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JPH0598027A - ポリオキシメチレン製ギア - Google Patents

ポリオキシメチレン製ギア

Info

Publication number
JPH0598027A
JPH0598027A JP25795891A JP25795891A JPH0598027A JP H0598027 A JPH0598027 A JP H0598027A JP 25795891 A JP25795891 A JP 25795891A JP 25795891 A JP25795891 A JP 25795891A JP H0598027 A JPH0598027 A JP H0598027A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
gear
polymer
polyoxymethylene
units
Prior art date
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Granted
Application number
JP25795891A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3168034B2 (ja
Inventor
Hirohisa Morishita
廣久 森下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=17313574&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH0598027(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP25795891A priority Critical patent/JP3168034B2/ja
Publication of JPH0598027A publication Critical patent/JPH0598027A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3168034B2 publication Critical patent/JP3168034B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Gears, Cams (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Polyoxymethylene Polymers And Polymers With Carbon-To-Carbon Bonds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 オキシメチレン単位の繰り返しからなる重合
体中に、オキシアルキレン単位がオキシメチレン単位1
00モル当り0.07〜0.5モル挿入された構造を有
し、かつ重合体の末端基がアルコキシ基、ヒドロアルコ
キシ基またはホルメート基であるポリオキシメチレン製
ギア。 【効果】 熱水、水蒸気あるいは塩基性溶液と接する雰
囲気での耐久性にすぐれたギアーが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は耐久性に優れたポリオキ
シメチレン製ギアに関する。さらに詳しくは、特に熱
水、水蒸気あるいは塩基性溶液と接する雰囲気での耐久
性に優れたポリオキシメチレン製ギアに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ポリオキシメチレンは、バランスのとれ
た機械物性と優れた疲労特性を有していることから、広
くギア部品として使用されている。しかし、従来のポリ
オキシメチレンホモポリマーからなるギアは通常の雰囲
気で使用される場合は耐久性に優れているが、熱水や水
蒸気あるいは塩基性の溶液に長期間さらされる雰囲気で
の使用はポリマー自体の加水分解が起こり耐久性に劣
る。これは、従来のポリオキシメチレンホモポリマーの
末端がアセチル基で安定化されているためである。一
方、従来のポリオキシメチレンコポリマーからなるギア
は熱水や水蒸気あるいは塩基性の溶液に長期間さらされ
る雰囲気での安定性は優れているが、ギアとしての耐久
性は充分ではなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、長期
間熱水や水蒸気あるいは塩基性溶液などにさらされる雰
囲気での使用に適した優れた耐久性を有するポリオキシ
メチレン製ギアを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のポリオキシメチ
レン製ギアは、特定の主鎖組成と末端基を有するポリオ
キシメチレン共重合体からなる点に特徴を有する。すな
わち本発明は、オキシメチレン単位(−CH2 O−)の
繰り返しよりなる重合体中に、オキシアルキレン単位
【0005】
【化2】
【0006】(R、R0 は同一でも異なっていてもよ
く、水素、アルキル基、アリル基より選ばれ、更に異な
る炭素原子に結合するR、R0 もそれぞれ同一でも異な
っていてもよく水素、アルキル基、アリル基より選ばれ
る。nは1以上の整数であり、mは2〜6の整数であ
る。)がオキシメチレン単位100mol当たり、0.
