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JPH0590014A - 抵抗線自動巻装機を使用した抵抗線自動巻装方法 - Google Patents

抵抗線自動巻装機を使用した抵抗線自動巻装方法

Info

Publication number
JPH0590014A
JPH0590014A JP24960591A JP24960591A JPH0590014A JP H0590014 A JPH0590014 A JP H0590014A JP 24960591 A JP24960591 A JP 24960591A JP 24960591 A JP24960591 A JP 24960591A JP H0590014 A JPH0590014 A JP H0590014A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resistance wire
element body
winding
cathode
anode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP24960591A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsunori Yokoyama
光伯 横山
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Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP24960591A priority Critical patent/JPH0590014A/ja
Publication of JPH0590014A publication Critical patent/JPH0590014A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Apparatuses And Processes For Manufacturing Resistors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 低抵抗値の巻き線抵抗器を製作する場合にお
いて、被覆の形成工程の簡略化ができ、かつ、出来上が
る抵抗器の抵抗値のばらつきを少なくできるようにす
る。 【構成】 素体保持部2と、素体回転手段としての素体
回転用モータ3と、抵抗線13を素体10に対し供給す
る抵抗線供給部4と、素体10への抵抗線の巻き付けを
螺旋状にするための螺旋巻き手段5と、抵抗線13を端
子キャップ11a,11bに溶接する溶接手段6とを具
備した抵抗線自動巻装機を使用する。例えば、素体回転
用モータ3による素体の回転速度を一定とし、抵抗線供
給部4を移動させる螺旋巻き手段5による移動速度を調
節して、巻装長さを調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、巻き線抵抗器の製作の
際に行われる抵抗線の巻装に関し、特に自動的に巻装を
行う抵抗線自動巻装機を使用した巻装方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、さまざまな電子機器やVTRに
内蔵された電子回路には、いわゆる巻き線抵抗器が数多
く使用されている。図9は、被覆前の巻き線抵抗器の斜
視概略図である。また、図10は、被覆後の巻き線抵抗
器の断面概略図である。
【0003】図9に示すように、巻き線抵抗器1は、円
柱状に形成された小型のセラミックス製の素体10と、
この素体10の両端に冠装された端子キャップ11a,
11bと、この端子キャップ11a,11bから素体回
転軸方向に沿って端子キャップ11a,11bの側端に
突設されたリード線12a,12bと、両端を上記端子
キャップ12a,12bに溶接された状態で素体10の
周面に螺旋状に巻かれた抵抗線13とからなる。
【0004】従来よりこのような巻き線抵抗器1に上記
抵抗線13を巻装する場合には、巻き線抵抗器1を形成
する素体10を適宜のチャック機構を有する機器に固定
し、素体10を固定したチャック機構を回転動させなが
ら、素体10を長さ方向に沿って移動させつつ人手を介
して抵抗線13を素体10の周面に巻きつけ固定するこ
ととしていた。
【0005】そして、このように抵抗線13が巻装され
た巻き線抵抗器は、図10に示すように、樹脂等からな
る保護用の被覆101が施されて製品になる。図10に
示す被覆101は、巻装後の素体10の周面に、例えば
溶融した樹脂を塗布する等の方法により形成される。ま
た、この被覆101を形成した後には、被覆101の上
に、型式等のマーキング処理が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
して、抵抗線を素体に巻きつける場合には、素体の両端
に冠装されている一方の端子キャップに抵抗線の先端を
溶接して巻き始め、その後抵抗線の後端を他方の端子キ
ャップに溶接しつつ切断していたため、素体への抵抗線
の巻きつけ固定作業が極めて煩雑であり、巻き線抵抗器
の製作効率が非常に低いものであった。
【0007】一方、出来上がる巻き線抵抗器の抵抗値を
異なるものにする場合には、抵抗線の材料や線径及び巻
装長さ等を変更したりする。ここで、より低い抵抗値の
抵抗器を製作する場合には、抵抗率の低い材料を使用す
るか抵抗線の巻装長さを短くするか又はより径の大きな
抵抗線を使用するかのいずれかである。従来、低抵抗値
の抵抗器を製作する方法としては、径の大きな抵抗線を
使用することが一般的であった。
【0008】ここで、径の大きな抵抗線を使用すると、
巻装後の素体の周面の凹凸が大きくなる。このため、図
10に示すような被覆を施す際に、樹脂等の塗布が一回
だけであると、巻装した抵抗線を完全に被覆できなかっ
たり、また、被覆できたとしても被覆後の凹凸が大きい
ために良好なマーキングができない問題が発生する。従
って、低抵抗値の抵抗器を製作するための従来の方法で
は、樹脂の塗布等を複数回行って被覆を何層にもわたっ
て形成する必要があり、非常な煩わしさがあった。
【0009】また、低抵抗値の抵抗器を製作するために
は、抵抗線を短くすることも考えられるが、従来のよう
な人手を介しての巻き付けにおいて巻装長さを色々と変
えることは、出来上がる製品のばらつきが大きくなるた
め、妥当ではない。そこで、本願の発明の技術的課題
は、低抵抗値の巻き線抵抗器を製作する場合において、
被覆の形成工程の簡略化ができ、かつ、出来上がる抵抗
器の抵抗値のばらつきを少なくできる巻装方法を提供に
することにある。
【0010】
【課題を解決するための技術的手段及び作用】このよう
な技術的課題解決のため、本願の請求項1の抵抗線自動
巻装方法は、両端部に一対の端子キャップが被着された
円柱状の絶縁物よりなる素体を保持する素体保持部と、
素体の中心線を軸にして回転させる素体回転手段と、回
転する素体に抵抗線が巻き付けられるように抵抗線を素
体に対し供給する抵抗線供給部と、上記素体又は上記抵
抗線供給部の一方を素体の中心線の方向に移動させて素
体への抵抗線の巻き付けを螺旋状にするための螺旋巻き
手段と、上記抵抗線供給部により供給された抵抗線の先
端及び上記巻装された抵抗線の後端を上記一対の端子キ
ャップのそれぞれに溶接する溶接手段とを具備した抵抗
線自動巻装機を使用して、素体に抵抗線を自動的に巻装
する抵抗線自動巻装方法であって、製作すべき抵抗器の
抵抗値に応じて、上記素体回転手段による素体の回転の
速度と螺旋巻き手段による移動の速度との相対的な関係
