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JPH061890A - 制振性樹脂組成物 - Google Patents

制振性樹脂組成物

Info

Publication number
JPH061890A
JPH061890A JP18153592A JP18153592A JPH061890A JP H061890 A JPH061890 A JP H061890A JP 18153592 A JP18153592 A JP 18153592A JP 18153592 A JP18153592 A JP 18153592A JP H061890 A JPH061890 A JP H061890A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
resin
parts
component
copolymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP18153592A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Yamamoto
山本  和彦
Yoshiki Tamaizumi
美喜 玉泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JSR Corp
Original Assignee
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Synthetic Rubber Co Ltd filed Critical Japan Synthetic Rubber Co Ltd
Priority to JP18153592A priority Critical patent/JPH061890A/ja
Publication of JPH061890A publication Critical patent/JPH061890A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 制振性能と耐衝撃性に優れた樹脂組成物を提
供する。 【構成】 (A)芳香族ビニル化合物0〜50重量%と
共役ジエン100〜50重量%からなる共役ジエン系重
合体および/またはその水素添加物5〜75重量%と
(B)オレフィン系樹脂95〜25重量%〔ただし、
(A)+(B)=100重量%〕との部分架橋物5〜5
0重量部、ならびに(C)前記(B)成分以外の熱可塑
性樹脂95〜50重量部〔ただし、(A)+(B)+
(C)=100重量部〕を主成分とする制振性樹脂組成
物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、優れた制振特性を有す
る制振性樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車などの交通機関に起因する
騒音、振動が、大きな社会問題になっており、自動車内
部にも低振動、低騒音が要求される。また、複写機、プ
リンターなどの事務機器から発生する騒音、振動の低減
も重要な課題になっている。さらに、生活機械の変化か
ら、家庭用電気製品も大型化しており、冷蔵庫、洗濯
機、掃除機の低振動、低騒音化が要求されている。従来
より、ABS樹脂および汎用エンジニアリングプラスチ
ックであるポリアミド樹脂は、自動車用部品、電気・電
子部品、OA機器部品として広く採用されているが、こ
れらの低振動、低騒音の要求を満足させることはできな
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来技
術の課題を背景になされたもので、従来のABS樹脂や
ポリアミド樹脂と同等の物性を有するのみならず、制振
性能に優れた制振性樹脂を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、(A)芳香族
ビニル化合物0〜50重量%と共役ジエン100〜50
重量%からなる共役ジエン系重合体および/またはその
水素添加物5〜75重量%と(B)ポリオレフィン系樹
脂95〜25重量%〔ただし、(A)+(B)=100
重量%〕との部分架橋物5〜50重量部、ならびに
(C)前記(B)成分以外の熱可塑性樹脂95〜50重
量部〔ただし、(A)+(B)+(C)=100重量
部〕を主成分とする制振性樹脂組成物を提供するもので
ある。
【0005】本発明の樹脂組成物に使用される(A)成
分は、共役ジエン系重合体および/またはその水素添加
物である。ここで、共役ジエン系重合体を構成する芳香
族ビニル化合物としては、スチレン、t−ブチルスチレ
