JPH061860A - 芳香族ポリアミド繊維と水素化ニトリルゴム配合物との接着方法 - Google Patents
芳香族ポリアミド繊維と水素化ニトリルゴム配合物との接着方法Info
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- JPH061860A JPH061860A JP16107792A JP16107792A JPH061860A JP H061860 A JPH061860 A JP H061860A JP 16107792 A JP16107792 A JP 16107792A JP 16107792 A JP16107792 A JP 16107792A JP H061860 A JPH061860 A JP H061860A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高温下でも強度低下を起こさず良好な接着力
を保持することができる、芳香族ポリアミド繊維と水素
化ニトリルゴム配合物との接着方法を提供する。 【構成】 (1) イソシアネート化合物またはエポキシ樹
脂を含む液で芳香族ポリアミド繊維を処理し、(2) 次い
で、該繊維をレゾルシンとホルマリンとゴムラテックス
との混合液で処理し、(3) さらに、該繊維をエポキシ樹
脂、フェノール樹脂およびニトリル基含有高飽和重合体
ゴムを含む混合液で処理し、(4) 得られた芳香族ポリア
ミド繊維と、不飽和カルボン酸金属塩を有する水素化ニ
トリルゴム配合物とを、有機過酸化物を加硫剤として密
着加硫させる。
を保持することができる、芳香族ポリアミド繊維と水素
化ニトリルゴム配合物との接着方法を提供する。 【構成】 (1) イソシアネート化合物またはエポキシ樹
脂を含む液で芳香族ポリアミド繊維を処理し、(2) 次い
で、該繊維をレゾルシンとホルマリンとゴムラテックス
との混合液で処理し、(3) さらに、該繊維をエポキシ樹
脂、フェノール樹脂およびニトリル基含有高飽和重合体
ゴムを含む混合液で処理し、(4) 得られた芳香族ポリア
ミド繊維と、不飽和カルボン酸金属塩を有する水素化ニ
トリルゴム配合物とを、有機過酸化物を加硫剤として密
着加硫させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、有機過酸化物を加硫剤
とする、水素化ニトリルゴム配合物と芳香族ポリアミド
繊維との接着方法に関するものである。
とする、水素化ニトリルゴム配合物と芳香族ポリアミド
繊維との接着方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術、背景および発明が解決しようとする課
題】従来から動力伝達手段として伝動ベルトが使用され
ているが、近年、エンジン等の高出力化に伴い、伝動ベ
ルトに対する耐高負荷伝動性と耐熱性に対する要求がよ
り厳しくなりつつある。
題】従来から動力伝達手段として伝動ベルトが使用され
ているが、近年、エンジン等の高出力化に伴い、伝動ベ
ルトに対する耐高負荷伝動性と耐熱性に対する要求がよ
り厳しくなりつつある。
【0003】通常、伝動ベルトは繊維の心線とゴム配合
物との複合体からできており、繊維とゴム配合物とは接
着剤によって接着されている。そこで、耐高負荷伝動
性、耐熱性の要求が厳しくなるに伴い、単に繊維とゴム
配合物との接着力を上げるだけでなく、特に高温下での
接着力の向上が強く要望されている。そのため、接着さ
れるゴム配合物そのものも耐熱性に優れたゴム配合物が
必要とされている。この耐熱性と耐油性に優れたゴム製
品としては、水素化ニトリルゴム(以下「H−NBR」
ともいう)製品が公知である。H−NBR製品は、従来
のニトリルゴム製品の利点である耐油性を保持しつつ、
耐熱性を改良したゴム製品であり、熱老化中の硫黄の再
結合反応によるゴム弾性の老化を防ぐため、従来のニト
リルゴムが有する2重結合に予め水素を添加して、熱老
化中の再結合反応を生じにくくし、耐熱性を改良したも
のである。従って、このH−NBR製品の耐熱性を保持
するためには、パーオキサイド架橋系にするのが最適で
ある。
