JPH0590425U - ステージ移動機構 - Google Patents
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- JPH0590425U JPH0590425U JP3324292U JP3324292U JPH0590425U JP H0590425 U JPH0590425 U JP H0590425U JP 3324292 U JP3324292 U JP 3324292U JP 3324292 U JP3324292 U JP 3324292U JP H0590425 U JPH0590425 U JP H0590425U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本考案は、加工,組立て精度の緩和と耐摩耗性
の向上を図る。 【構成】本考案は、固定側となる第1のステージ12に
移動側となる第2のステージ13の移動方向に沿って配
設され、第2のステージ13の移動方向を規制するレー
ル18と、回転軸が第2のステージ13に対しレール1
8の方向に摺動自在に軸支され、外周面に形成された摺
動溝34をレール18に接触させた状態で操作部から駆
動力を受けて回転し、少なくとも摺動溝34が形成され
ている摺動部32が圧縮強度,耐磨耗性の高い樹脂で形
成されている駆動輪21と、駆動輪21をレール側へ押
圧する弾性体22とを具備してなる。
の向上を図る。 【構成】本考案は、固定側となる第1のステージ12に
移動側となる第2のステージ13の移動方向に沿って配
設され、第2のステージ13の移動方向を規制するレー
ル18と、回転軸が第2のステージ13に対しレール1
8の方向に摺動自在に軸支され、外周面に形成された摺
動溝34をレール18に接触させた状態で操作部から駆
動力を受けて回転し、少なくとも摺動溝34が形成され
ている摺動部32が圧縮強度,耐磨耗性の高い樹脂で形
成されている駆動輪21と、駆動輪21をレール側へ押
圧する弾性体22とを具備してなる。
Description
【0001】
本考案は、顕微鏡等に備えられるステージ移動機構に係り、特に移動ステージ に動力を伝達する摩擦駆動機構の改良に関する。
【0002】
一般に、顕微鏡等に備えられたステージ移動機構では、移動ステージの駆動に ラック・ピニオン機構が用いられている。このラック・ピニオン機構では、ラッ クにうねりがあったり、ピニオンに偏心がある場合、あるいはラックの平行度が 悪い場合などには、ラックとピニオンの噛み合い状態が変化するため、移動ステ ージに作動ムラが生じる原因となり好ましくない。
【0003】 上記したラック・ピニオン機構による不具合を解消するために種々の対策が講 じられている。例えば、実開平1−177725号公報には、移動ステージとラ ックとの間に板バネを介在させた構成のステージ移動機構が開示されている。
【0004】 一方、ステージ駆動機構の利用分野である精密工業分野では、半導体ウエハや 液晶材料が大型化しており、それらの検査工程で使用される顕微鏡の移動ステー ジも大型化している。
【0005】 この様な移動ステージの大型化に対応して、従来のラック・ピニオン機構に代 えて直線レールと駆動輪による摩擦駆動機構をステージ移動機構に用いるように なってきた。
【0006】 上記摩擦駆動機構は、図4に示すように、固定ステージ1に直線レール2が設 けられ、駆動輪3を回転自在に支持する駆動輪保持具4が移動ステージ5にねじ 6で固定されている。また駆動輪3の外周面に直線レール2と面接触又は少なく とも2点接触とするために設けたV溝7を直線レール2に押圧した状態で、駆動 輪3の中心をビス8で駆動輪保持具4に回転自在に取付けている。そして駆動輪 3を回転させたときに駆動輪3と直線レール2との間で生じる摩擦力で移動ステ ージ5を移動させている。
【0007】