07〜0.5mol挿入された構造を有し、且つ、重合
体の末端基が、アルコキシ基、ヒドロアルコキシ基、ホ
ルメート基であるポリオキシメチレン共重合体からなる
ギアである。
【0007】本発明において、重要なポイントの1つ
は、ポリオキシメチレン共重合体中のポリアルキレン単
位の量である。ポリオキシメチレン共重合体中の、オキ
シアルキレン単位の挿入率はオキシメチレン単位100
mol当たり、0.07〜0.5mol更に好ましくは
0.1〜0.3molの範囲から選ばれる。オキシアル
キレン単位の挿入率が0.07mol未満の場合には、
長期間熱水や水蒸気あるいは塩基性溶液などにさらされ
る雰囲気での耐久性が低下する。一方、オキシアルキレ
ン単位の挿入率が0.5molを超える場合には、通常
雰囲気でもギア強度の耐久性低下が顕著になる。
【0008】また、オキシアルキレン単位はブロックと
成らずに出来得る限り単独で共重合体中に分散されてい
るのが好ましい。オキシアルキレン単位のシーケンスを
表すnは、n=1の割合がオキシアルキレン単位全体の
95mol%以上、n≧2の割合がオキシアルキレン単
位全体の5mol%以下であることが好ましい。n=1
の割合が95mol%を超えるものは耐久性にすぐれ
る。
【0009】これら、オキシアルキレン単位の挿入量と
シーケンスは、重合体を3NのHCl水溶液中で加熱分
解し、分解液中のアルキレングリコール、ジアルキレン
グリコール、トリアルキレングリコールを分析すること
によって求めることができる。また、ポリオキメチレン
共重合体の末端基も重要なファクターの1つである。
【0010】本発明においてポリオキメチレン共重合体
の末端基は、メトキシ基(−OCH 3 )等のアルコキシ
基、下記式で表されるヒドロキシアルコキシ基
【0011】
【化3】
【0012】(R、R0 は同一でも異なっていてもよ
く、水素、アルキル基、アリル基より選ばれ、更に異な
る炭素原子に結合するR、R0 もそれぞれ同一でも異な
っていてもよく、水素、アルキル基、アリル基より選ば
れる。mは2〜6の整数)、またはホルメート基であ
る。これら以外の末端基、例えば、オキシメチレンユニ
ットに付加した水酸基は、非常に不安定で、重合後の後
処理、例えばアルカリ性物質の存在下での加熱分解によ
って分解除去し、ヒドロキシアルコキシ基となる。
【0013】ポリオキメチレン共重合体のホルメート末
端基の量は、重合体を熱プレスして得たフィルムの赤外
線分光スペクトルにより測定できる。末端ホルメートに
起因する吸収波数(ν)は1710cm-1であり、ポリ
オキシメチレン主鎖のメチレン基に起因する吸収波数
(ν)は1470cm-1である。共重合体の末端ホルメ
ート基の量はこれら吸光度の比D1710/D1470で表すこ
とができる。
【0014】本発明における共重合体のホルメート基の
量はD1710/D1470として0.025以下、更に好まし
くは0.020以下が好ましい。D1710/D1470が0.
025を超えると、ギアの長期間熱水や水蒸気あるいは
塩基性溶液などにさらされる雰囲気での耐久性が低下す
る。次に本発明のギアの原料であるポリオキシメチレン
共重合体の製法について説明する。
【0015】ポリオキシメチレン共重合体は、ホルムア
ルデヒドもしくはトリオキサンと、一般式
【0016】
【化4】
【0017】(R、R0 は同一でも異なっていてもよ
く、水素、アルキル基、アリル基より選ばれ、更に異な
る炭素原子に結合するR、R0 もそれぞれ同一でも異な
っていてもよく、水素、アルキル基、アリル基より選ば
れる。mは2〜6の整数である。)で表される環状エー
テル、もしくは、一般式
【0018】
【化5】
【0019】(R、R0 は同一でも異なっていてもよ
く、水素、アルキル基、アリル基より選ばれ、更に異な
る炭素原子に結合するR、R0 もそれぞれ同一でも異な
っていてもよく、水素、アルキル基、アリル基より選ば
れる。mは2〜6の整数である。)で表される環状ホル
マールとをカチオン触媒を用いて共重合し得ることが出
来る。
【0020】このポリオキメチレン共重合体を得るため
に用いられる環状エーテルとしては、例えば、エチレン
オキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド、ス
