板の堆積膜形成面から3cm(マイクロ波波長の1/
4)の距離まで近接していた。
【0364】また、放電室4001内の帯状基板401
9の搬入部4017、搬出部4018以外での、帯状基
板4019と帯状基板4019に対向する放電室の壁面
(図41図示下面)との距離は15cmであった。
9の搬入部4017、搬出部4018以外での、帯状基
板4019と帯状基板4019に対向する放電室の壁面
(図41図示下面)との距離は15cmであった。
【0365】[比較例5−1]放電室4001の帯状基
板4004に対向する壁面と、帯状基板4004との距
離を、放電室4001の全長にわたって15cmにした
以外は、実施例5−1と同様にしてnip構造の光起電
力素子を作成した。(素子No.比1) [実施例5−2]放電室4001内の帯状基板4004
の搬入部4035でのみ放電室壁面と帯状基板の堆積膜
形成面との距離を3cmにした以外は実施例5−1と同
じ作成条件で、帯状基板上に、下部電極、第1の導電型
層、i型層、第2の導電型層、透明電極、集電電極を形
成して光起電力素子を作成した。(素子No.実2) 実施例5−1(素子No.実1)、実施例5−2(素子
No.実2)および比較例5−1(素子No.比1)で
作成した光起電力素子の光電変換効率、特性均一性およ
び欠陥密度の評価を行った。
板4004に対向する壁面と、帯状基板4004との距
離を、放電室4001の全長にわたって15cmにした
以外は、実施例5−1と同様にしてnip構造の光起電
力素子を作成した。(素子No.比1) [実施例5−2]放電室4001内の帯状基板4004
の搬入部4035でのみ放電室壁面と帯状基板の堆積膜
形成面との距離を3cmにした以外は実施例5−1と同
じ作成条件で、帯状基板上に、下部電極、第1の導電型
層、i型層、第2の導電型層、透明電極、集電電極を形
成して光起電力素子を作成した。(素子No.実2) 実施例5−1(素子No.実1)、実施例5−2(素子
No.実2)および比較例5−1(素子No.比1)で
作成した光起電力素子の光電変換効率、特性均一性およ
び欠陥密度の評価を行った。
【0366】光電変換効率、特性均一性は、実施例5−
1(素子No.実1)、実施例5−2(素子No.実
2)および比較例5−1(素子No.比1)で作成した
帯状基板上の光起電力素子を、10mおきに5cm角の
面積で切出し、AM−1.5(100mW/cm2)光
照射下に設置し、光電変換効率を測定して、その平均値
および、そのバラツキを評価した。実施例5−1(素子
No.実1)、実施例5−2(素子No.実2)の光起
電力素子の光電変換効率は比較例5−1(素子No.比
1)の光起電力素子を基準にしてそれぞれ1.12倍、
1.08倍とともに優れていることがわかった。また、
比較例5−1(素子No.比1)の光起電力素子を基準
にして、バラツキの大きさの逆数を求めた特性評価の結
果を第14表に示す。
1(素子No.実1)、実施例5−2(素子No.実
2)および比較例5−1(素子No.比1)で作成した
帯状基板上の光起電力素子を、10mおきに5cm角の
面積で切出し、AM−1.5(100mW/cm2)光
照射下に設置し、光電変換効率を測定して、その平均値
および、そのバラツキを評価した。実施例5−1(素子
No.実1)、実施例5−2(素子No.実2)の光起
電力素子の光電変換効率は比較例5−1(素子No.比
1)の光起電力素子を基準にしてそれぞれ1.12倍、
1.08倍とともに優れていることがわかった。また、
比較例5−1(素子No.比1)の光起電力素子を基準
にして、バラツキの大きさの逆数を求めた特性評価の結
果を第14表に示す。
【0367】
【表14】 注意)特性均一性および、欠陥密度は、比較例1を基準
とした相対値 欠陥密度は、実施例5−1(素子No.実1)、実施例
5−2(素子No.実2)および比較例5−1(素子N
o.比1)で作成した帯状基板上の光起電力素子の中央
部5mの範囲を、5cm角の面積100個切出し、逆方
向電流を測定することにより、各光起電力素子の欠陥の
有無を検出して、欠陥密度を評価した。比較例1(素子
No.比1)の光起電力素子を基準にして、欠陥の数の
逆数を求めた特性評価を第14表に示す。
とした相対値 欠陥密度は、実施例5−1(素子No.実1)、実施例
5−2(素子No.実2)および比較例5−1(素子N
o.比1)で作成した帯状基板上の光起電力素子の中央
部5mの範囲を、5cm角の面積100個切出し、逆方
向電流を測定することにより、各光起電力素子の欠陥の
有無を検出して、欠陥密度を評価した。比較例1(素子
No.比1)の光起電力素子を基準にして、欠陥の数の
逆数を求めた特性評価を第14表に示す。
【0368】第14表に示すように、比較例5−1(素
子No.比1)の光起電力素子に対して、実施例5−1
(素子No.実1)の光起電力素子は、変換効率、特性
均一性および欠陥密度のいずれにおいても優れており、
本発明の第5の構成の作製方法により作製した光起電力
素子が、優れた特性を有することが判明し、本発明の第
5の構成の効果が実証された。
子No.比1)の光起電力素子に対して、実施例5−1
(素子No.実1)の光起電力素子は、変換効率、特性
均一性および欠陥密度のいずれにおいても優れており、
本発明の第5の構成の作製方法により作製した光起電力
素子が、優れた特性を有することが判明し、本発明の第
5の構成の効果が実証された。
【0369】[実施例5−3]次に、帯状基板を搬送方
向に湾曲させることで成膜室を形成する本発明の第5の
構成による堆積膜形成装置について説明する。
向に湾曲させることで成膜室を形成する本発明の第5の
構成による堆積膜形成装置について説明する。
【0370】図47において4701は帯状基板であ
り、支持・搬送ローラー4702,4703,470
4,4705および、支持、搬送用リング(不図示)に
よって円柱状に湾曲した形状を保ちながら、図中矢印方
向に搬送され、成膜室4716を連続的に形成する。4