を調整することにより、巻装する抵抗線の巻装長さを調
整するものである。
【0011】
【実施例】以下、添付図面に基づき、本願の発明の実施
例を詳細に説明する。まず始めに、本実施例の抵抗線自
動巻装方法の実施に際して使用される抵抗線自動巻装機
について説明する。図1は、本実施例の抵抗線自動巻装
方法の実施に際して使用される抵抗線自動巻装機の斜視
概略図である。
【0012】図1に概略を示す抵抗線自動巻装機は、主
に、素体10を保持する素体保持部2と、素体10をそ
の素体10の中心線を軸にして回転させる素体回転手段
3と、回転する素体10に抵抗線13が巻き付けられる
ように抵抗線13を素体10に対し供給する抵抗線供給
部4と、上記素体10又は上記抵抗線供給部4の一方を
素体の中心線の方向に移動させて素体10への抵抗線1
3の巻き付けを螺旋状にするための螺旋巻き手段5と、
上記抵抗線供給部4により供給された抵抗線13の先端
及び上記巻装された抵抗線13の後端を素体10の両端
の一対の端子キャップのそれぞれに溶接する溶接手段6
とから構成されている。
【0013】まず、図1を使用して、この抵抗線自動巻
装機を全体に支持する主フレームの構造から説明する。
この抵抗線自動巻装機は、図示しない架台の上に載置さ
れる。そして、機械全体は、この架台の上に水平な姿勢
で載置される主フレーム底板91と、この主フレーム底
板91の両端に立設固定した2枚の主フレーム側板9
2,92とから構成された主フレームによって支持され
ている。
【0014】上記対向する2枚の主フレーム側板92,
92の奥側には、上下に2本の移動フレーム用ガイド棒
51が横架されている。この抵抗線自動巻装機により巻
装される素体10は、図9に示す従来のものとほぼ同様
である。即ち、図9に示すように、素体10は、セラミ
クス等の絶縁物から形成された円柱状のものであり、そ
の両端に一対の端子キャップ11a,11bが冠着され
ている。
【0015】一対の端子キャップ11a,11bは、ア
ルミニウム等の導電材料から形成された円筒キャップ状
のものである。各々の端子キャップには、リード線12
a,12bが溶接等の方法で固定されており、このリー
ド線12a,12bは、端子キャップ11a,11bか
ら素体の長さ方向の外側に延びている。上記円柱状の素
体10は、その長さ方向を水平方向に向けた姿勢で配置
される。そして、後述の素体回転手段3により素体の中
心線を軸にして回転しながら抵抗線13が巻装されるこ
とになる。いうまでもなく、素体10の中心線の方向は
素体10の長さ方向に等しく、以下の説明においては、
この回転軸である素体10の中心線の方向を素体回転軸
方向と呼ぶ。
【0016】また、素体10は、後述の素体供給アーム
に支持された状態で素体回転軸方向に直角な水平方向に
移送されて巻装位置に供給される。そこで、この素体の
移送供給が行われる側を「前側」とする。また、抵抗線
は、素体回転軸方向に直角な方向であって、巻装位置を
挟んだ上記前側とは反対の側から素体10に対し供給さ
れる。そこで、この抵抗線の供給側を「後ろ側」と呼
ぶ。さらに、以下の説明において、「左側」とは、前側
から巻装位置を見た時の左側を意味し、「右側」とは、
同様に前側から巻装位置を見た時の右側を意味する。
【0017】次に、図1を使用して、抵抗線の巻装位置
に素体10を供給する素体供給機構について説明する。
上記2枚の主フレーム側板92,92の前側の端部に
は、素体供給アーム保持板71が固定されている。この
素体供給アーム保持板71は、主フレーム側板92,9
2から前側に突出し、かつ2枚の主フレーム側板92,
92に横架された水平なアーチ状の形状を有している。
【0018】この素体供給アーム保持板71の中央部の
下面には、図示しないガイドレール部が設けられてお
り、このガイドレール部に滑動可能に保持された状態で
素体供給アーム72が配置されている。また、素体供給
アーム保持板71の上面には、素体供給アーム72を駆
動する素体供給用エアシリンダ73が配置されている。
この素体供給用エアシリンダ73は、素体10を支持し
た素体供給アーム72を巻装位置に接近又は離間するよ
うに移動させるものである。
【0019】素体供給アーム72は、素体供給アーム7
2のガイドレール部に滑動可能に保持される板状のアー
ム本体721と、2本の揺動軸棒722を介してアーム
本体721,21の先端に設けた二つのアーム先端部7
23と、巻装位置に向けて平行に突出した状態でアーム
先端部723の先端に固定された2本の素体供給棒72
4とから構成されている。
【0020】そして、アーム本体721に内蔵されたア
ーム揺動用駆動源725により、アーム先端部723
は、揺動軸棒722を軸にして上下に揺動し、これによ
り素体供給棒724も上下に揺動するようになってい
る。水平方向に突出している素体供給棒724は、途中
で段差部が設けられて途中から一段下に下がった様な形
状である。そして、段差部の部分から先の前半分が斜め
上方に向けて延びた形状を有している。従って、図1に
示すように、段差部の部分の下の角部で素体10が係止
されるようになっている。
【0021】上記素体供給アーム72の動作を説明す
る。未巻装の素体10は、素体10を多数プールした図
示外の素体プールから不図示の素体フィーダにより一つ
づつ順次素体供給アーム72に送られる。素体10を受
け取った素体供給アーム72は、巻装位置から離れた所
定の退避位置に退避している。
【0022】そして、素体供給用エアシリンダ73が駆
動して、素体10を支持した状態で素体供給アーム72
を巻装位置に近づく向きに移動させる。そして、素体1
0が巻装位置に達すると移動を停止する。即ち、素体供
給用エアシリンダ73のピストンのストロークは、素体
10が丁度巻装位置で停止するように設定されている。
【0023】このようにして、素体10が巻装位置に供
給されると、後述の素体保持部2が動作して、素体10
を保持し、巻装動作に移る。
【0024】次に、図1,図2及び図3を使用して、こ
の抵抗線自動巻装機における素体保持部2の構造につい
て説明する。図2は、図1の抵抗線自動巻装機の素体保
持部2による素体10の保持構造を説明すための部分断
面図である。図3は、図1の抵抗線自動巻装機の素体保
持部全体の構成を説明する平面断面図である。
【0025】素体10の保持構造は、図2に概略的に示
されている。即ち、この抵抗線自動巻装機における素体
保持部2は、一対の中空のストローのような素体保持筒
21,21を具備しており、その各々の素体保持筒2
1,21の開口端を向かい合わせて配置し、上記素体1
0のリード線12a,12bを開口端から内部に進入さ
せることにより、素体10を保持するものである。従っ
て、素体保持筒21,21は、リード線12a,12b
をその内部に包蔵したような状態となる。
【0026】また、上記ストロー状の素体保持筒21,
21の内径は、リード線12a,12bが進入する開口
端に近づくに従って徐々に大きくなっている。従って、
後述のようにお互いの素体保持筒21,21が接近して
素体10の両端を挟持する際に、リード線12a,12
bが開口端から円滑に内部に進入することができるよう
になっている。
【0027】次に、図1及び図3を使用して、この素体
保持部2の全体の構造を説明する。図1に示す主フレー
ム底板91の両側端に立設された前述の主フレーム側板
92,92に、以下に説明する素体保持部2が全体に固
定されている。この素体保持部2の構成は巻装位置を挟
んで左右対称なので、以下の説明では、一方の側の構成
に焦点を絞って説明する。
【0028】まず、主フレーム底板91の側端に立設し