しかしながら、上述したラック・ピニオン機構は、移動ステージとラックとの 間に板バネを介在させる等の手段を講じたとしても、ステージの移動精度を確保 するためにはラックとピニオンとの間のバックラッシュを除去する必要がある。 そのため、ラックとピニオンに高い加工精度及び組立て精度が要求され、精度出 しの工数が必要となることから、コスト高になるといった欠点がある。
【0008】 また上述した摩擦駆動機構は、直線レール2のうねりや捩じれのために、駆動 輪3と直線レール2との接触が1点接触に近い状態になることがある。この様な 状態になると、駆動輪3と直線レール2との間で十分な摩擦力が得られないため に、駆動輪3がスリップして移動ステージ5を移動できない事態が生じる可能性 がある。
【0009】 また駆動輪3と直線レール2は、両者共に金属材料からできているため、駆動 輪3が直線レール2に押圧された状態で直線レール2上を摺動すると、どちらか 一方の硬度の低い方が摩耗して摩耗粉を発生させる。この摩耗粉は、精密工業分 野における製造工程では製品不良を起こす要因となり好ましくない。 また摩耗粉が生じるということは、耐摩耗性に欠けることであり、製品寿命を 確保できないことになる。
【0010】 さらに駆動輪保持具4が移動ステージ5に固定されているので、直線レール2 の捩じれやうねり、駆動輪3の偏心等により駆動輪3の押圧力量が変化して駆動 輪3に回転ムラが発生する可能性がある。また駆動輪3と直線レール2との間の 摩擦力を出すために駆動輪3を押圧固定しているので摩擦力の調整に工数がかか り、組立てコストを高くしている。
【0011】 本考案は以上のような実情に鑑みてなされたもので、駆動輪の回転ムラによる スリップや摩耗を防止してステージをスムーズに移動させることができ、しかも 耐摩耗性に優れていて摩耗粉の発生を抑えることができ、ステージ移動距離の長 い大型の顕微鏡に有効なステージ移動機構を提供することを目的とする。
【0012】
上記目的を達成するために本考案のステージ移動機構は、第1のステージと、 この第1のステージに対し所定方向に移動自在に支持された第2のステージと、 少なくとも前記第2のステージに駆動力を与えるための操作部とを有するものに おいて前記第1のステージに前記第2のステージの移動方向に沿って配設され、 前記第2のステージの移動方向を規制するレールと、回転軸が前記第2のステー ジに対し前記レール方向に摺動自在に軸支され、外周面に形成された摺動溝を前 記レールに接触させた状態で前記操作部から駆動力を受けて回転し、少なくとも 前記摺動溝が形成されている摺動部が圧縮強度,耐磨耗性の高い樹脂で形成され ている駆動輪と、前記駆動輪を前記レール側へ押圧する弾性体とを具備してなる ものとした。
【0013】
本考案のステージ移動機構では、第2のステージに対して回転及び摺動自在に 支持された駆動輪が、第1のステージのレールに弾性体により押圧される。操作 部から駆動輪に回転力が与えられると、駆動輪が回転して駆動輪とレールとの間 に摩擦力が発生する。その摩擦力を受けるレールが固定されている第1のステー ジ側が固定となっているため、駆動輪が支持されている第2のステージがレール に規制されて移動することとなる。駆動輪の回転軸は、レールの方向に摺動可能 であると共に弾性体によりレールの方向に押圧力を受けているので、駆動輪,レ ールに寸法,精度誤差があったとしても、それらの誤差は駆動輪の摺動により吸 収され、駆動輪とレールとの関係が常に良好な状態に保たれる。
【0014】 また少なくとも駆動輪の摺動部が圧縮強度,耐磨耗性の高い樹脂で形成されて いるので、レールが従来と同様に金属材料からできていれば、耐摩耗性が飛躍的 に向上するものとなり、摩耗粉の発生が大幅に抑制される。
【0015】
以下、図面を参照しながら本考案の実施例を説明する。
【0016】 図1には、本考案の一実施例に係るステージ移動機構の上面図(同図(a)) 、X方向から見た側断面図(同図(b))、Y方向から見た側断面図(同図(c )がそれぞれ示されている。