チレンオキシドなどが挙げられる。環状ホルマールとし
ては、例えば、エチレングリコールホルマール(1,3
−ジオキソラン)、ジエチレングリコールホルマール、
1,3−プロパンジオールホルマール、1,4−ブタン
ジオールホルマール、1,5−ペンタンジオールホルマ
ール、1,6−ヘキサンジオールホルマールなどが挙げ
られる。好ましいコモノマーはエチレングリコールホル
マール(1,3−ジオキソラン)、1,4−ブタンジオ
ールホルマール等の環状ホルマールである。
【0021】本発明のギアの原料となるポリオキシメチ
レン共重合体、即ち、限定された主鎖組成と末端基を有
するポリオキメチレン共重合体を得るために用いられる
カチオン重合触媒としては、パーフルオロアルキルスル
ホン酸又はその誘導体が適している。具体的には例え
ば、トリフルオロメタンスルホン酸、ペンタフルオロエ
タンスルホン酸、ヘプタフルオロプロパンスルホン酸、
ノナフルオロブタンスルホン酸、ウンデカフルオロペン
タンスルホン酸、パーフルオロヘプタンスルホン酸等、
また誘導体としては、トリフルオロメタンスルホン酸無
水物、ペンタフルオロエタンスルホン酸無水物、ヘプタ
フルオロプロパンスルホン酸無水物、ノナフルオロブタ
ンスルホン酸無水物、ウンデカフルオロペンタンスルホ
ン酸無水物、パーフルオロヘプタンスルホン酸無水物等
の超強酸無水物、あるいはトリフルオロメタンスルホン
酸メチル、トリフルオロメタンスルホン酸エチル、ペン
タフルオロエタンスルホン酸メチル、ヘプタフルオロプ
ロパンスルホン酸メチル等の超強酸のアルキルエステ
ル、あるいはトリフルオロメタンスルホン酸トリメチル
シリル、トリフルオロメタンスルホン酸トリエチルシリ
ル等の超強酸のアルキルシリルエステルなどが挙げられ
る。
【0022】この場合、触媒濃度は、主モノマーに対
し、1×10-6〜2×10-5mol%の範囲が好まし
い。通常トリオキサンの重合あるいは共重合に触媒とし
て用いられるルイス酸例えば三フッ化ホウ素、四塩化ス
ズ、四塩化チタン、五フッ化リン、五塩化リン及びその
化合物又はその塩も使用できる。しかしこれらの触媒を
使用した場合には、得られる共重合体のオキシアルキレ
ン単位のシーケンスを表すn=1の割合を、オキシアル
キレン単位全体の95mol%以上とすること、および
共重合体の末端ホルメート基の濃度D1710/D1470
0.025以下とすることが困難である。
【0023】重合時の分子量調節剤は、アルコール、エ
ーテル類が好ましく、特にメチラールなどのアルキルエ
ーテルが最も好ましい。本発明のギアの原料となるポリ
オキシメチレン共重合体の分子量は、10.000〜2
00,000の範囲が好ましい。分子量が10,000
未満では充分な耐久性が得られにくく、また、分子量が
200,000を超えると射出成形が困難となる。
【0024】重合装置としては、バッチ式、連続式のい
ずれでもよく特に制限はない。バッチ式重合装置として
は、一般的に攪拌機付きの反応槽が使用でき、連続式装
置としては、コニーダー、2軸スクリュウー式連続押出
し混練機、2軸のパドルタイプの連続混合機などのセル
フクリーニング型混合機が使用できる。重合温度は、6
0〜200℃、好ましくは、60〜140℃で行うこと
が出来る。また、重合時間は、特に制限はないが、一般
に10秒以上100分以下が選ばれる。
【0025】重合後、重合ポリマー中に含まれる触媒
は、解重合を起こすため、通常、触媒を失活する。重合
触媒の失活法としては、トリエチルアミン等の塩基性物
質を含む溶液と重合ポリマーの接触あるいは重合ポリマ
ーへの塩基性物質の添加による酸触媒の中和が一般的で
あるが、少なくとも2種類以上の金属酸化物あるいは金
属水酸化物からなる結晶性の酸吸着剤を添加溶融混合す
ることが非常に効果的な方法である。更に詳しくは、ポ
リオキシメチレン共重合体100重量部に対し、 a.アルカリ金属酸化物、アルカリ土類金属酸化物より
選ばれる少なくとも1種と、3価及び4価元素の酸化物
より選ばれる少なくとも1種からなる2種以上の酸化物
を主成分とするイオン吸着体又は b.一般式 M11-x M2x (OH)2 n- x/n ・mH2 O (但し、式中M1はアルカリ土類金属より選ばれる少な
