JPH061730A - 1,1,1,2−テトラフルオロエタンの精製法 - Google Patents
1,1,1,2−テトラフルオロエタンの精製法Info
- Publication number
- JPH061730A JPH061730A JP15924792A JP15924792A JPH061730A JP H061730 A JPH061730 A JP H061730A JP 15924792 A JP15924792 A JP 15924792A JP 15924792 A JP15924792 A JP 15924792A JP H061730 A JPH061730 A JP H061730A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hcfc
- hfc
- reaction mixture
- tetrafluoroethane
- trifluorochloroethane
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- Pending
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 1,1,1−トリフルオロクロロエタン及び/
又はトリクロロエチレンをフッ素化触媒の存在下、気相
でフッ素化して得られる反応混合物をハロスルフォン酸
で処理して、反応混合物中に不純物として存在する1,
1−ジフルオロクロロエチレンを除去する。 【効果】 1,1−ジフルオロクロロエチレンを含有し
ない1,1,1,2−テトラフルオロエタンを得る。
又はトリクロロエチレンをフッ素化触媒の存在下、気相
でフッ素化して得られる反応混合物をハロスルフォン酸
で処理して、反応混合物中に不純物として存在する1,
1−ジフルオロクロロエチレンを除去する。 【効果】 1,1−ジフルオロクロロエチレンを含有し
ない1,1,1,2−テトラフルオロエタンを得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は冷凍機の冷媒として用い
られているフロン12の代替冷媒として有望な1,1,
1,2−テトラフルオロエタンの精製法に関する。
られているフロン12の代替冷媒として有望な1,1,
1,2−テトラフルオロエタンの精製法に関する。
【0002】
【従来の技術】1,1,1,2−テトラフルオロエタン(以
下HFC−134a)は1,1,1−トリフルオロクロロ
エタンまたはトリクロロエチレンをクロムを主成分とす
る触媒の存在下、主として気相でフッ素化することによ
って得られるが、副生物として1,1−ジフルオロクロ
ロエチレン(以下HCFC−1122)が混入する。この
HCFC−1122をHFC−134aから除くため
に、たとえば特開昭53−105404にはHFC−1
34aとHCFC−1122をフッ化水素と共に100
〜275℃の温度で酸化クロムまたは塩基性フッ化クロ
ムに接触させる方法及び金属過マンガン酸塩と緊密に接
触させる方法が、特開平2−268124には活性炭に
よる吸着除去方法が記載されている。
下HFC−134a)は1,1,1−トリフルオロクロロ
エタンまたはトリクロロエチレンをクロムを主成分とす
る触媒の存在下、主として気相でフッ素化することによ
って得られるが、副生物として1,1−ジフルオロクロ
ロエチレン(以下HCFC−1122)が混入する。この
HCFC−1122をHFC−134aから除くため
に、たとえば特開昭53−105404にはHFC−1
34aとHCFC−1122をフッ化水素と共に100
〜275℃の温度で酸化クロムまたは塩基性フッ化クロ
ムに接触させる方法及び金属過マンガン酸塩と緊密に接
触させる方法が、特開平2−268124には活性炭に
よる吸着除去方法が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの方法の内、フ
ッ化水素とともに100〜275℃の温度で酸化クロム
または塩基性フッ化クロムに接触させる前者の方法では
反応のために特殊な材質の反応器を追加する必要があ
り、吸着剤を用いる後者の方法では再生のための設備を
要し、またHCFC−1122を完全に除去できないな
どといずれも満足できるものではなかった。本発明の目
的はこれらの欠点を解決し、HFC−134a中に含ま
れるHCFC−1122を効率的に除去する精製方法を
提供することにある。
ッ化水素とともに100〜275℃の温度で酸化クロム
または塩基性フッ化クロムに接触させる前者の方法では
反応のために特殊な材質の反応器を追加する必要があ
り、吸着剤を用いる後者の方法では再生のための設備を
要し、またHCFC−1122を完全に除去できないな
どといずれも満足できるものではなかった。本発明の目
的はこれらの欠点を解決し、HFC−134a中に含ま
れるHCFC−1122を効率的に除去する精製方法を
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はHFC−134
a中に不純物として混入するHCFC−1122をハロ
スルフォン酸と反応させることにより除去することを特
徴とする。本発明に用いるハロスルフォン酸のハロゲン
はフッ素または塩素の内から選ばれる。すなわちHSO
3FまたはHSO3Clなる化学式で示されるフルオロス
ルフォン酸またはクロロスルフォン酸が好適に用いられ
る。特に好ましいのはフルオロスルフォン酸である。用
いられるハロスルフォン酸は硫酸または無水硫酸で希釈
されていてもよく、その濃度は特に限定しないが50w
t.%以上が好ましく、−20〜40℃の温度及び1〜1
0kg/cm2abs.の圧力において有効にHCFC−112