た前述の主フレーム側板92には円形の穴が設けられて
いて、円筒状のケーシング24がこの穴に嵌設固定され
ている。そして、このケーシング24の内部には、円柱
状のスピンドル22が遊嵌しており、スピンドル22と
ケーシング24との間隙には、スピンドル22の回転及
び直線運動を許容するベアリング部材25が介在されて
いる。
【0029】そして、図3に示すように、上記素体保持
筒21は、このスピンドル22の先端面に固定されて巻
装位置に向けて水平方向に突出しており、他方の素体保
持筒21の開口端と向かい合わせた状態になっている。
このようなスピンドル22の後端面には、素体回転手段
としての素体回転用モータ3の出力軸が連結されてい
る。この結果、素体回転手段としての素体回転用モータ
3の駆動により、ケーシング24内で上記スピンドル2
2が回転し、これにより、素体保持筒21に保持された
素体10が回転することになる。
【0030】素体保持筒21は、素体保持時において
は、他方の素体保持筒21とともに素体10を両端の端
子キャップ11a,11bの部分で挟持したような状態
となる。上述の素体回転のための機構は、他方の素体保
持筒21の側にも設けられているから、一対の素体保持
筒21,21に保持された素体10は、素体保持筒2
1,21の回転に従い摩擦力によって同時に回転するの
である。
【0031】上記の回転を生じさせる素体回転手段とし
ての素体回転用モータ3は、鉛直な姿勢の回転手段保持
板31に保持された状態で取り付けられている。この回
転手段保持板31は、正方形の対角上の位置に4つのガ
イド穴が設けられている。一方、上記主フレーム側板9
2には、4本の支持兼ガイド棒25の一端が固定されて
水平外方に延びている。そして、この4本の支持兼ガイ
ド棒25が上記回転手段保持板31のガイド穴に遊嵌し
ており、これにより、回転手段保持板31は、支持兼ガ
イド棒25に懸架した状態で配置されている。つまり、
素体回転手段としての素体回転用モータ3は、回転手段
保持板31と4本の支持兼ガイド棒25を介してフレー
ム側板92に支持されているのである。
【0032】また、上記フレーム側板92に一端が固定
された4本の支持兼ガイド棒25の他端は、上記鉛直な
姿勢の回転手段保持板31と向かい合わせて配置した進
退手段保持板26の前面に固定されている。そして、こ
の進退手段保持板26の背面には、素体保持筒21を進
退させる素体保持筒進退用エアシンリンダ23が固定さ
れており、進退手段保持板26に設けられたピストン用
穴から、そのピストンが突出可能に構成されている。
【0033】そして、上記の素体保持筒進退手段エアシ
ンリンダ23のピストンは、上記のように支持兼ガイド
棒25に懸架された回転手段保持板31の背面に固定さ
れている。従って、素体保持筒進退用エアシンリンダ2
3が駆動すると、ピストンが回転手段保持板31を押し
出し、これにより、支持兼ガイド棒25にガイドされな
がら、回転手段保持板31及び素体回転手段3が一体に
前進する。この結果、素体回転手段3の出力軸に直結さ
れたスピンドル22が前進して、これにより素体保持筒
21も前進する。
【0034】つまり、上記4本の支持兼ガイド棒25
は、回転手段保持板31を懸架して保持するとともに後
方に配置された素体保持筒進退用エアシリンダ23によ
る直線運動をガイドする役割を有するものである。上記
のような進退機構は、対向して配置された他方の素体保
持筒21にも設けられており、この進退機構の働きによ
り一対の素体保持筒21,21が接近したり離間したり
するのである。
【0035】次に、上記素体供給アーム72及び素体保
持部2の動作を説明する。前述のように素体供給アーム
72が素体10を巻装位置まで供給すると、前述の素体
保持筒21,21の進退機構が働いて、一対の素体保持
筒21,21が前進して接近する。そして、前述のよう
に、素体10の両端から延びるリード線12a,12b
が素体保持筒21,21の先端の開口端から内部に進入
した状態となる。さらに、一対の素体保持筒21,21
の接近すると、素体保持筒21,21が端子キャップ1
1a,11bに衝接し、端子キャップ11a,11bの
部分で素体10を挟持した状態となる。
【0036】この状態になると、二つの素体保持筒2
1,21の接近が停止する。そして、素体供給アーム7
2のアーム先端部723が、前述の揺動機構により下方
に揺動する。この結果、素体供給棒724は素体10か
ら下方に離れた状態となる。この状態で、素体供給用エ
アシリンダ73が逆方向に駆動し、これにより素体供給
アーム72が巻装位置から遠ざかる向きに移動を始め、
所定の退避位置に達する。そして、素体供給アーム72
のアーム先端部723が上方に揺動して当初の姿勢とな
り、素体フィーダによる次の素体10の供給の待ち受け
状態となる。
【0037】一方、素体保持筒21,21に保持された
素体10は、後述のように抵抗線が供給されて巻装され
ることになる。次に、この抵抗線自動巻装機における溶
接手段6,抵抗線供給部4及び螺旋巻き手段5について
説明する。まず、図1,図4及び図5を使用して溶接手
段6について説明する。
【0038】図4は、図1の溶接手段6の鉛直方向での
面断面図である。尚、図4中、上述した素体供給機構及
び素体保持部等の図示は省略してある。この実施例で使
用される抵抗線自動巻装における溶接手段6は、通電に
よるいわゆるスポット溶接を行うものである。即ち、大
電流を流すことにより材料を融解して溶接するものであ
る。従って、溶接手段6は、陰極棒61と陽極棒62と
から構成されている。この陰極棒61及び陽極棒62
は、図4に示すように、鉛直な直線上に対向して配置さ
れており、上側が陰極棒61,下側が陽極棒62となっ
ている。
【0039】このような陰極棒61及び陽極棒62は、
素体回転軸方向に移動可能な移動フレーム52に、上下
に配置された陰極取付用筒体611と陽極取付用筒体6
21を介してそれぞれ固定されている。上記陰極取付用
筒体611と陽極取付用筒体621の詳しい構成は後述
することとし、溶接手段6を保持する移動フレーム52
の移動機構について説明する。
【0040】図5は、移動フレームの移動機構を説明す
るための図で、図1の抵抗線巻装機を後ろ側から見た斜
視概略図である。但し、図1の抵抗線供給部4等の図示
は省略してある。図5に示すように、主フレーム底板9
1の両側端に立設された前述の主フレーム側板92,9
2には、上下に2本の円棒状のガイド棒51が横架され
ている。
【0041】一方、移動フレーム52は、中央に大きな
方形の穴が開けられた長方形の板状のものであり、その
長方形の長辺の方向を高さ方向に向けて立てて配置され
ている。この移動フレーム52の両端には、小さな方形
状の架設用端板53が端部から後ろ側に突出するように
固定されている。この架設用端板53は、移動フレーム
52の各々の端部において、上記上下2本のガイド棒5
1の高さと同じ高さの位置に2枚づつ計4枚設けられて
いるとともに、円形のガイド穴が設けられている。尚、
ガイド穴の内周面には、図示しないベアリングが設けら
れている。
【0042】そして、上記ガイド棒51は、上記架設用
端板53のガイド穴に嵌設されており、これにより、移
動フレーム52は、ガイド棒51にガイドされて滑動可
能な状態でガイド棒52に保持されている。また、上側
のガイド棒51より若干低い高さの位置には、回転運動
を直線運動に変換するための精密ネジ棒54が配置され
ている。そして、一方の主フレーム側板92の上奥側の
部分の外面には、移動フレーム用モータ55が固定され
ている。この移動フレーム用モータ55が固定された位
