JPH0616807B2 - 電気掃除機集じん袋用紙 - Google Patents
電気掃除機集じん袋用紙Info
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- JPH0616807B2 JPH0616807B2 JP61027717A JP2771786A JPH0616807B2 JP H0616807 B2 JPH0616807 B2 JP H0616807B2 JP 61027717 A JP61027717 A JP 61027717A JP 2771786 A JP2771786 A JP 2771786A JP H0616807 B2 JPH0616807 B2 JP H0616807B2
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Description
【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は電気掃除機等に用いる集じん袋用紙に関するも
のである。
のである。
B.従来の技術とその問題点 近年、使い捨て集じん袋用紙を用いた電気掃除機がごみ
処理の簡便さと微細なごみの捕捉性のよさから、広く普
及しつつある。
処理の簡便さと微細なごみの捕捉性のよさから、広く普
及しつつある。
従来、この種の電気掃除機に用いられる集じん袋用紙に
は、木材パルプ、マニラ麻、通常デニールの化学繊維及
び少量のポリビニルアルコール(以下PVAと略記)系
バインダー繊維よりなる紙が用いられている。かかる集
じん袋用紙は偏平な木材パルプの目詰めを構造を通常デ
ニールの化合繊維にてひろげ、捕集効率を初期圧力損失
(以下圧力損失と略記)とをバランスさせ、かつ麻、P
VAバインダー繊維を用いて紙に強力を付与しようとす
るものである。
は、木材パルプ、マニラ麻、通常デニールの化学繊維及
び少量のポリビニルアルコール(以下PVAと略記)系
バインダー繊維よりなる紙が用いられている。かかる集
じん袋用紙は偏平な木材パルプの目詰めを構造を通常デ
ニールの化合繊維にてひろげ、捕集効率を初期圧力損失
(以下圧力損失と略記)とをバランスさせ、かつ麻、P
VAバインダー繊維を用いて紙に強力を付与しようとす
るものである。
しかしながらかかる集じん袋用紙は用いるパルプ、麻、
化合繊維の繊度が大きいためにパルプ、麻等の偏平効果
により、構成本数の割には捕集効率はよいものの、下限
径が2μ程度といわれる人体に有害なカビ胞子等の微細
じんの捕捉性が不十分で、又圧力損失も大きい。更に集
じん袋用紙は使い捨てであるために安価なことが重要で
あるが、麻及び化合繊維を多量に使用しているために高
価となり、かかるタイプの電気掃除機が快適な環境と便
利さを提供する割には、普及速度が遅い一因となつてい
る。
化合繊維の繊度が大きいためにパルプ、麻等の偏平効果
により、構成本数の割には捕集効率はよいものの、下限
径が2μ程度といわれる人体に有害なカビ胞子等の微細
じんの捕捉性が不十分で、又圧力損失も大きい。更に集
じん袋用紙は使い捨てであるために安価なことが重要で
あるが、麻及び化合繊維を多量に使用しているために高
価となり、かかるタイプの電気掃除機が快適な環境と便
利さを提供する割には、普及速度が遅い一因となつてい
る。
本発明者等は上記の問題点を解消するために、安価な木
材パルプ主体で水中溶解温度が90〜110 ℃である極細デ
ニールPVA系繊維、少量のPVA系バインダー繊維を
混抄した単層の集じん袋用紙を提案した。すなわち、偏
平なパルプの目詰め構造を単位重量当りの本数が多く直
径の小さい極細デニールPVA系繊維で適度にひろげ、
かつかかる繊維同志及びパルスとで形成される小さな多
数の網目構造により捕集効率を高め、圧力損失を小さく
したものである。しかしながら、かかる発明は従来の集
じん袋用紙よりは安価で、捕集効率、圧力損失ともすぐ
れているものの、過寿命が短いこと及び圧力損失をも