くとも1種の2価金属を示し、M2は3価金属を示し、
n-はn価のアニオンを示す。
【0026】またxは0<x≦0.5であり、mは正の
数である。)で表されるイオン吸着体より選ばれる少な
くとも1種を0.01〜5.0wt%更に好ましくは
0.01〜1wt%添加し溶融混合することが好まし
い。ここで、アルカリ金属酸化物としてはNa2 O、K
2 O等が挙げられ、アルカリ土類金属酸化物としてはM
gO、CaO等が挙げられ、更に3価及び4価元素の酸
化物としては、Al2 3 、SiO2 、TiO2 等が挙
げられる。これら酸化物より選ばれる少なくとも2種の
酸化物を主成分とするイオン吸着体として、具体的には
2.5MgO・Al2 3 ・nH2 O、2MgO・6S
iO2 ・nH2 O、Al2 3 ・9SiO2・nH
2 O、Al2 3 ・Na2 O・2CO3 ・nH2 O、M
0.7 Al0.3 1. 15等が挙げられる。また一般式Ml
1-x M2x (OH)2 n- x/n ・mH2 Oにおいて、M
1の例としては、Mg、Ca等、M2の例としては、
B、Al、Ga、In、Ti、Tl等、An-の例として
はCO3 2- 、OH- 、HCO3 - 、H2 PO4 - 、NO
3 - 、I- サルチル酸イオン- 、クエン酸イオン- 、酒
石酸イオン- 等が挙げられる。特に好ましい例としては
CO3 2- 、OH- が挙げられる。この種のイオン吸着体
の具体例としては、Mg0.75Al0.25(OH)2 CO
30.1 25・0.5H2 Oで示される天然ハイドロタルサイ
ト、Mg4.5 Al2 (OH) 13CO3 ・3.5H2 O等
で示される合成ハイドロタルサイトがある。
【0027】これら失活剤の添加量は重合体に対し、
0.001〜0.5wt%が好ましく、更に好ましくは
0.005〜0.05wt%である。添加量が0.00
1wt%未満では重合触媒の失活が不十分であり、ま
た、添加量が0.5wt%を超える場合は、成形時に着
色し、成形品の色調を悪化させる。失活剤の粒径は、特
に制限はないが、分散性を向上させるために100μm
以下が好ましい。更に失活剤は、重合体との分散性を向
上させるために表面処理することもできる。
【0028】失活剤の添加は、重合終了後、重合機に供
給、あるいは連続重合機においては重合機の後段部に供
給、又は重合機から排出された重合体に添加混合などに
より行うことが出来る。失活剤が添加された重合体は、
更に溶融混合することによってより完全に重合触媒を失
活する事が出来る。溶融混合は、重合体の融点から27
0℃の温度範囲で実施される。溶融混合装置としては、
単軸スクリュウ式連続押出し機、コニーダー、2軸スク
リュウ式連続押出し機などが挙げられる。
【0029】得られた共重合体が、不安定な末端水酸基
を有する場合には、従来公知の方法で、例えばトリエチ
ルアミン水溶液などの塩基性物質と加熱処理をする事に
よって、不安定部分を分解除去する。また、この操作
は、触媒の失活剤の添加溶融混合操作と同時にあるいは
同じ溶融混合機によって実施することが出来る。本発明
のポリオキシメチレン製ギアは、以上の方法によって得
られたポリオキシメチレン共重合体を、必要に応じて従
来公知の添加剤、例えば各種の酸化防止剤、熱安定剤、
顔料、核剤、帯電防止剤、潤滑剤、ガラスファイバー、
カーボンファイバー、タルク、マイカ等各種フィラーな
どを混練した後、射出成形して得ることが出来る。射出
成形機としては、スクリュウータイプ、プランジャータ
イプ等特に制限はなく使用できる。好ましい成形条件と
しては、シリンダー温度180℃〜230℃、金型温度
0℃〜120℃である。その他種々の条件については、
ギアの大きさ、形状などによって設定することが出来
る。
【0030】本発明のポリオキシメチレン製ギアは、優
れた耐久性を有しており種々の用途に使用することが出
来る。特に、その特徴である熱水や塩基性溶液中での耐
久性、及び錆の発生のないことから、温水あるいは熱水
または塩基性溶液中で使用されるギアに適している。
【0031】
【実施例】以下実施例により本発明を説明するが、実施
例により本発明が何等限定されるものではない。なお実