物との複合体からできており、繊維とゴム配合物とは接
着剤によって接着されている。そこで、耐高負荷伝動
性、耐熱性の要求が厳しくなるに伴い、単に繊維とゴム
配合物との接着力を上げるだけでなく、特に高温下での
接着力の向上が強く要望されている。そのため、接着さ
れるゴム配合物そのものも耐熱性に優れたゴム配合物が
必要とされている。この耐熱性と耐油性に優れたゴム製
品としては、水素化ニトリルゴム(以下「H−NBR」
ともいう)製品が公知である。H−NBR製品は、従来
のニトリルゴム製品の利点である耐油性を保持しつつ、
耐熱性を改良したゴム製品であり、熱老化中の硫黄の再
結合反応によるゴム弾性の老化を防ぐため、従来のニト
リルゴムが有する2重結合に予め水素を添加して、熱老
化中の再結合反応を生じにくくし、耐熱性を改良したも
のである。従って、このH−NBR製品の耐熱性を保持
するためには、パーオキサイド架橋系にするのが最適で
ある。
【0004】さらに、近年、H−NBRにメタクリル酸
亜鉛(MAZn)を配合させたもの(以下「ZSC」と
もいう)を有機過酸化物により架橋させるゴムが、より
耐熱性と強度を製品に付与するものとして注目されてお
り、伝動ベルト、コンベヤベルト等への適用が図られて
いる。これらのゴム製品の多くは上記したように繊維材
料との複合体であるため、ゴム製品と繊維材料との間の
接着力が大きいことが製品の耐久性および複合体の特性
発現などの点から要求されている。
亜鉛(MAZn)を配合させたもの(以下「ZSC」と
もいう)を有機過酸化物により架橋させるゴムが、より
耐熱性と強度を製品に付与するものとして注目されてお
り、伝動ベルト、コンベヤベルト等への適用が図られて
いる。これらのゴム製品の多くは上記したように繊維材
料との複合体であるため、ゴム製品と繊維材料との間の
接着力が大きいことが製品の耐久性および複合体の特性
発現などの点から要求されている。
【0005】ところで、従来、ゴム組成物と繊維材料と
の接着方法としては、レゾルシンとホルマリンとゴムラ
テックスとの混合液(以下「RFL液」ともいう)によ
り予め繊維材料を処理し、これと未加硫のゴム配合物と
を密着加硫させる方法がよく知られている。この方法
は、硫黄加硫系ゴム配合物との接着には有効である。し
かしながら、H−NBRと芳香族ポリアミド繊維とを接
着させる場合、RFL液で芳香族ポリアミド繊維を処理
するだけでは、H−NBRがパーオキサイド架橋系であ
るため、RFL液による被膜が劣化し、高接着力を得る
ことができない。
の接着方法としては、レゾルシンとホルマリンとゴムラ
テックスとの混合液(以下「RFL液」ともいう)によ
り予め繊維材料を処理し、これと未加硫のゴム配合物と
を密着加硫させる方法がよく知られている。この方法
は、硫黄加硫系ゴム配合物との接着には有効である。し
かしながら、H−NBRと芳香族ポリアミド繊維とを接
着させる場合、RFL液で芳香族ポリアミド繊維を処理
するだけでは、H−NBRがパーオキサイド架橋系であ
るため、RFL液による被膜が劣化し、高接着力を得る
ことができない。
【0006】また、繊維材料をまずイソシアネート化合
物またはエポキシ樹脂を含む液で処理し、次にRFL液
で処理し、最外層をエポキシ樹脂またはエポキシ樹脂と
H−NBRとの混合液で処理する方法も知られている。
しかし、この方法では、エポキシ樹脂を用いるため、特
に高温時にエポキシ層の強度・弾性率が低下して接着力
が低くなるという問題がある。
物またはエポキシ樹脂を含む液で処理し、次にRFL液
で処理し、最外層をエポキシ樹脂またはエポキシ樹脂と
H−NBRとの混合液で処理する方法も知られている。
しかし、この方法では、エポキシ樹脂を用いるため、特
に高温時にエポキシ層の強度・弾性率が低下して接着力
が低くなるという問題がある。
【0007】さらに、繊維材料をシランカップリング剤
で処理する方法も知られている。しかし、この方法では
充分な接着層厚みを形成できないため、有機過酸化物で
加硫した場合に繊維の劣化が大きく、特にアミド結合を
有する繊維の場合にその傾向が大きく、強固な接着を確
保することができない。本発明はこのような従来の技術