う少し小さくする必要があることが判明した。
材パルプ主体で水中溶解温度が90〜110 ℃である極細デ
ニールPVA系繊維、少量のPVA系バインダー繊維を
混抄した単層の集じん袋用紙を提案した。すなわち、偏
平なパルプの目詰め構造を単位重量当りの本数が多く直
径の小さい極細デニールPVA系繊維で適度にひろげ、
かつかかる繊維同志及びパルスとで形成される小さな多
数の網目構造により捕集効率を高め、圧力損失を小さく
したものである。しかしながら、かかる発明は従来の集
じん袋用紙よりは安価で、捕集効率、圧力損失ともすぐ
れているものの、過寿命が短いこと及び圧力損失をも
う少し小さくする必要があることが判明した。
C.問題点を解決するための手段 本発明の目的は、安価で補集効率がよく、圧力損失が小
さく、かつ寿命の長い集じん袋用紙を提供することであ
る。すなわち、本発明は、粗密構造を有する抄き合せ紙
よりなる集じん袋用紙であつて、さらに詳しくは密層が
水中溶解温度が90〜110 ℃である0.5 デニール未満の極
細デニールPVA系繊維(以下極細PVA系繊維と略
記)5〜40%、木材パルプ50〜93%、PVA系バ
インダー繊維2〜20%よりなる坪量10〜30g/m2の
紙層であり、粗層が0.5〜5デニールの化合繊維(以
下通常デニール化合繊維と略記)20〜70%、木材パ
ルプ30〜78%、PVA系バインダー繊維2〜20%
よりなる坪量25〜50g/m2の紙層よりなる抄き合せ紙
であつて該抄き合せ紙の坪量が35〜60g/m2である集
じん袋用紙を提供するものである。
さく、かつ寿命の長い集じん袋用紙を提供することであ
る。すなわち、本発明は、粗密構造を有する抄き合せ紙
よりなる集じん袋用紙であつて、さらに詳しくは密層が
水中溶解温度が90〜110 ℃である0.5 デニール未満の極
細デニールPVA系繊維(以下極細PVA系繊維と略
記)5〜40%、木材パルプ50〜93%、PVA系バ
インダー繊維2〜20%よりなる坪量10〜30g/m2の
紙層であり、粗層が0.5〜5デニールの化合繊維(以
下通常デニール化合繊維と略記)20〜70%、木材パ
ルプ30〜78%、PVA系バインダー繊維2〜20%
よりなる坪量25〜50g/m2の紙層よりなる抄き合せ紙
であつて該抄き合せ紙の坪量が35〜60g/m2である集
じん袋用紙を提供するものである。
本発明は密層に木材パルプを主体とした極細化合繊維及
び少量のPVA系バインダー繊維よりなる比較的低坪量
の紙層を用いることが特徴であつて、かかる密層は本発
明の集じん袋用紙の捕集効率及び圧力損失に深くかかわ
るものであり、単位重量あたりの本数が多く、直径の小
さな極細化合繊維が偏平なパルプの目詰構造を適度にひ
ろげ、さらにかかる繊維同志及びパルプとの間に多数の
目の小さな網目構造を形成することによつて、カビ胞子
等の微細じんを効率よく捕集し比較的低坪量であること
も加わつて捕集効率の割には圧力損失も小さいものであ
る。しかしながら、かかる密層だけでは十分は捕集効率
は得られない。
び少量のPVA系バインダー繊維よりなる比較的低坪量
の紙層を用いることが特徴であつて、かかる密層は本発
明の集じん袋用紙の捕集効率及び圧力損失に深くかかわ
るものであり、単位重量あたりの本数が多く、直径の小
さな極細化合繊維が偏平なパルプの目詰構造を適度にひ
ろげ、さらにかかる繊維同志及びパルプとの間に多数の
目の小さな網目構造を形成することによつて、カビ胞子
等の微細じんを効率よく捕集し比較的低坪量であること
も加わつて捕集効率の割には圧力損失も小さいものであ
る。しかしながら、かかる密層だけでは十分は捕集効率
は得られない。
本発明者等は、既述の如く、先願として該密層と同組成
よりなる集じん袋用紙を提案したが、満足すべき捕集効
率を得るには坪量が35g/m2以上必要であつたが、かか
る坪量にすると圧力損失が大きすぎる問題を生じた。そ
こで密層の坪量を圧力損失が許容できる10〜30g/m2