706は帯状基板4701を加熱または、冷却するため
の温度制御機構である。本装置でアプリケーター470
7,4708は一対対向して設けられており、その先端
部分にはマイクロ波透過性部材がそれぞれ設けられてい
て、また、方形導波管がそれぞれ支持・搬送用ローラー
の中心軸を含む面に対しその長辺を含む面が垂直となら
ないよう、且つ、お互いに長辺を含む面が平行とならな
いように配設されている。4709はガス導入手段であ
り、不図示のガス供給設備により原料ガスが成膜室に導
入される。支持・搬送用ローラー4702,4703,
4704,4705には、搬送速度検出機構、張力検出
調整機構(不図示)が内蔵され、帯状基板4701の搬
送速度を一定に保つとともに、その湾曲形状が一定に保
たれる。
り、支持・搬送ローラー4702,4703,470
4,4705および、支持、搬送用リング(不図示)に
よって円柱状に湾曲した形状を保ちながら、図中矢印方
向に搬送され、成膜室4716を連続的に形成する。4
706は帯状基板4701を加熱または、冷却するため
の温度制御機構である。本装置でアプリケーター470
7,4708は一対対向して設けられており、その先端
部分にはマイクロ波透過性部材がそれぞれ設けられてい
て、また、方形導波管がそれぞれ支持・搬送用ローラー
の中心軸を含む面に対しその長辺を含む面が垂直となら
ないよう、且つ、お互いに長辺を含む面が平行とならな
いように配設されている。4709はガス導入手段であ
り、不図示のガス供給設備により原料ガスが成膜室に導
入される。支持・搬送用ローラー4702,4703,
4704,4705には、搬送速度検出機構、張力検出
調整機構(不図示)が内蔵され、帯状基板4701の搬
送速度を一定に保つとともに、その湾曲形状が一定に保
たれる。
【0371】また、支持・搬送用ローラー4702,4
703,4704,4705により、帯状基板4701
により形成された放電室の帯状基板4701の搬入部お
よび搬出部では、放電室壁(帯状基板)と帯状基板の堆
積膜形成面とが長さL3にわたり、L4の距離で近接し
た配置となっており、導入されるマイクロ波の波長をλ
とすると、 L3≧λ/2 L4≦λ/2 の関係を満たしている。
703,4704,4705により、帯状基板4701
により形成された放電室の帯状基板4701の搬入部お
よび搬出部では、放電室壁(帯状基板)と帯状基板の堆
積膜形成面とが長さL3にわたり、L4の距離で近接し
た配置となっており、導入されるマイクロ波の波長をλ
とすると、 L3≧λ/2 L4≦λ/2 の関係を満たしている。
【0372】図48は図47に示した成膜空間を第1の
導電型層作製用の真空容器4800n、i型層作製用の
真空容器4800、第2の導電型層作製用の真空容器4
800pに適用して、機能性堆積膜を連続的に形成する
装置である。
導電型層作製用の真空容器4800n、i型層作製用の
真空容器4800、第2の導電型層作製用の真空容器4
800pに適用して、機能性堆積膜を連続的に形成する
装置である。
【0373】帯状基板4801の送り出しおよび巻き取
り用の真空容器4802および、4803には、帯状基
板4801の送り出し用ボビン4804、帯状基板48
01の巻き取り用ボビン4805が配設されている。そ
して、図中矢印方向に帯状基板が搬送される。もちろん
これは逆転させて搬送することもできる。また、真空容
器4802,4803中には帯状基板4801の表面保
護用に用いられる合紙の巻き取り、および送り込み手段
を配設しても良い。合紙の材質としては、耐熱性樹脂で
あるポリイミド系、テフロン系およびグラスウール等が
好適に用いられる。4806,4807は張力調整およ
び帯状基板の位置出しを兼ねた搬送用ローラー、481
8,4819は圧力計である。
り用の真空容器4802および、4803には、帯状基
板4801の送り出し用ボビン4804、帯状基板48
01の巻き取り用ボビン4805が配設されている。そ
して、図中矢印方向に帯状基板が搬送される。もちろん
これは逆転させて搬送することもできる。また、真空容
器4802,4803中には帯状基板4801の表面保
護用に用いられる合紙の巻き取り、および送り込み手段
を配設しても良い。合紙の材質としては、耐熱性樹脂で
あるポリイミド系、テフロン系およびグラスウール等が
好適に用いられる。4806,4807は張力調整およ
び帯状基板の位置出しを兼ねた搬送用ローラー、481
8,4819は圧力計である。
【0374】4810,4811,4812,480
8,4809はコンダクタンス調製用のスロットルバル
ブ、4815,4816,4817,4813,481
4は排気管であり、それぞれ不図示の排気ポンプに接続
されている。
8,4809はコンダクタンス調製用のスロットルバル
ブ、4815,4816,4817,4813,481
4は排気管であり、それぞれ不図示の排気ポンプに接続
されている。
【0375】マイクロ波アプリケーターは先に図47で
説明したものと同一のものである。
説明したものと同一のものである。
【0376】また、支持・搬送用ローラー4802,4
803,4804,4805によって帯状基板4801
が放電室への帯状基板の搬入・搬出部における、帯状基
板の近接した部分の、帯状基板の移動方向に対する長さ
(l3)は10cmであり、帯状基板間の距離(l4)
は4cmであった。
803,4804,4805によって帯状基板4801
が放電室への帯状基板の搬入・搬出部における、帯状基
板の近接した部分の、帯状基板の移動方向に対する長さ
(l3)は10cmであり、帯状基板間の距離(l4)
は4cmであった。
【0377】図48に示した装置を用いて、光起電力素
子を連続的に作製した。
子を連続的に作製した。
【0378】まず、基板送り出し機構を有する真空容器
4802に、十分に脱脂、洗浄を行い、下部電極とし
て、スパッタリング法により、銀薄膜を100nm、Z
nO薄膜を1μm蒸着してあるSUS430BA製帯状
基板4801(幅120mm×長さ200m×厚さ0.