2を含んだHFC−134aを処理することができる。
a中に不純物として混入するHCFC−1122をハロ
スルフォン酸と反応させることにより除去することを特
徴とする。本発明に用いるハロスルフォン酸のハロゲン
はフッ素または塩素の内から選ばれる。すなわちHSO
3FまたはHSO3Clなる化学式で示されるフルオロス
ルフォン酸またはクロロスルフォン酸が好適に用いられ
る。特に好ましいのはフルオロスルフォン酸である。用
いられるハロスルフォン酸は硫酸または無水硫酸で希釈
されていてもよく、その濃度は特に限定しないが50w
t.%以上が好ましく、−20〜40℃の温度及び1〜1
0kg/cm2abs.の圧力において有効にHCFC−112
2を含んだHFC−134aを処理することができる。
【0005】処理されるHCFC−1122の濃度はH
FC−134aに対して2mol%以下であることが好ま
しく、これ以上ではHCFC−1122の除去効率が低
下するため有効とはいえない。また反応混合物は、1,
1,1−トリフルオロクロロエタンまたはトリクロロエ
チレンをクロムを主成分とする触媒の存在下、主として
気相でフッ素化反応させて副生する塩化水素および未反
応のフッ化水素を含んでいても良く、約100〜360
0hr-1で処理することができる。
FC−134aに対して2mol%以下であることが好ま
しく、これ以上ではHCFC−1122の除去効率が低
下するため有効とはいえない。また反応混合物は、1,
1,1−トリフルオロクロロエタンまたはトリクロロエ
チレンをクロムを主成分とする触媒の存在下、主として
気相でフッ素化反応させて副生する塩化水素および未反
応のフッ化水素を含んでいても良く、約100〜360
0hr-1で処理することができる。
【0006】このHCFC−1122の処理装置は、洗
浄塔方式やバブリング方式または撹はん方式など処理に
必要な機能を備えていればどのようなものでも良い。ま
たバッチ処理または連続処理のいずれでも実施可能であ
る。本発明は、1,1,1−トリフルオロクロロエタンま
たはトリクロロエチレンをクロムを主成分とする触媒の
存在下、主として気相でフッ素化して得られるHFC−
134aと副生するHCFC−1122を含む反応混合
物からHCFC−1122を除去するのに最も有効であ
る。本発明の最も好ましい実施態様を以下に示す。
浄塔方式やバブリング方式または撹はん方式など処理に
必要な機能を備えていればどのようなものでも良い。ま
たバッチ処理または連続処理のいずれでも実施可能であ
る。本発明は、1,1,1−トリフルオロクロロエタンま
たはトリクロロエチレンをクロムを主成分とする触媒の
存在下、主として気相でフッ素化して得られるHFC−
134aと副生するHCFC−1122を含む反応混合
物からHCFC−1122を除去するのに最も有効であ
る。本発明の最も好ましい実施態様を以下に示す。
【0007】本発明に用いられる処理装置の一例をフロ
ーシートにて図−1に示す。通常前記の反応では生成物
を気相で抜き出す。得られる反応混合物中にはHFC−
134a、1,1,1−トリフルオロクロロエタン、フッ
化水素および塩化水素の他に少量のHCFC−1122
等の有機物が含まれている。この反応混合物から好まし
くはフッ化水素および塩化水素を除去したHFC−13
4a、1,1,1−トリフルオロクロロエタンおよび少量
のHCFC−1122等の有機物を含む混合物ガス1が
第1処理装置2に導かれる。
ーシートにて図−1に示す。通常前記の反応では生成物
を気相で抜き出す。得られる反応混合物中にはHFC−
134a、1,1,1−トリフルオロクロロエタン、フッ
化水素および塩化水素の他に少量のHCFC−1122
等の有機物が含まれている。この反応混合物から好まし
くはフッ化水素および塩化水素を除去したHFC−13
4a、1,1,1−トリフルオロクロロエタンおよび少量
のHCFC−1122等の有機物を含む混合物ガス1が
第1処理装置2に導かれる。
【0008】この第1処理装置2において、混合物ガス
1中に含まれているHCFC−1122はフルオロスル
フォン酸と向流接触し処理される。上部よりHCFC−
1122を含まないHFC−134aおよび1,1,1−
トリフルオロクロロエタンが処理ガス5として得られ
る。下部にはフルオロスルフォン酸と少量の1,1,1−
トリフルオロクロロエタンが残り、第2処理装置3に導
かれる。第2処理装置3において上部より1,1,1−ト
リフルオロクロロエタンが留出ガス6として抜き出され
反応系に循環することができる。下部のフルオロスルフ
ォン酸は冷却槽4に導かれ前述の処理が繰り返される。
HCFC−1122はスルフォン化され固形物として処
理槽に蓄積するが、蒸留することにより除くことができ
る。このようにしてすべてのガスをロスすること無く不
純物であるHCFC−1122を除去することができ
る。
1中に含まれているHCFC−1122はフルオロスル
フォン酸と向流接触し処理される。上部よりHCFC−
1122を含まないHFC−134aおよび1,1,1−
トリフルオロクロロエタンが処理ガス5として得られ
る。下部にはフルオロスルフォン酸と少量の1,1,1−
トリフルオロクロロエタンが残り、第2処理装置3に導
かれる。第2処理装置3において上部より1,1,1−ト
リフルオロクロロエタンが留出ガス6として抜き出され
反応系に循環することができる。下部のフルオロスルフ
ォン酸は冷却槽4に導かれ前述の処理が繰り返される。
HCFC−1122はスルフォン化され固形物として処
理槽に蓄積するが、蒸留することにより除くことができ
る。このようにしてすべてのガスをロスすること無く不
純物であるHCFC−1122を除去することができ
る。
【0009】