置の主フレーム側板92,92には、出力軸用の穴が開
けられており、この出力軸用穴を通して移動フレーム用
モータ55の出力軸が、内部に突出した状態となってい
る。そして、突出した出力軸の先端は、上記精密ネジ棒
54に連結されている。尚、この移動フレーム用モータ
55は、正逆回転可能なものが使用されている。
【0043】さらに、移動フレーム52の背面の上記精
密ネジ棒54の高さの位置には、方形状の螺合ユニット
保持板56が後ろ側に向けて突出するように固定されて
いる。そして、この螺合ユニット保持板56には、円形
の穴が設けられており、この穴に嵌合固定された状態
で、円筒状の螺合ユニット57が配置されている。この
螺合ユニット57は、その筒の内面に形成されたネジが
精密ネジ棒54に螺合しており、これにより、精密ネジ
棒54の回転を移動フレーム52の直線運動に変換する
ものである。
【0044】従って、上記移動フレーム用モータ55が
駆動すると、モータ55の出力軸に連結された精密ネジ
棒54が回転する。この回転により、精密ネジ棒54に
螺合する螺合ユニット57が回転の向きに従って左又は
右に直線移動する。この結果、移動フレーム52が全体
に左又は右に移動することになる。この移動フレーム5
2の移動により、溶接用の陰極棒61,陽極棒62及び
後述の抵抗線供給部4が、左又は右即ち素体回転軸方向
に移動するようになっている。
【0045】再び図4に戻って、溶接手段6の構成をさ
らに説明する。まず、前述のように、上記移動フレーム
52の前面には、上下に二つの角筒状の電極取付用の筒
体611,621が固定されている。上側が陰極取付用
筒体611で、下側が陽極取付用筒体621である。ま
ず、上側の陰極側から説明する。移動フレーム52に固
定された陰極取付用筒体611の内部には、陰極昇降用
エアシリンダ612が配置固定されている。この陰極昇
降用エアシリンダ612は、陰極取付用筒体611の上
蓋部の下面に固定され、そのピストンを下方に向けた姿
勢で配置されている。
【0046】そして、陰極取付用筒体611の内部であ
って、上記陰極昇降用エアシリンダ612の下側には、
陰極取付上板613が水平な姿勢で配置されている。こ
の陰極取付用筒体611は、前述の陰極昇降用エアシリ
ンダ612のピストンの先端に固定されている。従っ
て、陰極昇降用エアシリンダ612のピストンが下降す
るよう駆動されると、陰極取付上板613が下降し、陰
極昇降用エアシリンダ612のピストンが上昇するよう
駆動されると、陰極取付上板613が上昇するようにな
っている。
【0047】また、同様に陰極取付用筒体611の内部
であって上記陰極取付上板から少し下方に離間した位置
には、陰極取付下板615が同様に水平な姿勢で配置さ
れている。陰極取付上板513と陰極取付下板615と
の間には、陰極取付板固定柱616が対角状に4本垂架
されている。そして、上記陰極取付用下板615の下面
には、陰極棒61が鉛直下方に突出して固定されてい
る。陰極取付用筒体611の底板部には、陰極棒通過用
の穴が設けられており、陰極取付下板615に固定され
た陰極棒61の先端は、この陰極通過用の穴を通して筒
の下方に突出している。
【0048】また、上記陰極取付用筒体611の底板部
の下面には、円環状の陰極側スペーサ617が配置され
ており、この陰極側スペーサ617の下側に陰極側基板
618が固定されている。即ち、移動フレーム52に固
定された陰極取付用筒体611は、下面に陰極側スペー
サ617を介して陰極側基板618を保持したような構
造になっている。陰極側基板618は、陰極取付用筒体
611の底板部と同様に陰極通過用の穴が設けられてお
り、陰極棒61は底板部と陰極側スペーサ617と陰極
側基板618とを貫通して下方に突出している。
【0049】尚、陰極側スペーサ627は、陰極取付用
筒体621に固定されているものの、陰極取付用筒体6
21の下面の上で滑動しながら鉛直な軸を中心に回転可
能に配置されている。そして、上記のように陰極昇降用
エアシリンダ612が駆動されると、陰極棒61は、陰
極取付用筒体611の底板部の穴とスペーサ617と陰
極側基板618の穴を貫通しながら下方に移動する。ま
た、陰極昇降用エアシリンダ612のピストンが上昇す
るように駆動されると、陰極取付上板613,陰極取付
板支持柱616及び陰極取付下板615が一体に上昇
し、これにより陰極棒61自体も上昇するようになって
いる。
【0050】次に、下方の陽極側の構造について説明す
る。まず、陰極側と同様に、陽極側においても、角筒状
の陽極取付用筒体621が移動フレーム52の前面下側
に固定されている。そして、この陽極取付用筒体621
の底蓋部の上面には、陽極昇降用エアシリンダ622が
載置固定されている。この陽極昇降用エアシリンダ62
2は、そのピストンを上方に向けた姿勢で配置されてい
る。
【0051】上記陽極取付用筒体621の内部であっ
て、陽極昇降用エアシリンダ622のピストンの上側に
は、陽極取付下板623が水平な姿勢で配置されてい
る。この陽極取付下板623は、陽極昇降用エアシリン
ダ622の先端に固定されている。従って、陽極昇降用
エアシリンダ622のピストンが上昇するよう駆動され
ると、陽極取付下板623が上昇し、陽極昇降用エアシ
リンダ622のピストンが下降するよう駆動されると、
陽極取付下板623が下降するようになっている。
【0052】上記陽極取付用下板623には、対角状に
4本の陽極取付板支持柱626が立設されており、この
陽極取付板支持柱626の上に陽極取付上板625が水
平な姿勢で固定されている。陽極棒62は、上記陽極取
付上板625の上面に固定されており、先端が上方に突
出した姿勢で配置されている。
【0053】また、陽極取付用筒体621の上面には、
抵抗線乗り上げ用駆動源取付アーム板82が固定されて
いる。そして、この抵抗線乗り上げ用駆動源取付アーム
板82の上に円環状の陽極側スペーサ627が配置され
ている。この陽極側スペーサ627は、抵抗線乗り上げ
用駆動源取付アーム板82を介して陽極取付用筒体62
1に固定されているものの、抵抗線乗り上げ用駆動源取
付アーム板82の上面の上で滑動しながら鉛直な軸を中
心に回転可能に配置されている。そして、この陽極側ス
ペーサ627の上には、抵抗線乗り上げ用第一ギヤ81
が固定されており、この抵抗線乗り上げ用第一ギヤ81
の上には、陽極側基板628が固定されている。
【0054】抵抗線乗り上げ用駆動源取付アーム板8
2,抵抗線乗り上げ用第一ギヤ81及び陽極側基板62
8には、陽極棒62が上方に突出するための穴が設けら
れている。これらの穴を通して陽極棒62は陽極側基板
628の上方に突出した状態で配置されている。以上の
説明から明かなように、陽極昇降用エアシリンダ622
が駆動すると、陽極取付下板623,陽極取付板支持柱
626及び陽極取付上板625が一体に上昇し、これに
より、陽極棒62自体が、抵抗線乗り上げ用第一ギヤ8
1,抵抗線乗り上げ用駆動源取付アーム板82及び陽極
側基板628を貫通しながら上方に移動することにな
る。
【0055】そして、陽極昇降用エアシリンダ622の
ピストンが後退するように駆動されると、陽極取付下板
623,陽極取付板支持柱626及び陽極取付上板62
5が一体に下降し、これにより、陽極棒62自体も下方
に移動することになる。また、上方の陰極側基板618
の下面には、水平方向に長い上側支持アーム43が固定
されており、この支持アーム43の後端には、供給ノズ
ルユニット支持柱44が垂設されている。そして、この
供給ノズルユニット支持柱44の下端は、上記陽極側基
板628に固定されている。
【0056】つまり、供給ノズルユニット支持柱44を