【0017】 本実施例のステージ移動機構は、固定ステージ11上にY軸方向へ移動するY ステージ12が配置され、そのYステージ12上にY方向と直交するX方向へ移 動するXステージ13が配置されている。固定ステージ11とYステージ12と では、相対的に固定ステージ11が固定側となる第1のステージとなり、Yステ ージ12が移動側となる第2のステージとなる。またYステージ12とXステー ジ13との間では、相対的にYステージ12が第1のステージとなり、Xステー ジ13が第2のステージとなる。
【0018】 Yステージ12は、X方向に対向して形成された両側面が、その底面から所定 距離のところから垂直上方に向けて直角に削られて、断面凸状の形状となってい る。またXステージ13は、Yステージ12の上面と対向している下面に、上記 Yステージ12の凸部と若干の隙間を空けて嵌合する凹部が形成されている。Y ステージ12に形成された凸部には、その両側面にガイド溝14a,14bがY 方向に向けて配設されており、Xステージ13に形成した凹部には、Yステージ 12のガイド溝14a,14bに対向する位置にガイド溝15a,15bが配設 されている。そしてYステージ12のガイド溝14a,14bと、Xステージ1 3のガイド溝15a,15bとの間に、コロ16a,16bをそれぞれ嵌入して Xステージ13をYステージ12に対して円滑に移動可能に支持している。
【0019】 Yステージ12は固定ステージ11に上記同様に支持されている。すなわち、 固定ステージ11の上面に形成した凸部と、Yステージ12の下面に形成した凹 部とを、両者の間に隙間を空けた状態で嵌合させている。そして固定ステージ1 1の凸部及びYステージ12の凹部の各側面に、ガイド溝を形成して両者のガイ ド溝の間にコロ17a,17bをそれぞれ嵌入している。
【0020】 固定ステージ11とYステージ12との間には、Yステージ摩擦駆動機構が設 けられ、Yステージ12とXステージ13との間にはXステージ摩擦駆動機構が 設けられている。なお、Yステージ軸摩擦駆動機構とXステージ摩擦駆動機構と は同様の構成であるので、ここではXステージ摩擦駆動機構について詳細に説明 する。 図2〜図4には、Xステージ摩擦駆動機構の構成が示されている。
【0021】 Xステージ摩擦駆動機構は、Yステージ12に設けられた直線レール18と、 Xステージ13に摺動自在に取付けられた駆動輪保持具19と、この駆動輪保持 具19に回転自在に軸支された駆動輪21と、駆動輪保持具19を直線レール1 8方向となるY方向へ押圧する弾性体22とから構成されている。
【0022】 Yステージ12の上面には、Y軸方向の一方の側面から一定距離だけ内側に向 けて断面L字状に切欠いた段差部がX軸方向に沿って形成されている。その段差 部の側壁に、上記直線レール18がその長手方向をX軸と平行にして配設されて いる。直線レール18は、金属材料から形成されており、断面が三角形状をなし ている。
【0023】 一方、Xステージ13の下面には、Yステージ12の上記段差部と交差する領 域に、駆動輪配置空間23が形成されている。またXステージ13の上面には、 駆動輪配置空間23と対向する位置に、一対の凹部25a,25bが設けられて いる。
【0024】 上記各凹部25a,25bは、Y方向となる長径方向に直線部を有する長孔状 の開口形状をなしており、底面が平坦となっている。各凹部25a,25bの中 心部には、Xステージ13の下面に貫通する貫通孔25a,25bがそれぞれ形 成されている。各貫通孔25a,25bはY方向の長径方向に直線部を有する長 孔状をなしている。
【0025】 上記各凹部25a,25b及び各貫通孔25a,25bに、摺動ビス26a, 26bが挿入されている。各摺動ビス26a,26bは、貫通孔25a,25b の長径よりも長い径を有するねじ頭27と、貫通孔25a,25bの短径と略同 一径の支軸28と、支軸28の先端部に設けられ外周にねじ溝が形成された螺合 部29とからなる。なお、摺動ビス26a,26bを貫通孔25a,25bに挿 入して、ねじ頭27の下面を凹部25a,25bの底面に係合させたとき、支軸 28の先端部がXステージ13に形成した凹部の下面と一致するように、摺動ビ ス26a,26bの支軸28の長さを調整している。従って、貫通孔25a,2 5bの下端面から、螺合部29のみが駆動輪配置空間23内に突出されるものと なる。
