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JPH0584094A - 光学活性アルコールの製造法 - Google Patents

光学活性アルコールの製造法

Info

Publication number
JPH0584094A
JPH0584094A JP27668891A JP27668891A JPH0584094A JP H0584094 A JPH0584094 A JP H0584094A JP 27668891 A JP27668891 A JP 27668891A JP 27668891 A JP27668891 A JP 27668891A JP H0584094 A JPH0584094 A JP H0584094A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alcohol
hydrocarbon group
reaction
ester
optically active
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27668891A
Other languages
English (en)
Inventor
Akiko Fujiwara
明子 藤原
Hideaki Fukushi
英明 福士
Hiroki Ri
浩喜 李
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JNC Corp
Original Assignee
Chisso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chisso Corp filed Critical Chisso Corp
Priority to JP27668891A priority Critical patent/JPH0584094A/ja
Publication of JPH0584094A publication Critical patent/JPH0584094A/ja
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、ラセミ体アルコールを脂質
分解酵素と脂肪酸ビニルを用いて不斉エステル交換によ
り光学分割する方法であって、その効果が具体的反応条
件に強く依存することのない汎用的実用的なラセミ体ア
セチレンアルコールの光学分割法を提供することであ
る。 【構成】 ラセミ体のアセチレンアルコールと脂肪酸ビ
ニルエステルを含有する有機溶媒中に脂質分解酵素を添
加して不斉エステル交換により、光学活性アセチレンア
ルコールの脂肪酸エステルと、エステル交換されなかっ
たもう一方の光学活性アセチレンアルコールを取得する
ことを特徴とする光学活性アルコールの製造方法であ
る。 【効果】 合成化学的に安価に得られるラセミ体の各種
アセチレンアルコールから、医薬、農薬及びその合成中
間体として有用な光学活性アセチレンアルコールを効率
良く製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はラセミ体のアルコールか
ら不斉エステル交換反応により光学活性なアセチレンア
ルコールを製造する方法に関する。本発明により得られ
る光学活性なアセチレンアルコールおよびそのエステル
は、他の有用な光学活性化合物(液晶化合物、医薬、農
薬など)の合成中間体として重要である。
【0002】
【従来の技術とその問題点】近年、光学活性アルコール
が、医薬、農薬及び液晶などのファインケミカルの合成
中間体として注目されるようになった。光学活性なアセ
チレンアルコールは、そのなかでも特に利用価値の高い
化合物であり、プロスタグランジンや抗菌剤の合成に用
いられている。アセチレンアルコールの化学的製造法と
しては、ビナフトールで修飾したリチウムアルミニウム
ハライドを用いたケトンの還元(J.Am.Chem.Soc.106、671
7(1984))や、ブルシンなどのアルカロイドとの包接化合
物を形成させることにより光学分割する方法(Tetrahedr
on Lett.22,4669(1981),Israel J.Chem.,25,338(1985))
などがある。
【0003】一方、最近、酵素を用いた光学活性体の製
造法が種々提案されている。酵素を用いた製造法は反応
条件が温和であること、比較的安価な粗酵素が利用でき
ることから工業的に有望なプロセスと考えられる。不斉
アルコールの製造には主として脂質分解酵素を用いたエ
ステル加水分解反応、エステル合成反応、エステル交換
反応などが利用できるとされている。このうち、J.Org.
Chem.,53,3127(1988),J.Org.Chem.,53,6130(1988),Tetr
ahedron Lett.,30,6189(1989),Tetrahedron Lett.,30,1
917(1989)などに開示されているビニルエステルをアシ
ル供与体とするエステル交換反応がメソ−1,3−ジオ
ール、2−ハロ−1−アリルアルコールなどの不斉アル
コールの速度論的光学分割に適しているとされている。
しかし、その反応速度、生成物の光学収率は、溶媒の種
類、反応温度、基質の構造などに強く依存し、汎用的な
方法としては確立されていない。また、分子内の不斉炭
素にアセチレン基を有する光学活性アセチレンアルコー
ルの製造に酵素を用いた例は本発明者等の知る限りにお
いて開示されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ケトンの還元やアルカ
ロイドとの包接化合物の形成などの化学的製造法は、高
い光学純度を与えるが、いずれも高価な試薬が多量に必
要とされること、過激な反応条件を必要とすることなど
工業的な製法としては必ずしも満足できるものではな
い。我々は脂質分解酵素を利用したエステル合成反応に
よる光学活性なアセチレンアルコールの製造を試みた
が、反応完了に長時間を要することや、分離、回収した
光学活性アセチレンアルコールの光学純度も低く、実用
的製造法としては満足できるものではなかった。上記の
実情に鑑み、脂質分解酵素を利用した光学活性なアセチ
レンアルコールの製造法につき鋭意検討を重ねた結果、
ラセミ体の上記アルコール、および脂肪酸ビニルエステ
ルの存在下、有機溶媒中において各種脂質分解酵素を作
用させると、不斉エステルと他の一方の光学活性なアル
コールとが短時間で、より高い光学純度に分割できるこ
とを見出し、本発明の完成に至った。
【0005】以上の記述から明らかなように、本発明の
目的は、ラセミ体アルコールを脂質分解酵素と脂肪酸ビ
ニルエステルを用いて光学分割する方法であって、その
効果が具体的反応条件に強く依存することのない汎用
的、実用的なラセミ体アセチレンアルコールの光学分割
法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、 (1)一般式
【0007】
【化5】
【0008】(式中、R1 は、プロトン、もしくは炭素
数1〜12の飽和直鎖炭化水素基で、R2 は、炭素数1
〜12の飽和直鎖炭化水素基又は、枝分れのある飽和炭
化水素基又は炭素数1〜12の不飽和炭化水素基又は芳
香族炭化水素基を示す、但し、R1≠R2)で表される
ラセミ体アルコールと、一般式
【0009】
【化6】
【0010】(式中、R3 は、炭素数1〜12の飽和直
鎖炭化水素基、炭素数1〜12の枝分れのある飽和炭化
水素基又は炭素数1〜12の不飽和炭化水素基又は芳香
族炭化水素基を示す)で表される脂肪酸ビニルエステル
を有機溶媒中で混合して溶液とし、該溶液に脂質分解酵
素又は脂質分解酵素を含む菌体を添加して不斉エステル
交換により、一般式
【0011】
【化7】
【0012】で表される光学活性アルコールの脂肪酸エ
ステルと、一般式
【0013】
【化8】
【0014】で表されるエステル交換されなかったもう
一方の光学活性アルコールを取得することを特徴とする
光学活性エステルおよび光学活性アルコールの製造法。
【0015】(2)脂質分解酵素としてリパーゼを用い
る前記第(1)項に記載の製造法。 (3)ラセミ体アルコールとして1−ペンチン−3−オ
ール、1−ヘキシン−3−オール、1−ヘプチン−3−
オール、1−オクチン−3−オール若しくは5−メチル
−1−ヘキシン−3−オールから選ばれたいづれかを使
用する前記第(1)項に記載の製造法。 (4)脂肪酸ビニルエステルとしてラウリン酸ビニル、
カプリン酸ビニル若しくはカプロン酸ビニルから選ばれ
たいづれかを使用する前記第(1)項に記載の製造法。 (5)有機溶剤としてヘキサン、イソプロピルエーテル
若しくはトルエンから選ばれたいづれか一つ以上を使用
する前記第(1)項に記載の製造法である。
【0016】本発明は、合成化学的に安価に得られるラ
セミ体の各種アセチレンアルコールと同じく安価に得ら
れる脂肪酸ビニルエステルを有機溶媒中に溶解し、脂質
分解酵素による不斉エステル交換反応により、アルコー
ルの一方の光学活性体の脂肪酸エステルを生成せしめ本
エステルとエステル交換されなかったもう一方の光学活
性アルコールを取得する光学活性なアセチレンアルコー
ルの製造法である。
【0017】以下、本発明を詳細に説明する。本発明で
製造される一般式(4)の光学活性アセチレンアルコー
ルの具体例としては、例えば以下のものが挙げられる。
【0018】
【化9】
【0019】
【化10】
【0020】
【化11】
【0021】
【化12】
【0022】
【化13】
【0023】
【化14】
【0024】
【化15】
【0025】
【化16】
【0026】また、本発明で用いられる脂肪酸ビニルエ
ステルとしては例えばラウリン酸ビニル、カプリン酸ビ
ニル、カプロン酸ビニルなどの種々の直鎖脂肪酸ビニル
エステル、および側鎖を有する脂肪酸ビニルエステルを
用いることができるが、酵素の基質特異性や、反応条件
などから適当な物を選択することが望ましい。
【0027】本発明で使用する脂質分解酵素は、特に制
限はないが代表的にはエステラ−ゼが用いられる。エス
テラ−ゼとしては通常リパ−ゼが使用され、その起源、
種類によりキャンディダ(Candida) 属、ムコ−ル(Muco
r) 属、リゾプス(Rhizopus)属、アスペルギルス(Asperg
illus) 属、ア−スロバクタ−(Arthrobacter)属、シュ
−ドモナス(Pseudomonas) 属など微生物起源のものであ
ってもよいし、ブタ膵臓などの動物起源、あるいは植物
起源のものも使用できる。その具体例は表1に示すとお
りである。
【0028】
【表1】
【0029】本発明の不斉エステル交換反応は各種の有
機溶媒中で行うことができるが、例えばヘキサン、イソ
プロピルエ−テル、トルエン等を例としてあげることが
できる。反応におけるアセチレンアルコ−ルおよび脂肪
酸ビニルエステルの濃度は酵素の活性その他の条件によ
り適当に選ぶことができるが、通常は、各0.01〜
0.5モル、好ましくは0.01〜0.1モルの範囲で
用いられる。酵素の使用量はその種類、活性により種々
の量を用いることができるが、通常1〜1000mg/
ml、好ましくは5〜100mg/mlで用いられる。
反応温度については、酵素の作用温度であれば特に制限
はないが通常4〜50℃が望ましい。反応の進行はガス
クロマトグラフィ−による分析を行って追跡することが
できる。
【0030】[実施例]以下に、実施例を挙げて本発明を
更に詳細に説明するが本発明は、その要旨を越えない範
囲においてこれら実施例により何ら限定されるものでは
ない。 実施例1 1−ペンチン−3−オ−ル2.53g(30mmo
l)、ラウリン酸ビニル6.78g(30mmol)を
ヘキサン300mlに溶解し、リパ−ゼAY30(天野
製薬)4gを加え、30℃にて5時間200rpmで攪
拌を行い、反応液中の残存1−ペンチン−3−オ−ルが
反応開始時の50%に減少した時点で、反応を終了させ
た。反応液中の1−ペンチン−3−オ−ル量は反応液を
信和化工社製SBS−100カラムを用いたガスクロマ
トグラフィ−にて分析することにより算出し、反応の停
止は反応液をメンブレンフィルタ−で濾過してリパ−ゼ
を除去することにより行った。次に、濾液をイオン交換
水にて抽出し、さらにこの水層をエ−テルにて抽出後、
エ−テル層を蒸留することにより1−ペンチン−3−オ
−ルを分離精製した。この操作により(R)−1−ペン
チン−3−オ−ル0.33g( 収率24% )及び(S)
−1−ペンチン−3−オ−ルのラウリン酸エステル4.
20g(収率90%) を得た。
【0031】実施例2 アセチレンアルコ−ルとして1−ヘキシン−3−オ−ル
2.94g(30mmol) を用いること以外は実施例
1と同様にして30℃にて40時間200rpmで攪拌
を行い、反応液中に残存する1−ヘキシン−3−オ−ル
の量が反応開始時の約50%になった時点で実施例1と
同様にして反応を停止し、次いで、濾液をイオン交換水
にて抽出後、水層をエ−テルにて抽出し、エ−テル層を
減圧蒸留することにより、(R)−1−ヘキシン−3−
オ−ル0.38g( 収率26%)及び(S)−1−ヘキ
シン−3−オ−ルのラウリン酸エステル4.47g( 収
率92%) を得た。
【0032】実施例3 アセチレンアルコ−ルとして1−ヘプチン−3−オ−ル
3.36g (30mmol) を用いること以外は実施例
2と同様にして30℃にて40時間200prmで攪拌
を行い、反応液中に残存する1−ヘプチン−3−オ−ル
の量が反応開始時の50%になった時点で実施例1と同
様にして反応を停止した。次いで、濾液を濃縮し、シリ
カゲルカラムクロマトグラフィ−にかけ、ヘキサン:酢
酸エチル( 9:1) 溶液で溶出を行い、生成したエステ
ルを分離取得し、更に酢酸エチルで溶出し、未反応のア
ルコ−ルを回収した。その結果、(R)−1−ヘプチン
−3−オ−ル0.82g( 収率48.8%) 、(S)−
1−ヘプチン−3−オ−ルのラウリン酸エステル4.5
6g( 収率90%) を得た。
【0033】実施例4 アセチレンアルコ−ルとして1−オクチン−3−オ−ル
3.36g( 30mmol) を用いこと以外は実施例1
と同様にして30℃にて20時間200rpmで攪拌を
行い、反応液中に残存する1−オクチン−3−オ−ルの
量が反応開始時の50%になった時点で実施例1と同様
にして反応を停止して、残存する1−オクチン−3−オ
−ル及び生成したエステルを実施例3と同様にして分離
精製した。その結果、(R)−1−オクチン−3−オ−
ル1.72g(収率91%) 、(S)−1−オクチン−
3−オ−ルのラウリン酸エステル4.66g( 収率88
%) を得た。
【0034】実施例5 アセチレンアルコ−ルとして5−メチル−1−ヘキシン
−3−オ−ル3.36g( 30mmol) を用いること
以外は実施例1と同様にして、30℃にて40時間20
0rpmで攪拌を行い、反応液中の5−メチル−1−ヘ
キシン−3−オ−ルが反応開始時の50%に減少した時
点で実施例1と同様に反応を停止して、残存する5−メ
チル−1−ヘキシン−3−オ−ル及び生成したエステル
を実施例3と同様にして分離精製した。その結果、
(R)−5−メチル−1−ヘキシン−3−オ−ル1.5
1g( 収率90%) 、(S)−5−メチル−1−ヘキシ
ン−3−オ−ルのラウリン酸エステル4.71g( 収率
93%) を得た。
【0035】実施例6 実施例1〜5において得られた光学活性アセチレンアル
コ−ルについてその光学純度をダイセル工業株式会社製
HPLCカラム(商品名CHIRALCEL OD) にて決定した。
前記カラムを使用した光学純度の決定は取得したアルコ
−ルを9/1の容量比のヘキサン/2−プロパノ−ルに
溶解し、同じ溶媒を溶離液としてRI検出器により行っ
た。表2に結果を示す。
【0036】
【表2】
【0037】比較例1 1−ペンチン−3−オ−ル2.53g( 30mmol)
、吉草酸2.1g( 30mmol) を水飽和ヘキサン
300mlに溶解し、リパ−ゼAY30(天野製薬)4
gを加え、30℃にて100時間200rpmで攪拌を
行い、反応液中の残存1−ペンチン−3−オ−ルが反応
開始時の50%に減少した時点で、実施例1と同様にし
て反応液中に残存する(R)−アルコ−ル及び(S)−
エステルを分離精製した。
【0038】比較例2 アセチレンアルコ−ルとして1−ヘキシン−3−オ−ル
2.94g( 30mmol) を用いること以外は、比較
例1と同様にして30℃にて120時間200rpmで
攪拌を行い、反応液中の残存1−ヘキシン−3−オ−ル
が反応開始時の50%に減少した時点で、実施例2と同
様にして反応液中に残存する(R)−アルコ−ル及び
(S)−エステルを分離精製した。
【0039】比較例3 アセチレンアルコ−ルとして1−ヘプチン−3−オ−ル
3.36g( 30mmol) を用いること以外は、比較
例1と同様にして30℃にて220時間200rpmで
攪拌を行い、反応液中の残存1−ヘプチン−3−オ−ル
が反応開始時の50%に減少した時点で反応を停止し
て、濾液に4%重炭酸ナトリウム水溶液を加え、水層を
除くことにより、濾液中の未反応の吉草酸を除去し、次
いでヘキサン層を減圧蒸留して、(R)−アルコール及
び(S)−エステルを分離精製した。
【0040】比較例4 アセチレンアルコ−ルとして1−オクチン−3−オ−ル
3.79g (30mmol) を用いること以外は、比較
例1と同様にして30℃にて150時間200rpmで
攪拌を行い、反応液中の残存1−オクチン−3−オ−ル
が反応開始時の50%に減少した時点で、比較例3と同
様にして反応液中に残存する(R)−アルコ−ル及び
(S)−エステルを分離精製した。
【0041】比較例5 アセチレンアルコ−ルとして5−メチル−1−ヘキシン
−3−オ−ル3.36g( 30mmol) を用いること
以外は、比較例1と同様にして30℃にて120時間2
00rpmで攪拌を行い、反応液中の残存5−メチル−
1−ヘキシン−3−オ−ルが反応開始時の50%に減少
した時点で、比較例3と同様にして反応液中に残存する
(R)−アルコ−ル及び(S)−エステルを分離精製し
た。
【0042】比較例6 比較例1〜5において得られた各アセチレンアルコ−ル
の光学純度を実施例6と同様にして決定した。表2に結
果を示す。
【0043】
【表3】
【0044】実施例7 酵素としてリパ−ゼPS(天野製薬)を用いること以外
は実施例1と同様にして30℃にて5時間200rpm
で攪拌を行い、反応液中の1−ペンチン−3−オ−ルの
量が反応開始時の50%になった時点で、実施例1と同
様にして反応液中に残存する(R)−アルコ−ル及び生
成した(S)−エステルを分離精製した。
【0045】実施例8 溶媒としてトルエンを用いること以外は、実施例7と同
様にして30℃にて20時間200rpmで攪拌を行
い、反応液中の1ペンチン−3−オ−ルの量が反応開始
時の50%になった時点で、実施例1と同様にして反応
液中に残存する(R)−アルコール及び生成した(S)
−エステルを分離精製した。
【0046】実施例9 アセチレンアルコ−ルとして1−ヘキシン−3−オ−ル
2.94g( 30mmol) を用いること以外は実施例
7と同様にして30℃にて24時間200rpmで攪拌
を行い、反応液中に残存する1−ヘキシン−3−オ−ル
の量が反応開始時の約50%になった時点で実施例2と
同様にして反応液中に残存する(S)−アルコ−ル及び
(R)−エステルを分離精製した。
【0047】実施例10 アセチレンアルコ−ルとして1−ヘプチン−3−オ−ル
3.36g( 30mmol) を用いること以外は実施例
7と同様にして30℃にて24時間200rpmで攪拌
を行い、反応液中に残存する1−ヘプチン−3−オ−ル
の量が反応開始時の約50%になった時点で実施例3と
同様にして反応液中に残存する(S)−アルコ−ル及び
(R)−エステルを分離精製した。
【0048】実施例11 アセチレンアルコ−ルとして1−オクチン−3−オ−ル
3.79g( 30mmol) を用いること以外は実施例
7と同様にして30℃にて20時間200rpmで攪拌
を行い、反応液中に残存する1−オクチン−3−オ−ル
の量が反応開始時の約50%になった時点で実施例4と
同様にして反応液中に残存する(S)−アルコ−ル及び
(R)−エステルを分離精製した。
【0049】実施例12 アセチレンアルコ−ルとして5−メチル−1−ヘキシン
−3−オ−ル3.36g( 30mmol) を用いること
以外は実施例7と同様にして、30℃にて20時間20
0rpmで攪拌を行い、反応液中の5−メチル−1−ヘ
キシン−3−オ−ルが反応開始時の50%に減少した時
点で実施例5と同様に反応液中に残存する(S)−アル
コ−ル及び(R)−エステルを分離精製した。
【0050】実施例13 実施例7〜12において得られた各アセチレンアルコー
ルの光学純度を実施例6と同様にして決定した。結果を
表3に示す。
【0051】
【表3】
【0052】比較例7 酵素としてリパーゼPS(天野製薬)を用いること及
び、脂肪酸としてヘプタン酸を用いること以外は、比較
例1と同様にして30℃にて120時間200rpmで
攪拌を行い、反応液中の残存1−ペンチン−3−オール
が反応開始時の50%に減少した時点で、実施例1と同
様にして反応液中に残存する(R)−アルコール及び
(S)−エステルを分離精製した。
【0053】比較例8 アセチレンアルコールとして1−ヘキシン−3−オール
2.94g(30mmol)を用いること以外は、比較
例7と同様にして30℃にて220時間200rpmで
攪拌を行い、反応液中の残存1−ヘキシン−3−オール
が反応開始時の50%に減少した時点で、実施例2と同
様にして反応液中に残存する(S)−アルコール及び
(R)−エステルを分離精製した。
【0054】比較例9 アセチレンアルコールとして1−ヘプチン−3−オール
3.36g(30mmol)を用いること以外は、比較
例7と同様にして30℃にて600時間200rpmで
攪拌を行い、反応液中の残存1−ヘプチン−3−オール
が反応開始時の50%に減少した時点で反応を停止し
て、瀘液に4%重炭酸ナトリウム水溶液を加え、水層を
除くことにより、瀘液中の未反応のヘプクン酸を除去
し、次いでヘキサン層を減圧蒸留して、(S)−アルコ
ール及び(R)−エステルを分離精製した。
【0055】比較例10 アセチレンアルコールとして1−オクチン−3−オール
3.79g(30mmol)を用いること以外は、比較
例1と同様にして30℃にて500時間200rpmで
攪拌を行い、反応液中の残存1−オクチン−3−オール
が反応開始時の50%に減少した時点で、比較例3と同
様にして反応液中に残存する(R)−アルコール及び
(S)−エステルを分離精製した。
【0056】比較例11 比較例7〜10において得られた各アセチレンアルコー
ルの光学純度を実施例6と同様にして決定した。表5に
結果を示す。
【0057】
【表5】
【0058】
【発明の効果】本発明により合成化学的に安価に得られ
るラセミ体の各種アセチレンアルコールから医薬、農薬
およびその合成中間体として有用な光学活性アセチレン
アルコールを効率よく製造することができる。
【表4】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 【化1】 (式中、R1 は、プロトン、もしくは炭素数1〜12の
    飽和直鎖炭化水素基で、R2 は、炭素数1〜12の飽和
    直鎖炭化水素基又は、枝分れのある飽和炭化水素基又は
    炭素数1〜12の不飽和炭化水素基又は芳香族炭化水素
    基を示す、但し、R1 ≠R2 )で表されるラセミ体アル
    コールと、一般式 【化2】 (式中、R3 は、炭素数1〜12の飽和直鎖炭化水素
    基、炭素数1〜12の枝分れのある飽和炭化水素基又は
    炭素数1〜12の不飽和炭化水素基又は芳香族炭化水素
    基を示す)で表される脂肪酸ビニルエステルを有機溶媒
    中で混合して溶液とし、該溶液に脂質分解酵素を添加し
    て不斉エステル交換により、 一般式で表される光学活性アルコールの脂肪酸エステル
    を生成させ、同時に、 【化3】 【化4】 一般式で表されるエステル交換されなかったもう一方の
    光学活性アルコールを光学分割取得することを特徴とす
    る光学活性アルコールの製造法。
  2. 【請求項2】 脂質分解酵素としてリパーゼを用いる請
    求項第(1)項に記載の製造法。
  3. 【請求項3】 ラセミ体アルコールとして1−ペンチン
    −3−オール、1−ヘキシン−3−オール、1−ヘプチ
    ン−3−オール、1−オクチン−3−オール若しくは5
    −メチル−1−ヘキシン−3−オールから選ばれたいづ
    れかを使用する請求項第(1)に記載の製造法。
  4. 【請求項4】 脂肪酸ビニルエステルとしてラウリン酸
    ビニル、カプリン酸ビニル若しくはカプロン酸ビニルか
    ら選ばれたいづれかを使用する請求項第(1)項に記載
    の製造法。
  5. 【請求項5】 有機溶剤としてヘキサン、イソプロピル
    エーテル若しくはトルエンから選ばれたいづれか一つ以
    上を使用する請求項第(1)項に記載の製造法。
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