垂架して陰極側基板618と陽極側基板628とが上下
に水平に配置されており、陽極側基板628の上に抵抗
線供給ノズルユニット41が固定されている。そして、
以下のような抵抗線乗り上げのための機構により、陰極
側基板618と陽極側基板628とは、鉛直な揺動軸を
中心にして一体に揺動可能になっている。
【0057】即ち、陽極側基板628と抵抗線乗り上げ
用第一ギヤ81との間に挟持されるようにして固定され
た抵抗線乗り上げ用駆動源取付アーム82は、手前側即
ち前述の素体支持アーム72が配置された側に水平に延
びている。この抵抗線乗り上げ用駆動源取付アーム82
の先端には、モータ又はロータリーソレノイド等から構
成された抵抗線乗り上げ用駆動源83の上面が固定され
ている。即ち、抵抗線乗り上げ用駆動源83は、抵抗線
乗り上げ用駆動源取付アーム82で保持された状態で陽
極取付用筒体621に固定されている。
【0058】上記抵抗線乗り上げ用駆動源83の出力軸
は上方に向けられており、その出力軸の先端には抵抗線
乗り上げ用第二ギヤ84が固定されている。そして、こ
の抵抗線乗り上げ用第二ギヤ84と上記抵抗線乗り上げ
用第一ギヤ81との間には、タイミングベルト等の伝動
手段85が張架されている。従って、上記抵抗線乗り上
げ用駆動源83が駆動されると、その駆動が、抵抗線乗
り上げ用第二ギヤ84及び伝動手段85を介して抵抗線
乗り上げ用第一ギヤ81に伝わり、抵抗線乗り上げ用第
一ギヤ81が所定角度回転即ち揺動する。
【0059】この結果、陽極側基板628が揺動する。
この揺動の軸は、鉛直な方向であって、対向する二つの
陰極棒61,陽極棒62に沿った鉛直線からわずかに前
側の位置に設定されている。また、陰極側基板618
は、前述のように供給ノズルユニット支持柱44を介し
て陽極側基板628に固定されているから、陽極側基板
628の揺動により陰極側基板618も揺動することに
なる。即ち、陽極側基板628と一体に固定された供給
ノズルユニット支持柱44,陰極側基板618及び抵抗
線供給部4とが、一体に揺動することになる。この抵抗
線乗り上げ用駆動源83は、モータ又はロータリーソレ
ノイド等の回転駆動を行うものである。この回転による
抵抗線の乗り上げ動作については、後述する。
【0060】次に、図1及び図6を使用して、この抵抗
線自動巻装機における抵抗線供給部4について説明す
る。図6は、図1に示す抵抗線供給部4を後ろ側から見
た斜視図である。この抵抗線自動巻装機における抵抗線
供給部4は、前述の溶接手段6により抵抗線13の先端
が例えば一方の端子キャップ11aに溶接された後、素
体回転手段3による素体10の回転により素体10の周
面に抵抗線13が巻き付けられるようにするものであ
る。
【0061】図1に示すように、未巻装の抵抗線13
は、ドラム状の抵抗線ボビン400に多量に巻かれてお
り、上述の機構により回転せしめられる素体10のトル
クのみによって抵抗線ボビン400が回転し、これによ
り、抵抗線13が巻き出され、素体10に巻き付けられ
る。このような抵抗線13の供給経路にある構成物を、
巻装位置に近い順から説明する。まず、巻装位置の後ろ
側には、素体回転軸方向に対して直角でかつ水平な向き
に抵抗線13を供給するための抵抗線供給ノズルユニッ
ト41が配置されている。
【0062】そして、この抵抗線供給ノズルユニット4
1の後方には、素体回転軸方向の回転軸で軸支された第
三ガイド用プーリ42が配置されている。図6から明か
なように、この第三ガイド用プーリ42は、抵抗線供給
ノズルユニット41を構成するノズルユニット取付板4
11の後端面に固定された第三プーリ支持棒422によ
り支持されている。
【0063】そして、この第三ガイド用プーリ42の鉛
直上方には、素体回転軸方向に直角で水平な方向の回転
軸で軸支された第二ガイド用プーリ402が配置されて
いる。この第二ガイド用プーリ402の左斜め下方に
は、同様に素体回転軸方向に直角で水平な方向の回転軸
で軸支された第一ガイド用プーリ401が配置されてい
る。
【0064】そして、この第一ガイド用プーリ401の
右斜め下方には、同様に素体回転軸方向に直角で水平な
方向の回転軸で軸支された抵抗線ボビン400が配置さ
れている。抵抗線ボビン400は、図示しないボビンホ
ルダーにより回転自在に配置されている。上記説明から
明かなように、抵抗線ボビン400,第一ガイド用プー
リ401及び第二ガイド用プーリ402は、いずれも素
体回転軸方向と平行な同一の平面上に配置され、素体回
転軸方向とは直角な方向に回転軸が設定されている。こ
のように、抵抗線ボビン400から送り出される抵抗線
13は、第一ガイド用プーリ401,第二ガイド用プー
リ402,第三ガイド用プーリ42を経て抵抗線供給ノ
ズルユニット41に至るように張架されている。
【0065】上記のように抵抗線13の供給経路が構成
されるが、本実施例で抵抗線供給部4とは、抵抗線供給
ノズルユニット41と第三ガイド用プーリ42とから構
成されるとして説明する。というのは、抵抗線供給ノズ
ルユニット41と第三ガイド用プーリ42とは、移動フ
レーム52の移動により一体に素体回転軸方向に移動す
るからである。
【0066】抵抗線供給ノズルユニット41と第三ガイ
ド用リール42とから構成される抵抗線供給部4の構成
をさらに詳細に説明する。抵抗線供給ノズルユニット4
1の役割は、後述する巻装後の溶接の際における抵抗線
13の引き離しのために、抵抗線13を途中で押さえな
がら抵抗線13を素体10から引き離すことである。そ
して、次の素体10の巻装の際には、引き離した抵抗線
13の先端を前進させて端子キャップ11a又は11b
上に位置させるものである。
【0067】上記抵抗線供給ノズルユニット41の構成
をより詳細に説明する。抵抗線供給ノズルユニット41
は、前述の陽極側基板628の上に全体が固定されてい
る。即ち、図1に示すように、陽極側基板628は、鉛
直上方に突出した陽極棒62の後ろ側に長く延びた形状
を有しており、この上に抵抗線供給ノズルユニット41
が載置固定されている。
【0068】図6に示すように、陽極側基板628の上
には、垂直部411aとこの垂直部411aから右方向
に延びる水平部411bとからなる逆さL字状の断面形
状のノズルユニット取付板411が、ノズルの長さ方向
に沿って立設固定されている。ノズルユニット取付板4
11の垂直部411aの右側面には、長い角棒状のノズ
ル基台412が沿接固定されている。
【0069】そして、このノズル基台412とノズルユ
ニット取付板411の水平部411bと間の空間には、
ノズルの長さ方向に長い角棒状の抵抗線クランパ413
が配置されている。この抵抗線クランパ413は、図示
しないスプリングを介して水平部411bに固定されて
いる。また、ノズルユニット取付板411の水平部41
1bの上には、水平部411bに設けられたピストン用
穴を通して上記抵抗線クランパ413をノズル基台41
2に押し付けることが可能なクランパ用エアシリンダ4
15が固定されている。
【0070】さらに、ノズル基台412の先端部には、
抵抗線13を素体10に向けてガイドするための針穴体
416がノズル基台412の上に固定されている。ま
た、ノズルユニット取付板411の左側面には、ノズル
の長さ方向に長いガイド用貫通孔を上下に2つ有する直
方体状の移動体417が沿接固定されている。そして、
この移動体417のガイド用貫通孔には、2本の移動体
用ガイド棒418が遊嵌している。この2本の移動体用
ガイド棒418は、陽極側基板628の上に立設され、
上記ノズルの長さ方向の前後に2枚配置されたガイド棒
架設板419に横架されている。