の有する問題点に鑑みてなされたものであって、その目
的は、接着層がある程度の厚みを有し、最外層の接着層
には水素化ニトリルゴムとの接着性が良好な層を設け、
高温下でも強度低下を起こさず良好な接着力を保持する
ことができる、芳香族ポリアミド繊維と水素化ニトリル
ゴム配合物との接着方法を提供することにある。
で処理する方法も知られている。しかし、この方法では
充分な接着層厚みを形成できないため、有機過酸化物で
加硫した場合に繊維の劣化が大きく、特にアミド結合を
有する繊維の場合にその傾向が大きく、強固な接着を確
保することができない。本発明はこのような従来の技術
の有する問題点に鑑みてなされたものであって、その目
的は、接着層がある程度の厚みを有し、最外層の接着層
には水素化ニトリルゴムとの接着性が良好な層を設け、
高温下でも強度低下を起こさず良好な接着力を保持する
ことができる、芳香族ポリアミド繊維と水素化ニトリル
ゴム配合物との接着方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の要旨は、芳香族ポリアミド繊維と、有機過酸
化物および不飽和カルボン酸金属塩を含有する水素化ニ
トリルゴムとを接着する方法であって、(1) イソシアネ
ート化合物またはエポキシ樹脂を含む液で芳香族ポリア
ミド繊維を処理し、(2) 次いで、該繊維をレゾルシンと
ホルマリンとゴムラテックスとの混合液で処理し、(3)
さらに、該繊維をエポキシ樹脂、フェノール樹脂および
ニトリル基含有高飽和重合体ゴムを含む混合液で処理
し、(4) 得られた芳香族ポリアミド繊維と、不飽和カル
ボン酸金属塩を有する水素化ニトリルゴム配合物とを、
有機過酸化物を加硫剤として密着加硫させることを特徴
とする、芳香族ポリアミド繊維と水素化ニトリルゴム配
合物との接着方法にある。
に本発明の要旨は、芳香族ポリアミド繊維と、有機過酸
化物および不飽和カルボン酸金属塩を含有する水素化ニ
トリルゴムとを接着する方法であって、(1) イソシアネ
ート化合物またはエポキシ樹脂を含む液で芳香族ポリア
ミド繊維を処理し、(2) 次いで、該繊維をレゾルシンと
ホルマリンとゴムラテックスとの混合液で処理し、(3)
さらに、該繊維をエポキシ樹脂、フェノール樹脂および
ニトリル基含有高飽和重合体ゴムを含む混合液で処理
し、(4) 得られた芳香族ポリアミド繊維と、不飽和カル
ボン酸金属塩を有する水素化ニトリルゴム配合物とを、
有機過酸化物を加硫剤として密着加硫させることを特徴
とする、芳香族ポリアミド繊維と水素化ニトリルゴム配
合物との接着方法にある。
【0009】不飽和カルボン酸金属塩は、1つまたは2
つ以上のカルボキシル基を有する不飽和カルボン酸と金
属とがイオン結合したものである。不飽和カルボン酸と
しては、アクリル酸、メタクリル酸等のモノカルボン酸
や、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸等のジカルボン
酸等が好ましい。また、金属としては、Be、Mg、C
a、Sr、Ba、Ti、Cr、Mo、Mn、Fe、C
o、Ni、Cu、Ag、Zn、Cd、Hg、Al、S
n、Pb、またはSb等を使用することができる。
つ以上のカルボキシル基を有する不飽和カルボン酸と金
属とがイオン結合したものである。不飽和カルボン酸と
しては、アクリル酸、メタクリル酸等のモノカルボン酸
や、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸等のジカルボン
酸等が好ましい。また、金属としては、Be、Mg、C
a、Sr、Ba、Ti、Cr、Mo、Mn、Fe、C
o、Ni、Cu、Ag、Zn、Cd、Hg、Al、S
n、Pb、またはSb等を使用することができる。
【0010】この中でも好ましい金属は、Mg、Ca、
Zn、Alである。また、特に好ましい不飽和カルボン
酸金属塩は、次式で示すものである。
Zn、Alである。また、特に好ましい不飽和カルボン
酸金属塩は、次式で示すものである。
【0011】
【化1】
【0012】ただし、RおよびR´はそれぞれ、脂肪族
もしくは芳香族炭化水素基または水素原子を示し、両者