と低坪量化し、粗層との組合せにおいて、捕集効率、圧
力損失、過寿命、コスト等の観点から、粗層の組成、
坪量について種々検討した結果本発明の完成に至つたも
のである。
よりなる集じん袋用紙を提案したが、満足すべき捕集効
率を得るには坪量が35g/m2以上必要であつたが、かか
る坪量にすると圧力損失が大きすぎる問題を生じた。そ
こで密層の坪量を圧力損失が許容できる10〜30g/m2
と低坪量化し、粗層との組合せにおいて、捕集効率、圧
力損失、過寿命、コスト等の観点から、粗層の組成、
坪量について種々検討した結果本発明の完成に至つたも
のである。
本発明の粗層は、木材パルス、通常デニール化合繊維、
少量のPVA系バインダー繊維よりなる紙層であつて、
比較的太く、本数の少ない通常デニール化合繊維がパル
プの目詰め構造を比較的ひろくあけ、さらにかかる繊維
同志あるいはパルプとの間に出きる網目構造が大きいの
で粗層単独では圧力損失が小さく、粒子径の大きなゴミ
の捕集に適し、微細じんの捕集効率は低い。
少量のPVA系バインダー繊維よりなる紙層であつて、
比較的太く、本数の少ない通常デニール化合繊維がパル
プの目詰め構造を比較的ひろくあけ、さらにかかる繊維
同志あるいはパルプとの間に出きる網目構造が大きいの
で粗層単独では圧力損失が小さく、粒子径の大きなゴミ
の捕集に適し、微細じんの捕集効率は低い。
しかしながら、本発明者等は、かかる粗層は本発明の密
層との組合せにおいて密層における先願よりの坪量低下
に伴う微細じんの捕集効率低下を捕つて余りある効果が
あるという驚くべき事実を見い出した。すなわち、本発
明の粗密層よりなる抄き合せ紙の捕集効率は充分満足す
べきものであり、又圧力損失もほとんど密層で決まるた
めに小さい。さらに粒子径の大きいごみは粗層で捕捉さ
れ、密層へはほとんど到達しないので過寿命が長くな
り、加えてパルプが主体であるため安価であるという特
徴を有する。
層との組合せにおいて密層における先願よりの坪量低下
に伴う微細じんの捕集効率低下を捕つて余りある効果が
あるという驚くべき事実を見い出した。すなわち、本発
明の粗密層よりなる抄き合せ紙の捕集効率は充分満足す
べきものであり、又圧力損失もほとんど密層で決まるた
めに小さい。さらに粒子径の大きいごみは粗層で捕捉さ
れ、密層へはほとんど到達しないので過寿命が長くな
り、加えてパルプが主体であるため安価であるという特
徴を有する。
以下、本発明の構成について詳しく述べる。
本発明の密層は水中溶解温度が90〜110 ℃である0.5 デ
ニール未満の極細PVA系繊維5〜40%、木材パルプ
50〜93%、PVA系バインダー繊維2〜20%より
なる坪量10〜30g/m2の紙であつて、極細PVA系繊
維の繊度及び配合量が重要なポイントとなる。
ニール未満の極細PVA系繊維5〜40%、木材パルプ
50〜93%、PVA系バインダー繊維2〜20%より
なる坪量10〜30g/m2の紙であつて、極細PVA系繊
維の繊度及び配合量が重要なポイントとなる。
極細PVA系繊維の繊維は0.5デニール未満でなけれ
ばならず、好ましくは0.1〜0.4デニールである。
0.5デニール以上になると微細じんの捕集効率が著し
く低下し市場に受け入れられない。0.5デニール以上
における捕集効率の低下はあまりにも急激であつて、予
想をはるかに越えるものであつた。
ばならず、好ましくは0.1〜0.4デニールである。
0.5デニール以上になると微細じんの捕集効率が著し
く低下し市場に受け入れられない。0.5デニール以上
における捕集効率の低下はあまりにも急激であつて、予
想をはるかに越えるものであつた。
かかる0.5デニール未満の極細PVA系繊維の量は5
〜40%でなければならない。5%未満では極細PVA
系繊維の本数が少なすぎて、その効果があらわれない。
又40%を越えると本来なら捕集効率が高く、圧力損失
の小さい集じん袋用紙が得られるはずであるが、極細P
VA系繊維の量が多すぎ地合斑が出来て過性能のバラ
ツキが多くなり、又商品価値も低下し好ましくなく、さ