【実施例】以下、実施例によりさらに本発明を詳細に説
明する。 実施例1 真空にしたフッ素樹脂製容器にフルオロスルフォン酸と
HCFC−1122を0.14mol%含んだHFC−13
4aをそれぞれ10g充填し25℃で撹はん後、気相部
のHFC−134a中のHCFC−1122を測定し
た。その結果HCFC−1122は検出されなかった。
明する。 実施例1 真空にしたフッ素樹脂製容器にフルオロスルフォン酸と
HCFC−1122を0.14mol%含んだHFC−13
4aをそれぞれ10g充填し25℃で撹はん後、気相部
のHFC−134a中のHCFC−1122を測定し
た。その結果HCFC−1122は検出されなかった。
【0010】実施例2 内径9.5mmのガラス管にフルオロスルフォン酸10gを
いれ25℃に保ち、HCFC−1122を0.14mol%
含んだHFC−134aを30ml/minで吹き込み、出
口のHFC−134a中のHCFC−1122を測定し
た。その結果HCFC−1122は検出されなかった。
いれ25℃に保ち、HCFC−1122を0.14mol%
含んだHFC−134aを30ml/minで吹き込み、出
口のHFC−134a中のHCFC−1122を測定し
た。その結果HCFC−1122は検出されなかった。
【0011】実施例3 フルオロスルフォン酸をクロロスルフォン酸に変えたこ
とを除いて実施例2と同様に実験および測定を行った。
その結果HCFC−1122は検出されなかった。
とを除いて実施例2と同様に実験および測定を行った。
その結果HCFC−1122は検出されなかった。
【0012】実施例4 フッ素樹脂製容器にフルオロスルフォン酸100gをい
れ、フッ化水素が66.3mol%、塩化水素が8.7mol
%、HFC−134aが2.9mol%、1,1,1−トリフ
ルオロクロロエタンが22.08mol%、HCFC−11
22が0.02mol%からなるガスを30ml/minで吹き
込み、出口のHFC−134a中のHCFC−1122
を測定した。その結果HCFC−1122は検出されな
かった。実施例1〜4でわかるようにハロスルフォン酸
で処理することによりHFC−134a中の不純物であ
るHCFC−1122を除去することができる。
れ、フッ化水素が66.3mol%、塩化水素が8.7mol
%、HFC−134aが2.9mol%、1,1,1−トリフ
ルオロクロロエタンが22.08mol%、HCFC−11
22が0.02mol%からなるガスを30ml/minで吹き
込み、出口のHFC−134a中のHCFC−1122
を測定した。その結果HCFC−1122は検出されな
かった。実施例1〜4でわかるようにハロスルフォン酸
で処理することによりHFC−134a中の不純物であ
るHCFC−1122を除去することができる。
【図1】 本発明に用いられるHCFC−1122の処
理装置の一例のフローシートを示す。
理装置の一例のフローシートを示す。
1…混合物ガス、 2…第1処理装置、 3…第2処理装置、 4…冷却槽、 5…処理ガス、 6…留出ガス。
Claims (4)
- 【請求項1】 1,1,1−トリフルオロクロロエタン及
び/又はトリクロロエチレンをフッ素化触媒の存在下、
気相でフッ素化して得られる1,1,1,2−テトラフル
オロエタンを含む反応混合物中に不純物として存在する
1,1−ジフルオロクロロエチレンをハロスルフォン酸
と反応させることにより除去する事を特徴とする1,1,
1,2−テトラフルオロエタンの精製法。 - 【請求項2】 反応混合物中の1,1−ジフルオロクロ
ロエチレンの濃度が1,1,1,2−テトラフルオロエタ
ンに対して2mol%以下である特許請求の範囲第1項記
載の精製法。 - 【請求項3】 反応混合物中にフッ化水素及び/又は塩
化水素が含まれている特許請求の範囲第1項記載の精製
法。 - 【請求項4】 接触温度が−20〜40℃の範囲にあ
り、圧力が1〜10kg/cm2abs.の範囲にある特許請求
の範囲第1項記載の精製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15924792A JPH061730A (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 1,1,1,2−テトラフルオロエタンの精製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15924792A JPH061730A (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 1,1,1,2−テトラフルオロエタンの精製法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH061730A true JPH061730A (ja) | 1994-01-11 |
Family
ID=15689574
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15924792A Pending JPH061730A (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 1,1,1,2−テトラフルオロエタンの精製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH061730A (ja) |
-
1992
- 1992-06-18 JP JP15924792A patent/JPH061730A/ja active Pending
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