施例中の測定項目は次の通りである。 1.末端ホルメート:共重合体を200℃で熱プレスし
15μのフィルムを形成する。得られたフィルムの赤外
線吸収スペクトルを取り、ν=1710cm-1での吸光
度とν=1470cm-1の吸光度の比D1710/D1470
計算する。 2.オキシアルキレンユニット挿入量及びシーケンス:
共重合体10gを100mlの3NHC1水溶液に入れ
密封容器中で、120℃×2時間加熱し分解させる。冷
却後水溶液中のアルキレングリコール、ジアルキレング
リコール、トリアルキレングリコールの量をガスクロマ
トグラフィー(FID)にて測定し、オキシアルキレン
ユニットの量を共重合体のオキシメチレンユニットに対
するモル%で表す。
【0032】オキシアルキレンユニットのシーケンス
は、モノアルキレングリコールの量がn=1に、ジアル
キレングリコールの量がn=2に、トリアルキレングリ
コールの量がn=3に対応する。 3.Ml:ASTM D−1238−86 に基づく。 4.ギア耐久性:動力消費型のギア耐久試験機を用い破
壊にいたる積算回転数を評価した。
【0033】 測定条件:ギア形状 ;モジュール1、歯数30、歯
幅3mm、平歯車 組合せギア ;同一材料同一形状によるギア 回転速度 ;1m/sec(ピッチ円) 環境 ;23℃、50%RH 潤滑 ;無潤滑 負荷トルク ;9kgf−cm、13.5kgf−cm 5.耐熱水性:ギア成形品を、120℃に調節した熱水
中(流水式)に浸漬し評価した。測定項目は重量保持率
である。 6.耐塩基安定性:ギア成形品を、1NのNaOH水溶
液中に60℃で浸漬し評価した。測定項目は重量保持率
である。
【0034】
【参考例】(ポリオキシメチレン共重合体の製造) (1)サンプルAの製造 高度に製造したトリオキサン(トリオキサン中の水2p
pm、蟻酸3ppm)2000g、1,3−ジオキソラ
ン(トリオキサンに対し0.8mol%)、およびメチ
ラール(トリオキサンに対し0.2mol%)を2枚の
Σ羽根を有するジャケット付きのニーダーに入れて70
℃に昇温した。ついでトリフルオロメタンスルホン酸の
ジオキサン溶液(0.002mol/1)をトリフルオ
ロメタンスルホン酸がトリオキサンに対し5×10-6
ol%となるように加え重合を行った。反応開始後、1
5min経過したところでジャケットに冷水を入れ窒素
雰囲気下冷却した。1時間後、ニーダーの内容物を取り
出し失活剤としてMg 0.75Al0.251.125 (KW−2
300 協和化学)を得られたポリマーに対し0.01
wt%添加し、ベント付きの2軸押出し機を用いて、2
00℃で押出した。更に、得られたポリマー100重量
部に対しトリエチルアミン1重量部、水5重量部、2,
2−メチレンビス−(4メチル−6−t−ブチルフェノ
ール)を0.2重量部添加し、ベント付き単軸押出し機
で押出した(押出し温度200℃、ベント圧力200t
orr)。 (2)サンプルB〜Eの製造 サンプルAと同様の方法で、1,3−ジオキソランの
量、メチラールの量を変えポリオキシメチレン共重合体
を合成した。得られたポリマーの末端は、メトキシ基、
オキシエトキシ基、ホルメート基で構成されている。
【0035】
【実施例1】参考例で得られたサンプルAの末端ホルメ
ート、オキシアルキレンユニット挿入量、オキシアルキ
レンユニットのシーケンス、MIを評価した。結果を表
1に示す。サンプルAを原料に用い射出成形機にてモジ
ュール1のギアを成形した。(シリンダー温度200
℃、金形温度40℃) 成形した1対のギアを動力消費型のギア耐久試験機によ
り耐久性を評価した。
【0036】また別途、成形したギアの耐熱水性、耐塩
基安定性を評価した。表2にこれらの結果を示す。ギア
の耐久性は良好で、且つ、耐熱水性、耐塩基安定性も非
常に良好であった。
【0037】
【実施例2〜5】実施例1と同様の方法で、サンプルB
〜Eについて同様の評価を行った。結果を表1及び2に
示す。いずれもギアの耐久性は良好で、且つ、耐熱水
性、耐塩基安定性も非常に良好であった。
【0038】
【比較例1、2】市販のポリオキシメチレンホモポリマ
ーであるテナック5010(旭化成製)、デルリン50
0(Du Pont製)について、実施例1と同様の方
法で同様の評価を行った。結果を表1及び2に示す。テ
