JPH0540004U - タイヤチエーン - Google Patents
タイヤチエーンInfo
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- JPH0540004U JPH0540004U JP7326091U JP7326091U JPH0540004U JP H0540004 U JPH0540004 U JP H0540004U JP 7326091 U JP7326091 U JP 7326091U JP 7326091 U JP7326091 U JP 7326091U JP H0540004 U JPH0540004 U JP H0540004U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 基本的に金属製でありながら従来のものに比
して装着が極めて容易であり且つ耐久性や軽量性、収納
性に優れたタイヤチェーンを提供する。 【構成】 チェーン内側部材をある程度の形状保持性と
ある程度の可撓性とを兼ね備えるものとし、チェーン外
側部材を略半周ごとに分割された2本のロープで構成す
る。チェーン内側部材は装着すべきタイヤの内側に回し
込んで、その両端近辺を該タイヤの外側から持ち上げ、
該タイヤの略常法においてチェーン内側部材の両端のフ
ック同士を連結する。チェーン外側部材の2本のロープ
の両端には夫々フックが設けられ、その一方のロープの
両端のフックには夫々短尺ロープが取り付けられる。こ
の短尺ロープの夫々を、接続すべきフック間に数回巻き
付けた後にその一方のフックに先端リングを掛止する。
チェーン内側部材をも略半周ごとに分割された2本のワ
イヤを連結したものとして構成し、収納性及び携帯性の
みならずチェーン内側部材の耐久性を向上させる。
して装着が極めて容易であり且つ耐久性や軽量性、収納
性に優れたタイヤチェーンを提供する。 【構成】 チェーン内側部材をある程度の形状保持性と
ある程度の可撓性とを兼ね備えるものとし、チェーン外
側部材を略半周ごとに分割された2本のロープで構成す
る。チェーン内側部材は装着すべきタイヤの内側に回し
込んで、その両端近辺を該タイヤの外側から持ち上げ、
該タイヤの略常法においてチェーン内側部材の両端のフ
ック同士を連結する。チェーン外側部材の2本のロープ
の両端には夫々フックが設けられ、その一方のロープの
両端のフックには夫々短尺ロープが取り付けられる。こ
の短尺ロープの夫々を、接続すべきフック間に数回巻き
付けた後にその一方のフックに先端リングを掛止する。
チェーン内側部材をも略半周ごとに分割された2本のワ
イヤを連結したものとして構成し、収納性及び携帯性の
みならずチェーン内側部材の耐久性を向上させる。
Description
【0001】
本考案はタイヤチェーンに関し、より詳しくは装着が容易で耐久性にも優れた 金属製タイヤチェーンに関する。
【0002】
従来より各種のタイヤチェーンが提案されている。近年ではゴム製やネット状 のタイヤチェーンも開発されているが、凍結路を走行する場合のグリップ性能を 考慮すると、金属製タイヤチェーンに勝るものはない。
【0003】 最近我が国でもスパイクタイヤの製造が全面的に禁止されることとなったため 、冬用タイヤとしてスタッドレスタイヤが広く普及するに至っている。スタッド レスタイヤは本来的に凍結路に対するグリップ性能が劣るため、この性能を向上 すべく、そのゴムコンパウンド等に改良が重ねられているが、特に凍結路の登坂 時には十分なグリップ性能を得ることができない。従って、今後の冬季路面走行 においては、スタッドレスタイヤを装着しつつ、路面状況に応じてタイヤチェー ンを併用することが常識化してゆくものと思われる。このようなタイヤチェーン の利用方法にあっては、凍結路に対するグリップ性能に優れた金属製タイヤチェ ーンが最も適している。
【0004】
ところが従来の金属製タイヤチェーンの最大の欠点は、自動車のタイヤへの装 着が困難であり、慣れない使用者が装着しようとすると1本について数分から十 数分、時には数十分を要することがあった。
【0005】 従来の金属製タイヤチェーンの装着を困難にしていた1つの理由は、タイヤの 内側に輪状に装着される内側チェーンの両端を接続する作業が、非常に困難を伴 うことにあった。即ち、車輪をジャッキアップせずにタイヤチェーンを装着しよ うとする場合、まず内側チェーンの両端を接続しなければならないが、自動車の タイヤハウスと車輪との間には僅かな隙間しかないため、この間に手を入れて内 側チェーンの両端を接続することは極めて困難であり、取付時の姿勢にもかなり の無理があり、手や衣服を汚してしまうことが多かった。
【0006】 この内側チェーンの両端の接続作業を容易にすることを目的として、例えば、 この接続作業をタイヤの外側で行い、その後タイヤチェーン全体をタイヤの外側 からタイヤにかぶせるようにして装着する金属製タイヤチェーンも提案されてい る。このようなタイプのタイヤチェーンは装着が容易なように思われるが、内側 チェーンの装着位置がタイヤの外径近くになってしまうため、走行時に内側チェ ーンが接地し、摩擦熱による内側チェーンの切断を早期にもたらす可能性が大き い。内側チェーンが切断されると、その切断端部がタイヤハウス等の車体を損傷 させるだけでなく、車軸に絡まって走行不能となったりブレーキングの支障とな る等の危険性が大である。このため、実際には、タイヤチェーン全体をタイヤに かぶせて内側チェーンをタイヤの内側に回し込んだ後に、内側チェーンを引き締 めてその装着状態における径を小さくするための付加的手段が必要となり、かえ って装着が面倒になってしまう。
【0007】 外側チェーンの両端を接続する作業はタイヤの外側で行うことができるので、 上述した内側チェーンの両端の接続作業におけるような困難はない。しかしなが ら、外側チェーンの両端を接続する作業においてもかなりの力を要し、また、接 続した後の余った先端部分を接続部分の近辺に固定したり、引き締めのためのゴ ムバンドを装着したりするための作業には指先を用いなければならず、厳寒時に はかなりの困難を伴っていた。
【0008】 また、ゴムバンドによる引き締め力(求心力)は、ある程度の速度での車両走 行時には、車輪回転に伴う遠心力に負けてゴムバンドが伸びてしまい、実際には 引き締め作用を果たさない。このため、タイヤチェーンを当初からかなりの緊縛 力で装着しないと、ゴムバンドの装着如何に拘わらず、走行時にタイヤチェーン がタイヤから浮き上がった状態となって空回りし、所期のグリップ力が失われて しまう。しかしながら、上記した諸事情のゆえに、従来の金属製タイヤチェーン を必要且つ十分な緊縛力で装着することは非常に困難であった。
【0009】 更に、従来の金属製タイヤチェーンは、タイヤサイズに応じた特定のサイズの ものしか使用することができず、タイヤサイズに対する応用性に乏しいという問 題もあった。
【0010】
そこで本考案者は従来の金属製タイヤチェーンにおける上記問題点に鑑みて研 究と実験を重ねた結果、チェーン内側部材にある程度の形状保持性とある程度の 可撓性を持たせることによってタイヤ内側における装着を容易化し、チェーン外 側部材についてはこれを2分割して構成すると共に2箇所の接続端をロープを用 いて引き締めつつ接続することによって軽微な力で簡単に装着可能とし且つ装着 後の引き締めや増し締め作業を不要化できることを見い出し、これについて平成 3年7月19日付にて実用新案登録出願を行った。本考案はこの先願の考案の改 良に関し、更に収納性及び耐久性の向上を図ったものである。
【0011】 即ち、本考案は、タイヤの内側に輪状に装着されるべきチェーン内側部材と、 タイヤの外側に輪状に装着されるべきチェーン外側部材と、これらチェーン内側 部材とチェーン外側部材との間に所要間隔を配して多数連結される金属製接地部 材とから成るタイヤチェーンにおいて、(1)上記チェーン内側部材がある程度 の形状保持性とある程度の可撓性を有する材料で形成された2本の内側部材を連 結して成り、その両端に内側掛止部材が取り付けられており、装着すべきタイヤ の内側に回し込んだ上記チェーン内側部材の両端近辺を該タイヤの外側から持ち 上げて該タイヤの略上方において上記内側掛止部材同士を連結して上記チェーン 内側部材を装着するよう構成されると共に、(2)上記チェーン外側部材が略半 周ごとに分割された2本の外側部材より成り、一方の外側部材の両端には第1及 び第2の外側掛止部材とが取り付けられ、他方の外側部材の両端には上記第1及 び第2の外側掛止部材と夫々対向すべき第3及び第4の外側掛止部材が取り付け られ、上記第1及び第3の外側掛止部材のいずれか一方並びに上記第2及び第4 の外側掛止部材のいずれか一方に夫々先端が輪状をなすロープ状部材が取り付け られており、上記ロープ状部材を上記第1及び第3の外側掛止部材並びに上記第 2及び第4の外側掛止部材に数回巻き付けた後にその先端輪状部を一方の外側掛 止部材に掛止することによって上記チェーン外側部材を装着するよう構成された ことを特徴とするタイヤチェーンである。
【0012】
図1は本考案の好適な一実施例によるタイヤチェーンの展開状態を示す。なお 、同図においてタイヤチェーンは僅かな円弧状を描くように示されているが、後 述するところから明らかなように、実際には少なくとも180°以上の円弧を描 くような略輪状に展開するものである。
【0013】 略等長の2本のワイヤを連結手段19によって連結して成るチェーン内側部材 1は、所要の形状保持性と所要の可撓性とを兼ね備えた材料より形成されること が必要であり、例えば、1本又は数本の2〜3mm径のスチールワイヤと1本の リード鋼線とを並列させて用い、或は、1.5〜2.0mm程度の径のピアノ鋼 線を5〜10本、例えば7本より合わせてチェーン内側部材1とすることができ る。更には、チェーン接地部材3についての構成例(図3)におけると同様に、 鋼線の芯材をコイルスプリングにて被覆したものをチェーン内側部材1として用 いると、本考案で意図する所要の形状保持性と所要の可撓性とを兼ね備えること ができると共に強度及び耐久性に優れた効果を発揮するので、特に好適である。 符号2は一定長の金属製又は合成樹脂製(例えばウレタン、塩化ビニル)のチュ ーブを示し、多数並列状態でチェーン内側部材1を囲繞して外部との接触や腐食 から保護すると共に、チェーン接地部材3に対するスペーサとして働く。上記の ように、チェーン内側部材1を複数本の線材を並列させて構成することは、それ らのうちの1本が金属疲労その他の原因によって切断された場合であっても、チ ェーン内側部材としての働きが損なわれず、切断された線材も保護チューブ2の 内部に収納された状態であるから車輪回転に伴って切断端部が振り回されて車体 を損傷させるような危険性が回避される。チェーン内側部材1の両端には相互に 掛止可能なフック4,5が固着されている。
【0014】 チェーン外側部材は略等長の2本のロープ6,7から成る。これらのロープは 一般荷役等に用いられるナイロン等の合成繊維ロープであって良く、このような ロープであってもチェーン外側部材として用いるに十分な耐久性を持つことが確 認されている。一方のロープ6の両端にはフック8,9が固着され、他方のロー プ7の両端にも同様のフック10,11が固着されている。フック8,9には夫 々、輪状先端13,15を有する比較的短いロープ12,14が結び付けられて いる。短尺ロープ12,14は、フック8,9に対して、容易には離脱しないよ うに結び付けられるが、これをある程度以上の力で引っ張るとフック8,9の隙 間を通って引き抜くことができるので、損傷した場合等の交換が容易である。短 尺ロープ12,14はロープ6,7と同質のものであって良いが若干細径とする ことが装着作業を容易にする上で好ましい。例えば、ロープ6,7として約8m m径のナイロンロープが用いられ、短尺ロープ12,14として約5.5mm径 のナイロンロープが用いられる。
【0015】 なお、分割された2本のチェーン外側部材は繊維素材のロープに限定されず、 チェーン内側部材1と同様のスチールワイヤで構成しても良いが、主として軽量 化を図り運搬性及び作業性を向上させるためには、本実施例のようなロープを用 いることが好ましい。
【0016】 多数のチェーン接地部材3が、所要間隔を配して、チェーン内側部材1とチェ ーン外側部材(ロープ)6,7との間に連結されている。本実施例でははしご状 に配列されたチェーン接地部材3が示されているが、亀甲状その他の配列状態で あっても良い。
【0017】 上記のように構成されたタイヤチェーンの装着方法を以下説明すると、まず、 このタイヤチェーンを、装着すべきタイヤ20(図2)の内側に回し込む。チェ ーン内側部材1はある程度の形状保持性を有するスチールワイヤで形成されてい るので、展開状態においても、その本来の形状即ち輪状に近い形状を保持してい る。チェーン外側部材を構成する2本のロープ6,7は自在に折曲し撓み得るの で、この段階におけるタイヤチェーン全体としての配置状態は、チェーン内側部 材の形状ないし配置状態に依存する。即ち、タイヤチェーンは、車輪の車軸(図 示せず)の略下方を頂点としてその両側が車輪の外側に向けて略半円状に展開し た状態となる。従って、この状態において、チェーン内側部材1の両端はタイヤ 20の側方(車両の前進又は後退方向)或は外側に位置しているので、チェーン 内側部材1の両端近辺部分を容易に両手で上方に持ち上げることができる。そし て、チェーン内側部材1のスチールワイヤの有する所要の可撓性を利用して、持 ち上げたチェーン内側部材1の両端近辺部分を、タイヤ20とタイヤハウス(図 示せず)との隙間を通して、タイヤ20の外側方向に引っ張り上げる。このとき 、タイヤ20の下方に位置しているチェーン内側部材1の略中央部分は車輪の車 軸と当たるが、その可撓性のゆえに容易に楕円状に撓むので、両端のフック4, 5をタイヤ20の略上方に位置させることができ、それらの掛止作業を目で確認 しながら簡単に行うことができる。
【0018】 このようにしてチェーン内側部材1の両端のフック4,5同士を掛止した後、 チェーン外側部材の連結作業を行う。まず、タイヤ20上方において、ロープ6 の一端のフック8とロープ7の一端のフック11とを、フック8に結び付けられ た短尺ロープ12を用いて連結する。詳しくは、短尺ロープ12を反対側のフッ ク11に引っ掛け、更に自身が結び付けられているフック8に引っ掛け、これを 必要に応じて数回繰り返してフック8,11間に巻き付けた後、輪状先端13を これらフック8,11のいずれか一方に通して掛止する。同様の作業を、タイヤ 20の下方において、ロープ6の他端のフック9とロープ7の他端のフック10 との間において、短尺ロープ14の巻き付け及びその輪状先端15の掛止によっ て行う。
【0019】 以上でタイヤチェーンの装着が完了する。図2は装着状態を示す。短尺ロープ 12,14の巻き付けは通常の場合、フック間を2〜3周させるだけで十分であ る。実験によれば、過去にタイヤチェーンの装着を一度も行ったことのない者で も、装着時間は1本当たり10〜20秒程度であり、従来の金属製タイヤチェー ンに比して極めて短時間で装着を行うことができるものであることが確認された 。また、本考案のタイヤチェーンの場合、短尺ロープ12,14を用いることに よって比較的軽微な力でも十分な引き締め力を与えることができるので、装着後 に他の手段(例えばゴムバンド)を用いて更に引き締め力を増強させたり、ある 程度の距離の走行後に増し締めを行ったりする必要が殆どない。更に、チェーン 内側部材がある程度の形状保持性とある程度の可撓性とを兼ね備えた材料で形成 されているため、その両端の連結作業が極めて容易でありながら、タイヤ径に対 して十分に内径側に装着させることができるので、走行中に路面に接地すること がなく、耐久性を高めることができる。
【0020】 本考案のタイヤチェーンは取り外しも容易である。即ち、上記した装着の場合 とは逆に、まず短尺ロープ12及び14をフック8,11及び9,10から取り 外してチェーン外側部材であるロープ6,7の連結状態を解除した後、チェーン 内側部材1を全体に上方に持ち上げるようにしてその両端フック4,5の連結部 分をタイヤ上方に位置させ、フック4,5同士の掛止状態を解除すれば良い。短 尺ロープ12には赤や黄色等の目立つ色のものを用いたり或は予め適当な目印を 付けておくと良い。こうしておいて、該短尺ロープ12がタイヤの略上方にある 位置で自動車を停止させてタイヤチェーンの取り外し作業を行うと、外側のロー プ6,7を外したときにチェーン内側部材のフック連結部分がタイヤの略上方に 位置することになり、フック4,5を外す作業がより容易となる。
【0021】 更に、本考案では、2本のワイヤをフックのような連結手段19によって連結 してチェーン内側部材1を構成しているので、タイヤチェーンの収納性及び携帯 性が大幅に向上される。即ち、チェーン内側部材1は前述のように所要の形状保 持性を有する材料で形成されるため、その収納性及び携帯性において若干の難点 があったことに鑑み、これを2分割して連結手段19を介して係脱可能又は不可 能状態に連結して構成することにより、不使用時には半円状に折り畳んで収納す ることを可能とした。
【0022】 また、本出願人による前記先願のものも含めて種々のタイヤチェーンを耐久試 験したところ、チェーン装着状態での長時間走行後に切断が最初に生ずる部分は チェーン内側部材の掛止フック(4,5)の略対向箇所に集中しており、この箇 所に金属疲労が集中することが分かった。本考案のタイヤチェーンにおいては、 チェーン内側部材1を略等長の2本のワイヤに分割して構成し、掛止フック4, 5の略対向箇所において連結手段19によって連結して用いるようにしているた め、金属疲労の集中を連結手段19の比較的自由な運動によって抑制することが でき、この結果チェーン内側部材1の耐久性を大幅に向上させることが可能とな った。
【0023】 本実施例ではチェーンの接地部材3に関しても新規な構成が採用されている。 従来の金属製タイヤチェーンの接地部材は一般に鉄チェーンを直列状に接続して 成るが、このようなチェーン接地部材は、無雪路面を走行した時の振動と音が極 めて大きく不快であり、路面の損傷も大きいだけでなく、無雪路面を例えば約5 0km/時の速度で走行すると数十kmで切れてしまい、耐久性に劣るものであ った。また、チェーン接地部材の接続部分において金属疲労が生じ、この点でも 耐久性に問題があった。本実施例で提案するチェーン接地部材の構成はこれらの 問題点を一挙に解決するものであり、図3に示すように、この接地部材3の各々 は、一本の比較的細径の芯材16を、保護スプリング17で囲繞し、更にその外 側に多数のリング部材18を略密着状態にて配列させて成る。
【0024】 芯材16は例えば約3mm径のスチールワイヤより成る。保護スプリング17 は、長さ方向に伸縮自在であると共に可撓性に優れるので、図2のようにタイヤ の径方向周面に沿って良好な当接状態を確保すると共に路面の凹凸に対しても優 れた追従性を発揮する。図示の例では丸鋼によるコイルスプリングが保護スプリ ング17として用いられているが、好ましくは、保護スプリング17は、例えば 幅約2〜3mm,厚さ約0.5〜1mm程度の平鋼を外径が約5〜6mm程度と なるようにスパイラル状に巻いて得られるものである。平鋼を用いることでほぼ フラットな外周面を与えることができ、走行時におけるリング部材18との不所 望な摩擦を回避する。リング部材18は、丸鋼線を巻いたコイルスプリングを1 周ごとに切断することによって簡便に得られるが、好ましくは各リング部材18 における継目が食い違うことなく密実に接合され実質的に継目のない完全なリン グ状をなすものが、保護スプリング17との良好な摩擦関係を与える。リング部 材18の外径は約10mm程度であり、保護スプリング17との間には0.2〜 0.5mm程度の隙間が存在する。
【0025】 このような構成のチェーン接地部材3とした場合、実験走行の結果、約60k m/時の速度で無雪路面を600km以上走行しても実用性が損なわれず、極め て耐久性に優れることが確認された。これは、路面との直接的な接触がなされる 部材が個々に独立して運動し得る多数のリング部材18を非接続状態で並べて構 成したために、従来の構成の金属製チェーン接地部材に比べて金属疲労が蓄積さ れないことによる。また、このチェーン接地部材3においては、中間のコイルス プリング17の弾性及び可撓性のために、個々のリング部材18の運動は自由度 が大きく、路面の凹凸に追従することができるので、無雪路面を走行した場合で あっても路面を殆ど損傷させることがない。更に、凍結路面を走行する場合も、 個々のリング部材18が路面状況に追従しながら独立して運動してグリップ力を 発揮するので、従来の金属製チェーンと同等若しくはそれ以上の性能を発揮する 。
【0026】
本考案のタイヤチェーンは、装着が極めて容易でありながら氷雪路走行時のグ リップ性能に優れ、耐久性が向上され、軽量で取り扱い易い。また、タイヤチェ ーンを構成する各アセンブリの交換が容易であるので、損傷したアセンブリを交 換することにより更に寿命を延ばすことができる等、実用的効果に極めて優れた ものである。更に、チェーン内側部材を2本に分割してこれらを掛止フックと略 対向する箇所にて連結して用いるように構成したため、収納性及び携帯性が大幅 に向上し、更に耐久性の向上にも寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例によるタイヤチェーンの展
開状態を示す平面図である。
開状態を示す平面図である。
【図2】 このタイヤチェーンをタイヤに装着した状態
を示す側面図である。
を示す側面図である。
【図3】 このタイヤチェーンの接地部材の構成を示す
部分拡大斜視図である。
部分拡大斜視図である。
1 チェーン内側部材 2 保護チューブ 3 接地部材 4 フック 5 フック 6 チェーン外側部材(ロープ) 7 チェーン外側部材(ロープ) 8 フック 9 フック 10 フック 11 フック 12 短尺ロープ 13 輪状先端 14 短尺ロープ 15 輪状先端 16 芯材 17 保護スプリング 18 リング部材 19 連結手段 20 タイヤ
Claims (1)
- 【請求項1】 タイヤの内側に輪状に装着されるべき
チェーン内側部材と、タイヤの外側に輪状に装着される
べきチェーン外側部材と、これらチェーン内側部材とチ
ェーン外側部材との間に所要間隔を配して多数連結され
る金属製接地部材とから成るタイヤチェーンにおいて、 (1)上記チェーン内側部材がある程度の形状保持性と
ある程度の可撓性を有する材料で形成された2本の内側
部材を連結して成り、その両端に内側掛止部材が取り付
けられており、装着すべきタイヤの内側に回し込んだ上
記チェーン内側部材の両端近辺を該タイヤの外側から持
ち上げて該タイヤの略上方において上記内側掛止部材同
士を連結して上記チェーン内側部材を装着するよう構成
されると共に、 (2)上記チェーン外側部材が略半周ごとに分割された
2本の外側部材より成り、一方の外側部材の両端には第
1及び第2の外側掛止部材とが取り付けられ、他方の外
側部材の両端には上記第1及び第2の外側掛止部材と夫
々対向すべき第3及び第4の外側掛止部材が取り付けら
れ、上記第1及び第3の外側掛止部材のいずれか一方並
びに上記第2及び第4の外側掛止部材のいずれか一方に
夫々先端が輪状をなすロープ状部材が取り付けられてお
り、上記ロープ状部材を上記第1及び第3の外側掛止部
材並びに上記第2及び第4の外側掛止部材に数回巻き付
けた後にその先端輪状部を一方の外側掛止部材に掛止す
ることによって上記チェーン外側部材を装着するよう構
成されたことを特徴とするタイヤチェーン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7326091U JPH0540004U (ja) | 1991-08-20 | 1991-08-20 | タイヤチエーン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7326091U JPH0540004U (ja) | 1991-08-20 | 1991-08-20 | タイヤチエーン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0540004U true JPH0540004U (ja) | 1993-05-28 |
Family
ID=13513032
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7326091U Pending JPH0540004U (ja) | 1991-08-20 | 1991-08-20 | タイヤチエーン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0540004U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012229013A (ja) * | 2011-04-19 | 2012-11-22 | Rud Ketten Rieger & Dietz Gmbh & Co Kg | 共通で被覆されており牽引手段に似た保持部材を有するタイヤチェーン |
-
1991
- 1991-08-20 JP JP7326091U patent/JPH0540004U/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012229013A (ja) * | 2011-04-19 | 2012-11-22 | Rud Ketten Rieger & Dietz Gmbh & Co Kg | 共通で被覆されており牽引手段に似た保持部材を有するタイヤチェーン |
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