13mm)の巻きつけられたボビン4804をセット
し、該帯状基板4801、ガスゲート、各層作製用の真
空容器4800n,4800,4800pを介して、帯
状基板巻き取り機構を有する真空容器4803まで通
し、たるみのない程度に張力調整を行った。
4802に、十分に脱脂、洗浄を行い、下部電極とし
て、スパッタリング法により、銀薄膜を100nm、Z
nO薄膜を1μm蒸着してあるSUS430BA製帯状
基板4801(幅120mm×長さ200m×厚さ0.
13mm)の巻きつけられたボビン4804をセット
し、該帯状基板4801、ガスゲート、各層作製用の真
空容器4800n,4800,4800pを介して、帯
状基板巻き取り機構を有する真空容器4803まで通
し、たるみのない程度に張力調整を行った。
【0379】そこで、各真空容器4802,4803,
4800n,4800,4800pを不図示の真空ポン
プで1×10-6Torr以下まで真空引きした。
4800n,4800,4800pを不図示の真空ポン
プで1×10-6Torr以下まで真空引きした。
【0380】次に、ガスゲートにゲートガス導入管48
20,4821,4822,4823よりゲートガスと
してH2を各々700sccm流し、各真空容器に設け
られた温度調整機構およびヒーター(不図示)により、
帯状基板4801を、各々350℃,350℃,300
℃、に加熱、そして、ガス導入手段4813nよりSi
H4ガスを40sccm、PH3/H2(1%)ガスを2
00sccm、H2ガスを400sccm、ガス導入手
段管4813n,4813,4813pより、トータル
でSiH4ガスを400sccm、H2ガスを200sc
cm、ガス導入手段4813pより、SiH4ガスを2
0sccm、BF3(1%)ガスを100sccm、H2
ガスを500sccm導入した。
20,4821,4822,4823よりゲートガスと
してH2を各々700sccm流し、各真空容器に設け
られた温度調整機構およびヒーター(不図示)により、
帯状基板4801を、各々350℃,350℃,300
℃、に加熱、そして、ガス導入手段4813nよりSi
H4ガスを40sccm、PH3/H2(1%)ガスを2
00sccm、H2ガスを400sccm、ガス導入手
段管4813n,4813,4813pより、トータル
でSiH4ガスを400sccm、H2ガスを200sc
cm、ガス導入手段4813pより、SiH4ガスを2
0sccm、BF3(1%)ガスを100sccm、H2
ガスを500sccm導入した。
【0381】真空容器4800n内の圧力は、40mT
orrとなるように圧力計(不図示)を見ながらコンダ
クタンス調整用のスロットルバルブの開口を調整した。
真空容器4800内の圧力は、5mTorrとなるよう
に圧力計(不図示)を見ながらコダクタンスバルブ48
06の開口を調整した。真空容器4800p内の圧力
は、40mTorrとなるように圧力計(不図示)を見
ながらスロットルバルブ4812の開口を調整した。そ
して、マイクロ波電力を各真空容器に接続されたアプリ
ケーター4824,4825,4826,4827,4
828,4829に、マイクロ波透過性部材を通して、
それぞれ2.45GHzのマイクロ波電力を800W,
800W,500W,500W,800W,800W導
入した。
orrとなるように圧力計(不図示)を見ながらコンダ
クタンス調整用のスロットルバルブの開口を調整した。
真空容器4800内の圧力は、5mTorrとなるよう
に圧力計(不図示)を見ながらコダクタンスバルブ48
06の開口を調整した。真空容器4800p内の圧力
は、40mTorrとなるように圧力計(不図示)を見
ながらスロットルバルブ4812の開口を調整した。そ
して、マイクロ波電力を各真空容器に接続されたアプリ
ケーター4824,4825,4826,4827,4
828,4829に、マイクロ波透過性部材を通して、
それぞれ2.45GHzのマイクロ波電力を800W,
800W,500W,500W,800W,800W導
入した。
【0382】次に、帯状基板4801を図中の矢印の方
向に搬送させ、帯状基板上に第1の導電型層、i型層、
第2の導電型層を作製した。
向に搬送させ、帯状基板上に第1の導電型層、i型層、
第2の導電型層を作製した。
【0383】次に、第2の導電型層上に、透明電極とし
て、ITO(In2O3+SnO2)を真空蒸着にて70
nm蒸着し、さらに集電電極として、Alを真空蒸着に
て2μm蒸着し、光起電力素子を作成した。(素子N
o.実3) 以上の、光起電力素子の作成条件を第15表に示す。
て、ITO(In2O3+SnO2)を真空蒸着にて70
nm蒸着し、さらに集電電極として、Alを真空蒸着に
て2μm蒸着し、光起電力素子を作成した。(素子N
o.実3) 以上の、光起電力素子の作成条件を第15表に示す。
【0384】
【表15】 ここで第1の導電型層はn型層、第2の導電型層はp型
層である。
層である。
【0385】積層順は表の上欄より下欄の順である。
【0386】[比較例5−2]L3を3cmと短くした
以外は実施例5−3と同様にして光起電力素子を作成し
た。(素子No.比2) [実施例5−4]L3を15cmにした以外は実施例5
−3と同様にして光起電力素子を作成した。(素子N
o.実4) 実施例5−3(素子No.実3)、実施例5−4(素子
No.実4)および比較例5−2(素子No.比2)で
作成した光起電力素子の光電変換効率、特性均一性およ
び欠陥密度の評価を行った。
以外は実施例5−3と同様にして光起電力素子を作成し
た。(素子No.比2) [実施例5−4]L3を15cmにした以外は実施例5
−3と同様にして光起電力素子を作成した。(素子N
o.実4) 実施例5−3(素子No.実3)、実施例5−4(素子
No.実4)および比較例5−2(素子No.比2)で
作成した光起電力素子の光電変換効率、特性均一性およ
び欠陥密度の評価を行った。
【0387】特性均一性は、実施例5−3(素子No.
実3)、実施例5−4(素子No.実4)および比較例
5−2(素子No.比2)で作成した帯状基板上の光起
電力素子を、10mおきに5cm角の面積で切出し、A
M−1.5(100mW/cm2)光照射下に設置し、
光電変換効率を測定して平均を求め、また、その光電変
換効率のバラツキを評価した。
実3)、実施例5−4(素子No.実4)および比較例
5−2(素子No.比2)で作成した帯状基板上の光起
電力素子を、10mおきに5cm角の面積で切出し、A
M−1.5(100mW/cm2)光照射下に設置し、
光電変換効率を測定して平均を求め、また、その光電変
換効率のバラツキを評価した。
【0388】実施例5−3(素子No.実3)、実施例
5−4(素子No.実4)の光起電力素子の光電変換効
率は比較例5−2(素子No.比2)の光起電力素子を
基準にしてそれぞれ1.06倍および、1.07倍であ
り優れていることがわかった。
5−4(素子No.実4)の光起電力素子の光電変換効
率は比較例5−2(素子No.比2)の光起電力素子を
基準にしてそれぞれ1.06倍および、1.07倍であ
り優れていることがわかった。
【0389】また、比較例5−2(素子No.比2)の
光起電力素子を基準にして、バラツキの大きさの逆数を
求めた特性評価の結果を第15表に示す。
光起電力素子を基準にして、バラツキの大きさの逆数を
求めた特性評価の結果を第15表に示す。
【0390】欠陥密度は、実施例5−3(素子No.実
3)、実施例5−4(素子No.実4)および比較例5
−2(素子No.比2)で作成した帯状基板上の光起電
力素子の中央部5mの範囲を、5cm角の面積100個
切出し、逆方向電流を測定することにより、各光起電力
素子の欠陥の有無を検出して、欠陥密度を評価した。比
較例5−2(素子No.比2)の光起電力素子を基準に
して、欠陥の数の逆数を求めた特性評価の結果を第16
表に示す。
3)、実施例5−4(素子No.実4)および比較例5
−2(素子No.比2)で作成した帯状基板上の光起電
力素子の中央部5mの範囲を、5cm角の面積100個
切出し、逆方向電流を測定することにより、各光起電力
素子の欠陥の有無を検出して、欠陥密度を評価した。比
較例5−2(素子No.比2)の光起電力素子を基準に
して、欠陥の数の逆数を求めた特性評価の結果を第16
表に示す。
【0391】
【表16】 注意)特性均一性および、欠陥密度は、比較例2を基準
とした相対値 第16表に示すように、比較例2(素子No.比2)の
光起電力素子に対して、実施例3,4(素子No.実
3,4)の光起電力素子は、特性均一性および欠陥密度
のいずれにおいても優れており、本発明の第5の構成の
作製した光起電力素子が、優れた特性を有することが判
明し、本発明の第5の構成の効果が実証された。
とした相対値 第16表に示すように、比較例2(素子No.比2)の
光起電力素子に対して、実施例3,4(素子No.実
3,4)の光起電力素子は、特性均一性および欠陥密度
のいずれにおいても優れており、本発明の第5の構成の
作製した光起電力素子が、優れた特性を有することが判
明し、本発明の第5の構成の効果が実証された。
【0392】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下に記載するような効果を奏する。
いるので、以下に記載するような効果を奏する。
【0393】請求項1および請求項2に記載したものに
おいては、セラミック管で代表される多数のガス拡散抑
制管を設け、原料ガスの拡散を制御することにより、マ
イクロ波導入窓上に成膜することを防止し、プラズマを
安定して維持できる量産可能な成膜装置を提供できると
いう効果がある。
おいては、セラミック管で代表される多数のガス拡散抑
制管を設け、原料ガスの拡散を制御することにより、マ
イクロ波導入窓上に成膜することを防止し、プラズマを
安定して維持できる量産可能な成膜装置を提供できると
いう効果がある。
【0394】請求項3および請求項4に記載したものに
おいては、セラミック板で代表されるガス拡散抑制板を
設け、原料ガスの拡散を制御することにより、マイクロ
波導入窓上に成膜することを防止し、プラズマを安定し
て維持できる量産可能な成膜装置を提供できるという効
果がある。
おいては、セラミック板で代表されるガス拡散抑制板を
設け、原料ガスの拡散を制御することにより、マイクロ
波導入窓上に成膜することを防止し、プラズマを安定し
て維持できる量産可能な成膜装置を提供できるという効
果がある。
【0395】請求項5に記載した装置においては、プラ
ズマ放電を不安定にすることなく、また排気装置を必要
以上に大型化することなく、不純物をドープしたp型ま
たはn型の半導体薄膜の長時間連続形成を実現すること
ができる効果がある。
ズマ放電を不安定にすることなく、また排気装置を必要
以上に大型化することなく、不純物をドープしたp型ま
たはn型の半導体薄膜の長時間連続形成を実現すること
ができる効果がある。
【0396】請求項6及び請求項7に記載した装置にお
いては、マイクロ波の電界方向を放電生起前後に変化さ
せることによって放電生起および安定な放電が容易に得
られ、かつ、大面積にわたって高品位でかつ均質な堆積
膜が得られる効果がある。
いては、マイクロ波の電界方向を放電生起前後に変化さ
せることによって放電生起および安定な放電が容易に得
られ、かつ、大面積にわたって高品位でかつ均質な堆積
膜が得られる効果がある。
【0397】また、マイクロ波生起時に印加するマイク
ロ波電力が低減するので、マイクロ波電源は低出力仕様
にすることが可能となり、装置コストを削減することが
できる効果がある。
ロ波電力が低減するので、マイクロ波電源は低出力仕様
にすることが可能となり、装置コストを削減することが
できる効果がある。
【0398】請求項8及び請求項9に記載した装置にお
いては、成膜空間の側壁を構成する帯状基板の移動方向
に平行にマイクロ波電力投入手段を配置し、成膜室内に
プラズマを閉じ込めることによって、大面積の組成制御
された機能性堆積膜を連続して、再現性良く形成するこ
とができる効果がある。
いては、成膜空間の側壁を構成する帯状基板の移動方向
に平行にマイクロ波電力投入手段を配置し、成膜室内に
プラズマを閉じ込めることによって、大面積の組成制御
された機能性堆積膜を連続して、再現性良く形成するこ
とができる効果がある。
【0399】また、本発明の装置により連続して移動す
る帯状基板上に任意のバンドギャッププロファイルおよ
びドーピングプロファイルを有する機能性堆積膜を効率
良く、連続して形成できる効果がある。
る帯状基板上に任意のバンドギャッププロファイルおよ
びドーピングプロファイルを有する機能性堆積膜を効率
良く、連続して形成できる効果がある。
【0400】本発明の装置により、プラズマを成膜室内