ン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、ビニル
キシレン、モノクロルスチレン、ジクロルスチレン、モ
ノブロムスチレン、ジブロムスチレン、フルオロスチレ
ン、p−t−ブチルスチレン、エチルスチレン、ビニル
ナフタレン、ジビニルベンゼン、1,1−ジフェニルス
チレン、N,N−ジエチル−p−アミノエチルスチレ
ン、N,N−ジエチル−p−アミノエチルスチレン、ビ
ニルピリジン、ビニルナフタレンなどが挙げられ、特に
スチレンが好ましい。
【0006】また、ジエン系重合体を構成する共役ジエ
ンとしては、1,3−ブタジエン、イソプレン、2,3
−ジメチル−1,3−ブタジエン、1,3−ペンタジエ
ン、2−メチル−1,3−ペンタジエン、1,3−ヘキ
サジエン、4,5−ジエチル−1,3−オクタジエン、
3−ブチル−1,3−オクタジエン、クロロプレンなど
が挙げられるが、工業的に利用でき、また物性が優れて
いることから1,3−ブタジエン、イソプレンが好まし
く、より好ましくは1,3−ブタジエンである。(A)
成分を構成するジエン系重合体は、共役ジエン単独の重
合体、芳香族ビニル化合物と共役ジエンとのブロック共
重合体もしくはランダム共重合体、またはこれらの混合
物であってもよく、さらには水素添加後、混合したもの
であってもよい。
【0007】ジエン系重合体としては、具体的には少な
くとも1個の下記ブロックAまたは下記ブロックCと、
少なくとも1個の下記ブロックBまたはブロックA/B
とを含んでなる共重合体、あるいはブロックBもしくは
A/Bによるジエン系重合体である。その具体的構成
は、 A;ビニル芳香族化合物重合体ブロック、 B;共役ジエン重合体ブロック、 A/B;ビニル芳香族化合物/共役ジエンのランダム共
重合体ブロック、 C;共役ジエンとビニル芳香族化合物の共重合体からな
り、かつビニル芳香族化合物は漸増するテーパーブロッ
ク、とそれぞれ定義すると、次のような構造のものが挙
げられる。
【0008】(1)A−B (2)A−B−A (3)A−B−C (4)A−B1 −B2 (ここで、B1 のビニル結合含量
は好ましくは20%以上、B2 のビニル結合含量は20
%未満) (5)B (6)A/B (7)A−A/B (8)A−A/B−C (9)A−A/B−A (10)B2 −B1 −B2 (ここで、B1 、B2 は前記
に同じ) (11)C−B (12)C−B−C (13)C−A/B−C (14)C−A−B
【0009】また、これらの基本骨格を繰り返し有する
共重合体を挙げることができ、さらにこれらをカップリ
ングして得られるジエン系重合体であってもよい。な
お、ジエン系重合体として、前記(4)〜(8)のもの
を用いると、一段とすぐれた本発明の目的とする組成物
が得られる。特に、(6)〜(8)のジエン系重合体
は、低温特性、疲労特性に優れたものが得られるので好
ましい。前記(4)A−B1 −B2 の構造のものについ
ては、特開平2−133406号公報、前記(5)Bお
よび(6)A/Bの構造のものについては、特開昭63
−127400号公報に開示されている。また、前記
(7)A−A/Bおよび(8)A−A/B−Cの構造の
ものについては、特開平2−305814号公報に開示
されている。
【0010】これらのブロック共重合体あるいはランダ
ム共重合体のビニル芳香族化合物/共役ジエンの割合
は、重量比で0〜50/100〜50、好ましくは5〜
45/95〜45であり、ビニル芳香族化合物を必須と
する場合、好ましくは10〜50/90〜50である。
ここで、ビニル芳香族化合物の含有量が50重量%を超
えると、樹脂状となり、得られる組成物の柔軟性が低下
する。なお、ブロック共重合体あるいはランダム共重合
体中の共役ジエン部分のビニル結合含量は、好ましくは
10重量%以上、さらに好ましくは20〜80重量%、
特に好ましくは30〜60重量%であり、10重量%未
満では水添後の構造がポリエチレンに近くなり、組成物
とした場合に柔軟性が低下することになり、一方60重
量%を超えると水添後はゴム的性質を失うため、やはり
柔軟性が低下して好ましくない。また、ジエン系重合体
の数平均分子量は、好ましくは5,000〜1,00
0,000、さらに好ましくは30,000〜300,
000であり、5,000未満であると該ジエン系重合
体あるいは水素添加物がゴム状とならず液状となり、一
方1,000,000を超えると加工性が低下する傾向
にあるので好ましくない。
【0011】(A)成分を構成するジエン系重合体の水
素添加物は、該ジエン系重合体の共役ジエン部分の二重
結合を好ましくは70%以上、さらに好ましくは90%
以上、特に好ましくは95%以上水素添加して得られる