らに高価にもなる。繊維長は1〜6mm、好ましくは2〜
4mmである。
〜40%でなければならない。5%未満では極細PVA
系繊維の本数が少なすぎて、その効果があらわれない。
又40%を越えると本来なら捕集効率が高く、圧力損失
の小さい集じん袋用紙が得られるはずであるが、極細P
VA系繊維の量が多すぎ地合斑が出来て過性能のバラ
ツキが多くなり、又商品価値も低下し好ましくなく、さ
らに高価にもなる。繊維長は1〜6mm、好ましくは2〜
4mmである。
また、極細PVA系繊維以外に、ポリアクリロニトリル
系繊維、ポリエステル系繊維、ポリプロピレ繊維、ポリ
アミド系繊維等を含んでいてもよい。水中溶解温度が90
〜110 ℃である極細PVA系繊維は、PVA系バインダ
ー繊維とのすぐれた親和性に加えて、該PVA極細繊維
同志が相互に接着するために強力が一層大きくなる。
系繊維、ポリエステル系繊維、ポリプロピレ繊維、ポリ
アミド系繊維等を含んでいてもよい。水中溶解温度が90
〜110 ℃である極細PVA系繊維は、PVA系バインダ
ー繊維とのすぐれた親和性に加えて、該PVA極細繊維
同志が相互に接着するために強力が一層大きくなる。
密層の木材パルプ量は50〜93%でなければならな
い。50%未満では紙の地合が乱れ、過性能にバラツ
キが生じ、又安価であるという特長が消失する。93%
以上では極細PVA系繊維の量が少なくなり、その効果
が出ないために圧力損失が大きくなり、又捕集効率も低
く好ましくない。木材パルプとしては通常の針葉樹ある
いは広葉樹より得られるクラフトパルプ、サルフアイト
パルプ、グランドパルプ、セミケミカルパルプ、サーモ
メカニカルパルプなどがあげられ、叩解度はカナデイア
ンスタンダードフリーネス(CSF)で300〜750
mlが好ましい。
い。50%未満では紙の地合が乱れ、過性能にバラツ
キが生じ、又安価であるという特長が消失する。93%
以上では極細PVA系繊維の量が少なくなり、その効果
が出ないために圧力損失が大きくなり、又捕集効率も低
く好ましくない。木材パルプとしては通常の針葉樹ある
いは広葉樹より得られるクラフトパルプ、サルフアイト
パルプ、グランドパルプ、セミケミカルパルプ、サーモ
メカニカルパルプなどがあげられ、叩解度はカナデイア
ンスタンダードフリーネス(CSF)で300〜750
mlが好ましい。
PVA系バインダー繊維は2〜20%でなければなら
ず、好ましくは7%を越えないことである。
ず、好ましくは7%を越えないことである。
2%未満では集じん袋用紙の強力が低く、又20%を越
えると強力は高くなるものの構成繊維の交点に多数のバ
インダー度膜が形成されて圧力損失が大きくなり好まし
くない。PVA系バインダー繊維は市販されている通常
のものを使用すればよい。
えると強力は高くなるものの構成繊維の交点に多数のバ
インダー度膜が形成されて圧力損失が大きくなり好まし
くない。PVA系バインダー繊維は市販されている通常
のものを使用すればよい。
該密層の坪量は10〜30g/m2でなければならず、好ま
しくは15〜25g/m2である。10g/m2未満では薄すぎ
て微細じんの捕集効率が低下し、30g/m2を越えると圧
力損失が大きくなり好ましくない。
しくは15〜25g/m2である。10g/m2未満では薄すぎ
て微細じんの捕集効率が低下し、30g/m2を越えると圧
力損失が大きくなり好ましくない。
本発明の粗層は通常デニール化合繊維20〜70%、木
材パルプ30〜78%、PVA系バインダー繊維2〜2
0%よりなる坪量が25〜50g/m2の紙層であつて、通
常デニール化合繊維のデニール及び配合量が重要であ
る。
材パルプ30〜78%、PVA系バインダー繊維2〜2
0%よりなる坪量が25〜50g/m2の紙層であつて、通
常デニール化合繊維のデニール及び配合量が重要であ
る。
通常デニール化合繊維の繊度は0.5〜5.0デニール
でなければならない。0.5デニール未満では圧力損失