【0071】また、巻装位置に近い側のガイド棒架設板
419と移動体417との間には、移動体復帰バネ42
1が架設されており、この移動体復帰バネ421の力に
より、移動体417は、巻装位置に近づく向きに力が加
えられている。さらに、移動体417の左側面には、小
さな突起419が設けられている。そして、この突起4
19を押圧して移動体417を巻装位置から遠ざかる向
きに移動させることが可能なピストンを有するノズル移
動用エアシリンダ420が、巻装位置に近い側のガイド
棒架設板419にその背面を当接させて固定されてい
る。
【0072】上記抵抗線供給ノズルユニット41の構成
において、抵抗線13は、ノズル基台412の上を擦動
しながら移動し、針穴体416に設けられた小さな穴を
通過し、回転する素体10に供給されて巻装される。そ
して、巻装が完了し、前述の溶接手段6により端子キャ
ップ11a又は11bに溶接された際には、以下のよう
な動作により残余の抵抗線13を切り放しを行う。
【0073】即ち、まず、クランパ用エアシリンダ41
5が動作してピストンが下方の抵抗線クランパ413を
クランパ用復帰バネの力に抗して押し下げる。この結
果、抵抗線クランパ413が抵抗線13をノズル基台4
12に対して押し付けた状態となり、抵抗線13は一時
的に擦動できない状態となる。この状態で、次に、ノズ
ル移動用エアシリンダ420が動作して、そのピストン
が移動体417の側面の突起419を押圧し、移動体復
帰バネ421の力に抗して素体10から離れる向きに移
動体417を移動させる。この結果、移動体417に固
定されたノズルユニット取付板411は素体10から離
れる向きに移動し、ノズルユニット取付板411に固定
されたノズル基台412や抵抗線クランパ413等も一
体に素体10から離れる向きに移動する。即ち、抵抗線
クランパ413が抵抗線13をノズル基台412に押し
付けた状態で、これたの部材が一体に後退するのであ
る。
【0074】このような動作により、溶接された箇所よ
り後ろ側の残余の抵抗線13が引き離される。そして、
ノズル移動用エアシリンダ420のストローク等で決定
される所定の退避距離を保って素体10の後方で待機し
た状態となる。その後、次の素体10の巻装又は2回目
の螺旋巻きの際には、まず、ノズル移動用エアシリンダ
420のピストンが後退するよう駆動される。この結
果、移動体用復帰バネ421の力により移動体417が
引っ張られ、この結果、移動体417が巻装位置に近づ
く向きに移動即ち前進する。移動体417の前進によ
り、抵抗線クランパ413が抵抗線13をノズル基台4
12に押し付けた状態で一体に前進する。
【0075】そして、原始位置に復帰したノズル移動用
エアシリンダ420のピストンに突起419が当接し
て、移動体417は前方への移動を停止する。この位置
は、上記押し付けられた抵抗線13の先端が、巻装する
素体10の端子キャップ11a又は11b上の位置にな
るように設定されている。この状態で、後述の溶接手段
6が動作して先端を端子キャップ11a又は11bに溶
接する。溶接が完了すると、クランパ用エアシリンダ4
15の駆動が解除されてピストンが後退し、クランパ用
復帰バネの力により抵抗線クランパ413が上昇する。
この結果、ノズル基台412への抵抗線13を押し付け
が解除され、抵抗線13はノズル基台412上での擦動
が可能な状態となる。
【0076】そして、この状態で、前述のような素体1
0の回転動作が始まり、素体10への抵抗線13の巻装
が開始される。次に、この抵抗線自動巻装機における螺
旋巻き手段5について説明する。上述のように、本願の
発明における螺旋巻き手段は、素体回転手段3により素
体10が回転している時に素体10又は抵抗線供給部4
のいずれか一方を素体回転軸方向に移動させることによ
り、抵抗線13の巻装を螺旋状にするものである。
【0077】本実施例の巻装方法に使用される自動巻装
機における螺旋巻き手段5は、素体10でなく抵抗線供
給部4の方を素体回転軸方向に直線移動させるものであ
る。即ち、この抵抗線自動巻装機においては、抵抗線供
給ノズルユニット41を保持する移動フレーム52を移
動させる機構が螺旋巻き手段5に相当している。即ち、
抵抗線供給部4を保持した移動フレーム52及び移動フ
レーム52を素体回転軸方向に移動させるための上下2
本のガイド棒51,精密ネジ棒54,螺合ユニット57
及び移動フレーム用モータ55等の機構が螺旋巻き手段
5を構成しているといえる。つまり、溶接手段6が抵抗
線13の先端を端子キャップ11a又は11bに溶接し
た後、素体回転手段3が素体10を回転させている際
に、上記移動フレーム用モータ55が駆動して移動フレ
ーム52が素体回転軸方向に移動し、これにより抵抗線
13の巻装が螺旋状になるのである。
【0078】最後に、この抵抗線自動巻装機の制御系に
ついて説明する。図7は、抵抗線自動巻装機の制御系の
概略説明図である。この抵抗線自動巻装機の制御は、基
本的にシーケンス制御であり、このシーケンス制御を行
うコントローラ100を具備している。図7に示すよう
に、コントローラ100が制御信号を送る制御対象は、
大きく3つに分かれる。
【0079】第一に、7つのエアシリンダからなる空気
駆動系である。即ち、素体供給用エアシリンダ73,二
つの素体保持筒進退用エアシリンダ23,23,陰極昇
降用エアシリンダ612,陽極昇降用エアシリンダ62
2,ノズル移動用エアシリンダ420及びクランパ用エ
アシリンダ415の6つのエアシリンダに制御信号を送
って、各々のピストンの進退を制御する。
【0080】第二に、コントローラ100は、電動系と
して5つのモータ又はソレノイドに対し、制御信号を送
っている。即ち、アーム揺動用駆動源725と二つの素
体回転手段としての素体回転用モータ3,3及び移動フ
レーム用モータ55,さらに抵抗線乗り上げ用駆動源8
3である。第三に、上記陰極棒と陽極棒との間に通電し
て抵抗線を端子キャップに溶接するための電源回路63
が設けられており、この電源回路63には、コントロー
ラ100からの制御信号によって開閉されるスイッチ6
4が付設されている。
【0081】また、図7中図示していないが、コントロ
ーラ100は、巻装する抵抗線の抵抗率の値や製作する
抵抗器の出来上がり抵抗値の大きさ等を入力するための
外部入力用の入力パネルや、入力されたデータや後述の
内蔵コンピュータの計算結果を確認のための表示する液
晶表示板からなる表示部を具備している。図7に示すコ
ントローラ100の制御は、以下に示す本実施例の巻装
方法の説明において明らかにされる。
【0082】次に、上記抵抗線自動巻装機を使用した本
願の抵抗線自動巻装方法の実施例について説明する。こ
の実施例の最大の特徴は、コントローラからの信号によ
って、巻装長さが自動的に調整され、これにより径の大
きな抵抗線を使用することなくかつばらつきが少なく抑
えられた状態で、抵抗値の低い抵抗器を製作できること
である。
【0083】まず、素体10に巻装する抵抗線13が多
量に巻かれた抵抗線ボビン400を図示しないボビンホ
ルダーにセットし、抵抗線13を引き出して、第三ガイ
ド用リール401,第二ガイド用リール402,第一ガ
イド用リール42の順に図1に示すように張架する。そ
して、図1に示すように抵抗線供給ノズルユニット41
にセットする。
【0084】前述した抵抗線自動巻装機の各部は、以下
のような原始位置に位置している。即ち、素体供給アー
ム72は、素体10を支持した状態で、巻装位置から離
れた所定の退避位置に位置している。また、一対の素体
保持筒21,21は、お互いに離間した位置に位置して
いる。そして、陰極棒61は上方の退避位置にあり、陽