【0026】 上記駆動輪保持具19は、所定の厚さを有しY方向に長い長方形の板材からな り、その上面には各貫通孔25a,25bと対向する位置にねじ穴が形成されて いる。その駆動輪保持具19上面の各ねじ穴に、Xステージ13に係合している 摺動ビス26a,26bの螺合部29が螺入されている。以上の様な構造により 、駆動輪保持具19をXステージ13にY方向に摺動自在に保持している。
【0027】 また上記駆動輪21は、外周部の一部がXステージ13の側面より外方へ出る 程度の径を有する大輪31と、この大輪31と同心的に一体化された摺動部とし ての摺動輪32とからなる。大輪31の一方の面が上記駆動輪保持具19の下面 に摺動可能に接触され、その中心部には貫通孔が形成されている。
【0028】 摺動輪32は、耐摩耗性が高く、かつ圧縮強度の高いアミド樹脂系のポリイミ ド樹脂、またはポリアミドイミド樹脂等の樹脂材料から形成されている。この摺 動輪32は、Yステージ12の上記段差部上に配置され、その外周部には上記直 線レール18と面接触するためのV溝34が周方向に沿って形成されている。さ らに摺動輪32の中心部には、上記大輪31の貫通孔よりも径の大きな貫通孔が 形成されている。そして摺動輪32のV溝34をYステージ12の直線レール1 8と面接触させ、摺動輪32の貫通孔側より駆動輪保持ビス35を挿入して、駆 動輪21を駆動輪保持具19の下面に回転自在に取付けている。
【0029】 駆動輪保持ビス35は、摺動輪32の貫通孔よりも小さくかつ大輪31の貫通 孔よりも大きな頭部36と、大輪31の貫通孔に摺動自在に嵌挿される支軸37 と、支軸37の先端に設けられ駆動輪保持具19下面の中心部に形成されたねじ 穴に螺入される螺合部37とからなる。従って、駆動輪21は駆動輪保持ビス3 5の支軸37によって軸支されるものとなる。
【0030】 またXステージ13の上記駆動輪収納空間23の一側面を形成する側面には、 弾性体保持部材41がねじ42にて複数箇所で固定されている。その弾性体保持 部材41の駆動輪収納空間23側の側面であって、上記各摺動ビス26a,26 bと対応する各位置に、弾性体22a,22bが設けられている。この弾性体2 2a,22bは、弾性体保持部材41に一端が固定されており、その先端部を駆 動輪保持具19に当接させて、摺動輪32を直線レール18へ押圧する方向へ駆 動輪保持具19を常に付勢するように作用している。
【0031】 一方、Yステージ摩擦駆動機構は、固定ステージ11に設けられた直線レール 43、Yステージ12に設けられた駆動輪保持具44、駆動輪保持具44と接触 する大輪45及び直線レール43と接触する摺動輪46とからなる駆動輪47、 駆動輪47の摺動輪46を直線レール43へ押圧するための弾性体48等からな り、それら各構成要素が上記Xステージ摩擦駆動機構と同様に組み合わされて構 成されている。 以上のように構成された本実施例の動作としてXステージ13の移動を例に説 明する。
【0032】 本実施例では、駆動輪保持具19がXステージ13に対してY方向へ摺動可能 に支持され、駆動輪21が摺動輪32をYステージ12の直線レール18に押圧 して駆動輪保持具19に回転自在に支持され、さらに駆動輪保持具19が弾性体 22a,22bにより直線レール18の方向へ押圧される。
【0033】 駆動輪32を回転させると、駆動輪21が駆動輪保持ビス35の支軸37の外 周面上を周方向に回転すると共に、Yステージ12の直線レール18とこの直線 レール18に圧接された摺動輪32との間の摩擦力によって、駆動輪21とYス テージ12にはX方向の偶力が働く。Yステージ12はX方向には位置規制され ているので、上記摩擦力がX方向の応力となって駆動輪21の回転軸に作用する 。このX方向の応力は駆動輪21を軸支している駆動輪保持ビス35の支軸37 に加わり、さらに駆動輪保持ビス35の螺合部38が螺合している駆動輪保持具 19へ伝えられる。この駆動輪保持具19はXステージ13にX方向には位置規 制された状態で固定されているため、上記X方向の応力はXステージ13へ伝達 されるものとなる。