が上昇し、5.0デニールを越えると比較的大きい粉じ
んまで密層に達し、過寿命が短くなる。かかる繊維の
量は20〜70%でなければならない。20%未満では
木材パルプ及びPVA系バインダー繊維で形成される目
詰め構造が十分に広げられないため圧力損失が大きく、
好ましくない。又は、70%を越えると捕集効率が低下
し過寿命も短くなり、更にパルプに比べ高価な原料が
多くなるためコスト高になり好ましくない。繊維長は1
〜10mmが好ましい。
でなければならない。0.5デニール未満では圧力損失
が上昇し、5.0デニールを越えると比較的大きい粉じ
んまで密層に達し、過寿命が短くなる。かかる繊維の
量は20〜70%でなければならない。20%未満では
木材パルプ及びPVA系バインダー繊維で形成される目
詰め構造が十分に広げられないため圧力損失が大きく、
好ましくない。又は、70%を越えると捕集効率が低下
し過寿命も短くなり、更にパルプに比べ高価な原料が
多くなるためコスト高になり好ましくない。繊維長は1
〜10mmが好ましい。
かかる化合繊維の種類として、前述の極細化合繊維で述
べた化合繊維に加えレーヨン等の再生繊維、各種複合繊
維があげられるが、これらに限定されるものではない。
断面形状も限定されないが、Y形、星形等の異形のもの
は円形のものに比べ、圧力損失が小さくなり、より好ま
しい。断面形状の影響かどうかわからないがレーヨンが
好ましい繊維の1例である。木材パルプは30〜78%
でなければならない。30%未満では通常デニール化合
繊維が多くなり、前述の如く微細じんの捕捉が不十分に
なるとともにコスト高になり、78%を越えると偏平な
木材パルプが多くなるため目詰りが激しくなり、圧力損
失が大きくなる。かかる木材パルプとして、密層で述べ
た木材パルプを用いればよい。
べた化合繊維に加えレーヨン等の再生繊維、各種複合繊
維があげられるが、これらに限定されるものではない。
断面形状も限定されないが、Y形、星形等の異形のもの
は円形のものに比べ、圧力損失が小さくなり、より好ま
しい。断面形状の影響かどうかわからないがレーヨンが
好ましい繊維の1例である。木材パルプは30〜78%
でなければならない。30%未満では通常デニール化合
繊維が多くなり、前述の如く微細じんの捕捉が不十分に
なるとともにコスト高になり、78%を越えると偏平な
木材パルプが多くなるため目詰りが激しくなり、圧力損
失が大きくなる。かかる木材パルプとして、密層で述べ
た木材パルプを用いればよい。
PVA形バインダー繊維は2〜20%でなければなら
ず、好ましくは10%を越えないことである。2%未満
では集じん袋用紙の強力が弱く、20%を越えると密層
で述べた如く圧力損失が大きくなり、好ましくない。P
VA系バインダー繊維は市販の通常のものを用いればよ
い。
ず、好ましくは10%を越えないことである。2%未満
では集じん袋用紙の強力が弱く、20%を越えると密層
で述べた如く圧力損失が大きくなり、好ましくない。P
VA系バインダー繊維は市販の通常のものを用いればよ
い。
該粗層の坪量は25〜50g/m2でなければならない。2
5g/m2未満では微細じんの捕捉効率が低下し、又比較的
大きい粉じんですら粗層で十分に捕捉し得ず、密層に達
するため過寿命が短くなり、50g/m2を越えると密層
と合せた集じん袋用紙の坪量が大きくなるため圧力損失
が大くなり、好ましくないし、又高価にもなる。密層と
粗層を抄き合せてなる集じん袋の坪量は35〜60g/m2
でなければならない。35g/m2未満では紙層で薄くなり
すぎるため微細じんの捕捉が不十分で、60g/m2を越え
ると圧すぎるため圧力損失が大きく、又高価になるため
に好ましくない。
5g/m2未満では微細じんの捕捉効率が低下し、又比較的
大きい粉じんですら粗層で十分に捕捉し得ず、密層に達
するため過寿命が短くなり、50g/m2を越えると密層
と合せた集じん袋用紙の坪量が大きくなるため圧力損失
が大くなり、好ましくないし、又高価にもなる。密層と