ものである。なお、このジエン系重合体を水素添加する
方法については、例えば特開平2−133406号公報
に詳述されている。
【0012】次に、(B)ポリオレフィン系樹脂として
は、1種またはそれ以上のモノオレフィンを高圧法また
は低圧法のいずれかによる重合から得られる樹脂であ
る。ここで、モノオレフィンとしては、エチレン、プロ
ピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4
−メチル−1−ペンテン、2−メチル−1−プロペン、
3−メチル−1−ペンテン、5−メチル−1−ヘキセ
ン、およびそれらの混合物が挙げられ、好ましくはエチ
レン、プロピレン、4−メチル−1−ペンテン、より好
ましくはプロピレンである。好ましいポリオレフィン樹
脂は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ4−メチル
−1−ペンテンであり、また共重合体タイプの(B)成
分としては、エチレン、1−ブテン、1−ペンテン、1
−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、2−メチル−
1−プロペン、3−メチル−1−ペンテン、および5−
メチル−1−ヘキセンの群から選ばれた少なくとも1種
が共重合されたポリプロピレンなどが挙げられる。ポリ
オレフィン系樹脂としてさらに好ましくは、ポリプロピ
レン、アイソタクティックポリプロピレン、および前記
共重合体タイプのポリプロピレンである。
【0013】本発明に使用される部分架橋物は、前記
(A)〜(B)成分に架橋剤を加え、一定温度の下に混
練り機を用いて剪断変形を与えながら反応させて、ゴム
部分を部分的に架橋させてなるものである。混練り機と
しては、ロール、バンバリーミキサー、ニーダー、一軸
あるいは二軸押出機などが用いられる。
【0014】ここで、使用される架橋剤としては、通常
のゴムの架橋に使用されるもの、例えば「架橋剤ハンド
ブック」(山下晋三、金子東助著、大成社刊)などに記
載のものが使用できる。この好ましい架橋剤としては、
イオウ、イオウ化合物、p−ベンゾキノンジオキシム、
p,p′−ジベンゾイルキノンジオキシム、4,4′−
ジチオ−ビス−ジモルホリン、ポリ−p−ジニトロソベ
ンゼン、テトラクロロベンゾキノン、アルキルフェノー
ル−ホルムアルデヒド樹脂、臭素化アルキルフェノール
−ホルムアルデヒド樹脂などの樹脂架橋剤、アンモニウ
ムベンゾエート、ビスマレイミド化合物、ジエポキシ化
合物、ジカルボン酸化合物、ジオール化合物、ジアミン
化合物、アミノ樹脂、有機金属塩、金属アルコキシド、
有機金属化合物、有機過酸化物などが挙げられる。
【0015】これらの架橋剤は、単独であるいは混合し
て使用することができる。また、架橋剤の種類によって
は、他の化合物と組み合わせて使用することによりさら
に効率よく架橋が進行する場合がある。特に、イオウあ
るいはイオウ化合物を架橋剤として使用する場合には、
イオウの架橋反応を促進する加硫促進剤、加硫促進助
剤、活性剤を併用することが望ましく、適切な組み合わ
せ、使用量などは、例えば前述の文献を活用して決定す
ることができる。また、有機過酸化物を架橋剤として用
いる場合には、架橋助剤を併用する方法が好ましい。
【0016】この架橋助剤としては、イオウ、ジペンタ
メチレンチウラムペンタスルフィド、メルカプトベンゾ
チアゾールなどのイオウ化合物、オキシムニトロソ化合
物、エチレングリコールジメタクリレート、アリールメ
タクリレート、トリアリールシアヌレート、ジアリール
フタレート、ポリエチレングリコールジメタクリレー
ト、ジビニルアジペート、無水マレイン酸、ビスマレイ
ミド化合物、トリメチロールプロパントリメタクリレー
ト、ジビニルベンゼンなどの単量体類、液状ポリブタジ
エン、液状スチレン−ブタジエン共重合体、ポリ1,2
−ブタジエンなどのポリマー類が挙げられる。
【0017】適切な架橋系の選択および使用量は、前述
の文献などを参考として決定することが望ましい。通常
は、(A)〜(B)成分100重量部に対して架橋剤
0.1〜8重量部、加硫促進剤0.1〜10重量部、加
硫促進助剤0.5〜10重量部、活性剤0.5〜10重
量部、架橋助剤0.1〜20重量部の範囲で適宜使用さ
れる。なお、本発明において、部分架橋とは、組成物中
のゴム成分が射出成形が可能な状態を保ちつつ架橋され
た状態を示す。
【0018】ここで、混練り温度は、120〜300
℃、好ましくは150〜250℃であり、混練り時間は
任意であるが、通常、15秒〜30分程度である。ま
た、架橋度は、架橋剤量、架橋助剤量、混練り温度、混
練り時間などに依存するので、それぞれの組み合わせに