ナック5010の末端基はアセテート基、デルリン50
0の末端基はアセチル基とメトキシ基で構成されてい
る。
【0039】いずれもギアの耐久性は良好であったもの
の、耐熱水性、耐塩基安定性は非常に劣っていた。
【0040】
【比較例3、4】市販のポリオキシメチレンコポリマー
であるテナック−C4520(旭化成製)ジュラコンM
−9002(ポリプラスチックス製)について、実施例
1と同様の方法で、同様の評価を行った。結果を表1及
び2に示す。テナック−C4520、ジュラコンM−9
002ともに末端基はメトキシ基、オキシエトキシ基、
ホルメート基で構成されている。
【0041】いずれもギアの耐熱水性、耐塩基安定性は
良好であったものの、耐久性は非常に劣っていた。
【0042】
【表1】
【0043】
【表2】
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、熱水、水蒸気あるいは
塩基性溶液と接する雰囲気での耐久性にすぐれたギアが
得られる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年1月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】
【参考例】(ポリオキシメチレン共重合体の製造) (1)サンプルAの製造 高度に精製したトリオキサン(トリオキサン中の水2p
pm、蟻酸3ppm)2000g、1,3−ジオキソラ
ン(トリオキサンに対し0.8mol%)、およびメチ
ラール(トリオキサンに対し0.2mol%)を2枚の
Σ羽根を有するジャケット付きのニーダーに入れて70
℃に昇温した。ついでトリフルオロメタンスルホン酸の
ジオキサン溶液(0.002mol/1)をトリフルオ
ロメタンスルホン酸がトリオキサンに対し5×10-6
ol%となるように加え重合を行った。反応開始後、1
5min経過したところでジャケットに冷水を入れ窒素
雰囲気下冷却した。1時間後、ニーダーの内容物を取り
出し失活剤としてMg0. 75Al0.251.125 (KW−2
300 協和化学)を得られたポリマーに対し0.01
wt%添加し、ベント付きの2軸押出し機を用いて、2
00℃で押出した。更に、得られたポリマー100重量
部に対しトリエチルアミン1重量部、水5重量部、2,
2−メチレンビス−(4メチル−6−t−ブチルフェノ
ール)を0.2重量部添加し、ベント付き単軸押出し機
で押出した(押出し温度200℃、ベント圧力200t
orr)。 (2)サンプルB〜Eの製造 サンプルAと同様の方法で、1,3−ジオキソランの
量、メチラールの量を変えポリオキシメチレン共重合体
を合成した。得られたポリマーの末端は、メトキシ基、
オキシエトキシ基、ホルメート基で構成されている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】
【比較例1、2】市販のポリオキシメチレンホモポリマ
ーであるテナック5010(旭化成製)、デルリン50
0(Du Pont製)について、実施例1と同様の方
法で同様の評価を行った。結果を表1及び2に示す。テ
ナック5010の末端基はアセチル基、デルリン500
の末端基はアセチル基とメトキシ基で構成されている。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オキシメチレン単位(−CH2 O−)の
    繰り返しよりなる重合体中に、オキシアルキレン単位 【化1】 (R、R0 は同一でも異なっていてもよく、水素、アル
    キル基、アリル基より選ばれ、更に異なる炭素原子に結
    合するR、R0 もそれぞれ同一でも異なっていてもよ
    く、水素、アルキル基、アリル基より選ばれる。nは1
    以上の整数であり、mは2〜6の整数である。)がオキ
    シメチレン単位100mol当たり、0.07〜0.5
    mol挿入された構造を有し、且つ、重合体の末端基
    が、アルコキシ基、ヒドロアルコキシ基またはホルメー
    ト基であるポリオキシメチレン製ギア。
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