粗層を抄き合せてなる集じん袋の坪量は35〜60g/m2
でなければならない。35g/m2未満では紙層で薄くなり
すぎるため微細じんの捕捉が不十分で、60g/m2を越え
ると圧すぎるため圧力損失が大きく、又高価になるため
に好ましくない。
本発明の集じん袋用紙は通常の抄き合せ可能な湿式抄紙
機で容易に製造できる。用いられる金網は円網、短網、
パーチフオーマー、モロフオーマー、ハイドロフオーマ
ーなどのいずれでもよく、乾燥機はヤンキー型、足筒
型、スルー型などのいずれでもよい。
機で容易に製造できる。用いられる金網は円網、短網、
パーチフオーマー、モロフオーマー、ハイドロフオーマ
ーなどのいずれでもよく、乾燥機はヤンキー型、足筒
型、スルー型などのいずれでもよい。
D.発明の効果 本発明の集じん袋用紙は水中溶解温度が90〜110℃で
ある極細PVA系繊維、木材パルプ、PVA系バインダ
ー繊維よりなる密層と通常デニール化合繊維、木材パル
プ、PVA系バインダー繊維よりなる粗層の抄き合せ紙
であつて、安価で、圧力損失が小さいにもかかわらず、
微細じんまでほぼ完全に捕捉する能力を有すると共に、
多量の粉じんを吸引しても圧力損失が上がりにくいため
に寿命が長く、更に使用に十分耐えうる強力を有してい
る非常に優れた紙である。
ある極細PVA系繊維、木材パルプ、PVA系バインダ
ー繊維よりなる密層と通常デニール化合繊維、木材パル
プ、PVA系バインダー繊維よりなる粗層の抄き合せ紙
であつて、安価で、圧力損失が小さいにもかかわらず、
微細じんまでほぼ完全に捕捉する能力を有すると共に、
多量の粉じんを吸引しても圧力損失が上がりにくいため
に寿命が長く、更に使用に十分耐えうる強力を有してい
る非常に優れた紙である。
なお本発の捕集効果は0.85m3/hrの流量でJIS−Z89
01で規定される試験ダスト11種0.5gを吸入し、直
径10cmの試料がダストを捕捉するときのダスト捕捉量
とダスト通過量より以下の式で算出する。
01で規定される試験ダスト11種0.5gを吸入し、直
径10cmの試料がダストを捕捉するときのダスト捕捉量
とダスト通過量より以下の式で算出する。
なおかかる測定で用いられる試験用ダストは中位径が約
2μで、この値は下限径が2μ程度といわれているカビ
胞子等の微細じんに匹敵する。圧力損失はJIS-L1018で
示されるフラジール型試験機にダストを補足する前の試
料を装着し、風速4.3cm/secにした時の圧力差(mmH2
O)である。
2μで、この値は下限径が2μ程度といわれているカビ
胞子等の微細じんに匹敵する。圧力損失はJIS-L1018で
示されるフラジール型試験機にダストを補足する前の試
料を装着し、風速4.3cm/secにした時の圧力差(mmH2
O)である。
本発明の%は特にことわりのない限り重量%である。
以下実施例で本発明を説明する。
実施例1〜3、比較例1〜5 通常の短網−短網よりなる抄き合せ可能な抄紙機で、
0.3デニール、繊維長3mm、水中溶解温度102℃の
PVA繊維(以後VPB032×3という)、0.6デニー
ル、繊維長3mm、水中溶解温度102℃のPVA繊維
(以後VPB062×3という)、1デニール、繊維長3mm、
水中溶解温度101℃のPVA繊維(以後VPB102×3と
いう)、1.5デニール、繊維長5mmのビスコース法に
より得られたレーヨン(以後レーヨン1.5×5とい
う)、1デニール、繊維長3mm、水中溶解温度60℃の
PVA系バインダー繊維(以後VPB105-2×3という)、
叩解度670ml(CSF)のNBKP(以後NBKP(670m
l)という)を用いて、第1表に示す組成及び坪量の抄
き合せ(実施例1〜3及び比較例3〜5)及び単層(比
較例1〜2)の集じん袋用紙をそれぞれ抄造した。かか
る集じん袋用紙の捕集効率、圧力損失、JIS−P−8113
で規定される引張強力の測定結果を第1表に示す。
0.3デニール、繊維長3mm、水中溶解温度102℃の
PVA繊維(以後VPB032×3という)、0.6デニー