ついては、最適条件を求める必要がある。架橋度として
は、下記式で表されるシクロヘキサン不溶分を架橋度の
目安とすることが好ましい。 不溶分(重量%)=〔(Wex−Wpp−Wadd)/
Wrb〕×100 〔式中、Wexはシクロヘキサン抽出後のポリマー
〔(A)〜(B)成分〕量、Wppは(B)成分量、W
addは(A)〜(B)成分以外の添加剤中のシクロヘ
キサン不溶分、Wrbは(A)成分量を示す。〕なお、
抽出は、60℃のシクロヘキサン中で4時間抽出を実施
したものである。
【0019】本発明に使用される部分架橋物のシクロヘ
キサン不溶分は、好ましくは70重量%以上、さらに好
ましくは80重量%以上、特に好ましくは85〜100
重量%であり、70重量%未満では、得られる組成物の
耐衝撃性が低下する。部分架橋物中における(A)成分
/(B)成分の重量比は、5〜75/95〜25重量
%、好ましくは10〜70/90〜30重量%である。
(A)成分が5重量%未満では、組成物の耐衝撃性が低
く、一方75重量%を超えると、制振性が低下する。
【0020】次に、前記(B)ポリオレフィン系樹脂以
外の(C)熱可塑性樹脂としては、ガラス転移点が25
℃以上の熱可塑性重合体であり、非晶性ポリマー、結晶
性ポリマー、液晶ポリマーなどが含まれる。具体的に
は、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリフェニレン
エーテル樹脂、ポリアリーレンスルフィド樹脂、PEE
K樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ポ
リアミド樹脂、ポリエーテルスルホン樹脂、ポリスルホ
ン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリブチレン樹脂などを挙げ
ることができる。これらのうち、スチレン系樹脂、ポリ
アミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂
が好ましい。
【0021】スチレン系樹脂としては、例えばポリスチ
レン、ポリクロルスチレン、ポリα−メチルスチレン、
スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−メタ
クリル酸メチル共重合体、スチレン−無水マレイン酸共
重合体、スチレン−α−メチルスチレン共重合体、スチ
レン−α−メチルスチレン−メタクリル酸メチル共重合
体、スチレン−α−メチルスチレン−アクリロニトリル
−メタクリル酸メチル共重合体などが挙げられ、特にス
チレン−アクリロニトリル共重合体などの芳香族ビニル
化合物−シアン化ビニル化合物共重合体が好ましい。
【0022】また、ポリアミド樹脂としては、H2 N−
(CH2 x −NH2 (式中、xは3〜12の整数)で
表される線状ジアミンと、HOOC−(CH2 y −C
OOH(式中、yは2〜12の整数)で表される線状ジ
カルボン酸との縮合によって製造されるもの、あるいは
ラクタムの開環重合によって製造されるものを使用する
ことができる。これらのポリアミド樹脂の好ましい例と
しては、ナイロン6,66、ナイロン6,10、ナイロ
ン6,12、ナイロン4,6、ナイロン3,4、ナイロ
ン6,9、ナイロン6、ナイロン12、ナイロン11、
ナイロン4などが挙げられる。また、ナイロン6/6,
10、ナイロン6/6,12、ナイロン6/4,6、ナ
イロン6/12、ナイロン6/6,6、ナイロン6/
6,6/6,10、ナイロン6/4,6/6,6、ナイ
ロン6/6,6,/6,12、ナイロン6/4,6/1
0、ナイロン6/4,6/12などの共重合体ポリアミ
ド類を挙げることができる。さらに、ナイロン6/6,
T(Tはテレフタル酸成分)、テレフタル酸、イソフタ
ル酸などの芳香族ジカルボン酸とメタキシリレンジアミ
ンまたは脂肪族ジアミンとにより得られる半芳香族ポリ
アミド樹脂、メタキシリレンジアミンと上記線状ジカル
ボン酸とにより得られるポリアミド、ポリエステルアミ
ド、ポリエーテルアミド、ポリエステルエーテルアミド
などを挙げることができる。
【0023】さらに、ポリカーボネート樹脂としては、
芳香族ポリカーボネート樹脂、脂肪族ポリカーボネート
樹脂、脂肪族−芳香族ポリカーボネート樹脂などを挙げ
ることができる。一般には、2,2−ビス(4−オキシ
フェニル)アルカン系、ビス(4−オキシフェニル)エ
ーテル系、ビス(4−オキシフェニル)スルホンスルフ
ィドまたはスルホキシド系などのビスフェノール類を重
合して得られる重合体もしくは共重合体であって、必要
に応じてハロゲンにより置換されたビスフェノール類を
用いた重合体である。ポリカーボネート樹脂の種類およ