は同一でも異なっていてもよい。Meは上記の金属のい
ずれかであり、nは2〜4の整数である。この不飽和カ
ルボン酸金属塩の含有量は、ゴム成分100重量部につ
いて、15〜80重量部とするのが好ましい。不飽和カ
ルボン酸金属塩は、単量体反応性が大きいため、有機過
酸化物より発生したラジカルは不飽和カルボン酸の重合
化に大部分消費され、一部はゴム成分と接着剤成分との
架橋に消費される。そのため、有機過酸化物による接着
力の低下を最小限に抑制することができる。この効果
は、ゴム成分100重量部に対する不飽和カルボン酸金
属塩の配合量が15重量部未満では小さく、一方、80
重量部を超えると接着剤成分との架橋が困難となり、接
着しにくくなる。この点より、ゴム成分100重量部に
対する不飽和カルボン酸の好ましい配合量は15〜80
重量部であり、最も好ましい配合量は20〜50重量部
である。
もしくは芳香族炭化水素基または水素原子を示し、両者
は同一でも異なっていてもよい。Meは上記の金属のい
ずれかであり、nは2〜4の整数である。この不飽和カ
ルボン酸金属塩の含有量は、ゴム成分100重量部につ
いて、15〜80重量部とするのが好ましい。不飽和カ
ルボン酸金属塩は、単量体反応性が大きいため、有機過
酸化物より発生したラジカルは不飽和カルボン酸の重合
化に大部分消費され、一部はゴム成分と接着剤成分との
架橋に消費される。そのため、有機過酸化物による接着
力の低下を最小限に抑制することができる。この効果
は、ゴム成分100重量部に対する不飽和カルボン酸金
属塩の配合量が15重量部未満では小さく、一方、80
重量部を超えると接着剤成分との架橋が困難となり、接
着しにくくなる。この点より、ゴム成分100重量部に
対する不飽和カルボン酸の好ましい配合量は15〜80
重量部であり、最も好ましい配合量は20〜50重量部
である。
【0013】また、加硫剤としての有機過酸化物として
は、例えば、過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイル、過
酸化ジターシャリーブチル、過酸化アセチル、ターシャ
リーブチルペルオキシ安息香酸、過酸化ジクミル、ペル
オキシ安息香酸、ペルオキシ酢酸、ターシャリーブチル
ペルオキシピパレート等の過酸化物やアゾビスイソブチ
ロニトリル等のジアゾ化合物類等が好ましい。
は、例えば、過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイル、過
酸化ジターシャリーブチル、過酸化アセチル、ターシャ
リーブチルペルオキシ安息香酸、過酸化ジクミル、ペル
オキシ安息香酸、ペルオキシ酢酸、ターシャリーブチル
ペルオキシピパレート等の過酸化物やアゾビスイソブチ
ロニトリル等のジアゾ化合物類等が好ましい。
【0014】また、ニトリル基含有高飽和重合体ゴムと
は、エチレン性不飽和ニトリル−共役ジエン系高飽和共
重合体ゴムをいい、エチレン性不飽和ニトリルとは、エ
チレン性不飽和結合の一端にニトリル基(−CN)が付
加してなる化合物で、アクリロニトリル、メタクリロニ
トリル等がある。また、共役ジエンとは、2個の二重結
合が唯一の単結合により結合してなる化合物で、ブタジ
エン、イソプレン等がある。好ましい組合せは、アクリ
ロニトリル−ブタジエンである。エチレン性不飽和ニト
リル−共役ジエン系ゴムは高飽和度とするために水素添
加を行うのが好ましい。水素添加によりゴム中の不飽和
結合の10〜100%が飽和する。係るニトリル基含有
高飽和重合体ゴムが接着剤成分中に含まれていることに
より、有機過酸化物の架橋効率が低下し、有機過酸化物
の接着層への影響を小さくすることができる。
は、エチレン性不飽和ニトリル−共役ジエン系高飽和共
重合体ゴムをいい、エチレン性不飽和ニトリルとは、エ
チレン性不飽和結合の一端にニトリル基(−CN)が付
加してなる化合物で、アクリロニトリル、メタクリロニ
トリル等がある。また、共役ジエンとは、2個の二重結
合が唯一の単結合により結合してなる化合物で、ブタジ
エン、イソプレン等がある。好ましい組合せは、アクリ
ロニトリル−ブタジエンである。エチレン性不飽和ニト