【0034】 この様に、駆動輪21からX方向の駆動力を受けたXステージ13はYステー ジ12との間に設けられているコロ16a,16bを介してX方向へ移動する。 ここで、駆動輪21に偏心があったり、直線レール18に捩じれ又はうねりが あると、駆動輪21の回転軸がY方向に振幅運動を起こして、回転軸に受けるY 方向の力量が変化することになる。本実施例では、駆動輪21の回転軸に生じる Y方向の振幅運動が、駆動輪保持具19のY方向の摺動によって吸収され、駆動 輪21と直線レール18との接触状態が常に適正に保たれる。
【0035】 すなわち、例えば駆動輪21の偏心によって駆動輪21の回転軸がY方向に変 位すると、駆動輪保持具19を支持している摺動ビス26a,26bの支軸28 が、弾性体22a,22bの弾性力に抗して長孔状の貫通孔25a,25b内を Y方向へ移動し上記変位が吸収される。なお摺動ビス26a,26bの支軸28 は、貫通孔25a,25b内ではX方向の移動が規制されている。
【0036】 また直線レール18が金属材料で形成され、摺動輪32が上記した各種樹脂材 料で形成されているため、直線レール18,摺動輪32間の耐摩耗性が、両者共 に金属材料で形成された場合に比べせて飛躍的に向上されている。
【0037】 直線レール18と摺動輪32との間のスリップ力量を500〜700gに初期 設定して、耐摩耗性試験を行った。その結果、直線レールと摺動輪を共に金属材 料で形成した場合には、ステージ往復回数3000〜5000回で摩耗粉が発生 した。ところが、本実施例の組み合わせではステージ往復回数が20万回を超え ても摩耗粉は発生せず、初期設定力量の10%以内の劣化度であることが確認で きた。
【0038】 なお、固定ステージ11とYステージ12の関係においても、Xステージ摩擦 駆動機構と同様に構成されたYステージ摩擦駆動機構により、上記同様に作用し て、駆動輪47に偏心、直線レール43の捩じれ又はうねりによる不都合が解消 され、摩耗粉の発生も抑えられる。
【0039】 この様に本実施例によれば、駆動輪保持具19をXステージ13にY方向に摺 動自在に取付け、駆動輪保持具19を弾性体22aでY方向に押圧するようにし たので、駆動輪21の回転ムラを駆動輪21を軸支している駆動輪保持具19の 摺動によって吸収でき、かつ駆動輪21と直線レール18との接触状態を一定に 保つことができる。従って、駆動輪21に偏心、直線レール18の捩じれ又はう ねりがあったり、部品の加工精度誤差があったとしても、駆動輪21と直線レー ル18とを常に適正な状態に保つことができ、駆動輪21の回転ムラによる駆動 輪21のスリップを確実に防止できる。また高い加工精度が要求されないことか らコストダウンを図ることもできる。
【0040】 また、弾性体保持部材41によって保持された弾性体22によって駆動輪21 の押圧力が決定されるので、組み立て時における押圧力の調整が簡単になり、組 立て工数が大幅に削減される。なお、駆動輪21と直線レール18のスリップ力 量の関係から、駆動輪,直線レール間の押圧力は、スリップ力量の1.5 〜2倍程 度が好ましい。
【0041】 さらに本実施例によれば、直線レール18が金属材料で形成され、摺動輪32 が上記した各種樹脂材料で形成されているため、耐摩耗性を飛躍的に向上させる ことができ、摩耗粉の発生を防止できるので、摩耗粉による製造工程での製品不 良を無くすことができる。 なお、本考案は上記一実施例に限定されるものではない。