び製造方法については、日刊工業新聞社発行(昭和44
年9月30日発行)の「ポリカーボネート樹脂」の記載
を参照することができる。
【0024】さらに、ポリエステル樹脂としては、ポリ
エチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレンテ
レフタレート、ポリブチレンテレフタレート(PB
T)、ポリペンタメチレンテレフタレート、ポリヘキサ
メチレンテレフタレートなどの、芳香族ジカルボン酸と
2価アルコールとから得られるポリエステル樹脂、およ
び芳香族ジカルボン酸と芳香族ジフェノールとから得ら
れる芳香族ポリエステル樹脂である、いわゆるポリアリ
レート樹脂を挙げることができる。ポリアリレート樹脂
の具体例としては、ビスフェノールAとテレフタル酸ま
たはイソフタル酸とによるポリエステル樹脂およびコポ
リエステル樹脂を挙げることができる。これらのうち、
特に好ましいものは、PETおよびPBTである。
【0025】(C)熱可塑性樹脂としては、特に好まし
くはポリアミドおよび/または芳香族ビニル化合物−シ
アン化ビニル化合物共重合体である。これらの熱可塑性
樹脂を用いると、部分架橋物との相溶性に優れ、制振
性、耐衝撃性の優れた組成物が得られる。
【0026】また、本発明の制振性樹脂組成物中におけ
る前記(A)〜(B)成分からなる部分架橋物と(C)
熱可塑性樹脂の割合は、5〜50/95〜50重量部、
好ましくは10〜45/90〜55重量部である。部分
架橋物が5重量部未満では、耐衝撃性が低く、一方50
重量部を超えると、剛性率が低くなり、樹脂でなくな
る。
【0027】本発明の制振性樹脂組成物には、前記部分
架橋物と(C)熱可塑性樹脂とを加熱混合する際に、こ
れらの配合系に、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン
酸などのカルボキシル基含有不飽和化合物、無水マレイ
ン酸、無水イタコン酸などの酸無水物基含有不飽和化合
物、ビニルオキサゾリンなどのオキサゾリン基含有不飽
和化合物、グリシジルメタクリレート、アリルグリシジ
ルエーテルなどのエポキシ基含有不飽和化合物などを添
加してもよい。これらの不飽和化合物を添加することに
より、得られる制振性樹脂組成物の諸特性を一段と向上
させることができる。
【0028】また、本発明の制振性樹脂組成物には、こ
のほか一般の樹脂、ゴムに用いられる充填剤(補強剤)
を配合することができる。この充填剤としては、カーボ
ンブラック、炭酸カルシウム、酸化チタン、硫酸バリウ
ム、チタン酸カリウム、酸化鉄、クレー、タルク、シリ
カ、マイカ、アルミナ、ガラス繊維、炭素繊維、金属繊
維、ガラスビーズ、ガラスフレーク、ワラストナイトな
どの無機充填剤、プロセスオイル、アスファルトなどの
瀝青物、酸化防止剤、粘着付与剤などを挙げることがで
きる。
【0029】本発明の制振性樹脂組成物は、前記部分架
橋物と(C)熱可塑性樹脂と必要に応じて使用される各
種添加剤とを、例えば単軸押出機、二軸押出機、ラバー
ミル、ブラベンダーミキサー、バンバリーミキサー、加
圧ニーダー、ミキシングロールなどを用いて加熱混合こ
とによって製造される。得られる組成物は、ロール、押
出機、射出成形機により成形され制振材として用いられ
る。なお、本発明の樹脂組成物を製造するに際しては、
部分架橋物と(C)熱可塑性樹脂とを混合し、これを直
接射出成形してよい。また、L/D(L=スクリューの
長さ、D=直径)の大きな押出機を用いて、(A)〜
(B)成分を混合して押出機を通し、該押出機の途中か
ら(C)熱可塑性樹脂を投入して混練りし、製造しても
よい。
【0030】
【実施例】以下、実施例を挙げ、本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明の主旨を越えない限り、本発明は、
以下の実施例に限定されるものではない。なお、実施例
中、部および%は、特に断らない限り重量基準である。
また、実施例中、各種の物性の評価は、次の方法で測定
した。損失係数 厚さ2mmのテストピースを用いて共振法で測定した。耐衝撃性 ASTM D256に準じて測定した。単位は、kg・
cm/cmである。曲げ弾性率 ASTM D790(1/2″×3/2″×5″)に準
じて測定した。単位は、kg/cm2 である。
【0031】参考例 実施例、比較例に使用した各成分は、以下のとおりであ
る。(A)成分 (A−1−1)乾燥チッ素ガスで置換した耐圧反応容器
を用い、シクロヘキサンを溶媒として重合触媒にn−ブ
チルリチウム、ビニル化剤にTMEDAを用い、スチレ
ン、イソプレン、スチレンの順に添加し重合し、A−B
−A型ブロック共重合体を得た。このブロック共重合体