リル−共役ジエン系ゴムは高飽和度とするために水素添
加を行うのが好ましい。水素添加によりゴム中の不飽和
結合の10〜100%が飽和する。係るニトリル基含有
高飽和重合体ゴムが接着剤成分中に含まれていることに
より、有機過酸化物の架橋効率が低下し、有機過酸化物
の接着層への影響を小さくすることができる。
【0015】フェノール樹脂はエポキシ樹脂と反応する
ことが好ましく、ノボラック系、レゾール系のいずれで
も使用することができ、ニトリル基含有高飽和重合体ゴ
ムと混合することにより、接着剤の凝集力を高め、RF
L液との接着効果を高める。
ことが好ましく、ノボラック系、レゾール系のいずれで
も使用することができ、ニトリル基含有高飽和重合体ゴ
ムと混合することにより、接着剤の凝集力を高め、RF
L液との接着効果を高める。
【0016】RFL液は、レゾルシンとホルマリンの初
期縮合物をゴムラテックスと混合したものであり、一般
にレゾルシンとホルマリンとのモル比は、1:0.5〜
3が好ましい。また、ゴムラテックスは、合成ゴムラテ
ックスを用いることができ、アクリロニトリル−ゴムラ
テックスが好ましい。
期縮合物をゴムラテックスと混合したものであり、一般
にレゾルシンとホルマリンとのモル比は、1:0.5〜
3が好ましい。また、ゴムラテックスは、合成ゴムラテ
ックスを用いることができ、アクリロニトリル−ゴムラ
テックスが好ましい。
【0017】
【作用】芳香族ポリアミド繊維をRFL液で処理する前
にイソシアネート化合物またはエポキシ樹脂で処理する
ことにより接着性を高め、このRFL液処理層に接する
最外層の接着剤層にはフェノール樹脂が含まれているの
でRFL液との親和性がよく、しかもこの最外層の接着
剤層にはニトリル基含有高飽和重合体ゴムが含有されて
いるのでエポキシ樹脂およびフェノール樹脂との相溶性
がよく、また、このニトリル基含有高飽和重合体ゴムは
被接着ゴム中の不飽和カルボン酸金属塩と共働して有機
過酸化物による接着力の低下を抑え、高温でも芳香族ポ
リアミド繊維と水素化ニトリルゴムとの強力な接着力を
保つことができる。
にイソシアネート化合物またはエポキシ樹脂で処理する
ことにより接着性を高め、このRFL液処理層に接する
最外層の接着剤層にはフェノール樹脂が含まれているの
でRFL液との親和性がよく、しかもこの最外層の接着
剤層にはニトリル基含有高飽和重合体ゴムが含有されて
いるのでエポキシ樹脂およびフェノール樹脂との相溶性
がよく、また、このニトリル基含有高飽和重合体ゴムは
被接着ゴム中の不飽和カルボン酸金属塩と共働して有機
過酸化物による接着力の低下を抑え、高温でも芳香族ポ
リアミド繊維と水素化ニトリルゴムとの強力な接着力を
保つことができる。
【0018】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。 (実施例1)1500d/2×3の構成の芳香族ポリア
ミド繊維(デュポン社製の商品名「ケブラー」のもの)
のコードを以下の表1(a)の組成(重量部)からなる
処理液に浸漬後473Kで2分間熱処理し、次に表2の
組成(重量部)からなるRFL液に浸漬後473Kで2
分間熱処理した。そして、このRFL液処理繊維コード
をH−NBRとエポキシ樹脂とノボラック系フェノール
樹脂を2:2:1の混合比でメチルエチルケトンに溶解
させた、表3に示す組成(重量部)の液に浸漬し、37
3Kで乾燥させた。次いで、この接着処理済繊維コード
を表4に示す組成(重量部)のZSC配合物中に埋設
し、443Kで30分間加硫した。このようにして得た
ゴム製品を室温で24時間放冷後393Kで30分間放
置後、同温度で引っ張りスピード50mm/min.の条件で
剥離接着力を測定した(島津製作所社製の剥離試験機
「オートグラフ」使用)。また、上記接着処理済繊維コ
ードの曲げ剛性を測定した(カトーテック社製の純曲げ
試験機KES使用)。
ミド繊維(デュポン社製の商品名「ケブラー」のもの)
のコードを以下の表1(a)の組成(重量部)からなる
処理液に浸漬後473Kで2分間熱処理し、次に表2の
組成(重量部)からなるRFL液に浸漬後473Kで2
分間熱処理した。そして、このRFL液処理繊維コード