極棒62は下方の退避位置にある。さらに、抵抗線供給
ノズルユニット41は、抵抗線クランパが抵抗線13を
一時的にノズル基台412に押し付けた状態で、巻装位
置から離れた所定の退避位置に位置している。尚、この
抵抗線供給ノズルユニット41は、素体回転軸に直角な
方向に沿った姿勢になっている。
【0085】次に、上記セットした抵抗線13の抵抗率
及び製作すべき抵抗器の抵抗値等を、入力パネルから手
動作にて入力する。コントローラ100に内蔵されたコ
ンピュータでは、入力されたデータに基づき、抵抗線1
3の巻装長さ等を計算する。即ち、抵抗線の抵抗率をR
0 とし、製作すべき抵抗器の抵抗値をRすると、巻装長
さLK は、 LK =R/R0 で求められる。
【0086】そして、入力パネルの動作ボタンを押す
と、動作開始の信号がコントローラ100に送られる。
コントローラ100は、まず、素体供給用エアシリンダ
73にピストン前進信号を送る。この結果、素体供給用
エアシリンダ73が駆動してピストンが前方に突出し、
図1に示す素体供給アーム72が巻装位置まで前進して
停止する。尚、停止した素体供給アーム72上の素体の
位置は、対向する一対の素体保持筒21,21と一直線
上に並ぶ位置になるように、素体供給用エアシリンダ7
3のピストンのストローク長が設定されている。
【0087】次に、コントローラ100は、一対の素体
保持筒21,21に付設された各々の素体保持筒進退用
エアシリンダ23,23にピストン前進信号を送る。こ
れにより、素体保持筒進退用エアシリンダ23,23が
動作してピストンが回転手段保持板31,31を押し出
し、この結果、一対の素体保持筒21,21が接近す
る。そして、図2に示すように、素体10の両端から延
びるリード線が素体保持筒21,21の先端の開口端か
ら内部に進入して、素体保持筒21,21が端子キャッ
プ11a,11bに衝接し、端子キャップ11a,11
bの部分で素体10を挟持した状態となる。
【0088】この位置で素体保持筒21,21の接近が
停止するように、素体保持筒進退用エアシリンダ23,
23のピストンのストロークが設定されている。従っ
て、素体保持筒21,21が端子キャップ11a,11
bを軽く押圧した状態で、二つの素体保持筒21,21
の接近が停止する。上記素体保持筒進退用エアシリンダ
23,23の駆動時間の経過後、コントローラ100
は、素体供給アーム72に内蔵されたアーム揺動用駆動
源725に駆動信号を送り、この結果、素体供給棒72
4は素体10から下方に離れる。そして、コントローラ
100は、素体供給用エアシリンダ73にピストン後退
信号を送り、素体供給アーム72が巻装位置から遠ざか
る向きに移動を始め、前述の原始位置に達して停止す
る。
【0089】素体供給用エアシリンダ73のピストンの
後退駆動時間が経過すると、コントローラ100は、ノ
ズル移動用エアシリンダ420にピストン後退信号を送
る。これにより、抵抗線クランパ413とノズル基台4
12とが一体に素体10に向けて移動する。ノズル移動
用エアシリンダ420のピストンのストロークは、抵抗
線クランパ413によりノズル基台412に押し付けら
れた抵抗線13の先端が、左側の端子キャップ11aの
上に位置した状態となるように設定されている。
【0090】ノズル移動用エアシリンダ420のピスト
ンの後退駆動時間が経過すると、コントローラ100
は、陰極昇降用エアシリンダ612及び陽極昇降用エア
シリンダ622に同時ピストン前進信号を送る。これに
より、陰極棒61が下降し陽極棒62が上昇する。この
結果、陰極棒61と陽極棒62とが、抵抗線13の先端
が位置せしめられた左側の端子キャップ11aを上下に
挟んだ状態となる。即ち、陰極昇降用エアシリンダ61
2のピストンのストローク長は陰極棒61の先端が端子
キャップ11aの上面に軽く当接した位置になる長さで
あり、陽極昇降用エアシリンダ622のピストンのスト
ローク長は陽極棒62の先端が端子キャップ11aの下
面に軽く当接した位置になる長さに設定されている。
【0091】陰極昇降用エアシリンダ612及び陽極昇
降用エアシリンダ622の駆動時間が経過すると、コン
トローラ100は、溶接用電源回路63に付設されたス
イッチ64に閉信号を送り、陰極棒61と陽極棒62と
を通電させる。これにより、抵抗線13の先端が融解す
る。1秒程度の短い時間の通電時間の後、コントローラ
100からスイッチ64に開信号が送られ、通電が停止
される。
【0092】その後、コントローラ100が、陰極昇降
用エアシリンダ612及び陽極昇降用エアシリンダ62
2にピストン後退信号が送られ、陰極棒61が上昇し陽
極棒62が下降して、当初の原始位置に復帰する。そし
て、上記陰極昇降用エアシリンダ612及び陽極昇降用
エアシリンダ622のピストン後退の動作時間が経過す
ると、コントローラ100は、素体回転手段としての素
体回転用モータ3,3と移動フレーム用モータ55に同
時に駆動信号を送る。この結果、素体保持筒21,21
の回転により素体10が回転を始め、同時に移動フレー
ム52の移動により抵抗線供給部4が素体回転軸方向の
右向きに移動を開始する。
【0093】上記素体回転手段としての素体回転用モー
タ3,3の駆動時間及び移動フレーム52の駆動時間
は、コントローラ100に内蔵されたコンピュータが前
述のように計算した巻装長さLK に従って自動的に計算
される。ここで、本実施例では、素体回転手段としての
素体回転用モータ3,3の回転速度は巻装長さに係わら
ず一定に保たれている。従って、移動フレーム用モータ
55の回転速度を調節して移動フレーム52の移動速度
を変化させ、これにより巻装長さLK を調節している。
【0094】例えば、素体回転手段としての素体回転用
モータ3,3の回転速度(rps)をv1とし、移動フ
レーム用モータ55による移動フレーム52の移動速度
をv2(m/s)とする。そして、素体回転手段として
の素体回転用モータ3,3と移動フレーム用モータ55
とは、同時に駆動を開始し同時に駆動を停止するからそ
の駆動時間をtとする。さらに、素体の外径と2rとす
ると、巻装長さLkは、 Lk={r2×(2πv12+v2 21/2×t……式(1) で求められる。
【0095】式(1)において、r及びv1は一定であ
り、Lkは前述の通り予め計算されているので、いずれ
も既知である。また、抵抗線13を巻装する素体10の
長さは、常に一定なので、これをLsとすると、v2とt
は、 Ls=v2×t ……式(2) という関係で規定される。そこで、この式(2)と式
(1)とから、Lkを達成し得るv2とtとを算出するの
である。
【0096】そして、tという駆動時間命令を素体回転
手段としての素体回転用モータ3,3に送り、同時にv
2 という移動速度になるような回転速度とtの駆動時間
の命令を移動フレーム用モータ55に送るのである。こ
れにより、調整されたLk の長さで抵抗線13が素体1
0の周面に螺旋状に巻装される。
【0097】次に、抵抗線13の後端の溶接に際して、
以下のような抵抗線13の端子キャップへの乗り上げを
行う。図8は、抵抗線の乗り上げ動作を説明する斜視図
である。図8に示すように、素体10の両端に冠着され
た端子キャップ11a,11bの外径は、素体10の外
径よりも若干大きいものである。従って、冠着された端
子キャップ11a,11bの肉圧部分の端面は、素体1
0の周面に対して段差を形成することになる。
【0098】ここで、巻装する抵抗線13の太さに比し
て上記段差の高さが高いと、後述のような素体10を回
転させながらの抵抗線供給部4の直線移動動作のみで
は、抵抗線13がこの段差を乗り越えられない場合があ