【0042】 例えば、上記一実施例では駆動輪21を大輪31と摺動輪32からなるものを 使用しているが、少なくとも直線レール18と接触する部分が上記樹脂系材料で 形成されていれば、大輪31と摺動輪32とからなる構成に限定されない。また 摺動輪32の溝34もV溝に限定されるものではなく、直線レール18の形状に 合わせて面又は2点以上で接触可能なものであれば他の構造であっても良い。
【0043】 さらに駆動輪21と駆動輪保持具19とを一体化して、駆動輪自体をXステー ジ13に回転可能であって、かつY方向に摺動自在に取付けた構成のものであっ ても良い。 また弾性体22a,22bを、1つあるいは3つ以上設けることもできる。
【0044】
以上詳記したように本考案によれば、駆動輪の回転ムラによるスリップや摩耗 を防止できると共にコストダウンを図ることができ、しかも耐摩耗性に優れてい て摩耗粉の発生を抑えることができ、ステージ移動距離の長い大型の顕微鏡に有 効なステージ移動機構を提供できる。
【図1】本考案の一実施例に係るステージ移動機構の上
面図及びX,Y方向から見た各側断面図。
面図及びX,Y方向から見た各側断面図。
【図2】上記実施例のステージ移動機構に備えたXステ
ージ摩擦駆動機構の断面図。
ージ摩擦駆動機構の断面図。
【図3】図2に示すA−A線矢示断面図。
【図4】図2に示すB−B線矢示断面図。
【図5】従来より在るステージ摩擦駆動機構の断面図。
11…固定ステージ、12…Yステージ、13…Xステ
ージ、15a,15b,17a,17b…コロ、18,
43…直線レール、19…駆動輪保持具、21…駆動
輪、22…弾性体、26a,26b…摺動ビス、31…
大輪、32…摺動輪。
ージ、15a,15b,17a,17b…コロ、18,
43…直線レール、19…駆動輪保持具、21…駆動
輪、22…弾性体、26a,26b…摺動ビス、31…
大輪、32…摺動輪。
Claims (1)
- 【請求項1】 第1のステージと、この第1のステージ
に対し所定方向に移動自在に支持された第2のステージ
と、少なくとも前記第2のステージに駆動力を与えるた
めの操作部とを有するステージ移動機構において、 前記第1のステージに前記第2のステージの移動方向に
沿って配設され、前記第2のステージの移動方向を規制
するレールと、 回転軸が前記第2のステージに対し前記レール方向に摺
動自在に軸支され、外周面に形成された摺動溝を前記レ
ールに接触させた状態で前記操作部から駆動力を受けて
回転し、少なくとも前記摺動溝が形成されている摺動部
が圧縮強度,耐磨耗性の高い樹脂で形成されている駆動
輪と、 前記駆動輪を前記レール側へ押圧する弾性体と、 を具備したことを特徴とするステージ移動機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3324292U JPH0590425U (ja) | 1992-05-20 | 1992-05-20 | ステージ移動機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3324292U JPH0590425U (ja) | 1992-05-20 | 1992-05-20 | ステージ移動機構 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0590425U true JPH0590425U (ja) | 1993-12-10 |
Family
ID=12381009
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3324292U Withdrawn JPH0590425U (ja) | 1992-05-20 | 1992-05-20 | ステージ移動機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0590425U (ja) |
-
1992
- 1992-05-20 JP JP3324292U patent/JPH0590425U/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19960801 |