をH−NBRとエポキシ樹脂とノボラック系フェノール
樹脂を2:2:1の混合比でメチルエチルケトンに溶解
させた、表3に示す組成(重量部)の液に浸漬し、37
3Kで乾燥させた。次いで、この接着処理済繊維コード
を表4に示す組成(重量部)のZSC配合物中に埋設
し、443Kで30分間加硫した。このようにして得た
ゴム製品を室温で24時間放冷後393Kで30分間放
置後、同温度で引っ張りスピード50mm/min.の条件で
剥離接着力を測定した(島津製作所社製の剥離試験機
「オートグラフ」使用)。また、上記接着処理済繊維コ
ードの曲げ剛性を測定した(カトーテック社製の純曲げ
試験機KES使用)。
【0019】(実施例2)表3中のH−NBRとエポキ
シ樹脂とノボラック系フェノール樹脂の混合比を1:
4:2とした以外は上記実施例1と同様の方法でゴム製
品を得、同様の方法でゴム製品の剥離接着力と接着処理
済繊維コードの曲げ剛性を測定した。
シ樹脂とノボラック系フェノール樹脂の混合比を1:
4:2とした以外は上記実施例1と同様の方法でゴム製
品を得、同様の方法でゴム製品の剥離接着力と接着処理
済繊維コードの曲げ剛性を測定した。
【0020】(実施例3)芳香族ポリアミド繊維コード
を浸漬した液を表1の組成(b)とした以外は、実施例
1と同様の方法でゴム製品を得、同様の方法でゴム製品
の剥離接着力と接着処理済繊維コードの曲げ剛性を測定
した。
を浸漬した液を表1の組成(b)とした以外は、実施例
1と同様の方法でゴム製品を得、同様の方法でゴム製品
の剥離接着力と接着処理済繊維コードの曲げ剛性を測定
した。
【0021】(実施例4)芳香族ポリアミド繊維コード
を浸漬した液を表1の組成(b)とし、表3中のH−N
BRとエポキシ樹脂とノボラック系フェノール樹脂の混
合比を1:4:2とした以外は、実施例1と同様の方法
でゴム製品を得、同様の方法でゴム製品の剥離接着力と
接着処理済繊維コードの曲げ剛性を測定した。
を浸漬した液を表1の組成(b)とし、表3中のH−N
BRとエポキシ樹脂とノボラック系フェノール樹脂の混
合比を1:4:2とした以外は、実施例1と同様の方法
でゴム製品を得、同様の方法でゴム製品の剥離接着力と
接着処理済繊維コードの曲げ剛性を測定した。
【0022】(比較例1〜3)芳香族ポリアミド繊維コ
ードを浸漬した液を表1の組成(b)とし、RFL液処
理後の繊維コードを浸漬した液組成を表3に示すような
ものとした以外は、実施例1と同様の方法でゴム製品を
得、同様の方法でゴム製品の剥離接着力と接着処理済繊
維コードの曲げ剛性を測定した。
ードを浸漬した液を表1の組成(b)とし、RFL液処
理後の繊維コードを浸漬した液組成を表3に示すような
ものとした以外は、実施例1と同様の方法でゴム製品を
得、同様の方法でゴム製品の剥離接着力と接着処理済繊
維コードの曲げ剛性を測定した。
【0023】これら実施例1〜4と比較例1〜3のもの
の剥離接着力と曲げ剛性の測定結果を表3に示す。
の剥離接着力と曲げ剛性の測定結果を表3に示す。
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】
【0026】
【表3】
【0027】
【表4】
【0028】表3に明らかなように、本実施例に係るも
のは、いずれも高温下で高い接着力を示し、且つ曲げ剛
性が低くて耐疲労性に優れていることが分かる。しか
し、比較例1、2に係るものは接着力が低く、その上、
比較例1に係るものは曲げ剛性が高いので耐疲労性に劣
る。また、比較例3に係るものは接着力は高いが、曲げ
剛性が高いので耐疲労性に劣る。
のは、いずれも高温下で高い接着力を示し、且つ曲げ剛
性が低くて耐疲労性に優れていることが分かる。しか
し、比較例1、2に係るものは接着力が低く、その上、
比較例1に係るものは曲げ剛性が高いので耐疲労性に劣
る。また、比較例3に係るものは接着力は高いが、曲げ
剛性が高いので耐疲労性に劣る。
【0029】
【発明の効果】本発明に係る接着方法で芳香族ポリアミ
ド繊維と水素化ニトリルゴムを接着したものは、高温で
の接着力が高く、しかも耐疲労性に優れており、繊維を