ル、繊維長3mm、水中溶解温度102℃のPVA繊維
(以後VPB062×3という)、1デニール、繊維長3mm、
水中溶解温度101℃のPVA繊維(以後VPB102×3と
いう)、1.5デニール、繊維長5mmのビスコース法に
より得られたレーヨン(以後レーヨン1.5×5とい
う)、1デニール、繊維長3mm、水中溶解温度60℃の
PVA系バインダー繊維(以後VPB105-2×3という)、
叩解度670ml(CSF)のNBKP(以後NBKP(670m
l)という)を用いて、第1表に示す組成及び坪量の抄
き合せ(実施例1〜3及び比較例3〜5)及び単層(比
較例1〜2)の集じん袋用紙をそれぞれ抄造した。かか
る集じん袋用紙の捕集効率、圧力損失、JIS−P−8113
で規定される引張強力の測定結果を第1表に示す。
実施例1及び2は、密層に極細デニールのVPB032×
3を混抄し、粗層に通常デニールのレヨーン1.5×5
を混抄した本発明の粗密層よりなる集じん袋用紙であ
り、捕集効率、厚力損失、引張強力はいづれも満足すべ
きものである。実施例3は実施例1の粗層のレイヨン
1.5×5の代りにVPB102×3を用いた集じん用紙
であり、圧力損失はわずかに大きくなるものの、実用上
全く問題なく、引張強力が非常に強い。
3を混抄し、粗層に通常デニールのレヨーン1.5×5
を混抄した本発明の粗密層よりなる集じん袋用紙であ
り、捕集効率、厚力損失、引張強力はいづれも満足すべ
きものである。実施例3は実施例1の粗層のレイヨン
1.5×5の代りにVPB102×3を用いた集じん用紙
であり、圧力損失はわずかに大きくなるものの、実用上
全く問題なく、引張強力が非常に強い。
比較例1は実施例1の密層及び粗層の原料を混合して、
単層にした用紙であって圧力損失はあまり変らないもの
の、捕集効率がかなり低く実用上問題となる。従つて実
施例1の原料を単に混抄するだけでは性能のよい集じん
袋用紙は得られず、密層と粗層の抄き合せにすることが
いかに重要であるかが明瞭である。
単層にした用紙であって圧力損失はあまり変らないもの
の、捕集効率がかなり低く実用上問題となる。従つて実
施例1の原料を単に混抄するだけでは性能のよい集じん
袋用紙は得られず、密層と粗層の抄き合せにすることが
いかに重要であるかが明瞭である。
比較例2は実施例1の密層を該実施例の抄き合せ紙の坪
量と同一としたものであって、捕集効率は満足すべきも
のであるが圧力損失が大きく好ましくない。過寿命を
比較するために補修効率がほぼ同等の抄き合せ紙である
実施例1と単層の比較例2の集じん袋用紙を掃除機に装
着し、実用テストをした結果、比較例4は吸引力の低下
が早かつたのに比し、実施例1は長時間使用しても吸引
力の低下が起らず、過寿命の長いことが明確であつ
た。
量と同一としたものであって、捕集効率は満足すべきも
のであるが圧力損失が大きく好ましくない。過寿命を
比較するために補修効率がほぼ同等の抄き合せ紙である
実施例1と単層の比較例2の集じん袋用紙を掃除機に装
着し、実用テストをした結果、比較例4は吸引力の低下
が早かつたのに比し、実施例1は長時間使用しても吸引
力の低下が起らず、過寿命の長いことが明確であつ
た。
比較例3は実施例1の密層の極細PVA繊維0.3dr
(VPB032×3)の代りに0.6drのPVA繊維(V
PB062×3)を用いたものであるが、著しく捕集効率
が低下し、0.5dr未満の重要性が明確に出ている。
(VPB032×3)の代りに0.6drのPVA繊維(V
PB062×3)を用いたものであるが、著しく捕集効率
が低下し、0.5dr未満の重要性が明確に出ている。
比較例4は実施例1の密層の坪量を低くしたもの、比較
例5は該実施例の極細ビニロンの量を少なくしたもので
あつて、いづれも本発明の範囲外のために捕集効率が不
十分である。
例5は該実施例の極細ビニロンの量を少なくしたもので
あつて、いづれも本発明の範囲外のために捕集効率が不
十分である。