る。そこで、鉛直な揺動軸を中心にして前述のように陽
極側基板628ごと抵抗線供給部4を一体に揺動させ、
図8に示すように、巻装された抵抗線13の後端を端子
キャップ11a,11bに乗り上げるようにするのであ
る。尚、この揺動軸は、陰極棒61と陽極棒62とが対
向する鉛直線から僅かに前側に設定されている。従っ
て、上記揺動によって陰極棒61と陽極棒62との対向
位置もわずかに揺動して、端子キャップ11a,11b
上に位置することになる。
【0099】このような抵抗線乗り上げ動作は、上記の
ようにコントローラ100が抵抗線乗り上げ用駆動源8
3に、所定角度の駆動信号を送ることにより達成され
る。このようにして、抵抗線13が素体10の周面に螺
旋状に巻装された後に、コントローラ100は、抵抗線
乗り上げ用駆動源83に駆動信号を送って、抵抗線13
の乗り上げ動作を行うのである。尚、この際の揺動の向
きは、右側の端子キャップ11bへの乗り上げであるか
ら、右向きである。
【0100】上記の抵抗線13の乗り上げのための駆動
時間の経過後、コントローラ100は、陰極昇降用エア
シリンダ612及び陽極昇降用エアシリンダ622に同
時ピストン前進信号を送り、陰極棒61を下降させ陽極
棒62が上昇させる。そして、左側の端子キャップ11
aの場合と同様に、陰極棒61と陽極棒62とが右側の
端子キャップ11bを上下に挟んだ状態で、コントロー
ラ100は、溶接電源回路63に付設されたスイッチ6
4に閉信号を送り、陰極棒61と陽極棒62とを通電さ
せて、巻装した抵抗線13の後端を溶接する。
【0101】この際、通電により抵抗線13が融解した
状態で、コントローラ100は、クランパ用エアシリン
ダ415にピストン前進信号を送り、前述と同様に抵抗
線13をノズル基台412に押し付けて一時的に固定す
る。そして、コントローラ100は、ノズル移動用エア
シリンダ420にピストン前進信号を送り抵抗線供給ノ
ズルユニット41を所定距離後退させる。この結果、融
解した部分から抵抗線13が引き離される。
【0102】次に、コントーラ100は、溶接用電源回
路63に付設されたスイッチ64に開信号を送って通電
を停止させ、陰極昇降用エアシリンダ612及び陽極昇
降用エアシリンダ622に同時にピストン後退信号を送
り、陰極棒61を上昇させ陽極棒62を下降させる。そ
して、コントローラ100は、陰極昇降用エアシリンダ
612及び陽極昇降用エアシリンダ622の駆動時間の
経過後、コントローラ100は、抵抗線乗り上げ用駆動
源83に復帰信号を送り、陽極側基板628ごと抵抗線
供給部4を逆向きに揺動させて当初の位置に戻すように
する。即ち、抵抗線供給ノズルユニット41は、当初の
ように素体回転軸方向に直角な方向に沿った姿勢とな
る。
【0103】そして、コントローラ100は、素体保持
筒進退用エアシリンダ23,23にピストン後退駆動信
号を送って、スピンドル22,22を後退させ、一対の
素体保持筒21,21が離間する向きに移動させる。こ
の結果、素体保持筒21,21による素体10の保持が
解除されて、素体10は、図示しない下方の素体回収部
に落下して回収される。
【0104】一方、コントローラ100は、移動フレー
ム用モータ55に逆方向移動信号を送って、移動フレー
ム52を逆向き即ち左向きに移動させ、左側の端子キャ
ップ11aの位置まで移動させて停止させる。これによ
り、すべての構成物が原始位置に戻ったことになり、所
定時間経過後に次の素体の巻装動作に移り、上述した動
作を再び繰り返すことになる。
【0105】本実施例では、製作すべき抵抗器の抵抗値
に応じて、抵抗線の巻装長さが予め計算され、螺旋巻き
手段5を構成する移動フレーム用モータ55の回転速度
と駆動時間を調節することによって、計算された巻装長
さになるように制御している。従って、低抵抗の抵抗器
を製作する場合でも、抵抗線を径の大きなものに変える
必要がなく、製作すべき抵抗器の抵抗値の入力を変更す
るだけでよい。
【0106】径の大きな抵抗線を使用しないので、巻装
後の素体10の周面の凹凸が大きくなることがない。従
って、後工程である被覆形成工程で、樹脂等の塗布動作
を複数回行うという煩わしさが無くなり、被覆形成工程
が簡略化できる。さらに、上記巻装長さの調整は、モー
タの回転速度や駆動時間の調整といった電気機械系の制
御により行われるので、精度のよいサーボ機構等を採用
すること等により容易に高い精度の調整が行える。従っ
て、従来のように人手を介しての巻装の場合の巻装長さ
の調整に比べ、抵抗値のばらつきが格段に少ない抵抗器
の製作が行えるのである。
【0107】尚、上記巻装長さの調整は、移動フレーム
52の移動速度を一定としておいて、素体回転手段とし
ての素体回転用モータ3の回転速度の方を調整してもよ
いことは勿論である。
【0108】
【発明の効果】以上説明したように、本願の発明に係る
抵抗線自動巻装方法によれば、抵抗器の製作効率が向上
し、かつ被覆の形成工程を簡略化ができるとともに出来
上がる抵抗器の抵抗値のばらつきを少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の抵抗線自動巻装方法の実施に際して
使用される抵抗線自動巻装機の斜視概略図である。
【図2】図1の抵抗線自動巻装機の素体保持部による素
体の保持構造を説明すための部分断面図である。
【図3】図1の抵抗線自動巻装機の素体保持部全体の構
成を説明する平面断面図である。
【図4】図1の溶接手段の鉛直方向での面断面図であ
る。
【図5】移動フレームの移動機構を説明するための図
で、図1の抵抗線巻装機を後ろ側から見た斜視概略図で
ある。
【図6】図1に示す抵抗線供給部を後ろ側から見た斜視
図である。
【図7】図1の抵抗線自動巻装機の制御系の概略説明図
である。
【図8】抵抗線の乗り上げ動作を説明する斜視図であ
る。
【図9】被覆前の巻き線抵抗器の斜視概略図である。
【図10】被覆後の巻き線抵抗器の断面概略図である
【符号の説明】
1 抵抗器 10 素体 11a 端子キャップ 11b 端子キャップ 13 抵抗線 2 素体保持部 3 素体回転手段 4 抵抗線供給部 5 螺旋巻き手段 6 溶接手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端部に一対の端子キャップが被着され
    た円柱状の絶縁物よりなる素体を保持する素体保持部
    と、素体の中心線を軸にして回転させる素体回転手段
    と、回転する素体に抵抗線が巻き付けられるように抵抗
    線を素体に対し供給する抵抗線供給部と、上記素体又は
    上記抵抗線供給部の一方を素体の中心線の方向に移動さ
    せて素体への抵抗線の巻き付けを螺旋状にするための螺
    旋巻き手段と、上記抵抗線供給部により供給された抵抗
    線の先端及び上記巻装された抵抗線の後端を上記一対の
    端子キャップのそれぞれに溶接する溶接手段とを具備し
    た抵抗線自動巻装機を使用して、素体に抵抗線を自動的
    に巻装する抵抗線自動巻装方法であって、製作すべき抵
    抗器の抵抗値に応じて、上記素体回転手段による素体の
    回転の速度と螺旋巻き手段による移動の速度との相対的
    な関係を調整することにより、巻装する抵抗線の巻装長
    さを調整することを特徴とする抵抗線自動巻装方法。
JP24960591A 1991-09-27 1991-09-27 抵抗線自動巻装機を使用した抵抗線自動巻装方法 Withdrawn JPH0590014A (ja)

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