抗張体とするゴム組成物を主材料とする伝動ベルト・コ
ンベヤベルト・ゴムホース・タイヤ等に極めて好適に用
いることができる。
ド繊維と水素化ニトリルゴムを接着したものは、高温で
の接着力が高く、しかも耐疲労性に優れており、繊維を
抗張体とするゴム組成物を主材料とする伝動ベルト・コ
ンベヤベルト・ゴムホース・タイヤ等に極めて好適に用
いることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D06M 15/693 // D06M 17/04 D06M 101:36
Claims (1)
- 【請求項1】 芳香族ポリアミド繊維と、有機過酸化物
および不飽和カルボン酸金属塩を含有する水素化ニトリ
ルゴムとを接着する方法であって、(1) イソシアネート
化合物またはエポキシ樹脂を含む液で芳香族ポリアミド
繊維を処理し、(2) 次いで、該繊維をレゾルシンとホル
マリンとゴムラテックスとの混合液で処理し、(3) さら
に、該繊維をエポキシ樹脂、フェノール樹脂およびニト
リル基含有高飽和重合体ゴムを含む混合液で処理し、
(4) 得られた芳香族ポリアミド繊維と、不飽和カルボン
酸金属塩を有する水素化ニトリルゴム配合物とを、有機
過酸化物を加硫剤として密着加硫させることを特徴とす
る芳香族ポリアミド繊維と水素化ニトリルゴム配合物と
の接着方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16107792A JP3173527B2 (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | 芳香族ポリアミド繊維と水素化ニトリルゴム配合物との接着方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16107792A JP3173527B2 (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | 芳香族ポリアミド繊維と水素化ニトリルゴム配合物との接着方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH061860A true JPH061860A (ja) | 1994-01-11 |
| JP3173527B2 JP3173527B2 (ja) | 2001-06-04 |
Family
ID=15728193
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16107792A Expired - Fee Related JP3173527B2 (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | 芳香族ポリアミド繊維と水素化ニトリルゴム配合物との接着方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3173527B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003221785A (ja) * | 2002-01-29 | 2003-08-08 | Gates Unitta Asia Co | ゴム補強用コードの接着剤、ゴム補強用コード、伝動ベルトおよび伝動ベルトの製造方法 |
-
1992
- 1992-06-19 JP JP16107792A patent/JP3173527B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003221785A (ja) * | 2002-01-29 | 2003-08-08 | Gates Unitta Asia Co | ゴム補強用コードの接着剤、ゴム補強用コード、伝動ベルトおよび伝動ベルトの製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3173527B2 (ja) | 2001-06-04 |
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