以上の実施例、比較例を通じて本発明による集じん袋用
紙がいかにすぐれた性能を有しているかが明瞭である。
紙がいかにすぐれた性能を有しているかが明瞭である。
Claims (2)
- 【請求項1】粗密構造を有する抄き合わせ紙であって、
密層が水中溶解温度が90〜110 ℃である0.5 デニール未
満の極細デニールポリビニルアルコール系繊維5〜40
%、木材パルプ50〜93%、ポリビニルアルコール系バイ
ンダー繊維2〜20%よりなり、かかる層の坪量が10〜30
g/m2であり、粗層が0.5 〜5.0 デニールの化合繊維
20〜70%、木材パルプ30〜78%、ポリビニルアルコール
系バインダー繊維2〜20%よりなり、かかる層の坪量が
25〜50g/m2であり、かつ密層と粗層よりなる抄き合
わせ紙の坪量が35〜60g/m2である電気掃除機集じん
袋用紙。 - 【請求項2】0.5 〜5.0 デニールの化合繊維がレーヨン
である特許請求の範囲第1項に記載の電気掃除機集じん
袋用紙。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61027717A JPH0616807B2 (ja) | 1986-02-11 | 1986-02-11 | 電気掃除機集じん袋用紙 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61027717A JPH0616807B2 (ja) | 1986-02-11 | 1986-02-11 | 電気掃除機集じん袋用紙 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62294411A JPS62294411A (ja) | 1987-12-21 |
| JPH0616807B2 true JPH0616807B2 (ja) | 1994-03-09 |
Family
ID=12228758
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61027717A Expired - Lifetime JPH0616807B2 (ja) | 1986-02-11 | 1986-02-11 | 電気掃除機集じん袋用紙 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0616807B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2642376B2 (ja) * | 1988-01-30 | 1997-08-20 | 株式会社テネックス | 濾 材 |
| ZA931264B (en) * | 1992-02-27 | 1993-09-17 | Atomic Energy South Africa | Filtration. |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5171566A (en) * | 1974-12-19 | 1976-06-21 | Mitsubishi Rayon Co | Eaafuirutaano seizohoho |
| ATE19959T1 (de) * | 1982-10-22 | 1986-06-15 | Gessner & Co Gmbh | Mehrschichtiges filtermaterial, verfahren zu dessen herstellung und verwendung desselben. |
-
1986
- 1986-02-11 JP JP61027717A patent/JPH0616807B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62294411A (ja) | 1987-12-21 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |