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JPH0585971A - 1,1−ジフルオロエタン結合を有する化合物及びその化合物を含有する液晶組成物 - Google Patents

1,1−ジフルオロエタン結合を有する化合物及びその化合物を含有する液晶組成物

Info

Publication number
JPH0585971A
JPH0585971A JP3223167A JP22316791A JPH0585971A JP H0585971 A JPH0585971 A JP H0585971A JP 3223167 A JP3223167 A JP 3223167A JP 22316791 A JP22316791 A JP 22316791A JP H0585971 A JPH0585971 A JP H0585971A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
compound
general formula
crystal composition
mmol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP3223167A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadao Takehara
貞夫 竹原
Masashi Osawa
政志 大沢
Kayoko Nakamura
佳代子 中村
Haruyoshi Takatsu
晴義 高津
Kiyobumi Takeuchi
清文 竹内
Tamejirou Hiyama
為次郎 檜山
Tetsuo Kusumoto
哲生 楠本
Kenichi Sato
健一 佐藤
Akiko Nakayama
昭子 中山
Manabu Kuroboshi
学 黒星
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DIC Corp
Sagami Chemical Research Institute
Original Assignee
Sagami Chemical Research Institute
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sagami Chemical Research Institute, Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd filed Critical Sagami Chemical Research Institute
Priority to JP3223167A priority Critical patent/JPH0585971A/ja
Publication of JPH0585971A publication Critical patent/JPH0585971A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Heterocyclic Compounds Containing Sulfur Atoms (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Liquid Crystal Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 一般式(I) 【化1】 (式中、R1及びR2は炭素原子数1〜16のアルキル又
はアルコキシル基を、環Aは1,4−フェニレン又はシ
クロヘキシレン基を、mは0又は1を、nは1又は2を
表わす。)で表わされる化合物。 【効果】 一般式(I)の化合物は、ネマチック液晶組
成物の複屈折異方性(Δn)を効果的に減少させ、又、
強誘電性液晶の応答性を悪化させずに、温度範囲を拡大
できる性質を有しているので、液晶表示素子の材料とし
て有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気光学的液晶表示材料
として有用な1,1−ジフルオロエタン結合を有する化
合物に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子は、時計、電卓をはじめと
して、各種測定機器、自動車用パネル、ワープロ、電子
手帳、プリンター、コンピューター、テレビ等に用いら
れるようになっている。液晶表示方式としては、その代
表的なものにTN(捩れネマチック)型、STN(超捩
れネマチック)型、DS(動的光散乱)型、GH(ゲス
ト・ホスト)型あるいはFLC(強誘電性液晶)等が知
られているが、このうち現在最もよく用いられているの
はTN型及びSTN型である。
【0003】これらの表示方式に用いられる液晶材料と
しては、これまでに多数の化合物が合成され、知られて
いる。しかしながら、これらの表示方式や用途に応じた
種々の要求特性を、単独で満足するような化合物は知ら
れておらず、その要求特性に応じて多数の化合物を混合
し、液晶組成物として用いられているのが実状である。
そのため、ある特定の優れた性質を有する液晶化合物の
開発も、非常に重要である。
【0004】液晶化合物は通常、その基本骨格として、
2個あるいは3個以上の環構造(1,4−フェニレン基
やその置換体、1,4−シクロヘキシレン基、あるいは
ピリジン−2,5−ジイル基、ピリミジン−2,5−ジイ
ル基、1,3−ジオキサン−2,5−ジイル基等)が、直
結あるいは連結基を介して結合した構造を有している。
連結基としては、エステル結合(−COO−)、オキシメ
チレン結合(−OCH2−)、アセチレン結合(−C≡C
−)、エタン結合(−CH2CH2−)等がよく用いられて
いる。このうち、エタン結合を有する化合物は低粘性で
あり、他にも優れた特性を示す化合物が得られるので、
特によく用いられている。
【0005】最近では、フッ素を含有する連結基とし
て、−OCF2−、−SCF2−、あるいは−COCF2
−を有する化合物(特開平2−289529号公報)、
あるいは−CF=CF−を有する化合物(特開平3−4
1037号公報)が報告され、興味ある特性を示すこと
が知られるようになった。しかしながら、上記のエタン
結合にフッ素を導入した連結基を有する化合物は、その
物性に興味がもたれるにもかかわらず、その合成が困難
であったこともあり、これまで知られていなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】液晶材料に要求される
種々の特性のうち、複屈折異方性(Δn)は非常に重要
な特性である。ディスプレイの大容量化にともなって、
マルチプレックス駆動が必要となってきており、そのた
めには視覚範囲が広くなければならない。そのために、
Δnの小さい化合物が必要とされている。
【0007】又、現在の液晶表示素子の大きな欠点は、
その応答が非常に遅いということである。この欠点を改
良し、μ秒台の高速応答が可能となる表示方式として、
前記の強誘電性液晶を用いる方式が報告され、開発が進
めれている。強誘電性液晶は、通常、アキラルな化合物
から成り、SC相を示す母体液晶に、光学活性化合物を
ドーパントとして添加することにより調製されている。
また、その温度範囲を高温域に拡大するためには、母体
液晶の構成材料として、3環式の化合物を用いることが
できるが、その応答性を悪化させることなく温度範囲を
拡大できるような化合物はほとんど知られていなかっ
た。本発明が解決しようとする課題は、Δnが小さく、
低粘性であり、母体液晶に添加した場合に液晶組成物の
温度範囲を拡大することができるような化合物を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、一般式(I)
【0009】
【化2】
【0010】(式中、R1 及びR2 はそれぞれ独立的
に、炭素原子数1〜16のアルキル基又はアルコキシル
基を表わすが、特に直鎖状の基が好ましい。特にネマチ
ック液晶用としては炭素原子数1〜8のアルキル基又は
アルコキシル基が好ましく、強誘電性液晶用としては炭
素原子数6〜16のアルキル基又はアルコキシル基が好
ましい。環Aは1,4−フェニレン基又はトランス−1,
4−シクロヘキシレン基を表わす。mは0又は1を表わ
し、nは1又は2を表わすが、特にm+nが1又は2で
あることが好ましい。)で表わされる化合物を提供す
る。
【0011】本発明の一般式(I)で表わされる化合物
は、例えば、次の製造方法に従って製造することができ
る。即ち、一般式(II)
【0012】
【化3】
【0013】(式中、R1、環A及びmは一般式(I)
におけると同じ意味を有する。)で表わされるジチアン
誘導体を、強塩基存在下に、一般式(III)
【0014】
【化4】
【0015】(式中、R2 及びnは一般式(I)におけ
ると同じ意味を有し、Xは塩素、臭素又はヨウ素原子を
表わす。)で表わされるベンジルハライド誘導体と反応
させることにより、一般式(IV)
【0016】
【化5】
【0017】(式中、R1 ,R2 ,環A,m及びnは一
般式(I)におけると同じ意味を有する。)で表わされ
る中間体を製造する。これを、N−ヨードこはく酸イミ
ド(NIS)、N−ブロモこはく酸イミド(NBS)等
の酸化剤存在下に、テトラブチルアンモニウムジヒドロ
トリフルオリド等のフッ素化剤と反応させることによ
り、一般式(I)で表わされる化合物を得ることができ
る。
【0018】斯くして製造された一般式(I)で表わさ
れる化合物の代表的なものの例を第1表に掲げる。
【0019】
【表1】
【0020】(第1表中、Crは結晶相を、SBはスメ
クチックB相を、Iは等方性液体相をそれぞれ表わ
す。)
【0021】本発明の一般式(I)で表わされる化合物
は、ネマチック相は示さないが、例えば、正又は負の誘
電率異方性を有する他のネマチック液晶化合物との組成
物の状態で、TN型あるいはSTN型といった電界効果
型表示セルの材料として、組成物のΔnを小さくする目
的に使用することができる。この場合には、一般式
(I)におけるR1 及びR2 が、炭素原子数8以下のア
ルキル基であることが好ましい。
【0022】このように、一般式(I)で表わされる化
合物と混合して使用することのできるネマチック液晶化
合物の好ましい代表例としては、例えば、4−置換安息
香酸4−置換フェニルエステル、4−置換シクロヘキサ
ンカルボン酸4−置換フェニルエステル、4−置換シク
ロヘキサンカルボン酸4′−置換ビフェニルエステル、
4−(4−置換シクロヘキサンカルボニルオキシ)安息
香酸4−置換フェニルエステル、4−(4−置換シクロ
ヘキシル)安息香酸4−置換フェニルエステル、4−
(4−置換シクロヘキシル)安息香酸4−置換シクロヘ
キシルエステル、4,4′−置換ビフェニル、1−(4
−置換フェニル)−4−置換シクロヘキサン、4,4″
−置換ターフェニル、1−(4′−置換ビフェニリル)
−4−置換シクロヘキサン、2−(4−置換フェニル)
−5−置換ピリミジン等を挙げることができる。
【0023】後述の実施例5にも示したように、粘性に
優れたネマチック液晶材料として現在汎用されている
【0024】
【化6】
【0025】(上記式中、シクロヘキサン環はトランス
配置を表わす。)から成る母体液晶(A)の20℃にお
けるΔnは0.117であった。これに対し、母体液晶
(A)90重量%及び、第1表に示した一般式(I)で
表わされるNo.3の化合物10重量%から成る混合液
晶(M)について、同様に測定したΔnは0.077と
非常に小さくなった。この結果から、一般式(I)で表
わされる化合物は、母体液晶(A)に少量添加すること
により、母体液晶のΔnを効果的に小さくしていること
が明らかである。
【0026】更に、本発明の一般式(I)で表わされる
化合物は強誘電性液晶における母体液晶の構成成分とし
ても使用できる。この場合、一般式(I)において、R
1 及びR2 が炭素原子数6以上のアルキル基であること
が好ましい。後述の実施例6にも示したように、
【0027】
【化7】
【0028】から成り、SC(スメクチックC)相を示
す母体液晶(B)84重量%及び
【0029】
【化8】
【0030】からなるキラルドーパント(P)16重量
%から成る強誘電性液晶組成物(F−1)は、66.5
℃以下で強誘電性を示すSC*(キラルスメクチック
C)相を示し、その25℃における電気光学的応答速度
は46μ秒であった。
【0031】これに対し、母体液晶(B)90重量%及
び、本発明の第1表中の、No.1の化合物10重量%
から成る母体液晶(C)を調製し、この母体液晶(C)
84重量%及び前記のキラルドーパンド(P)16重量
%から成る強誘電性液晶組成物(F−2)を得た。この
(F−2)のSC*相の上限温度は、68.5℃と2℃も
上昇したにもかかわらず、その25℃における電気光学
的応答速度は47μ秒とほとんど変化がなかった。以上
より、一般式(I)で表わされる化合物が液晶組成物の
応答速度を遅くすることなく、その駆動温度範囲を高温
域に拡大し得ることが理解できる。
【0032】
【実施例】以下に本発明の実施例を示し、本発明を更に
説明する。しかし、本発明はこれらの実施例に限定され
るものではない。
【0033】尚、相転移温度の測定は温度調節ステージ
を備えた偏光顕微鏡及び示差走査熱量計(DSC)を併
用して行った。又、化合物の構造は、NMR、IR、M
S及び元素分析により確認した。IRにおける(nea
t)は液膜による測定を、(KBr)は錠剤成形による
測定を表わす。NMRにおけるCDCl3 は溶媒を表わ
し、sは1重線、dは2重線、tは3重線、quint
etは5重線、sextetは6重線、mは多重線を表
わし、また、例えば、dtは2重の3重線を表わし、b
roadは幅広い吸収を表わす。MSにおけるM+は親
ピークを表わし、( )内の数値はそのピークの相対
強度を表わすが、traceは相対強度が1以下である
ことを表わす。組成物中における「%」は全て「重量
%」を表わす。
【0034】(実施例1) 1,1−ジフルオロ−2−
(4−オクチルオキシフェニル)−1−[4−(4−オ
クチルオキシフェニル)フェニル]エタン(第1表中、
No.1の化合物)の合成
【0035】(1−a) 2−[4−(4−オクチルオ
キシフェニル)フェニル]−1,3−ジチアンの合成
【0036】
【化9】
【0037】4−(4−オクチルオキシフェニル)ベン
ズアルデヒド2.3g(10ミリモル)、プロパンジチ
オール1g(10ミリモル)及びポリリン酸トリメチル
シリルエステル(PPSE)ジクロロメタン溶液20ml
(有機合成化学協会誌、43,1164(1985))
を室温で30分間攪拌した。反応終了後、飽和炭酸水素
ナトリウム水溶液50mlを加え、反応生成物をエーテル
100ml、酢酸エチル100ml、ジクロロメタン100
mlで順次抽出した。抽出液を濃縮した後、得られた残渣
をヘキサン/エーテル(5/1)混合溶媒から再結晶さ
せて、2−[4−(4−オクチルオキシフェニル)フェ
ニル]−1,3−ジチアン2.7g(収率91%)を得
た。
【0038】無色板状晶 融点 141℃ IR(KBr) 2940,2870,1610,15
00,1470,1290,1280,1250,12
05,1180,830,815,770cm-1 1H N
MR(CDCl3) δ 0.89(t,J=7.0H
z,3H),1.2〜1.4(m,8H),1.4〜1.5
(m,2H),1.80(quintet,J=6.6H
z,2H),1.9〜2.0(m,1H),2.18(m
d,J=14Hz,1H),2.93(dt,J=13.
5and3.3Hz,2H),3.08(td,J=1
3.5and2.4Hz,2H),3.99(t,J=6.
6Hz,2H),5.20(s,1H),6.95(d,
J=8.8Hz,2H),7.49(d,J=8.8H
z,2H),7.51(s,4H) MS m/z 402(M+ +2,12),401(M
++1,26),400(M+ ,92),326(8
0),214(100),213(43),57(2
0),43(43),41(35),29(22) 元素分析:C2432OS2 として 計算値:C,71.95%;H,8.05%;S,16.
01% 実測値:C,71.81%;H,8.18%;S,16.
06%
【0039】(1−b) 2−[(4−オクチルオキシ
フェニル)メチル]−2−[4−(4−オクチルオキシ
フェニル)フェニル]−1,3−ジチアンの合成
【0040】
【化10】
【0041】2−[4−(4−オクチルオキシフェニ
ル)フェニル]−1,3−ジチアン402mg(1.0ミリ
モル)のテトラヒドロフラン(THF)5ml溶液に、−
78℃で1.55Mブチルリチウム−ヘキサン溶液0.8
ml(1.2ミリモル)を加え30分間攪拌した。この反
応液に塩化4−オクチルオキシベンジル261mg(1.
0ミリモル)のTHF2ml溶液を加え、2時間かけて−
30℃まで昇温した。続いて、2M塩酸で処理し、反応
生成物をエーテルで抽出した後、抽出液を濃縮した。得
られた残渣をカラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC
−200、ヘキサン/酢酸エチル=20/1)を用いて
精製して、2−[(4−オクチルオキシフェニル)メチ
ル]−2−[4−(4−オクチルオキシフェニル)フェ
ニル]−1,3−ジチアン575mg(収率93%)を得
た。
【0042】無色粘稠性油状物質 IR(neat) 2950,2880,1610,1
510,1500,1475,1250,1180,8
25cm-1 1 H NMR(CDCl3) δ 0.9(t,J=7H
z,6H),1.0〜2.1(m,26H),2.7
(m,4H),3.3(s,2H),3.9(t,J=7
Hz,2H),4.0(t,J=7Hz,2H),6.7
(s,4H),7.0(d,J=8.5Hz,2H),
7.5(d,J=8.5Hz,2H),7.6(d,J=
8.5Hz,2H),7.7(d,J=8.5Hz,2
H) MS m/z 618(M+ ,3),401(13),
400(29),399(100)
【0043】(1−c) 1,1−ジフルオロ−2−
(4−オクチルオキシフェニル)−1−[4−(4−オ
クチルオキシフェニル)フェニル]エタンの合成
【0044】
【化11】
【0045】テトラブチルアンモニウムジヒドロトリフ
ルオリド620mg(2.2ミリモル)、N−ヨードこは
く酸イミド(NIS)425mg(1.9ミリモル)のジ
クロロメタン10ml溶液に、−78℃で2−[(4−オ
クチルオキシフェニル)メチル]−2−[4−(4−オ
クチルオキシフェニル)フェニル]−1,3−ジチアン
425mg(0.69ミリモル)のジクロロメタン3ml溶
液を加え、3時間かけて−30℃まで昇温した。続い
て、この混合液を飽和食塩水で処理し、セライト濾過し
た後、反応生成物をエーテルで抽出した。抽出液を飽和
チオ硫酸ナトリウム水溶液で洗い、濃縮した後、得られ
た残渣をカラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−2
00、ヘキサン/酢酸エチル=20/1)を用いて精製
して、1,1−ジフルオロ−2−(4−オクチルオキシ
フェニル)−1−[4−(4−オクチルオキシフェニ
ル)フェニル]エタン232mg(収率61%)を得た。
【0046】相転移温度 127℃(Cr→SB)、1
42℃(SB→I) 白色粉末 IR(KBr) 2950,2880,1610,15
15,1480,1300,1255,1210,11
80,1030,1000,830cm-1 1 H NMR(CDCl3) δ 0.9(t,J=7H
z,6H),1.1〜2.1(m,24H),3.4
(t,J=16Hz,2H),3.9(t,J=7H
z,2H),4.0(t,J=7Hz,2H),6.76
(d,J=8.7Hz,2H),6.97(d,J=8.
7Hz,2H),7.01(d,J=8.7Hz,2
H),7.33(d,J=8.7Hz,2H),7.50
(d,J=8.7Hz,2H),7.52(d,J=8.
7Hz,2H) MS m/z 551(M+ +1,21),550(M
+,57),331(41),219(52),107
(100),69(20),57(31),55(2
2),43(57),41(35),29(22) 元素分析:C36482Oとして 計算値:C,78.51%;H,8.78% 実測値:C,78.21%;H,8.98%
【0047】(実施例2) 1,1−ジフルオロ−1−
(4−ヘプチルオキシフェニル)−2−(4−オクチル
オキシフェニル)エタン(第1表中、No.2の化合
物)の合成
【0048】(2−a) 2−(4−ヘプチルオキシフ
ェニル)−1,3−ジチアンの合成
【0049】
【化12】
【0050】4−ヘプチルオキシベンズアルデヒド1.
03g(4.7ミリモル)、プロパンジチオール0.58
g(5.4ミリモル)、PPSE−ジクロロメタン溶液
20mlを室温で13時間攪拌した。反応終了後、飽和炭
酸水素ナトリウム水溶液50mlを加え、反応生成物をエ
ーテル100mlで抽出した。抽出液を濃縮した後、得ら
れた残渣をヘキサンから再結晶させて、2−(4−ヘプ
チルオキシフェニル)−1,3−ジチアン1.39g(収
率96%)を得た。
【0051】無色板状晶 融点 71℃ IR(KBr) 2940,1610,1510,14
75,1415,1305,1260,1175,10
30,1020,845,815,765,670cm-1 1 H NMR(CDCl3) δ 0.89(t,J=7.
0Hz,3H),1.1〜2.2(m,12H),2.8
〜3.2(m,4H),3.95(t,J=6.5Hz,
2H),5.1(s,1H),6.85(d,J=8.5
Hz,2H),7.35(d,J=8.5Hz,2H) MS m/z 310(M+,46),236(5
4),139(22),138(100),137(3
7),57(45),55(20),45(22),4
3(41),41(59),29(38) 元素分析:C1726OS2 として 計算値:C,65.76%;H,8.44%;S,20.
65% 実測値:C,65.50%;H,8.40%;S,20.
85%
【0052】(2−b) 2−(4−ヘプチルオキシフ
ェニル)−2−[(4−オクチルオキシフェニル)メチ
ル]−1,3−ジチアンの合成
【0053】
【化13】
【0054】2−(4−ヘプチルオキシフェニル)−
1,3−ジチアン1g(3.2ミリモル)のTHF15ml
溶液に、−78℃で1.55Mブチルリチウム−ヘキサ
ン溶液2.3ml(3.6ミリモル)を加え、30分間攪拌
した。反応終了後、塩化4−オクチルオキシベンジル
0.95g(3.7ミリモル)のTHF5ml溶液を加え、
5時間かけて0℃まで昇温した。この混合液を2M塩酸
で処理し、反応生成物をエーテルで抽出した後、抽出液
を濃縮し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィー
(ワコーゲルC−200,ヘキサン/酢酸エチル=20
/1)を用いて精製して、2−(4−ヘプチルオキシフ
ェニル)−2−[(4−オクチルオキシフェニル)メチ
ル]−1,3−ジチアン1.7g(収率100%)を得
た。
【0055】無色粘稠性油状物質 IR(neat) 2930,2870,1610,1
510,1470,1245,1175,1025,8
10,800,710cm-1 1 H NMR(CDCl3) δ 0.89(t,J=7
Hz,3H),0.90(t,J=7Hz,3H),1.
0〜2.1(m,24H),2.7(m,4H),3.2
(s,2H),3.9(t,J=7Hz,2H),4.0
(t,J=7Hz,2H),6.6(s,4H),6.8
(d,J=8.5Hz,2H),7.6(d,J=8.5
Hz,2H) MS m/z 528(M+,2),310(21),
309(100)
【0056】(2−c) 1,1−ジフルオロ−1−
(4−ヘプチルオキシフェニル)−2−(4−オクチル
オキシフェニル)エタンの合成
【0057】
【化14】
【0058】テトラブチルアンモニウムジヒドロトリフ
ルオリド2g(7.0ミリモル)、NIS1.4g(6.
2ミリモル)のジクロロメタン20ml溶液に、−78℃
で2−(4−ヘプチルオキシフェニル)−2−[(4−
オクチルオキシフェニル)メチル]−1,3−ジチアン
1.4g(2.7ミリモル)のジクロロメタン15ml溶液
を加え、−30℃まで昇温した。続いて、この混合液を
飽和食塩水で処理し、更に、セライト濾過し、濾液から
反応生成物をエーテルで抽出した。抽出液を飽和チオ硫
酸ナトリウム水溶液で洗い、濃縮した後、得られた残渣
をカラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−200、
ヘキサン/酢酸エチル=20/1)を用いて精製して、
1,1−ジフルオロ−1−(4−ヘプチルオキシフェニ
ル)−2−(4−オクチルオキシフェニル)エタン1.
2g(収率98%)を得た。
【0059】無色板状晶 融点 65℃ IR(KBr) 2940,2870,1615,15
10,1480,1305,1250,1180,11
60,1110,1030,990,885,830,
790,760cm-1 1 H NMR(CDCl3) δ 0.88(t,J=7.
0Hz,3H),0.89(t,J=6.8Hz,3
H),1.2〜2.1.5(m,18H),1.75(qu
intet,J=6.6Hz,2H),1.77(qui
ntet,J=6.6Hz,2H),3.30(t,J=
15.6Hz,2H),3.90(t,J=6.6Hz,
2H),3.94(t,J=6.6Hz,2H),6.7
4(d,J=8.7Hz,2H),6.83(d,J=
8.8Hz,2H),6.97(d,J=8.8Hz,2
H),7.21(d,J=8.7Hz,2H) MS m/z 461(M+,16),241(7
5),219(52),143(69),107(10
0),57(49),55(32),43(62),4
1(46),29(31) 元素分析:C29422Oとして 計算値:C,75.62%;H,9.19% 実測値:C,75.84%;H,9.45%
【0060】(実施例3) 1−(4−ブチルオキシフ
ェニル)−1,1−ジフルオロ−2−(4−プロピルフ
ェニル)エタン(第1表中、No.3の化合物)の合成
【0061】(3−a) 2−(4−ブチルオキシフェ
ニル)−1,3−ジチアンの合成
【0062】
【化15】
【0063】4−ブチルオキシベンズアルデヒド3.5
g(20ミリモル)、プロパンジチオール2.45g
(23ミリモル)、PPSE−ジクロロメタン溶液40
mlを室温で17時間攪拌した。反応終了後、飽和炭酸水
素ナトリウム水溶液50mlを加え、反応生成物をエーテ
ル100mlで抽出した。抽出液を濃縮した後、得られた
残渣をヘキサン/エーテル(10/1)混合溶媒から再
結晶させて、2−(4−ブチルオキシフェニル)−1,
3−ジチアン4.6g(収率87%)を得た。
【0064】無色板状晶 融点 81℃ IR(KBr) 2950,2900,1610,15
10,1480,1415,1310,1460,11
80,1040,1005,845,810,765,
670,585,525cm-1 1 H NMR(CDCl3) δ 0.96(t,J=7.
3Hz,3H),1.2〜2.2(m,6H),2.7〜
3.3(m,4H),3.94(t,J=6.5Hz,2
H),5.12(s,1H),6.85(d,J=8.7
Hz,2H),7.38(d,J=8.7Hz,2H), MS m/z 269(M++1,13),268
(M+,75),194(80),138(100),
137(49),57(26),45(20),41
(39),29(42) 元素分析:C1420OS2 として 計算値:C,62.64%;H,7.51%;S,23.
89% 実測値:C,62.63%;H,7.66%;S,23.
61%
【0065】(3−b) 2−(4−ブチルオキシフェ
ニル)−2−[(4−プロピルフェニル)メチル]−
1,3−ジチアンの合成
【0066】
【化16】
【0067】2−(4−ブチルオキシフェニル)−1,
3−ジチアン2.7g(10ミリモル)のTHF25ml
溶液に、−78℃で1.55Mブチルリチウム−ヘキサ
ン溶液8ml(12ミリモル)を加え、30分間攪拌し
た。この反応液に4−プロピル塩化ベンジル1.8g
(11ミリモル)のTHF5ml溶液を加え、5時間かけ
て0℃まで昇温した。続いて、この混合液を2M塩酸で
処理し、反応生成物をエーテルで抽出した後、抽出液を
濃縮し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(ワ
コーゲルC−200、ヘキサン/酢酸エチル=20/
1)を用いて精製して、2−(4−ブチルオキシフェニ
ル)−2−[(4−プロピルフェニル)メチル]−1,
3−ジチアン3.7g(収率92%)を得た。
【0068】無色粘稠性油状物質 IR(neat) 2970,1605,1500,1
470,1290,1245,1180,1030,8
30,580cm-1 1 H NMR(CDCl3) δ 0.89(t,J=6.
5Hz,3H),0.96(t,J=7.3Hz,3
H),1.2〜2.2(m,8H),2.4〜3.0(6
H),3.22(s,2H),3.97(t,J=6.5
Hz,2H),6.67(d,J=8.3Hz,2H),
6.80(d,J=8.7Hz,2H),6.92(d,
J=8.3Hz,2H),7.56(d,J=8.7H
z,2H) MS m/z 400(M+,trace),267
(100),137(24),133(39),91
(13)
【0069】(3−c) 1−(4−ブチルオキシフェ
ニル)−1,1−ジフルオロ−2−(4−プロピルフェ
ニル)エタンの合成
【0070】
【化17】
【0071】テトラブチルアンモニウムジヒドロトリフ
ルオリド4.6g(16ミリモル)、NIS3.5g(1
6ミリモル)のジクロロメタン30ml溶液に、−78℃
で2−(4−ブチルオキシフェニル)−2−[(4−プ
ロピルフェニル)メチル]−1,3−ジチアン2.5g
(6.3ミリモル)のジクロロメタン20ml溶液を加
え、6時間かけて0℃まで昇温した。続いて、この混合
液を飽和食塩水で処理し、セライト濾過した後、濾液か
ら反応生成物をエーテル/酢酸エチル(1/1)混合溶
媒で抽出した後、抽出液を飽和チオ硫酸ナトリウム水溶
液で洗い、濃縮し、得られた残渣をカラムクロマトグラ
フィー(ワコーゲルC−300、ヘキサン/酢酸エチル
=30/1)を用いて精製して、1−(4−ブチルオキ
シフェニル)−1,1−ジフルオロ−2−(4−プロピ
ルフェニル)エタン1.45g(収率70%)を得た。
【0072】無色板状晶 融点 62℃ IR(KBr) 2960,2880,1620,15
90,1520,1470,1420,1380,13
60,1300,1255,1185,1155,11
15,1070,1030,995,970,890,
830,770,640,580cm-1 1 H NMR(CDCl3) δ 0.91(t,J=7.
4Hz,3H),0.97(t,J=7.4Hz,3
H),1.49(sextet,J=7.4Hz,2
H),1.60(sextet,J=7.4Hz,2
H),1.76(quintet,J=7.4Hz,2
H),2.54(t,J=7.4Hz,2H),3.34
(t,J=15.8Hz,2H),3.95(t,J=
7.4Hz,2H),6.83(d,J=8.8Hz,2
H),6.99(d,J=8.1Hz,2H),7.05
(d,J=8.1Hz,2H),7.22(d,J=8.
8Hz,2H) MS m/z 332(M+,16),199(10
0),143(94),29(25) 元素分析:C21262Oとして 計算値:C,75.87%;H,7.88% 実測値:C,75.94%;H,7.99%
【0073】(実施例4) 1,1−ジフルオロ−2−
(4−プロピルフェニル)−1−[4−(トランス−4
−プロピルシクロヘキシル)フェニル]エタン(第1表
中、No.4の化合物)の合成
【0074】
【化18】
【0075】実施例3において、4−ブチルオキシベン
ズアルデヒドに代えて、4−(トランス−4−プロピル
シクロヘキシル)ベンズアルデヒドを用いた以外は実施
例3と全く同様にして、2−[4−(4−トランス−4
−プロピルシクロヘキシル)フェニル]−1,3−ジチ
アン、次いで2−[4−(トランス−4−プロピルシク
ロヘキシル)フェニル]−2−[(4−プロピルフェニ
ル)メチル]−1,3−ジチアンを経て、1,1−ジフル
オロ−2−(4−プロピルフェニル)−1−[4−(ト
ランス−4−プロピルシクロヘキシル)フェニル]エタ
ンを得た。
【0076】2−[4−(4−トランス−4−プロピル
シクロヘキシル)フェニル]−1,3−ジチアン 無色柱状晶 融点 129℃ IR(KBr) 2930,1440,1420,12
75,765cm-1 1 H NMR(CDCl3) δ 0.90(t,J=7.
2Hz,2H),0.98〜1.08(m,2H),1.
15〜1.46(m,7H),1.81〜1.95(m,
5H),2.165(dm,J=14.1Hz,1H),
2.44(tt,J=12.2and3.2Hz,1
H),2.90(ddd,J=14.5,4.2,and
2.4Hz,2H),5.14(s,1H),7.16
(d,J=8.1Hz,2H),7.37(d,J=8.
1Hz,2H) MS m/z 321(M++1,17),320
(M+,76),247(24),246(100),
148(22),147(19),136(16),1
35(17),129(19),105(20),91
(35),83(26),69(49),55(3
1),45(32),43(25) 元素分析:C19282 として 計算値:C,71.19%;H,8.80%;S,20.
01% 実測値:C,71.35%;H,8.95%;S,20.
07%
【0077】2−[4−(トランス−4−プロピルシク
ロヘキシル)フェニル]−2−[(4−プロピルフェニ
ル)メチル]−1,3−ジチアン 無色針状晶 融点 82℃ IR(KBr) 2920,1500,1440,14
15,970,835,590cm-1 1 H NMR(CDCl3) δ 0.89(t,J=7.
4Hz,3H),091(t,J=7.3Hz,3
H),1.00〜1.12(m,2H),1.18〜1.6
2(m,11H),1.84〜1.96(m,6H),
2.42〜2.52(m,3H),2.58〜2.75
(m,4H),3.20(s,2H),6.63(d,J
=8.1Hz,2H),6.89(d,J=8.1Hz,
2H),7.11(d,J=8.4Hz,2H),7.5
9(d,J=8.4Hz,2H) MS m/z 452(M+,1),319(100) 元素分析:C29402 として 計算値:C,76.93%;H,9.91%;S,14.
16% 実測値:C,77.11%;H,9.14%;S,14.
39%
【0078】1,1−ジフルオロ−2−(4−プロピル
フェニル)−1−[4−(トランス−4−プロピルシク
ロヘキシル)フェニル]エタン 無色粉末 融点 76℃ IR(KBr) 2950,1360,1265,10
30,1000,890,830,770,590cm-1 1 H NMR(CDCl3) δ 0.90(t,J=7.
3Hz,3H),092(t,J=7.3Hz,3
H),0.98〜1.12(m,2H),1.18〜1.5
0(m,7H),1.61(sextet,J=7.3H
z,2H),1.83〜1.92(m,4H),2.47
(tt,J=12.2and3.0Hz,1H),2.5
5(t,J=7.3Hz,2H),3.34(t,J=1
6.3Hz,2H),7.03(d,J=8.4Hz,2
H),7.06(d,J=8.4Hz,2H),7.18
(d,J=8.4Hz,2H),7.26(d,J=8.
4Hz,2H) MS m/z 384(M+,5),251(10
0),133(21),127(21) 元素分析:C26342 として 計算値:C,81.21%;H,8.91% 実測値:C,81.01%;H,9.03%
【0079】(実施例5) ネマチック液晶組成物の調
【0080】
【化19】
【0081】から成るネマチック母体液晶(A)を調製
したところ、50.5℃以下でネマチック相を示した。
この母体液晶(A)の20℃における物性値を測定した
ところ、次の通りであった。 複屈折異方性(Δn) 0.117 しきい値電圧(V) 1.50 誘電率異方性 12.0 この母体液晶(A)90%及び実施例3で得られた式
【0082】
【化20】
【0083】の化合物10%から成る液晶組成物(M)
を調製したところ、34.5℃以下でネマチック相を示
した。この液晶組成物(M)について、上記と同様にし
て測定した20℃における物性値は、次の通りであっ
た。 複屈折異方性(Δn) 0.077 しきい値電圧(V) 1.05 誘電率異方性 9.4
【0084】以上の結果から、本発明の一般式(I)で
表わされる化合物は、母体液晶の複屈折異方性(Δn)
を効果的に減少させていることが理解できる。
【0085】(実施例6) 強誘電性液晶組成物の調製
【0086】
【化21】
【0087】から成るSC相を示す母体液晶(B)を調
製した。この母体液晶(B)84%及び
【0088】
【化22】
【0089】から成るキラルドーパント(P)16%か
ら成る強誘電性液晶組成物(以下、SC*液晶組成物と
省略する。)(F−1)を調製した。
【0090】このSC*液晶組成物(F−1)は66.5
℃以下でSC*相を示し、69℃以下でSA(スメクチ
ックA)相を、75℃以下でN*(キラルネマチック)
相を示し、それ以上の温度でI(等方性液体)相となっ
た。
【0091】このSC*液晶組成物(F−1)を用い、
以下のようにして、液晶表示素子を作成した。ポリイミ
ドでコーティングし、ナイロン布でラビング処理した2
枚のガラス透明電極板を、粒径2μmのグラスファイバ
ー性ビーズを介して張り合わせ、セルを作成した。この
セルに上記SC*液晶組成物(F−1)をI相まで加熱
した状態で封入し、次いで室温まで徐冷を行って、N*
相、SA相次いでSC*を配向させ、均一に配向した厚
さ約2μmの液晶表示素子を得た。この液晶表示素子
に、電界強度10VP-P/μm、50Hzの矩形波を印
加してその電気光学的応答速度を測定したところ、25
℃で46μ秒であった。又、この時の自発分極は17.
6nC/cm2、チルト角は29.5°であり、コントラス
ト良好であった。
【0092】次に、母体液晶(B)90%及び実施例1
で得られた式
【0093】
【化23】
【0094】の化合物10%から成る母体液晶(C)を
調製した。
【0095】この母体液晶(C)84%及び前述のキラ
ルドーパント(P)16%から成るSC*液晶組成物
(F−2)を調製した。このSC*液晶組成物(F−
2)のSC*相の上限温度は68.5℃であり、SC*
晶組成物(F−1)と比較して2℃上昇した。又、69
℃以下でSA相を、75℃以下でN*相を示し、それ以
上の温度でI相となった。
【0096】このSC* 液晶組成物(F−2)を用い、
同様にして液晶表示素子を作成した。同様にして測定し
た電気光学的応答速度は、25℃で47μ秒と、SC*
液晶組成物(F−1)の場合とほとんど変化がなかっ
た。又、この時の自発分極は17.2nC/cm2、チルト
角は27.7°であり、コントラストは良好であった。
【0097】以上の結果から、一般式(I)で表わされ
る化合物を添加することにより、強誘電性液晶組成物の
応答性をほとんど変化させることなく、その駆動温度範
囲を高温域に拡大できる効果を示すことが理解できる。
【0098】
【発明の効果】本発明に係わる一般式(I)で表わされ
る化合物は、ネマチック液晶として現在汎用されている
母体液晶との相溶性に優れており、少量添加することに
より、その複屈折異方性(Δn)を効果的に減少させる
ことが可能である。又、一般式(I)で表わされる化合
物は、母体液晶の構成成分として、強誘電性を示す液晶
組成物に少量添加することにより、その高速応答性を保
ちながら、その駆動温度範囲を高温域に拡大することが
可能となる。従って、本発明の一般式(I)で表わされ
る化合物は、各種液晶表示セルの材料として有用であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09K 19/42 6742−4H 19/58 6742−4H (72)発明者 高津 晴義 東京都小平市仲町500−14 (72)発明者 竹内 清文 東京都板橋区高島平1−12−14−103 (72)発明者 檜山 為次郎 神奈川県相模原市上鶴間4−29−3−101 (72)発明者 楠本 哲生 神奈川県相模原市南台1−9−2−102 (72)発明者 佐藤 健一 神奈川県相模原市上溝35−11 (72)発明者 中山 昭子 東京都町田市山崎町1380−K−702 (72)発明者 黒星 学 神奈川県相模原市西大沼4−4−1

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 (式中、R1 及びR2 はそれぞれ独立的に、炭素原子数
    1〜16のアルキル基又はアルコキシル基を表わし、環
    Aは1,4−フェニレン基又はトランス−1,4−シクロ
    ヘキシレン基を表わし、mは0又は1を表わし、nは1
    又は2を表わす。)で表わされる化合物。
  2. 【請求項2】 n=1である請求項1記載の化合物。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の化合物を含有する液晶組
    成物。
JP3223167A 1991-09-03 1991-09-03 1,1−ジフルオロエタン結合を有する化合物及びその化合物を含有する液晶組成物 Withdrawn JPH0585971A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1149885A1 (en) * 2000-04-26 2001-10-31 Chisso Corporation Cyclohexane derivatives, liquid crystal compositions comprising the same and liquid crystal display devices
US9868276B2 (en) 2011-11-29 2018-01-16 Corning Incorporated Method of treating joint in ceramic assembly

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EP1149885A1 (en) * 2000-04-26 2001-10-31 Chisso Corporation Cyclohexane derivatives, liquid crystal compositions comprising the same and liquid crystal display devices
US6500503B2 (en) 2000-04-26 2002-12-31 Chisso Corporation Cyclohexane derivatives, liquid crystal compositions comprising the same and liquid crystal display devices
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