に閉じ込めることにより、プラズマの安定性、再現性が
向上すると共に堆積膜形成用原料ガスの利用効率を高め
ることができる。さらに、帯状基板を連続して搬送させ
ることによって、任意の組成分布および膜厚の堆積膜を
大面積に亘り均一性よく、連続して堆積形成できる。本
発明の装置によれば、帯状基板の表面上に連続して均一
性良く組成制御された機能性堆積膜を形成できる。従っ
て、特に高効率の大面積太陽電池の量産機として好適に
用いることができる。
に閉じ込めることにより、プラズマの安定性、再現性が
向上すると共に堆積膜形成用原料ガスの利用効率を高め
ることができる。さらに、帯状基板を連続して搬送させ
ることによって、任意の組成分布および膜厚の堆積膜を
大面積に亘り均一性よく、連続して堆積形成できる。本
発明の装置によれば、帯状基板の表面上に連続して均一
性良く組成制御された機能性堆積膜を形成できる。従っ
て、特に高効率の大面積太陽電池の量産機として好適に
用いることができる。
【0401】また、放電を止めることなく、連続して堆
積膜が形成できるため、積層型デバイス等を作製すると
きには良好な界面特性が得られる。
積膜が形成できるため、積層型デバイス等を作製すると
きには良好な界面特性が得られる。
【0402】また、低圧下での堆積膜形成が可能とな
り、ポリシラン粉の発生を抑えられ、また、活性種のポ
リマリゼーション等も抑えられるので欠陥の減少およ
び、膜特性の向上、膜特性の安定性の向上等が図れる。
り、ポリシラン粉の発生を抑えられ、また、活性種のポ
リマリゼーション等も抑えられるので欠陥の減少およ
び、膜特性の向上、膜特性の安定性の向上等が図れる。
【0403】従って、稼働率、歩留りの向上が図れ、安
価で高効率の太陽電池を量産化することが可能となる。
価で高効率の太陽電池を量産化することが可能となる。
【0404】さらに、本発明の装置によって作製された
太陽電池は光電変換効率が高く、且つ、長期に亘って特
性劣化の少ないものとなる。
太陽電池は光電変換効率が高く、且つ、長期に亘って特
性劣化の少ないものとなる。
【0405】請求項10に記載したものにおいては、電
気特性、特に界面特性の優れた堆積膜を大面積にわたっ
て、均一に特性のムラや欠陥を低減しつつ、連続的に形
成することが可能となる。
気特性、特に界面特性の優れた堆積膜を大面積にわたっ
て、均一に特性のムラや欠陥を低減しつつ、連続的に形
成することが可能となる。
【図1】本発明の第1の構成による一実施例の主要部で
あるマイクロ波導入窓付近の断面模式図である。
あるマイクロ波導入窓付近の断面模式図である。
【図2】図1に示したものの側面図である。
【図3】本発明の第1の構成による防着構造付マイクロ
波プラズマCVD装置の模式的透視図である。
波プラズマCVD装置の模式的透視図である。
【図4】本発明の第1の構成による一実施例の主要部の
変形例である。
変形例である。
【図5】本発明の第1の構成による一実施例の主要部の
変形例である。
変形例である。
【図6】本発明の第1の構成による第2の実施例の主要
部であるマイクロ波導入窓付近の断面摸式図である。
部であるマイクロ波導入窓付近の断面摸式図である。
【図7】図6に示したものの側面から見た透視説明図で
ある。
ある。
【図8】本発明の第2の構成による一実施例の図であ
る。
る。
【図9】本発明の第3の構成を完成させるにあたって行
った実験に用いた装置を示す図である。
った実験に用いた装置を示す図である。
【図10】本発明の第3の構成の実施例において使用す
る偏波面回転器を示す図である。
る偏波面回転器を示す図である。
【図11】本発明の第3の構成による装置を実施する装
置を示す図である。
置を示す図である。
【図12】本発明の第3の構成による装置を実施する装
置を示す図である。
置を示す図である。
【図13】本発明の第3の構成による装置を実施する装
置を示す図である。
置を示す図である。
【図14】(a)乃至(d)のそれぞれは、バンドギャ
ッププロファイルの具体例を示す図である。
ッププロファイルの具体例を示す図である。
【図15】本発明の第4の構成に用いられる円形導波管
の代表的な孔を示す図である。
の代表的な孔を示す図である。
【図16】本発明の第4の構成に用いられる円形導波管
の代表的な孔を示す図である。
の代表的な孔を示す図である。
【図17】本発明の第4の構成に用いられる方形導波管
の代表的な孔を示す図である。
の代表的な孔を示す図である。
【図18】本発明の第4の構成に用いられる方形導波管
の代表的な孔を示す図である。
の代表的な孔を示す図である。
【図19】(a)〜(c)のそれぞれは、本発明の第4
の構成に用いられるシャッターの代表的な形状を示す図
である。
の構成に用いられるシャッターの代表的な形状を示す図
である。
【図20】(a)〜(d)のそれぞれは、本発明の第4
の構成に用いられるシャッターの代表的な形状を示す図
である。
の構成に用いられるシャッターの代表的な形状を示す図
である。
【図21】本発明の第4の構成を実施する成膜室の一例
を示す図である。
を示す図である。
【図22】本発明の第4の構成を実施する成膜室の一例
を示す図である。
を示す図である。
【図23】本発明の第4の構成を実施する装置の概略構
成を示す図である。
成を示す図である。
【図24】本発明の第4の構成による連続式マイクロ波
プラズマCVD装置の構成を示す図である。
プラズマCVD装置の構成を示す図である。
【図25】実験例4−1における成膜条件を示す図であ
る。
る。
【図26】実験例4−1にて作製した素子のデプスプロ
ファイルを示す図である。
ファイルを示す図である。
【図27】実験例4−2における成膜条件を示す図であ
る。
る。
【図28】実験例4−2にて作製した素子のデプスプロ
ファイルを示す図である。
ファイルを示す図である。
【図29】実験例4−3における成膜条件を示す図であ
る。
る。
【図30】実験例4−3にて作製した素子のデプスプロ
ファイルを示す図である。
ファイルを示す図である。
【図31】実験例4−4における成膜条件を示す図であ
る。
る。
【図32】実験例4−4にて作製した素子のデプスプロ
ファイルを示す図である。
ファイルを示す図である。
【図33】実施例4−1にて作製したpin型光起電力
素子の層構成を示す図である。
素子の層構成を示す図である。
【図34】実施例4−1にて用いた連続堆積膜形成装置
の構成を示す図である。
の構成を示す図である。
【図35】実施例4−1における堆積膜形成条件を示す
図である。
図である。
【図36】実施例4−2にて作製した光起電力素子の層
構成を示す図である。
構成を示す図である。
【図37】実施例4−2における堆積膜形成条件を示す
図である。
図である。
【図38】実施例4−3にて用いた連続堆積膜形成装置
の構成を示す図である。
の構成を示す図である。
【図39】実施例4−3における堆積膜形成条件を示す
図である。
図である。
【図40】本発明の第5の構成の要部構成を示す概略図
である。
である。
【図41】図40に示した堆積膜形成装置を組み込ん
だ、多層の堆積膜を連続的に形成する装置の概略断面図
である。
だ、多層の堆積膜を連続的に形成する装置の概略断面図
である。
【図42】本発明の第5の構成において好適に用いられ
るマイクロ波アプリケーターの構造を示す図である。
るマイクロ波アプリケーターの構造を示す図である。
【図43】本発明の第5の構成におけるゲートガス流量
の圧力勾配を示す図である。
の圧力勾配を示す図である。
【図44】本発明の第5の構成の堆積膜形成装置を用い
て作製される光起電力素子の典型的な1例を示す模式的
説明図である。
て作製される光起電力素子の典型的な1例を示す模式的
説明図である。
【図45】本発明の第5の構成の堆積膜形成装置を用い
て作製される光起電力素子の典型的な1例を示す模式的
説明図である。
て作製される光起電力素子の典型的な1例を示す模式的
説明図である。
【図46】本発明の第5の構成の堆積膜形成装置を用い
て作製される光起電力素子の典型的な1例を示す模式的
説明図である。
て作製される光起電力素子の典型的な1例を示す模式的
説明図である。
【図47】実施例5−3に用いた成膜室の構成を示す図
である。
である。
【図48】実施例5−3に用いた機能性堆積膜を連続的
に形成する装置の構成を示す図である。
に形成する装置の構成を示す図である。
【図49】従来の防着構造体を示す図である。
【図50】従来の防着構造体を示す図である。
【図51】従来の防着構造体を示す図である。
【図52】従来の防着構造体を示す図である。
【図53】従来の大面積成膜に対応したマイクロ波導入
方法を示す図である。
方法を示す図である。
100,303,801,1301,2409,91
0,2104,4716成膜室 101 円形導波管 102,602,802 マイクロ波導入窓 103 ガス拡散抑制管 104 ガスパイプ 106 ガスノズル 107,301,911,1102,2101,220
1,2301,2404,4019,4401,450
1,4601,4701,4801 帯状基板 108 排気方向 101b 円形導波管 102b マイクロ波導入窓 103b セラミック管 302a,302b 支持搬送ローラー 304a,304b 支持搬送円板 305,1310,2203,2305 バイアス電
極 306 間隙 307,901〜903,1001 矩形導波管 401,501 セラミック・テーパー部 601 ガス拡散抑制板 701 非成膜ガス抑制板 803 マイクロ波導波管 804 マイクロ波電源 805,4115n,4115,4116p,411
6,4113,4114,4813〜4817 排気
管 806,809 原料ガス供給管 807,3301,3601 基板 808 ヒーター 810 金属メッシュ 904〜906,1111a,1111b,1201〜
1204,1302〜1309,2102,2202,
2306,2410,4005n,4005〜400
7,4005p,4200,4707,4708,48
24n,4826,4828p,4825n,482
7,4829 アプリケーター 907〜909,1116〜1119 電界方向 912 排気ボード 1002 円筒導波管 1003 偏波面回転器 1004 円柱 1006,1114 コイル 1101 外周壁 1103 搬送方向 1104 ガス放出口 1105 ガス供給手段 1106 原料ガス 1107,2304,2414,2415 排気口 1108 排気方向 1112,4008〜4010,4201,4202
マイクロ波透過性部材 1113 フェライト 1115 マイクロ波導入方向 1303 原料ガス放出ロッド 1501,1601,1701,1801,4123〜
4127 導波管 1502,1503,16021702,1703,1
802 孔 1901〜1903,2001〜2004 シャッタ
ー 2103 仕切板 2302 側面壁 2303 端面壁 4140,4141,4709 ガス導入手段 2307 分離手段 2308,2411 金網 2401,2402,2406,3401〜3403,
3801〜3803,4000,4000n,4000
p,4101,4102,4800n,4800,48
00p,4802,4803 真空容器 2403 ボビン 2412,2413,4119〜4122,4820
n,4821,4823p,4822 ゲートガス導
入管 2405,2407,4138n,4139,411
8,4117 ガスゲート 2408,4706 温度制御機構 3300,4511,4512,4611〜4613
光起電力素子 3302,3602,4402,4502,4602
下部電極 3303,3603,3614,3617 n型半導
体層 3304,3604,3615,3618 i型半導
体層 3305,3605,3616,3619 p型半導
体層 3306,3606 透明電極 3307,3507,4407,4507,4607
集電電極 2620,3621,3623 pin接合型光起電
力素子 3624 トリプル型光起電力素子 4001,4001n,4001p 放電室 4002 第1の成膜室 4003 第2の成膜室 4004 第3の成膜室 4005 第1のアプリケーター 4006 第2のアプリケーター 4007 第3のアプリケーター 4011 第1のガス導入手段 4012 第2のガス導入手段 4013 第3のガス導入手段 4111n,4111,4112p,4112,410
7,4108 排気スロットルバルブ 4014〜4016 排気パンチングボード 4129,4128n,4130p 赤外線ランプヒ
ータ 4132,4131n,4133p ランプハウス 4134n,4135,4136p,4137 熱電
対 4017 搬入部 4018 搬出部 4203,4208 マイクロ波整合用円板 4204 内筒 4205 外筒 4206 固定用リング 4207 チョークフランジ 4209 冷媒 4210 Oリング 4211 溝 4213 排出孔 4214 導入孔 4103,4804 送り出し用ボビン 4104,4805 巻き取り用ボビン 4105,4106,4806,4807 搬送用ロ
ーラー 4109,4110,4818,4819 圧力計 4403,4503,4603 第1の導電型層 4404,4504,4604 i型層 4405,4505,4605 第2の導電型層 4702〜4705,4803 支持、搬送用ローラ
ー 4808〜4812 スロットルバルブ 4830〜4832 ガス導入管
0,2104,4716成膜室 101 円形導波管 102,602,802 マイクロ波導入窓 103 ガス拡散抑制管 104 ガスパイプ 106 ガスノズル 107,301,911,1102,2101,220
1,2301,2404,4019,4401,450
1,4601,4701,4801 帯状基板 108 排気方向 101b 円形導波管 102b マイクロ波導入窓 103b セラミック管 302a,302b 支持搬送ローラー 304a,304b 支持搬送円板 305,1310,2203,2305 バイアス電
極 306 間隙 307,901〜903,1001 矩形導波管 401,501 セラミック・テーパー部 601 ガス拡散抑制板 701 非成膜ガス抑制板 803 マイクロ波導波管 804 マイクロ波電源 805,4115n,4115,4116p,411
6,4113,4114,4813〜4817 排気
管 806,809 原料ガス供給管 807,3301,3601 基板 808 ヒーター 810 金属メッシュ 904〜906,1111a,1111b,1201〜
1204,1302〜1309,2102,2202,
2306,2410,4005n,4005〜400
7,4005p,4200,4707,4708,48
24n,4826,4828p,4825n,482
7,4829 アプリケーター 907〜909,1116〜1119 電界方向 912 排気ボード 1002 円筒導波管 1003 偏波面回転器 1004 円柱 1006,1114 コイル 1101 外周壁 1103 搬送方向 1104 ガス放出口 1105 ガス供給手段 1106 原料ガス 1107,2304,2414,2415 排気口 1108 排気方向 1112,4008〜4010,4201,4202
マイクロ波透過性部材 1113 フェライト 1115 マイクロ波導入方向 1303 原料ガス放出ロッド 1501,1601,1701,1801,4123〜
4127 導波管 1502,1503,16021702,1703,1
802 孔 1901〜1903,2001〜2004 シャッタ
ー 2103 仕切板 2302 側面壁 2303 端面壁 4140,4141,4709 ガス導入手段 2307 分離手段 2308,2411 金網 2401,2402,2406,3401〜3403,
3801〜3803,4000,4000n,4000
p,4101,4102,4800n,4800,48
00p,4802,4803 真空容器 2403 ボビン 2412,2413,4119〜4122,4820
n,4821,4823p,4822 ゲートガス導
入管 2405,2407,4138n,4139,411
8,4117 ガスゲート 2408,4706 温度制御機構 3300,4511,4512,4611〜4613
光起電力素子 3302,3602,4402,4502,4602
下部電極 3303,3603,3614,3617 n型半導
体層 3304,3604,3615,3618 i型半導
体層 3305,3605,3616,3619 p型半導
体層 3306,3606 透明電極 3307,3507,4407,4507,4607
集電電極 2620,3621,3623 pin接合型光起電
力素子 3624 トリプル型光起電力素子 4001,4001n,4001p 放電室 4002 第1の成膜室 4003 第2の成膜室 4004 第3の成膜室 4005 第1のアプリケーター 4006 第2のアプリケーター 4007 第3のアプリケーター 4011 第1のガス導入手段 4012 第2のガス導入手段 4013 第3のガス導入手段 4111n,4111,4112p,4112,410
7,4108 排気スロットルバルブ 4014〜4016 排気パンチングボード 4129,4128n,4130p 赤外線ランプヒ
ータ 4132,4131n,4133p ランプハウス 4134n,4135,4136p,4137 熱電
対 4017 搬入部 4018 搬出部 4203,4208 マイクロ波整合用円板 4204 内筒 4205 外筒 4206 固定用リング 4207 チョークフランジ 4209 冷媒 4210 Oリング 4211 溝 4213 排出孔 4214 導入孔 4103,4804 送り出し用ボビン 4104,4805 巻き取り用ボビン 4105,4106,4806,4807 搬送用ロ
ーラー 4109,4110,4818,4819 圧力計 4403,4503,4603 第1の導電型層 4404,4504,4604 i型層 4405,4505,4605 第2の導電型層 4702〜4705,4803 支持、搬送用ローラ
ー 4808〜4812 スロットルバルブ 4830〜4832 ガス導入管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安達 俊男 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 小金井 昭雄 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 藤岡 靖 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 芳里 直 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 岡部 正太郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 酒井 明 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 吉野 豪人 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内
Claims (10)
- 【請求項1】 マイクロ波電力投入手段、原料ガス供給
手段、排気手段、および成膜室を備えるマイクロ波プラ
ズマCVD装置において、 マイクロ波導入窓のプラズマに晒される面上に、マイク
ロ波透過性部材で構成された多柱状構造体を配設し、該
各柱状構造体の対称軸が、プラズマに晒される面に対し
て垂直であることを特徴とする防着構造付マイクロ波プ
ラズマCVD装置。 - 【請求項2】 各柱状構造体は互いに平行にかつ密着さ
れた複数のセラミック細管である請求項1に記載の防着
構造付マイクロ波プラズマCVD装置。 - 【請求項3】 マイクロ波電力投入手段、原料ガス供給
手段、排気手段、および成膜室を備えるマイクロ波プラ
ズマCVD装置において、 マイクロ波導入窓のプラズマに晒される面上に、 マイクロ波透過性部材で構成された多層状構造体を配設
し、 各層が前記プラズマに晒される面に対して平行であるこ
とを特徴とする、 防着構造付マイクロ波プラズマCVD装置。 - 【請求項4】 請求項3に記載の防着構造付マイクロ波