の数平均分子量は150,000、ポリスチレンブロッ
クの数平均分子量は11,000、ポリイソプレンブロ
ックの数平均分子量は128,000、ビニル結合含量
は76%であった。 (A−2−1)前記(A−1−1)をシクロヘキサン中
でPd−Cを水素化触媒として、水素圧20kg/cm
2 で水添反応を行った。水添率は75%であった。 (A−2−2)A−B−Cからなるブロック共重合体
で、ブロックAがポリスチレンブロック、Bがスチレン
−ブタジエンランダム共重合体ブロック、Cがスチレン
が漸増するスチレン−ブタジエン共重合体ブロックであ
り、ブロック共重合体全体のスチレン含量が15%、ブ
ロックAの結合スチレン含量が5%、ブロックBのブタ
ジエン結合含量が80%、ブロック共重合体全体の数平
均分子量が160,000、水添率98%のもの。
【0032】(B)成分 ポリプロピレン〔東ソー(株)製、J5910B〕(C)成分 (C−1);ナイロン6(カプロン6、JSRアライド
社製) (C−2);AS樹脂〔アクリロニトリル−スチレン共
重合体(アクリロニトリル含量=23.5%、重量平均
分子量=105,000)〕部分架橋物の調製 表1に示す配合処方のものを、押出機(40mmφ)を
用い、220℃で部分架橋物を作製した。
【0033】
【表1】
【0034】実施例1〜8、比較例1〜5 表2〜3に示す配合処方のものを、押出機を用いて25
0℃でペレット化し、このペレットを用いて、射出成形
機により射出成形し、試験片を作製し、物性を評価し
た。結果を表2〜3に示す。表2から明らかなように、
実施例1〜8は、本発明の樹脂組成物であり、制振性お
よび耐衝撃性、曲げ弾性率などの機械的強度に優れてい
る。これに対し、表3から明らかなように、比較例1
は、(A)成分を用いない本発明の範囲外の例であり、
制振性と耐衝撃性が劣る。比較例2と比較例4は、いず
れも(C)成分が本発明の範囲を超えた例であり、制振
性と耐衝撃性が劣る。比較例3は、(C)成分が本発明
の範囲未満の例であり、曲げ弾性率が劣る。比較例5
は、(B)成分を用いない本発明の範囲外の例であり、
制振性、耐衝撃性、曲げ弾性率が劣る。
【0035】
【表2】
【0036】
【表3】
【0037】比較例6 前記(A−1−1)と同様の(A)成分14部、ポリプ
ロピレン(前記と同じ)6部、ナイロン6(前記と同
じ)80部、無水マレイン酸1部およびジクミルパーオ
キサイド0.2部を、押出機を用いて混合、ペレット化
し、このペレットを用いて射出成形機により射出成形
し、試験片を作製し、物性を実施例1と同様にして評価
したところ、損失係数0.07、アイゾット衝撃強度2
5および曲げ弾性率2.3×10-4であり、制振性が劣っ
ていた。
【0038】
【発明の効果】本発明の制振性樹脂組成物は、樹脂本体
の成形加工性を失うことなく、振動、騒音の発生を低減
した材料であり、自動車部品、電気・電子部品、OA機
器部品に有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 101/00 LSZ 7242−4J F16F 15/02 Q 9138−3J

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)芳香族ビニル化合物0〜50重量
    %と共役ジエン100〜50重量%からなる共役ジエン
    系重合体および/またはその水素添加物5〜75重量%
    と(B)ポリオレフィン系樹脂95〜25重量%〔ただ
    し、(A)+(B)=100重量%〕との部分架橋物5
    〜50重量部、ならびに(C)前記(B)成分以外の熱
    可塑性樹脂95〜50重量部〔ただし、(A)+(B)
    +(C)=100重量部〕を主成分とする制振性樹脂組
    成物。
JP18153592A 1992-06-17 1992-06-17 制振性樹脂組成物 Withdrawn JPH061890A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5601505A (en) * 1994-09-12 1997-02-11 Borg-Warner Automotive, K.K. Hydraulic tensioner
JP2006117744A (ja) * 2004-10-20 2006-05-11 Kureha Elastomer Co Ltd 制振材料
JP2009256467A (ja) * 2008-04-16 2009-11-05 Asahi Kasei Chemicals Corp 動的架橋組成物

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