プラズマCVD装置において、 前記各層には多数の貫通孔を有し、 各層は互いに平行にかつ間隔をおいて配設される防着構
造付マイクロ波プラズマCVD装置。 - 【請求項5】 成膜室にマイクロ波導入窓からマイクロ
波電力を投入し、不純物元素をドープしたp型またはn
型半導体薄膜を形成するマイクロ波プラズマCVD装置
において、前記半導体薄膜の主成分元素を含有し、不純
物元素を含有しない原料ガスを前記マイクロ波導入窓
に、吹き付けることを特徴とするマイクロ波プラズマC
VD装置。 - 【請求項6】 並設された複数のマイクロ波電力投入手
段を備えるマイクロ波プラズマCVD装置において、 隣り合うマイクロ波電力投入手段中のマイクロ波の電界
方向を放電前は直交させ、放電後に平行とすることを特
徴とするマイクロ波プラズマCVD装置。 - 【請求項7】 請求項6に記載のマイクロ波プラズマC
VD装置において、 前記マイクロ波電力投入手段のマイクロ波の放射方向
が、帯状基体と平行に一方向であるマイクロ波プラズマ
CVD装置。 - 【請求項8】 帯状基板を有するロール・ツウ・ロール
方式のマイクロ波プラズマCVD装置において、移動す
る該帯状基板を四角柱状の成膜室の1壁面とし、該成膜
室中に帯状基板の移動方向と平行にマイクロ波電力投入
手段を配置することを特徴とするロール・ツウ・ロール
方式のマイクロ波プラズマCVD装置。 - 【請求項9】 請求項8記載のロール・ツウ・ロール方
式のマイクロ波プラズマCVD装置において、 前記ガス供給手段を各々前記帯状基板の幅方向と平行に
配設し、前記堆積膜形成用原料ガスを、近接する帯状基
板に向けて一方向に放出させるロール・ツウ・ロール方
式のマイクロ波プラズマCVD装置。 - 【請求項10】 帯状基板上に連続的に堆積膜を形成す
るマイクロ波プラズマCVD装置において、 真空容器と、 真空容器内に設けられ、帯状基板が貫通する放電室と、
を備え、 放電室の帯状基板の搬入・搬出部の少なくとも一方にお
いて、帯状基板に対向するように放電室の壁面が配設さ
れ、その長さが基板の移動方向にマイクロ波の波長の1
/2以上であり、帯状基板からの距離がマイクロ波の波
長の1/2以下であることを特徴とするマイクロ波プラ
ズマCVD装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP524093A JPH06216039A (ja) | 1993-01-14 | 1993-01-14 | マイクロ波プラズマcvd装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP524093A JPH06216039A (ja) | 1993-01-14 | 1993-01-14 | マイクロ波プラズマcvd装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06216039A true JPH06216039A (ja) | 1994-08-05 |
Family
ID=11605680
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP524093A Pending JPH06216039A (ja) | 1993-01-14 | 1993-01-14 | マイクロ波プラズマcvd装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06216039A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006312778A (ja) * | 2005-04-06 | 2006-11-16 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | 表面波プラズマによる蒸着膜の形成方法及び装置 |
| JP2006322066A (ja) * | 2005-04-19 | 2006-11-30 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | プラズマcvd用マイクロ波供給装置及び該マイクロ波供給装置を備えた蒸着膜形成装置 |
| JP2010087189A (ja) * | 2008-09-30 | 2010-04-15 | Shibaura Mechatronics Corp | プラズマ発生装置およびプラズマ処理装置 |
| WO2011115197A1 (ja) * | 2010-03-17 | 2011-09-22 | 独立行政法人産業技術総合研究所 | 透明導電性炭素膜の製造方法及び透明導電性炭素膜 |
| CN108514856A (zh) * | 2018-06-04 | 2018-09-11 | 四川大学 | 一种微波和紫外线联合固化的方法及其装置 |
-
1993
- 1993-01-14 JP JP524093A patent/JPH06216039A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006312778A (ja) * | 2005-04-06 | 2006-11-16 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | 表面波プラズマによる蒸着膜の形成方法及び装置 |
| JP2006322066A (ja) * | 2005-04-19 | 2006-11-30 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | プラズマcvd用マイクロ波供給装置及び該マイクロ波供給装置を備えた蒸着膜形成装置 |
| JP2010087189A (ja) * | 2008-09-30 | 2010-04-15 | Shibaura Mechatronics Corp | プラズマ発生装置およびプラズマ処理装置 |
| WO2011115197A1 (ja) * | 2010-03-17 | 2011-09-22 | 独立行政法人産業技術総合研究所 | 透明導電性炭素膜の製造方法及び透明導電性炭素膜 |
| JP2012162442A (ja) * | 2010-03-17 | 2012-08-30 | National Institute Of Advanced Industrial Science & Technology | 透明導電性炭素膜の製造方法及び透明導電性炭素膜 |
| CN108514856A (zh) * | 2018-06-04 | 2018-09-11 | 四川大学 | 一种微波和紫外线联合固化的方法及其装置 |
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